JP2022136034A - 端子位置保証付きコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 端子位置保証付きコネクタを提供する。【解決手段】 電気コネクタが提供される。電気コネクタは、プレインストールされたアセンブリを形成するメスハウジングと端子位置保証部材とを含むことができる。TPA部材は、端子に対する補強又は二次ロックと、端子位置保証とを提供するために、最終ロック位置におかれることができる。アセンブリを受け入れるオスハウジングを提供することができる。【選択図】 図1

Description

分野
[0001] 本開示はコネクタに関する。特に、態様は、端子位置保証付き電気コネクタに関する。
背景
[0002] 電気コネクタは、様々な配線システムで使用することができる。電気コネクタは、メスハウジングとオスハウジングとの間の結合を維持するためのロック機構を含むことができる。メスハウジングは、オスハウジングの1つ又は複数のワイヤ端に接続するための1つ又は複数の端子を支持することができる。メスハウジング内の端子の適切な設置及び位置決めを保証するために端子位置保証部材を使用することができる。端子位置保証部材は、端子の位置決めを保証するための位置にロックすることができる。端子位置保証部材は、メスハウジングの側面又は底面から挿入することができ、端子位置保証部材の一部はメスハウジングの外側に延びることができる。
概要
[0003] ある態様はハウジングと、端子位置保証部材と、端子位置保証部材から延びるアームとを含むことができるコネクタを提供する。ハウジングは、第1のアパーチャと、ハウジングの保持壁によって境界を定められた第2のアパーチャとを含むことができる。端子位置保証部材は第1のアパーチャに配置することできる。アームは、第1のデテントと第2のデテントとを含むことができ、その両方はアームから外方に延びることができる。第1のデテント及び第2のデテントの両方は、端子位置保証部材の第1の位置において保持壁の両側に配置されることができる。第2の位置において、第1のデテント及び第2のデテントは端子位置保証部材の第2のアパーチャ内に配置されることができる。ある態様において、第1のデテントと第2のデテントとの間のアームの平坦な側面が、第1の位置において保持壁の平坦な面に当接することができる。別の態様において、アームは、第1の位置と第2の位置との間で移動するために、端子位置保証部材のベースに向かって内側に撓ませることができる。さらなる態様において、第2のデテントの平坦な上縁は第1の位置から第2の位置へ移動するために保持壁のベベル状の底縁と係合することができる。さらなる態様において、第2のデテントの面取りされた底縁は、第2の位置から第1の位置へ移動するために保持壁の平坦な上縁と係合することができる。ある態様において、第2のデテントより下のアームの底部の平坦な面は第2の位置において保持壁と当接することができる。別の態様において、第1のアパーチャはハウジングの前壁と後壁の中間にあることができる。別の態様において、端子位置保証部材は第2の位置において完全にハウジング内にあることができる。別の態様において、コネクタは第2の位置にある場合に第1のハウジングと端子位置保証部材を受け入れるための第2のハウジングを含むことができる。
[0004] 別の態様は端子位置保証部材を提供する。端子位置保証部材は端子保持ベースと、アームと、第1のデテントと、第2のデテントとを含むことができる。アームは端子保持ベースに隣接して配置することができる。第1のデテントはアームから外方に延びることができる。第2のデテントはアームから外方に延びることができ、第1のデテントより下に配置することができる。ある態様において、端子保持ベースは端子を受けるために端子保持面を含むことができる。さらなる態様において、端子保持ベースは端子を保持するために端子保持面に隣接して端子保持アームを含むことができる。さらなる態様において、端子保持アームは端子保持アームの後壁まで延びる傾斜面を含むことができる。別の態様において、端子位置保証部材は完全にハウジング内にあり端子を保持することができる。別の態様において、第2のデテントの底縁は端子を保持するためにハウジングと係合することができる。
[0005] 別の態様は、端子をコネクタ内に保持する方法を提供する。方法は、端子位置保証部材をハウジングの第1のアパーチャに提供することと、端子位置保証部材の第1のデテントをハウジングの第2のアパーチャに提供することと、端子位置保証部材のアームを内側に移動することと、端子位置保証部材の第2のデテントを第2のアパーチャ内に延ばすことと、端子位置保証部材をハウジング内に完全に受け入れることとを含むことができる。ある態様において、方法はさらに、ハウジングを第2のハウジングに受け入れることを含むことができる。別の態様において、方法はさらにアームの底面をハウジングの保持壁の上面と整列させることを含むことができる。この態様において、第2のアパーチャは保持壁によって境界を定められることができる。別の態様において、方法はさらに端子位置保証部材の端子接触面をハウジングの端子接触面と整列させることを含むことができる。別の態様において、端子保持アームは端子接触面の第2の高さより上の第1の高さまで延びることができる。この態様において、端子保持アームは端子の引き出しを防止するために端子に力を及ぼすことができる。
図面の簡単な説明
[0006] 本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、態様を説明し、また記載とともに、態様の原理を説明し、当業者が態様を作製し使用することを可能にするためにさらに役立つものである。
[0007]様々な態様によるメスコネクタハウジング及び端子位置保証部材の斜視図である。 [0008]様々な態様による端子位置保証部材の斜視図である。 [0009]図1の端子位置保証部材の正面図である。 [0010]図1の端子位置保証部材の上面図である。 [0011]図1の端子位置保証部材の側面図である。 [0012]図2Cの端子位置保証部材の線3-3に沿った断面図である。 [0013]様々な態様によるコネクタの組立図である。 [0014]図1のメスコネクタハウジング及び端子位置保証部材の正面図である。 [0015]図1のメスコネクタハウジング及び端子位置保証部材の側面図である。 [0016]図5のメスコネクタハウジング及び端子位置保証部材の線7-7に沿った側断面図である。 [0017]図6のメスコネクタハウジング及び端子位置保証部材の線8-8に沿った斜視断面図である。 [0018]図1のメスコネクタハウジング及び端子位置保証部材の斜視図である。 [0019]図1のメスコネクタハウジング及び端子位置保証部材の側面図である。 [0020]図9のメスコネクタハウジング及び端子位置保証部材の線11-11に沿った側面断面図である。 [0021]図10のメスコネクタハウジング及び端子位置保証部材の線12-12に沿った斜視断面図である。 [0022]図4のコネクタの斜視図である。 [0023]図4のコネクタの正面図である。 [0024]図14のコネクタの線15-15に沿った側断面図である。
[0025] 態様の特徴及び利点は、同様の参照文字が全体を通して対応する要素を識別する図面と組み合わせて考慮した場合、以下に述べる詳細な記載からより明らかになるであろう。図面中、同様の参照番号は、同一、機能的に類似、及び/又は構造的に類似の要素を一般に示す。
詳細な記載
[0026] 次に、本発明を、添付図面に示されるようなその態様を参照して詳細に記載する。「一態様」、「ある態様」、「例示的な態様」その他への言及は、記載される態様が特定の特徴、構造、又は特性を含み得ることを示すが、全ての態様が必ずしもその特定の特徴、構造、又は特性を含むとは限らない。さらに、このような句は、必ずしも同じ態様に言及しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性がある態様に関連して記載される場合、明示的に記載されているかどうかにかかわらず、他の態様に関連してそのような特徴、構造、又は特性に影響を及ぼすことは当業者の知識の範囲内であると考えられる。
[0027] 以下の例は、本態様を例示するものであるが、限定するものではない。当該分野で通常直面する様々な条件及びパラメータの他の適切な修正及び適応は、当業者には明らかであろうが、本開示の趣旨及び範囲内である。
[0028] 本明細書で使用される場合、「約」という用語は、それが言及する数を含み、また、境界となり、5%、10%、15%、又は20%の範囲内にある数を含むが、そのような数が、可能な値の100%を超え得る場合を除く。
[0029] 態様は、車両配線システムなどの配線システム用の電気コネクタを提供する。本明細書に記載される電気コネクタは、改良された端子位置保証を有することができる。改良された端子位置保証は、端子接続を確実にし、意図しない引き出しを防止することができる。
[0030] 電気コネクタは、メスハウジング、オスハウジング及び端子位置保証部材(「TPA部材」)を含むことができる。メス部材及びTPA部材は、オスハウジングに結合できるアセンブリを形成することができる。TPA部材はハウジング内の適切な端子位置を維持することができる。ワイヤ端子を含む端子セグメントは、ハウジング内のそれらの位置を維持し、適切な嵌合を確実にするための一次ロックを含むことができる。ある態様において、TPA部材は一次ロックを補強することができる。別の態様において、TPA部材は、二次ロックであることができる。有利には、端子を端子位置保証下に設置できるようにTPA部材が最終ロック位置にあるということを知らせるためにフィードバック(例えば視覚的、触覚的及び/又は聴覚的フィードバック)を提供することができる。最終ロック位置において、TPA部材は完全にメスハウジング内にあることができる。別の態様において、TPA部材の一部は、メスハウジングの外側に延びることができる。端子セグメントが設置されると、TPA部材は最終ロック位置におかれることができ、この位置で、TPA部材は端子セグメントとブロック係合下におかれ、端子セグメントがメスハウジングから意図せずに取り外されることを防止することができる。
[0031] オスハウジングは、前部及び後部を含むことができる。メスハウジング及びTPA部材のアセンブリを受け入れるためのアパーチャは、前部から、前部と後部の間の一部まで延びることができる。メスハウジングは、前部、後部、底部、及び上部を含むことができる。1つ又は複数の端子アパーチャは、1つ又は複数の端子セグメントを受け入れるために、メスハウジングの前部から後部まで延びることができる。別のアパーチャは、TPA部材を受け入れるために、底部からメスハウジングの底部と上部の間の一部まで延びることができる。このようにして、電気コネクタは、メスハウジングとオスハウジングとの間の結合方向とは別の方向に挿入されるTPA部材を支持することができる。TPA部材が配置されるアパーチャは、TPA部材が端子アパーチャに配置された端子セグメントを支持できるように、端子アパーチャと交差することができる。
[0032] 本明細書に記載されるように、メスハウジングとTPA部材を含むアセンブリは、プレインストールされることができる。したがって、ユーザは、TPA部材をメスハウジングに結合させる必要がない。TPA部材は、端子位置保証を提供する位置に移動される前、プレロック位置にあることができる。プレロック位置で、TPA部材の一部は、メスハウジングの底部から外側に延びることができる。他の態様では、TPA部材は、メスハウジングの別の側、例えば、前部又は後部から挿入することができる。ある態様において、オスハウジングは、追加のTPA部材を含むことができる。
[0033] 最終ロック位置において、TPA部材は端子位置保証を提供することができる。TPA部材は、完全にメスハウジング内にあることができる最終ロック位置に移動することができる。ある態様において、端子セグメントはプレロック位置においてメスハウジングの端子アパーチャに挿入できるが、1つ又は複数の端子セグメントが部分的に嵌合されている場合、TPA部材は最終ロック位置に移動されることを防止されることができる。ある態様において、端子セグメントが部分的にのみ嵌合されている場合、端子セグメントは、TPA部材が最終ロック位置に移動されることを防止することができる。したがって、ある態様において、TPA部材が最終ロック位置に移動するために、端子セグメントは完全に設置されていなければならない。端子セグメントが完全に設置されると、端子セグメントはTPA部材が最終ロック位置に移動することを防止しない。したがって、端子セグメントは、TPA部材がプレロック位置にある間に設置されることができる。端子セグメントが設置されると、TPA部材は最終ロック位置に移動されることができる。ある態様において、TPA部材が最終ロック位置にある場合、端子セグメントはメスハウジングの端子アパーチャを介して挿入されることを防止されることができる。
[0034] TPA部材の一部がプレロック位置においてメスハウジングの底部から外方に延びることができるので、アセンブリはオスハウジングの底部を通過することを防止されることができる。このようにして、オスハウジングは、オスハウジングをメスハウジングに嵌合するためにプレロック位置にあるメスハウジング及びTPA部材を受け入れることを防止されることができる。TPA部材の一部がメスハウジングの底部から外方に延びているという視覚的フィードバックは、TPA部材のプレロック位置を示すことができる。したがって、視覚的フィードバックは、TPA部材が端子位置保証を提供するために最終ロック位置にないことを示すことができる。TPA部材が最終ロック位置におかれ、TPA部材が完全にメスハウジング内におかれると、オスハウジングはアセンブリを受け入れることができる。これは、電気コネクタが位置保証により導入された1つ又は複数の端子セグメントを含んでいるというさらなる保証を提供することができる。さらに、例えばTPA部材全体をメスハウジング内に配置することによって、電機コネクタの全体サイズを低減することができ、それによりコネクタは低プロファイルを有することができる。これは例えば複雑であり且つ高い信頼性で多数の構成要素を必要とするがスペースが限られる車両配線システムにおいて有益である。
[0035] メスハウジングは、保持アパーチャを含むこともできる。ある態様において、保持アパーチャは、メスハウジング内にあり、メスハウジングの前部から、TPA部材が配置されるアパーチャまで延びることができる。したがって、2つのアパーチャは交差することができる。別の態様では、保持アパーチャは、TPA部材が配置されるアパーチャから、TPA部材が配置されるアパーチャとメスハウジングの前部との間のメスハウジングの一部まで延びることができる。別の態様では、保持アパーチャは、TPA部材が配置されるアパーチャから、TPA部材が配置されるアパーチャとメスハウジングの後部との間のメスハウジングの一部まで延びることができる。
[0036] TPA部材は、保持デテントが外側に延びるロック面を有する片持ち式ロックアームを含むことができる。TPA部材を保持するために、TPA部材の保持デテントは、メスハウジングの保持アパーチャ内に延び、保持アパーチャの境界を形成し得るメスハウジングの保持壁と係合することができる。ある態様において、保持壁は、保持アパーチャの下部境界とすることができる。TPA部材は、保持デテントと保持壁との間の干渉のために、メスハウジングアパーチャから取り外されることを防止されることができる。メスハウジング及びTPA部材のアセンブリのプレインストールは、このようにメスハウジングによって保持されるようにTPA部材をインストールすることを含むことができる。
[0037] ロックアームはさらに、TPA部材をメスハウジング内に完全に移動させて最終ロック位置におくために、メスハウジングの保持壁に係合することができるロックデテントを含むことができる。TPA部材をロックするために、ロックアームは、ロックデテントがメスハウジングの保持壁を通過でき、TPA部材をメスハウジングアパーチャ内に移動できるように、その付勢された位置から内側に撓むことができる。ある態様では、TPA部材をメスハウジングアパーチャ内に移動させると、ロックアームを内側に撓ませることができる。TPA部材は、TPA部材を受け入れるアパーチャ側壁によって、メスハウジングの中にさらに移動することを防止されることができる。TPA部材がメスハウジングアパーチャ内に移動されると、ロックアームは、その付勢された位置まで外側に撓ませられ、ロックデテントは、保持アパーチャ内で保持デテントと合流することができる。保持デテントとロックデテントの両方が保持アパーチャ内に配置されると、TPA部材はメスハウジング内に完全に入り、TPA部材は最終ロック位置にあることができる。最終ロック位置で、ロックデテントと保持壁との間の干渉により、TPA部材はメスハウジングアパーチャから取り外されるのを防止されることができる。
[0038] 保持壁及びロックアームの形状は、プレロック位置と最終ロック位置との間のTPA部材の移動を支援することができる。保持デテントは保持壁の平坦な上縁と係合できるベベル状にされた底縁を有することができる。このようにして、ロックアームは、保持壁を通過して内側に撓むことができる。ロックデテントはロックアームが内側に撓ませられるときにTPA部材をメスハウジング内に移動するために保持壁のベベル状の底縁と係合できる平坦な上縁を有することができる。同様に、ロックデテントはTPA部材をメスハウジングから引き出すことができるようにロックアームを内側に撓ませるために保持壁の平坦な上縁と係合できる面取りされた底縁を有することができる。これは、リセット又はメンテナンスを容易にするために、TPA部材を最終ロック位置から解除することができる。
[0039] さらに、ロックデテントをメスハウジング内に配置することによって、電機コネクタの全体サイズを低減することができる。ロックデテントをメスハウジングの外面の外側に又は外面上に位置付ける代わりに、ロックデテントはメスハウジング内の保持アパーチャ内にあることができる。したがって、コネクタはTPA部材が最終ロック位置にあるときに低プロファイルを有することができる。本明細書に記載されるコネクタの低プロファイルは、ロックデテントをメスハウジングの内側に位置付けることによって支援され、例えば、複雑であり且つ高い信頼性で多数の構成要素を必要とするがスペースが限られる車両配線システムにおいて有益である。
[0040] TPA部材は、ロックアームに隣接し得る1つ又は複数の端子保持ベースをさらに含むことができる。端子保持ベースは、ロックアームを保護し、且つロックアームに支持を与えることができる。端子保持ベースの形状は、位置保証付きの端子の設置を支援することができる。端子保持ベースの端子接触面は、端子アパーチャにおいてメスハウジングの端子接触面と隣接することができる。端子接触面は、端子セグメントを受けることができ、端子セグメントは、端子保持ベースの傾斜ガイド面によってガイドされながら、端子アパーチャを通って前進することができる。傾斜ガイド面は、端子保持アームの一部を形成することができ、このアームは、端子保持ベースから上方に延びることができる。本明細書で記載されるように、上方方向は、長手方向軸に概ね平行な長手方向とすることができる。端子保持ベースの後壁の端子保持接触面は、端子が設置されると、端子セグメントとブロック係合することができる。端子保持接触面は、端子セグメントに力を及ぼして、補強/二次ロックを提供し、取り外しを防止することができる。したがって、最終ロック位置にあるTPA部材は、端子の位置が維持され、端子セグメントが意図せずに取り外されることがないという保証を提供することができる。これは、改善された端子嵌合を提供することができる。
[0041] TPA部材が最終ロック位置にあることを知らせるために、聴覚的フィードバック(例えば、クリック音)を提供することができる。さらに、TPA部材が最終ロック位置にあることを示すために、触覚的及び/又は視覚的フィードバックを提供することができる。例えば、TPA部材全体が最終ロック位置においてメスハウジング内にあることは、端子が端子位置保証付きで設置されているという視覚的な信号を提供することができる。このフィードバックを受けることにより、以後、補強/二次ロックが提供され、端子は端子位置保証付きで設置されているという保証とともに端子セグメントを設置することができる。
[0042] メスハウジング100とTPA部材300とを有するプレインストールされたアセンブリが図1に示されている。メスハウジング100は、TPA部材300を受け入れるTPA部材アパーチャ118を含むことができる。TPA部材300は、TPA部材300をプレロック位置10におくことができるように部分的にメスハウジング100内に配置することができる。最終ロック位置20(図9)において、TPA部材300は完全にメスハウジング100内に配置することができる。
[0043] 図2A~Dに示されるように、TPA部材300は、前部302、後部304、第1の側306、第2の側308、上部310、底部312、1つ又は複数のロックアーム314及び1つ又は複数の端子保持ベース326を含むことができる。各ロックアーム314は、ロック面316、保持デテント318、及びロックデテント320を含むことができる。各端子保持ベース326は、端子接触面328と、後壁330と、端子保持接触面334及びガイド面336を有する端子保持アーム332とを含むことができる。
[0044] 端子保持アーム332は、端子保持ベース326から長手方向軸9(図11)に概ね平行な長手方向において上方に延びることができる。いくつかの態様において、端子接触面328は、概ね平坦であることができ、端子保持アーム332に隣接することができる。ある態様において、端子保持アーム332のガイド面336は、傾斜状であることができる。別の態様において、端子保持ベース326の後壁330は、端子保持アーム332の端子保持接触面334を含むことができる。ある態様において、端子保持接触面334は、補強/二次ロックを提供し且つ取り外しを防止するために、ワイヤ400に接続された端子セグメント402(図15)によって支持されるインストールされた端子に力を及ぼすことができる。したがって、端子セグメント402はTPA部材300とブロック係合下におかれることができ、その結果、それは保持され、意図せずに取り外されることが防止される。ブロック係合については以下でさらに詳細に記載する。
[0045] 端子保持ベース326は、ロックアーム314に隣接して位置付けることができる。いくつかの態様において、ロックアーム314は、一方又は両方の側で、端子保持ベース326に隣接して位置付けることができる。このようにして、各端子保持ベース326は、ロックアーム314を保護し、支持することができる。
[0046] 図3に示されるように、ロックアーム314は、片持ち状とすることができる。ロックアーム314は、図3に示される付勢された位置を有することができ、また、付勢された位置から内側に撓むことができる。保持デテント318及びロックデテント320は、ロックアーム314のロック面316から外側に延びることができる。保持デテント318は、底縁338を含むことができる。ある態様において、底縁338は、ベベル状にすることができる。いくつかの態様において、底縁338は保持デテント318の軸2からベベル角αであることができる。いくつかの態様において、ベベル角αは約5度~約60度の範囲、例えば約15度~約45度の範囲、例えば約30度であることができる。ロックデテント320は上縁322及び底縁324を含むことができる。ある態様において、上縁322は平坦であることができる。別の態様において、底縁324は、面取りすることができる。いくつかの態様において、底縁324は、ロックデテント320の軸3から面取り角γであることができる。いくつかの態様において、ロックデテント320の軸3からの面取り角γは鋭角であることができる。いくつかの態様において、面取り角γは、約5度~約60度の範囲、例えば約15度~約45度の範囲、例えば約30度であることができる。
[0047] 図4に示されるように、電気コネクタは、メスハウジング100、TPA部材300、及びオスハウジング200を含むことができる。いくつかの態様において、それらの構成要素は、射出成形されたプラスチックであり得る。オスハウジング200は補強タブ220及びオス型ピン218を支持することができる。オスハウジング200はメスハウジング100及びTPA部材300のプレインストールされたアセンブリを受け入れて、オスハウジング200をメスハウジング100に結合することができる。
[0048] 図5~6に示されるように、メスハウジング100は前部102、後部104、第1の側106、第2の側108、上部110及び底部112を含むことができる。
[0049] 図5及び7を参照すると、メスハウジング100はさらに、1つ又は複数の保持アパーチャ122及び保持壁124を含むことができる。TPA部材アパーチャ118はアパーチャ側壁120を含むことができる。保持壁124は上縁128及び底縁126を含むことができる。
[0050] 図7に示されるように、TPA部材アパーチャ118はメスハウジング100の底部112から、メスハウジング100の底部112と上部110との間の位置まで延びることができる。TPA部材アパーチャ118は、さらに、メスハウジング100の前部102と後部104の中間に、及びメスハウジング100の第1の側106と第2の側108の中間にあり得る。
[0051] プレロック位置10において、TPA部材300は、部分的にTPA部材アパーチャ118内に配置され得る。したがって、TPA部材300の底部312は、メスハウジング100の底部112より下に延びることができる。TPA部材300が部分的にメスハウジング100内に配置されていることの視覚的フィードバックは、TPA部材300がプレロック位置10にあることを知らせることができる。TPA部材300はTPA部材300がアパーチャ側壁120間に収まることができるようにTPA部材アパーチャ118内に配置することができる。隙間がアパーチャ側壁120とTPA部材300との間に存在することができ、TPA部材300がTPA部材アパーチャ118内で移動することを可能にする。
[0052] 図5を参照すると、1つ又は複数の保持アパーチャ122はメスハウジング100内にあることができる。ある態様において、保持アパーチャ122は、メスハウジング100の前部102から、メスハウジング100の前部102と後部104との間のメスハウジング100の一部まで延びることができる。ある態様において、保持アパーチャ122は、メスハウジング100の前部102と後部104の中間のメスハウジング100の位置で、TPA部材アパーチャ118と交差することができる。図5に示されるように、保持アパーチャ122は、メスハウジング100の第1の側106と第2の側108の中間にあることができる。ある態様において、保持アパーチャ122は、第1の側106から距離D1に、第2の側108から距離D2にあることができる。ある態様において、保持アパーチャ122は、メスハウジング100の上部110と底部112の中間にあることができる。ある態様において、保持アパーチャ122は、上部110から距離D3に、底部112から距離D4にあることができる。ある態様において、D3はD4よりも大きくてもよい。
[0053] 図7を参照すると、ある態様において、長手方向軸9(図11)に概ね平行な長手方向におけるメスハウジング100の厚さL1は同じ方向におけるTPA部材300の厚さL2よりも大きくてもよい。したがって、TPA部材300は、プレロック位置10(図7)から最終ロック位置20(図11)までメスハウジング100によって受け入れることができる。
[0054] ある態様において、保持アパーチャ122は、前部102からTPA部材アパーチャ118まで延びることができる。別の態様において、保持アパーチャ122は、TPA部材アパーチャ118から、TPA部材アパーチャ118とメスハウジング100の前部102との間のメスハウジング100の一部まで延びることができる。別の態様において、保持アパーチャ122は、TPA部材アパーチャ118から、TPA部材アパーチャ118とメスハウジング100の後部104との間のメスハウジング100の一部まで延びることができる。別の態様において、保持アパーチャ122は、TPA部材アパーチャ118から、TPA部材アパーチャ118とメスハウジング100の第1の側106との間のメスハウジング100の一部まで延びることができる。別の態様において、保持アパーチャ122は、TPA部材アパーチャ118から、TPA部材アパーチャ118とメスハウジング100の第2の側108との間のメスハウジング100の一部まで延びることができる。したがって、保持アパーチャ122は、メスハウジング100内に後退させることができ、TPA部材アパーチャ118からメスハウジング100の1つ又は複数の側に向かって延びることができる。
[0055] プレロック位置10において、ロックアーム314の保持デテント318は、保持アパーチャ122内に配置することができる。保持デテント318は、メスハウジング100内でTPA部材300を支持するために、メスハウジング100の保持壁124と係合することができる。ある態様において、保持デテント318の底縁338は、保持壁124の上縁128と係合することができる。このようにして、保持壁124は保持アパーチャ122の低い方の境界であることができる。ある態様において、保持壁124の上縁128は、平坦であることができる。したがって、いくつかの態様において、保持デテント318のベベル状底縁338は、メスハウジング100内でTPA部材300を保持するために保持壁124の平坦な上縁128と係合することができる。いくつかの態様において、保持壁124は、メスハウジング100の底部112の一部を形成することができる。
[0056] TPA部材300をプレロック位置10から、TPA部材300をメスハウジング100内に完全配置することができる最終ロック位置20(図9)へ移動するために、ロックアーム314は付勢された位置から内側へ撓むことができる。いくつかの態様において、保持デテント318の底縁338は、ロックアーム314を内側に撓ませることができるように平坦な上縁128を通過するためにベベル状にすることができる。
[0057] ある態様において、ロックアーム314のロック面316は保持デテント318とロックデテント320との間で平坦であることができる。ある態様において、プレロック位置10において、保持デテント318とロックデテント320との間の平坦なロック面316は、保持壁124と係合することができる。したがって、プレロック位置10において、ロックアーム314の保持デテント318及びロックデテント320は保持壁124の両側にあることができ、保持デテント318は保持アパーチャ122内に保持壁124の上に配置することができ、ロックデテント320は保持壁124の下に配置することができる。いくつかの態様において、保持壁124はメスハウジング100の底部112の一部を形成することができるので、ロックデテント320はプレロック位置10において底部112の下に配置することができる。
[0058] ロックデテント320はTPA部材300を、プレロック位置10から、TPA部材300をメスハウジング100内に完全に配置することができる最終ロック位置20(図9)へ移動するためにメスハウジング100の保持壁124と係合することができる。ある態様において、保持壁124の底縁126は、面取りすることができる。いくつかの態様において、底縁126は、保持壁124の軸6から面取り角θであることができる(図11)。いくつかの態様において、保持壁124の軸6からの面取り角θは鋭角であることができる。いくつかの態様において、面取り角θは、約5度~約60度の範囲、例えば約15度~45度、例えば約30度であることができる。いくつかの態様において、保持壁124の底縁126は、ロックデテント320の平坦な上縁322が通過することを可能にするように面取りすることができ、その結果、TPA部材300はプレロック位置10から、TPA部材300をメスハウジング100内に完全に配置することができる最終ロック位置20(図9)へ移動することができる。
[0059] 図5~6及び8を参照すると、メスハウジング100は、1つ又は複数の端子アパーチャ114及び1つ又は複数の端子接触面130をさらに含むことができる。端子アパーチャ114は端子セグメント402を受け入れることができる(図13~15)。端子アパーチャ114はメスハウジング100の前部102から、メスハウジング100の前部102と後部104との間のメスハウジング100の一部まで延びることができる。ある態様において、端子アパーチャ114は、メスハウジング100の前部102と後部104の中間のメスハウジング100の一部でTPA部材アパーチャ118と交差することができる。端子接触面130は端子アパーチャ114内にあることができる。
[0060] 図8に示すように、いくつかの態様において、端子接触面130は、TPA部材300の端子接触面328に接することができる。いくつかの態様において、プレロック位置10で、端子接触面130は、端子保持ベース326の端子接触面334より上に位置することができる。したがって、端子接触面334は、端子アパーチャ114より下でTPA部材アパーチャ118内に配置することができる。プレロック位置10で、端子セグメント402(図15)は、端子アパーチャ114を通してメスハウジング100に挿入することができ、端子接触面130によって受けることができる。
[0061] 端子セグメント402は、端子アパーチャ114を通って延びることができる。端子アパーチャ114はTPA部材アパーチャ118と交差できるので、端子セグメント402はTPA部材アパーチャ118と交差することができる。いくつかの態様において、端子接触面334は端子接触面130より下にあり、端子アパーチャ114内に存在しないことができるので、プレロック位置10において、端子セグメント402は端子接触面334に接触せずに端子アパーチャ114を通って延びることができる。したがって、いくつかの態様において、端子接触面334は、プレロック位置10において端子セグメント402を受けることができるように端子接触面130のように端子アパーチャ114内に存在しない。
[0062] 端子セグメント402は、プレロック位置10において端子アパーチャ114内に配置することができる。端子セグメント402が端子アパーチャ114に設置されると、TPA部材300は、TPA部材アパーチャ118内で長手方向軸9(図11)に概ね平行な長手方向に上方に移動されて、端子セグメント402に補強又は二次ロックを提供することができる。端子セグメント402が完全に設置されておらず、部分的にしか嵌合されていない場合、TPA部材300は、メスハウジング100内へ移動することを阻止されることができる。その代わりに、端子接触面334と同様に、いくつかの態様において、端子保持ベース326の端子保持アーム332は、プレロック位置10においてメスハウジング100の端子接触面130より下に位置決めされることができる。
[0063] TPA部材300の端子保持アーム332は、補強/二次ロックを提供し、端子セグメント402の意図しない取り外しを防止するために、端子セグメント402とのブロック係合を提供することができる。したがって、端子保持ベース326は、プレロック位置10においてメスハウジング100の端子接触面130より下に位置することができるので、端子保持アーム332は、プレロック位置10において端子アパーチャ114内に存在しない。このようにして、ガイド面336及び端子保持接触面334を支持する後壁330の部分は、プレロック位置10において端子アパーチャ114内に存在しない。端子保持アーム332がプレロック位置10において端子アパーチャ114内に存在しないので、設置された端子セグメント402は、端子保持アーム332に接触することなく端子アパーチャ114を通って延びることができる。したがって、端子保持アーム332及び端子セグメント402は、それらが保持され、意図せずに取り外されることを防止されるようなブロック係合に失敗し得る。したがって、TPA部材300は、プレロック位置10において端子位置保証を提供するために端子セグメント402を補強又は二次的にロックすることに失敗し得る。メスハウジング100の底部112から外側に延びるTPA部材300の部分の視覚的フィードバックは、TPA部材300が、設置された端子セグメント402に補強又は二次ロックを提供することに失敗し得るようなプレロック位置10にTPA部材300があることを知らせることができる。
[0064] 図9~11に示されるように、TPA部材300は最終ロック位置20にあることができる。TPA部材300を最終ロック位置20に移動するために、端子セグメント402がメスハウジング100に挿入された後、TPA部材300は長手方向軸9(図11)に概ね平行な長手方向にメスハウジング100の上部110に向かってTPA部材アパーチャ118内をメスハウジング100の中へと上方へ移動されることができる。いったん最終ロック位置20におかれると、TPA部材300は完全にメスハウジング100内に存在することができ、その結果、TPA部材300の底部312はメスハウジング100の底部112より下に延びない。TPA部材300がメスハウジング100内に完全に配置されているという視覚的フィードバックは、TPA部材300が最終ロック位置20にあることを知らせることができる。ある態様において、最終ロック位置20が達成されるという保証をTPA部材300が提供するように、TPA部材アパーチャ118の側壁120は、メスハウジング100内へのTPA部材300のさらなる移動を防止することができる。
[0065] 特に、TPA部材300は、端子セグメント402(図15)が部分的にのみ嵌合されている場合、TPA部材アパーチャ118内を長手方向軸9(図11)に概ね平行な長手方向に上方に移動されることができない。TPA部材アパーチャ118は端子アパーチャ114と交差できるので、完全に挿入されない端子アパーチャ114内に配置された端子セグメント402は、TPA部材300がTPA部材アパーチャ118内を上方へ移動されることを阻止することができる。したがって、TPA部材300は、端子セグメント402の補強又は二次ロックを提供することから防止されることができる。このようにして、TPA部材300がメスハウジング100内に完全に配置されているという視覚的フィードバック及びTPA部材300を完全にメスハウジング100内に配置する関連する触覚的及び/又は聴覚的フィードバックは重要である。このフィードバックは、端子セグメント402が補強又は二次ロックにより設置されているという保証を提供することができる。
[0066] プレロック位置10において、TPA部材300は保持デテント318によってメスハウジング100内に保持されることができる(図7)。TPA部材300は、上述のように端子セグメント402が部分的にのみ嵌合されている場合、長手方向軸9(図11)に概ね平行な長手方向に上方に移動されることができない。したがって、TPA部材300が最終ロック位置20にあることができるように長手方向軸9に概ね平行な長手方向にメスハウジング100の上部110に向かって上方にTPA部材300を移動するために、端子セグメント402は端子アパーチャ114内に設置され、配置されなければならない。TPA部材300をメスハウジング100内に移動するために、ロックアーム314は付勢された位置から内側に撓むことができる。ある態様において、ロックアーム314は、横軸8(図11)に概ね平行な横方向において内側に撓むことができる。別の態様において、TPA部材300はロックアーム314を内側に撓ませるようにメスハウジング100内に移動されることができる。ロックアーム314が付勢された位置から横方向にTPA部材アパーチャ118内を移動することを可能にするために、アパーチャ側壁120とTPA部材300との間に隙間が存在することができる。ある態様において、保持デテント318の底縁338は、ロックアーム314が内側に撓むことができるように保持壁124の平坦な上縁128を通過するためにベベル状にすることができる。さらに、ある態様において、保持壁124の底縁126は、TPA部材300が最終ロック位置20に移動できるように、ロックデテント320の平坦な上縁322が通過することを可能にするために面取りされることができる。次いで、TPA部材300は、長手方向軸9に概ね平行な長手方向においてメスハウジング100の上部110に向かってメスハウジング100内を移動されることができる。
[0067] ある態様において、TPA部材300全体がメスハウジング100内にあるという視覚的フィードバックに加えて、TPA部材300が最終ロック位置20にあることを示す聴覚的及び/又は触覚的フィードバック信号(例えば聴覚的クリック音)を発することができる。このフィードバックは、端子セグメント402が補強又は二次ロックにより設置されているという保証を提供することができる。
[0068] 図11に示されるように、ロックアーム314は、保持壁124より上に配置されると、付勢された位置へ外方に撓むことができる。ある態様において、ロックアーム314は、横軸8に概ね平行な横方向において外方に撓むことができる。このようにして、ロックデテント320は保持アパーチャ122内に配置されることができる。したがって、最終ロック位置20において、ロックアーム314の保持デテント318及びロックデテント320の両方は、保持壁124より上で保持アパーチャ122内に配置されることができる。いくつかの態様において、TPA部材300のロックアーム314のロックデテント320は、最終ロック位置20において保持壁124より上で保持アパーチャ122内に配置されることができる。いくつかの態様において、保持壁124は、メスハウジング100の底部112の一部を形成することができる。いくつかの態様において、保持壁124はメスハウジング100の底部112の一部を形成できるので、ロックデテント320はプレロック位置10において底部112より下に配置することができる。
[0069] いくつかの態様において、メスハウジング100内にある保持アパーチャ122は、コネクタの全体プロファイルを低減することができる。いくつかの態様において、TPA部材300を最終ロック位置20に移動するために保持アパーチャ122内にロックデテント320を配置することは、保持アパーチャ122がメスハウジング100内にあるので、コネクタの全体プロファイルを低減することができる。
[0070] TPA部材300は、例えば端子が切り離されるように又はメンテナンスを容易にするように、端子セグメント402をリリースするべくメスハウジング100とTPA部材300のアセンブリをリセットするために下方に移動させることができる。このようにして、TPA部材300はプレロック位置10(図7)に戻ることができる。最終ロック位置20からプレロック位置10に戻るために、TPA部材300は長手方向軸9(図11)に概ね平行な長手方向においてメスハウジング100の上部110から下方に移動されることができる。TPA部材300を下方に移動するために、ロックアーム314は付勢された位置から横軸8(図11)に概ね平行な横方向に内側に撓むことができる。ある態様において、ロックデテント320の底縁324は、ロックアーム314が内側に撓むことができるように、保持壁124の平坦な上縁128を通過するためにベベル状にすることができる。次いでTPA部材300をメスハウジング100の上部110から下方に移動することができる。プレロック位置10に達すると、保持デテント318は、メスハウジング100内にTPA部材300を保持するために、上述のように保持壁124と係合することができる。
[0071] 図10及び12に示されるように、いくつかの態様において、TPA部材300の端子接触面334は、メスハウジング100とTPA部材300のアセンブリが最終ロック位置20にあるときに、メスハウジング100の端子接触面130に概ね隣接する。いくつかの態様において、端子接触面328及び端子接触面130は共通の平坦な平面に沿って延びることができる。このようにして、端子接触面334はさらに、端子セグメント402(図13)を受けるために端子アパーチャ114内にあることができる。
[0072] 端子接触面334と同様に、いくつかの態様において、端子保持アーム332は最終ロック位置20において端子アパーチャ114内にあることができる。このようにして、ガイド面336及び端子保持接触面334を支える後壁330の部分は、最終ロック位置20において端子アパーチャ114内にあることができる。端子保持アーム332は最終ロック位置20において端子アパーチャ114内にあるので、端子セグメント402は、TPA部材300が保持されて、意図しないで取り外されることを防止されるように、TPA部材300とブロック係合した状態におかれることができる。したがって、TPA部材300は最終ロック位置20において端子位置保証を提供するために端子セグメント402を補強又は二次ロックすることができる。
[0073] 図13~15に示されるように、端子セグメント402はメスハウジング100の端子接触面130とTPA部材300の端子接触面334とによって端子アパーチャ114内に受け入れられることができる。端子セグメント402は次に端子アパーチャ114を通して前に進められ、端子保持アーム332によって案内されることができる。ある態様において、端子セグメント402は横軸8(図11)に概ね平行な横方向において端子アパーチャ114を通って前進する。図15に示されるように、端子セグメント402はそれらが端子アパーチャ114を通して前に進められるときに端子保持アーム332と交差することができる。ある態様において、端子保持アーム332のガイド面336は、端子アパーチャ114を通して前進する際に端子セグメント402を支援するために傾斜を付けられることができる。端子セグメント402の端子が端子アパーチャ114内に設置されると、いくつかの態様において、端子保持アーム332及び端子セグメント402の一部は最終ロック位置20において端子アパーチャ114内に密着した状態で収まることができる。
[0074] 端子セグメント402の端子が端子アパーチャ114内に設置されると、いくつかの態様において、端子保持アーム332及び端子セグメント402は最終ロック位置20においてブロック係合下におかれる。いくつかの態様において、端子保持ベース326の後壁330の端子保持接触面334の部分は端子セグメント402とブロック係合下におかれることができる。ある態様において、端子セグメント402の一部は、端子アパーチャ114内に設置されると、長手方向軸9(図11)に概ね平行な長手方向にメスハウジング100の底部112に向かって下方に延びることができる。したがって、各端子セグメント402は端子保持アーム332の少なくとも2つの側の上に延びることができる。ある態様において、端子セグメント402が横軸8(図11)に概ね平行な横方向にメスハウジング100の前部102に向かって引かれる場合、端子セグメント402の下方に延びる部分は、端子セグメント402が保持されるように端子セグメント402の横移動を停止するべく端子保持接触面334と係合することができる。したがって、端子保持接触面334は、補強/二次ロックを提供し、取り外しを防止するために、端子セグメント402に力を及ぼすことができる。したがって、最終ロック位置20にあるTPA部材300は、端子セグメント402の位置が維持され、端子セグメント402は意図せずに取り外されないという保証を提供することができる。
[0075] 本発明を、特定の機能及びその関係性の実装を示す機能的な構築ブロックの助けを借りて、上に記載してきた。これらの機能的な構築ブロックの境界は、本明細書において、記載の便宜のために任意に定義されている。特定の機能及びその関係性が適切に実行される限り、代替の境界を定義することができる。
[0076] 特定の態様の前述の記載は、本発明の一般的な性質を十分に明らかにするので、他の人は、当業者内の知識を適用することによって、過度の実験をすることなく、本発明の一般的な概念から逸脱することなく、そのような特定の態様を容易に修正及び/又は種々の用途に適合させることができるであろう。したがって、そのような適合及び修正は、本明細書に提示された教示及び指導に基づいて、開示された態様の意味及び同等範囲内にあることが意図される。本明細書の用語又は語句は、教示及び指導に照らして当業者によって解釈されるように、説明のためのものであり、限定するためのものではないことが理解される。
[0077]本発明の広さ及び範囲は、上述した例示的な態様のいずれによっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲及びその等価物にのみ従って定義されるべきである。
2 軸
3 軸
8 横軸
9 長手方向軸
10 プレロック位置
20 最終ロック位置
100 メスハウジング
102 前部
104 後部
106 第1の側
108 第2の側
110 上部
112 底部
114 端子アパーチャ
118 TPA部材アパーチャ
120 アパーチャ側壁
122 保持アパーチャ
124 保持壁
126 底縁
128 上縁
130 端子接触面
200 オスハウジング
218 オス型ピン
220 補強タブ
300 TPA部材
302 前部
304 後部
306 第1の側
308 第2の側
310 上部
312 底部
314 ロックアーム
316 ロック面
318 保持デテント
320 ロックデテント
322 上縁
324 底縁
326 端子保持ベース
328 端子接触面
330 後壁
332 端子保持アーム
334 端子保持接触面
336 ガイド面
338 底縁
400 ワイヤ
402 端子セグメント

Claims (20)

  1. 第1のアパーチャ及び第2のアパーチャを備えるハウジングであって、前記第2のアパーチャは前記ハウジングの保持壁によって境界を定められるハウジングと、
    前記第1のアパーチャ内に配置される端子位置保証部材と、
    第1のデテントと第2のデテントとを備える前記端子位置保証部材から延びるアームであって、前記第1のデテント及び第2のデテントは前記アームから外方に延び、前記第1のデテント及び第2のデテントは、前記端子位置保証部材の第1の位置において前記保持壁の両側に配置され、前記端子位置保証部材の第2の位置において前記第2のアパーチャ内に配置されるアームと、
    を備えるコネクタ。
  2. 前記第1のデテントと前記第2のデテントとの間の前記アームの平坦な側面が、前記第1の位置において前記保持壁の平坦な面に当接する、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記アームが、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動するために前記端子位置保証部材のベースに向かって内側に撓ませられる、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記第2のデテントの平坦な上縁が、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動するために前記保持壁のベベル状の底縁と係合する、請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記第2のデテントの面取りされた底縁が、前記第2の位置から前記第1の位置へ移動するために前記保持壁の平坦な上縁と係合する、請求項3に記載のコネクタ。
  6. 前記第2のデテントより下の前記アームの底部の平坦な面が、前記第2の位置において前記保持壁と当接する、請求項1~5のいずれか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記第1のアパーチャが前記ハウジングの前壁と後壁の中間にある、請求項1~6のいずれか一項に記載のコネクタ。
  8. 前記端子位置保証部材が前記第2の位置において完全に前記ハウジング内にある、請求項1~8のいずれか一項に記載のコネクタ。
  9. 前記第2の位置にある場合に第1のハウジングと前記端子位置保証部材を受け入れる第2のハウジングをさらに備える、請求項1~9のいずれか一項に記載のコネクタ。
  10. 端子保持ベースと、
    前記端子保持ベースに隣接して配置されたアームと、
    前記アームから外方に延びる第1のデテントと、
    前記アームから外方に延び、前記第1のデテントより下に配置される第2のデテントと
    を備える端子位置保証部材。
  11. 前記端子保持ベースが、端子を受けるために端子保持面を備える、請求項10に記載の端子位置保証部材。
  12. 前記端子保持ベースが、前記端子を保持するために前記端子保持面に隣接して端子保持アームを備える、請求項11に記載の端子位置保証部材。
  13. 前記端子保持アームが、前記端子保持アームの後壁まで延びる傾斜面を備える、請求項12に記載の端子位置保証部材。
  14. 前記端子位置保証部材が完全にハウジング内にあり端子を保持する、請求項10~13のいずれか一項に記載の端子位置保証部材。
  15. 前記第2のデテントの底縁が、端子を保持するために前記ハウジングと係合する、請求項10~14のいずれか一項に記載の端子位置保証部材。
  16. 端子をコネクタ内に保持する方法であって、
    端子位置保証部材をハウジングの第1のアパーチャに提供することと、
    前記端子位置保証部材の第1のデテントを前記ハウジングの第2のアパーチャに提供することと、
    前記端子位置保証部材のアームを内側に撓ませることと、
    前記端子位置保証部材の第2のデテントを前記第2のアパーチャ内に延ばすことと、
    前記端子位置保証部材全体を前記ハウジング内に受け入れることと
    を含む方法。
  17. 前記ハウジングを第2のハウジングに受け入れることをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記アームの底面を前記ハウジングの保持壁の上面と整列させることをさらに含み、
    前記第2のアパーチャは前記保持壁によって境界を定められる、
    請求項16又は17に記載の方法。
  19. 前記端子位置保証部材の端子接触面を前記ハウジングの端子接触面と整列させることをさらに含む、請求項16又は17に記載の方法。
  20. 端子保持アームが前記端子接触面の第2の高さより上の第1の高さまで延び、
    前記端子保持アームが前記端子の引き出しを防止するために前記端子に力を及ぼす、
    請求項19に記載の方法。
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