JP2022144169A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズを低減可能な電子制御装置を提供する。【解決手段】ECUは、基板と、モータフレームと、3つの締結部材45~47と、を備える。基板31には、スイッチング素子が実装される。モータフレームには、基板31が固定されている。締結部材45~47は、基板31をモータフレームに締結する。1つの締結部材45は、スイッチング素子が実装される領域であるパワー領域Rpに配置され、モータフレームと電気的に接続されている。これにより、ノイズの帰還ループを短くできるので、ノイズを低減することができる。【選択図】 図9

Description

本発明は、電子制御装置に関する。
従来、インバータ等を有する電子制御装置が知られている。例えば特許文献1では、インバータ部を構成するスイッチング素子が実装される基板は、4つの基板固定ねじにより筐体に螺着されている。
特開2016-34205号公報
基板の歪み等を防ぐべく、基板の締結箇所を4点あるいはそれ以上にすると、締結箇所が増えるほど、基板の実装面積が減る。また、基板の実装面積を確保すべく基板の外周側にて締結すると、締結部材により筐体と基板とを電気的に接続することでノイズの帰還ループを形成する場合、帰還ループが大きくなる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化かつノイズを低減可能な電子制御装置を提供することにある。
本発明の電子制御装置は、基板(31)と、筐体(840)と、3つの締結部材(45、46、47)と、を備える。基板には、ノイズ発生素子(121~126、221~226、170、270)が実装される。筐体には、基板が固定されている。締結部材は、基板を筐体に締結する。1つの締結部材であるノイズ発生回路内締結部材(45)は、ノイズ発生素子が実装される領域であるノイズ発生領域に配置され、筐体と電気的に接続されている。これにより、ノイズの帰還ループを短くできるので、ノイズを低減することができる。
第1実施形態によるステアリングシステムを示す概略構成図である。 第1実施形態による駆動装置を示す側面図である。 図2のIII方向矢視図である。 図3のIV-IV線断面図である。 第1実施形態によるカバーを外した状態のECUを示す側面図である。 第1実施形態によるカバーを外した状態の駆動装置を示す斜視図である。 第1実施形態によるメイン基板のモータ側の面を示す平面図である。 第1実施形態によるメイン基板のグランドパターンを示す模式図である。 第1実施形態による締結部材の配置を示す平面図である。 第1実施形態によるノイズ帰還ループを説明する説明図である。 第2実施形態によるメイン基板のグランドパターンを示す模式図である。 第3実施形態による締結部材の配置を示す平面図である。 参考例による締結部材の配置を示す平面図である。 参考例によるノイズ帰還ループを説明する説明図である。
(第1実施形態)
以下、電子制御装置を図面に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第1実施形態による電子制御装置を図1~図10に示す。
図1に示すように、駆動装置1は、モータ80と、電子制御装置としてのECU10とを備え、車両のステアリング操作を補助するための操舵装置である電動パワーステアリング装置8に適用される。図1は、電動パワーステアリング装置8を備えるステアリングシステム90の全体構成を示すものである。ステアリングシステム90は、操舵部材であるステアリングホイール91、ステアリングシャフト92、ピニオンギア96、ラック軸97、車輪98、および、電動パワーステアリング装置8等を備える。
ステアリングホイール91は、ステアリングシャフト92と接続される。ステアリングシャフト92には、操舵トルクを検出するトルクセンサ93が設けられる。トルクセンサ93は、内部にて2系統化されており、それぞれの検出値は、対応するコネクタ156、256に入力される。ステアリングシャフト92の先端には、ピニオンギア96が設けられる。ピニオンギア96は、ラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
運転者がステアリングホイール91を回転させると、ステアリングホイール91に接続されたステアリングシャフト92が回転する。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換される。一対の車輪98は、ラック軸97の変位量に応じた角度に操舵される。
電動パワーステアリング装置8は、駆動装置1、および、モータ80の回転を減速してラック軸97に伝える動力伝達部としての減速ギア89等を備える。本実施形態の電動パワーステアリング装置8は、所謂「ラックアシストタイプ」であるが、モータ80の回転をステアリングシャフト92に伝える所謂「コラムアシストタイプ」等としてもよい。
図2~図6に示すように、モータ80は3相ブラシレスモータである。モータ80は、操舵に要するトルクの一部または全部を出力するものであって、図示しないバッテリから電力が供給されることで駆動され、減速ギア89を正逆回転させる。モータ80は、第1モータ巻線180および第2モータ巻線280を有する。
以下、第1モータ巻線180の通電制御に係る構成の組み合わせを第1系統、第2モータ巻線280の通電制御に係る構成の組み合わせを第2系統とする。第1系統の構成を主に100番台で付番し、第2系統L2の構成を主に200番台で付番し、第1系統と第2系統とで実質的に同様の構成には下2桁が同じとなるように付番し、適宜説明を省略する。また、図中等適宜、第1系統L1に係る構成に添え字の「1」、第2系統L2に係る構成に添え字の「2」を付す。
駆動装置1は、モータ80の軸方向の一方側にECU10が一体的に設けられており、いわゆる「機電一体型」であるが、モータ80とECU10とは別途に設けられていてもよい。ECU10は、モータ80の出力軸とは反対側において、シャフト870の軸Axに対して同軸に配置されている。ここで、「同軸」とは、例えば組み付けや設計に係る誤差やズレは許容されるものとする。なお、本実施形態の駆動装置1における「機電一体」とは、モータ80に対し、例えば概ね直方体形状のECUを単に近接させて設けたものとは異なっている。機電一体型とすることで、搭載スペースに制約のある車両において、ECU10とモータ80とを効率的に配置することができる。以下、モータ80の軸方向を駆動装置1の軸方向とみなし、単に「軸方向」とする。
モータ80は、モータケース830、モータフレーム840、ステータ860、および、ロータ865等を有する。ステータ860は、モータケース830に固定されており、モータ巻線180、280が巻回される。ロータ865は、ステータ860の径方向内側に設けられ、ステータ860に対して相対回転可能に設けられる。
シャフト870は、ロータ865に嵌入され、ロータ865と一体に回転する。シャフト870は、軸受871、872により、モータケース830およびモータフレーム840に回転可能に支持される。シャフト870のECU10側の端部は、モータフレーム840に形成される軸孔849に挿通され、ECU10側に露出する。シャフト870のECU10側の端部には、マグネット875が設けられる。
モータケース830は、底部831および筒部832からなる略有底筒状に形成され、開口側にECU10が設けられる。底部831には、軸受871が設けられる。筒部832には、ステータ860が固定される。
モータフレーム840は、フレーム部841、ヒートシンク845、および、コネクタ接続部846等を有し、例えばアルミ等の熱伝導性のよい材料で形成される。フレーム部841は、モータケース830の径方向内側に圧入されており、全体として、モータケース830の筒部832を軸方向に投影した投影領域(以下適宜、「モータシルエット」とする。)内に収まっている。フレーム部841の外周には、フランジ部842が形成され、筒部832の内壁に形成される段差部833と当接する。また、フレーム部841のヒートシンク845の外側には、拡張部材接続部843が形成される。
コネクタ接続部846は、モータ巻線180、280が取り出されない側のヒートシンク845の側面の略中央に立設されている。コネクタ接続部846の高さは、ヒートシンク845よりも高い。
ECU10は、メイン基板31、サブ基板32、パワー系接続部品141、241、信号系接続部品146、246、コネクタユニット50、および、カバー60等を有する。メイン基板31は、ヒートシンク845の端面に形成される基板固定部847に締結部材45~47にて固定される。サブ基板32は、コネクタユニット50に固定される。基板31、32は、軸方向に投影したとき、ヒートシンク845より大きく、ヒートシンク845の外側まで延びて形成されている。
メイン基板31のヒートシンク845側の面には、インバータを構成するスイッチング素子等が実装され、ヒートシンク845に放熱可能に設けられている。メイン基板31のヒートシンク845と反対側の面には、アルミ電解コンデンサ等の部品が実装される。メイン基板31における部品配置は後述する。メイン基板31には、コネクタ接続部846との干渉を避けるために逃がし凹部316が形成されている。
サブ基板32には、フィルタ回路を構成するチョークコイルおよびコンデンサや、通信ドライバ等の部品が実装される。サブ基板32には、後述するコネクタユニット50の固定部516を逃がすために逃がし凹部326が形成されている。メイン基板31とサブ基板32とは、パワー系接続部品141、241、および、信号系接続部品146、246で接続される。
パワー系接続部品141、241は、スイッチング素子等の各種素子が実装される領域の外側である外側領域において、同一辺に沿い、逃がし凹部316、326を挟んで両側に配置されている。
信号系接続部品146、246は、各種素子が実装される領域の外側である外側領域において、パワー系接続部品141、241が設けられるのと反対側の辺に沿い、逃がし凹部316、326を挟んで両側に配置されている。
コネクタユニット50は、ベース部51、車両系コネクタ152、252、および、操舵系コネクタ156、256を有する。ベース部51は、平面視略矩形に形成される。ベース部51のモータ80と反対側の面には、外縁に沿って溝部511が形成されている。また、ベース部51には、固定部516が形成される。固定部516には、スルーボルト519が挿通され、モータフレーム840のコネクタ接続部846に螺着される。これにより、コネクタユニット50がモータフレーム840に固定される。モータフレーム840のコネクタ接続部846とコネクタユニット50の固定部516との軸方向における接続位置は、メイン基板31とサブ基板32との間である。
コネクタ152、156、252、256は、間口が軸方向外側を向いて形成されている。車両系コネクタ152、252は、車両電源およびグランドと接続されるパワー系コネクタと、CAN(Controller Area Network)等である車両通信網99(図1参照)と接続される通信系コネクタとが一体になった一体型のハイブリッドコネクタである。操舵系コネクタ156、256は、トルクセンサ93と接続される。
カバー60は、略有底筒状に形成され、内部に基板31、32およびヒートシンク845等を収容する。カバー60の底部には、略矩形の孔部61が形成される。孔部61には、コネクタ152、156、252、256が挿通される。孔部61は端部611が内側に折り曲げられている。端部611は、接着材等である接着部材が塗布されたコネクタユニット50の溝部511に挿入される。これにより、コネクタユニット50とカバー60との間からの水滴や埃の侵入を防ぐことができる。
本実施形態では、車両系コネクタ152、252および操舵系コネクタ156、256の4つの間口を設けており、ベース部51は、モータケース830の筒部832を軸方向に投影した投影領域からはみ出す。換言すると、コネクタユニット50は、モータシルエットに収まっていない。
拡張部材70は、基部71、環状凸部72、カバー挿入溝73、および、固定部74等を有し、樹脂等にて一体に形成される。拡張部材70は、全体として環状に形成され、モータフレーム840のフレーム部841のECU10側であって、ヒートシンク845の径方向外側に配置される。換言すると、ヒートシンク845は、拡張部材70の内周側にて、ECU10側に突出して形成されている。拡張部材70の外縁の少なくとも一部は、モータシルエットよりも外側に位置している。
環状凸部72は、基部71のモータ80側の面に内周面に沿って突出して設けられ、モータケース830の筒部832に挿入される。拡張部材70のモータ80と反対側の面には、カバー挿入溝73が外縁に沿って形成される。カバー60の開口側の端部は、接着材等である接着部材が塗布されたカバー挿入溝73に挿入される。これにより、拡張部材70とカバー60との間からの水滴や埃等の侵入を防ぐことができる。固定部74は、拡張部材70の内周壁から径方向内側に突出して形成される。固定部74には、カラーが挿入され、ねじ79にてフレーム部841に固定される。
以下、メイン基板31のヒートシンク845への固定について説明する。以下適宜、メイン基板31を、適宜単に「基板」とする。図7は、基板31のヒートシンク845側の面を示している。なお、図7等では、締結部材45等が挿通される孔部について、対応する部材の符号を付した。基板31には、第1系統L1に係る電子部品と、第2系統L2に係る電子部品とが、基板31を2分割する基板中心線Cにより、領域を分けて実装されている。第1系統L1に係る電子部品が実装される領域を第1系統領域RL1、第2系統L2に係る電子部品が実装される領域を第2系統領域RL2とする。
また、第1系統L1のスイッチング素子121~126、モータリレー127~129、シャント抵抗131~133および電源リレー111、112が実装される領域を第1パワー領域Rp1、第2系統L2のスイッチング素子221~226、モータリレー227~229、シャント抵抗231~233および、電源リレー211、212が実装される領域を第2パワー領域Rp2とする。また、第1系統L1のマイコン170および集積回路部175等を含む制御部品が実装される領域を第1制御領域Rc1、第2系統L2のマイコン270および集積回路部275を含む制御部品が実装される領域を第2制御領域Rc2とする。
本実施形態では、マイコン170、270は、基板31のコネクタユニット50側の面に実装されている。基板31において、ヒートシンク845側の面と、コネクタユニット50側の面とで、概ねパワー領域Rp同士、制御領域Rc同士が両面に配置されるが、厳密に一致している必要はない。
本実施形態では、基板31は、3つの締結部材45~47により、モータフレーム840に螺着されている。締結部材45~47は、モータフレーム840と電気的に接続される。モータフレーム840の電位を「筐体グランド」とする。
締結部材45は、基板中心線C上であって、第1パワー領域Rp1と第2パワー領域Rp2との間に配置される。第1パワー領域Rp1と第2パワー領域Rp2とをまとめてパワー領域Rpと捉えると、締結部材45は、パワー領域Rp内に配置されている、といえる。
締結部材46、47は、制御領域Rc1、Rc2の外側であって、モータ巻線180、280の接続箇所より内側(すなわち基板中心線C側)に配置される。締結部材46、47は、基板中心線Cに対して線対称に配置されている。本実施形態では、1つの締結部材45をパワー領域Rp側にて基板中心線C上に配置し、2つの締結部材46、47を制御領域Rc側にて素子実装領域の外側にて線対称に配置している。これにより、基板31の反りを抑制し、ヒートシンク845に適切に固定することができる。
本実施形態では、インバータ回路を構成するスイッチング素子121~126のオンオフ作動等で発生したノイズを、メイン基板31とモータフレーム840との間に形成される寄生容量PC、および、締結部材45を介して、パワー領域Rp1、Rp2内にて帰還させている。
図13および図14に示す参考例のように、パワー領域Rpの外側にて締結部材945~948にて基板931をモータフレーム840に固定する場合、図14中に一点鎖線の矢印で示すノイズの帰還ループRTが比較的大きくなる。一方、本実施形態では、図9に示すように、締結部材45を、パワー領域Rpの内部に配置しているので、パワー領域Rpの外側に締結部材945~948を設ける参考例と比較し、ノイズの帰還ループRTを相対的に小さくすることができる(図10参照)。
図8に模式的に示すように、メイン基板31では、基板中心線Cにて、第1系統L1に係る第1グランドパターンG1と第2系統L2に係る第2グランドパターンG2とが分離されており、グランドパターンG1、G2に電位差が存在する。また、締結部材45が配置される箇所のグランドパターンGsは、締結部材45を介して筐体グランドと接続される。締結グランドパターンGsは、コンデンサ139を介して第1グランドパターンG1と接続され、コンデンサ239を介して第2グランドパターンG2と接続される。これにより、分離されているグランドパターンG1、G2に対し、筐体グランドとの接続を締結部材45にて共用可能である。
以上説明したように、本実施形態のECU10は、メイン基板31と、モータフレーム840と、3つの締結部材45~47と、を備える。基板31には、ノイズ発生素子が実装される。本実施形態のノイズ発生素子は、第1インバータ回路120および第2インバータ回路を構成するスイッチング素子121~126、221~226である。モータフレーム840には、メイン基板31が固定されている。締結部材45~47は、基板31をモータフレーム840に締結する。
1つの締結部材45は、ノイズ発生素子が実装される領域であるノイズ発生領域に配置され、モータフレーム840と電気的に接続されている。本実施形態では、基板31とモータフレーム840とを3点で締結しているので、4点以上で締結する場合と比較し、部品点数を低減可能であると共に、サイクルタイムを低減可能である。また、締結部材45~47のうちの1点をノイズ発生回路内に設け、モータフレーム840と電気的に接続することでノイズの帰還ループを短くできるので、ノイズを低減することができる。
本実施形態では、ノイズ発生素子は、インバータ回路120、220を構成するスイッチング素子121~126、221~226である。ノイズ発生領域は、スイッチング素子121~126、221~226が実装されるパワー領域Rpである。PWM駆動等により比較的ノイズの出やすい回路であるインバータ回路120、220が実装されるパワー領域Rpに締結部材45を設けることで、パワー領域Rp内でノイズを帰還させることができるので、パワー領域Rpの外側にある例えばマイコン170、270等へのノイズの影響を低減することができる。
インバータ回路は、第1インバータ回路120および第2インバータ回路220を含み、締結部材45は、第1インバータ回路120が実装される第1パワー領域Rp1と、第2インバータ回路220が実装される第2パワー領域Rp2とを区画する基板中心線C上に配置されている。これにより、2系統のインバータ回路120、220におけるノイズの帰還ループに、締結部材45を共用可能である。
スイッチング素子121~126、221~226のオンオフ作動を制御するマイコン170、270を含む制御部品は、第1パワー領域Rp1および第2パワー領域Rp2とは、領域を分けて配置されている。締結部材45以外の2つの締結部材46、47は、マイコン170、270が配置される領域である制御領域Rc側にて、電子部品が実装される素子実装領域を挟んで両側に配置されている。これにより、メイン基板31の歪みを低減することができる。また、制御領域Rcの実装面積を比較的大きく確保することができる。
ノイズ発生領域において、グランドパターンが2つに分割されている。締結部材45によりモータフレーム840と接続される締結グランドパターンGsは、ノイズ発生領域において分割された2つのグランドパターンG1、G2と、コンデンサ139、239を介して接続される。これにより、ノイズ発生領域内にてグランドが分割されており、電位差がある場合であっても、1つの締結部材45にて帰還ループを適切に形成することができる。
本実施形態では、ECU10が「電子制御装置」、スイッチング素子121~126、221~226が「ノイズ発生素子」、モータフレーム840が「筐体」、締結部材45が「ノイズ発生領域内締結部材」、集積回路部175、275が「制御回路部品」、パワー領域Rpが「ノイズ発生領域」に対応する。
(第2実施形態)
第2実施形態を図11に示す。上記実施形態では、基板31において、第1系統と第2系統とでグランドが分離されている。本実施形態では、基板31において、第1系統と第2系統とで共通グランドG3となっている。そのため、締結部材45が配置される箇所のパターンは、共通のグランドパターンとすればよく、締結部材45にて、基板31のグランドと筐体グランドとを接続する。これにより、コンデンサ139、239を省略可能である。このように構成しても上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
第3実施形態を図12に示す。第1実施形態では、パワー領域Rp1、Rp2を「ノイズ発生領域」とみなした。本実施形態では、制御領域Rcを「ノイズ発生領域」とみなし、締結部材45を、制御領域Rc1に配置する。また、締結部材45は、第1制御領域Rc1と第2制御領域Rc2(図12中では不図示)との間であって、基板中心線C上に配置されている。これにより、制御領域Rcにて発生するノイズの帰還ループを相対的に短くすることができる。締結部材46、47は、パワー領域Rp1、Rp2の外側に配置されている。
本実施形態では、ノイズ発生素子は、基板31に実装されるスイッチング素子121~126、221~226のオン作動を制御する2つの集積回路部175、275であって、締結部材45は、2つの集積回路部175、275が実装される制御領域Rcの内部に配置されている。これにより、制御領域Rcにおける帰還ループを短くすることができる。また、パワー領域Rpの実装領域を比較的大きく確保することができる。また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
本実施形態では、集積回路部175、275が「ノイズ発生素子」、制御領域Rcが「ノイズ発生領域」に対応する。
(他の実施形態)
上記実施形態では、ECUには2枚の基板が設けられている。他の実施形態では、サブ基板を省略し、1枚の基板に電子部品を実装するようにしてもよい。なお、上記実施形態では、2枚の基板を区別すべく、便宜上「メイン」、「サブ」としているが、必ずしも、機能的にメイン、サブの関係でなくてもよい。
上記実施形態では、拡張部材を設けることで、制御ユニットがモータシルエットの外側まで延びて形成されている。他の実施形態では、拡張部材を省略し、制御ユニットがモータシルエットに収まっていてもよい。
上記実施形態では、3つの締結部材が筐体と電気的に接続されている。他の実施形態では、ノイズ発生回路内締結部材以外の2つの締結部材は、筐体と電気的に接続されていなくてもよい。上記実施形態では、3つの締結部材にて基板を筐体に固定している。他の実施形態では、3つの締結部材の他に締結に係る補助的な部材を設けてもよい。
上記実施形態では、車両電源およびグランドと接続されるパワーコネクタと、車両通信網と接続される通信コネクタとが一体となっている。他の実施形態では、パワーコネクタと通信コネクタとを別体としてもよい。また、コネクタの種類や数は任意に設定可能であって、間口をそれぞれ別々に設けてもよいし、任意の組み合わせで設けてもよい。また、上記実施形態では、コネクタ間口を系統毎に分けて設けている。他の実施形態では、コネクタ間口を系統で分けず、2系統にて1つの間口を共用するようにしてもよい。
上記実施形態では、操舵装置は電動パワーステアリング装置である。他の実施形態では、操舵装置は、ステアバイワイヤ装置であってもよく、駆動装置は、車輪を転舵させる転舵装置として用いてもよいし、ハンドルに反力を付与する反力装置として用いてもよい。また、駆動装置を操舵装置以外の装置に適用してもよい。以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
10・・・ECU(電子制御装置)
31・・・メイン基板(基板)
45・・・締結部材(ノイズ発生回路内締結部材)
46、47・・・締結部材
121~126、221~226・・・スイッチング素子(ノイズ発生素子)
175、275・・・集積回路部(ノイズ発生素子、制御回路部品)
840・・・モータフレーム(筐体)

Claims (6)

  1. ノイズ発生素子(121~126、221~226、175、275)が実装される基板(31)と、
    前記基板が固定されている筐体(840)と、
    前記基板を前記筐体に締結する3つの締結部材(45、46、47)と、
    を備え、
    1つの前記締結部材であるノイズ発生回路内締結部材(45)は、前記ノイズ発生素子が実装される領域であるノイズ発生領域に配置され、前記筐体と電気的に接続されている電子制御装置。
  2. 前記ノイズ発生素子は、インバータ回路(120、220)を構成するスイッチング素子(121~126、221~226)であって、
    前記ノイズ発生領域は、前記スイッチング素子が実装されるパワー領域である請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記インバータ回路は、第1インバータ回路(120)および第2インバータ回路(220)を含み、
    前記ノイズ発生回路内締結部材は、前記第1インバータ回路が実装される第1パワー領域と、前記第2インバータ回路が実装される第2パワー領域とを区画する基板中心線上に配置されている請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記ノイズ発生回路内締結部材以外の2つの前記締結部材(46、47)は、前記スイッチング素子のオンオフ作動を制御する制御回路部品(175、275)が配置される領域であって、前記パワー領域とは分離されている制御領域側にて、電子部品が実装される素子実装領域を挟んで両側に配置されている請求項2または3に記載の電子制御装置。
  5. 前記ノイズ発生素子は、前記基板に実装されるスイッチング素子(121~126、221~226)のオンオフ作動を制御する制御回路部品(175、275)であって、
    前記ノイズ発生回路内締結部材は、前記制御回路部品が実装される制御領域に配置されている請求項1に記載の電子制御装置。
  6. 前記ノイズ発生領域において、グランドパターンが2つに分割されており、
    前記ノイズ発生回路内締結部材により前記筐体と接続されるグランドパターンは、前記ノイズ発生領域において分割された2つのグランドパターンと、コンデンサ(139、239)を介して接続されている請求項1~5のいずれか一項に記載の電子制御装置。
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