JP2022150258A - 携帯用研磨機 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022150258000001
【課題】操作性の向上した携帯用研磨機を提供する。
【解決手段】携帯用研磨機は、研磨部と、研磨部を駆動する駆動機構と、駆動機構を収容するハウジングと、回転軸を有し回転軸を中心に回転可能なグリップとを備える。グリップは、第1表面と、第1表面とは異なる形状の第2表面とを備えることで回転軸に対して回転非対称な形状に形成された把持部を有する。グリップは、回転軸周りの回転角度を、第1角度と第1角度とは異なる第2角度とで切り替えてハウジングに取り付け可能に構成されている。グリップは、把持部を回転軸方向にみたとき、回転軸周りの周方向における第1表面の位置及び第2表面の位置は、回転角度が第1角度のときと第2角度のときとで異なるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本開示は、携帯用研磨機に関する。
加工材に対して研磨作業を行う携帯用研磨機として、特許文献1には、駆動機構と、駆動機構の下方に配置され駆動機構によって回転駆動される回転作業面と、駆動機構を収容する筒状のハウジングとを備えるサンダが記載されている。ハウジングには、周方向の任意の位置で固定可能な可動ハンドルが装着されている。
特開2011-31383号公報
特許文献1記載のサンダでは、ユーザは、作業態様に応じて、可動ハンドルをハウジングの周方向の任意の位置で固定することができる。しかし、近年、ユーザにとってより操作性のよい携帯用研磨機が望まれていた。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
本開示の第1の形態によれば、携帯用研磨機が提供される。前記携帯用研磨機は、研磨部と、前記研磨部を駆動するように構成された駆動機構と、前記駆動機構を収容するハウジングと、グリップとを備える。前記グリップは、回転軸を中心に回転可能に形成されている。前記グリップは、把持部を有する。把持部は、第1表面と、前記第1表面とは異なる形状の第2表面とを備えることで前記回転軸に対して回転非対称な形状に形成されている。前記グリップは、前記回転軸周りの回転角度を第1角度として、前記ハウジングに取付け可能に構成されている。更に、前記グリップは、前記回転軸周りの回転角度を、前記第1角度とは異なる第2角度として、前記ハウジングに取付け可能に構成されている。前記グリップは、前記把持部を前記回転軸方向にみたとき、前記回転軸周りの周方向における前記第1表面の位置及び前記第2表面の位置は、前記第1角度で前記ハウジングに取付けられたときと、前記第2角度で前記ハウジングに取り付けられたときとで異なるように構成されている。
この形態によれば、ユーザは、グリップの回転角度を第1角度と第2角度との間で切り替えることで、第1表面及び第2表面の現れる位置を変更することができる。そのため、作業態様に応じて、グリップを回転させて把持することができる。したがって、携帯用研磨機の操作性を向上させることができる。
本開示の第2の形態によれば、携帯用研磨機が提供される。前記携帯用研磨機は、研磨部と、前記研磨部を駆動する駆動機構と、前記駆動機構を収容するハウジングと、グリップとを備える。前記グリップは、回転軸を中心に回転可能に形成されている。前記グリップは、前記回転軸周りの回転角度を少なくとも第1角度として、前記ハウジングに取付け可能に構成されている。前記グリップは、把持部と、前記把持部から突出し前記回転軸に沿って延びるシャフトと、前記シャフトから前記回転軸に交差する方向に突出する係止部と、を備える。前記ハウジングは、第1空間と、第2空間と、第3空間とを備える。前記第1空間は、前記回転角度が前記第1角度のとき前記係止部を収容する形状を有する。前記第1空間は、前記第1空間を形成する前記ハウジングの内面が前記係止部と当接することで、前記係止部の前記回転軸周りの回転を規制するように形成されている。また、前記第1空間は、前記回転軸方向のうち、前記グリップが前記ハウジングから離れる方向を第1方向、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義したとき、前記第1空間を形成する前記ハウジングの内面が前記係止部と当接することで、前記第1空間から前記第1方向への移動を規制するように形成されている。前記第2空間は、前記第1空間の前記第2方向側に設けられて前記第1空間と連通するように形成されている。前記第2空間は、前記係止部の前記回転軸周りの回転を許容する形状を有する。前記第3空間は、前記回転軸方向に沿って形成され、前記第2空間と前記ハウジングの外部空間とを連通するように形成されている。前記第3空間は、前記回転角度が前記第1角度とは異なる第3角度であるときに前記係止部を前記回転軸方向に沿って移動可能に収容する。前記第3空間は、前記第3空間を形成する前記ハウジングの内面が前記係止部と当接することで前記係止部の前記回転軸周りの回転を規制するように形成されている。
この形態によれば、グリップの回転角度を第1角度とは異なる第3角度に切り替えて、係止部を第3空間に沿って第2空間まで移動させ、第2空間において回転角度を第1角度に切り替えた後、係止部材を第1空間に配置して収容することができる。そのため、グリップを第1角度でハウジングに取付けることができる。また、第1空間に第1角度で収容されることでハウジングに取り付けられたグリップを、第2空間において第3角度に切り替えた後、係止部材を第3空間に沿って第1方向へ移動させることで、ハウジングからグリップを取り外すことができる。そのため、角度を切り替えるだけで、グリップを回転軸方向に沿って移動させてハウジングに取り付けたり、取り外すことができる。その結果、携帯用研磨機の操作性を向上させることができる。
一実施形態によるサンダの右側面図であり、グリップの第1面が上側に位置し、第2面が下側に位置した状態を示す図である。 サンダの縦断面図であり、内部構造の概略を説明するための図である。 バッテリが取り外されたサンダの右側面図である。 グリップが取り外されたサンダの正面図である。 グリップの斜視図であり、第1面が上側に位置し、第2面が下側に位置した状態を示す図である。 グリップの斜視図であり、第2面が上側に位置し、第1面が下側に位置した状態を示す図である。 グリップ取付部の縦断面図であり、グリップ取付部の構造を説明するための概略図である。 図3のVIII-VIII矢視における、グリップ取付部の横断面図である。 グリップ取付部の正面図である。 グリップ及びグリップ取付部の縦断面図であり、グリップの回転角度を第3角度とし、係止部材を第2空間まで挿入した状態を示す図である。 グリップ及びグリップ取付部の縦断面図であり、第2空間においてグリップの回転角度を第1角度に回転させた状態を示す図である。 グリップ及びグリップ取付部の縦断面図であり、グリップの回転角度が第1角度であり、係止部材が第1空間に収容されてグリップがハウジングに取り付けられた状態を示す図である。 グリップの上面図及びグリップ取付部の横断面図を示す図であり、グリップの回転角度が第1角度であり、係止部材が第1空間に収容されてグリップがハウジングに取り付けられた状態を示す図である。 グリップ及びグリップ取付部の縦断面図であり、グリップの回転角度が第2角度であり、係止部材が第1空間に収容されてグリップがハウジングに取り付けられた状態を示す図である。 図3のXV-XV矢視図であり、グリップの回転角度が第1角度であり、係止部材が第1空間に収容されてグリップがハウジングに取り付けられた状態を示す図である。
以下では、本開示の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して詳細に説明する。この詳細な説明は、本開示の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本開示の範囲を限定することを意図したものではない。また、以下に開示される追加的な特徴ならびに開示は、更に改善された携帯用研磨機、その製造方法及び使用方法を提供するために、他の特徴や開示とは別に、又は共に用いることができる。
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本開示を実施する際に必須のものではなく、特に本開示の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。更に、上記及び下記の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、独立及び従属クレームに記載されるものの様々な特徴は、本開示の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
本明細書及び/又は特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施形態及び/又はクレームに記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。更に、全ての数値範囲及びグループ又は集団に関する記載は、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
1つ又はそれ以上の実施形態において、前記駆動機構は、一端が前記研磨部に接続される駆動シャフトを有していてもよい。前記駆動シャフトの延在する方向を上下方向と定義し、前記上下方向のうち前記駆動シャフトの前記一端が前記研磨部に接続される側を下側、前記下側とは反対側を上側と定義したとき、前記グリップは、前記グリップの前記回転角度が前記第1角度のとき、前記第1表面が前記把持部の上側に位置するように構成されていてもよい。前記グリップは、前記グリップの前記回転角度が前記第1角度のとき、前記第2表面が前記把持部の下側に位置するように構成されていてもよい。
上記形態によれば、グリップの回転角度が第1角度のときに上側に第1表面が現れ下側に第2表面が現れる構成において、携帯用研磨機の操作性を向上させることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、前記駆動機構は、一端が前記研磨部に接続される駆動シャフトを有していてもよい。前記駆動シャフトの延在する方向を上下方向と定義し、前記上下方向のうち前記駆動シャフトの前記一端が前記研磨部に接続される側を下側、前記下側とは反対側を上側と定義したとき、前記グリップは、前記グリップの前記回転角度が前記第2角度のとき、前記第2表面が前記把持部の上側部分に位置するように構成されていてもよい。また、前記グリップは、前記グリップの前記回転角度が前記第2角度のとき、前記第1表面が前記把持部の下側部分に位置するように構成されていてもよい。
上記形態によれば、グリップの回転角度が第2角度のときに上側に第2表面が現れ下側に第1表面が現れる構成において、携帯用研磨機の操作性を向上させることができる。
特に、回転角度が第1角度のときに、上側に第1表面が現れ下側に第2表面が現れ、かつ、回転角度が第2角度のときに、上側に第2表面が現れ下側に第1表面が現れる構成では、グリップを回転軸周りに反転(180°回転させる)ことで、上側及び下側に現れる表面形状を、第1表面から第2表面、又は、第2表面から第1表面に切り替えることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、前記第2表面には、凸部が形成されていてもよい。前記凸部は、前記回転軸方向における前記ハウジングから遠い側の端部に形成されていてもよい。前記凸部は、前記回転軸から離れる方向に突出していてもよい。
上記形態によれば、ユーザは、凸部に手指をかけることができるので、第2表面が凸部を有さない構成と比較して、把持部を把持しやすい。そのため、携帯用研磨機の操作性をより向上させることができる。
特に、第2表面に凸部が設けられており、回転角度が第1角度のときに第2表面が下側に位置する構成では、ユーザは、把持部を上から把持したときに、凸部に手指をかけやすい。そのため、研磨作業における操作性をいっそう向上させることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、前記凸部は、前記第2表面に正対する位置から前記把持部を見たとき、三日月状に形成されていてもよい。前記三日月の形状は、前記回転軸方向において、前記ハウジング側が窪み、前記ハウジングから遠い側が膨らむ形状であってもよい。
上記形態によれば、ユーザは、掌の縁を凸部に沿わせて第2表面に掌を押し当てて研磨作業を行うことができる。そのため、グリップの把持方法を多様化することができるので、携帯用研磨機の操作性をより向上させることができる。
特に、回転角度が第2角度のときに第2表面が上側に位置する構成では、ユーザは、掌を第2表面に押し当てて携帯用研磨機を加工材に押し付けつつ、掌の縁を凸部に沿わせて携帯用研磨機を所望の移動方向に移動させやすい。また、例えば、加工材の研磨作業における仕上段階では、初期段階と比べて、携帯用研磨機を加工材に押し付ける力を弱めて研磨作業が行われる場合がある。このような場合に、適切な力を下方に加えつつ、携帯用研磨機を所望の方向へ移動させやすい。
1つ又はそれ以上の実施形態において、前記第1表面は平滑状に形成されていてもよい。前記把持部は、前記第1表面に正対する位置から前記把持部を見たときに、前記回転軸に交差する方向に長軸を有する、オーバル状に形成されていてもよい。
上記形態によれば、ユーザは、例えば、第1表面を掌で包むようにして、把持部を容易に把持することができる。そのため、携帯用研磨機の操作性を向上させることができる。
特に、グリップの回転角度が第1角度のときに第1表面が上側に位置し、かつ、第2表面が下側に位置する構成であって、第2表面に凸部が設けられている構成では、ユーザは、第1表面を掌で包むようにし、第2表面の凸部に指をかけて把持部を把持することができる。そのため、安定して把持部を把持することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、前記グリップは、シャフトと、係止部とを備えていてもよい。前記シャフトは、前記把持部から突出し前記回転軸に沿って延びていてもよい。前記係止部は、前記シャフトから、前記回転軸に交差する方向に突出するように形成されていてもよい。前記ハウジングは、第1空間と、第2空間とを備えていてもよい。前記第1空間は、前記グリップの前記回転角度が前記第1角度のとき、前記係止部を収容可能な形状であってもよい。また、前記第1空間は、前記グリップの前記回転角度が前記第2角度のときに、前記係止部を収容可能な形状であってもよい。前記第1空間は、前記第1空間を形成する前記ハウジングの内面が前記係止部と当接することで、前記係止部の前記回転軸周りの回転を規制してもよい。前記第2空間は、前記回転軸方向のうち、前記グリップが前記ハウジングから離れる方向を第1方向、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義したとき、前記第1空間の前記第2方向側に設けられて前記第1空間と連通していてもよい。前記第2空間は、前記係止部の前記回転軸周りの回転を許容する形状を有していてもよい。
上記形態によれば、ユーザは、グリップの回転角度を第1角度又は第2角度として係止部を第1空間に収容することで、グリップの回転角度を固定して、グリップをハウジングに取り付けることができる。また、係止部を第1空間から第2方向へ移動させて、第2空間において回転させることにより、グリップの回転角度を第1角度から第2角度に、あるいは、第2角度から第1角度に切り替えたうえで、係止部を第1空間に収容することで、グリップの回転角度を切り替えてハウジングに取り付けることができる。そのため、グリップの回転角度を容易に切り替えることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、前記第1空間は、更に、前記第1空間を形成する前記ハウジングの内面のうち前記第1方向側の内面と前記係止部とが当接することで、前記係止部が前記第1空間から前記第1方向へ移動することを規制するように形成されていてもよい。
上記形態によれば、第1空間に収容された係止部が、第1空間から第1方向へ移動することを規制することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、前記ハウジングは、更に、前記回転軸方向に沿って形成され、前記第1空間と前記ハウジングの外部空間とを連通する第3空間を備えていてもよい。前記第3空間は、前記回転角度が前記第1角度及び前記第2角度とは異なる第3角度であるときに、前記係止部を前記回転軸方向に沿って移動可能に収容してもよい。前記第3空間は、前記第3空間を形成する前記ハウジングの内面が前記係止部と当接することで、前記係止部の前記回転軸周りの回転を規制するように形成されていてもよい。
上記形態によれば、ユーザは、グリップの回転角度を第3角度とし、係止部を第3空間に沿って第2方向へ移動させることで、ハウジングにグリップを挿入することができる。また、係止部が第2空間に移動したとき、グリップの回転角度を第1角度又は第2角度に回転させることで係止部を回転させた後、第1空間に係止部を収容することで、グリップをハウジングに取り付けることができる。また、第1空間に収容された係止部を、第2空間において回転させ、第3空間に沿って第1方向へ移動させることで、ハウジングからグリップを取り外すことができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、前記グリップは、付勢部材を更に備えていてもよい。前記付勢部材は、前記第1空間に収容された前記係止部を前記第1方向へ付勢するように構成されていてもよい。
上記形態によれば、第1空間に収容された係止部は、付勢部材によって第1方向へ付勢されるので、第1空間から第2空間へと移動し難い。そのため、ユーザの意図によらず係止部が第2空間へ移動して回転することを抑制するこができる。したがって、グリップが意図せず回転したり、ハウジングから外れたりすることを抑制することができる。
<実施形態>
<全体構成>
以下、図面を参照して、携帯用研磨機の詳細な実施形態の1つとして、オービタルサンダ(以下、単にサンダという)10について説明する。本実施形態で例示するサンダ10は、仕上サンダとも称される。
図1から図4に示すように、サンダ10は、駆動シャフト66(図2参照)を有する駆動機構60と、駆動機構60を収容するハウジング20と、駆動シャフト66の一端661が接続された研磨部30と、ハウジング20に取付けられたグリップ80とを備える。以下、駆動シャフト66の中心軸を、駆動軸A1とも呼ぶ。
サンダ10は、更に、ハウジング20に連接されたハンドル22と、バッテリ取付部40とを備える。ハンドル22は、駆動軸A1に交差する方向に延在し、一端がハウジング20に接続され、他端が自由端として構成されている。
以下では、駆動軸A1が延在する方向をサンダ10の上下方向と定義し、上下方向のうち、駆動シャフト66の一端661と研磨部30とが接続される側を下側、その反対側を上側と定義する。また、ハンドル22が延在する方向をサンダ10の前後方向と定義する。前後方向のうちハンドル22の自由端側を後側、その反対側を前側と定義する。更に、前後方向と上下方向とに直交する方向を、サンダ10の左右方向と定義する。左右方向のうち、後側から前側を見たときの右側をサンダ10の右側と定義し、その反対側をサンダ10の左側と定義する。
ハウジング20は、サンダ10の外郭を構成している。ハウジング20の前端は、グリップ80が取り付けられるグリップ取付部100として構成されている。本実施形態では、グリップ80は、グリップ取付部100に着脱可能に構成されている。グリップ80及びグリップ取付部100については、詳細を後述する。
図2に示すように、駆動機構60は、電動モータ61を含む。駆動機構60は、電動モータ61の回転動力により、研磨部30を駆動するように構成されている。図2に示すように、本実施形態では、電動モータ61はブラシレスモータである。ただし、電動モータ61はブラシ付きモータであってもよい。
電動モータ61は、上下方向に延在するモータシャフト611と、ステータ及びロータを備えるモータ本体部612を備える。モータシャフト611は、ハウジング20に対して固定された軸受62,63によって回転可能に支持されている。モータシャフト611は、上下方向に見て、研磨部30の略中心に位置するように配置されている。モータシャフト611の下部は、駆動シャフト66に連結されている。駆動シャフト66は、ハウジング20に対して固定された軸受62、63によって回転可能に支持されている。電動モータ61の回転動力は、モータシャフト611、駆動シャフト66を介して研磨部30に伝達される。なお、電動モータ61の回転動力は、公知の動力伝達機構(不図示)により減速されて研磨部30に伝達される。本実施形態では、モータシャフト611の回転軸は、駆動軸A1と一致する。
駆動シャフト66の周囲には、軸受63の下側において、ファン71が取り付けられている。ファン71の収容空間は、集塵ノズル72と連通している。集塵ノズル72は、ハウジング20の下側及び後側の端部から後方に延在している。集塵ノズル72には、集塵機(図示せず)に接続されるホース(図示せず)を取り付けることができる。
図1から図4に示すように、研磨部30は、サンダ10の最下部に位置している。研磨部30は、研磨パッド31とベース32とクランパ33,35とレバー34,36とを備えている。研磨パッド31及びベース32は、上下方向に見て、前後方向を長手方向とする略矩形形状を有している。研磨パッド31の上にベース32が配置されており、両者は上下方向に延在するボルトによって結合されている。
研磨パッド31には、クランパ33,35を利用してサンディングペーパー(図示せず)が装着される。具体的には、クランパ33は、ベース32の上方で、ベース32の前側縁部に沿って延在している。このクランパ33は、レバー34の操作によって変位するように構成されている。クランパ35は、ベース32の上方で、ベース32の後側縁部に沿って延在している。このクランパ35は、レバー36の操作によって変位するように構成されている。サンディングペーパーを研磨パッド31の底面に配置した状態で、レバー34を操作して、サンディングペーパーの前端をクランパ33とベース32との間に挟み込み、更に、レバー36を操作して、サンディングペーパーの後端をクランパ35とベース32との間に挟み込むことによって、サンディングペーパーが研磨パッド31に対して固定される。研磨パッド31の底面は、サンダ10の使用時に研磨面として機能する。
図2に示すように、研磨部30は、軸受64を介して駆動シャフト66に連結されている。具体的には、駆動シャフト66の下端の周囲には、バランサ65が固定されている。バランサ65は、駆動シャフト66の下端に形成されたネジ穴に螺合するボルトによって、駆動シャフト66に固定される。軸受64は、このバランサ65の上部とベース32との間に挟持されている。軸受64の内輪は、バランサ65の下部によって支持されている。軸受64は、駆動シャフト66に対して偏心した状態で配置されている。バランサ65は、駆動シャフト66に対する軸受64の偏心方向と逆方向に重心が偏った形状を有している。これにより、駆動シャフト66に対して軸受64が偏心していることに起因する振動の発生を抑制できる。
研磨部30は、4つのフット73を介してハウジング20に連結されている。フット73は、オービタル運動に伴う振動(特に上下のばたつき)を抑制するように構成されている。本実施形態では、フット73は、矩形形状のベース32の4隅付近にそれぞれ配置されている。フット73は、上下方向に延在する略円柱状の形状を有している。フット73の上端は、Oリングを介してハウジング20に係合している。フット73の下端は、Oリングを介してベース32に係合している。フット73は、これらのOリングを潰しながら、上下方向に対して傾くことができる。
バッテリ取付部40は、ハンドル22の前側に配置されている。バッテリ取付部40は、電動モータ61の電源としてのバッテリ50を、前後方向にスライド式に装着可能に構成されている。図2に示すように、バッテリ50をバッテリ取付部40に装着した状態では、研磨部30及びモータシャフト611の上方でバッテリ50が保持される。このとき、モータシャフト611は、上下方向に見て、バッテリ50の中心付近に位置する。
図2に示すように、ハウジング20内には、コントローラ52が収容されている。本実施形態では、コントローラ52は、モータ本体部612の後側であって、集塵ノズル72の上側に配置されている。コントローラ52は、バッテリ取付部40の備える端子と、電動モータ61とに電気的に接続されている。コントローラ52は、各種の回路を備えており、バッテリ50から電動モータ61へ供給される電力を制御することによって、電動モータ61の動作を制御するように構成されている。回路としては、例えば、高温保護回路、過電流保護回路、過放電保護回路が挙げられる。
図1から図3に示すように、ハンドル22の前端上部には、スイッチ25が設けられている。スイッチ25は、コントローラ52に電気的に接続されている。スイッチ25は、電動モータ61の起動と停止との操作を行うために設けられている。
<グリップ及びグリップ取付部の構成>
次に、図5から図15を参照して、グリップ80及びグリップ取付部100について説明する。まず、グリップ80の各部について説明する。図5及び図6に示すように、グリップ80は、把持部81と、把持部81に接続された基部85と、基部85から突出するグリップシャフト90と、スリーブ94と、係止部材96と、付勢部材98と、を備える。グリップ80は、グリップシャフト90の中心軸周りの回転角度を、第1角度と、第1角度とは異なる第2角度との間で切り替えて、グリップ取付部100に取付け可能に構成されている。本実施形態では、第1角度は、回転の基準角度である。第2角度は、第1角度に180°を加えた角度(つまり、第1角度に対して180°回転した角度)である。また、グリップ80は、回転角度を第1角度及び第2角度とは異なる第3角度にしたとき、グリップ取付部100に着脱可能に構成されている。以下、グリップシャフト90の中心軸を、グリップ80の回転軸A2とも呼ぶ。第1角度、第2角度は、ハウジング20にグリップを取付けるときの取付角度位置と呼ぶこともでき、例えば、第1角度位置、第2角度位置とも呼ばれる。
図5及び図6は、回転軸A2を前後方向とし、把持部81を前側に配置し、グリップシャフト90の突出端91を後側に配置したグリップ80を示している。把持部81は、ユーザが把持するのに適した大きさ及び形状を有している。本実施形態では、上側又は下側から把持部81を見たとき、把持部81は左右方向に長軸を有するオーバル状に形成されている。把持部81は、第1表面811と、第1表面811とは異なる形状の第2表面812とを有することにより、回転軸A2に対し回転非対称な形状を有する。グリップ80は、把持部81を回転軸A2方向にみたとき、回転軸A2周りの周方向における第1表面811の位置及び前記第2表面812の位置が、回転角度が第1角度のときと第2角度のときとで、異なるように構成されている。本実施形態では、回転角度が第1角度のとき、図1から図3、図5に示すように、第1表面811は上側に位置し、第2表面812は下側に位置する。回転角度が第2角度のとき、図6に示すように、第1表面811は下側に位置し、第2表面812は上側に位置する。第1表面811は、回転角度が第1角度のときの把持部81の上端部分でもあり、第2角度のときの把持部81の下端部分でもある。第2表面812は、回転角度が第1角度のときの把持部81の下端部分でもあり、第2角度のときの把持部81の上端部分でもある。
図1~図3、図5に示すように、第1表面811は、平滑状に形成されている。第1表面811は、凹凸のない平板状である。第1表面811の形状は、ユーザが、第1表面811に概ね正対する位置(図5では上側)から、掌で把持部81を包むようにして把持しやすい形状である。
図6に示すように、第2表面812には、回転軸A2から離れる方向に突出する凸部813が形成されている。図6では、凸部813は上側に突出している。凸部813は、把持部81のうち、前端部(第1端部819)に位置する。第1端部819は、グリップ80がハウジング20に取付けられたとき、回転軸A2方向においてハウジング20から遠い側の端部である。凸部813は、第2表面812に正対する位置から把持部81をみたとき、ハウジング20側が窪み、ハウジング20から離れる側に膨らむ三日月状(crescent)に形成されている。つまり、三日月形状の内側の円弧状湾曲面814は、ハウジング20側に位置している。
把持部81の後側には、把持部81に接続された、筒状の基部85が設けられている。図10~12に示すように、基部85の内側及び把持部81の径方向中間部位には、グリップシャフト90がインサート成形によって一体となっている。
基部85の外径は、把持部81の左右方向の長さ(オーバル形状の長軸)よりも短い。基部85は、把持部81に接続された第1基部86と、第1基部86の後側に設けられ、第1基部86よりも小さい外径の第2基部87と、を有する。第1基部86と第2基部87とは、回転軸A2に直交する接続面862によって接続されている。第2基部87の後端部からは、グリップシャフト90が突出している。第2基部87の後端面872は、グリップシャフト90が突出する開口を構成している。後端面872は、回転軸A2に直交している。図10~図12に示すように、第2基部87の内径は、グリップシャフト90の外径よりも大きく形成されている。第2基部87の内側には、グリップシャフト90に挿入された付勢部材98の一部が配置されている。
グリップシャフト90は、基部85から後方へ突出する棒状部材である。グリップシャフト90からは、係止部材96が突出している。係止部材96は、回転軸A2に直交する方向に延在する略棒状部材である。係止部材96は、グリップシャフト90の突出端91よりも、前側に設けられている。本実施形態では、グリップ80の回転角度が第1角度のとき及び第2角度のとき、係止部材96は、左右方向に沿って配置される。言い換えると、第1表面811が上側に位置し、第2表面812が下側に位置するとき、あるいは、第2表面812が上側に位置し、第1表面811が下側に位置するとき、係止部材96の延在方向(つまり、グリップシャフト90からの突出方向)は、左右方向となる。本実施形態では、係止部材96として板バネが用いられている。図5及び図6に示すように、係止部材96は、グリップシャフト90に設けられた貫通孔92に挿入されて固定されている。本実施形態では、係止部材96の長さは、スリーブ94の外径よりも大きく、第2基部87の外径よりも小さい。
スリーブ94は、グリップシャフト90に挿入された筒状部材である。スリーブ94は、グリップシャフト90における、係止部材96と基部85との間に挿入されている。スリーブ94の外径は、第2基部87の外径よりも小さい。
付勢部材98は、上述したように、グリップシャフト90に挿入されている。本実施形態では、付勢部材98は、圧縮コイルバネである。図10~図12に示すように、付勢部材98の一端は、スリーブ94における前端面941に支持されている。付勢部材98の他端は、第2基部87の内側における、グリップシャフト90周りの支持面871に支持されている。支持面871は、回転軸A2に直交し、スリーブ94の前端面941に向かい合う面である。
次に、グリップ取付部100について説明する。上述したように、グリップ取付部100は、ハウジング20の前端に設けられている。グリップ取付部100の上下方向における位置は、モータ本体部612と略等しい。本実施形態では、グリップ取付部100は、ハウジング20の前端に設けられた開口端101から、前後方向に沿ってグリップ80を挿入可能な、孔部及び溝部として構成されている。本実施形態において、グリップ取付部100の中心軸A3は、前後方向と一致する。中心軸A3は、グリップ80がグリップ取付部100に挿入されたとき、グリップ80の回転軸A2と一致する。
図7及び図8に示すように、グリップ取付部100は、基部挿入部110と、スリーブ挿入部120と、シャフト挿入部150と、第1空間130と、第2空間140と、第3空間160とを備える。上下方向及び左右方向における各部の中心は、中心軸A3上に位置する。基部挿入部110、スリーブ挿入部120、第1空間130、第2空間140は、この順に、前から後へ設けられている。
基部挿入部110は、グリップ取付部100の前端に設けられた孔部である。基部挿入部110は、第2基部87を挿入可能な形状を有する。基部挿入部110の内径は、第2基部87の外径以上であって、第1基部86の外径よりも小さい。基部挿入部110の後端を規定する後端面112は、前後方向に直交している。後端面112は、基部挿入部110に挿入された第2基部87が、後端面112よりも後方へ移動することを規制する。
スリーブ挿入部120は、基部挿入部110の後方に、基部挿入部110と連結して設けられた孔部である。スリーブ挿入部120は、スリーブ94を挿入可能な形状を有する。スリーブ挿入部120の内径は、スリーブ94の外径以上であって、第2基部87の外径よりも小さい。スリーブ挿入部120の後端を規定する後端面122は、前後方向に直交している。後端面122は、スリーブ挿入部120に挿入されたスリーブ94が、後端面122よりも後方へ移動することを規制する。
第1空間130は、スリーブ挿入部120の後方に設けられている。第1空間130は、回転角度が第1角度及び第2角度のときに係止部材96を収容する。また、第1空間130は、係止部材96が回転軸A2周りに回転することを規制するように構成されている。本実施形態では、第1空間130は、係止部材96を左右方向に沿って配置可能な溝部として形成されている。図8に示すように、第1空間130を規定するハウジング20の内面のうち、前端面131は、第1空間130に配置された係止部材96と当接して、係止部材96が前方へ移動することを規制する。図7及び図15に示すように、第1空間130を規定するハウジング20の内面のうち、上端面133及び下端面135は、第1空間130に配置された係止部材96と当接して、係止部材96が回転軸A2周りに回転することを規制する。
第2空間140は、第1空間130の後方に設けられて第1空間130と連通している。第2空間140は、係止部材96が回転軸A2周りに回転することを許容する形状を有する。第2空間140は、係止部材96が回転軸A2(中心軸A3)周りに回転することが可能な内径を有する、孔部として構成されている。係止部材96は、左右方向に沿って配置されたとき、第2空間140と第1空間130とを前後方向に移動可能である。
シャフト挿入部150は、グリップシャフト90が挿入可能な孔部である。シャフト挿入部150は、スリーブ挿入部120の後方に、スリーブ挿入部120と連通している。シャフト挿入部150は、前後方向において第2空間140よりも後方まで形成されている。シャフト挿入部150の内径は、係止部材96の長さ(長軸)よりも小さい。シャフト挿入部150のうち、前後方向における第2空間140の後部分は、グリップシャフト90における、係止部材96よりも突出端91側の部分が挿入可能に形成されている。
第3空間160は、グリップ80の回転角度が第3角度であるときに、係止部材96が前後方向に移動することを許容する形状を有する。本実施形態では、第3空間160は、前後方向において110と第2空間140とを連結するように形成されている。そのため、第3空間160は、基部挿入部110を介してハウジング20の外部空間と連結されている。第3空間160の上下方向の長さは、係止部材96を上下方向に沿って配置可能な長さである。そのため、第3空間160は、上下方向に沿って配置された係止部材96が、開口端101と第2空間140との間で移動することを許容する。図8及び図15に示すように、第3空間160を規定するハウジング20の内面のうち、左側及び右側の端面161は、上下方向に沿って配置された係止部材96に当接して、係止部材96が回転軸A2周りに回転することを規制する。
以下、主に図10~図15を用いて、グリップ80をグリップ取付部100に装着する方法と、グリップ80の回転角度を切り替える方法と、グリップ80をグリップ取付部100から取り外す方法とについて説明する。
<グリップをグリップ取付部に装着する方法>
(1)まず、ユーザは、グリップ80の回転角度を第3角度にする。第3角度は、係止部材96を第3空間160に挿入可能な角度である。本実施形態では、第3角度は、第1角度から90°回転した角度である。第3角度は、係止部材96の突出方向が上下方向となる角度でもある。そのため、ユーザは、第1表面811が右側に位置し、第2表面812が左側に位置するように、グリップ80を回転軸A2周りに回転させることで、グリップ80をグリップ取付部100に挿入することができる。あるいは、ユーザは、第1表面811が左側に位置し、第1表面811が右側に位置するように、グリップ80を回転させてもよい。
(2)次にユーザは、グリップ取付部100の開口端101から、基部挿入部110へグリップシャフト90を挿入する。ユーザが、グリップ80(把持部81)を後方向へ押し込むと、係止部材96は、第3空間160に沿って前方から後方へ移動し、スリーブ94の前端面941は、スリーブ挿入部120の後端面122に当接する。
(3)ユーザは、付勢部材98の付勢力に逆らって、把持部81を更に後方へ押し込む。そうすると、図10に示すように、第2基部87の後端面872は、基部挿入部110の後端面112に当接する。グリップシャフト90は、スリーブ94の内側を後方へ摺動し、グリップシャフト90の突出端91は、シャフト挿入部150の後端部に到達する。そして、係止部材96は、第2空間140に到達する。その結果、係止部材96は、第2空間140において、回転軸A2周りに回転可能な状態となる。
(4)次に、図11に示すように、ユーザは、把持部81を後方へ押し込みつつ、グリップ80の回転角度を第1角度とする。すなわち、ユーザは、第1表面811が上側に位置するように、グリップ80を回転させる。そうすると、係止部材96の突出方向が左右方向となり、係止部材96は、第2空間140から第1空間130へ移動可能となる。つまり、ユーザが、第1表面811が上側に位置するようにグリップ80を回転して、グリップ80に対する後方への押し込みを解除すると、係止部材96は、付勢部材98により前方へ付勢されて、第2空間140から第1空間130へと移動する。このとき、図13に示すように、第1空間130の前端面131は係止部材96に当接し、係止部材96が前方へ移動することを規制する。また、図15に示すように、第1空間130の上端面133と下端面135とは係止部材96に当接し、係止部材96が回転軸A2周りに回転することを規制する。このように、係止部材96が第1空間130に収容されると、係止部材96の前方への移動と、係止部材96の回転軸A2周りの回転が規制される。言い換えると、グリップ80が、グリップ取付部100から外れる方向である前方へ移動することと、回転軸A2周りに回転することとが規制される。このとき、付勢部材98は、第2基部87の支持面871を介して、グリップシャフト90及び係止部材96を前方へ付勢しているので、第1空間130に収容された係止部材96は、第2空間140へは移動しない。
<グリップ80の回転角度を切り替える方法>
(5)次に、図12及び図13に示すように、グリップ80がグリップ取付部100に装着されている状態から、グリップ80の回転角度を切り替える方法について説明する。図12及び図13に示す状態から、ユーザが、付勢部材98の付勢力に逆らって把持部81を後方へ押し込むと、係止部材96は、第2空間140に到達する(図11参照)。その結果、上記(3)と同様に、係止部材96が、回転軸A2周りに回転可能な状態となる。
(6)ユーザは、上記(4)と同様に、把持部81を後方へ押し込みつつ、グリップ80の回転角度を第2角度(180°)とする。すなわち、ユーザは、第2表面812が上側に位置するように、グリップ80を180°回転させる。そうすると、上記(4)と同様に、係止部材96は、第2空間140から、第1空間130へ移動可能な状態となる。つまり、ユーザが、第2表面812が上側に位置するようにグリップ80を回転して、グリップ80に対する後方への押し込みを解除すると、係止部材96は、第2空間140から第1空間130へと移動する。このとき、第1空間130の前端面131は、係止部材96が前方へ移動することを規制する(図14参照)。また、第1空間130の上端面133と下端面135とは、係止部材96が回転軸A2周りに回転することを規制する。このように、ユーザは、グリップ80の回転角度を切り替えることができる。
なお、上記(4)において、ユーザは、グリップ80の回転角度を、第2角度(180°)とし、上記(6)において、グリップ80の回転角度を第1角度(0°)としてもよい。
<グリップをグリップ取付部から取り外す方法>
(7)次に、グリップ80を、グリップ取付部100から取り外す方法について説明する。例えば、図12に示す状態から、ユーザが、付勢部材98の付勢力に逆らって把持部81を更に後方へ押し込むと、係止部材96は、第2空間140に到達する(図11参照)。その結果、上記(3)、(5)と同様に、係止部材96が、回転軸A2周りに回転可能な状態となる。
(8)ユーザは、把持部81を後方へ押し込みつつ、グリップ80の回転角度を第3角度(90°)とする。すなわち、ユーザは、第1表面811が右側に位置し、第2表面812が左側に位置するように、グリップ80を回転させる。あるいは、ユーザは、第1表面811が左側に位置し、第1表面811が右側に位置するように、グリップ80を回転させる。そうすると、係止部材96の突出方向が上下方向となるので、係止部材96は、第2空間140から第3空間160に沿って基部挿入部110まで到達し、開口端101まで移動可能となる。このように、ユーザは、グリップ取付部100からグリップ80を取り外すことができる。
<効果>
以上で説明したサンダ10によれば、グリップ80は、第1表面811と、第1表面811とは異なる形状の第2表面812と、を有することで回転軸A2に対して回転非対称な形状に形成された把持部81を有する。そして、グリップ80は、回転軸A2周りの回転角度を、第1角度と、第1角度とは異なる第2角度とに切り替えてハウジング20に装着可能に形成されている。把持部81を回転軸A2方向にみたとき、回転軸A2周りの周方向における第1表面811の位置及び第2表面812の位置は、回転角度が第1角度のときと第2角度のときとで、異なるように構成されている。そのため、ユーザは、グリップ80の回転角度を第1角度と第2角度との間で切り替えることで、第1表面811の現れる位置及び第2表面812の現れる位置を変更することができる。したがって、作業態様に応じて、グリップ80(把持部81)のハウジング20に対する装着姿勢を切り替えることができる。その結果、携帯用研磨機の操作性を向上させることができる。
グリップ80は、回転角度が第1角度のときに、第1表面811が上側に位置し、第2表面812が下側に位置するように構成されている。また、グリップ80は、回転角度が第2角度のときに、第2表面812が上側に位置し、第1表面811が下側に位置するように構成されている。そのため、グリップ80を回転軸A2周りに反転(180°回転させる)ことで、上側及び下側に現れる表面形状を、第1表面811から第2表面812、又は、第2表面812から第1表面811に切り替えることができる。したがって、ユーザは、上側及び下側に現れる表面形状を直感的に切り替えることができる。
また、第2表面812には、ハウジング20から離れる側の第1端部819に、回転軸A2から離れる方向に突出する凸部813が形成されている。そのため、ユーザは、第2表面812の凸部813に手指をかけて把持部81を把持することができる。したがって、凸部813を有さない構成と比較して、研磨作業を容易に行うことができる。
また、グリップ80の回転角度が第1角度のとき、第2表面812は下側に位置し、第2表面812の凸部813は下側に突出するので、ユーザは、凸部813により手指をかけやすい。そのため、サンダ10の操作性をいっそう向上させることができる。
凸部813は、第2表面812に正対する位置から把持部81をみたとき、ハウジング20側に窪み、ハウジング20から離れる側に膨らむ三日月状に形成されている。そのため、ユーザは、第2表面812が上側に位置するとき、掌の縁を凸部813に沿わせて第2表面812に掌を押し当てるようにして、研磨作業を行うことができる。そのため、グリップ80の把持方法を多様化することができる。また、研磨作業における仕上段階等、初期段階に比べて、サンダ10を下向きに押し付ける力を軽減させて研磨作業が行われる場合がある。このような場合に、ユーザは、掌の縁を凸部813の円弧状湾曲面814に沿わせて適切な力を下方に加えつつ、掌の縁を所望の方向へ移動させて、サンダ10を所望の方向へ移動させつつ研磨作業を行うことができる。
また、第1表面811は平滑に形成されており、把持部81は、回転軸A2に交差する方向に長軸を有するオーバル状に形成されているので、ユーザは、例えば、第1表面811を掌で包むようにして、把持部81を容易に把持することができる。
また、グリップ80は、回転角度が第1角度のとき第1表面811が上側に位置し、第1表面811は平滑に形成されているので、ユーザは、サンダ10を下向きに押し付けて研磨しやすい。
また、サンダ10において、グリップ80はハウジング20の前端に設けられており、ハウジング20の後端には前後方向に延在するハンドル22が設けられている。そのため、ユーザは、一方の手でハンドル22を握り、他方の手でグリップ80の把持部81を持ちながら、サンダ10を下方に押し付けて研磨作業を行うことができる。また、グリップ80を所望の方向へ移動させることで、サンダ10を移動させて研磨作業を行うことができる。
更に、ハウジング20は、第1空間130と、第2空間140とを備えるグリップ取付部100を有する。第1空間130は、グリップ80の回転角度が第1角度及び第2角度になるように係止部材96を収容し、係止部材96が回転軸A2周りに回転することを規制するように形成されている。第2空間140は、第1空間130に連通して第2空間140の後方に設けられ、係止部材96が回転することを許容するように形成されている。そのため、ユーザは、第1空間130に収容された係止部材96を後方に移動させて、第2空間140で回転させることにより、グリップ80の回転角度を第1角度から第2角度に、あるいは、第2角度から第1角度に切り替えて、ハウジング20に固定することができる。
また、グリップ取付部100は、前後方向において、開口端101から第2空間140まで係止部材96が移動可能な第3空間160を備える。第3空間160は、グリップ80の回転角度が、第1角度及び第2角度とは異なる第3角度であるときに、係止部材96が前後方向に移動することを許容するように形成されている。そのため、ユーザは、グリップ80の回転角度を第3角度として、グリップ取付部100の開口端101からグリップ80を挿入し、第2空間140においてグリップ80の回転角度を第1角度又は第2角度に回転させ、第1空間130に係止部材96を収容することで、グリップ80をグリップ取付部100に取り付けることができる。また、第1空間130に収容された係止部材96を、第2空間140において回転させ、第3空間160に沿って前方へ移動させることで、グリップ取付部100からグリップ80を取り外すことができる。
サンダ10によれば、グリップ80とハウジング20との構成を利用して、グリップ80をグリップ取付部100に着脱することができる。そのため、グリップ80をハウジング20に取り付けるための道具を要しないので、サンダ10の利便性を向上させることができる。
また、グリップ80は、ハウジング20における孔部及び溝部として構成されたグリップ取付部100に装着されるので、グリップ80とハウジング20との係合箇所は、研磨作業中にユーザの手に触れない。そのため、グリップ80がハウジング20から意図せず外れることを抑制することができる。
更に、ユーザは、グリップ80の係止部材96を第3空間160に沿わせて第2空間140に到達させ、第2空間140において係止部材96を第1角度又は第2角度に回転させて第1空間130に収容(係止)することで、グリップ80をハウジング20に取り付けることができる。また、ユーザは、第1空間130に係止した係止部材96を第2空間140に移動させて第3角度に回転させ、第3空間160に沿わせて開口端101まで移動させることで、グリップ80をグリップ取付部100から取り外すことができる。そのため、この構成によれば、例えば、シャフトの周方向に形成された溝をハウジングのネジ孔に螺合させて、グリップをハウジングに固定する従来の構成と比較して、容易にグリップ80を着脱することができる。
<対応関係>
上記実施形態の各構成要素と本開示の技術の各構成要素の対応関係を以下に示す。但し、実施形態の各構成要素は単なる一例であって、本開示の技術の各構成要素を限定するものではない。
サンダ10は、「携帯用研磨機」の一例である。
研磨部30は、「研磨部」の一例である。
駆動シャフト66は、「駆動シャフト」の一例である。
駆動シャフト66の一端661は、「駆動シャフトの一端」の一例である。
駆動機構60、電動モータ61は、「駆動機構」の一例である。
ハウジング20、グリップ取付部100は、「ハウジング」の一例である。
グリップ80は、「グリップ」の一例である。
第1表面811、第2表面812は、それぞれ、「第1表面」、「第2表面」のL一例である。
回転軸A2は、「回転軸」の一例である。
把持部81は、「把持部」の一例である。
第1端部819は、「ハウジングから遠い側の端部」の一例である。
凸部813は、「凸部」の一例である。
グリップシャフト90は、「シャフト」の一例である。
係止部材96は、「係止部」の一例である。
付勢部材98は、「付勢部材」の一例である。
第1空間130、第2空間140は、それぞれ、「第1空間」、「第2空間」の一例である。
上端面133、下端面135、前端面131は、「第1空間を形成するハウジングの内面」の一例である。
前端面131は、「第1空間を形成するハウジングの内面」のうち、「第1方向側の内面」の一例である。
第3空間160は、「第3空間」の一例である。
第3空間160の端面161は、「第3空間を形成するハウジングの内面」の一例である。
後方向は「第1方向」の一例である、前方向は「第2方向」の一例である。
<他の実施形態>
上記実施形態では、第1角度は基準角度(0°)であり、第2角度は第1角度から180°回転した角度(180°)であり、第3角度は、第1角度から90°回転した角度であった。これらは例示であり、第1角度、第2角度、第3角度は、上記実施形態以外の他の角度であってもよい。
また、上記実施形態では、第1角度のとき第1表面811は上側に位置し、第2表面812は下側に位置していた。これに対し、第1角度のとき、第1表面811は、例えば、右側、左側等、周方向の上側以外の他の箇所に位置してもよい。同様に、第2表面812は、下側以外の他の箇所に位置していてもよい。
第2角度は、複数の角度を含んでもよい。例えば、第1空間130は、係止部材96を左右方向に限らず、30°、60°、180°等複数の角度で収容可能なように構成されていてもよい。
上記実施形態において、グリップ取付部100は、第3空間160を備えていなくともよく、グリップ80は、ハウジングから取り外し不能に構成されていてもよい。この場合には、サンダ10は、第1空間130と第2空間140との間に、係止部材96が予め配置されるように構成されればよい。
上記実施形態において、駆動軸A1は、モータシャフト611の回転軸と一致していた。これに対し、駆動軸A1は、モータシャフト611の回転軸と一致していなくともよい。例えば、モータシャフト611は前後方向に配置されていてもよい。駆動機構60はスピンドルを備えていてもよく、モータシャフト611の回転動力をスピンドルに伝達してもよい。この場合には、駆動軸A1は、スピンドルの中心軸(出力軸)であってもよい。
上記実施形態において、グリップ80は、ハウジング20の前端に限らず、他の位置に取付けられてもよい。例えば、グリップ80は、ハウジング20の左壁や右壁に取付けられてもよい。また、例えば、グリップ取付部100を、ハウジング20の側壁周りの任意の位置に取り付け可能なクランプ状に構成し、グリップ80をハウジング20の側壁周りの任意の位置に固定するようにしてもよい。この場合、クランプ状に構成されたグリップ取付部を、携帯用研磨機のハウジングとみなしてもよい。
サンダ10は、充電式のバッテリ50に限らず、電源ケーブルを介して外部の交流電源からの電力供給を受けて駆動されてもよい。
上記実施形態は、オービタルサンダに限らず、ランダムオービットサンダ、ポリッシャ等にも適用されてもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10...サンダ
20...ハウジング
22...ハンドル
25...スイッチ
30...研磨部
31...研磨パッド
32...ベース
33...クランパ
34...レバー
35...クランパ
36...レバー
40...バッテリ取付部
50...バッテリ
52...コントローラ
60...駆動機構
61...電動モータ
62...軸受
63...軸受
64...軸受
65...バランサ
66...駆動シャフト
71...ファン
72...集塵ノズル
73...フット
80...グリップ
81...把持部
85...基部
86...第1基部
87...第2基部
90...グリップシャフト
91...突出端
92...貫通孔
94...スリーブ
96...係止部材
98...付勢部材
100...グリップ取付部
101...開口端
110...基部挿入部
112...後端面
120...スリーブ挿入部
122...後端面
130...第1空間
131...前端面
133...上端面
135...下端面
140...第2空間
150...シャフト挿入部
160...第3空間
161...端面
611...モータシャフト
612...モータ本体部
661...駆動シャフトの一端
811...第1表面
812...第2表面
813...凸部
814...円弧状湾曲面
819...第1端部
862...接続面
871...支持面
872...後端面
941...前端面
A1...駆動軸
A2...グリップの回転軸
A3...グリップ取付部の中心軸

Claims (11)

  1. 研磨部と、
    前記研磨部を駆動する駆動機構と、
    前記駆動機構を収容するハウジングと、
    回転軸を有し前記回転軸を中心に回転可能なグリップであって、
    第1表面と、前記第1表面とは異なる形状の第2表面とを備えることで前記回転軸に対して回転非対称な形状に形成された把持部を有するグリップと、を備え、
    前記グリップは、
    前記回転軸周りの回転角度を、第1角度と前記第1角度とは異なる第2角度とで切り替えて前記ハウジングに取り付け可能であり、
    前記把持部を前記回転軸方向にみたとき、前記回転軸周りの周方向における前記第1表面の位置及び前記第2表面の位置は、前記回転角度が前記第1角度のときと前記第2角度のときとで異なるように構成されている、
    携帯用研磨機。
  2. 請求項1に記載の携帯用研磨機であって、
    前記駆動機構は、一端が前記研磨部に接続される駆動シャフトを有し、
    前記駆動シャフトの延在する方向を上下方向と定義し、前記上下方向のうち前記駆動シャフトの前記一端が前記研磨部に接続される側を下側、前記下側とは反対側を上側と定義したとき、
    前記グリップは、前記回転角度が前記第1角度のとき、前記第1表面が前記把持部の上側に位置し、前記第2表面が前記把持部の下側に位置するように構成されている、携帯用研磨機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の携帯用研磨機であって、
    前記駆動機構は、一端が前記研磨部に接続される駆動シャフトを有し、
    前記駆動シャフトの延在する方向を上下方向と定義し、前記上下方向のうち前記駆動シャフトの前記一端が前記研磨部に接続される側を下側、前記下側とは反対側を上側と定義したとき、
    前記グリップは、前記回転角度が前記第2角度のとき、前記第2表面が前記把持部の上側に位置し、前記第1表面が前記把持部の下側に位置するように構成されている、携帯用研磨機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の携帯用研磨機であって、
    前記第2表面には、前記回転軸方向における前記ハウジングから遠い側の端部に、前記回転軸から離れる方向に突出する凸部が形成されている、携帯用研磨機。
  5. 請求項4に記載の携帯用研磨機であって、
    前記凸部は、前記第2表面に正対する位置から前記把持部をみたとき、前記回転軸方向における前記ハウジング側が窪み前記ハウジングから遠い側が膨らむ、三日月状に形成されている、携帯用研磨機。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の携帯用研磨機であって、
    前記第1表面は平滑に形成されており、
    前記把持部は、前記第1表面に正対する位置から前記把持部をみたときに、前記回転軸に交差する方向に長軸を有するオーバル状に形成されている、携帯用研磨機。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の携帯用研磨機であって、
    前記グリップは、前記把持部から突出し前記回転軸に沿って延びるシャフトと、前記シャフトから前記回転軸に交差する方向に突出する係止部と、を備え、
    前記ハウジングは、
    前記回転軸方向のうち、前記グリップが前記ハウジングから離れる方向を第1方向、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義したとき、
    前記回転角度が前記第1角度のときと前記第2角度のときに前記係止部を収容可能な第1空間であって、前記第1空間を形成する前記ハウジングの内面が前記係止部と当接することで、前記係止部の前記回転軸周りの回転を規制する、第1空間と、
    前記第1空間の前記第2方向側に設けられて前記第1空間と連通する第2空間であって、前記係止部が前記回転軸周りに回転可能な形状を有する、第2空間と、を備える、携帯用研磨機。
  8. 請求項7に記載の携帯用研磨機であって、
    前記第1空間は、更に、前記第1空間を形成する前記ハウジングの内面のうち前記第1方向側の内面と、前記第1空間に収容された前記係止部とが当接することで、前記係止部が前記第1空間から前記第1方向へ移動することを規制する、携帯用研磨機。
  9. 請求項8に記載の携帯用研磨機であって、
    前記ハウジングは、更に、前記回転軸方向に沿って形成され、前記第2空間と前記ハウジングの外部空間とを連通する第3空間であって、前記グリップの前記回転角度が前記第1角度及び前記第2角度とは異なる第3角度であるときに前記係止部を前記回転軸方向に沿って移動可能に収容し、前記第3空間を形成する前記ハウジングの内面が前記係止部と当接することで前記係止部の前記回転軸周りの回転を規制する、第3空間を備える、携帯用研磨機。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の携帯用研磨機であって、
    前記グリップは、付勢部材を更に備え、
    前記付勢部材は、前記第1空間に収容された前記係止部を前記第1方向へ付勢する、携帯用研磨機。
  11. 研磨部と、
    前記研磨部を駆動する駆動機構と、
    前記駆動機構を収容するハウジングと、
    回転軸を中心に回転可能であり、前記回転軸周りの回転角度を少なくとも第1角度で前記ハウジングに取り付け可能なグリップと、を備え、
    前記グリップは、把持部と、前記把持部から突出し前記回転軸に沿って延びるシャフトと、前記シャフトから前記回転軸に交差する方向に突出する係止部と、を備え、
    前記ハウジングは、
    前記回転軸方向のうち、前記グリップが前記ハウジングから離れる方向を第1方向、前記第1方向とは反対の方向を第2方向と定義したとき、
    前記回転角度が前記第1角度のときに前記係止部を収容可能な第1空間であって、前記第1空間を形成する前記ハウジングの内面が前記係止部と当接することで、前記係止部の前記回転軸周りの回転と、前記第1空間から前記第1方向への移動とを規制する、第1空間と、
    前記第1空間の前記第2方向側に設けられて前記第1空間と連通する第2空間であって、前記係止部の前記回転軸周りの回転を許容する形状を有する、第2空間と、
    前記回転軸方向に沿って形成され、前記第2空間と前記ハウジングの外部空間とを連通する第3空間であって、前記回転角度が前記第1角度とは異なる第3角度であるときにのみ前記係止部を前記回転軸方向に沿って移動可能に収容し、前記第3空間を形成する前記ハウジングの内面が前記係止部と当接することで前記係止部の前記回転軸周りの回転を規制する、第3空間と、を備える、
    携帯用研磨機。
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