JP2022149348A - 脱穀装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱穀装置における手扱ぎ作業の作業能率と安全性を両立させる。【解決手段】被脱穀物を搬送するフィードチェン11と、フィードチェン11の搬送方向に延伸し、かつ、高さ方向に間隔をおいて互いに平行に配置された二段の搬送装置21の間に、被脱穀物を通過させてフィードチェン11に該被脱穀物を供給する搬送機構20と、搬送装置21に被脱穀物が供給されたことを検知する検知機構と、搬送装置21の動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、搬送装置21の停止時において、検知機構で被脱穀物の供給が検知された時に該搬送装置21を稼働させ、搬送装置21の稼働時において、予め設定された、検知機構の検知結果に基づく動作条件を満たさない場合に搬送装置21の動作を停止させる制御を行うように、脱穀装置1を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、脱穀装置に関するものである。
稲、麦などの作物(以下、被脱穀物と称する)の収穫期には、例えばコンバインの刈取装置で刈取りを行った後、脱穀装置により脱穀して穀粒と藁屑などの廃棄部分とに分離する作業が行われる。このような被脱穀物の刈取り、脱穀といった一連の作業は、基本的にコンバインが圃場内を走行することで自動的に行われるが、圃場内においてはコンバインの装置特性上、刈取りを行うことが困難な領域(例えば圃場の四隅の領域)がある。このため、当該領域の被脱穀物については作業者の手によって刈取りが行われ、作業者がコンバインの脱穀装置を利用して被脱穀物を脱穀する、いわゆる手扱ぎ作業が行われる。
一般的なコンバインの脱穀装置は、フィードチェン、挟やく桿、扱ぎ胴、扱ぎ歯等を備えている。このような脱穀装置の手扱ぎ作業においては、作業者によってフィードチェンに被脱穀物が載せられた後、被脱穀物が扱ぎ胴や扱ぎ歯で構成される脱穀部に搬送されて脱穀される。手扱ぎ作業が可能な脱穀装置として、特許文献1には、作業者が手扱ぎ作業位置にあるペダルを片足で踏み下ろすことでフィードチェンが作動するコンバインが開示されている。
特開2013-051884号公報
特許文献1に記載された脱穀装置の場合、作業者の片足がペダルに載った状態で手扱ぎ作業が行われるため、作業者の作業姿勢が不安定となり、作業能率が低下する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、脱穀装置における手扱ぎ作業の作業能率と安全性を両立させることを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、被脱穀物の手扱ぎ作業を行う脱穀装置であって、前記被脱穀物を搬送するフィードチェンと、前記フィードチェンの搬送方向に延伸し、かつ、高さ方向に間隔をおいて互いに平行に配置された二段の搬送装置の間に、前記被脱穀物を通過させて前記フィードチェンに該被脱穀物を供給する搬送機構と、前記搬送装置に前記被脱穀物が供給されたことを検知する検知機構と、前記搬送装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記フィードチェンの搬送方向における前記搬送機構の後方側端部の位置は、前記フィードチェンの前記被脱穀物の噛み込み領域内に位置し、前記制御部は、前記搬送装置の停止時において、前記検知機構で前記被脱穀物の供給が検知された時に該搬送装置を稼働させ、前記搬送装置の稼働時において、予め設定された、前記検知機構の検知結果に基づく動作条件を満たさない場合に前記搬送装置の動作を停止させる制御を行うことを特徴としている。
本発明によれば、脱穀装置における手扱ぎ作業の作業能率と安全性を両立させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る脱穀装置の概略構成を示すコンバインの左側面図である。 上ベルトコンベアの斜視図である。 下ベルトコンベアの斜視図である。 収納位置にある上ベルトコンベアと使用位置にある下ベルトコンベアを示す上面図である。 上ベルトコンベアの収納機構を説明するための左側面図である。 下ベルトコンベアの収納機構を説明するための前面図である。 下ベルトコンベアの収納機構を説明するための上面図である。 下ベルトコンベアの収納機構を説明するための左側面図である。 下ベルトコンベアの収納機構の他の例を説明するための前面図である。 手扱ぎ作業時の作業者の作業位置を示すコンバインの左側面図である。 通常作業時のベルトコンベアの動作を説明するための上面図である。 異常発生時のベルトコンベアの動作を説明するための上面図である。 本発明の第2の実施形態に係る検知機構を説明するための下ベルトコンベアの上面図である。 本発明の第2の実施形態に係る検知機構を説明するためのベルトコンベアの左側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る通常作業時のベルトコンベアの動作を説明するための上面図である。 本発明の第2の実施形態に係る異常発生時のベルトコンベアの動作を説明するための上面図である。 本発明の第3の実施形態に係る検知機構を説明するための下ベルトコンベアの上面図である。 本発明の第3の実施形態に係る検知機構を説明するためのベルトコンベアの前面図である。 本発明の第3の実施形態に係る通常作業時のベルトコンベアの動作を説明するための上面図である。 本発明の第3の実施形態に係る異常発生時のベルトコンベアの動作を説明するための上面図である。 被脱穀物の補助搬送機構の構造例を示す図である。 被脱穀物の補助搬送機構の構造例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、以下の実施形態においては、脱穀装置の一例としてコンバインに搭載された脱穀装置を例に挙げて説明しているが、脱穀装置は、いわゆる動力脱穀機のような被脱穀物の刈取り機構を有しない装置に適用することもできる。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る脱穀装置1の概略構成を示すコンバイン70の左側面図である。図1では、コンバイン70の一部の構成のみが図示されている。コンバイン70は、稲や麦などの被脱穀物の刈取りを行う刈取装置71と、操縦席72と、履帯が取り付けられた走行機構を有する走行部73と、走行部73の上部に搭載された脱穀装置1を備えている。
脱穀装置1は、被脱穀物を搬送するフィードチェン11と、フィードチェン11に載せられた被脱穀物を押さえる役割を担う挟やく桿12を備えている。コンバイン70の刈取装置71で刈り取られた被脱穀物は、フィードチェン11に載せられた後、フィードチェン11と挟やく桿12に挟まれた状態で搬送されて、扱ぎ歯や扱ぎ胴等で構成される脱穀部(図示せず)で脱穀される。
なお、本明細書および図面におけるX方向は、コンバイン70および脱穀装置1の前後方向であり、脱穀装置1の上面視においては、フィードチェン11の搬送方向と同方向である。Y方向は、コンバイン70および脱穀装置1の幅方向であり、脱穀装置1の上面視においては、フィードチェン11の搬送方向に垂直な方向である。Z方向は、コンバイン70および脱穀装置1の高さ方向である。また、本明細書で使用するコンバイン70および脱穀装置1の「左」「右」の方向は、コンバイン70の操縦席72に着座した作業者から見た方向であり、作業者は図1中の左方向を向いて操縦席72に着座する。
脱穀装置1は、フィードチェン11と挟やく桿12の間の被脱穀物の噛み込み位置の前方側(X方向におけるフィードチェン11から離れる側)に、手扱ぎ作業時にフィードチェン11に被脱穀物を供給する搬送機構の一例としてのベルト搬送機構20を有している。このベルト搬送機構20は、刈取装置71とは連結していない構成であり、刈取装置71とベルト搬送機構20との間では被脱穀物の受け渡しは行われない。
ベルト搬送機構20は、高さ方向(Z方向)に間隔をおいて互いに平行に配置された上搬送装置及び下搬送装置からなる二段の搬送装置の一例としての二段のベルトコンベア21を有している。なお、本実施形態においては、搬送装置としてベルトコンベア21を用いているが、例えばチェーンコンベアやローラーコンベアなどを用いることができる。また、被脱穀物が載せられる搬送装置表面の材質は、被脱穀物が搬送装置表面においてX方向及びY方向に滑らない程度の摩擦力を有する材質であることが好ましい。また、搬送装置表面に凸部又は/及び凹部が設けられていてもよい。
被脱穀物は、二段のベルトコンベア21の前方側から各ベルトコンベア21の間に投入され、各ベルトコンベア21の間を通過して後方側から排出される。挟やく桿12の前端部には、ベルトコンベア21の後方側端部から排出された被脱穀物をフィードチェン11と挟やく桿12の間に向けて案内するガイド部材13が設けられている。これにより、ベルトコンベア21の後方側端部から排出された被脱穀物の根元がフィードチェン11とガイド部材13に把持され、フィードチェン11と挟やく桿12の間に被脱穀物が供給される。本明細書においては、被脱穀物が上記のようにフィードチェン11とガイド部材13で把持される領域を「噛み込み領域R」と称す。
X方向におけるベルト搬送機構20の後方側端部の位置が上記の噛み込み領域Rの前方に位置していると、ベルト搬送機構20の後方側端部から排出された被脱穀物の上方が開放されているために、フィードチェン11と挟やく桿12に噛み込まれるまでの間に被脱穀物の搬送姿勢が乱れる可能性がある。一方、本実施形態においては、X方向におけるベルト搬送機構20の後方側端部の位置が噛み込み領域R内に位置しているため、ベルト搬送機構20の後方側端部から排出された被脱穀物の根元が押さえられて被脱穀物の搬送姿勢が規制される。これにより、被脱穀物を安定してフィードチェン11と挟やく桿12の間に供給することができる。
ベルトコンベア21は無端ベルトからなり、ベルトの素材は、例えば表面が平滑ではない一定の摩擦力を有する材質であって、かつ、二段のベルトコンベア21の間に作業者の腕が挟まれた際に高さ方向(Z方向)に弾性変形する材質であることが好ましい。具体的には、ゴム製や樹脂製、それらの表面に突起が設けられた素材であることが好ましい。なお、本明細書においては、二段のベルトコンベア21のうち、上側に位置するベルトコンベアを上ベルトコンベア21aと称し、下側に位置するベルトコンベアを下ベルトコンベア21bと称す。
図2は、上搬送装置の一例としての上ベルトコンベア21aの斜視図であり、図2中の左方側が脱穀装置1の前方側、右方側が脱穀装置1の後方側である。上ベルトコンベア21aは、前方側回転軸22と、後方側回転軸23のうち、後方側回転軸23に回転駆動源となるモータ24が取り付けられている。このため、本実施形態における上ベルトコンベア21aは、前方側回転軸22が従動軸であり、後方側回転軸23が駆動軸である。
図3は、下搬送装置の一例としての下ベルトコンベア21bの斜視図であり、図3中の左方側が脱穀装置1の前方側、右方側が脱穀装置1の後方側である。下ベルトコンベア21bは、前方側回転軸25と、後方側回転軸26のうち、後方側回転軸26に回転駆動源となるモータ27が取り付けられている。このため、本実施形態における下ベルトコンベア21bは、前方側回転軸25が従動軸であり、後方側回転軸26が駆動軸である。
下ベルトコンベア21bの側面部には、スプリングダンパ構造を有する支持脚28が取り付けられている。支持脚28は、下ベルトコンベア21bの被脱穀物を搬送する面に対して垂直な方向に延伸している。また、支持脚28は、下ベルトコンベア21bの一方の側面部と、他方の側面部に2つずつ設けられ、各支持脚28は、下ベルトコンベア21bを安定して支持できるように下ベルトコンベア21bの搬送方向(X方向)に沿って間隔をおいて配置されている。支持脚28は、スプリングダンパ構造を有していることから、上ベルトコンベア21aと下ベルトコンベア21bの間に投入される被脱穀物の量が多い場合には、下ベルトコンベア21bの設置高さが自動的に低くなる。
すなわち、スプリングダンパ構造を有する支持脚28によれば、被脱穀物の供給量に応じて下ベルトコンベア21bの設置高さが自動調節されるため、作業者による被脱穀物の供給量にバラつきがあっても、被脱穀物が詰まるなどの搬送トラブルが生じにくくなる。なお、支持脚28は、下ベルトコンベア21bの支持構造よっては、スプリングダンパ構造を有してなくてもよい。また、支持脚28の数や配置は、下ベルトコンベア21bの支持構造に応じて適宜変更され、例えば後述の下ベルト固定部材45にスプリング49が設けられている場合には、作業者側の少なくとも2箇所に支持脚28が設けられていればよい。また、下ベルトコンベア21bの支持構造によっては支持脚28自体が設けられてなくてもよい。
脱穀装置1は、ベルトコンベア21に被脱穀物が供給されたことを検知する検知機構30を有している。検知機構30は、下ベルトコンベア21bの前方側回転軸25に、検知部として前方側回転軸25の回転を検知する回転検知センサ31が取り付けられている。回転検知センサ31は、前方側回転軸25が回転していることを検知し、後述の制御部60に検知信号を出力する。回転検知センサ31としては例えばポテンショメータなどの角度センサが用いられ、前方側回転軸25の回転角の情報を制御部60に出力する。また例えば、回転検知センサ31としては例えばモータ24またはモータ27の逆起電力を検知するセンサが用いられ、モータ24またはモータ27に逆起電力が生じた際にその情報を制御部60に出力する。なお、前方側回転軸25が回転する際にはベルトを介して後方側回転軸26も回転するため、後述のベルトコンベア21の停止制御を行う観点からは、回転検知センサ31を後方側回転軸26に設けてもよい。
次に、図4~図9を参照しながらベルトコンベア21の収納機構40について説明する。収納機構40は、手扱ぎ作用時にフィードチェン11への被脱穀物の供給が可能となる位置(以下「使用位置」)と、手扱ぎ作業の非作業時にフィードチェン11への被脱穀物の供給を阻害しない位置(以下「収納位置」)との間でベルトコンベア21を移動させるための機構である。なお、手扱ぎ作業の非作業時において、ベルトコンベア21を収納しなくてもフィードチェン11への被脱穀物の供給を阻害しないようであれば収納機構40は不要である。
図4は、収納位置にある上ベルトコンベア21aと使用位置にある下ベルトコンベア21bを示す上面図である。図5(a)は、収納位置にある上ベルトコンベア21aを示す左側面図であり、図5(b)は、使用位置にある上ベルトコンベア21aを示す左側面図である。
収納機構40は、上搬送装置収納機構の一例としての上ベルト収納機構41を有している。この上ベルト収納機構41は、上搬送装置固定部材の一例としての上ベルト固定部材42と、上搬送装置支持部材の一例としての上ベルト支持部材43を有している。
上ベルト固定部材42は、脱穀装置1の幅方向(Y方向)におけるフィードチェン11の内側であって、かつ、フィードチェン11の上方に位置する機体平面部に固定されている。図4に示すように、上ベルト固定部材42は、脱穀装置1の幅方向に間隔をおいて2つ配置され、2つの上ベルト固定部材42の間隔は上ベルトコンベア21aの幅よりも長くなっている。
上ベルト支持部材43は、棒状や板状に形成され、上ベルト固定部材42と同様に脱穀装置1の幅方向(Y方向)に間隔をおいて2つ設けられている。第1の上ベルト支持部材43aの一端部は、第1の上ベルト固定部材42aに接続されており、第1の上ベルト支持部材43aは、第1の上ベルト固定部材42aとの接続部において、脱穀装置1の幅方向が回動中心Aとなるように回動可能に構成されている。また、第1の上ベルト支持部材43aの他端部は、上ベルトコンベア21aの幅方向外側の側面部に接続されており、第1の上ベルト支持部材43aは、当該側面部において脱穀装置1の幅方向が回動中心Bで回動可能となるように構成されている。
第2の上ベルト支持部材43bの一端部は、第2の上ベルト固定部材42bに接続されており、第2の上ベルト支持部材43bは、第2の上ベルト固定部材42bとの接続部において、脱穀装置1の幅方向(Y方向)が回動中心Aとなるように回動可能に構成されている。また、第2の上ベルト支持部材43bの他端部は、上ベルトコンベア21aの幅方向内側の側面部に接続されており、第2の上ベルト支持部材43bは、当該側面部において脱穀装置1の幅方向が回動中心Bで回動可能となるように構成されている。
上記のような上ベルト収納機構41によれば、収納位置にある上ベルトコンベア21aを回動中心Aで回動させた後、下ベルトコンベア21bと平行となるように上ベルトコンベア21aを回動中心Bで回動させることで、上ベルトコンベア21aを使用位置に移動させることができる。
なお、収納位置から使用位置に上ベルトコンベア21aを回動させる際に上ベルトコンベア21aが下ベルトコンベア21bに接触しないように、上ベルトコンベア21aの回動量を規制するためのストッパー(図示せず)が適宜設けられる。ストッパーは、例えば回動中心Aと回動中心Bの一方または両方に設けられてもよい。また、上ベルト収納機構41は、本実施形態で説明された構造に限定されず、例えば上ベルトコンベア21aを回動中心Aで回動させるだけで、上ベルトコンベア21aと下ベルトコンベア21bを平行にすることが可能であれば、回動中心Bで回動させる構成でなくてもよい。また例えば、投入する被脱穀物の量の調整を作業者が行えるように、脱穀装置1の機体平面部に対する上ベルト固定部材42の固定位置は高さ方向(Z方向)に調節可能に構成されてもよい。
次に、下ベルト収納機構44について説明する。図6(a)、図7(a)および図8(a)は、収納位置にある下ベルトコンベア21bを示す前面図、上面図および左側面図である。図6(b)、図7(b)および図8(b)は、使用位置にある下ベルトコンベア21bを示す前面図、上面図および左側面図である。
収納機構40は、下搬送装置収納機構の一例としての下ベルト収納機構44を有している。この下ベルト収納機構44は、下搬送装置固定部材の一例としての下ベルト固定部材45と、下搬送装置支持部材の一例としての下ベルト支持部材46を有している。
下ベルト固定部材45は、操縦席72の左側面下部に固定されている。本実施形態における下ベルト固定部材45は、上面が開口し、高さ方向(Z方向)に延伸する角筒状のケース47と、ケース47の内方に配置された、下ベルト支持部材46との接続部となる固定部48と、その固定部48の下面とケース47の底面部内面との間に取り付けられたスプリング49で構成されている。このような構成の下ベルト固定部材45では、スプリング49の伸縮によりケース47の内方で固定部48が高さ方向に上下動する。これにより、例えば二段のベルトコンベア21に投入される被脱穀物の量に応じて下ベルトコンベア21bの高さが自動的に調節される。
また、ケース47の左側面には、当該ケース47の上面開口部に繋がる開口部47aが形成され、開口部47aは、ケース47の上端から、収納位置にある固定部48を視認できる付近まで延びている。開口部47aの幅(X方向長さ)は、棒状又は板状の下ベルト支持部材46の幅よりも広く、固定部48の幅よりも狭い。このため、後述の下ベルト支持部材46が回動する際には、下ベルト支持部材46が開口部47aを通過できる一方で、固定部48は開口部47aを通過できずにケース47の内方に留まる。
図4に示すように、下ベルト固定部材45は、脱穀装置1の前後方向(X方向)に間隔をおいて2つ配置され、2つの下ベルト固定部材45の間隔は下ベルトコンベア21bの全長よりも短くなっている。なお、下ベルトコンベア21bをより安定して支持するためには、2つの下ベルト固定部材45の間隔を可能な限り下ベルトコンベア21bの全長に近づけることが好ましい。
下ベルト支持部材46は、棒状又は板状に形成され、下ベルト固定部材45と同様に脱穀装置1の前後方向(X方向)に間隔をおいて2つ設けられている。各々の下ベルト支持部材46の一端部は、2つの下ベルト固定部材45にそれぞれ接続されており、下ベルト支持部材46は、下ベルト固定部材45との接続部において、脱穀装置1の前後方向が回動中心Cとなるように回動可能に構成されている。また、各々の下ベルト支持部材46の他端部は、下ベルトコンベア21bの幅方向内側の側面部に接続されている。
上記のような下ベルト収納機構44によれば、収納位置にある下ベルトコンベア21bを回動中心Cで回動させることで使用位置に移動させることができる。その後、前述の上ベルト収納機構41により上ベルトコンベア21aを収納位置から使用位置に移動させることで、手扱ぎ作業を行うことが可能な状態となる。
また、収納位置にある下ベルトコンベア21bの高さを低くする観点においては、図9に示すように収納位置にある下ベルトコンベア21bの折り畳み機構50を設けてもよい。図9の例における下ベルト支持部材46は、3本のリンク51と2つの回転支点52で構成され、隣り合うリンク51は回転支点52で接続されている。回転支点52の回転中心は、回動中心Cと同様に脱穀装置1の前後方向(X方向)となっている。このような折り畳み機構50によれば、使用位置から収納位置に下ベルトコンベア21bを移動させる際に各回転支点52で下ベルト支持部材46を折り畳むことができ、収納位置にある下ベルトコンベア21bの高さを低くすることができる。また、収納位置にある下ベルトコンベア21bの高さを低くする他の手段として、例えば直径や幅が異なる棒や板を組み合わせて下ベルト支持部材46を伸縮可能に構成してもよい。
以上、ベルトコンベア21の収納機構40について説明したが、収納機構40の構造は本実施形態で説明された構造に限定されない。例えば下ベルト固定部材45の固定位置は、操縦席72の左側面部でなくてもよく、脱穀装置1の幅方向(Y方向)におけるフィードチェン11の内側であればよい。また、本実施形態における収納機構40においては、上ベルト収納機構41と下ベルト収納機構44をそれぞれ独立した機構として設けたが、上ベルトコンベア21aと下ベルトコンベア21bを一つの機構で移動させる構成としてもよい。
脱穀装置1は、検知機構30の検知結果に基づいてベルトコンベア21の動作を制御する制御部60を備えている。制御部60は、例えばベルトコンベア21の停止時において、検知機構30で被脱穀物の供給が検知された時にベルトコンベア21を稼働させる制御を行う。また、制御部60は、ベルトコンベア21の稼働時において、後述の検知機構30に基づく動作条件が予め設定されており、その動作条件を満たさない場合にベルトコンベア21の動作を停止させる制御を行う。
なお、制御部60は、コンバイン70または脱穀装置1の動作を制御する制御系に組み込まれてもよいし、検知機構30のために独立した制御系として設けられてもよい。また、制御部60は、検知機構30の検知結果に基づいてベルトコンベア21のみならず、フィードチェン11を停止させる制御を行ってもよい。フィードチェン11の具体的な停止方法は特に限定されず、例えばコンバイン70のエンジン停止や、クラッチの接続状態解除による動力カット、あるいは油圧を用いた強制的な減速等、公知の手段を適用できる。
本実施形態における脱穀装置1は以上のように構成されている。この脱穀装置1で手扱ぎ作業を行う場合、作業者は、図10に示すようにベルトコンベア21の前方に立ち、各ベルトコンベア21a、21b間に被脱穀物を投入する。
次に、手扱ぎ作業時のベルトコンベア21の動作について、図11および図12を参照しながら説明する。図11は、通常作業時のベルトコンベア21の動作を示す上面図である。図12は、異常発生時のベルトコンベア21の動作を示す上面図である。なお、図11および図12においては、上ベルトコンベア21aの図示を省略している。
(通常作業時)
まず、図11(a)に示すように、手扱ぎ作業の開始時において、作業者が、停止しているベルトコンベア21に被脱穀物80aを供給する。このとき、作業者はベルトコンベア21が停止していることから、被脱穀物80aを二段のベルトコンベア21a、21b(図10)の間に押し込むように投入する。ここで被脱穀物80aが押し込まれる力によりベルトコンベア21の前方側回転軸25が回転し、回転検知センサ31によって前方側回転軸25の回転が検知される。回転検知センサ31は、このときの検知信号を制御部60に出力し、制御部60は、上ベルトコンベア21aのモータ24(図4)と下ベルトコンベア21bのモータ27に駆動信号を出力する。これにより、ベルトコンベア21が稼働し、被脱穀物80aが後方側に向かって搬送される。
続いて、図11(b)に示すように、作業者が次の被脱穀物80bをベルトコンベア21に供給する。この段階ではベルトコンベア21が稼働しているため、二段のベルトコンベア21a、21b(図10)の間に被脱穀物80bを噛み込ませるだけで被脱穀物80bが後方側に搬送される。なお、ベルトコンベア21が稼働状態にあるため、回転検知センサ31では常時回転を検知した状態にある。
そして、図11(c)に示すように、最初に供給した被脱穀物80aがベルトコンベア21の後方側端部に到達するタイミングで、制御部60から動作停止信号が出力され、ベルトコンベア21が自動的に停止する。すなわち、被脱穀物80aがベルトコンベア21の後方側から排出されてフィードチェン11に供給される前にベルトコンベア21が自動的に停止する。なお、ベルトコンベア21の後方側端部とは、例えば後方側回転軸26の位置やその近傍の位置である
被脱穀物80aがベルトコンベア21の後方側端部に到達するタイミングは、被脱穀物80aがベルトコンベア21に供給されてから後方側端部に到達するまでにかかる時間によって定められる。この時間は、ベルトコンベア21の全長(X方向長さ)とベルトコンベア21の搬送速度から算出され、ベルトコンベア21の搬送速度が大きいほど、ベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの時間は短くなる。したがって、本実施形態における制御部60には、ベルトコンベア21の稼働後から自動停止までの時間が予め設定されており、制御部60は、その時間に達した時にベルトコンベア21を停止させる制御を行う。
図11(d)に示すように、ベルトコンベア21が停止した後は、作業者が次に供給する被脱穀物80dを二段のベルトコンベア21a、21b(図10)の間に押し込むように投入することで、ベルトコンベア21が再稼働する。これにより、被脱穀物80aがベルトコンベア21の後方側端部から排出され、フィードチェン11に被脱穀物80aが供給される。
その後、図11(c)のようなベルトコンベア21の停止と、図11(d)のようなベルトコンベア21の再稼働を繰り返すことで、後続の被脱穀物がフィードチェン11に供給される。手扱ぎ作業の完了時においては、次に供給される被脱穀物が存在しないため、ベルトコンベア21が図11(c)の状態で停止する。ここでベルトコンベア21上に残存した被脱穀物は、例えばベルトコンベア21を強制稼働させることができる強制排出ボタン(図示せず)を作業者が操作することによってベルトコンベア21から排出される。
(異常発生時)
図12(a)~図12(c)に示すように、手扱ぎ作業を行う際には、例えば作業者の腕81が二段のベルトコンベア21a、21b(図10)の間に挟まれることも起こり得る。しかしながら、本実施形態のベルト搬送機構20においては、ベルトコンベア21の稼働が開始した時に供給された被脱穀物80aが、ベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの間に自動的に停止する。
このため、二段のベルトコンベア21a、21bの間に作業者の腕81が挟まれた場合であっても、作業者の腕81がベルトコンベア21から排出される前にベルトコンベア21が停止する。また、作業者の腕81が挟まれていることにより、後続の被脱穀物がベルトコンベア21に供給されないため、ベルトコンベア21が再稼働することはなく、作業者の安全性が担保される。
以上説明したように、本実施形態に係る脱穀装置1によれば、手扱ぎ作業を行う際にベルトコンベア21を介して被脱穀物をフィードチェン11に供給することができる。換言すると、フィードチェン11への被脱穀物の供給を作業者の手で直接行うことなく、手扱ぎ作業を行うことができるため、作業者の安全性が担保される。
加えて、作業者の両足を地面に置いて手扱ぎ作業を行うことができるため、作業姿勢が安定して作業能率を担保することもできる。したがって、本実施形態にかかる脱穀装置1によれば、手扱ぎ作業の作業能率と安全性を両立させることができる。
なお、図11(a)のようなベルトコンベア21の稼働開始から、図11(c)のようなベルトコンベア21の停止までのタイミングは、ベルトコンベア21の稼働が開始した時にベルトコンベア21の前方側端部に位置していた被脱穀物80aが後方側端部に到達するまでの間のタイミングであれば、いずれのタイミングであってもよい。すなわち、本実施形態におけるベルトコンベア21の動作条件は、検知機構30で被脱穀物の供給が検知されて当該ベルトコンベア21が稼働を開始した時の連続稼働時間が、ベルトコンベア21の稼働開始時に当該ベルトコンベア21の前方側端部に位置していた被脱穀物が後方側端部に到達するまでの時間よりも短いことである。
また、稼働中のベルトコンベア21を停止させる際には、フィードチェン11の動作を停止させてもよい。これにより、手扱ぎ作業を行う作業者の安全性をさらに向上させることができる。一方、フィードチェン11の動作も停止させる場合、既にベルトコンベア21から排出されてフィードチェン11に把持された被脱穀物が、扱ぎ胴(図示せず)を通過する途中で停止すると、稼働し続ける扱ぎ胴によって被脱穀物が長時間脱穀され、不要な藁くずが選別部(図示せず)に混入するおそれがある。このため、ベルトコンベア21と共にフィードチェン11を停止させる場合は、ベルトコンベア21に供給された被脱穀物がベルトコンベア21の後方側端部に到達せず、かつ、フィードチェン11に既に把持されている被脱穀物が扱ぎ胴を通過するタイミングでベルトコンベア21とフィードチェン11を停止させることが好ましい。
<第2の実施形態>
上記の第1の実施形態に係る脱穀装置1では、手扱ぎ作業の異常発生時においてベルトコンベア21が自動的に停止するが、通常作業時においてもベルトコンベア21が定期的に停止する。一方で、ベルトコンベア21の駆動系への負荷を軽減する観点からは、通常作業時においてもベルトコンベア21が継続的に稼働することが好ましい。第2の実施形態に係る検知機構30によれば、通常作業時において、ベルトコンベア21を継続的に稼働させることができる。また、通常作業時にベルトコンベア21が継続的に稼働することにより、作業能率を向上させることもできる。
以下、本実施形態に係る検知機構30について説明する。図13は、本実施形態に係る下ベルトコンベア21bの上面図である。図14は、本実施形態に係るベルトコンベア21の左側面図である。
検知機構30は、第1の検知部としての回転検知センサ31と、ベルトコンベア21で搬送される被脱穀物に接触する接触部材32と、接触部材32に取り付けられた、第2の検知部としての角度センサ33を備えている。なお、回転検知センサ31は、第1の実施形態で説明したセンサである。
接触部材32は、棒状又は板状に形成されており、接触部材32の一端部は、下ベルトコンベア21bの側面部に取り付けられている。また、接触部材32は、下ベルトコンベア21bとの接続部において、脱穀装置1の幅方向(Y方向)を回動中心Dとして回動可能となるように構成されている。接触部材32は、初期位置から回動した際に、回動位置から初期位置に向かう方向に付勢される構造となっている。接触部材32への付勢手段は特に限定されず、例えば部材の伸縮に伴う復元力を利用した、ばね、ぜんまい等の弾性部材を用いた付勢機構や、モータ等の回転駆動力を利用した付勢機構が採用され得る。
初期位置にある接触部材32は、脱穀装置1の高さ方向(Z方向)に向いており、接触部材32は下ベルトコンベア21bから上ベルトコンベア21aの設置高さまで延びている。接触部材32の回動方向は、ベルトコンベア21の前方側から後方側に向かう方向であり、ベルトコンベア21間を通過する被脱穀物が接触部材32に接触すると、接触部材32は、図14に示す左側面視において時計回りに回動する。そして、被脱穀物が回動している接触部材32の先端部よりもさらに後方側に搬送され、被脱穀物と接触部材32が接触しない状態になると、接触部材32は付勢手段により回動位置から初期位置に戻る。
角度センサ33は、例えばポテンショメータのような回転角を検知するセンサであり、回転角の情報を制御部60に出力する。角度センサ33は、接触部材32の回動中心Dにおいて、ベルトコンベア21の幅方向(Y方向)における接触部材32の外側端部に取り付けられ、接触部材32と共に回動する。このため、初期位置から接触部材32が回動した際には角度センサ33により接触部材32の回動角度の変化が検知され、この回動角度の変化から被脱穀物が通過したことが検知される。接触部材32および角度センサ33の設置位置は、ベルトコンベア21の前方側端部と後方側端部の中間部よりも前方側に位置していることが好ましく、ベルトコンベア21の前方側端部に近いほど好ましい。
本実施形態における検知機構30は以上のように構成されている。次に、手扱ぎ作業時のベルトコンベア21の動作について、図15および図16を参照しながら説明する。図15は、通常作業時のベルトコンベア21の動作を示す上面図である。図16は、異常発生時のベルトコンベア21の動作を示す上面図である。なお、図15および図16においては、上ベルトコンベア21aの図示を省略している。
(通常作業時)
まず、図15(a)に示すように、作業者はベルトコンベア21に被脱穀物80aを供給する。これにより、第1の実施形態と同様に、停止していたベルトコンベア21が稼働する。続いて、図15(b)に示すように、作業者が次の被脱穀物80bを供給する。
その後、図15(c)に示すように、最初に供給された被脱穀物80aがベルトコンベア21の後方側端部に到達するが、本実施形態では、第1の実施形態の場合と異なり、ベルトコンベア21の動作が停止しない。理由は以下の通りである。
本実施形態では、ベルトコンベア21の稼働時において、被脱穀物が角度センサ33の設置位置を通過する。前述のように被脱穀物が角度センサ33の設置位置を通過する際には被脱穀物が接触部材32に接触し、これにより角度センサ33で被脱穀物が通過したことが検知される。本実施形態におけるベルトコンベア21の動作条件は、角度センサ33で被脱穀物の通過が検知されない時間が、所定の時間に達しないことである。このときの所定の時間とは、最後に角度センサ33を通過した被脱穀物がベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの時間である。この時間は、角度センサ33の設置位置からベルトコンベア21の後方側端部までの長さ(X方向長さ)とベルトコンベア21の搬送速度に基づいて予め設定される。例えば、最後に角度センサ33を通過した被脱穀物がベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの時間が8秒である場合、上記の所定の時間は8秒以下の秒数から選択されて予め設定される。つまり、この場合の所定の時間としては、例えば8秒が設定されることもあるし、5秒が設定されることもある。このような所定の時間は、ベルトコンベア21に挟まれた作業者の腕を、ベルトコンベア21の後方側端部からどの程度離れた位置で停止させたいか、という観点で任意に設定されるものである。
制御部60は、上記の動作条件を満たさない場合にベルトコンベア21の動作停止信号を出力し、ベルトコンベア21が自動的に停止する。しかし、図15(c)のように被脱穀物80aがベルトコンベア21の後方側端部に到達した段階では、角度センサ33の設置位置においては後続の被脱穀物80cが通過していることから、上記のベルトコンベア21の動作条件を満たす。このため、制御部60からはベルトコンベア21の動作停止信号が出力されず、ベルトコンベア21は停止しない。すなわち、本実施形態における検知機構30によれば、手扱ぎ作業が行われている間は、ベルトコンベア21が停止せず、継続的に稼働する。
一方、図15(d)に示すように手扱ぎ作業の完了時においては、最後にベルトコンベア21に供給された被脱穀物80cが、ベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの間に、角度センサ33では他の被脱穀物の通過が検知されない。したがって、制御部60でカウントされる被脱穀物の通過が検知されない時間は、最後に角度センサ33を通過した被脱穀物80cがベルトコンベアの後方側端部に到達するまでの時間に達している。このため、制御部60からベルトコンベア21の動作停止信号が出力され、ベルトコンベア21が自動的に停止する。ここでベルトコンベア21上に残存する被脱穀物80cは、作業者が、ベルトコンベア21を強制稼働させることができる強制排出ボタン(図示せず)を押すことで排出される。なお、例えば手動で接触部材32(図14)を操作すれば強制排出ボタンを設けなくともよい。
(異常発生時)
図16(a)~図16(c)に示すように、手扱ぎ作業を行う過程において、二段のベルトコンベア21a、21b(図10)の間に作業者の腕81が挟まれた場合、ベルトコンベア21には後続の被脱穀部が供給されない状態となる。このため、作業者の腕81がベルトコンベア21に達するタイミングでは、被脱穀物の通過が検知されない時間が、最後に角度センサ33を通過した被脱穀物80bがベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの時間に達している。このため、ベルトコンベア21が自動的に停止し、作業者の腕81はベルトコンベア21の後方側端部から排出されず、作業者の安全性が担保される。
以上説明したように、本実施形態に係る脱穀装置1によれば、通常の手扱ぎ作業時に継続的にベルトコンベア21を稼働させることができるため、ベルトコンベア21の駆動系への負荷を軽減することができる。
なお、本実施形態では、第2の検知部として角度センサ33を用いたが、センサの種類は特に限定されず、搬送される被脱穀物が第2の検知部を通過したことを検知できるセンサであればよい。第2の検知部としては例えばリミットスイッチであってもよいし、非接触式のセンサであってもよい。
<第3の実施形態>
第2の実施形態では、第1の検知部としての回転検知センサ31と第2の検知部としての角度センサ33を組み合わせることで、手扱ぎ作業時に継続的にベルトコンベア21を稼働させていたが、第3の実施形態においては、そのような稼働方法を1つの検知部で実現する。
以下、本実施形態に係る検知機構30について説明する。図17は、本実施形態に係る下ベルトコンベア21bの上面図である。図18は、本実施形態に係るベルトコンベア21の正面図である。
本実施形態に係る検知機構30は、下ベルトコンベア21bの幅方向(Y方向)の側面部に取り付けられた支持部34と、検知部としての非接触センサ35を有している。
支持部34は、上面視においてL字状に形成され、支持部34の先端には非接触センサ35が取り付けられている。非接触センサ35は、例えば検知範囲内(図18中の二点鎖線で囲まれる領域内)に物体が存在する場合にON状態となり、制御部60にON信号を出力する機能を有している。当該機能を有した非接触センサ35であれば、具体的なセンサの種類は特に限定されない。
非接触センサ35は、検知範囲が上方を向いた状態で、ベルトコンベア21の前方側端部に固定されており、ベルトコンベア21a、21b間を通過する被脱穀物の先端が非接触センサ35の検知範囲内に入ることで、被脱穀物が通過したことが検知される。
本実施形態における検知機構30は以上のように構成されている。次に、手扱ぎ作業時のベルトコンベア21の動作について、図19および図20を参照しながら説明する。図19は、通常作業時のベルトコンベア21の動作を示す上面図である。図20は、異常発生時のベルトコンベア21の動作を示す上面図である。なお、図19および図20においては、上ベルトコンベア21aの図示を省略している。
(通常作業時)
まず、図19(a)に示すように、作業者は、停止していたベルトコンベア21に被脱穀物80aを供給する。このとき、被脱穀物80aの先端が非接触センサ35の検知範囲を通過するため、非接触センサ35から制御部60に検知信号が出力される。これにより、制御部60からベルトコンベア21の駆動信号が出力され、ベルトコンベア21が稼働する。
続いて、図19(b)および図19(c)に示すように、作業者が後続の被脱穀物80b、80cを供給し、最初にベルトコンベア21に供給された被脱穀物80aがベルトコンベア21の後方側端部に到達する。本実施形態においては、第2の実施形態と同様に、この段階ではベルトコンベア21は停止しない。
本実施形態におけるベルトコンベア21の動作条件は、非接触センサ35で被脱穀物の通過が検知されない時間が、所定の時間に達しないことである。このときの所定の時間とは、最後に非接触センサ35を通過した被脱穀物がベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの時間である。この時間は、非接触センサ35の設置位置からベルトコンベア21の後方側端部までの長さ(X方向長さ)とベルトコンベア21の搬送速度に基づいて予め設定される。例えば、最後に非接触センサ35を通過した被脱穀物がベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの時間が10秒である場合、上記の所定の時間は10秒以下の秒数から選択されて予め設定される。つまり、この場合の所定の時間としては、例えば10秒が設定されることもあるし、7秒が設定されることもある。このような所定の時間は、ベルトコンベア21に挟まれた作業者の腕を、ベルトコンベア21の後方側端部からどの程度離れた位置で停止させたいか、という観点で任意に設定されるものである。
制御部60は、上記の動作条件を満たさない場合にベルトコンベア21の動作停止信号を出力し、ベルトコンベア21が自動的に停止する。しかし、図19(c)のように被脱穀物80aがベルトコンベア21の後方側端部に到達した段階では、非接触センサ35においては後続の被脱穀物80cの通過が検知されていることから、上記の動作条件を満たす。このため、制御部60からはベルトコンベア21の動作停止信号が出力されず、ベルトコンベア21は停止しない。すなわち、本実施形態における検知機構30によれば、手扱ぎ作業が行われている間はベルトコンベア21が停止せず、ベルトコンベア21は継続的に稼働する。
一方、図19(d)に示すように手扱ぎ作業の完了時においては、最後にベルトコンベア21に供給された被脱穀物80cが、ベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの間に、非接触センサ35では他の被脱穀物の通過が検知されない。したがって、制御部60でカウントされる被脱穀物の通過が検知されない時間は、最後に非接触センサ35を通過した被脱穀物80cがベルトコンベアの後方側端部に到達するまでの時間に達している。このため、制御部60からベルトコンベア21の動作停止信号が出力され、ベルトコンベア21が自動的に停止する。ここでベルトコンベア21上に残存する被脱穀物80cは、作業者が、ベルトコンベア21を強制稼働させることができる強制排出ボタン(図示せず)を押すことで排出される。なお、作業者が非接触センサ35の検知範囲内に手をかざせばベルトコンベア21が稼働するため、この場合には強制排出ボタンを設けなくともよい。
(異常発生時)
図20(a)~図20(c)に示すように、手扱ぎ作業を行う過程において、二段のベルトコンベア21a、21b(図10)の間に作業者の腕81が挟まれた場合、ベルトコンベア21には後続の被脱穀部が供給されない状態となる。このため、作業者の腕81がベルトコンベア21に達するタイミングでは、被脱穀物の通過が検知されない時間が、最後に非接触センサ35を通過した被脱穀物80bがベルトコンベア21の後方側端部に到達するまでの時間に達している。このため、ベルトコンベア21が自動的に停止し、作業者の腕81はベルトコンベア21の後方側端部から排出されず、作業者の安全性が担保される。
以上説明したように、本実施形態に係る脱穀装置1によれば、第2の実施形態における検知機構30のように2つのセンサ31、33を用いなくても、手扱ぎ作業時に継続的にベルトコンベア21を稼働させることができる。
なお、支持部34の形状は特に限定されず、非接触センサ35が、ベルトコンベア21に投入される被脱穀物の通過を検知可能な位置に設置されるような形状であればよい。また、支持部34は、ベルトコンベア21以外の部分に取り付けられてもよい。さらに、本実施形態では被脱穀物が通過したことを検知する検知部が非接触センサ35で構成されていたが、被脱穀物を通過したことを検知できれば検知部の構成は特に限定されない。例えば検知部は、被脱穀物が接触することでON信号を出力するリミットスイッチで構成されてもよいし、第2の実施形態のような接触部材32と角度センサ33を組み合わせたもので構成されてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施形態では、検知機構30の検知部としての各センサを下ベルトコンベア21bに設置していたが、上ベルトコンベア21aに設置してもよい。また、各センサはベルトコンベア21の幅方向(Y方向)の外側の側面部に設置されてもよいし、内側の側面部に設置されてもよい。
また、上記実施形態では、X方向におけるベルト搬送機構20の後方側端部の位置がフィードチェン11の噛み込み領域R内に位置する例として、ベルトコンベア21の後方側端部が噛み込み領域R内に位置する例を説明したが、ベルトコンベア21の後方側端部は噛み込み領域Rの前方に位置していてもよい。その場合、ベルト搬送機構20には、例えば図21や図22に示すような補助搬送機構36が設けられる。なお、図21(a)は補助搬送機構36の構造例を示す上面図であり、図21(b)は左側面図である。また、図22(a)は補助搬送機構36の他の構造例を示す上面図であり、図22(b)は左側面図である。
図21に示す補助搬送機構36は、左側面視で、への字状に曲げ加工された2つの鉄板37を有しており、一方の鉄板37が下ベルトコンベア21bの後方側端部近傍の左側面に取り付けられ、他方の鉄板37が下ベルトコンベア21bの後方側端部近傍の右側面に取り付けられている。また、X方向における鉄板37の後端部の位置は噛み込み領域R内に位置しているため、図21に示す例においても、ベルト搬送機構20の後方側端部が噛み込み領域R内に位置している。図21に示す補助搬送機構36によれば、ベルトコンベア21から排出された被脱穀物が鉄板37上を滑り落ちて、噛み込み領域Rに被脱穀物が供給される。
図22に示す補助搬送機構36は、上ベルトコンベア21aの後方側端部近傍の左側面から噛み込み領域Rに延びる鉄板38を有している。鉄板38は、左側面視で、上ベルトコンベア21aの後方側端部から下方に向かって傾斜する傾斜部を有している。X方向における鉄板38の後端部の位置は噛み込み領域R内に位置しているため、図22に示す例においても、ベルト搬送機構20の後方側端部が噛み込み領域R内に位置している。図22に示す補助搬送機構36によれば、ベルトコンベア21から排出された被脱穀物が鉄板38の傾斜部とフィードチェン11の間に噛み込まれて、噛み込み領域Rに被脱穀物が供給される。
本発明は、稲、麦などの作物の脱穀作業に適用することができる。
1 脱穀装置
11 フィードチェン
12 挟やく桿
13 ガイド部材
20 ベルト搬送機構(搬送機構)
21 ベルトコンベア(搬送装置)
21a 上ベルトコンベア(上搬送装置)
21b 下ベルトコンベア(下搬送装置)
22 前方側回転軸
23 後方側回転軸
24 モータ
25 前方側回転軸
26 後方側回転軸
27 モータ
28 支持脚
30 検知機構
31 回転検知センサ
32 接触部材
33 角度センサ
34 支持部
35 非接触センサ
36 補助搬送機構
37 鉄板
38 鉄板
40 収納機構
41 上ベルト収納機構(上搬送装置収納機構)
42 上ベルト固定部材(上搬送装置固定部材)
42a 第1の上ベルト固定部材
42b 第2の上ベルト固定部材
43 上ベルト支持部材(上搬送装置支持部材)
43a 第1の上ベルト支持部材
43b 第2の上ベルト支持部材
44 下ベルト収納機構(下搬送装置収納機構)
45 下ベルト固定部材(下搬送装置固定部材)
46 下ベルト支持部材(下搬送装置支持部材)
47 ケース
47a 開口部
48 固定部
49 スプリング
50 機構
51 リンク
52 回転支点
60 制御部
70 コンバイン
71 刈取装置
72 操縦席
73 走行部
80a~80d 被脱穀物
81 作業者の腕
R 噛み込み領域

Claims (11)

  1. 被脱穀物の手扱ぎ作業を行う脱穀装置であって、
    前記被脱穀物を搬送するフィードチェンと、
    前記フィードチェンの搬送方向に延伸し、かつ、高さ方向に間隔をおいて互いに平行に配置された二段の搬送装置の間に、前記被脱穀物を通過させて前記フィードチェンに該被脱穀物を供給する搬送機構と、
    前記搬送装置に前記被脱穀物が供給されたことを検知する検知機構と、
    前記搬送装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記フィードチェンの搬送方向における前記搬送機構の後方側端部の位置は、前記フィードチェンの前記被脱穀物の噛み込み領域内に位置し、
    前記制御部は、
    前記搬送装置の停止時において、前記検知機構で前記被脱穀物の供給が検知された時に該搬送装置を稼働させ、
    前記搬送装置の稼働時において、予め設定された、前記検知機構の検知結果に基づく動作条件を満たさない場合に前記搬送装置の動作を停止させる制御を行うことを特徴とする、脱穀装置。
  2. 前記検知機構は、前記被脱穀物が通過したことを検知する検知部を有し、
    前記制御部は、
    前記搬送装置の稼働時において、前記検知部で前記被脱穀物の通過が検知されない時間が、所定の時間に達した時に前記搬送装置の動作を停止させる制御を行い、
    前記所定の時間は、最後に前記検知部を通過した前記被脱穀物が、該検知部から前記搬送装置の後方側端部に到達するまでの時間であることを特徴とする、請求項1に記載の脱穀装置。
  3. 前記制御部は、前記搬送装置の稼働が開始した時に該搬送装置に供給された前記被脱穀物が、前記搬送装置の後方側端部に到達するまでの間に、前記搬送装置の動作を停止させる制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載の脱穀装置。
  4. 前記検知機構は、
    前記搬送装置に前記被脱穀物が供給されたことを検知する第1の検知部と、
    前記搬送装置の前方側端部と後方側端部の間に配置された、前記被脱穀物を通過したことを検知する第2の検知部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記搬送装置の停止時において、前記第1の検知部により前記被脱穀物の供給が検知された時に該搬送装置を稼働させ、
    前記搬送装置の稼働時において、前記第2の検知部で前記被脱穀物の通過が検知されない時間が、所定の時間に達した時に前記搬送装置の動作を停止させる制御を行い、
    前記所定の時間は、最後に前記第2の検知部を通過した前記被脱穀物が、該第2の検知部から前記搬送装置の後方側端部に到達するまでの時間であることを特徴とする、請求項1に記載の脱穀装置。
  5. 前記第1の検知部は、前記搬送装置の回転軸に設けられた、該回転軸の回転を検知する回転検知センサであることを特徴とする、請求項4に記載の脱穀装置。
  6. 前記検知機構は、前記二段の搬送装置の下搬送装置または上搬送装置の側面部に、各搬送装置間を通過する前記被脱穀物と接触する接触部材を有し、
    前記接触部材は、初期位置と回動位置の間を回動可能となるように前記搬送装置の回転軸と平行な回動中心を有し、かつ、前記回動位置から前記初期位置に向かう方向に付勢されるように構成され、
    前記初期位置にある前記接触部材は、高さ方向に延伸し、
    前記第2の検知部は、前記接触部材の回動角度を検知する角度センサであることを特徴とする、請求項4または5に記載の脱穀装置。
  7. 前記搬送装置の収納機構を有し、
    前記収納機構は、前記フィードチェンへの前記被脱穀物の供給が可能となる使用位置と、前記手扱ぎ作業の非作業時において前記フィードチェンへの被脱穀物の供給を阻害しない収納位置との間で前記搬送装置を移動させる構成を有していることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の脱穀装置。
  8. 前記収納機構は、
    前記フィードチェンよりも上方に設けられた上搬送装置固定部材と、
    前記二段の搬送装置のうちの上搬送装置の側面部と前記上搬送装置固定部材とに接続された上搬送装置支持部材と、を有し、
    前記上搬送装置支持部材は、前記上搬送装置固定部材との接続部において、前記脱穀装置の幅方向を回動中心として回動可能に構成されていることを特徴とする、請求項7に記載の脱穀装置。
  9. 前記収納機構は、
    前記脱穀装置の幅方向において、前記フィードチェンよりも内側に設けられた下搬送装置固定部材と、
    前記二段の搬送装置のうちの下搬送装置の側面部と前記下搬送装置固定部材とに接続された下搬送装置支持部材と、を有し、
    前記下搬送装置支持部材は、前記下搬送装置固定部材との接続部において、前記脱穀装置の前後方向を回動中心として回動可能に構成されていることを特徴とする、請求項7または8に記載の脱穀装置。
  10. 前記収納機構は、前記脱穀装置の前後方向を回転中心として前記下搬送装置支持部材を折り畳む機構を有していることを特徴とする、請求項9に記載の脱穀装置。
  11. 前記搬送機構は、前記二段の搬送装置のうちの下搬送装置の側面部に取り付けられた、スプリングダンパ構造を備えた支持脚を有し、
    前記支持脚は、前記下搬送装置の前記被脱穀物を搬送する面に対して垂直な方向に延伸していることを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の脱穀装置。
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