JP2022145561A - 時計ムーブメント用作動機構、特に当該作動機構を備えるクロノグラフ機構 - Google Patents

時計ムーブメント用作動機構、特に当該作動機構を備えるクロノグラフ機構 Download PDF

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Abstract

【課題】時計ムーブメント用の「オール・オア・ナッシング」式作動機構に関する。【解決手段】作動機構は、時計機能を作動させるため、時計ムーブメントのフレーム部上において非作動位置と作動位置との間で移動できるように取り付けられるように意図される作動レバーと、作動レバーを非作動位置から作動位置へ移動させることができるように、ユーザーによって加えられる圧力に応じて初期位置と作動位置との間で移動するように意図される制御レバー22と、制御レバー22がユーザーによって解放されたことに応じて、制御レバー22を初期位置へ戻すように配置された弾性復帰部材36と、作動レバー22が非作動位置にロックされる第1非作動状態と、作動レバー22が前記制御レバーの作用下で前記作動位置へ移動できるように解放される第2状態との間で枢動可能な制御部材30と、を備える。【選択図】図2-5

Description

本発明は、時計ムーブメント用の「オール・オア・ナッシング」式作動機構に関する。当該作動機構は、
時計機能を作動させるため、当該時計ムーブメントのフレーム部上において非作動位置と作動位置との間で移動できるように取り付けられるように意図される作動レバーと、
前記作動レバーを前記非作動位置から前記作動位置へ移動させることができるように、ユーザーによって加えられる圧力に応じて初期位置と被作動位置との間で移動するように意図される制御レバーと、
前記制御レバーが前記ユーザーによって解放されたことに応じて、前記制御レバーを前記初期位置へ戻すように配置された弾性復帰部材と、
前記作動レバーが前記非作動位置にロックされる第1非作動状態と、前記作動レバーが前記制御レバーの作用下で前記作動位置へ移動できるように解放される第2状態との間で揺動可能な制御部材と、を備える。
当該作動機構では、前記制御レバーは、前記ユーザーによって加えられた圧力に応じ、前記制御部材に作用し、前記制御部材を前記第1状態から前記第2状態へ移動させるように配置される。
好適実施形態によれば、本発明は、当該作動機構を含むフライバック機能付きクロノグラフ機構に関する。
また本発明は、当該機構を備える時計ムーブメント、及び、当該時計ムーブメントを備える時計に関する。
この種の時計機構は、特にクロノグラフ機構に関連して、先行技術において既に知られている。
例えば非特許文献1は、上記の特徴を有するゼロリセット装置を備えるクロノグラフ機構を図示及び説明している。より具体的には、このクロノグラフ機構は、コラムホイールを枢動させるためにユーザによって押されることを意図した第1制御レバーを備える。コラムホイールのコラムは、複数のレバーの位置を制御する。より具体的には、連結レバーは、時間測定が行われていない非連結位置と、クロノグラフカウンタが回転する連結位置とを交互に占めるようにコラムホイールによって制御される。またコラムホイールはゼロリセットハンマーの位置をも制御する。時間の計測が開始されると、コラムホイールは、ゼロリセットハンマーに固定されたピンが枢動制御部材に設けられた切り欠きに係合するまで、ゼロリセットハンマーを上昇させる。前記機構は、前記ユーザーによって加えられた圧力に応じてゼロリセットハンマーを解放するように意図された第2のゼロリセット制御レバーを含む。この第2制御レバーが押されると、この第2制御レバーは制御部材に作用して、その制御部材をその移動の終点まで枢動させる。その移動の終点では、制御部材のノッチが、ある位置に達する。その位置では、制御部材のノッチはゼロリセットハンマーのピンを突然解放し、その結果前記ゼロリセットハンマーは特定のバネの作用の影響でゼロリセットカムに落下し得る。このような機構では、コラムホイールはクロノグラフ機構のスタート、ストップ、及びリセットの各状態に対応する3つの連続した角度方位を占め得ることに留意して欲しい。スタート状態では、ゼロリセットのハンマーを持ち上げたコラムはその位置に留まるので、時間測定が行われている間はゼロリセットを作動させることができない。コラムホイールをストップ状態へ枢動させるため、第1制御レバーは押される必要がある。ストップ状態では、このコラムはゼロリセットハンマーから離れ、その後、もしハンマーがピンと制御部材との協働によって上昇位置に保持されていなければ、ゼロリセットハンマーはゼロリセットカムに落下し得る。したがってこのような構造は、フライバック機能-すなわち時間測定中でのゼロリセットハンマーの作動-を実施するのに適していない。さらに第2制御レバーがユーザーによって解放されると、制御部材を非作動位置に戻すばねは、一般に、ゼロリセットハンマーを上昇位置に固定するのに十分な強さであることにも留意されたい。したがって、ゼロリセットを実装するためにユーザーが第2制御レバーに加えクロノグラフカウンタ比較的高く、実際に不快である。
さらに非特許文献1は、フライバック機能を有するクロノグラフ機構構造が記載されている。この例では、ゼロリセット制御レバーが、レバーを介して、ゼロリセットハンマーを枢動させるように作用する。この機構は単純であるという利点があるが、「オール・オア・ナッシング」式解決法を実現できず、ユーザーがゼロリセット制御レバーを操作してもフィードバックを伝えられない。
https://www.horlogerie-suisse.com/technique/les-complications/chronographe-a-2-poussoirs
本発明の主な目的は、時計ムーブメントの機構を作動させることを意図した「オール・オア・ナッシング」式作動機構-特にクロノグラフ機構に関連してフライバック機能の実装、及び、(具体的にはユーザーがそのユーザーの時計に係る時計用ムーブメントの機構を作動させたときにそのユーザーにフィードバックを提供することによって)良好な使い心地の提供に適したもの-を提案することである。
上記目的のため、本発明は、より詳細には、上記に示したような「オール・オア・ナッシング」式作動機構に関する。当該作動機構は、
前記制御レバーが、前記ユーザーによって加えられた圧力に応じて、前記作動レバーに作用し、前記作動レバーを該作動レバーの作動位置に向かって動かそうとするように配置された弾性変形可能部と、前記制御レバーが解放されることに応じて、前記作動レバーに作用し、前記作動レバーを該作動レバーの非作動位置に向かって動かすように配置された剛性部とを有し、かつ、
前記作動機構が、前記制御レバーが解放されたことに応じて、前記制御部材を前記第1状態に戻すように配置されたジャンパーを含む、
ことを特徴とする。
これらの特徴の結果として、本発明による機構の構造は、設計の大きな自由度-特に含まれる様々な構成要素の相互のレイアウトの選択という点で-を提供する。さらに、前記制御レバーに圧力を加えて作動させる場合、前記ユーザーは、前記制御レバーのばね、前記作動レバーに作用するように意図された前記制御レバーの変形可能部のばね、及び前記制御部材のジャンパーのバネの3つのバネの作用を同時に克服する力を印加しなければならない。これらの3つのバネの弾性特性はかなりの自由度で調整可能で、特にそれぞれのバネにかかる力が前記制御レバーの移動量全体にわたって実質的に線形になるように選択することができる。したがって前記ユーザーは、前記制御レバーを作動させるときに、増大する滑らかな抵抗を感じる。このことは、使用の快適さの観点から特に有利であり、本発明による機構に高品質の印象を付与するものである。当然ながら、ある場合には、制御される時計機能の性質に応じて、1つ以上の追加のばねが含まれてもよい。
好適には、前記制御レバーの剛性部分には、前記制御部材と協働することを意図した格納可能な爪が設けられてよい。
さらに前記制御部材は、
前記制御レバーと協働して前記第1状態から前記第2状態に切り替え、前記ジャンパーと協働して前記第2状態から前記第1状態に切り替えるように意図されたN個の歯を担持するディスクと、
前記作動レバーと協働するように意図されたN個のコラム、
を有利となるように含んでよい。
したがって、前記機構の他の構成要素の形状及び寸法を考慮して非常に柔軟な方法でフレーム部材に取り付けることができるという事実とは別に、前記コラムホイールは非常に信頼性の高い動作精度を提供する。
好適実施形態によると、本発明は、時計ムーブメント用のフライバック機能を有するクロノグラフ機構に関する。当該クロノグラフ機構は、
少なくとも1つのクロノグラフカウンタと、
当該時計ムーブメントの駆動輪と前記クロノグラフカウンタとの間での運動学的リンクが機能する第1の連結位置と、前記運動学的リンクが破壊される第2の非連結位置とを有することが可能な伝達部材と、
前記クロノグラフカウンタをロックするように前記クロノグラフカウンタに作用する第1位置と、クロノグラフカウンタを自由に回転させる第2位置との間を移動可能なブレーキと、
時間測定に対応する第1状態と、前記クロノグラフ機構の停止に対応する第2状態とを交互に占めるようにユーザーによって作動可能で、前記伝達部材及び前記ブレーキと協働してそれぞれの位置を規定するように配置されている、制御ユニットと、
ゼロリセット装置と、
前記クロノグラフカウンタとの関係で、前記ゼロリセット装置のゼロリセットハンマーの機能を実行し、非作動位置で前記クロノグラフカウンタから離れ、作動位置で前記クロノグラフカウンタを所定の構成に設置するために協働する、上述の作動レバー、を備える。
前記制御部材は、前記ユーザーによって前記制御レバーに加えられた圧力に応じて、前記伝達部材及び前記ブレーキに作用して、前記伝達部材及び前記ブレーキを前記第2位置に移動させることが可能である。
従って、本発明による作動機構の利点は、クロノグラフ機構に関連してフライバック機能の実装に適用されることで、良好な人間工学と高いレベルのユーザーの快適さを提供する。
好適にはこの場合、
前記クロノグラフ機構は、前記制御部材の前記第1状態及び前記第2状態にそれぞれ関連する第1方位及び第2方位を占めるように前記制御部材と協働するように配置されたレバーを含んでよく、かつ、
前記レバーはまた、該レバーを第1方位から第2方位に切り替えることによって、
前記伝達部材を該伝達部材の第1位置から第2位置に切り替え可能であり、かつ、
前記ブレーキを該ブレーキの第1位置から第2位置に切り替え可能であるように配置され得る。
この場合、前記クロノグラフ機構は有利となるように、前記伝達部材を担持し、前記ユーザによって前記制御レバーに加えられる圧力に応じて前記伝達部材を該伝達部材の第2位置に切り替えるために応力を受けることができる弾性変形可能部分を有する連結レバーを含んでよい。
一般に、以下のものが有利となり得る。
前記クロノグラフ機構に、前記クロノグラフカウンタと同軸の分カウンタと、該分カウンタから離れた非作動位置と、前記分カウンタを所定の設定にするために前記分カウンタと協働するゼロリセット位置との間で移動可能な追加のゼロリセットハンマーを設ける。
前記追加のゼロリセットハンマーが、前記作動レバーに固定され、かつ前記作動レバーと同一の回転軸を有する。
本発明は概して、上記の特徴を有する作動機構及び/又はクロノグラフ機構を含む時計ムーブメント(前記クロノグラフ機構は当該時計ムーブメントに直接組み込まれるか、又は本発明による時計ムーブメントを規定するために追加モジュールの形態で既存の時計キャリバーと組み合わされる)、及び、当該時計ムーブメントを含む時計に関する。
本発明の他の特徴及び利点は、非限定的な例としてのみ提供される添付図面を参照してなされる、好適実施形態の以下の詳細な説明を読めば、より明確に理解されるであろう。
本発明の好適実施形態による作動機構を備えるクロノグラフ機構の部分正面図を示している。 a-fは、6つの連続する動作状態における図1に示された作動機構の同一の詳細な正面図を示している。 a-hは、4つの連続する動作状態における本発明の代替実施形態による作動機構の前面と反対面の対を示している。
以下の詳細な説明の目的は、例示的かつ非限定的な例として提供される、本発明の好適実施形態による「オール・オア・ナッシング」式作動機構からなるフライバック機能付きクロノグラフ機構を説明することである。より具体的には、図示され説明された実施形態によれば、クロノグラフ機構は、時計ムーブメントに組み込まれることを意図してもよく、あるいは、追加モジュールの形態で既存の時計キャリバーと組み合わされてもよい。
当業者は、一連の請求項に定義された本発明の文脈から逸脱することなく、他のタイプの時計機構に関連して本発明による作動機構を実施することができることに留意されたい。したがって、例えば、本発明による作動機構を打刻機構と関連付けることが可能であり得る。この場合、作動機構は、打撃機構を駆動するばねに負荷を与え、ばねが十分に負荷されたときにのみ打撃機構を作動させるために使用されることになる。
図1は、本発明の好適実施形態による、フライバック機能を有するクロノグラフ機構1の部分正面図を示している。
一般にクロノグラフ機構1は、本発明による作動機構の動作に特に影響を与えることなく、例えばシャトル型又はコラムホイール型のような、異なる公知の構造を有していてもよい。したがって、クロノグラフ機構1については、その詳細な説明を十分に行わない。
この場合のクロノグラフ機構1は、例示的かつ非限定的な例として、同軸に配置された2つのカウンタ、すなわち分カウンタ2及び秒カウンタ4を有する。カウンタ2、4の各々は、シャフト6、8(分シャフト6は、秒シャフト8のための通路を規定するために中空である)と、対応するシャフトに固定されたディスク10、12及びゼロリセットカム14、16を含むホイールにより構成されている。各ディスク10、12には、対応するカウンタを駆動するために歯が設けられている。各シャフト6、8は、分と秒をそれぞれ表示するための、表示部材を担持するようになっている。
従来、クロノグラフ機構1は、少なくとも1つのカップリング102を介して、時間の測定又は測定を停止するために、カウンタ2、4の駆動を開始及び停止するための第1のSTART/STOP制御レバー100を備える。
クロノグラフ機構1はまた、典型的には2つの位置、すなわちカウンタ4から距離を置いて位置する第1の作用しないSTART位置と、カウンタ4をロックして測定時間を読み取ることを可能にするためにディスク12に作用する第2のSTOP位置との間で枢動できるようにフレーム部上に配置された1つのブレーキ104を有する。典型的には、ジャンパー108は、分カウンタをロックすることができる。したがって、クロノグラフ機構1は、ブレーキ104に作用し、クロノグラフ機構の現在の状態(START/STOP)に応じてその位置を制御するように配置された従来の装置、この場合、連結102とも協働するコラムホイール110を含む。
さらに、本発明によるクロノグラフ機構1は、第2のゼロリセット制御レバー22も備える。第2の制御レバー22は、その第1端部にて作動面23に固定され、作動面は、図1に示す図において、回転軸24に従って反時計回り方向に枢動するように、対応する時計のゼロリセット押しボタンにユーザーによって加えられる圧力を受けることを意図している。
第2の制御レバー22の他端において、第2の制御レバー22は、制御部材30の凹凸部28と協働することを意図した格納可能な爪26を担持する。この場合、例示的かつ非限定的な例として、凹凸部28が歯を構成するのと同数のコラム32(この場合N=6)を含む追加のコラムホイールの形態である。
追加のコラムホイールは、クロノグラフ機構1、又は対応する時計ムーブメントのフレーム部(図示せず)上で枢動し、以下に説明するように、カウンタ2及び4をゼロにリセットすることに関与する様々な部材の状態の制御を可能にする。
第2制御レバー22は、中央の剛性主要部34を含む。中央の剛性主要部34から2つの弾性部分36、38が両側に広がる。弾性部分のうちの一である36は、固定鋲40と関連して、制御レバー22をその非作動位置に向かって戻すための弾性復帰ばねを規定し、弾性部分のうちの他である38は、以下に開示するように、図に示す図において時計方向の回転で第2制御レバー22を旋回させるため、ゼロリセットハンマー44に固定したピン42に作用可能なものである。
ゼロリセットハンマー44は、この例では、正面図では見えないが、互いに固定されて、ゼロリセットハンマー44の一が他の上に置かれ、それらの各々はゼロリセットカム14、16の1つと関連していることに留意されたい。
第2制御レバーレバー22の移動量は、その爪26が追加コラムホイールを反時計方向に1フルピッチより少し小さく回転させるために作用するように設定されている。図1に示すように、爪26の作用終了後に、追加コラムホイールの凹凸部28と協働して現在のピッチを完了し、追加コラムホイールをその安定した非作動位置に維持するために、フレーム部上にジャンパー46が配置されている。
図1はまた、本発明による機構が有利となるように、回転軸20に従って枢動するレバー18を備える。レバー18は、追加コラム-ホイールのコラム32と協働するように配置され、コラム32が、機構のSTART又はSTOP状態に応じてクロノグラフブレーキ104を自由に動かせるままにする非アクティブ位置と、必要に応じてクロノグラフブレーキ104に作用してカウンタ4から遠ざけるゼロリセット位置の間でレバー18の角度方向を制御することを可能にするビーク48を担持する。ビーク48と追加コラムホイールが協働は、クロノグラフ機構1がSTARTモード(ブレーキが既にカウンタから離れている状態)であってもSTOPモード(ブレーキがカウンタと接触している状態)であっても、ゼロリセット操作中にブレーキ104をカウンタ4から確実に離すことを容易にする。
レバー18に作用する弾性復帰部材112は、図に示す図において反時計回りの回転方向に枢動させるように、すなわち追加のコラムホイールに向かって移動するように付勢するように設けられている。弾性復帰部材112は、ここでは、分カウンタ2がゼロにリセットされるときに役割を果たすように設けられた追加レバー106と一体に作られている。実際、レバー18及び106の適切な回転は、特に、ゼロリセット操作の間、分カウンタ2と係合する作動ビークの持ち上げにつながり、この作動ビークは、それ以外の場合、時間測定操作の間の第2カウンタ4の動きの関数として分カウンタ2を駆動する役割を果たす。
更にレバー18の作動モードは、ゼロリセット操作の間、クロノグラフカウンタ4を時計ムーブメントの駆動輪に接続する運動学的リンクに作用させるのに用いられ得る。実際、一般に、連結は、連結位置と非連結位置の2つの位置の間を移動することができる連結レバーによって担われる伝達部材を含み、クロノグラフ機構のSTART又はSTOP動作モードに応じて、そのような運動学的リンクを確立又は切断することができる。しかし、特に秒カウンタ4をゼロにリセットすることができるようにするためには、STARTモードにおいて、この運動学的リンクを解除することが必要である。したがって、レバー18は、クロノグラフブレーキ104がクロノグラフカウンタ4から離れたときに、クロノグラフカウンタ4をゼロにリセットするために、伝達部材をクロノグラフカウンタ4から遠ざけるように配置することもできる。この目的のために、伝達部材114は、特に、弾性変形可能な接続部材118を介して連結レバー116に新規な方法で接続可能で、この接続部材は、したがって、レバー18の作用の影響下で変形されることになる。この構造のおかげで、伝達部材114は、クロノグラフ機構がそのSTART機能モードにあるときでさえ、接続部材118の変形によって、第2のカウンタ4のディスク12から離れるように移動させることができる。したがって、ゼロリセット操作の間、連結レバー116の向きを変更する必要はない。
ゼロリセットハンマー44は、追加コラムホイールのコラム32と協働し、図1に示すような中立又は非作動位置と(図2eに示すような)作動位置との間でゼロリセットハンマー44の角度方位を制御するように配置されたビーク50に固定されていることも図1において分かる。
ゼロリセット機構の動作について、次に、その異なる連続するステップを示す図2A~図2fに関連して詳細に説明する。
図2aは、クロノグラフ機構1がその機能モード、START又はSTOPのいずれかにあるときの、本発明による作動機構の構成を示す。
この状況では、ゼロリセット制御レバー22は追加のコラムホイールと接触しておらず、追加のコラムホイールの角度方位はジャンパー46によって固定されたままである。
一般に、レバー18は、クロノグラフカウンタの連結解除又は分離を可能にするように配置される。レバー18は、弾性復帰部材112の作用の効果で予め応力を受ける追加レバー106と常に協働する。レバー18が作動すると、追加レバー106と協働して、分カウンタ2を分離し、ジャンパー108の作用のみを受けている限り、分カウンタ2のゼロリセットを可能にする。
クロノグラフ機構がそのスタート機能モードにある場合、コラムホイール110はブレーキ104を秒カウンタ4から遠ざけるように動くので、レバー18は、ブレーキ104が作動したときにブレーキ104と協働しない。ただし、この場合、レバー18は伝達部材114に作用して、伝達部材114を秒カウンタ4から離間させる。クロノグラフ機構がそのSTOP機能モードにある場合、コラムホイール110は、カップリング102に作用することで伝達部材114を秒カウンタ4から遠ざけるように動かす。この場合、レバー18が作動すると、伝達部材114とは協働しないが、ブレーキ104と協働して秒カウンタ4から遠ざかるように動かす。
図2aに戻ると、レバー18のビーク48は、追加のコラムホイールの2つのコラム32の間の凹部に位置している。
ゼロリセットハンマー44のビーク50は、制御レバー22によって追加コラム-ホイールのコラム32によって規定される外周の外側に保たれる。それによりゼロリセットハンマーはゼロリセットカム14、16から距離を置いた状態に保たれる。
ユーザーが(図示されていない押しボタンを介して)ゼロリセット制御レバー22に圧力を加え始めると、ゼロリセット制御レバー22は、図2bに示すように、図に示す図において反時計回りの回転方向に枢動を開始する。
制御レバー22が枢動すると、爪26が追加コラムホイールの凹凸部28に接触する。同時に、制御レバー22の弾性部分36及び38が張力の発生、及び力学的エネルギーの蓄積を開始する。弾性部分36は固定鋲40に支えられ、弾性部分38はゼロリセットハンマー44に固定されたピン42に支えられ、制御レバー22はビーク50が追加のコラムホイールのコラム32に支えられる結果としてその非作動位置に固定されて保持される。
制御レバー22がある量の移動を完了した後、図2cに示すように、追加のコラム-ホイールも回転を開始する。
この時点で、ゼロリセットハンマー44のビーク50がまだ支えているコラム32は、ゼロリセットハンマー44をその非作動位置にロックしたまま単に移動し、別のコラム32はレバー18のビーク48に向かって移動している。
制御レバー22がさらに枢動すると、図2dに示すように、レバー18は、そのビーク48に向かって移動したコラム32の作用下で持ち上げられる。
ゼロリセットハンマー44のビーク50は、依然として同じコラム32を支えているが、このコラムと次のコラムとの間の凹部に面して配置されようとしている。一方、制御レバー22の弾性部分36及び38は、変形されることによって最大量の力学的エネルギーを実質的に蓄積しており、制御レバー22は実質的にその移動の終点にある。
制御レバー22のわずかな追加的な枢動により、図2eに示すように、ゼロリセットハンマー44のビーク50は、それらをロックしていたコラム32がビーク50から完全に遠ざかるように動いたので、解放される。同時に、爪26は、追加のコラムホイールの凹凸部28から解放された。
次に、最大まで負荷がかけられた弾性部分38は、その力学的エネルギーを解放することができ、ゼロリセットハンマー44を図2eに示す図において時計回りの回転方向に、ゼロリセットカム14、16に突き当たるまで枢動し、その結果、従来の方法で、計時時間の秒と分を表示する表示部材が0に配置されることと関連する所定の角度方位に回動することができる。
同時に、レバー18に作用するコラム32は、ビーク48に作用し続ける間、ビーク48とは反対側に移動している。
この構成において、追加のコラムホイールは不安定な方位にあり、そのジャンパー46は張力下にあり、凹凸部28の単一の歯を支えていることがわかる。同時に、ゼロリセットハンマー44の位置決めにより、図2eに示す図において反時計回りの回転方向には、追加コラム-ホイールの追加回転は不可能であり、そのビーク50は次のコラム32のためのアバットメントを画定している。
ユーザーが制御レバー22に圧力を加え続ける限り、作動機構は図2eに示す状態を維持し、時間計測は、表示部材が0に位置する計測時間を表示する状態で中断される。
ユーザーが制御レバーレバー22を離すと、その弾性部分36のスタッド40への作用の効果で、図2fに示すように、その非作動位置に戻される。
時計回りの回転方向に回転することにより、制御レバー22は、その剛性中央部分34でゼロリセットハンマー44のピン42に接触し、同時に弾性部分38がその張力を解放することができる。弾性部分36は、図2fに示す図において時計回りの回転方向に回転させることを意図した制御レバーレバー22に対するその作用が、ゼロリセットハンマー44をその非作動位置に戻すために持ち上げるような弾性特性を有する。
図2fに示す構成で時計回り方向にさらに回転すると、制御レバー22は、そのビーク50が位置していた2つのコラム32間の凹部から解放される程度にゼロリセットハンマー44に作用するので、追加のコラムホイールを解放する。前記追加のコラムホイールは、爪26の作用の効果の下で開始したピッチを完了し、図2aに示すように、そのジャンパー46の駆動作用の効果の下に新しい安定位置を取ることができる
さらに回転することによって、追加のコラムホイールはまた、レバー18のビーク48を解放し、ビーク48は2つのコラム32の間の凹部に落ち込む。したがって、クロノグラフ機構は、コラムホイール110の方位によって規定されるその構成に切り替わり、クロノグラフ機構がそのSTOP機能モードにある場合には、ブレーキ104が秒カウンタ4のディスク12に対して後退することを意味し、クロノグラフ機構がそのSTART機能モードである場合には、伝達部材114がディスク12に対して後退することを意味する。
さらに、図2fに示す構成から図2aに示す構成に切り替えるために、制御レバー22の爪26が後退する。
このように、ユーザーが制御レバーレバー22を離すと、本発明による作動機構は、図2fに示す構成から図2aに示す構成に切り戻り、ゼロリセット操作がフライバックゼロリセット操作だった場合、言い換えれば、クロノグラフ機構がそのSTART機能モードにあった場合、時間測定は0から再スタートとなる。そうでなければ、クロノグラフ機構がそのSTOP機能モードにあった場合、全てのクロノグラフカウンタはそのゼロ位置のままである。
ゼロリセットハンマー44がゼロリセットカム14、16に対して倒れる前にユーザーが制御レバーレバー22を離すと、制御レバーレバー22の2つの弾性部分36、38の張力が解放され、追加コラムホイールが時計回り回転方向に回転して、そのジャンパー46の作用の下にその安定した非作動位置に戻ることができることに留意すべきである。
図3a~図3hは、本発明の代替実施形態による作動機構の第1側面及び反対側面のそれぞれの、4つの連続する作動段階での正面図の対を示す。
より具体的には、この作動機構は、図2a~図2fに関連して開示されたものと同様であり、その構成要素は、上記の説明を参照してわずかな程度にのみ変更されたものである。したがって、図3a~図3hでは、その理解を容易にするために、上述した構成要素を識別するために、同じ数値参照が使用されている。
図3a及び図3bは、クロノグラフ機構1がその機能モードであるSTART又はSTOPのいずれかにあるときの作動機構の構成を示す。
この状況では、ゼロリセット制御レバー22は、追加のコラムホイールと接触しておらず、その角度方位は、そのジャンパー46によって固定された状態に保たれている。
レバー18のビーク48は、追加コラム-ホイールの2つのコラム32の間の凹部に位置する。
ゼロリセットハンマー44のビーク50は、制御レバー22によって追加コラム-ホイールのコラム32によって規定される外周の外側に保たれるので、ゼロリセットハンマーはゼロリセットカム14、16から距離を置いた状態に保たれる。
ユーザーがゼロリセット制御レバー22に圧力を加え始めると、制御レバー22は、図3c及び3dに示すように、図3aに示す図において反時計回りの回転方向に枢動し始める。
制御レバー22が枢動すると、爪26が追加のコラムホイールの凹凸部28に接触する。同時に、制御レバー22の弾性部分36及び38は張力の発生及び力学的エネルギーの蓄積を開始する。弾性部分36は固定鋲40を支え、弾性部分38はゼロリセットハンマー44に固定されたピン42を支え、制御レバー22は、ビーク50が追加のコラムホイールのコラム32を支える結果としてその非作動位置に固定された状態に維持される。
枢動することによって、制御レバー22は、追加のコラム-ホイールを制御レバー22上で回転させる。これは具体的には、図3aに示される非作動構成からゼロリセットハンマー44のビーク50が載っているコラム32によって行われる動きを示す図3cに見ることができる。
同時に、追加のコラムホイールの新しいコラム32は、レバー18のビーク48の後ろで位置決めされる。
図3dに示される図において、追加のコラムホイールの凹凸部28の歯が、ジャンパー46を該ジャンパー46の最大負荷位置まで押し戻したことがより詳細に見ることができ、図示される構成は、転倒点に先立つ瞬間を表しており、それを超えると、ジャンパー46は、追加のコラムホイールに向かって再び動くことができ、初期段階中に蓄えられた力学的エネルギーを放出することが可能になる。
従って、図3c及び図3dに示される構成から、追加のコラム-ホイールの任意の追加回転は、図3e及び3fに示されるように、ジャンパー46がその凹凸部28に駆動力を加えることを可能にすることが理解される。
実際これらの図には、制御レバー22がわずかに回転し続けることで、転倒点を通過し、その後、ジャンパー46の駆動作用によって追加コラムホイールが制御レバー22の爪26に届かない程度に駆動された構成が示されている。
図3eに示す図において、ジャンパー46によって凹凸部28に加えられる力によって、レバー18のビーク48を持ち上げることが可能になる一方で、ゼロリセットハンマー44は、そのビーク50がコラム32上に載ることによって依然として上昇位置又は中立位置に保持されていることが分かる。
図3fに示された図において、この構成において、ジャンパー46は、図3g及び図3hに示された向きに達するまで追加のコラムホイールを回転させ続けるために、依然として凹凸部28に作用していることが分かる。
追加コラムホイールの最後の回転運動は、そのジャンパー46の駆動作用の影響下で、クロノグラフ機構のSTART又はSTOP機能モードに応じてブレーキ104又は伝達部材114のいずれかを持ち上げることによって、レバー18を、すべてのクロノグラフカウンタを分離するように位置設定することを可能にし、制御レバー22の弾性部分38が放出されることによって蓄積したエネルギーの影響で、ゼロリセットハンマー44のビーク50を2つのコラム32間に落とすことを可能にした。
この構成では、ジャンパー46はまだ蓄積されたエネルギーを全て解放していないが、ビーク50がその一方のコラム32の経路上に位置しているので、追加のコラム-ホイールはそれ以上回転することができない。
制御レバー22が解放されると、その弾性部分36によって蓄積されたエネルギーが解放される影響下で、図3gに示す図において時計回り方向に、その不活性位置に向かって枢動し、既に第1実施形態との関係で述べたように、ゼロリセットハンマー44をその上昇位置に向かって持っていくために作用することが可能である。その際、ビーク50はその下げられた位置から取り外され、追加のコラム-ホイールを解放し、その後、図3hに示すように、そのジャンパー46の残留駆動作用の効果の下でその最初の状態に戻ることができる。
その後作動機構は、図3a及び3bに示すように、その初期構成に戻る。
したがって、図2a~図2fに関連して説明した実施形態の動作とは異なり、今やレバー18を上昇させることを可能にする駆動力は、もはや制御レバー22を介してユーザによって直接与えられるものではなく、(制御レバー22を介してユーザによって以前に負荷された)ジャンパー46に由来するものである。このことは、第1実施形態の場合、ユーザが4つのばね-すなわち制御レバー22の2つの弾性部分36、38、ジャンパー46及びレバー18の弾性復帰部材112-に同時に作用するのに対し、図3a~3hに示す第2実施形態の文脈においては、ユーザは3つのばねにしか作用させず、ジャンパー46に与えられるエネルギーの一部は、レバー18の弾性復帰部材112の作用を消すために後の時点で間接的に使用されていることを意味している。
さらに図3a~図3hに示される第2実施形態の文脈において、ビーク50のエッジがわずかに丸みを帯びていることにも注目されたい。実際、有利には、レバー18の対応する丸みを帯びたエッジとビーク48の傾斜は、ユーザーがゼロリセット押しボタンを解放したときに、レバー18に、そして結果としてブレーキ104又は伝達部材114に追従して、図2aから図2fの第1実施形態の場合のように、「引く」、もはや瞬間的ではない質を与えるように設計されている。したがって、フライバックゼロリセット後にクロノグラフを再起動する際に、クロノグラフの秒針がジャンプする危険性を低減することができ、あるいは実際に排除することができる。
今開示した特徴の結果として、柔軟な構造を有し、正確で信頼性の高い動作を提供する「オール・オア・ナッシング」式作動機構が得られる。既に上に示したように、この機構を作動させるときにユーザーが感じる感覚は、関係する異なるばね(2つの弾性部分36、38とジャンパー46、特に弾性復帰部材112)が、制御レバー22の移動全体にわたって実質的に線形抵抗を呈するように製造できるため、快適である。さらに、ユーザは、ゼロリセットハンマー44が解放される瞬間を非常に明確に感じ、優れたフィードバックも確保することができる。
上記に示したように、図示及び説明した本発明の好適実施形態による「オール・オア・ナッシング」式作動機構は、クロノグラフ機構のコラムホイール及びゼロリセットハンマーに作用する制御レバーを備えるが、他の実施形態は、一連の請求項によって定義される本発明の文脈から逸脱することなく考慮され得て、当業者は、制御レバーを、コラムホイールとは異なる性質の制御部材及び1つ以上のゼロリセットハンマー以外の作動レバーに作用するように設計することが可能である。非限定的な例として、本発明による作動機構は、時計ムーブメントのストライキング機構に統合されてもよく、その後、制御レバーは、ストライキング機構ばねに負荷をかけ、制御レバーがその移動の終わりまで移動することを可能にするユーザーによって加えられる圧力に応じてストライキング機構を作動するよう配置されている。
一般に、本発明の実施態様は、図示及び説明したような機構の異なる構成要素の正確な幾何学的形状に限定されるものではない。実際、当業者は、構成要素が説明され示されているものとは異なる形状及びレイアウトを有することができる本発明の特徴を有する作動機構の実施に本発明の教示を適合させることに特別な困難に遭遇しないであろう。したがって、例えば、単一のクロノグラフカウンタ又は2つの非軸のクロノグラフカウンタを設けることができ、弾性部分36、38は、制御レバー22とは別のばねに置き換えることができる。また、従来のクロノグラフ機構のように、ハンマーの落下によって伝達部材114及びブレーキ104を駆動するように設けることもできるが、この場合、ゼロリセットカムが作動する前に機構の連結を解除することを可能にするために、ハンマーの角度移動量を大きくする必要がある。

Claims (10)

  1. 時計ムーブメント用の「オール・オア・ナッシング」式作動機構であって、を備え、
    時計機能を作動させるため、当該時計ムーブメントのフレーム部上において非作動位置と作動位置との間で移動できるように取り付けられるように意図される作動レバーと、
    前記作動レバーを前記非作動位置から前記作動位置へ移動させることができるように、ユーザーによって加えられる圧力に応じて初期位置と被作動位置との間で移動するように意図される制御レバーと、
    前記制御レバーが前記ユーザーによって解放されたことに応じて、前記制御レバーを前記初期位置へ戻すように配置された弾性復帰部材と、
    前記作動レバーが前記非作動位置にロックされる非作動の第1状態と、前記作動レバーが前記制御レバーの作用下で前記作動位置へ移動できるように解放される第2状態との間で枢動可能な制御部材と、を備え、
    前記制御レバーは、前記ユーザーによって加えられた圧力に応じて、前記制御部材に作用し、前記制御部材を前記第1状態から前記第2状態へ移動させるように配置され、
    前記制御レバーが、前記ユーザーによって加えられた圧力に応じて、前記作動レバーに作用し、前記作動レバーを該作動レバーの作動位置に向かって動かそうとするように配置された弾性変形可能部分と、前記制御レバーが解放されることに応じて、前記作動レバーに作用し、前記作動レバーを該作動レバーの非作動位置に向かって動かすように配置された剛性部分とを有し、かつ、
    前記作動機構が、前記制御レバーが解放されたことに応じて、前記制御部材を前記第1状態に戻すように配置されたジャンパーを含む、
    ことを特徴とする、作動機構。
  2. 請求項1に記載の作動機構であって、前記制御レバーの前記剛性部は、前記制御部材と協働することを意図した格納可能な爪を担持することを特徴とする、作動機構。
  3. 請求項1又は2に記載の作動機構であって、前記制御部材は、
    前記制御レバーと協働して前記第1状態から前記第2状態に切り替え、前記ジャンパーと協働して前記第2状態から前記第1状態に切り替えるように意図されたN個の歯を担持するディスクと、
    前記作動レバーと協働するように意図されたN個のコラム、
    を備えるコラムホイールである、
    ことを特徴とする、作動機構。
  4. 時計ムーブメント用のフライバック機能を有するクロノグラフ機構であって、
    少なくとも1つのクロノグラフカウンタと、
    当該時計ムーブメントの駆動輪と前記クロノグラフカウンタとの間での運動学的リンクが機能する第1の連結位置と、前記運動学的リンクが破壊される第2の非連結位置とを有することが可能な伝達部材と、
    前記クロノグラフカウンタをロックするように前記クロノグラフカウンタに作用する第1位置と、クロノグラフカウンタを自由に回転させる第2位置との間を移動可能なブレーキと、
    時間測定に対応する第1状態と、前記クロノグラフ機構の停止に対応する第2状態とを交互に占めるようにユーザーによって作動可能で、前記伝達部材及び前記ブレーキと協働してそれぞれの位置を規定するように配置されている、制御ユニットと、
    ゼロリセット装置と、
    前記クロノグラフカウンタとの関係で、前記ゼロリセット装置のゼロリセットハンマーの機能を実行し、前記非作動位置で前記クロノグラフカウンタから離れ、前記作動位置で前記クロノグラフカウンタを所定の構成に設置するために協働する、請求項1~3のいずれか一項に記載の作動レバー、を備え、
    前記制御部材は、前記ユーザーによって前記制御レバーに加えられた圧力に応じて、前記伝達部材及び前記ブレーキに作用して、前記伝達部材及び前記ブレーキを前記第2位置に移動させることが可能である、
    ことを特徴とする、クロノグラフ機構。
  5. 請求項4に記載のクロノグラフ機構であって、
    前記クロノグラフ機構は、前記制御部材の前記第1状態及び前記第2状態にそれぞれ関連する第1方位及び第2方位を占めるように前記制御部材と協働するように配置されたレバーを含み、かつ、
    前記レバーはまた、該レバーを第1方位から第2方位に切り替えることによって、
    前記伝達部材を該伝達部材の第1位置から第2位置に切り替え可能であり、かつ、
    前記ブレーキを該ブレーキの第1位置から第2位置に切り替え可能であるように配置される、
    クロノグラフ機構。
  6. 請求項4又は5に記載のクロノグラフ機構であって、
    前記伝達部材を担持し、前記ユーザによって前記制御レバーに加えられる圧力に応じて前記伝達部材を該伝達部材の第2位置に切り替えるために応力を受けることができる弾性変形可能部を有する連結レバーを含むことを特徴とする、クロノグラフ機構。
  7. 請求項4~6のいずれか一項に記載のクロノグラフ機構であって、
    前記クロノグラフカウンタと同軸の分カウンタと、該分カウンタから離れた非作動位置と、前記分カウンタを所定の設定にするために前記分カウンタと協働するゼロリセット位置との間で移動可能な追加のゼロリセットハンマーを備え、
    前記追加のゼロリセットハンマーが、前記作動レバーに固定され、かつ前記作動レバーと同一の回転軸を有する、
    ことを特徴とする、クロノグラフ機構。
  8. 請求項1~3のいずれか一項に記載の作動機構を備える時計ムーブメント。
  9. 請求項4~7のいずれか一項に記載のクロノグラフ機構を備える時計ムーブメント。
  10. 請求項8又は9に記載の時計ムーブメントを備える時計。
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