JP2022142873A - 指機構および手機構 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022142873000001
【課題】簡素な構成で把持対象物を把持できるのに適した把持力を得ること。
【解決手段】指機構1は、先端部材11Aと、基端部材11Bと、一端11Caが先端部材11Aの後部11Abに軸連結され中部11Ccが基端部材11Bの中部11Bcに軸連結された第一リンク部材11Cと、一端11Daが先端部材11Aの後部1Abの第一リンク部材11Cとは異なる位置に軸連結され他端11Dbが基端部材11Bの先部11Baに軸連結された第二リンク部材11Dと、基端部材11Bの後部11Bbに取り付けられ第一リンク部材11Cの他端11Cbに軸連結されて第一リンク部材11Cの他端11Cbを軸連結と直交する方向に移動させる屈曲駆動部11Eと、を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、指機構および手機構に関する。
また、特許文献1には、人間の指の形状に近く動きも人間に近いことを目的とした指機構およびハンドが示されている。この指機構は、一連に軸を介して連結された第一骨部材、第二骨部材、第三骨部材、および第四骨部材と、各骨部材を可動させる第一リンク部材、第二リンク部材、および第三リンク部材を含むリンク機構と、リンク機構を駆動する駆動部材と、を備える。
また、特許文献2には、人間の把持動作に近似させることを目的としたハンド機構が示されている。このハンド機構は、ハンド本体と、ハンド本体の側部の親指部と、ハンド本体の先端部の操作指部および補助指部と、を備えると共に、親指部をハンド本体に対して第一把持状態と第二把持状態との把持位置に旋回させる第一駆動伝達部と、親指部をハンド本体に対して折り曲げる第二駆動伝達部と、操作指部を折り曲げる第三駆動伝達部および第四駆動伝達部と、補助指部を折り曲げる第五駆動伝達部と、を備える。
従来、例えば、特許文献3には、人間の手の動作に近い動作を実現することを目的とした関節機構が示されている。この関節機構は、4節リンク機構と、この4節リンク機構を進展構造と屈曲構造とのそれぞれの位置に配置する変位部材とを備える。
特開2018-167372号公報 特開2017-164931号公報 特開2016-150429号公報
指機構単体、および指機構を複数備える手機構においては、簡素化が望まれ、かつ把持対象物を把持できるのに適した把持力を得ることが望まれている。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、簡素な構成で把持対象物を把持できるのに適した把持力を得ることのできる指機構および手機構を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様の指機構は、先端部材と、基端部材と、一端が前記先端部材の後部に軸連結され中部が前記基端部材の中部に軸連結された第一リンク部材と、一端が前記先端部材の後部の第一リンク部材とは異なる位置に軸連結され他端が前記基端部材の先部に軸連結された第二リンク部材と、前記基端部材の後部に取り付けられ前記第一リンク部材の他端に軸連結されて前記第一リンク部材の他端を軸連結と直交する方向に移動させる屈曲駆動部と、を含む。
上記の指機構の望ましい態様として、各前記軸連結の軸線方向に沿って延びる第一回転軸の周りに前記基端部材を回転移動させる回転機構部を含む。
上記の指機構の望ましい態様として、各前記軸連結の軸線方向に交差して延びる第二回転軸の周りに前記基端部材を旋回移動させる旋回機構部を含む。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様の手機構は、本体部材と、前記本体部材に対して取り付けられる指機構と、を備え、前記指機構は、先端部材と、基端部材と、一端が前記先端部材の後部に軸連結され中間が前記基端部材の中部に軸連結された第一リンク部材と、一端が前記先端部材の後部の第一リンク部材とは異なる位置に軸連結され他端が前記基端部材の先部に軸連結された第二リンク部材と、前記基端部材の後部に取り付けられ前記第一リンク部材の他端に軸連結されて前記第一リンク部材の他端を軸連結と直交する方向に移動させる直動装置と、を含み、さらに前記指機構は、各前記軸連結の軸線方向に沿って延びる第一回転軸の周りに前記基端部材を前記本体部材に対して回転移動させる回転機構部を含む第一指機構と、各前記軸連結の軸線方向に交差して延びる第二回転軸の周りに前記基端部材を前記本体部材に対して旋回移動させる旋回機構部を含む第二指機構と、を含み、少なくとも1つの前記第一指機構、および前記第一指機構の回転移動方向に対向する1対の前記第二指機構を有する。
上記の手機構の望ましい態様として、少なくとも2つの前記第一指機構を各前記第一回転軸の軸線方向に沿って併設し、前記第一指機構の回転移動方向に対向する位置に各第二指機構の各前記第二回転軸を配置する。
本開示によれば、簡素な構成で様々な把持対象物を把持することができる。
図1は、実施形態の指機構および手機構を示す斜視図である。 図2は、実施形態の指機構および手機構を示す側面図である。 図3は、実施形態の指機構および手機構を示す平面図である。 図4は、実施形態の指機構を示す斜視図である。 図5は、実施形態の指機構の屈曲動作を示す側面図である。 図6は、実施形態の指機構の屈曲動作を示す側面図である。 図7は、実施形態の指機構の回転動作を示す側面図である。 図8は、実施形態の指機構の旋回動作を示す側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、実施形態という)につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、実施形態の指機構および手機構を示す斜視図である。図2は、実施形態の指機構および手機構を示す側面図である。図3は、実施形態の指機構および手機構を示す平面図である。図4は、実施形態の指機構を示す斜視図である。
以下の説明では、便宜的に互いに交差する第一方向、第二方向、および第三方向のうち、第一方向を「前後方向X」といい、第二方向を「左右方向Y」といい、第三方向を「上下方向Z」という。前後方向Xと左右方向Yと上下方向Zとは、典型的には、相互に直交する。本実施形態では、前後方向Xは、手機構101における前後方向であって、正面側および背面側に向く方向に相当する。左右方向Yは、手機構101における左右方向であって側方に向く方向に相当する。上下方向Zは、手機構101における上下方向に相当する。
指機構1は、手機構101に設けられる。指機構1は、手機構101において、第一指機構10と、第二指機構20とが設けられる。
第一指機構10は、図1乃至図3に示すように、屈曲機構部11と、回転機構部12と、を含む。
屈曲機構部11は、図4に示すように、先端部材11Aと、基端部材11Bと、第一リンク部材11Cと、第二リンク部材11Dと、屈曲駆動部11Eと、を含む。
先端部材11Aは、第一指機構10の先端を構成するものである。先端部材11Aは、平面から視て板状に形成されており、側面から視て先部11Aaが尖って形成され、後部11Abに向かって広がって形成されている。後部11Abには、板厚内にて切り欠かれた切溝11Acが形成されている。
基端部材11Bは、第一指機構10の基端を構成するものである。基端部材11Bは、先部11Baが上下方向Zに延在して形成され、後部11Bbが前後方向Xである後方に延在して形成されている。基端部材11Bは、手機構101において本体部材102に固定される。
第一リンク部材11Cは、長板状に形成されている。第一リンク部材11Cは、一端11Caと他端11Cbとの間の中部11Ccにおいて板面に沿って屈曲して形成されている。第一リンク部材11Cは、一端11Caが先端部材11Aの後部11Abの上方位置に対して左右方向Yに延びる軸31により回転可能に軸連結されている。また、第一リンク部材11Cは、中部11Ccが基端部材11Bの中部11Bcに対して左右方向Yに延びる軸32により回転可能に軸連結されている。この第一リンク部材11Cは、板状の板厚方向において先端部材11Aおよび基端部材11Bを挟むように1対設けられている。
第二リンク部材11Dは、長板状に形成されている。第二リンク部材11Dは、一端11Daが先端部材11Aの後部11Abにおいて切溝11Acに挿通され、かつ当該後部11Abにおいて第一リンク部材11Cとは異なる位置である下方位置に対して左右方向Yに延びる軸33により回転可能に軸連結されている。また、第二リンク部材11Dは、他端11Dbが基端部材11Bの先部11Baに形成された切溝11Bdに挿通され、かつ当該先部11Baに対して左右方向Yに延びる軸34により回転可能に軸連結されている。第二リンク部材11Dは、1対の第一リンク部材11Cの左右方向Yの間に配置されるため、軸連結による互いの回転動作において干渉しない。
屈曲駆動部11Eは、モータ11Eaと、当該モータ11Eaの出力軸11Ebとを含む。モータ11Eaは、基端部材11Bの後部11Bbに形成された切溝11Beに挿通され、かつ当該後部11Bbに対して左右方向Yに延びる軸35により回転可能に軸連結されている。モータ11Eaは、ギア、およびセンサを有し、出力軸11Ebの回転位置制御が可能である。出力軸11Ebは、雄ねじとして構成されている。出力軸11Ebは、雌ねじを構成する支持部材11Ecに捩じ込まれる。支持部材11Ecは、1対の第一リンク部材11Cの他端11Cbの間に配置され、かつ当該他端11Cbに対して左右方向Yに延びる軸36により回転可能に軸連結されている。
なお、上述した軸連結において各軸31~36は互いに平行に設けられ各軸31~36が延びる方向(実施形態では左右方向Y)を軸連結の軸線方向という。
図5および図6は、実施形態の指機構の屈曲動作を示す側面図である。
図4で説明した屈曲駆動部11Eは、モータ11Eaを駆動することで、出力軸11Ebが回転する。上述したように出力軸11Ebは、雄ねじとして構成されて雌ねじを構成する支持部材11Ecに捩じ込まれる。このため、支持部材11Ecは、出力軸11Ebの回転に伴って出力軸11Ebの延在方向に移動する。
図5では、支持部材11Ecがモータ11Ea側に近づくように移動することで、軸連結された第一リンク部材11Cの他端11Cbをモータ11Ea側に近づくように下方(矢印A方向)に移動させた状態を示している。図5の屈曲駆動部11Eの動作により、第一リンク部材11Cは、基端部材11Bに対し、軸32を中心に回転移動し、一端11Caが上方に上がる。そして、第一リンク部材11Cの一端11Caの移動に伴い、先端部材11Aが上方に上げられる。このとき、先端部材11Aは、第二リンク部材11Dが軸連結された軸33と、第二リンク部材11Dが基端部材11Bに軸連結された軸34との間の距離が第二リンク部材11Dにより不変とされているため、上方に上げられながら先部11Aaが上方に向くように変位することとなる。従って、屈曲機構部11は、屈曲駆動部11Eにより支持部材11Ecがモータ11Ea側に近づくように移動した場合、先端部材11Aの先部11Aaが上方に向くように全体として上方に立ち上がる。この指機構1(第一指機構10)の動作は、人間の指において、軸31,33が第一関節に相当し、軸32,34が第二関節に相当して、先端部材11Aが指先の末節骨に相当し、第一リンク部材11Cおよび第二リンク部材11Dが中節骨に相当し、基端部材11Bが基節骨に相当し、指を伸ばした動作に近似する。
一方、図6では、支持部材11Ecがモータ11Eaから遠ざかるように移動することで、軸連結された第一リンク部材11Cの他端11Cbをモータ11Eaから遠ざけるように上方(矢印B方向)に移動させた状態を示している。図6の屈曲駆動部11Eの動作により、第一リンク部材11Cは、基端部材11Bに対し、軸32を中心に回転移動し、一端11Caが下方に下がる。そして、第一リンク部材11Cの一端11Caの移動に伴い、先端部材11Aが上方に下げられる。このとき、先端部材11Aは、第二リンク部材11Dが軸連結された軸33と、第二リンク部材11Dが基端部材11Bに軸連結された軸34との間の距離が第二リンク部材11Dにより不変とされているため、下方に下げられながら先部11Aaが下方に向くように変位することとなる。従って、屈曲機構部11は、屈曲駆動部11Eにより支持部材11Ecがモータ11Eaから遠ざかるように移動した場合、先端部材11Aの先部11Aaが下方に向くように全体として下方に折れ曲がる。この指機構1(第一指機構10)の動作は、人間の指において、軸31,33が第一関節に相当し、軸32,34が第二関節に相当して、先端部材11Aが指先の末節骨に相当し、第一リンク部材11Cおよび第二リンク部材11Dが中節骨に相当し、基端部材11Bが基節骨に相当し、指を折り曲げた動作に近似する。
回転機構部12は、アクチュエータにより構成される。回転機構部12を構成するアクチュエータは、例えば、モータ、ギア、センサ、モータドライバ、通信部を一体に備え、回転位置制御に加えてトルク制御も可能なものを用いることができる。回転機構部12は、各軸31~36による軸連結の軸線方向である左右方向Yに沿って延びる第一回転軸12Aを回転駆動する。第一回転軸12Aは、各軸31~36による軸連結の軸線方向である左右方向Yと平行に設けられていることが好ましいが、設計誤差あるいは適宜傾いていてもよい。第一回転軸12Aは、基端部材11Bに設けられた接続部11Bfと連結される。
図7は、実施形態の指機構の回転動作を示す側面図である。
上記構成の回転機構部12は、図7に示すように、第一回転軸12Aを回転駆動することで、当該第一回転軸12Aを中心とし、基端部材11Bを介して第一指機構10を回転移動させる。具体的に、回転機構部12は、第一回転軸12Aを回転駆動することで、第一指機構10の先端部材11Aを前後方向Xにおいて正面側に倒したり背面側に起こしたりするように第一指機構10を回転移動させる。
第二指機構20は、図1乃至図3に示すように、屈曲機構部21と、旋回機構部22と、を含む。
屈曲機構部21は、図4に示すように、先端部材21Aと、基端部材21Bと、第一リンク部材21Cと、第二リンク部材21Dと、屈曲駆動部21Eと、を含む。これら、先端部材21A、基端部材21B、第一リンク部材21C、第二リンク部材21D、および屈曲駆動部21Eは、上述した第一指機構10の先端部材11A、基端部材11B、第一リンク部材11C、第二リンク部材11D、および屈曲駆動部11Eと同等の構成である。よって、各図において、同等個所には同等の符号を付して構成および動作の説明を省略する。
旋回機構部22は、アクチュエータにより構成される。旋回機構部22を構成するアクチュエータは、例えば、モータ、ギア、センサ、モータドライバ、通信部を一体に備え、回転位置制御に加えてトルク制御も可能なものを用いることができる。旋回機構部22は、各軸31~36による軸連結の軸線方向である左右方向Yに交差する方向であって上下方向Zに沿って延びる第二回転軸22Aを回転駆動する。第二回転軸22Aは、各軸31~36による軸連結の軸線方向である左右方向Yと直交して設けられていることが好ましいが、適宜傾いてもよい。第二回転軸22Aは、基端部材21Bに設けられた接続部21Bfと連結される。
図8は、実施形態の指機構の旋回動作を示す側面図である。
上記構成の旋回機構部22は、図8に示すように、第二回転軸22Aを回転駆動することで、当該第二回転軸22Aを中心とし、基端部材21Bを介して第二指機構20を旋回移動させる。具体的に、旋回機構部22は、第二回転軸22Aを回転駆動することで、前後方向Xおよび左右方向Yがなす平面上において第二指機構20を旋回移動させる。
上述した第一指機構10および第二指機構20は、手機構101において本体部材102に取り付けられる。本体部材102は、例えば、図示しないマニピュレータなどの腕機構に取り付けることができる。
第一指機構10は、回転機構部12が本体部材102に固定される。従って、第一指機構10は、本体部材102に対して上述した回転および屈曲動作が可能である。第一指機構10は、本体部材102に対し左右方向Yにおいて複数併設される。実施形態の第一指機構10は、左右方向Yにおいて少なくとも2つ併設される。また、第一指機構10は、少なくとも1つであってもよい。
第二指機構20は、旋回機構部22が本体部材102に固定される。従って、第二指機構20は、本体部材102に対して上述した旋回および屈曲動作が可能である。第二指機構20は、本体部材102に対し第一指機構10の回転移動方向である前側に対向する位置に旋回機構部22の第二回転軸22Aを配置し、左右方向Yおいて2つ設けられる。
このように構成された手機構101は、図2に示すように、第一指機構10および第二指機構20が対向した状態で、第一指機構10を回転および屈曲したり、第二指機構20を屈曲したりすることで、相互に接近した間で図示しない把持対象物を掴むことができる。この場合、手機構101は、例えば、棒体や、球体や直方体などの立体の形状の様々な把持対象物を掴むことができる。また、手機構101は、図8に示すように、第二指機構20を互いが遠ざかるように旋回した状態で、第一指機構10を回転および屈曲したり、第二指機構20を屈曲したりすることで、相互に接近した間で多方向から把持対象物を掴むことができる。この場合、手機構101は、例えば、球体や直方体などの立体や、柔らかい構造の柔立体などの様々な把持対象物を包み込むように掴むことができる。
以上説明したように、実施形態の指機構1は、先端部材11A(21A)と、基端部材11B(21B)と、一端11Ca(21Ca)が先端部材11A(21A)の後部11Ab(21Ab)に軸連結され中部11Cc(21Cc)が基端部材11B(21B)の中部11Bc(21Bc)に軸連結された第一リンク部材11C(21C)と、一端11Da(21Da)が先端部材11A(21A)の後部11Ab(21Ab)の第一リンク部材11C(21C)とは異なる位置に軸連結され他端11Db(21Db)が基端部材11B(21B)の先部11Ba(21Ba)に軸連結された第二リンク部材11D(21D)と、基端部材11B(21B)の後部11Bb(21Bb)に取り付けられ第一リンク部材11C(21C)の他端11Cb(21Cb)に軸連結されて第一リンク部材11C(21C)の他端11Cb(21Cb)を軸連結と直交する方向に移動させる屈曲駆動部11E(21E)と、を含む。
この指機構1は、人間の指において、先端部材11A(21A)に対する第一リンク部材11C(21C)および第二リンク部材11D(21D)の軸連結部分(軸31,33)が第一関節に相当し、基端部材11B(21B)に対する第一リンク部材11C(21C)および第二リンク部材11D(21D)の軸連結部分(軸32,34)が第二関節に相当して、先端部材11A(21A)が指先の末節骨に相当し、第一リンク部材11C(21C)および第二リンク部材11D(21D)が中節骨に相当し、基端部材11B(21B9が基節骨に相当する。そして、この指機構1は、上記構成において、人間の指において、指を伸ばしたり折り曲げたりする動作を行える。
また、この指機構1は、屈曲駆動部11E(21E)が第一リンク部材11C(21C)の他端11Cb(21Cb)に軸連結されており、第一リンク部材11C(21C)の一端11Ca(21Ca)が先端部材11A(21A)の後部11Ab(21Ab)に軸連結され、中部11Cc(21Cc)が基端部材11B(21B)の中部11Bc(21Bc)に軸連結されている。このため、この指機構1は、駆動源である屈曲駆動部11E(21E)と作動端である先端部材11A(21A)との距離を、人の指において末節骨から基節骨までに相当する比較的大きい距離にできる。この結果、この指機構1によれば、簡素化された構成で把持対象物を把持できるのに適した把持力を得ることができる。
また、実施形態の指機構1では、各軸連結の軸線方向に沿って延びる第一回転軸12Aの周りに基端部材11Bを回転移動させる回転機構部12を含む。
この指機構1は、根元部である基端部材11Bを各軸連結による折り曲げ方向と同様の方向で折り曲げることができる。この結果、この指機構1によれば、把持する動作に加えて包み込む動作を行うことができる。
また、実施形態の指機構1では、各前記軸連結の軸線方向に交差して延びる第二回転軸22Aの周りに基端部材21Bを旋回移動させる旋回機構部22を含む。
この指機構1は、根元部である基端部材11Bを各軸連結による折り曲げ方向と交差する方向で旋回することができる。この結果、この指機構1によれば、把持する動作に加えて指を揃えたり広げる動作を行うことができる。
また、実施形態の手機構101は、本体部材102に、回転機構部12を含む第一指機構10と、旋回機構部22を含む第二指機構20と、を備え、少なくとも1つの第一指機構10、および第一指機構10の回転移動方向に対向する1対の第二指機構20を有する。
この手機構101は、少なくとも3本の指機構1を有し、少なくとも1つの第一指機構10で把持する動作および包み込む動作を行い、この第一指機構10に対して第二指機構20が指を揃えたり広げる動作および把持する動作を行う。この結果、この手機構101によれば、例えば、棒体や、球体や直方体などの立体や、柔らかい構造の柔立体などの様々な把持対象物を掴む動作を行うことができる。
また、実施形態の手機構101では、少なくとも2つの第一指機構10を各第一回転軸12Aの軸線方向に沿って併設し、第一指機構10の回転移動方向に対向する位置に各第二指機構20の各第二回転軸22Aを配置する。
この手機構101は、少なくとも4本の指機構1を有し、併設する少なくとも2つの第一指機構10で把持する動作および包み込む動作を行い、この第一指機構10に対して第二指機構20が指を揃えたり広げる動作および把持する動作を行う。この結果、この手機構101によれば、例えば、棒体や、球体や直方体などの立体や、柔らかい構造の柔立体などの様々な把持対象物を掴む動作をより確実に安定して行うことができる。
なお、上述した手機構101は、例えば、荷物を入れたり取り出したりするデリバリーロボットや、三品産業や、熟練した職人技術の再現や、義手、3本目4本目の手などの身体拡張に適用することができる。
1 指機構
10 第一指機構
11 屈曲機構部
11A 先端部材
11Aa 先部
11Ab 後部
11B 基端部材
11Ba 先部
11Bb 後部
11Bc 中部
11C 第一リンク部材
11Ca 一端
11Cb 他端
11D 第二リンク部材
11Da 一端
11Db 他端
11Cc 中部
11E 屈曲駆動部
12 回転機構部
12A 第一回転軸
20 第二指機構
21 屈曲機構部
21A 先端部材
21Aa 先部
21Ab 後部
21B 基端部材
21Ba 先部
21Bb 後部
21Bc 中部
21C 第一リンク部材
21Ca 一端
21Cb 他端
21D 第二リンク部材
21Da 一端
21Db 他端
21Cc 中部
21E 屈曲駆動部
22 旋回機構部
22A 第二回転軸
101 手機構
102 本体部材

Claims (5)

  1. 先端部材と、
    基端部材と、
    一端が前記先端部材の後部に軸連結され中部が前記基端部材の中部に軸連結された第一リンク部材と、
    一端が前記先端部材の後部の第一リンク部材とは異なる位置に軸連結され他端が前記基端部材の先部に軸連結された第二リンク部材と、
    前記基端部材の後部に取り付けられ前記第一リンク部材の他端に軸連結されて前記第一リンク部材の他端を軸連結と直交する方向に移動させる屈曲駆動部と、
    を含む、指機構。
  2. 各前記軸連結の軸線方向に沿って延びる第一回転軸の周りに前記基端部材を回転移動させる回転機構部を含む、請求項1に記載の指機構。
  3. 各前記軸連結の軸線方向に交差して延びる第二回転軸の周りに前記基端部材を旋回移動させる旋回機構部を含む、請求項1に記載の指機構。
  4. 本体部材と、
    前記本体部材に対して取り付けられる指機構と、
    を備え、
    前記指機構は、
    先端部材と、
    基端部材と、
    一端が前記先端部材の後部に軸連結され中間が前記基端部材の中部に軸連結された第一リンク部材と、
    一端が前記先端部材の後部の第一リンク部材とは異なる位置に軸連結され他端が前記基端部材の先部に軸連結された第二リンク部材と、
    前記基端部材の後部に取り付けられ前記第一リンク部材の他端に軸連結されて前記第一リンク部材の他端を軸連結と直交する方向に移動させる直動装置と、
    を含み、
    さらに前記指機構は、
    各前記軸連結の軸線方向に沿って延びる第一回転軸の周りに前記基端部材を前記本体部材に対して回転移動させる回転機構部を含む第一指機構と、
    各前記軸連結の軸線方向に交差して延びる第二回転軸の周りに前記基端部材を前記本体部材に対して旋回移動させる旋回機構部を含む第二指機構と、
    を含み、
    少なくとも1つの前記第一指機構、および前記第一指機構の回転移動方向に対向する1対の前記第二指機構を有する、手機構。
  5. 少なくとも2つの前記第一指機構を各前記第一回転軸の軸線方向に沿って併設し、
    前記第一指機構の回転移動方向に対向する位置に各第二指機構の各前記第二回転軸を配置する、請求項4に記載の手機構。
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