JP2022150326A - 家屋電力制御システムの通知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】家屋電力制御システムの運転モードの切替えをユーザーが認識し易いように通知するシステムを提供する。【解決手段】蓄電池と、映像機器をはじめとした電気機器とを備え、系統電力網と接続される家屋電力制御システムの稼働情報に係る通知システムであって、家屋電力制御システムは、蓄電池の充放電制御を含む運転モードを切替える運転モード制御部と、運転モードの切替えの誘因となる情報を運転モード制御部に提供し、切替えられた運転モードを含む家屋電力制御システムの稼働情報を取得する家屋電力管理部とを備え、映像機器は、ネットワークを介して家屋電力管理部から家屋電力制御システムの稼働情報を受信し、受信した稼働情報を画面に表示する家屋電力制御システムの稼働情報の通知システム。【選択図】図7

Description

この発明は、家屋電力制御システムの通知システムに関し、より詳細には家屋電力制御システムの稼働情報をその家屋電力制御システム内の映像機器に通知させるシステムに関する。
太陽光発電装置等、自然エネルギーを用いて発電された電力および電力系統から供給される電力を蓄電池に充電させる家屋電力制御システムが知られている。
蓄電池の充放電制御を如何に行うかによって、複数の運転モードがあり、通常はユーザーの設定や自然環境に応じてそれらの運転モードを切替えている。
それらの運転モードは、例えば、経済性モード、クリーンモードと呼ばれる通常の運転モードと、停電に備える充電モードに分類される。なお、停電があった場合に蓄電池を放電して屋内の電力機器に電力を供給する自立運転モードを含めると、4つの運転モードがある。
なお、事業者によって各モードの呼び方には多少の差異がある。
家屋電力制御システムの運転モードに関して、以下のような技術が知られている。
通常の制御時に予め規定された警報等が発令された場合に、気象情報対応制御を行なって蓄電装置の蓄電量を増加させる。即ち、通常の運転モードから充電モードへの切替えを行う。そして、停電が発生した場合に蓄電装置に十分な蓄電量が確保されている可能性を高めるようにする。また、気象情報対応制御がなされている状態において上記気象情報が解除されたことを表わす気象情報が外部から得られた場合は、気象情報対応制御(充電モード)を終了させ、通常の運転モードに切り替える。
しかし、通信トラブルの発生等によって制御装置がサーバーから気象情報を取得することができない場合は、警報等が解消されていたとしても制御装置はその情報を得ることができずに気象情報対応制御を継続することになる。そこで、制御装置は、サーバーからの気象情報に基づいて気象情報対応制御を開始してから予め規定された期間、サーバーから気象情報を得ることができなかった場合、気象情報対応制御を終了して通常の運転モードに切り替える。(例えば、特許文献1参照)。
また、以下のものも知られている。
通常の運転モード、電気機器に電力供給(放電)するように蓄電装置を制御している期間に、予め規定された種類の気象情報をサーバーから取得すると、制御装置は、充電モードに切り替える。即ち、蓄電池を満充電になるように充電を開始し、満充電になるとその状態を維持するように制御する。気象情報対応制御中に停電が発生した場合には、放電を開始する(自立運転モード)。当該気象情報が解除されたら、制御装置は、気象情報対応制御を終了して通常の運転モードに切り替える。つまり、電気機器に電力供給(放電)する制御に切り替える。
気象情報に応じた蓄電池の充放電制御を実現するために、制御装置は、短い時間間隔でサーバーから気象情報を取得することが望まれるところ、そうすると、通信量が増加する。そこで、予め気象情報の種類に応じてレベルを設定しておき、取得された気象情報のレベルに応じたタイミングで次の気象情報をサーバーから取得するように通信間隔を制御する(例えば、特許文献2参照)。
特開2016-220334号公報 特開2016-220335号公報
上述のように、蓄電池は、通常時はユーザーが設定した通常の運転モードに応じて充放電制御が行われているが、気象警報発令や雷注意報発令に応じて、通常時のモードから充電モードに切り替わる。また、停電時は、自立運転モードに切り替わり、蓄電池の放電により家屋全体に電力が供給される。これらの切替えは、自動的に行われるため、ユーザーは蓄電池の運転モードが切り替わったことに気付きにくい。しかしながら、これらの切替えが行われた場合は、消費電力を抑えることが望ましい状況である。従って、家屋電力制御システムのユーザーにその状況を知らせて節電への対応を促すことが望まれる。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、家屋電力制御システムの運転モードの切替えをユーザーが認識し易いように通知するシステムを提供するものである。
この発明は、蓄電池と、映像機器をはじめとした電気機器とを備え、系統電力網と接続される家屋電力制御システムの稼働情報に係る通知システムであって、前記家屋電力制御システムは、蓄電池の充放電制御を含む運転モードを切替える運転モード制御部と、前記運転モードの切替えの誘因となる情報を前記運転モード制御部に提供し、切替えられた運転モードを含む家屋電力制御システムの稼働情報を取得する家屋電力管理部とを備え、前記映像機器は、ネットワークを介して前記家屋電力管理部から前記家屋電力制御システムの稼働情報を受信し、受信した稼働情報を画面に表示する家屋電力制御システムの稼働情報の通知システムを提供する。
この発明による通知システムにおいて、前記映像機器は、ネットワークを介して家屋電力管理部から家屋電力制御システムの稼働情報を受信し、受信した稼働情報を画面に表示するので、家屋電力制御システムの運転モードの切替えをユーザーが認識し易いように通知できる。例えば、映像機器で放送番組を見ているときに停電が発生して自立運転モードに切替わった場合、映像機器の電力が蓄電池から供給されて動作し続けるので停電によって画面が消えることがなく、ユーザーが停電に気付きにくい側面がある。この発明によれば、自立運転モードに切替わったことが映像機器の画面に表示されるので、停電の発生をユーザーに気付いてもらい易くなり、節電対応をユーザーに促すことができる。
この発明の実施形態に係る家屋電力制御システムの構成例を示すブロック図である。 この実施形態において、通常時の運転モードの1つである経済性モードの例を示す説明図である。 この実施形態において、通常時の運転モードの1つであるクリーンモードの例を示す説明図である。 この実施形態において、携帯通信端末に家屋電力制御システムの稼働情報が表示される画面の例を示す説明図である。 図4に示す携帯通信端末に気象警報発令に係る通知画面が表示されている例を示す説明図である。 図4に示す携帯通信端末に雷注意報発令の通知および機器エラーに係る通知が表示されている例を示す説明図である。 この実施形態において、映像機器の画面に気象警報発令に係るポップアップ通知が表示されている例を示す説明図である。 図7に示すポップアップ通知に従い[お知らせ]が操作された場合に表示されるお知らせ画面の例を示す説明図である。 図8に示す知らせ画面の通知アイコンが選択された場合に表示される詳細画面の例を示す説明図である。 この実施形態において、映像機器の画面に気象警報解除に係るポップアップ通知が表示されている例を示す説明図である。 図10に示すポップアップ通知に従い[お知らせ]が操作された場合に表示されるお知らせ画面の例を示す説明図である。 図11に示す知らせ画面の通知アイコンが選択された場合に表示される詳細画面の例を示す説明図である。 この実施形態において、映像機器の画面に自立運転モードへの切替えに係るポップアップ通知が表示されている例を示す説明図である。 図13に示すポップアップ通知に従い[お知らせ]が操作された場合に表示されるお知らせ画面の例を示す説明図である。 図14に示す知らせ画面の通知アイコンが選択された場合に表示される詳細画面の例を示す説明図である。 この実施形態において、映像機器の画面に雷注意報発令に係るポップアップ通知が表示されている例を示す説明図である。 図16に示すポップアップ通知に従い[お知らせ]が操作された場合に表示されるお知らせ画面の例を示す説明図である。 図17に示す知らせ画面の通知アイコンが選択された場合に表示される詳細画面の例を示す説明図である。 この実施形態において、映像機器の画面に雷注意報解除に係るポップアップ通知が表示されている例を示す説明図である。 図19に示すポップアップ通知に従い[お知らせ]が操作された場合に表示されるお知らせ画面の例を示す説明図である。 図20に示す知らせ画面の通知アイコンが選択された場合に表示される詳細画面の例を示す説明図である。 この実施形態において、映像機器の画面に機器エラーに係るポップアップ通知が表示されている例を示す説明図である。 図22に示すポップアップ通知に従い[お知らせ]が操作された場合に表示されるお知らせ画面の例を示す説明図である。 図23に示す知らせ画面の通知アイコンが選択された場合に表示される詳細画面の例を示す説明図である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
≪家屋電力制御システムの構成例≫
まず、この発明に係る家屋電力制御システムの一例としてこの実施形態による家屋電力システムの構成について述べる。
図1は、この発明の実施形態に係る家屋電力制御システムの構成例を示すブロック図である。なお、図1は、家屋電力制御システム10を戸建て住宅に設置した例を示しているが、家屋電力制御システムの設置場所はこれに限らない。例えば、集合住宅、店舗、工場、倉庫など、人が居る建物であればよい。また、図1では、家屋電力制御システム10と共に、系統電力網21、HEMS(Home Energy Management System)およびサーバー25も図示している。なお、図1において、HEMSは、屋内のHEMSコントローラ17とネットワークを介して通信する家屋外のHEMSサーバー22で構成されており、HEMSサーバーは、ホームコントロールサーバー23およびホームビジョンサーバー24と共にサーバー25を構成する。
家屋電力制御システム10は、太陽電池モジュール11、パワーコンディショナ12、蓄電池13、および電力モニタ16から主として構成される。さらに、分電盤14、スマートメーター15、備えている。
電力モニタ16は、パワーコンディショナ12と一体で機能し、携帯通信端末18と屋内で通信して発電および蓄電に関する構成の他、発電状況等をユーザーに提示する。HEMSは、家屋電力制御システム10の動作に必要な情報を外部から取得したり家屋電力制御システムの情報をHEMSサーバー22へ送信したりする。
太陽電池モジュール11は、太陽光の光エネルギーを電気エネルギーに変換するモジュールである。
パワーコンディショナ12は、発電された電力を負荷で消費できるように変換する装置である。太陽電池モジュール11に接続されるDC/DCコンバータ31、蓄電池13に接続される双方向DC/DCコンバータ33を備える。さらに、分電盤14および受電点Rを介して系統電力網21に接続される双方向インバータ32を備える。そして、太陽電池モジュール11や蓄電池13が出力する直流電力を交流電力に変換したり、系統電力網21からの交流電力を直流電力に変換して蓄電池を充電したりする。
蓄電池13は、電気エネルギーを蓄える蓄電装置であり、太陽電池モジュール11が生成した電気エネルギーまたは系統電力網21から供給される電気エネルギーを蓄積する。
分電盤14は、系統電力網21からスマートメーター15を介して引き込まれた電力や、太陽電池モジュール11および蓄電池13から供給される電力を屋内の電気機器19に配分する。
スマートメーター15は、ユーザー(需給契約者)の使用電力量を計測し、発電事業者や系統運用者に送信するデジタルの積算電力計である。
電力モニタ16は、家屋電力制御システム10の発電に関する電力情報を取得し、その電力情報に応じてパワーコンディショナ12の動作制御を行う。電力情報としては、
例えば商用電力の買電の有無を示す情報、太陽電池モジュール11の発電電力を示す情報、および蓄電池13の充電電力または放電電力を示す情報等が挙げられる。
商用電力の買電の有無および買電量は、スマートメーター15と系統電力網21とをつなぐ電力線にセンサを接続することで、そのセンサの出力値から特定できる。また、太陽電池モジュール11の発電電力および蓄電池13の充放電電力を示す情報は、パワーコンディショナ12を介して取得可能である。
さらに、蓄電池13がパワーコンディショナ12に接続されていることから、電力モニタ16は、パワーコンディショナ12を介して蓄電池13の充放電の切り替え等の制御を行うことができる。
この実施形態における電力モニタ16は、運転モード制御部に相当し、ハードウェア構成の観点からCPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)およびメモリーを中心に構成される。そして、前記メモリーに格納された処理プログラムを前記CPUあるいはMPU(以下、総称してCPUという)が実行することにより充放電制御に係る機能が実現される。さらに、パワーコンディショナ12、HEMSコントローラ17および携帯通信端末18等と通信するための通信回路を含む。
サーバー25は、気象情報を提供するサーバーからインターネットを介して気象情報を取得する。電力モニタ16は、サーバー25が取得した気象情報を受信する。気象情報は、たとえば気象庁が発表する防災気象情報であって、落雷、大雨、暴風などのカテゴリごとに特別警報、警報、および注意報などの種類が設定されている。ただし、落雷については高精度の予測が難しいために特別警報、警報は提供されず、注意報のみが提供される。気象情報は随時更新される。サーバー25は、気象情報を提供するサーバーに逐次アクセスして更新された気象情報を取得し、電力モニタ16は、一例として15分程度の間隔でサーバー25にアクセスして気象情報を取得する。
電力モニタ16は、特別警報、警報あるいは注意報が発令された場合に、現時点から少なくともどれだけの期間、家屋電力制御システム10が負荷に電力を供給し続けるか、目標の保持時間を決定する。系統電力網21の停電が発生しても少なくとも決定した保持時間は蓄電池13に蓄えたエネルギーから負荷に電力を供給し続けることができるように運転モードを切替えて、必要な電力を蓄電池13に貯めておくようにする。
一方、特別警報、警報、および注意報が何れも発令されていない穏やかな気象条件であれば、電力モニタ16は、気象条件に起因する停電が発生する確率は低いものとして節電を優先し、蓄電池13に蓄えられた電力を負荷に供給するように制御する。
蓄電池13が負荷に電力を供給できる期間は、その期間における負荷の大きさに依存する。そこで、電力モニタ16は、特別警報、警報、および注意報などの発令に対応して現時点から最低保持時間が経過するまでに蓄電池13に溜めておくべき電力量を履歴に基づいて導き出す。
また、電力モニタ16は、家屋電力制御システム10の電力情報を、系統電力の運用者の図示しない情報管理サーバーに送信し、動作に必要な上述の各情報を前記情報管理サーバーから取得してもよい。
家屋電力制御システム10には、電気機器19として空気調和機(所謂エアコンや空気清浄機等)、調理家電および映像機器19V等の電力を消費する負荷が接続されている。これらの機器が、屋内のネットワーク(ローカルネットワーク)に接続されていてもよい(図1に不図示)。そのようにすれば、屋内のローカルエリアネットワークを介して、HEMSコントローラ17が各電気機器の動作状態を携帯通信端末18に表示させたり、携帯通信端末18によって各電気機器の動作制御に係るユーザーの指示を受付けたりすることが可能になる。また、各電気機器に供給される電力または電流の検出値、または室温等のセンシング情報を送信するデータ送信機が接続されていてもよい。この場合、HEMSコントローラ17が屋内の電気機器の消費電力を携帯通信端末18に表示させることが可能である。
この実施形態において、携帯通信端末18は、通信機能と情報出力機能とを備えている。家屋電力制御システム10のユーザーは、携帯通信端末18を用いて家屋電力制御システム10の発電状況や蓄電池の残容量を確認したり、気象警報等が発令された際の最低保持時間を設定したりできる。
携帯通信端末18は、より具体的にはスマートフォンやタブレット端末等からなっていることが好ましい。しかし、それに限らず、パーソナルコンピュータ等の据え置き型の端末装置であってもよい。携帯通信端末18は、ローカルエリアネットワークを介して電力モニタ16やHEMSコントローラ17と通信する。また、インターネットを介してサーバー25と通信する。携帯通信端末の場合、通信は無線で行われることを前提としているが、据え置き型の端末装置の場合は有線通信であってもよい。
図1において、サーバー25は、HEMSサーバー22、ホームコントロールサーバー23およびホームビジョンサーバー24からなる。ただし、その構成は一例であって、それらの一部または全部が統合されてもよく、あるいはより細分化されてもよい。サーバー25はそれらの総称である。HEMSサーバー22は、インターネットを介してHEMSコントローラ17と通信し、家屋電力制御システム10と電力に係る情報(電力情報)や稼働状態に係る情報(稼働情報)をやりとりする。さらに、HEMSサーバー22は、気象情報を提供する図1に不図示のサーバーと通信して気象情報を取得し、家屋電力制御システム10に提供する。
ホームコントロールサーバー23は、HEMSに限らず、家屋電力制御システムおよび屋内の電気機器に関する情報を提供するサーバーである。即ち、家屋の電力制御に係るポータルサイトを提供する。さらに、ユーザーにクラウドストレージ等のサービスを提供してもよい。
ホームビジョンサーバー24は、家屋の映像機器19Vに映像をネットワーク配信するサーバーである。映像をネットワーク配信するだけでなく、映像機器19Vにインストールされたアプリと連携してユーザーに種々の情報を提供する。この実施形態による家屋電力制御システムの稼働情報も、ホームビジョンサーバー24が映像機器に提供する情報の一つである。
図1において、映像機器19Vは、テレビである。ただし、これは一例に過ぎず、例えばプロジェクタ装置等、画面に映像を表示させる機器であればよい。映像機器19V自体が画面を備えていなくても、画面を有する機器に映像を表示させるものであればよい。映像機器19Vは、単に受信した放送を画面に映すだけでなく、ホームビジョンサーバー24が提供する情報を画面に表示させる。この実施形態において、映像機器19Vは、オペレーションシステム(OS)上のアプリとしてホームビジョンサーバー24からの通知を画面に表示させる機能を備えている。
≪家屋電力制御システムの運転モード≫
続いて、家屋電力制御システムの各運転モードについて簡単に述べておく。
図2は、通常の運転モードの1つである経済性モードの運転例を示す説明図である。図2において、横軸はある日の時刻、0:00~24:00を示している。縦軸は、電力の大きさである。実線で示す曲線41は、家屋電力制御システム10の電気機器19が消費する電力の推移である。鎖線で示す曲線42は、太陽電池モジュール11が発電する電力の推移である。一点鎖線で示す曲線43は、系統電力網の電気料金が割安な夜間時間帯に蓄電池13の蓄電を含めて家屋電力制御システム10が使用する電力を示す。それら3本の曲線に囲まれる各領域を、電力の供給源に応じたパターンで分けて示している。
図2に示すように、経済性モードは、系統電力料金の単価が割安な夜間時間帯に蓄電池をできるだけ充電し、料金単価が高い他の時間帯の買電中に蓄電池に蓄えられたエネルギーを放電する運転モードである。
図3は、通常の運転モードの1つであるクリーンモードの運転例を示す説明図であって、図2に対応する図である。
図3に示すように、クリーンモードは太陽光発電の余剰電力で蓄電池の充電を行い買電中に放電することで、系統電力から供給を受ける電力量をなるべく抑制する運転モードである。
通常時に経済性モードとクリーンモードの何れの運転モードで家屋電力制御システム10を運転するかは、ユーザーの設定による。電力モニタ16は、携帯通信端末18を介して、通常時に何れの運転モードで運転するかについての設定をユーザーから受付ける。
それら通常時の運転モードと別に充電モードがある。充電モードは、自然災害等による系統電力の停電に備えて蓄電池13への充電を優先的に行う運転モードである。ただし、蓄電池13を満容量まで充電するとは限らず、満充電以下の目標とする蓄電量に達するまで充電を行う場合もある。目標の蓄電量は、電力モニタ16が、予め設定された最低保持時間および家屋電力制御システム10の運転履歴に基づいて決定する。この実施形態において、HEMSコントローラ17あるいはHEMSサーバー22が運転履歴を蓄積している。電力モニタ16は、携帯通信端末18を介して最低保持時間の設定をユーザーから受付ける。
自立運転モードは、系統電力網21から電力が供給されない場合、即ち停電時に、太陽電池モジュール11および/または蓄電池13からの電力を屋内の電気機器19に供給するモードである。太陽電池モジュール11が発電している場合は、その発電電力を優先して屋内の電気機器19に供給する。余剰の発電電力があれば蓄電池13を充電する。余剰の発電電力がなければ蓄電池13からの電力を屋内の電気機器19に供給する。
≪家屋電力制御システムの電力情報、稼働情報≫
電力モニタ16は、家屋電力制御システム10の電力情報および稼働情報を携帯通信端末18に表示させる。
携帯通信端末18は、屋内のローカルネットワークを介して電力モニタ16と直接通信し、家屋電力制御システム10の電力情報および稼働情報を電力モニタ16から受信する。あるいは、携帯通信端末18は、前述の電力情報および稼働情報をHEMSコントローラ17、HEMSサーバー22およびホームコントロールサーバー23を介して受信する。
図4は、この実施形態において、携帯通信端末18がホームコントロールサーバー23から受信したHEMSに係る情報を表示する画面の例を示す説明図である。携帯通信端末18に予めインストールされたアプリが、ホームコントロールサーバー23から受信した情報を表示する画面の一例である。図4に示す左側の画面は、HEMS機器リスト画面の例である。画面の下方に、表示する画面を選択する画面選択メニュー46が配置されている。選択肢として、「タイムライン」、「機器リスト」、「サービスリスト」が用意されている。それらのうち、中央の「機器リスト」が選択されると、携帯通信端末18のアプリは画面選択メニュー46の上方に示されているHEMS機器リスト画面45を表示する。HEMS機器リスト画面45は、ホームコントロールサーバー23にユーザーが登録してある家屋電力制御システム10および各電気機器19に係る情報が表示される。図4に示す例では、登録された機器としてのHEMSコントローラ17の概要と、HEMSコントローラ17が提供する電力情報の概要が表示されている。
画面に配置されている[詳細を見る]ボタン47がタッチされると、携帯通信端末18のアプリは画面をHEMS機器リスト画面45からHEMS詳細画面48に切替える。図4に示す右側の画面がその例である。図4に示すように、携帯通信端末18のアプリはHEMS詳細画面48に、家屋電力制御システム10が系統電力網21から供給を受けている電力、太陽電池モジュール11から供給を受けている電力、消費している電力をイラストで表示する。
図5は、携帯通信端末18がホームコントロールサーバー23から受信した通知を表示する画面の例を示す説明図である。画面選択メニュー46の「タイムライン」が選択されると、携帯通信端末18のアプリはその上方に図5に示すようにHEMS通知画面49を表示する。
図5に示す通知は、気象警報が発令されたことを誘因として電力モニタ16が運転モードを充電モードに切り替えたことを知らせる内容である。蓄電池13の充電が速やかに行われるようにユーザーに節電を促す通知である。運転モードの切替えに係る情報は、電力モニタ16からHEMSコントローラ17、HEMSサーバー22、ホームコントロールサーバー23を経て携帯通信端末18に送られる。
図6は、携帯通信端末18がホームコントロールサーバー23から受信した通知を表示する、図5と異なる例を示す説明図である。
図6に示す第1の通知は、雷注意報が発令されたことを誘因として電力モニタ16が運転モードを充電モードに切り替えたことを知らせる内容である。蓄電池13の充電が速やかに行われるようにユーザーに節電を促すものである。第2の通知は、パワーコンディショナ12と通信ができない状態にあることを知らせる内容である。電力モニタ16とパワーコンディショナ12との間の通信不良あるいはパワーコンディショナ12の動作不良が推測されるので、ユーザーに確認と対応を促すものである。
図4~図6に示すHEMSからの情報は、ユーザーが携帯通信端末18のアプリを起動すれば表示されるが、ユーザーがそのようなアクションを取らなければ情報が伝わらない。ホームコントロールサーバー23が携帯通信端末18にプッシュ型の通知を送信する態様も考えられる。そうすれば、ユーザーが携帯通信端末18のアプリを起動しなくても、携帯通信端末18が通知を受信すると着信音が鳴ったり、アイコンが表示されたりするようにできる。しかし、ユーザーの傍に携帯通信端末18がなければそれに気づかないことも起こり得る。特に、一般家庭の場合、携帯通信端末18が充電スタンドに置かれた状態で放置されることも考えられる。
この実施形態によれば、携帯通信端末18の他にユーザーが屋内で使用する時間が長いと考えられる映像機器19Vへ、ホームビジョンサーバー24を介して通知を送信し、画面に表示させてユーザーに情報を提供する。それによって、ユーザーが重要な通知に気付かない可能性を低減できる。
図1に示す例において、その情報は、電力モニタ16からHEMSコントローラ17、HEMSサーバー22、ホームビジョンサーバー24を経て映像機器19Vに送られる。
図7は、映像機器19Vがホームビジョンサーバー24から受信した通知を表示する画面の例を示す説明図である。映像機器19Vは、オペレーションシステム(OS)上のアプリとしてホームビジョンサーバー24からの通知を画面に表示させる機能を備えている。図7に示すように、映像機器19Vのアプリは、ホームビジョンサーバー24から通知を受信すると、視聴画面51の一部にポップアップ通知52を表示させるプッシュ型の通知を行う。ポップアップ通知52は、視聴画面51に映っている映像の邪魔にならない程度の大きさと態様で表示させる。
ホームコントロールサーバー23は、家屋電力制御システム10の電力情報および稼働情報を携帯通信端末18に送信する。それに比べて、ホームビジョンサーバー24が映像機器19Vに表示させる通知の種類は少なくしてもよい。
図1に示す構成では、HEMSサーバー22が、すべての電力情報および稼働情報をホームコントロールサーバー23に提供し、ホームコントロールサーバー23はそれを携帯通信端末18に送信する。それに対して、HEMSサーバー22がホームビジョンサーバー24に提供するのは、稼働情報のうち重要な情報に限る。
携帯通信端末18でユーザーが携帯通信端末18でホームコントロールサーバー23からの情報を確認する場合、ユーザーは携帯情報端末18のアプリを立ち上げる。ユーザーは図5や図6に示すアプリの画面で必要な情報を自ら取捨選択するので、詳細な情報を提供して取捨選択をユーザーに委ねることが好ましい。
一方、ホームビジョンサーバー24が映像機器19Vに表示させる通知は、ユーザーの意思に関係なく視聴画面の中に割り込んで表示される。従って、映像機器19Vに送る通知は重要度の高い内容に絞り込む方が好ましいと考えられる。
図7に示す通知は、気象警報が発令されたことを誘因として電力モニタ16が運転モードを充電モードに切り替えたことを知らせる内容であり、図5に対応する通知である。ただし、表示可能な領域が限られるポップアップ通知52の場合、映像機器19Vのアプリは気象警報が発令されたことのみをポップアップで通知し、詳細は映像機器19Vを操作するリモコン(図7に不図示)に配置されている[お知らせ]ボタンを操作すれば表示される旨をユーザーに知らせる。
表示されたポップアップ通知52に従ってユーザーがリモコンの操作を行うと、それに応答してアプリは、映像機器19Vの視聴画面51をホーム画面53に切替える。ホーム画面53には、左端にメニューアイコン領域54が配置されている。ホームメニューアイコン領域54の右側の領域には、「お知らせ」、「お気に入り」、「リストタイトル」といったカテゴリの欄が縦方向に区切られて配置されている。最上段は「お知らせ」のカテゴリであり、そのカテゴリに属するコンテンツのアイコンが日時の新しい順に左端から右側へと横並びに表示される。その下の段に「お気に入り」のカテゴリが配置され、さらにその下に「リストタイトル」のカテゴリが配置されている。各カテゴリの欄には、そのカテゴリに属するコンテンツのサムネイルが横並びに表示される。ユーザーはリモコン(不図示)を操作して何れかのコンテンツのサムネイルにカーソルを合わせ、コンテンツを選択できる。図8に示す例では、「お知らせ」のカテゴリの最も左側の「気象情報発令(充電開始)」の通知アイコン55が選択されている。コンテンツのアイコンが選択された状態で、ユーザーがリモコン(不図示)に配置された「決定」ボタンを押すと、その操作に応答して映像機器19Vのアプリは、ホーム画面53を選択された通知アイコンの詳細を表示する通知詳細画面56に切替える。
図9は、気象警報発令に係る通知の通知詳細画面56の例を示す説明図である。通知詳細画面56には、通知の詳細な説明が記載されている。即ち、「気象情報が発令されました。停電に備えて蓄電池の充電を開始します。」との説明が、イラスト付きで説明されている。運転モードを充電モードに切り替えたことを知らせる内容である。さらに、その説明の下に2次元コード57が表示されている。2次元コード57には、電力モニタ16の設定を行う操作画面(不図示)へのリンク情報が埋め込まれている。携帯通信端末18でその2次元コードを撮影すると、携帯通信端末18に前述の操作画面が表示され、例えば運転モードを切替わった充電モードから通常モードに手動で切替える(戻す)ことができる。
ユーザーがリモコン(不図示)の「戻る」ボタンを押すと、その操作に応答して映像機器19Vのアプリは通知詳細画面56を元のホーム画面53に戻す。再度「戻る」ボタンを押すか、図7で視聴していた放送のチャネルのボタンを押すと、図7に示す視聴画面に51に戻る。
発令されていた気象警報が解除されると、電力モニタ16は、運転モードを通常のモード、即ち、設定に応じた経済性モードまたはクリーンモードに戻す。図10~図12は、その際に映像機器19Vに表示される通知の例を示す説明図であって、気象警報発令時の図7~図9にそれぞれ対応するものである。図10に示すように、映像機器19Vのアプリは、ホームビジョンサーバー24から気象警報解除の通知を受信すると、視聴画面51にポップアップ通知52を表示させる。ユーザーがリモコンの[お知らせ]ボタンを操作すると、映像機器19Vのアプリは、視聴画面51を図11に示すホーム画面53に切替える。「お知らせ」の欄の左端に、最近受信した気象警報解除に係る通知アイコン55が表示される。ユーザーがそれを選択して詳細を表示させる操作を行うと、映像機器19Vのアプリはホーム画面53を図12に示す通知詳細画面56に切替える。
また、気象警報発令中に、あるいはそれ以外であっても、系統電力網21に停電が発生した場合、電力モニタ16は、それまでの運転モードを自立運転モードに切り替える。
図13~図15は、その際に映像機器19Vに表示される通知の例を示す説明図であって、気象警報発令時の図7~図9に対応するものである。図13に示すように、映像機器19Vのアプリは、ホームビジョンサーバー24から自立運転開始の通知を受信すると、視聴画面51にポップアップ通知52を表示させる。ユーザーがリモコンの[お知らせ]ボタンを操作すると、映像機器19Vのアプリは、視聴画面51を図14に示すホーム画面53に切替える。「お知らせ」の欄の左端に、最近受信した自立運転開始に係る通知アイコン55が表示される。ユーザーがそれを選択して詳細を表示させる操作を行うと、映像機器19Vのアプリはホーム画面53を図15に示す通知詳細画面56に切替える。図15に示す通知詳細画面56には、「蓄電池システムが自立運転に切り替わりました。停電の可能性があります。ご自宅の状態を確認してください。」との説明がイラスト付きで説明されている。その説明の下には、電力モニタ16の設定を行う操作画面(不図示)へのリンク情報が埋め込まれた2次元コード57が配置されている。
(実施の形態2)
この実施の形態では、雷注意報の発令および解除に伴う通知の例について述べる。
雷注意報が発令された場合、電力モニタ16は、通常時の運転モードを充電モードに切替えて最低保持時間に基づく蓄電量に達するまで蓄電池13を充電し、その蓄電量を維持するように制御する。雷注意報が解除されると、電力モニタ16は、運転モードを通常時の運転モードに戻す。
図16~図21は、雷注意報の発令および解除の際に映像機器19Vに表示される通知の例を示す説明図であって、気象警報発令時の図7~図12に対応するものである。
図16に示すように、映像機器19Vのアプリは、ホームビジョンサーバー24から雷注意報発令の通知を受信すると、視聴画面51にポップアップ通知52を表示させる。ユーザーがリモコンの[お知らせ]ボタンを操作すると、映像機器19Vのアプリは、視聴画面51を図17に示すホーム画面53に切替える。「お知らせ」の欄の左端に、最近受信した雷注意報発令に係る通知アイコン55が表示される。ユーザーがそれを選択して詳細を表示させる操作を行うと、映像機器19Vのアプリはホーム画面53を図18に示す通知詳細画面56に切替える。図18に示す通知詳細画面56には、「雷注意報が発令中のため、停電に備えて蓄電池の残量をキープします。雷注意報が解除されるとこの動作は終了します。」との説明がイラスト付きで説明されている。その説明の下には、電力モニタ16の設定を行う操作画面(不図示)へのリンク情報が埋め込まれた2次元コード57が配置されている。
発令されていた雷注意報が解除されると、電力モニタ16は、運転モードを通常のモード、即ち、設定に応じた経済性モードまたはクリーンモードに戻す。
図19に示すように、映像機器19Vのアプリは、ホームビジョンサーバー24から気象警報解除の通知を受信すると、視聴画面51にポップアップ通知52を表示させる。ユーザーがリモコンの[お知らせ]ボタンを操作すると、映像機器19Vのアプリは、視聴画面51を図20に示すホーム画面53に切替える。「お知らせ」の欄の左端に、最近受信した気象警報解除に係る通知アイコン55が表示される。ユーザーがそれを選択して詳細を表示させる操作を行うと、映像機器19Vのアプリはホーム画面53を図21に示す通知詳細画面56に切替える。
(実施の形態3)
実施の形態1および2では、運転モードの切替えに係る通知について述べた。この実施の形態では、家屋電力制御システム10に通信不良や動作不良が生じた際に映像機器19Vに表示される通知について述べる。
図22~図24は、この実施形態において、パワーコンディショナ12との通信が途絶えた場合に映像機器19Vに表示される通知の例を示す説明図である。
図22に示すように、映像機器19Vのアプリは、ホームビジョンサーバー24から機器エラーの通知を受信すると、視聴画面51にポップアップ通知52を表示させる。ユーザーがリモコンの[お知らせ]ボタンを操作すると、映像機器19Vのアプリは、視聴画面51を図23に示すホーム画面53に切替える。「お知らせ」の欄の左端に、最近受信した機器エラーに係る通知アイコン55が表示される。
ユーザーがそれを選択して詳細を表示させる操作を行うと、映像機器19Vのアプリはホーム画面53を図24に示す通知詳細画面56に切替える。図24に示す通知詳細画面56には、「スマートフォンで下記の2事件コードからHEMSアプリを起動し、ホーム画面右下の通知マークを押して、エラー内容を確認してください。」との説明がイラスト付きで説明されている。その説明の下には、家屋電力制御システム10の情報を表示するアプリのホーム画面(不図示)へのリンク情報が埋め込まれた2次元コード58が配置されている。そのアプリは、図4~図6に示す画面を携帯通信端末18に表示させるアプリである。
以上に述べたように、
(i)この発明による家屋電力制御システムの稼働情報の通知システムは、蓄電池と、映像機器をはじめとした電気機器とを備え、系統電力網と接続される家屋電力制御システムの稼働情報に係る通知システムであって、前記家屋電力制御システムは、蓄電池の充放電制御を含む運転モードを切替える運転モード制御部と、前記運転モードの切替えの誘因となる情報を前記運転モード制御部に提供し、切替えられた運転モードを含む家屋電力制御システムの稼働情報を取得する家屋電力管理部とを備え、前記映像機器は、ネットワークを介して前記家屋電力管理部から前記家屋電力制御システムの稼働情報を受信し、受信した稼働情報を画面に表示することを特徴とする。
この発明において、家屋は、人が居る建物を広く指し、住家・店舗・工場・倉庫その他の建物を包含する。
家屋電力制御システムは、好ましくは太陽光発電装置等、自然エネルギーを用いて発電を行う自家発電装置を含むが、自家発電装置を含まないシステムであってもよい。例えば、停電に備えて非常用電源としての蓄電池を有し、系統電力網からの電力で蓄電池の充電を行うシステムも家屋電力制御システムに含まれる。
また、家屋電力制御システムの稼働情報は、運転モードの切替えに係る情報を含む。また、家屋電力制御システムを構成する機器の動作不良に係る情報を含んでもよい。
家屋電力管理部は、HEMS(Home Energy Management System)とも呼ばれ、家屋で使用されるエネルギーの使用量や稼働の状況をユーザーが把握できるように可視化し、電力を適切に管理できるようにする情報システムである。その具体的な態様の例として、実施形態で述べたようにパワーコンディショナと通信して系統電力網、蓄電池、好ましくは太陽光発電装置等の自家発電装置や屋内の電気機器について電力の使用状況を監視し、また制御する制御装置(HEMSコントローラ)が挙げられる。ただし、その態様に限るものでない。
また、映像機器は、映像を画面に表示させる機器である。映像機器の典型例として、テレビが挙げられる。ただし、それに限らず、例えばプロジェクタ装置やビデオ再生装置などが挙げられる。また、近年では放送を映すだけでなく、記憶装置に格納された映像データを、ネットワークを介して取得し再生する機能を有する機器も普及している。ネットワークを介して配信される映像の再生に特化した機器もあるし、放送の受信とネットワーク配信される映像の受信の両方が可能な機器もある。それらの何れも映像機器に含まれる。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記家屋電力管理部とネットワークを介して接続されるサーバーをさらに備え、前記サーバーは、前記家屋電力管理部から前記稼働情報を受信し、受信した稼働情報を前記映像機器に送信し、前記映像機器は、前記サーバーを介して前記家屋電力管理部と接続されており、前記サーバーから送信された稼働情報を画面に表示してもよい。
ネットワーク配信される映像を再生する機能は、前記サーバーを介して提供される稼働情報を画面に表示する機能に近いといえる。このようにすれば、ネットワーク配信される映像を再生する機能と親和性のある構成でサーバーを介して提供される稼働情報を画面に表示する機能を実現できる。
(iii)前記サーバーを介してあるいは介さずに前記家屋電力制御システムと通信可能に接続され、ユーザーインターフェース部を有する携帯通信端末をさらに備え、前記携帯通信端末は、前記稼働情報を受信し、受信した稼働情報を前記ユーザーインターフェース部に提供し、前記ユーザーインターフェース部は受信した稼働情報に係る操作画面をユーザーに提示して前記運転モードの切替えに係るユーザーからの指示を受付け、受付けた指示を前記家屋電力制御システムへ前記サーバーを介してあるいは介さずに送信し、前記映像機器は、前記携帯通信端末に操作画面を表示させるためのリンクを、前記稼働情報を表示する画面に併せて表示してもよい。
このようにすれば、稼働情報を表示する画面に合わせて表示されるリンクを用いて、運転モードの切替えに係るユーザーからの指示を受付ける操作画面を携帯通信端末に容易に表示させることが可能である。
(iv)前記サーバーは、前記家屋電力管理部から受信した稼働情報のうち重要度の高いものを前記映像機器に送信してもよい。
映像機器を視聴するユーザーにとって、放送あるいはネットワーク配信される映像が視聴の主たる対象であって、稼働情報の取得は付随的なものであると考えられるところ、このようにすれば、重要度の高いものだけを提示してユーザーの対応を促すことができる。
(v)前記映像機器は、前記家屋電力制御システムの稼働情報を前記サーバーから受信すると、受信した稼働情報を画面の一部に表示させて詳細画面への切替え操作を受付け、詳細画面への切替え操作を受付けた場合に、稼働情報に係る詳細を表示する画面に切り替えるようにしてもよい。
このようにすれば、稼働情報を受信したことを画面の一部に表示してユーザーに知らせ、詳細画面に切替えるユーザーの操作に応答して詳細な情報を表示させることができる。
(vi)前記稼働情報が、前記運転モードの切替えに係る情報を含んでいてもよい。
この発明の態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
10:家屋電力制御システム、 11:太陽電池モジュール、 12:パワーコンディショナ、 13:蓄電池、 14:分電盤、 15:スマートメーター、 16:電力モニタ、 17:HEMSコントローラ、 18:携帯通信端末、 19:電気機器、 19V:映像機器、 21:系統電力網、 22:HEMSサーバー、 23:ホームコントロールサーバー、 24:ホームビジョンサーバー、 25:サーバー、 31:DC/DCコンバータ、 32:双方向インバータ、 33:双方向DC/DCコンバータ
41,42,43:曲線、 45:HEMS機器リスト画面、 46:画面選択メニュー、 47:[詳細を見る]ボタン、 48:HEMS詳細画面、 49:HEMS通知画面、 51:視聴画面、 52:ポップアップ通知、 53:ホーム画面、 54:メニューアイコン領域、 55:通知アイコン、 56:通知詳細画面、 57,58:2次元コード

Claims (6)

  1. 蓄電池と、映像機器をはじめとした電気機器とを備え、系統電力網と接続される家屋電力制御システムの稼働情報に係る通知システムであって、
    前記家屋電力制御システムは、
    蓄電池の充放電制御を含む運転モードを切替える運転モード制御部と、
    前記運転モードの切替えの誘因となる情報を前記運転モード制御部に提供し、切替えられた運転モードを含む家屋電力制御システムの稼働情報を取得する家屋電力管理部とを備え、
    前記映像機器は、ネットワークを介して前記家屋電力管理部から前記家屋電力制御システムの稼働情報を受信し、受信した稼働情報を画面に表示する家屋電力制御システムの稼働情報の通知システム。
  2. 前記家屋電力管理部とネットワークを介して接続されるサーバーをさらに備え、
    前記サーバーは、前記家屋電力管理部から前記稼働情報を受信し、受信した稼働情報を前記映像機器に送信し、
    前記映像機器は、前記サーバーを介して前記家屋電力管理部と接続されており、前記サーバーから送信された稼働情報を画面に表示する請求項1に記載の通知システム。
  3. 前記サーバーを介してあるいは介さずに前記家屋電力制御システムと通信可能に接続され、ユーザーインターフェース部を有する携帯通信端末をさらに備え、
    前記携帯通信端末は、前記稼働情報を受信し、受信した稼働情報を前記ユーザーインターフェース部に提供し、前記ユーザーインターフェース部は受信した稼働情報に係る操作画面をユーザーに提示して前記運転モードの切替えに係るユーザーからの指示を受付け、受付けた指示を前記家屋電力制御システムへ前記サーバーを介してあるいは介さずに送信し、
    前記映像機器は、前記携帯通信端末に操作画面を表示させるためのリンクを、前記稼働情報を表示する画面に併せて表示する請求項2に記載の通知システム。
  4. 前記サーバーは、前記家屋電力管理部から受信した稼働情報のうち重要度の高いものを前記映像機器に送信する請求項2に記載の通知システム。
  5. 前記映像機器は、前記家屋電力制御システムの稼働情報を前記サーバーから受信すると、受信した稼働情報を画面の一部に表示させて詳細画面への切替え操作を受付け、詳細画面への切替え操作を受付けた場合に、稼働情報に係る詳細を表示する画面に切り替える請求項1~4の何れかに記載の通知システム。
  6. 前記稼働情報が、前記運転モードの切替えに係る情報を含む請求項1~5の何れかに記載の通知システム。
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