JP2022135889A - 車両用記録制御装置および記録制御方法 - Google Patents

車両用記録制御装置および記録制御方法 Download PDF

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Yasutoshi Sakai
啓太 林
Keita Hayashi
紘史 谷山
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Abstract

【課題】車両の運転者の脇見によって生じる事故等のイベントを、原因も含めて適切に記録すること。【解決手段】制御装置100は、映像データ取得部120と、運転者が車両の進行方向以外を向いている第一条件を満たすか否かを判断する向き検出部131と、イベント検出部132と、イベントが検出された場合、少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する記録制御部133とを備え、第一条件を満たす場合、a)、b)またはa)およびb)の処理を行う。a)記録制御部133は、第一映像データにイベント記録開始フラグを付与し、第一条件が満たされている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存、b)イベント検出部132は、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用記録制御装置および記録制御方法に関する。
車両が前走車両に追突するなどの事故は、運転者の脇見が原因であることが多い。運転者の脇見は、同乗者の動作にも影響される。また、脇見によって、前走車両に追突した場合や、急ブレーキによる追突回避した場合は、走行中の車間距離が狭い低速走行時であることが多い。このような状態は、車両に加わる加速度が小さい場合があり、イベントとして検出されないこともある。同乗者の顔向きが一致した場合、自車両周辺の状況を車外画像として記録するシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-096632号公報
このような技術を、例えばドライブレコーダに適用した場合であっても、車両の搭乗者の顔の向きが一致するような事象と事故との因果関係を正確に判断することは難しい。このため、事故の原因が明確にできないおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の運転者の脇見によって生じる事故等のイベントを、原因も含めて適切に記録することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用記録制御装置は、車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データおよび前記車両の車室内を撮影する第二撮影部が撮影した第二映像データを取得する映像データ取得部と、前記第二映像データから、前記車両の運転者の顔または視線の向きを検出し、前記運転者が前記車両の進行方向以外を向いている第一条件を満たすか否かを判断する向き検出部と、前記車両に加わる加速度に基づくイベントを検出するイベント検出部と、イベントが検出された場合、少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する記録制御部と、を備え、前記向き検出部が前記第一条件を満たすと判断した場合、a)、b)またはa)およびb)の処理を行う車両用記録制御装置。a)前記記録制御部は、前記第一映像データにイベント記録開始フラグを付与し、前記第一条件が満たされている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存、b)前記イベント検出部は、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。
本発明に係る記録制御方法は、車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データおよび前記車両の車室内を撮影する第二撮影部が撮影した第二映像データを取得する映像データ取得ステップと、前記第二映像データから、前記車両の運転者の顔または視線の向きを検出し、前記運転者が前記車両の進行方向以外を向いている第一条件を満たすか否かを判断する向き検出ステップと、前記車両に加わる加速度に基づくイベントを検出するイベント検出ステップと、イベントが検出された場合、少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する記録制御ステップと、が実行され、前記向き検出ステップにおいて前記第一条件を満たすと判断した場合、a)、b)またはa)およびb)の処理を行う車両用記録制御装置が実行する記録制御方法。a)前記記録制御ステップにおいては、前記第一映像データにイベント記録開始フラグを付与し、前記第一条件が満たされている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存、b)前記イベント検出ステップにおいては、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。
本発明によれば、車両の運転者の脇見によって生じる事故等のイベントを、原因も含めて適切に記録することができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る制御装置を有する車両用記録装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第一実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図3は、第二実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図4は、第三実施形態に係る制御装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両用記録制御装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
(車両用記録装置)
図1は、第一実施形態に係る車両用記録制御装置(以下、「制御装置」という。)100を有する車両用記録装置10の構成例を示すブロック図である。車両用記録装置10は、車両に発生したイベントを記録する、いわゆるドライブレコーダである。車両用記録装置10は、運転者および搭乗者が車両の進行方向以外の同一方向を向いている状態で、イベントが検出された場合、イベントを記録する。
車両用記録装置10は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。また、車両用記録装置10は、車両にあらかじめ設置されている装置やナビゲーション装置等の機能または構成を含んで実現されてもよい。車両用記録装置10は、第一カメラ(第一撮影部)200と、第二カメラ(第二撮影部)210と、記録部220と、操作部230と、加速度センサ240と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部250と、表示部260と、制御装置100とを有する。
第一カメラ200は、車両の周辺を撮影するカメラを有する。第一カメラ200は、一例としては、車両用記録装置10に固有のカメラ、または、車両の周囲を撮影する俯瞰映像用のカメラである。本実施形態では、第一カメラ200は、車両の前方を向いて配置され、車両の前方を中心とした周辺を撮影する。第一カメラ200は、エンジンが始動してから停止するまでの間、つまり車両が動作している間は、映像を常時撮影する。第一カメラ200は、撮影した第一映像データを制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。第一映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。
第二カメラ210は、車両の車室内を撮影するカメラである。第二カメラ210は、車両の運転者の少なくとも顔部を撮影可能な位置に配置されている。または、第二カメラ210は、車両のすべての座席に着座している運転者を含む搭乗者の少なくとも顔部を撮影可能な位置に配置されている。第二カメラ210は、例えば、車両のインストルメントパネル、または車両のルームミラー内部またはルームミラーの周辺に配置されている。第二カメラ210は、撮影範囲と撮影向きが固定またはほぼ固定である。第二カメラ210は、例えば、可視光カメラまたは近赤外線カメラで構成される。第二カメラ210は、例えば、可視光カメラと近赤外線カメラとの組み合わせで構成されてもよい。第二カメラ210は、エンジンが始動してから停止するまでの間、つまり車両が動作している間は、映像を常時撮影する。第二カメラ210は、撮影した第二映像データを制御装置100の映像データ取得部120へ出力する。第二映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。なお、第一映像データおよび第二映像データとの区別を要しない場合、映像データと記載する。
第一カメラ200および第二カメラ210は、例えば全天周や半天周を撮影可能な単一のカメラであってもよい。この場合、全天周や半天周を撮影した映像データにおいて、映像データの全体または車両の周辺を撮影している範囲や、車両の前方などを撮影している範囲を、第一映像データとする。また、全天周や半天周を撮影した映像データにおいて、車両の座席に着座している搭乗者の顔を撮影可能な範囲を、第二映像データとする。さらには、全天周や半天周を撮影した映像データ全体を、第一映像データおよび第二映像データとして扱ってもよい。
記録部220は、車両用記録装置10におけるデータの一時記憶などに用いられる。記録部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、メモリカードなどの記録部である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録部であってもよい。記録部220は、制御装置100の記録制御部133から出力された制御信号に基づいて、ループ記録映像データまたはイベント記録データを記録する。
操作部230は、車両用記録装置10に対する各種操作を受付可能である。例えば、操作部230は、撮影した映像データを記録部220にイベント記録データとして手動で保存する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、記録部220に記録したループ記録映像データまたはイベント記録データを再生する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、記録部220に記録したイベント記録データを消去する操作を受付可能である。例えば、操作部230は、ループ記録を終了する操作を受付可能である。操作部230は、操作情報を制御装置100の操作制御部125に出力する。
加速度センサ240は、車両に対して生じる加速度を検出するセンサである。加速度センサ240は、検出結果を制御装置100のイベント検出部132に出力する。加速度センサ240は、例えば3軸方向の加速度を検出するセンサである。3軸方向とは、車両の前後方向、左右方向、および上下方向である。
GNSS受信部250は、GNSS衛星からのGNSS信号を受信するGNSS受信機などで構成される。GNSS受信部250は、受信したGNSS信号を制御装置100の位置情報取得部126へ出力する。
表示部260は、一例としては、車両用記録装置10に固有の表示装置、または、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部260は、第一カメラ200と一体に形成されていてもよい。表示部260は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。本実施形態では、表示部260は、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部260は、制御装置100の表示制御部127から出力された映像信号に基づいて、映像を表示する。表示部260は、第一カメラ200が撮影している映像、または、記録部220に記録された映像を表示する。
(車両用記録制御装置)
制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。制御装置100は、記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。制御装置100には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは制御装置100におけるデータの一時記憶などに用いられる。制御装置100は、その構成およびプログラムによって実現される機能として、バス100Xに接続された、映像データ取得部120と、バッファメモリ121と、映像データ処理部122と、再生制御部124と、操作制御部125と、位置情報取得部126と、表示制御部127と、向き検出部131と、イベント検出部132と、記録制御部133とを有する。
映像データ取得部120は、車両の周辺を撮影した第一映像データおよび車両の車室内を撮影した第二映像データを取得する。より詳しくは、映像データ取得部120は、第一カメラ200が撮影した第一映像データおよび第二カメラ210が撮影した第二映像データを取得する。映像データ取得部120は、第一カメラ200および第二カメラ210が出力した第一映像データおよび第二映像データを取得して、バッファメモリ121に出力する。映像データ取得部120が取得する第一映像データおよび第二映像データは、映像のみのデータに限らず、映像と音声とを含む撮影データであってもよい。また、映像データ取得部120は、第一映像データおよび第二映像データとして、全天周や半天周を撮影した映像データを取得してもよい。
バッファメモリ121は、制御装置100が備える内部メモリであり、映像データ取得部120が取得した一定時間分の映像データを、更新しながら一時的に記録するメモリである。
映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、例えばH.264やMPEG-4(Moving Picture Experts Group)などの任意の方式のコーデックで符号化された、例えばMP4形式などの任意のファイル形式に変換する。映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データから、一定時間分のファイルとした映像データを生成する。具体例として、映像データ処理部122は、バッファメモリ121が一時的に記憶している映像データを、記録順に60秒間の映像データをファイルとして生成する。映像データ処理部122は、生成した映像データを記録制御部133へ出力する。また、映像データ処理部122は、生成した映像データを表示制御部127へ出力する。ファイルとして生成される映像データの期間は、一例として60秒としたが、これには限定されない。ここで言う映像データとは、第一カメラ200が撮影した映像に加えて音声が含まれたデータであってもよい。
再生制御部124は、操作制御部125から出力された再生操作の制御信号に基づいて、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データを再生するよう制御する。
操作制御部125は、操作部230が受け付けた操作の操作情報を取得する。例えば、操作制御部125は、映像データの手動保存操作を示す保存操作情報、再生操作を示す再生操作情報、または、映像データの消去操作を示す消去操作情報を取得して制御信号を出力する。例えば、操作制御部125は、ループ記録を終了する操作を示す終了操作情報を取得して制御信号を出力する。
位置情報取得部126は、車両の現在位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部126は、GNSS受信部250が受信したGNSS信号に基づいて、車両の現在位置の位置情報を公知の方法によって算出する。
表示制御部127は、表示部260における映像データの表示を制御する。表示制御部127は、映像データを表示部260に出力させる映像信号を出力する。より詳しくは、表示制御部127は、第一カメラ200が撮影している映像、または、記録部220に記録されたループ記録映像データまたはイベント記録データの再生によって表示する映像信号を出力する。
向き検出部131は、第二映像データから、車両の運転者および運転者以外の搭乗者の顔または視線の向きを検出し、運転者および搭乗者が車両の進行方向以外の同一方向を向いている第一条件を満たすか否かを判断する。
より詳しくは、向き検出部131は、第二映像データから人物を認識する。第二映像データから人物を認識する方法は、公知の方法を使用可能であり、限定されない。検出される人物は、車両の運転者および運転者以外の搭乗者である。
向き検出部131による顔または視線の向きの検出について説明する。向き検出部131は、車両の運転者および運転者以外の搭乗者の顔または視線の向きを検出する。本実施形態では、向き検出部131は、第二映像データに画像処理を行って、運転者および運転者以外の搭乗者の顔部を認識して、顔または視線の向きを検出する。より詳しくは、向き検出部131は、例えば、第二映像データから運転者および運転者以外の搭乗者の眼を認識して、顔または視線の向きを示す情報を取得する。運転者および運転者以外の搭乗者の目の映像に基づく視線検出は、目の映像から検出した目頭と光彩の位置関係に基づく視線検出や、角膜反射と瞳孔の位置関係に基づく視線検出など任意の手法が適用可能である。
第二映像データから運転者および運転者以外の搭乗者を検出する方法について説明する。各座席に着座した人物の顔は、第二映像データの座標で定義される範囲内にそれぞれ撮影される。これにより、各座席に対応した、第二映像データの座標で定義される範囲から認識された人または顔が、当該座席の搭乗者である。このようにして、各座席においての搭乗者有無、搭乗者の顔や目の向きを検出可能である。
向き検出部131は、運転者および運転者以外の搭乗者の顔または視線の向きが、車両の直進時に車両の前方方向から所定角度範囲以外の向きである場合は、車両の前方以外を向いている、言い換えると、脇見をしていると判定する。所定角度範囲は、通常の運転者が、車両の直進時、つまり車両の走行時における右左折や後退以外のときに顔または視線を向ける範囲である。
向き検出部131は、第二映像データから、車両の運転者および運転者以外の複数の搭乗者の顔または視線の向きを検出し、運転者および複数の搭乗者のうち所定割合以上の搭乗者が車両の進行方向以外の同一方向を向いている第一条件を満たすか否かを判断してもよい。
所定割合は、例えば5割とする。つまり、運転者以外の搭乗者が2名である場合は、1名の搭乗者が運転者と同一方向を向いている場合に所定割合以上であると判断できる。同様に、運転者以外の搭乗者が3名である場合は、2名の搭乗者が運転者と同一方向を向いている場合に所定割合以上であると判断できる。複数の搭乗者のうち所定割合以上の搭乗者の脇見は、運転者に影響を与えやすい。このため、運転者および所定割合以上の搭乗者の顔または視線の向きが同じである場合、運転者による車両の進行方向に対する確認がさらに疎かになる可能性が高くなる。
向き検出部131は、第二映像データから、車両の運転者および運転者以外の車両の前部座席に着座している搭乗者の顔または視線の向きを検出し、運転者および搭乗者が車両の進行方向以外の同一方向を向いている第一条件を満たすか否かを判断してもよい。
前部座席の搭乗者は、運転者と同様の視界があるため、運転者と同様の対象物を視認できる。また、前部座席の搭乗者は、運転者とコミュニケーションがとりやすいため、前部座席の搭乗者の脇見は、運転者に影響を与えやすい。このため、運転者および前部座席の搭乗者の顔または視線の向きが同じである場合、運転者による車両の進行方向に対する確認がさらに疎かになる可能性が高くなる。
イベント検出部132は、車両に加わる加速度に基づくイベントを検出する。より詳しくは、イベント検出部132は、加速度センサ240の検出結果に基づいて、イベントを検出する。イベント検出部132は、加速度情報が、車両の衝突に該当するような設定した閾値以上である場合、イベントが発生したことを検出する。
記録制御部133は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、記録部220に記録させる制御を行う。記録制御部133は、車両のアクセサリ電源がONであるときなど、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122でファイル化された映像データを、上書き可能な映像データとして、記録部220に記録する。より詳しくは、記録制御部133は、ループ記録処理を実行する期間は、映像データ処理部122が生成した映像データを記録部220に記録し続け、記録部220の容量が一杯になった場合、最も古い映像データに新しい映像データを上書きして記録する。
記録制御部133は、イベント検出部132がイベントの発生を検出した場合、イベントの検出に対応する映像データを保存する。イベントの検出に対応する映像データとは、映像データ処理部122が生成した映像データにおける所定の期間の映像データである。記録制御部133は、イベントの検出に対応する映像データを、上書きが禁止されたイベント記録データとして記録部220に保存する。この場合、記録制御部133が記録部220に保存するイベント記録データは、例えば、イベントが検出された時点の前後10秒程度の所定の期間の映像データをバッファメモリ121からコピーし、イベント記録データとして保存する。記録制御部133は、イベントが検出された場合、少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する。
さらに、記録制御部133は、向き検出部131が第一条件を満たすと判断した場合、第一映像データにイベント記録開始フラグを付与し、第一条件が満たされている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する。この場合、記録制御部133が記録部220に保存するイベント記録データは、例えば、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む映像データをバッファメモリ121からコピーし、イベント記録データとして保存する。
記録制御部133は、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む、第一映像データおよび第二映像データをイベント記録データとして保存してもよい。
(車両用記録制御装置における処理)
次に、図2を用いて、制御装置100における処理の流れについて説明する。図2は、第一実施形態に係る制御装置100における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御装置100は、通常記録、乗員モニタを開始する(ステップS101)。より詳しくは、制御装置100は、記録制御部133によって、第一カメラ200および第二カメラ210が撮影した映像データをバッファメモリ121に送信し、例えば、60秒ごとのような所定期間の映像ごとに映像ファイルを生成し、記録部220に記録させる。制御装置100は、ステップS102に進む。
制御装置100は、第一条件を満たすか否かを判定する(ステップS102)。より詳しくは、制御装置100は、向き検出部131によって、第二映像データから、車両の運転者および運転者以外の搭乗者の顔または視線の向きを検出し、運転者および搭乗者が車両の進行方向以外の同一方向を向いている第一条件を満たすか否かを判断する。制御装置100は、向き検出部131によって、第一条件を満たすと判定する場合(ステップS102でYes)、ステップS103へ進む。制御装置100は、向き検出部131によって、第一条件を満たすと判定しない場合(ステップS102でNo)、ステップS107へ進む。
第一条件を満たすと判定する場合(ステップS102でYes)、制御装置100は、記録制御部133によって、第一条件を満たす期間、言い換えると、運転者および運転者以外の搭乗者が脇見をしている期間の通常記録の映像データにイベント記録開始フラグを付与して保存する(ステップS103)。より詳しくは、制御装置100は、記録制御部133によって、第一条件を満たす期間の第一映像データにイベント記録開始フラグを付与する。制御装置100は、記録制御部133によって、イベント記録開始フラグが付与された第一映像データを通常記録の映像データとして記録部220に保存する。制御装置100は、ステップS104に進む。
制御装置100は、第一条件を満たす状態が継続しているか否かを判定する(ステップS104)。より詳しくは、制御装置100は、向き検出部131によって、第一条件を満たす状態が継続して検出されているか否かを判断する。制御装置100は、向き検出部131によって、第一条件を満たす状態が継続していると判定する場合(ステップS104でYes)、ステップS105へ進む。制御装置100は、向き検出部131によって、第一条件を満たす状態が継続していると判定しない場合(ステップS104でNo)、ステップS107へ進む。例えば、向き検出部131によって、運転者または搭乗者が車両の進行方向を向いたり、見る方向が変わったりした場合には、第一条件を満たす状態が継続しなくなり(ステップS104でNo)、ステップS107へ進む。
第一条件を満たす状態が継続していると判定する場合(ステップS104でYes)、制御装置100は、イベント検出部132による検出結果に基づいて、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS105)。イベント検出部132によって、検出された加速度が閾値以上である場合、イベントを検出したと判定して(ステップS105でYes)、ステップS106に進む。または、イベント検出部132によって、検出された加速度が閾値以上ではないと判定する場合、イベントを検出しないと判定して(ステップS105でNo)、ステップS104の処理を再度実行する。
イベントを検出したと判定した場合(ステップS105でYes)、制御装置100は、記録制御部133によって、イベント記録開始フラグからイベント検出後所定期間までの映像データを保存する(ステップS106)。より詳しくは、制御装置100は、記録制御部133によって、イベント記録開始フラグが付与された第一映像データをイベント記録データとして記録部220に上書きを禁止して保存させる。このとき、第一映像データに加えて第二映像データもイベント記録データとして保存してもよい。例えば、イベント開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第二映像データを、第一映像データとともにイベント記録データとして保存する。イベント記録データは、イベント記録開始フラグからイベント検出時点後の所定期間を含む第一映像データである。制御装置100は、ステップS109に進む。
第一条件を満たすと判定しない場合(ステップS102でNo)、または、第一条件を満たす状態が継続していると判定しない場合(ステップS104でNo)、制御装置100は、イベント検出部132による検出結果に基づいて、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS107)。イベント検出部132によって、検出された加速度が閾値以上である場合、イベントを検出したと判定して(ステップS107でYes)、ステップS108に進む。または、イベント検出部132によって、検出された加速度が閾値以上ではないと判定する場合、イベントを検出しないと判定して(ステップS107でNo)、ステップS109へ進む。
イベントを検出したと判定した場合(ステップS107でYes)、制御装置100は、記録制御部133によって、イベント検出時点の前後の所定期間を含む映像データを保存する(ステップS108)。より詳しくは、制御装置100は、記録制御部133によって、第一映像データをイベント記録データとして記録部220に上書きを禁止して保存させる。イベント記録データは、イベント検出時点の前後の所定期間を含む第一映像データである。制御装置100は、ステップS109に進む。
制御装置100は、ループ記録、イベント検出を終了するか否かを判定する(ステップS109)。例えば、車両の電源や動力がOFFにされたことや、操作部230の操作がされたことなどで、ループ記録、イベント検出を終了することが判定される。制御装置100は、ループ記録、イベント検出を終了すると判定された場合(ステップS109でYes)、本処理を終了する。制御装置100は、ループ記録、イベント検出を終了すると判定されない場合(ステップS109でNo)、ステップS102の処理を再度実行する。
(効果)
上述したように、本実施形態では、運転者および運転者以外の搭乗者が進行方向以外の同一方向を向いている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する。本実施形態は、イベント検出時点より前の期間を含むイベント記録データを保存することができる。このように、本実施形態によれば、車両の運転者の脇見によって生じる事故等のイベントを、原因も含めて適切に記録することができる。
本実施形態では、運転者と同一方向を向いている搭乗者の人数が所定割合以上である場合に、第一条件を満たすと判断することができる。上述したように、運転者と同一方向を向いている搭乗者の人数が所定割合以上である場合、運転者に影響を与えやすい。本実施形態によれば、運転者と、所定割合以上の搭乗者とが同一方向を向き、進行方向への注意がより疎かになるおそれが高い場合に、第一条件を満たすと判断することができる。
本実施形態では、運転者および運転者以外の車両の前部座席に着座している搭乗者の顔または視線の向きによって、第一条件を満たすか否かを判断することができる。上述したように、前部座席の搭乗者は、運転者に影響を与えやすい。このため、運転者および前部座席の搭乗者の顔または視線の向きが同じである場合、運転者による車両の進行方向に対する確認がさらに疎かになる可能性が高くなる。本実施形態によれば、進行方向への注意がより疎かになるおそれが高い場合に、第一条件を満たすと判断することができる。
本実施形態は、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む、第一映像データおよび第二映像データをイベント記録データとして保存することができる。本実施形態によれば、車両の周辺および車両の車室内の状況をイベント記録データとして保存することができる。本実施形態によれば、車両の運転者の脇見によって生じる事故等のイベントを、原因も含めて適切に記録することができる。
[第二実施形態]
図3を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図3は、第二実施形態に係る制御装置100における処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態の車両用記録装置10と同様である。以下の説明においては、車両用記録装置10と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。車両用記録装置10は、運転者および搭乗者が車両の進行方向以外の同一方向を向いている状態で、イベントが検出された場合、イベントを検出する閾値を変更する。
イベント検出部132は、車両に加わる加速度に基づくイベントを検出し、向き検出部131が第一条件を満たすと判断した場合、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。具体例として、通常の閾値、つまり閾値を低く変更しない閾値を1.5Gとし、閾値を低く変更した場合は0.6Gとする。これにより、向き検出部131が第一条件を満たすと判断した場合、イベントが検出されやすくなる。
記録制御部133は、イベント検出部132がイベントを検出した場合、少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する。
次に、図3を用いて、制御装置100における処理の流れについて説明する。ステップS111、ステップS112、ステップS114、ステップS115、ステップS118ないしステップ120は、図2に示すフローチャートのステップS101、ステップS102、ステップS104、ステップS105、ステップS107ないしステップS109と同様の処理を行う。
第一条件を満たすと判定する場合(ステップS112でYes)、制御装置100は、イベント検出部132がイベントを検出する加速度の閾値を低く変更する(ステップS113)。制御装置100は、ステップS114へ進む。
イベントを検出したと判定した場合(ステップS115でYes)、制御装置100は、記録制御部133によって、イベント検出時点の前後の所定期間を含む映像データを保存する(ステップS116)。より詳しくは、制御装置100は、記録制御部133によって、第一映像データをイベント記録データとして記録部220に上書きを禁止して保存させる。イベント記録データは、イベント検出時点の前後の所定期間を含む第一映像データである。制御装置100は、ステップS120に進む。
第一条件を満たす状態が継続していると判定しない場合(ステップS114でNo)、制御装置100は、イベント検出部132がイベントを検出する加速度の閾値を正常値に変更する(ステップS117)。制御装置100は、ステップS118へ進む。
上述したように、本実施形態では、向き検出部131が第一条件を満たすと判断した場合、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。本実施形態は、運転者および運転者以外の搭乗者が脇見をしていて、衝突としては検出されない、軽微な衝突および接触が発生しやすい状況において、イベントを検出するための加速度の閾値を設定しておくことができる。このように、本実施形態によれば、車両の運転者の脇見によって生じる事故等のイベントを、原因も含めて適切に記録することができる。
[第三実施形態]
図4を参照しながら、本実施形態に係る車両用記録装置10について説明する。図4は、第三実施形態に係る制御装置100における処理の流れの一例を示すフローチャートである。車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態および第二実施形態の車両用記録装置10と同様である。車両用記録装置10は、運転者および搭乗者が車両の進行方向以外の同一方向を向いている状態で、イベントが検出された場合、イベントを検出する閾値を変更する。車両用記録装置10は、第一条件が満たされている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する。
イベント検出部132は、第二実施形態と同様の機能を有する。より詳しくは、イベント検出部132は、車両に加わる加速度に基づくイベントを検出し、向き検出部131が第一条件を満たすと判断した場合、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。
記録制御部133は、第一実施形態と同様の機能を有する。より詳しくは、記録制御部133は、向き検出部131が第一条件を満たすと判断した場合、第一映像データにイベント記録開始フラグを付与し、第一条件が満たされている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する。
次に、図4を用いて、制御装置100における処理の流れについて説明する。ステップS131ないしテップS133、ステップS135ないしステップS137、ステップS139ないしステップS141は、図2に示すフローチャートのステップS101ないしステップS103、ステップS104ないしステップS106、ステップS107ないしステップS109と同様の処理を行う。ステップS134、ステップS138は、図3に示すフローチャートのステップS113、ステップS117と同様の処理を行う。
上述したように、本実施形態では、第一条件を満たすと判断した場合、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。本実施形態では、第一条件を満たす状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する。本実施形態は、運転者および運転者以外の搭乗者が脇見をしていて、軽微な衝突および接触が発生しやすい状況において、イベントを検出するための加速度の閾値を設定しておくことができる。本実施形態は、イベント検出時点より前の期間を含むイベント記録データを保存することができる。このように、本実施形態によれば、車両の運転者の脇見によって生じる事故等のイベントを、原因も含めて適切に記録することができる。
[第四実施形態]
車両用記録装置10は、基本的な構成は第一実施形態および第二実施形態の車両用記録装置10と同様である。本実施形態では、運転者が車両の進行方向以外を所定時間以上向いていることを第一条件として判断する点で第一実施形態ないし第三実施形態と異なる。
車両用記録装置10は、運転者が車両の進行方向以外を向いている状態で、イベントが検出された場合、イベントを記録する。
車両用記録装置10は、向き検出部131が第一条件が満たされていると判断した場合、第二実施形態および第三実施形態を組み合わせた処理を行う。より詳しくは、車両用記録装置10は、向き検出部131が第一条件が満たされていると判断した場合、a)、b)またはa)およびb)の処理を行う。
a)記録制御部133は、第一映像データにイベント記録開始フラグを付与し、第一条件が満たされている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する。a)は、第三実施形態の処理に対応する。
b)イベント検出部132は、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。b)は、第二実施形態の処理に対応する。
向き検出部131は、第二映像データから、車両の運転者の顔または視線の向きを検出し、運転者が車両の進行方向以外の同一方向を向いている第一条件を満たすか否かを判断する。より詳しくは、向き検出部131は、運転者が車両の進行方向以外を所定時間以上向いていることを第一条件として判断する。
本実施形態では、制御装置100は、図2ないし図4に示すフローチャートに沿った処理を行う。図2におけるステップS101では、制御装置100は、通常記録、運転者モニタを開始する。そして、ステップS102では、制御装置100は、向き検出部131によって、第二映像データから、車両の運転者の顔または視線の向きを検出し、運転者が車両の進行方向以外を向いている第一条件を満たすか否かを判断する。
上述したように、本実施形態では、運転者が進行方向以外を向いている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存することができる。
本実施形態では、向き検出部131が第一条件を満たすと判断した場合、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。本実施形態は、運転者が脇見をしていて、衝突としては検出されない、軽微な衝突および接触が発生しやすい状況において、イベントを検出するための加速度の閾値を設定しておくことができる。
運転者のみが進行方向以外を向いている場合、余所見に加えて周囲確認であっても、進行方向の目視が疎かになるおそれがある。このような本実施形態によれば、運転者のみが進行方向以外を向いている状態で、追突等のイベントが発生したときの運転者の挙動を確認することができる。
本発明に係る車両用記録装置10は、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。
図示した車両用記録装置10の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両用記録装置10の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
10 車両用記録装置
100 制御装置(車両用記録制御装置)
100X バス
120 映像データ取得部
121 バッファメモリ
122 映像データ処理部
124 再生制御部
125 操作制御部
126 位置情報取得部
127 表示制御部
131 向き検出部
132 イベント検出部
133 記録制御部
200 第一カメラ(第一撮影部)
210 第二カメラ(第二撮影部)
220 記録部
230 操作部
240 加速度センサ
250 GNSS受信部
260 表示部

Claims (6)

  1. 車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データおよび前記車両の車室内を撮影する第二撮影部が撮影した第二映像データを取得する映像データ取得部と、
    前記第二映像データから、前記車両の運転者の顔または視線の向きを検出し、前記運転者が前記車両の進行方向以外を向いている第一条件を満たすか否かを判断する向き検出部と、
    前記車両に加わる加速度に基づくイベントを検出するイベント検出部と、
    イベントが検出された場合、少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する記録制御部と、
    を備え、
    前記向き検出部が前記第一条件を満たすと判断した場合、a)、b)またはa)およびb)の処理を行う車両用記録制御装置。
    a)前記記録制御部は、前記第一映像データにイベント記録開始フラグを付与し、前記第一条件が満たされている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存、
    b)前記イベント検出部は、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。
  2. 前記向き検出部は、前記運転者が前記車両の進行方向以外を所定時間以上向いていることを第一条件として判断する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  3. 前記向き検出部は、前記第二映像データから、前記車両の運転者に加えて前記運転者以外の搭乗者の顔または視線の向きを検出し、前記運転者および前記搭乗者が前記車両の進行方向以外の同一方向を向いていることを第一条件として判断する、
    請求項1に記載の車両用記録制御装置。
  4. 前記向き検出部は、前記第二映像データから、前記車両の運転者および前記運転者以外の複数の搭乗者の顔または視線の向きを検出し、前記運転者および前記複数の搭乗者のうち所定割合以上の搭乗者が前記車両の進行方向以外の同一方向を向いている第一条件を満たすか否かを判断する、
    請求項3に記載の車両用記録制御装置。
  5. 前記向き検出部は、前記第二映像データから、前記車両の運転者および前記運転者以外の前記車両の前部座席に着座している搭乗者の顔または視線の向きを検出し、前記運転者および前記搭乗者が前記車両の進行方向以外の同一方向を向いている第一条件を満たすか否かを判断する、
    請求項3に記載の車両用記録制御装置。
  6. 車両の周辺を撮影する第一撮影部が撮影した第一映像データおよび前記車両の車室内を撮影する第二撮影部が撮影した第二映像データを取得する映像データ取得ステップと、
    前記第二映像データから、前記車両の運転者の顔または視線の向きを検出し、前記運転者が前記車両の進行方向以外を向いている第一条件を満たすか否かを判断する向き検出ステップと、
    前記車両に加わる加速度に基づくイベントを検出するイベント検出ステップと、
    イベントが検出された場合、少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存する記録制御ステップと、
    が実行され、
    前記向き検出ステップにおいて前記第一条件を満たすと判断した場合、a)、b)またはa)およびb)の処理を行う車両用記録制御装置が実行する記録制御方法。
    a)前記記録制御ステップにおいては、前記第一映像データにイベント記録開始フラグを付与し、前記第一条件が満たされている状態でイベントが検出された場合、イベント記録開始フラグから少なくともイベント検出時点を含む第一映像データをイベント記録データとして保存、
    b)前記イベント検出ステップにおいては、イベントを検出する加速度の閾値を低くしてイベントを検出する。
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