JP2022147844A - 蓄電装置の管理システムおよび蓄電装置の管理方法 - Google Patents

蓄電装置の管理システムおよび蓄電装置の管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電装置を直ぐに使用できる状態で長期間保管することが可能なシステムおよび方法を提供する。【解決手段】実施形態の一例である蓄電装置の管理システムは、通信モジュールを含む蓄電装置と、蓄電装置と無線通信可能な管理装置とを備える。蓄電装置は、装置構成機器をシャットダウンする長期保管モードを有する。管理装置は、長期保管モードの開始から所定期間経過後に、蓄電装置の長期保管に関わる第1の情報を出力すること、および長期保管モードを開始するための操作がなされたときに、蓄電装置の長期保管に関わる第2の情報を出力することのうち、少なくとも一方の処理を実行するように構成されている。管理装置は、例えば、第1の情報として、蓄電装置の充電を促す情報を出力する。【選択図】図1

Description

本開示は、蓄電装置の管理システムおよび蓄電装置の管理方法に関し、より詳しくは可搬式の蓄電装置の管理システムおよび管理方法に関する。
従来、電動アシスト自転車、電動バイク、電動カート等の電動車両、コンピュータ、プリンター等の電気機器などの電源として、持ち運びできる可搬式の蓄電装置が使用されている。また、可搬式の蓄電装置は、停電、災害等が発生したときの非常用電源としても使用されている。
近年、蓄電装置の状態に関する情報をスマートフォン等の情報端末に送信するための無線通信モジュールを備えた蓄電装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。無線通信モジュールを備えた蓄電装置によれば、例えば充電率、温度等の蓄電装置の状態に関する情報がユーザーのスマートフォン等に送信されるので、蓄電装置の状態を確認することが容易である。
特開2017-46571号公報
ところで、蓄電装置は直ぐに使用できる状態で長期間保管できることが望ましい。特に、非常用電源として使用される蓄電装置は、長期間(例えば、3ヶ月以上)使用されずに保管されることが想定される。
蓄電装置を直ぐに使用できる状態で長期間保管するためには、装置の内部消費電力を低減する必要があるが、通信モジュール、マイコン等の機器の消費電力は小さくないため、内部消費電力を抑えることは容易ではない。一方、それらの機器をシャットダウンして内部消費電力を抑えることも考えられるが、その場合、ユーザーは情報端末により蓄電装置の状態を確認することができない。このため、蓄電装置を使用する際に十分な充電量がない、或いはユーザーの管理負担が大きくなる等の問題が発生し得る。
本開示に係る蓄電装置の管理システムは、通信モジュールを含む蓄電装置と、蓄電装置と無線通信可能な管理装置とを備え、蓄電装置は、装置構成機器をシャットダウンする長期保管モードを有し、管理装置は、長期保管モードの開始から所定期間経過後に、蓄電装置の長期管理に関わる第1の情報を出力すること、および長期保管モードを開始するための操作がなされたときに、蓄電装置の長期保管に関わる第2の情報を出力することのうち、少なくとも一方の処理を実行するように構成されていることを特徴とする。
本開示に係る蓄電装置の管理方法は、通信モジュールを含み、装置構成機器をシャットダウンする長期保管モードを有する蓄電装置の管理方法であって、長期保管モードの開始から所定期間経過後に、蓄電装置に関わる第1の情報を出力すること、および長期保管モードを開始するための操作がなされたときに、蓄電装置の長期保管に関わる第2の情報を出力することのうち、少なくとも一方の処理を実行することを特徴とする。
本開示に係る蓄電装置の管理システムおよび管理方法によれば、蓄電装置を直ぐに使用できる状態で長期間保管することができる。長期保管モードでは、装置構成機器をシャットダウンするため、保管中の内部消費電力が抑えられる。そして、ユーザーは長期保管モードの開始から所定期間経過後に蓄電装置の長期保管に関わる情報を取得できるので、長期保管中の蓄電装置を適切に管理することが可能である。
実施形態の一例である蓄電装置の管理システムを模式的に示す図である。 蓄電装置の管理システムの構成を示すブロック図である。 蓄電装置の長期保管処理の一例を示すフローチャートである。 長期保管処理の変形例を示すフローチャートである。 保管状態の適正化処理の一例を示すフローチャートである。 情報端末に表示される第1の通知画面を示す図である。 情報端末に表示される第2の通知画面を示す図である。 情報端末に表示される第3の通知画面を示す図である。 情報端末に表示される第4の通知画面を示す図である。 管理システムの変形例を示す図である。 管理システムの変形例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る蓄電装置の管理システムおよび管理方法の実施形態の一例について詳細に説明する。以下で説明する実施形態はあくまでも一例であって、本開示は以下の実施形態に限定されない。また、以下で説明する複数の実施形態および変形例の各構成要素を選択的に組み合わせることは本開示の範囲内である。
本開示に係るシステムの主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示のシステムの主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって上記機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1つ又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されていてもよく、複数のチップに設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよく、複数の装置に備えられていてもよい。また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記憶媒体に記憶される。プログラムは、記憶媒体に予め格納されていてもよく、インターネット等を含む広域通信網を介して記憶媒体に供給されてもよい。
以下では、通信モジュール12を含む可搬式の蓄電装置10を例に挙げて本開示に係るシステムおよび方法の実施形態を説明するが、本開示に係るシステムおよび方法は、特定の場所に設置される据置型の蓄電装置に適用することもできる。但し、本開示に係るシステムおよび方法は、可搬式の蓄電装置10において特に有用である。
図1は、実施形態の一例である蓄電装置の管理システム1を模式的に示す図である。図2は、管理システム1の構成を示すブロック図である。図1および図2に示すように、管理システム1は、通信モジュール12を含む可搬式の蓄電装置10と、蓄電装置10と無線通信可能な管理装置とを備える。詳しくは後述するが、蓄電装置10は、装置構成機器をシャットダウンする長期保管モードを有する。管理装置は、蓄電装置10の長期保管モードの開始から所定期間経過後に、蓄電装置10の長期保管に関わる所定の情報を出力するように構成されている。所定の情報の一例は、蓄電装置10の充電を促す情報である。
管理装置は、さらに、長期保管モードを開始するための操作がなされたときに、蓄電装置10の長期保管に関わる所定の情報を出力するように構成されている。本明細書では、長期保管モードの開始から所定期間経過後に出力される所定の情報を「第1の情報」とし、長期保管モードを開始するための操作がなされたときに出力される所定の情報を「第2の情報」とする。管理装置は、例えば、長期保管モードを開始するための操作信号を受信した場合、又はこの操作に基づいて長期保管モードに移行することを示す開始信号を受信した場合に、第2の情報を出力する。
本実施形態では、上記管理装置として、管理サーバー20および情報端末30を備える。管理サーバー20と情報端末30は、インターネット回線、移動通信システム等の広域通信網を介して通信可能に構成されている。蓄電装置10は、通信モジュール12と、制御部13とを備え、充電率(SOC)、温度、長期保管モードの開始情報等を管理装置に提供する。蓄電装置10は、情報端末30のみと無線通信可能に構成され、蓄電装置10の情報は情報端末30を介して管理サーバー20に送信されてもよい。
この場合、管理サーバー20は、情報端末30を介して上記長期保管モードの開始情報を取得する。蓄電装置10の長期保管モードの開始情報は、少なくとも管理サーバー20に記憶される。管理サーバー20は、例えば、長期保管モードの開始時点における蓄電装置10の状態に基づいて上記所定期間(以下、「所定期間T1」とする)を算出する、又は情報端末30から所定期間T1の情報を取得し、所定期間T1の経過後に、蓄電装置10の長期保管に関わる所定の情報を情報端末30に出力する。管理システム1によれば、蓄電装置10を直ぐに使用できる状態で長期間保管することが可能となる。
蓄電装置10は、例えばオフィス、工場、公共施設(役所、公民館、学校、病院等)、商業施設(店舗、ショッピングモール等)、各家庭など、多くの場所で使用される。蓄電装置10は、所有者、管理者等のユーザーにより管理されている。管理システム1を構成する情報端末30の一例は、ユーザーが所有するスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パソコン等の端末装置である。管理システム1は、ユーザー、特に設備管理者が情報端末30を用いて蓄電装置10の状態を確認できるように構成されている。
管理システム1を構成する管理サーバー20は、蓄電装置10に関する情報を記憶して、蓄電装置10を統括的に管理する装置である。例えば、蓄電装置10の長期保管モードの開始情報等は、管理サーバー20のみに記憶されていてもよいし、管理サーバー20と情報端末30の両方に記憶されていてもよい。管理サーバー20の一例は、蓄電装置10の製造者、管理事業者等のサーバーである。なお、管理サーバー20はユーザーが管理するサーバーであってもよい。
管理システム1には、複数の蓄電装置10が含まれていてもよい。管理サーバー20は、登録された蓄電装置10ごとに情報を管理する。例えば、長期保管モードの蓄電装置10が複数存在する場合、管理サーバー20は、蓄電装置10ごとに所定期間T1を管理する。管理サーバー20への蓄電装置10の登録は情報端末30を用いて行われる。また、ユーザーが複数の蓄電装置10を所持する場合、1台の情報端末30で複数の蓄電装置10が管理されてもよい。或いは、ユーザーが多くの蓄電装置10を所持する場合、所定数の蓄電装置10のグループごとに、管理に使用する情報端末30が分かれていてもよい。
図1および図2では、複数の蓄電装置10、各蓄電装置10を管理する1台の情報端末30、および情報端末30と通信可能な管理サーバー20を図示している。各蓄電装置10は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、NFC等の近距離無線通信により情報端末30に情報を提供する。以下では、図1および図2に図示するシステムの構成単位について詳述するが、管理システム1の管理サーバー20は、他のユーザーが所持する多くの蓄電装置10の情報を管理していてもよい。管理サーバー20には、例えば、他のユーザーの情報端末30が接続され、他の蓄電装置10の情報が登録されている。
以下、管理システム1を構成する蓄電装置10、管理サーバー20、および情報端末30について詳説する。
[蓄電装置10]
蓄電装置10は、電池モジュール11と、電池モジュール11を収容するケース14とを備える。蓄電装置10は、持ち運びできる可搬式の蓄電装置であって、一般的に電池パックとも呼ばれる。また、蓄電装置10は、通信モジュール12と、制御部13とを備える。通信モジュール12と制御部13は、電池モジュール11と共にケース14に収容されている。電池モジュール11は、例えば、充放電器40を用いて充電される。充放電器40は電気機器が接続されるコンセント43を有していてもよく、蓄電装置10を充放電器40に設置した状態で蓄電装置10の放電が可能であってもよい。
電池モジュール11は、単一の電池で構成されていてもよいが、好ましくは複数の電池を含む組電池として構成される。組電池を構成する電池の形状は、特に限定されず、例えば円筒形電池、パウチ型電池、角形電池のいずれであってもよい。また、電池の種類は特に限定されないが、好適な一例としては、高容量のリチウムイオン電池が挙げられる。蓄電装置10には、電池モジュール11から電力を取り出すためのコネクタが設けられていてもよい。
蓄電装置10には、例えば、電池モジュール11の電圧を計測する電圧計、電流を計測する電流計、温度を計測する温度センサなどの計測機器が設けられている。制御部13は、これらの計測値に基づいて、電池モジュール11の充電率など、電池モジュール11の状態を示す値を算出する。充電率は、電圧計により計測される電池モジュール11の電圧に基づいて算出できる。また、制御部13は、これらの計測値に基づいて電池モジュール11の劣化度を算出してもよい。
ケース14は、金属製ケースであってもよいが、通信性能、軽量化等の観点から、樹脂製ケースであることが好ましい。ケース14は、一般的に不透明であり、内部に収容される電池モジュール11等を隠蔽している。図1に示すケース14は略直方体状に形成され、ケース14の上端部には蓄電装置10を持ち運ぶ際に使用される把手15が設けられている。また、ケース14の下部には、充電器、放電器等のバッテリ設置部などに差し込まれる接続部16が設けられている。接続部16は、電池モジュール11と電気的に接続された端子16Aを有する。
ケース14には、残量表示ボタン17およびインジケータ18が設けられている。残量表示ボタン17は、電池モジュール11の充電率をインジケータ18に表示させるための操作部である。インジケータ18は、例えば、複数のランプを含み、充電率に応じて点灯させるランプの数を変更することで充電率を表示する。インジケータ18は、充電率を数値で表示可能な表示部であってもよく、また充電率以外の蓄電装置10の状態を表示可能であってもよい。
残量表示ボタン17は、蓄電装置10をシャットダウンして長期保管モードを開始するための操作部として兼用されてもよい。例えば、残量表示ボタン17を短押しする通常の第1の操作を行うことにより、インジケータ18に充電率が表示され、残量表示ボタン17を長押しする第2の操作を行うことにより、蓄電装置10がシャットダウンされる。なお、長期保管モードを実行するための操作部は、残量表示ボタン17と別に設けられていてもよい。
本実施形態では、残量表示ボタン17を長押しによる長期保管モードを開始するための操作情報、又は長期保管モードの開始情報が、蓄電装置10から出力され、情報端末30により取得される。操作情報の一例は、残量表示ボタン17が長押し操作されたことを示す操作信号である。開始情報の一例は、蓄電装置10の構成機器がシャットダウンされて長期保管モードに移行することを示す開始信号である。長期保管モードの終了情報、すなわち蓄電装置10が起動して長期保管モードから復帰したことを示す情報も同様に、蓄電装置10から出力されて情報端末30により取得される。
蓄電装置10は、例えば、長期保管モードの操作情報又は開始情報と共に、蓄電装置10の充電率および温度の少なくとも一方を含む情報を出力する。長期保管モードを開始する操作がなされた時点における蓄電装置10の充電率および温度の少なくとも一方は、情報端末30により取得される。詳しくは後述するが、このとき取得される蓄電装置10の充電率、温度等の情報は、所定期間T1の算出、蓄電装置10の保管状態の適正化処理に使用されてもよい。なお、蓄電装置10の充電率、温度等の情報は、長期保管モードの操作情報又は開始情報と全く同時に取得される必要はない。
通信モジュール12は、管理装置と無線通信するための機器である。通信モジュール12の機能により、蓄電装置10の情報が管理装置に送信される。本実施形態では、蓄電装置10と近距離に存在する情報端末30との無線通信機能を有するものであればよい。通信モジュール12の構成は特に限定されないが、消費電力低減等の観点から、近距離無線通信モジュールであることが好ましい。
具体例としては、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信を行うモジュールが挙げられる。BLEは、近距離無線通信規格であるBluetooth(登録商標)のバージョン4に対応する。BLE通信のための消費電力は比較的小さいため、BLEモジュールを用いることで、蓄電装置10の内部消費電力を抑制できる。なお、Bluetooth(登録商標)は、近距離無線通信の国際標準規格であるIEEE802.15.1規格に対応する。
制御部13は、例えば、電池モジュール11の充放電、蓄電装置10の状態を示す情報の算出、通信モジュール12を介した情報発信、残量表示ボタン17の操作に基づく長期保管モードの開始など、蓄電装置10の動作を制御する機能を有する。蓄電装置10の情報は、制御部13の制御の下、通信モジュール12の機能により情報端末30に送信される。制御部13は、例えば、充電率が所定の閾値未満になったときに充電を促す情報を出力し、異常が発生したときには異常を示す情報を出力する。また、制御部13は、情報端末30からの要求に基づいて、蓄電装置10の状態を示す情報を出力してもよい。
制御部13は、プロセッサおよびメモリを含むマイコンにより構成される。メモリは、例えばRAM、ROM、ハードディスク等の不揮発性メモリを含む。プロセッサは、メモリにインストールされたプログラムを読み出して実行することにより、蓄電装置10としての機能を実現する。また、制御部13は、BMS基板と呼ばれる保護基板を有していてもよく、電池モジュール11の状態を監視して最適な充放電を実行する。
ここで、蓄電装置10の長期保管モードについて説明する。長期保管モードは、上述の通り、装置構成機器をシャットダウンするモードである。長期保管モードは、装置構成機器をシャットダウンすることで蓄電装置10の内部消費電力を抑え、蓄電装置10を直ぐに使用できる状態で長期間の保管を可能とする。例えば、3ヶ月以上の長期間、蓄電装置10を使用することなく所定の充電状態で保管する場合に、長期保管モードが有効である。蓄電装置10を長期保管モードにすることで、頻繁に充電しなくても、所定の充電状態(例えば、充電率70%以上)を長期間維持できる。
長期保管モードでは、少なくとも消費電力が大きな機器をシャットダウンすることが好ましい。シャットダウンとは、電池モジュール11から他の装置構成機器への電力の供給を完全又は実質的に遮断して機器の機能を停止することである。長期保管モードでは、消費電力が比較的大きな通信モジュール12と制御部13がシャットダウンされることが好ましい。本実施形態では、長期保管モードにおいて、電池モジュール11から電力が供給される全ての装置構成機器がシャットダウンされる。
長期保管モードでは、通信モジュール12と制御部13を含む装置構成機器がシャットダウンされて内部消費電力が低減される一方、蓄電装置10の通信機能が失われる。このため、長期保管モードの蓄電装置10については、情報端末30を用いた充電率等の確認ができない。管理システム1は、この点に対処するため、長期保管モードの開始を記憶し、その開始から所定期間経過後に、例えば、蓄電装置10の充電を促す情報を情報端末30に出力する。この機能により、ユーザーの管理負担が大きく軽減され、長期保管中の蓄電装置10の充電状態を管理することが容易になる。
長期保管モードは、ユーザーの操作により開始される。本実施形態では、残量表示ボタン17の長押し操作により長期保管モードが開始される。このとき、電池モジュール11の充電率、温度等の蓄電装置10の状態を示す情報が管理装置に送信されてもよい。管理装置は、長期保管モードを開始する蓄電装置10の充電率が所定値より低い場合に、充電を促す情報を出力してもよい。また、蓄電装置10の温度が適切な範囲から逸脱している場合に、適切な温度での保管を促す情報を出力してもよい。或いは、管理システム1は、蓄電装置10の充電率、温度等の保管状態が適切ではない場合に、長期保管モードの開始を禁止するように構成されていてもよい。
残量表示ボタン17の長押し操作がなされた蓄電装置10の保管状態が適切であるか否かの判断は、蓄電装置10で行われてもよく、管理装置で行われてもよい。この判断をいずれの装置で行った場合でも、情報端末30に保管状態の適正化を流す情報を出力できる。本実施形態では、蓄電装置10の保管状態が適切である場合に、全ての装置構成機器をシャットダウンして長期保管モードに移行する。蓄電装置10は、シャットダウンを行う前に、必要により長期保管モードの開始信号を管理装置に送信する。
長期保管モードの蓄電装置10は、充放電器40を用いて起動させることができる。充放電器40は、充放電回路41、コード42、およびコンセント43を備え、コード42を電源に接続することで充電器として機能する。充放電器40は、蓄電装置10の接続部16を挿し込み可能な凹部を有する。凹部には、プラス端子44、マイナス端子45、検出端子46、および通信端子D,Rが設けられている。検出端子46は、蓄電装置10が接続されたことを検出する機能を有する端子である。
長期保管モードの蓄電装置10を充放電器40に接続すると、検出端子46に電流が流れることをトリガーとして蓄電装置10が起動し、長期保管モードから復帰する。充放電器40では、マイナス端子45と検出端子46は電気的に接続されている。このため、蓄電装置10を充放電器40の凹部に挿し込むと、充放電器40側でマイナス端子45と検出端子46が短絡し、この短絡に流れる電流で制御部13(マイコン)が起動する。これにより、蓄電装置10は長期保管モードから復帰する。なお、蓄電装置10の起動に使用される機器は、放電機能を有さない充電器であってもよい。
[管理サーバー20]
管理サーバー20は、上述のように、蓄電装置10の情報を記憶している。管理サーバー20には、例えば、複数の蓄電装置10および複数の情報端末30の情報が、蓄電装置10ごとに、各蓄電装置10の管理に使用される情報端末30と対応付けられた状態で記憶されている。管理サーバー20への蓄電装置10および情報端末30の初期登録、登録内容の変更等は、情報端末30の操作により行うことができる。登録済みの蓄電装置10に関する情報の少なくとも一部は、情報端末30を介して自動的に管理サーバー20に送信される。
管理サーバー20は、蓄電装置10の制御部13と同様に、プロセッサ21およびメモリ22を有する。管理サーバー20は、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、複数のコンピュータで構成されていてもよい。プロセッサ21は、メモリ22にインストールされたプログラムを読み出して実行することにより、管理サーバー20としての機能を実現する。また、プロセッサ21は、蓄電装置10および情報端末30の情報を取得してメモリ22に記憶させる。
管理サーバー20のメモリ22に記憶される蓄電装置10の情報には、長期保管に関する情報が含まれる。当該情報の具体例としては、長期保管モードが実行中であるか否か、長期保管モードが実行中である場合は、その開始日又は開始日時を含む第1日時情報、情報端末30に対して充電推奨等の所定の情報を出力する予定日又は予定日時を含む第2日時情報などが挙げられる。第2日時情報は、第1日時情報と所定期間T1に基づいて算出される。管理サーバー20は、長期保管モードの開始情報を取得すると共に、そのときの蓄電装置10の充電率、温度など、蓄電装置10の状態に関する情報を取得してもよい。管理サーバー20には、蓄電装置10に関する情報として、情報端末30に記憶される情報と同じ情報が記憶されていてもよく、異なる種類の情報が記憶されていてもよい。
管理サーバー20には、例えば、上記長期保管情報の他に、蓄電装置10の製品情報(製品番号、製造年月日等)、情報端末30に関する情報(メールアドレス、電話番号、SNSのID、情報端末30にインストールされた管理システム1のアプリID等)、蓄電装置10のユーザーに関する情報などが記憶されている。メールアドレス等の情報端末30の情報は、蓄電装置10の長期保管に関する情報を管理サーバー20から送信する際に使用される。
管理サーバー20は、蓄電装置10の長期保管モードの開始から所定期間経過後に、蓄電装置10の長期保管に関わる第1の情報を情報端末30に出力する。管理サーバー20は、例えば、カレンダー機能を有し、現在時刻が第1の情報を出力する予定日時になったときに、第1の情報を情報端末30に送信する。所定期間T1は、予め定められた固定の期間であってもよく、長期保管モードの開始時点における蓄電装置10の状態から算出されてもよい。また、管理サーバー20は、所定期間T1の情報を情報端末30から取得してもよい。
管理サーバー20から出力される上記第1の情報の一例としては、蓄電装置10の充電を促す情報が挙げられる。所定期間T1は、例えば、蓄電装置10の充電率が所定値(例えば、70%)まで下がることが推定される期間に設定されるか、又は当該推定期間より数日短い期間に設定される。長期保管モードの開始から所定期間経過後に、蓄電装置10の充電を促す情報を情報端末30に送信することで、充電率が低い状態で蓄電装置10の保管が継続されることを効果的に抑制できる。蓄電装置10の充電を促す情報の送信回数は1回であってもよく、複数回であってもよい。
管理サーバー20は、例えば、後述の図7に例示するような充電時期のお知らせを情報端末30に送信して、長期保管中の蓄電装置10の充電をユーザーに促す。また、管理サーバー20は、蓄電装置10の充電を促す情報として、推定される現在の充電率の情報を送信してもよい。或いは、長期保管に関わる情報として、長期保管モードの開始からの経過時間、蓄電装置10の定期的な状態の確認を促す情報などを送信してもよい。このような情報は、直接的に充電を促すものではないが、ユーザーの注意を喚起し、結果的に充電を促すことになる。
管理サーバー20は、第1の蓄電装置10について長期保管に関わる第1の情報を出力する際に、例えば、管理者を同じくする第2の蓄電装置10についての第1の情報を併せて出力してもよい。管理サーバー20は、例えば、第2の蓄電装置10に係る所定期間T1が経過するまでの残りの期間が所定の閾値未満、例えば1か月未満である場合に、第2の蓄電装置10についての第1の情報を併せて出力する。第2の蓄電装置10は、この条件を満たすものであればよく、複数であってもよい。例えば、所定期間T1が迫っている第2の蓄電装置10についても充電を促す情報を出力することで、複数の蓄電装置10をまとめて充電することが可能になり、ユーザーの作業負担が軽減される。
[情報端末30]
情報端末30は、蓄電装置10から情報を取得し、蓄電装置10の状態を確認する際に使用される。情報端末30は、蓄電装置10の情報を表示するためのモニタ33を有する。情報端末30は管理システム1の専用端末であってもよいが、一例としては、ユーザーが所持するスマートフォン等が挙げられる。例えば、管理システム1のアプリケーションソフトフェア(以下、単に「アプリ」とする)をインストールすることで、ユーザーのスマートフォンを管理システム1の情報端末30として使用できる。
アプリをインストールした情報端末のうち任意の情報端末のみが管理システム1に含められる情報端末30として作動するようにしてもよい。このため、アプリのユーザー登録をする際には少なくとも後述する2段階の登録をすることができるのが好ましい。第1段階としては、単に蓄電装置10を利用するための利用ユーザーとしての登録である。第2段階としては、本実施形態に示す蓄電装置10の予備的充電をする、異常時の対応を行う等、蓄電装置10の管理をするための管理者としての登録(以下、管理者登録)である。管理者登録をする際には、本実施形態に示した充電を促す情報等を受け取るための連絡先情報の提供を依頼してもよく、連絡先情報の一例としては、メールアドレスや電話番号、SNSのID情報等が挙げられる。
情報端末30は、蓄電装置10および管理サーバー20と同様に、プロセッサ31およびメモリ32を有する。プロセッサ31は、メモリ32にインストールされたプログラム(管理システム1のアプリ)を読み出して実行することにより、情報端末30としての機能を実現する。また、プロセッサ31は、蓄電装置10の情報を取得してメモリ32に記憶させると共に、必要な情報を管理サーバー20に送信する。本実施形態では、情報端末30と蓄電装置10との通信にBLE等の近距離無線通信が使用され、管理サーバー20との通信にインターネット回線、移動通信システム等の広域通信網が使用される。
情報端末30は、蓄電装置10の長期保管モードの操作情報又は開始情報を取得する。本実施形態では、残量表示ボタン17の長押しによる操作信号、又は当該操作に基づく長期保管モードの開始情報が情報端末30により取得される。蓄電装置10の長期保管モードは、制御部13の判断により開始されてもよく、残量表示ボタン17の操作信号を受信した管理装置がシャットダウン信号又は許可信号を蓄電装置10に送信することにより開始されてもよい。管理装置のシャットダウン信号又は許可信号は自動的に送信されてもよく、ユーザーによる情報端末30の操作に基づいて送信されてもよい。
情報端末30は、例えば、蓄電装置10の状態に基づいて、長期保管モードの開始からカウントされる所定期間T1を算出し、算出した所定期間T1の情報を管理サーバー20に送信する。或いは、所定期間T1は、管理サーバー20又は蓄電装置10により算出されてもよく、予め定められた固定の期間であってもよい。本実施形態では、長期保管モードの開始から所定期間経過後に、管理サーバー20が蓄電装置10の充電を促す情報等を情報端末30に送信し、かかる情報が情報端末30のモニタ33に表示される。
所定期間T1が予め定められた固定の期間である場合、情報端末30が、長期保管モードの開始日又は開始日時を含む第1日時情報から充電を促す情報等を情報端末30に送信する予定日又は予定日時を含む第2日時情報を算出し、その情報を管理サーバー20に送信してもよい。また、長期保管モードの開始時点における蓄電装置10の充電率および温度の少なくとも一方に基づき、簡単な数式、テーブル等に用いて所定期間T1(第2日時情報)を算出する場合など、複雑な演算が不要である場合は、情報端末30により所定期間T1が算出されてもよい。
他方、蓄電装置10の劣化度を求め、劣化度に基づいて所定期間T1を算出する場合など、演算が比較的複雑な場合は、管理サーバー20により所定期間T1が算出されてもよい。蓄電装置10の劣化度は、例えば、電池モジュール11の容量、内部抵抗等の経時的な変化から算出できる。蓄電装置10が電池モジュール11の容量、内部抵抗等の数値を定期的に計測して管理サーバー20に送信し、管理サーバー20が蓄電装置10の劣化度を算出してもよい。また、実験等により予め求められた容量、内部抵抗等の値と、充放電サイクル数との関係を用い、電池モジュール11の充放電サイクル数をカウントすることにより、蓄電装置10の劣化度を算出してもよい。
情報端末30は、例えば、長期保管モードを開始するための操作がなされたときの蓄電装置10の充電率が所定の閾値未満である場合に、上記第2の情報として、蓄電装置10の充電を促す情報をモニタ33に出力する。蓄電装置10の充電率が閾値未満であるか否かの判断は、蓄電装置10で行われてもよく、情報端末30で行われてもよい。この判断を情報端末30が行う場合、蓄電装置10の充電率は、例えば、残量表示ボタン17が長押し操作されたタイミングで、操作信号と共に取得される。所定の閾値は、80%以上の充電率に設定されてもよく、実質的に満充電の値に設定されてもよい。
蓄電装置10の長期保管に際して充電率を確認し、充電率が低い場合には、その適正化を促すことにより、充電率が低い状態で蓄電装置10が長期保管されることを防止できる。管理装置からシャットダウン信号又は許可信号が出力されて長期保管モードが開始される場合、蓄電装置10の充電率が所定の閾値以上であることを条件として、シャットダウン信号又は許可信号が出力されてもよい。或いは、蓄電装置10の充電率が所定の閾値未満である場合に、長期保管モードへの移行を禁止する信号を蓄電装置10に出力してもよい。
情報端末30は、例えば、長期保管モードを開始するための操作がなされたときの蓄電装置10の温度が所定の閾値範囲から外れる場合に、上記第2の情報として、適切な温度での保管を促す情報をモニタ33に出力する。蓄電装置10の温度が閾値範囲から外れるか否かの判断は、蓄電装置10で行われてもよく、情報端末30で行われてもよい。この判断を情報端末30が行う場合、蓄電装置10の温度は、例えば、残量表示ボタン17が長押し操作されたタイミングで、操作信号と共に取得される。所定の閾値範囲として、40℃未満のように上限値のみが設定されてもよいが、好ましくは上下限値が設定される。
蓄電装置10の長期保管に際して蓄電装置10の温度を確認し、保管温度が適切でない場合には、その適正化を促すことにより、不適切な温度環境で蓄電装置10が長期保管されることを防止できる。管理装置からシャットダウン信号又は許可信号が出力されて長期保管モードが開始される場合、蓄電装置10の温度が所定の閾値範囲内にあることを条件として、シャットダウン信号又は許可信号が出力されてもよい。或いは、蓄電装置10の温度が所定の閾値範囲から外れている場合に、長期保管モードへの移行を禁止する信号を蓄電装置10に出力してもよい。
情報端末30は、例えば、長期保管モードを開始するための操作がなされて、蓄電装置10が長期保管モードの開始情報を取得したときに、上記第2の情報として、次回のメンテナンス時期を含む情報をモニタ33に出力してもよい。モニタ33には、例えば、推奨される次回の充電時期が表示される。情報端末30は、長期保管モードの開始日又は開始日時を含む第1日時情報に基づいて蓄電装置10の次回充電推奨日又は推奨日時(第2日時情報)を算出する。この情報により、ユーザーはメンテナンスが必要となる時期を事前に把握でき、また長期保管モードが開始されたことを確認できる。
以下、図3~図5のフローチャートを参照しながら、長期保管モードの処理プロセスの一例について詳説する。また、図6~図9についても適宜参照する。図6~図9は、長期保管モードにおいて情報端末30のモニタ33に表示される通知画面の一例を示す。
図3は、管理システム1を構成する蓄電装置10、管理サーバー20、および情報端末30の各々の処理手順を示す。なお、図3のステップS10,S14は、ユーザーにより行われる。蓄電装置10の長期保管に関する管理プロセスは、長期保管モードの開始から期間経過後に、蓄電装置10に関わる第1の情報を出力するステップを含む。本実施形態の管理プロセスは、さらに、長期保管モードを開始するための操作がなされたときに、蓄電装置10の長期保管に関わる第2の情報を出力するステップを含む。
蓄電装置10の長期保管に関する情報は、上述のように、BLE等の近距離無線通信により蓄電装置10から情報端末30に送信され、情報端末30を介して管理サーバー20に送信される。管理システム1には前述の通り、管理端末30にアプリをインストールする際に管理者として登録(管理者登録)したユーザーの連絡先情報が予め登録されている。予め登録されていない場合には、例えば、ユーザーのメールアドレスが情報端末30から管理サーバー20に送信され(S30)、当該メールアドレスが管理サーバー20に登録される(S20)ようにしてもよい。また、管理サーバー20には、管理者登録されたユーザーと当該ユーザーが管理をしている蓄電装置10の情報とが関連づけられて保管されていてもよく、蓄電装置10に関する情報が独立して管理サーバー20に登録されていてよい。
蓄電装置10の長期保管モードは、ユーザーの操作により開始される(S10)。本実施形態では、残量表示ボタン17の長押し操作が、長期保管モードを開始する操作として設定されている。残量表示ボタン17が長押しされると、蓄電装置10は、この操作信号に基づいて、通信モジュール12および制御部13の機能により長期保管モードの操作信号を発信する(S11)。このとき、蓄電装置10の充電率および温度の情報が、操作信号と共に出力されてもよい。続いて、保管状態が適切であるか否かを判断し(S12)、保管状態が適切である場合に、長期保管モードの開始信号を出力した後、通信モジュール12および制御部13を含む装置構成機器をシャットダウンし、蓄電装置10は長期保管モードに移行する(S12)。
S12では、蓄電装置10の充電率および温度が長期保管を行う上で適切か否かを判断することが好ましい。具体的な判断方法は、後述する図5のS321,S323の場合と同様である。蓄電装置10の保管状態が適切ではないと判断した場合、装置構成機器はシャッドダウンされず、ユーザーによって蓄電装置10の充電、温度調整等の保管状態の適正化が行われる(S14)。ユーザーは、後述するエラー表示(S36)に従って保管状態の適正化を行う。
S11において、蓄電装置10から発信された操作信号は、情報端末30により取得される(S31)。続いて、蓄電装置10から長期保管モードの開始信号を受信した場合(S32)、情報端末30の処理はS33に進み、次回のメンテナンス(充電)時期を含む情報をモニタ33に表示する。次回の充電時期は、上述のように、蓄電装置10の充電率、温度、劣化度等に基づいて算出される。S12,S14の保管状態の適正化処理を行う場合、長期保管モードの開始日に、予め定められた日数を加算して次回の充電日としてもよい。なお、管理サーバー20が、次回の充電時期を算出し、次回の充電時期を含む情報を情報端末30に出力してもよい。
図6は、次回のメンテナンス(充電)時期の通知画面の一例である。図6に示す通知画面には、長期保管モードが開始された蓄電装置10を特定する情報と共に、「次回メンテナンス(充電)時期は〇年△月◇日です。登録されたメールアドレスにX日前に連絡が入ります。」との次回の充電時期を知らせる情報が含まれている。この情報により、ユーザーは次回の充電時期を事前に把握でき、また長期保管モードが開始されたことを確認できる。メンテナンス情報は、例えば、管理システム1のアプリの画面に表示される。或いは、管理サーバー20を経由して、メール等により通知されてもよい。
情報端末30は、S34において、長期保管モードの開始情報を管理サーバー20に送信する。管理サーバー20は、蓄電装置10ごとに、情報端末30と対応付けて長期保管モードに関する情報を記憶する(S21)。管理サーバー20は、長期保管モードの開始から所定期間経過後に、充電推奨メールを登録された情報端末30のメールアドレスに送信する(S22,S23)。充電推奨メールは情報端末30により受信され、モニタ33に表示される(S35)。なお、充電推奨情報は、メールと共に、又はメールの代わりに、情報端末30にインストールされた管理システム1のアプリ、予め登録されたSNS等に送信されてもよい。
図7は、充電推奨情報の通知画面(メール)の一例である。図7に示す通知画面には、充電が必要な長期保管中の蓄電装置10を特定する情報と共に、「メンテナンス(充電)の時期が迫りましたのでお知らせします。詳細はメールに記載しておりますので、よろしくお願いします。」との充電を促す情報が含まれている。この情報により、ユーザーは充電が必要な蓄電装置10を把握でき、充電率が低い状態で保管が継続されることが効果的に抑制される。図3に示す例では、充電推奨情報がメールで通知されるが、上記メンテナンス情報と同様に、管理システム1のアプリの画面に表示されてもよい。
S32において、長期保管モードの開始信号が受信されない場合、蓄電装置10の保管状態が適切ではないことを意味するので、情報端末30はモニタ33にエラー表示を出力する(S36)。エラー表示には、長期保管モードに移行できないことを示す情報が含まれる。情報端末30は、蓄電装置10からS12の判断結果を取得し、或いは蓄電装置10から充電率および温度を取得して保管状態が適切であるか否かを判断し、エラー表示として、後述の図8、図9に示すような情報を出力してもよい。
図4は、図3に示す処理の変形例を示す図である。図4のフローチャートでは、図3のフローチャートと同じ処理内容のステップについては、同じ符号を用いている。管理サーバー20の処理は、図3に示す処理と同様である。図4に示す例では、蓄電装置10が情報端末30からシャットダウン信号を受信した場合に、通信モジュール12および制御部13を含む装置構成機器のシャットダウンが実行される点で、図3に示す例と異なる。さらに、図4に示す例では、蓄電装置10の保管状態が適切であるか否かの判断が情報端末30で行われる。シャットダウン信号は、S301,S302において蓄電装置10の保管状態が適切であると判断された場合に生成される。
蓄電装置10は、S10において残量表示ボタン17が長押しされると、通信モジュール12および制御部13の機能により当該操作信号を情報端末30に送信する(S100)。情報端末30は、S300において残量表示ボタン17の長押しの操作信号を取得すると、S301の保管状態の適正化処理を実行し、保管状態が適切であると判断した場合に、シャットダウン信号を蓄電装置10に送信する(S302,S303)。一方、保管状態が適切ではない場合、保管状態を改善するための情報を出力し(図5のS322,S324)、処理フローはS300に戻る。
蓄電装置10は、S101において情報端末30からシャットダウン信号を取得した場合に、通信モジュール12および制御部13を含む装置構成機器をシャットダウンし、蓄電装置10は長期保管モードに移行する(S101)。換言すると、図4に示す処理では、情報端末30による判断に基づいて、蓄電装置10の状態が適切な状態ではない場合に、蓄電装置10のシャットダウンが実行されず長期保管モードへの移行が禁止される。
図5は、図4のS301の保管状態適正化の処理手順を示す。情報端末30は、図3のS300で取得された蓄電装置10の充電率が長期保管を行う上で適切か否かを判断する(S321)。具体的には、充電率と所定の閾値とを比較し、充電率が閾値未満であるか否かを判断する。情報端末30は、蓄電装置10の充電率が閾値未満であると判断した場合、蓄電装置10の充電を促す情報をモニタ33に出力する(S322)。一方、蓄電装置10の充電率が閾値以上である場合、S322をスキップしてS323に進む。閾値は、例えば80%~100%に設定される。
図8は、蓄電装置10の充電を促す情報の通知画面の一例である。図8に示す通知画面には、充電が必要な蓄電装置10を特定する情報と共に、「長期保管処理に対して電池の容量が適切ではありません。必ず〇%以上充電してから保管をお願いします。」との充電を促す情報が含まれている。この情報により、充電率が低い状態で蓄電装置10の長期保管が開始されることが効果的に抑制される。充電を促す情報は、例えば、管理システム1のアプリの画面に表示される。或いは、管理サーバー20を経由して、メール等により通知されてもよい。
情報端末30は、図4のS101で取得された蓄電装置10の温度が長期保管を行う上で適切か否かを判断する(S323)。具体的には、温度と所定の閾値範囲とを比較し、温度が閾値範囲から外れているか否かを判断する。情報端末30は、蓄電装置10の温度が閾値範囲から外れていると判断した場合、適切な温度での保管を促す情報をモニタ33に出力する(S324)。一方、蓄電装置10の温度が閾値範囲である場合、S324をスキップして適正化処理を終了する。閾値範囲は、例えば10℃~40℃に設定される。
図9は、適切な温度での保管を促す情報の通知画面の一例である。図9に示す通知画面には、保管温度が適切ではない蓄電装置10を特定する情報と共に、「長期保管処理に対して電池の温度が適切ではありません。必ず△℃~▽℃の範囲で保管をお願いします。」との適切な温度での保管を促す情報が含まれている。この情報により、適切ではない温度環境で蓄電装置10の長期保管されることが効果的に抑制される。適切な温度管理を促す情報は、例えば、管理システム1のアプリの画面に表示される。或いは、管理サーバー20を経由して、メール等により通知されてもよい。
以上のように、上述の構成を備えた管理システム1によれば、蓄電装置10を直ぐに使用できる状態で長期間保管することができる。管理システム1によれば、蓄電装置10を長期間使用することなく保管しても、蓄電装置10を使用する際に十分な充電量がない、或いは蓄電装置10の充電が頻繁に必要でユーザーの管理負担が大きくなるといった問題の発生を効果的に抑制できる。
長期保管モードでは、通信モジュール12および制御部13を含む装置構成機器のシャットダウンにより、蓄電装置10の内部消費電力が抑えられるので、高い充電率を長期にわたって維持することができる。長期保管モードでは蓄電装置10との通信機能は失われるが、長期保管モードの開始から所定期間経過後に、ユーザーは充電推奨情報を受け取ることができるので、長期保管中の蓄電装置10を適切に管理することができる。さらに、蓄電装置10の状態、例えば蓄電装置10の劣化度に基づいて充電推奨情報を出力する時期、すなわち充電率が下がって充電が必要となる時期を算出すれば、より適切な管理が可能となる。
また、蓄電装置10の長期保管モードを開始する際に、蓄電装置10の充電率が低い場合には充電を促すことにより、充電率が低い状態で蓄電装置10が長期保管されることを効果的に抑制できる。同様に、蓄電装置10の温度が適切な範囲から逸脱している場合には適切な温度での保管を促すことにより、不適切な温度環境で蓄電装置10が長期保管されることを効果的に抑制できる。
また、管理サーバー20等の管理装置が、第1の蓄電装置10について上記充電推奨情報を出力する際に、充電推奨の時期が迫った第2の蓄電装置10についても充電推奨情報を併せて出力することにより、ユーザーは充電が必要な複数の蓄電装置10をまとめて充電することができる。充電が必要となる時期が近い複数の蓄電装置10について一度に情報を受け取ることができ、まとめて充電することができれば、ユーザビリティが大きく向上する。上述の通り、第2の蓄電装置10は複数であってもよい。
上述の実施形態では、情報端末30を介して、長期保管に関する情報を含む蓄電装置10の情報を管理サーバー20に送信している。この場合、蓄電装置10の通信モジュール12として、消費電力が小さいBLE等の近距離無線通信モジュールを用いることができるので、蓄電装置10の内部消費電力を低減できる。
蓄電装置10の長期保管に関する情報を管理サーバー20に記憶し、管理サーバー20から充電推奨情報を出力することにより、例えば、長期保管中にユーザーのスマートフォン(情報端末30)が変更された場合でも、管理サーバー20に登録されたメールアドレス等に充電推奨情報を送信することが可能である。すなわち、ユーザーは管理サーバー20の登録情報を変更しなくても、新しいスマートフォン(情報端末30)で充電推奨情報を受け取ることができる。
なお、上述の実施形態は本開示の目的を損なわない範囲で適宜設計変更できる。図10および図11に、上述の実施形態の変形例である管理システム1X,1Yの構成を示す。
図10に例示する管理システム1Xは、蓄電装置10の長期保管に関する情報が、情報端末30を介することなく管理サーバー20に送信されるように構成されている点で、管理システム1と異なる。一方、管理サーバー20が、蓄電装置10の長期保管モードの開始から所定期間経過後に、充電推奨情報を情報端末30に送信するように構成されている点は、管理システム1と共通する。この場合も、管理システム1と同様に、蓄電装置10を直ぐに使用できる状態で長期間保管することができる。
管理システム1Xにおいて、蓄電装置10は、管理サーバー20との通信が必要となる。管理サーバー20は、上述の通り、蓄電装置10の製造者、管理事業者等のサーバーであって、近距離無線通信では通信できない場所に存在する。この場合、蓄電装置10の通信モジュール12には、例えば、LTEモジュール、4Gモジュール、5Gモジュール等の広域通信が可能な通信モジュールが用いられる。また、蓄電装置10には、データ通信用のSIMが搭載されていてもよい。
図11に例示する管理システム1Yは、蓄電装置10の長期保管に関する情報が情報端末30に送信される点で、管理システム1と共通する。一方、長期保管に関する情報が管理サーバー20に送信されない点で、管理システム1と異なる。管理システム1Yでは、管理装置として、情報端末30のみが用いられてもよい。この場合、情報端末30にインストールされた管理システム1Yのアプリの機能により、情報端末30が長期保管に関する全ての情報を記憶し、長期保管モードの開始から所定期間経過後に充電推奨情報を出力する。
充電推奨情報等の蓄電装置10の長期保管に関わる情報は、情報端末30のモニタ33に表示され、例えば、管理システム1Yのアプリの画面として表示される。管理システム1Yは、蓄電装置10の長期保管処理において管理サーバー20を使用しないが、管理システム1,1Xと同様に、蓄電装置10を直ぐに使用できる状態で長期間保管することができる。
また、上述の実施形態では、蓄電装置10の状態が適切な状態ではない場合に、長期保管モードへの移行を禁止するが、蓄電装置10の状態に関わらず長期保管モードに移行させることも可能である。この場合も、事後的に保管状態の適正化を促す情報を出力すれば、例えば、図8の通知画面を確認したユーザーは、通常、蓄電装置10を再起動して適切な充電率まで充電を行ってから長期保管モードを開始する。また、図9の通知画面を確認したユーザーは、蓄電装置10を適切な温度環境下で保管することが想定される。
上述の実施形態では、長期保管モードを開始するための操作がなされたときに第2の情報が情報端末30のモニタ33に出力され、長期保管モードの開始から所定期間経過後に第1の情報がモニタ33に出力されるが、例えば、第1の情報のみが出力されてもよい。或いは、第2の情報のみが出力される構成としてもよい。
1 管理システム、10 蓄電装置、11 電池モジュール、12 通信モジュール、13 制御部、14 ケース、15 把手、16 接続部、16A 端子、17 残量表示ボタン、18 インジケータ、20 管理サーバー、21,31 プロセッサ、22,32 メモリ、30 情報端末、33 モニタ、40 充放電器、41 充放電回路、42 コード、43 コンセント、44 プラス端子、45 マイナス端子、46 検出端子

Claims (13)

  1. 通信モジュールを含む蓄電装置と、
    前記蓄電装置と無線通信可能な管理装置と、
    を備え、
    前記蓄電装置は、装置構成機器をシャットダウンする長期保管モードを有し、
    前記管理装置は、前記長期保管モードの開始から所定期間経過後に、前記蓄電装置の長期保管に関わる第1の情報を出力すること、および前記長期保管モードを開始するための操作がなされたときに、前記蓄電装置の長期保管に関わる第2の情報を出力することのうち、少なくとも一方の処理を実行するように構成されている、蓄電装置の管理システム。
  2. 前記管理装置は、前記第1の情報として、前記蓄電装置の充電を促す情報を出力する、請求項1に記載の蓄電装置の管理システム。
  3. 前記管理装置は、前記長期保管モードの開始日に基づいて前記蓄電装置の次回充電推奨日を算出し、前記第2の情報として、前記次回充電推奨日の情報を出力する、請求項1又は2に記載の蓄電装置の管理システム。
  4. 前記管理装置は、前記長期保管モードの開始時点における前記蓄電装置の状態に基づいて前記所定期間を算出する、請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電装置の管理システム。
  5. 前記管理装置は、前記長期保管モードを開始するための操作がなされたときの前記蓄電装置の充電率が所定の閾値未満である場合に、前記第2の情報として、前記蓄電装置の充電を促す情報を出力する、請求項1~4のいずれか一項に記載の蓄電装置の管理システム。
  6. 前記管理装置は、前記長期保管モードを開始するための操作がなされたときの前記蓄電装置の温度が所定の閾値範囲から外れる場合に、前記第2の情報として、適切な温度での保管を促す情報を出力する、請求項1~4のいずれか一項に記載の蓄電装置の管理システム。
  7. 前記蓄電装置には、第1蓄電装置および第2蓄電装置が含まれ、
    前記管理装置は、前記第1蓄電装置について前記第1の情報を出力する際に、前記第2蓄電装置に係る前記所定期間が経過するまでの残りの期間が所定の閾値未満である場合に、前記第2蓄電装置についての前記第1の情報を併せて出力する、請求項1~6のいずれか一項に記載の蓄電装置の管理システム。
  8. 前記管理装置は、情報端末および管理サーバーであり、
    前記管理サーバーは、前記情報端末を介して前記長期保管モードの開始情報を取得し、前記情報端末に前記所定の情報を出力する、請求項1~7のいずれか一項に記載の蓄電装置の管理システム。
  9. 前記管理装置は、管理サーバーであり、
    前記管理サーバーは、予め登録された情報端末に前記所定の情報を出力する、請求項1~7のいずれか一項に記載の蓄電装置の管理システム。
  10. 前記管理装置は、モニタを有する情報端末であり、
    前記情報端末は、前記モニタに前記所定の情報を出力する、請求項1~7のいずれか一項に記載の蓄電装置の管理システム。
  11. 前記蓄電装置を検出する検出端子を含む充電器を備え、
    前記蓄電装置が前記充電器に接続されたときに、前記検出端子に電流が流れることをトリガーとして前記蓄電装置が前記長期保管モードから復帰する、請求項1~10のいずれか一項に記載の蓄電装置の管理システム。
  12. 前記蓄電装置の前記通信モジュールは、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)モジュールである、請求項1~11のいずれか一項に記載の蓄電装置の管理システム。
  13. 通信モジュールを含み、装置構成機器をシャットダウンする長期保管モードを有する蓄電装置の管理方法であって、
    前記長期保管モードの開始から所定期間経過後に、前記蓄電装置に関わる第1の情報を出力すること、および前記長期保管モードを開始するための操作がなされたときに、前記蓄電装置の長期保管に関わる第2の情報を出力することのうち、少なくとも一方の処理を実行する、蓄電装置の管理方法。
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