JP2022139482A - ジョイント部材及びパネル部材の連結構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材とを適切に連結することを可能としたジョイント部材を提供する。
【解決手段】一方のパネル部材10Aの端部から内側に設けられた中空孔H2に差し込まれる一方の差込部21と、他方のパネル部材10Bの端部から内側に設けられた中空孔H2に差し込まれる他方の差込部22とを備え、一方の差込部21と他方の差込部22との境界Cを挟んで、一方の差込部21が一方側に向かって延在し、他方の差込部22が他方側に向かって延在した形状を有し、一方の差込部21及び他方の差込部22は、境界Cから延在する方向に向かって幅が一定となるストレート部23a,24aと、ストレート部23a,24aから先端に向かって漸次幅が小さくなるテーパー部23b,24bとを有する。
【選択図】図6
【解決手段】一方のパネル部材10Aの端部から内側に設けられた中空孔H2に差し込まれる一方の差込部21と、他方のパネル部材10Bの端部から内側に設けられた中空孔H2に差し込まれる他方の差込部22とを備え、一方の差込部21と他方の差込部22との境界Cを挟んで、一方の差込部21が一方側に向かって延在し、他方の差込部22が他方側に向かって延在した形状を有し、一方の差込部21及び他方の差込部22は、境界Cから延在する方向に向かって幅が一定となるストレート部23a,24aと、ストレート部23a,24aから先端に向かって漸次幅が小さくなるテーパー部23b,24bとを有する。
【選択図】図6
Description
本発明は、ジョイント部材及びパネル部材の連結構造体に関する。
例えば、建築物の壁面の仕上げにタイルを用いることが広く行われている。こうしたタイルの壁面への貼着は、従来、モルタルを用いて行っていた。しかしながら、経年変化や地震などによって剥落しやすいという懸念があった。
このため、弾性接着剤を用いて建築物の壁面にタイルを貼着することによって、タイルの貼着力を高める工法が知られている。このような弾性接着剤を用いてタイルを端着する場合には、建築物の壁面の凹凸を解消するために、予め、壁面に下地調整材を所定の厚みで塗布することにより下地層を形成し、この下地層によって表面を平滑にしてから、弾性接着剤を塗布してタイルを貼着させることが行われている(例えば、下記特許文献1を参照。)。
具体的に、下記特許文献1には、下地層の形成厚み分だけ定木面の稜部側を出隅から突出させた状態で、出隅を構成する一方の壁面に対して下地層形成用定木を固定する第1定木設置工程と、出隅からの定木面の突出幅に相当する厚みで、出隅を構成する他方の壁面に対して下地層材料を塗布して第1下地層を形成する第1下地層形成工程と、一方の壁面から下地層形成用定木を取り外す第1除去工程と、下地層の形成厚み分だけ定木面の稜部側を出隅から突出させた状態で、第1下地層を介して出隅を構成する他方の壁面に対して下地層形成用定木を固定する第2定木設置工程と、出隅からの定木面の突出幅に相当する厚みで、出隅を構成する一方の壁面に対して下地層材料を塗布して第2下地層を形成する第2下地層形成工程と、他方の壁面から下地層形成用定木を取り外す第2除去工程と、第1下地層及び第2下地層に重ねてそれぞれ接着層を形成してからタイルを貼着させるタイル貼着工程とを含む、下地層形成用定木を用いたタイル貼着方法が開示されている。
ところで、上述した特許文献1に記載の発明では、木製の定木の代わりに、中空樹脂製の定木を用いている。中空樹脂製の定木は、木製の定木に比べて、下地層を形成した後の施工面からの剥離性が良く、コーナー精度が出し易いため、上述した第1下地層及び第2下地層を精度良く形成することが可能である。
一方、中空樹脂製の定木は、木製の定木に比べて反り曲がりが大きく、反り癖が発生し易い。特に、ポリエチレン樹脂製の定木は、柔らかくコシがないため、反り癖が発生し易い。また、長尺の定木は、現場の施工箇所を考慮すると2000mm以上の長さになるため、搬送に大型トラック等が必要となる。このため、木製の定木よりも短い中空樹脂製の定木を用いて、反り癖の発生を抑制しつつ、この中空樹脂製の定木を現場で連結して使用することが求められている。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材とを適切に連結することを可能としたジョイント部材、並びにそのようなジョイント部材を用いたパネル部材の連結構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材との端部同士を突き合わせた状態で、前記一方のパネル部材と前記他方のパネル部材とを連結するジョイント部材であって、
前記一方のパネル部材の端部から内側に設けられた中空孔に差し込まれる一方の差込部と、
前記他方のパネル部材の端部から内側に設けられた中空孔に差し込まれる他方の差込部とを備え、
前記一方の差込部と前記他方の差込部との境界を挟んで、前記一方の差込部が一方側に向かって延在し、前記他方の差込部が他方側に向かって延在した形状を有し、
前記一方の差込部及び前記他方の差込部は、前記境界から延在する方向に向かって幅が一定となるストレート部と、前記ストレート部から先端に向かって漸次幅が小さくなるテーパー部とを有することを特徴とするジョイント部材。
〔2〕 前記一方の差込部及び前記他方の差込部は、前記境界から各々の先端に向かって延在する折り曲げ罫線を挟んで折り曲げられた第1の板部と第2の板部とを有し、
前記第1の板部及び前記第2の板部は、それぞれ前記ストレート部と前記テーパー部とを有することを特徴とする前記〔1〕に記載のジョイント部材。
〔3〕 前記一方の差込部と前記他方の差込部とが前記境界を挟んで直線方向の一方側と他方側とに向かって延在した形状を有することを特徴とする前記〔2〕に記載のジョイント部材。
〔4〕 前記境界に突起部を有し、
前記突起部は、前記第1の板部と前記第2の板部との何れか一方の板部の何れか他方の板部が位置する側とは反対側の面から突出して設けられていることを特徴とする前記〔3〕に記載のジョイント部材。
〔5〕 前記一方の差込部と前記他方の差込部とが前記境界を挟んで互いに交差する方向の一方側と他方側とに向かって延在した形状を有することを特徴とする前記〔2〕に記載のジョイント部材。
〔6〕 押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材との端部同士を突き合わせた状態で、前記一方のパネル部材と前記他方のパネル部材とがジョイント部材を介して連結されたパネル部材の連結構造体であって、
前記〔1〕~〔5〕の何れか一項に記載のジョイント部材を用いることを特徴とするパネル部材の連結構造体。
〔1〕 押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材との端部同士を突き合わせた状態で、前記一方のパネル部材と前記他方のパネル部材とを連結するジョイント部材であって、
前記一方のパネル部材の端部から内側に設けられた中空孔に差し込まれる一方の差込部と、
前記他方のパネル部材の端部から内側に設けられた中空孔に差し込まれる他方の差込部とを備え、
前記一方の差込部と前記他方の差込部との境界を挟んで、前記一方の差込部が一方側に向かって延在し、前記他方の差込部が他方側に向かって延在した形状を有し、
前記一方の差込部及び前記他方の差込部は、前記境界から延在する方向に向かって幅が一定となるストレート部と、前記ストレート部から先端に向かって漸次幅が小さくなるテーパー部とを有することを特徴とするジョイント部材。
〔2〕 前記一方の差込部及び前記他方の差込部は、前記境界から各々の先端に向かって延在する折り曲げ罫線を挟んで折り曲げられた第1の板部と第2の板部とを有し、
前記第1の板部及び前記第2の板部は、それぞれ前記ストレート部と前記テーパー部とを有することを特徴とする前記〔1〕に記載のジョイント部材。
〔3〕 前記一方の差込部と前記他方の差込部とが前記境界を挟んで直線方向の一方側と他方側とに向かって延在した形状を有することを特徴とする前記〔2〕に記載のジョイント部材。
〔4〕 前記境界に突起部を有し、
前記突起部は、前記第1の板部と前記第2の板部との何れか一方の板部の何れか他方の板部が位置する側とは反対側の面から突出して設けられていることを特徴とする前記〔3〕に記載のジョイント部材。
〔5〕 前記一方の差込部と前記他方の差込部とが前記境界を挟んで互いに交差する方向の一方側と他方側とに向かって延在した形状を有することを特徴とする前記〔2〕に記載のジョイント部材。
〔6〕 押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材との端部同士を突き合わせた状態で、前記一方のパネル部材と前記他方のパネル部材とがジョイント部材を介して連結されたパネル部材の連結構造体であって、
前記〔1〕~〔5〕の何れか一項に記載のジョイント部材を用いることを特徴とするパネル部材の連結構造体。
以上のように、本発明によれば、押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材とを適切に連結することを可能としたジョイント部材、並びにそのようなジョイント部材を用いたパネル部材の連結構造体を提供することが可能である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を模式的に示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を模式的に示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(パネル部材)
先ず、本発明が適用されるパネル部材として、例えば図1及び図2に示す下地層形成用定木(以下、「パネル部材」という。)10について説明する。
先ず、本発明が適用されるパネル部材として、例えば図1及び図2に示す下地層形成用定木(以下、「パネル部材」という。)10について説明する。
なお、図1は、パネル部材10の外観を示す斜視図である。図2は、図1中に示す線分A-Aによるパネル部材10の断面図である。
本発明が適用されるパネル部材10は、例えば、建築物の出隅にタイルを貼着させる接着層を形成する前に、予め下地調整材(下地層を構成する材料)を所定の厚みで正確に塗布して下地層を形成するための下地層形成用定木である。
具体的に、このパネル部材10は、図1及び図2に示すように、一面が定木面11Aを成す矩形平板状の添設部11と、一辺がこの添設部11の一辺に接続されて、定木面11Aに対して所定の角度で傾斜する矩形平板状の傾斜部12と、この傾斜部12の他辺から添設部11と平行に広がる矩形平板状の支持部13と、添設部11と支持部13とを結ぶ複数(本実施形態では3つ)の梁部14とを有している。
パネル部材10は、長尺板状に押し出し成形された中空樹脂製のパネル成形体からなる。なお、パネル部材10には、例えばポリエチレン樹脂を用いているが、このような樹脂材料に必ずしも限定されるものではない。
パネル部材10の長さは、1000~1410mmとすることが好ましい。なお、本実施形態では1100mmとしている。これは、パネル部材10が短いと運搬や取り回しの面では有利となるものの、連結箇所が多くなり、施工現場での連結作業が多くなるためである。
パネル部材10の厚みは、5~50mmとすることが好ましく、より好ましくは10~30mmとする。なお、本実施形態では10mmとしている。
パネル部材10の幅は、10~300mmとすることが好ましく、より好ましく20~150mmとする。なお、本実施形態では45mmとしている。
パネル部材10の内側には、このパネル部材10が延在する方向(長手方向)に沿って複数(本実施形態では3つ)の中空孔H1,H2が貫通して設けられている。なお、本実施形態では、パネル部材10の幅方向(短手方向)に並ぶ3つの中空孔H1,H2のうち、傾斜部12側に断面形状が台形となる1つの中空孔H1と、支持部13側に断面形状が四角形(長方形)となる2つの中空孔H2とが設けられている。
また、本実施形態では、パネル部材10を構成する添設部11、傾斜部12、支持部13及び梁部14が同一の樹脂材料によって一体に成形されているが、その一部を異なる材料によって形成し、それらを接合して一体化したものであってもよい。
添設部11は、外面を成す一面が平坦な定木面11Aとされている。そして、添設部11には、定木面11Aから厚み方向に凹んだ凹部11bが形成されている。こうした凹部11bは、後述するタイル貼着方法においてパネル部材10を出隅の壁面に釘打ちによる固定する際に、パネル部材10が浮き上がることを防止するために設けられる。
また、少なくとも添設部11は、下地層を構成する下地調整材に対して剥離性を有する材料から構成されることが好ましい。本実施形態では、例えば、パネル部材10全体が、下地調整材に対して剥離性を有するポリエチレン樹脂によって一体に成形されている。
傾斜部12は、添設部11に対して所定の角度で交差するように接続され、傾斜部12と添設部11との接続部分で稜部15を形成している。添設部11に対する傾斜部12の傾斜角度θ1は、30°以上、60°以下の範囲、好ましくは30°以上、50°以下の範囲であればよい。本実施形態では傾斜角度θ1は40°である。
添設部11と傾斜部12とが接続される稜部15は、定木面11Aに対して所定の角度で広がる平坦面Sを形成している。こうした平坦面Sによって、後述するタイル貼着方法において下地調整材を塗布する際のコテ切れを良好にする。定木面11Aに対する平坦面Sの傾斜角度θ2は、90°以上、150°以下の範囲であればよい。本実施形態では傾斜角度θ2は90°である。
支持部13は、後述するタイル貼着方法において作業者がパネル部材10を出隅の壁面に押し付けたりする際に支持する部位である。こうした支持部13の外面には、長手方向Lに沿って延びる複数の溝16が形成されている。本実施形態では、複数の溝16は、支持部13の外面のうち、3つの梁部14のそれぞれの間に対応する領域に形成されている。
このような複数の溝16は、後述するタイル貼着方法においてパネル部材10を出隅の壁面に固定する際に、この溝16から釘などを壁面に向かって打ち込むことで、釘打ちを容易にするとともにパネル部材10の割れを防止する。
(ジョイント部材)
次に、本発明の一実施形態として、例えば図3、図4及び図5に示すジョイント部材20Aについて説明する。
次に、本発明の一実施形態として、例えば図3、図4及び図5に示すジョイント部材20Aについて説明する。
なお、図3は、ジョイント部材20Aの構成を示す平面図である。図4は、ジョイント部材20Aの構成を示す側面図である。図5は、図3中に示す線分B-Bによるジョイント部材20Aの断面図である。ジョイント部材20Aの長さは、100mm~300mmとすることが好ましい。なお、本実施形態では100mmとしている。
本実施形態のジョイント部材20Aは、図3、図4及び図5に示すように、2つのパネル部材10のうち、一方のパネル部材10(以下、「一方のパネル部材10A」として区別する。)と他方のパネル部材10(以下、「他方のパネル部材10B」として区別する。)との端部同士を突き合わせた状態で、これら一方のパネル部材10Aと他方のパネル部材10Bとを連結するものである。
具体的に、このジョイント部材20Aは、一方のパネル部材10Aの端部から内側に設けられた中空孔H2に差し込まれる一方の差込部21と、他方のパネル部材10Bの端部から内側に設けられた中空孔H2に差し込まれる他方の差込部22とを備えている。
ジョイント部材20Aには、例えば板金が用いられている。なお、ジョイント部材20Aについては、上述した板金に限らず、一方のパネル部材10Aと他方のパネル部材10Bとを連結するのに耐え得る材質のものであればよい。
ジョイント部材20Aは、一方の差込部21と他方の差込部22との境界Cを挟んで、一方の差込部21が直線方向の一方側に向かって延在し、他方の差込部22が直線方向の他方側に向かって延在した直線(I字)形状を有している。
また、一方の差込部21と他方の差込部22とは、境界Cを挟んで対称な形状を有している。具体的に、一方の差込部21及び他方の差込部22は、境界Cから各々の先端に向かって延在する折り曲げ罫線Rを挟んで所定の角度(本実施形態では90°)で折り曲げられた第1の板部23と第2の板部24とを有している。すなわち、一方の差込部21及び他方の差込部22は、第1の板部23及び第2の板部24からなるL字状の断面形状を有している。
本実施形態では、第1の板部23と第2の板部24とのうち、第1の板部23が中空孔H2の幅寸法wに合わせて設けられている。第2の板部24が中空孔H2の高さ寸法hに合わせて設けられている。なお、本実施形態では、中空孔H2の幅寸法wを12mm、中空孔H2の高さ寸法hを6mmとしている。
一方の差込部21及び他方の差込部22は、境界Cから延在する方向に向かって幅が一定となるストレート部23a,24aと、ストレート部23a,24aから先端に向かって漸次幅が小さくなるテーパー部23b,24bとを有している。すなわち、第1の板部23及び第2の板部24は、それぞれストレート部23a,24aとテーパー部23b,24bとを有している。テーパー部23b,24bは、第1の板部23と第2の板部24の先端側を折り曲げ罫線R側に向かって斜めにカットすることによって形成されている。
ストレート部23a,24aの長さは、50~150mmとすることが好ましい。なお、本実施形態では50mmとしている。また、テーパー部23b,24bの長さは、25~75mmとすることが好ましい。なお、本実施形態では25mmとしている。
なお、ストレート部23a,24aの長さは、中空孔H2の幅寸法wに対して、4~6倍とすることが好ましい。これは、パネル部材10がポリエチレン樹脂製のため、柔らかくコシが無いため、ストレート部23a,24aのパネル部材10への挿入を深くしないと、反り曲がりを防ぐ剛性が不足するためである。
本実施形態では、ストレート部23a,24aの長さを幅寸法wの約4倍としている。なお、ストレート部23a,24aが片方のパネル部材10に挿入される長さは、境界Cまでであるため、幅寸法wの約2倍となる。また、ストレート部23a,24aの長さが異なると、曲げる方向によって反り曲がりの耐性が異なってしまうため、同寸法とすることが好ましい。
ジョイント部材20Aの中央部(境界C)には、突起部25が設けられている。突起部25は、第1の板部23と第2の板部24との何れか一方の板部(本実施形態では第1の板部23)の何れか他方の板部(本実施形態では第2の板部24)が位置する側とは反対側の面から突出して設けられている。なお、本実施形態では、第1の板部23に対してエンボス加工を施すことによって、突起部25を形成している。
(パネル部材の連結構造体)
次に、上記ジョイント部材20Aを用いたパネル部材10の連結構造体について、図6及び図7を参照しながら説明する。
次に、上記ジョイント部材20Aを用いたパネル部材10の連結構造体について、図6及び図7を参照しながら説明する。
なお、図6は、一方のパネル部材10Aと他方のパネル部材10Bとをジョイント部材20Aを介して連結したパネル部材10の連結構造体を示す透視平面図である。図7は、図6中に示す線分C-Cによるパネル部材10の連結構造体の断面図である。
本実施形態のパネル部材10の連結構造体は、図6及び図7に示すように、ジョイント部材20Aのうち、一方のパネル部材10Aの端部から内側に設けられた中空孔H2に一方の差込部21を差し込むと共に、他方のパネル部材10Bの端部から内側に設けられた中空孔H2に他方の差込部22を差し込むことによって構成されている。
これにより、本実施形態のパネル部材10の連結構造体は、一方のパネル部材10Aと他方のパネル部材10Bとの端部同士を突き合わせた状態で、これら一方のパネル部材10Aと他方のパネル部材10Bとがジョイント部材20Aを介して連結された構造を有している。
これより、本実施形態のパネル部材10の連結構造体では、2つのパネル部材10A,10Bを連結して、パネル部材10を延長した状態で用いることが可能である。
また、本実施形態のパネル部材10の連結構造体では、上述した2つのパネル部材10を連結した構成に限らず、2つ以上のジョイント部材20Aを用いて、3つ以上のパネル部材10を連結した構成とすることも可能である。
本実施形態のジョイント部材20Aでは、上述した第1の板部23及び第2の板部24にテーパー部23b,24bが設けられているため、一方のパネル部材10A及び他方のパネル部材10Bの中空孔H2に対して一方の差込部21及び他方の差込部22のテーパー部23b,24bを差し込み易くすることが可能である。
また、本実施形態のジョイント部材20Aでは、上述した第1の板部23及び第2の板部24にストレート部23a,24aが設けられているため、一方のパネル部材10A及び他方のパネル部材10Bの中空孔H2に対して一方の差込部21及び他方の差込部22のストレート部23a,24aを隙間無く差し込むことが可能である。また、差し込み状態をストレート部23a,24aの縦横二面で支持することになるため、差し込み状態を安定した状態で保持することが可能である。
さらに、本実施形態のジョイント部材20Aでは、上述した突起部25に一方のパネル部材10Aの端部及び他方のパネル部材10Bの端部が当接されることによって、それ以上の差し込みを防ぐことが可能である。これにより、一方のパネル部材10Aの端部と他方のパネル部材10Bの端部とをジョイント部材20Aの中央部(境界C)で適切に突き合わせることが可能である。また、パネル部材10A,10Bがポリエチレン樹脂製のため、突起部25に沿って変形することで、ぐらつくことなく固定することが可能である。
なお、突起部25は、一方のパネル部材10Aと他方のパネル部材10Bとの端部同士を突き合わせた状態において、一方のパネル部材10Aと他方のパネル部材10Bとの間に埋め込まれた状態となる。これにより、一方のパネル部材10Aと他方のパネル部材10Bとの間から突起部25を露出させることなく、一方のパネル部材10Aと他方のパネル部材10Bとの端部同士を全面に亘って突き合わせることが可能である。
なお、本実施形態では、パネル部材10A,10Bの2つの中空孔H2のうち、端に位置する中空孔H2にジョイント部材20Aの一方の差込部21及び他方の差込部22を差し込む場合を例示しているが、中間に位置する中空孔H2にジョイント部材20Aの一方の差込部21及び他方の差込部22を差し込むことも可能である。さらに、3つの中空孔H1,H2のうち、2つ以上の中空孔H1,H2にジョイント部材20Aを差し込むことも可能である。但し、中空孔H1は、2つの中空孔H2とは断面形状が異なるため、中空孔H1に合わせたジョイント部材20Aが必要となる。
(タイル貼着方法)
次に、上記パネル部材10の連結構造体を用いたタイル貼着方法について、図8~図11を参照しながら説明する。
なお、図8は、タイル貼着方法の工程の段階的に示したフローチャートである。図9~図11は、タイル貼着方法を段階的に示した断面図である。
次に、上記パネル部材10の連結構造体を用いたタイル貼着方法について、図8~図11を参照しながら説明する。
なお、図8は、タイル貼着方法の工程の段階的に示したフローチャートである。図9~図11は、タイル貼着方法を段階的に示した断面図である。
上記パネル部材10の連結構造体は、上記ジョイント部材20Aを介してパネル部材10A,10Bを連結することによって、1つの下地層形成用定木100を構成している。したがって、以下の説明では、下地層形成用定木100を用いたタイル貼着方法として説明するものとする。
本実施形態のタイル貼着方法では、建築物の出隅1の一方の壁面2及び他方の壁面3に、それぞれタイルを貼着させる際に、先ず、図8に示す第1定木設置工程S1として、図9(a)に示すように、一方の壁面2に、下地層形成用定木100の定木面11Aを沿わせる。
また、第1定木設置工程S1において、図9(b)に示すように、出隅1の角から、他方の壁面3に形成する第1下地層7の厚みに合致するように、下地層形成用定木100の稜部15を突出させる。すなわち、出隅1の角から突出させた稜部15の突出幅(突出長さ)に相当する厚みまで、後工程で第1下地層7が形成される。
なお、第1定木設置工程S1において、一方の壁面2に下地層形成用定木100の定木面11Aを沿わせた後、下地層形成用定木100を一方の壁面2に固定することが好ましい。下地層形成用定木100の固定は、例えばモルタル用の釘(固定具)Pを下地層形成用定木100の支持部13に形成された溝16から一方の壁面2に向けて打ち込むことにより行う。
このとき、定木面11Aから添設部11の厚み方向に凹む凹部11bの形成位置に釘Pを打ち込むことによって、定木面11Aの釘孔部分の突出や、一方の壁面2の釘孔部分の盛り上がりなどをこの凹部11bに収容し、下地層形成用定木10が一方の壁面2から浮き上がってしまうことを防止する。また、釘Pを出隅1の角から後退した位置に打ち込むことで、出隅1の割れを防止することができる。
また、下地層形成用定木100は、釘Pを打ち込む2つの中空孔H2が形成されたものにそれぞれ釘Pを打ち込んでいるが、必要に応じていずれか一方の中空孔H2に沿って釘Pを打ち込んで下地層形成用定木100を一方の壁面2に固定することもできる。
次に、図8に示す第1下地層形成工程S2として、図9(b)に示すように、出隅1から突出する下地層形成用定木10の稜部15の平坦面Sに着目し、稜部15の平坦面Sの位置まで、下地調整材を他方の壁面3に塗布する。これにより、出隅1を構成する他方の壁面3に、出隅1の角から突出させた稜部15の突出幅(突出長さ)に相当する厚みの第1下地層7が形成される。
また、第1下地層形成工程S2において、下地調整材の塗布は、例えば、作業者がコテを用いて下地調整材を平坦に均すように行えばよい。このとき、下地層形成用定木100の稜部15に平坦面Sが形成されていることによって、作業時に下地調整材のコテ切れが良くなり、作業性が向上するとともに、形成した第1下地層7の出隅部分の盛り上がりが抑制され、全体が均等な厚みの第1下地層7を形成することができる。
次に、図8に示す第1除去工程S3として、釘Pを一方の壁面2から抜き取ってから、下地層形成用定木100を一方の壁面2から取り外す。このとき、下地層形成用定木100は、少なくとも添設部11が下地調整材に対して剥離性を有する材料、例えばポリエチレン樹脂から形成されているので、形成した第1下地層7の端面の形状を崩すことなく、第1下地層7の端面から引き離すことができる。この後、形成した第1下地層7を硬化させる。
次に、図8に示す第2定木設置工程S4として、図10(a)に示すように、硬化した第1下地層7を介して、他方の壁面3に、下地層形成用定木100の定木面11Aを沿わせる。
また、第2定木設置工程S4において、図10(b)に示すように、第1下地層7を介した出隅1の角から、一方の壁面2に形成する第2下地層8の厚みに合致するように、下地層形成用定木100の稜部15を突出させる。すなわち、出隅1の角から突出させた稜部15の突出幅(突出長さ)に相当する厚みまで、後工程で第2下地層8が形成される。
なお、第2定木設置工程S4において、硬化した第1下地層7を介して他方の壁面3に下地層形成用定木100の定木面11Aを沿わせた後、下地層形成用定木100を他方の壁面3に固定することが好ましい。下地層形成用定木100の固定は、例えばモルタル用の釘(固定具)Pを下地層形成用定木100の支持部13に形成された溝16から他方の壁面3に向けて打ち込むことにより行う。
このとき、定木面11Aから添設部11の厚み方向に凹む凹部11bの形成位置に釘Pを打ち込むことによって、定木面11Aの釘孔部分の突出をこの凹部11bに収容し、下地層形成用定木100が硬化した第1下地層7から浮き上がってしまうことを防止する。また、釘Pを出隅1の角から後退した位置に打ち込むことで、出隅1の割れを防止することができる。
次に、図8に示す第2下地層形成工程S5として、図10(b)に示すように、第1下地層7を介した出隅1から突出する下地層形成用定木100の稜部15の平坦面Sに着目し、稜部15の平坦面Sの位置まで、下地調整材を一方の壁面2に塗布する。これにより、出隅1を構成する一方の壁面2に、出隅1の角から突出させた稜部15の突出幅(突出長さ)に相当する厚みの第2下地層8が形成される。なお、第2下地層8は、第1下地層7の出隅1側の端面を覆う位置まで形成すればよい。
また、第2下地層形成工程S5において、下地調整材の塗布は、上記第1下地層形成工程S2と同様に、例えば、作業者がコテを用いて下地調整材を平坦に均すように行えばよい。このとき、下地層形成用定木100の稜部15に平坦面Sが形成されていることによって、作業時に下地調整材のコテ切れが良くなり、作業性が向上するとともに、形成した第2下地層8の出隅部分の盛り上がりが抑制され、全体が均等な厚みの第2下地層8を形成することができる。
次に、図8に示す第2除去工程S6として、釘Pを他方の壁面3から抜き取ってから、下地層形成用定木100を他方の壁面3から取り外す。このとき、下地層形成用定木100は、少なくとも添設部11が下地調整材に対して剥離性を有する樹脂材料から形成されているので、形成した第2下地層8の端面の形状を崩すことなく、第2下地層8の端面から引き離すことができる。この後、形成した第2下地層8を硬化させる。
次に、図8に示すタイル貼着工程S7として、図11に示すように、出隅1に形成した第1下地層7、第2下地層8にそれぞれ重ねて接着層9を形成し、出隅1の一方の壁面2、および他方の壁面3に、それぞれタイルTを貼着させる。
以上のようなタイル貼着方法によれば、下地層形成用定木100の定木面11Aの出隅1からの突出幅を指標として、出隅1を構成する一方の壁面2及び他方の壁面3にそれぞれ下地調整材を塗布することで、正確な厚みの第1下地層7及び第2下地層8を形成できる。そして、こうした第1下地層7及び第2下地層8に接着層を介してタイルTを貼着することによって、出隅1を覆うタイルTを所定の位置で高精度に設けることができ、隣接するタイルT同士の段差が少ない、美観に優れたタイル貼り面を形成できる。
以上のように、本実施形態のジョイント部材20Aを用いたパネル部材10の連結構造体では、1つのパネル部材10の長さを短くして、大型トラック等を用いることなく、パネル部材10を搬送し易くすることが可能である。また、パネル部材10の反り癖の発生を抑制しつつ、このパネル部材10を現場で連結して下地層形成用定木100として使用することが可能である。
具体的には、パネル部材10の長さを軽自動車の荷台に横置きで積載できる1410mm以下とすることが好ましく、より好ましくは1100mmとする。これにより、パネル部材10を搬送し易くすることが可能である。さらに、1つのパネル部材10の長さを短くすることで、長尺のものと同じ梱包数量でも重量を低減できるため、現場での運搬や取り回しが楽になり、作業効率を上げることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記実施形態では、下地層形成用定木に本発明を適用した場合を例示しているが、本発明を適用したジョイント部材については、このような定木に限らず、例えば床面と壁面との間の入隅部に沿った位置に取り付けられる巾木など、押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材とを連結する場合に幅広く適用することが可能である。
上記実施形態では、下地層形成用定木に本発明を適用した場合を例示しているが、本発明を適用したジョイント部材については、このような定木に限らず、例えば床面と壁面との間の入隅部に沿った位置に取り付けられる巾木など、押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材とを連結する場合に幅広く適用することが可能である。
また、本発明を適用したジョイント部材については、上述した直線(I字)形状を有して、一方のパネル部材と他方のパネル部材とを直線状に連結するものに必ずしも限定されるものではない。
例えば、図12、図13及び図14に示すようなジョイント部材20Bを用いて、図15に示すような一方のパネル部材30Aと他方のパネル部材30Bとを連結した連結構造体に本発明を適用することも可能である。
なお、図12は、ジョイント部材20Bの構成を示す平面図である。図13は、ジョイント部材20Bの構成を示す側面図である。図14は、図12中に示す線分D-Dによるジョイント部材20Bの断面図である。図15は、ジョイント部材20を介して一方のパネル部材30Aと他方のパネル部材30Bとを連結したパネル部材の連結構造体を示す透視平面図である。また、以下の説明では、上記ジョイント部材20Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
具体的に、このジョイント部材20Bは、図12、図13及び図14に示すように、一方の差込部21と他方の差込部22とが境界Cを挟んで互いに交差(本実施形態では直交)する方向の一方側と他方側とに向かって延在した屈曲(L字)形状を有している。
また、一方の差込部21と他方の差込部22とは、境界Cを挟んで対称な形状を有している。ジョイント部材20Bの中央部(境界C)には、突起部25がなく、この境界Cを挟んで一方の差込部21と他方の差込部22とが所定の角度(本実施形態では90°)で折り曲げられた形状を有している。
以上のような構成を有するジョイント部材20Bを用いたパネル部材の連結構造体は、図15に示すように、一方のパネル部材30Aの端部から内側に設けられた中空孔H3に一方の差込部21を差し込むと共に、他方のパネル部材30Bの端部から内側に設けられた中空孔H3に他方の差込部22を差し込むことによって構成されている。
これにより、本実施形態のパネル部材の連結構造体は、一方のパネル部材30Aと他方のパネル部材30Bとの端部同士を突き合わせた状態で、これら一方のパネル部材30Aと他方のパネル部材30Bとがジョイント部材20Bを介して連結された構造を有している。なお、一方のパネル部材30Aと他方のパネル部材30Bとの端部は、互いに突き合わされるように延在方向に対して所定の角度(本実施形態では45°)で傾斜している。
本実施形態のジョイント部材20Bでは、上述した第1の板部23及び第2の板部24にテーパー部23b,24bが設けられているため、一方のパネル部材30A及び他方のパネル部材30Bの中空孔H3に対して一方の差込部21及び他方の差込部22のテーパー部23b,24bを差し込み易くすることが可能である。
また、本実施形態のジョイント部材20Bでは、上述した第1の板部23及び第2の板部24にストレート部23a,24aが設けられているため、一方のパネル部材30A及び他方のパネル部材30Bの中空孔H3に対して一方の差込部21及び他方の差込部22のストレート部23a,24aを隙間無く差し込むことが可能である。また、差し込み状態を安定した状態で保持することが可能である。
さらに、本実施形態のジョイント部材20Bでは、上述した境界Cにおいて一方のパネル部材30Aの端部が他方の差込部22に当接され、他方のパネル部材30Bの端部が一方の差込部21に当接されることによって、それ以上の差し込みを防ぐことが可能である。これにより、一方のパネル部材30Aの端部と他方のパネル部材30Bの端部とをジョイント部材20Bの中央部(境界C)で適切に突き合わせることが可能である。
なお、上記ジョイント部材20A,20Bは、何れも第1の板部23及び第2の板部24からなるL字状の断面形状を有しているが、このような断面形状を有するものに必ずしも限定されるものではなく、例えばT字状やU字状などの断面形状を有するものであってよい。
1…出隅 2…一方の壁面 3…他方の壁面 7…第1下地層 8…第2下地層 10…パネル部材 10A…一方のパネル部材 10B…他方のパネル部材 11…添設部 11A…定木面 12…傾斜部 13…支持部 15…稜部 16…溝 20A,20B…ジョイント部材 21…一方の差込部 22…他方の差込部 23…第1の板部 23a…ストレート部 23b…テーパー部 24…第2の板部 24a…ストレート部 24b…テーパー部 25…突起部 30A…一方のパネル部材 30B…他方のパネル部材 C…境界 H1,H2,H3…中空孔
Claims (6)
- 押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材との端部同士を突き合わせた状態で、前記一方のパネル部材と前記他方のパネル部材とを連結するジョイント部材であって、
前記一方のパネル部材の端部から内側に設けられた中空孔に差し込まれる一方の差込部と、
前記他方のパネル部材の端部から内側に設けられた中空孔に差し込まれる他方の差込部とを備え、
前記一方の差込部と前記他方の差込部との境界を挟んで、前記一方の差込部が一方側に向かって延在し、前記他方の差込部が他方側に向かって延在した形状を有し、
前記一方の差込部及び前記他方の差込部は、前記境界から延在する方向に向かって幅が一定となるストレート部と、前記ストレート部から先端に向かって漸次幅が小さくなるテーパー部とを有することを特徴とするジョイント部材。 - 前記一方の差込部及び前記他方の差込部は、前記境界から各々の先端に向かって延在する折り曲げ罫線を挟んで折り曲げられた第1の板部と第2の板部とを有し、
前記第1の板部及び前記第2の板部は、それぞれ前記ストレート部と前記テーパー部とを有することを特徴とする請求項1に記載のジョイント部材。 - 前記一方の差込部と前記他方の差込部とが前記境界を挟んで直線方向の一方側と他方側とに向かって延在した形状を有することを特徴とする請求項2に記載のジョイント部材。
- 前記境界に突起部を有し、
前記突起部は、前記第1の板部と前記第2の板部との何れか一方の板部の何れか他方の板部が位置する側とは反対側の面から突出して設けられていることを特徴とする請求項3に記載のジョイント部材。 - 前記一方の差込部と前記他方の差込部とが前記境界を挟んで互いに交差する方向の一方側と他方側とに向かって延在した形状を有することを特徴とする請求項2に記載のジョイント部材。
- 押し出し成形された中空樹脂製の一方のパネル部材と他方のパネル部材との端部同士を突き合わせた状態で、前記一方のパネル部材と前記他方のパネル部材とがジョイント部材を介して連結されたパネル部材の連結構造体であって、
請求項1~5の何れか一項に記載のジョイント部材を用いることを特徴とするパネル部材の連結構造体。
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JP2021039892A JP2022139482A (ja) | 2021-03-12 | 2021-03-12 | ジョイント部材及びパネル部材の連結構造体 |
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