JP2022144786A - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

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祐香 杉山
Yuka Sugiyama
知 島田
Satoru Shimada
尚 杉山
Takashi Sugiyama
雅治 江崎
Masaharu Ezaki
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Abstract

【課題】上蓋6にヒンジ手段8とは反対側から衝撃が加えられた際に、ヒンジ手段8が破断することを可及的に防止することのできる、新規の合成樹脂製容器蓋を提供すること。【解決手段】円筒壁60の外周面におけるヒンジ手段8とは直径方向反対側の部分に、円筒壁60の外径を局部的に増大せしめた補強部62を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、容器の口頸部に装着される本体及びこの本体にヒンジ手段を介して接続された上蓋を含む合成樹脂製容器蓋に関する。
に関する。
従来から、液体調味料の如き液体の内容物が収容された容器から内容物を少量ずつ排出することができる容器蓋として、下記特許文献1に開示されているとおりのスリットバルブを備えた容器蓋が周知である。下記特許文献1には、円形閉塞壁及び該閉塞壁の外周縁から垂下する円筒形状垂下壁を有する本体と、円形天面壁及び該天面壁の外周縁から垂下する円筒形状スカート壁を有する上蓋とを含む合成樹脂製容器蓋が開示されている。該上蓋と該本体とはヒンジ手段を介して接続されており、該上蓋は該本体の該閉塞壁を覆う閉位置と該閉塞壁を露呈せしめる開位置との間を旋回自在である。該閉塞壁には上方に突出する断面円形の筒状突出壁が形成されていると共に該天面蓋の下面には下方に垂下する円筒壁が形成されており、該上蓋が該閉位置にあるときに、該円筒壁の内周面が該突出壁の外周面と対向して近接乃至当接する。スリットバルブは突出壁の内側に装着されている。
特許第4145523号公報
而して、特許文献1に開示されている上記のとおりの容器蓋にあっては、本体と上蓋とがヒンジ手段を介して接続されていることに起因して、次のとおりの解決すべき課題がある。即ち、内容物が収容された容器の口頸部に容器蓋が装着された状態で、容器と共に容器蓋が落下して容器蓋の上蓋、さらに詳しくは上蓋の天面壁においてヒンジ手段とは反対側が地面に衝突すると、かかる衝突による衝撃は上蓋が本体に対して横方向にずれるように作用し、両者を接続するヒンジ手段を破断せしめてしまうことがある。本体と上蓋とがヒンジ手段を介して接続された容器蓋にあっては、通常、天面壁におけるヒンジ手段とは直径方向反対側の外周面には径方向外側に向かって突出する鍔部が形成されていることから、容器と共に容器蓋が落下すると、鍔部が地面と衝突して上蓋は鍔部から衝撃を受けることが多い。特にポリプロピレンのような比較的硬質な材料で容器蓋が成形されている場合、変形に対する追従性が悪く、破損しやすい。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、上蓋にヒンジ手段とは反対側から衝撃が加えられた際に、ヒンジ手段が破断することを可及的に防止することのできる、新規且つ改良された合成樹脂製容器蓋を提供することである。
本発明者等は、鋭意検討の結果、円筒壁の外周面におけるヒンジ手段とは直径方向反対側の部分に、円筒壁の外径を局部的に増大せしめた補強部を設けることで、上記主たる技術的課題を達成できることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、円形閉塞壁及び該閉塞壁の外周縁から垂下する円筒形状垂下壁を有する本体と、円形天面壁及び該天面壁の外周縁から垂下する円筒形状スカート壁を有する上蓋とを含み、該上蓋と該本体とはヒンジ手段を介して接続されており、該上蓋は該本体の該閉塞壁を覆う閉位置と該閉塞壁を露呈せしめる開位置との間を旋回自在であり、
該閉塞壁には上方に突出する断面円形の筒状突出壁が形成されていると共に該天面蓋の下面には下方に垂下する円筒壁が形成されており、該上蓋が該閉位置にあるときに、該円筒壁の内周面が該突出壁の外周面と対向して近接乃至当接する合成樹脂製容器蓋において、
該円筒壁の外周面における該ヒンジ手段とは直径方向反対側の部分には、該円筒壁の外径を局部的に増大せしめた補強部が設けられている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
好ましくは、該補強部は該円筒壁の外周面において周方向に連続して設けられている。この場合には、該円筒壁の径方向肉厚は該ヒンジ手段とは直径方向反対側の角度位置が最も厚く、該角度位置から周方向両側に向かって漸次減少するのがよい。該天面壁における該ヒンジ手段とは直径方向反対側の外周面には、径方向外側に向かって突出する鍔部が形成されているのがよい。材質はポリプロピレンであるのがよい。好適には、該突出壁は円錐台形状である。該突出壁の内側にはスリットバルブが装着されるのが好都合である。該補強部は該円筒壁の外周面から該スカート壁の内周面まで連続して延びるリブであってもよい。
本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋によれば、円筒壁の外周面におけるヒンジ手段とは直径方向反対側の部分には、円筒壁の外径を局部的に増大せしめた補強部が設けられており、補強部が設けられた部分の円筒壁の剛性は増強せしめられている故に、上蓋にヒンジ手段とは反対側から衝撃が加えられた場合であっても、円筒壁は変形することなくその内周面が突出壁の外周面と当接して上蓋が本体に対して横方向に移動することは規制され、ヒンジ手段が破断することは可及的に防止される。
本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の上蓋を開位置にせしめた状態の平面図。 図1に示す合成樹脂製容器蓋のA-A断面図。 図1に示す合成樹脂製容器蓋の上蓋が閉位置にあるときの側面図。 図1に示す合成樹脂製容器蓋の上蓋が閉位置にあるときのA-A断面図。 本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の他の実施形態において上蓋を開位置にせしめた状態の平面図。 図6に示す合成樹脂製容器蓋の上蓋が閉位置にあるときのA-A断面図。
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を示す添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1及び図2を参照して説明すると、全体を番号2で示す容器蓋は本体4と上蓋6とを含み、両者はヒンジ手段8を介して接続されている。図示の実施形態においては、ヒンジ手段8は周方向に間隔をおいて配置された片側ヒンジ部8a及び他側ヒンジ部8bから構成されている。容器蓋2は図1及び図2に示す状態(かかる状態は上蓋6が本体4に対して後述する開位置にある状態)で、ポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂を射出成型することによって一体的に成形される。
図1及び図2を参照して説明を続けると、本体4は円形閉塞壁10及び閉塞壁10の外周縁から垂下する円筒形状垂下壁12を有する。閉塞壁10の中央部分には上方に突出する断面円形の筒状突出壁14が形成されており、突出壁14の上面には円形排出口16が設けられている。図示の実施形態においては、突出壁14は円錐台形状であって、その上端面18は平坦な円環形状である。上端面18の内周縁には、径方向内側に向かって下方に垂下する筒状垂下片20が接続されている。突出壁14の上端部の内周面には径方向内側に向かって突出する保持突条22が周方向に連続して形成されている。図示の実施形態においては、突出壁14の内側にはスリットバルブ24が装着されている。スリットバルブ24は、比較的軟質の合成樹脂から成形されて排出口16の下方においてこれを閉塞するバルブ本体26と、このバルブ本体26を支持する合成樹脂製の環状バルブ保持部28とから構成されている。バルブ保持部28は突出壁14の内側において保持突条22によって保持され、バルブ本体26はバルブ保持部28と突出壁14とによって挾持されている。バルブ本体26は平面視において円形であってその中央部分には十字状のスリット30が形成されており(図1を参照されたい)、容器蓋2が装着された容器の内圧が上昇するとバルブ本体26が上方に向かってドーム状に膨れることでスリット30が開いて内容物の排出が可能となる。かようなスリットバルブの構成は周知であるため、スリットバルブに関する詳細な説明については本明細書では省略する。所望ならば、スリットバルブに替えて、例えば本願の出願人によって本願より先に出願されて公開された特開2019-182531号公報に開示されたような逆止弁を突出壁14の内側に装着してもよい。なお、突出壁14の内側にバルブを装着することは、使用用途等によっては必ずしも必須ではない。
閉塞壁10の上面の外周縁部には、径方向外方に向かって上方に突出する筒状係止壁32が形成されており、係止壁32の上端部の外周面には周方向に連続する係止突条34が形成されている。閉塞壁10の下面の径方向中間部には下方に垂下する円筒形状シール壁36が形成されている。閉塞壁10の下面の外周縁部には下方に垂下する円筒形状の装着壁38が設けられており、装着壁38の内周面には雌螺条40が形成されている。装着壁38の外周面には、閉塞壁10の下面から下方に向かって装着壁38の下端を越えて直線状に延びる柱状の2つの延出片42も設けられている。2つの延出片42は直径方向の両側に夫々1つずつ設けられている。ヒンジ手段8の片側端は垂下壁12の外周面の上端部に接続されており、垂下壁12の外周面の上端部における片側ヒンジ部8aと他側ヒンジ部8bとの間の周方向小領域には略矩形形状の切り欠き44が設けられている。垂下壁12の外周面の上端部においてヒンジ手段8とは反対側の部分には、外径が局所的に低減せしめられた円弧形状凹部46が設けられている。
上蓋6は円形天面壁48及び天面壁48の外周縁から垂下する円筒形状スカート壁50を有し、本体4の閉塞壁10を覆う閉位置(図3及び図4に示す状態)と閉塞壁10を露呈せしめる開位置(図1及び図2に示す状態)との間を旋回自在である。本明細書中の上蓋6の上下方向は、上蓋6が閉位置にあるときを基準とする。ヒンジ手段8の他側端はスカート壁50の外周面の下端部に接続されており、上蓋6における片側ヒンジ部8aと他側ヒンジ部8bとの間の周方向小領域には、天面壁48の外周縁部からスカート壁50の全体に亘ってL字形状の切り欠き52が設けられている(図2を参照されたい)。切り欠き52の径方向内側端を規定する天面壁48の径方向外側端面と切り欠き44の下端を規定する垂下壁12の上端面とはL字形状の接続片54によって接続されている。図2と図4とを比較参照することによって理解されるとおり、接続片54は、上蓋6が閉位置にあるときに切り欠き44及び切り欠き52に整合せしめられる。
天面壁48の下面におけるヒンジ手段8側には下方に突出するリブ56が形成されており、図4に示すとおり、リブ56の径方向外側面は、上蓋6が閉位置にあるときにヒンジ手段8が存在する側にて突出壁14の内周面と対向して近接乃至当接する。図示の実施形態においては、天面壁48の下面の中央には下方に突出する円筒形状のピン58が形成されている。ピン58は、上蓋6が開位置から閉位置に旋回せしめられた際に突出壁14の内側に進入する。このとき、詳細な説明については省略するが、ピン58は内容物の排出時に上方に膨出したバルブ本体26の上面を下方に押圧して上方に膨出したバルブ本体26が元の状態即ち図4に示す状態に戻るのを促進させる。そして、上蓋6が閉位置にあるときには、ピン58はバルブ本体26の上面に近接して位置する。詳細な説明は省略するが、ピン58は内容物の排出時に上方に膨出したバルブ本体26が元の状態即ち図4に示す状態に戻るのを促進させる。リブ56は天面壁48の下面から下方に突出すると共にピン58の外周面に接続されている。図1に示すとおり、リブ56は、ピン58の外周面においてヒンジ手段8が存在する側に接続されており、ヒンジ手段8の周方向中央を通過する直径上に位置すると共に、かかる位置の周方向両側にも間隔をおいて1つずつ設けられている。従って、図示の実施形態においては、リブ56は周方向に間隔をおいて3つ設けられている。所望ならば、ヒンジ手段8の周方向中央を通過する直径上に配置されたリブ56は省略してもよく、或いは、かかるリブ56を残してこれの周方向両側に配置された他の2つのリブ56を省略してもよい。リブ56は図2及び図4に示すとおり板状であってその基端部56aの径方向長さは先端部56bの径方向長さよりも長く、基端部56aは天面壁48の下面から径方向内側に向かって下方に直線状に傾斜せしめられており、先端部56bは基端部56aの下端から実質上鉛直に下方に垂下した後に実質上水平に延出してピン58の外周面に接続されている。図4に示すとおり、図示の実施形態においては、上蓋6が閉位置にあるときに、リブ56の先端部56bの径方向外側面が突出壁14の内周面と近接乃至当接すると共に、リブ56の基端部56aの下面が突出壁14の上面と近接乃至当接する。
天面壁48の下面には下方に垂下する円筒壁60も形成されている。円筒壁60はリブ56よりも径方向外側においてピン58と同心上に形成されており、円筒壁60の下端は上下方向に見てリブ56の下端よりも下方であって且つピン58の下端よりも上方に位置する。図4に示すとおり、上蓋6が閉位置にあるときには、円筒壁60の内周面下端部はその周方向全体に亘って突出壁14の外周面上部に当接し、突出壁14の内側から後述する内容物が漏洩することを防止する。そして、円筒壁60の外周面におけるヒンジ手段8とは直径方向反対側の部分には、円筒壁60の外径を局部的に増大せしめた補強部62が設けられていることが重要である。図2と共に図1を参照することによって理解されるとおり、補強部62は円筒壁60の外周面において周方向に連続して設けられており、円筒壁60の径方向肉厚はヒンジ手段8とは直径方向反対側の角度位置が最も厚く、かかる角度位置から周方向両側に向かって漸次減少している。補強部62は必ずしも周方向に連続していなくてよく、周方向に断続していてもよい。また、補強部は図5及び図6において番号62´で示されるとおり、円筒壁60´の外周面からスカート壁50の内周面まで連続して延びるリブであってもよい。図6に示すとおり、補強部62´は天面壁48の下面に接続されている。
天面壁48におけるヒンジ手段8とは直径方向反対側の外周面には、径方向外側に向かって突出する鍔部64が形成されている。鍔部64は天面壁48の外周面において周方向に連続して設けられており、天面壁48の外周面からの突出量はヒンジ手段8とは直径方向反対側の角度位置が最も大きく、かかる角度位置から周方向両側に向かって漸次減少している。スカート壁50の内周面下端部には周方向に延びる係止突条66a及び66bが周方向に間隔をおいて2つずつ設けられている。係止突条66aは係止突条66bよりも周方向長さが長く、係止突条66aは鍔部64側に、係止突条66bはヒンジ手段8側に夫々設けられている。係止突条66a及び66bは上蓋6が閉位置にあるときに本体4の係止突条34と弾性的に係止する。スカート壁50の外周面の所要部位には天面壁48の外周面に設けられた鍔部64に向かって外径が漸次増大して鍔部64の下面に滑らかに接続される膨出部68も設けられている。
図4には、本発明に従って構成された容器蓋2と共にかかる容器蓋2が適用される容器の口頸部も二点鎖線で示されている。適宜の合成樹脂から形成することができる容器の口頸部70は上面が開放された円筒形状であり、その外周面上端部には雄螺条72が形成されている。図示の実施形態においては、容器蓋2にはスリットバルブ24が装着されており、内容物を排出するためには容器外形を変形させて容器内圧を上昇させる必要があることから、容器は比較的軟質の合成樹脂から成形されるが、容器蓋2に何らのバルブも装着されない場合には、容器は硬質の合成樹脂製或いはガラス製であってもよい。
容器内に内容物を収容した後に口頸部70に容器蓋2を装着して口頸部70を密封する際には、容器蓋2を口頸部70に被嵌して容器蓋2を上方から見て時計方向に回転せしめる。かくすると、容器蓋2の雌螺条40と口頸部70の雄螺条72との螺合によって容器蓋2が口頸部70に対して漸次降下し、シール壁36が口頸部70の内側に進入して外周面が口頸部70の内周面に密接せしめられ、これによって口頸部70が密封される。上記螺合は延出片42が口頸部70に設けられた図示しないストッパーと当接することで停止される。かくして容器蓋2は口頸部70に装着される。
本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋によれば、円筒壁60の外周面におけるヒンジ手段8とは直径方向反対側の部分には、円筒壁60の外径を局部的に増大せしめた補強部62が設けられており、補強部62が設けられた部分の円筒壁60の剛性は増強せしめられている故に、上蓋6にヒンジ手段8とは反対側から衝撃が加えられた場合であっても、円筒壁60は変形することなくその内周面が突出壁14の外周面と当接して上蓋6が本体4に対して横方向に移動することは規制され、ヒンジ手段8が破断することは可及的に防止される。
<実施例>
図1乃至図4に図示するとおりの形態の呼び径30mmのポリプロピレン製容器蓋を射出成形した。かかる容器蓋の突出壁14の内側には図2等に示すとおりのスリットバルブも装着されている。円筒壁60においてヒンジ手段8とは直径方向反対側の角度位置における径方向肉厚は1.4mmで最大、上記角度位置とは直径方向反対側の角度位置即ちヒンジ手段8が設けられた側の径方向肉厚は0.75mmで最小であった。
図4において二点鎖線で図示するとおりの口頸部を備える10個のポリエチレンテレフタレート製容器の夫々に水を充填し、次いで口頸部に上記容器蓋を装着して口頸部を密封した。水を充填し容器蓋を装着した10個の容器を5℃環境下で落下衝撃試験を遂行した。かかる落下衝撃試験においては、容器を正立状態から幾分傾斜した状態にせしめて所要高さから落下せしめ、最初に容器の底部が鉄板製床面に衝突し、次いで容器蓋の上蓋においてヒンジ手段とは反対側を上記床面に衝突させた。その後に、ヒンジ手段の破損の有無を検査した。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
<比較例>
円筒壁60に径方向肉厚が周方向全域に亘って0.75mmであった点を除いて実施例と同様にして落下衝撃試験を遂行した。その結果は下記表1に記載のとおりであった。
Figure 2022144786000002
上記表1を参照することによって理解されるとおり、円筒壁60においてヒンジ手段8とは直径方向反対側の角度位置における径方向肉厚を増大せしめることで、上蓋6にヒンジ手段8とは反対側から衝撃が加えられた際の、ヒンジ手段8に対する耐落下衝撃特性が向上したことが確認される。
2:容器蓋
4:本体
6:上蓋
8:ヒンジ手段
10:閉塞壁
12:垂下壁
14:突出壁
48:天面壁
50:スカート壁
60:円筒壁
62:補強部

Claims (8)

  1. 円形閉塞壁及び該閉塞壁の外周縁から垂下する円筒形状垂下壁を有する本体と、円形天面壁及び該天面壁の外周縁から垂下する円筒形状スカート壁を有する上蓋とを含み、該上蓋と該本体とはヒンジ手段を介して接続されており、該上蓋は該本体の該閉塞壁を覆う閉位置と該閉塞壁を露呈せしめる開位置との間を旋回自在であり、
    該閉塞壁には上方に突出する断面円形の筒状突出壁が形成されていると共に該天面蓋の下面には下方に垂下する円筒壁が形成されており、該上蓋が該閉位置にあるときに、該円筒壁の内周面が該突出壁の外周面と対向して近接乃至当接する合成樹脂製容器蓋において、
    該円筒壁の外周面における該ヒンジ手段とは直径方向反対側の部分には、該円筒壁の外径を局部的に増大せしめた補強部が設けられている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 該補強部は該円筒壁の外周面において周方向に連続して設けられている、請求項1に記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 該円筒壁の径方向肉厚は該ヒンジ手段とは直径方向反対側の角度位置が最も厚く、該角度位置から周方向両側に向かって漸次減少する、請求項2に記載の合成樹脂製容器蓋。
  4. 該天面壁における該ヒンジ手段とは直径方向反対側の外周面には、径方向外側に向かって突出する鍔部が形成されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  5. 材質はポリプロピレンである、請求項1乃至4のいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  6. 該突出壁は円錐台形状である、請求項1乃至5のいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  7. 該突出壁の内側にはスリットバルブが装着される、請求項1乃至6のいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  8. 該補強部は該円筒壁の外周面から該スカート壁の内周面まで連続して延びるリブである、請求項1乃至7のいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
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