JP2022131564A - 非接触操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の検知部が同時に検知対象の近接を検知したことに起因する負荷の誤作動を有効に防止する非接触操作装置を提供すること。【解決手段】実施形態によれば、非接触操作装置は、外装部、複数の検知部、制御部及び遮蔽部を備える。外装部は、空間に対して露出する露出表面を備える。複数の検知部のそれぞれは、空間へ赤外線を出射する発光部、及び、空間において検知対象によって反射された赤外線を受光可能な受光部を備え、露出表面に設置される。制御部は、受光部のそれぞれでの赤外線の受光状態に基づいて、負荷への電力の供給状態を制御する。遮蔽部は、複数の検知部の1つ以上において、受光部の一部を覆い、覆った部分を通しての受光部への赤外線の入射を遮蔽する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、非接触操作装置に関する。
照明負荷等の負荷の作動を制御する制御システムにおいて、近接スイッチ装置等の非接触スイッチ装置が用いられている。このような制御システムでは、非接触操作装置である非接触スイッチ装置において、制御部は、センサ等の検知部に手等の検知対象が近接したことに基づいて、駆動回路の駆動状態を切替え、負荷への電力の供給状態を切替える。例えば、制御部は、検知対象の近接を検知部が検知したことに基づいて、駆動回路のスイッチ部のON/OFFを切替え、照明負荷の点灯及び消灯を切替える。また、検知部は、例えば、赤外線を用いて、検知対象の近接を検知する。この場合、検知部では、発光部は、部屋等の空間へ赤外線を出射し、受光部は、空間において検知部へ近接した検知対象によって反射された赤外線を受光可能である。そして、制御部は、受光部が赤外線を受光したことに基づいて、検知対象が近接したと判定する。
前述のような負荷の作動を制御する制御システムでは、1つの非接触スイッチ装置に複数の検知部(センサ)が設けられたり、複数の非接触スイッチ装置が互いに対して近い位置に配置されたりする等して、複数の検知部が互いに対して近い位置に配置されることがある。このように複数の検知部が互いに対して近い位置に配置される構成では、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部が同時に検知することを有効に防止し、複数の検知部が同時に検知対象の近接を検知したことに起因する負荷の誤作動等を有効に防止することが、求められている。
特開2017-135101号公報 特許第4702768号公報 特許第4915657号公報
本発明が解決しようとする課題は、複数の検知部が同時に検知対象の近接を検知したことに起因する負荷の誤作動を有効に防止する非接触操作装置を提供することにある。
実施形態によれば、非接触操作装置は、外装部、複数の検知部、制御部及び遮蔽部を備える。外装部は、空間に対して露出する露出表面を備える。複数の検知部のそれぞれは、空間へ赤外線を出射する発光部、及び、空間において検知対象によって反射された赤外線を受光可能な受光部を備え、複数の検知部は、露出表面において互いに対して異なる位置に設置される。制御部は、複数の検知部のそれぞれにおける受光部での赤外線の受光状態に基づいて、負荷への電力の供給状態を制御する。遮蔽部は、複数の検知部の1つ以上において空間が位置する側から受光部の一部を覆い、複数の検知部の1つ以上において覆った部分を通しての受光部への赤外線の入射を遮蔽する。
本発明によれば、複数の検知部が同時に検知対象の近接を検知したことに起因する負荷の誤作動を有効に防止する非接触操作装置を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係る負荷制御システムを示す概略図である。 図2は、図1の負荷制御システムの制御系統を示す概略図である。 図3は、第1の実施形態に係る非接触操作装置の制御部によって行われる、ある1つの照明負荷の制御の一例を概略的に示すフローチャートである。 図4は、第1の変形例に係る負荷制御システムを示す概略図である。 図5は、第2の変形例に係る非接触操作装置を示す概略図である。 図6は、第3の変形例に係る負荷制御システムの制御系統を示す概略図である。 図7は、第4の変形例に係る負荷制御システムにおいて、互いに対して近い位置に配置される複数の非接触操作装置を示す概略図である。
実施形態の非接触操作装置(10)は、外装部(11)、複数の検知部(18A,18B)、制御部(20)及び遮蔽部(103A;103B)を備える。外装部(11)は、空間に対して露出する露出表面(14)を備える。複数の検知部(18A,18B)のそれぞれは、空間へ赤外線を出射する発光部(101A;101B)、及び、空間において検知対象によって反射された赤外線を受光可能な受光部(102A;102B)を備え、複数の検知部(18A,18B)は、露出表面(14)において互いに対して異なる位置に設置される。制御部(20)は、複数の検知部(18A,18B)のそれぞれにおける受光部(102A;102B)での赤外線の受光状態に基づいて、負荷(15A,15B)への電力の供給状態を制御する。遮蔽部(103A;103B)は、複数の検知部(18A,18B)の1つ以上において空間が位置する側から受光部(102A;102B)の一部を覆い、複数の検知部(18A,18B)の1つ以上において覆った部分を通しての受光部(102A;102B)への赤外線の入射を遮蔽する。これにより、複数の検知部(18A,18B)が同時に検知対象の近接を検知したことに起因する負荷(15A,15B)の誤作動が、を有効に防止される。
実施形態の非接触操作装置(10)では、複数の検知部(18A,18B)は、第1の検知部(18A)、及び、露出表面14において第1の方向(Y1,Y2)に第1の検知部(18A)から離れて設置される第2の検知部(18B)を備える。第1の検知部(18A)は、発光部として第1の発光部(101A)を備えるとともに、受光部として第1の受光部(102A)を備える。第2の検知部(18B)は、発光部として第2の発光部(101B)を備えるとともに、受光部として第2の受光部(102B)を備える。遮蔽部(103A;103B)は、第1の受光部(102A)において第2の検知部(18B)に近い側の部位を覆うか、及び、第2の受光部(102B)において第1の検知部(18A)に近い側の部位を覆うかの少なくとも一方である。これにより、複数の検知部(18A,18B)が第1の方向(Y1,Y2)に沿って並んで(連接して)配置される構成において、検知対象の近接を複数の検知部(18A,18B)が同時に検知することが、有効に防止される。
実施形態の非接触操作装置(10)では、露出表面(14)は、第1の検知部(18A)が設置される第1の面(17A)、及び、第2の検知部(18B)が設置される第2の面(17B)を備える。第1の面(17A)は、第1の方向(Y1,Y2)について第2の検知部(18B)に近づくほど前方側(X1)に向かう状態に、第1の方向(Y1,Y2)に対して傾斜する。第2の面(17B)は、第1の方向(Y1,Y2)について第1の検知部(18A)に近づくほど前方側(X1)に向かう状態に、第1の方向(Y1,Y2)に対して傾斜する。これにより、複数の検知部(18A,18B)が第1の方向(Y1,Y2)に沿って並んで配置される構成において、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部(18A,18B)が同時に検知することが、さらに有効に防止される。
実施形態の非接触操作装置(10)では、第1の発光部(101A)及び第1の受光部(102A)は、露出表面(14)において、第1の方向(Y1,Y2)に交差する第2の方向(Z1,Z2)に沿って並んで配置される。第2の発光部(101B)及び第2の受光部(102B)は、露出表面(14)において、第2の方向(Z1,Z2)に沿って並んで配置される。これにより、複数の検知部(18A,18B)が第1の方向(Y1,Y2)に沿って並んで配置される構成において、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部(18A,18B)が同時に検知することが、さらに有効に防止される。
実施形態の非接触操作装置(10)では、第1の方向(Y1,Y2)は、鉛直方向又は水平方向と一致する。これにより、複数の検知部(18A,18B)が鉛直方向又は水平方向に沿って並んで(連接して)配置される構成において、検知対象の近接を複数の検知部(18A,18B)が同時に検知することが、有効に防止される。
実施形態の非接触操作装置(10A;10B)は、外装部(11)、検知部(18A;18B)、制御部(20)及び遮蔽部(103A;103B)を備える。外装部(11)は、空間に対して露出する露出表面(14A;14B)を備える。検知部(18A;18B)は、空間へ赤外線を出射する発光部(101A;101B)、及び、空間において検知対象によって反射された赤外線を受光可能な受光部(102A;102B)を備え、露出表面(14A;14B)に設置される。制御部(20)は、検知部(18A;18B)における受光部(102A;102B)での赤外線の受光状態に基づいて、負荷(15A;15B)への電力の供給状態を制御する。遮蔽部(103A;103B)は、検知部(18A;18B)において空間が位置する側から受光部(102A;102B)の一部を覆い、検知部(18A;18B)において覆った部分を通しての受光部(102A;102B)への赤外線の入射を遮蔽する。これにより、複数の非接触操作装置(10A,10B)を互いに対して近い位置に配置しても、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部(18A,18B)が同時に検知すること等が、有効に防止される。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態に係る負荷制御システムの一例として第1の実施形態の負荷制御システム1を示す。また、図2は、図1の負荷制御システム1の制御系統を示す。図1及び図2に示すように、負荷制御システム1は、非接触操作装置10、交流電源等の商用電源13、及び、負荷である照明負荷15A,15Bを備える。本実施形態では、非接触操作装置10は、非接触スイッチ装置である。非接触操作装置10は、カバー等から形成される外装部11、及び、複数の(本実施形態では2つの)検知部18A,18Bを備える。外装部11は、部屋等を形成する空間に一部が露出する状態で、壁面等に取付けられる。
ここで、非接触操作装置10(外装部11)において、前後方向(矢印X1及び矢印X2で示す方向)、前後方向に交差する(直交又は略直交する)第1の方向(矢印Y1及び矢印Y2で示す方向)、及び、前後方向及び第1の方向の両方に対して交差する(直交又は略直交する)第2の方向(矢印Z1及び矢印Z2で示す方向)を規定する。また、非接触操作装置10では、前後方向について部屋等の空間が位置する側を前方側(矢印X1側)とし、前方側とは反対側を後方側(矢印X2側)とする。本実施形態では、非接触操作装置10は、第1の方向が鉛直方向(上下方向)と一致又は略一致し、かつ、第2の方向が水平方向(左右方向)と一致又は略一致する状態で、壁面等に取付けられる。
外装部11は、プレート12を備える。プレート12は、外装部11の内部を前方側から覆う。プレート12の厚み方向は、非接触操作装置10の前後方向と一致又は略一致する。プレート12は、部屋等の空間に対して露出する露出表面14を備える。本実施形態では、外装部11において露出表面14のみが空間に対して露出する状態で、非接触操作装置10が壁面等に取り付けられる。また、外装部11においてプレート12以外の部分は、壁の内部に埋め込まれる。プレート12の露出表面14には、検知部18A,18Bが、互いに対して異なる位置に設置される。図1等の一例では、外装部11において、例えば破線で示す部分が、壁の内部に埋め込まれる。なお、図1等では、外装部11において、プレート12に相当する部分を実線で示す。
また、本実施形態では、露出表面14に、前方側へ向かって突出する突出部16が形成される。突出部16は、空間に向かって凸形状に形成される。突出部16は、面17A,17Bを備える。露出表面14では、面(第1の面)17Aに検知部(第1の検知部)18Aが設置され、面(第2の面)17Bに検知部(第2の検知部)18Bが設置される。また、面17Bは、面17Aに対して、第1の方向の一方側に隣接して形成され、本実施形態では、面17Aの鉛直下側の端が、面17Bの鉛直上側の端と接続される。そして、本実施形態では、面17Aと面17Bとの接続部分が、突出部16の突出端となる。
前述のように検知部18A,18Bが設置されるため、露出表面14では、検知部18Bは、検知部18Aから第1の方向に離れて設置され、本実施形態では、検知部18Bは、検知部18Aから鉛直下側へ離れる。そして、露出表面14では、2つの検知部18A,18Bが、鉛直方向(本実施形態では、第1の方向)に沿って並んで(連接して)配置される。なお、露出表面14では、検知部18A,18Bは、互いに対して近い位置に配置される。
面17Aは、第1の方向について検知部18B及び面17Bに近づくほど前方側に向かう状態に、第1の方向に対して傾斜する。すなわち、面17Aでは、鉛直下側に向かうほど、前方側への突出量が大きくなる。また、面17Bは、第1の方向について検知部18A及び面17Aに近づくほど前方側に向かう状態に、第1の方向に対して傾斜する。すなわち、面17Bでは、鉛直上側に向かうほど、前方側への突出量が大きくなる。
非接触スイッチ装置である非接触操作装置10は、制御部20、電源部21、及び、駆動回路であるスイッチ回路22A,22Bを備える。制御部20、電源部21及びスイッチ回路22A,22Bは、外装部11の内部に配置される。制御部20は、例えば、コンピュータ等の処理装置から構成される。制御部20は、プロセッサ又は集積回路、及び、メモリ等の記憶媒体を備える。プロセッサ又は集積回路は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイコン、FPGA(Field Programmable Gate Array)及び、DSP(Digital Signal processor)等のいずれかを含む。制御部20は、集積回路等を1つのみ備えてもよく、集積回路等を複数備えてもよい。制御部20は、記憶媒体等に記憶されるプログラム等を実行することにより、処理を行う。
電源部21は、電力変換回路等を備える。電源部21には、商用電源13から電力が供給される。そして、電源部21は、商用電源13からの電力を制御部20に対応した電力に変換し、図2の破線の矢印で示すように、変換した電力を制御部20に供給する。ある一例では、電源部21は、商用電源13からの交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を制御部20に供給する。制御部20は、電源部21から供給される電力によって起動され、処理を実行可能になる。
スイッチ回路22Aは、スイッチ部23Aを備え、スイッチ回路22Bは、スイッチ部23Bを備える。スイッチ回路22Aは、スイッチ部23AがONの状態、及び、スイッチ部23AがOFFの状態の複数の駆動状態に切替わり可能である。同様に、スイッチ回路22Bは、スイッチ部23BがONの状態、及び、スイッチ部23BがOFFの状態の複数の駆動状態に切替わり可能である。制御部20は、スイッチ部23AのON/OFFを制御し、スイッチ回路22Aの駆動状態を制御する。また、制御部20は、スイッチ部23BのON/OFFを制御し、スイッチ回路22Bの駆動状態を制御する。制御部20は、制御信号をスイッチ回路22A,22Bのそれぞれに出力する等して、スイッチ回路22A,22Bの駆動状態を制御する。
スイッチ部23AがONの状態では、商用電源13からスイッチ部23Aを通して照明負荷15Aに電力が供給され、照明負荷15Aが点灯する。一方、スイッチ部23AがOFFの状態では、商用電源13からスイッチ部23Aを通して照明負荷15Aに電力が供給されず、照明負荷15Aは点灯しない。したがって、スイッチ回路22Aの駆動状態が切替わることにより、照明負荷15Aへの電力の供給状態が変化する。これにより、照明負荷15Aの作動状態が切替わり、照明負荷15Aの点灯及び消灯が切替わる。同様に、スイッチ回路22Bの駆動状態が切替わることにより、照明負荷15Bへの電力の供給状態が変化する。これにより、照明負荷15Bの作動状態が切替わり、照明負荷15Bの点灯及び消灯が切替わる。なお、スイッチ部23AがOFFの状態でも、電源部21で消費された電流が照明負荷15Aに流れる。ただし、スイッチ部23AがOFFの状態では、照明負荷15Aに流れる電流は小さいため、照明負荷15Aは点灯しない。
検知部18Aは、空間における手100等の検知対象の検知部18Aへの近接を検知し、検知部18Bは、空間における検知対象の検知部18Bへの近接を検知する。本実施形態では、検知部18A,18Bのそれぞれは、赤外線を用いて、検知対象の近接を検知する。検知部(第1の検知部)18Aは、発光部(第1の発光部)101A及び受光部(第1の受光部)102Aを備え、検知部(第2の検知部)18Bは、発光部(第2の発光部)101B及び受光部(第1の受光部)102Bを備える。発光部101A,101Bのそれぞれは、例えば、赤外光LED等の赤外光発光素子であり、受光部102A,102Bのそれぞれは、例えば、赤外線センサである。
発光部101A,101Bのそれぞれでは、赤外光が発光され、発光部101A,101Bのそれぞれは、赤外線を空間へ出射する。本実施形態では、露出表面14において、発光部101Aからの赤外線の出射面は、面17Aに位置し、発光部101Bからの赤外線の出射面は、面17Bに位置する。また、受光部102Aは、空間において検知部18Aへ近接した検知対象によって反射された赤外線を受光可能であり、受光部102Bは、空間において検知部18Bへ近接した検知対象によって反射された赤外線を受光可能である。本実施形態では、露出表面14において、受光部102Aでの赤外線の受光面は、面17Aに位置し、受光部102Bでの赤外線の受光面は、面17Bに位置する。また、発光部101B及び受光部102Bは、発光部101A及び受光部102Aから第1の方向に離れて位置し、本実施形態では、発光部101B及び受光部102Bは、発光部101A及び受光部102Aから鉛直下側に離れて位置する。
また、本実施形態では、検知部18Aにおいて、受光部102Aは、第1の方向(鉛直方向)について、発光部101Aに対してずれていない又はほとんどずれていない。そして、露出表面14の面17Aでは、発光部101A及び受光部102Aは、第2の方向(水平方向)に沿って並んで配置される。また、検知部18Bでは、受光部102Bは、第1の方向(鉛直方向)について発光部101Bに対して、ずれていない又はほとんどずれていない。そして、露出表面14の面17Bでは、発光部101B及び受光部102Bは、第2の方向(水平方向)に沿って並んで配置される。
制御部20は、発光部101A,101Bのそれぞれの作動を制御し、発光部101A,101Bのそれぞれからの赤外線の出射を制御する。また、制御部20は、受光部102A,102Bのそれぞれでの赤外線の受光状態を取得し、検知部18A,18Bのそれぞれでの検知結果を取得する。制御部20は、受光部102Aが赤外線を受光したか否かに基づいて、検知部18Aに検知対象が近接したか否かを判定する。そして、制御部20は、受光部102Aが赤外線を受光したことに基づいて、検知対象が検知部18Aに近接したと判定する。すなわち、受光部102Aでの赤外線の受光状態に基づいて、検知部18Aへの検知対象の近接が検知される。同様に、受光部102Bでの赤外線の受光状態に基づいて、検知部18Bへの検知対象の近接が検知される。
制御部20は、発光部101Aが赤外線を出射している状態において、検知部18Aでの検知結果を定期的に取得する。このため、制御部20では、受光部102Aでの赤外線の受光状態の時間変化が取得される。制御部20は、検知部18Aでの検知結果に基づいて、駆動回路であるスイッチ回路22Aの駆動状態を制御し、照明負荷15Aへの電力の供給状態を制御する。同様に、制御部20は、発光部101B赤外線を出射している状態において、検知部18Bでの検知結果を定期的に取得する。このため、制御部20では、受光部102Aでの赤外線の受光状態の時間変化が取得される。制御部20は、検知部18Bでの検知結果に基づいて、駆動回路であるスイッチ回路22Bの駆動状態を制御し、照明負荷15Bへの電力の供給状態を制御する。
図3は、非接触操作装置10の制御部20によって行われる、負荷である照明負荷15A,15Bのある1つの制御の一例を示す。照明負荷15Aの使用時には、制御部20は、図3の処理を経時的に繰返し行うことにより、照明負荷15Aの作動を制御する。そして、図3の処理による照明負荷15Aの制御は、発光部101Aから赤外線が空間へ出射されている状態で行われる。同様に、照明負荷15Bの使用時には、制御部20は、図3の処理を経時的に繰返し行うことにより、照明負荷15Bの作動を制御する。そして、図3の処理による照明負荷15Bの制御は、発光部101Bから赤外線が空間へ出射されている状態で行われる。
ある1つの負荷(15A;15B)の制御では、制御部20は、検知部(18A;18B)の受光部(102A;102B)が赤外線を受光した否かを判定する(S31)。受光部(102A;102B)が赤外線を受光していない場合は(S31-No)、制御部20は、検知部(18A;18B)に検知対象が近接していないと判定し、駆動回路であるスイッチ回路(22A;22B)をリアルタイムの駆動状態から切替えない。このため、負荷(15A;15B)への電力の供給状態が切替えられず、負荷(15A;15B)は、リアルタイムの作動状態で維持される。そして、制御部20は、再びS31以降の処理を順次に行う。
一方、受光部(102A;102B)が赤外線を受光した場合は(S31-Yes)、制御部20は、検知部(18A;18B)に検知対象が近接したと判定し、駆動回路であるスイッチ回路(22A;22B)をリアルタイムの駆動状態から切替える(S32)。本実施形態では、スイッチ部(23A;23B)のON/OFFが、切替えられる。このため、負荷(15A;15B)への電力の供給状態が切替えられ、負荷(15A;15B)の作動状態が切替わる。本実施形態では、負荷(15A;15B)において、点灯及び消灯が切替わる。
S32の処理を行うと、制御部20は、近接した検知対象が、検知部(18A;18B)から離れたか否かを判定する(S33)。この際、制御部20は、受光部(102A;102B)が所定の時間以上赤外線を受光しなかったこと等に基づいて、近接した検知対象が検知部(18A:18B)から離れたと判定する。S32の処理は、検知対象が検知部(18A;18B)から離れたと判定されるまで、繰返し行われる。そして、検知対象が検知部(18A;18B)から離れたと判定すると(S33-Yes)、制御部20は、再びS31以降の処理を順次に行う。
また、図1及び図2等に示すように、非接触操作装置10には、遮蔽部103A,103Bが設けられる。遮蔽部103A,103Bのそれぞれは、例えば、赤外線カットフィルタである。遮蔽部103Aは、空間が位置する側から、すなわち、前方側から、受光部102Aの一部を覆う。これにより、受光部102Aでは、遮蔽部103Aで覆われた部分を通しての赤外線の入射が、遮蔽される。また、遮蔽部103Bは、空間が位置する側から、すなわち、前方側から、受光部102Bの一部を覆う。これにより、受光部102Bでは、遮蔽部103Bで覆われた部分を通しての赤外線の入射が、遮蔽される。
なお、受光部102Aの受光面では、遮蔽部103Aによって覆われていない残りの一部では、赤外線を受光可能である。同様に、受光部102Bの受光面では、遮蔽部103Bによって覆われていない残りの一部では、赤外線を受光可能である。また、遮蔽部103A、103Bは、露出表面14から取外し可能である。このため、受光部102Aでは、発光部101A,101B等の位置に対応させて、遮蔽部103Aが覆う位置を適宜調整可能である。同様に、受光部102Bでは、発光部101A,101B等に対応させて、遮蔽部103Bが覆う位置を適宜調整可能である。
本実施形態では、遮蔽部103Aは、受光部102Aの受光面において、検知部18B(発光部101B及び受光部102B)に近い側の部位、すなわち、突出部16の突出端に近い側の端部を覆う。そして、遮蔽部103Bは、受光部102Bの受光面において、検知部18A(発光部101A及び受光部102A)に近い側の部位、すなわち、突出部16の突出端に近い側の端部を覆う。
前述のように本実施形態では、受光部102A,102Bのそれぞれにおいて、一部が遮蔽部(103A,103Bの対応する一方)で覆われ、受光部102A,102Bのそれぞれでは、遮蔽部(103A,103Bの対応する一方)を通しての赤外線の入射が遮蔽される。このため、手100等の検知対象を検知部18Aに近接させた状態等において、発光部101Aから出射され、かつ、検知対象で反射した赤外線の受光部102Bへの入射が、遮蔽部103Bによって有効に遮蔽される。これにより、検知対象を検知部18Aに近接させた状態では、受光部102Aのみが赤外線を適切に受光し、受光部102Bが赤外線を受光することが、有効に防止される。同様に、検知対象を検知部18Bに近接させた状態では、受光部102Bのみが赤外線を適切に受光し、受光部102Aが赤外線を受光することが、有効に防止される。
これにより、非接触操作装置(非接触スイッチ装置)10の露出表面14において複数の検知部18A,18Bを互いに対して近い位置に配置しても、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知すること等が、有効に防止される。これにより、複数の検知部18A,18Bが同時に検知対象の近接を検知したことに起因する負荷(照明負荷15A,15B等)の誤作動が、有効に防止される。例えば、照明負荷15A,15Bの両方が消灯した状態で検知対象を検知部18Aに近接させた場合、照明負荷15Aのみが適切に点灯する(図1参照)。
また、本実施形態では、検知部18A,18Bは、露出表面14において、第1の方向に離れて設置される。そして、遮蔽部103Aは、受光部102Aにおいて検知部18Bに近い側の部位を覆い、遮蔽部103Bは、受光部102Bにおいて検知部18Aに近い側の部位を覆う。このため、検知対象を検知部18Aに近接させた状態において、発光部101Aから出射され、かつ、検知対象で反射した赤外線の受光部102Bへの入射がさらに適切に遮蔽される。そして、検知対象を検知部18Bに近接させた状態において、発光部101Bから出射され、かつ、検知対象で反射した赤外線の受光部102Aへの入射がさらに適切に遮蔽される。したがって、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知すること等が、さらに有効に防止される。
特に、本実施形態のように複数の検知部18A,18Bが第1の方向に沿って並んで(連接して)配置される構成では、受光部102A,102Bのそれぞれにおいて前述の部位を遮蔽部(103A,103Bの対応する一方)が覆うことにより、検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知することが、有効に防止される。また、本実施形態では、第1の方向は、鉛直方向と一致又は略一致する。このため、受光部102A,102Bのそれぞれにおいて前述の部位を遮蔽部(103A,103Bの対応する一方)が覆うことにより、複数の検知部18A,18Bが鉛直方向に沿って並んで(連接して)配置される構成において、検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知することが、有効に防止される。
また、本実施形態では、検知部18A(発光部101A及び受光部102A)が設置される面(第1の面)17Aは、第1の方向について検知部18Bに近づくほど前方側に向かう状態に、第1の方向に対して傾斜する。そして、検知部18B(発光部101B及び受光部102B)が設置される面(第2の面)17Bは、第1の方向について検知部18Aに近づくほど前方側に向かう状態に、第1の方向に対して傾斜する。このため、発光部101Aの出射面及び受光部102Aの受光面は、第1の方向について、発光部101Bの出射面及び受光部102Bの受光面が向く側とは反対側を、向く。これにより、複数の検知部18A,18Bが第1の方向に沿って並んで(連接して)配置される構成において、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知することが、さらに有効に防止される。
また、本実施形態では、発光部101A及び受光部102Aは、露出表面14において、第2の方向に沿って並んで配置され、発光部101B及び受光部102Bは、露出表面14において、第2の方向に沿って並んで配置される。これにより、検知対象を検知部18Aに近接させた状態において、発光部101Aから出射され、かつ、検知対象で反射した赤外線が、受光部102Bへさらに入射し難くなる。そして、検知対象を検知部18Bに近接させた状態において、発光部101Bから出射され、かつ、検知対象で反射した赤外線が、受光部102Aへさらに入射し難くなる。これにより、複数の検知部18A,18Bが第1の方向に沿って並んで(連接して)配置される構成において、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知することが、さらに有効に防止される。
(変形例)
次に、図4に示す第1の変形例について説明する。本変形例でも、非接触操作装置10において、前後方向(矢印X1及び矢印X2で示す方向)、前後方向に交差する(直交又は略直交する)第1の方向(矢印Y1及び矢印Y2で示す方向)、及び、前後方向及び第1の方向の両方に対して交差する(直交又は略直交する)第2の方向(矢印Z1及び矢印Z2で示す方向)を規定する。ただし、本変形例では、非接触操作装置10は、第1の方向が水平方向(左右方向)と一致又は略一致し、かつ、第2の方向が鉛直方向(上下方向)と一致又は略一致する状態で、壁面等に取付けられる。
本変形例でも、露出表面14において、発光部101B及び受光部102Bを備える検知部18Bは、発光部101A及び受光部102Aを備える検知部18Aから第1の方向に離れて設置される。そして、露出表面14では、2つの検知部18A,18Bが、第1の方向に沿って並んで(連接して)配置され、本変形例では、検知部18A,18Bが、水平方向(左右方向)に沿って並んで配置される。
また、本変形例では、露出表面14に、前方側へ向かって突出する突出部41が形成され、突出部41では、面(第1の面)42Aに検知部(第1の検知部)18Aが設置され、面(第2の面)42Bに検知部(第2の検知部)18Bが設置される。また、面42Bは、面42Aに対して、第1の方向の一方側に隣接して形成される。そして、本変形例では、面42Aと面42Bとの接続部分が、突出部41の突出端となる。
本変形例では、面(第1の面)42Aは、第1の方向について検知部18Bに近づくほど前方側に向かう状態に、第1の方向(左右方向)に対して傾斜する。そして面(第2の面)42Bは、第1の方向について検知部18Aに近づくほど前方側に向かう状態に、第1の方向に対して傾斜する。このため、本変形例でも、発光部101Aの出射面及び受光部102Aの受光面は、第1の方向について、発光部101Bの出射面及び受光部102Bの受光面が向く側とは反対側を、向く。
本変形例では、発光部101A及び受光部102Aは、露出表面14の面42Aにおいて、第2の方向(鉛直方向)に沿って並んで配置され、発光部101B及び受光部102Bは、露出表面14の面42Bにおいて、第2の方向(鉛直方向)に沿って並んで配置される。また、本変形例では、遮蔽部103Aは、受光部102Aの受光面において、検知部18B(発光部101B及び受光部102B)に近い側の部位を覆う。そして、遮蔽部103Bは、受光部102Bの受光面において、検知部18A(発光部101A及び受光部102A)に近い側の部位を覆う。
本変形例でも、検知対象を検知部18Aに近接させた状態では、受光部102Aのみが赤外線を適切に受光し、受光部102Bが赤外線を受光することが、有効に防止される。同様に、検知対象を検知部18Bに近接させた状態では、受光部102Bのみが赤外線を適切に受光し、受光部102Aが赤外線を受光することが、有効に防止される。これにより、本変形例でも第1の実施形態等と同様に、非接触操作装置(非接触スイッチ装置)10の露出表面14において複数の検知部18A,18Bを互いに対して近い位置に配置しても、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知すること等が、有効に防止される。
そして、本変形例でも前述実施形態等と同様に、特に、複数の検知部18A,18Bが第1の方向に沿って並んで(連接して)配置される構成において、検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知することが、有効に防止される。ただし、本変形例では、第1の方向は、水平方向(左右方向鉛直方向)と一致又は略一致する。このため、本変形例では、特に、複数の検知部18A,18Bが水平方向に沿って並んで(連接して)配置される構成において、検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知することが、有効に防止される。
また、図5に示す第2の変形例では、第1の実施形態等と同様に、非接触操作装置10は、第1の方向が水平方向(左右方向)と一致又は略一致し、かつ、第2の方向が鉛直方向(上下方向)と一致又は略一致する状態で、壁面等に取付けられる。そして、露出表面14では、面(第1の面)17Aに、発光部101A及び受光部102Aを備える検知部18Aが設置され、面(第2の面)17Bに、発光部101B及び受光部102Bを備える検知部18Bが設置される。そして、2つの検知部18A,18Bが、第1の方向(鉛直方向)に沿って並んで(連接して)配置される。また、本変形例でも、遮蔽部103Aは、受光部102Aの受光面において、検知部18Bに近い側の部位を覆う。そして、遮蔽部103Bは、受光部102Bの受光面において、検知部18Aに近い側の部位を覆う。
ただし、本変形例では、発光部101A及び受光部102Aは、面17Aにおいて、第1の方向(鉛直方向)に沿って並んで配置され、発光部101B及び受光部102Bは、面17Bにおいて、第1の方向に沿って並んで配置される。そして、発光部101Aは、第1の方向について、受光部102Aに比べて、検知部18B(発光部101B及び受光部102B)から離れて位置する。また、発光部101Bは、第1の方向について、受光部102Bに比べて、検知部18A(発光部101A及び受光部102A)から離れて位置する。したがって、受光部102A,102Bは、第1の方向(鉛直方向)について、発光部101A,101Bの間に位置する。
本変形例でも、前述の実施形態等と同様に、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知すること等が、有効に防止される。そして、本変形例でも第1の実施形態等と同様に、特に、複数の検知部18A,18Bが第1の方向に沿って並んで(連接して)配置される構成において、検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知することが、有効に防止される。
また、商用電源13及び照明負荷15A,15Bのそれぞれと非接触操作装置10との間の配線構造は、前述の実施形態等の配線構造に限るものではない。例えば、商用電源13及び照明負荷15A,15Bのそれぞれと非接触操作装置10との間の配線構造が、図6の第3の変形例のように形成されてもよい。図6の配線構造では、図2の配線構造等とは異なり、スイッチ部23AがOFFの状態において、電源部21で消費された電流が照明負荷15Aに流れない。
なお、前述の実施形態等では、検知部18A,18Bの両方において、受光部(102A;102B)の一部が遮蔽部(103A;103B)によって覆われるが、検知部18A,18Bの一方においてのみ、受光部(102A;102B)の一部が遮蔽部(103A;103B)によって覆われてもよい。また、非接触操作装置10の露出表面14には、発光部及び受光部を備える検知部が3つ以上設置されてもよい。この場合、3つ以上の検知部の中の1つ以上において、受光部の一部が遮蔽部によって覆われていればよい。これにより、検知部の1つ以上において、遮蔽部が覆った部分を通しての受光部への赤外線の入射が、遮蔽される。そして、いずれの場合も、遮蔽部によって、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部が同時に検知すること等が、有効に防止される。
また、非接触操作装置10では、露出表面14において複数の検知部が設置される位置は、前述の実施形態等の位置に限るものではない。同様に、複数の検知部のそれぞれにおける発光部及び受光部の配置についても、前述の実施形態等の配置に限るものではない。すなわち、非接触操作装置10では、複数の検知部(18A,18B)が露出表面14に設置されればよい。そして、複数の検知部(18A,18B)の1つ以上において、受光部(102A;102B)の一部が遮蔽部(103A;103B)によって覆われていればよい。また、複数の検知部(18A,18B)の1つ以上では、受光部(102A;102B)が遮蔽部(103A;103B)によって覆われる位置は、調整可能であることが好ましい。
また、ある変形例では、露出表面に検知部が1つのみ設置される非接触操作装置において、検知部の受光部の一部が遮断部によって覆われてもよい。図7に示す第4の変形例では、負荷システムにおいて、2つの非接触操作装置10A,10Bが、互いに対して近い位置に配置される。図7の一例では、非接触操作装置10A,10Bは、水平方向に沿って並んだ(連接した)状態で、壁面等に設置される。本変形例では、非接触操作装置10Aの外装部は、空間に露出する露出表面14Aを備え、非接触操作装置10Bの外装部は、空間に露出する露出表面14Bを備える。そして、露出表面14Aには、検知部18Aが1つのみ設置され、露出表面14Bには、検知部18Bが1つのみ設置される。
また、負荷制御システムでは、手等の検知対象の検知部18Aの近接が検知されたことに基づいて、非接触操作装置10Aの制御部(図示しない)は、ある1つの負荷への電力の供給状態を切替える。そして、手等の検知対象の検知部18Bの近接が検知されたことに基づいて、非接触操作装置10Bの制御部(図示しない)は、非接触操作装置10Aの制御対象とは別のある1つの負荷への電力の供給状態を切替える。本変形例では、検知部18Aは、発光部101A及び受光部102Aを備え、受光部102Aは、2つの受光領域102A1,102A2を備える。同様に、検知部18Bは、発光部101B及び受光部102Bを備え、受光部102Bは、2つの受光領域102B1,102B2を備える。
本変形例では、2つの受光領域102A1,102A2の中で検知部18B(非接触操作装置10B)に近い側の受光領域102A2が、遮蔽部103Aによって覆われる。このため、遮蔽部103Aは、受光部102Aの一部を、空間が位置する側から覆う。また、本変形例では、2つの受光領域102B1,102B2の中で検知部18A(非接触操作装置10A)に近い側の受光領域102B2が、遮蔽部103Bによって覆われる。このため、遮蔽部103Bは、受光部102Bの一部を、空間が位置する側から覆う。
前述のような構成であるため、本変形例では、手等の検知対象を非接触操作装置10Aの検知部18Aに近接させた状態等において、発光部101Aから出射され、かつ、検知対象で反射した赤外線の受光部102Bへの入射が、遮蔽部103Bによって有効に遮蔽される。これにより、検知対象を検知部18Aに近接させた状態では、受光部102Aのみが赤外線を適切に受光し、受光部102Bが赤外線を受光することが、有効に防止される。同様に、検知対象を検知部18Bに近接させた状態では、受光部102Bのみが赤外線を適切に受光し、受光部102Aが赤外線を受光することが、有効に防止される。これにより、複数の非接触操作装置10A,10Bを互いに対して近い位置に配置しても、操作者の意図に反して検知対象の近接を複数の検知部18A,18Bが同時に検知すること等が、有効に防止される。
なお、非接触操作装置(10A;10B)の露出表面(14A;14B)に1つの検知部(18A;18B)が設置される場合、検知部(18A;18B)が設置される位置は特に限定されるものではない。そして、検知部(18A;18B)における発光部(101A;101B)及び受光部(102A;102B)の配置等も、特に限定されるものではない。すなわち、非接触操作装置(10A;10B)の露出表面(14A;14B)に検知部(18A;18B)が1つのみ設置される場合、受光部(102A;102B)の一部が遮蔽部(103A;103B)によって覆われていればよい。
また、照明負荷の作動状態の切替えは、照明負荷の点灯及び消灯の切替えに限るものではない。ある一例では、非接触操作装置の制御部は、照明負荷への電力の供給状態を切替えることにより、照明負荷からの照射光の明るさを切替えてもよい。この場合、非接触操作装置には、前述したスイッチ回路22A,22B等の代わりに調光回路が、駆動回路として設けられる。そして、検知対象の検知部への近接が検知されると、制御部は、調光回路の駆動状態を切替え、照明負荷からの照明光の明るさのレベルを切替える。
また、前述の実施形態等は、負荷として照明負荷を例に挙げて説明したが、負荷は、照明負荷に限るものではない。駆動回路の駆動状態が切替わることにより、負荷への電力の供給状態が変化し、負荷の作動状態が変化する構成であれば、前述の実施形態等の非接触操作装置(10;10A,10B)を適用可能である。また、検知対象として手を例に挙げて説明したが、検知対象は、赤外線を反射可能であれば手に限るものではない。
これら少なくとも一つの実施形態によれば、遮蔽部は、複数の検知部の1つ以上において、空間が位置する側から受光部の一部を覆う。これにより、複数の検知部が同時に検知対象の近接を検知したことに起因する負荷の誤作動を有効に防止する非接触操作装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…負荷制御システム、10,10A,10B…非接触操作装置、11…外装部、14,14A,14B…露出表面、15A,15B…照明負荷(負荷)、17A,17B…面、18A,18B…検知部、20…制御部、22A,22B…スイッチ回路(駆動回路)、101A,101B…発光部、102A,102B…受光部、103A,103B…遮蔽部。

Claims (6)

  1. 空間に対して露出する露出表面を備える外装部と;
    前記空間へ赤外線を出射する発光部、及び、前記空間において検知対象によって反射された前記赤外線を受光可能な受光部をそれぞれが備え、前記露出表面において互いに対して異なる位置に設置される複数の検知部と;
    前記複数の検知部のそれぞれにおける前記受光部での前記赤外線の受光状態に基づいて、負荷への電力の供給状態を制御する制御部と;
    前記複数の検知部の1つ以上において前記空間が位置する側から前記受光部の一部を覆い、前記複数の検知部の1つ以上において覆った部分を通しての前記受光部への前記赤外線の入射を遮蔽する遮蔽部と;
    を具備する、非接触操作装置。
  2. 前記複数の検知部は、第1の検知部、及び、前記露出表面において第1の方向に前記第1の検知部から離れて設置される第2の検知部を備え、
    前記第1の検知部は、前記発光部として第1の発光部を備えるとともに、前記受光部として第1の受光部を備え、
    前記第2の検知部は、前記発光部として第2の発光部を備えるとともに、前記受光部として第2の受光部を備え、
    前記遮蔽部は、前記第1の受光部において前記第2の検知部に近い側の部位を覆うか、及び、前記第2の受光部において前記第1の検知部に近い側の部位を覆うかの少なくとも一方である、
    請求項1の非接触操作装置。
  3. 前記露出表面は、前記第1の検知部が設置される第1の面、及び、前記第2の検知部が設置される第2の面を備え、
    前記第1の面は、前記第1の方向について前記第2の検知部に近づくほど前方側に向かう状態に、前記第1の方向に対して傾斜し、
    前記第2の面は、前記第1の方向について前記第1の検知部に近づくほど前記前方側に向かう状態に、前記第1の方向に対して傾斜する、
    請求項2の非接触操作装置。
  4. 前記第1の発光部及び前記第1の受光部は、前記露出表面において、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って並んで配置され、
    前記第2の発光部及び前記第2の受光部は、前記露出表面において、前記第2の方向に沿って並んで配置される、
    請求項2又は3の非接触操作装置。
  5. 前記第1の方向は、鉛直方向又は水平方向と一致する、請求項2乃至4のいずれか1項の非接触操作装置。
  6. 空間に対して露出する露出表面を備える外装部と;
    前記空間へ赤外線を出射する発光部、及び、前記空間において検知対象によって反射された前記赤外線を受光可能な受光部を備え、前記露出表面に設置される検知部と;
    前記検知部における前記受光部での前記赤外線の受光状態に基づいて、負荷への電力の供給状態を制御する制御部と;
    前記検知部において前記空間が位置する側から前記受光部の一部を覆い、前記検知部において覆った部分を通しての前記受光部への前記赤外線の入射を遮蔽する遮蔽部と;
    を具備する、非接触操作装置。
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