JP2022148234A - 車両制御装置、車両制御用コンピュータプログラム及び車両制御方法 - Google Patents

車両制御装置、車両制御用コンピュータプログラム及び車両制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両が分岐道路へ移動した後に制御移行要求がドライバへ通知されることが予想される場合、ドライバに対して手動制御で車両を制御することを事前に通知する車両制御装置を提供する。【解決手段】車両制御装置は、車両の現在位置とナビルートと地図情報とに基づいて、ナビルートの所定の運転区間内に、車両が走行する走行道路から分岐道路へ退出する分岐位置があるか否かを判定する分岐判定部と、分岐位置がある場合、分岐位置から分岐道路の第1距離以内又は車両の進行方向に向かって分岐位置から走行道路の第2距離以内に、ドライバに対して車両の運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定する制御移行判定部と、制御移行要求区間がある場合、車両が分岐位置に到達する前に、ドライバに対して手動制御で車両を走行道路から分岐道路へ移動させることを、通知部を介して通知する通知制御部とを有する。【選択図】図2

Description

本開示は、車両制御装置、車両制御用コンピュータプログラム及び車両制御方法に関する。
車両に搭載される自動制御システムは、車両の現在位置と、車両の目的位置と、ナビゲーション用地図とに基づいて、車両のナビルートを生成する。自動制御システムは、地図情報を用いて車両の現在位置を推定し、車両をナビルートに沿って走行するように制御する。自動制御システムは、車線間の移動を含む車両の動作を制御する。
自動制御システムは、自動制御で車両の運転を行うことが困難であると判定した場合、ドライバに対して車両の運転を自動制御から手動制御に移行するように制御移行要求を通知する。この通知を受けたドライバは、制御移行要求を承認する操作を行った後、車両の手動制御を開始する(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2018/100725号
道路状況によっては、車両が走行している道路から分岐道路へ分岐した後に、自動制御システムがドライバへ、制御の移行を要求する区間が存在する場合がある。この場合、自動制御システムは、車両が走行している道路から分岐道路へ移動した直後に、制御の移行をドライバへ通知することになる。
しかし、ドライバは、車両が走行している道路から分岐道路へ移動した直後に、制御移行要求が通知された場合、車両周辺の状況を把握する時間的な余裕がないので、手動制御で車両を適切に操作できないおそれがある。
そこで、本開示は、車両が走行している道路から分岐道路へ移動した後に、車両の運転を自動制御から手動制御に移行する制御移行要求がドライバへ通知されることが予想される場合、ドライバに対して手動制御で車両を制御することを事前に通知する車両制御装置を提供することを目的とする。
一の実施形態によれば、車両制御装置が提供される。この車両制御装置は、車両の現在位置と、ナビルートと、地図情報とに基づいて、ナビルートの所定の運転区間内に、車両が走行する走行道路から分岐道路へ退出する分岐位置があるか否かを判定する分岐判定部と、分岐位置がある場合、分岐位置から分岐道路の第1距離以内又は車両の進行方向に向かって分岐位置から走行道路の第2距離以内に、ドライバに対して車両の運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定する制御移行判定部と、制御移行要求区間がある場合、車両が分岐位置に到達する前に、ドライバに対して手動制御で車両を走行道路から分岐道路へ移動させることを、通知部を介して通知する通知制御部と、を有することを特徴とする。
また、この車両制御装置において、分岐道路に制御移行要求区間がある場合、分岐位置から手前の第3距離の位置から分岐位置までの範囲を、ドライバに対して手動制御で走行道路から分岐道路へ移動することを要求する手動制御要求区間として設定する第1手動制御要求区間設定部を有することが好ましい。
また、この車両制御装置において、分岐道路に制御移行要求区間がある場合、分岐位置から手前の第4距離の位置から分岐位置までの範囲を、制御移行要求区間として設定する第1制御移行区間設定部を有することが好ましい。
また、この車両制御装置において、走行道路に制御移行要求区間がある場合、分岐位置から手前の第5距離の位置から分岐位置までの範囲を、ドライバに対して手動制御で走行道路の車線から分岐道路の車線への移動することを要求する手動制御要求区間として設定する第2手動制御要求区間設定部を有することが好ましい。
また、この車両制御装置において、走行道路に制御移行要求区間がある場合、分岐位置から手前の第6距離の位置から分岐位置までの範囲を、制御移行要求区間として設定する第2制御移行区間設定部を有することが好ましい。
他の実施形態によれば、車両制御用コンピュータプログラムが提供される。この車両制御用コンピュータプログラムは、分岐位置がある場合、分岐位置から分岐道路の第1距離以内又は車両の進行方向に向かって分岐位置から走行道路の第2距離以内に、ドライバに対して車両の運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定し、制御移行要求区間がある場合、車両が分岐位置に到達する前に、ドライバに対して手動制御で車両を走行道路から分岐道路へ移動させることを通知する、ことをプロセッサに実行させることを特徴とする。
他の実施形態によれば、車両制御方法が提供される。この車両制御方法は、車両の現在位置と、ナビルートと、地図情報とに基づいて、ナビルートの所定の運転区間内に、車両が走行する走行道路から分岐道路へ退出する分岐位置があるか否かを判定し、分岐位置がある場合、分岐位置から分岐道路の第1距離以内又は車両の進行方向に向かって分岐位置から走行道路の第2距離以内に、ドライバに対して車両の運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定し、制御移行要求区間がある場合、車両が分岐位置に到達する前に、ドライバに対して手動制御で車両を走行道路から分岐道路へ移動させることを通知する、ことを車両制御装置が実行することを特徴とする。
本開示に係る車両制御装置は、車両が走行している道路から分岐道路へ移動した後に、車両の運転を自動制御から手動制御に移行する制御移行要求がドライバへ通知されることが予想される場合、ドライバに対して手動制御で車両を制御することを事前に通知するので、ドライバは手動制御で車両を適切に操作することが可能となる。
第1実施形態の車両制御システムの動作の概要を説明する図である。 第1実施形態の車両制御システムが実装される車両の概略構成図である。 第1実施形態の車両制御システムの車両制御処理に関する動作フローチャートの一例である。 ナビルートの例を示す図である。 分岐道路に制御移行要求区間がある場合の車両制御処理の一例を説明する図である。 走行道路に制御移行要求区間がある場合の車両制御処理の一例を説明する図である。 第2実施形態の車両制御システムの車両制御処理に関する動作フローチャートの一例である。 分岐道路に制御移行要求区間がある場合の車両制御処理の一例を説明する図である。
図1は、第1実施形態の車両制御システム1の動作の概要を説明する図である。以下、図1を参照しながら、本明細書に開示する車両制御システム1の車両制御処理に関する動作の概要を説明する。車両制御システム1は、車両制御装置の一例である。
図1は、自動制御される車両10に搭載される車両制御システム1によって生成されたナビルート70の一例を示している。自動制御される車両10は現在位置P1で道路50を走行しており、分岐位置62において分岐道路60へ退出することが予定されている。道路50と分岐道路60とは、分岐開始位置621と分岐終了位置622との間において、車両10が移動可能に接続している。
車両制御システム1は、車両の現在位置P1と、ナビルート70と、地図情報とに基づいて、ナビルート70の直近の運転区間内に、車両10が走行する道路50から分岐道路60へ退出する分岐位置62があると判定する。
車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から分岐道路60の距離L1に、ドライバに対して車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間TD1がある。制御移行要求区間TD1は、車両制御システム1が車両を自動制御できない自動制御禁止領域R1の手前に配置される。
分岐道路60において、制御移行要求区間TD1は、分岐開始位置621から第1基準距離以内の距離L1にある。第1基準距離は、この距離以上であれば、自動制御による車両10の道路間の移動が終了した後に分岐道路60上で制御移行要求がドライバへ通知されても、ドライバが、余裕をもって制御移行要求を承認する操作をして車両10の手動制御を開始できると考えられる距離である。
制御移行要求区間TD1が分岐開始位置621から第1基準距離以内にある場合、ドライバは、制御移行要求区間TD1において、余裕をもって制御移行要求を承認する操作をして車両10の手動制御を開始できないおそれがある。
そこで、車両制御システム1は、分岐終了位置622から手前の距離L2の位置から分岐終了位置622までの範囲を、ドライバに対して手動制御で道路50から分岐道路60へ移動することを要求する手動制御要求区間80として設定する。車両制御システム1は、手動制御要求区間80では、車両10が自動制御で道路50から分岐道路60へ退出することを禁止する。
車両制御システム1は、手動制御要求区間80において、ドライバに対して手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求を通知する。
ドライバは、手動制御要求区間80において、車両10の少なくとも操舵を手動で制御して、車両10を道路50から分岐道路60へ移動させる。そして、ドライバは、車両10が道路50から分岐道路60へ移動した後に、制御移行要求区間TD1において、車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行する制御移行要求がドライバへ通知される。
車両制御システム1は、ドライバに対して手動制御で車両10を制御することを事前に通知しているので、ドライバは、車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行させて、手動制御で車両10を適切に操作することが可能である。そして、ドライバは、制御移行要求区間TD1において車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行させた後、自動制御禁止区間R1においても車両10を手動制御で運転する。
また、車両制御システム1は、分岐終了位置622から手前の距離L5の位置から分岐終了位置622までの範囲を、手動制御要求区間に代えて、制御移行要求区間90として設定してもよい。車両制御システム1は、制御移行要求区間90において、ドライバに対して手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求を通知する。車両制御システム1は、制御移行要求区間90では、車両10が自動制御で道路50から分岐道路60へ退出することを禁止する。車両制御システム1は、制御移行要求区間90において車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行させた後、ドライバは、車両10を手動で制御して、車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることになる。
更に、車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から道路50の第2基準距離以内に、制御移行要求区間TD2がある場合、車両制御システム1は、分岐終了位置622の手前に手動制御要求区間又は制御移行要求区間を設定してもよい。車両制御システム1は、手動制御要求区間又は制御移行要求区間において、ドライバに対して手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求を通知する。これにより、ドライバは、手動制御要求区間又は制御移行要求区間において、車両10の少なくとも操舵を手動で制御して車両10を道路50から分岐道路60へ移動させようと試みることになる。例え、ドライバが車両10を道路50から分岐道路60への移動させること失敗したとしても、ドライバに対して手動制御で車両10を制御することが事前に通知されている。そのため、ドライバは、制御移行要求区間TD2では車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行可能であり、自動制御禁止区間R2において車両10を適切に手動制御で運転できる。
図2は、車両制御システム1が実装される車両10の概略構成図である。車両10は、カメラ2と、測位情報受信機3と、ナビゲーション装置4と、ユーザインターフェース(UI)5と、地図情報記憶装置11と、位置推定装置12と、物体検出装置13と、走行車線計画装置14と、運転計画装置15と、車両制御装置16等とを有する。更に、車両10は、LiDARセンサといった、車両10の周囲の物体までの距離を測定するための測距センサ(図示せず)を有してもよい。
カメラ2と、測位情報受信機3と、ナビゲーション装置4と、UI5と、地図情報記憶装置11と、位置推定装置12と、物体検出装置13と、走行車線計画装置14と、運転計画装置15と、車両制御装置16とは、コントローラエリアネットワークといった規格に準拠した車内ネットワーク17を介して通信可能に接続される。
カメラ2は、車両10に設けられる撮像部の一例である。カメラ2は、車両10の前方を向くように、車両10に取り付けられる。カメラ2は、例えば所定の周期で、車両10の前方の所定の領域の環境が表されたカメラ画像を撮影する。カメラ画像には、車両10の前方の所定の領域内に含まれる道路と、その路面上の車線区画線等の道路特徴物が表わされ得る。カメラ2は、CCDあるいはC-MOS等、可視光に感度を有する光電変換素子のアレイで構成された2次元検出器と、その2次元検出器上に撮影対象となる領域の像を結像する撮像光学系を有する。
カメラ2は、カメラ画像を撮影する度に、カメラ画像及びカメラ画像が撮影されたカメラ画像撮影時刻を、車内ネットワーク17を介して、位置推定装置12及び物体検出装置13等へ出力する。カメラ画像は、位置推定装置12において、車両10の位置を推定する処理に使用される。また、カメラ画像は、物体検出装置13において、車両10の周囲の他の物体を検出する処理に使用される。
測位情報受信機3は、車両10の現在位置を表す測位情報を出力する。例えば、測位情報受信機3は、GNSS受信機とすることができる。測位情報受信機3は、所定の受信周期で測位情報を取得する度に、測位情報及び測位情報を取得した測位情報取得時刻を、ナビゲーション装置4及び地図情報記憶装置11等へ出力する。
ナビゲーション装置4は、ナビゲーション用地図情報と、UI5から入力された車両10の目的位置と、測位情報受信機3から入力された車両10の現在位置を表す測位情報とに基づいて、車両10の現在位置から目的位置までのナビルート70を生成する。ナビルート70は、右折、左折、合流、分岐等の位置に関する情報を含む。ナビゲーション装置4は、目的位置が新しく設定された場合、又は、車両10の現在位置がナビルート70から外れた場合等に、車両10のナビルート70を新たに生成する。ナビゲーション装置4は、ナビルート70を生成する度に、そのナビルート70を、車内ネットワーク17を介して、位置推定装置12及び走行車線計画装置14等へ出力する。
UI5は、通知部の一例である。UI5は、ナビゲーション装置4及び車両制御装置16等に制御されて、車両10の走行情報、制御移行要求又は移動要求等をドライバへ通知する。また、UI5は、ドライバから車両10に対する操作に応じた操作信号を生成する。車両10の走行情報は、車両の現在位置、ナビルート等の車両の現在及び将来の経路に関する情報等を含む。UI5は、走行情報等を表示するために、液晶ディスプレイ又はタッチパネル等の表示装置5aを有する。また、UI5は、走行情報等をドライバへ通知するための音響出力装置(図示せず)を有していてもよい。また、UI5は、ドライバから車両10への操作情報を入力する入力装置として、例えば、タッチパネル又は操作ボタンを有する。操作情報として、例えば、目的位置、経由地、車両速度、制御移行要求の承認及びその他の車両10の制御情報等が挙げられる。UI5は、入力された操作情報を、車内ネットワーク17を介してナビゲーション装置4及び車両制御装置16等へ出力する。
地図情報記憶装置11は、車両10の現在位置を含む相対的に広い範囲(例えば10~30km四方の範囲)の広域の地図情報を記憶する。この地図情報は、路面の3次元情報と、道路上の車線区画線等の道路特徴物、構造物の種類及び位置を表す情報と、道路の法定速度等を含む高精度地図情報を有する。地図情報記憶装置11は、車両10の現在位置に応じて、車両10に搭載される無線通信装置(図示せず)を介した無線通信により、基地局を介して外部のサーバから広域の地図情報を受信して記憶装置に記憶する。地図情報記憶装置11は、測位情報受信機3から測位情報を入力する度に、記憶している広域の地図情報を参照して、測位情報により表される現在位置を含む相対的に狭い領域(例えば、100m~10km四方の範囲)の地図情報を、車内ネットワーク17を介して、位置推定装置12、物体検出装置13、走行車線計画装置14、運転計画装置15及び車両制御装置16等へ出力する。
位置推定装置12は、カメラ画像内に表された車両10の周囲の道路特徴物に基づいて、カメラ画像撮影時刻における車両10の位置を推定する。例えば、位置推定装置12は、カメラ画像内に識別した車線区画線と、地図情報記憶装置11から入力された地図情報に表された車線区画線とを対比して、カメラ画像撮影時刻における車両10の推定位置及び推定方位角を求める。また、位置推定装置12は、地図情報に表された車線区画線と、車両10の推定位置及び推定方位角とに基づいて、車両10が位置する道路上の走行車線を推定する。位置推定装置12は、カメラ画像撮影時刻における車両10の推定位置、推定方位角及び走行車線を求める度に、これらの情報を、物体検出装置13、走行車線計画装置14、運転計画装置15及び車両制御装置16等へ出力する。
物体検出装置13は、カメラ画像等に基づいて、車両10の周囲の他の物体及びその種類(例えば、車両)を検出する。他の物体には、車両10の周囲を走行する他の車両が含まれる。物体検出装置13は、検出された他の物体を追跡して、他の物体の軌跡を求める。物体検出装置13は、地図情報に表された車線区画線と、他の物体位置とに基づいて、他の物体が走行している走行車線を特定する。物体検出装置13は、検出された他の物体の種類を示す情報と、その位置を示す情報及び走行車線を示す情報を含む物体検出情報を、走行車線計画装置14及び運転計画装置15等へ出力する。
走行車線計画装置14は、所定の周期で設定される走行車線計画生成時刻において、ナビルートから選択された直近の運転区間(例えば、10km)において、地図情報と、ナビルート及び周辺環境情報と、車両10の現在位置とに基づいて、車両10が走行する道路内の車線を選択して、車両10が走行する予定走行車線を表す走行車線計画を生成する。走行車線計画装置14は、例えば、車両10が追い越し車線以外の車線を走行するように、走行車線計画を生成する。走行車線計画装置14は、走行車線計画を生成する度に、この走行車線計画を運転計画装置15へ出力する。
また、走行車線計画装置14は、ナビルート70から選択された直近の運転区間において、走行車線計画と、地図情報と、ナビルート70と、車両10の現在位置とに基づいて、車線変更の要否を判定し、判定結果に応じて車線変更計画を生成する。具体的には、走行車線計画装置14は、ナビルート70と車両10の現在位置とに基づいて、車両10の目的位置へ向かう車線へ移動するために、車線変更の要否を判定する。車両10が現在走行している走行道路から合流先の他の道路へ進入すること(合流)、及び、車両10が走行道路から分岐先の他の道路へ退出すること(分岐)の有無を判定する。合流及び分岐では、車両が走行道路の車線から他の道路の車線へ移動するので、車線変更が行われる。走行車線計画装置14は、車線変更の要否の判定に、周辺環境情報又は車両状態情報を更に利用してもよい。周辺環境情報は、車両の10の周囲を走行する他の車両の位置及び速度等を含む。車両状態情報は、車両10の現在位置、車両速度、加速度及び進行方向等を含む。また、走行車線計画装置14は、ドライバの要求に応じて、車線変更計画を生成する。走行車線計画装置14は、車線変更計画を生成した場合、この車線変更計画を追加した走行車線計画を運転計画装置15へ出力する。
また、走行車線計画装置14は、直近の運転区間内に、車両10が走行する走行道路から分岐道路へ退出する分岐位置があるか否かを判定する。また、走行車線計画装置14は、分岐位置がある場合、分岐位置から分岐道路の第1基準距離以内又は分岐位置から走行道路の第2基準距離以内に、ドライバに対して車両10の運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定する。更に、走行車線計画装置14は、分岐道路に制御移行要求区間がある場合、分岐位置から手前の所定の距離の位置から分岐位置までの範囲を、ドライバに対して手動制御で走行道路から分岐道路へ移動することを要求する手動制御要求区間として設定する。また、走行車線計画装置14は、手動制御要求区間において、ドライバに対して手動制御で車両10を走行道路から分岐道路へ移動させることを求める移動要求を通知することを、走行車線計画に追加する。そのために、走行車線計画装置14は、通信インターフェース(IF)21と、メモリ22と、プロセッサ23とを有する。通信インターフェース21と、メモリ22と、プロセッサ23とは、信号線24を介して接続されている。通信インターフェース21は、走行車線計画装置14を車内ネットワーク17に接続するためのインターフェース回路を有する。
走行車線計画装置14が有する機能の全て又は一部は、例えば、プロセッサ23上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。プロセッサ23は、走行車線計画部231と、車線変更計画部232と、分岐判定部233と、制御移行判定部234と、手動制御要求区間設定部235とを有する。あるいは、プロセッサ23が有する機能モジュールは、プロセッサ23に設けられる、専用の演算回路であってもよい。プロセッサ23は、1個又は複数個のCPU(Central Processing Unit)及びその周辺回路を有する。プロセッサ23は、論理演算ユニット、数値演算ユニットあるいはグラフィック処理ユニットといった他の演算回路を更に有していてもよい。メモリ22は、記憶部の一例であり、例えば、揮発性の半導体メモリ及び不揮発性の半導体メモリを有する。そしてメモリ22は、プロセッサ23により実行される情報処理において使用されるアプリケーションのコンピュータプログラム及び各種のデータを記憶する。走行車線計画部231は、上述した走行車線計画を生成し、車線変更計画部232は、上述した車線変更計画を生成する。走行車線計画装置14における他の動作の詳細については、後述する。
運転計画装置15は、所定の周期で設定される運転計画生成時刻において、走行車線計画と、地図情報と、車両10の現在位置と、周辺環境情報と、車両状態情報とに基づいて、所定の時間(例えば、5秒)先までの車両10の予定走行軌跡を表す運転計画を生成する運転計画処理を実行する。運転計画は、現時刻から所定時間先までの各時刻における、車両10の目標位置及びこの目標位置における目標車両速度の集合として表される。運転計画が生成される周期は、走行車線計画が生成される周期よりも短いことが好ましい。運転計画装置15は、車両10と他の車両との間に所定の距離以上の間隔を維持できるように運転計画を生成する。運転計画装置15は、走行車線計画が車両10の車線間を移動する車線変更を含んでいても、車両10と他の車両との間に所定の距離以上の間隔を確保できない場合、車両10を停車するように運転計画を生成する。運転計画装置15は、運転計画を生成する度に、その運転計画を車両制御装置16へ出力する。
車両制御装置16は、車両10が自動制御で運転される場合、車両10の現在位置と、車両速度及びヨーレートと、運転計画装置15によって生成された運転計画とに基づいて、車両10の各部を制御する。例えば、車両制御装置16は、運転計画、車両10の車両速度及びヨーレートに従って、車両10の操舵角、加速度及び角加速度を求め、その操舵角、加速度及び角加速度となるように、操舵量、アクセル開度又はブレーキ量を設定する。そして車両制御装置16は、設定された操舵量に応じた制御信号を、車両10の操舵輪を制御するアクチュエータ(図示せず)へ車内ネットワーク17を介して出力する。また、車両制御装置16は、設定されたアクセル開度に従って燃料噴射量を求め、その燃料噴射量に応じた制御信号を車両10のエンジンなどの駆動装置(図示せず)へ車内ネットワーク17を介して出力する。あるいは、車両制御装置16は、設定されたブレーキ量に応じた制御信号を車両10のブレーキ(図示せず)へ車内ネットワーク17を介して出力する。なお、車両制御装置16は、車両10が手動制御で運転される場合、ドライバの操作による操舵量、アクセル開度又はブレーキ量に応じて、操舵輪、駆動装置又はブレーキを制御する。
図2では、地図情報記憶装置11と、位置推定装置12と、物体検出装置13と、走行車線計画装置14と、運転計画装置15と、車両制御装置16は、別々の装置として説明されているが、これらの装置の全て又は一部は、一つの装置として構成されていてもよい。
図3は、第1実施形態の車両制御システム1の車両制御処理に関する動作フローチャートの一例である。図3を参照しながら、車両制御システム1の車両制御処理について、以下に説明する。走行車線計画装置14は、所定の周期を有する分岐判定時刻において、図3に示される動作フローチャートに従って車両制御処理を実行する。
まず、分岐判定部233は、車両10の現在位置と、ナビルートと、地図情報とに基づいて、ナビルートの直近の運転区間内に、車両10が走行する走行道路から分岐道路へ退出する分岐位置があるか否かを判定する(ステップS101)。
分岐位置がある場合(ステップS101-Yes)、制御移行判定部234は、車両10の進行方向に向かって分岐位置から分岐道路の第1基準距離以内に、ドライバに対して車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定する(ステップS102)。制御移行要求区間では、操舵、駆動、制動等を含む全ての運転について、自動制御から手動制御へ移行することがドライバへ要求される。ここで、分岐位置としては、分岐開始位置、分岐終了位置、又は分岐開始位置と分岐終了位置との間の何れかの位置(例えば、分岐開始位置と分岐終了位置との間の中間の位置)を用いることができる。
分岐道路に制御移行要求区間がある場合(ステップS102-Yes)、手動制御要求区間設定部235は、走行道路において、分岐位置から手前の所定の距離の位置から分岐位置までの範囲を、ドライバに対して手動制御で走行道路から分岐道路へ移動することを要求する手動制御要求区間として設定する(ステップS104)。手動制御要求区間設定部235は、手動制御要求区間において、車両10が分岐位置において自動制御で走行道路から分岐道路へ退出することを禁止する。
次に、手動制御要求区間設定部235は、手動制御要求区間において、ドライバに対して手動制御で車両10を走行道路から分岐道路へ移動させることを求める移動要求を通知することを、走行車線計画に追加して(ステップS105)、一連の処理は終了する。
また、分岐道路に制御移行要求区間がない場合(ステップS102-No)、制御移行判定部234は、車両10の進行方向に向かって分岐位置から走行道路の第2基準距離以内に、ドライバに対して車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定する(ステップS103)。
走行道路に制御移行要求区間がある場合(ステップS103-Yes)、走行車線計画装置14は、上述したステップS104~ステップS105の動作を行って、一連の処理は終了する。
一方、分岐位置がない場合(ステップS101-No)、分岐判定部233は、ステップS101に移動して、次の分岐判定時刻まで待機する。また、走行道路に制御移行要求区間がない場合(ステップS103-No)には、一連の処理は終了する。
走行車線計画装置14は、分岐判定処理を一度行った分岐位置については、図3に示す処理を行わなくてもよい。
次に、上述した車両制御システム1の動作例を、図4~図6を参照しながら、以下に更に説明する。
図4は、ナビゲーション装置4から入力されたナビルート70の例を示す。図4に示す例は、図1に対応しており、ナビルート70は、車両10が道路50を走行した後分岐位置62において分岐道路60へ退出することを表している。
車両10は、車線51、52を有する道路50の車線51上を走行している。車線51と車線52とは、車線区画線53により区画されている。道路50の車線51と分岐道路60の車線61とは、分岐位置62において、分岐開始位置621と分岐終了位置622との間で、車両10が移動可能に接続されている。
図5は、分岐道路60に制御移行要求区間がある場合の車両制御処理の一例を説明する図である。分岐道路60には、車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から距離L1の位置に制御移行要求区間TD1がある。距離L1は、第1基準距離以内の距離である。制御移行要求区間TD1は、分岐道路60における開始位置63と終了位置64との間の区間である。
制御移行要求区間TD1は、車両制御システム1が車両を自動制御できない自動制御禁止領域R1の手前に配置される。自動制御禁止領域R1として、車両制御システム1が容易に車両の動作を制御できない地形を有する領域、高精度地図が整備されていない領域、一時的に車両の自動制御での走行が禁止されている領域が挙げられる。車両制御システム1が安全に車両の動作を制御できない地形を有する領域としては、大きな曲率半径を有するカーブを有する地形、大きな勾配を有する地形、停止線等の道路標示を含む地形、交差点を含む地形、バス停留所を含む地形、分岐道路が他の道路に合流しており且つ他の道路へ合流するための合流区間が短い地形、車両制御システム1が安全に車両の動作を制御できない程度に道路の幅が狭い地形、及び、複数の車両が横方向に並んで走行可能な幅を有しているが、車線区画線のない地形等が挙げられる。高精度地図が整備されていない領域としては、自動車専用道路における料金所から先の領域、サービスエリア又はパーキングエリア等が挙げられる。一時的に車両の自動制御での走行が禁止されている領域としては、工事区間、又は、落下物情報が通知されている領域等が挙げられる。
自動制御禁止領域R1及び制御移行要求区間TD1は、地図情報に登録される。なお、地図情報に自動制御禁止領域のみが登録されていて、制御移行要求区間が登録されていない場合、走行車線計画装置14は、地図情報に登録されている自動制御禁止領域に基づいて、自動制御禁止領域の手前に制御移行要求区間を設定してもよい。
ナビルート70の直近の運転区間内に分岐位置62があり、且つ、車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から分岐道路60の第1基準距離以内(距離L1)に制御移行要求区間TD1がある。第1基準距離は、この距離よりも長ければ、自動制御による車両10の道路間の移動が終了した後に分岐道路60上で制御移行要求がドライバへ通知されても、ドライバが余裕をもって制御移行要求を承認する操作をして、車両10の手動制御を開始できると考えられる距離である。第1基準距離は、車両10の直近の平均速度と、ドライバが余裕をもって制御移行要求を承認する操作に要すると推定される時間との積により決定されてもよい。
制御移行要求区間TD1が分岐開始位置621から第1基準距離以内にある場合、車両10が分岐位置62において、道路50から分岐道路60へ退出した直後に、制御移行要求が通知されることになる。そのため、ドライバは、制御移行要求区間TD1において、余裕をもって制御移行要求を承認する操作をして車両10の手動制御を開始できないおそれがある
そこで、手動制御要求区間設定部235は、分岐終了位置622から手前の距離L2の位置801から分岐終了位置622(802)までの範囲を、ドライバに対して手動制御で道路50から分岐道路60へ移動することを要求する手動制御要求区間80として設定する。手動制御要求区間80は、道路50上において、開始位置801と終了位置802との間の区間である。距離L2は、車両10の直近の平均速度と、ドライバが余裕をもって手動制御で道路50から分岐道路60へ移動する操作が可能と推定される時間との積により決定されてもよい。手動制御要求区間80の終了位置802は、分岐開始位置621と、分岐終了位置622との間であってもよい。手動制御要求区間設定部235は、車両10が自動制御で走行道路から分岐道路へ退出することを禁止する。
手動制御要求区間設定部235は、手動制御要求区間80において、手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求をドライバに対して通知することを、走行車線計画に追加する。運転計画装置15は、手動制御要求区間80において移動要求をドライバへ通知すること、運転計画に追加する。
車両制御装置16は、運転計画に基づいて、車両10を制御する。手動制御要求区間80では、車両制御装置16は、運転計画に基づいて、UI5を介して、ドライバに対して手動制御で道路50の車線51から分岐道路60の車線61へ移動することを求める移動要求を通知する。車両10の運転は、自動制御の状態にあるが、車両制御装置16は、ドライバの操作による操舵量、アクセル開度又はブレーキ量に応じて、操舵輪、駆動装置又はブレーキを制御する。手動制御要求区間80において、ドライバは、手動制御で車両10を運転して、分岐位置62において、道路50の車線51から分岐道路60の車線61へ移動可能である。
手動制御要求区間80では、ドライバに対して手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させる移動要求が通知されるので、ドライバは、車両周辺の状況を把握しながら、車両10の少なくとも操舵を手動で制御して車両10を道路50から分岐道路60へ移動させる。そして、車両10が走行している道路50から分岐道路60へ移動した直後に、制御移行要求区間TD1において車両10の運転を自動制御から手動制御に移行する制御移行要求がドライバへ通知される。ドライバは、既に少なくとも部分的に手動制御で車両10を運転して道路50から分岐道路60へ移動させているので、手動制御で車両10を適切に操作することが可能である。ドライバは、制御移行要求区間TD1において車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行させた後、自動制御禁止区間R1においても車両10を手動制御で運転する。
図6は、道路50に制御移行要求区間がある場合の車両制御処理の一例を説明する図である。図6に示す例では、分岐道路60ではなく、車両10が走行している道路50に制御移行要求区間がある。道路50には、車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から距離L3の位置に制御移行要求区間TD2がある。距離L3は、第2基準距離以内の距離である。
第2基準距離は、この距離よりも長ければ、自動制御による車両10の道路間の移動を失敗した車両10が道路50を走行している時に制御移行要求がドライバへ通知されても、ドライバが余裕をもって制御移行要求を承認する操作をして、車両10の手動制御を開始できると考えられる距離である。
制御移行要求区間TD2は、道路50における開始位置56と終了位置57との間の区間である。制御移行要求区間TD2は、車両制御システム1が車両を自動制御できない自動制御禁止領域R2の手前に配置される。上述した自動制御禁止領域R1の説明は、自動制御禁止領域R2に対して適宜適用される。また、上述した制御移行要求区間TD1の説明は、制御移行要求区間TD2に対して適宜適用される。
ナビルート70の直近の運転区間内に分岐位置62があり、且つ、車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から道路50の第2基準距離以内(距離L3)に制御移行要求区間TD2がある。
そこで、手動制御要求区間設定部235は、分岐終了位置622から手前の距離L4の位置から分岐終了位置622までの範囲を、ドライバに対して手動制御で道路50から分岐道路60へ移動することを要求する手動制御要求区間81として設定する。手動制御要求区間81は、道路50上において、開始位置811と終了位置812との間の区間である。距離L4は、車両10の直近の平均速度と、ドライバが余裕をもって車両10の運転を自動制御から手動制御へ移行する操作が可能と推定される時間との積により決定されてもよい。手動制御要求区間81の終了位置812は、分岐開始位置621と、分岐終了位置622との間であってもよい。手動制御要求区間設定部235は、車両10が自動制御で走行道路から分岐道路へ退出することを禁止する。
手動制御要求区間設定部235は、手動制御要求区間81において、ドライバに対して手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求を通知することを、走行車線計画に追加する。運転計画装置15は、手動制御要求区間81において移動要求をドライバへ通知すること、運転計画に追加する。
車両制御装置16は、運転計画に基づいて、車両10を制御する。手動制御要求区間81では、ドライバに対して手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求が通知されるので、ドライバは、車両周辺の状況を把握しながら、車両10の少なくとも操舵を手動で制御して道路50から分岐道路60へ移動しようとする。
しかし、例えば、他の車両の存在等の理由により、ドライバが車両10を道路50から分岐道路60への移動させることを失敗した場合、車両10は分岐位置62を通過して道路50を進行する。
車両10が制御移行要求区間TD2に進入すると、車両制御装置16は、制御移行要求を、UI5を介してドライバへ通知する。ドライバは、分岐位置62において、車両周辺の状況を把握しながら、既に少なくとも部分的に手動制御で車両10を運転しているので、制御移行要求区間TD2において制御移行要求の通知を承認した後、自動制御禁止区間R2において手動制御で車両10を適切に操作することが可能となる。
以上に説明してきたように、本実施形態の車両制御装置は、車両が走行している道路から分岐道路へ移動した後に、車両の運転を自動制御から手動制御に移行する制御移行要求がドライバへ通知されることが予想される場合、ドライバに対して手動制御で車両を制御することを事前に通知するので、ドライバは制御移行要求が通知されても手動制御で車両を適切に操作することが可能となる。また、本実施形態の車両制御装置は、車両が走行している道路から分岐道路が分岐する分岐位置を通過した後に、走行道路上において車両の運転を自動制御から手動制御に移行する制御移行要求がドライバへ通知されることが予想される場合、ドライバに対して手動制御で車両を制御することを事前に通知するので、ドライバは制御移行要求が通知されても手動制御で車両を適切に操作することが可能となる。
なお、上述した図3に示すフローチャートにおいて、ステップS102とステップS103の処理は、順番が逆でもよい。この場合、図6に示す例において、分岐道路60に制御移行要求区間TD1があり、且つ、道路50に制御移行要求区間TD2があることも考えられる。そして、ドライバは、ナビルート70に従って、車両10を運転して走行道路から分岐道路へ退出することが考えられる。図5を参照して説明したように、ドライバは、既に少なくとも部分的に手動制御で車両10を運転して道路50から分岐道路60へ移動させているので、制御移行要求区間TD1において制御移行要求の通知を承認して、自動制御禁止区間R1において手動制御で車両10を適切に操作することが可能となる。
次に、上述した車両制御システムの第2実施形態について、図7を参照しながら、以下に説明する。第2実施形態について説明しない構成については、上述した第1実施形態の説明が適宜適用される。
本実施形態では、走行車線計画装置14のプロセッサ23は、手動制御要求区間設定部の代わりに、制御移行区間設定部236(図2参照)を有している点が、上述した第1実施形態とは異なっている。制御移行区間設定部236は、分岐道路に制御移行要求区間がある場合、分岐位置から手前の所定の距離の位置から分岐位置までの範囲を、制御移行要求区間として設定する。また、制御移行区間設定部236は、走行道路に制御移行要求区間がある場合、分岐位置から手前の所定の距離の位置から分岐位置までの範囲を、制御移行要求区間として設定する。制御移行区間設定部236は、設定された制御移行要求区間において、ドライバに対して手動制御で車両10を走行道路から分岐道路へ移動させることを求める移動要求を通知することを、走行車線計画に追加する。
図7は、第2実施形態の車両制御システム1の車両制御処理に関する動作フローチャートの一例である。本実施形態のステップS204における処理が、上述した第1実施形態のステップS104とは異なっている。本実施形態のステップS201~S203及びステップS205の動作は、上述した第1実施形態のステップS101~S105及びステップ105と同じである。
ステップS204では、制御移行区間設定部236は、分岐道路に制御移行要求区間がある場合(ステップS202-Yes)、走行道路において、分岐位置から手前の所定の距離の位置から分岐位置までの範囲を、制御移行要求区間として設定する。
又は、ステップS204では、制御移行区間設定部236は、走行道路に制御移行要求区間がある場合(ステップS203-Yes)、走行道路において、分岐位置から手前の所定の距離の位置から分岐位置までの範囲を、制御移行要求区間として設定する。
本実施形態における車両制御処理を、上述した図5を参照して、以下に説明する。図5は、分岐道路に制御移行要求区間がある場合の車両制御処理を説明する図である。
ナビルート70の直近の運転区間内に分岐位置62があり、且つ、車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から分岐道路60の第1基準距離以内(距離L1)に制御移行要求区間TD1がある。そこで、制御移行区間設定部236は、分岐終了位置622から手前の距離L5の位置(901)から分岐終了位置622(902)までの範囲を、ドライバに対して車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行区間90として設定する。制御移行区間90は、道路50上において、開始位置901と終了位置902との間の区間である。距離L5は、車両10の直近の平均速度と、ドライバが余裕をもって制御移行の操作及び手動制御で道路50から分岐道路60へ移動する操作が可能と推定される時間との積により決定されてもよい。制御移行区間90の終了位置902は、分岐開始位置621と、分岐終了位置622との間であってもよい。制御移行区間設定部236は、車両10が自動制御で走行道路から分岐道路へ退出することを禁止する。
制御移行区間設定部236は、制御移行区間90において、手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求をドライバに対して通知することを、走行車線計画に追加する。運転計画装置15は、制御移行区間90において移動要求をドライバへ通知すること、運転計画に追加する。
車両制御装置16は、運転計画に基づいて、車両10を制御する。制御移行区間90では、車両制御装置16は、UI5を介して、車両10の運転を自動制御から手動制御に移行する制御移行要求を通知する。ドライバが、UI5を介して、制御移行要求を承認すると、車両10の全ての運転は、自動制御から手動制御に移行する。そして、制御移行区間90では、車両制御装置16は、運転計画に基づいて、UI5を介して、ドライバに対して手動制御で道路50の車線51から分岐道路60の車線61へ移動することを求める移動要求を通知する。車両制御装置16は、車両10が手動制御で運転される場合、ドライバの操作による操舵量、アクセル開度又はブレーキ量に応じて、操舵輪、駆動装置又はブレーキを制御する。ドライバは、手動制御で車両10を運転して、分岐位置62において、道路50の車線51から分岐道路60の車線61へ移動可能となる。
制御移行区間90では、ドライバに対して手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求が通知されるので、ドライバは、車両10を手動制御で運転して、車両10を道路50から分岐道路60へ移動させる。そして、車両10が走行している道路50から分岐道路60へ移動した直後には制御移行要求区間TD1があるが、車両10の運転は既に手動制御に移行しているので、制御移行要求がドライバへ通知されることはない。ドライバは、自動制御禁止区間R1へ進入した後も手動制御で車両10を適切に操作することができる。
また、本実施形態における車両制御処理を、上述した図6を参照して、以下に説明する。図6は、道路50に制御移行要求区間がある場合の車両制御処理を説明する図である。
ナビルート70の直近の運転区間内に分岐位置62があり、且つ、車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から道路50の第2基準距離以内(距離L3)に制御移行要求区間TD2がある。そこで、制御移行区間設定部236は、分岐終了位置622から手前の距離L6の位置(911)から分岐終了位置622(912)までの範囲を、ドライバに対して車両10の全ての運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行区間91として設定する。制御移行区間91は、道路50上において、開始位置911と終了位置912との間の区間である。上述した距離L5の説明は、距離L6に対して適宜適用される。制御移行区間91の終了位置912は、分岐開始位置621と、分岐終了位置622との間であってもよい。制御移行区間設定部236は、車両10が自動制御で走行道路から分岐道路へ退出することを禁止する。
制御移行区間設定部236は、制御移行区間91において、ドライバに対して手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求を通知することを、走行車線計画に追加する。運転計画装置15は、制御移行区間91において移動要求をドライバへ通知すること、運転計画に追加する。
車両制御装置16は、運転計画に基づいて、車両10を制御する。ドライバに対して手動制御で車両10を道路50から分岐道路60へ移動させることを求める移動要求が通知されるので、ドライバは、車両10を手動制御で運転して車両10を道路50から分岐道路60へ移動しようとする。例えば、他の車両の存在等の理由により、ドライバが車両10を道路50から分岐道路60への移動させること失敗したとしても、車両10は既に手動制御で運転されているので、制御移行要求区間TD2において制御移行要求がドライバへ通知されることはない。ドライバは、自動制御禁止区間R2へ進入した後も手動制御で車両10を適切に操作することができる。
以上に説明してきたように、本実施形態の車両制御装置は、車両が走行している道路から分岐道路へ移動した後に、車両の運転を自動制御から手動制御に移行する制御移行要求がドライバへ通知されることが予想される場合、ドライバに対して手動制御で車両を制御することを事前に通知するので、再び、制御移行要求がドライバへ通知されることはない。そして、ドライバは手動制御で車両を適切に操作することが可能である。また、本実施形態の車両制御装置は、車両が走行している道路から分岐道路が分岐する分岐位置を通過した後に、走行道路上において車両の運転を自動制御から手動制御に移行する制御移行要求がドライバへ通知されることが予想される場合、ドライバに対して手動制御で車両を制御することを事前に通知するので、再び、制御移行要求がドライバへ通知されることはない。そして、ドライバは手動制御で車両を適切に操作することが可能である。
本開示では、上述した実施形態の車両制御装置、車両制御用コンピュータプログラム及び車両制御方法は、本開示の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、本開示の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
例えば、上述した第1実施形態では、制御移行要求区間は、分岐位置から離れていたが、制御移行要求区間は分岐位置に存在する場合もある。ドライバは、走行道路から分岐道路へ移動している途中で制御移行要求が通知されることになる。
図8は、分岐道路に制御移行要求区間がある場合の車両制御処理の一例を説明する図である。道路50から分岐道路60が分岐する分岐位置62には、制御移行要求区間TD3がある。制御移行要求区間TD3は、自動制御禁止領域R3の手前に配置される。制御移行要求区間TD3は、車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から第1基準距離以内の距離L7の位置にある。制御移行要求区間TD3は、分岐道路60における開始位置63と終了位置64との間の区間である。
ナビルート70の直近の運転区間内に分岐位置62があり、且つ、車両10の進行方向に向かって分岐開始位置621から分岐道路60の第1基準距離以内に制御移行要求区間TD3がある。
そこで、手動制御要求区間設定部235は、分岐終了位置622から手前の距離L2の位置821から終了位置822までの範囲を、ドライバに対して手動制御で道路50から分岐道路60へ移動することを要求する手動制御要求区間82として設定する。
まず、手動制御要求区間設定部235は、分岐終了位置622から手前の距離L2の位置を、手動制御要求区間82の開始位置821とする。
次に、手動制御要求区間設定部235は、手動制御要求区間82の終了位置822を、以下のように決定する。手動制御要求区間設定部235は、制御移行要求区間TD3の終了位置64から、車両10の直近の平均速度と所定の時間との積により求めた距離L8だけ手前の方向に向かった位置を、手動制御要求区間の終了位置822とする。所定の時間は、終了位置822が制御移行要求区間TD3の開始位置63と終了位置64との間に位置するように決定されることが好ましい。例えば、所定の時間は、制御移行要求区間TD3の距離を車両10の平均速度で割った商の1/5~1/2の間の値とすることができる。
手動制御要求区間設定部235は、道路50上において、開始位置821と終了位置822との間を手動制御要求区間82として設定する。
これにより、手動制御要求区間設定部235は、制御移行要求区間TD3の終了位置64よりも手前の区間に手動制御要求区間82を設定することができる。また、手動制御要求区間82の開始位置821は、分岐開始位置621よりも手前に位置するので、ドライバは道路50から分岐道路60へ移動している途中で制御移行要求の通知を受けても、適切に対応できる。
同様に、制御移行区間設定部236は、分岐終了位置622から手前の距離L5の位置を、制御移行区間の開始位置921としてもよい。そして、制御移行区間設定部236は、制御移行要求区間TD3の終了位置64から、車両10の平均速度と所定の時間との積により求めた距離L9だけ手前の方向に向かった位置を、制御移行区間の終了位置922とする。上述した距離L8に対する説明は、距離L9に対しても適宜適用される。
制御移行区間設定部236は、開始位置921と終了位置922との間を制御移行区間92として設定する。制御移行区間92の開始位置921は、分岐開始位置621よりも手前に位置するので、ドライバは道路50から分岐道路60へ移動している途中で制御移行要求を受けることもない。
これにより、制御移行区間設定部236は、制御移行要求区間TD3の終了位置64よりも手前の区間に制御移行区間92を設定することができる。
図8に対する説明は、走行道路に制御移行要求区間がある場合に、手動制御要求区間又は制御移行区間を走行道路に設定する場合についても、適宜適用可能である。
1 車両制御システム
2 カメラ
3 測位情報受信機
4 ナビゲーション装置
5 ユーザインターフェース
5a 表示装置
10 車両
11 地図情報記憶装置
12 位置推定装置
13 物体検出装置
14 走行車線計画装置
15 運転計画装置
16 車両制御装置
17 車内ネットワーク
21 通信インターフェース
22 メモリ
23 プロセッサ
231 走行車線計画部
232 車線変更計画部
233 分岐判定部
234 制御移行判定部
235 手動制御要求区間設定部
236 制御移行区間設定部

Claims (7)

  1. 車両の現在位置と、ナビルートと、地図情報とに基づいて、前記ナビルートの所定の運転区間内に、前記車両が走行する走行道路から分岐道路へ退出する分岐位置があるか否かを判定する分岐判定部と、
    前記分岐位置がある場合、前記分岐位置から前記分岐道路の第1距離以内又は前記車両の進行方向に向かって前記分岐位置から前記走行道路の第2距離以内に、ドライバに対して前記車両の運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定する制御移行判定部と、
    前記制御移行要求区間がある場合、前記車両が前記分岐位置に到達する前に、前記ドライバに対して手動制御で前記車両を前記走行道路から分岐道路へ移動させることを、通知部を介して通知する通知制御部と、
    を有することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記分岐道路に前記制御移行要求区間がある場合、前記分岐位置から手前の第3距離の位置から前記分岐位置までの範囲を、ドライバに対して手動制御で前記走行道路から前記分岐道路へ移動することを要求する手動制御要求区間として設定する第1手動制御要求区間設定部を有する、請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記分岐道路に前記制御移行要求区間がある場合、前記分岐位置から手前の第4距離の位置から前記分岐位置までの範囲を、前記制御移行要求区間として設定する第1制御移行区間設定部を有する、請求項1に記載の車両制御装置。
  4. 前記走行道路に前記制御移行要求区間がある場合、前記分岐位置から手前の第5距離の位置から前記分岐位置までの範囲を、ドライバに対して手動制御で前記走行道路の車線から分岐道路の車線への移動することを要求する手動制御要求区間として設定する第2手動制御要求区間設定部を有する、請求項1~3の何れか一項に記載の車両制御装置。
  5. 前記走行道路に前記制御移行要求区間がある場合、前記分岐位置から手前の第6距離の位置から前記分岐位置までの範囲を、前記制御移行要求区間として設定する第2制御移行区間設定部を有する、請求項1~3の何れか一項に記載の車両制御装置。
  6. 車両の現在位置と、ナビルートと、地図情報とに基づいて、前記ナビルートの所定の運転区間内に、前記車両が走行する走行道路から分岐道路へ退出する分岐位置があるか否かを判定し、
    前記分岐位置がある場合、前記分岐位置から前記分岐道路の第1距離以内又は前記車両の進行方向に向かって前記分岐位置から前記走行道路の第2距離以内に、ドライバに対して前記車両の運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定し、
    前記制御移行要求区間がある場合、前記車両が前記分岐位置に到達する前に、ドライバに対して手動制御で前記車両を前記走行道路から分岐道路へ移動させることを通知する、
    ことをプロセッサに実行させることを特徴とする車両制御用コンピュータプログラム。
  7. 車両の現在位置と、ナビルートと、地図情報とに基づいて、前記ナビルートの所定の運転区間内に、前記車両が走行する走行道路から分岐道路へ退出する分岐位置があるか否かを判定し、
    前記分岐位置がある場合、前記分岐位置から前記分岐道路の第1距離以内又は前記車両の進行方向に向かって前記分岐位置から前記走行道路の第2距離以内に、ドライバに対して前記車両の運転を自動制御から手動制御に移行するように要求する制御移行要求区間があるか否かを判定し、
    前記制御移行要求区間がある場合、前記車両が前記分岐位置に到達する前に、ドライバに対して手動制御で前記車両を前記走行道路から分岐道路へ移動させることを通知する、
    ことを車両制御装置が実行することを特徴とする車両制御方法。
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