JP2022138454A - 音出力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リモコンと携帯端末との通信を制御できる音出力制御装置を提供する。
【解決手段】音出力制御装置1は、浴室内に設けられ、給湯器の運転状態を設定可能なリモコン10と、リモコン10と携帯端末との接続を可能とする接続条件が記憶されている接続条件記憶部20と、リモコン10と携帯端末との接続を中止する切断条件が記憶されている切断条件記憶部30と、接続条件を具備した場合に、リモコン10を携帯端末と接続させる接続部28と、リモコン10と携帯端末との接続中において、携帯端末から音データを取得する音データ取得部40と、切断条件を具備したか否かを判定する切断条件判定部35と、切断条件を具備したと判定された場合に、リモコン10と携帯端末との接続を中止する切断部29と、音データ取得部40により取得された音データに基づく音を出力するスピーカ50と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】音出力制御装置1は、浴室内に設けられ、給湯器の運転状態を設定可能なリモコン10と、リモコン10と携帯端末との接続を可能とする接続条件が記憶されている接続条件記憶部20と、リモコン10と携帯端末との接続を中止する切断条件が記憶されている切断条件記憶部30と、接続条件を具備した場合に、リモコン10を携帯端末と接続させる接続部28と、リモコン10と携帯端末との接続中において、携帯端末から音データを取得する音データ取得部40と、切断条件を具備したか否かを判定する切断条件判定部35と、切断条件を具備したと判定された場合に、リモコン10と携帯端末との接続を中止する切断部29と、音データ取得部40により取得された音データに基づく音を出力するスピーカ50と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、携帯端末と当該携帯端末からの音データを音として出力する浴室内に設けられるリモコンとの接続を制御する音出力制御装置に関する。
従来、住宅において、互いに通信ケーブルを介して接続される給湯器と、当該給湯器を遠隔操作可能なリモコンとを有する住宅設備システムが利用されている。一方、住宅内において、携帯端末と例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を利用して携帯端末に記憶された音データを再生するスピーカが普及している。このような携帯端末とスピーカとの接続に関する技術として例えば下記に出典を示す特許文献1に記載のものがある。
特許文献1には、端末デバイスと外部接続デバイスとの接続及び接続解除に係る処理について記載されている。特許文献1に記載の技術では、ユーザの利便性を向上させるために、端末デバイスが外部接続デバイスに近づくと、端末デバイスが自動的に外部接続デバイスに接続し、端末デバイスが外部接続デバイスから遠く離れると、端末デバイスが自動的に外部接続デバイスとの接続を解除するように構成されている。
また、このような無線通信による接続は、例えば自動車に搭載されるオーディオシステムでも見られる。具体的には、自動車に搭載されるオーディオシステムでは、Bluetoothにより携帯端末から音楽データを取得し、スピーカで音として出力される。
特許文献1に記載の端末デバイスや上述したオーディオシステムでは、近くに外部接続デバイスや携帯端末があれば自動的に接続され、遠く離れれば接続が解除される。また、特許文献1に記載の端末デバイスや上述したオーディオシステムは、給電が中止されることによっても、接続が解除されるように構成される。しかしながら、浴室に備えられたスピーカから音を出す構成を考えた場合、脱衣室に入っただけで利用者が意図せずに勝手に音が出力されることから改良の余地がある。また、浴室のリモコンは常時、給電されていることから給電中止による携帯端末との接続の解除についても改良の余地がある。
そこで、浴室に設けられるリモコンと携帯端末との通信を適切に制御することが可能な音出力制御装置が求められる。
本発明に係る音出力制御装置の特徴構成は、浴室内に設けられ、給湯器の運転状態を設定可能なリモコンと、前記リモコンに対する近距離無線通信による携帯端末の接続を可能とする接続条件が予め記憶されている接続条件記憶部と、前記リモコンに対する前記近距離無線通信による前記携帯端末の接続を中止する切断条件が予め記憶されている切断条件記憶部と、前記近距離無線通信により前記リモコンが前記携帯端末と接続されていない場合に、前記接続条件を具備したか否かを判定する接続条件判定部と、前記接続条件判定部により前記接続条件を具備したと判定された場合に、前記近距離無線通信により前記リモコンを前記携帯端末と接続させる接続部と、前記リモコンと前記携帯端末との接続中において、前記携帯端末から音データを取得する音データ取得部と、前記近距離無線通信により前記リモコンが前記携帯端末と接続されている場合に、前記切断条件を具備したか否かを判定する切断条件判定部と、前記切断条件判定部により前記切断条件を具備したと判定された場合に、前記近距離無線通信による前記リモコンと前記携帯端末との接続を中止する切断部と、前記リモコンに設けられ、前記音データ取得部により取得された前記音データに基づく音を出力するスピーカと、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、予め記憶された接続条件を具備した場合に浴室内に設けられるリモコンと携帯端末を接続して取得した音データに係る音をスピーカから出力し、予め記憶された切断条件を具備した場合に浴室内に設けられるリモコンと携帯端末との接続を中止してスピーカからの音の出力を終了することが可能となる。このように本音出力制御装置によれば、浴室に設けられるリモコンと携帯端末との通信を適切に制御することが可能となる。
また、前記接続条件記憶部は、前記接続条件として、前記浴室内の浴槽に利用者が入っていることを条件とする第1接続条件、前記浴室に利用者が入室していることを条件とする第2接続条件、前記リモコンで予め設定された操作が行われたことを条件とする第3接続条件、及び前記携帯端末が前記リモコンの通信圏内に入ったことを条件とする第4接続条件のうち少なくとも2つの接続条件を記憶し、前記接続条件判定部が判定に用いる接続条件として、前記少なくとも2つの接続条件のうち、少なくともいずれか一つを設定する接続条件設定部を備えると好適である。
このような構成とすれば、利用者が自分自身の好みの接続条件を設定することができるので、利用者自身の状態に応じてスピーカから音を出力することが可能となる。
あるいは、前記接続条件記憶部は、前記接続条件として、前記浴室内の浴槽に利用者が入っていることを条件とする第1接続条件、前記浴室に利用者が入室していることを条件とする第2接続条件、及び前記リモコンで予め設定された操作が行われたことを条件とする第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つと、前記携帯端末が前記リモコンの通信圏内に入ったことを条件とする第4接続条件とを記憶し、前記接続条件判定部が判定に用いる接続条件として、前記第1接続条件、前記第2接続条件、及び前記第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つと、前記第4接続条件とを設定する接続条件設定部を備えるように構成しても良い。
このような構成とすれば、携帯端末がリモコンの通信圏内に入ったことを必須条件としつつ、利用者が自分自身の好みの接続条件を設定することができる。したがって、利用者自身の状態に応じてスピーカから音を出力することが可能となる。
また、前記浴槽に前記利用者が入っていることを検知する入浴検知センサと、前記浴室に前記利用者が入室していることを検知する人感センサと、前記浴室外に設けられ、前記運転状態を設定可能な浴室外リモコンと、前記接続条件として前記第4接続条件が設定されている状態で、前記リモコンが前記携帯端末と接続されたときに、前記入浴検知センサ及び前記人感センサがオフ状態である場合に、前記携帯端末及び前記浴室外リモコンに前記リモコンと前記携帯端末とが接続されていることを報知させる報知部と、を更に備えると好適である。
このような構成とすれば、携帯端末がリモコンの通信圏内に入ったことを接続条件として接続された状態において、入浴検知センサ及び人感センサがオフ状態である場合に、携帯端末及び浴室外リモコンにリモコンと携帯端末とが接続されていることを報知させることにより、人が浴室に入っておらず、且つ、入浴もしていない状態でリモコンと携帯端末とが不必要に接続されてしまっていることを利用者に知らしめることができる。したがって、利用者に意図しない接続を気付かせることが可能となる。
また、前記浴槽に前記利用者が入っていることを検知する入浴検知センサと、前記携帯端末を示す携帯端末情報と当該携帯端末の利用者を示す利用者情報とが関連付けて記憶されている情報記憶部と、前記接続条件として前記第1接続条件が設定されている場合に、前記入浴検知センサの検知結果に基づいて、前記浴槽に入っている前記利用者を推定する利用者推定部と、前記利用者推定部により推定された前記利用者を示す前記利用者情報に関連付けされた前記携帯端末情報を前記情報記憶部から取得する情報取得部と、前記情報取得部により取得された前記携帯端末情報に基づいて前記リモコンの通信圏内にある携帯端末が前記推定された前記利用者の携帯端末であるか否かを判定する携帯端末判定部と、を更に備え、前記接続部は、前記リモコンの通信圏内にある携帯端末が、前記推定された前記利用者の携帯端末である場合に前記リモコンと接続すると好適である。
このような構成とすれば、リモコンの通信圏内に携帯端末がある場合において、当該携帯端末が浴槽に入っている利用者の携帯端末である場合にリモコンに接続させることができる。したがって、浴槽に入っている利用者の好みの音をスピーカから出力することが可能となる。
また、前記切断条件記憶部は、前記切断条件として、前記浴室内の浴槽から利用者が出たことを条件とする第1切断条件、前記浴室から利用者が退室したことを条件とする第2切断条件、前記リモコンで予め設定された操作が行われたことを条件とする第3切断条件、及び前記携帯端末が前記リモコンの通信圏外に出たことを条件とする第4切断条件のうち少なくとも2つの切断条件を記憶し、前記切断条件判定部が判定に用いる切断条件として、前記少なくとも2つの切断条件のうち、少なくともいずれか一つを設定する切断条件設定部を備え、前記切断部は、前記切断条件として、前記第1切断条件、前記第2切断条件、及び前記第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つが設定されている場合であっても、前記携帯端末が前記リモコンの通信圏外に出た場合には前記接続を中止すると好適である。
このような構成とすれば、利用者が自分自身の好みの切断条件を設定することができるので、利用者自身の状態に応じてスピーカから音を終了させることが可能となる。
あるいは、前記切断条件記憶部は、前記切断条件として、前記浴室内の浴槽から利用者が出たことを条件とする第1切断条件、前記浴室から利用者が退室したことを条件とする第2切断条件、及び前記リモコンで予め設定された操作が行われたことを条件とする第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つを記憶し、前記切断条件判定部が判定に用いる切断条件として、前記第1切断条件、前記第2切断条件、及び前記第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つを設定する切断条件設定部を備え、前記切断部は、前記切断条件として、前記第1切断条件、前記第2切断条件、及び前記第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つが設定されている場合であっても、前記携帯端末が前記リモコンの通信圏外に出た場合には前記接続を中止するように構成しても良い。
このような構成とすれば、利用者が自分自身の好みの切断条件を設定しつつ、携帯端末がリモコンの通信圏外に出た場合には、スピーカからの音の出力を終了させることが可能となる。したがって、浴室内で所定の切断条件を具備した場合にスピーカからの音の出力を終了することができると共に、携帯端末がリモコンの通信圏外に出た場合にもスピーカからの音の出力を終了することが可能となる。
本発明に係る音出力制御装置は、浴室内のリモコンが備えるスピーカから携帯端末から取得した音データに係る音を出力することができるように構成される。以下、本実施形態の音出力制御装置1について説明する。
図1は、本実施形態の音出力制御装置1が利用される浴室2を示した図である。図2は、音出力制御装置1の構成を模式的に示したブロック図である。図2に示されるように、音出力制御装置1は、リモコン10、接続条件記憶部20、接続条件設定部23、接続条件判定部25、接続部28、切断条件記憶部30、切断条件設定部33、切断条件判定部35、音データ取得部40、切断部29、スピーカ50、報知部55、情報記憶部60、利用者推定部61、情報取得部62、携帯端末判定部63、入浴検知センサ71、人感センサ72、浴室外リモコン73を備えて構成され、各機能部は、音データに基づく音の出力に係る処理を行うために、CPUを中核部材としてハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。
図1に示されるようにリモコン10は、浴室2内に設けられ、給湯器4の給湯温度(「運転状態」の一例)を設定可能である。図3には、リモコン10の一例が示される。図3に示されるように、リモコン10には、表示画面11、スイッチ12、スピーカ50、人感センサ72(後述する)が設けられる。表示画面11には、浴室2の外(住宅外)に設けられる給湯器4により給湯される湯の温度(給湯温度)、浴槽3に貯留する湯の温度、現在時刻を示す情報が表示される。また、スイッチ12として、例えば給湯器4による給湯を行う際に操作する運転スイッチ12A、浴槽3に貯湯させるお湯はりスイッチ12B、浴室2外の人を呼び出す呼び出しスイッチ12C、リモコン10で給湯温度を変更する際に押下する優先スイッチ12D、表示画面11にメニュー表示を行うメニュースイッチ12E、ふろ温度設定スイッチ12Fが設けられる。例えば、優先スイッチ12Dを押下し、ふろ温度設定スイッチ12Fを操作することでリモコン10により給湯器4の給湯温度を設定することが可能となる。
図2に戻り、接続条件記憶部20には、リモコン10に対する近距離無線通信による携帯端末100の接続を可能とする接続条件が予め記憶されている。近距離無線通信とは、所定の距離内において行われる無線通信である。このような近距離無線通信としては、具体的には例えばBluetooth(登録商標)や、Wi-Fi(登録商標)が挙げられる。携帯端末100とは、スマートフォンやタブレットPC等が相当する。本実施形態では、リモコン10は携帯端末100と近距離無線通信により接続可能であって、この接続は予め記憶された接続条件を具備した場合に可能となる。
本実施形態では、接続条件記憶部20には、接続条件として、第1接続条件、第2接続条件、第3接続条件、及び第4接続条件のうち少なくとも2つの接続条件が記憶されている。第1接続条件は、浴室2内の浴槽3に利用者が入っていることを条件とするものであり、第2接続条件は、浴室2に利用者が入室していることを条件とするものであり、第3接続条件は、リモコン10で予め設定された操作が行われたことを条件とするものであり、第4接続条件は、携帯端末100がリモコン10の通信圏内に入ったことを条件とするものである。本実施形態では、接続条件記憶部20には第1接続条件、第2接続条件、第3接続条件、及び第4接続条件の4つの接続条件が記憶されている。接続条件記憶部20には、上記第1接続条件、第2接続条件、第3接続条件、及び第4接続条件以外にも接続条件を記憶しておいても良い。
第1接続条件に係る、浴室2内の浴槽3に利用者が入っていることとは、利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっている状態であることを意味する。第2接続条件に係る、浴室2に利用者が入室していることとは、利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっている状態だけでなく、利用者が洗い場にいる状態も含まれることを意味する。第3接続条件に係る、リモコン10で予め設定された操作が行われたこととは、携帯端末100との接続の意図がある場合に操作するように予め設定された操作が行われたことを意味する。第4接続条件に係る、携帯端末100がリモコン10の通信圏内に入ったこととは、リモコン10から近距離無線通信を行うことが可能な範囲内に携帯端末100が存在していることを意味する。
切断条件記憶部30には、リモコン10に対する近距離無線通信による携帯端末100の接続を中止する切断条件が予め記憶されている。リモコン10に対する近距離無線通信による携帯端末100の接続を中止するとは、近距離無線通信により接続されたリモコン10と携帯端末100との接続を終了することをいう。したがって、切断条件記憶部30には、近距離無線通信により接続されたリモコン10と携帯端末100との接続を終了する切断条件が予め記憶されている。
本実施形態では、切断条件記憶部30には、切断条件として、第1切断条件、第2切断条件、第3切断条件、及び第4切断条件のうち少なくとも2つの切断条件が記憶されている。第1切断条件は、浴室2内の浴槽3から利用者が出たことを条件とするものであり、第2切断条件は、浴室2から利用者が退室したことを条件とするものであり、第3切断条件は、リモコン10で予め設定された操作が行われたことを条件とするものであり、第4切断条件は、携帯端末100がリモコン10の通信圏外に出たことを条件とするものである。本実施形態では、切断条件記憶部30には第1切断条件、第2切断条件、第3切断条件、及び第4切断条件の4つの切断条件が記憶されている。
第1切断条件に係る、浴室2内の浴槽3から利用者が出たこととは、浴槽3に貯湯された湯に浸かっていた利用者が浴槽3から出た状態であることを意味する。第2切断条件に係る、浴室2から利用者が退室したこととは、利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっている状態でも、利用者が洗い場にいる状態でもないことを意味する。第3切断条件に係る、リモコン10で予め設定された操作が行われたこととは、携帯端末100との接続を終了する意図がある場合に操作するように予め設定された操作が行われたことを意味する。第4切断条件に係る、携帯端末100がリモコン10の通信圏外に出たこととは、リモコン10から近距離無線通信を行うことが可能な範囲外に携帯端末100が存在していることを意味する。
接続条件設定部23は、接続条件判定部25が判定に用いる接続条件として、少なくとも2つの接続条件(本実施形態では4つの接続条件)のうち、少なくともいずれか一つを設定する。接続条件判定部25は、近距離無線通信によりリモコン10が携帯端末100と接続されていない場合に、接続条件を具備したか否かを判定する。近距離無線通信によりリモコン10が携帯端末100と接続されていない場合とは、リモコン10が携帯端末100と近距離無線通信により情報の伝達が行えていない状態である。接続条件とは、上述した接続条件記憶部20に予め記憶されている接続条件である。ここで、本実施形態では、接続条件記憶部20には、接続条件として上述した4つの接続条件が記憶されている。接続条件設定部23は、この4つの接続条件のうち、少なくとも一つを接続条件判定部25が判定に用いる接続条件として設定する。このような接続条件の設定は、例えば利用者がリモコン10を用いて設定することも可能である。また、4つの接続条件のうちの一つを予め設定しておき、携帯端末100がリモコン10と接続された際に、携帯端末100を用いて変更することも可能である。
したがって、接続条件判定部25は、近距離無線通信によりリモコン10が携帯端末100と接続されていない場合に、接続条件設定部23により設定された接続条件を具備したか否かを判定する。すなわち、第1接続条件が接続条件として設定されている場合には、接続条件判定部25は、利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっている状態であるか否かを判定する。第2接続条件が接続条件として設定されている場合には、接続条件判定部25は、利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっている状態であるか否か、また、利用者が洗い場にいる状態であるか否かを判定する。第3接続条件が接続条件として設定されている場合には、接続条件判定部25は、利用者により携帯端末100との接続の意図がある場合に操作するように予め設定された操作が行われたか否かを判定する。第4接続条件が接続条件として設定されている場合には、接続条件判定部25は、リモコン10から近距離無線通信を行うことが可能な範囲内に携帯端末100が存在しているか否かを判定する。
利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっている状態であるか否かは、浴槽3に利用者が入っていることを検知する入浴検知センサ71の検知結果に基づき判定可能である。入浴検知センサ71は、例えば浴槽3と給湯器4とが連通される配管内に設けられ、係る場合、当該配管内の湯の圧力を検知することにより利用者が浴槽3に入っているか否かを検知することが可能である。
利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっている状態であるか否か、また、利用者が洗い場にいる状態であるか否かは、浴室2に利用者が入室していることを検知する人感センサ72の検知結果に基づき判定可能である。人感センサ72は、例えばリモコン10に設けられ、係る場合、人感センサ72から送出される信号(音波)で移動体を検知することにより判定可能である。
利用者により携帯端末100との接続の意図がある場合に操作するように予め設定された操作が行われたか否かは、リモコン10に対する操作に基づき判定可能である。また、リモコン10から近距離無線通信を行うことが可能な範囲内に携帯端末100が存在しているか否かは、リモコン10に達する携帯端末100の近距離無線通信用の電波強度に基づき判定可能である。
接続部28は、接続条件判定部25により接続条件を具備したと判定された場合に、近距離無線通信によりリモコン10を携帯端末100と接続させる。接続部28には接続条件判定部25の判定結果が伝達される。接続部28は、この判定結果が接続条件を具備したことを示すものである場合に、リモコン10を携帯端末100と近距離無線通信により接続させる。
音データ取得部40は、リモコン10と携帯端末100との接続中において、携帯端末100から音データを取得する。リモコン10と携帯端末100との接続中とは、リモコン10が近距離無線通信により携帯端末100と接続されている状態である。携帯端末100から音データの取得するにあたり、音データ取得部40が携帯端末100の記憶部を参照し、音データを取得する権限を、リモコン10が有するように構成しておくと良い。
スピーカ50は、リモコン10に設けられ、音データ取得部40により取得された音データに基づく音を出力する。スピーカ50は、リモコン10が音やメロディを発する際に利用するものと併用することが可能である。音データ取得部40により取得された音データとは、近距離無線通信により接続された携帯端末100に記憶されている音データであって、音データ取得部40により取得された音データである。スピーカ50は、このような音データを再生して音を出力する。
切断条件設定部33は、切断条件判定部35が判定に用いる切断条件として、少なくとも2つの切断条件(本実施形態で4つの切断条件)のうち、少なくともいずれか一つを設定する。切断条件判定部35は、近距離無線通信によりリモコン10が携帯端末100と接続されている場合に、切断条件を具備したか否かを判定する。近距離無線通信によりリモコン10が携帯端末100と接続されている場合とは、リモコン10が携帯端末100と近距離無線通信により情報の伝達が行えている状態である。すなわち、上述したような携帯端末100から音データ取得部40が音データを取得できている状態である。切断条件とは、上述した切断条件記憶部30に予め記憶されている切断条件である。ここで、本実施形態では、切断条件記憶部30には、切断条件として上述した4つの切断条件が記憶されている。切断条件設定部33は、この4つの切断条件のうち、少なくとも一つを切断条件判定部35が判定に用いる切断条件として設定する。このような切断条件の設定は、接続条件と同様に、利用者がリモコン10を用いて設定することが可能である。また、4つの切断条件のうちの一つを予め設定しておき、携帯端末100がリモコン10と接続された際に、携帯端末100を用いて変更することも可能である。
したがって、切断条件判定部35は、近距離無線通信によりリモコン10が携帯端末100と接続されている場合に、切断条件設定部33により設定された切断条件を具備したか否かを判定する。すなわち、第1切断条件が切断条件として設定されている場合には、切断条件判定部35は、利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっていない状態であるか否かを判定する。第2切断条件が切断条件として設定されている場合には、切断条件判定部35は、利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっていない状態で、且つ、利用者が洗い場にいない状態であるか否かを判定する。第3切断条件が切断条件として設定されている場合には、切断条件判定部35は、利用者により携帯端末100との接続を中止する意図がある場合に操作するように予め設定された操作が行われたか否かを判定する。第4切断条件が切断条件として設定されている場合には、切断条件判定部35は、リモコン10から近距離無線通信を行うことが可能な範囲内に携帯端末100が存在していないか否かを判定する。
利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっていない状態であるか否かは、上述した入浴検知センサ71の検知結果に基づき判定可能である。利用者が浴槽3に貯湯された湯に浸かっていない状態で、且つ、利用者が洗い場にいない状態であるか否かは、上述した人感センサ72の検知結果に基づき判定可能である。利用者により携帯端末100との接続を中止する意図がある場合に操作するように予め設定された操作が行われたか否かは、リモコン10に対する操作に基づき判定可能である。また、リモコン10から近距離無線通信を行うことが可能な範囲内に携帯端末100が存在していないか否かは、リモコン10に達する携帯端末100の近距離無線通信用の電波強度に基づき判定可能である。
切断部29は、切断条件判定部35により切断条件を具備したと判定された場合に、近距離無線通信によるリモコン10と携帯端末100との接続を中止する。切断部29には切断条件判定部35の判定結果が伝達される。切断部29は、この判定結果が切断条件を具備したことを示すものである場合に、リモコン10と携帯端末100との近距離無線通信の接続を終了する。
また、切断部29は、切断条件として、第1切断条件、第2切断条件、及び第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つが設定されている場合であっても、携帯端末100がリモコン10の通信圏外に出た場合には接続を中止すると好適である。これにより、リモコン10が通信圏外にある携帯端末100を探すような不要な通信を無くすことが可能となる。
以上のように、音出力制御装置1によれば、所定の接続条件を具備することによりリモコン10と携帯端末100とが近距離無線通信により接続され、浴室2内において音楽等を聴くことが可能となる。また、所定の切断条件を具備することによりリモコン10と携帯端末100との近距離無線通信による接続が終了され、不要な接続や情報の伝達を抑制することが可能となる。
本実施形態では、浴室外に、給湯温度(「運転状態」の一例)を設定可能な浴室外リモコン73が備えられている。浴室外リモコン73は、例えばキッチンに設けられ、リモコン10と同様に給湯器4により給湯される湯の温度を設定可能である。図示はしないが、浴室外リモコン73にもリモコン10と同様に、表示画面や設定スイッチやスピーカ等が設けられる。
例えば、接続条件として第4接続条件が設定されている状態で、リモコン10が携帯端末100と接続されたときに、入浴検知センサ71及び人感センサ72がオフ状態である場合に、報知部55は、携帯端末100及び浴室外リモコン73にリモコン10と携帯端末100とが接続されていることを報知させる。接続条件として第4接続条件が設定されている状態とは、接続条件設定部23により、携帯端末100がリモコン10の通信圏内に入ったことを接続条件として設定されている状態である。リモコン10が携帯端末100と接続されたときとは、接続条件判定部25により、リモコン10から近距離無線通信を行うことが可能な範囲内に携帯端末100が存在していると判定され、接続部28によりリモコン10が携帯端末100と近距離無線通信により接続されているときである。入浴検知センサ71及び人感センサ72がオフ状態である場合とは、入浴検知センサ71及び人感センサ72の双方が検知状態でない場合をいう。
このような場合に、報知部55は、携帯端末100及び浴室外リモコン73にリモコン10と携帯端末100とが接続されていることを報知させる。報知部55は、携帯端末100には、近距離無線通信を介して報知させる情報を伝達すると良く、浴室外リモコン73には予め接続されているケーブルを介して当該情報を伝達すると良い。これにより、携帯端末100及び浴室外リモコン73は、このような情報が伝達されると、夫々の表示画面に、リモコン10と携帯端末100とが接続されていることを示す表示を行って報知しても良いし、夫々のスピーカからリモコン10と携帯端末100とが接続されていることを示す音を出力して報知しても良い。これにより、利用者に意図しない接続を気付かせることが可能となる。
また、情報記憶部60に、携帯端末100を示す携帯端末情報と当該携帯端末100の利用者を示す利用者情報とが関連付けて記憶しておくと好適である。携帯端末100を示す携帯情報端末とは、携帯端末100を識別可能な情報であって、携帯端末100に対して付与された固有の識別番号であっても良いし、ネットワークにおいて付与される固有のアドレスであっても良い。携帯端末100の利用者を示す利用者情報とは、利用者を識別可能な情報であって、具体的には携帯端末100の所有者を示す情報である。このような利用者情報は、利用者ごとに割り当てた番号であっても良いし、利用者を示す名前であっても良い。したがって、情報記憶部60には、携帯端末100を識別可能な情報と、携帯端末100の所有者を示す情報とが、互いに関連付けされて予め記憶される。
利用者推定部61は、接続条件として第1接続条件が設定されている場合に、入浴検知センサ71の検知結果に基づいて、浴槽3に入っている利用者を推定する。接続条件として第1接続条件が設定されている場合とは、接続条件設定部23により、浴室2内の浴槽3に利用者が入っていることを接続条件として設定されている場合である。入浴検知センサ71の検知結果とは、浴槽3と給湯器4とが連通される配管内の湯の圧力の検知結果である。このような湯の圧力は、浴槽3に入る人の体積により異なるので、この検知結果により浴槽3に入っている利用者を推定することが可能である。係る推定を行うために、予め利用者ごとの入浴検知センサ71の検知結果を記憶しておくと良い。これにより、利用者推定部61は、接続条件設定部23により、浴室2内の浴槽3に利用者が入っていることを接続条件として設定されている場合に、入浴検知センサ71の検知結果に基づき、浴槽3に入っている利用者を推定することが可能となる。利用者推定部61の推定結果は、後述する情報取得部62に伝達される。
情報取得部62は、利用者推定部61により推定された利用者を示す利用者情報に関連付けされた携帯端末情報を情報記憶部60から取得する。利用者推定部61により推定された利用者を示す利用者情報とは、利用者推定部61により推定された浴室2内の浴槽3に入っている利用者を識別可能な情報である。情報取得部62は、情報記憶部60に記憶されている利用者情報のうち、利用者推定部61により推定された利用者を示す利用者情報に関連付けされた携帯端末情報を取得する。情報取得部62により取得された携帯端末情報は、後述する携帯端末判定部63に伝達される。
携帯端末判定部63は、情報取得部62により取得された携帯端末情報に基づいてリモコン10の通信圏内にある携帯端末100が推定された利用者の携帯端末100であるか否かを判定する。リモコン10の通信圏内にある携帯端末100からは、近距離無線通信による接続を行う前に、携帯端末100から発せられる電波に携帯端末100を識別可能な識別情報が含まれる。そこで、携帯端末判定部63は、携帯端末100から発せられる電波に含まれる携帯端末100を識別可能な識別情報が、情報取得部62により取得された携帯端末情報と一致するか否かを判定する。これにより、リモコン10の通信圏内にある携帯端末100が、浴室2内の浴槽3に入っている利用者が利用する携帯端末100であるか否かを適切に判定することが可能となる。
このようなリモコン10の通信圏内にある携帯端末100が、推定された利用者の携帯端末である場合に、接続部28はリモコン10と接続すると良い。これにより、入浴者のものではない携帯端末100からも近距離無線通信の電波が発せられている場合であっても、当該入浴者に関連付けされた携帯端末100と接続し、入浴者に関連付けされていない携帯端末100とは接続を行わないようにすることができる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、接続条件記憶部20は、接続条件として、第1接続条件、第2接続条件、第3接続条件、及び第4接続条件のうち少なくとも2つの接続条件を記憶し、接続条件設定部23は、接続条件判定部25が判定に用いる接続条件として、少なくとも2つの接続条件のうち、少なくともいずれか一つを設定するとして説明した。例えば、接続条件記憶部20は、接続条件として、第1接続条件、第2接続条件、及び第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つと、第4接続条件とを記憶するように構成することも可能である。係る場合、接続条件設定部23は、接続条件判定部25が判定に用いる接続条件として、第1接続条件、第2接続条件、及び第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つと、第4接続条件とを設定すると良い。これにより、携帯端末100がリモコン10の通信圏内に入った場合には、第1接続条件、第2接続条件、及び第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つを具備し、且つ、第4接続条件を具備するので、自動的にリモコン10と携帯端末100とを接続し、通信を行うことが可能となる。
上記実施形態では、接続条件記憶部20は、接続条件として、第1接続条件、第2接続条件、第3接続条件、及び第4接続条件のうち少なくとも2つの接続条件を記憶し、接続条件設定部23は、接続条件判定部25が判定に用いる接続条件として、少なくとも2つの接続条件のうち、少なくともいずれか一つを設定するとして説明した。例えば、接続条件記憶部20は、接続条件として、第1接続条件、第2接続条件、及び第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つと、第4接続条件とを記憶するように構成することも可能である。係る場合、接続条件設定部23は、接続条件判定部25が判定に用いる接続条件として、第1接続条件、第2接続条件、及び第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つと、第4接続条件とを設定すると良い。これにより、携帯端末100がリモコン10の通信圏内に入った場合には、第1接続条件、第2接続条件、及び第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つを具備し、且つ、第4接続条件を具備するので、自動的にリモコン10と携帯端末100とを接続し、通信を行うことが可能となる。
上記実施形態では、切断条件記憶部30は、切断条件として、第1切断条件、第2切断条件、第3切断条件、及び第4切断条件のうち少なくとも2つの切断条件を記憶し、切断条件設定部33は、切断条件判定部35が判定に用いる切断条件として、少なくとも2つの切断条件のうち、少なくともいずれか一つを設定するとして説明し、この場合には、切断部29は、切断条件として、第1切断条件、第2切断条件、及び第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つが設定されている場合であっても、携帯端末100がリモコン10の通信圏外に出た場合には接続を中止するとして説明した。例えば、切断条件記憶部30は、切断条件として、第1切断条件、第2切断条件、及び第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つを記憶し、切断条件設定部33は、切断条件判定部35が判定に用いる切断条件として、第1切断条件、第2切断条件、及び第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つを設定するように構成することも可能である。係る場合、切断部29は、切断条件として、第1切断条件、第2切断条件、及び第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つが設定されている場合であっても、携帯端末100がリモコン10の通信圏外に出た場合には接続を中止すると良い。これにより、携帯端末100がリモコン10の通信圏外に出た場合には、第4切断条件を具備するので、自動的にリモコン10と携帯端末100との接続を終了することが可能となる。
上記実施形態では、入浴検知センサ71と、人感センサ72と、浴室外リモコン73とを備え、接続条件として第4接続条件が設定されている状態で、リモコン10が携帯端末100と接続されたときに、入浴検知センサ71及び人感センサ72がオフ状態である場合に、報知部55が携帯端末100及び浴室外リモコン73にリモコン10と携帯端末100とが接続されていることを報知させるとして説明した。入浴検知センサ71と、人感センサ72とは、いずれか一つを備えているように構成することも可能であるし、入浴検知センサ71及び人感センサ72の一方がオフ状態である場合に、報知部55は携帯端末100及び浴室外リモコン73の一方に報知させるように構成することも可能である。また、報知部55を備えずに構成することも可能である。
上記実施形態では、入浴検知センサ71と、情報記憶部60と、利用者推定部61と、情報取得部62と、携帯端末判定部63と、を備え、接続部28は、リモコン10の通信圏内にある携帯端末100が、推定された利用者の携帯端末100である場合にリモコン10と接続するとして説明したが、入浴検知センサ71と、情報記憶部60と、利用者推定部61と、情報取得部62と、携帯端末判定部63と、を備えずに構成することも可能である。
上記実施形態では、リモコン10及び浴室外リモコン73が設定可能な運転状態として給湯温度を例に挙げて説明したが、リモコン10及び浴室外リモコン73は、運転状態として例えば湯量の設定や、水のみの吐出の設定ができるようなものであっても良い。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、携帯端末と当該携帯端末からの音データを音として出力する浴室内に設けられるリモコンとの接続を制御する音出力制御装置に用いることが可能である。
1:音出力制御装置
2:浴室
4:給湯器
10:リモコン
20:接続条件記憶部
23:接続条件設定部
25:接続条件判定部
28:接続部
29:切断部
30:切断条件記憶部
33:切断条件設定部
35:切断条件判定部
40:音データ取得部
50:スピーカ
55:報知部
60:情報記憶部
61:利用者推定部
62:情報取得部
63:携帯端末判定部
71:入浴検知センサ
72:人感センサ
73:浴室外リモコン
100:携帯端末
2:浴室
4:給湯器
10:リモコン
20:接続条件記憶部
23:接続条件設定部
25:接続条件判定部
28:接続部
29:切断部
30:切断条件記憶部
33:切断条件設定部
35:切断条件判定部
40:音データ取得部
50:スピーカ
55:報知部
60:情報記憶部
61:利用者推定部
62:情報取得部
63:携帯端末判定部
71:入浴検知センサ
72:人感センサ
73:浴室外リモコン
100:携帯端末
Claims (7)
- 浴室内に設けられ、給湯器の運転状態を設定可能なリモコンと、
前記リモコンに対する近距離無線通信による携帯端末の接続を可能とする接続条件が予め記憶されている接続条件記憶部と、
前記リモコンに対する前記近距離無線通信による前記携帯端末の接続を中止する切断条件が予め記憶されている切断条件記憶部と、
前記近距離無線通信により前記リモコンが前記携帯端末と接続されていない場合に、前記接続条件を具備したか否かを判定する接続条件判定部と、
前記接続条件判定部により前記接続条件を具備したと判定された場合に、前記近距離無線通信により前記リモコンを前記携帯端末と接続させる接続部と、
前記リモコンと前記携帯端末との接続中において、前記携帯端末から音データを取得する音データ取得部と、
前記近距離無線通信により前記リモコンが前記携帯端末と接続されている場合に、前記切断条件を具備したか否かを判定する切断条件判定部と、
前記切断条件判定部により前記切断条件を具備したと判定された場合に、前記近距離無線通信による前記リモコンと前記携帯端末との接続を中止する切断部と、
前記リモコンに設けられ、前記音データ取得部により取得された前記音データに基づく音を出力するスピーカと、
を備える音出力制御装置。 - 前記接続条件記憶部は、前記接続条件として、前記浴室内の浴槽に利用者が入っていることを条件とする第1接続条件、前記浴室に利用者が入室していることを条件とする第2接続条件、前記リモコンで予め設定された操作が行われたことを条件とする第3接続条件、及び前記携帯端末が前記リモコンの通信圏内に入ったことを条件とする第4接続条件のうち少なくとも2つの接続条件を記憶し、
前記接続条件判定部が判定に用いる接続条件として、前記少なくとも2つの接続条件のうち、少なくともいずれか一つを設定する接続条件設定部を備える請求項1に記載の音出力制御装置。 - 前記接続条件記憶部は、前記接続条件として、前記浴室内の浴槽に利用者が入っていることを条件とする第1接続条件、前記浴室に利用者が入室していることを条件とする第2接続条件、及び前記リモコンで予め設定された操作が行われたことを条件とする第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つと、前記携帯端末が前記リモコンの通信圏内に入ったことを条件とする第4接続条件とを記憶し、
前記接続条件判定部が判定に用いる接続条件として、前記第1接続条件、前記第2接続条件、及び前記第3接続条件のうちの少なくともいずれか一つと、前記第4接続条件とを設定する接続条件設定部を備える請求項1に記載の音出力制御装置。 - 前記浴槽に前記利用者が入っていることを検知する入浴検知センサと、
前記浴室に前記利用者が入室していることを検知する人感センサと、
前記浴室外に設けられ、前記運転状態を設定可能な浴室外リモコンと、
前記接続条件として前記第4接続条件が設定されている状態で、前記リモコンが前記携帯端末と接続されたときに、前記入浴検知センサ及び前記人感センサがオフ状態である場合に、前記携帯端末及び前記浴室外リモコンに前記リモコンと前記携帯端末とが接続されていることを報知させる報知部と、を更に備える請求項2に記載の音出力制御装置。 - 前記浴槽に前記利用者が入っていることを検知する入浴検知センサと、
前記携帯端末を示す携帯端末情報と当該携帯端末の利用者を示す利用者情報とが関連付けて記憶されている情報記憶部と、
前記接続条件として前記第1接続条件が設定されている場合に、前記入浴検知センサの検知結果に基づいて、前記浴槽に入っている前記利用者を推定する利用者推定部と、
前記利用者推定部により推定された前記利用者を示す前記利用者情報に関連付けされた前記携帯端末情報を前記情報記憶部から取得する情報取得部と、
前記情報取得部により取得された前記携帯端末情報に基づいて前記リモコンの通信圏内にある携帯端末が前記推定された前記利用者の携帯端末であるか否かを判定する携帯端末判定部と、を更に備え、
前記接続部は、前記リモコンの通信圏内にある携帯端末が、前記推定された前記利用者の携帯端末である場合に前記リモコンと接続する請求項2から4のいずれか一項に記載の音出力制御装置。 - 前記切断条件記憶部は、前記切断条件として、前記浴室内の浴槽から利用者が出たことを条件とする第1切断条件、前記浴室から利用者が退室したことを条件とする第2切断条件、前記リモコンで予め設定された操作が行われたことを条件とする第3切断条件、及び前記携帯端末が前記リモコンの通信圏外に出たことを条件とする第4切断条件のうち少なくとも2つの切断条件を記憶し、
前記切断条件判定部が判定に用いる切断条件として、前記少なくとも2つの切断条件のうち、少なくともいずれか一つを設定する切断条件設定部を備え、
前記切断部は、前記切断条件として、前記第1切断条件、前記第2切断条件、及び前記第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つが設定されている場合であっても、前記携帯端末が前記リモコンの通信圏外に出た場合には前記接続を中止する請求項1から5のいずれか一項に記載の音出力制御装置。 - 前記切断条件記憶部は、前記切断条件として、前記浴室内の浴槽から利用者が出たことを条件とする第1切断条件、前記浴室から利用者が退室したことを条件とする第2切断条件、及び前記リモコンで予め設定された操作が行われたことを条件とする第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つを記憶し、
前記切断条件判定部が判定に用いる切断条件として、前記第1切断条件、前記第2切断条件、及び前記第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つを設定する切断条件設定部を備え、
前記切断部は、前記切断条件として、前記第1切断条件、前記第2切断条件、及び前記第3切断条件のうちの少なくともいずれか一つが設定されている場合であっても、前記携帯端末が前記リモコンの通信圏外に出た場合には前記接続を中止する請求項1から5のいずれか一項に記載の音出力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021038341A JP2022138454A (ja) | 2021-03-10 | 2021-03-10 | 音出力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021038341A JP2022138454A (ja) | 2021-03-10 | 2021-03-10 | 音出力制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2022138454A true JP2022138454A (ja) | 2022-09-26 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2021038341A Pending JP2022138454A (ja) | 2021-03-10 | 2021-03-10 | 音出力制御装置 |
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JP (1) | JP2022138454A (ja) |
-
2021
- 2021-03-10 JP JP2021038341A patent/JP2022138454A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231207 |