JP2022144815A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】入力又は再設定したい情報だけを編集することが可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置と、情報管理装置とが、通信ネットワークを介して互いに接続されている情報処理システムにおいて、情報処理装置の受付部は、ファイル名編集画面2201にて、詳細設定ボタン2213に対する操作に基づく詳細設定指示を受け付ける。その後、生成部27は、詳細設定指示を受け付けた後に表示される各設定項目に対して入力又は設定されたファイル名構成情報を生成する。表示制御部は、各設定項目に対して入力又は設定されたファイル名構成情報を、ファイル名表示部2211に表示された操作対象の各設定項目に対応させて表示する。【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来より、スキャンした結果得られたデータをファイルとして管理し、そのファイルに対して特定のファイル名を付与したり、ファイル名を編集する技術が既に知られている。
また、デフォルトとして設定されたファイル名[Aaron Smith Contract 20140303120000]を[クリア]キー1403によって削除し、その後、[ファイル名候補]エリア1404から[ChangeOfAddress]、[Contract]、[Aaron Smith]を連続して押すことによりファイル名を設定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、ファイル名を入力したい場合、又は入力したファイル名を一部再設定したい場合に、ファイル名を全て入力するかファイル名を全てクリアしてから入力し直すなど、利便性に欠けるという課題があった。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ファイル名を設定するための複数の設定項目入力部の各々に対する操作を受け付ける受付手段と、前記複数の設定項目入力部の各々に対する操作に伴い関連付けられた各々のファイル名構成情報に基づいて、一のファイル名を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された前記一のファイル名を表示手段に表示する表示制御手段と、を有する、ことを特徴とする情報処理装置を提供する。
以上説明したように本発明によれば、ファイル名を入力したい場合、又は入力したファイル名を一部再設定したい場合でも、入力又は再設定をしたい情報だけを編集することが可能になるという効果を奏する。
情報処理システムの一例を示す全体構成図である。 情報処理装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 情報管理装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。 ログイン情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 属性情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 ログイン情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 全体処理の一例を示すシーケンス図である。 ファイル名生成処理及びスキャン処理の一例を示すフローチャートである。 ファイル名生成における詳細設定処理の一例を示すフローチャートである。 ファイル名再設定処理の一例を示すフローチャートである。 スキャンアプリを起動した後のアプリ一覧表示画面の一例を示す図である。 (a)はファイル名編集画面の一例を示す図、(b)はファイル名ボタンが操作された場合のキー入力部の一例を示す図である。 キー入力部で編集された後のファイル名表示画面の一例を示す図である。 (a)はファイル名編集画面の一例を示す図、(b)は詳細設定ボタンが操作された場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。 (a)はファイル名編集画面の一例を示す図、(b)は詳細設定ボタンが操作された場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(c)は一つ目の設定項目ボタンを操作中のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。 (a)は一つ目の設定項目ボタンを操作後のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(b)は二つ目の設定項目ボタンを操作中のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(c)は二つ目の設定項目ボタンを操作後のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。 (a)は二つ目の設定項目ボタンを操作後のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(b)は三つ目の設定項目ボタンを操作中のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(c)は三つ目の設定項目ボタンを操作後のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。 ファイル名詳細設定画面にて設定項目ボタンを操作後にファイル名が設定された状態の表示画面の一例を示す図である。 設定項目ボタンにおいてログインIDを選択した場合に表示画面に表示されるメッセージの一例を示す図である。 (a)、(b)はファイル名構成情報の間にアンダースコアを挿入する場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。 (a)、(b)はファイル名構成情報の間にアンダースコアを挿入する場合のファイル名詳細設定画面の他の一例を示す図である。 (a)はファイル名構成情報の間にアンダースコアが挿入された状態の表示画面の一例を示す図、(b)はファイル名構成情報の間にアンダースコアが挿入されない状態の表示画面の一例を示す図である。 (a)はファイル名を再設定する場合のファイル名編集画面の一例を示す図、(b)は詳細設定ボタンが操作された場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。 (a)はファイル名を再設定する場合のファイル名編集画面の一例を示す図、(b)はファイル名ボタンが操作された場合の確認画面の一例を示す図である。 (a)は手動入力時のファイル名編集画面の一例を示す図、(b)は手動入力によってファイル名が再設定された後の表示画面の一例を示す図である。 (a)は詳細設定ボタンが操作された場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(b)は手動入力時のファイル名編集画面の一例を示す図、(c)は手動入力によって再編集された後の表示画面の一例を示す図である。 (a)は設定項目に空欄がある場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(b)は設定項目に空欄がある場合に再編集された後の表示画面の一例を示す図である。
以下、図面を用いて、発明を実施するための形態について説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する部分があれば、その説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1乃至図17を用いて、第1の実施形態について説明する。
〔情報処理システムの全体構成〕
図1は、情報処理システムの一例を示す全体構成図である。図1に示されているように、情報処理システム1は、情報処理装置2及び情報管理装置3を含む各装置を有している。情報処理装置2及び情報管理装置3それぞれ通信ネットワーク100を介して互いに接続されている。ここで、通信ネットワーク100は、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。なお、通信ネットワーク100には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)又はLTE(Long Term Evolution)等の無線通信によるネットワークが含まれてもよい。
<情報処理装置>
情報処理装置2は、画像形成装置を一例とする複合機(MFP:Multifunction Peripheral/Printer/Product)であり、例えば、原稿を読み取り、読み取った原稿からスキャンデータを生成する。また、情報処理装置2は、単体のスキャン機能を有するスキャナであってよい。更には、情報処理装置2は、ファクシミリ機能を備えたファクシミリ装置、ドキュメントボックス機能を備えた装置、スキャン後に転送する機能を備えた装置など、データ又はファイルを受信した際にファイル名、件名及び宛先等を生成する機能を有する装置であってもよい。また、情報処理装置2は一般的に使用されるPC(Personal Computer)であってもよく、データ又はファイルを生成した際にファイル名を生成する機能を有する装置であってもよい。このように、ファイル名は、原稿の読取り、ファクシミリ送受信、原稿の読取り後のストレージへの保存、原稿の読取り後のメール送信、及びファイルの生成を含む処理に応じて設定、生成される名称である。
<情報管理装置>
情報管理装置3は、一般的なOSが搭載されサーバ機能を備えた情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。情報管理装置3は、情報処理装置2と通信が可能であり、例えば、情報処理装置2で設定された各種設定情報を共有する。なお、情報管理装置3は、一般的に使用されるPC(Personal Computer)であってもよい。つまり、情報管理装置3は、表示手段(ディスプレイ)を有し、ブラウザソフトウエア等のソフトウエアを動作させることが可能な通信端末が用いられてもよい。これにより、利用者は、情報管理装置3のディスプレイを操作して、本実施形態に係るファイル名の設定を行うこともできる。
●用語について●
本実施形態において「設定項目入力部」とは、情報処理装置2の操作パネル(表示手段)上に複数表示される、ファイル名を設定するための設定項目を表す操作ボタン、操作アイコン等で構成された入力部をいう。すなわち、設定項目入力部は、ファイル名を構成する所定の情報、数値等を設定するための操作キーの機能を有する。利用者は、これら複数の設定項目入力部に対してそれぞれ押下、タップ等の操作をすることで、複数の設定項目入力部の各々に与えられた所定の情報、数値等の入力又は設定を行うことができる。
〔ハードウエア構成〕
<情報処理装置のハードウエア構成>
図2は、情報処理装置のハードウエア構成の一例を示す図である。情報処理装置2は、例えば、MFPであり、図2に示されているようにコントローラ210、近距離通信回路220、エンジン制御部230、操作パネル240、ネットワークI/F250を含むハードウエア資源を備えている。
これらのうち、コントローラ210は、コンピュータの主要部であるCPU201、システムメモリ(MEM-P)202、ノースブリッジ(NB)203、サウスブリッジ(SB)204、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)205、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)206、HDDコントローラ207及び記憶部であるHD208を有し、NB203とASIC205との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス221で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU201は、情報処理装置2の全体制御を行う制御部である。NB203は、CPU201と、MEM-P202、SB204及びAGPバス221とを接続するためのブリッジであり、MEM-P202に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P202は、コントローラ210の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM202a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM202bを含む。なお、RAM202bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録して提供されるようにしてもよい。
SB204は、NB203とPCIデバイス及び周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC205は、画像処理用のハードウエア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス221、PCIバス222、HD208及びMEM-C206をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC205は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC205において所定の優先順位に従って各信号の駆動タイミングの調停を行うアービタ(Arbiter)、MEM-C206を制御するメモリコントローラ、ハードウエアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部231及びプリンタ部232との間でPCIバス222を介したデータ転送を行うPCIユニットを含む。なお、ASIC205には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェイスや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェイスが接続されるようにしてもよい。
MEM-C206は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD208は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD208は、CPU201の制御にしたがってHD208に対するデータの読出し又は書込みを制御する。AGPバス221は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインターフェイスであり、MEM-P202に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路220には、近距離通信回路用アンテナ220aが備わっている。近距離通信回路220は、NFC、Bluetooth(登録商標。以下省略)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部230は、スキャナ部231、プリンタ部232及びFAX部233によって構成されている。また、操作パネル240は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部240a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に係る条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等を含む操作パネル240bを備えている。コントローラ210は、情報処理装置2全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル240からの入力等を制御する。スキャナ部231又はプリンタ部232には、誤差拡散やガンマ(γ)変換などの画像処理部分が含まれている。また、FAX部233には、ファクシミリ通信機能を備えた通信装置との間をつなぐアナログ回線(公衆回線)を利用してファクシミリ通信を行なうためのアナログI/F、モデム(MODEM)、スピーカ等が含まれる。
なお、情報処理装置2は、操作パネル240のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F250は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェイスである。近距離通信回路220及びネットワークI/F250は、PCIバス222を介して、ASIC205に電気的に接続されている。なお、情報処理装置2はMFPに限らず、上述したように電子ホワイトボード(IWB)、プロジェクタ、テレビ(Web)会議システム(UCS)等が与えられ、それぞれ固有のハードウエア構成を備えてよい。
なお、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録、又はネットワークを介してダウンロードを行い流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray Disc、SDカード、USBメモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。例えば、情報処理装置2は、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係る情報処理方法を実現する。
<情報管理装置のハードウエア構成>
図3は、情報管理装置のハードウエア構成の一例を示す図である。図3に示されているようにコンピュータの一例としての情報管理装置3は、CPU301、ROM302、RAM303、HD304、HDDコントローラ305、ディスプレイ306、外部機器接続I/F308、ネットワークI/F209、キーボード211、ポインティングデバイス312、DVD-RW(Digital Versatile Disk-Rewritable)ドライブ314、メディアI/F316、マイク318、スピーカ319、音入出力I/F317及びバスライン310を含むハードウエア資源を備えている。
これらのうち、CPU301は、進捗管理装置2全体の動作を制御する。ROM302は、CPU301の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。HD304は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ305は、CPU301の制御にしたがってHD304に対する各種データの読出し又は書込み(記憶)を制御する。ディスプレイ306は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、テンキー、実行キー又は画像等の各種情報を表示する。ディスプレイ306は、表示手段の一例である。外部機器接続I/F308は、各種の外部機器を接続するためのインターフェイスである。この場合の外部機器は、例えば、USBメモリ又はUSB機器である。ネットワークI/F309は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェイスである。バスライン310は、CPU301等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス又はデータバスである。
ネットワークI/F309は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェイスである。キーボード311は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス312は、各種指示の選択もしくは実行、処理対象の選択、又はカーソルの移動等を行う入力手段の一種である。なお、入力手段は、キーボード311及びポインティングデバイス312のみならず、タッチパネル又は音声入力装置等であってもよい。DVD-RWドライブ314は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW313に対する各種データの読み出し又は書込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R又はBlu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等であってもよい。メディアI/F316は、フラッシュメモリ等の記録メディア315に対するデータの読出し又は書込み(記憶)を制御する。マイク318は、音声や周囲の音(音信号)を入力する音声入力手段の一種である。スピーカ319は、入力された音信号を変換して得られた出力用音信号を出力する音声出力手段の一種である。音入出力I/F317は、CPU301の制御に従ってマイク318及びスピーカ319との間で音信号の入出力を処理する回路である。
〔情報処理システムの機能構成〕
次に、図4及び図5を用いて、第1の実施形態の機能構成について説明する。図4は、情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。
<情報処理装置の機能構成>
図4に示されているように、情報処理装置2は、送受信部21、受付部22、計測部23、表示制御部24、判断部25、認証部26、生成部27及び記憶読出部29を有する。これら各機能部は、図2に示された各ハードウエア資源のいずれかが、ROM202a及びHD208のうち少なくとも一方からRAM202bに展開された情報処理装置2用のプログラムに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、情報処理装置2は、図2に示されているROM202a及びHD208のうち少なくとも一方により構築される記憶部2000を有している。また、記憶部2000には、情報処理装置2が実行する情報処理プログラム、並びに、スキャン機能、プリント機能及びファクシミリ通信機能を実行する各機能アプリが記憶されている。なお、スキャン処理を含むアプリには、例えば、スキャン(原稿読取動作ともいう)を実行した後にスキャンデータを情報処理装置2内に記憶するアプリがある。さらに、スキャン処理を含むアプリには、情報処理装置2と通信ネットワーク100を介して接続された情報管理装置3にスキャンデータを記憶させるアプリがある。さらに、スキャン処理を含むアプリには、例えば、スキャンデータを所望のメールアドレスにメール送信するアプリ、及び所望のFAX番号の宛先にFAX送信するアプリがある。
●ログイン情報管理テーブル●
図5Aは、ログイン情報管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部2000には、図5Aに示されているようなログイン情報管理テーブルによって構成されたログイン情報管理DB2001が構築されている。このログイン情報管理テーブルでは、利用者識別情報(ログインID)に対応したバスワードが関連付けられて記憶、管理されている。これらのうち、利用者識別情報は、情報処理装置2を利用する利用者を識別するための情報で、通常はログインIDが用いられ、例えば、UID001、UID002等の文字、数字を組み合わせた情報で与えられる。パスワードは、利用者識別情報を用いて所定のログイン処理を行う場合の情報で、一定の文字数で構成されるコード情報である。このログイン情報管理DB2001は、後述する情報管理装置3にもログイン情報管理DB3001として構築されており、仮に、情報管理装置3にログイン情報管理DB3001が構築されない場合は、ログイン情報管理DB2001を用いてログイン処理が行われる。
●属性情報管理テーブル●
図5Bは、属性情報管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部2000には、図5Bに示されているような属性情報管理テーブルによって構成された属性情報管理DB2002が構築されている。この属性情報管理テーブルでは、利用者識別情報をタブとして、それぞれのタブで分けられた操作順序識別情報ごとに、「なし」、「手動入力」、「ホスト」、「ログインID」、「日時」、「日時(秒)」及び「日時(ミリ秒)」の各属性情報が関連付けられて記憶、管理されている。これらのうち、操作順序識別情報は、後述するファイル名詳細設定画面に表示される複数の設定項目に対する操作順序を示す情報であり、例えば、MID001、MID002等で与えられる。但し、このようなテーブルの構成に限定されず、属性情報管理テーブルは、複数の利用者の間で共用されていてもよい。その場合には、利用者識別情報をタブとして分けなくてもよい。
属性情報管理DB2002を構成する属性情報管理テーブルの生成については、例えば、以下の方法が考えられる。まず、生成部27は、スキャンデータに付与するスキャンファイル名を構成する属性情報の一例として、「手動入力」、「ホスト」、「ログインID」、「日時」、「日時(秒)」、「日時(ミリ秒)」を生成する。これらの属性情報は、ファイル名の説明性を表す情報の例である。つまり、これらの属性情報は、いつ、誰が、どのようなファイルを生成したかを表す情報である。このようにして生成された属性情報を、記憶読出部29が記憶部2000の所定領域に構築された属性情報管理DB2002に展開してデータテーブルを構成する。その後、表示制御部24は、属性情報管理テーブルで管理されている複数の属性情報を、複数の設定項目への操作タイミングに対応させて、操作パネル240のパネル表示部240aにダイアログ画面としてポップアップ表示させる。なお、上述した生成方法に限らず、利用者が予め情報処理装置2に対して各属性情報を設定しておくといった方法でもよい。さらに、設定時のUIについても情報処理装置2本体から直接入力してもよいし、他の装置、端末等から遠隔で入力してもよい。
さらに、属性情報管理DB2002の使用については、例えば、以下のような方法が考えられる。生成部27及び記憶読出部29は、複数の設定項目入力部の各々に表示される属性情報に対して入力又は設定された操作順序及び操作内容を、属性情報管理テーブルで管理されるそれぞれの項目に記憶、管理する。これにより、属性情報管理テーブルの各属性情報が更新され、管理される。つまり、「日時」の属性情報の項目には、MID001に対応する「日時」の項目にだけ“20205221500”が表示されているが、これは、利用者による設定項目入力部の一つ目(1回目)で入力又は設定された項目であるためで、利用者による設定項目入力部の二つ目(2回目)で入力又は設定された項目であれば、MID002に対応する「日時」の項目に“20205221500”が表示されることになる。なお、属性情報管理DB2002の生成方法、使用については上述した内容に限らず、利用者による設定日時(スキャン日時)、設定内容に応じて異なるデータテーブルの構造、仕様を採用してもよい。さらに、上述したようなデータテーブル構造を用いない管理方法であってもよい。
上述した生成方法により生成された各属性情報のうちの「なし」は、設定項目における入力又は設定対象がない場合の項目である。
「手動入力」は、ファイル名を生成する際に利用者によるキーボード操作等で任意に与えられる情報である。本実施形態では、「手動入力」の情報として、例えば、「D棟の複合機」等の情報が与えられる。
「ホスト」は、情報処理装置2のホスト名などを表す情報処理装置2に関連する情報であり、例えば、「理光」等で与えられる。但し、「ホスト」で管理される項目は、上述した例に限らず、英数字、特殊文字、記号、メールアドレス及びIPアドレス等で与えられてもよい。なお、ホストの情報は、属性情報管理DB2002(図5B参照)で管理されていなくてもよい。その場合、属性情報管理DB2002では、ホストの設定を参照するよう指示する情報、ホストの設定が記憶されているメモリ領域を示す情報等が、ホストの情報に代えて記憶されていてもよい。
「ログインID」は、スキャンを実行した利用者の利用者識別情報(ログインID)を表す。但し、属性情報管理テーブルを作成した利用者と、実際にスキャンを実行するなどしてファイルに対してファイル名を付与する利用者とは異なる場合がある。このため、ログインIDは、ログイン中の利用者の利用者識別情報を参照することを指示するための情報であってもよい。
「日時」、「日時(秒)」及び「日時(ミリ秒)」は、情報処理装置2における現在日時情報、若しくは、過去に入力又は設定された日時情報が管理される。ファイル名を生成する際に、利用者が「日時」を選択した場合、スキャンが実行された日時がファイル名として設定される。ここで、スキャンが実行された日時には、例えば、利用者がスキャンの実行を指示した日時、スキャンデータが生成された日時、スキャンデータを所定の宛先へ送信又は記憶した日時が含まれる。なお、ファイル名表示部2211又はファイル名表示部2311の「サンプル:」の部分には、ファイル名詳細設定を行っている時点の日時の情報を表示することができるが、実際のスキャンデータに設定されるファイル名は、上述したスキャンが実行された日時に基づいてファイル名が設定される。つまり、スキャン設定時のサンプル情報と、実際にファイルに付与されるファイル名は異なる場合がある。例えば、「日時」においては、例えば、“20205221500”等の情報で与えられる。さらに、「日時(秒)」、「日時(ミリ秒)」であれば、上述した情報に秒、ミリ秒の情報がそれぞれ付加される。つまり、日時(ミリ秒)が選択された場合は、スキャンが実行された年月日と時間、分に加えて、ミリ単位の秒の情報をファイル名に設定することができる。但し、生成されたファイル名が冗長になるため、年、月、日のいずれか、又は全てが省略されてもよい。但し、属性情報管理テーブルを作成した日時と、実際にスキャン等により得られたファイルに対してファイル名を生成した日時とが異なる場合がある。このため、「日時」は、スキャンが実行された時点又はファイル名が生成される時点において、日時情報を参照するように指示するための情報であってもよい。
<<情報処理装置の各機能構成>>
次に、情報処理装置2の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されている情報処理装置2の送受信部21は、主に、図2に示されているネットワークI/F250に対するCPU201の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して、情報管理装置3との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。本実施形態において、送受信部21は、送信手段及び受信手段のうち少なくとも一方の手段の一例として機能する。
受付部22は、主に、図2に示されている操作パネル240の操作パネル240bが受け付けた各種操作により生成された信号をCPU201が処理することによって実現され、利用者が操作した各種ボタン等に対する操作を受け付ける。本実施形態において、受付部22は、受付手段の一例として機能する。
計測部23は、主に、図2に示されているCPU201の処理によって実現され、CPU201のクロックにより生成される時計機能又は外部から取得した時刻情報に基づく時計機能により、現在日時を取得する。本実施形態において、計測部23は、計測手段の一例として機能する。
表示制御部24は、主に、図2に示されている操作パネル240のパネル表示部240aに対するCPU201の処理によって実現され、情報処理装置2によって管理、又は情報処理装置2に対して入力される各種情報を操作パネル240に表示させる。本実施形態において、表示制御部24は、表示制御手段の一例として機能する。また、操作パネル240のパネル表示部240aは、表示手段の一例として機能する。
判断部25は、主に、図2に示されているCPU201の処理によって実現され、情報処理装置2における各種判断を行う。本実施形態において、判断部25は、判断手段の一例として機能する。
認証部26は、主に、図2に示されているCPU201の処理によって実現され、情報処理装置2を利用する利用者に対する認証処理等を行う。本実施形態において、認証部26は、認証手段の一例として機能する。
生成部27は、主に、図2に示されているCPU201の処理によって実現され、情報処理装置2における各種画面データ、スキャンデータ等を生成する。本実施形態において、生成部27は、生成手段の一例として機能する。
実行部28は、主に、図2に示されているCPU201の処理によって実現され、記憶部2000に記憶されているスキャンアプリを起動しエンジン制御部230のスキャナ部231を制御して、スキャン機能を実現する。さらに、実行部28は、記憶部2000に記憶されているプリンタアプリを起動しエンジン制御部230のプリンタ部232を制御して、プリント機能を実現する。さらに、実行部28は、記憶部2000に記憶されているFAXアプリを起動しエンジン制御部230のFAX部233を制御して、ファクシミリ通信機能を実現する。
記憶読出部29は、主に、図2に示されているROM202a及びHD208のうち少なくとも一つに対するCPU201の処理によって実現され、記憶部2000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部2000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。本実施形態において、記憶読出部29は、記憶読出手段の一例として機能する。
<情報管理装置の機能構成>
図4に示されているように、情報管理装置3は、送受信部31、受付部32、表示制御部34、認証部36及び記憶読出部39を有する。これら各機能部は、図3に示された各ハードウエア資源のいずれかが、ROM302及びHD304のうち少なくとも一つからRAM303に展開された情報管理装置3用のプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、情報管理装置3は、図3に示されているROM302又はHD304により構築される記憶部3000を有している。
●ログイン情報管理テーブル●
図5Cは、ログイン情報管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部3000には、図5Cに示されているようなログイン情報管理テーブルによって構成されたログイン情報管理DB3001が構築されている。このログイン情報管理テーブルでは、利用者識別情報(ログインID)に対応したバスワードが関連付けられて記憶、管理されている。これらのうち、利用者識別情報は、情報処理装置2を利用する利用者を識別するための情報で、通常はログインIDが用いられ、例えば、UID001、UID002等の文字、数字を組み合わせた情報で与えられる。パスワードは、利用者識別情報を用いて所定のログイン処理を行う場合の情報で、一定の文字数で構成されるコード情報である。
<<情報管理装置の各機能構成>>
次に、情報管理装置3の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されている情報管理装置3の送受信部31は、主に、図3に示されている外部機器接続I/F308及びネットワークI/F309に対するCPU301の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して情報処理装置2との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。本実施形態において、送受信部31は、送信手段及び受信手段のうち少なくとも一方の手段の一例として機能する。
受付部32は、主に、図3に示されているキーボード311及びポインティングデバイス312が受け付けた各種操作により生成された信号をCPU301が処理することによって実現され、利用者が操作したファイル名の入力、設定、及び変更操作時の各種ボタン操作等を受け付ける。本実施形態において、受付部32は、受付手段の一例として機能する。
表示制御部34は、主に、図3に示されているディスプレイ306に対するCPU301の処理によって実現され、情報管理装置3で行われる各処理における画面表示制御を行う。本実施形態において、表示制御部34は、表示制御手段の一例として機能する。
認証部36は、主に、図3に示されているCPU301の処理によって実現され、情報処理装置2が送信した利用者識別情報に対して対応するパスワードを照合することにより、利用者の認証処理を行う。本実施形態において、認証部36は、認証手段の一例として機能する。
記憶読出部39は、主に、図3に示されているROM302及びHD304のうち少なくとも一つに対するCPU301の処理によって実現され、記憶部3000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部3000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。本実施形態において、記憶読出部39は、記憶読出手段の一例として機能する。
〔実施形態の処理又は動作〕
次に、図6乃至図17を用いて、第1の実施形態に係る情報処理システムにおける各処理又は動作を説明する。第1の実施形態では、利用者が情報処理装置2を用いてスキャンを行うことにより生成されたファイルに対してファイル名を設定し、ファイル名が設定されたファイルを外部に送信(転送)、及び記憶するまでの処理について説明する。図6は、全体処理の一例を示すシーケンス図である。
<ログイン及びスキャンアプリ起動処理>
まず、利用者は、情報処理装置2の操作パネル240を利用して、ログイン操作を行う。これにより、情報処理装置2の受付部22は、利用者の操作によるログイン操作を受け付ける(ステップS11)。
続いて、送受信部21は、利用者が操作入力したログイン要求を情報管理装置3に対して送信する(ステップS12)。これにより、情報管理装置3の送受信部31は、情報処理装置2が送信したログイン要求を受信する。このとき、ログイン要求には、利用者のログインID及びパスワードが含まれる。
ログイン要求を受信した情報管理装置3の認証部は、受信したログインID及びパスワードを検索キーとしてログイン情報管理DB3001(図5C参照)を検索することにより、対応するログインID及びパスワードの一致を確認して利用者の認証を行う(ステップS13)。
ログイン処理を実行して利用者の認証処理を完了後、送受信部31は、情報処理装置2に対して、ログイン認証の結果を応答(送信)する(ステップS14)。これにより、情報処理装置2の送受信部21は、情報管理装置3が送信したログイン認証の結果(ログイン成功)を受信する。このとき、情報処理装置2の操作パネル240のパネル表示部240aには、ログイン処理が成功したメッセージが表示されてもよい。
ログイン処理の成功を受けて、情報処理装置2の利用者は、情報処理装置2においてスキャンアプリを起動する操作を行う。これにより、実行部28は、記憶部2000にて管理されているスキャンアプリを起動してスキャンプログラムを実行する(ステップS15)。
実行部28によりスキャンアプリが起動された後、表示制御部24は、パネル表示部240aに後述するスキャン設定画面を表示する(ステップS16)。
続いて、情報処理装置2の各機能部は、利用者によって入力又は設定された各種情報に基づいて、ファイル名の生成及びスキャン処理を実行する(ステップS17)。ステップS17の詳細については、図7Aのフローチャートにて詳細に説明する。
本実施形態に係る情報処理システムでは、例えば、上述したステップS12及びS14の処理が実行される場合、情報処理装置2と情報管理装置3との間に他の装置等が存在してもよい。つまり、情報処理装置2と情報管理装置3との間で送受信される各情報(データ)は、一度他の装置を介して送受信されるような構成であってもよい。上述した構成及び処理方法は、情報処理装置2と情報管理装置3との間の他の処理ステップにおいても適用可能である。
◆画面表示例◆
図9は、スキャンアプリを起動した後のアプリスキャン設定画面の一例を示す図である。図9に示されているように、利用者によってスキャンアプリが起動されると、表示制御部24は、パネル表示部240aにスキャンアプリに係るスキャン設定画面2101を表示する。スキャン設定画面2101には、例えば、スキャン設定領域2111、情報処理装置2が外部装置などにファイル送信した送信結果を表示するための送信結果ボタン2151、各種設定等のリセットを行うためのリセットボタン2152及びファイル送信等を開始するためのスタートボタン2153が表示される。これにより、利用者は、例えば、スキャン設定領域2111中のファイル名設定ボタン2121を操作(押下、タップ等。以下、単に「操作」と記載する)して後述するファイル名編集画面に遷移することができる。
なお、ファイル名設定ボタン2121に表示される内容は、後述するファイル名ボタン2212の表示内容に対応している。つまり、ファイル名を編集するためのボタンであり、ファイル名が未設定状態であれば表示制御部24によって「ファイル名 自動追加」と表示される。仮に、ファイル名ボタン2212を用いて「ABC」と入力又は設定した場合には、ファイル名設定ボタン2121には、「ファイル名 ABC」と表記される。さらに、ファイル名ボタン2212を用いて「[日時]_[ホスト名]_[ログインID]」と入力又は設定した場合は、ファイル名設定ボタン2121には、「ファイル名 [日時]_[ホスト名]_[ログインID]」と表示される。このように、ファイル名設定ボタン2121の[ファイル名]の後ろに、ファイル名ボタン2212を用いて入力又は設定したテキスト情報が、表示制御部24によって付加される。
<ファイル名生成及びスキャン処理>
図7Aは、ファイル名生成処理及びスキャン処理の一例を示すフローチャートである。図7Aに示されているように、受付部22は、利用者によるファイル名設定ボタン2121の操作によって表示されたファイル名編集画面2201にて、後述するファイル名ボタン2212に対する操作に基づくファイル名設定指示を受け付ける(ステップS17-1)。
続いて判断部25は、利用者によってファイル名編集画面に遷移させるためのファイル名ボタンが操作されたか、ファイル名詳細設定画面に遷移させるための詳細設定ボタンが操作されたかを判断する(ステップS17-2)。
ファイル名編集画面に遷移させるためのファイル名ボタンが操作されたと判断された場合(ステップS17-2;ファイル名)、受付部22は、ファイル名ボタンが操作された場合に遷移するキー入力部におけるテキスト入力を受け付ける(ステップS17-3)。
テキスト入力を受け付けた後、記憶読出部29は、入力されたテキスト情報(設定情報)を記憶部2000の所定領域に一時記憶する(ステップS17-4)。なお、ステップS17-4において一時記憶されるテキスト情報は、記憶部2000に限らず、情報処理装置2に設けられた他の記憶機能を備えるハードウエア資源(例えば、SRAM、EPROM等)に一時記憶されてもよい。
続いて、受付部22は、利用者によるスキャン開始指示を受け付ける(ステップS17-5)。このとき、受付部22は、利用者によるスタートボタン2153への操作を受け付ける。その後、実行部28は、スキャン処理を実行する(ステップS17-6)。なお、情報処理装置2は、ステップS17-5及びS17-6の処理をまとめて実行するようにスキャンプログラムが構成されていてもよい。
続いて、表示制御部24は、ステップS17-4又は後述するステップS17-9-3で設定されたファイル名を、スキャン処理によって生成されたスキャンデータに付与してパネル表示部240aに表示する(ステップS17-7)。例えば、生成部27は記憶読出部29と協働して、利用者によって複数の設定項目入力部に対して入力又は設定された操作順序に対応する操作順序識別情報を検索キーとして属性情報管理DB2002(図5B参照)を検索することにより、対応する属性情報を読み出す。具体的には、一つ目の設定項目入力部に対して入力又は設定された属性情報は、後述するように「日時」であるので、この「日時」で管理されている情報の詳細は、“20205221500”である。続いて、二つ目の設定項目入力部に対して入力又は設定された属性情報は、後述するように「手動入力」であるので、この「手動入力」で管理されている情報の詳細は、“D棟の複合機”である。同様に、三つ目の設定項目入力部に対して入力又は設定された属性情報は、後述するように「ホスト」であるので、この「ホスト」で管理されている情報の詳細は、“理光”である。この時点で利用者によってファイル名の設定を確定する操作(例えば、OKボタンの操作)が行われることで、生成部27は、“20205221500”“D棟の複合機”“理光”の情報からスキャンデータにファイル名を付与してパネル表示部240aに表示する。
続いて、記憶読出部29は、スキャンデータをスキャンアプリに応じた送信(転送)先に送信(転送)し、送信(転送)したスキャンデータを記憶部2000の所定領域に記憶してこのフローを抜ける(ステップS17-8)。
他方、ファイル名詳細設定画面に遷移させるための詳細設定ボタンが操作されたと判断された場合(ステップS17-2;詳細設定)、実行部28は、後述する詳細設定処理を実行し、ステップS17-5に遷移して、以下上述したステップS17-5以降の処理を実行する(ステップS17-9)。このとき、ステップS17-9では、属性情報管理DB2002(図5B参照)が使用される。
◆画面表示例◆
ここで、上述したステップS17-3以降の処理において情報処理装置2に表示される画面例について説明する。図10(a)は、ファイル名編集画面の一例を示す図、(b)は、ファイル名ボタンが操作された場合のキー入力部の一例を示す図である。図10(a)に示されているように、表示制御部24は、一のファイル名を入力するためのファイル名入力部(ファイル名ボタン2212は、ファイル名入力部の一例)及び一のファイル名を設定するための詳細設定入力部(詳細設定ボタン2213)を操作パネル240のパネル表示部240aに選択可能に表示する。そして、表示制御部24は、詳細設定入力部(詳細設定ボタン2213)に対する操作が受け付けられた場合に、複数の設定項目入力部(設定項目ボタン2312a,2312b,2312c及び2312d)を操作パネル240のパネル表示部240aに表示する。より具体的には、表示制御部24は、図9のファイル名設定ボタン2121ボタンが操作されることによって、ファイル名編集画面2201を、操作パネル240のパネル表示部240aに表示させる。ファイル名編集画面2201には、表示制御部24によって、ファイル名表示部2211、ファイル名ボタン2212、詳細設定ボタン2213、連番開始番号表示部2214、OKボタン2251及び取消ボタン2252が表示される。ファイル名表示部2211は、利用者によって入力又は設定されたファイル名が表示される。ファイル名ボタン2212は、利用者によるテキスト入力によってファイル名を設定するための選択ボタンである。詳細設定ボタン2213は、後述する図12(b)に示したような、ファイル名を生成するルールを設定する画面に遷移するためのボタンである。詳細設定ボタン2213は、ファイル名を生成するルールを設定する画面(図12(b))では、複数の設定項目が配置され、これらを利用者が操作することによってファイル名を入力又は設定することができる。連番開始番号表示部2214には、ファイル名の後尾に付与される連番を管理するための番号が表示される。OKボタン2251は、各種ボタンを実行させるための操作ボタンである。取消ボタン2252は、各種ボタンの実行を取り消すための操作ボタンである。上述したように、ファイル名ボタン2212はファイル名入力部の一例であり、詳細設定ボタン2213は詳細設定入力部の一例である。
また、図10(b)に示されているように、表示制御部24は、表示制御部24は、利用者によってファイル名ボタン2212が操作されることによって、キー入力部2215を、操作パネル240のパネル表示部240aに表示させる。キー入力部2215では、表示制御部24によって、連番開始番号表示部2214に代えて、キー入力部2215が表示される。ここでは、利用者によって「大森」と入力された状態を示しており、表示制御部24は、表示部を兼ねたファイル名ボタン2212に「大森」と表示する。なお、その他の入力部及び設定ボタンは、同一符号が付与された同一要素に関しては、以降その説明を省略する。
◆画面表示例◆
図11は、キー入力部で編集された後のファイル名表示画面の一例を示す図である。図11では、上述したステップS17-3における処理で、利用者によって入力されたテキスト(この場合は「大森」)を受け付け、OKボタン2251が操作されることにより、表示制御部24は、ファイル名表示部2211に「大森_0001.pdf」と表示する。「0001」は、連番開始番号であって、情報処理装置2によって自動的に付与される。
<ファイル名生成及びスキャン処理>
図7Bは、ファイル名生成における詳細設定処理の一例を示すフローチャートである。図7Bに示されているように、受付部22は、利用者によるファイル名設定ボタン2121の操作によって表示されたファイル名編集画面2201にて、詳細設定ボタン2213に対する操作に基づく詳細設定指示を受け付ける。その後、生成部27は、詳細設定指示を受け付けた後に表示される各設定項目に対して入力又は設定されたファイル名構成情報を生成する(ステップS17-9-1)。具体的には、受付部22は、表示制御部24によって操作パネル240のパネル表示部240aに表示された、ファイル名編集画面2201中の詳細設定ボタン2213に対する操作を受け付ける。これに伴い、表示制御部24は、後述するファイル名詳細設定画面2301に画面を切り替えるとともにファイル名を設定するための複数の設定項目入力部(設定項目ボタン2312a,2312b,2312c及び2312d。以下、設定項目ボタンと記載する)を表示する。そして、受付部22は、利用者による各々の設定項目入力部(設定項目ボタン)に対する操作を受け付ける。その後、生成部27は、複数の設定項目入力部(設定項目ボタン)の各々に対する操作に伴い関連付けられた各々のファイル名構成情報を生成し、生成されたファイル名構成情報に基づいて、一のファイル名を生成する。
このとき、生成部27は、記憶読出部29と協働して、属性情報管理DB2002(図5B参照)で管理されている各属性情報を読み出し、各設定項目で利用者により入力又は設定された属性情報を属性情報管理DB2002(図5B参照)に残し、他の属性情報を消去(“-”表示)させるようにしてもよい。この場合、操作順序識別情報MID001で管理される一つ目の設定項目では、「日時」が選択され、対応する“20205221500”の属性情報が記憶、管理された状態を示している。後述するように、操作順序識別情報MID002で管理される二つ目の設定項目では、「手動入力」が選択され、利用者によってテキスト入力された“D棟の複合機”の属性情報が記憶、管理された状態を示している。同様に、操作順序識別情報MID003で管理される三つ目の設定項目では、「ホスト」が選択され、対応する“理光”の属性情報が記憶、管理された状態を示している。このように、属性情報は、手動入力による入力情報、情報処理装置2を識別するための情報、利用者のログイン識別情報及び日時情報を含む情報である。
次に、判断部25は、全ての設定項目に対して入力又は設定が行われたか否かを判断する(ステップS17-9-2)。例えば、受付部22がOKボタン2351に対する操作を受け付けた場合に、判断部25は、全ての設定項目に対して入力又は設定が行われたと判断することができる。全ての設定項目に対して入力又は設定が行われたと判断された場合(ステップS17-9-2;YES)、記憶読出部29は、設定情報を記憶部2000の所定領域に記憶してこのフローを抜ける(ステップS17-9-3)。
他方、全ての設定項目に対して入力又は設定が行われていないと判断された場合(ステップS17-9-2;NO)、判断部25はさらに、アンダースコア(_)の挿入が選択されたか否かを判断する(ステップS17-9-4)。
次に、アンダースコア(_)の挿入が選択されていないと判断された場合(ステップS17-9-4;NO)、表示制御部24は、各設定項目に対して入力又は設定されたファイル名構成情報を、ファイル名表示部2211に表示された操作対象の各設定項目に対応させて表示してステップS17-9-1に戻る(ステップS17-9-7)。
アンダースコア(_)の挿入が選択されていると判断された場合(ステップS17-9-4;YES)、判断部25はさらに、これまでに入力又は設定された設定項目が2以上であるか否かを判断する(ステップS17-9-5)。これまでに入力又は設定された設定項目が2以上でないと判断された場合、すなわち、入力又は設定された設定項目が一つである場合は、判断部25はファイル名構成情報を分ける必要がないと判断し、上述したステップS17-9-7に遷移する。
これに対して、これまでに入力又は設定された設定項目が2以上であると判断された場合(ステップS17-9-5;YES)、表示制御部24は、ファイル名表示部2211に、これまでに設定された設定情報、すなわちファイル名構成情報の間にアンダースコア(_)を挿入する(ステップS17-9-6)。さらに表示制御部24は、各設定項目に対して入力又は設定されたファイル名構成情報を、ファイル名表示部2211に表示された操作対象の各設定項目に対応させて表示してステップS17-9-1に戻る(ステップS17-9-8)。上述したステップS17-9-8において、表示制御部24は、ファイル名表示部2211に表示させるファイル名構成情報を、各設定項目に対して入力又は設定した順に対応させて表示させるようにしてもよい。
なお、図7で示されたフローチャートによる処理は一例であり、実施形態においてその処理内容、処理順序を当業者が想到することができる範囲内で変更することが可能である。以下に、図7Bで説明したフローチャートに対応する画面遷移の例をそれぞれ説明する。
◆画面表示例◆
図12(a)は、ファイル名編集画面の一例を示す図、(b)は、詳細設定ボタンが操作された場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である図12(a)のファイル名編集画面2201の状態で、利用者が詳細設定ボタン2213を操作すると、表示制御部24は、図12(b)のファイル名詳細設定画面2301に画面を遷移させる。
図12(b)のファイル名詳細設定画面2301では、表示制御部24は、ファイル名表示部2311、設定項目ボタン2312a、2312b、2312c及び2312d、並びに、アンダースコア設定挿入ボタン2313、OKボタン2351及び取消ボタン2352を表示する。さらに表示制御部24は、複数の設定項目入力部(複数の設定項目ボタン2312)をファイル名詳細設定画面2301に表示するとともに、複数の設定項目ボタン2312の各々に与えられた複数の属性情報をファイル名詳細設定画面2301に表示する。
ファイル名表示部2311は、利用者によって入力又は設定されたファイル名が表示される。また、ファイル名表示部2311は、ファイル名構成情報表示部の一例である。設定項目ボタン2312a、2312b、2312c及び2312d(以下、特に理由がなければ、便宜上、設定項目ボタン2312と記す)は、利用者による複数の設定項目に対する操作によってファイル名を入力又は設定するための選択ボタンである。設定項目ボタン2312は、ファイル名を設定するための複数の設定項目入力部の一例であり、本実施形態では四つのボタンが配置されているが、この限りではない。また表示制御部24は、これらの設定項目ボタン2312を、四つ目の設定項目ボタン2312dへの設定が終了した時点で新たな設定項目ボタンを表示するようにしてもよい。さらに、表示制御部24は、利用者から設定項目ボタンを追加する指示(例えば、「設定項目追加」ボタンに対する操作)等に応じて、設定項目ボタン2312を追加表示するようにしてもよい。アンダースコア設定挿入ボタン2313は、設定項目ボタン2312によって入力又は設定された複数のファイル名構成情報の各ファイル名構成情報との間に挿入するアンダースコア(_)を挿入させるためのチェックボックスを含むボタンであり、区切記号設定挿入部の一例である。このチェックボックスへチェックを入れることで、所定の条件が揃った時点で各ファイル構成情報との間にアンダースコア(_)が挿入される。なお、OKボタン2351及び取消ボタン2352は、上述したOKボタン2251及び取消ボタン2252と同様のため説明を省略する。
◆画面表示例◆
図13(a)は、ファイル名編集画面の一例を示す図、(b)は、詳細設定ボタンが操作された場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(c)は、一つ目の設定項目ボタンを操作中のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。
図13(a)に示されているように、ファイル名編集画面2201が表示されている状態で利用者が詳細設定ボタン2213を操作することで、表示制御部24は、図13(b)のファイル名詳細設定画面2301に遷移させる。ここで、利用者が一つ目の設定項目ボタン2312aのドロップダウンマーク(プルダウンマークを表す下向き三角マーク。以下省略)を操作すると、受付部22がこれを検出し、続いて表示制御部24は、図13(c)のファイル名詳細設定画面2301に遷移させる。
図13(c)では、利用者によって操作された一つ目の設定項目ボタン2312a上に、表示制御部24によってダイアログ画面としての属性情報表示ボタン2322aがポップアップ表示される。この属性情報表示ボタン2322aには、「なし」、「手動入力」、「パスワード」、「ログインID」、「日時」、「日時(秒)」、「日時」(ミリ秒)」の各項目が配列されている。この状態で、利用者は「日時」を選択し、他の項目と判別可能な状態が示されている。続いて、受付部22が利用者による「日時」の項目に対する操作を受け付けた後、記憶読出部29は、属性情報管理DB2002(図5B参照)で管理されている操作順序識別情報(MID0001)の「日時」の項目に設定(選択)された情報を書き込む。例えば、記憶読出部29は、属性情報表示ボタン2322aに「日時」が設定された日時の情報である「20205221500」を書き込むことができる。但し、これに限定されず、「日時」の項目には、現在の時刻を参照するように指示をするための指示情報が書き込まれてもよい。
◆画面表示例◆
図14(a)は、一つ目の設定項目ボタンを操作後のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(b)は、二つ目の設定項目ボタンを操作中のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(c)は、二つ目の設定項目ボタンを操作後のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。
図14(a)のファイル名詳細設定画面2301で、記憶読出部29は受付部22と協働して、一つ目の設定項目への操作に伴い付与された操作順序識別情報MID001を検索キーとして属性情報管理DB2002(図5B参照)を検索することにより、利用者により選択された「日時」に対応する“20205221500”を読み出す。その後、表示制御部24は、ファイル名表示部2311に、読み出した“20205221500”を表示させる。このとき、表示制御部24は、“20205221500”を一つ目の設定項目と同じ一番左の位置に表示させる。つまり、表示制御部24は、複数の設定項目入力部(複数の設定項目ボタン2312)と、生成部27によって生成された複数のファイル名構成情報を表示するファイル名構成情報表示部(ファイル名表示部2311)と、を、同一の順序で操作パネル240のパネル表示部240aに表示する。
ここで、利用者が二つ目の設定項目ボタン2312bのドロップダウンマークを操作すると、受付部22がこれを検出し、続いて表示制御部24は、図14(b)のファイル名詳細設定画面2301に遷移させる。図14(b)では、利用者によって操作された二つ目の設定項目ボタン2312b上に、表示制御部24によって属性情報表示ボタン2322bがポップアップ表示される。このとき、利用者が「手動入力」を選択することにより、表示制御部24は、図14(c)のファイル名編集画面2201に画面を遷移させる。
図14(c)では、利用者がキー入力部を利用することにより、「D棟の複合機」と入力された状態が表示されている。ここで利用者がキー入力部の「確定」キーを操作することにより、表示制御部24は、図15(a)の画面に遷移させることができる。受付部22が利用者による「手動入力」の項目に対する操作を受け付けた後、記憶読出部29は、属性情報管理DB2002(図5B参照)で管理されている操作順序識別情報(MID0002)の「手動入力」の項目にキー入力された情報を書き込む。例えば、記憶読出部29は、利用者によりキー入力された「D棟の複合機」というテキストデータを書き込むことができる。
◆画面表示例◆
図15(a)は、二つ目の設定項目ボタンを操作後のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(b)は、三つ目の設定項目ボタンを操作中のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(c)は、三つ目の設定項目ボタンを操作後のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。
図15(a)のファイル名詳細設定画面2301で、記憶読出部29は受付部22と協働して、二つ目の設定項目への操作に伴い付与された操作順序識別情報MID002を検索キーとして属性情報管理DB2002(図5B参照)を検索することにより、利用者により選択された「手動入力」に対応する“D棟の複合機”を読み出す。その後、表示制御部24は、ファイル名表示部2311に、読み出した“D棟の複合機”を表示させる。このとき、表示制御部24は、“D棟の複合機”を二つ目の設定項目と同じ左から2番目の位置に表示させる。図15(a)の状態で、利用者が三つ目の設定項目ボタン2312cのドロップダウンマークを操作すると、受付部22がこれを検出し、続いて表示制御部24は、図15(b)のファイル名詳細設定画面2301に遷移させる。
図15(b)では、利用者によって操作された三つ目の設定項目ボタン2312c上に、表示制御部24によって属性情報表示ボタン2322cがポップアップ表示される。このとき、利用者が「ホスト名」を選択することにより、表示制御部24は、図15(c)のファイル名詳細設定画面2301に画面を遷移させる。受付部22が利用者による「ホスト名」の項目に対する操作を受け付けた後、記憶読出部29は、属性情報管理DB2002(図5B参照)で管理されている操作順序識別情報(MID0003)の「ホスト名」の項目に設定(選択)された情報を書き込む。例えば、記憶読出部29は、利用者により選択された「理光」を書き込むことができる。但し、これに限定されず、情報処理装置2に設定されているホスト名を参照するように指示をするための指示情報が入力されていてもよい。
図15(c)では、利用者が「ホスト名」の属性情報を選択することにより、表示制御部24によって、三つ目の設定項目ボタン2312cには「ホスト名」が表示される。これにあわせて、記憶読出部29は受付部22と協働して、三つ目の設定項目への操作に伴い付与された操作順序識別情報MID003を検索キーとして属性情報管理DB2002(図5B参照)を検索することにより、利用者により選択された「ホスト名」に対応する“理光”を読み出す。その後、表示制御部24は、ファイル名表示部2311に、読み出した“理光”を表示させる。このとき、表示制御部24は、“理光”を三つ目の設定項目と同じ左から3番目の位置に表示させる。なお、ファイル名表示部2311に表示される複数のファイル名構成情報(例えば、“20205221500”、“D棟の複合機”、“理光”)のうち、手動入力が可能な“D棟の複合機”以外の構成情報はグレーアウト表示され、利用者による入力が不可の状態として表示される。ここで利用者がOKボタン2351を操作することで、表示制御部24は、図16の画面に遷移させることができる。
◆画面表示例◆
図16は、ファイル名詳細設定画面にて設定項目ボタンを操作後にファイル名が設定された状態の表示画面の一例を示す図である。図16に示されているように、表示制御部24は、上述した三つの設定項目に対してそれぞれ入力又は設定された属性情報をファイル名表示部2211に入力又は設定された順に並べて表示する。その結果、ファイル名表示部2211には、表示制御部24によって、生成されたファイル名として“20205221500D棟の複合機理光_0001.pdf”というファイル名が表示される。さらに、ファイル名ボタン2212には、表示制御部24によって、利用者により入力又は設定された属性情報の項目(「日時」「手動入力」「ホスト名」)が並べて表示される。このように、生成部27は、複数の属性情報のいずれかに対する入力又は設定によって関連付けられた各々のファイル名構成情報を、複数の設定項目入力部(複数の設定項目ボタン2312)に対して入力又は設定された順に配置して一のファイル名を生成する。そして、表示制御部24は、生成部27によって生成された一のファイル名を、ファイル名表示部2211に表示する。
◆画面表示例◆
図17は、設定項目ボタンにおいてログインIDを選択した場合に表示画面に表示されるメッセージの一例を示す図である。図17に示されているように、利用者によって設定項目中の属性情報として「ログインID」が選択された場合、生成部27は、情報処理装置2にログイン中のログインIDをファイル名として設定することができる。
なお、ログインIDは、ログイン中の利用者を特定できる情報であればよいため、ログインID以外の情報であってもよい。例えば、利用者が情報処理装置2、又はログイン処理に用いるログインサーバなどにログインIDと関連付けて予め登録したユーザID、利用者名(ユーザ名)、利用者の所属などの情報でもよい。なお、ファイル名表示部2311には、ファイル名詳細設定を行っている時点でログインしている利用者のログインIDを表示することができるが、実際のスキャンデータに設定されるファイル名は、スキャンが実行された時点でログインしている利用者のログインIDに基づいてファイル名が設定される。
◆画面表示例◆
図18(a)、(b)は、ファイル名構成情報の間にアンダースコアを挿入する場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。図18(a)、(b)に示された画面例は、上述したステップS17-9-4;YES、ステップS17-9-5;NO、及びステップS17-9-7の処理に関連する部分である。
図18(a)では、四つの設定項目のうち、いずれにも入力又は設定された設定項目が存在しない。そのため、ファイル名表示部2311にも生成されたファイル名構成情報が存在しない状態である。この状態では、複数のファイル名構成情報の各々の間に挿入される所定の区切り記号としてのアンダースコアを挿入する必要がないため、アンダースコア設定挿入ボタン2313はグレーアウト表示されている。
図18(b)では、設定項目として「日時」が選択され、ファイル名表示部2311には“20205221500”が一つだけ表示されている。この状態でも、図18(a)と同様にアンダースコアを挿入する必要がないため、アンダースコア設定挿入ボタン2313はグレーアウト表示され、利用者による操作が不可能な状態になっている。
◆画面表示例◆
図19(a)、(b)は、ファイル名構成情報の間にアンダースコアを挿入する場合のファイル名詳細設定画面の他の一例を示す図である。図19(a)、(b)に示された画面例は、上述したステップS17-9-4;YES、ステップS17-9-5;YES、ステップS17-9-6及びS17-9-8の処理に関連する部分である。
図19(a)では、四つの設定項目のうち、三つの設定項目に対して入力又は設定された状態となっている。そのため、ファイル名表示部2311にも三つの生成されたファイル名構成情報が存在している状態である。この状態になると、それぞれのファイル名構成情報との間が二つ存在し、アンダースコアを挿入することが可能になる。そこで、表示制御部24は、アンダースコア設定挿入ボタン2313を利用者による操作が可能な状態に表示する。
図19(b)は、図19(a)の状態で利用者がアンダースコア設定挿入ボタン2313のチェックボックスにレ点チェックを入れた状態を示している。利用者によってアンダースコア設定挿入ボタン2313のチェックボックスにレ点チェックが入れられると、表示制御部24は、ファイル名構成情報を表示するファイル名構成情報表示部(ファイル名表示部2311)に複数のファイル名構成情報の各々の間に所定の区切り記号(例えば、アンダースコア)を表示する。つまり、利用者によってアンダースコア設定挿入ボタン2313のチェックボックスにレ点チェックが入れられると、受付部22はこのレ点チェックの入力を受け付け、この受け付けられた状態を検出した表示制御部24は、ファイル名表示部2311に表示された複数のファイル名構成情報の間にアンダースコアを挿入して表示する。図19(b)の場合、“20205221500”と“D棟の複合機”の間、及び“D棟の複合機”と“理光”の間にそれぞれアンダースコア(_)が挿入される。この場合では、ファイル名表示部2311に表示されるファイル名構成情報は、「20205221500_D棟の複合機_理光」となる。ここで、ファイル名表示部2311に表示された各ファイル名構成情報の間にアンダースコアを挿入する方法については、例えば、以下の方法がある。表示制御部24は、まず、ファイル名表示部2311中に配置される各ファイル名構成情報の矩形領域に関する座標情報を管理しておく。続いて、表示制御部24は、入力又は設定された各設定項目の位置(座標)に対応するファイル名表示部2311中のアンダースコアを挿入される座標に、アンダースコアを挿入する。但し、アンダースコアを挿入する方法は、上述した方法に限らない。なお、挿入する文字及び記号は、アンダースコア以外の文字又は記号であってもよいし、スペースであってもよい。さらに、アンダースコアを挿入しないような設定であっても、設定項目の間には自動的にスペースを付与(挿入)したファイル名を生成するものとしてもよい。このように複数のファイル名構成情報が生成されている場合、表示制御部24は、それぞれのファイル名構成情報の間に区切り記号(例えば、アンダースコア)を表示させることで、利用者に対して、表示されるファイル名に対する視認性を向上させることが可能になり、ファイル名の誤認識防止にもつながる。
また、このとき、表示制御部24は、アンダースコア設定挿入ボタン2313全体の輝度を上げて表示させるようにしてもよい。これにより、利用者に対して、アンダースコア挿入機能が実行中(有効)であることをわかりやすく通知することが可能になる。
◆画面表示例◆
図20(a)は、ファイル名構成情報の間にアンダースコアが挿入された状態の表示画面の一例を示す図、(b)は、ファイル名構成情報の間にアンダースコアが挿入されない状態の表示画面の一例を示す図である。
図20(a)は、図19(b)の画面状態と同じものである。この状態で、利用者が設定項目の内容に対して削除等を行い、設定中の項目数を1以下にした場合は、図20(b)に示すように、表示制御部24は、アンダースコア設定挿入ボタン2313のチェックボックス全体の輝度を半輝度に落とすように制御してもよい。
なお、図9乃至図20に示された画面表示例は一例であり、表示される画像の内容、及び表示形態を含め、表示制御部24は、情報処理装置2の操作パネル240のパネル表示部240aに、それぞれの検索結果に応じた内容の他の画面を表示させることが可能である。
上述した図10乃至図20に示された画面表示例は一例であり、ファイル名の設定処理に係る画面表示及びUIの提供のしかたに制限はない。そのため、表示制御部34は、情報処理装置2の操作パネル340のパネル表示部340aに、ファイル名の生成過程におけるそれぞれの状態に応じた内容の画面を表示させることが可能である。
〔第1の実施形態の主な効果〕
以上説明したように本実施形態によれば、情報処理装置2は、ファイル名編集画面2201にて、詳細設定ボタン2213に対する操作に基づく詳細設定指示を受け付ける。その後、詳細設定指示を受け付けた後に表示される各設定項目に対して入力又は設定されたファイル名構成情報を生成し(ステップS17-9-1)、各設定項目に対して入力又は設定されたファイル名構成情報を、ファイル名表示部2211に表示された操作対象の各設定項目に対応させて表示する(ステップS17-9-7,S17-9-8)。これにより、ファイル名を入力したい場合、又は入力したファイル名を一部再設定したい場合でも、入力又は再設定をしたい情報だけを編集することが可能になるという効果を奏する。
〔第2の実施形態〕
次に、図21乃至図25を用いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、複数の設定項目入力部(設定項目ボタン2312)に対して入力又は設定することにより生成されたファイル名を、利用者が再設定する場合を示す。なお、第2の実施形態に係る情報処理システムの構成は、第1の実施形態に係る情報処理システムにおける各装置、各ハードウエア構成及び各機能構成と共通であるため、ここでの説明を省略する。
<ファイル名の再設定処理>
図8は、ファイル名再設定処理の一例を示すフローチャートである。図8に示されているように、情報処理装置2の受付部22は、ファイル名編集画面2201における設定項目[ファイル名]、すなわちファイル名ボタン2212に対する利用者からの操作を受け付ける(ステップS201)。
続いて、判断部25は、[詳細設定]による入力があったか否かを判断する(ステップS202)。すなわち、判断部25は、ファイル名ボタン2212に対する利用者からの操作を受け付ける前に、詳細設定ボタン2213に対する操作があったか否かを判断する。このときの判断は、例えば、情報処理装置2が受付部22に対する操作履歴を追跡し、上述した組合せによる詳細設定ボタン2213に対する操作があったか否かで判断することができる。
詳細設定ボタン2213に対する操作がなかったと判断された場合(ステップS202;NO)、受付部22は、ステップS201で受け付けたファイル名ボタン2212に対する利用者からの操作を受け付けて、このフローを抜ける(ステップS203)。
他方、詳細設定ボタン2213に対する操作があったと判断された場合(ステップS202;YES)、判断部25はさらに、[詳細設定]の解除要否を判断する(ステップS204)。[詳細設定]の解除を否とする場合(ステップS204;[いいえ])、判断部25は、特別な処理を行わずにこのフローを抜ける。
これに対して[詳細設定]の解除を要とする場合(ステップS204;[はい])、受付部22は、[ファイル名]すなわちファイル名ボタン2212による入力を受け付ける(ステップS205)、判断部25によって[OK]ボタン2251に対する操作があったと判断されるまで判断処理を繰り返してこのフローを抜ける(ステップS206)。これにより、[詳細設定]で入力された情報をファイル名として設定することに代えて、[ファイル名]で入力された情報をファイル名として設定する。但し、表示制御部24は、記憶読出部29が[詳細設定]で入力された情報を削除せずに記憶部に記憶させておくことで、利用者が再度[詳細設定]を設定する際に記憶部に記憶した情報を読み出して、再表示することが可能になる。
以下に、上述したファイル名再設定処理に係る画面遷移例を図21乃至図25を用いて説明する。
◆画面表示例◆
図21(a)はファイル名を再設定する場合のファイル名編集画面の一例を示す図、(b)は詳細設定ボタンが操作された場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図である。図21(a)では、生成されたファイル名(“20205221500D棟の複合機_理光_0001.pdf”)がファイル名表示部2211に表示されている。また、ファイル名ボタン2212には、複数の設定項目入力部(設定項目ボタン2312a,2312b,2312c及び2312d)により設定された[日時]、[手動入力]、[ホスト名]が表示されている。
また、図21(b)では、詳細設定ボタン2213が操作された場合のファイル名詳細設定画面2301が表示されている。この画面は、図20(a)で説明した画面と同様のため説明を省略する。
◆画面表示例◆
図22(a)はファイル名を再設定する場合のファイル名編集画面の一例を示す図、(b)はファイル名ボタンが操作された場合の確認画面の一例を示す図である。図22(a)の画面は、図21(a)で説明した画面と同様のため説明を省略する。図22(b)では、図22(a)の画面において、利用者によってファイル名ボタン2212が操作された場合に表示されるファイル名解除画面の例である。この画面において利用者が[はい]ボタン2451又は[いいえ]ボタン2452を操作することで、上述したステップS204における処理の分岐先が変更される。つまり、表示制御部24は、詳細設定入力部に対する操作が行われることによって生成された一のファイル名を表示した後、ファイル名入力部に対する操作が行われた場合に、生成された一のファイル名を解除するためのファイル名解除画面を表示手段に表示する。
◆画面表示例◆
図23(a)は手動入力時のファイル名編集画面の一例を示す図、(b)は手動入力によってファイル名が再設定された後の表示画面の一例を示す図である。図23(a)では、ファイル名ボタン2212を操作することで表示されるキー入力部2215に対して、利用者が“SCAN”とキー入力した状態を示している。図23(b)では、利用者によって入力された“SCAN”のファイル名構成情報が新たなファイル名の一部の構成情報として受け付けられ、ファイル名ボタン2212に新たに生成された”SCAN_0001.pdf”のファイル名が表示制御部24によって表示されている。つまり、表示制御部24は、ファイル名解除画面2401に対して一のファイル名を解除するための操作が行われた場合に、生成された一のファイル名を変更するためのファイル名ボタン2212を表示手段に表示する。
◆画面表示例◆
図24(a)は詳細設定ボタンが操作された場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(b)は手動入力時のファイル名編集画面の一例を示す図、(c)は手動入力によって再編集された後の表示画面の一例を示す図である。図24(a)は、図20(a)及び図21(b)の画面と同様に、生成されたファイル名がファイル名表示部2311に表示されている。図24(b)は、図24(a)において複数の設定項目入力部(設定項目ボタン2312a,2312b,2312c及び2312d)のうちの設定項目ボタン2312b([手動入力])が操作されたことにより遷移した画面である。但し、これに限定されず、表示制御部24は、ファイル名表示部2311中の設定項目ボタン2312bに対応する場所(領域)が操作された場合に、同様の画面に遷移してもよい。つまり、表示制御部24は、設定項目ボタン2312において「手動入力」が設定されている場合には、ファイル名表示部2311中の設定項目ボタン2312bに対応する場所(領域)を選択可能に表示することができる。ここで、表示制御部24は、利用者によって[A棟の複合機]とキー入力された場合の状態を表示している。図24(c)は、キー入力後にOKボタン2351が操作されたことにより遷移した画面である。図24(c)では、再設定された新たなファイル名(“20205221500_A棟の複合機_理光”)がファイル名表示部2311に表示されている。つまり、生成部27は、すでに生成されたファイル名の任意のファイル名構成情報に対して、そのファイル名構成情報を生成した設定項目ボタンへの操作によって得られたファイル名構成情報を既存のファイル名構成情報と置き換えて新たなファイル名を生成する。その後、表示制御部24は、生成された新たなファイル名をファイル名表示部2311に表示する。
◆画面表示例◆
図25(a)は設定項目に空欄がある場合のファイル名詳細設定画面の一例を示す図、(b)は設定項目に空欄がある場合に再編集された後の表示画面の一例を示す図である。図25(a)では、複数の設定項目入力部(設定項目ボタン2312a,2312b,2312c及び2312d)のうちの設定項目ボタン2312c([なし])が三つ目の設定項目ボタンの位置に存在している。これにより、ファイル名表示部2311の三つ名のファイル名構成情報には何も表示されていない状態が示されている。このような場合、表示制御部24は、図25(b)のように、設定項目ボタン2312c([なし])で入力又は設定されたファイル名構成情報の次の設定項目ボタン2312dで入力又は設定されたファイル名構成情報([ホスト名])を、設定項目ボタン2312c([なし])の前の設定項目ボタン2312bで入力又は設定されたファイル名構成情報([手動入力])の次に(詰めて)表示する。その結果、表示制御部24は、表示部を兼ねたファイル名ボタン2212に、“20205221500_D棟の複合機_理光_0001.pdf”というファイル名を新たに表示する。なお、本実施形態では、設定項目ボタン2312c([なし])は、設定項目非入力部の一例として扱われる。但し、設定項目非入力部としての設定項目ボタンは、設定項目ボタン2312cに限らず、他の設定項目ボタン2312a,2312b,2312dのうち、[なし]と設定されたものであれば、すべて設定項目非入力部の一例として扱われる。
上述した図21乃至図25に示された画面表示例は一例であり、ファイル名の設定処理に係る画面表示及びUIの提供のしかたに制限はない。そのため、表示制御部34は、情報処理装置2の操作パネル340のパネル表示部340aに、ファイル名の生成過程におけるそれぞれの状態に応じた内容の画面を表示させることが可能である。
〔第2の実施形態の主な効果〕
以上説明したように本実施形態によれば、生成部27は、すでに生成されたファイル名の任意のファイル名構成情報に対して、そのファイル名構成情報を生成した設定項目ボタンへの操作によって得られたファイル名構成情報を既存のファイル名構成情報と置き換えて新たなファイル名を生成する。その後、表示制御部24は、生成された新たなファイル名をファイル名表示部2311に表示する。これにより、第1の実施形態の効果を奏するとともに、利用者は、既存のファイル名に対してさらに部分的な編集、変更を行うことが可能になるという効果を奏する。
また、ファイル名を構成するファイル名構成情報のうち、設定を不要とする部分に対してファイル名を詰めて表示するので、利用者はファイル名を構成するファイル名構成情報の内容や長さを気にせずにファイル名の再設定を行うことが可能になるという効果も奏する。
〔実施形態の補足〕
なお、各実施形態の機能は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語又はオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、各実施形態の機能を実行するためのプログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
また、各実施形態の機能を実行するためのプログラムは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)-ROM、CD-RW(Re-Writable)、DVD-ROM、DVD-RAM、DVD-RW、ブルーレイディスク、SDカード、MO(Magneto-Optical disc)等の記録媒体に格納して頒布することもできる。
上述した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウエアによって各機能を実行するようプログラミングされたデバイスを含むものとする。このデバイスとは、例えば、プロセッサ、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)、及び従来の回路モジュール等をいう。
これまで本発明の一実施形態に係る情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムについて説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態の追加、変更又は削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 情報処理システム
2 情報処理装置
3 情報管理装置
22 受付部(受付手段の一例)
27 生成部(生成手段の一例)
24 表示制御部(表示制御手段の一例)
2211 ファイル名表示部(ファイル名表示部の一例)
2212 ファイル名ボタン(ファイル名入力部の一例)
2213 詳細設定ボタン(詳細設定入力部の一例)
2311 ファイル名表示部(ファイル名表示部の一例)
2312a 設定項目ボタン(設定項目入力部の一例)
2312b 設定項目ボタン(設定項目入力部の一例)
2312c 設定項目ボタン(設定項目入力部の一例)
2312d 設定項目ボタン(設定項目入力部の一例)
2313 アンダースコア設定挿入ボタン(区切記号設定挿入部の一例)
特開2016-15101号公報

Claims (13)

  1. ファイル名を設定するための複数の設定項目入力部の各々に対する操作を受け付ける受付手段と、
    前記複数の設定項目入力部の各々に対する操作に伴い関連付けられた各々のファイル名構成情報に基づいて、一のファイル名を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された前記一のファイル名を表示手段に表示する表示制御手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、
    前記複数の設定項目入力部を前記表示手段に表示するとともに、前記複数の設定項目入力部の各々に与えられた複数の属性情報を前記表示手段に表示し、
    前記生成手段は、
    前記複数の属性情報のいずれかに対する入力又は設定によって関連付けられた各々のファイル名構成情報を、前記複数の設定項目入力部に対して入力又は設定された順に配置して前記一のファイル名を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記一のファイル名を入力するためのファイル名入力部及び前記一のファイル名を設定するための詳細設定入力部を前記表示手段に選択可能に表示し、前記詳細設定入力部に対する操作が受け付けられた場合に、前記複数の設定項目入力部を前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記生成手段は、
    前記一のファイル名を構成する任意のファイル名構成情報に対して、前記ファイル名構成情報を生成した前記設定項目入力部への操作によって得られた新たなファイル名構成情報を前記ファイル名構成情報と置き換えて新たなファイル名を生成し、
    前記表示制御手段は、
    前記生成手段によって生成された前記新たなファイル名を前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記ファイル名構成情報を表示するファイル名構成情報表示部に前記複数のファイル名構成情報を表示する場合に、前記複数のファイル名構成情報の各々の間に所定の区切り記号を表示する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記複数の設定項目入力部のうち入力又は設定をしない設定項目非入力部が存在する場合に、前記設定項目非入力部の次の設定項目入力部で入力又は設定されたファイル名構成情報を、前記設定項目非入力部の前の設定項目入力部で入力又は設定されたファイル名構成情報の次に表示する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、
    前記詳細設定入力部に対する操作が行われることによって生成された前記一のファイル名を表示した後、前記ファイル名入力部に対する操作が行われた場合に、前記生成された前記一のファイル名を解除するためのファイル名解除画面を前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、
    前記ファイル名解除画面に対して前記一のファイル名を解除するための操作が行われた場合に、前記生成された前記一のファイル名を変更するための前記ファイル名入力部を前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の属性情報は、
    手動入力による入力情報、当該情報処理装置を識別するための情報、利用者のログイン識別情報及び日時情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記ファイル名は、原稿の読取り、ファクシミリ送受信、原稿の読取り後のストレージへの保存、及び原稿の読取り後のメール送信を含む処理に応じて設定される名称である、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 請求項1乃至10に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置で生成された前記一のファイル名が付与されたファイルを含む情報を管理する情報管理装置と、
    を有する情報処理システム。
  12. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ファイル名を設定するための複数の設定項目入力部の各々に対する操作を受け付ける受付ステップと、
    前記複数の設定項目入力部の各々に対する操作に伴い関連付けられた各々のファイル名構成情報に基づいて、一のファイル名を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップによって生成された前記一のファイル名を表示手段に表示する表示制御ステップと、
    を含む処理を実行する、
    ことを特徴とする情報処理装置方法。
  13. コンピュータに、
    ファイル名を設定するための複数の設定項目入力部の各々に対する操作を受け付ける受付ステップと、
    前記複数の設定項目入力部の各々に対する操作に伴い関連付けられた各々のファイル名構成情報に基づいて、一のファイル名を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップによって生成された前記一のファイル名を表示手段に表示する表示制御ステップと、
    を含むステップを実行させるプログラム。
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