JP2022150125A - 電気掃除機 - Google Patents

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孝徳 小野瀬
Takanori Onose
公雄 高橋
Kimio Takahashi
史朗 大林
Shiro Obayashi
祐輔 矢吹
Yusuke Yabuki
敦史 倉田
Atsushi Kurata
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Abstract

【課題】塵埃分離性能の高い2段階のサイクロン分離構造でありながら、ダストケースを軽量化できる電気掃除機を提供する。【解決手段】集塵部は外筒と内筒で構成されサイクロン分離機能を有した第一のサイクロン分離部であり、内筒の内部に第二のサイクロン分離部を有し、第二のサイクロン分離部は、内筒が第二の外筒を兼ね、第二の外筒の内部に第二の内筒を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、電気掃除機の集塵部に関する。
本技術分野の背景技術として、特許第6499899号公報(特許文献1)がある。この公報のサイクロン分離構造は、第一サイクロン部と第一サイクロン部から排気された空気から埃を分離させる第二サイクロン部を備えており、第二サイクロン部は第一サイクロン部の内部に備えている。
また、特許第6723455号公報(特許文献2)がある。この公報のサイクロン分離構造は、第一サイクロン部と第一サイクロン部から排気された空気から埃を分離させる複数の第二サイクロン部を備えており、複数の第二サイクロン部は第一サイクロン部の内部に備えている。
特許第6499899号公報 特許第6723455号公報
これらのサイクロン分離構造は、吸引した塵埃を2段階で分離するもので、第一サイクロン部および第二サイクロン部ともに内筒と外筒とを備えている。昨今の充電式電気掃除機においては小型軽量が好まれており、2段階で分離するサイクロン分離構造は部品数が多く複雑で、ダストケースの質量低減が課題である。
本発明の目的は、塵埃分離性能の高い2段階のサイクロン分離構造でありながら、ダストケースを軽量化できる電気掃除機を提供することにある。
本発明は、電動送風機と集塵部と吸口体とを備える電気掃除機において、集塵部は外筒と内筒で構成されサイクロン分離機能を有した第一のサイクロン分離部であり、内筒の内部に第二のサイクロン分離部を有し、第二のサイクロン分離部は、内筒が第二の外筒を兼ね、第二の外筒の内部に第二の内筒を備える。
本発明によれば、外筒と内筒で構成される第一のサイクロン分離構造で遠心分離しきれなかった微細塵埃を第二の内筒で形成される第二のサイクロン分離構造を備えた二段階のサイクロン分離構造で、第二の内筒を覆う外筒となる部分を内筒が兼ねることで、ダストケースの軽量化・簡素化と塵埃分離性能向上を実現する。
本発明に係る電気掃除機を示す外観斜視図である。 本発明に係る掃除機本体の斜視図である。 本発明に係る掃除機本体の上面図である。 本発明に係る掃除機本体の分解斜視図である。 図3に示すA-A線の断面図である。 本発明に係るダストケースの斜視図である。 本発明に係る内筒の斜視図である。 図7に示す内筒の内部が見えるよう一部をカットした状態 図6に示すB-B線の断面図である。
以下、本発明に係る電気掃除機について、図面を参照して説明する。
図1に本発明に係る電気掃除機の外観斜視図を示す。電気掃除機1は、掃除機本体2と、延長管3と、吸口体4とで構成されている。
図2は掃除機本体2の斜視図、図3は掃除機本体2の上面図、図4は掃除機本体2から着脱可能部を取り外した分解斜視図、図5は図3に示すA-A線の中央断面図である。
掃除機本体2は、内部に吸引力を発生させる電動送風機16と、この電動送風機16の吸引力で集塵した塵埃を収容するダストケース20、持ち手(ハンドル部12)に操作ボタン11等を備えている。
延長管3の一端は、掃除機本体2のダストケース20と連通するように掃除機本体2の接続口13に接続されている。また、延長管3の他端は、吸口体4に接続されている。また延長管3は、図示しない通風路が連通しており,掃除機本体2から給電される図示しない給電端子を備えている。
操作ボタン11を操作すると、本体制御基板11aが電動送風機16の運転と停止や吸込み力の切り替え、および吸口体4に設けられた電動機(図示せず)の運転と停止を制御する。また、掃除機本体2および吸口体4の駆動用電源は充電式電池15である。
前述したように、掃除機本体2には、ダストケース20が着脱自在に取り付けられるとともに、接続口13から吸い込まれた塵挨を含む空気をダストケース20に送り込む導入管18(図5参照)を備えている。
電動送風機16(図5参照)と本体基板17(図5参照)は、モータケース19に内包されている。また、モータケース19の前面には、ダストケース20で集塵された後の清浄な空気が吸い込まれる円形の吸込口19aが形成されている。また、モータケース19の前面には、吸込口19aより下部に、充電台(図示せず)と接続される本体端子部6が設けられている。
モータケース19の下部には、排気口19bが設けられている。この排気口19bは、前後方向に沿って複数のスリット19cを有し、複数のスリット19cが上下方向に並んで形成されている。なお、図示していないが、排気口19bは、左右の両側に設けられている。
ハンドル部12は、掃除機本体2の後側に設けられ、略円弧状に形成されている。
ハンドル部12は、略円弧状にすることで、使用者が使用する状態に合わせて、使い易いハンドル部12の位置を握って使用することができる。
また、ハンドル部12には、蓄電池15をロックするためのロック部材12aが設けられている。このロック部材12aは、ボタン型に形成されたものであり、揺動自在に支持されている。
また、ハンドル部12の上面には、操作ボタン11が設けられている。操作ボタン11は、例えば、「強」、「標準」、「切」の3つのボタンで構成されている。
掃除機本体2の上部には、延長管3(図1参照)などの付属品を取り外す際に操作される解除ボタン12bが設けられている。この解除ボタン12bを押下操作することで、掃除機本体2と延長管3などの付属品とのロックが解除されて、掃除機本体2から付属品の取り外しが可能となる。
また、掃除機本体2の前端には、刷毛13eが取り付けられている。この刷毛13eは、筒体13dの先端に静電植毛された短毛を環状に備えており、延長管3等を取り外した状態(掃除機本体2を単体)で使用する際、清掃面の傷付きを防止しながら、ホコリ等を掻き出すものである。本実施形態においては、刷毛13eで形成されているが、これに限定されるものではなく、エラストマなどの弾性材料であってもよい。このように、掃除機本体2の前端に刷毛13e等を設けることで、前端を清掃面に密着させることが可能になり、吸引力を向上できる。
蓄電池15は、電動送風機16(図5参照)などに電力を供給するものであり、リチウムイオン、ニッケル水素などの二次電池で構成されている。また、蓄電池15は、合成樹脂製の略半円筒状のケース15aを有し、ケース15aを前後方向にスライドさせることで掃除機本体2に対して着脱できる。
ダストケース20は、モータケース19の前方に軸方向を前後方向にして配置されており、導入管18から吸込んだ塵埃26を含む空気を、塵埃26と空気とに分離し、塵埃26を集めるサイクロン方式のものである。
ダストケース20は、外殻である外筒21と内部の内筒22とで構成され、前方に蓋23、後方にフィルタ24を備えている。内筒22、およびフィルタ24は着脱可能である。
外筒21後方に備えるフィルタ24にはヒンジ部24aを備えており、ヒンジ部24aは外筒21側に設けた軸部21aに回動可能に装着される。フィルタ24は、外周にエラストマ等のパッキン部24bを備えている。パッキン部24bは外筒21端面と合わせた状態で、外筒21に設けたフィルタロック部により、気密を保持するよう固定される。また、パッキン部24bはモータケース19の前方に備える吸込口19aの端面と気密を保持するように接する。また本実施例では、フィルタ24はプリーツ状に折ったフィルタ部材であるが、スポンジ状のフィルタであってもよい。
外筒21前方には、ダストケース20内に溜まった塵埃26を廃棄する際に開閉する蓋23がヒンジ部23aを介して回動自在に支持されており、蓋23を閉じることにより、外筒21前方の開口を塞いでいる。また、蓋23の上部には、蓋23のロックを解除するための蓋ロック機構23bが設けられている。
蓋23の中央には凸部と凹部を備えたカルデラ状の突出部23cを設けており、蓋23を閉じた状態で後述する内筒22下端と突出部23cが接し気密を保持する。
これらフィルタ24、蓋23を備える外筒21は、略円柱形状であり、上面(側面)には、導入管18と繋がる略矩形状の流入口21b(図4参照)が形成されている。また、外筒21は、捕集した塵埃26を視認できるよう透明部材としているが、この限りではない。
本発明のダストケース20は、吸引した塵埃26を含む空気から塵埃26を分離するサイクロン構造である。流入口21bに流入した塵挨を含む空気は、旋回流となり塵埃26に遠心力が働きダストケース20内で塵挨と空気とに分離された後、空気がダストケース20の後部(背面)からフィルタ24を介して排出される。
図6は、ダストケース20の斜視図である。図6に示すダストケース20は、掃除機本体2から取り外した状態のダストケース20のみを示す斜視図であり、図5に示す後方を上部、前方を下部として説明する。また、図7は、ダストケース20から取り外した内筒22のみを示す斜視図であり、図8は、内部が見えるよう一部をカットした状態である。
ダストケース20の外殻ある外筒21は、上部をフィルタ装着部21c、下部を塵埃収容部21d、流入口21bを含む範囲を塵埃分離部21eとし、フィルタ装着部21cと塵埃分離部21eとの間には、隔壁21fを設けている。隔壁21fの中央には開口21hを設けており、開口21hはダストケース20内に備える内筒22の内部と連通している。
内筒22は、中空円筒状で外周の一部に傘部22cを備え、前述した外筒21下部の端面に備える蓋23で内筒22の下端面を閉じ、上端面は隔壁21fと着脱可能に連通する。
本発明の内筒22は、塵埃分離部21eの範囲内を上筒22d、塵埃収容部21dの範囲内を下筒22eと呼んでおり、下筒22eには上筒22dおよび下筒22eよりも径の大きな傘部22cを備えている。また、傘部22cと下筒22eにより、傘部22cと内側の下筒22eとで空間25が形成される。空間25は、吸引した塵埃の舞い戻りを抑制するために設けている。
ダストケース20内部の空気の流れの詳細は後述するが、流入口21bから入った空気の出口は上筒22dに設けたメッシュ22aであるため、塵埃分離部21eで発生する旋回流は旋回しながら塵埃収容部21dを経てメッシュ22aへ流れる。従って、塵埃分離部21eに搬送された塵埃26は、メッシュ22a側へ戻る動きをするが、前述した傘部22cと下筒22eで形成される空間があることで塵埃26の舞い戻りが抑制される。このように、吸引した塵埃26を含む空気から、比較的大きな塵埃26を分離して塵埃収容部21dに収容する構造を第一のサイクロン分離構造と呼ぶ。
上筒22dは高さの略半分程度上側にメッシュ22aを備え、下側はメッシュを設けない筒状であり、下筒22eは下側へ細くなった円錐台状で、上筒22dと下筒22eは内部で連通している。上筒22dと下筒22eで形成される筒体は、内部に第二の内筒22hを備えている。第二の内筒22hは両端が開口し、上部は外筒21のフィルタ装着部21cと連通している。前述したメッシュ22aの範囲は略半分程度としているが、本実施例では上筒22dの高さにより決定し、必要なメッシュ22aの開口面積であればこの限りでない。必要な開口面積とは、例えば流入口21bと同等以上とする、または第二の内筒22hの開口面積と同等以上とするなどである。
このような構造により、上筒22dと下筒22eで形成される筒体(内筒22)が第二の内筒22hを覆う第二の外筒となり、第二のサイクロン分離構造を構成する。言い換えると、内筒22は、第二のサイクロン分離構造の外筒(第二の外筒)を兼ねている。また、第二のサイクロン分離構造は、内筒22のメッシュ22aが流入口となる。
第二の内筒22hは、上筒22dの内部にあるため当然のことながら上筒22dの内壁面と第二の内筒22hの外周との間には空間が生まれる。前述したように、第二の内筒22hは上端が開口しているため、上筒22dの天面は第二の内筒22hの開口以外は閉塞したドーナツ状の天面となっている。天面は本実施例では平面としているが、この限りでなく、図には示さないが、流れを整流するような上方に広がる円錐台形状やベルマウス形状でも良く、更には放射状にリブを設けることで整流の効果を高め通気損失を低減しても良い。
また、第二の内筒22hの外周には、羽根22gを備えており、羽根22gは上筒22dのメッシュ22aよりも下側で、第二の内筒22hの下端面よりも上側の範囲としている。第二の内筒22hの下端面と羽根22gとの距離は大きく取った方が良いが、大きくするほどダストケース20の高さが大きくなるため、ダストケース20の大きさに合わせて適宜設定する。
また羽根22gは、前述した上筒22d内壁面と第二の内筒22hと空間の幅をもち下向きに傾斜している。傾斜角度は、通気損失や旋回流の発生を考慮する必要があり、図に示す角度とは限らない。
羽根22gは、上筒22dのメッシュ22aより下の内壁面と接しており、内壁面と羽根22gとの間に微小の隙間があっても良いし、内壁面と羽根22gとが一体化されていても良い。内壁面と羽根22gとが一体化されている場合は、第二の内筒22hと羽根22gとの間に微小の隙間があっても良く、言い換えると第二の内筒22hと羽根22gは一体化していなくても良い。また、羽根22gを上筒22d内壁面と第二の内筒22hの両方と一体化して、隙間のない構造にしても良い。本実施例の内筒22は、天面がドーナツ状に開口し内部に第二の内筒22hを備えているが、第二の内筒22hを外筒21の隔壁21fに備えても良い。このとき羽根22gは、第二の内筒22hと一体化される場合と、上筒22d内壁面と一体化させる場合が考えられるが、どちらでも構わない。第二の内筒22hを外筒21に備えることで、着脱する内筒22は、二重構造でない簡素な構造にできるため、使用者が手入れしやすく、洗った後に乾燥しやすい等の利点がある。
下筒22eは両端が開口しており、上方が広い略円錐台形状で、下筒22eの上端部の内径は、上筒22dの下端部内径と同じ寸法であり滑らかに繋がっている。下筒22eを上方が広い円錐台形状(下方が窄まった円錐台形状)としているのは、塵埃収容部21dの容積を大きくするためと、詳細は後述するが内筒22内で分離する微細塵埃27の分離性能を高めるためである。
分離した微細塵埃27を溜めるため、下筒22eには、微細塵埃収容部を備えている。微細塵埃収容部22jは、下方に広がった略円錐台形状の筒体で、下端は下筒22e下端の外径よりも大きく下筒22eの下方を少し覆うように下筒22e周に形成されている。本実施例では、微細塵埃収容部22jは略円錐台形状としているがこの限りではなく、円筒形状でもよい。また、下筒22e下端は微細塵埃収容部22j下端よりも下側にある。蓋23を閉じた際、蓋23中央の凸部23dと微細塵埃収容部22j下端が接して気密を保持し、凹部23eと下筒22e下端との間には隙間を設けている。下筒22eおよび微細塵埃収容部22jの下端は、蓋23中央の突出部23cの形状によるため、前述したように、蓋23の凸部23dと下筒22e下端が接し、凹部23eと微細塵埃収容部22j下端との間に隙間があれば、下筒22eおよび微細塵埃収容部22jの下端の位置は同一面であっても、下筒22e下端が下側にあっても良い。このような構造も、微細塵埃27の分離性を高めるためであり、分離した微細塵埃27の舞い戻りを抑制する効果がある。また、蓋23中央の突出部23cの有無に関わらず、下筒22e下端と微細塵埃収容部22j下端が蓋23と接していても、微細塵埃収容部22j下端に切り欠きを設ければ同様の効果が得られる。または、本実施例では微細塵埃収容部22jを設けているが、更に構造を簡素化するために下筒22eを長くすることで微細塵埃27の分離性を高めることも可能である。
以上のような構造のダストケース20で塵埃26を含む空気を吸引した状態を、 図9を用いて説明する。図9は、図6に示すB-B線の断面図であり、図中の矢印は吸引した際の空気の流れを示す。
ダストケース20の流入口21bから流入する塵埃を含んだ空気は、流入口21bが外筒21の内壁面に対し接線方向に接続しているため、塵埃分離部21eで旋回流となる。この旋回流により、塵埃26は遠心力で外筒21の内壁面を旋回しながら、塵埃収容部21dへ搬送される。このとき、遠心力で分離しきれない微細塵埃27は上筒22d上方に備えたメッシュ22aを通過する。
まず実線矢印について説明する。実線矢印は、第一のサイクロン分離構造の流れである。吸引した塵埃26は、遠心力で外筒21の内壁面を旋回しながら塵埃収容部21dへ搬送される。空気の流れは、塵埃収容部21dにおいても旋回しているが、出口は上筒22dのメッシュ22aなので、上方へ戻る流れとなる。この上方へ戻る流れにより、塵埃収容部21dに搬送された塵埃26は、上筒22d側へ舞い戻ろうとするが、内筒22に設けた傘部22cにより、舞い戻りが抑制される。また、図には示していないが、蓋23や外筒21の内壁面にリブを設け、塵埃収容部21dでの塵埃26の旋回を抑制し、下筒22e側へ塵埃26を集めることで、舞い戻りの抑制している。このように、傘部22cや外筒21の内壁面に設けたリブにより、塵埃26の舞い戻りを抑制することで、上筒22d側へは塵埃26をあまり含まない空気が戻る。
次に破線矢印について説明する。破線矢印は、第二のサイクロン分離構造の流れである。前述したように、塵埃分離部21eでの旋回流で遠心分離しきれなかった微細塵埃27は、上筒22dのメッシュ22aを通過し、上筒22d内に流れる。内筒22内部に設けた第二の内筒22hは下端から吸引しているため、メッシュ22aを通過した微細塵埃27を含む空気は下方へ流れるが、このとき、第二の内筒22hと上筒22dとの間に設けた羽根22gにより旋回成分が加わり、内筒22の内部で旋回流が発生する。この旋回流により微細塵埃27は遠心分離される。下筒22eは下方に窄まる円錐台形状であるため、内筒22内の旋回流は回転半径が小さい下方へ速度を上げながら旋回する。微細塵埃27は、この旋回流により遠心分離され、下筒22eの下方へ搬送される。下筒22eの端面を越えると、微細塵埃27は外側に流れ、下筒22e外周に形成される微細塵埃収容部22jに堆積する。微細塵埃27を遠心分離した後の空気は、第二の内筒22hの下端を経てフィルタ24を通過し、掃除機本体2の機外へ排気される。
以上、本発明のダストケース20は、外筒21と内筒22で構成される第一のサイクロン分離構造で遠心分離しきれなかった微細塵埃27を、第二の内筒22hで形成される第二のサイクロン分離構造を備えた二段階で塵埃26を分離するサイクロン分離構造であり、第二の内筒22hを覆う外筒となる部分を内筒22(上筒22dと下筒22e)が兼ねることで、ダストケース20の軽量化を図りつつ塵埃分離性能の向上を実現する。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 延長管
4 吸口体
11 操作ボタン
13 接続口
15 充電式電池
16 電動送風機
17 本体基板
18 導入管
19 モータケース
19a 吸込口
20 ダストケース
21 外筒
21b 流入口
21c フィルタ装着部
21d 塵埃収容部
21e 塵埃分離部
21f 隔壁
21h 開口
22 内筒
22a メッシュ
22c 傘部
22d 上筒
22e 下筒
22g 羽根
22h 第二の内筒
22j 微細塵埃収容部
23 蓋
23c 突出部
23d 凸部
23e 凹部
24 フィルタ
25 空間
26 塵埃
27 微細塵埃

Claims (3)

  1. 電動送風機と集塵部と吸口体とを備える電気掃除機において、前記集塵部は外筒と内筒で構成されサイクロン分離機能を有した第一のサイクロン分離部であり、前記内筒の内部に第二のサイクロン分離部を有し、該第二のサイクロン分離部は、前記内筒が第二の外筒を兼ね、該第二の外筒の内部に第二の内筒を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1の電気掃除機において、前記第二のサイクロン分離部は、前記第二の外筒上部に流入経路を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項1乃至請求項2に記載の電気掃除機は、前記電動送風機に通電する蓄電池を備える。
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