JP2022142152A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、照明手段を搭載したネットワークカメラを含む監視カメラ等の撮像装置に関し、特に固定照明を備えた撮像装置に関するものである。
ネットワークカメラ等の監視カメラは、様々な場所に設置され、夜間の街灯等がない場所での監視等、暗所で使用される場合がある。そのため、監視カメラには、光量が不十分な環境でも鮮明な画像を取得するために、照明手段を備えたものがある。また、監視カメラには、撮像ユニットを保護する目的で、撮像ユニットを覆うように透明なドームカバーを備えたものがある。これらを両立した監視カメラとして、ドームカバーと撮像ユニットとの間に照明手段を内蔵したものがある。
例えば、特許文献1では撮像ユニットと照明手段との間に遮光部材を設け、照明手段から被写体に向けて照射した照明光がドームカバーなどで反射して撮像ユニットのレンズに侵入し、撮影画像に映り込むのを防いでいる。特許文献1の撮像装置は、撮像ユニット近接部に照明手段が設けられているため、撮像ユニットのパンチルト等の動きと一体になって照明手段も動く。そのため、撮影方向を変更した場合も、撮影方向と照明の照射方向は一致する。
一方、撮像ユニット近接部に照明手段がない場合において、撮影方向に照明の照射方向を一致させることが可能な構成をとる撮像装置もある。特許文献2では、カメラを支持するパン回転部材の端に、照明装置が固定支持された構成の監視カメラが開示されている。この監視カメラは、パン回転部材がパン回転駆動すると、パン回転部材の端に固定された照明装置も一体に、カメラのパン回転中心を中心に、カメラを周回する。これにより、カメラと照明装置が同期してパン回転するため、撮影方向に照明光の照射方向を一致させることができる。
特許文献1に開示された従来技術では、撮影方向と照明の照射方向を合わせることができるという利点がある。一方で、ドームカバーの撮影画角周辺に傷がついた場合、ドームカバーの肉厚内で内部反射した照明光が傷部分に入射して乱反射し、撮像手段に入射してしまいうる。
特許文献2では、カメラを覆うドームカバーに環状照明室を設けることで、上記課題を解決している。しかしながら、カメラと照明装置はパン回転部材により常に一体にパン回転し、照明装置は監視カメラの周辺部に配置された環状照明室内を周回するため、その範囲内には他の部品を配置することができない。特許文献2のような構成を適用するためには、環状照明室のように、監視カメラの周辺部の全周に渡って照明部を配置するためのスペースが必要となり、装置が大型化してしまう。
そこで、本発明の目的は、照明手段が撮像部の近接部に無い場合でも、装置を大型化することなく、照明の照射方向を撮影方向に容易に合わせることが可能な撮像装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、撮像光学系および撮像素子を含む撮像部と、前記撮像部を保持してパン方向に回転可能な保持部材と、前記保持部材と前記撮像部を覆う透明カバーと、前記透明カバーの外側に配置され、前記撮像部の撮像範囲を照明する光源と、前記光源から射出された光を所定の方向に集める照明反射部材と、を備え、前記照明反射部材は、前記撮像部のパン方向の回転に連動して、前記光源を中心に前記パン方向に回転することを特徴とする。
本発明によれば、照明手段が撮像部の近接部に無い場合でも、装置を大型化することなく、照明の照射方向を撮影方向に容易に合わせることができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
以下、図1から図8を参照して、本発明の第1実施形態における撮像装置1について説明する。
以下、図1から図8を参照して、本発明の第1実施形態における撮像装置1について説明する。
はじめに、図1から図3を参照して、撮像装置1の構成について説明する。図1は、撮像装置1の分解斜視図である。図2は、上カバーおよびドームカバーを外した状態の撮像装置1の斜視図である。図3は、撮像装置1の断面図である。
レンズユニット2は複数のレンズとネジ部を有し、図3中に示されるように撮像方向を調整可能にレンズホルダー22に取付けられ、レンズホルダー22と共に光学系に含まれる。
レンズホルダー22は、フロントレンズカバー21に取付け固定されることによって、レンズユニット2と共にフロントレンズカバー21に支持されている。なおレンズホルダー22にもレンズを内蔵させて光学系の一部として機能するようにしても良い。
フロントレンズカバー21は、光学系の一部としてのレンズホルダー22前方周辺の外側に配置されており、レンズホルダー22の、レンズユニット2への光入射用の開口以外の部分を覆っている。フロントレンズカバー21の一部は半球状の形状を有するとともに、レンズ保護用の環状のリブ部21aを備える。
リアレンズカバー24は、前記光学系の後方周辺に設けられレンズホルダー22後方を覆い半球状の形状を有し、フロントレンズカバー21に取り付けられる。
フロントレンズカバー21およびリアレンズカバー24は、組み合わせることにより、少なくとも一部が球体形状の球体部を形成する。この球体部の外側の球面とほぼ同じ半径の球面形状を有するベース当接部8aに、レンズカバー21、24は当接支持される。なお、ベース部当接部8aは球面形状を有していなくても良く、たとえば離散的に配置された複数の凸部から構成されていても良い。そして、瞬間的なの衝撃力を緩和するために、ベース当接部8aと、ベース8は、別部品で構成することが望ましい。
パンカバー4は、レンズカバー21、24の前記球体部の外側の球面より若干大きい半径の球面形状を有し、レンズカバー21、24の少なくとも一方の球体面に当接して覆うように配置される。また、パンカバー4はフランジ部を有し、不勢部材7を間に挟んで内部カバー9に押圧固定される。さらに、パンカバー4はギア部4gを有する。
レンズカバー21、24は、パンカバー4とベース当接部8aとの間に押圧挟持されることで、所定の摩擦力を有しながら回転可能に支持される。図3中の軸Xpは撮像装置1におけるレンズユニット2(およびレンズカバー21、24)のパン方向の回転軸を示す。なお、内部カバー9は中空部にパンカバー4を通し、ベース8に取付固定される。
レンズユニット2(およびレンズカバー21、24)がチルト方向に回転可能な場合、レンズユニット2のチルト方向の回転軸はチルト軸Xt(図3に図示)であり、ローテーション方向に回転可能な場合、ローテーション方向の回転軸は光軸Xと略一致する。なお、レンズカバー21、24は、レンズユニット2を含む撮像部を保持する保持部材である。
パンカバー4にはチルト開口部4bが設けられており、フロントレンズカバーのリブ部21aと係合することで、パンカバー4に対するレンズカバー21、24のチルト方向の回転が規制される。そのため、レンズユニット2は、パンカバー4に対して、チルト軸Xt周りに回転可能となる。
第1実施形態では、レンズユニット2(およびレンズカバー21、24)をパン方向へ回転させる回転駆動部(不図示)を撮像装置1に設ける。ユーザーが撮像装置1の設置時に手動で、レンズユニット2をチルト方向またはローテーション方向の少なくとも1つの方向に回転可能にしても良い。例えば、レンズユニット2を回転させるために、上記レンズカバー21、24の少なくとも一方の球体部の外側に当接するパン回転駆動部を設ける。パンカバー4の外側に当接させることによってパン方向に回転させても良い。その場合にレンズカバーの球体部とパンカバー4とは一体的に回転する。なお、ギアユニット18をパン回転駆動部としても良い。
撮像素子基板23には、CMOSイメージセンサー等の撮像素子が設けられており、レンズホルダー22の裏側に固定されている。被写体からの撮像用光線はレンズユニット2(およびレンズホルダー22)を通して撮像素子基板23に入射され、撮像素子基板23の各画素で受光した光量に応じた電気信号が出力されることで電気的な画像信号に変換される。撮像素子基板23から出力された画像信号は、信号ケーブルで撮像素子基板23から撮像装置1内のカメラ制御部に送信され、カメラ制御部でコントラストや明るさ、色の調整等の画像処理が行われて、ユーザーがモニター等で確認する画像データが作成される。なお、本明細書において、レンズユニット2と、レンズホルダー22と、撮像素子基板23とを合わせて、撮像部という。
メイン基板6は、ベース8に取付固定される。メイン基板6にはカメラ制御部を有するCPUや電源供給のための電気部品等が実装される。なお、カメラ制御部を有するCPUや電源供給のための電気部品を撮像装置1の外に設け、それらとメイン基板6を電気的に接続し、メイン基板6をその中継のための基板としても良い。
上カバー10は、内部カバー9、照明ユニット15などを覆い、ベース8に取付固定される。
ドームカバー11(透明カバー)は、透明で半球状(ドーム形状)のドーム部を有し、レンズユニット2およびレンズホルダー22を覆うように上カバー10の中央部に一体に取付固定される。ドームカバー11、上カバー10、およびベース8により撮像装置1の外観が形成される。
被写体を照明するための照明ユニット15は、ドームカバー11が覆う範囲の外側かつベース8側に配置されている。ドームカバー11の外側に照明ユニット15が配置されることにより、照明光がドームカバー11で反射してレンズユニット2に侵入し、撮影画像に映り込むことを防ぐことが可能となる。照明ユニット15は、光源16と照明反射部材17を含み、光源16はメイン基板6に実装される。光源16は、照明用のLED等の発光素子であり、例えば、赤外LEDである。
図4は、図3で示した断面図の照明ユニット周りの拡大図である。照明反射部材17には、光源16からの照明光が通過する開口部17aと、所定の方向に照明光を反射する反射部17bと、ギア部17gが設けられる。照明反射部材の開口部17aに、例えば、赤外光以外の波長を吸収または反射するフィルタや、照明を集光(および平行化)するためのレンズ等を設けても良い。
上カバー10の周辺部には、照明窓12が取り付けられ、照明窓12は照明反射部材の開口部17aに対向するように配置されている。照明窓12は、光源16から発せられた照明光を透過する。なお、照明窓12は、照明光が赤外光の場合に可視光を吸収するなど、照明光として不要な波長の光を吸収または反射する特性を有しても良い。
光源16から射出された照明光は、照明反射部材の開口部17aを通過し、照明窓12を透過し、被写体を照明する。照明反射部材の開口部17aを通過した照明光には、光源16から射出され、照明反射部材の反射部17bで反射された照明光も含む。
本実施形態では、照明反射部材の反射部17bで光源16から射出された照明光を反射し、所定の方向に集光(および平行化)することで、撮像装置1内部での照明通過領域を限定している。照明光のケラレや、照明光の不必要な反射や散乱を防ぐために、照明光通過領域には内部部品を配置しないことが望ましい。よって、照明通過領域を限定することで、内部部品を配置するスペースを確保し、装置全体を小型化することが可能となる。
照明窓12は、少なくとも1つのレンズ形状13(曲面形状)を有する。本実施形態では、照明窓12通過以前に集光(および平行化)された照明光を、レンズ形状により拡散し、撮影範囲まで照明範囲を広げる。
ギアユニット18は、ギア部Gpとギア部Grを有し、ギア部Gpはパンカバーのギア部4gと噛み合い、ギア部Grは照明反射部材のギア部17gと噛み合うように配置される。ギアユニット18は、回転軸18xを回転軸として回転可能に、ベース8および内部カバー9に支持される。
照明反射部材17は、レンズユニット2(およびレンズカバー21,24)のパン方向の回転に合わせてパン回転可能に保持される。照明反射部材の回転軸Xrは、照明反射部材17の回転軸を示し、光源16を通過する。
内部カバー9には、照明反射部材17をパン方向に回転可能に支持する開口部9b(図1に図示)と、照明反射部材のギア部17gの上部と当接して照明反射部材の回転軸Xrの軸方向を定める当接面9c(図4に図示)が設けられている。
図5は、上カバー10、パンカバー4、ギアユニット18、照明反射部材17、および光源16の断面図である。パンカバー4に保持されたレンズユニット2のパン方向の回転は、パンカバーのギア部4g、ギアユニット18(パンカバー用のギア部Gp、回転軸18x、照明反射部材用のギア部Gr)、照明反射部材のギア部17gの順に、照明反射部材17に伝達される。なお、ギアユニット18を回転駆動部とする場合は、ギアユニット18が回転することにより、ギアユニット18の回転がパンカバー4および照明反射部材17に伝達される。
図6は、レンズユニット2と照明反射部材17のパン方向への回転を説明する上面図である。図6(A)はレンズユニット2と照明反射部材17が所定のパン角度を向いた状態を示しており、図6(B)はレンズユニット2と照明反射部材17が図6(A)とは異なるパン角度を向いた状態を示している。パンカバー4に保持されたレンズユニット2のパン方向の回転が、ギアユニット18を介して、照明反射部材17に伝達されることで、レンズユニット2(およびレンズカバー21,24)のパン方向の回転に連動して、照明反射部材17はパン方向に回転する。
本実施形態において、照明反射部材の回転軸Xrは、パン軸Xpと略平行であり光源の光軸に略一致する。なお、光源16をメイン基板6とは別に光源用基板を設け、光源の光軸がパン軸Xpと平行でない場合もある。その場合、照明反射部材の回転軸Xrをパン軸Xpに平行に配置しても良いし、照明反射部材の回転軸Xrを照明の光軸に平行に配置しても良い。
さらに、上カバー10のうち、固定部品14がベース8に取付固定され、照明窓12は固定部品14に対して、パン方向に回転可能とするのが望ましい。ここで、照明窓12の回転軸は、パン軸Xpと略一致する。
図7は、図5をベース側から見た、照明ユニット周りの拡大図である。照明窓12は照明窓の伝動部12cで、照明反射部材の伝動部17cと当接することにより、照明反射部材のパン回転に連動してパン方向に回転する。これにより、照明反射部材17と照明窓のレンズ形状13の相対位置の変化を少なくでき、レンズ形状13に照明光を透過させることができる。なお、図7では、照明反射部材の伝動部17cおよび照明窓の伝動部12cが歯車形状の一部を有することにより、照明反射部材17回転を照明窓12に伝達するが、必ずしもギア形状である必要はない。
図5に示すように、照明窓12は、2種類以上のレンズ形状を有していると好ましい。例えば、照明窓12はレンズ形状13p・13qを有し、上カバーの固定部品14をベース8に対して、パン方向に180度回転させて取付固定できるようにしても良い。ここで、レンズ形状13pおよび13qは、垂直方向と水平方向への拡散度合いが互いに異なる。具体的には、レンズユニット2の撮影画角の縦横比をV:Hとした場合、レンズユニット2をローテーション方向に90°回転させた場合の撮影画角の縦横比はH:Vとなる。そこで、レンズ形状13pに照明を透過させた場合は、照明の照射角度の縦横比がV:Hに等しいもしくは、近しくなり、レンズ形状13qに照明を透過させた場合は、照明の照射角度の縦横比がH:Vに等しいもしくは等しくなる。すなわち、レンズ形状13pおよび13qは、レンズユニット2の撮像範囲に応じて選択可能である。ここでは、レンズ形状13pおよび13qは、レンズユニット2のローテーション角度に応じて選択される。これにより、レンズユニット2のローテーション方向の回転による撮影範囲の縦横比の変更に合わせて照明角度の縦横比を調整できる。よって、撮像部の撮影範囲をより照明することができるため、望ましい。
図8は、第1実施形態における上カバー10の、ベース8側からレンズ形状13x~13zを見た斜視図である。図8のように、照明窓12はチルト方向調整用の複数の異なるレンズ形状を有しているとさらに好ましい。レンズ形状13x~13zは、例えば、照明反射部材17に対する垂直方向(チルト方向)の設置位置および設置角度、垂直方向(チルト方向)への光の拡散度合い、並びに形状の少なくとも一つが互いに異なる。例えば、レンズ形状13xはチルト角度が-30°の撮影範囲、レンズ形状13yはチルト角度が-60°の撮影範囲、レンズ形状13zはチルト角度が-90°の撮影範囲に照明反射部材17によって集められた光を拡散する。これにより、撮像部がチルト回転した場合であっても撮像部の撮影範囲を照明することができる。
さらに、例えば、照明窓12は、チルト調整用のレンズ形状13x~13zと、それらに対応する伝動部12cを有する。さらに、撮像装置1は、パンカバー4にレンズユニット2のチルト調整用の目盛り4aを有する(図2に図示)。パンカバーのチルト調整用の目盛り4aに対応する照明窓の伝動部12cを、上カバーの固定部品の基準部14aに合わせることで、照明の照射方向をレンズユニット2のチルト方向に合わせることができる。なお、ここでは、チルト調整用の目盛り4xはレンズ形状13xに、チルト調整用の目盛り4yはレンズ形状13yに、チルト調整用の目盛り4yはレンズ形状13yに対応している。
<第2実施形態>
本実施形態では、レンズユニット2を回転させる駆動部を有しておらず、ユーザーが設置時に、手動でパン方向と、チルト方向またはローテーション方向のうち少なくとも1つの方向の回転を行う。
本実施形態では、レンズユニット2を回転させる駆動部を有しておらず、ユーザーが設置時に、手動でパン方向と、チルト方向またはローテーション方向のうち少なくとも1つの方向の回転を行う。
図9は、第2実施形態における上カバー10の、ベース8側からレンズ形状13x~13zを見た斜視図である。照明窓12は、少なくとも1つのレンズ形状と、それに対応する基準部12bを有する。さらに、撮像装置1は、内部カバー9にレンズユニット2のパン調整用の目盛り9aを有する(図2に図示)。内部カバーの目盛り9aに対応するカバーの固定部品の目盛り14bに、照明窓の基準部12bを合わせることで、照明光をレンズ形状に透過させることができる。具体的には、例えば、レンズユニット2がパン回転により目盛り9xを向いている場合、基準部12bを目盛り14xに合わせる。レンズユニット2がパン回転により目盛り9yを向いている場合、基準部12bを目盛り14xに合わせる。
さらに、照明窓12は図9のように、チルト方向調整用の複数の異なるレンズ形状を有しても良い。例えば、照明窓12は、チルト調整用のレンズ形状13x~13zと、それらに対応する基準部12bを有する。まず、パンカバーのチルト調整用の目盛り4aに対応する照明窓の基準部12bを、上カバーの固定部品の目盛り14bの中央の目盛りに合わせる。これにより、照明の照射方向をレンズユニット2のチルト方向に合わせる。次に、内部カバーの目盛り9aに対応するカバーの固定部品の目盛り14bに、照明窓の基準部12bを合わせることで、照明光をレンズ形状に透過でさせることができる。
以上によれば、手動で撮像装置の撮像方向の設定を行う場合あっても、容易に撮像部の撮影範囲に合わせて照明することができる。
<第3実施形態>
本実施形態ではパン方向とチルト方向への回転駆動部(不図示)を設ける。ローテーション方向は、設置時にユーザーが手動で調整できるようにしても良い。
本実施形態ではパン方向とチルト方向への回転駆動部(不図示)を設ける。ローテーション方向は、設置時にユーザーが手動で調整できるようにしても良い。
例えば、上記レンズカバー21、24の少なくとも一方の球体部の外側に当接しパン方向の回転駆動を行わせるためのパン回転駆動部と、前記パン方向と直交する方向のチルト方向の回転駆動を行わせるためのチルト回転駆動部を設ける。なお、パン回転駆動部とチルト回転駆動部の回転方向(あるいは回転軸)は直交していなくても良い。
また、チルト回転駆動部は、レンズカバーの球体部の外側に直接当接させ、パン回転駆動部はパン回転を行うためにパンカバー4の外側に当接させることによって回転させても良い。その場合にレンズカバーの球体部とパンカバー4とは一体的に回転する。なお、ギアユニット18をパン回転駆動部としても良い。即ち、パン回転駆動部、チルト回転駆動部は前記球体部に直接当接することによって回転させても良いし、間に別の部材を介して間接的に当接することによって前記球体部を回転させても良い。
照明窓12は、チルト方向調整用の複数の異なるレンズ形状を持ち、レンズユニット2のパン方向の回転およびチルト方向の回転に連動した不図示の回転駆動部を持つ。照明窓12は、レンズ形状13x~13zのようなレンズ形状を持ち、レンズユニット2のチルト方向に対応したレンズ形状に照明光が通過するように駆動する。そのため、照明窓12の回転量は、レンズユニット2のパン方向の回転による回転量に、レンズユニット2のチルト方向の回転によるレンズ形状選択のための回転量が加えられた量となる。
レンズユニット2のチルト方向の回転に合わせた、レンズ形状の変更の際に、照明の照射範囲が著しく変化しないよう、レンズ形状13x~13zの形状を滑らかに繋いでも良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の撮像装置は、監視カメラをはじめとするネットワークカメラに限らず、照明を撮像用の光学系を用いて被写体に照射する種々の撮像装置や光学機器に適用することができる。
1 撮像装置
2 レンズユニット
11 ドームカバー
12 照明窓
12b,14a 基準部
12c,17c 伝動部
13p,13q,13x,13y,13z レンズ形状
15 照明ユニット
16 光源
17 照明反射部材
21 フロントレンズカバー
22 レンズホルダー
23 撮像素子基板
24 リアレンズカバー
2 レンズユニット
11 ドームカバー
12 照明窓
12b,14a 基準部
12c,17c 伝動部
13p,13q,13x,13y,13z レンズ形状
15 照明ユニット
16 光源
17 照明反射部材
21 フロントレンズカバー
22 レンズホルダー
23 撮像素子基板
24 リアレンズカバー
Claims (12)
- 光学系および撮像素子を含む撮像部と、
前記撮像部を保持してパン方向に回転可能な保持部材と、
前記保持部材と前記撮像部を覆う透明カバーと、
前記透明カバーの外側に配置され、前記撮像部の撮像範囲を照明する光源と、
前記光源から射出された光を所定の方向に集める反射部材と、を備え、
前記反射部材は、前記撮像部のパン方向の回転に連動して、前記光源を中心に前記パン方向に回転することを特徴とする撮像装置。 - 前記反射部材に前記撮像部の前記パン方向の回転を伝達する第1伝達手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第1伝達手段は、前記第1伝達手段が回転することにより、前記反射部材と前記撮像部を前記パン方向に回転させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記撮像部の前記パン方向の回転軸と、前記光源の光軸が略平行であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記光源を覆う上カバーを有し、
前記上カバーは、前記光源から射出され、前記反射部材によって集められた前記光を透過する照明窓を有し、
前記照明窓は、前記反射部材によって集められた前記光を前記撮像範囲に合わせて拡散する少なくとも1つの曲面形状を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記照明窓は、前記撮像部の前記パン方向の回転軸を中心にパン方向に回転可能であることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記照明窓に前記反射部材の前記パン方向の回転を伝達する第2伝達手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
- 前記照明窓は、垂直方向と水平方向への光の拡散度合いが互いに異なる複数の前記曲面形状を有し、
前記複数の曲面形状は、前記撮像部の撮影画角に応じて選択可能であることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像部は、前記撮像部の光軸を中心としてローテーション方向に回転可能であって、
前記複数の曲面形状の垂直方向と水平方向へ光の拡散度合いは、それぞれ異なるローテーション角度における前記撮像部の撮影画角の垂直方向と水平方向に対応することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 前記撮像部は、チルト方向に回転可能であって、
前記照明窓は、前記反射部材に対する垂直方向の設置位置および設置角度、垂直方向への光の拡散度合い、ならびに形状の少なくとも一つが互いに異なる前記複数の曲面形状を有し、
前記複数の曲面形状は、前記撮像部のチルト回転に応じて選択可能であることを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記透明カバーは、ドーム形状であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 光学系および撮像素子を含む撮像部と、
前記撮像部を保持してパン方向に回転可能な保持部材と、
前記保持部材と前記撮像部を覆う透明カバーと、
前記透明カバーの外側に配置され、前記撮像部の撮像範囲を照明する光源と、
前記光源から射出された光を所定の方向に集める反射部材と、
前記光源を覆い、前記光源から射出されて前記反射部材によって集められた前記光を透過する照明窓を有する上カバーと、を備え、
前記照明窓は、前記撮像部の前記パン方向の回転軸を中心に前記パン方向に回転可能であり、前記撮像部の前記パン方向の回転に応じて、前記照明窓の位置を調整するための基準部を有することを特徴とする撮像装置。
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JP2021042192A JP2022142152A (ja) | 2021-03-16 | 2021-03-16 | 撮像装置 |
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