JP2016157587A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジェスチャーを認識してON/OFF制御又は調光制御する照明装置を、より簡単な構成で安価に提供する。【解決手段】光源と、前記光源を制御する制御ユニットと、検出エリア内における検出対象物を検出し、前記制御ユニットへ検出信号を伝達するジェスチャー検出器と、を有し、前記検出エリアが環状となるように、前記ジェスチャー検出器は配置され、前記制御ユニットは、前記検出対象物が円孤状に移動したと認識した場合、前記光源をON/OFF制御することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、一定の動作を検知して照明制御をおこなう照明装置に関するものである。
赤外線センサ等により、人の動きを捉えて人の存在を検知する人体検知センサを備えることで、検知エリア内の人の有無によって、照明装置をON/OFF制御又は調光制御する照明装置が提供されている。例えば特許文献1に係る照明装置においては、複数の検知部を備え、それらの検知部が人を検知した検知部の数によって、人との距離を判別して2段階の調光を行う照明装置が提供される。このような構成とすることで、人の位置に応じた最適照明制御が行え、省エネルギーに寄与する照明装置を実現できる。
しかし、特許文献1に係る照明装置は、人との距離を判別するために複数の検知部が備えられているものの、人の身振り(以下、ジェスチャー)を認識できるものではなかった。そのため、赤外センサ等を備える従来の照明装置であっても、一定のジェスチャーにより照明装置のON/OFF制御又は調光制御を実現することは困難であった。
このような問題を解決するために、特許文献2においては、ジェスチャーを認識できる照明装置が提供される。特許文献2に係る照明装置は、ジェスチャーマッピングセンサ、処理ユニット、制御ユニット、そして少なくとも1つの発光ユニットを含んでいる。ジェスチャーマッピングセンサは赤外放出器とビデオセンサとを含み得る。赤外放出器は物体の少なくとも一部及び環境の少なくとも一部に赤外光を放射する。ビデオセンサは物体の少なくとも一部及び環境の少なくとも一部が反射する赤外光をビデオセンサの二次元輝度データシーケンスとして収集し、収集した二次元輝度データシーケンスを出力する。処理ユニットは、二次元輝度データシーケンスを
入手し、入手した二次元輝度データシーケンスを深さデータシーケンスとして処理して物体動作を認識し、認識した物体動作が所定条件に一致するか否かを判定し、一致する場合は制御信号を発生する。制御ユニットは制御信号を受け、発光ユニットを制御して出力光の少なくとも1つの属性を制御信号に応じて変化させる。
入手し、入手した二次元輝度データシーケンスを深さデータシーケンスとして処理して物体動作を認識し、認識した物体動作が所定条件に一致するか否かを判定し、一致する場合は制御信号を発生する。制御ユニットは制御信号を受け、発光ユニットを制御して出力光の少なくとも1つの属性を制御信号に応じて変化させる。
しかし、特許文献2に係る照明装置では、ジェスチャーを認識するために、赤外放出器とビデオセンサを備えなければならず、構造が複雑であり、照明装置の価格も高価になるという問題があった。
このように、ジェスチャーを認識してON/OFF制御又は調光制御する照明装置を複雑な構造とならずに安価で製造することは困難であった。そこで本発明は、このような問題に鑑み、ジェスチャーを認識してON/OFF制御又は調光制御する照明装置を、より簡単な構成で安価に提供する。
本発明の一態様によれば、光源と、前記光源を制御する制御ユニットと、検出エリア内における検出対象物を検出し、前記制御ユニットへ検出信号を伝達するジェスチャー検出器と、を有し、前記検出エリアが環状となるように、前記ジェスチャー検出器は配置され、前記制御ユニットは、前記検出対象物が円孤状に移動したと認識した場合、前記光源をON/OFF制御することを特徴とする。
本発明によれば、より簡単な構成で照明装置のON/OFF制御又は調光制御が可能な照明装置を安価に提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各領域の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
図1は、本発明の実施形態に係る照明装置の概略図である。照明装置1はジェスチャー検出器5を備えている。ジェスチャー検出器5は、検出エリア10(図1中、点線の範囲内の領域)内におけるジェスチャーを検出する。ジェスチャー検出器5は、赤外線センサ等の焦電素子を使用することができる。図1において、照明装置1は天井に備えられているが、これに限らず、壁等に設置することもできる。
図2及び図3に、照明装置1の構造を具体的に例示する。なお、図2及び図3に示す照明装置1の構造は例示であり、照明装置1の構造がこれに限られることはない。図2は、照明装置1を斜め下側から見た斜視図である。図2の矢印の方向(上側)には、例えば屋内であれば天井が存在し、矢印と反対方向(下側)は地面側である。照明装置1は、図2の矢印の方向に存在する天井若しくは壁面に取付けられる。照明装置1は、本体部2に透光性を有する本体カバー4を備えている。そして、本体部2の両端部には透光性を有しない端部カバー3を備える。ジェスチャー検出器5は、端部カバー3上に配置されている。ジェスチャー検出器5は、照明装置1の外部上において、ジェスチャーを検出しやすい位置に形成されることが好ましい。また、照明装置1の光源からの光を出来る限り遮らない位置に形成されることが好ましい。このため、本実施の形態においては、照明装置1の端部であり、透光性を有しない端部カバー3上にジェスチャー検出器5は形成されている。
図2のA−A破断線における断面図を図3に示す。図3の上側が天井や壁等への取り付け側(天井等への設置面)となる。本体部2には光源6を搭載した基板7が備えられており、この光源6から出射した光が透光性を有する本体カバー4を透過し、照明装置1は光を出射する。光源6には、例えば発光素子を用いることができる。
なお、ここでは図示しないが、端部カバー3に覆われる箇所、すなわち本体部2の端部には、電源8及び光源6のON/OFF又は調光を制御する制御ユニット9が配置される。
図4は、照明装置1の構成を示すブロック図である。ジェスチャー検出器5が検出エリア10内で検出対象物を検出すると、検出信号が制御ユニット9へ伝えられる。制御ユニット9はこの検出信号に応じて所定のジェスチャーが行われたと判定すると、照明装置1の光源6のON/OFF又は調光を制御する。
次に、ジェスチャー検出器5について詳述する。図5はジェスチャー検出器5の構成図である。ジェスチャー検出器5を複数用いることで、検出対象物の動作を所定のジェスチャーとし制御ユニット9に認識させることができる。例えば、図5に示すように、ジェスチャー検出器5a、5b、5cを環状に配置することで、それぞれのジェスチャー検出器5a、5b、5cに対応する検出エリア10a、10b、10cを環状に設定する。
まず、図5に示すように、検出エリア10aで検出対象物(例えば図5中では、人間の手とする)を検出する。次に、検出エリア10bで検出対象物を検出する。さらに、検出エリア10cで検出対象物を検出する。続けて、再度検出エリア10aで検出対象物を検出する。このように、検出エリア10a⇒10b⇒10c⇒10aと続けて検出対象物をジェスチャー検出器5a、5b、5cが検出することで、その検出信号により制御ユニット9は、検出対象物が仮想円に沿って円孤状に移動したと認識し、時計回り(右回り)の円孤ジェスチャーが1回行われたと判定する。 なお、ジェスチャー検出器5aが最初に検出対象物を検出してから、検出器5b⇒検出器5cを経由して再度ジェスチャー検出器5aで検出対象物を検出するまでの時間をあらかじめ設定し、この設定時間内に右回りの円孤ジェスチャーが完了した時に、制御ユニット9は右回りの円孤ジェスチャーが行われたと判定するようにすると、誤動作の検出を抑制できる。
一方で、この動きとは逆に、検出エリア10c⇒10b⇒10a⇒10cと続けて検出対象物をジェスチャー検出器5a、5b、5cが検出することで、制御ユニット9は検出対象物が仮想円に沿って円孤状に移動したと認識し、反時計回り(左回り)の円孤ジェスチャーが1回行われたと判定する。
このように、複数のジェスチャー検出器5a、5b、5cを環状に配置し、それぞれのジェスチャー検出器5a、5b、5cに対応する検出エリア10a、10b、10cが環状となるように設定することで、所定のジェスチャー(右回り円孤ジェスチャー又は左回り円孤ジェスチャー)を構成することができ、このジェスチャーが行われたか否かを制御ユニット9に判定させることができる。
右回り円孤ジェスチャーと左回り円孤ジェスチャーが行われたか否かを判定することで、極めて容易な動作で照明装置1のON/OFF又は調光を制御することが可能になる。
図6は、制御ユニット9により光源6が制御される際のフローチャートを示したものであり、これを用いて、具体的な処理例について説明する。ステップ101では、光源6が点灯状態か消灯状態かが判定される。光源6が消灯状態と判定された場合はステップ102へ、点灯状態と判定された場合はステップ107へ移行する。ここではまず、光源6が消灯状態の制御について説明する。ステップ102は、右回り円孤ジェスチャーを認識したか否かを判定する。右回り円孤ジェスチャーを認識した場合、ステップ103に移行し、光源6を点灯させる。その後ステップ104へ移行し、再度右回り円孤ジェスチャーを認識したか否かを判定する。ここで右回り円孤ジェスチャーが認識された場合、ステップ105に移行し、光源6の光量をあらかじめ設定した所定単位で増加させる。その後、ステップ106に移行し、再度右回り円孤ジェスチャーを認識したか否かを判定する。右回り円孤ジェスチャーを認識した場合、ステップ105へ移行し、光源6の光量をあらかじめ設定した所定単位でさらに増加させる。その後もステップ105と106を繰り返すことで、右回り円孤ジェスチャーを認識し続ける限り、最大値まで光源6の光量を増加させる。
一方、ステップ101で光源6が点灯状態であると判定した場合は、ステップ107へ移行する。ステップ107では、左回り円孤ジェスチャーを認識したか否かを判定する。ここで左回り円孤ジェスチャーを認識した場合、ステップ108へ移行し、さらに連続して左回り円孤ジェスチャーを認識したか否かを判定する。ここで、左回り円孤ジェスチャーを認識しなかった場合、すなわち、左回り円孤ジェスチャーが続けて2回行われずに1回のみであった場合は、ステップ111へ移行し、光源6を消灯させる。一方で、ステップ107及びステップ108で左回り円孤ジェスチャーを連続して2回認識した場合は、ステップ109へ移行し、光源6の光量をあらかじめ設定した所定単位で減少させる。その後、ステップ110へ移行し、左回り円孤ジェスチャーを認識し続ける限り、ステップ109と110を繰り返し、最小値まで光源6の光量を減少させる。
光源6が点灯状態において、ステップ107で左回り円孤ジェスチャーを認識しなかった場合、ステップ104へ移行し、右回り円孤ジェスチャーを認識したか否かを判定する。その後は、上述した通り、条件に応じてステップ105及びステップ106へと移行する。
このように、光源6が消灯状態において、右回り円孤ジェスチャーを1回認識すると、光源6をONさせる。光源6が点灯状態において、左回り円孤ジェスチャーを1回認識すると、光源6をOFFさせる。また、光源6が点灯状態において、右回り円孤ジェスチャーを認識すると、右回り円孤ジェスチャーを認識し続ける限り、光源6の光量をあらかじめ設定した所定単位で最大値まで増加させる。一方、光源6が点灯状態において、左回り円孤ジェスチャーを連続して2回以上認識すると、左回り円孤ジェスチャーを認識し続ける限り、光源6の光量をあらかじめ設定した所定単位で最小値まで減少させることができる。
照明装置1の制御に使用するジェスチャーは、非直線的且つ連続的な動きである円孤状(円孤ジェスチャー)であることが好ましい。これは、例えば手を振る等の直線的なジェスチャーである場合、単に検出対象物が検出エリア内を意図せずに通過した場合等にジェスチャー検出器5が所定のジェスチャーとして検出し、その検出信号に基づいて制御ユニット9が所定のジェスチャーが行われた判定し、照明装置1が意図せずに制御される恐れがあるからである。また、ジェスチャーとして連続的な動作である円孤状(円孤ジェスチャー)を用いることで、制御ユニット9に連続して所定のジェスチャーを認識させることができ、当該ジェスチャーが継続している間は、段階的に照明装置1の光量を調整することができる。よって、照明装置を制御する際のジェスチャーは、円孤状(円孤ジェスチャー)であることが好ましい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1・・・照明装置
2・・・本体部
3・・・端部カバー
4・・・本体カバー
5、5a、5b、5c・・・ジェスチャー検出器
6・・・光源
7・・・基板
9・・・制御ユニット
10、10a、10b、10c・・・検出エリア
2・・・本体部
3・・・端部カバー
4・・・本体カバー
5、5a、5b、5c・・・ジェスチャー検出器
6・・・光源
7・・・基板
9・・・制御ユニット
10、10a、10b、10c・・・検出エリア
Claims (5)
- 光源と、
前記光源を制御する制御ユニットと、
検出エリア内における検出対象物を検出し、前記制御ユニットへ検出信号を伝達するジェスチャー検出器と、を有し、
前記検出エリアが環状となるように、前記ジェスチャー検出器は配置され、
前記制御ユニットは、前記検出対象物が円孤状に移動したと認識した場合、前記光源をON/OFF制御することを特徴とする照明装置。 - 前記制御ユニットは、前記検出対象物が円孤状に移動したことを連続して認識した場合、前記光源を調光制御することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記制御ユニットは、前記検出対象物が第1の方向に円孤状に移動したことを認識した場合、前記光源をONまたは前記光源の光量を増加させ、
前記検出対象物が第1の方向と反対方向である第2の方向に円孤状に移動したことを認識した場合、前記光源をOFFまたは前記光源の光量を減少させることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。 - 検出エリア内における検出対象物をジェスチャー検出器により検出するステップと、
前記ジェスチャー検出器により検出された信号を制御ユニットへ伝達するステップと、
前記制御ユニットにより、
前記検出対象物が円孤状に移動したことを認識した場合、光源をON/OFF制御するステップと、
前記検出対象物が円孤状に移動したことを連続して認識した場合、前記光源を調光制御するステップと、
を備えたことを特徴とする照明装置の制御方法。 - 前記制御ユニットにより、
前記検出対象物が第1の方向に円孤状に移動したことを認識した場合、前記光源をONまたは前記光源の光量を増加させるステップと、
前記検出対象物が第1の方向と反対方向である第2の方向に円孤状に移動したことを認識した場合、前記光源をOFFまたは前記光源の光量を減少させるステップと、を備えたことを特徴とする請求項4に記載の照明装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015034558A JP2016157587A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015034558A JP2016157587A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 照明装置 |
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JP2015034558A Pending JP2016157587A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 照明装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20190021288A (ko) | 2019-02-20 | 2019-03-05 | 울산과학기술원 | 사용자의 제스쳐를 이용하여 제어되는 조명장치 |
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-
2015
- 2015-02-24 JP JP2015034558A patent/JP2016157587A/ja active Pending
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Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171115 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180718 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190201 |