JP2022151029A - 内燃機関のオイルセパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルの分離性能を向上させることができる内燃機関のオイルセパレータを提供する。【解決手段】オイルセパレータは、ブローバイガスが流入する第1流入口11及び第2流入口12と、ブローバイガスが流出するガス流出口14と、ブローバイガスから分離されたオイルが排出されるオイル排出口13とを有するケース10を備える。ケース10の内部は、上流側流路15と下流側流路16とに第1分離壁21によって区画されている。上流側流路15には、第1流入口11、第2流入口12、及びオイル排出口13が連通している。下流側流路16には、ガス流出口14が連通している。第1分離壁21には、オイル排出口13の上方において上流側流路15と下流側流路16とを連通する1つの第1連通路21aが設けられている。各流入口11,12の上方には、第1分離壁21が位置している。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関のオイルセパレータに関する。
従来、内燃機関のシリンダブロックの側面に設けられるオイルセパレータが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のオイルセパレータは、ブローバイガスからオイルを分離するための分離室を形成するケースと、分離室を仕切るセパレータ板とを備えている。ケースの下部には、ガス導入とオイル排出とを兼用する第1出入口及び第2出入口が、高さ方向と交差するケースの幅方向において互いに離間して設けられている。ケースの上部には、ガス排出口が設けられている。
分離室は、セパレータ板によって、分離室の下方となる上流側空間と、上方となる下流側空間とに仕切られている。セパレータ板は、幅方向における第1出入口と第2出入口との間の空間の上方に配置されている。
セパレータ板には、上流側空間と下流側空間とを連通する第1開口部及び第2開口部が形成されている。第1開口部は、第1出入口の上方に位置している。第2開口部は、第2出入口の上方に位置している。
第1出入口または第2出入口からケースの内部に流入したブローバイガスは、第1開口部及び第2開口部を通過してガス排出口に向かって流れる。このとき、ブローバイガスがセパレータ板に衝突することで、ブローバイガスからオイルが分離される。そして、同オイルは、第1出入口または第2出入口からケースの外部に排出される。
特開2019-78236号公報
ところで、こうしたオイルセパレータにおいて、ブローバイガスの流量が増加した場合には、当該ブローバイガスに含まれるオイルの量も増加する。このため、オイルセパレータにおけるオイルの分離性能を向上することが望まれている。
上記課題を解決するための内燃機関のオイルセパレータは、ブローバイガスが流入する複数の流入口と、前記ブローバイガスが流出するガス流出口とを有するケースを備え、前記ケースの内部に設けられた分離壁にて前記ブローバイガスに含まれるオイルを分離し、当該分離したオイルを前記ケースに設けられたオイル排出口を通じて前記ケースの外部に排出するオイルセパレータであって、鉛直方向の上方を単に上方とするとき、前記ケースの内部は、前記ブローバイガスの流れ方向の上流側に位置する上流側流路と、前記上流側流路よりも前記流れ方向の下流側、且つ上方に位置する下流側流路とに前記分離壁によって区画されており、前記上流側流路には、前記複数の流入口と前記オイル排出口とが連通しており、前記下流側流路には、前記ガス流出口が連通しており、前記複数の流入口の各々と前記オイル排出口とは、鉛直方向に交差する方向に並んでおり、前記分離壁には、前記オイル排出口の上方において前記上流側流路と前記下流側流路とを連通する1つの連通路が設けられており、前記複数の流入口の上方には、前記分離壁が位置している。
同構成によれば、ケースには、複数の流入口が設けられている。このため、単一の流入口を有するオイルセパレータと比較して、ケースの内部に流入するブローバイガスの流量を増加させやすくなる。
また、ケースの内部に流入したブローバイガスは、流入口の上方に位置する分離壁の下面に衝突する。これにより、ブローバイガスに含まれるオイルが、ブローバイガスから分離される。ブローバイガスから分離されたオイルは、ケースの下部に溜められてオイル排出口を通じてケースの外部に排出される。そして、ブローバイガスは、連通路を通じて上流側流路から下流側流路に向かって流れてガス流出口からケースの外部に流出する。
ここで、連通路は、オイル排出口の上方において1つ設けられている。これにより、各流入口を通じてケースの内部に流入したブローバイガスは、連通路に到達する前に分離壁に衝突しやすくなる。すなわち、ブローバイガスは、分離壁に衝突した後に連通路を通じて下流側流路に向かって流れやすくなる。したがって、オイルの分離性能を向上させることができる。
一実施形態のオイルセパレータを示す斜視図。 内ケースを示す斜視図。 内ケースを示す正面図。 外ケースを示す斜視図。 ケースの内部を示す断面斜視図。 ケースの内部における下流側流路を示す断面図。 変更例のオイルセパレータにおける内ケースを示す正面図。
以下、図1~図6を参照して、内燃機関のオイルセパレータの一実施形態について説明する。
本実施形態のオイルセパレータは、内燃機関の機関本体を構成するシリンダブロックの側面に取り付けられ、ブローバイガスに含まれるオイルを気液分離するものである。
(ケース10)
図1に示すように、オイルセパレータは、図示しないシリンダブロックの側面に取り付けられるケース10を備えている。
以降において、ブローバイガスの流れ方向を単に流れ方向と称する。シリンダブロックの側面に対してケース10が対向する方向を対向方向と称する。鉛直方向と対向方向との双方に直交する方向を幅方向と称する。また、鉛直方向の上方及び下方をそれぞれ単に上方及び下方と称する。対向方向のうちシリンダブロックに近接する側を内側と称し、シリンダブロックから離間する側を外側と称する。
ケース10は、シリンダブロックの側面に取り付けられる内ケース30と、内ケース30を挟んでシリンダブロックとは反対側に設けられる外ケース50とを備えている。内ケース30と外ケース50とは互いに接合されている。内ケース30及び外ケース50は、例えば、共に樹脂材料により形成されている。内ケース30及び外ケース50は、それぞれ「第1部材」及び「第2部材」に相当する。
次に、ケース10の内部構造について、便宜上、内ケース30の内部構造を示す図2及び図3を参照して説明する。
図2及び図3に示すように、ケース10は、ブローバイガスが流入する第1流入口11及び第2流入口12と、オイルが排出されるオイル排出口13と、ブローバイガスが流出するガス流出口14とを有している。第1流入口11、第2流入口12、及びオイル排出口13は、ケース10の下部に設けられている。ガス流出口14はケース10の上部に設けられている。
図3に示すように、第1流入口11、第2流入口12、及びオイル排出口13は、鉛直方向に交差する方向においてこの順に並んで設けられている。換言すると、オイル排出口13は、第1流入口11及び第2流入口12の並び方向において、第1流入口11及び第2流入口12の一方側に位置している。
ケース10の内部には、ブローバイガスに含まれるオイルを分離する第1分離壁21と第2分離壁22とが設けられている。第1分離壁21は、各流入口11,12の上方に設けられている。第2分離壁22は、オイル排出口13の上方に設けられている。第2分離壁22は、第1分離壁21よりも上方に位置している。
ケース10の内部は、上流側流路15と下流側流路16とに第1分離壁21によって区画されている。上流側流路15は、ケース10の内部において流れ方向の上流側に位置している。下流側流路16は、上流側流路15よりも流れ方向の下流側、且つ上方に位置している。上流側流路15には、各流入口11,12とオイル排出口13とが連通している。
第1分離壁21には、上流側流路15と下流側流路16とを連通する1つの第1連通路21aが設けられている。第1連通路21aは、オイル排出口13の上方に設けられている。第2分離壁22は、第1連通路21aの上方に位置している。
下流側流路16は、第1下流側流路16aと第2下流側流路16bとに第2分離壁22によって区画されている。第1下流側流路16aは、下流側流路16の内部において流れ方向の上流側に位置している。第2下流側流路16bは、第1下流側流路16aよりも流れ方向の下流側、且つ上方に位置している。第2下流側流路16bには、ガス流出口14が連通している。
第2分離壁22には、第1下流側流路16aと第2下流側流路16bと連通する1つの第2連通路22aが設けられている。第2連通路22aは、第1分離壁21の上方に設けられている。第1連通路21aと第2連通路22aとは鉛直方向において互いに重ならない位置に設けられている。以上のことから、第1連通路21aと第2連通路22aとは、下流側流路16において幅方向において互いに反対側に位置している。
(内ケース30)
図2及び図3に示すように、内ケース30は、シリンダブロックの側面に対向する内側対向壁31と、内側対向壁31の周縁から全周にわたって外側に突出した周壁32とを有している。図示は省略するが、周壁32における外ケース50に対向する面には、外ケース50に接合される接合部が全周にわたって設けられている。
内側対向壁31は、鉛直方向に長い略長方形状をなす第1部分31aと、第1部分31aの下部から幅方向の一方側に延びる第2部分31bとを有している。内側対向壁31は、全体として略L字状をなしている。
周壁32は、幅方向において対向する第1側壁33及び第2側壁34を有している。第1側壁33及び第2側壁34は、上流側流路15及び下流側流路16の双方を構成している。
第1側壁33は、第1部分31aの幅方向における一端から外側に突出した上側第1側壁33aと、第2部分31bの幅方向における一端から外側に突出した下側第1側壁33bとを有している。
第2側壁34は、第1部分31aの幅方向における一端とは反対側の他端から外側に突出している。第2側壁34は、上側第1側壁33aと下側第1側壁33bとの双方に対向している。
周壁32は、上側第1側壁33aと下側第1側壁33bとを連結する連結壁35を有している。連結壁35は、幅方向に延びるとともに、周壁32のうち内ケース30の底面を構成する部分と対向している。
図3に示すように、内側対向壁31の下部には、上述した第1流入口11、第2流入口12、及びオイル排出口13が互いに間隔をおいて設けられている。第1流入口11、第2流入口12、及びオイル排出口13は、第1側壁33から第2側壁34に向かって、この順に設けられている。第2流入口12は、第1流入口11よりも下方に位置している。オイル排出口13は、第2流入口12よりも下方に位置している。
内側対向壁31の上部には、上述したガス流出口14が設けられている。ガス流出口14は、オイル排出口13の上方に位置している。ガス流出口14は、鉛直方向において、後述する第2仕切り板42を挟んでオイル排出口13とは反対側に位置している。
(第1仕切り板41)
第1側壁33と第2側壁34との間であって、第2流入口12の上方には、第1仕切り板41が設けられている。第1仕切り板41は、内側対向壁31の第1部分31aから外側に突出している。第1仕切り板41は、第1側壁33から第2側壁34に向かうほど上方に位置するように延びている。第1仕切り板41は、「第1部材」の「仕切り板」に相当する。
内ケース30の内部は、第1仕切り板41によって上流側流路15と第1下流側流路16aとに区画されている。内ケース30においては、連結壁35と第1仕切り板41とによって上述した第1分離壁21の一部が構成されている。
第1仕切り板41における第2側壁34に対向する端部41aと、第2側壁34との間には隙間が設けられている。同隙間によって上述した第1連通路21aが構成されている。なお、第1仕切り板41における端部41aとは反対側の端部と、周壁32との間には、僅かに隙間が設けられている。
端部41aは、幅方向において第2流入口12とオイル排出口13との間に位置している。すなわち、端部41aによって形成される第1連通路21aの開口縁は、第2流入口12とオイル排出口13との間の部分における上方に位置している。
(第2仕切り板42)
第1仕切り板41の上方であって、オイル排出口13の上方には、第2仕切り板42が設けられている。第2仕切り板42は、第2側壁34から第1側壁33に向かって突出している。第2仕切り板42は、第1側壁33に向かうほど下方に位置するように第2側壁34から延びている。第2仕切り板42は、全体にわたって内側対向壁31に連結されている。
内ケース30の内部は、第2仕切り板42によって第1下流側流路16aと第2下流側流路16bとに区画されている。内ケース30においては、第2仕切り板42によって上述した第2分離壁22の一部が構成されている。
第2仕切り板42における上側第1側壁33aに対向する端部42aと、上側第1側壁33aとの間には隙間が設けられている。同隙間によって上述した第2連通路22aの一部が構成されている。
端部42aは、幅方向において第2流入口12とオイル排出口13との間に位置している。すなわち、端部42aによって形成される第2連通路22aの開口縁は、第2流入口12とオイル排出口13との間の部分における上方に位置している。
図示は省略するが、第2仕切り板42における外ケース50に対向する面には、外ケース50に接合される接合部が設けられている。以上のことから、内ケース30は、周壁32及び第2仕切り板42において外ケース50に接合されている。
(第1遮蔽板43)
第2下流側流路16bには、内側対向壁31の第1部分31aから外側に突出した第1遮蔽板43が設けられている。第1遮蔽板43は、鉛直方向に延びている。第1遮蔽板43は、周壁32のうち第2仕切り板42に対向する部分に連結されている。第1遮蔽板43における内側対向壁31からの突出量は、周壁32における内側対向壁31からの突出量よりも大きい。したがって、第1遮蔽板43の突端は、外ケース50の内部に位置している。なお、対向方向における第1遮蔽板43の突端と、外ケース50の内面との間には、隙間が設けられている。
(固定部36)
内ケース30の周縁部には、内ケース30の外周側に突出するとともにシリンダブロックに固定される複数の固定部36が設けられている。各固定部36には、シリンダブロックに対して内ケース30を固定するための図示しないボルトが挿入される挿入孔36aが設けられている。
(外ケース50)
図4に示すように、外ケース50は、内ケース30の内側対向壁31に対向する外側対向壁51と、外側対向壁51の周縁から全周にわたって内側に突出した周壁52とを有している。
外側対向壁51は、略長方形状をなす第1部分51aと、第1部分51aの下部から幅方向の一方側に延びる第2部分51bとを有している。外側対向壁51は、全体として略L字状をなしている。
周壁52は、幅方向において対向する第1側壁53及び第2側壁54を有している。第1側壁53及び第2側壁54は、上流側流路15及び下流側流路16の双方を構成している。
外ケース50の構成の一部は、内ケース30の構成に対応した形状を有している。このため、以降では、外ケース50の構成のうち内ケース30の構成に対応するものについては、内ケース30の構成を示す符号「3*」及び「4*」に「20」を加算した符号「5*」及び「6*」を付すことにより重複する説明を省略する場合がある。
(第1仕切り板61)
第1側壁53と第2側壁54との間には、外ケース50の内部を上流側流路15と第1下流側流路16aとに区画する第1仕切り板61が設けられている。第1仕切り板61は、対向方向において内ケース30の第1仕切り板41と対向している。第1仕切り板61は、第1側壁53と第2側壁54とを連結している。第1仕切り板61は、「第2部材」の「仕切り板」に相当する。
外ケース50においては、連結壁55と第1仕切り板61とによって上述した第1分離壁21の一部が構成されている。以上のことから、本実施形態では、内ケース30の連結壁35及び第1仕切り板41と、外ケース50の連結壁55及び第1仕切り板61とによって、第1分離壁21が構成されている。また、図5に示すように、内ケース30の第1仕切り板41と第2側壁34との隙間、及び外ケース50の第1仕切り板61によって、第1連通路21aが構成されている。
(第2仕切り板62)
図4に示すように、第1仕切り板61の上方には、外ケース50の内部を第1下流側流路16aと第2下流側流路16bとに区画する第2仕切り板62が設けられている。第2仕切り板62は、対向方向において内ケース30の第2仕切り板42に対して全体にわたって接合されている。
外ケース50においては、第2仕切り板62によって上述した第2分離壁22の一部が構成されている。以上のことから、本実施形態では、内ケース30の第2仕切り板42と、外ケース50の第2仕切り板62とによって、第2分離壁22が構成されている。
第2仕切り板62における上側第1側壁53aに対向する端部62aと、上側第1側壁53aとの間には隙間が設けられている。同隙間によって上述した第2連通路22aの一部が構成されている。以上のことから、内ケース30における端部42aと上側第1側壁33aとの隙間、及び外ケース50における端部62aと上側第1側壁53aとの隙間によって、第2連通路22aが構成されている。
(第2遮蔽板63及び第3遮蔽板64)
第2下流側流路16bには、外側対向壁51の第1部分51aから内側に突出した第2遮蔽板63及び第3遮蔽板64が設けられている。第2遮蔽板63及び第3遮蔽板64は、幅方向に互いに間隔をおいて設けられている。第3遮蔽板64は、第2遮蔽板63よりも流れ方向の下流側に設けられている。
第2遮蔽板63及び第3遮蔽板64は、鉛直方向に延びている。第2遮蔽板63及び第3遮蔽板64は、周壁52のうち第2仕切り板62に対向する部分に連結されている。
図6に示すように、第2遮蔽板63及び第3遮蔽板64における外側対向壁51からの突出量の各々は、周壁52における外側対向壁51からの突出量よりも大きい。第2遮蔽板63の突出量は、第3遮蔽板64の突出量よりも大きい。したがって、第2遮蔽板63及び第3遮蔽板64の各々の突端は、内ケース30の内部に位置している。なお、対向方向における第2遮蔽板63及び第3遮蔽板64の各々の突端と、内ケース30の内面との間には、隙間が設けられている。
上述した内ケース30の第1遮蔽板43は、第2遮蔽板63と第3遮蔽板64との間に位置している。以上のことから、第2下流側流路16bにおいては、各遮蔽板63,43,64によって、ブローバイガスが蛇行して流れる流路が形成されている。
本実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、各流入口11,12からケース10の内部に流入したブローバイガスは、各流入口11,12の上方に位置する第1分離壁21の下面に衝突する。これにより、ブローバイガスに含まれるオイルが、ブローバイガスから分離される。ブローバイガスから分離されたオイルは、自重により落下することでケース10の下部に溜められて、オイル排出口13を通じてケース10の外部に排出される。そして、ブローバイガスは、第1連通路21aを通じて上流側流路15から第1下流側流路16aに向かって流れる。
ここで、第1連通路21aは、オイル排出口13の上方において1つ設けられている。これにより、各流入口11,12を通じてケース10の内部に流入したブローバイガスは、第1連通路21aに到達する前に第1分離壁21に衝突しやすくなる。すなわち、ブローバイガスは、第1分離壁21に衝突した後に第1連通路21aを通じて第1下流側流路16aに向かって流れやすくなる(以上、作用1)。
第1連通路21aを通じて第1下流側流路16aに流入したブローバイガスは、第1連通路21aの上方に位置する第2分離壁22の下面に衝突する。これにより、第1分離壁21によってブローバイガスから分離されなかったオイルが、ブローバイガスから分離される(以上、作用2)。
その後、ブローバイガスは、第2連通路22aを通じて第1下流側流路16aから第2下流側流路16bに向かって流れる。
図6に示すように、第2連通路22aを通じて第2下流側流路16bに流入したブローバイガスは、各遮蔽板63,43,64の間を蛇行しながら流れてガス流出口14からケース10の外部に流出する。
本実施形態の効果について説明する。
(1)オイルセパレータは、ブローバイガスが流入する第1流入口11及び第2流入口12と、ブローバイガスが流出するガス流出口14と、ブローバイガスから分離されたオイルが排出されるオイル排出口13とを有するケース10を備える。ケース10の内部は、上流側流路15と下流側流路16とに第1分離壁21によって区画されている。上流側流路15には、第1流入口11、第2流入口12、及びオイル排出口13が連通している。下流側流路16には、ガス流出口14が連通している。第1分離壁21には、オイル排出口13の上方において上流側流路15と下流側流路16とを連通する1つの第1連通路21aが設けられている。各流入口11,12の上方には、第1分離壁21が位置している。
こうした構成によれば、ケース10には、第1流入口11及び第2流入口12が設けられている。このため、単一の流入口を有するオイルセパレータと比較して、ケース10の内部に流入するブローバイガスの流量を増加させやすくなる。
また、上記構成によれば、上述した作用1を奏することから、オイルセパレータにおけるオイルの分離性能を向上させることができる。
(2)オイル排出口13は、各流入口11,12よりも下方に位置している。
こうした構成によれば、第1分離壁21によってブローバイガスから分離されてケース10の下部に溜められたオイルが、オイル排出口13に向かって流れやすくなる。したがって、オイルの排出性能を向上させることができる。
また、上記構成によれば、オイル排出口13から各流入口11,12へのオイルの逆流を抑制することができる。
(3)オイル排出口13は、第1流入口11及び第2流入口12の並び方向において、第1流入口11及び第2流入口12の一方側に位置している。
こうした構成によれば、オイル排出口13から離れた流入口ほど第1連通路21aから離れた位置に設けられている。このため、当該流入口を通じてケース10の内部に流入したブローバイガスは、第1連通路21aに到達する前に第1分離壁21に衝突しやすくなる。したがって、オイルの分離性能を一層向上させることができる。
(4)ケース10は、互いに接合された内ケース30及び外ケース50を備えている。内ケース30は、第1側壁33と第2側壁34とを有している。外ケース50は、第1側壁53と第2側壁54とを有している。第1側壁33,53及び第2側壁34,54は、上流側流路15及び下流側流路16の双方を構成している。内ケース30及び外ケース50は、第1分離壁21を構成する第1仕切り板41,61をそれぞれ有している。内ケース30の第1仕切り板41と、第2側壁34との間には、第1連通路21aを構成する隙間が設けられている。
こうした構成によれば、内ケース30の第1仕切り板41と、第2側壁34との間に、第1連通路21aを構成する隙間が設けられている。このため、第1仕切り板41の長さを調整することで、上記隙間の大きさ、すなわち第1連通路21aの開口面積を調整することができる。例えば、第1仕切り板41の長さを大きくするほど、上記隙間が小さくなるため、オイルを分離しやすくなる。また、第1仕切り板41の長さを大きくするほど、第1連通路21aの開口面積が小さくなるため、ブローバイガスの圧力損失が増加する。このことから、第1仕切り板41の長さを適宜設定するといった簡単な方法によって、オイルの分離性能の向上と、ブローバイガスの圧力損失の抑制とを両立できる。
(5)ケース10の内部には、下流側流路16のうち第1連通路21aの上方に位置するとともに、第1連通路21aを通じて下流側流路16に流入したブローバイガスに含まれるオイルを分離する第2分離壁22が設けられている。
こうした構成によれば、上述した作用2を奏することから、オイルセパレータにおけるオイルの分離性能を一層向上させることができる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・内ケース30における第2仕切り板42の端部42aは、上側第1側壁33aに連結されていてもよい。
・外ケース50における第2仕切り板62の端部62aは、上側第1側壁53aに連結されていてもよい。
・ケース10から第2分離壁22を省略することができる。
・外ケース50の第1仕切り板61と第2側壁54との間には、隙間が設けられていてもよい。
・図7に示すように、第1流入口11及び第2流入口12が幅方向において直線的に並ぶとともに、オイル排出口13が各流入口11,12よりも下方に位置していてもよい。この場合であっても、上述した効果(2)を奏することができる。
・オイル排出口13は、第1流入口11と第2流入口12との間に設けられていてもよい。この場合、第1流入口11及び第2流入口12の各々の上方に第1分離壁21を設ければよい。
・第1流入口11、第2流入口12、及びオイル排出口13は、幅方向において直線的に並んでいてもよい。
・ケース10には、3つ以上の流入口が設けられていてもよい。
10…ケース
11…第1流入口
12…第2流入口
13…オイル排出口
14…ガス流出口
15…上流側流路
16…下流側流路
16a…第1下流側流路
16b…第2下流側流路
21…第1分離壁
21a…第1連通路
22…第2分離壁
22a…第2連通路
30…内ケース
31…内側対向壁
31a,51a…第1部分
31b,51b…第2部分
32,52…周壁
33,53…第1側壁
33a,53a…上側第1側壁
33b,53b…下側第1側壁
34,54…第2側壁
35,55…連結壁
36…固定部
36a…挿入孔
41,61…第1仕切り板
41a…端部
42,62…第2仕切り板
42a,62a…端部
43…第1遮蔽板
50…外ケース
51…外側対向壁
63…第2遮蔽板
64…第3遮蔽板

Claims (5)

  1. ブローバイガスが流入する複数の流入口と、前記ブローバイガスが流出するガス流出口とを有するケースを備え、前記ケースの内部に設けられた分離壁にて前記ブローバイガスに含まれるオイルを分離し、当該分離したオイルを前記ケースに設けられたオイル排出口を通じて前記ケースの外部に排出するオイルセパレータであって、
    鉛直方向の上方を単に上方とするとき、
    前記ケースの内部は、前記ブローバイガスの流れ方向の上流側に位置する上流側流路と、前記上流側流路よりも前記流れ方向の下流側、且つ上方に位置する下流側流路とに前記分離壁によって区画されており、
    前記上流側流路には、前記複数の流入口と前記オイル排出口とが連通しており、
    前記下流側流路には、前記ガス流出口が連通しており、
    前記複数の流入口の各々と前記オイル排出口とは、鉛直方向に交差する方向に並んでおり、
    前記分離壁には、前記オイル排出口の上方において前記上流側流路と前記下流側流路とを連通する1つの連通路が設けられており、
    前記複数の流入口の上方には、前記分離壁が位置している、
    内燃機関のオイルセパレータ。
  2. 前記オイル排出口は、前記複数の流入口よりも鉛直方向の下方に位置している、
    請求項1に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
  3. 前記オイル排出口は、前記複数の流入口の並び方向において前記複数の流入口の一方側に位置している、
    請求項1または請求項2に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
  4. 前記ケースは、互いに接合された第1部材及び第2部材を備えており、
    前記第1部材及び前記第2部材は、第1側壁と、前記第1側壁と対向する第2側壁との双方を有しており、
    前記第1側壁及び前記第2側壁は、前記上流側流路及び前記下流側流路の双方を構成しており、
    前記第1部材及び前記第2部材は、前記第1側壁と前記第2側壁との間に設けられて前記分離壁を構成する仕切り板をそれぞれ有しており、
    前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも一方の前記仕切り板と、前記第2側壁との間には、前記連通路を構成する隙間が設けられている、
    請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
  5. 前記分離壁を第1分離壁とするとき、
    前記ケースの内部には、前記下流側流路のうち前記連通路の上方に位置するとともに、前記連通路を通じて前記下流側流路に流入した前記ブローバイガスに含まれるオイルを分離する第2分離壁が設けられている、
    請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関のオイルセパレータ。
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