JP2022133064A - 電力管理システム、統合管理システム - Google Patents

電力管理システム、統合管理システム Download PDF

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Shinpei Kikuchi
健司 原田
Kenji Harada
整 田原
Hitoshi Tawara
靖弘 大上
Yasuhiro Ogami
昌典 栗田
Masanori Kurita
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Abstract

【課題】電動車などに搭載された電力貯蔵装置からの逆潮流を許容しつつ、需要者と小売電気事業者の双方の利益を確保することができる電力管理システム、統合電力管理システムを提供する。【解決手段】電力管理システム1は、再生可能エネルギーに基づく発電装置(太陽電池)5と系統2との間に接続され、可搬型の電力貯蔵装置6を接続可能な電力変換部10と、系統から受電した電力量と、系統に逆潮流した電力量を記憶して管理する外部接続管理装置20と、を備える。電力貯蔵装置は、発電装置から充電すること、系統から充電すること及び系統へ逆潮流することが可能であるとともに、別の充電設備からも充電することが可能である。外部接続管理装置は、電力貯蔵装置に充電された電力の由来を管理する。【選択図】図1

Description

本開示は、電動車などに搭載された電力貯蔵装置の電力を管理する電力管理システム、統合電力管理システムに関する。
日本では、2016年4月から電力の小売が自由化され、多くの事業者が新規参入した。ところで近年、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車が普及してきている。小売電気事業者の中には、電動車を所有する需要者向けに、電気料金が優遇されたEVプランを提供している事業者もある。
また近年、太陽電池、蓄電池、家庭用燃料電池などの分散型電源をネットワーク化してVPP(Virtual Power Plant)を構築する試みが行われている。将来的に、電動車に搭載された蓄電池も電力系統の調整力として活用されることが期待されている(例えば、特許文献1参照)。
また日本では、2022年4月から、計量法に基づく検定を受けない特例計量器の使用を可能とする特定計量制度の開始が予定されている。特定計量制度開始後は、計量法に基づく検定を受けていない、パワーコンディショナや電動車の充放電設備などを計量器として使用することが可能となる。また今後は、アグリゲータによる同時同量の原則を遵守するために、車載蓄電池から電力系統への逆潮流の制限が緩和されていくと予想される。
特開2012-75306号公報
車載蓄電池は、宅外の充電器から充電することも可能である。例えば、大型商業施設などに設置された無料の充電スタンドから充電することも可能である。小売電気事業者にとって、宅外で車載蓄電池に無料または安価に充電された電力を、自宅から逆潮流されると、事業が成立しなくなる恐れがある。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、電動車などに搭載された電力貯蔵装置からの逆潮流を許容しつつ、需要者と小売電気事業者の双方の利益を確保することができる電力管理システム、統合電力管理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の電力管理システムは、再生可能エネルギーに基づく発電装置と系統との間に接続され、可搬型の電力貯蔵装置を接続可能な電力変換部と、前記系統から受電した電力量と、前記系統に逆潮流した電力量を記憶して管理する管理部と、を備える。前記電力貯蔵装置は、前記発電装置から充電すること、前記系統から充電すること、および前記系統へ逆潮流することが可能であるとともに、別の充電設備からも充電することが可能であり、前記管理部は、前記電力貯蔵装置に充電された電力の由来を管理する。
本開示によれば、電動車などに搭載された電力貯蔵装置からの逆潮流を許容しつつ、需要者と小売電気事業者の双方の利益を確保することができる。
実施の形態1に係る電力管理システムを説明するための図である。 電動車の電源系統を概略的に示す図である。 外部接続管理装置の構成例を示す図である。 図4(a)-(b)は、実施の形態1に係る、電動車の蓄電部に貯蔵された電力の由来の推移と、蓄電部からの逆潮流可能量の推移の具体例を示す図である。 実施の形態2に係る電力管理システムを説明するための図である。 図6(a)-(b)は、実施の形態2に係る、電動車の蓄電部に貯蔵された電力の由来の推移と、蓄電部からの逆潮流可能量の推移の具体例を示す図である。 実施の形態1の変形例に係る電力管理システムを説明するための図である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る電力管理システム1を説明するための図である。電力管理システム1は、電力変換装置10および外部接続管理装置20を備える。電力変換装置10は、太陽光発電システム用のパワーコンディショナである。電力変換装置10は、DC/DCコンバータ11、インバータ12、コンバータ制御回路13、インバータ制御回路14および制御部15を備える。
太陽電池5は光起電力効果を利用し、光エネルギーを直接、直流電力に変換する発電装置である。太陽電池5として、シリコン太陽電池、化合物半導体などを素材にした太陽電池、色素増感太陽電池、有機薄膜太陽電池などが使用される。太陽電池5は、電力変換装置10のDC/DCコンバータ11と接続され、発電した電力を電力変換装置10に出力する。DC/DCコンバータ11は、太陽電池5と直流バスBdとの間に接続され、太陽電池5から出力される直流電力の電圧を調整可能なコンバータである。DC/DCコンバータ11は例えば、昇圧チョッパで構成することができる。
コンバータ制御回路13はDC/DCコンバータ11を制御する。コンバータ制御回路13は基本制御として、太陽電池5の出力電力が最大になるようDC/DCコンバータ11をMPPT(Maximum Power Point Tracking) 制御する。具体的にはコンバータ制御回路13は、太陽電池5の出力電圧および出力電流である、DC/DCコンバータ11の入力電圧および入力電流を測定して太陽電池5の発電電力を推定する。コンバータ制御回路13は、測定した太陽電池5の出力電圧と推定した発電電力をもとに、太陽電池5の発電電力を最大電力点(最適動作点)にするための指令値を生成する。コンバータ制御回路13は例えば、山登り法に従い動作点電圧を所定のステップ幅で変化させて最大電力点を探索し、最大電力点を維持するように指令値を生成する。DC/DCコンバータ11は、生成された指令値に基づく駆動信号に応じてスイッチング動作する。
コンバータ制御回路13は、直流バスBdの電圧が目標値を維持するように、または太陽電池5の発電電力の測定値が目標値を維持するように、DC/DCコンバータ11の昇圧比を制御することもできる。太陽電池5の発電量を抑制する必要が発生した場合に、発動されることがある制御である。
インバータ12は、直流バスBdと分電盤3との間に接続される双方向インバータである。インバータ12は、直流バスBdから入力される直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を分電盤3に出力する。分電盤3には、商用電力系統(以下、単に系統2という)が接続される。分電盤3には負荷4が接続される。負荷4は宅内の負荷の総称である。インバータ12は、系統2から分電盤3を介して供給される交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を直流バスBdに出力することもできる。
分電盤3と系統2の間の電流経路上に電流センサCT1が設置される。電流センサCT1は、系統2と分電盤3との間に流れる電流を測定して制御部15に出力する。系統2から分電盤3の方向に流れる電流を順潮流電流(買電)、分電盤3から系統2の方向へ流れる電流を逆潮流電流(売電)とする。
インバータ制御回路14はインバータ12を制御する。インバータ制御回路14は基本制御として、直流バスBdの電圧が目標値を維持するようにインバータ12を制御する。具体的にはインバータ制御回路14は、直流バスBdの電圧を検出し、検出したバス電圧を目標値に一致させるための指令値を生成する。インバータ制御回路14は、直流バスBdの電圧が目標値より高い場合はインバータ12のデューティ比を上げるための指令値を生成し、直流バスBdの電圧が目標値より低い場合はインバータ12のデューティ比を下げるための指令値を生成する。インバータ12は、生成された指令値に基づく駆動信号に応じてスイッチング動作する。
制御部15は電力変換装置10全体を統括的に制御する。制御部15は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてアナログ素子、マイクロコントローラ、DSP、ROM、RAM、ASIC、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源として、ファームウェアなどのプログラムを利用できる。
制御部15は、コンバータ制御回路13から太陽電池5の発電量を取得することができる。また制御部15は、電流センサCT1により測定された電流値をもとに、買電量と売電量を算出することができる。制御部15は、外部接続管理装置(リモコン設定器とも称される)20と各種情報を送受信することができる。
外部接続管理装置20と電力変換装置10との間は有線(例えば、RS-485規格に準拠したケーブル)で接続されてもよいし、無線(例えば、Wi-Fi(登録商標)、小電力無線)で接続されてもよい。外部接続管理装置20はルータ装置7に接続される。外部接続管理装置20とルータ装置7との間は有線(例えば、LANケーブル)または無線(例えば、Wi-Fi)で接続される。外部接続管理装置20は、電力変換装置10を操作するための操作端末としての機能と、外部のネットワーク8に接続するためのゲートウェイとしての機能を担う。外部接続管理装置20の詳細な構成は後述する。
車両用電力変換装置30は、電力変換装置10と電動車6を連携させるための機器(V2H(Vehicle to Home)コンバータとも称される)である。車両用電力変換装置30は、DC/DCコンバータ31、コンバータ制御回路32および制御部33を備える。DC/DCコンバータ31の一端は充電ケーブルを介して電動車6に接続され、DC/DCコンバータ31の他端は電力変換装置10の直流バスBdに接続される。DC/DCコンバータ31は、電動車6の蓄電部61(図3参照)を充放電するための双方向DC/DCコンバータである。
制御部33は車両用電力変換装置30全体を統括的に制御する。制御部33は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。制御部33は、電力変換装置10の制御部15と、有線または無線で接続される。
コンバータ制御回路32はDC/DCコンバータ31を制御する。コンバータ制御回路32は基本制御として、制御部33から設定される指令値をもとにDC/DCコンバータ31を充放電制御する。充放電制御として例えば、定電流(CC)制御や定電圧(CV)制御が可能である。制御部33はコンバータ制御回路32から、電動車6の蓄電部61への充電量および蓄電部61からの放電量を取得することができる。
図2は、電動車6の電源系統を概略的に示す図である。電動車6は、蓄電部61、インバータ62、モータ63、DC/DCコンバータ64、管理部65、コンタクタリレーRY1および充電リレーRY2を備える。
蓄電部61は、複数のセルを含む充放電可能な蓄電部である。セルには、リチウムイオン電池セル、ニッケル水素電池セル、電気二重層キャパシタセル、リチウムイオンキャパシタセルなどを用いることができる。蓄電部61は、コンタクタリレーRY1を介して、走行用のモータ63を駆動するためのインバータ62に接続される。図2に示すモータ63は三相交流モータである。
力行時、インバータ62は、蓄電部61から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ63に供給する。モータ63は、インバータ62から供給される交流電力に応じて回転する。回生時、モータ63は、減速による回転エネルギーを交流電力に変換してインバータ62に供給する。インバータ62は、モータ63から供給される交流電力を直流電力に変換して蓄電部61を充電する。
管理部65は、蓄電部61を含む電動車6に搭載された電源システム全体を統括的に制御する。管理部65は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。管理部65は、蓄電部61から受信する各セルの電圧、電流および温度をもとに、各セルと蓄電部61全体のSOC(State Of Charge)およびSOH(State Of Health)を推定する。管理部65は、インバータ62の駆動中に、蓄電部61内のセルの少なくとも1つに過電圧、過小電圧、過電流、温度異常が発生すると、コンタクトリレーRY1をターンオフさせて当該セルを保護する。
電動車6は充電ケーブルC1を介して車両用電力変換装置30に接続することができる。蓄電部61は、充電リレーRY2およびDC/DCコンバータ64を介して充電ケーブルC1に接続される。充電ケーブルC1内には電力線に加えて通信線も含まれている。管理部65は、充電ケーブルC1内の通信線を経由して車両用電力変換装置30内の制御部33と通信することができる。
系統2から、分電盤3、電力変換装置10、車両用電力変換装置30、充電ケーブルC1、DC/DCコンバータ64を経由して蓄電部61に充電することができる。その際、急速充電することも可能である。急速充電規格として例えば、CHAdeMO(登録商標)、ChaoJi、GB/T、Combo(Combined Charging System)などを使用することができる。CHAdeMO2.0では、最大出力(仕様)が1000V×400A=400kWと規定されている。CHAdeMO3.0では、最大出力(仕様)が1500V×600A=900kWと規定されている。CHAdeMOでは、通信方式としてCAN(Controller Area Network)が採用されている。なお、通信線を使用せずにPLC(Power Line Communication)を使用してもよい。
急速充電時、車両用電力変換装置30内のDC/DCコンバータ31は、直流バスBdから供給される直流電力の電圧を、指令された電圧に昇圧して出力する。電動車6内のDC/DCコンバータ64は、充電ケーブルC1を介して車両用電力変換装置30から供給される直流電力の電圧を、蓄電部61の充電用の電圧に降圧して蓄電部61に供給する。
蓄電部61の負担を軽減するために、系統2から蓄電部61に低速充電することも可能である。また、太陽電池5により発電された電力も、電力変換装置10、車両用電力変換装置30、充電ケーブルC1、DC/DCコンバータ64を経由して蓄電部61に充電することが可能である。
また、蓄電部61から宅内に放電することも可能である。電動車6内のDC/DCコンバータ64は、蓄電部61から供給される直流電力を、電力変換装置10内の直流バスBdの電圧(例えば、320V程度)より高い電圧の直流電力に変換して出力する。インバータ12での変換ロスを減らすには、直流バスBdの電圧にできるだけ近い電圧に変換することが望ましい。なお、この電圧変換は、車両用電力変換装置30内のDC/DCコンバータ31で行ってもよい。
図3は、外部接続管理装置20の構成例を示す図である。外部接続管理装置20は、処理部21、記憶部22、操作部23および表示部24を備える。処理部21は、計量データ取得部211、電動車情報取得部212、電動車充放電量管理部213およびデータ送信部214を含む。処理部21は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。
記憶部22は、計量データ保持部221、電力由来保持部222および電動車情報保持部223を含む。記憶部22は、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記録媒体を含んで構成される。
操作部23は、タッチパネルなどのユーザインタフェースを含み、ユーザの操作を受け付ける。操作部23は、受け付けた操作内容を処理部21に出力する。表示部24は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどのディスプレイを備え、処理部21から供給される文字や映像を表示する。
通信部25は、例えばRS-485規格に準拠して電力変換装置10との通信処理を実行する。また通信部25は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠してルータ装置7との通信処理を実行する。ルータ装置7はネットワーク8に接続される。
ネットワーク8は、インターネット、専用線、VPN(Virtual Private Network)などの通信路の総称であり、その通信媒体やプロトコルは問わない。通信媒体として例えば、光ファイバ網、ADSL網、CATV網、モバイル通信網、無線LAN、有線LANなどを使用することができる。通信プロトコルとして例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)/IP、イーサネットなどを使用することができる。
外部接続管理装置20は、ネットワーク8を経由して小売電気事業者サーバ9に接続することができる。小売電気事業者サーバ9は、電力小売契約を締結している需要者の電力使用状況を管理するシステムが構築されたサーバである。
外部接続管理装置20の計量データ取得部211は、系統2から受電した電力量(小売電気事業者からの買電量)、系統2へ逆潮流した電力量(小売電気事業者への売電量)、および太陽電池5の発電量を電力変換装置10の制御部15から受信し、計量データ保持部221に記憶する。さらに計量データ取得部211は、電動車6の蓄電部61への充電量および蓄電部61からの放電量を、車両用電力変換装置30の制御部33から電力変換装置10の制御部15を経由して受信し、計量データ保持部221に記憶する。
計量データ取得部211は、電動車6の蓄電部61への充電量の電力の由来を、電力由来保持部222に記憶する。電動車6の蓄電部61への充電時において、太陽電池5が発電していない場合は、その充電における充電量の電力の由来は全て系統2から受電した電力量となる。電動車6の蓄電部61への充電時において、太陽電池5が発電しており、かつ系統2からの買電がない場合は、その充電における充電量の電力の由来は全て太陽電池5の発電量となる。
電動車6の蓄電部61への充電時において、太陽電池5が発電しており、かつ系統2からも受電している場合は、その充電における充電量の電力の由来は、太陽電池5の発電量と系統2から受電した電力量の比率で按分されたものとする。なお、太陽電池5の発電量が優先的に電動車6の蓄電部61へ充電されたものと取り扱ってもよいし、系統2から受電した電力量が優先的に電動車6の蓄電部61へ充電されたものと取り扱ってもよい。
電動車情報取得部212は、電動車6の車両ID、蓄電部61のFCC(Full Charge Capacity)、SOC、SOHを、電動車6の管理部65から、充電ケーブルC1、車両用電力変換装置30の制御部33および電力変換装置10の制御部15を経由して受信し、電動車情報保持部223に記憶する。なお、車両IDの代わりにバッテリIDを取得してもよい。電動車6の管理部65がECU (Electronic Control Unit)(不図示)から、電動車6の積算走行距離や走行年数を取得できる場合は、電動車情報取得部212は、電動車6の積算走行距離や走行年数を受信し、電動車情報保持部223に記憶する。
一般的に、小売電気事業者と需要者との間の電力小売契約では、買電単価より売電単価が低く設定される。例えば、買電単価が24円/kWh、売電単価が12円/kWhなどに設定される。したがって、系統2から購入した電力を電動車6の蓄電部61に貯蔵し、蓄電部61に貯蔵した電力を系統2に逆潮流させても、需要者は利ザヤを稼ぐことはできない。
しかしながら、電動車6の蓄電部61は、宅外にある別の充電設備からも充電することができる。大型商業施設などの中には、無料の充電スタンドを設置している施設がある。この充電スタンドを使用することにより、電動車6のユーザは無料(施設側の負担)で電動車6の蓄電部61を充電することができる。また、施設側で電気料金の一部が負担されている場合、電動車6のユーザは一般価格より安価に電動車6の蓄電部61を充電することができる。
その後、自宅に戻り、電動車6を車両用電力変換装置30に接続し、外部の充電スタンドで無料または安価に充電された電力を系統2に逆潮流すると、需要者が利ザヤを稼げてしまう。小売電気事業者が、充電スタンドを設置している施設に電力を販売していない場合、小売電気事業者は、電力の販売量が増加させずに、需要者からの買取量が増加することになり、採算が悪化し、事業として成立しなくなる恐れがある。
これに対する第1の対策として、電動車充放電量管理部213は、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量を、宅内で充電された電力量以下に制限する。宅内で充電された電力量は、系統2から受電した電力量と太陽電池5の発電量の合計であり、計量データ保持部221に記憶されている。
電動車充放電量管理部213は、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量の上限値を、電力変換装置10の制御部15に送信する。制御部15は、電動車6の蓄電部61から系統2への逆潮流電力の累計が当該上限値に到達すると、電動車6の蓄電部61から系統2への逆潮流を禁止する。太陽電池5が発電している場合、電動車6の蓄電部61から系統2への逆潮流電力量は、電流センサCT1をもとに測定される逆潮流電力量から、太陽電池5の発電量を引いた値となる。
なお、外部の充電施設で無料または安価に充電された電力を負荷4で消費されることにより、小売電気事業者の需要者への電力販売量が低下することを防止したい場合、電動車充放電量管理部213は、電動車6の蓄電部61から宅内に放電可能な電力量の上限値を、宅内で充電された電力量に設定する。
第2の対策として、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流された電力の買取単価を、電力の由来に応じて変更することが考えられる。データ送信部214は、ネットワーク8を経由して小売電気事業者サーバ9に電力使用状況を定期的に送信する。小売電気事業者サーバ9に送信する電力使用状況には、計量データ保持部221から読み出された、系統2から受電した電力量および系統2へ逆潮流した電力量が含まれる。系統2へ逆潮流した電力量には、太陽電池5から逆潮流した電力量と、電動車6の蓄電部61から逆潮流した電力量が含まれる。
データ送信部214は、電動車6の蓄電部61から逆潮流された電力の由来の内訳を電力由来保持部222から読み出し、小売電気事業者サーバ9に送信する。特定計量制度の開始後は、小売電気事業者は、電力管理システム1の外部接続管理装置20から受信した電力使用状況をもとに、需要者へ請求する電気料金を算出することができる。なお、系統2から受電した電力量および系統2へ逆潮流した電力量は、スマートメータ(不図示)から受信してもよい。
小売電気事業者は、電動車6の蓄電部61から逆潮流した電力量の内、系統由来の電力単価を、太陽光由来の電力単価より安価に設定する。宅外の充電設備由来の電力単価は、宅内の系統由来の電力単価よりさらに安価に設定する。または0円に設定する。電動車6の蓄電部61に貯蔵された電力に、系統由来の電力と太陽光由来の電力が混在している場合、小売電気事業者サーバ9は、電動車6の蓄電部61から逆潮流された電力に対して、先に太陽光由来の電力を充当する。太陽光由来の電力が無くなった後に、系統由来の電力を充当する。
太陽光由来の電力と系統由来の電力が無くなった後に、電動車6の蓄電部61から逆潮流された電力は、宅外の充電設備から充電された電力と判断される。なお、上記第1の対策と併用される場合、太陽光由来の電力と系統由来の電力が無くなった後は、電動車6の蓄電部61からの逆潮流が禁止される。
図4(a)-(b)は、実施の形態1に係る、電動車6の蓄電部61に貯蔵された電力の由来の推移と、蓄電部61からの逆潮流可能量の推移の具体例を示す図である。図4(a)-(b)では便宜上、新しく充電したものを上に足し、放電したものを上から引いた図としている。なお、蓄電部61に貯蔵された電力の由来を電気的に区別することはできず、数値管理で由来を区別している。
図4(a)は、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量の上限値を、宅内で充電された電力量に設定する場合の例である。なお、電力量は、簡略化のため正規化された値で説明する。Hgは自宅で系統2から充電した電力、Ogは外の充電器で系統2から充電した電力をそれぞれ示す。図4(a)に示す例では、走行時は外の充電器から充電した電力を優先して消費するものとする。
自宅で系統2から電動車6の蓄電部61に電力を4、充電する。これにより、蓄電部61に貯蔵された電力は4になり、逆潮流可能量は4になる。次に、電動車6を走行させ、蓄電部61の電力を1、消費する。蓄電部61に貯蔵された電力は3になり、逆潮流可能量は4のままである。次に、外の充電器で系統2から電動車6の蓄電部61に電力を2、充電する。蓄電部61に貯蔵された電力は5になり、逆潮流可能量は4のままである。次に、電動車6を自宅まで走行させ、蓄電部61の電力を1、消費する。蓄電部61に貯蔵された電力は4になり、逆潮流可能量は4のままである。なお、帰宅時の蓄電部61に貯蔵された電力が4未満の場合、逆潮流可能量を蓄電部61に貯蔵された電力まで低下させる。次に、電動車6の蓄電部61を自宅の車両用電力変換装置30に接続し、系統2に電力を2、放電する。蓄電部61に貯蔵された電力は2になり、逆潮流可能量は2になる。
図4(b)は、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量の上限値を、宅内で太陽光由来で充電された電力量に設定する場合の例である。Hrは自宅で太陽電池5から充電した電力を示す。図4(b)に示す例では、走行時は外の充電器から充電した電力を優先して消費し、次に自宅の系統2から充電した電力を優先して消費し、最後に自宅の太陽電池5から充電した電力を消費するものとする。
自宅で電動車6の蓄電部61に系統2から電力を3、太陽電池5から1、充電する。これにより、蓄電部61に貯蔵された電力は4になり、逆潮流可能量は1になる。次に、電動車6を走行させ、蓄電部61の電力を1、消費する。蓄電部61に貯蔵された電力は3になり、逆潮流可能量は1のままである。次に、外の充電器で系統2から電動車6の蓄電部61に電力を2、充電する。蓄電部61に貯蔵された電力は5になり、逆潮流可能量は1のままである。次に、電動車6を自宅まで走行させ、蓄電部61の電力を1、消費する。蓄電部61に貯蔵された電力は4になり、逆潮流可能量は1のままである。次に、電動車6の蓄電部61を自宅の車両用電力変換装置30に接続し、系統2に電力を1、放電する。蓄電部61に貯蔵された電力は3になり、逆潮流可能量は0になる。
電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量の上限値は、二酸化炭素排出値で設定されてもよい。その場合、電動車充放電量管理部213は、計量データ取得部211により取得された電動車6の蓄電部61に充電された電力量を、電力の由来に応じた二酸化炭素排出係数に基づき、二酸化炭素排出値に換算し、換算した二酸化炭素排出値を計量データ保持部221に記憶する。
例えば、太陽光発電協会(JPEA)の表示ガイドラインでは、結晶系シリコン太陽電池の二酸化炭素排出係数は45.5g-CO/kWh、アモルファスシリコン太陽電池の二酸化炭素排出係数は28.6g-CO/kWh、CIGS/CIS系太陽電池の二酸化炭素排出係数は26.0g-CO/kWh、系統2から供給される電力の二酸化炭素排出係数は463g-CO2/kWhと規定されている。
電動車充放電量管理部213は、電動車6の蓄電部61に貯蔵されている電力の由来ごとに、二酸化炭素排出値の上限値を設定してもよいし、電動車6の蓄電部61に貯蔵されている電力全体に対して一つの二酸化炭素排出値の上限値を設定してもよい。後者の場合、蓄電部61に貯蔵されている電力の二酸化炭素排出値は、電力の由来の比率に応じて調整された二酸化炭素排出係数を掛けることにより算出される。なお、電動車充放電量管理部213は、二酸化炭素排出係数が設定されていない分散型電源から充電された電力について、逆潮流できない電力として取り扱ってもよい。
ところで、小売電気事業者の中には、電動車6の所有状況、電動車6の使用状況、および電動車6の蓄電部61の蓄電容量の少なくとも1つに基づき料金プランを変えている事業者がある。例えば、電動車6の所有者に優遇プランを提供している事業者がある。具体例として、一般の需要者に対しては買電単価が24円/kWh、売電単価が12円/kWhの料金プランを提供し、電動車6の所有者に対しては買電単価が22円/kWh、売電単価が14円/kWhの料金プランを提供する。
電動車6の所有者を優遇する根拠として、電動車6の所有者は購入電力量が多くなる傾向がある点、電動車6の蓄電部61をVPPの調整力として活用することができる点が挙げられる。なお、電動車6の販売メーカと提携している小売電気事業者は、電動車6の販売奨励のために優遇プランを設定している場合もある。
電動車6の所有者を優遇する根拠として、電動車6の所有者が購入電力量が多くなる点を重視している小売電気事業者にとって、電動車6が売却され、需要者の自宅に電動車6が存在しなくなっている場合、優遇プランを提供する根拠が崩れる。また、電動車6の使用頻度が低下している場合、購入電力量が減少し、優遇プランを提供する根拠が薄れる。
電動車6の所有者を優遇する根拠として、電動車6の蓄電部61をVPPの調整力として活用する点を重視している小売電気事業者にとって、SOHが低下してくると蓄電部61の調整力としての能力が低下し、優遇プランを提供する根拠が薄れる。また、電動車6の使用頻度が低下している場合も、VPPの調整力として活用しにくくなり、優遇プランを提供する根拠が薄れる。電動車6の使用頻度が低いと、蓄電部61が常に満充電状態に近い状態に維持され、系統2から電力を吸収する能力が低くなる。電動車6の蓄電部61をVPPに組み込めない場合、アグリゲータを兼ねる小売電気事業者にとって、電動車6の所有者からの電力買取単価を優遇する根拠はなくなる。
図3において、外部接続管理装置20のデータ送信部214は、電動車情報を電動車情報保持部223から定期的に読み出し、読み出した電動車情報を、ネットワーク8を経由して小売電気事業者サーバ9に送信する。小売電気事業者サーバ9は、電動車6が所定期間(例えば、一ヶ月)以上、使用されていない場合、その不使用期間に対して優遇プランを適用しない。なお、需要者が既に電動車6を所有していないとみなして、優遇プランを終了させてもよい。
電動車6の使用状況は例えば、車両用電力変換装置30の制御部33と電動車6の管理部65との通信履歴から判定することができる。その際、各通信履歴に同一の車両IDが含まれているか否かを確認することが望ましい。
また、電動車6の使用状況は、所定期間における電動車6の蓄電部61に対する充放電量が0であるか否かにより判定することもできる。この場合、電動車6と車両用電力変換装置30との間で通信できない仕様の場合でも、電動車6の使用状況を推定することができる。
また、外部接続管理装置20の使用率管理部(不図示)が、電動車6が所定期間以上、使用されていないか否かを判定してもよい。使用率管理部は、電動車6が所定期間以上、使用されていない期間を、優遇プランを適用しない期間として電動車情報保持部223に記憶する。使用率管理部は、電動車6が所定期間不使用になると、優遇プランの停止により買電単価の増額および売電単価の減額の少なくとも一方が実施される旨のメッセージを表示部24に表示させる。データ送信部214は、優遇プランの適用期間と不適用期間を示す情報を電動車情報に含めて、小売電気事業者サーバ9に送信する。
また、小売電気事業者サーバ9は、所定期間における電動車6の蓄電部61に対する充放電量が基準値を下回っている場合、電動車6の使用頻度が低いと判定し、その使用率低下期間に対して優遇プランを適用しない。なお、外部接続管理装置20の使用率管理部が、所定期間における電動車6の蓄電部61に対する充放電量が基準値を下回っているか否かを判定してもよい。
また、小売電気事業者サーバ9は、電動車6の蓄電部61のSOHが設定値(例えば、70%)まで低下すると、蓄電部61のVPPの調整力としての必要水準を満たさなくなったと判定し、優遇プランを終了させる。
なお、外部接続管理装置20のFCC推定部(不図示)は、一定期間における蓄電部61に対する充放電量と蓄電部61のSOCの増減を比較し、現在のFCCを推定する。これにより、電動車6の蓄電部61の現在のFCCの真正性を検証することができる。小売電気事業者サーバ9は、電動車6の蓄電部61の現在のFCCが設定値を下回ると、蓄電部61のVPPの調整力としての必要水準を満たさなくなったと判定し、優遇プランを終了させる。この処理は、電動車6の管理部65から蓄電部61のFCCおよびSOHを取得できない場合に有効な処理である。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2に係る電力管理システム1を説明するための図である。実施の形態2では、外部接続管理装置20または小売電気事業者サーバ9は、充電器管理サーバ75および統合電力管理サーバ20uとデータ連携して、特定の電動車6の蓄電部61に貯蔵された電力の由来を、外部の充電設備70から充電された分を含めて管理する。
実施の形態2に係る充電設備70は、ネットワーク8に接続する機能を有する。例えば、充電設備70が設置された施設のLAN経由でネットワーク8に接続する。充電器管理サーバ75は、複数の場所に設置された充電設備70を管理するシステムが構築されたサーバである。
統合電力管理サーバ20uは、電力変換装置10のユーザにネットワーク8を経由して各種サービスを提供するシステムが構築されたサーバである。統合電力管理サーバ20uは例えば、電力変換装置10のメーカにより運営される。統合電力管理サーバ20uは、データセンタまたは自社施設に設置される自社サーバであってもよいし、クラウドサービス契約に基づくクラウドサーバであってもよい。充電器管理サーバ75および小売電気事業者サーバ9も同様である。小売電気事業者サーバ9、充電器管理サーバ75および統合電力管理サーバ20u間では、小売電気事業者に登録されている車両IDについて、予めデータ連携されている。
充電設備70は系統2に接続されており、系統2から電源供給を受けることができる。また、充電設備70が設置されている施設に、太陽光発電システムが設置されている場合、充電設備70は太陽光発電システムからも電源供給を受けることができる。
電動車6は充電ケーブルを介して充電設備70に接続することができる。電動車6の管理部65は、充電ケーブル内の通信線を経由して充電設備70の制御部(不図示)と通信することができる。充電設備70の制御部は、充電ケーブルを介して接続されている電動車6の管理部65から車両IDとSOCを取得する。充電設備70の制御部は、電動車6の蓄電部61への充電量を測定する。充電設備70の制御部は、電動車6の蓄電部61への充電終了後、車両IDと充電量を少なくとも含む充電情報を、ネットワーク8を経由して充電器管理サーバ75に送信する。なお、充電設備70が太陽光発電システムに接続されている場合、充電設備70の制御部は、電動車6の蓄電部61への充電量の電力の由来も充電情報に含める。
充電器管理サーバ75は、データ連携されている車両IDを含む充電情報を受信すると、当該充電情報を、ネットワーク8を経由して統合電力管理サーバ20uに送信する。統合電力管理サーバ20uは、受信した充電情報を、ネットワーク8を経由して外部接続管理装置20および小売電気事業者サーバ9の少なくとも一方に送信する。
図6(a)-(b)は、実施の形態2に係る、電動車6の蓄電部61に貯蔵された電力の由来の推移と、蓄電部61からの逆潮流可能量の推移の具体例を示す図である。図6(a)は、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量の上限値を、宅内で充電された電力量に設定する場合の例である。
自宅で系統2から電動車6の蓄電部61に電力を4、充電する。これにより、蓄電部61に貯蔵された電力は4になり、逆潮流可能量は4になる。次に、電動車6を走行させ、蓄電部61の電力を1、消費する。蓄電部61に貯蔵された電力は3になり、逆潮流可能量は4のままである。次に、外の充電設備70で系統2から電動車6の蓄電部61に電力を2、充電する。蓄電部61に貯蔵された電力は5になり、逆潮流可能量は3になる。図6(a)に示す例では、外部接続管理装置20が、統合電力管理サーバ20uを経由して外の充電設備70で充電された電力量を受信できるため、自宅で充電された電力量と、外の充電設備70で充電された電力量を区別することができる。
次に、電動車6を自宅まで走行させ、蓄電部61の電力を1、消費する。蓄電部61に貯蔵された電力は4になり、逆潮流可能量は3のままである。なお、帰宅時の蓄電部61に貯蔵された電力が4未満の場合、逆潮流可能量を蓄電部61に貯蔵された電力まで低下させる。次に、電動車6の蓄電部61を自宅の車両用電力変換装置30に接続し、系統2に電力を2、放電する。蓄電部61に貯蔵された電力は2になり、逆潮流可能量は2になる。
図6(b)は、電動車6の蓄電部61から自宅に放電可能な電力量の上限値を、太陽光由来で充電された電力量に設定する場合の例である。自宅への放電可能量は、負荷4の消費電力量と系統2への逆潮流電力量の合計で規定される。Orは外の充電設備70で施設の太陽電池から充電した電力を示す。図6(b)に示す例では、走行時は外の充電設備70で系統2から充電した電力を優先して消費し、次に自宅の系統2から充電した電力を優先して消費し、次に外の充電設備70で施設の太陽電池から充電した電力を優先して消費し、最後に自宅の太陽電池5から充電した電力を消費するものとする。
図6(b)では、RE100を目指すため、電動車6の蓄電部61から自宅に放電可能な電力量の上限値を、自宅と外の充電設備70で、太陽光由来で充電された電力量に設定する場合の例である。
自宅で電動車6の蓄電部61に系統2から電力を3、太陽電池5から1、充電する。これにより、蓄電部61に貯蔵された電力は4になり、自宅への放電可能量は1になる。次に、電動車6を走行させ、蓄電部61の電力を1、消費する。蓄電部61に貯蔵された電力は3になり、自宅への放電可能量は1のままである。次に、外の充電設備70で電動車6の蓄電部61に系統2から電力を1、太陽電池から1、充電する。蓄電部61に貯蔵された電力は5になり、自宅への放電可能量は2になる。図6(b)に示す例では、外部接続管理装置20が、統合電力管理サーバ20uを経由して外の充電設備70で充電された電力の由来を特定できるため、外の充電設備70で太陽光由来で充電された電力量を特定することができる。
次に、電動車6を自宅まで走行させ、蓄電部61の電力を1、消費する。蓄電部61に貯蔵された電力は4になり、自宅への放電可能量は2のままである。次に、電動車6の蓄電部61を自宅の車両用電力変換装置30に接続し、自宅に電力を2、放電する。蓄電部61に貯蔵された電力は2になり、自宅への放電可能量は0になる。
なお、自給自足物件を目指すため、電動車6の蓄電部61から自宅に放電可能な電力量の上限値を、自宅で太陽光由来で充電された電力量に設定する場合、自宅への放電可能量は、1→1→1→1→0と推移する。また、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量の上限値を、自宅で太陽光由来で充電された電力量に設定する場合、逆潮流可能量は、1→1→1→1→0と推移する。なお、電動車6の蓄電部61から自宅に放電された電力が負荷4で消費された場合、逆潮流可能量は減少しないが、自宅への放電可能量は減少する。
なお、電動車6の蓄電部61から系統2への逆潮流を全て許可し、電力の由来ごとに小売電気事業者が需要者から買取る電力単価を変更してもよい。例えば、自宅の太陽光→自宅の系統2→外の太陽光→外の系統2の順に安価に設定されてもよい。小売電気事業者サーバ9は、外部接続管理装置20および統合電力管理サーバ20uからの充電情報をもとに、電動車6の蓄電部61に貯蔵された電力の全ての由来を把握することができる。
また、電動車6の蓄電部61に貯蔵された電力の由来を、電動車6の管理部65で管理してもよい。電動車6と外の充電設備70が充電ケーブルで接続され、充電設備70から蓄電部61への充電が終了すると、電動車6の管理部65は、充電ケーブル内の通信線を経由して充電設備70の制御部(不図示)から、充電量と電力の由来を含む充電情報を取得する。管理部65は、取得した充電情報を不揮発メモリ(不図示)に記憶する。
電動車6と車両用電力変換装置30が充電ケーブルC1で接続されると、外部接続管理装置20の計量データ取得部211は、管理部65の不揮発メモリに記憶されている充電情報を、車両用電力変換装置30の制御部33および電力変換装置10の制御部15を経由して受信し、計量データ保持部221に記憶する。なお、電動車6の管理部65で自宅の系統2および太陽電池5から充電された電力分も含めて、蓄電部61に貯蔵された電力の全ての由来を管理してもよい。
以上説明したように実施の形態によれば、電動車6の蓄電部61からの逆潮流を許容しつつ、需要者と小売電気事業者の双方の利益を確保することができる。電動車6の蓄電部61に、宅外の充電設備70で無料または安価に充電された電力を、自宅から逆潮流されることにより、小売電気事業者の採算が悪化することを防止することができる。
また、電動車6の蓄電部61に貯蔵された電力の由来を管理することで、小売電気事業者は、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流される電力量と、需要者から買取る電力単価を適切に管理することができる。
また、実施の形態2では、宅外の充電設備70で充電された電力量も管理することができる。これにより、電動車6の蓄電部61に貯蔵された電力を宅外で完全消費して宅外の充電設備70で再充電されて帰ってきた場合などに、蓄電部61から系統2への逆潮流可能量が大きめに残ることを防止することができる。なお、電動車6の蓄電部61に貯蔵された電力の由来を、電動車6の管理部65で全て管理する場合は、電動車6の走行による消費分や自然減少分の電力量も把握することができる。
以上、本開示を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
図7は、実施の形態1の変形例に係る電力管理システム1を説明するための図である。変形例1では、DCリンクの車両用電力変換装置30の代わりに、ACリンクの車両用電力変換装置30aが使用される。ACリンクの車両用電力変換装置30aは、DC/DCコンバータ31の代わりに、DC/ACコンバータ31aを備える。DC/ACコンバータ31aの交流側は、電力変換装置10と分電盤3との間の電力線に接続される。接続部分に、回路切替ユニットが設けられてもよい。車両用電力変換装置30aの制御部33は、有線(例えば、LANケーブル)または無線(例えば、Wi-Fi)でルータ装置7に接続される。車両用電力変換装置30aの制御部33は、ルータ装置7を介して外部接続管理装置20、小売電気事業者サーバ9、または統合電力管理サーバ20u(図7には不図示)と通信することができる。なお、車両用電力変換装置30aの制御部33と外部接続管理装置20を直接、通信線で接続する構成でもよい。
なお、図1、図5、図7では、外部接続管理装置20を電力変換装置10の外部に設置する構成例を示したが、外部接続管理装置20は、電力変換装置10の筐体内に内蔵されていてもよい。また、図1、図5に示した車両用電力変換装置30を、電力変換装置10の筐体内に内蔵した構成も可能である。また、電力変換装置10には定置型の蓄電池や家庭用燃料電池を接続することもできる。いずれもコンバータを介して直流バスBdに接続される。
上記の太陽電池5は、再生可能エネルギーを用いて発電する発電装置の一例である。太陽電池5の代わりに、風力発電機、マイクロ水力発電機などを用いてもよい。交流出力の発電機が使用される場合、DC/DCコンバータ11の代わりにAC/DCコンバータが使用される。上記の電動車6の蓄電部61は、可搬型の電力貯蔵装置の一例である。例えば、電動バイクまたは電気自転車に搭載される電池パックでもよいし、マルチコプタ(ドローン)に搭載される電池パックでもよい。
実施の形態2で説明した外部接続管理装置20で実行される処理の一部または全部は、統合電力管理サーバ20uで実行されてもよい。また、外部接続管理装置20の計量データ保持部221、電力由来保持部222および電動車情報保持部223に保持されるデータは、統合電力管理サーバ20uにも保存されてもよい。例えば、短期間のデータが外部接続管理装置20に保持され、長期間のデータが統合電力管理サーバ20uに保存されてもよい。
小売電気事業者が送配電事業者に提出する需要計画が、発電事業者が送配電事業者に提出する発電計画に対して超過している場合において、小売事業者が一般送配電事業者にインバランス精算金を支払う必要がある場合がある。この場合、需要者が系統2に電力を供給すれば、需要超過が減り、インバランス精算金を削減することができる。
実施の形態1、2では電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量の上限値を、宅内で充電された電力量に設定する例を説明した。この点、需要超過の場合、小売電気事業者サーバ9は、ネットワーク8を経由して外部接続管理装置20に、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量の上限値として、宅内で充電された電力量を超える指令値を送信してもよい。また、小売事業者以外のアグリゲータや送配電事業者のサーバから、電動車6の蓄電部61から系統2に逆潮流可能な電力量の上限値の指令値を、外部接続管理装置20に送信できてもよい。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
再生可能エネルギーに基づく発電装置(5)と系統(2)との間に接続され、可搬型の電力貯蔵装置(61)を接続可能な電力変換部(10)と、
前記系統(2)から受電した電力量と、前記系統(2)に逆潮流した電力量を記憶して管理する管理部(20)と、を備え、
前記電力貯蔵装置(61)は、前記発電装置(5)から充電すること、前記系統(2)から充電すること、および前記系統(2)へ逆潮流することが可能であるとともに、別の充電設備(70)からも充電することが可能であり、
前記管理部(20)は、前記電力貯蔵装置(61)に充電された電力の由来を管理することを特徴とする電力管理システム(1)。
これによれば、可搬型の電力貯蔵装置(61)から系統(2)への逆潮流を許容しつつ、需要者と小売電気事業者の双方の利益を確保することができる。
[項目2]
前記管理部(20)は、ネットワーク(8)を経由して小売電気事業者の管理システム(9)に、前記電力貯蔵装置(61)から、前記系統(2)に逆潮流された電力または宅内に放電された電力の由来の内訳を送信することを特徴とする項目1に記載の電力管理システム(1)。
これによれば、小売電気事業者は、可搬型の電力貯蔵装置(61)から系統(2)に逆潮流される電力量と、需要者から買取る電力単価を適切に管理することができる。
[項目3]
前記管理部(20)は、前記電力貯蔵装置(61)から前記系統(2)に逆潮流可能な電力量を、宅内で充電された電力量以下に制限することを特徴とする項目1または2に記載の電力管理システム(1)。
これによれば、可搬型の電力貯蔵装置(61)に宅外の充電設備(70)で無料または安価に充電された電力を、自宅の系統(2)に逆潮流されることにより、小売電気事業者の採算が悪化することを防止することができる。
[項目4]
前記管理部(20)は、宅外に設置された前記別の充電設備(70)から前記電力貯蔵装置(61)に充電された場合、前記充電設備(70)からネットワーク(8)を経由して、前記充電設備(70)から前記電力貯蔵装置(61)へ充電された電力量を取得することを特徴とする項目1から3のいずれか1項に記載の電力管理システム(1)。
これによれば、可搬型の電力貯蔵装置(61)に宅外の充電設備70から充電された電力も管理することができる。
[項目5]
前記管理部(20)は、前記電力貯蔵装置(61)から前記系統(2)に逆潮流された電力を、由来ごとの二酸化炭素排出係数に基づく二酸化炭素排出値に換算して管理し、
前記電力貯蔵装置(61)から前記系統(2)に逆潮流可能な上限値が、二酸化炭素排出値で設定されることを特徴とする項目1から4のいずれか1項に記載の電力管理システム(1)。
これによれば、二酸化炭素排出規制に対して適切に対処することができる。
[項目6]
前記管理部(20)は、上位装置(9)からネットワーク(8)を経由して、前記電力貯蔵装置(61)から前記系統(2)に逆潮流可能な上限値の指令値を受信することを特徴とする項目1から5のいずれか1項に記載の電力管理システム(1)。
これによれば、可搬型の電力貯蔵装置(61)を、系統(2)の安定化に活用することができる。
[項目7]
前記電力貯蔵装置(61)は、電動車(60)に搭載された蓄電部(61)であり、
前記管理部(20)は、前記電動車(60)内の管理部(20)から車両IDとSOH(State of health)を充電ケーブル(C1)を介して取得し、ネットワーク(8)を経由して小売電気事業者の管理システム(9)に送信することを特徴とする項目1から6のいずれか1項に記載の電力管理システム(1)。
これによれば、電動車(60)に対する優遇プランの適用条件を適切に管理することができる。
[項目8]
再生可能エネルギーに基づく発電装置(5)と系統(2)との間に接続され、可搬型の電力貯蔵装置(61)が接続可能な電力変換装置(10)と、ネットワーク(8)で接続された統合管理システム(20u)であって、
前記電力変換装置(10)が前記系統(2)から受電した電力量と、前記電力変換装置(10)が前記系統(2)に逆潮流した電力量を、前記電力変換装置(10)からネットワーク(8)を経由して受信して管理する管理部(20)を備え、
前記電力貯蔵装置(61)は、前記発電装置(5)から充電すること、前記系統(2)から充電すること、および前記系統(2)へ逆潮流することが可能であるとともに、別の充電設備(70)からも充電することが可能であり、
前記管理部(20)は、前記電力貯蔵装置(61)に充電された電力の由来を管理することを特徴とする統合管理システム(20u)。
これによれば、可搬型の電力貯蔵装置(61)から系統(2)への逆潮流を許容しつつ、需要者と小売電気事業者の双方の利益を確保することができる。
1 電力管理システム、 2 系統、 3 分電盤、 4 負荷、 5 太陽電池、 6 電動車、 61 蓄電部、 62 インバータ、 63 モータ、 64 DC/DCコンバータ、 65 管理部、 RY1 コンタクトリレー、 RY2 充電リレー、 C1 充電ケーブル、 7 ルータ装置、 8 ネットワーク、 9 小売電気事業者サーバ、 10 電力変換装置、 11 DC/DCコンバータ、 12 インバータ、 13 コンバータ制御回路、 14 インバータ制御回路、 15 制御部、 Bd 直流バス、 CT1 電流センサ、 20 外部接続管理装置、 21 処理部、 211 計量データ取得部、 212 電動車情報取得部、 213 電動車充放電量管理部、 214 データ送信部、 22 記憶部、 221 計量データ保持部、 222 電力由来保持部、 223 電動車情報保持部、 23 操作部、 24 表示部、 25 通信部、 20u 統合電力管理サーバ、 30 車両用電力変換装置、 31 DC/DCコンバータ、 31a DC/ACコンバータ、 32 コンバータ制御回路、 33 制御部、 70 充電設備、 75 充電器管理サーバ。

Claims (8)

  1. 再生可能エネルギーに基づく発電装置と系統との間に接続され、可搬型の電力貯蔵装置を接続可能な電力変換部と、
    前記系統から受電した電力量と、前記系統に逆潮流した電力量を記憶して管理する管理部と、を備え、
    前記電力貯蔵装置は、前記発電装置から充電すること、前記系統から充電すること、および前記系統へ逆潮流することが可能であるとともに、別の充電設備からも充電することが可能であり、
    前記管理部は、前記電力貯蔵装置に充電された電力の由来を管理することを特徴とする電力管理システム。
  2. 前記管理部は、ネットワークを経由して小売電気事業者の管理システムに、前記電力貯蔵装置から、前記系統に逆潮流された電力または宅内に放電された電力の由来の内訳を送信することを特徴とする請求項1に記載の電力管理システム。
  3. 前記管理部は、前記電力貯蔵装置から前記系統に逆潮流可能な電力量を、宅内で充電された電力量以下に制限することを特徴とする請求項1または2に記載の電力管理システム。
  4. 前記管理部は、宅外に設置された前記別の充電設備から前記電力貯蔵装置に充電された場合、前記充電設備からネットワークを経由して、前記充電設備から前記電力貯蔵装置へ充電された電力量を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電力管理システム。
  5. 前記管理部は、前記電力貯蔵装置から前記系統に逆潮流された電力を、由来ごとの二酸化炭素排出係数に基づく二酸化炭素排出値に換算して管理し、
    前記電力貯蔵装置から前記系統に逆潮流可能な上限値が、二酸化炭素排出値で設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電力管理システム。
  6. 前記管理部は、上位装置からネットワークを経由して、前記電力貯蔵装置から前記系統に逆潮流可能な上限値の指令値を受信することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電力管理システム。
  7. 前記電力貯蔵装置は、電動車に搭載された蓄電部であり、
    前記管理部は、前記電動車内の管理部から車両IDとSOH(State Of Health)を充電ケーブルを介して取得し、ネットワークを経由して小売電気事業者の管理システムに送信することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電力管理システム。
  8. 再生可能エネルギーに基づく発電装置と系統との間に接続され、可搬型の電力貯蔵装置が接続可能な電力変換装置と、ネットワークで接続された統合管理システムであって、
    前記電力変換装置が前記系統から受電した電力量と、前記電力変換装置が前記系統に逆潮流した電力量を、前記電力変換装置からネットワークを経由して受信して管理する管理部を備え、
    前記電力貯蔵装置は、前記発電装置から充電すること、前記系統から充電すること、および前記系統へ逆潮流することが可能であるとともに、別の充電設備からも充電することが可能であり、
    前記管理部は、前記電力貯蔵装置に充電された電力の由来を管理することを特徴とする統合管理システム。
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