JP2022141324A - 配膳用ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】お祝いの席にふさわしい豪華さを有し、かつ持ち運び及び片付けが容易で、配膳の準備を効率化できる配膳用ボックスを提案する。【解決手段】平坦状の底面を形成する底板と、該底板の外周縁から上側へ延在して側壁を形成する第1側板と、を有するボックス本体と、天板と、該天板の外周縁から下側へ延在して側壁を形成する第2側板と、を有する蓋体と、底板上に配置される、調理された食材を収納するための食器であって、底板上に配置された際に、第1側板よりも大きい高さを有する少なくとも1つ以上の食器と、を備え、第2側板は、内側板と、内側板よりも外側に形成される外側板であって、天板の内面からの高さが内側板よりも大きい高さを有する外側板と、を含み、ボックス本体を蓋体で閉蓋した際に、内側板の先端面は、第1側板の先端面と当接可能に構成される。【選択図】図1

Description

本開示は、配膳用ボックスに関する。
お食い初め、お盆、供養膳及び本膳料理等に用いられる日本古来のお膳は、平坦な上面と脚部とを有する台に、調理された食材が盛られた様々な大きさの複数のお椀を該上面に載せたものである。お椀に料理を盛り付けた状態でお膳を運ぶ場合、食器が不安定で遊動したり倒れるおそれがあり、また、複数のお膳を収納する場合、大きさ、高さ、及び形等が不揃いであるため、片付けが容易でないという不便さがある。そのため、大人数の会食で多数のお膳を配膳をする場合、時間がかかり非効率である。
特許文献1には、学校、病院、工場、その他の集団給食システムで用いられる給食トレーが開示され、特許文献2には、同じ用途に用いられる配膳用お膳が開示されている。これらの給食トレーや配膳用お盆は、トレー本体及びトレー本体の蓋が合成樹脂発泡体で構成されているため保温性を有し、かつトレー本体の水平の上面に食器類の形状に対応した収納凹部を有するため、食器に盛られた汁液などのこぼれを抑制できる、という長所がある。また、特許文献3には、蓋体の上面にも料理の盛り付けを可能とすることで、料理の品数の増加を可能とした弁当箱が開示され、特許文献4には、積み重ねたとき遊動や位置ずれを生じるおそれのない弁当箱が開示されている。
実公昭59-2693号公報 実開昭60-146476号の明細書及び図面 実用新案登録第3201511号公報 実公昭53-9504号公報
特許文献1~4に開示されたトレー、お盆又は弁当箱は、簡易な構造を有し、夫々に調書を有しているが、お祝いの席に用いられる食膳としては、豪華さに欠け、かつ料理を盛り付ける食器の数も限られるため、お祝いの席で用いるには不向きである。
本開示は、上述の事情に鑑みなされたものであり、お祝いの席にふさわしい豪華さを有し、かつ持ち運び及び片付けが容易で、配膳の準備を効率化できる配膳用ボックスを提案することを目的とする。
本開示に係る配膳用ボックスの一態様は、平坦状の底面を形成する底板と、該底板の外周縁から上側へ延在して側壁を形成する第1側板と、を有するボックス本体と、天板と、該天板の外周縁から下側へ延在して側壁を形成する第2側板と、を有する蓋体と、前記底板上に配置される、調理された食材を収納するための食器であって、前記底板上に配置された際に、前記第1側板よりも大きい高さを有する少なくとも1つ以上の食器と、を備え、前記第2側板は、内側板と、前記内側板よりも外側に形成される外側板であって、前記天板の内面からの高さが前記内側板よりも大きい高さを有する外側板と、を含み、前記ボックス本体を前記蓋体で閉蓋した際に、前記内側板の先端面は、前記第1側板の先端面と当接可能に構成される。
本開示に係る配膳用ボックスの一態様によれば、お祝いの席にふさわしい豪華さ及び高級感を保持しながら、持ち運び及び片付けが容易で、配膳の準備を効率化できる。
一実施形態に係る配膳用ボックスの斜視図である。 一実施形態に係るボックス本体の正面図である。 一実施形態に係る蓋体の脚部側から視認した斜視図である。 一実施形態に係る閉蓋した配膳用ボックスの斜視図である。 食器に調理された食材を盛り付けた状態の配膳用ボックスの斜視図である。 配膳時の配膳用ボックスの一例を示す斜視図である。 配膳時の配膳用ボックスの別な例を示す斜視図である。 配膳時の配膳用ボックスのさらに別な例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、これらの実施形態に記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状及びその相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1~図8は一実施形態に係る配膳用ボックス10を示す図である。図1は開蓋した状態を示す。図2はボックス本体20の正面図である。図3は、蓋体30を脚部52側から視認した斜視図である。図4は閉蓋した状態を示す斜視図である。図5は、調理した食材を食器に盛った状態を示す説明図である。図6~図8は夫々配膳時の夫々異なる使用態様を示す説明図である。
一実施形態に係る配膳用ボックス10は、図1に示すように、ボックス本体20と、蓋体30と、ボックス本体20の底板22に配置される少なくとも1つ以上の食器40と、を含んで構成される。
ボックス本体20は、平坦状の底面を形成する底板22と、底板22の外周縁から上側へ延在し、底板22の周囲を囲って側壁を形成する第1側板24と、を有する。底板22は配膳時ボックス本体20が水平面に置かれたとき、通常、第1側板24の内側で水平な面を形成する。蓋体30は、天板32と、天板32の外周縁から下側へ延在して側壁を形成する第2側板34と、を有する。天板32も、ボックス本体20の閉蓋時、通常、第2側板34の内側で水平な面を形成する。食器40は底板22上に配置され、図5~図8に示すように、調理された食材Fcが盛り付け(収納)される。
なお、本明細書において、「上側」とは、ボックス本体20が蓋体30によって閉蓋され、蓋体30をボックス本体20の上方に配置して水平面に置いた状態において、上方側(天板32の方向)を指し、「下側」とは、上述の状態において、下方側(底板22の方向)を指すように定義される。
図2に示すように、食器40は底板22上に配置された際に、第1側板24よりも大きい高さを有する。本明細書で「高さ」とは、底板22の上面22a又は天板32の内面32aを基準として、上面22a又は内面32aからの距離を言う。即ち、第1側板24の高さH3<食器40の高さH2となるように構成されている。
また、図3に示すように、第2側板34は、内側板34(34a)と、内側板34(34a)よりも外側に形成される外側板34(34b)と、を有する。外側板34(34b)の天板32の内面32aからの高さH5は、内側板34(34a)の天板32の内面32aからの高さH4より大きい(H4<H5)。そして、ボックス本体20を蓋体30で閉蓋した際に、内側板34(34a)の先端面36は、第1側板24の先端面24aと当接可能に構成されている。
このように、配膳用ボックス10においては、ボックス本体20の平坦状の上面22aを有する底板22に1つ以上の食器40が載せられ、かつ底板22の上面22aを基準として、食器40の高さH2がボックス本体20の側壁を形成する第1側板24の高さH3より大きいため、食器40の上方部位は第1側板24の上端より上方に位置する。従って、食器40が第1側板24で囲われることによる閉塞感を感じさせない。そのため、従来のお祝い用として用いられるお膳と同様の豪華さを具現できる。
また、蓋体30の側壁を形成する第2側板34は、内側板34(34a)と、天板32の内面32aからの高さが内側板34(34a)よりも大きい外側板34(34b)とを有するため、ボックス本体20を蓋体30で閉蓋した際に、第1側板24の先端面24aと内側板34(34a)の先端面36とが当接し、かつ外側板34(34b)がボックス本体20の第1側板24の外側に第1側板24と重なって配置される。そのため、特許文献1及び2のように、本体部と蓋部とは互いの当接面で突き合わされるような構造とは異なり、従来の重箱のような重厚感を具現できる。
また、ボックス本体20を蓋体30で閉蓋した際に、ボックス本体20の第1側板24の先端面24aと内側板34(34a)の先端面36とが当接するため、第1側板24又は内側板34(34a)の高さを調整することで、配膳用ボックス10の内容積を調整できる。従って、食器40に盛られる調理された食材Fcに応じて内容積を調整できるため、調理された食材Fcのボリュームの選択肢を広げることができる。
なお、本実施形態では、第2側板34を構成する内側板34(34a)及び外側板34(34b)は別体で構成されているが、一体で構成されていてもよい。
一実施形態では、図1に示すように、ボックス本体20及び蓋体30は、平面視で矩形、特に正方形に形成されている。これによって、日本古来の重箱のような重厚感をもたせることができる。但し、ボックス本体20及び蓋体30を平面視で長方形又はその他の形状に形成してもよい。
また、図1に示す実施形態では、食器40は椀形状をしているが、皿形状又はその他の形状をしていてもよい。また、図1に示す実施形態では、食器40は食材が収納される部位の外形が円形の椀形状をしているが、円形ではなく、例えば楕円形、矩形、あるいはその他の形状をしていてもよい。
また、図1~図4に示す実施形態では、底板22は第1側板24の高さ方向で中間位置に設けられているが、第1側板24の下端部に設けられていてもよい。
一実施形態では、図1に示すように、蓋体30は、天板32の外周縁から天板32の外面32bよりも上方に突出する突縁50を有する。配膳用ボックス10がお祝いの席などに配膳された後、ボックス本体20を天板32の外面32bに載置して蓋体30をボックス本体20の敷き台として用いる場合がある。このようなとき、第1側板24の外周面が嵌合可能に構成されている。
このように、ボックス本体20の外周面が突縁50の内側に嵌合可能に配置されるため、突縁50がボックス本体20の遊動や天板32からのずれを抑制する壁として作用する。従って、ボックス本体20を蓋体30の上に安定して固定できる。
図1に示す実施形態では、第2側板34と突縁50とは一体にかつ面一に構成されている、さらに、別な実施形態では、第2側板34と突縁50とは同一厚さに構成されてもよい。このような構成では、ボックス本体20を蓋体30で閉蓋した際に、外側板34(34b)が第1側板24の外側に嵌合可能に配置される構成とすれば、蓋体30がボックス本体20の敷き台として用いられるとき、突縁50はおのずとボックス本体20の外周面の外側に位置することになる。従って、突縁50の形成が容易になる。
一実施形態では、図1に示すように、ボックス本体20の底板22及び蓋体30の天板32は矩形状を有する。また、第2側板34を構成する外側板34(34b)は、四隅部において、天板32の内面32aからの高さが外側板34(34b)の他の部位よりも大きい高さを有する脚部52を有する。そして、脚部52の間において、4辺の外側板34(34b)は脚部52より小さい高さを有する凹部54が形成されている。
本実施形態によれば、外側板34(34b)は、四隅部に高さが外側板34(34b)の他の部位より大きい脚部52を有するため、蓋体30をボックス本体20の敷き台として用いる場合、又は蓋体30の天板32の上面に食材Fcを盛った食器40を置く場合、等において、従来のお膳と変わりない高級感をもたせることができる。また、外側板34(34b)は脚部52の間の下辺に凹部54を有するため、凹部54に手を入れて蓋体30などを持ち上げることができ、持ち運びが容易になる。
一実施形態では、図1に示すように、仕切板60を備える。仕切板60は、ボックス本体20の底板22を複数の領域に仕切るために、底板22の上面22aに配置される。底板22上に複数の食材Fcを盛った食器40が置かれるとき、底板22の上面が仕切板60によって各食器40に見合った複数の領域に仕切られる。そのため、複数の領域の各々に配置された食器40は、仕切板60によって遊動や倒れを抑制できる。
図1及び図2に示す実施形態では、仕切板60は、ボックス本体20及び蓋体30と別体に構成されている。仕切板60をボックス本体20又は蓋体30と別体に構成することで、食器40の大きさや形状に応じて仕切板60によって仕切られる領域の大きさや形状を変えることができると共に、配膳後に無用な仕切板60を除去することで、従来のお膳と同様に、食器40が置かれる底板22を広く感じさせることができる。
他方、別な実施形態では、仕切板60をボックス本体20や蓋体30と一体に構成されてもよい。
一実施形態では、図2に示すように、ボックス本体20の底板22の上面22aに置かれた仕切板の高さをH1とし、底板22の上面に置かれた少なくとも1つの食器40の高さをH2とすると、H1とH2とは、H2<H1の関係にある。
本実施形態によれば、(食器40の高さH2)<(仕切板60の高さH1)の関係にあるため、食器40がボックス本体20の底板22に置かれ、蓋体30がボックス本体20に閉蓋したとき、天板32の内面32aは仕切板60の上端面以下には下がらないため、閉蓋後の配膳用ボックス10の内側において、食器40の上方に必ず空間が確保される。そのため、食材Fcが食器40の上端より上方に盛り上がる盛付けが可能になると共に、閉蓋後の食器40の上端より上方に盛り付けられた食材Fcが天板32によって押しつぶされない。
一実施形態では、図1及び図2に示すように、仕切板60は、一方側に延在する複数の長尺板62で構成され、長尺板62の各々の幅方向(短尺方向)の長さは同一の長さを有している。そして、複数の長尺板62の各々は、長尺辺が天板32の上面に沿うように配置され、かつ複数の長尺板62は互いに格子状に組み合わされている。
本実施形態に係る仕切板60によれば、複数の長尺板62の長尺辺が天板32の上面に沿って配置されているので、仕切板60はどの部位においても同一の高さを有する。従って、第1側板24又は食器40の高さ等に対する仕切板60の高さ設定が容易である。また、底板22の上面22aを格子状に仕切ることができるため、仕切られた領域の形状を食器40を収納しやすい形状にすることができる。さらに、食器40の形状に合わせて仕切られた領域の形状を変更することも容易である。
図1に示す実施形態では、複数の長尺板62は、天板32が正方形の外縁を形成する4つの辺に対して斜めに(即ち、対角線状に)配置されている。別な実施形態では、複数の食器40の大きさや形状に応じて、複数の長尺板62の各々を天板32の4辺に対して平行に配置してもよい。
ボックス本体20、蓋体30及び仕切板60は、例えば、木製、プラスチック又は合成樹脂発泡体等で構成することができる。また、食器40は、例えば、木製、プラスチック又は金属等で構成することができる。
一実施形態では、次の(1)式のように、仕切板60の高さH1と、第1側板24の高さH3及び内側板34(34a)の高さH4の和とを同じくする。
H1=H3+H4 (1)
本実施形態によれば、ボックス本体20に蓋体30を閉蓋したとき、天板32の内面32aと仕切板60との当接と、第1側板24の先端面24aと内側板34(34a)の先端面36との当接とが同時に行われる。従って、天板32又は底板22に対して働く垂直な圧縮荷重に対する耐圧縮強度を増加できる。
なお、下記(2)式となる場合、天板32の内面32aと仕切板60とは当接せず、当接第1側板24の先端面24aと内側板34(34a)の先端面36との当接のみが行われる。
H1<H3+H4 (2)
この場合、食器40の上方空間が広がるため、上述のように、食材Fcを食器40の上端より上方に大きく盛り上がるように配置でき、お祝いの席にふさわしい豪華な料理とすることができる。
一実施形態では、ボックス本体20に蓋体30を閉蓋し、当接第1側板24の先端面24aと内側板34(34a)の先端面36とが当接したとき、蓋体30の脚部52の下端がボックス本体20の第1側板24の下端に達しないように構成する。
これによって、ボックス本体20に蓋体30を閉蓋して配膳したとき、確実に当接第1側板24の先端面24aと内側板34(34a)の先端面36とを当接した状態とすることができる。
図5~図8は、夫々配膳用ボックス10の使用方法の例を示す説明図である。図5は、ボックス本体20の底板22に載せた複数の椀40(40a)に一例としてお食い初めの料理を盛った状態を示す。底板22の中央に歯固め石を入れた小鉢42が置かれている。
図6に示す使用例は、仕切板60を取り払って、食器40を置く底板22を広くし、かつ椀40(40a)の持ち運びを容易にしている。また、食器40として椀40(40a)はあるが、鯛Sbを盛り付けるのにちょうどよい大きさのお皿がないため、蓋体30の天板32を皿代わりに利用し、底板22に鯛Sbを載せている。このように、蓋体30を皿の代わりに用いることで、椀40(40a)では小さすぎる食材Fcに大して蓋体30を皿の代用として用いることができる。
また、図6に示す使用例では、食事の際に仕切板60を除去しているが、仕切板60を除去することで、従来のお膳のように高級感を出すことができ、かつ底板22上を広く見せることができる。
図7は、仕切板60をボックス本体20の底板22に置いたままにした使用例を示している。その他の利用方法は図6と同様である。このように、仕切板60をボックス本体20の底板22に置いたままにして食しても支障をきたさない。
図8は、蓋体30をボックス本体20の下に置き、ボックス本体20の敷き台として使用している。即ち、底板22上にボックス本体20を配置すると共に、天板32の外周縁に形成された突縁50の内側にボックス本体20の外周面が嵌合可能に配置されている。
このように、蓋体30をボックス本体20の敷き台として用いることで、従来のお膳のような豪華さを具現できる。また、ボックス本体20の外周面が突縁50の内側に嵌合可能に配置されるため、突縁50がボックス本体20の遊動や天板32からのずれを抑制する壁として作用する。従って、ボックス本体20を蓋体30の上に安定して固定できる。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
1)一態様に係る配膳用ボックスは、平坦状の底面を形成する底板(22)と、該底板(22)の外周縁から上側へ延在して側壁を形成する第1側板(24)と、を有するボックス本体(20)と、天板(32)と、該天板(32)の外周縁から下側へ延在して側壁を形成する第2側板(34)と、を有する蓋体(30)と、前記底板(22)上に配置される、調理された食材(Fc)を収納するための食器であって、前記底板(22)上に配置された際に、前記第1側板(24)よりも大きい高さを有する少なくとも1つ以上の食器(40)と、を備え、前記第2側板(34)は、内側板(34(34a))と、前記内側板(34(34a))よりも外側に形成される外側板であって、前記天板(32)の内面(32a)からの高さが前記内側板(34(34a))よりも大きい高さを有する外側板(34(34b))と、を含み、前記ボックス本体(20)を前記蓋体(30)で閉蓋した際に、前記内側板(34(34a))の先端面(36)は、前記第1側板(24)の先端面(24a)と当接可能に構成される。
このような構成によれば、ボックス本体の平坦状の底面に1つ以上の食器が載せられ、かつ食器ボックス本体の側壁を形成する第1側板の高さより大きいため、ボックス本体の底面上が第1側板で囲われることによる閉塞感を感じさせない。そのため、従来のお祝い用として用いられるお膳と同様の豪華さを具現できる。
また、蓋体の側壁を形成する第2側板は、内側板と、天板の内面からの高さが内側板よりも大きい高さを有する外側板とを有するため、ボックス本体を蓋体で閉蓋した際に、外側板がボックス本体の第1側板の外側に第1側板と重なるように配置される。そのため、特許文献1及び2のように、本体部と蓋部とは互いの当接面で突き合わされるような構造とは異なり、従来の重箱のような重厚感を具現できる。
また、ボックス本体を蓋体で閉蓋した際に、ボックス本体の第1側板の先端面と内側板の先端面とが当接可能に構成されるため、内側板又は第1側板の高さを調整することで、配膳用ボックスの内容積を調整できる。従って、食器に盛られる調理された食材の量に応じて内容積を調整できるため、調理された食材のボリュームの選択幅を広げることができる。
2)別な態様に係る配膳用ボックスは、1)に記載の配膳用ボックスにおいて、前記蓋体(30)は、前記天板(32)の外周縁から前記天板(32)の外面よりも上方に突出する突縁であって、前記ボックス本体(20)を前記天板(32)の前記外面(32b)に載置した際に、前記第1側板(24)の外周面が嵌合可能に構成された突縁(50)を有する。
このような構成によれば、配膳後、蓋体を上下方向で閉蓋時と同じ向きで、ボックス本体の敷き台として用いる場合に、ボックス本体をその外周縁が上記突縁で囲まれるように天板の上に配置することで、ボックス本体の遊動を抑制でき、蓋体上に安定して固定できる。
3)さらに別な態様に係る配膳用ボックスは、1)又は2)に記載の配膳用ボックスにおいて、前記底板(22)及び前記天板(32)は矩形状を有し、前記外側板(34(34b))は、前記外側板(34(34b))の四隅部において、前記天板(32)の前記内面(32a)からの高さが前記外側板(34(34b))の他の部分よりも大きい高さを有する脚部(52)を有する。
このような構成によれば、蓋体をボックス本体の敷き台として用いる場合、又は蓋体の上に調理された食材を置いて蓋体を食器の代わりとして用いる場合でも、従来のお膳と変わりない高級感を具現できる。さらに、外側板の脚部の間に凹部を形成することで、該凹部に指を入れて蓋体の持ち運びができ、取り扱いが容易になる。
4)さらに別な態様に係る配膳用ボックスは、1)乃至3)の何れかに記載の配膳用ボックスにおいて、前記ボックス本体(20)の前記底面(22)に配置され、該底面(22)の領域を複数の領域に仕切るための仕切板(60)をさらに備える。
このような構成によれば、上記仕切板を備えるため、配膳用ボックスを持ち運びするとき、仕切板によって区画された領域に配置された食器は、仕切板によって遊動や倒れを抑制できる。また、仕切板をボックス本体又は蓋体と別体に構成することで、食器の大きさや形状に応じて仕切板によって仕切られる領域の大きさや形状を変えることができると共に、配膳後に仕切板を除去することで、従来のお膳と同様に、食器が置かれる底面を広く感じさせることができる。
5)さらに別な態様に係る配膳用ボックスは、4)に記載の配膳用ボックスにおいて、前記仕切板(60)の高さH1と、前記少なくとも1つの食器(40)の高さをH2とすると、前記仕切板(60)の高さH1と、前記食器(40)の高さH2とは、H2<H1の関係にある。
このような構成によれば、(食器の高さH2)<(仕切板の高さH1)の関係にあるため、食器がボックス本体の底面に置かれて蓋体が閉蓋したとき、配膳用ボックスの内部において、食器の上端より上方に空間が確保されるため、食器の上端を超えた食材の盛付けが可能になると共に、閉蓋後も食材が天板32によって押しつぶされるおそれはない。
6)さらに別な態様に係る配膳用ボックスは、4)又は5)に記載の配膳用ボックスにおいて、前記仕切板(60)は、長手方向に沿って延在するとともに同一の幅を有する複数の長尺板(62)を含み、前記複数の長尺板(62)が格子状に組み合わされることで構成される。
このような構成によれば、上記構成の仕切板を上記長尺板の長辺をボックス本体の底面に沿わせて配置することで、仕切板の任意の位置で仕切板の高さを同一にすることができ、これによって、第1側板や食器の高さ等に対する仕切板の高さ設定が容易になる。また、ボックス本体の底面を格子状に仕切ることができるため、仕切られた各領域の形状を食器を収納しやすい形状にすることができる。
10 配膳用ボックス
20 ボックス本体
22 底板
22a 上面
24 第1側板
24a 先端面
30 蓋体
32 天板
32a 内面
32b 外面
34 第2側板
34(34a) 内側板
36 先端面
34(34b) 外側板
40 食器
40(40a) 椀
42 小鉢
50 突縁
52 脚部
54 凹部
60 仕切板
62 長尺板
Fc 調理された食材
H1 仕切板60の高さ
H2 食器40の高さ
H3 第1側板24の高さ
H4 内側板34(34a)の高さ
H5 外側板34(34b)の高さ
Sb 鯛

Claims (6)

  1. 平坦状の底面を形成する底板と、該底板の外周縁から上側へ延在して側壁を形成する第1側板と、を有するボックス本体と、
    天板と、該天板の外周縁から下側へ延在して側壁を形成する第2側板と、を有する蓋体と、
    前記底板上に配置される、調理された食材を収納するための食器であって、前記底板上に配置された際に、前記第1側板よりも大きい高さを有する少なくとも1つ以上の食器と、
    を備え、
    前記第2側板は、内側板と、前記内側板よりも外側に形成される外側板であって、前記天板の内面からの高さが前記内側板よりも大きい高さを有する外側板と、を含み、
    前記ボックス本体を前記蓋体で閉蓋した際に、前記内側板の先端面は、前記第1側板の先端面と当接可能に構成される、
    配膳用ボックス。
  2. 前記蓋体は、前記天板の外周縁から前記天板の外面よりも上方に突出する突縁であって、前記ボックス本体を前記天板の前記外面に載置した際に、前記第1側板の外周面が嵌合可能に構成された突縁を有する、
    請求項1に記載の配膳用ボックス。
  3. 前記底板及び前記天板は矩形状を有し、
    前記外側板は、前記外側板の四隅部において、前記天板の前記内面からの高さが前記外側板の他の部分よりも大きい高さを有する脚部を有する、
    請求項1又は2に記載の配膳用ボックス。
  4. 前記ボックス本体の前記底面に配置され、該底面の領域を複数の領域に仕切るための仕切板をさらに備える請求項1乃至3の何れか1項に記載の配膳用ボックス。
  5. 前記仕切板の高さH1と、前記少なくとも1つの食器の高さをH2とすると、前記仕切板の高さH1と、前記食器の高さH2とは、H2<H1の関係にある、
    請求項4に記載の配膳用ボックス。
  6. 前記仕切板は、長手方向に沿って延在するとともに同一の幅を有する複数の長尺板を含み、前記複数の長尺板が格子状に組み合わされることで構成される、
    請求項4又は5に記載の配膳用ボックス。
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