JP2022143057A - 電力変換装置及びそれを備えた洗濯機。 - Google Patents
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Abstract
【課題】電流検出回路を用いることなく、上記電力変換装置の異常動作時の保護を実現することができる電力変換装置及びそれを備えた洗濯機を提供する。【解決手段】交流電源に交流端子が接続される整流回路と、交流電源の短絡手段と、交流電源の交流電圧のゼロクロス点を基準とする遅れ時間及びパルス幅のパルス信号を短絡手段に与えて交流電源を短絡する制御回路を備える電力変換装置であって、交流電源の両端に、双方向フォトカプラの発光側を接続し、双方向フォトカプラの受光側は、一端をパルス信号に接続し、他端を制御回路の接地配線に接続する保護回路を備えることを特徴とする電力変換装置。【選択図】図2
Description
本発明は、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置及びそれを備えた洗濯機に関する。
電力変換装置の一例として、交流電源の半周期に1回もしくは複数回の短絡動作を行い、力率を改善する電力変換装置を特許文献1が開示している。特許文献1は電源装置に接続した電源回路の出力電圧や電源電圧などの内部的状態に基づいて短絡手段の短絡開始時刻(ディレイ時間)と短絡期間(パルス幅)とを決定して、負荷の状態に応じて力率を最適点に制御する方法を開示している。特許文献1は電源回路の出力電圧から電源電圧を推定することで、電源電圧の変動に応じた短絡期間になるように制御を行い、力率を改善している。
特許文献1では、短絡手段の短絡開始時間と短絡期間を制御回路にて制御しているが、雑音等により制御回路が誤動作し、短絡手段が短絡し続けた場合、リアクトルおよび短絡手段に過剰な電流が流れ、回路の破壊を引き起こす。
これを防止するためには、リアクトルないし短絡手段に流れる電流を検出し、電流が閾値を超えた場合に制御回路を介さずに短絡手段を強制的に切断する回路を実装する必要があるが、電流検出にはカレントトランスやシャント抵抗器を用いる必要があり、発熱やコストの問題がある。また上記回路の応答速度が遅い場合、短絡手段を切断する前に過電流による破壊が発生する恐れがある。
以上のことから本発明の目的は、電流検出回路を用いることなく、上記電力変換装置の異常動作時の保護を実現することができる電力変換装置及びそれを備えた洗濯機を提供することである。
以上のことから本発明においては、「交流電源に交流端子が接続される整流回路と、交流電源の短絡手段と、交流電源の交流電圧のゼロクロス点を基準とする遅れ時間及びパルス幅のパルス信号を短絡手段に与えて交流電源を短絡する制御回路を備える電力変換装置であって、交流電源の両端に、双方向フォトカプラの発光側を接続し、双方向フォトカプラの受光側は、一端をパルス信号に接続し、他端を制御回路の接地配線に接続する保護回路を備えることを特徴とする電力変換装置」としたものである。
電流検出回路を用いることなく、上記電力変換装置の異常動作時の保護を実現することができる。
以下本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る力変換装置を用いたモータ制御装置の基本構成図である。本実施例の電力変換装置1は図1に示すように、単相の交流電源2の一方の出力端に一端が接続したリアクトル3と、そのリアクトル3を介して交流電源2を短絡する短絡手段4と、交流電源2に接続していない側のリアクトル3の他端とリアクトル3が接続していない側の交流電源2の他端との間に入力電流検出回路12を介して接続した整流回路5と、整流回路5の直流出力の両端に直列接続した平滑コンデンサ6と、整流回路5の交流入力の一方と、平滑コンデンサ6を構成する平滑コンデンサ7と平滑コンデンサ8との接続点の間に接続した整流回路切替手段9と、交流電源2のゼロクロスを検出するゼロクロス検出回路10と、前記平滑コンデンサ6の両端の直流電圧Vdを入力しゼロクロス信号50を基準タイミングとして短絡手段4を動作させる短絡パルス信号51を出力し、整流回路切替手段9に整流回路切替信号52を出力する制御回路11と、前記交流電源2から入力される入力電流Isを検出し、制御回路11に入力電流検出信号53を出力する入力電流検出回路12と、制御回路11に交流電源2の電源電圧信号55を出力する電源電圧検出回路16を備えている。
図1には、前記電力変換装置1の直流出力Vdに接続したインバータ回路13と電動機を内蔵した圧縮機14とを備えたモータ駆動システム15を合わせて示す。ここで、制御回路11は、例えばワンチップマイクロコンピュータなどの半導体集積回路(IC)で構成しており、全ての動作をソフトウェア処理で実行している。
ゼロクロス検出回路10は、交流電源2の両端の電圧を入力し、交流電源2の交流電圧(以下、電源電圧Vsと略記する。)がゼロクロス点を通過し極性が変わるタイミングでHigh信号からLow信号に、もしくはLow信号からHigh信号に切り替わるゼロクロス信号50を出力する。このゼロクロス信号50は制御回路11へ入力される。
制御回路11は、入力されたゼロクロス信号50の立ち上がりもしくは立ち下りを基準タイミングとして、そこから短絡手段4が短絡動作を開始するまでの期間(以下、ディレイ時間Td)および短絡する期間(以下、パルス幅Tw)を設定し、短絡パルス信号51(High,Low信号)を短絡手段4に出力する。ディレイ時間Tdおよびパルス幅Twは、制御回路11に予め記憶させるか、制御回路11で計算して求める。
短絡手段4は短絡パルス信号51に従って短絡開閉動作を行う。本実施例では、制御回路11から出力される短絡パルス信号51がHighの時に、短絡手段4は短絡動作する。短絡手段4は、ダイオードブリッジとIGBTもしくは、バイポーラトランジスタ,MOSFETなどの電力半導体スイッチング素子で構成しており、短絡パルス信号51に従ってリアクトル3を介して交流電源2を短絡する。この短絡開閉動作によって交流電源2の力率を改善する。
整流回路切替え手段9は、パワーリレー,トライアック,ダイオードブリッジと電力半導体スイッチング素子(IGBT,バイポーラトランジスタ,MOSFET)の組み合わせなどによる双方向スイッチで構成され、制御回路11が出力する整流回路切替信号52(High,Low信号)に応じて整流回路5を切り替える。本実施例では、整流回路切替信号52がLow信号のときに整流回路5を全波整流回路に切り替え、High信号のときに倍電圧整流回路に切り替える。
制御回路11は、ゼロクロス信号50と、平滑コンデンサ6の両端の直流電圧Vdである直流電圧値54と、入力電流検出信号53と、交流電源2の電源電圧値55を入力し、短絡パルス信号51と、整流回路切替信号52を出力する。
本実施例の電力変換装置1は、交流電源2を電源半周期に一回もしくは複数回、リアクトル3を介して短絡する動作を行って、電源電流の通流角を広げ電源力率を改善しながら、交流電力を直流電力に変換する。本実施例の電力変換装置1は、整流回路切替手段9を備えていて、整流回路5を全波整流回路あるいは倍電圧整流回路に切り替えて動作させる。そのため、パルス幅Twで直流電圧Vdを制御することに加え、幅広い範囲の直流電圧Vdを出力できる。
次に、本発明にて実現する保護回路の例を図2に示す。交流電源2の両端に、分圧抵抗器56を介して双方向フォトカプラ57の発光側を接続する。双方向フォトカプラ57の受光側は、一端を短絡パルス信号51に接続し、他端を制御回路の接地配線に接続する。上記にて、保護回路58を構成する。またこの時、短絡手段4の前段に前述とは別の整流回路59を設ける。
続いて、保護回路58の時間軸に沿った動作を図3に示す。図3には上段から、正常時、保護回路を備えない時の異常動作時、本発明の保護回路58を備える時の異常動作時の動作を横軸の時間軸に沿って記載している。なおこの図で、59は短絡手段用整流回路59における整流波形を表している。
図3上段の正常動作時、短絡パルス信号51は、交流電源電圧波形60のピークとは重ならないタイミングでONとなる。短絡手段電流波形61は、短絡パルス信号51がONの間は、交流電源電圧波形60に比例した傾きで時間とともに増加し、OFFになると同時に瞬時的に0となる。
図3中段では、制御回路11に何らかの異常が発生し、短絡パルス信号51がONし続けた場合を考える。保護回路58がない場合、短絡手段電流波形61は、交流電源電圧波形60のピーク付近で急激に増加し、過電流による故障が発生する。
図3下段のように保護回路58を設けている場合、双方向フォトカプラ57は、交流電源電圧波形60が、分圧抵抗器56の抵抗値によって決められる閾値を超える範囲でONとなる。双方向フォトカプラ57がONのとき、短絡パルス信号51は制御回路11の出力に関わらず強制的にOFFとなる。これにより、交流電源電圧波形60のピーク付近では制御回路11の出力に関わらず短絡パルス信号51は常にOFFとなるため、短絡手段電流波形61の異常な上昇を抑制し、過電流による故障を防ぐことができる。この時、短絡パルス信号51の強制OFF区間は、正常動作時の短絡パルス信号51のON区間と重ならないようにする必要がある。
1…電力変換装置、2…交流電源、3…リアクトル、4…短絡手段、5…整流回路、6…平滑コンデンサ、7…平滑コンデンサ、8…平滑コンデンサ、9…整流回路切替手段、10…ゼロクロス検出回路、11…制御回路、12…入力電流検出回路、13…インバータ回路、14…圧縮機、15…モータ駆動システム、16…電源電圧検出回路、50…ゼロクロス信号、51…短絡パルス信号、52…整流回路切替信号、53…入力電流検出信号、54…直流電圧値、55…電源電圧値、56…分圧抵抗器、57…双方向フォトカプラ、58…保護回路、59…短絡手段用整流回路、60…交流電源電圧波形、61…短絡手段電流波形
Claims (3)
- 交流電源に交流端子が接続される整流回路と、前記交流電源の短絡手段と、前記交流電源の交流電圧のゼロクロス点を基準とする遅れ時間及びパルス幅のパルス信号を前記短絡手段に与えて前記交流電源を短絡する制御回路を備える電力変換装置であって、
前記交流電源の両端に、双方向フォトカプラの発光側を接続し、前記双方向フォトカプラの受光側は、一端を前記パルス信号に接続し、他端を前記制御回路の接地配線に接続する保護回路を備えることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記保護回路は、交流電源の電圧が閾値以上になった場合に、前記パルス信号を無効化することを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1または請求項2に記載の電力変換装置を備えた洗濯機。
Priority Applications (1)
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JP2021043388A JP2022143057A (ja) | 2021-03-17 | 2021-03-17 | 電力変換装置及びそれを備えた洗濯機。 |
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Publications (1)
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