JP2022137931A - 点検口蓋 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、非特許文献1に記載された衣類乾燥機は、架台の積載部に載せられて、洗濯機の上方に設置されている。架台の積載部は、洗濯機の蓋が開くスペースを確保するために、洗濯機の上面から所定の距離以上離れた位置に設けられている。また、衣類乾燥機における後部の排気口には、排湿筒が接続される。
本発明は、衣類乾燥機の上面から天井までのスペースが小さくても排湿筒に関連する作業を容易に行えるようにすることができる点検口蓋を提供することを目的とする。
ここで、前記蓋部は、平板状であり、前記カバーは、前記蓋部の板面に垂直な方向に突出していても良い。
また、前記カバーは、前記蓋部の端部に設けられ、前記排湿筒の外面における当該蓋部側の面をカバーし、当該蓋部とは反対側の面はカバーしないように開口していても良い。
<第1の実施形態>
図1は、架台10に衣類乾燥機100を載せた状態の一例を示す図である。
図2は、架台10の概略構成の一例を示す図である。
図3および図4は、衣類乾燥機100の外観の一例を示す斜視図である。図3は、衣類乾燥機100を上方から見た斜視図であり、図4は、衣類乾燥機100を下方から見た斜視図である。
衣類乾燥機100は、回転ドラム(不図示)や回転ドラムを回転させるモータ(不図示)等を収容する筐体110を有している。筐体110には、回転ドラムに衣類を投入するための衣類投入口101が設けられている。以下では、衣類投入口101が設けられている側を「前側」と称し、衣類投入口101の前に立った人が衣類乾燥機100を見た場合の、左側、右側、上側、下側を、それぞれ、「左側」、「右側」、「上側」、「下側」と称し、回転ドラムの奥側を「後側」と称する場合がある。
天板113には、回転ドラム内の空気を筐体110の外部に導く排気口120が設けられている。図3に示した例では、排気口120は、天板113の左側の後部に設けられている。排気口120には、図1に示すように、排湿筒150が接続される。
また、衣類乾燥機100は、底板114における下側の面である底面115から下方に突出した脚部材130を複数(本実施形態においては4つ)有している。図4に示した例では、4つの脚部材130は、底板114の四隅に設けられており、右前に設けられた右前脚部材131と、左前に設けられた左前脚部材132と、右後に設けられた右後脚部材133と、左後に設けられた左後脚部材134である。左後脚部材134は、右前脚部材131、左前脚部材132および右後脚部材133よりも、排気口120に近い位置に設けられている。図3および図4に示した衣類乾燥機100においては、左後脚部材134は、排気口120の真下に設けられている。
次に、架台10の積載部20と支持部40とについて詳述する。
{支持部40}
図2に示すように、支持部40は、下部において前後方向に延びた脚部41と、後部おいて脚部41と積載部20との間に設けられ、上下方向に延びた支柱42とを有している。脚部41および支柱42は、架台10における右端部と左端部のそれぞれに設けられている。脚部41および支柱42は、例えば金属製の四角筒状や円筒状の部材であることを例示することができる。また、脚部41と支柱42とは、例えば、溶接等で接合されているか、または、ボルト等の締付部材にて締め付けられていることを例示することができる。
図5は、積載部20を構成する部材を組み立てる前の状態の一例を示す図である。
積載部20は、右部において前後方向に延びた右前後部材21と、左部において前後方向に延びた左前後部材22とを有している。右前後部材21および左前後部材22は、それぞれ、例えば金属製の四角筒状や円筒状の部材であることを例示することができる。なお、右前後部材21および左前後部材22における、前端部および後端部の開口部には、開口部を塞ぐキャップ20a(図2参照)が取り付けられている。
前左右部材23の左突出部232および後左右部材24の左突出部242は、左前後部材22に、締付部材25にて締め付けられている。なお、左突出部232および左突出部242は、左前後部材22に、溶接等で接合されていても良い。
なお、以下の説明において、右前孔315、右後孔316、左前孔325および左後孔326を、区別する必要がない場合には、これらをまとめて「貫通孔35」と称する場合がある。貫通孔35は、円柱状であることを例示することができる。
以上の構成により、右積載部材31、左積載部材32、前接続部材33および後接続部材34は、一体化され、積載ユニット30を構成している。
以上のように構成された架台10に衣類乾燥機100が載せられる際、衣類乾燥機100の脚部材130が、積載部20に形成された貫通孔35に嵌め込まれる。つまり、上方から見た場合の貫通孔35の大きさは、脚部材130の外形の大きさよりも大きい。そして、右前脚部材131が、積載部20の右積載部材31に形成された右前孔315に嵌め込まれ、右後脚部材133が、積載部20の右積載部材31に形成された右後孔316に嵌め込まれる。また、左前脚部材132が、積載部20の左積載部材32に形成された左前孔325に嵌め込まれ、左後脚部材134が、積載部20の左積載部材32に形成された左後孔326に嵌め込まれる。このように、貫通孔35は、積載面310または積載面320から凹み、脚部材130が嵌まり込む凹部の一例として機能する。なお、図6は、右前脚部材131が右前孔315に嵌め込まれた状態と左前脚部材132が左前孔325に嵌め込まれた状態を示す断面図の一例を示す図である。
それゆえ、以上のように構成された架台10によれば、例えば、積載部20に貫通孔35が形成されておらず、脚部材130が積載面310または積載面320の上に載せられる構成と比べて、脚部材130の高さの分、床面から衣類乾燥機100の上面113aまでの高さを低くすることができる。
図7は、脚部材130が変形例に係る貫通孔635に嵌め込まれた状態を示す断面図の一例を示す図である。
変形例に係る架台16は、架台10に対して、右積載部材31に相当する右積載部材631、および、左積載部材32に相当する左積載部材632が、それぞれ、右積載部材31、左積載部材32と異なる。以下、架台10と異なる点について説明する。
また、図7に示すように、貫通孔635の下側に、貫通孔635の大きさよりも大きなワッシャ140を設け、締付部材141の雄ねじを脚部材130の下端部に形成された雌ねじに締め付けることで、衣類乾燥機100を、架台16に固定しても良い。その結果、衣類乾燥機100が駆動することに起因して衣類乾燥機100が振動したとしても衣類乾燥機100が架台16から脱落することが抑制される。なお、基部611および基部621の上下方向の大きさは、脚部材130の高さ(上下方向の大きさ)と同一、または、脚部材130の高さよりも若干大きいことを例示することができる。これにより、ワッシャ140が、貫通孔635の周囲の基部611および基部612と、脚部材130との両方に接触し易くなり、衣類乾燥機100と架台16とが相対的に移動することが抑制される。ただし、衣類乾燥機100は、ワッシャ140や締付部材141を用いて架台16に固定されていなくても良い。
図8は、点検口蓋1の外観の一例を示す斜視図であり、図8(a)は、点検口蓋1を上方から見た斜視図であり、図8(b)は、点検口蓋1を下方から見た斜視図である。
図9は、衣類乾燥機100に排湿筒150を接続する様子の一例を示す図であり、図9(a)は上方から見た図であり、図9(b)は左方向から見た図である。
図8に示すように、点検口蓋1は、点検口250を塞ぐ蓋部2と、排湿筒150の外周面の少なくとも一部を覆うカバー3とを備える。
カバー3は、蓋部2の板面2aに垂直な方向に下方に突出している。カバー3は、蓋部2における左部であって後部に設けられている。本実施形態に係るカバー3は、下方から見た場合の形状が、後部が開口するとともに前部が半円弧状のU字状である。
蓋部2には、カバー3の内部の形状と同様の切り欠き2bが形成されている。
以上のように構成された点検口蓋1は、衣類乾燥機100に排湿筒150が接続された後に、以下のように装着される。すなわち、点検口蓋1は、点検口250から天井裏220に挿入された後、蓋部2の板面方向に前から後にスライドされることで装着される。その際、蓋部2の切り欠き2bおよびカバー3の開口部における左右方向の位置を排湿筒150における左右方向の位置に合わせた状態で、カバー3が排湿筒150の前方から後方に向かうようにスライドされる。そして、蓋部2の外周部2cの全てが天井材211の上方に載せられる。
また、上述の実施の形態においては、下方から見た場合に、カバー3はU字状であるが、特にU字状に限定されない。例えば、カバー3はコの字であっても良い。また、カバー3は、内部がU字状で、外観がコの字であっても良い。
図11(a)は、第2の実施形態に係る点検口蓋5を下方から見た概略構成の一例を示す図である。図11(b)は、図11(a)のXIb-XIb部の断面の一例を示す図である。
第2の実施形態に係る点検口蓋5は、第1の実施形態に係る点検口蓋1に対して、蓋部2に相当する蓋部6が異なる。以下、第1の実施形態と異なる点について説明する。第1の実施形態と第2の実施形態とで、同じものについては同じ符号を用い、その詳細な説明は省略する。
第2の実施形態に係る点検口250の右側および左側にある天井材211には、板状の金具212がそれぞれ設けられている。金具212は、接着、粘着等により天井材211に接合されているか、または、ボルト等の締付部材にて天井材211に締め付けられていることを例示することができる。右側の金具212は、左部が点検口250に突出しており、左側の金具212は、右部が点検口250に突出している。そして、点検口蓋5は、蓋部6における右端部および左端部が金具212に載せられることで点検口250を塞ぐ。
なお、金具212は、点検口250の前側および後側にある天井材211に設けられていても良い。
図12(a)は、第3の実施形態に係る点検口蓋7を下方から見た概略構成の一例を示す図である。図12(b)は、図12(a)のXIIb-XIIb部の断面の一例を示す図である。
第3の実施形態に係る点検口蓋7は、第1の実施形態に係る点検口蓋1に対して、蓋部2に相当する蓋部8が異なる。以下、第1の実施形態と異なる点について説明する。第1の実施形態と第3の実施形態とで、同じものについては同じ符号を用い、その詳細な説明は省略する。
第3の実施形態に係る点検口250の周囲にある天井材211には、点検口250側の端面に、金具215が設けられている。金具215の上部215aは、ボルト等の締付部材にて野縁(不図示)に取り付けられていることを例示することができる。または、金具215の上部215aは、接着、粘着等により野縁(不図示)に取り付けられていても良い。
以上のように構成されることで、点検口蓋7の蓋部8の下面と、天井材211の下面とを同じ高さにすることが可能となる。
また、金具215の上部215aは、ボルト等の締付部材、接着、粘着等により天井材211に取り付けられていても良い。また、金具215の上部215aが天井材211の厚さに応じた場所で外側に折り曲げ可能に構成され、折り曲げられた部位が天井材211の上面に接触することで、天井材211に保持されていても良い。
Claims (3)
- 衣類乾燥機に接続された排湿筒の内の天井よりも上方にある部位を点検可能な当該天井に形成された点検口を塞ぐ蓋部と、
前記排湿筒の外周面の少なくとも一部を覆うカバーと、
を備える点検口蓋。 - 前記蓋部は、平板状であり、
前記カバーは、前記蓋部の板面に垂直な方向に突出している
請求項1に記載の点検口蓋。 - 前記カバーは、前記蓋部の端部に設けられ、前記排湿筒の外面における当該蓋部側の面をカバーし、当該蓋部とは反対側の面はカバーしないように開口している
請求項1又は2に記載の点検口蓋。
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