JP2022138688A - 縫製装置及びその縫製方法 - Google Patents

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隆宏 渡邊
Takahiro Watanabe
一真 中山
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陽介 筏井
Yosuke Ikadai
暢 ▲高▼村
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Abstract

【課題】被縫製ワークに形状ばらつきが生じた場合であっても確実且つ容易に位置決め固定して高精度に縫製を行う。【解決手段】縫製装置10において、インストルメントパネル12を所定位置に保持する複数の吸着ブロック32を備えており、この吸着ブロック32は、前記インストルメントパネル12の内面20aを着座させることで保持する本体部44を有している。そして、本体部44には、インストルメントパネル12を構成する基材20の内面20aに面接触する面接触部52と、前記基材20の形状に合わせて調整可能に設けられ、前記面接触部52よりも小さな接触面積で点接触する複数の位置調整ピン48とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、針とポストベッドとで被縫製ワークに縫い目を形成する縫製装置及びその縫製方法に関する。
従来から、自動車の車室内に用いられるインストルメントパネルの表面に対し、縫製装置を用いて表皮材を縫製することが行われており、このような縫製装置は、例えば、特許文献1に開示されるように、ミシン針を有した縫製機構と、ワークとなるインストルメントパネルを下方から保持するための複数の保持治具とを備え、この保持治具は、インストルメントパネルに対する縫製方向に沿って並列に複数配置されると共に、前記インストルメントパネルの断面形状(内側形状)に対応した形状でそれぞれ形成されている。
そして、保持治具によってインストルメントパネルを位置決め固定した後に、縫製機構が、縫製を連続的に行うべくインストルメントパネルに沿って順次移動してミシン針によって表皮材の縫製が行われる。この際、縫製がなされるインストルメントパネルの部位に保持治具が着座した状態であると、ミシン針等が保持治具に干渉してしまうため、この干渉を回避すべく縫製がなされる部位では保持治具が順次下降することで退避させている。
国際公開第2019/187599号
上述した縫製装置によって表皮材の縫製が行われるインストルメントパネルは、一般的に、樹脂性材料を成形することで形成されており、成形する際の熱収縮等の影響によって変形して成形ばらつきが生じることがある。しかしながら、複数の保持治具は、変形していない所望の形状で形成されたインストルメントパネルに合わせた形状で予め形成されているため、変形した前記インストルメントパネルを保持しようとした場合に保持治具から浮いてしまい、所望の位置に正確に位置決めして固定することができず、縫製を行う際にがたつきが生じて縫製精度が低下してしまうという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、被縫製ワークに形状ばらつきが生じた場合であっても確実且つ容易に位置決め固定して高精度に縫製を行うことが可能な縫製装置及びその縫製方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、被縫製ワークに対して所定の縫製ラインに沿って縫製を行う縫製装置であって、
往復移動を繰り返すことで被縫製ワークに刺入又は離脱する針と、被縫製ワークを挟んで針に対向するポストベッドとを備えた縫製機構と、
縫製機構を被縫製ワークに対して移動させる駆動機構と、
被縫製ワークを所定部位に保持する保持治具と、
を備え、
保持治具は、被縫製ワークを着座させることで保持する着座部を有し、
着座部は、被縫製ワークの着座面に面接触する位置決め部と、
被縫製ワークの形状に合わせて調整可能に設けられ、位置決め部よりも小さな接触面積で着座面に対して接触する接触部と、
を有する。
本発明によれば、被縫製ワークを所定部位に保持する保持治具を備え、この保持治具は、被縫製ワークが着座することで保持する着座部を有し、着座部には、被縫製ワークの着座面が面接触することで保持される位置決め部と、被縫製ワークの形状に合わせて調整可能に設けられ位置決め部よりも小さな接触面積で着座面に接触する接触部とを備えている。
従って、形状ばらつきの生じた被縫製ワークに対して縫製を行う際、変形した被縫製ワークの着座面に接触するように接触部を調整することで、位置決め部によって被縫製ワークを着座面に面接触させた状態で保持すると共に、接触部によって位置決め部よりも小さな接触面積で着座面に接触させて保持することが可能となる。
その結果、縫製装置において縫製を行う被縫製ワークに形状ばらつきが生じた場合であっても、被縫製ワークの形状に合わせて接触部を調整することで確実に接触させて保持することで、着座面を位置決め部に面接触させた状態で被縫製ワークを確実且つ容易に位置決めして固定することが可能となり、縫製時におけるがたつきが抑制されて高精度に縫製を行うことができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、縫製装置が被縫製ワークを所定部位に保持する保持治具を備え、この保持治具は、被縫製ワークが着座することで保持する着座部を有し、着座部には、被縫製ワークの着座面が面接触することで保持される位置決め部と、被縫製ワークの形状に合わせて調整可能に設けられ位置決め部よりも小さな接触面積で着座面に対して接触する接触部とを備えている。
従って、形状ばらつきの生じた被縫製ワークに対して縫製を行う際、変形した被縫製ワークの着座面に接触部が接触するように調整することで、位置決め部によって被縫製ワークを着座面に面接触させた状態で保持すると共に、位置決め部よりも小さな接触面積で接触部を着座面に接触させて保持することで、着座面を位置決め部に対して面接触させて位置決めした状態で確実に固定することができ、それに伴って、縫製時におけるがたつきを好適に抑制して高精度に縫製を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る縫製装置にインストルメントパネルが保持された状態を示す外観斜視図である。 図1の縫製装置からインストルメントパネルが取り外された状態を示す外観斜視図である。 図1及び図2の縫製装置を構成する吸着ブロックの外観斜視図である。 図3に示す吸着ブロックの全体正面図である。 図3に示す吸着ブロックの一部断面側面図である。 図5の吸着ブロックにおける段付部近傍を示す拡大側面図である。
本発明に係る縫製装置及びその縫製方法について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
縫製装置10は、被縫製ワークであるインストルメントパネル12の表面12aに対して表皮材14の縫製を行うためのものであり、図1及び図2に示されるように、前記インストルメントパネル12を位置決めして保持する保持機構16と、前記表皮材14の外面の縫製ラインL(図1中、二点鎖線形状参照)に沿って縫い目を形成するための縫製機構18とを備える。インストルメントパネル12は、樹脂製材料から成形された基材20の表面にシート状の表皮材14が積層された中空の積層物として構成される。すなわち、インストルメントパネル12は、表皮材14が外側、基材20が前記表皮材14の内側となるように構成される(図5参照)。
なお、以下の説明では、図1に示されるように、縫製装置10で縫製されるインストルメントパネル12の長尺で自動車に搭載された際に車幅方向となる方向を幅方向(矢印A1、A2方向)、前記幅方向と直交する方向を奥行方向(矢印B1、B2方向)と定義する。
保持機構16は、基台22と、該基台22に対して立設された支持柱24に設けられインストルメントパネル12の保持状態(クランプ状態)を切替可能なクランプ機構26と、基台22の奥行方向後部に設けられる複数の昇降用シリンダ(退避機構)28と、該昇降用シリンダ28のロッド30にそれぞれ装着されインストルメントパネル12を位置決め固定する複数の吸着ブロック(保持治具)32とを含む。
基台22は、その上面に載置されて支持される基部34と、該基部34に立設された支持柱24とを有し、該支持柱24はインストルメントパネル12を保持するためのものであり、例えば、基台22の幅方向(矢印A1、A2方向)に沿った左右端部、幅方向中央部の3箇所に設けられる。
クランプ機構26は、例えば、制御部36からの制御信号に基づいてインストルメントパネル12を保持(クランプ)可能に形成され、幅方向(矢印A1、A2方向)に沿った左右端部に立設した支持柱24の上端にそれぞれ装着される第1クランプ38a、38bと、幅方向中央に立設した支持柱24の上端に装着される第2クランプ40とを備える。
そして、クランプ機構26は、制御部36の制御作用下に第1クランプ38a、38bによってインストルメントパネル12の幅方向両端における上方及び幅方向から保持状態が切り替えられると共に、第2クランプ40による前記インストルメントパネル12の幅方向中央を上方から保持状態が切り替えられる。なお、図1では、クランプ機構26によってインストルメントパネル12が保持されたクランプ状態を示している。
昇降用シリンダ28は、縫製装置10の幅方向(矢印A1、A2方向)に沿って並列となるように複数設けられ、制御部36の制御作用下に上昇又は下降する進退部材としてのロッド30をそれぞれ備えており、前記ロッド30は鉛直方向(矢印C1、C2方向)に沿って昇降動作すると共に、その上端には載置ブロック42が連結されている。
載置ブロック42は、図2、図3及び図5に示されるように、ロッド30の軸方向(矢印C1、C2方向)と直交するように水平且つ奥行方向(矢印B1、B2方向)に沿って長尺なプレート状に形成され、その奥行方向に沿った略中央部がロッド30の上端に連結されると共に、奥行方向に沿った前端側(矢印B1方向)には吸着ブロック32が連結されている。そして、載置ブロック42は、昇降用シリンダ28のロッド30の昇降動作と一体的に鉛直方向(矢印C1、C2方向)に昇降自在に設けられる。
吸着ブロック32は、縫製装置10の幅方向に沿って並列となるように複数設けられ、図2~図6に示されるように、本体部44と、該本体部44に設けられた複数の吸着パッド(吸着部)46及び位置調整ピン(接触部、ピン)48とを有している。そして、吸着ブロック32は、インストルメントパネル12を構成する基材20の内面(着座面)20aが本体部44及び複数の位置調整ピン48に当接(着座)することで、その形状が保たれるように位置決めされ保持される。
本体部44は、例えば、金属製材料から幅方向(矢印A1、A2方向)に一定幅で形成され、図5に示される縫製装置10の幅方向から見て、その下端が平坦状に形成され載置ブロック42における奥行方向前端の上面に載置された状態で図示しない固定ボルトで固定されている。これにより、本体部44を含む吸着ブロック32は、載置ブロック42に対して上方(矢印C1方向)へ所定高さで立設すると共に、前記載置ブロック42の奥行方向前方側(矢印B1方向)に固定されることとなる。
また、本体部44は、図5に示される縫製装置10の幅方向から見て、最も上方(矢印C1方向)となる頂部44aが載置ブロック42の奥行方向略中央となるように配置され、インストルメントパネル12の基材20の内面20aの断面形状に対応して、前記頂部44aから奥行方向前方側(矢印B1方向)へ向けて緩やかに下方(矢印C2方向)へ向かうように形成され、前記インストルメントパネル12を構成する基材20が着座可能に形成される。
さらに、本体部44には、図3及び図4に示されるように、幅方向両端に設けられた一対の側壁(着座部)50a、50bを備え、この側壁50a、50bは、幅方向(矢印A1、A2方向)に一定厚さで形成され、幅方向に互いに所定距離離れて平行に設けられる。そして、側壁50a、50bには、図2~図6に示されるように、その頂部44aの近傍に形成され基材20の内面20aが当接する面接触部(位置決め部)52と、前記面接触部52に対して奥行方向前方側(矢印B1方向)へ形成され前記基材20から離間する方向へ窪んだ段付部54とを備える。また、一方の側壁50aと他方の側壁50bとの間には収容凹部56が設けられている。
面接触部52は、基材20における内面20aの断面形状に対応して上方へ向けて凸状の湾曲面58を有し、本体部44の頂部44aから奥行方向前方側(矢印B1方向)に向けて下方へと緩やかに延在し、前記内面20aが前記湾曲面58に対して面接触可能に形成される。すなわち、面接触部52は、図5に示される縫製装置10の幅方向から見て、湾曲面58の形状が基材20における内面20aの形状と同一形状となるように形成される。
また、面接触部52は、一方の側壁50a及び他方の側壁50bに対となるように設けられ、吸着ブロック32に対してインストルメントパネル12を位置決め固定する際、縫製機構18のミシン針(針)92によって縫製がなされる縫製ラインLの近傍となる位置に設けられる。
さらに、図5に示されるように、一対の側壁50a、50bの延在方向に沿った面接触部52の範囲Mは、インストルメントパネル12の縫製時において、ミシン針92から縫製ラインLの近傍に対して略垂直方向に付与される荷重によって、前記面接触部52に面接触している前記インストルメントパネル12が変形することのない長さ(範囲)に設定される。
段付部54は、一対の側壁50a、50bにおいて面接触部52の奥行方向前端に対してさらに奥行方向前方側(矢印B1方向)にそれぞれ設けられ、前記面接触部52に対して本体部44の下端側(矢印C2方向)へ所定距離だけ窪んだ段付状に形成されると共に、インストルメントパネル12における基材20の内面20aと略平行となるように鉛直方向(矢印C1、C2方向)に対して所定角度傾斜した斜め方向に延在している(図5及び図6参照)。
また、段付部54には、面接触部52側(矢印B2方向)となる奥行方向後端に、鉛直方向(矢印C1方向)に延在する第1端壁60が形成され、本体部44の下端側(矢印C2方向)となる奥行方向前端には、鉛直方向(矢印C2方向)に延在する第2端壁62が形成されている。そして、一対の段付部54には、複数の位置調整ピン48を保持するための保持ブラケット64がそれぞれ設けられる。
保持ブラケット64は、長手方向に沿って長尺な板材からなり、平坦に形成されたベース部66を有し、このベース部66の長手方向に沿った一端部64aが折曲され第1端壁60に当接して溶接等によって固定され、一方、ベース部66の長手方向に沿った他端部64bが、前記一端部64aとは反対方向に折曲され第2端壁62に当接して溶接等によって固定される。これにより、保持ブラケット64が、そのベース部66が段付部54の上面に対して上方へ所定距離離間した略平行な状態で側壁50a、50bの段付部54にそれぞれ固定される。
また、保持ブラケット64のベース部66には、図5及び図6に示されるように、厚さ方向に貫通した複数のねじ孔68が形成され、このねじ孔68は、ベース部66の長手方向に沿って互いに等間隔離間するように設けられており、後述する位置調整ピン48が進退自在に螺合される。なお、ここでは、位置調整ピン48の数量に対応して4つのねじ孔68を備える場合について説明する。
収容凹部56は、一方の側壁50aと他方の側壁50bとの間において、面接触部52の奥行方向後端から段付部54の奥行方向前端まで延在し、一定の幅寸法で形成されると共に、面接触部52及び段付部54に対して窪むように形成される。そして、収容凹部56には、一方の側壁50aと他方の側壁50bとを繋ぐ複数の接続片70を有している。
接続片70は、例えば、略矩形状に形成され幅方向(矢印A1、A2方向)に延在し、側壁50a、50bの延在方向に沿って互いに所定距離離間するように形成されると共に、面接触部52及び段付部54の上面よりも下方となる位置に配置されている。そして、各接続片70には吸着パッド46がそれぞれ設けられる。なお、ここでは、後述する吸着パッド46の数量に対応した3つの接続片70を備える場合について説明する。
吸着パッド46は、円形状のパッド部72を有し、該パッド部72の中央には図示しない負圧供給源から配管を通じて負圧流体の供給される吸入孔74が開口しており、前記パッド部72が、インストルメントパネル12側となるように各吸着パッド46が3つの接続片70に対してそれぞれ装着される。すなわち、各吸着パッド46は、一方の側壁50aと他方の側壁50bとに挟まれるように配置されている。
そして、3つの吸着パッド46は接続片70にそれぞれ装着されることで、収容凹部56(側壁50a、50b)の延在方向に沿って互いに所定間隔離間するように配置され、図示しない負圧供給源からパッド部72の吸入孔74へと負圧流体が供給されることで、該負圧流体によってインストルメントパネル12を構成する基材20の内面20aがパッド部72側へ吸引され吸着される。これにより、インストルメントパネル12が吸着ブロック32の面接触部52に面接触した状態で位置決めされ固定される。
位置調整ピン48は、外周面にねじを有した一定径の軸体からなり、例えば、保持ブラケット64の各ねじ孔68に螺合されるように4本設けられ、前記ねじ孔68に螺合されることで一端部64aが段付部54の上面に臨み、他端部64bがインストルメントパネル12が保持された際に基材20の内面20aに臨むように配置される。
また、複数の位置調整ピン48は、保持ブラケット64のベース部66に沿って互いに等間隔離間するように配置され、図示しない作業者が前記位置調整ピン48を螺回させて軸方向(図5及び図6中、矢印E1、E2方向)へ進退させることで、保持ブラケット64に対するインストルメントパネル12側への突出量D(図6参照)を自在に変更することが可能となる。換言すれば、位置調整ピン48をねじ孔68に螺合された状態で螺回させることで、その他端を基材20の内面20aに対して接近・離間させることが可能となる。
さらに、インストルメントパネル12側となる位置調整ピン48の他端には、該他端から突出するように球部(接触部)76が設けられる。この球部76は、例えば、位置調整ピン48の他端に対して半分だけ突出しており、吸着ブロック32を覆うようにインストルメントパネル12が装着された際、前記球部76が基材20の内面20aに対して接触可能となる。この際、位置調整ピン48は、基材20の内面20aに対して球部76が点接触して保持することとなる。なお、球部76は、位置調整ピン48の他端に対して固定されていてもよいし、回転自在に保持された球体であってもよい。
さらにまた、位置調整ピン48には、保持ブラケット64のねじ孔68に螺合された状態において、前記保持ブラケット64のインストルメントパネル12側(上方側)となる部位にロックナット78が螺合される。なお、位置調整ピン48の数量は、上述した4本に限定されるものではなく、球部76を介して保持するインストルメントパネル12(基材20)の大きさや形状に応じた数量で適宜設定すればよい。また、保持ブラケット64に沿った位置調整ピン48の配置も同様に、インストルメントパネル12(基材20)の大きさや形状に応じた位置に適宜配置すればよい。
ロックナット78は、位置調整ピン48に対して螺回させることで軸方向(矢印E1、E2方向)に沿って移動自在に設けられ、例えば、前記位置調整ピン48を螺回させて保持ブラケット64からインストルメントパネル12側への突出量D(図6参照)が調整された状態で、前記ロックナット78を螺回させ前記保持ブラケット64側へと移動させて当接させる。これにより、位置調整ピン48のさらなる螺回がロックナット78によって防止される。
すなわち、図5及び図6に示されるように、位置調整ピン48を軸方向に移動させ球部76をインストルメントパネル12の内面20aに当接させた状態で、ロックナット78を移動させて保持ブラケット64に当接させることで、前記球部76が前記インストルメントパネル12の内面20aに点接触した状態で、位置調整ピン48が保持ブラケット64へと固定される。
縫製機構18は、図1に示されるように、例えば、幅方向から見た側面視でU字状をなすケーシング80と、該ケーシング80に設けられるポストベッド82とを有し、縫製用ロボット(駆動機構)84の先端アーム86が連結されると共に、このポストベッド82内には縫製用モータ88によって回転駆動するルーパー90が収容されている。そして、ルーパー90はフック状の掛止爪(図示せず)を有し、この掛止爪には、ミシン針92の針穴に通された糸94が掛止される。上述した縫製装置10は、保持機構16、縫製機構18及び縫製用ロボット84が制御手段である制御部36に対して電気的に接続されている。
本発明の実施の形態に係る縫製装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
縫製機構18によってインストルメントパネル12に対する縫製を行う際には、先ず、図1に示されるように、クランプ機構26をクランプ解除状態とし、各昇降用シリンダ28を昇降させて前記インストルメントパネル12における基材20の内面20aに、各吸着ブロック32の面接触部52を当接させると共に複数の位置調整ピン48の球部76を当接させる。なお、複数の位置調整ピン48は、基材20の内面20aの形状に合わせて、球部76が前記内面20aに接触するように予め突出量Dが調整され、ロックナット78によって固定された状態としておく。
この際、インストルメントパネル12は、図5に示されるように、縫製機構18によって表皮材14の縫製される縫製ラインLの近傍が所定の範囲M(図5参照)となる面接触部52に対して面接触することで確実に位置決めされる一方、前記縫製ラインLから奥行方向前方側(矢印B1方向)へ離間して縫製の行われない部位は、複数の位置調整ピン48の球部76にそれぞれ点接触することで保持される。
すなわち、インストルメントパネル12を構成する基材20が、複数の吸着パッド46のパッド部72に臨んだ状態で各吸着ブロック32に着座して保持されると同時に、複数の吸着ブロック32によって幅方向に沿って位置決めされる。換言すれば、インストルメントパネル12は、縫製ラインLから奥行方向前方側(矢印B1方向)へ離間した部位が、面接触部52に対して接触面積の小さな複数の位置調整ピン48によって保持されている。
そして、図1に示されるように、制御部36の制御作用下にクランプ機構26の第1クランプ38a、38b及び第2クランプ40を作動させ、インストルメントパネル12の幅方向に沿った幅方向端部を第1クランプ38a、38bによって幅方向及び上方からクランプして保持すると共に、前記インストルメントパネル12の幅方向中央を第2クランプ40によって上方からクランプして保持した状態とする。
次に、図示しない負圧供給源から配管を通じて吸着パッド46の吸入孔74へと負圧流体が供給されることで、インストルメントパネル12の内面20aがパッド部72側へと吸引されて吸着される。これにより、インストルメントパネル12が、一対の側壁50a、50b側(本体部44側)へと移動し、吸着ブロック32の面接触部52に対して面接触すると共に、各位置調整ピン48の球部76に点接触した状態で所定の位置に位置決めされ固定される。
次に、制御部36の制御作用下に縫製用ロボット84が動作し、その先端の縫製機構18がインストルメントパネル12へと接近し、積層された表皮材14及び基材20からなるインストルメントパネル12がポストベッド82(ルーパー90)とミシン針92に挟まれた位置となる。このポストベッド82(ルーパー90)とミシン針92に挟まれる位置は、インストルメントパネル12において各吸着ブロック32の面接触部52によって保持され縫製ラインLが形成される部位となる。
そして、ポストベッド82及びミシン針92が縫製を行う箇所に到達した際、昇降用シリンダ28は、制御部36の制御作用下にロッド30を下降させ、吸着パッド46をインストルメントパネル12の内面20aから離間させる。
このように、縫製装置10は、縫製機構18の移動方向(幅方向)に沿った位置に応じて複数の吸着ブロック32のうちの少なくとも1つを順次下方(矢印C2方向)へと退避させることで、該縫製機構18との干渉を回避してポストベッド82をインストルメントパネル12の内面20aに配置することで縫製を行うように構成される。なお、退避させる吸着ブロック32の吸着パッド46に対する負圧流体の供給は、退避に先んじて一時的に停止される。
次に、制御部36からの制御信号に基づいて縫製用モータ88を駆動させることで、ミシン針92が上下方向(矢印C1、C2方向)に往復移動すると共にルーパー90が回転することに伴って、前記ミシン針92の針穴(図示せず)に通された糸94がポストベッド82の内部に引っ張られる。
そして、ミシン針92が上下に往復移動する間に、制御部36の制御作用下に縫製用ロボット84の先端アーム86を動作させたり姿勢を変化させることでインストルメントパネル12の縫製ラインL(図1及び図5参照)に沿って順次移動し、ステッチ模様である縫い目が形成され前記インストルメントパネル12の縫製作業が完了する。
このように基材20の表面に対して表皮材14が縫製されインストルメントパネル12の縫製作業が完了した後、クランプ機構26による前記インストルメントパネル12のクランプ状態を解除して取り外す。
また、上述したインストルメントパネル12を構成する基材20は厚肉であり樹脂製材料を成形することで形成されると共に、比較的高い剛性を有している。そのため、例えば、成形する際に熱収縮等の影響によって前記基材20が予め設定された所望の形状に対して変形した成形ばらつきが生じることがある。
次に、所望の形状に対して成形ばらつきの生じた基材20を含むインストルメントパネル12´を縫製装置10に位置決め固定して縫製を行う場合について図5及び図6を参照しながら説明する。
先ず、各昇降用シリンダ28を昇降させインストルメントパネル12´における基材20の内面20aに、各吸着ブロック32の面接触部52を面接触させることで、縫製機構18によって縫製のなされるインストルメントパネル12´の縫製ラインLの近傍が面接触部52に面接触した状態で確実に位置決めされ保持される。
一方、インストルメントパネル12´は、成形ばらつきによってその縫製ラインLから奥行方向前方側(矢印B1方向)へと離間して縫製の行われない部位が、例えば、図6中の二点鎖線形状で示されるように、成形ばらつきの生じていないインストルメントパネル12に対して上方へ所定距離だけ浮き上がるように変形しており、位置調整ピン48の球部76と非接触な状態となる。すなわち、複数の位置調整ピン48によって基材20の内面20aの一部が保持されていない状態となる。
そこで、図示しない作業者が、吸着ブロック32の幅方向からロックナット78を螺回させて保持ブラケット64から離間させる方向(矢印E1方向)へと一旦移動させてロック状態を解除した後、各位置調整ピン48を螺回させインストルメントパネル12´側(矢印E1方向)へ向けて移動させる。そして、各位置調整ピン48の球部76がそれぞれインストルメントパネル12´の内面20aに点接触する位置まで移動させた後に(図6中、二点鎖線形状参照)、ロックナット78を前記とは反対方向に螺回して移動させて保持ブラケット64に当接させる。
これにより、複数の位置調整ピン48のインストルメントパネル12´側への突出量Dがそれぞれ調整された状態でロックされる。すなわち、各位置調整ピン48の軸方向(矢印E1、E2方向)への移動がロックナット78によって規制される。
その結果、インストルメントパネル12´における基材20の内面20aは、表皮材14の縫製される縫製ラインLの近傍が面接触部52に面接触することで確実且つ高精度に位置決めされる一方で、前記縫製ラインLから奥行方向前方側へ離間して縫製のなされない部位が、位置調整のなされた複数の位置調整ピン48の球部76と点接触した状態で保持される。
上述した縫製ラインLから離間した部位は、縫製機構18による縫製が行われることがないため、その位置決め精度が要求されることがなく、前記縫製機構18によって縫製ラインLに縫製を行う際に、インストルメントパネル12´を確実に固定してがたつきを防止可能であればよい。
また、複数の位置調整ピン48は、上述したようにインストルメントパネル12、12´の形状に合わせてその都度突出量Dを調整するようしてもよいし、例えば、インストルメントパネル12、12´の成形ばらつきの平均値を算出し、その平均値に基づいて各位置調整ピン48の突出量Dを予め調整しておいてもよい。
このように、各吸着ブロック32の位置調整ピン48を調整することで位置決めされた成形ばらつきの生じたインストルメントパネル12´(基材20)は、制御部36の制御作用下に作動するクランプ機構26によって保持され、縫製機構18によってインストルメントパネル12´の縫製ラインLに沿ってステッチ模様である縫い目が形成される。
この際、インストルメントパネル12´は、縫製ラインLの近傍となる部位が吸着ブロック32の面接触部52において所定の範囲Mとなるように面接触することで確実且つ高精度に位置決めされ、さらに、前記縫製ラインLから離間した部位が、位置調整され点接触した複数の位置調整ピン48によって確実に保持されているため、縫製時におけるインストルメントパネル12´のがたつき等が好適に防止される。そのため、縫製装置10によってインストルメントパネル12´における所望の縫製ラインLに確実に縫製を施すことが可能となる。
また、各吸着ブロック32の段付部54は、幅方向(矢印A1、A2方向)に開放されており、しかも、保持ブラケット64のベース部66と前記段付部54との間には空間を有しているため、図示しない作業者が複数の位置調整ピン48やロックナット78の調整等を行う際、前記吸着ブロック32の幅方向外側から空間にアクセスして行うことで、効率的に調整作業を行うことが可能となる。
以上のように、本実施の形態では、インストルメントパネル12を所定の部位に保持する複数の吸着ブロック32を備え、この吸着ブロック32は、前記インストルメントパネル12における基材20の内面20aが着座することで保持する本体部44(側壁50a、50b)を有し、この本体部44(側壁50a、50b)には、前記基材20の内面20aが面接触することで位置決め保持される面接触部52と、前記内面20aの形状に合わせて調整可能に設けられ該内面20aに対して点接触可能な複数の位置調整ピン48とを備えている。
そして、樹脂製材料からなりインストルメントパネル12を構成する基材20が成形ばらつきによって変形している場合であっても、複数の位置調整ピン48をそれぞれ基材20の内面20aに接触するように調整することで、前記インストルメントパネル12において、縫製機構18によって縫製がなされる縫製ラインL近傍を面接触部52で確実に位置決めして保持すると同時に、前記縫製ラインLから離れた部位を位置調整のなされた複数の位置調整ピン48によって確実に保持することが可能となる。
その結果、縫製装置10において縫製を行うインストルメントパネル12(基材20)に形状ばらつきが生じた場合であっても、前記インストルメントパネル12の形状に合わせて位置調整ピン48を調整して保持することで、確実且つ容易に位置決めして固定しつつがたつきを抑制することが可能となり、縫製機構18によって高精度に前記インストルメントパネル12の縫製を行うことができる。
また、縫製装置10において吸着ブロック32が縫製機構18の移動方向となる幅方向(矢印A1、A2方向)に沿って複数設けられ、前記縫製機構18の移動に伴って、前記吸着ブロック32との干渉を回避するために該吸着ブロック32を昇降用シリンダ28の駆動作用下に順次下降させ退避させている。これにより、インストルメントパネル12の縫製時において、複数の吸着ブロック32と縫製機構18との干渉を防止しつつ、各吸着ブロック32によって前記インストルメントパネル12を確実に保持してがたつきを抑制することができる。
さらに、インストルメントパネル12の縫製を行う際、該インストルメントパネル12において縫製ラインLの形成される部位を各吸着ブロック32の面接触部52に面接触させて保持することで、前記縫製ラインLの位置決めを確実且つ効果的に行うことができ、高精度な縫製を行うことが可能となる。
さらにまた、吸着ブロック32を構成する本体部44には、インストルメントパネル12を吸着して固定する吸着パッド46を備えているため、図示しない負圧供給源から供給される負圧流体によって前記インストルメントパネル12を前記本体部44側へと吸引することで、該インストルメントパネル12のがたつきを抑制しながら位置決めして固定することが可能となる。
またさらに、縫製機構18の移動方向(矢印A1、A2方向)と直交するように本体部44の収容凹部56に沿って複数の吸着パッド46を設けることで、複数の吸着パッド46による吸着作用下にインストルメントパネル12を吸着ブロック32(側壁50a、50b)に対してより強固に位置決めした状態で固定することができる。また、複数の吸着パッド46をインストルメントパネル12が着座する一方の側壁50aと他方の側壁50bとの間に配置することで、吸着パッド46の幅方向外側となる側壁50a、50bの面接触部52にインストルメントパネル12を確実に当接させ位置決めすることができる。
また、吸着ブロック32において、複数の位置調整ピン48を保持ブラケット64を介して本体部44の段付部54に設け、インストルメントパネル12側となり基材20の内面20aに臨む前記位置調整ピン48の他端に球部76を設けている。これにより、位置調整ピン48を軸方向(矢印E1、E2方向)へ移動させることで、内面20aに対して容易且つ確実に球部76を点接触させてインストルメントパネル12を保持することができる。すなわち、位置調整ピン48の他端に球部76を設けることで、基材20の内面20aに対して確実に点接触させて保持可能な構成を実現している。
さらに、複数の位置調整ピン48を、側壁50a、50bの延在方向に沿って複数設けることで、インストルメントパネル12における縫製ラインLから離れた部位を前記位置調整ピン48によって確実に保持することができる。また、位置調整ピン48を保持ブラケット64に螺合させる構成としているため、図示しない作業者が前記位置調整ピン48を螺回させて軸方向に進退させることで、容易且つ確実に前記インストルメントパネル12の内面20aに点接触させることが可能となる。
さらに、上述した縫製装置10を自動車のインストルメントパネル12に対して縫製を行う際に用い、複数の吸着ブロック32の本体部44を、前記インストルメントパネル12において車室内に露呈することがない内面20a側に当接させるように構成することで、車室内に露出するインストルメントパネル12の表面(意匠面)12aではない部分で位置決めを行うことができるため、前記表面12aに傷等が生じてしまうことが防止される。
さらにまた、縫製装置10によって基材20の表面に対して表皮材14を縫製する際、前記基材20を各吸着ブロック32の面接触部52に対して面接触させて所定の位置に位置決めした後に、前記基材20の形状に合わせて複数の位置調整ピン48を螺回させ球部76が該基材20の内面20aに点接触するように調整することで、例えば、樹脂製材料からなる基材20に成形ばらつきが生じて変形している場合であっても、調整のなされた複数の位置調整ピン48によって保持することで、縫製時における基材20(インストルメントパネル12)のがたつきを好適に抑制して高精度に縫製を行うことが可能となる。
なお、本発明に係る縫製装置及びその縫製方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…縫製装置 12、12´…インストルメントパネル
16…保持機構 18…縫製機構
20…基材 20a…内面
28…昇降用シリンダ 32…吸着ブロック
44…本体部 46…吸着パッド
48…位置調整ピン 52…面接触部
76…球部 78…ロックナット
84…縫製用ロボット

Claims (9)

  1. 被縫製ワークに対して所定の縫製ラインに沿って縫製を行う縫製装置であって、
    往復移動を繰り返すことで前記被縫製ワークに刺入又は離脱する針と、前記被縫製ワークを挟んで前記針に対向するポストベッドとを備えた縫製機構と、
    前記縫製機構を前記被縫製ワークに対して移動させる駆動機構と、
    前記被縫製ワークを所定部位に保持する保持治具と、
    を備え、
    前記保持治具は、前記被縫製ワークを着座させることで保持する着座部を有し、
    前記着座部は、前記被縫製ワークの着座面に面接触する位置決め部と、
    前記被縫製ワークの形状に合わせて調整可能に設けられ、前記位置決め部よりも小さな接触面積で前記着座面に対して接触する接触部と、
    を有する、縫製装置。
  2. 請求項1記載の縫製装置において、
    前記保持治具は、前記縫製機構の移動方向に沿って複数設けられ、
    前記縫製機構の位置に応じて、前記縫製機構と前記着座部との干渉を回避するように少なくとも一つの前記着座部を前記被縫製ワークから退避させる退避機構を備える、縫製装置。
  3. 請求項2記載の縫製装置において、
    前記被縫製ワークは、前記縫製ラインの形成される部分が前記位置決め部に面接触する、縫製装置。
  4. 請求項2又は3記載の縫製装置において、
    前記着座部は、前記被縫製ワークを吸着して固定する吸着部を備える、縫製装置。
  5. 請求項4記載の縫製装置において、
    前記吸着部は、前記縫製機構の移動方向と直交する方向に複数配置され、
    前記着座部は複数の前記吸着部を挟むように配置される、縫製装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の縫製装置において、
    前記接触部は複数のピンで構成され、前記被縫製ワーク側となる前記ピンの先端の少なくとも一部が球状に形成されて点接触する、縫製装置。
  7. 請求項6記載の縫製装置において、
    前記接触部は、前記着座部に沿って配置されると共に、前記被縫製ワークに対して接近・離間自在に前記保持治具に螺合される、縫製装置。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の縫製装置において、
    前記被縫製ワークは、自動車のインストルメントパネルであり、前記着座部は前記インストルメントパネルにおいて車室内に露呈する意匠面ではない部分に当接する、縫製装置。
  9. 往復移動することで被縫製ワークに刺入又は離脱する針と、該被縫製ワークを挟んで前記針に対向するポストベッドとを備えた縫製機構を用いて、前記被縫製ワークを所定の縫製ラインに沿って縫製する縫製方法であって、
    前記被縫製ワークを保持する保持治具は、前記被縫製ワークが着座して保持する着座部を有し、前記着座部は、前記被縫製ワークを位置決めする位置決め部と、前記被縫製ワークに点接触して保持する接触部とを有しており、
    前記被縫製ワークを前記位置決め部に面接触させて所定の位置に位置決めする工程と、
    前記被縫製ワークの形状に合わせて前記接触部が前記被縫製ワークに点接触するように調整する工程と、
    を有する、縫製方法。
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