JP2022141315A - 紙幣収納装置および紙幣処理システム - Google Patents

紙幣収納装置および紙幣処理システム Download PDF

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JP2022141315A JP2021041551A JP2021041551A JP2022141315A JP 2022141315 A JP2022141315 A JP 2022141315A JP 2021041551 A JP2021041551 A JP 2021041551A JP 2021041551 A JP2021041551 A JP 2021041551A JP 2022141315 A JP2022141315 A JP 2022141315A
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謙一 猪野
Kenichi Ino
喜智 南
Yoshitomo Minami
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Abstract

【課題】第1規制部材の保守作業を容易にする。【解決手段】本体20には、紙幣Bが第1方向D1に集積されて収納される収納空間SSと、収納空間SSを第2方向D2に露出させる開口21とが形成される。着脱部30は、本体20に対して着脱可能であり、本体20に取り付けられることで開口21を閉塞可能となる。第1規制部材40は、収納空間SSに収納された紙幣Bと接触することで紙幣Bが第3方向D3に移動することを規制するように着脱部30に取り付けられる。【選択図】図3

Description

ここに開示する技術は、紙幣収納装置および紙幣処理システムに関する。
特許文献1には、紙幣カセットが開示されている。この紙幣カセットは、筐体と扉体とにより構成される。筐体の内部空間には、ピックアップガイド、ゲートガイド、センターガイド、バックガイド、サイドガイドなどのガイドが設けられる。これらのガイドは、紙幣を収納すべき収納空間を規定する。
特開2017-117087号公報
特許文献1の紙幣カセットでは、収納空間を規定するガイドにより紙幣の移動が規制される。例えば、この紙幣カセットでは、収納空間に収納する紙幣のサイズに応じて、筐体の内部空間に設けられたガイド(例えばサイドガイド)の取り付け位置が調整される。筐体の内部空間に設けられたガイドの位置を調整する場合、作業者が筐体の内部空間に手を伸ばして作業することになる。また、ガイドの取り付け位置が固定の場合であっても、ガイドの清掃を行うために、作業者が筐体の内部空間に手を伸ばして作業する必要がある。このように、特許文献1の紙幣カセットでは、ガイドの保守作業を容易に行うことができない。
ここに開示する技術は、紙幣収納装置に関し、この紙幣収納装置は、
紙幣が第1方向に集積されて収納される収納空間と、前記収納空間を前記第1方向と直交する第2方向に露出させる開口とが形成された本体と、
前記本体に対して着脱可能であり、前記本体に取り付けられることで前記開口を閉塞可能な少なくとも1つの着脱部と、
前記収納空間に収納された紙幣と接触することで前記紙幣が前記第1方向および前記第2方向の両方と直交する第3方向に移動することを規制するように前記着脱部に取り付けられる少なくとも1つの第1規制部材とを備える。
前記の構成では、第1規制部材は、本体に対して着脱可能な着脱部に取り付けられる。このような構成により、第1規制部材が本体に取り付けられる場合よりも、第1規制部材の保守作業を容易にすることができる。
前記紙幣収納装置において、
前記着脱部における前記第1規制部材の取り付け位置は、変更可能であってもよく、
前記着脱部における前記第1規制部材の取り付け位置が変更されることで、前記収納空間に収納された紙幣と前記第1規制部材との接触位置が変更されてもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記少なくとも1つの第1規制部材は、複数の第1規制部材であってもよく、
前記複数の第1規制部材は、それぞれが前記着脱部に対して着脱可能であり、前記本体に取り付けられた前記着脱部に取り付けられた状態において、前記収納空間に収納された紙幣との接触位置が異なってもよく、
前記複数の第1規制部材の中から前記着脱部に取り付けられる第1規制部材が選択されてもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記第1規制部材は、
前記収納空間に収納された紙幣と接触する第1接触部と、
それぞれが前記収納空間に収納された紙幣と前記第1接触部とが接触するように前記第1接触部を保持する部分である複数の第1保持部とを有してもよく、
前記複数の第1保持部は、それぞれが前記着脱部および前記第1接触部に対して着脱可能であり、前記着脱部および前記第1接触部に取り付けられた状態において、前記第1接触部を異なる位置に保持してもよく、
前記複数の第1保持部の中から前記着脱部および前記第1接触部に取り付けられる第1保持部が選択されてもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記少なくとも1つの着脱部は、複数の着脱部であってもよく、
前記複数の着脱部は、それぞれが前記本体に対して着脱可能であり、前記本体に取り付けられた状態において、前記収納空間に収納された紙幣と前記第1規制部材との接触位置が異なってもよく
前記複数の着脱部の中から前記本体に取り付けられる着脱部が選択されてもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記複数の着脱部のそれぞれには、該着脱部を識別するための識別情報が付されてもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記第1規制部材は、前記紙幣との接触位置が第1位置となるように前記着脱部に取り付けられてもよく、
前記紙幣は、前記紙幣の長辺および短辺の一方の辺が前記第3方向に沿うように前記収納空間に収納されてもよく、
前記第1位置は、前記収納空間に収納された紙幣の前記一方の辺の長さに応じた位置であってもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記紙幣は、前記紙幣の長辺が前記第3方向に沿うように、前記収納空間に収納されてもよく、
前記第1位置は、前記収納空間に収納された紙幣の長辺の長さに応じた位置であってもよい。
前記紙幣収納装置は、
前記収納空間に収納された紙幣と接触することで前記紙幣が前記第2方向に移動することを規制するように前記着脱部に取り付けられる少なくとも1つの第2規制部材を備えてもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記少なくとも1つの第2規制部材は、複数の第2規制部材であってもよく、
前記複数の第2規制部材は、それぞれが前記着脱部に対して着脱可能であり、前記着脱部に取り付けられた状態において、前記収納空間に収納された紙幣との接触位置が異なってもよく、
前記複数の第2規制部材の中から前記着脱部に取り付けられる第2規制部材が選択されてもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記第2規制部材は、
前記収納空間に収納された紙幣と接触する第2接触部と、
それぞれが前記収納空間に収納された紙幣と前記第2接触部とが接触するように前記第2接触部を保持する複数の第2保持部とを有してもよく、
複数の第2保持部は、それぞれが前記着脱部および前記第2接触部に対して着脱可能であり、前記第2接触部を異なる位置に保持してもよく、
前記複数の第2保持部の中から前記着脱部および前記第2接触部に取り付けられる第2保持部が選択されてもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記第2規制部材は、前記紙幣との接触位置が第2位置となるように前記着脱部に取り付けられてもよく、
前記紙幣は、前記紙幣の長辺および短辺の一方の辺が前記第3方向に沿い、且つ、前記紙幣の長辺および短辺の他方の辺が前記第2方向に沿うように、前記収納空間に収納されてもよく、
前記第2位置は、前記収納空間に収納された紙幣の前記他方の辺の長さに応じた位置であってもよい。
ことを特徴とする紙幣収納装置。
前記紙幣収納装置において、
前記紙幣は、前記紙幣の長辺が前記第3方向に沿い、且つ、前記紙幣の短辺が前記第2方向に沿うように、前記収納空間に収納されてもよく、
前記第2位置は、前記収納空間に収納された紙幣の短辺の長さに応じた位置であってもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記着脱部は、前記開口を開閉可能な扉として機能してもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記本体は、前記収納空間を開閉可能な扉を有してもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記本体は、前記収納空間に収納された紙幣が前記第1方向に集積されるように前記紙幣を支持するとともに、前記第1方向に移動可能な支持部を有してもよい。
前記紙幣収納装置において、
前記本体は、前記収納空間に収納された紙幣を外部に繰り出す繰出機構を有してもよい。
また、ここに開示する技術は、紙幣処理システムに関し、この紙幣処理システムは、前記紙幣収納装置を備える。
ここに開示する技術によれば、第1規制部材の保守作業を容易にすることができる。
実施形態1の紙幣収納装置の外観を例示する斜視図である。 実施形態1の紙幣収納装置の構成を例示する斜視図である。 実施形態1の紙幣収納装置の内部構成を例示する断面図である。 実施形態1の紙幣収納装置の内部構成を例示する断面図である。 実施形態1の紙幣収納装置における第1規制部材の位置の変更について説明するための断面図である。 実施形態1の紙幣収納装置の構成例1を示す斜視図である。 実施形態1の紙幣収納装置の構成例2を示す断面図である。 実施形態1の紙幣収納装置の構成例2における第1規制部材の位置の変更について説明するための断面図である。 第1保持部の変形例を示す断面図である。 実施形態2の紙幣収納装置の構成を例示する断面図である。 実施形態2の紙幣収納装置における第2規制部材の位置の変更について説明するための断面図である。 実施形態2の紙幣収納装置の構成例1を示す断面図である。 紙幣収納装置の本体の変形例を示す断面図である。 第1収納長さについて説明するための概略図である。 実施形態3の紙幣処理システムの構成を例示するブロック図である。 実施形態3において準備される複数の着脱部を例示する概略図である。 実施形態3における紙幣の種類と着脱部との関係を例示する図である。
以下、図面を参照して実施の形態を詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1および図2は、実施形態1の紙幣収納装置10の外観および構成を例示する。図3および図4は、実施形態1の紙幣収納装置10の内部構成を例示する。図3は、図4のIII-III線における紙幣収納装置10の断面図に対応し、図4は、図3のIV-IV線における紙幣収納装置10の断面図に対応する。
紙幣収納装置10は、紙幣Bを収納する。紙幣収納装置10は、本体20と、着脱部30と、第1規制部材40とを備える。
本体20には、収納空間SSと、開口21とが形成される。収納空間SSには、紙幣Bが第1方向D1に集積されて収納される。開口21は、収納空間SSを第1方向D1と直交する第2方向D2に露出させる。
着脱部30は、本体20に対して着脱可能である。着脱部30は、本体20に取り付けられることで開口21を閉塞可能となる。
第1規制部材40は、収納空間SSに収納された紙幣Bと接触することで紙幣Bが第1方向D1および第2方向D2の両方と直交する第3方向D3に移動することを規制する部材である。第1規制部材40は、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置が第1位置となるように、着脱部30に取り付けられる。紙幣収納装置10には、1つだけの第1規制部材40が設けられてもよいし、複数の第1規制部材40が設けられてもよい。
この例では、紙幣収納装置10には、2つの第1規制部材40が設けられる。また、紙幣収納装置10は、第1方向D1が上下方向に沿うように載置される。
次に、紙幣収納装置10の各部について説明する。なお、以下の説明で用いる「前後左右上下」は、紙幣収納装置10を正面から見た場合の方向に対応する。紙幣収納装置10の前側(正面)は、開口21が形成される側である。
〔本体〕
本体20は、紙幣を収納する。この例では、本体20は、1つの面が開放面となる直方体型の箱状に形成される。本体20の内部空間は、収納空間SSを構成する。本体20の開放面は、開口21を構成する。開口21は、収納空間SSと連通する。開口21の形状は、矩形状となっている。
この例では、本体20の前面部は、開放面となっている。本体20は、第1~第5壁部201~205を有する。第1壁部201は、本体20の背面部を構成する。第2壁部202は、本体20の下面部を構成し、第3壁部203は、本体20の上面部を構成する。第4壁部204は、本体20の右面部を構成し、第5壁部205は、本体20の左面部を構成する。第1~第5壁部201~205に囲まれた空間が収納空間SSを構成する。
また、本体20には、挿通口22が形成される。挿通口22は、本体20の収納空間SSと連通し、紙幣Bを通過させる。この例では、挿通口22は、本体20の第1方向D1における端部である第3壁部203に形成される。
また、本体20には、支持部25と、移動機構26と、繰出機構27とが設けられる。
支持部25は、収納空間SSに収納された紙幣Bが第1方向D1に集積されるように紙幣Bを支持する。また、支持部25は、第1方向D1に移動可能である。この例では、支持部25は、矩形の板状に形成される。支持部25には、収納空間SSに収納された紙幣Bが載置される。
移動機構26は、支持部25を第1方向D1に移動させる。移動機構26には、周知の移動機構を採用することが可能である。この例では、移動機構26は、支持部25の第3方向D3における両端部に連結されたバーと、本体20の第3方向D3における両端部である第4壁部204および第5壁部205に設けられた駆動機構とを有する。駆動機構がバーを第1方向D1に移動させることで、バーに支持された支持部25が第1方向D1に移動する。
繰出機構27は、収納空間SSに収納された紙幣Bを、挿通口22から外部へ繰り出す。繰出機構27には、周知の繰出機構を採用することが可能である。この例では、繰出機構27は、本体20の第1方向D1における端部である第3壁部203に設けられる。繰出機構27は、ローラ28を有する。収納空間SSに収納された紙幣Bを繰り出す場合、支持部25が繰出機構27に近づく方向に移動し、支持部25と繰出機構27との間に集積された紙幣Bのうち繰出機構27に最も近い紙幣Bが繰出機構27のローラ28と接触する。繰出機構27は、ローラ28を回転させることで、紙幣Bとローラ28との摩擦を利用して紙幣Bを繰り出す。
なお、収納空間SSのうち「紙幣Bを実質的に収納可能な空間」は、少なくとも、支持部25と繰出機構27と第1規制部材40とに囲まれた空間となる。以下では、紙幣Bを実質的に収納可能な空間を「収納可能空間」と記載する。
図3および図4に示すように、この例では、2つの第1規制部材40が設けられ、収納可能空間は、支持部25と繰出機構27と2つの第1規制部材40とに囲まれた空間である。また、収納可能空間は、第1壁部201と着脱部30とに囲まれた空間でもある。なお、1つの第1規制部材40が設けられる場合、収納可能空間は、支持部25と繰出機構27と1つの第1規制部材40と第4壁部204および第5壁部205の一方とに囲まれた空間であってもよい。
支持部25は、収納可能空間における紙幣Bの集積量に応じて移動する。例えば、支持部25は、紙幣Bの集積量が増加すると、繰出機構27から離れる方向に移動し、紙幣Bの集積量が減少すると、繰出機構27に近づく方向に移動する。
また、本体20には、制御部(図示省略)が設けられる。制御部は、紙幣収納装置10の各部を制御することで紙幣収納装置10の動作を制御する。
〔着脱部〕
着脱部30は、本体20に対して着脱可能である。この例では、着脱部30は、開口21を開閉可能な扉として機能する。着脱部30が本体20から取り外されることで、開口21が開放され、収納空間SSに収納された紙幣Bにアクセス可能となる。これにより、収納空間SSから紙幣Bを取り出したり、収納空間SSに紙幣を投入したりすることが可能となる。また、着脱部30が本体20に取り付けられることで、開口21が閉塞され、収納空間SSに収納された紙幣Bにアクセス不可となる。着脱部30は、矩形の板状に形成される。
なお、本体20および着脱部30には、着脱部30を本体20に固定可能なロック機構が設けられてもよい。
以下の説明では、着脱部30が本体20に取り付けられて着脱部30が開口21を閉塞している状態を「閉状態」と記載する。
〔第1規制部材〕
第1規制部材40は、着脱部30に取り付けられる。閉状態において、第1規制部材40は、収納空間SSに収納された紙幣Bと接触することで、紙幣Bが第3方向D3に移動することを規制する。
この例では、2つの第1規制部材40は、矩形の板状に形成される。閉状態において、2つの第1規制部材40は、第3方向D3において所定の間隔をあけて対向し、第1方向D1に沿うように延びる。閉状態において、2つの第1規制部材40の厚み方向は、第3方向D3となる。
図3に示すように、閉状態において、紙幣Bは、2つの第1規制部材40の間に集積される。2つの第1規制部材40は、2つの第1規制部材40の間に集積された紙幣Bと接触することで、紙幣Bの第3方向D3への移動を規制する。
また、第1規制部材40は、閉状態において、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置が第1位置となるように、着脱部30に取り付けられる。第1位置は、第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置の目標位置であり、収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに応じて定められる。
第1規制部材40の第1位置は、収納可能空間の第3方向D3の長さL40が第1長さとなるように定められる。以下では、収納可能空間の第3方向D3の長さL40を「第1収納長さL40」と記載する。第1長さは、第1収納長さL40の目標長さであり、紙幣Bのサイズに応じて定められる。この例では、第1収納長さL40は、2つの第1規制部材40の間隔の長さである。なお、1つの第1規制部材40と第4壁部204および第5壁部205の一方との間に収納可能空間が形成される場合、第1収納長さL40は、1つの第1規制部材40と第4壁部204および第5壁部205の一方との間隔の長さであってもよい。
例えば、紙幣Bは、紙幣Bの長辺および短辺の一方が第3方向D3に沿うように、収納空間SSに収納される。この場合、第1位置は、収納空間SSに収納された紙幣Bの長辺および短辺の一方の長さに応じた位置となる。第1長さは、紙幣Bの長辺および短辺の一方の長さに応じた長さとなる。
なお、この例では、紙幣Bは、紙幣Bの長辺が第3方向D3に沿うように収納空間SSに収納される。第1位置は、収納空間SSに収納された紙幣Bの長辺の長さLB1に応じた位置となる。そして、第1長さは、紙幣Bの長辺の長さLB1に応じた長さとなる。図3に示すように、第1収納長さL40は、紙幣Bの長辺の長さLB1よりも所定量だけ長い。
また、閉状態における第1規制部材40の第1方向D1の長さは、紙幣Bの集積状態が崩れないように収納空間SSに収納された紙幣Bの移動を規制することができる長さであってもよい。例えば、第1規制部材40の第1方向D1の長さは、収納空間SSにおける紙幣Bの集積量が最大量であるときの紙幣Bの集積方向の合計長さ以上の長さに設定されてもよい。第1規制部材40の第1方向D1の長さは、支持部25が繰出機構27から最も離れた位置にあるときの、支持部25と繰出機構27の距離に設定されてもよい。第1規制部材40の第1方向D1の長さは、収納空間SSの第1方向D1の長さに設定されてもよい。第1規制部材40の形状が矩形の板状の場合は、第1規制部材40の第1方向D1の長さは、第1規制部材40の長辺の長さであってもよい。
第1規制部材40は、その取り付け位置が固定されるように着脱部30に取り付けられてもよい。着脱部30が本体20から取り外されることにより、第1規制部材40は収納空間SSから取り出される。保守員は、第1規制部材40を容易に保守管理することができる。
〔第1規制部材の位置の調整〕
第1規制部材40は、その取り付け位置の調整が可能なように着脱部30に取り付けられてもよい。図3および図5を参照して、実施形態1の紙幣収納装置10における第1規制部材40の位置の調整について説明する。なお、第1規制部材40の位置は、閉状態における紙幣Bとの接触位置のことである。また、図5に示した紙幣Bの長辺の長さLB1は、図3に示した紙幣Bの長辺の長さLB1よりも長い。図5に示した第1規制部材40の位置は、図3に示した第1規制部材40の位置よりも第3方向D3において収納可能空間の中央から遠い。
第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置は、収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに応じて調整される。例えば、収納空間SSに収納される紙幣Bを、図3に示した紙幣Bから図5に示した紙幣Bに変更する場合、2つの第1規制部材40の各々の位置は、図5の二点鎖線で示す位置から図5の実線で示す位置に変更される。このように、2つの第1規制部材40の各々の位置は、第3方向D3において収納可能空間の中央から遠ざかる方向に移動する。これにより、第1収納長さL40が長くなり、第1収納長さL40は、図5に示した紙幣Bのサイズに応じた長さとなる。
〔第1作業〕
実施形態1の紙幣収納装置10では、収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズを変更する場合、作業者は、本体20から着脱部30を取り外す。次に、作業者は、着脱部30に取り付けられた第1規制部材40の位置を調整するための作業を行う。以下では、この作業を「第1作業」と記載する。第1作業により、閉状態における第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置は、紙幣Bの変更後のサイズに応じた位置となる。そして、第1作業が完了すると、作業者は、その着脱部30を本体20に取り付ける。これにより、着脱部30に取り付けられた第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置は、収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズ(変更後のサイズ)に応じた位置となる。
〔実施形態1の効果〕
以上のように、実施形態1の紙幣収納装置10では、第1規制部材40は、本体20に対して着脱可能な着脱部30に取り付けられる。このような構成により、第1規制部材40が本体20に取り付けられる場合よりも、第1規制部材40の保守作業を容易にすることができる。特に、第1規制部材40の位置が調整可能な場合は、第1規制部材40が本体20に取り付けられる場合よりも、第1規制部材40の位置を調整するための作業を容易にすることができる。
(実施形態1の構成例1)
図6は、実施形態1の紙幣収納装置10の構成例1を示す。この構成例1では、第1規制部材40は、着脱部30に対して着脱可能である。着脱部30における第1規制部材40の取り付け位置は、変更可能である。着脱部30における第1規制部材40の取り付け位置が変更されることで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置が変更される。
〔第1規制部材の取り付け位置の準備〕
実施形態1の構成例1では、閉状態における第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置がそれぞれ異なる複数の取り付け位置(第1規制部材40の取り付け位置)が着脱部30に予め準備されている。
例えば、着脱部30には、複数の取り付け位置にそれぞれ対応する複数の被係合部が設けられる。被係合部は、第1規制部材40を取り付けることができる部分である。複数の被係合部は、閉状態において第3方向D3に並ぶように、着脱部30に設けられる。第1規制部材40は、着脱部30の被係合部と係合可能な係合部を有する。第1規制部材40の係合部が着脱部30の被係合部と係合することで、第1規制部材40が着脱部30に取り付けられる。
図6の例では、着脱部30の被係合部は、複数の凹部30aにより構成される。複数の凹部30aは、閉状態において第1方向D1に並ぶように、着脱部30に設けられる。第1規制部材40の係合部は、複数の凸部40aにより構成される。係合部を構成する複数の凸部40aは、被係合部を構成する複数の凹部30aにそれぞれ嵌め込まれる。
〔第1作業〕
実施形態1の構成例1では、第1作業は、着脱部30における第1規制部材40の取り付け位置を変更する作業となる。作業者は、着脱部30における第1規制部材40の取り付け位置を変更することにより、閉状態における第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置を調整する。
例えば、それぞれ異なる紙幣Bのサイズに対応する複数の被係合部が着脱部30に設けられている。そして、着脱部30の複数の被係合部のうち「収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに対応する被係合部」に第1規制部材40の係合部が係合することで、第1規制部材40が着脱部30に取り付けられる。
〔実施形態1の構成例1の効果〕
以上のように、実施形態1の紙幣収納装置10の構成例1では、着脱部30における第1規制部材40の取り付け位置を変更することで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置を変更することができる。
(実施形態1の構成例2)
図7は、実施形態1の紙幣収納装置10の構成例2を示す。この構成例2では、第1規制部材40は、着脱部30に対して着脱可能である。そして、着脱部30に取り付けられる第1規制部材40は、収納空間SSに収納された紙幣Bとの接触位置がそれぞれ異なる複数の予備の第1規制部材40の中から選択される。複数の予備の第1規制部材40は、着脱部30に取り付けられる第1規制部材40の候補の第1規制部材40である。この構成例2においても、紙幣収納装置10には、1つだけの第1規制部材40が設けられてもよいし、複数の第1規制部材40が設けられてもよい。図7の例では、紙幣収納装置10には、2つの第1規制部材40が設けられる。
図7に示すように、この例では、着脱部30は、閉状態において第1方向D1と直交する断面の形状が本体20に対して凸となるU字状となっている。具体的には、着脱部30は、主面部300と、第1側面部301と、第2側面部302とを有する。主面部300と第1側面部301と第2側面部302は、矩形の板状に形成される。閉状態において、主面部300と第1側面部301と第2側面部302は、第1方向D1に延びる。閉状態において、主面部300の厚み方向は、第2方向Dとなり、第1側面部301および第2側面部302の厚み方向は、第3方向D3となる。第1側面部301および第2側面部302は、主面部300の第3方向D3における両端部に接続される。
また、図7に示すように、この例では、第1規制部材40は、第1接触部41と、第1保持部42とを有する。
第1接触部41は、閉状態において、収納空間SSに収納された紙幣Bと接触する。この例では、第1接触部41は、矩形の板状に形成される。閉状態において、第1接触部41は、第1方向D1に沿うように延び、第1接触部41の厚み方向は、第3方向D3となる。
第1保持部42は、閉状態において、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1接触部41との接触位置が第1位置となるように第1接触部41を保持する部分である。第1保持部42は、着脱部30に対して着脱可能である。この例では、第1保持部42は、着脱部30の第1側面部301および第2側面部302に対して着脱可能である。なお、第1保持部42は、第1接触部41と一体となっており、第1接触部41に対して着脱不可である。
〔第1規制部材の準備〕
実施形態1の構成例2では、閉状態における紙幣Bとの接触位置がそれぞれ異なる複数の予備の第1規制部材40が用意されている。この例では、複数の予備の第1規制部材40の各々における第1保持部42の連結長さがそれぞれ異なる。第1保持部42の連結長さは、閉状態における第1保持部42の第3方向D3の長さである。
〔第1規制部材の位置の調整〕
次に、図7および図8を参照して、実施形態1の構成例2における第1規制部材40の位置の調整について説明する。なお、図8に示した紙幣Bの長辺の長さLB1は、図7に示した紙幣Bの長辺の長さLB1よりも長い。図8に示した第1規制部材40の第1保持部42の連結長さは、図7に示した第1規制部材40の第1保持部42の連結長さよりも短い。
例えば、収納空間SSに収納される紙幣Bを、図7に示した紙幣Bから図8に示した紙幣Bに変更する場合、図7に示した第1規制部材40を図8に示した第1規制部材40に変更する。これにより、第1規制部材40の第1保持部42の連結長さが短くなり、第1収納長さL40が長くなる。その結果、第1収納長さL40は、図8に示した紙幣Bのサイズに応じた長さとなる。
〔第1作業〕
実施形態1の構成例2では、第1作業は、複数の予備の第1規制部材40の中から「着脱部30に取り付けられる第1規制部材40」を選択する作業となる。作業者は、複数の予備の第1規制部材40の中から「着脱部30に取り付けられる第1規制部材40」を選択することにより、閉状態における第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置を調整する。複数の予備の第1規制部材40は、「着脱部30に取り付けられる第1規制部材40」の候補の第1規制部材40である。
例えば、それぞれ異なる紙幣Bのサイズに対応する複数の予備の第1規制部材40が用意されている。そして、複数の予備の第1規制部材40の中から「収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに対応する第1規制部材40」が選択される。
〔実施形態1の構成例2の効果〕
以上のように、実施形態1の紙幣収納装置10の構成例2では、収納空間SSに収納された紙幣Bとの接触位置がそれぞれ異なる複数の予備の第1規制部材40の中から「着脱部30に取り付けられる第1規制部材40」を選択することで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置を変更することができる。
(実施形態1の構成例3)
実施形態1の紙幣収納装置10の構成例3では、図7の例と同様に、第1規制部材40は、第1接触部41と、第1保持部42とを有する。なお、第1保持部42は、着脱部30および第1接触部41に対して着脱可能である。そして、着脱部30および第1接触部41に取り付けられる第1保持部42は、第1接触部41をそれぞれ異なる位置に保持する複数の予備の第1保持部42の中から選択される。
〔第1保持部の準備〕
実施形態1の構成例3では、閉状態において第1接触部41をそれぞれ異なる位置に保持する複数の予備の第1保持部42が用意されている。この例では、複数の予備の第1保持部42の連結長さがそれぞれ異なる。
〔第1規制部材の位置の調整〕
次に、図7および図8を参照して、実施形態1の構成例3における第1規制部材40の位置の調整について説明する。なお、図8に示した紙幣Bの長辺の長さLB1は、図7に示した紙幣Bの長辺の長さLB1よりも長い。図8に示した第1保持部42の連結長さは、図7に示した第1保持部42の連結長さよりも短い。
例えば、収納空間SSに収納される紙幣Bを、図7に示した紙幣Bから図8に示した紙幣Bに変更する場合、図7に示した第1保持部42を図8に示した第1保持部42に変更する。これにより、第1規制部材40の第1保持部42の連結長さが短くなり、第1収納長さL40が長くなる。その結果、第1収納長さL40は、図8に示した紙幣Bのサイズに応じた長さとなる。
〔第1作業〕
実施形態1の構成例3では、第1作業は、複数の予備の第1保持部42の中から「着脱部30および第1接触部41に取り付けられる第1保持部42」を選択する作業となる。作業者は、複数の予備の第1保持部42の中から「着脱部30および第1接触部41に取り付けられる第1保持部42」を選択することにより、閉状態における第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置を調整する。複数の予備の第1保持部42は、「着脱部30および第1接触部41に取り付けられる第1保持部42」の候補の第1保持部42である。
例えば、それぞれ異なる紙幣Bのサイズに対応する複数の予備の第1保持部42が用意されている。そして、複数の予備の第1保持部42の中から「収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに対応する第1保持部42」が選択される。
〔実施形態1の構成例3の効果〕
以上のように、実施形態1の紙幣収納装置10の構成例3では、第1接触部41をそれぞれ異なる位置に保持する複数の予備の第1保持部42の中から「着脱部30および第1接触部41に取り付けられる第1保持部42」を選択することで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置を変更することができる。
(第1保持部の変形例)
なお、図9に示すように、着脱部30および第1接触部41に取り付けられる第1保持部42は、複数の単位部材の組合せにより構成されてもよい。
図9の例では、第1保持部42は、閉状態において第3方向D3に並ぶ3つの単位部材により構成される。図9に示した第1保持部42を構成する3つの単位部材の各々の連結長さは、図8に示した第1保持部42の連結長さと同一である。言い換えると、図8に示した第1保持部42は、1つの単位部材を用いて構成され、図9に示した第1保持部42は、3つの単位部材を用いて構成される。
また、第1保持部42を構成する単位部材の種類は、1種類であってもよいし、2種類以上であってもよい。例えば、それぞれ連結長さが異なる複数の単位部材が準備されてもよい。
(実施形態1の構成例4)
実施形態1の紙幣収納装置10の構成例4では、本体20に取り付けられる着脱部30は、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置がそれぞれ異なる複数の予備の着脱部30の中から選択される。
〔着脱部の準備〕
実施形態1の構成例4では、閉状態における紙幣Bと第1規制部材40との接触位置がそれぞれ異なる複数の予備の着脱部30が用意されている。例えば、複数の予備の着脱部30の各々における第1規制部材40の取り付け位置がそれぞれ異なる。または、複数の予備の着脱部30の各々に取り付けられた第1規制部材40の第1保持部42の連結長さがそれぞれ異なる。なお、複数の予備の着脱部30の各々において、第1規制部材40は、着脱部30に固定されてもよい。
〔第1作業〕
実施形態1の構成例4では、第1作業は、複数の予備の着脱部30の中から「本体20に取り付けられる着脱部30」を選択する作業となる。作業者は、複数の予備の着脱部30の中から「本体20に取り付けられる着脱部30」を選択することにより、閉状態における第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置を調整する。複数の予備の着脱部30は、「本体20に取り付けられる着脱部30」の候補の着脱部30である。
例えば、それぞれ異なる紙幣Bのサイズに対応する複数の予備の着脱部30が用意されている。そして、複数の予備の着脱部30の中から「収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに対応する着脱部30」が選択される。
〔実施形態1の構成例4の効果〕
以上のように、実施形態1の紙幣収納装置10の構成例4では、第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置がそれぞれ異なる複数の予備の着脱部30の中から「本体20に取り付けられる着脱部30」を選択することで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置を変更することができる。
(実施形態2)
図10は、実施形態2の紙幣収納装置10の構成を例示する。実施形態2の紙幣収納装置10の構成は、実施形態1の紙幣収納装置10の構成例の1つである。
実施形態2の紙幣収納装置10は、図1~図4に示した実施形態1の紙幣収納装置10の構成に加えて、第2規制部材50を備える。
第2規制部材50は、収納空間SSに収納された紙幣Bと接触することで紙幣Bが第2方向D2に移動することを規制する部材である。また、第2規制部材50は、収納空間SSに収納された紙幣Bと第2規制部材50との接触位置が第2位置となるように、着脱部30に取り付けられる。紙幣収納装置10には、1つだけの第2規制部材50が設けられてもよいし、複数の第2規制部材50が設けられてもよい。
この例では、紙幣収納装置10には、2つの第2規制部材50が設けられる。
〔第2規制部材〕
第2規制部材50は、着脱部30に取り付けられる。閉状態において、第2規制部材50は、収納空間SSに収納された紙幣Bと接触することで紙幣Bが第2方向D2に移動することを規制する。
この例では、2つの第2規制部材50は、断面が矩形の柱状に形成される。閉状態において、2つの第2規制部材50は、2つの第1規制部材40の間に配置され、第3方向D3に間隔をあけて並び、第1方向D1に沿うように延びる。なお、支持部25には、第2規制部材50との接触を回避するために、第2規制部材50に対応する切り欠き25aが形成されてもよい。この例では、2つの第2規制部材50に対応する2つの切り欠き25aが形成される。
図10に示すように、閉状態において、2つの第2規制部材50は、着脱部30から収納空間SSへ向けて第2方向D2に突出する。紙幣Bは、2つの第2規制部材50の突出面と本体20の第1壁部201との間に集積される。2つの第2規制部材50は、2つの第2規制部材50と第1壁部201との間に集積された紙幣Bと接触することで、紙幣Bの第2方向D2への移動を規制する。
また、第2規制部材50は、閉状態において、収納空間SSに収納された紙幣Bと第2規制部材50との接触位置が第2位置となるように、着脱部30に取り付けられる。第2位置は、第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置の目標位置であり、収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに応じて定められる。
第2規制部材50の第2位置は、収納可能空間の第2方向D2の長さL50が第2長さとなるように定められる。以下では、収納可能空間の第2方向D2の長さL50を「第2収納長さL50」と記載する。第2長さは、第2収納長さL50の目標長さであり、紙幣Bのサイズに応じて定められる。この例では、第2収納長さL50は、2つの第2規制部材50と第1壁部201との間隔の長さである。
例えば、紙幣Bは、紙幣Bの長辺および短辺の一方が第3方向D3に沿い、且つ、紙幣Bの長辺および短辺の他方が第2方向D2に沿うように、収納空間SSに収納される。この場合、第2位置は、収納空間SSに収納された紙幣Bの長辺および短辺の他方の長さに応じた位置となる。第2長さは、紙幣Bの長辺および短辺の他方の長さに応じた長さとなる。
なお、この例では、紙幣Bは、紙幣Bの長辺が第3方向D3に沿い、且つ、紙幣の短辺が第2方向D2に沿うように、収納空間SSに収納される。第2位置は、収納空間SSに収納された紙幣Bの短辺の長さLB2に応じた位置となる。そして、第2長さは、紙幣Bの短辺の長さLB2に応じた長さとなる。図10に示すように、第2収納長さL50は、紙幣Bの短辺の長さLB2よりも所定量だけ長い。
また、閉状態における第2規制部材50の第1方向Dの長さは、紙幣Bの集積状態が崩れないように収納空間SSに収納された紙幣Bの移動を規制することができる長さであってもよい。例えば、第2規制部材50の第1方向D1の長さは、収納空間SSにおける紙幣Bの集積量が最大量であるときの紙幣Bの集積方向の合計長さ以上の長さに設定されてもよい。第2規制部材50の第1方向D1の長さは、支持部25が繰出機構27から最も離れた位置にあるときの、支持部25と繰出機構27の距離に設定されてもよい。第2規制部材50の第1方向D1の長さは、収納空間SSの第1方向D1の長さに設定されてもよい。第2規制部材50の形状が矩形の板状の場合は、第2規制部材50の第1方向D1の長さは、第2規制部材50の長辺の長さであってもよい。
第2規制部材50は、その取り付け位置が固定されるように着脱部30に取り付けられてもよい。着脱部30が本体20から取り外されることにより、第2規制部材50は収納空間SSから取り出される。保守員は、第1規制部材40を容易に保守管理することができる。
〔第2規制部材の位置の調整〕
第2規制部材50は、その取り付け位置の調整が可能なように着脱部30に取り付けられてもよい。図10および図11を参照して、実施形態2の紙幣収納装置10における第2規制部材50の位置の調整について説明する。なお、第2規制部材50の位置は、第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置のことである。また、図11に示した紙幣Bの短辺の長さLB2は、図10に示した紙幣Bの短辺の長さLB2よりも短い。図11に示した第2規制部材50の位置(紙幣Bとの接触位置)は、図10に示した第2規制部材50の位置よりも第2方向D2における中央に近い。
第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置は、収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに応じて調整される。例えば、収納空間SSに収納される紙幣Bを、図10に示した紙幣Bから図11に示した紙幣Bに変更する場合、2つの第2規制部材50の各々の位置(紙幣Bとの接触位置)は、図10に示した位置から図11に示した位置に変更される。このように、2つの第2規制部材50の各々の位置は、第2方向D2において中央に近づく方向に移動する。これにより、第2収納長さL50が短くなり、第2収納長さL50は、図11に示した紙幣Bのサイズに応じた長さとなる。
〔第2作業〕
実施形態2の紙幣収納装置10では、収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズを変更する場合、作業者は、本体20から着脱部30を取り外す。次に、作業者は、着脱部30に取り付けられた第2規制部材50の位置を調整するための作業を行う。以下では、この作業を「第2作業」と記載する。第2作業により、閉状態における第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置は、紙幣Bの変更後のサイズに応じた位置となる。そして、第2作業が完了すると、作業者は、その着脱部30を本体20に取り付ける。これにより、着脱部30に取り付けられた第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置は、収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズ(変更後のサイズ)に応じた位置となる。
なお、本体20から取り外された着脱部30に対して、第1作業および第2作業の両方が行われてもよいし、第1作業および第2作業の一方のみが行われてもよい。
〔実施形態2の効果〕
以上のように、実施形態2の紙幣収納装置10では、第2規制部材50は、本体20に対して着脱可能な着脱部30に取り付けられる。このような構成により、第2規制部材50が本体20に取り付けられる場合よりも、第2規制部材50の保守作業を容易にすることができる。特に、第2規制部材50の位置が調整可能な場合は、第2規制部材50が本体20に取り付けられる場合よりも、第2規制部材50の位置を調整するための作業を容易にすることができる。
(実施形態2の構成例)
以下、実施形態2の紙幣収納装置10の構成例について説明する。実施形態2の紙幣収納装置10の構成例は、実施形態1の紙幣収納装置10の構成例の1つである。
(実施形態2の構成例1)
実施形態2の紙幣収納装置10の構成例1では、第2規制部材50は、着脱部30に対して着脱可能である。着脱部30における第2規制部材50の取り付け位置は、変更可能である。着脱部30における第2規制部材50の取り付け位置が変更されることで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第2規制部材50との接触位置が変更される。
〔第2規制部材の取り付け位置の準備〕
実施形態2の構成例1では、閉状態における第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置がそれぞれ異なる複数の取り付け位置(第2規制部材50の取り付け位置)が着脱部30に予め準備されている。
例えば、着脱部30には、閉状態において着脱部30までの距離(第2方向D2)がそれぞれ異なる複数の被係合面を有する段差部が設けられる。複数の被係合面は、閉状態において第3方向D3に並ぶ。複数の被係合面の各々には、第2被係合部が設けられる。第2被係合部は、第2規制部材50を取り付けることができる部分である。第2規制部材50は、着脱部30に設けられた段差部の第2被係合部と係合可能な第2係合部を有する。第2規制部材50の第2係合部が着脱部30に設けられた段差部の第2被係合部と係合することで、第2規制部材50が着脱部30に取り付けられる。
なお、第2被係合部および第2係合部の構成は、図6に示した第1被係合部および第1係合部の構成と同様であってもよい。着脱部30に設けられる段差部の第2被係合部は、閉状態において第1方向D1に並ぶ複数の凹部により構成されてもよい。第2規制部材50の第2係合部は、閉状態において第1方向D1に並ぶ複数の凸部により構成されてもよい。
〔第2作業〕
実施形態2の構成例1では、第2作業は、着脱部30における第2規制部材50の取り付け位置を変更する作業となる。作業者は、着脱部30における第2規制部材50の取り付け位置を変更することにより、閉状態における第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置を調整する。
例えば、それぞれ異なる紙幣Bのサイズに対応する複数の第2被係合部が着脱部30の段差部に設けられている。そして、着脱部30の複数の第2被係合部のうち「収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに対応する第2被係合部」に第2規制部材50の第2係合部が係合することで、第2規制部材50が着脱部30に取り付けられる。
〔実施形態2の構成例1の効果〕
以上のように、実施形態2の紙幣収納装置10の構成例1では、着脱部30における第2規制部材50の取り付け位置を変更することで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第2規制部材50との接触位置を変更することができる。
(実施形態2の構成例2)
図12は、実施形態2の紙幣収納装置10の構成例2を示す。この構成例12は、第2規制部材50は、着脱部30に対して着脱可能である。そして、着脱部30に取り付けられる第2規制部材50は、収納空間SSに収納された紙幣Bとの接触位置がそれぞれ異なる複数の予備の第2規制部材50の中から選択される。
図12に示すように、この例では、第2規制部材50は、第2接触部51と、第2保持部52とを有する。
第2接触部51は、閉状態において、収納空間SSに収納された紙幣Bと接触する。この例では、第2接触部51は、矩形の板状に形成される。閉状態において、第2接触部51は、第1方向D1に沿うように延び、第2接触部51の厚み方向は、第2方向D2となる。
第2保持部52は、閉状態において、収納空間SSに収納された紙幣Bと第2接触部51との接触位置が第2位置となるように第2保持部52を保持する部分である。第2保持部52は、着脱部30に対して着脱可能である。この例では、第2保持部52は、着脱部30の主面部300に対して着脱可能である。なお、第2保持部52は、第2接触部51と一体となっており、第2接触部51に対して着脱不可である。
〔第2規制部材の準備〕
実施形態2の構成例2では、閉状態における紙幣Bとの接触位置がそれぞれ異なる複数の予備の第2規制部材50が用意されている。この例では、複数の予備の第2規制部材50の各々における第2保持部52の連結長さがそれぞれ異なる。第2保持部52の連結長さは、閉状態における第2保持部52の第2方向D2の長さである。
〔第2規制部材の位置の調整〕
次に、図12および図11を参照して、実施形態2の構成例2における第2規制部材50の位置の調整について説明する。なお、図11に示した紙幣Bの短辺の長さLB2は、図12に示した紙幣Bの短辺の長さLB2よりも短い。
例えば、収納空間SSに収納される紙幣Bを、図12に示した紙幣Bから図11に示した紙幣Bに変更する場合、図12に示した第2規制部材50を「図12に示した第2規制部材50よりも第2保持部52の連結長さが長い第2規制部材50」に変更する。これにより、第2規制部材50の第2保持部52の連結長さが長くなり、第2収納長さL50が短くなる。その結果、第2収納長さL50は、図11に示した紙幣Bのサイズに応じた長さとなる。
〔第2作業〕
実施形態2の構成例2では、第2作業は、複数の予備の第2規制部材50の中から「着脱部30に取り付けられる第2規制部材50」を選択する作業となる。作業者は、複数の予備の第2規制部材50の中から「着脱部30に取り付けられる第2規制部材50」を選択することにより、閉状態における第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置を調整する。複数の予備の第2規制部材50は、「着脱部30に取り付けられる第2規制部材50」の候補の第2規制部材50である。
例えば、それぞれ異なる紙幣Bのサイズに対応する複数の予備の第2規制部材50が用意されている。そして、複数の予備の第2規制部材50の中から「収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに対応する第2規制部材50」が選択される。
〔実施形態2の構成例2の効果〕
以上のように、実施形態2の紙幣収納装置10の構成例2では、収納空間SSに収納された紙幣Bとの接触位置がそれぞれ異なる複数の予備の第2規制部材50の中から「着脱部30に取り付けられる第2規制部材50」を選択することで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第2規制部材50との接触位置を変更することができる。
(実施形態2の構成例3)
実施形態2の紙幣収納装置10の構成例3では、図12の例と同様に、第2規制部材50は、第2接触部51と、第2保持部52とを有する。なお、第2保持部52は、着脱部30および第2接触部51に対して着脱可能である。そして、着脱部30および第2接触部51に取り付けられる第2保持部52は、第2接触部51をそれぞれ異なる位置に保持する複数の予備の第2保持部52の中から選択される。
〔第2保持部の準備〕
実施形態2の構成例3では、閉状態において第2接触部51をそれぞれ異なる位置に保持する複数の予備の第2保持部52が用意されている。この例では、複数の予備の第2保持部52の連結長さがそれぞれ異なる。
〔第2規制部材の位置の調整〕
次に、図12および図11を参照して、実施形態2の構成例3における第2規制部材50の位置の調整について説明する。なお、図11に示した紙幣Bの短辺の長さLB2は、図12に示した紙幣Bの短辺の長さLB2よりも短い。
例えば、収納空間SSに収納される紙幣Bを、図12に示した紙幣Bから図11に示した紙幣Bに変更する場合、図12に示した第2保持部52を「図12に示した第2保持部52よりも連結長さが長い第2保持部52」に変更する。これにより、第2規制部材50の第2保持部52の連結長さが長くなり、第2収納長さL50が短くなる。その結果、第2収納長さL50は、図11に示した紙幣Bのサイズに応じた長さとなる。
〔第2作業〕
実施形態2の構成例3では、第2作業は、複数の予備の第2保持部52の中から「着脱部30および第2接触部51に取り付けられる第2保持部52」を選択する作業となる。作業者は、複数の予備の第2保持部52の中から「着脱部30および第2接触部51に取り付けられる第2保持部52」を選択することで、閉状態における第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置を調整する。複数の予備の第2保持部52は、「着脱部30および第2接触部51に取り付けられる第2保持部52」の候補の第2保持部52である。
例えば、それぞれ異なる紙幣Bのサイズに対応する複数の予備の第2保持部52が用意されている。そして、複数の予備の第2保持部52の中から「収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに対応する第2保持部52」が選択される。
〔実施形態2の構成例3の効果〕
以上のように、実施形態2の紙幣収納装置10の構成例3では、第2接触部51をそれぞれ異なる位置に保持する複数の予備の第2保持部52の中から「着脱部30および第2接触部51に取り付けられる第2保持部52」を選択することで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第2規制部材50との接触位置を変更することができる。
(第2保持部の変形例)
なお、図9に示した第1保持部42の変形例と同様に、着脱部30および第2接触部51に取り付けられる第2保持部52は、複数の単位部材により構成されてもよい。また、第2保持部52を構成する単位部材の種類は、1種類であってもよいし、2種類以上であってもよい。例えば、それぞれ連結長さが異なる複数の単位部材が準備されてもよい。
(実施形態2の構成例4)
実施形態2の紙幣収納装置10の構成例4では、本体20に取り付けられる着脱部30は、「収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置」と「収納空間SSに収納された紙幣Bと第2規制部材50との接触位置」との組合せがそれぞれ異なる複数の予備の着脱部30の中から選択される。
〔着脱部の準備〕
実施形態2の構成例4では、「閉状態における紙幣Bと第1規制部材40との接触位置」と「閉状態における紙幣Bと第2規制部材50との接触位置」との組合せがそれぞれ異なる複数の予備の着脱部30が用意されている。例えば、複数の予備の着脱部30の各々における「第1規制部材40の取り付け位置」と「第2規制部材50の取り付け位置」との組合せがそれぞれ異なる。または、複数の予備の着脱部30の各々における「第1規制部材40の第1保持部42の連結長さ」と「第2規制部材50の第2保持部52の連結長さ」との組合せがそれぞれ異なる。なお、複数の予備の着脱部30の各々において、第1規制部材40および第2規制部材50は、着脱部30に固定されてもよい。
〔第2作業〕
実施形態2の構成例4では、複数の予備の着脱部30の中から「本体20に取り付けられる着脱部30」を選択する作業が第1作業および第2作業となる。作業者は、複数の予備の着脱部30の中から「本体20に取り付けられる着脱部30」を選択することにより、閉状態における第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置と、閉状態における第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置とを調整する。複数の予備の着脱部30は、「本体20に取り付けられる着脱部30」の候補の着脱部30である。
例えば、それぞれ異なる紙幣Bのサイズに対応する複数の予備の着脱部30が用意されている。そして、複数の予備の着脱部30の中から「収納空間SSに収納される紙幣Bのサイズに対応する着脱部30」が選択される。
〔実施形態2の構成例4の効果〕
以上のように、実施形態2の紙幣収納装置10の構成例4では、「第1規制部材40と紙幣Bとの接触位置」と「第2規制部材50と紙幣Bとの接触位置」との組合せがそれぞれ異なる複数の予備の着脱部30の中から「本体20に取り付けられる着脱部30」を選択することで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置と、収納空間SSに収納された紙幣Bと第2規制部材50との接触位置とを変更することができる。
(紙幣収納装置の本体の変形例)
図13は、紙幣収納装置10の本体20の変形例を示す。図13に示した本体20は、収納空間SSを開閉可能な扉23を有する。
扉23は、着脱部30と別体である。この例では、本体20の第1壁部201の少なくとも一部が扉23を構成する。扉23が開状態となることで、収納空間SSに収納された紙幣Bにアクセス可能となる。扉23が閉状態となることで、収納空間SSに収納された紙幣Bにアクセス不可となる。
なお、この例では、着脱部30は、第1規制部材40の位置または第2規制部材50の位置を調整する場合にのみ、本体20から取り外される。この例では、着脱部30、第1規制部材40または第2規制部材の構成は、本明細書で説明する実施形態および変形例の中から、任意の構成を採用することができる。
また、扉23に第1規制部材40を取り付けてもよい。扉23は、本体20に対して着脱可能としてもよい。扉23は、本体20から取り外されることで、本体20の第1壁部201に形成された開口を通じて、収納空間SSを第2方向D2に露出させる。扉23は、本体20に取り付けられることで、本体20の第1壁部201に形成された開口を閉塞する。扉23に取り付けられた第1規制部材40は、収納空間SSに収納された紙幣と接触することで、紙幣が第1方向D1および第2方向D2の両方と直交する第3方向D3に移動することを規制する。扉23は、着脱部30と同等の機能を有する。よって、2つの着脱部30が本体に取り付けられる。
(第1収納長さ)
次に、図14を参照して、第1収納長さL40について説明する。紙幣収納装置10に1つの第1規制部材40が設けられる場合、第1収納長さL40は、第1規制部材40と第4壁部204または第5壁部205の間隔の長さである。紙幣収納装置10に2つの第1規制部材40が設けられる場合、第1収納長さL40は、2つの第1規制部材40の間隔の長さである。以下では、2つの第1規制部材40が設けられる場合について説明する。第1収納長さL40は、次のように決定されてもよい。
図14に示すように、2つの第1規制部材40の間に配置された紙幣Bを一方の第1規制部材40に片寄せしたときの他方の第1規制部材40と紙幣Bとの隙間の長さを「第1隙間長さL1」とすると、第1収納長さL40は、紙幣Bの長さと第1隙間長さL1との合計に対応する。すなわち、第1収納長さL40は、紙幣Bの長さよりも第1隙間長さL1だけ長い。なお、図14の例では、紙幣Bの長さは、紙幣の長辺の長さLB1である。
第1隙間長さL1は、紙幣Bを支持する支持部25が第1方向D1に移動するときに、紙幣Bと第1規制部材40とが干渉しないように、設定されてもよい。例えば、第1隙間長さL1は、4mm以上に設定されてもよい。
また、第1隙間長さL1は、紙幣Bと第1規制部材40との隙間に別の紙幣Bが入り込まないように、設定されてもよい。例えば、第1隙間長さL1は、紙幣Bの長さが長くなるほど第1隙間長さL1が長くなるように、紙幣Bの長さに応じて設定されてもよい。
なお、紙幣収納装置10に1つの第1規制部材40が設けられる場合は、第1隙間長さL1は、紙幣Bを第4壁部204または第5壁部205に片寄せしたときの第1規制部材40と紙幣Bとの隙間の長さである。
(第2収納長さ)
次に、第2収納長さL50について説明する。第2収納長さL50は、上記第1収納長さL40と同様の手順により決定されてもよい。
第2規制部材50と第1壁部201との間に配置された紙幣Bを第1壁部201に片寄せしたときの第2規制部材50と紙幣Bとの隙間の長さを「第2隙間長さ」とすると、第2収納長さL50は、紙幣Bの長さと第2隙間長さとの合計に対応する。すなわち、第2収納長さL50は、紙幣Bの長さよりも第2隙間長さだけ長い。なお、ここでは、紙幣Bの長さは、紙幣の短辺の長さLB2である。
第2隙間長さは、紙幣Bを支持する支持部25が第1方向D1に移動するときに、紙幣Bと第2規制部材50とが干渉しないように、設定されてもよい。例えば、第2隙間長さは、4mm以上に設定されてもよい。
また、第2隙間長さは、紙幣Bと第2規制部材50との隙間に別の紙幣Bが入り込まないように、設定されてもよい。例えば、第2隙間長さは、紙幣Bの長さが長くなるほど第2隙間長さが長くなるように、紙幣Bの長さに応じて設定されてもよい。
(実施形態3)
図15は、実施形態3の紙幣処理システム1の構成を例示する。この紙幣処理システム1は、紙幣を処理する。この例では、紙幣処理システム1は、レセプタクル11と、第1~第3収納部121~123と、搬送部13と、識別部14と、入力部15と、出力部16と、記憶部17と、制御部18とを備える。以下では、第1~第3収納部121~123の総称を「収納部12」と記載する。
レセプタクル11は、紙幣を受け入れる。例えば、レセプタクル11は、出金されるべき紙幣を保持する出金部を構成する。紙幣処理システム1の操作者は、出金部に保持された紙幣を手で取り出すことができる。なお、レセプタクル11には、周知のレセプタクルの構成を採用することが可能である。
収納部12は、紙幣を収納する。この例では、収納部12は、紙幣収納装置10により構成される。また、第1収納部121および第2収納部122の各々には、収納されるべき紙幣の金種が「設定金種」として予め設定される。そして、第1収納部121および第2収納部122の各々は、その収納部に設定された設定金種と同一の金種の紙幣を収納する。第1収納部121および第2収納部122に収納される紙幣は、後述する出金処理において出金可能である。第3収納部123は、後述する精査処理において紙幣を一時的に収納する一時保留部として使用される。
搬送部13は、レセプタクル11と収納部12との間において紙幣を搬送する。なお、搬送部13には、周知の搬送部の構成を採用することが可能である。
識別部14は、紙幣を識別する。例えば、識別部14は、紙幣の金種などを識別する。識別部14による紙幣の識別結果は、制御部18に送信される。なお、識別部14には、周知の識別部の構成を採用することが可能である。
入力部15は、各種の情報を入力する。例えば、入力部15は、紙幣処理システム1の設定に関する情報、操作者による指示などを入力する。入力部15による情報の入力は、紙幣処理システム1の操作者による操作に応じて行われる。なお、入力部15には、周知の入力部の構成を採用することができる。例えば、入力部15は、タッチパネルの操作部により構成される。タッチパネルの操作部が操作者により操作されると、その操作に応じた情報が入力部15に入力される。
出力部16は、各種の情報を出力する。例えば、出力部16は、紙幣処理システム1の設定に関する情報、紙幣処理システム1の処理状況に関する情報などを出力する。出力部16による情報の出力は、その情報を紙幣処理システム1の操作者に認識させることができる形式で行われる。なお、出力部16には、周知の出力部の構成を採用することができる。例えば、出力部16は、タッチパネルの表示部により構成される。タッチパネルの表示部に情報が表示されることで、その情報を操作者に認識させることができる。
記憶部17は、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部17は、紙幣処理システム1の設定に関する情報、紙幣処理システム1の処理状況に関する情報などを記憶する。なお、記憶部17には、周知の記憶部の構成を採用することができる。
制御部18は、紙幣処理システム1の各部を制御する。例えば、制御部18は、紙幣処理システム1において各種の処理が行われるように、入力部15に入力された情報および記憶部17に記憶された情報に基づいて、紙幣処理システム1の各部を制御する。なお、制御部18は、例えば、プロセッサと、プロセッサを動作させるためのプログラムおよび情報を記憶するメモリとにより構成される。
〔着脱部の準備〕
図16に示すように、紙幣処理システム1では、複数の予備の着脱部30が用意されている。複数の予備の着脱部30の構成は、本明細書で説明する実施形態および変形例の中から、任意の構成を採用することができる。図16の例では、複数の予備の着脱部30の構成は、実施形態1の構成例4における複数の予備の着脱部30の構成と同様である。
複数の予備の着脱部30は、閉状態における紙幣Bと第1規制部材40との接触位置がそれぞれ異なる。具体的には、複数の予備の着脱部30は、第1収納長さL40がそれぞれ異なる。図16の例では、着脱部30に2つの第1規制部材40が取り付けられ、複数の予備の着脱部30は、2つの第1規制部材40の間隔の長さがそれぞれ異なる。
また、図16に示すように、複数の予備の着脱部30の各々には、その着脱部30を識別するための識別情報が付される。識別情報は、数字、記号、文字などを含むデータ列により構成される。図16の例では、第1番目の着脱部31に「No.1」を示す識別情報が付され、第2番目の着脱部32に「No.2」を示す識別情報が付され、第3番目の着脱部33に「No.3」を示す識別情報が付される。なお、予備の着脱部30の数は、4つ以上であってもよい。
〔着脱部と紙幣との対応関係〕
図17に示すように、この例では、複数の予備の着脱部30は、それぞれ異なる紙幣の種類(具体的にはサイズ)に対応する。例えば、複数の予備の着脱部30の各々において、第1収納長さL40は、その着脱部30に対応する紙幣の長辺の長さに対応する。
図17において、「通貨」および「金種」は、紙幣の「通貨単位」および「金種」をそれぞれ示す。「No.」は、着脱部30に付された識別情報を示す。図17の対応表は、紙幣の金種と紙幣のサイズと着脱部30との対応関係を示す。この対応表は、紙幣の種類(具体的にはサイズ)と着脱部30との対応関係を示す対応情報の一例である。
なお、紙幣の金種から紙幣のサイズが一義的に決定される場合、対応表は、「紙幣の金種」と「着脱部30の識別情報」との対応関係を示す表であってもよい。または、対応表は、「紙幣の金種」と「紙幣のサイズ」との対応関係を示す第1表と、「着脱部30の識別情報」と「着脱部30が許容することができる紙幣のサイズの範囲」との対応関係を示す第2表とにより構成されてもよい。すなわち、対応表において、紙幣の種類(具体的にはサイズ)と着脱部30との対応関係は、直接的に示されてもよいし、間接的に示されてもい。
〔出金処理〕
図15に示した紙幣処理システム1では、第1収納部121および第2収納部122の少なくとも一方に収納された紙幣を出金する出金処理が行われる。なお、記憶部17は、第1収納部121および第2収納部122の各々に設定された設定金種を示す設定金種情報を記憶している。
出金処理では、入力部15は、出金しようとする紙幣の金種と枚数を示す出金情報を入力する。制御部18は、出金情報に示された金種および枚数の紙幣が第1収納部121および第2収納部122の少なくとも一方から出金されるように、出金情報と記憶部17に記憶された設定金種情報とに基づいて、紙幣処理システム1の各部を制御する。
例えば、第1収納部121に収納された紙幣を出金する場合、第1収納部121に収納された紙幣は、第1収納部121から搬送部13に繰り出され、搬送部13によりレセプタクル11に搬送され、レセプタクル11から払い出される。
〔金種変更処理〕
また、図15に示した紙幣処理システム1では、第1収納部121または第2収納部122に設定された設定金種を変更する金種変更処理が行われる。なお、記憶部17は、第1収納部121および第2収納部122の各々に設定された設定金種を示す設定金種情報を記憶している。
金種変更処理では、入力部15は、設定金種を変更しようとする収納部12と変更後の設定金種とを示す設定変更情報を入力する。制御部18は、設定変更情報に基づいて、記憶部17に記憶された設定金種情報を更新する。
また、金種変更処理では、設定金種が変更された収納部12を構成する紙幣収納装置10に対して、第1規制部材40の位置を調整する作業が行われる。この例では、設定金種を変更しようとする収納部12を構成する紙幣収納装置10の着脱部30を「変更後の設定金種の紙幣の種類に対応する着脱部30」に交換する作業が行われる。
例えば、第1収納部121の設定金種を「5ユーロ」から「10ユーロ」に変更する場合、作業者は、第1収納部121を構成する紙幣収納装置10の着脱部30を「5ユーロの紙幣のサイズに対応する第1番目の着脱部31」から「10ユーロの紙幣のサイズに対応する第2番目の着脱部32」に交換する作業を行う。
〔精査処理〕
また、図15に示した紙幣処理システム1では、第1収納部121および第2収納部122のうち対象とする収納部12に収納された紙幣の金種および枚数を確定する精査処理が行われる。なお、記憶部17は、第1収納部121および第2収納部122の各々に設定された設定金種を示す設定金種情報を記憶している。
精査処理では、第3収納部123を構成する紙幣収納装置10に対して、第1規制部材40の位置を調整する作業が行われる。この例では、第3収納部123を構成する紙幣収納装置10の着脱部30を「第1収納部121および第2収納部122のうち精査処理の対象とする収納部12に収納された紙幣の種類に対応する着脱部30」に交換する作業が行われる。
次に、精査処理では、制御部18は、第1収納部121および第2収納部122のうち精査処理の対象とする収納部12に収納された紙幣が第3収納部123に搬送される一次搬送と、一次搬送により第3収納部123に搬送された紙幣が搬送元の収納部12に搬送される二次搬送とが行われるように、紙幣処理システム1の各部を制御する。また、制御部18は、一次搬送および二次搬送のうち少なくとも一方において、搬送部13により搬送される紙幣が識別部14により識別されるように、紙幣処理システム1の各部を制御する。
例えば、第1収納部121に対して精査処理が行われる場合、作業者は、第3収納部123を構成する紙幣収納装置10の本体20に「第1収納部121に収納された紙幣のサイズに対応する着脱部30」を取り付ける。
次に、第1収納部121に収納された紙幣が第3収納部123に搬送される一次搬送が行われ、その後、第3収納部123に収納された紙幣が第1収納部121に搬送される。また、一次搬送および二次搬送の少なくとも一方において、識別部14は、搬送部13により搬送される紙幣を識別する。制御部18は、識別部14による紙幣の識別結果に基づいて、第1収納部121に収納された紙幣の金種および枚数を確定する。
〔実施形態3の効果〕
以上のように、実施形態3の紙幣処理システム1では、それぞれ異なる紙幣の種類に対応する複数の予備の着脱部30が用意されている。そして、複数の予備の着脱部30の中から「本体20に取り付けられる着脱部30」を選択することで、収納空間SSに収納された紙幣Bと第1規制部材40との接触位置を「紙幣の種類に応じた位置」に変更することができる。これにより、第1規制部材40の位置を調整する作業を容易に行うことができる。複数の予備の着脱部30は、「本体20に取り付けられる着脱部30」の候補の着脱部30である。
また、実施形態3の紙幣処理システム1では、複数の予備の着脱部30の各々は、紙幣収納装置10の一部である。したがって、それぞれ異なる紙幣の種類に対応する複数の紙幣収納装置10を予め準備する場合よりも、コストを低減することができる。また、保管場所を小さくすることができる。
(実施形態3の変形例1)
なお、実施形態3の紙幣処理システム1において、出力部16は、収納部12を構成する紙幣収納装置10の本体20に取り付けられるべき着脱部30を示す通知情報を出力してもよい。
例えば、実施形態3の紙幣処理システム1において、入力部15は、紙幣収納装置10に収納しようとする紙幣の種類を示す紙幣種類情報を入力してもよい。出力部16は、収納部12を構成する紙幣収納装置10の本体20に取り付けられるべき着脱部30として「紙幣種類情報に示された紙幣の種類に対応する着脱部30」を示す通知情報を出力してもよい。具体的には、出力部16および制御部18は、次のように動作してもよい。
例えば、記憶部17は、紙幣の種類と着脱部30との対応関係を示す対応表(図17参照)を記憶している。制御部18は、記憶部17に記憶された対応表の中から「紙幣種類情報に示された紙幣の種類に対応する着脱部30」を検出する。次に、制御部18は、その検出された着脱部30を「紙幣収納装置10の本体20に取り付けられるべき着脱部30」として示す通知情報を生成する。そして、制御部18は、その通知情報を出力部16に出力させる。
また、金種変更処理において、出力部16は、設定金種が変更された収納部12を構成する紙幣収納装置10の本体20に取り付けられるべき着脱部30を示す通知情報を出力してもよい。具体的には、出力部16および制御部18は、次のように動作してもよい。
例えば、記憶部17は、紙幣の種類と着脱部30との対応関係を示す対応表(図17参照)を記憶している。制御部18は、記憶部17に記憶された対応表の中から「収納部12の変更後の設定金種に対応する着脱部30」を検出する。次に、制御部18は、その検出された着脱部30を「設定金種が変更された収納部12を構成する紙幣収納装置10の本体20に取り付けられるべき着脱部30」として示す通知情報を生成する。そして、制御部18は、その通知情報を出力部16に出力させる。
また、精査処理において、出力部16は、第3収納部123を構成する紙幣収納装置10の本体20に取り付けられるべき着脱部30を示す通知情報を出力してもよい。具体的には、出力部16および制御部18は、次のように動作してもよい。
例えば、記憶部17は、紙幣の種類と着脱部30との対応関係を示す対応表(図17参照)を記憶している。制御部18は、記憶部17に記憶された対応表の中から「第1収納部121および第2収納部122のうち精査処理の対象とする収納部12に収納された紙幣の種類に対応する着脱部30」を検出する。次に、制御部18は、その検出された着脱部30を「第3収納部123を構成する紙幣収納装置10の本体20に取り付けられるべき着脱部30」として示す通知情報を生成する。そして、制御部18は、その通知情報を出力部16に出力させる。
(実施形態3の変形例2)
また、実施形態3の紙幣処理システム1において、複数の予備の着脱部30の構成は、実施形態2の構成例4における複数の予備の着脱部30の構成と同様であってもよい。すなわち、複数の予備の着脱部30は、「閉状態における紙幣Bと第1規制部材40との接触位置」と「閉状態における紙幣Bと第2規制部材50との接触位置」との組合せがそれぞれ異なっていてもよい。具体的には、複数の予備の着脱部30は、第1収納長さL40と第2収納長さL50との組合せがそれぞれ異なっていてもよい。例えば、複数の着脱部30は、「2つの第1規制部材40の間隔の長さ」と「2つの第2規制部材50と第1壁部201との間隔の長さ」との組合せがそれぞれ異なっていてもよい。
なお、上記の複数の予備の着脱部30は、それぞれ異なる紙幣の種類(具体的にはサイズ)に対応している。例えば、複数の予備の着脱部30の各々において、第1収納長さL40は、その着脱部30に対応する紙幣の長辺の長さに対応し、第2収納長さL50は、その着脱部30に対応する紙幣の短辺の長さに対応する。
(実施形態3の変形例3)
また、実施形態3の紙幣処理システム1において、紙幣を入金する入金処理が行われてもよい。この場合、レセプタクル11は、入金されるべき紙幣が投入される入金部であってもよい。紙幣処理システム1の操作者は、紙幣を入金部に手で投入することができる。
入金処理では、レセプタクル11に投入された紙幣は、レセプタクル11から搬送部13に繰り出され、搬送部13により識別部14に搬送され、識別部14における識別結果に応じて第1収納部121または第2収納部122に搬送される。
(実施形態3の変形例4)
また、実施形態3の紙幣処理システム1において、入力部15と出力部16と記憶部17のうち少なくとも1つは、紙幣処理システム1の他の構成とは別のハードウェアに設けられ、制御部18と通信可能に構成されてもよい。
(実施形態3の変形例5)
また、以上の説明では、実施形態3の紙幣処理システム1において複数の着脱部30が予め準備される場合を例に挙げたが、これに限定されない。
例えば、実施形態1の構成例1において説明された「複数の第1規制部材40の取り付け位置」と実施形態2の構成例1において説明された「複数の第2規制部材50の取り付け位置」とが着脱部30に予め準備されていてもよい。この場合、出力部16は、収納部12を構成する紙幣収納装置10の「着脱部30における第1規制部材40の取り付け位置」と「着脱部30における第2規制部材50の取り付け位置」とを示す通知情報を出力してもよい。
または、実施形態1の構成例2において説明された「複数の第1規制部材40」と実施形態2の構成例2において説明された「複数の第2規制部材50」とが予め準備されていてもよい。この場合、出力部16は、収納部12を構成する紙幣収納装置10の「着脱部30に取り付けられるべき第1規制部材40」と「着脱部30に取り付けられるべき第2規制部材50」とを示す通知情報を出力してもよい。
または、実施形態1の構成例3において説明された「複数の第1保持部42」と実施形態2の構成例3において説明された「複数の第2保持部52」とが予め準備されていてもよい。この場合、出力部16は、収納部12を構成する紙幣収納装置10の「着脱部30および第1接触部41に取り付けられるべき第1保持部42」と「着脱部30および第2接触部51に取り付けられるべき第2保持部52」とを示す通知情報を出力してもよい。
(その他の実施形態)
以上の説明では、第1方向D1が上下方向となるように紙幣収納装置10が載置される場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、紙幣収納装置10は、第1方向D1が水平方向となるように載置されてもよい。例えば、紙幣収納装置10は、第2方向D2が上下方向となるように載置されてもよい。
また、以上の説明では、第1規制部材40(図2参照)および第1規制部材40の第1接触部41(図7参照)が無孔の板状に形成される場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、第1規制部材40および第1規制部材40の第1接触部41は、格子形状に形成されてもよいし、柵形状に形成されてもよい。なお、第2規制部材50の第2接触部51(図12参照)についても同様のである。
また、紙幣収納装置10には、1つだけの第1規制部材40が設けられてもよいし、複数の第1規制部材40が設けられてもよい。第1規制部材40は、紙幣Bが第3方向D3の一方向のみに移動することを規制してもよい。また、2つの第1規制部材40が、収納空間SSの紙幣Bを挟むように取り付けられ、紙幣Bが第3方向D3の両方向に移動することを規制してもよい。
また、以上の実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、ここに開示する技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、ここに開示する技術は、紙幣収納装置および紙幣処理システムとして有用である。
1 紙幣処理システム
10 紙幣収納装置
20 本体
21 開口
22 挿通口
25 支持部
25a 切り欠き
26 移動機構
27 繰出機構
30 着脱部
40 第1規制部材
41 第1接触部
42 第1保持部
50 第2規制部材
51 第2接触部
52 第2保持部
SS 収納空間
D1 第1方向
D2 第2方向
D3 第3方向

Claims (18)

  1. 紙幣が第1方向に集積されて収納される収納空間と、前記収納空間を前記第1方向と直交する第2方向に露出させる開口とが形成された本体と、
    前記本体に対して着脱可能であり、前記本体に取り付けられることで前記開口を閉塞可能な少なくとも1つの着脱部と、
    前記収納空間に収納された紙幣と接触することで前記紙幣が前記第1方向および前記第2方向の両方と直交する第3方向に移動することを規制するように前記着脱部に取り付けられる少なくとも1つの第1規制部材とを備える
    紙幣収納装置。
  2. 請求項1の紙幣収納装置において、
    前記着脱部における前記第1規制部材の取り付け位置は、変更可能であり、
    前記着脱部における前記第1規制部材の取り付け位置が変更されることで、前記収納空間に収納された紙幣と前記第1規制部材との接触位置が変更される
    紙幣収納装置。
  3. 請求項1の紙幣収納装置において、
    前記少なくとも1つの第1規制部材は、複数の第1規制部材であり
    前記複数の第1規制部材は、それぞれが前記着脱部に対して着脱可能であり、前記本体に取り付けられた前記着脱部に取り付けられた状態において、前記収納空間に収納された紙幣との接触位置が異なり、
    前記複数の第1規制部材の中から前記着脱部に取り付けられる第1規制部材が選択される
    紙幣収納装置。
  4. 請求項1の紙幣収納装置において、
    前記第1規制部材は、
    前記収納空間に収納された紙幣と接触する第1接触部と、
    それぞれが前記収納空間に収納された紙幣と前記第1接触部とが接触するように前記第1接触部を保持する部分である複数の第1保持部とを有し、
    前記複数の第1保持部は、それぞれが前記着脱部および前記第1接触部に対して着脱可能であり、前記着脱部および前記第1接触部に取り付けられた状態において、前記第1接触部を異なる位置に保持し、
    前記複数の第1保持部の中から前記着脱部および前記第1接触部に取り付けられる第1保持部が選択される
    紙幣収納装置。
  5. 請求項1の紙幣収納装置において、
    前記少なくとも1つの着脱部は、複数の着脱部であり、
    前記複数の着脱部は、それぞれが前記本体に対して着脱可能であり、前記本体に取り付けられた状態において、前記収納空間に収納された紙幣と前記第1規制部材との接触位置が異なり、
    前記複数の着脱部の中から前記本体に取り付けられる着脱部が選択される
    紙幣収納装置。
  6. 請求項5の紙幣収納装置において、
    前記複数の着脱部のそれぞれには、該着脱部を識別するための識別情報が付される
    紙幣収納装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1つの紙幣収納装置において、
    前記第1規制部材は、前記紙幣との接触位置が第1位置となるように前記着脱部に取り付けられ、
    前記紙幣は、前記紙幣の長辺および短辺の一方の辺が前記第3方向に沿うように前記収納空間に収納され、
    前記第1位置は、前記収納空間に収納された紙幣の前記一方の辺の長さに応じた位置である
    紙幣収納装置。
  8. 請求項7の紙幣収納装置において、
    前記紙幣は、前記紙幣の長辺が前記第3方向に沿うように、前記収納空間に収納され、
    前記第1位置は、前記収納空間に収納された紙幣の長辺の長さに応じた位置である
    紙幣収納装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1つの紙幣収納装置において、
    前記収納空間に収納された紙幣と接触することで前記紙幣が前記第2方向に移動することを規制するように前記着脱部に取り付けられる少なくとも1つの第2規制部材を備える
    紙幣収納装置。
  10. 請求項9の紙幣収納装置において、
    前記少なくとも1つの第2規制部材は、複数の第2規制部材であり
    前記複数の第2規制部材は、それぞれが前記着脱部に対して着脱可能であり、前記着脱部に取り付けられた状態において、前記収納空間に収納された紙幣との接触位置が異なり、
    前記複数の第2規制部材の中から前記着脱部に取り付けられる第2規制部材が選択される
    ことを特徴とする紙幣収納装置。
  11. 請求項9の紙幣収納装置において、
    前記第2規制部材は、
    前記収納空間に収納された紙幣と接触する第2接触部と、
    それぞれが前記収納空間に収納された紙幣と前記第2接触部とが接触するように前記第2接触部を保持する部分である複数の第2保持部とを有し、
    複数の第2保持部は、それぞれが前記着脱部および前記第2接触部に対して着脱可能であり、前記第2接触部を異なる位置に保持し、
    前記複数の第2保持部の中から前記着脱部および前記第2接触部に取り付けられる第2保持部が選択される
    ことを特徴とする紙幣収納装置。
  12. 請求項9~11のいずれか1つの紙幣収納装置において、
    前記第2規制部材は、前記紙幣との接触位置が第2位置となるように前記着脱部に取り付けられ、
    前記紙幣は、前記紙幣の長辺および短辺の一方の辺が前記第3方向に沿い、且つ、前記紙幣の長辺および短辺の他方の辺が前記第2方向に沿うように、前記収納空間に収納され、
    前記第2位置は、前記収納空間に収納された紙幣の前記他方の辺の長さに応じた位置である
    ことを特徴とする紙幣収納装置。
  13. 請求項12の紙幣収納装置において、
    前記紙幣は、前記紙幣の長辺が前記第3方向に沿い、且つ、前記紙幣の短辺が前記第2方向に沿うように、前記収納空間に収納され、
    前記第2位置は、前記収納空間に収納された紙幣の短辺の長さに応じた位置である
    ことを特徴とする紙幣収納装置。
  14. 請求項1~13のいずれか1つの紙幣収納装置において、
    前記着脱部は、前記開口を開閉可能な扉として機能する
    ことを特徴とする紙幣収納装置。
  15. 請求項1~13のいずれか1つの紙幣収納装置において、
    前記本体は、前記収納空間を開閉可能な扉を有する
    ことを特徴とする紙幣収納装置。
  16. 請求項1~15のいずれか1つの紙幣収納装置において、
    前記本体は、前記収納空間に収納された紙幣が前記第1方向に集積されるように前記紙幣を支持するとともに、前記第1方向に移動可能な支持部を有する
    ことを特徴とする紙幣収納装置。
  17. 請求項1~15のいずれか1つの紙幣収納装置において、
    前記本体は、前記収納空間に収納された紙幣を外部に繰り出す繰出機構を有する
    ことを特徴とする紙幣収納装置。
  18. 請求項1~17のいずれか1つの紙幣収納装置を備える
    ことを特徴とする紙幣処理システム。
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