JP2022138626A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】メータの締結部分を薄型化でき、メータの締結部分の外観性を向上させることができる鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】鞍乗り型車両は、表示部(51)を有するメータ(50)と、前記メータ(50)を固定するステー(60)とを有する鞍乗り型車両であって、前記表示部(51)の裏面に配置されたメータ締結部(56)と、前記ステー(60)の締結部であるステー締結部(64)とは、前記メータ(50)の外周側から前記メータ(50)を見る場合のメータ側面視において重なるように配置されており、前記メータ締結部(56)と前記ステー締結部(64)とは、締結体(72)により締結されている。【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
特許文献1には、鞍乗り型車両のメータの取り付け方について開示されている。特許文献1では、メータ表示部の裏面に取り付け用のボス(締結部)があり、取り付け用のボスとステーの締結部とがボルトにより締結されている。特許文献1では、それぞれの締結部が当接する当接面とメータの表面とは略平行に構成されており、ボルトは、メータの表面と直交する姿勢で締結されている。
特許第6499692号公報
一般に、取り付け強度を確保するには、ボルトは一定の長さが必要になる。このため、特許文献1に記載のように、メータの表面と直交する姿勢でボルトを締結する場合には、メータの締結部分を薄型化することは困難である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、メータの締結部分を薄型化でき、メータの締結部分の外観性を向上させることができる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
鞍乗り型車両は、表示部を有するメータと、前記メータを固定するステーとを有する鞍乗り型車両であって、前記表示部の裏面に配置されたメータ締結部と、前記ステーの締結部であるステー締結部とは、前記メータの外周側から前記メータを見る場合のメータ側面視において重なるように配置されており、前記メータ締結部と前記ステー締結部とは、締結体により締結されていることを特徴とする。
上記構成において、前記表示部と前記締結体とは略平行に配置されていてもよい。
また、上記構成において、前記メータ締結部と前記ステー締結部との間には、ブッシュが配置されていてもよい。
また、上記構成において、前記ステー締結部は、メータ幅方向に間隔をあけて複数配置されており、前記ステーは、それぞれの前記ステー締結部を接続する接続部を備え、前記接続部は前記メータに接していなくてもよい。
また、上記構成において、前記ステーは、ハンドルに固定されるハンドル固定部と、前記ハンドル固定部と前記接続部とをつなぐ延伸部とを備え、前記延伸部は前記メータに接していなくてもよい。
また、上記構成において、前記延伸部と前記ステー締結部の少なくとも一部は、前記メータ側面視において重なっていてもよい。
また、上記構成において、前記メータは、ハンドルを固定するハンドルポストの上方に配置されており、前記メータ締結部は、メータ幅方向において、前記ハンドルポストの外側に配置されていてもよい。
また、上記構成において、前記延伸部は、メータ幅方向において、前記ハンドルポストの内側に配置されていてもよい。
また、上記構成において、前記メータ締結部または前記ステー締結部と、前記ハンドルポストとの少なくとも一部は、前記メータ側面視において重なっていてもよい。
鞍乗り型車両は、表示部を有するメータと、前記メータを固定するステーとを有する鞍乗り型車両であって、前記表示部の裏面に配置されたメータ締結部と、前記ステーの締結部であるステー締結部とは、前記メータの外周側から前記メータを見る場合のメータ側面視において重なるように配置されており、前記メータ締結部と前記ステー締結部とは、締結体により締結されている。
この構成によれば、メータの締結部分を薄型化でき、メータの締結部分の外観性を向上させることができる。
上記構成において、前記表示部と前記締結体とは略平行に配置されていてもよい。
この構成によれば、メータの締結部分を薄型化でき、メータの締結部分の外観性を向上させることができる。
また、上記構成において、前記メータ締結部と前記ステー締結部との間には、ブッシュが配置されていてもよい。
この構成によれば、ステーの振動がメータに伝わり難くすることができる。
また、上記構成において、前記ステー締結部は、メータ幅方向に間隔をあけて複数配置されており、前記ステーは、それぞれの前記ステー締結部を接続する接続部を備え、前記接続部は前記メータに接していなくてもよい。
この構成によれば、ステーの振動がメータに伝わり難くすることができる。
また、上記構成において、前記ステーは、ハンドルに固定されるハンドル固定部と、前記ハンドル固定部と前記接続部とをつなぐ延伸部とを備え、前記延伸部は前記メータに接していなくてもよい。
この構成によれば、ステーの振動がメータに伝わり難くすることができる。
また、上記構成において、前記延伸部と前記ステー締結部の少なくとも一部は、前記メータ側面視において重なっていてもよい。
この構成によれば、ステーの振動がメータに伝わり難くしながら、ステーを小型化できる。
また、上記構成において、前記メータは、ハンドルを固定するハンドルポストの上方に配置されており、前記メータ締結部は、メータ幅方向において、前記ハンドルポストの外側に配置されていてもよい。
この構成によれば、メータ締結部の間隔を広く保ち安定してメータ締結部をステーに固定することができる。
また、上記構成において、前記延伸部は、メータ幅方向において、前記ハンドルポストの内側に配置されていてもよい。
この構成によれば、延伸部がステー締結部から遠くなり易くなるため、ステーの接続部の長さを長くすることができ、ステーが振動を吸収し易くできる。
また、上記構成において、前記メータ締結部または前記ステー締結部と、前記ハンドルポストとの少なくとも一部は、前記メータ側面視において重なっていてもよい。
この構成によれば、メータをハンドルポストに接近させることができ、メータの支持構造全体を小型化できる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両のヘッドライトの周辺部を示す正面図である。 ハンドルポストの周辺部を示す斜視図である。 ハンドルポストの周辺部を示す側面図である。 図4の矢印V方向に見た図である。 図5のVI-VI線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
図2は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10のヘッドライト40の周辺部を示す正面図である。
鞍乗り型車両10の前部には、ヘッドライト40が支持されている。ヘッドライト40は、ヘッドライト支持部41を介してフロントフォーク14に支持されている。フロントフォークの上端部には、左右一対のウインカー42が設けられている。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18(図1参照)に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)を備える。ステアリングシャフトの上端には、左右方向(車幅方向)に延びるトップブリッジ32が固定されている。また、ステアリングシャフトの下端には、左右方向に延びるボトムブリッジ33が固定されている。トップブリッジ32及びボトムブリッジ33には、上下方向に延びる左右一対のフォークチューブ34が支持されている。図1に示すように、フォークチューブ34は、鞍乗り型車両10に設定されるキャスター角の分だけ、上下方向(鉛直方向)に対し後方に傾斜している。
本実施形態のフォークチューブ34は、図1に示すように、上部を構成するアッパーチューブ35と、アッパーチューブ35の内側にスライド可能に嵌合するロアチューブ36と、ロアチューブ36の下端部に固定された車軸支持部材37とから構成される。車軸支持部材37には車軸13aが支持される。ロアチューブ36は、フォークチューブ34の下部を構成する。
ステアリングシャフト(不図示)と、トップブリッジ32と、ボトムブリッジ33と、左右一対のフォークチューブ34とにより、本実施形態のフロントフォーク14が構成される。
図3は、ハンドルポスト38の周辺部を示す斜視図である。図4は、ハンドルポスト38の周辺部を示す側面図である。図5は、図4の矢印V方向に見た図である。
フロントフォーク14のトップブリッジ32は、トップブリッジ本体32Aを有する。トップブリッジ本体32Aは、左右方向に延びている。トップブリッジ本体32Aの左右両端には、Cリング状のチューブ固定部32Bが形成されている。チューブ固定部32Bには、左右それぞれのフォークチューブ34が挿入される。フォークチューブ34は、チューブ固定部32Bが図示しないボルトで締め付けられることにより、チューブ固定部32Bに固定される。
トップブリッジ本体32Aの左右方向中央部には、左右一対のハンドルポスト38(図2等参照)が設けられている。ハンドルポスト38は、トップブリッジ本体32Aに設けられたポスト本体部38Aと、ポスト本体部38Aの上方に固定されるクランパ(ハンドルクランパ)38Bとを備える。
ポスト本体部38Aは、トップブリッジ本体32Aから後上方に突出する柱状に形成されている。ポスト本体部38Aの後上部には、側面視で、半円筒状に凹んだハンドル装着凹部38A1が形成されている。ハンドル装着凹部38A1の前後には、前下方に延びる締結孔38A2が形成されている。締結孔38A2は、ポスト本体部38Aの突出する方向に沿って延びている。
ポスト本体部38Aの上方には、クランパ38Bが固定される。クランパ38Bは、前上方から見た場合には(図5参照)、逆U字状に形成された外観形状をしている。また、クランパ38Bは、側面から見た場合には(図4参照)、ポスト本体部38Aから後上方に膨出する半円形状に形成されている。
図4に示すように、クランパ38Bの下部には、上方に凹んだ半円筒状のハンドル装着凹部38B1が形成されている。ハンドル装着凹部38B1は、ポスト本体部38Aのハンドル装着凹部38A1と一体の円筒形状を成す。ハンドル装着凹部38B1の前後には、ポスト本体部38Aの締結孔38A2に対応して、挿通孔38B2が形成されている。挿通孔38B2には、ボルト71が挿通され、ポスト本体部38Aの締結孔38A2にボルト71が締結される。これにより、ハンドル装着凹部38A1とハンドル装着凹部38B1に配置されたハンドル21が、ポスト本体部38Aとクランパ38Bで挟持されてハンドルポスト38に固定される。
ハンドルポスト38の上方には、メータディスプレイ(メータ)50が配置される。
メータディスプレイ50は、いわゆる、タブレット型の情報表示端末であり、情報画像を表示する表示画面(表示部)51を有する。本実施形態では、乗員としての運転者側から表示画面51を見る方向、すなわち、メータディスプレイ50の正面視では、メータディスプレイ50は左右方向に延びる矩形状に形成されている。表示画面51は、平皿状の背面カバー52で支持される。すなわち、表示画面51の裏面は、平皿状の背面カバー52で覆われる。背面カバー52と表示画面51との間には、メータディスプレイ50の不図示の制御装置が収容されている。制御装置は、データを処理して表示画面51に画像を表示する。表示画面51には、エンジン回転数や車速などが表示される。表示画面51の法線方向N(図4参照)が、メータディスプレイ50の厚み方向に対応する。メータディスプレイ50の厚み方向が、メータディスプレイ50の薄さに対応する。メータディスプレイ50は、いわゆる、薄型である。
メータディスプレイ50は、図示しないECUに接続され、ECUと無線通信をしてECUにより制御される。ECUは、Electronic Control Unitの略語である。なお、メータディスプレイ50とECUとは、無線通信に代えてケーブルを介して接続されてもよく、メータディスプレイ50とECUとが有線通信をしてECUにより制御されてもよい。
表示画面51の裏面に対応する背面カバー52には、メータ締結部56が支持されている。メータ締結部56は、メータステー(ステー)60に締結される。
メータ締結部56は、メータディスプレイ50の表示画面51に平行に延びる柱状に形成されている。本実施の形態では、メータ締結部56は、メータディスプレイ50の正面視で、前後方向(ないし上下方向)に延びている。メータ締結部56は、軸状の締結体72により、メータステー60に締結可能に構成される。締結体72は、例えば、ボルトである。締結体72は、メータディスプレイ50の表示画面51に平行に配置される。ここで、本実施形態では、平行とは、誤差も含んだ意味で使用する。すなわち、本実施形態の平行は、平行とみなさせる程度に誤差で傾斜している状態も含む意味で使用する。
また、メータ締結部56は、メータディスプレイ50の表示画面51に平行に延びる柱状に代えて、メータディスプレイ50の表示画面51に略平行に延びる柱状に形成されてもよい。ここで、本実施形態では、略平行とは、平行を含み、平行の状態から傾斜し、その傾斜角度が30度以下の状態を含む意味で使用する。なお、本実施形態の締結体72は、表示画面51に平行に配置されるため、表示画面51に略平行に配置されているともいえる。
これらにより、メータ締結部56では、メータディスプレイ50の裏面に沿った方向に締結体72が延びた状態で配置される。このため、締結体72が長い場合であっても、メータディスプレイ50とメータステー60との締結部分を法線方向Nに突出し難くできる。したがって、取り付け強度を確保し易くした状態で、メータ締結部56を含んだメータディスプレイ50の全体を薄型化し易い。よって、メータディスプレイ50の外観性を向上させ易く、メータディスプレイ50を備える鞍乗り型車両10の外観性を向上させ易くなっている。
本実施形態では、図5に示すように、メータ締結部56は、左右方向(車幅方向、メータ幅方向)に一対設けられる。各メータ締結部56は、左右方向において、ハンドルポスト38の中央38Cよりも外側に配置される。メータ締結部56では、メータディスプレイ50の表示画面51に平行に延びる三角柱状に形成されている。メータ締結部56は、締結体72の軸線視(図5参照)では、背面カバー52からハンドル21側に突出した形状である。メータ締結部56は、車両側面視(図4参照)では、ハンドルポスト38のクランパ38Bと重複する。メータ締結部56は、ハンドル21に近づくほどハンドルポスト38から離間するように傾斜した傾斜面56Aを備える。傾斜面56Aを有することにより、メータ締結部56をハンドルポスト38に左右方向で近接させながらも、ハンドルポスト38から離間させることができる。メータ締結部56には、三角形状の突出端に対応して、締結体72が挿通される孔(不図示)が形成されている。
メータ締結部56には、メータステー60が締結される。
図3~図5に示すように、本実施形態では、メータステー60は左右対称に形成される。メータステー60は、ハンドル21に固定されるハンドル固定部61を備える。ハンドル固定部61は、左右方向に延びる円筒状に形成されている。ハンドル固定部61は、左側のハンドルポスト38と右側のハンドルポスト38との間に配置される。ハンドル固定部61は、ハンドル21が挿通された状態でハンドル21と共にハンドルポスト38に固定される。ただし、ハンドル固定部61は一体の円筒状でなくてもよく、例えば、ポスト本体部38Aとクランパ38Bとのように、半円筒状の二分割構造として、この二分割構造を締め付けることにより、ハンドル21に取り付ける構成でもよい。また、ハンドル固定部61が、チューブ固定部32Bのように、断面Cリング状にして締め付ける構造により、ハンドル21に固定してもよい。
ハンドル固定部61は、ハンドル21を中心として回動可能に構成され、ハンドル21からの摩擦力に抗して回動可能に構成される。すなわち、メータステー60はハンドル21の軸回りに対する回動角度が、摩擦力で保持される構成である。メータステー60の回動角度を調整することにより、メータディスプレイ50の傾斜角度を乗員である運転者に応じて調整可能である。なお、ハンドル固定部61は、左右のハンドルポスト38から摩擦力を受けて回動角度が調整される構成でもよい。
図6は、図5のVI-VI線断面図である。図6では、メータディスプレイ50とメータステー60との断面を示す。
ハンドル固定部61の外周面には、ハンドル固定部61から外周側に延伸する左右一対の延伸部62が形成されている。延伸部62は、左側のハンドルポスト38と右側のハンドルポスト38との間(内側)に配置される。延伸部62は、ハンドル固定部61の円筒面の接線方向に延伸する基部62Aと、基部62Aに対して屈曲して前方に延伸する先端部62Bとを有する。メータステー60の延伸部62は、メータディスプレイ50から離間している(図4参照)。メータステー60の延伸部62は、メータディスプレイ50から離間しているため、メータステー60の振動がメータディスプレイ50に伝わり難くすることができる。
特に、メータステー60のハンドル固定部61には、フロントフォーク14などを介して走行時の振動が伝わるが、本実施形態のメータステー60では、振動源としての車体フレーム11に近い延伸部62が、メータディスプレイ50に接していない構成となっている。よって、メータステー60で走行時の振動が伝達される際に振動が吸収され易くなっており、メータステー60の振動がメータディスプレイ50に伝わり難くすることができる。
延伸部62の先端部62Bには、接続部63が形成されている。本実施形態の接続部63は、概観が、角型枠状で逆U字状に形成されている。具体的には、接続部63は、左右方向に延びるセンター接続部63Aを有する。センター接続部63Aは、その左右幅(左右方向の長さ)が、左右のハンドルポスト38よりも左右方向外側に大きく形成されている。センター接続部63Aの左右方向外端には、後下方に延びるサイド接続部63Bが形成されている。センター接続部63Aとサイド接続部63Bとにより、本実施形態の接続部63が構成される。
サイド接続部63Bの先端には、円筒状のステー締結部64が接続部63に一体に形成されている。ステー締結部64は、図4、図5に示す側面視(メータディスプレイ50の左右方向の外周側から見る場合のメータ側面視)において、延伸部62の少なくとも一部と重なる。よって、延伸部62を有するメータステー60において、延伸部62が延びる延伸方向側にステー締結部64が位置することを抑制できてメータステー60を小型化できる。
詳細には、本実施形態のサイド接続部63Bは、側面視において、延伸部62の先端部62Bと同様の傾斜で平行に延びている。サイド接続部63Bは、延伸部62の先端部62Bよりも短く形成されている。ステー締結部64は、サイド接続部63Bの延長方向に延びている。ステー締結部64の内周面には、ねじ溝が形成されている。ステー締結部64は、サイド接続部63Bに対して下方に膨出した状態で接続されており、サイド接続部63Bがステー締結部64に対して上方に偏心するように接続されている。ステー締結部64は、図4や図5に示す側面視において、延伸部62の基部62Aおよび先端部62Bと重なる。
接続部63およびステー締結部64と、メータディスプレイ50との間には、隙間Sが形成されている。ここで、ステー締結部64は、左右方向(メータ幅方向)に間隔をあけて二つ(複数)配置されており、左右のステー締結部64を接続する接続部63は、メータディスプレイ50に接していない。よって、長くなり易い接続部63がメータステー60に接していないため、メータステー60の振動がメータディスプレイ50に伝わり難くすることができる。
ステー締結部64の先端(自由端)に対向して、メータディスプレイ50のメータ締結部56が配置される。メータ締結部56と、ステー締結部64とは、締結体72の軸線に沿って延びる仮想線L1(図4参照)上に並んでいる。メータ締結部56には、締結体72が挿通される。締結体72は、後方からメータ締結部56に挿通され、ステー締結部64に締結される。メータ締結部56と、ステー締結部64とは、メータディスプレイ50の上方側の外周側の側面からメータディスプレイ50を見る場合のメータ側面視、すなわち、本実施形態の締結体72の軸線視(図5参照)において、重なる。
よって、メータディスプレイ50とメータステー60との締結部分に対応するメータ締結部56とステー締結部64とを法線方向Nに突出し難くできる。したがって、締結体72を長くして取り付け強度を確保し易くした状態で、メータ締結部56を含んだメータディスプレイ50の締結部分56、64、72を薄型化でき、メータディスプレイ50の締結部分56、64、72の外観性を向上させることができる。また、メータディスプレイ50を備える鞍乗り型車両10の外観性を向上させることができる。
特に、本実施の形態では、表示画面51と締結体72とは平行に配置されている。よって、さらに、メータディスプレイ50の締結部分56、64、72を薄型化等できる。
メータ締結部56とステー締結部64との間には、ブッシュ70が配置されている。本実施形態のブッシュ70は、ステー締結部64の断面形状に対応する形状に形成されている。メータ締結部56とステー締結部64との間に、ブッシュ70が配置されるため、メータステー60の振動がメータディスプレイ50に伝わり難くすることができる。
また、本実施の形態では、メータディスプレイ50は、ハンドル21を固定するハンドルポスト38の上方に配置されており、メータ締結部56は、左右方向において、ハンドルポスト38の外側に配置されている。よって、メータ締結部56の間隔を広く保ち安定してメータ締結部56をメータステー60に固定することができる。
また、ステー締結部64は、左右方向において、ハンドルポスト38の外側に配置されるのに対して、ハンドル固定部61に接続される延伸部62は、左側のハンドルポスト38と右側のハンドルポスト38との内側に配置されている。よって、延伸部62がステー締結部64から遠くなり易くなるため、メータステー60の接続部63の長さを長くすることができ、振動の伝達経路が長くなるため、メータステー60が振動を吸収し易くできる。
図6に示すように、メータ締結部56とステー締結部64と、ハンドルポスト38のクランパ38Bは、図4に示す側面視において重なる。よって、メータディスプレイ50をハンドルポスト38に接近させることができ、メータディスプレイ50の支持構造全体、すなわち、メータディスプレイ50、メータディスプレイ50を支持するメータステー60、および、メータステー60をハンドル21を介して支持するハンドルポスト38を、小型化できる。
なお、メータステー60には、メータステー60が回動した場合にハンドルポスト38と接触しないように、ハンドルポスト38が進入可能な開口60A(図3参照)が形成されているともいえる。開口60Aは、延伸部62、接続部63、ステー締結部64、メータ締結部56の囲み形状による左右一対のU字状の囲み形状が対応する。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態の鞍乗り型車両10によれば、表示画面51を有するメータディスプレイ50と、メータディスプレイ50を固定するメータステー60とを有する鞍乗り型車両であって、表示画面51の裏面に配置されたメータ締結部56と、メータステー60の締結部であるステー締結部64とは、メータディスプレイ50の外周側からメータディスプレイ50を見る場合のメータ側面視、すなわち、本実施形態における車両側面視又は締結体72の軸線視において、重なるように配置されており、メータ締結部56とステー締結部64とは、締結体72により締結されている。
この構成によれば、メータディスプレイ50の締結部分56、64、72を薄型化でき、メータディスプレイ50の締結部分56、64、72の外観性を向上させることができる。
本実施の形態では、表示画面51と締結体72とは略平行に配置されている。
この構成によれば、メータディスプレイ50の締結部分56、64、72を薄型化でき、鞍乗り型車両10の外観性を向上させることができ、メータディスプレイ50の締結部分56、64、72の外観性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、メータ締結部56とステー締結部64との間には、ブッシュ70が配置されている。
この構成によれば、メータステー60の振動がメータディスプレイ50に伝わり難くすることができる。
また、本実施の形態では、ステー締結部64は、左右方向に間隔をあけて二つ配置されており、メータステー60は、それぞれのステー締結部64を接続する接続部63を備え、接続部63はメータディスプレイ50に接していない。
この構成によれば、メータステー60の振動がメータディスプレイ50に伝わり難くすることができる。
また、本実施の形態では、メータステー60は、ハンドル21に固定されるハンドル固定部61と、ハンドル固定部61と接続部63とをつなぐ延伸部62とを備え、延伸部62はメータディスプレイ50に接していない。
この構成によれば、メータステー60の振動がメータディスプレイ50に伝わり難くすることができる。
また、本実施の形態では、延伸部62とステー締結部64の少なくとも一部は、車両側面視又は締結体72の軸線視において重なる。
この構成によれば、メータステー60の振動がメータディスプレイ50に伝わり難くしながら、メータステー60を小型化できる。
また、本実施の形態では、メータディスプレイ50は、ハンドル21を固定するハンドルポスト38の上方に配置されており、メータ締結部56は、左右方向において、ハンドルポスト38の外側に配置されている。
この構成によれば、メータ締結部56の間隔を広く保ち安定してメータ締結部56をメータステー60に固定することができる。
また、本実施の形態では、延伸部62は、左右方向において、ハンドルポスト38の内側に配置されている。
この構成によれば、延伸部62がステー締結部64から遠くなり易くなるため、メータステー60の接続部63の長さを長くすることができ、メータステー60が振動を吸収し易くできる。
また、本実施の形態では、メータ締結部56またはステー締結部64と、ハンドルポスト38との少なくとも一部は、車両側面視又は締結体72の軸線視において重なる。
この構成によれば、メータディスプレイ50をハンドルポスト38に接近させることができ、メータディスプレイ50の支持構造全体50、60、38を、小型化できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、表示画面51が平面状の構成を例示したが、表示画面51が湾曲している、いわゆる、湾曲ディスプレイでもよい。
上記実施の形態では、メータ締結部56とステー締結部64とは、前後方向に延びる構成を例示したが、メータ締結部56とステー締結部64とが、例えば、左右方向に延びる構成でもよく、表示画面51に略平行に延びていればよい。
上記実施の形態では、左右方向において、メータステー60の延伸部62が、ハンドルポスト38の内側に配置され、メータ締結部56とステー締結部64とが、ハンドルポスト38の外側に配置される構成を説明した。しかし、これに代えて、左右方向において、メータステー60の延伸部62が、ハンドルポスト38の外側に配置され、メータ締結部56とステー締結部64とが、ハンドルポスト38の内側に配置される構成でもよい。
上記実施の形態では、メータ締結部56とステー締結部64とは、ステー締結部64にねじ溝が形成され、締結体72をメータ締結部56側から挿通する構成を説明したが、これに代えて、メータ締結部56にねじ溝が形成され、締結体72をステー締結部64側から挿通する構成でもよい。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
21 ハンドル
38 ハンドルポスト
50 メータディスプレイ(メータ)
51 表示画面(表示部)
56 メータ締結部
60 メータステー(ステー)
61 ハンドル固定部
62 延伸部
63 接続部
64 ステー締結部
70 ブッシュ
72 締結体

Claims (9)

  1. 表示部(51)を有するメータ(50)と、前記メータ(50)を固定するステー(60)とを有する鞍乗り型車両であって、
    前記表示部(51)の裏面に配置されたメータ締結部(56)と、前記ステー(60)の締結部であるステー締結部(64)とは、前記メータ(50)の外周側から前記メータ(50)を見る場合のメータ側面視において重なるように配置されており、前記メータ締結部(56)と前記ステー締結部(64)とは、締結体(72)により締結されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記表示部(51)と前記締結体(72)とは略平行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記メータ締結部(56)と前記ステー締結部(64)との間には、ブッシュ(70)が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記ステー締結部(64)は、メータ幅方向に間隔をあけて複数配置されており、前記ステー(60)は、それぞれの前記ステー締結部(64)を接続する接続部(63)を備え、前記接続部(63)は前記メータ(50)に接していないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記ステー(60)は、ハンドル(21)に固定されるハンドル固定部(61)と、前記ハンドル固定部(61)と前記接続部(63)とをつなぐ延伸部(62)とを備え、前記延伸部(62)は前記メータ(50)に接していないことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記延伸部(62)と前記ステー締結部(64)の少なくとも一部は、前記メータ側面視において重なることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記メータ(50)は、ハンドル(21)を固定するハンドルポスト(38)の上方に配置されており、前記メータ締結部(56)は、メータ幅方向において、前記ハンドルポスト(38)の外側に配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記延伸部(62)は、メータ幅方向において、前記ハンドルポスト(38)の内側に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記メータ締結部(56)または前記ステー締結部(64)と、前記ハンドルポスト(38)との少なくとも一部は、前記メータ側面視において重なることを特徴とする請求項7又は8に記載の鞍乗り型車両。
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