JP2022146909A - 丁番の取付構造及び方法 - Google Patents

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典之 持田
Noriyuki Mochida
勇司 若松
Yuji Wakamatsu
敏之 小谷
Toshiyuki Kotani
一郎 坂本
Ichiro Sakamoto
功 丹羽
Isao Niwa
東三 鎌田
Tozo Kamata
孝之 篠原
Takayuki Shinohara
航平 山本
Kohei Yamamoto
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Abstract

【課題】丁番の羽板を枠体に差し込むタイプの丁番において、十分な止水効果が得られ、かつ、現場作業性が良好な丁番の取付構造及び方法を提供する。【解決手段】丁番6の羽板(第2羽板61)を戸尻側縦枠3の第1見付面30に形成した挿入孔300に挿入させて内部で固定してなる丁番の取付構造において、第1見付面30には、挿入孔300を覆うように、シート状部材からなる密閉材8が貼り付けてあり、密閉材8には、挿入孔300に対応してスリット82が形成されており、スリット82の周縁部が、挿入孔300内に折り曲げられて折り曲げ部81´を形成しており、折り曲げ部81´の一方の面部が第2羽板61の前記面部に密着することで、第2羽板61の面部と挿入孔300の縁部の間の隙間Cを塞ぐようになっている。【選択図】図3

Description

本発明は、丁番の取付構造及び方法に関するものである。
丁番は、一般に、互いに回動自在に連結された第1部材と第2部材からなり(これらの部材は、例えば羽板と称される)、第1部材を扉体等の開閉体に固定する一方、第2部材を躯体側に固定することで、開閉体が躯体に開閉可能に取り付けられる。
躯体に対する丁番の取付態様としては幾つかのタイプがあり、例えば、第2部材となる羽板を躯体の表面に固定するものや、第2部材となる羽板を躯体に形成した孔部に挿入して固定するタイプのものが知られている(特許文献1参照)。後者のタイプにおいて、扉体が開閉する開口部が中空状の金属製枠体から形成されているような場合には、典型的には、枠体の戸尻側の縦枠の所定部位に切り欠きを形成して、羽板を切り欠きに差し込んで、枠体内部で固定するようにしている。
後者のタイプにおいて、扉体が屋内外を連通する開口部に取り付けられており、全閉姿勢にある扉体が雨風に晒されるような場合には、縦枠に形成した切り欠きと当該切り欠きに差し込まれた羽板との隙間(クリアランス)から縦枠内に浸水し、当該縦枠の中空部を通ってさらに屋内側に浸水するおそれがある。
このような丁番の取付構造における止水対策としては、縦枠内部にシール材を充填する方法が採り得るが、シール材を充填するためのスペースは狭く、また、作業時にシール材の充填状況を目視することが困難であるため、作業性が悪く、また、止水効果も十分なものとは言えなかった。
特開平5-179857
本発明は、丁番の羽板を枠体に差し込むタイプの丁番において、十分な止水効果が得られ、かつ、現場作業性が良好な丁番の取付構造及び方法を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
丁番の羽板を枠体に形成した挿入孔に挿入させて枠体内部で固定してなる丁番の取付構造において、
前記羽板の面部と前記枠体の外面によって枠体外側に形成される隅部を密閉するように密閉材が設けてあり、前記密閉材が前記隅部を密閉することで、前記羽板の前記面部と前記挿入孔の縁部との間の隙間を塞ぐようになっている、
丁番の取付構造、である。
1つの態様では、前記密閉材は弾性を備えた基部と接着層を備え、前記密閉材は、前記接着層が、前記枠体の前記外面、前記羽板の前記面部の少なくとも一方に接着した状態で前記隅部を密閉している。
1つの態様では、前記密閉材は、シート状部材であり、前記枠体の前記外面には、前記挿入孔を覆うように、前記シート状部材が貼り付けてあり、
前記羽板は、前記シート状部材に前記挿入孔に対応して形成されたスリットを貫通しており、前記スリットの周縁部が、前記隙間に位置する折り曲げ部を形成しており、前記折り曲げ部の一方の面が前記羽板の前記面部に密着している。
言い換えると、本発明の1つの態様では、丁番の羽板を枠体に形成した挿入孔に挿入させて枠体内部で固定してなる丁番の取付構造において、
前記枠体の前記外面には、前記挿入孔を覆うように、シート状部材からなる密閉材が貼り付けてあり、
前記羽板は、前記シート状部材に前記挿入孔に対応して形成されたスリットを貫通しており、前記スリットの周縁部が、前記羽板の面部と前記挿入孔の縁部との間の隙間に位置する折り曲げ部を形成しており、前記折り曲げ部の一方の面が前記羽板の前記面部に密着している。
1つの態様では、前記シート状部材の厚さ寸法は、前記隙間と略同じあるいは大きく、前記折り曲げ部の他方の面が前記挿入孔の縁部に密着している。
1つの態様では、前記羽板は断面視長方形状であり、前記羽板の前記面部は、第1側面部と、第2側面部と、上端面、下端面と、からなり、
前記挿入孔は断面視方形状であり、前記挿入孔の前記縁部は、第1側縁部と、第2側縁部と、上縁部、下縁部と、からなり、
前記折り曲げ部は、前記羽板の第1側面部と前記挿入孔の第1側縁部に密着する第1側部分と、前記羽板の第2側面部と前記挿入孔の第2側縁部に密着する第2側部分と、前記羽板の上端面と前記挿入孔の上縁部に密着する上側部分と、前記羽板の下端面と前記挿入孔の下縁部に密着する下側部分と、からなる。
1つの態様では、前記シート状部材の裏面は接着層となっており、前記折り曲げ部の他方の面が前記挿入孔の前記縁部に接着している。
1つの態様では、前記枠体の前記外面には、前記シート状部材を覆うように化粧カバーが設けてある。
1つの態様では、前記密閉材の前記基部は所定の厚さを備えた発泡体であり、前記羽板を挿通する挿通孔が形成されたカバー体が、前記密閉材を圧縮状態で閉じ込めるように前記面部の前記外面に固定されている。
1つの態様では、前記密閉材の前記接着層の少なくとも部分は、前記枠体の外側に位置して、前記隅部を形成する前記羽板の前記面部に接着しており、前記発泡体の部分が、前記隅部を形成する前記枠体の前記外面に密着している。
1つの態様では、前記密閉材は、前記枠体の前記外面に接着した第1部分と、前記枠体外側に位置する前記羽根の前記面部に接着した第2部分と、からなる。
1つの態様では、前記枠体の前記外面には、前記羽根を挿通させた開口を備えたカバーが取り付けられており、
前記密閉材の前記第1部分は、前記カバーの裏面と前記枠体の前記外面との間に挟まれており、
前記密閉材の前記第2部分は、前記カバーの前記開口の縁に近接ないし当接している。
本発明の1つの態様は、
枠体に形成した挿入孔を覆うようにシート状部材を枠体の外面に貼り付ける工程であって、前記シート状部材には、前記挿入孔に対応するようにスリットが形成されている、工程と、
枠体に形成した挿入孔を覆うようにシート状部材を枠体の外面に貼り付ける工程と、
前記シート状部材に前記挿入孔に対応するようにスリットを形成する工程と、
前記スリットから丁番の羽板を前記挿入孔に差し入れる工程と、
前記羽板を枠体内部において固定する工程と、
からなり、
前記羽板を差し入れる工程において、前記スリットの周縁部が、挿入孔内に折り曲げられて、前記羽板の面部と前記挿入孔の縁部との間の隙間に位置する折り曲げ部を形成する、
丁番の取付方法、である。
1つの態様では、予めスリットが形成されたシート状部材を枠体の外面に貼り付ける。
1つの態様では、シート状部材を枠体の外面に貼り付けた後にスリットが形成される。
1つの態様では、前記スリットの長さ寸法は、前記羽板の断面の長手方向の寸法と略同じあるいは短い。
1つの態様では、前記丁番の羽板を差し入れる工程において、前記羽板は、当該羽板を挿通する挿通孔が形成された化粧カバーを挿通した状態にあり、
前記シート状部材を覆うように、前記化粧カバーを前記枠体の外面に固定する工程を備えている。
本発明の1つの態様は、
丁番の羽板を挿通する挿通孔が形成されたカバー体に前記羽板を挿入させた状態で、前記羽板を枠体に形成した挿入孔に差し込んで、前記羽板を枠体内部において固定する工程と、
前記カバー体と前記枠体の外面との間に位置させて、前記羽板の面部と前記枠体の前記外面によって枠体外側に形成される隅部を密閉するように発泡体を設ける工程と、
前記発泡体を圧縮状態で閉じ込めるように前記枠体の前記外面に前記カバー体を固定する工程と、
からなる、丁番の取付方法、である。
1つの態様では、前記発泡体は、接着層を備え、前記発泡体を設ける工程において、前記発泡体の前記接着層の少なくとも部分は、前記枠体の外側に位置して、前記隅部を形成する前記羽板の前記面部に接着しており、
前記カバー体を固定する工程において、前記発泡体の発泡体の部分が、前記隅部を形成する前記枠体の外面に密着している。
本発明の1つの態様は、
丁番の羽板を挿通する開口が形成されたカバー体に前記羽板を挿入させた状態で、前記羽板を枠体に形成した挿入孔に差し込んで、前記羽板を枠体内部において固定する工程と、
前記羽板の面部と前記枠体の外面によって枠体外側に形成される隅部に対して四周に亘って密閉材を貼り付ける工程であって、前記密閉材の第1部分を前記枠体の前記外面に接着し、前記密閉材の第2部分を前記枠体外側に位置する前記羽根の前記面部に接着することで前記隅部を密閉する工程と、
前記カバーの前記開口に前記密閉材の前記第2部分を受け入れるようにして、前記開口の縁を前記第2部分に近接ないし当接させ、前記カバーの裏面を前記密閉材の前記第1部分に押し当てた状態で、前記カバーを前記枠体の前記外面に固定する工程と、
からなる、丁番の取付方法、である。
本発明では、羽板の面部と枠体の外面によって枠体外側に形成される隅部を密閉するように密閉材を設けて、前記密閉材によって前記隅部を密閉することで羽板の面部と挿入孔の縁部との隙間を塞ぐことで、枠体内部に浸水すること防止するようになっている。
本発明では、枠体外側に止水構造を形成して、羽板の面部と挿入孔の縁部との隙間を塞ぐようにしたことで、枠体内部にシール材を充填する従来の手法に比べて現場作業性が良好である。
本実施形態に係るドア装置(全閉姿勢)を屋外側から見た正面図である。 図1の戸尻側部位の部分図及び当該部位を側方から見た側面図である。 (A)本実施形態に係る丁番の取付構造を示す横断面図である。(B)丁番の第2羽板と戸尻側縦枠の第1見付面で形成される隅部を示す図である。 本実施形態に係る丁番の取付構造を示す縦断面図である。 図3に示す取付構造を分解して示す平面図である。 戸尻側縦枠の屋外側の見付面における丁番の取付部位を示す図であり、化粧カバーが取り外された状態を示す図である。 戸尻側縦枠の屋外側の見付面における丁番の取付部位を示す図であり、化粧カバーが取り付けられた状態を示す図である。 図7を側方から見た図であり、丁番の位置を二点鎖線で示す。 本実施形態に係る化粧カバーを示す図である。 (A)は図3の部分拡大図、(B)は図4の部分拡大図である。 (A)他の実施形態に係る丁番の取付構造を示す横断面図である。(B)丁番の第2羽板と戸尻側縦枠の第1見付面で形成される隅部を示す図である。 他の実施形態に係る丁番の取付構造を示す縦断面図である。 図12に示す取付構造を分解して示す平面図である。 戸尻側縦枠の屋外側の見付面における丁番の取付部位を示す図であり、丁番は省略されている。 図14を側方から見た図であり、丁番の位置を二点鎖線で示す。 他の実施形態に係るカバー体を示す図である。 (A)は図11の部分拡大図、(B)は図12の部分拡大図である。 (A)さらに他の実施形態に係る丁番の取付構造を示す横断面図である。(B)丁番の第2羽板と戸尻側縦枠の第1見付面で形成される隅部を示す図である。 図18(A)の部分拡大図である。 さらに他の実施形態に係る丁番の取付構造を示す縦断面図である。 図20の部分拡大図である。 密閉材が取り付けられた状態を示す図である。 図22の部分拡大図である。
図1は全閉姿勢にあるドア装置を屋外側から見た正面図であり、ドア装置は、縦長方形状の扉体1と、上枠2、戸尻側縦枠3、戸先側縦枠4、下枠5からなるドア枠と、を備えている。ドア装置は開き戸であり、扉体1の戸尻側部位が戸尻側縦枠3に丁番6によって回動可能に取り付けられている。本実施形態に係る扉体1は大型の扉体であるが、扉体1のサイズは限定されない。
丁番6は、扉体1の屋外側面部1´の戸尻側部位に固定される第1羽板60と、戸尻側縦枠3に挿入されて内部で固定される第2羽板61と、第1羽板60及び第2羽板61の基端側が回動自在に装着されている軸部62と、からなる。図示の態様では、扉体1の高さ方向に亘って3つの丁番6が設けてあるが、丁番6の個数は限定されない。本実施形態では、戸尻側縦枠3の内部には戸尻側縦枠3に沿って高さ方向に延びる支持部材7が設けてあり、丁番6の第2羽板61は、戸尻側縦枠3の内部において支持部材7に固定されている。
戸尻側縦枠3は、開口高方向に延びる長尺部材であり、図3、図5に示すように、屋外側に面する幅狭の第1見付面30と、屋内側に面する幅広の第2見付面31と、を備え、戸尻側縦枠3の見込部は、第1見付面30側の第1見込面32と、第2見付面31側の第2見込面33と、第1見込面32と第2見込面33の段差部を形成する中間見付面34と、からなる。第1見付面30には、第1見込面32と対向して延びる第1外側見込辺35が形成されており、第2見付面31には、第2見込面33と対向して延びる第2外側見込辺36が形成されている。
戸尻側縦枠3の第1見付面30には、丁番6の取付位置(上端部位、下端部位、中途部位)に対応する位置に丁番6の第2羽板61が挿入される挿入孔300が形成されている。挿入孔300は丁番6の第2羽板61の断面形状に対応する形状を備えており、本実施形態では、挿入孔300及び第2羽板61の断面形状は縦長方形状である。挿入孔300の面積(高さ寸法、幅寸法)は、第2羽板61の断面積(長手寸法、短手寸法)よりも僅かに大きく、挿入孔300に第2羽板61が差し込まれた状態で、第2羽板61の面部(左側面部610と、右側面部611と、上端面612、下端面613とからなる四周面である)と挿入孔300の縁部(左側縁部3000と、右側縁部3001と、上縁部3002と、下縁部3003とからなる四周縁)との間には僅かな隙間(クリアランス)Cが存在する(図3(B))。なお、「左」、「右」は、丁番6の第2羽板61の差し込み方向(図5の矢印方向)から見た時の「左」、「右」を意味している。
支持部材7は、図1、図2に示すように、開口高方向に延びる長尺部材であり、図3、図5に示すように、見込方向(屋内外方向)に延びる見込部70と、見付方向に延びる見付部71と、から断面視L形状を有している。支持部材7の見込部70は、戸尻側縦枠3の第1見込面32よりも大きい見込寸法を備えており、見込部70の先端を第1見付面30の内面に近接ないし当接させ、見込部70の一側の面700を第1見込面32の内面に当接させた状態で固定(溶接)されており、見込部70の基端側は第2見込面33に対向しており、見付部71は、第1外側見込辺35と第2外側見込辺36との間の空間を通って戸尻側縦枠3の外部に延出している。なお、図示の支持部材7の見込部70や見付部71の寸法は例示であって、例えば、支持部材7の見込部70の見込寸法は、戸尻側縦枠3の第1見込面32よりも小さくてもよく、あるいは、支持部材7の見付部71は戸先側縦枠3内に収まるような寸法でもよい。また、図示の支持部材7の形状は例示であって、支持部材7の形状は断面視L形状に限定されない。
戸尻側縦枠3の第1外側見込辺35には、水平状に延びる複数の第1帯状連結板37が連結されており、第2外側見込辺36には、水平状に延びる複数の第2帯状連結板38が連結されている。第1帯状連結板37は一端が第1外側見込辺35に連結されており、他端に一体形成された折り曲げ片370が支持部材7の見付部71の一側の面に当接している。第2帯状連結板38は一端が第2外側見込辺36に連結されており、他端に一体形成された折り曲げ片380が支持部材7の見付部71の他側の面に当接している。支持部材7の見付部71が小さい場合には、1本の帯状連結板を用いてもよい。1つの態様では、戸尻側縦枠3は、支持部材7を介して躯体に固定(溶接)されている。また、戸尻側縦枠3の躯体への固定において、第1帯状連結板37、第2帯状連結板38を補助的に用いてもよい。
支持部材7の見込部70及び見付部71の厚さは、戸尻側縦枠3を形成する板材に比べて肉厚であり、大型の扉体1の重量を支持する強度を備えている。見込部70の一側の面700が第1見込面32の内面に当接した状態で、見込部70の他側の面701は、戸尻側縦枠3の挿入孔300から挿入された丁番6の第2羽板61の面部(左側面部610)が摺接するような位置にあり、戸尻側縦枠3の内部に挿入された丁番6の第2羽板61と支持部材7の見込部70とを当接させて螺子S(本実施形態では8本)で固定するようになっている。
上述のように、挿入孔300の面積(高さ寸法、幅寸法)は、第2羽板61の断面積(長手寸法、短手寸法)よりも僅かに大きく、挿入孔300に第2羽板61が差し込まれた状態で、第2羽板61の面部(左側面部610と、右側面部611と、上端面612、下端面613とからなる四周面である)と挿入孔300の縁部(左側縁部3000と、右側縁部3001と、上縁部3002と、下縁部3003とからなる四周縁)との間には僅かな隙間Cが存在するが、本実施形態では、丁番6の取付構造において、第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)と第1見付面30の外面によって戸尻側縦枠3の外側に形成される四周状の隅部A(隙間Cと連通している)を密閉するように密閉材8が設けてあり、密閉材8が隅部A及び隙間Cを密閉することで隙間Cを塞ぐようになっている。
本実施形態に係る丁番6の取付構造及び方法(止水構造及び方法)について詳細に説明する。本実施形態では、密閉材8は、防水気密テープないし気密防水テープと称されるシート状部材である。密閉材8は、弾性を備えた基部と接着層を備えている。基部は弾性を備えた樹脂やゴムからなり、例えば、EVAやポリエチレンが例示される。接着層は、防水気密テープないし気密防水テープに用いられる材料が採用され、例えば、アクリル系粘着剤が例示される。
丁番6を戸尻側縦枠3の第1見付面30の挿入孔300に挿入する前に、戸尻側縦枠3の第1見付面30の挿入孔300を塞ぐように、第1見付面30に密閉材8を貼り付ける。この状態において、図6に示すように、密閉材8は、第1見付面30に接着されている第1部分80と、第1部分80に囲まれて挿入孔300に面する第2部分81とからなる。密閉材8の第2部分81には、挿入孔300の長さ方向に沿ってスリット82が形成されている。スリット82の長さ寸法は、挿入孔300の長手寸法(高さ寸法)及び第2羽板61の断面の長手方向の寸法と略同じないし短く、スリット82の上端と挿入孔300の上縁部3002、スリット82の下端と挿入孔300の下縁部3003とは離間しており、スリット82の上下には第2部分81が存在している。
図7、図8に示すように、本実施形態では、第1見付面30に貼り付けられた密閉材8を隠蔽するように化粧カバー9が設けられる。図9に示すように、化粧カバー9は、縦長方形状のプレートであり、第1見付面30に貼り付けられたシート状の密閉材8と略同じか、それよりも大きい面積(高さ寸法、幅寸法)を備え、化粧カバー9を螺子10で第1見付面30に固定した状態で、化粧カバー9によって密閉材8が隠蔽されるようになっている。化粧カバー9には、挿入孔90(挿入孔300と略同じ、ないし僅かに小さくても大きくてもよい)が形成されており、化粧カバー9を第1見付面30に固定した状態において、密閉材8の第2部分81の大部分及びスリット82が挿入孔90から露出している(図7参照)。化粧カバー9の挿入孔90の寸法(高さ寸法、幅寸法)は、丁番6の第2羽板61の寸法(断面の長手寸法、短手寸法)よりも僅かに大きく、第2羽板61を挿入可能となっている。
図7に示す状態において、丁番6の第2羽板61を、スリット82を押し広げるようにして第1見付面30に形成された挿入孔300に差し込んで、戸尻側縦枠3の内部に挿入された丁番6の第2羽板61と支持部材7の見込部70とを当接させて螺子Sで固定するようになっている。丁番6の第2羽板61をスリット82に押し込むようにして挿入孔300に差し入れる時に、スリット82の周縁の第2部分81の表面が第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)に接触しながら、第2羽板61の挿入に巻き込まれるように挿入孔300に押し込まれて折り曲げ部81´を形成する。
シート状の密閉材8の厚さ寸法は、挿入孔300の縁部(左側縁部3000、右側縁部3001、上縁部3002、下縁部3003)と第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)との隙間Cと略同じあるいは大きく、図10に示すように、折り曲げ部81´の第1面は第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)に密着し、折り曲げ部81´の第2面(接着面)は、挿入孔300の縁部(左側縁部3000、右側縁部3001、上縁部3002、下縁部3003)に接着した状態となる。
より具体的には、本実施形態に係る第2羽板61は断面視長方形状であり、第2羽板61の面部は、左側面部610と、右側面部611と、上端面612と、下端面613と、からなり、挿入孔300は断面視方形状であり、挿入孔300の縁部は、左側縁部3000と、右側縁部3001と、上縁部3002、下縁部3003と、からなり、スリット82の周縁の折り曲げ部81´は、第2羽板61の左側面部610と挿入孔300の左側縁部3000に密着する左側部分と、第2羽板61の右側面部611と挿入孔300の右側縁部3001に密着する右側部分と、第2羽板61の上端面612と挿入孔300の上縁部3002に密着する上側部分と、第2羽板61の下端面613と挿入孔300の下縁部3003に密着する下側部分と、からなる。図示の態様では、折り曲げ部81´は隙間C全体を塞ぐと共に、先端側が挿入孔300を越えて戸尻側縦枠3の内部に延びている。
密閉材8の第1部分80と折り曲げ部81´の角部が、第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)と第1見付面30の外面によって戸尻側縦枠3の外側に形成される四周状の隅部Aを塞ぎ、四周状の折り曲げ部81´によって第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)と挿入孔300の縁部(左側縁部3000、右側縁部3001、上縁部3002、下縁部3003)との間に形成された隙間Cを塞ぐことで、隙間Cからの浸水を防止している。
本実施形態に係る丁番6の取付工程は、以下の通りである。
(ア)予めスリット82が形成された密閉材8を用意し、密閉材8が戸尻側縦枠3の第1見付面30に形成された挿入孔300を覆うように貼り付ける。この時、スリット82が挿入孔300に位置するように密閉材8を貼り付ける。第1見付面30に貼り付けられた密閉材8は第1見付面30に接着する第1部分80と、挿入孔300に位置する第2部分81と、からなり、第2部分81にスリット82が形成されている。スリット82の長さは、丁番6の第2羽板61の高さ寸法と略同じあるいは少し短い。スリット82を形成するタイミングは、(ア´)に記載の工程で行ってもよい。
(ア´)戸尻側縦枠3の第1見付面30に形成された挿入孔300を覆うように、シート状の密閉材8を貼り付ける。第1見付面30に貼り付けられた密閉材8は第1見付面30に接着する第1部分80と、挿入孔300に位置する第2部分81と、からなる。
挿入孔300に位置する密閉材8の第2部分81に切り込みを入れてスリット82を形成する。
(イ)戸尻側縦枠3の第1見付面30に貼り付けられた密閉材8を覆うように、第1見付面30に化粧カバー9を螺子10で固定する。(ア´)において、スリット82を形成するタイミングは、化粧カバー9を第1見付面30に固定した後でもよい。
(ウ)丁番6の第2羽板61をスリット82を押し広げるように挿入孔300に差し込み、戸尻側縦枠3の内部に挿入する。
(エ)戸尻側縦枠3の内部に挿入された丁番6の第2羽板61と支持部材7の見込部70とを当接させて螺子Sで固定する。
(オ)丁番6の第2羽板61をスリット82を押し広げて挿入孔300に差し入れる工程において、スリット82の周縁の第2部分81が、挿入孔300内に折り曲げられて折り曲げ部81´が形成され、折り曲げ部81´の第1面が第2羽板61の面部に密着し、折り曲げ部81´の第2面が挿入孔300の縁部に密着して、隙間Cが塞がれる。
本実施形態に係る丁番6の取付方法では、丁番6の取付工程の流れの中で止水構造を形成することができ、現場における作業性が良好である。
図11~図17を参照しつつ、本発明の他の実施形態に係る丁番6の取付構造及び方法(止水構造及び方法)について説明する。本実施形態では、丁番6の取付構造において、第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)と第1見付面30の外面によって戸尻側縦枠3の外側に形成される隅部A(図11(B)参照)を密閉するように密閉材8´が設けてあり、密閉材8´が隅部Aを密閉することで隙間Cを塞ぐようになっている(図11(A))。密閉材8´を圧縮状態で閉じ込めるように第1見付面30の外面にカバー体9´が固定されている。丁番6、戸尻側縦枠3、支持部材7の構成については、上述の実施形態と同様であり、既述の記載を適宜援用することができる。
本実施形態では、密閉材8´は、発泡シール材と称される部材である。密閉材8´は、所定厚みを備えた発泡体からなる基部と、接着層と、を備えている。基部は弾性を備えた樹脂やゴムの発泡体からなり、例えば、EPDMゴム発泡体が例示される。接着層としては、例えば、アクリル系粘着剤やゴム系粘着剤が例示される。
図16に示すように、カバー体9´は、縦長方形状の面部90´と、四周状の周縁部91´と、からなり、面部90´には、丁番6の第2羽板61の断面積(長手寸法、短手寸法)よりも少し大きい挿通孔92´(挿入孔300と略同じ、ないし僅かに小さくても大きくてもよい)が形成されている。丁番6の第2羽板61を挿通孔92´に挿通させた状態で、第2羽板61を第1見付面30に形成された挿入孔300に差し入れ、戸尻側縦枠3の内部に挿入された丁番6の第2羽板61と支持部材7の見込部70とを当接させて螺子Sで固定するようになっている。
密閉材8´は、第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)と第1見付面30の外面によって戸尻側縦枠3の外側に形成される四周状の隅部Aを密閉するように四周状に設けてあり、四周状に設けられた密閉材8´は、第1見付面30の外面に螺子10で固定されたカバー体9´によって圧縮状態で閉じ込められている。発泡体を主材とした密閉材8´は、カバー体9´の内面と第1見付面30の外面とで形成された空間(四周状の隅部Aを含む)内で圧縮状態にあり、密閉材8´が隅部Aを含む空間を密閉することで、隙間Cを塞ぐようになっている。
1つの態様では、密閉材8´は、細幅の長尺状部材として用意され、密閉材8´を四周状の隅部Aに沿って丁番6の第2羽板61に四周状に巻き付ける。密閉材8´の接着層の少なくとも部分は、第1見付面30の外側に位置して、隅部Aを形成する丁番6の第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)に接着しており、密閉材8´の発泡体の部分が、隅部Aを形成する第1見付面30に密着している。本実施形態に係る密閉材8(帯状の発泡シール材)´の厚さは、カバー体9´の面部90´と第1見付面30の外面との間の寸法よりも大きく、密閉材8´は圧縮された状態でカバー体9´の内面と第1見付面30の外面とで形成された空間に閉じ込められている。また、密閉材8´の厚さが、カバー体9´の面部90´と第1見付面30の外面との間の寸法よりも大きいことに加えて、あるいは、代えて、密閉材8の幅寸法を、カバー体9´の四周状の周縁部91´と、側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613との間の寸法よりも大きくすることで、密閉材8´は圧縮された状態でカバー体9´の内面と、第1見付面30の外面と、第2羽板61の面部と、で形成された空間に閉じ込めるようにしてもよい。
本実施形態に係る丁番6の取付工程は、以下の通りである。
(ア)丁番6の第2羽板61をカバー体9´の面部90´の挿通孔92´に挿通させる。
(イ)丁番6の第2羽板61を、カバー体9´の挿通孔92´を挿通した状態で、挿入孔300に差し込み、戸尻側縦枠3の内部に挿入する。
(ウ)戸尻側縦枠3の内部に挿入された丁番6の第2羽板61と支持部材7の見込部70とを当接させて螺子Sで固定する。
(エ)カバー体9´を第1見付面30から離間した状態とし、第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)の周り(隅部A)を覆うように密閉材8´を四周状に貼り付ける。四周状に貼り付けられた密閉材8´の体積は、カバー体9´の内面と第1見付面30の外面とで形成された空間よりも大きい。
(オ)密閉材8´を押しつぶすようにカバー体9´を密閉材8´に被せて、カバー体9´を第1見付面30に螺子10で固定する。
(カ)四周状に設けられた密閉材8´を、第1見付面30の外面に螺子10で固定されたカバー体9´によって圧縮状態で閉じ込めることで、発泡体を主材とした密閉材8´は、カバー体9´の内面と、第1見付面30の外面と、丁番6の第2羽板61と、で形成された空間(四周状の隅部Aを含む)内で圧縮状態にあり、密閉材8´が隅部Aを含む空間を密閉することになり、隙間Cを塞ぐようになっている。
本実施形態に係る丁番6の取付方法では、丁番6の取付工程の流れの中で止水構造を形成することができ、現場における作業性が良好である。
図18~図23を参照しつつ、本発明のさらに他の実施形態に係る丁番6の取付構造及び方法(止水構造及び方法)について説明する。本実施形態では、丁番6の取付構造において、丁番6の第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)と戸尻側縦枠3の第1見付面30の外面によって戸尻側縦枠3の外側に形成される隅部A(図18(B)参照)を密閉するように密閉材18が設けてあり、密閉材18が隅部Aを密閉することで隙間Cを塞ぐようになっている。丁番6、戸尻側縦枠3、支持部材7の構成については、上述の実施形態と同様であり、既述の記載を適宜援用することができる。
密閉材18は、防水気密テープないし気密防水テープと称される長尺状部材から形成され、隅部Aの四周に亘って接着することで、隙間Cを塞ぐようになっている(図22参照)。密閉材18は、弾性を備えた基部と接着層を備えている。本実施形態に係る密閉材18において、基部は弾性を備えた樹脂やゴムからなり、例えば、EVAやポリエチレンが例示される。接着層は、防水気密テープないし気密防水テープに用いられる材料が採用され、例えば、アクリル系粘着剤が例示される。
密閉材18は、第1見付面30に接着されている第1部分180と、前記枠体外側に位置する第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)に接着されている第2部分181とからなる。第1部分180は、戸尻側縦枠3の第1見付面30において、丁番6の第2羽板61が挿入される挿入孔300の四周に亘って配置され、第1見付面30に接着されている。第2部分181は、丁番6の第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)の四周に亘って配置され、面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)に接着されている。隅部Aの四周に亘って接着された密閉材18は、第1部分180と第2部分181から断面視L形状となっており、角部182が隅部A及び隙間Cに近接して位置している。
本実施形態に係るカバー19は、縦長方形状のプレートであり、丁番6の第2羽板61の断面積(長手寸法、短手寸法)よりも少し大きい縦長状の開口190が形成されており、開口部190は、戸尻側縦枠3の第1見付面30の挿入孔300と略同じ(僅かに小さくても大きくてもよい)形状及び寸法を有している。丁番6の第2羽板61を開口190に挿通させた状態で、第2羽板61を第1見付面30に形成された挿入孔300に差し入れ、戸尻側縦枠3の内部に挿入された丁番6の第2羽板61と支持部材7の見込部70とを当接させて螺子Sで固定するようになっている。
丁番6を戸尻側縦枠3に固定した状態において、密閉材18は、第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)と第1見付面30の外面によって戸尻側縦枠3の外側に形成される四周状の隅部Aを密閉するように四周状に設けられる。密閉材18は、隅部Aを密閉した状態において、第1見付面30に接着されている第1部分180と、前記枠体外側に位置する第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)に接着されている第2部分181とからなる。
密閉材18で隙間Cを塞いだ状態において、カバー19を第1見付面30に螺子10で固定する。カバー19を第1見付面30に固定した状態において、密閉材18の第1部分180は、カバー190の裏面191と戸尻側縦枠3の第1見付面30との間に挟まれており、弾性を備えた第1部分180は圧縮状態にある。カバー19を第1見付面30に固定した状態において、密閉材18の第2部分181は、カバー19の開口190内に位置しており、開口190の縁190´に近接ないし当接している。本実施形態では、密閉材18の第2部分181は全体が開口部190内に位置しており、密閉材18が意匠性を損なうことが無いようになっている。なお、密閉材18の第2部分181の一部が開口190からはみ出していたとしても、防水性には影響を与えない。
本実施形態に係る丁番6の取付工程は、以下の通りである。
(ア)丁番6の第2羽板61をカバー19の開口190に挿通させる。
(イ)丁番6の第2羽板61を、カバー19の開口190を挿通した状態で、挿入孔300に差し込み、戸尻側縦枠3の内部に挿入する。
(ウ)戸尻側縦枠3の内部に挿入された丁番6の第2羽板61と支持部材7の見込部70とを当接させて螺子Sで固定する。
(エ)カバー19を第1見付面30から離間した状態とし、細幅の長尺状部材からなる密閉材18を用意して、隅部Aの全周に亘って貼り付ける。この時、密閉材18の幅方向の第1部分180を第1見付面30に接着し、幅方向の第2部分181を第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)の枠体の外側に位置する部分に接着し、第1部分180と第2部分181とから断面視L形状に折れ曲がった角部182を隅部Aに近接させて、隙間Cを塞ぐ。
(オ)隅部Aに四周状に貼り付けた密閉材18を覆うようにカバー19を第1見付面30に螺子10で固定する。密閉材18の第1部分180は、カバー190の裏面191と戸尻側縦枠3の第1見付面30との間に挟まれて隠蔽される。カバー19の裏面191を戸尻側縦枠3の第1見付面30に当接させる際に、カバー19の開口190には、第2羽板61の面部(左側面部610、右側面部611、上端面612、下端面613)に接着された密閉材18の第2部分181が受け入れられる。この時、第2部分181の一部が開口190からはみ出してる場合には、はみ出し部をカットすることで、第2部分181全体が開口190内に位置するようにする。
本実施形態に係る丁番6の取付方法では、密閉材18は、全ての部位が枠体の外側に設けられることから、密閉材18の密着の状態を目視することができ、密着性が不十分となるようなことを可及的に防止でき、また、作業性も良好である。また、密閉材18の交換は、カバー19を取り外すことで、簡単に行うことができ、メンテナンス性にも優れる。
3 戸尻側縦枠(枠体)
30 第1見付面(枠体の外面)
300 挿入孔
3000 左側縁部(縁部、第1側縁部)
3001 右側縁部(縁部、第2側縁部)
3002 上縁部(縁部、上縁部)
3003 下縁部(縁部、下縁部)
6 丁番
61 第2羽板(羽板)
610 左側面部(面部、第1側面部)
611 右側面部(面部、第2側面部)
612 上端面(面部、上端面)
613 下端面(面部、上端面)
7 支持部材
8 密閉材(シート状部材)
81 第2部分(スリットの周縁部)
81´ 折り曲げ部
82 スリット
8´ 密閉材(発泡体)
18 密閉材
180 第1部分
181 第2部分
9 化粧カバー
9´ カバー体
19 カバー
190 開口
190´ 開口の縁
10 螺子
A 隅部
C 隙間
S 螺子

Claims (17)

  1. 丁番の羽板を枠体に形成した挿入孔に挿入させて枠体内部で固定してなる丁番の取付構造において、
    前記羽板の面部と前記枠体の外面によって枠体外側に形成される隅部を密閉するように密閉材が設けてあり、前記密閉材が前記隅部を密閉することで、前記羽板の前記面部と前記挿入孔の縁部との間の隙間を塞ぐようになっている、
    丁番の取付構造。
  2. 前記密閉材は弾性を備えた基部と接着層を備え、前記密閉材は、前記接着層が、前記枠体の前記外面、前記羽板の前記面部の少なくとも一方に接着した状態で前記隅部を密閉している、
    請求項1に記載の丁番の取付構造。
  3. 前記密閉材は、シート状部材であり、前記枠体の前記外面には、前記挿入孔を覆うように、前記シート状部材が貼り付けてあり、
    前記羽板は、前記シート状部材に前記挿入孔に対応して形成されたスリットを貫通しており、前記スリットの周縁部が、前記隙間に位置する折り曲げ部を形成しており、前記折り曲げ部の一方の面が前記羽板の前記面部に密着している、
    請求項1、2いずれか1項に記載の丁番の取付構造。
  4. 前記シート状部材の厚さ寸法は、前記隙間と略同じあるいは大きく、
    前記折り曲げ部の他方の面が前記挿入孔の縁部に密着している、
    請求項3に記載の丁番の取付構造。
  5. 前記羽板は断面視長方形状であり、前記羽板の前記面部は、第1側面部と、第2側面部と、上端面、下端面と、からなり、
    前記挿入孔は断面視方形状であり、前記挿入孔の前記縁部は、第1側縁部と、第2側縁部と、上縁部、下縁部と、からなり、
    前記折り曲げ部は、前記羽板の第1側面部と前記挿入孔の第1側縁部に密着する第1側部分と、前記羽板の第2側面部と前記挿入孔の第2側縁部に密着する第2側部分と、前記羽板の上端面と前記挿入孔の上縁部に密着する上側部分と、前記羽板の下端面と前記挿入孔の下縁部に密着する下側部分と、からなる、
    請求項4に記載の丁番の取付構造。
  6. 前記シート状部材の裏面は接着層となっており、前記折り曲げ部の他方の面が前記挿入孔の前記縁部に接着している、請求項3~5いずれか1項に記載の丁番の取付構造。
  7. 前記枠体の前記外面には、前記シート状部材を覆うように化粧カバーが設けてある、
    請求項3~6いずれか1項に記載の丁番の取付構造。
  8. 前記密閉材の前記基部は所定の厚さを備えた発泡体であり、前記羽板を挿通する挿通孔が形成されたカバー体が、前記密閉材を圧縮状態で閉じ込めるように前記面部の前記枠体に固定されている、
    請求項2に記載の丁番の取付構造。
  9. 前記密閉材の前記接着層の少なくとも部分は、前記枠体の外側に位置して、前記隅部を形成する前記羽板の前記面部に接着しており、前記発泡体の部分が、前記隅部を形成する前記枠体の前記外面に密着している、
    請求項8に記載の丁番の取付構造。
  10. 前記密閉材は、前記枠体の前記外面に接着した第1部分と、前記枠体外側に位置する前記羽根の前記面部に接着した第2部分と、からなる、
    請求項2に記載の丁番の取付構造。
  11. 前記枠体の前記外面には、前記羽根を挿通させた開口を備えたカバーが取り付けられており、
    前記密閉材の前記第1部分は、前記カバーの裏面と前記枠体の前記外面との間に挟まれており、
    前記密閉材の前記第2部分は、前記カバーの前記開口の縁に近接ないし当接している、
    請求項10に記載の丁番の取付構造。
  12. 枠体に形成した挿入孔を覆うようにシート状部材を枠体の外面に貼り付ける工程であって、前記シート状部材には、前記挿入孔に対応するようにスリットが形成されている、工程と、
    前記スリットから丁番の羽板を前記挿入孔に差し入れる工程と、
    前記羽板を枠体内部において固定する工程と、
    からなり、
    前記羽板を差し入れる工程において、前記スリットの周縁部が、挿入孔内に折り曲げられて、前記羽板の面部と前記挿入孔の縁部との間の隙間に位置する折り曲げ部を形成する、
    丁番の取付方法。
  13. 前記スリットの長さ寸法は、前記羽板の断面の長手方向の寸法と略同じあるいは短い、
    請求項12に記載の丁番の取付方法。
  14. 前記丁番の羽板を差し入れる工程において、前記羽板は、当該羽板を挿通する挿通孔が形成された化粧カバーを挿通した状態にあり、
    前記シート状部材を覆うように、前記化粧カバーを前記枠体の外面に固定する工程を備えている、
    請求項12、13いずれか1項に記載の丁番の取付方法。
  15. 丁番の羽板を挿通する挿通孔が形成されたカバー体に前記羽板を挿入させた状態で、前記羽板を枠体に形成した挿入孔に差し込んで、前記羽板を枠体内部において固定する工程と、
    前記カバー体と前記枠体の外面との間に位置させて、前記羽板の面部と前記枠体の前記外面によって枠体外側に形成される隅部を密閉するように発泡体を設ける工程と、
    前記発泡体を圧縮状態で閉じ込めるように前記枠体の前記外面に前記カバー体を固定する工程と、
    からなる、丁番の取付方法。
  16. 前記発泡体は、接着層を備え、前記発泡体を設ける工程において、前記発泡体の前記接着層の少なくとも部分は、前記枠体の外側に位置して、前記隅部を形成する前記羽板の前記面部に接着しており、
    前記カバー体を固定する工程において、前記発泡体の発泡体の部分が、前記隅部を形成する前記枠体の外面に密着している、
    請求項15に記載の丁番の取付方法。
  17. 丁番の羽板を挿通する開口が形成されたカバー体に前記羽板を挿入させた状態で、前記羽板を枠体に形成した挿入孔に差し込んで、前記羽板を枠体内部において固定する工程と、
    前記羽板の面部と前記枠体の外面によって枠体外側に形成される隅部に対して四周に亘って密閉材を貼り付ける工程であって、前記密閉材の第1部分を前記枠体の前記外面に接着し、前記密閉材の第2部分を前記枠体外側に位置する前記羽根の前記面部に接着することで前記隅部を密閉する工程と、
    前記カバーの前記開口に前記密閉材の前記第2部分を受け入れるようにして、前記開口の縁を前記第2部分に近接ないし当接させ、前記カバーの裏面を前記密閉材の前記第1部分に押し当てた状態で、前記カバーを前記枠体の前記外面に固定する工程と、
    からなる、丁番の取付方法。
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