JP2022136452A - 樹脂基材の加工方法、樹脂基材、収容器および収容体 - Google Patents

樹脂基材の加工方法、樹脂基材、収容器および収容体 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂基材に含有させる色素の自由度を向上させること。【解決手段】本発明の一実施形態に係る基材の一例である樹脂基材1aの加工方法は、レーザの一例である加工レーザビーム20の照射により、樹脂基材1aに色素を含有させ、樹脂基材1a上に、色素を含有する第1の組成物の一例であるインク30と、インク30よりも加工レーザビーム20の波長の吸収率が高く、インク30よりも相変化または熱分解する温度が低い第2の組成物の一例である光熱変換材400と、を隣接して配置する配置ステップと、少なくとも樹脂基材1a上に配置された光熱変換材400に対してレーザを照射することにより、インク30および樹脂基材1aを溶融させて、樹脂基材1aに色素を含有させる照射ステップと、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、樹脂基材の加工方法、樹脂基材、収容器および収容体に関する。
特許文献1には、被印刷物1の表面に、印刷皮膜が剥離性を有するインキを用いてラベル支持体層2を直接印刷で形成し、さらに、該ラベル支持体層2上に図柄や文字3の印刷を施してなる積層印刷皮膜4が、前記ラベル支持体層2によって被印刷物1に保持力を有しながら、かつ、手で容易に剥離可能としたことを特徴とする印刷のみにより形成されたラベルを施した合成樹脂成形品が記載されている。
特許第4505875号公報
本発明は、樹脂基材に含有させる色素の自由度を向上させることを目的とする。
本発明に係る樹脂基材の加工方法は、レーザ照射により、樹脂基材に色素を含有させる樹脂基材の加工方法であって、樹脂基材上に、色素を含有する第1の組成物と、第1の組成物よりもレーザの波長の吸収率が高く、第1の組成物よりも相変化または熱分解する温度が低い第2の組成物と、を隣接して配置する配置ステップと、少なくとも樹脂基材上に配置された第2の組成物に対してレーザを照射することにより、第1の組成物および樹脂基材を溶融させて、樹脂基材に色素を含有させる照射ステップと、を備える。
本発明によれば、樹脂基材に含有させる色素の自由度を向上させることができる。
本発明の前提となる樹脂基材の加工方法を説明する図である。 図1に示した加工方法を施した樹脂基材の断面を説明する写真である。 本発明の実施形態および比較例に係る樹脂基材の加工方法を示す図である。 本実施形態および比較例に係る樹脂基材を示す写真である。 本実施形態に係る樹脂基材を示す写真および樹脂基材の断面を示す図である。 本実施形態に係るレーザ照射領域とインク領域の関係を示す図である。 本実施形態に係る樹脂基材の加工方法の具体例を示す図である。 本実施形態に係る樹脂基材の加工方法の他の具体例を示す図である。 本実施形態に係る樹脂基材の加工装置を示す図である。 本実施形態に係るレーザ照射部を示す図である。 本実施形態に係る収容体の具体例を示す図である。
図1は、本発明の前提となる樹脂基材の加工方法を説明する図である。
まず、図1(a)に示すように、樹脂基材1a上に第1の組成物の一例であるインク30を配置する。
次に、図1(b)に示すように、樹脂基材1a上に配置されたインク30に対して、レーザの一例である加工レーザビーム20を照射すると、加工レーザビーム20の光エネルギーにより、インク30は、一部はインク片6等として飛散し、一部は加熱されて蒸発し、一部は光エネルギーを吸収して熱溶解し、一部は熱を樹脂基材1aに伝熱する。加工レーザビーム20を照射された樹脂基材1aの表面は、インク30から伝熱された熱により、熱溶融する。
樹脂基材1aの表面で発生した熱、及び、インク30から伝熱された熱は、図中Aで示すように伝熱し、図中Bで示すように、樹脂基材1aの内部も蒸発、熱溶融する。また、樹脂基材1aの表面におけるインク30が配置された部分には、図中Cで示すようにアブレーション及び、熱溶解し、熱をBに伝える。
その後、加工レーザビーム20の照射を終了すると、図1(c)のDで示すように、加工レーザビーム20の照射中に生じた発泡が、インク30を含有した状態で樹脂基材1a内部に含有される。
図1に示す樹脂基材の加工方法では、樹脂基材1aの内部にインク30を含有するため、樹脂基材1aの表面にインク30を塗布する場合に比べて、表面がこすれることによりインク30が剥がれることが防止される。これにより、表面擦れによる剥がれを見越してインク30を多めに塗布する必要がなく、インク30の量が低減できる。
また、同様に、インク30の量が少なく、ごく表面に存在するため、リサイクル工程で除去しやすく、アルカリで洗浄が必要なUV硬化インクなどの特殊なインクを使わなくてもよい。
さらに、表面にインクを塗布する場合、下地を塗布した後に、必要なインクを塗布し、最後に耐性アップのためにコーティング剤を塗布するなどの多層構造にする場合もあり、厚くなってしまうが、図1に示す樹脂基材の加工方法であれば、厚みを低減するとともに、下地やコーティング剤を省略できる。
しかしながら、図1に示す樹脂基材の加工方法では、樹脂基材1aの内部に含有されるインク30の色素が、加工レーザビーム20の波長に依存する課題があった。すなわち、加工レーザビーム20の波長の吸収率が低いインク30を用いた場合、加工レーザビーム20を照射しても、インク30が熱エネルギーを蓄えられず、樹脂基材1aに伝熱することができず、インク30の色素が樹脂基材1aに含有されない。
本実施形態は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、加工レーザビーム20の波長の吸収率が低いインク30であっても、インク30が含有する色素を樹脂基材1aに含有させて、インク30が含有する色素により文字や画像等の情報を表示させることを目的とする。
図2は、本実施形態に係る樹脂基材の断面を説明する写真である。
図2(a)は、図1に示す樹脂基材の加工方法において、インク30として黒色インクを用いた場合の樹脂基材の断面を示す写真であり、樹脂基材の表面から数um程度の範囲内に黒色の色素が含有されている。
図2(b)は、樹脂基材上にインクを配置することなく、樹脂基材をUVレーザで照射した場合の樹脂基材の断面を示す写真であり、樹脂基材の表面から50um程度の凹部が形成されている。
図2(a)に示すように、図1に示す樹脂基材の加工方法を施された樹脂基材は、図2(b)と比較して、樹脂基材表面から浅い領域に色素を含有することがわかる。
図3は、本発明の実施形態および比較例に係る樹脂基材の加工方法を示す図である。
図3(a)および図3(b)は、本発明の実施形態に係る樹脂基材の加工方法を示し、図3(c)および図3(d)は、比較例に係る樹脂基材の加工方法を示す。
本実施形態では、図3(a)に示すように、樹脂基材1a上に白色インク30Wを含有する白色インク積層体300Wを配置するとともに、白色インク積層体300W上に隣接して第2の組成物の一例である光熱変換材400を配置する(配置ステップの一例)。そして、白色インク積層体300Wを介して、樹脂基材1a上に配置された光熱変換材400に対して、赤外線レーザからなる加工レーザビーム20を照射する(照射ステップの一例)。
ここで、光熱変換材400は、黒色インクを含有し、白色インク積層体300Wよりも加工レーザビーム20の波長である赤外線の吸収率が高く、白色インク積層体300Wよりも相変化または熱分解する温度が低い材料で構成されている。ここで、相変化は、昇華、気化を含み、熱分解は、相変化以外の化学変化を伴うものとする。一例として、黒UVインクは、明確な沸点をもたないため相変化は無く、500℃まで上がった辺りでCO2などに分解する。
加工レーザビーム20を照射すると、加工レーザビーム20の光エネルギーにより、光熱変換材400が熱溶融し、光熱変換材400で発生した熱により、白色インク積層体300Wおよび樹脂基材1aの表面も熱溶融する。これにより、図1(b)および図1(c)で説明したように、白色インク30Wが樹脂基材1a内部に含有される。
ここで、光熱変換材400の相変化または熱分解する温度が白色インク積層体300Wの相変化または熱分解する温度よりも高いことに基づき、光熱変換材400は蒸発するが、白色インク積層体300Wは蒸発しないように、加工レーザビーム20の光エネルギーを制御する。
これにより、図3(b)に示すように、白色インク30Wが樹脂基材1a内部に含有されて、光熱変換材400が含有する黒色インクは樹脂基材1a内部に含有されない。
すなわち、加工レーザビーム20の波長である赤外線の吸収率が低い白色インク30Wであっても、インク30Wが含有する白色色素を単独で樹脂基材1aに含有させることができて、白色により文字や画像等の情報を表示することができる。
さらに、光熱変換材400が含有する黒色インクを水溶性とし、白色インク積層体300Wが含有する白色インク30Wを油性とすることにより、加工レーザビーム20の照射中に、黒色インクと、白色インク30Wが混ざりにくくなり、インク30Wが含有する白色色素を単独で樹脂基材1aに含有させることができる。
一方、比較例では、図3(c)に示すように、樹脂基材1a上に白色インク30を含有する白色インク積層体300Wを配置するとともに、白色インク積層体300W上に光熱変換材401を配置し、光熱変換材401に対して、赤外線レーザからなる加工レーザビーム20を照射する。
ここで、光熱変換材401は、黒色インクを含有し、白色インク積層体300Wよりも加工レーザビーム20の波長である赤外線の吸収率が高いが、白色インク積層体300Wよりも相変化または熱分解する温度が同じ材料で構成されている。すなわち、光熱変換材401は、図3(a)および図3(b)で説明した光熱変換材400よりも、相変化または熱分解する温度が低い材料で構成される。
加工レーザビーム20を照射すると、加工レーザビーム20の光エネルギーにより、光熱変換材400が熱溶融し、光熱変換材400で発生した熱により、白色インク積層体300Wおよび樹脂基材1aの表面も熱溶融する。これにより、図1(b)および図1(c)で説明したように、白色インク30Wが樹脂基材1a内部に含有される。
ここで、光熱変換材401の相変化または熱分解する温度は白色インク積層体300Wの相変化または熱分解する温度と同じであるため、白色インク30Wとともに光熱変換材401が含有する黒色インクが樹脂基材1a内部に含有される。
これにより、図3(d)に示すように、白色インク30Wに黒色インクが混色した灰色インク30Gが樹脂基材1a内部に含有される。
すなわち、比較例では、白色の色素を単独で樹脂基材1aに含有させることができないため、白色により文字や画像等の情報を表示することができない。
なお、図3(a)および図3(b)に示した本実施形態に係る樹脂基材の加工方法では、赤外線レーザからなる加工レーザビーム20の例で説明したが、赤外線以外の特定波長のレーザから加工レーザビーム20を用いてもよい。この場合、インク30は、当該特定波長の吸収率が低い色素を含有し、光熱変換材400は、インク30が含有する色素よりも、当該特定波長の吸収率が高い材料にて構成される。光熱変換材400は、色々な波長に対応できる透明のものが知られており、どのような波長のレーザでも対応可能である。
以上説明したように、本実施形態では、加工レーザビーム20の波長の吸収率が低いインク30が含有する色素を樹脂基材1aに含有させることができる。
なお、加工レーザビーム20の波長の吸収率が低いインク30が含有する色素とともに、加工レーザビーム20の波長の吸収率が高いインクが含有する色素を樹脂基材1aに含有させてもよい。
図4は、本実施形態および比較例に係る樹脂基材を示す写真である。
図4(a)は、本実施形態にかかる実施例1の樹脂基材表面を示す写真であり、図4(b)は、図4(a)に示した写真の拡大写真である。
[実施例1]
樹脂基材1a:PET
光熱変換材400:カラメル(水溶性)
白色インク積層体300W:白マーカー(油性)
加工レーザビーム20の光源:960nm赤外LD
加工レーザビーム20のパワー:10W
加工レーザビーム20のビーム径:125um
加工レーザビーム20の照射時間:2ms
図4(c)は、本実施形態にかかる実施例2の樹脂基材表面を示す写真であり、図4(d)は、図4(c)に示した写真の拡大写真である。
[実施例2]
樹脂基材1a:PET
光熱変換材400:カーボンインク(水溶性)
白色インク積層体300W:白マーカー(油性)
加工レーザビーム20の光源:960nm赤外LD
加工レーザビーム20のパワー:10W
加工レーザビーム20のビーム径:125um
加工レーザビーム20の照射時間:2ms
図4(e)は、比較例1の樹脂基材表面を示す写真であり、図4(f)は、図4(e)に示した写真の拡大写真である。
[比較例1]
樹脂基材1a:PET
光熱変換材400:黒マーカー(油性)
白色インク積層体300W:白マーカー(油性)
加工レーザビーム20の光源:960nm赤外LD
加工レーザビーム20のパワー:10W
加工レーザビーム20のビーム径:125um
加工レーザビーム20の照射時間:2ms
図4(b)に示す実施例1、および図4(d)に示す実施例2では、樹脂基材内部に白色が溶け込んでいるが、図4(f)に示す比較例1では、樹脂基材内部に灰色が溶け込んでいる。
なお、実施例1、実施例2および比較例1とも、加工レーザビーム20のパルス数が多いため、ドットが潰れたベタ画像になっている。
図5は、本実施形態に係る樹脂基材を示す写真および樹脂基材の断面を示す図である。
図5(a)は、本実施形態にかかる実施例3の樹脂基材表面を示す写真である。図5(b)は、図5(a)に示した写真の拡大写真である。図5(c)は、図5(a)に示した樹脂基材の断面を示す図である。
[実施例3]
樹脂基材1a:PET
光熱変換材400:カラメル(水溶性)
インク積層体300:顔料系インク
加工レーザビーム20の光源:960nm赤外LD
加工レーザビーム20のパワー:10W
加工レーザビーム20のビーム径:125um
加工レーザビーム20の照射時間:2ms
図5(d)は、本実施形態にかかる実施例3の樹脂基材表面を示す写真である。図5(e)は、図5(d)に示した写真の拡大写真である。図5(f)は、図5(d)に示した樹脂基材の断面を示す図である。
[実施例4]
樹脂基材1a:PET
光熱変換材400:カラメル(水溶性)
インク積層体300:染料系インク
加工レーザビーム20の光源:960nm赤外LD
加工レーザビーム20のパワー:10W
加工レーザビーム20のビーム径:125um
加工レーザビーム20の照射時間:2ms
図5(a)~(c)に示すように、顔料系インクは粒子でコーヒーステインでエッジに運ばれるため、ドット周辺に多くなるが、図5(d)~(f)に示すように、染料系インクは液体で混ざり合いやすく比較的広い領域、幅をもった領域に存在するので、顔料系インクよりも染料系インクのほうが比較的均一に色づいて見える。なお、ステイン現象で対流がある限り、色素はエッジに運ばれてしまうため、インクの粘性を高くしたり、インクに含まれる粒子を重くしたりして、インクの動きを抑えることにより、色素をビームスポット中央に残すことが望ましい。
図6は、本実施形態に係るレーザ照射領域とインク領域の関係を示す図である。
図6(a)は、レーザー照射領域20S<インク領域30Sを示す図である。この場合、樹脂基材の内部に混ぜ込めるインクの量は多いが、樹脂基材の表層に残るインクの量も多い。
図6(b)は、レーザー照射領域20S=インク領域30Sを示す図である。この場合、図6(a)に比べて、樹脂基材の表層に残るインクの量は少なくなり、後述する図6(c)に比べて、樹脂基材の内部に混ぜ込めるインクの量は多くなる。
図6(c)は、レーザー照射領域20S>インク領域30Sを示す図である。この場合、樹脂基材の内部に混ぜ込めるインクの量、および樹脂基材の表層に残るインクの量とも、少なくなる。
図7は、本実施形態に係る樹脂基材の加工方法の具体例を示す図である。
図7(a)に示す樹脂基材の加工方法は、図3で説明したのと同様に、樹脂基材1a上にインク積層体300を配置するとともに、インク積層体300上に隣接して光熱変換材400を配置し、光熱変換材400に対して、赤外線レーザからなる複数の加工レーザビーム20を照射する。具体的には、光熱変換材400は、樹脂基材1aとの間でインク積層体300を挟むように配置されている。
インク積層体300は、白色色素等の赤外光の吸収率が低い色素を含有する。インク積 層体300は、白色色素および白色色素以外の赤外光の吸収率が低い色素を含有してもよい。
光熱変換材400は、インク積層体300よりも加工レーザビーム20の波長である赤外線の吸収率が高く、インク積層体300よりも相変化または熱分解する温度が低い材料で構成されている。
図7(a)に示す樹脂基材の加工方法は、図6(a)に対応して、加工レーザビーム20のビーム径<インク積層体300の面積の関係となっており、さらに、光熱変換材400を加えて、加工レーザビーム20のビーム径<光熱変換材400の面積=インク積層体300の面積の関係となっている。
加工レーザビーム20を照射すると、図3で説明したのと同様に、図7(b)に示すように、インク30が樹脂基材1a内部に含有される。
ここで、複数の加工レーザビーム20の配置は、樹脂基材1a内部に含有されるインク30により表示される文字、画像等の情報に基づき決定される。また、複数の加工レーザビーム20のビーム径は、樹脂基材1a内部に含有されるインク30により表示される文字、画像等の情報の1ビットに基づき決定される。
図8は、本実施形態に係る樹脂基材の加工方法の他の具体例を示す図である。
図8(a)に示す樹脂基材の加工方法は、樹脂基材1a上にインク積層体300を配置するとともに、インク積層体300上に隣接して複数の光熱変換材400を配置し、複数の光熱変換材400のそれぞれに対して、赤外線レーザからなる複数の加工レーザビーム20のそれぞれを照射する。具体的には、光熱変換材400は、樹脂基材1aとの間でインク積層体300を挟むように配置されている。これにより、図7(b)で説明したのと同様に、インク30が樹脂基材1a内部に含有される。
図8(a)に示す樹脂基材の加工方法は、図6(a)に対応して、加工レーザビーム20のビーム径<インク積層体300の面積の関係となっており、さらに、光熱変換材400を加えて、光熱変換材400の面積<加工レーザビーム20のビーム径<インク積層体300の面積の関係となっている。
図8(a)に示す樹脂基材の加工方法は、図7(a)に示す樹脂基材の加工方法に比べて、光熱変換材400の面積が小さいため、光熱変換材400は、加工レーザビーム20の照射時にほぼ全て蒸発するため、加工レーザビーム20の照射後に樹脂基材1aの表面に残存する光熱変換材400を除去する工数が低減される。
図8(b)に示す樹脂基材の加工方法は、樹脂基材1a上に複数のインク積層体300を配置するとともに、複数のインク積層体300のそれぞれの上に隣接して複数の光熱変換材400のそれぞれを配置し、複数の光熱変換材400のそれぞれに対して、赤外線レーザからなる複数の加工レーザビーム20のそれぞれを照射する。具体的には、光熱変換材400は、樹脂基材1aとの間でインク積層体300を挟むように配置されている。これにより、図7(b)で説明したのと同様に、インク30が樹脂基材1a内部に含有される。
図8(b)に示す樹脂基材の加工方法は、図6(c)に対応して、インク積層体300の面積<加工レーザビーム20のビーム径の関係となっており、さらに、光熱変換材400を加えて、光熱変換材400の面積=インク積層体300の面積<加工レーザビーム20のビーム径の関係となっている。
図8(b)に示す樹脂基材の加工方法は、図8(a)に示す樹脂基材の加工方法に比べて、インク積層体300の面積が小さいため、インク積層体300は、加工レーザビーム20の照射時にほぼ全て樹脂基材1aの内部に含有されるため、加工レーザビーム20の照射後に樹脂基材1aの表面に残存するインク積層体300を除去する工数が低減される。
図8(c)に示す樹脂基材の加工方法は、樹脂基材1a上に複数のインク積層体300および複数の光熱変換材400を配置し、複数の光熱変換材400のそれぞれに対して、赤外線レーザからなる複数の加工レーザビーム20のそれぞれを照射する。ここで、複数の光熱変換材400のそれぞれは、樹脂基材1a上に配置される複数のインク積層体300のそれぞれに隣接して、樹脂基材1a上に配置されている。これにより、図7(b)で説明したのと同様に、インク30が樹脂基材1a内部に含有される。
図8(c)に示す樹脂基材の加工方法は、図8(b)と同様に、インク積層体300の面積<加工レーザビーム20のビーム径の関係となっており、さらに、光熱変換材400を加えて、光熱変換材400の面積=インク積層体300の面積<加工レーザビーム20のビーム径の関係となっている。
図8(c)に示す樹脂基材の加工方法は、図8(b)に示す樹脂基材の加工方法と同様に、インク積層体300の面積が小さいため、インク積層体300は、加工レーザビーム20の照射時にほぼ全て樹脂基材1aの内部に含有されるため、加工レーザビーム20の照射後に樹脂基材1aの表面に残存するインク積層体300を除去する工数が低減される。
<製造装置100の構成例>
図9は樹脂基材の加工装置の一例としての製造装置100の構成を示す図である。
図9に示すように、製造装置100は、レーザ照射部200と、樹脂基材を含む被加工物である収容器1を回転させる回転機構3と、保持部31と、移動機構4と、集塵部5と、制御部6とを備えている。収容器1の樹脂基材の表面にはインク積層体300が配置されるとともに、インク積層体300上に隣接して光熱変換材400が配置される。製造装置100は、円筒状の容器である収容器1を、保持部31を介して収容器1の円筒軸10回りに回転可能に保持する。そして、レーザ照射部200から収容器1に加工レーザビーム20を照射して、収容器1における樹脂基材の内部にインクを含有させることで、収容器1における樹脂基材の内部にインクによるパターンを形成する。製造装置100は、工場内において収容器1または収容器1と収容器1に収容されている被収容物を含んで構成される収容体の製造装置の中に組み込まれており、収容器1または収容体の製造ラインの流れ順に取り決められた一工程に含まれる。
レーザ照射部200は、レーザ光源から射出されるレーザ光を図4のY方向に走査し、Z軸正方向に配置されている収容器1に向けて、加工レーザビーム20を照射する。なお、このレーザ照射部200については、後述する図10を用いて詳述する。
回転機構3は、保持部31を介して収容器1を保持している。保持部31は回転機構3の備える駆動部としてのモータ(図示を省略)のモータ軸に接続されるカップリング部材であり、一端を収容器1の口部に挿し込んで収容器1を保持する。モータ軸の回転により、保持部31を回転させることで、保持部31に保持された収容器1を円筒軸10回りに回転させる。
移動機構4は、テーブルを備える直動ステージであり、移動機構4のテーブル上には回転機構3が載置されている。移動機構4は、テーブルをY方向に進退させることで、回転機構3、保持部31及び収容器1を一体にしてY方向に進退させる。
集塵部5は、収容器1における加工レーザビーム20が照射される部分の近傍に配置されたエアー吸引装置である。加工レーザビーム20の照射により第1パターンを形成する際に生じるプルームや粉塵をエアーの吸引により収集することで、プルームや粉塵による製造装置100、収容器1及び周辺の汚れを防止する。
制御部6は、レーザ光源21、走査部23、回転機構3、移動機構4及び集塵部5のそれぞれにケーブル等を介して電気的に接続されており、制御信号を出力することでそれぞれの動作を制御する。
製造装置100は、制御部6による制御下で、回転機構3により収容器1を回転させながら、Y軸方向に走査される加工レーザビーム20をレーザ照射部200により収容器1に照射する。そして、収容器1における樹脂基材の内部にインクによるパターンを2次元的に形成する。
ここで、レーザ照射部200による加工レーザビーム20のY軸方向への走査領域は、範囲が制限される場合がある。そのため、走査領域より広い範囲にパターンを形成する場合には、製造装置100は移動機構4で収容器1をY軸方向に移動させることで、収容器1における加工レーザビーム20の照射位置をY方向にずらす。その後、再び回転機構3により収容器1を回転させながら、レーザ照射部200で加工レーザビーム20をY軸方向に走査することで、収容器1における樹脂基材の内部にインクによるパターンを形成する。これにより、収容器1のより広い領域(ボトルの口部から底面部にいたる任意の領域)にパターンを形成できる。
<レーザ照射部200の構成例>
図10は、レーザ照射部200の構成の一例を示す図である。図10に示すように、レーザ照射部200は、レーザ光源21と、ビームエキスパンダ22と、走査部23と、走査レンズ24と、同期検知部25とを備える。
レーザ光源21は例えばレーザ光を射出するパルスレーザである。レーザ光源21は、レーザ光が照射された収容器1における樹脂基材の内部にインクを含有させるために好適な出力(光強度)のレーザ光を射出する。
レーザ光源21は、レーザ光の射出のオン又はオフの制御、射出周波数の制御、及び光強度制御等が可能になっている。レーザ光源21の一例として、波長が780nm~1100μmの間にピーク波長を有する、好ましくはピーク波長960nmの赤外LDで、パワーが10Wのレーザ光源を用いることができる。収容器1における樹脂基材の内部にインクを含有させる領域でのレーザ光のビーム径は1μm以上で200μm以下であることが好ましい。レーザ光源21の他の例として、380nm以下の波長のUV光を用いても良い。
また、レーザ光源21は、1つのレーザ光源で構成されてもよいし、複数のレーザ光源で構成されてもよい。複数のレーザ光源を用いる場合、レーザ光源毎にオン又はオフの制御、射出周波数の制御及び光強度制御等を独立に行えるようにしてもよいし、共通にしてもよい。
レーザ光源21から射出された平行光のレーザ光は、ビームエキスパンダ22により直径が拡大され、走査部23に入射する。
走査部23は、モータ等の駆動部により反射角度を変化させる走査ミラーを備える。走査ミラーによる反射角度を変化させることで、入射するレーザ光をY軸方向に走査する。この走査ミラーには、ガルバノミラーやポリゴンミラー、MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー等を用いることができる。
なお、実施形態では走査部23がレーザ光をY軸方向に1次元走査する例を示すが、これに限定されるものではない。走査部23は、直交する2方向に反射角度を変化させる走査ミラーを用いてレーザ光をXY方向に2次元走査してもよい。
但し、円筒状の収容器1の表面にレーザ光を照射する場合は、X軸及びY軸方向に2次元走査すると、X軸方向への走査に応じて収容器1の表面上でのビームスポット径が変化するため、このような場合は1次元走査のほうが好ましい。
走査部23により走査されるレーザ光は、加工レーザビーム20として収容器1における基材の表面に照射される。
走査レンズ24は、走査部23により走査される加工レーザビーム20の走査速度を一定にするとともに、収容器1における基材の表面の所定位置に、加工レーザビーム20を収束させるfθレンズである。収容器1における樹脂基材の内部にインクによるパターンを形成させる領域で、加工レーザビーム20のビームスポット径が最小になるように走査レンズ24と収容器1が配置されることが好ましい。なお、走査レンズ24は複数のレンズの組み合わせにより構成されてもよい。
同期検知部25は、加工レーザビーム20の走査と回転機構3による収容器1の回転とを同期させるために用いられる同期検知信号を出力する。同期検知部25は、受光した光強度に応じた電気信号を出力するフォトダイオードを備え、フォトダイオードによる電気信号を同期検知信号として制御部6に出力する。
図10では、加工レーザビームを走査する例を示したが、加工レーザビームを例えば印字幅の範囲に多数設けて加工レーザビームアレイとし、収容器1を回転させることで、収容器1上を多数のレーザビームで1方向に走査する構成とすることも可能である。
図11は、本実施形態に係る収容体の具体例を示す図である。
図11に示す収容体は、収容器1と、キャップ2と、収容器1に収容される液体飲料等の被収容物1bを含む。
収容器1に含まれる樹脂基材1aには、文字を含むパターン11A、記号を含むパターン11B、記号を含むパターン11Cが、赤外線の加工レーザビーム20の照射により樹脂基材1a内部に含有されるインクの色素により形成されている。
被収容物1bは、水やお茶、紅茶などの透明のものもあるが、図11の例では、コーヒー、コーラ、ジュースなどの黒、茶色、又は黄色等の有色のものを示しており、パターン11A、11Bは、赤外光を吸収する色素により構成されており、パターン11Cは、赤外光の吸収率が低い色素の一例として白色色素で形成されている。
パターン11Cは、白色色素以外の赤外光の吸収率が低い色素によって構成されてもよく、白色色素および白色色素以外の赤外光の吸収率が低い色素の両方を含んでもよい。
さらに、パターン11Cは、赤外光の吸収率が低い色素および赤外光を吸収する色素の両方を含んでもよい。
●まとめ●
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る基材の一例である樹脂基材1aの加工方法は、レーザの一例である加工レーザビーム20の照射により、樹脂基材1aに色素を含有させ、樹脂基材1a上に、色素を含有する第1の組成物の一例であるインク30と、インク30よりも加工レーザビーム20の波長の吸収率が高く、インク30よりも相変化または熱分解する温度が低い第2の組成物の一例である光熱変換材400と、を隣接して配置する配置ステップと、少なくとも樹脂基材1a上に配置された光熱変換材400に対してレーザを照射することにより、インク30および樹脂基材1aを溶融させて、樹脂基材1aに色素を含有させる照射ステップと、を備える。ここで、相変化は、昇華、気化を含み、熱分解は、相変化以外の化学変化を伴うものとする。
これにより、加工レーザビーム20の波長の吸収率が低いインク30が含有する色素を樹脂基材1aに含有させることができる。すなわち、加工レーザビーム20の波長に関わらず、樹脂基材1aに含有させる色素の自由度を向上させることができる。
なお、加工レーザビーム20の波長の吸収率が低いインク30が含有する色素とともに、加工レーザビーム20の波長の吸収率が高いインクが含有する色素を樹脂基材1aに含有させてもよい。
配置ステップにおいて、光熱変換材400は、樹脂基材1aとの間で第1の組成物を挟むように配置される。これにより、インク30を溶融させて、樹脂基材1aに色素を含有させることが確実にできる。
加工レーザビーム20は赤外線レーザであり、インク30に含有される色素は、赤外光の吸収率が低い色素であり、光熱変換材400は赤外光を吸収する。これにより、赤外線レーザを用いて、赤外光の吸収率が低い色素を樹脂基材1aに含有させることができる。
インク30に含有される色素は、白色色素である。これにより、赤外線レーザを用いて、白色色素を樹脂基材1aに含有させることができる。なお、白色色素以外の赤外光の吸収率が低い色素を樹脂基材1aに含有させてもよく、白色色素および白色色素以外の赤外光の吸収率が低い色素を樹脂基材1aに含有させてもよい。
赤外線レーザは、780nm~1100μmの間にピーク波長を有する。これにより、780nm~1100μmの間にピーク波長を有する赤外線レーザを用いて、780nm~1100μmの間にピーク波長を有する赤外光の吸収率が低い色素を樹脂基材1aに含有させることができる。
本発明の一実施形態に係る基材の一例である樹脂基材1aは、レーザ照射による赤外光の吸収率が低い色素が含有された構成からなるパターン11を備える。これにより、色素の自由度のあるパターン11を備えた樹脂基材1aを提供することができる。
赤外光の吸収率が低い色素は、白色色素を含む。これにより、白色色素により構成されるパターン11Cを備えた樹脂基材1aを提供することができる。パターン11は、白色色素以外の赤外光の吸収率が低い色素により構成されてもよい。
また、パターン11は、白色色素および白色色素以外の赤外光の吸収率が低い色素により構成されてもよい。具体的には、樹脂基材1aは、白色色素により構成されるパターンと、白色色素以外の赤外光の吸収率が低い色素により構成されるパターン11を別々に備えても良く、白色色素および白色色素以外の赤外光の吸収率が低い色素により構成される同一のパターンを備えても良い。
パターン11は、赤外光の吸収率が低い色素および赤外光を吸収する色素により構成される。具体的には、樹脂基材1aは、赤外光の吸収率が低い色素により構成されるパターン11Cと、赤外光を吸収する色素により構成されるパターン11A、11Bを別々に備えても良く、赤外光の吸収率が低い色素および赤外光を吸収する色素により構成される同一のパターンを備えても良い。
本発明の一実施形態に係る収容器1は、レーザ照射により含有された赤外光の吸収率が低い色素によって構成されるパターン11を備える基材の一例である樹脂基材1aを含む。これにより、色素の自由度のあるパターン11を備えた収容器1を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る収容体は、レーザ照射により含有された赤外光の吸収率が低い色素によって構成されるパターン11を備える基材の一例である樹脂基材1aを含む収容器1と、収容器1に収容されている被収容物1bと、からなる。これにより、色素の自由度のあるパターン11を備えた収容体を提供することができる。
1 収容器
1a 樹脂基材(基材の一例)
1b 被収容物
2 キャップ
10 円筒軸
11A、11B パターン
11C パターン(白色パターン)
100 製造装置
200 レーザ照射部
20 加工レーザビーム(レーザの一例)
21 レーザ光源
22 ビームエキスパンダ
23 走査部
24 走査レンズ
25 同期検知部
3 回転機構
30 インク(第1の組成物の一例)
300 インク積層体
4 移動機構
400 光熱変換材(第2の組成物の一例)
401 光熱変換材(相変化または熱分解する温度が低い材料)
5 集塵部
6 制御部
A 伝熱
B 熱溶融
C アブレーション
D 発泡

Claims (10)

  1. レーザ照射により、樹脂基材に色素を含有させる樹脂基材の加工方法であって、
    前記樹脂基材上に、色素を含有する第1の組成物と、前記第1の組成物よりも前記レーザの波長の吸収率が高く、前記第1の組成物よりも相変化または熱分解する温度が低い第2の組成物と、を隣接して配置する配置ステップと、
    少なくとも前記樹脂基材上に配置された前記第2の組成物に対してレーザを照射することにより、前記第1の組成物および前記樹脂基材を溶融させて、前記樹脂基材に前記色素を含有させる照射ステップと、
    を備えた樹脂基材の加工方法。
  2. 前記配置ステップにおいて、前記第2の組成物は、前記樹脂基材との間で前記第1の組成物を挟むように配置される請求項1記載の樹脂基材の加工方法。
  3. 前記レーザは赤外線レーザであり、
    前記第1の組成物に含有される前記色素は、赤外光の吸収率が低い色素であり、
    前記第2の組成物は赤外光を吸収する請求項1または2記載の樹脂基材の加工方法。
  4. 前記第1の組成物に含有される前記色素は、白色色素である請求項3記載の樹脂基材の加工方法。
  5. 前記赤外線レーザは、780nm~1100μmの間にピーク波長を有する請求項3または4記載の樹脂基材の加工方法。
  6. レーザ照射による赤外光の吸収率が低い色素が含有された構成からなるパターンを備えた樹脂基材。
  7. 前記赤外光の吸収率が低い色素は、白色色素を含む請求項6記載の樹脂基材。
  8. 前記パターンは、前記赤外光の吸収率が低い色素および赤外光を吸収する色素により構成される請求項6または7記載の樹脂基材。
  9. 請求項6~8の何れか記載の樹脂基材を含む収容器。
  10. 請求項9記載の収容器と、
    前記収容器に収容されている被収容物と、からなる収容体。
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