JP2022130905A - 画像処理装置およびモード管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像処理装置の動作モードを出勤率と在宅勤務率とに基づき設定することによって画像処理装置を効率的に動作させる。【解決手段】画像処理装置は、出勤率および在宅勤務率の保存先と通信可能に接続される通信部と、対象日の出勤率である対象出勤率および対象日の在宅勤務率である対象在宅率を認識し、対象出勤率と対象在宅率とに基づき、画像処理装置の対象日の動作モードを設定する制御部と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、画像処理装置およびモード管理システムに関する。
従来、勤務管理機能を有する画像処理装置(画像形成装置)が知られている。このような画像処理装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の画像処理装置は、利用者の出社および退社をカウントする。すなわち、特許文献1の画像処理装置は、画像処理装置の利用人数をカウントする。特許文献1では、利用人数が0になったとき、画像処理装置が省電力モード(省エネモード)に移行する。
近年、自宅で仕事を行う在宅勤務者が増えている。たとえば、在宅勤務者は、自宅に設置したパーソナルコンピューター(自宅PC)で作業を行う。そして、在宅勤務者は、自宅PCから会社の画像処理装置にアクセスし、会社の画像処理装置に対してジョブを要求する。
ここで、出勤者が多い日(出勤率が高い日)には、その日の画像処理装置の動作モードを出勤者が多い環境に適したモードに設定することが好ましい。一方で、在宅勤務者が多い日(在宅勤務率が高い日)には、その日の画像処理装置の動作モードを在宅勤務者が多い環境に適したモードに設定することが好ましい。
しかし、特許文献1の画像処理装置は、在宅勤務者の人数は管理しない。また、特許文献1の画像処理装置は、動作モードとして省電力モードを有するが、在宅勤務者が多い環境に適した動作モードを有しない。このため、特許文献1の構成では、出勤率と在宅勤務率とに応じて画像処理装置の動作モードを切り替えることが困難である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、画像処理装置の動作モードを出勤率と在宅勤務率とに基づき設定することによって画像処理装置を効率的に動作させることが可能な画像処理装置およびモード管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面による画像処理装置は、設定された動作モードで動作する画像処理装置であって、出勤率および在宅勤務率の保存先と通信可能に接続される通信部と、対象日の出勤率である対象出勤率および対象日の在宅勤務率である対象在宅率を認識し、対象出勤率と対象在宅率とに基づき、画像処理装置の対象日の動作モードを設定する制御部と、を備える。
本発明の第2の局面によるモード管理システムは、上記画像処理装置と、画像処理装置と通信可能に接続されるサーバーと、を備える。サーバーは、出勤率および在宅勤務率を保存する。制御部は、通信部を用いて、サーバーと通信し、対象出勤率および対象在宅率を認識する。
本発明の構成では、画像処理装置の動作モードを出勤率と在宅勤務率とに基づき設定することにより、画像処理装置を効率的に動作させることができる。
以下に、本発明の一実施形態について、コピー機能など複数種の機能を有する画像形成装置(複合機)を例にとって説明する。
<画像形成装置の構成>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1(「画像処理装置」に相当)は、制御部11を備える。制御部11は、CPUおよびASICなどの処理回路を含む。制御部11は、画像形成装置1を制御する。また、画像形成装置1は、記憶部12を備える。記憶部12は、ROM、RAMおよびHDDなどの記憶デバイスを含む。記憶部12は、制御部11に接続される。制御部11は、記憶部12への情報の書き込みおよび記憶部12からの情報の読み出しを行う。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1(「画像処理装置」に相当)は、制御部11を備える。制御部11は、CPUおよびASICなどの処理回路を含む。制御部11は、画像形成装置1を制御する。また、画像形成装置1は、記憶部12を備える。記憶部12は、ROM、RAMおよびHDDなどの記憶デバイスを含む。記憶部12は、制御部11に接続される。制御部11は、記憶部12への情報の書き込みおよび記憶部12からの情報の読み出しを行う。
また、画像形成装置1は、読取部13および印刷部14を備える。制御部11は、読取部13の読取動作を制御する。制御部11は、印刷部14の印刷動作を制御する。読取部13および印刷部14の概略図を図2に示す。
読取部13は、原稿Dを光学的に読み取る。読取部13は、光源131およびイメージセンサー132を備える。光源131は、原稿Dに光(2点鎖線で示す)を照射する。イメージセンサー132は、原稿Dで反射された反射光(2点鎖線で示す)を受光して光電変換する。光源131およびイメージセンサー132は、読取部13の筐体内部に設置される。
読取部13の筐体上面には、コンタクトガラスCG1およびCG2が取り付けられる。コンタクトガラスCG1は、搬送読取モードで使用される。コンタクトガラスCG2は、載置読取モードで使用される。
また、読取部13は、原稿搬送ユニット133を備える。原稿搬送ユニット133は、読取部13の筐体に対して回動可能に取り付けられる。原稿搬送ユニット133は、原稿Dを搬送する。
搬送読取モードでは、原稿搬送ユニット133に原稿Dがセットされる。原稿搬送ユニット133は、コンタクトガラスCG1に向けて原稿Dを搬送する。読取部13は、コンタクトガラスCG1上を通過する原稿Dを読み取る。
また、載置読取モードでは、コンタクトガラスCG2に原稿Dがセットされる。読取部13は、コンタクトガラスCG2上の原稿Dを読み取る。
印刷部14は、用紙搬送路(図2では、破線矢印で示す)に沿って用紙Pを搬送する。また、印刷部14は、画像を形成する。そして、印刷部14は、搬送中の用紙Pに画像を印刷し出力する。
印刷部14は、給紙ローラー141を備える。給紙ローラー141は、用紙カセットCAに収容された用紙Pに当接し、その状態で回転することにより、用紙カセットCAから用紙搬送路に用紙Pを給紙する。
印刷部14は、感光体ドラム142aおよび転写ローラー142bを含む。感光体ドラム142aは、その周面上にトナー像を担持する。転写ローラー142bは、感光体ドラム142aに圧接し、感光体ドラム142aとの間で転写ニップを形成する。転写ローラー142bは、感光体ドラム142aと共に回転する。感光体ドラム142aおよび転写ローラー142bは、転写ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pにトナー像を転写する。
図示しないが、印刷部14は、帯電装置、露光装置および現像装置をさらに備える。帯電装置は、感光体ドラムの周面を帯電させる。露光装置は、感光体ドラムの周面上に静電潜像を形成する。現像装置は、感光体ドラムの周面上の静電潜像をトナー像に現像する。
印刷部14は、定着ローラー対143を備える。定着ローラー対143は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを含む。加熱ローラーは、ヒーター(図示せず)を内蔵する。加圧ローラーは、加熱ローラーに圧接し、加熱ローラーとの間で定着ニップを形成する。定着ローラー対143は、回転することにより、定着ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。定着ニップを抜けた用紙Pは排出トレイETに排出される。
図1に戻り、画像形成装置1は、操作パネル15を備える。操作パネル15は、タッチスクリーンを含む。タッチスクリーンは、タッチパネルと表示パネル(たとえば、液晶表示パネル)とで構成される。タッチスクリーンは、画面を表示する。また、タッチスクリーンは、ユーザーからタッチ操作を受け付ける。操作パネル15には、電源ボタンおよびスタートボタンなど複数のハードウェアボタンが設けられる。スタートボタンは、ジョブの実行要求をユーザーから受け付けるボタンである。
操作パネル15は、制御部11に接続される。制御部11は、操作パネル15の表示動作を制御する。また、制御部11は、操作パネル15に対して行われた操作を検知する。
画像形成装置1は、通信部16を備える。通信部16は、通信回路を含む。通信部16は、LAN、インターネットおよび公衆電話回線などのネットワークNTに接続される。制御部11は、通信部16を用いて、ネットワークNTに接続された外部機器との間で通信を行う。
ネットワークNTには、画像形成装置1のユーザーが使用するユーザー端末100が接続される。ユーザー端末100は、たとえば、パーソナルコンピューターである。また、ネットワークNTには、FAX装置200が接続される。ユーザー端末100およびFAX装置200とは別の外部機器がネットワークNTに接続され、画像形成装置1と通信可能であってもよい。
さらに、ネットワークNTは、他の画像形成装置300が接続される。すなわち、画像形成装置1は、他の画像形成装置300と通信可能に接続される。なお、他の画像形成装置300は、画像形成装置1と同一メーカーの装置である。他の画像形成装置300は、画像形成装置1と同一機種であってもよいし、別機種であってもよい。たとえば、他の画像形成装置300は、画像形成装置1と同一機能を有する画像処理装置である。なお、他の画像形成装置300は、品質維持のため、画像形成装置1と同じメンテナンス処理を行う。
また、画像形成装置1は、電源部17を備える。電源部17は、電圧を生成する電圧生成回路を含む。電源部17は、画像形成装置1の各部を動作せせる電圧を生成し、当該各部に電力を供給する。制御部11、記憶部12、読取部13、印刷部14、操作パネル15および通信部16は、電源部17から電力供給を受けて動作する被電力供給部である。電源部17は、制御部11により制御される。
ここで、画像形成装置1が有する機能について説明する。
画像形成装置1は、コピー機能、プリンター機能およびファックス機能を有する。コピー機能は、画像形成装置1で読み取った原稿Dの画像データに基づく画像を用紙Pに印刷する機能である。プリンター機能は、ユーザー端末100から画像形成装置1に送信される画像データに基づく画像を用紙Pに印刷する機能である。ファックス機能は、画像形成装置1で読み取った原稿Dの画像データをFAX装置200にファックス送信する機能である。
なお、コピー機能、プリンター機能およびファックス機能は、画像形成装置1が有する機能の一例である。コピー機能、プリンター機能およびファックス機能とは別の機能を画像形成装置1が有してもよい。また、コピー機能、プリンター機能およびファックス機能のいずれかが省略されてもよい。
<ユーザーの勤務情報>
ネットワークNTには、サーバー2が接続される。すなわち、サーバー2は、画像形成装置1と通信可能に接続される。画像形成装置1およびサーバー2によってモード管理システム10が構成される。
ネットワークNTには、サーバー2が接続される。すなわち、サーバー2は、画像形成装置1と通信可能に接続される。画像形成装置1およびサーバー2によってモード管理システム10が構成される。
制御部11は、通信部16を用いて、サーバー2にアクセスする。そして、制御部11は、サーバー2への情報の書き込みを行う。また、制御部11は、サーバー2からの情報の読み出しを行う。
サーバー2は、ユーザー(社員)の勤務情報を保存する。ここで、画像形成装置1は、複数の社員が在籍する会社に設置される。したがって、画像形成装置1のユーザーは複数である。たとえば、モード管理システム10は、管理システム3を含む。画像形成装置1が設置される会社では、管理システム3により、社員の勤務状況が管理される。管理システム3は、ネットワークNTを介して、サーバー2に通信可能に接続される。管理システム3は、パーソナルコンピューター(PC)などを入力装置として有する。
たとえば、自宅で仕事を行うとき、ユーザー(社員)は事前に、在宅勤務日を記載した申請書を提出する。また、休暇を取るとき、ユーザー(社員)は事前に、休暇日を記載した申請書を提出する。そして、社員の勤務管理を担う部署の担当者は、PCを用いて、申請内容を管理システム3に入力する。
サーバー2は、会社の始業前、管理システム3と通信し、当日の各ユーザーの勤務形態が出勤であるか在宅勤務であるかを認識する。あるいは、サーバー2は、会社の定時後、管理システム3と通信し、次の日の各ユーザーの勤務形態が出勤であるか在宅勤務であるかを認識する。なお、サーバー2は、各ユーザーの休暇日も認識する。そして、サーバー2は、各ユーザーの勤務形態(休暇日を含む)を示す勤務情報を内部の保存領域に保存する。
なお、管理システム3からサーバー2への情報送信は、担当者による手動操作で行われてもよい。たとえば、休暇申請などは、取得予定日の当日に行われることがある。このような場合、担当者による手動操作で情報が送信される。各ユーザーの勤務状況を保存して以降、或るユーザーの勤務情報(手動操作で送信された情報)を受信すると、サーバー2は、受信した勤務情報に基づき、当該ユーザーの勤務情報を更新する。
ここで、サーバー2は、全社員数に対する出勤人数の比率である出勤率を日ごとに求める。また、サーバー2は、全社員数に対する在宅勤務人数の比率である在宅勤務率を日ごとに求める。サーバー2は、出勤率および在宅勤務率を内部の保存領域に保存する。
<画像形成装置の動作モード>
画像形成装置1の動作モードは複数ある。画像形成装置1は、様々な動作モードで動作する。画像形成装置1の動作モードとしては、メーカーによって予め定められたモードもあれば、ユーザーによって任意に設定されたモードもある。
画像形成装置1の動作モードは複数ある。画像形成装置1は、様々な動作モードで動作する。画像形成装置1の動作モードとしては、メーカーによって予め定められたモードもあれば、ユーザーによって任意に設定されたモードもある。
画像形成装置1の動作モードには、通常モードがある。通常モードの内容は、メーカーによって予め定められる。通常モードでは、電源部17から被電力供給部に対して通常の電力供給が行われる。通常モードでは、画像形成装置1の全ての機能が制限なく使用可能である。
なお、通常モードのとき、制御部11は、予め定められたスリープ条件が満たされたか否かを判断する。そして、スリープ条件が満たされたと判断したとき、制御部11は、画像形成装置1をスリープ状態に移行させる。たとえば、画像形成装置1が使用されないまま予め定められたスリープ閾値時間が経過したとき、制御部11は、スリープ条件が満たされたと判断する。
画像形成装置1をスリープ状態に移行させるとき、制御部11は、電源部17による操作パネル15(被電力供給部)への電力供給を制限させる。たとえば、電源部17は、タッチパネルに対する電力供給は停止せず、表示パネル(バックライト)に対する電力供給を停止する。これにより、画像形成装置1がスリープ状態に入ると、スリープ状態に入る前よりも消費電力が低減される。なお、画像形成装置1がスリープ状態のとき、操作パネル15に加え、他の被電力供給部のいずれかに対する電力供給も制限されてもよい。
また、画像形成装置1の動作モードには、在宅モードがある。後に詳細に説明するが、在宅勤務率が高い場合、画像形成装置1の動作モードが在宅モードとなる。すなわち、在宅モードは、在宅勤務者が多い環境(出勤者が少ない環境)に適したモードである。
たとえば、在宅勤務者が多い場合(出勤者が少ない場合)、画像形成装置1に対する直接操作が必要なジョブの要求が減る。画像形成装置1に対する直接操作が必要なジョブとしては、一例を挙げると、コピーおよびファックス送信である。このため、在宅モードでは、コピー機能およびファックス機能の一部(ファックス送信)の使用が制限されてもよい。言い換えると、コピーおよびファックス送信に係る被電力供給部への電力供給が制限されてもよい。これにより、画像形成装置1の消費電力が低減される。
また、通常、在宅勤務者は、自宅に設置したパーソナルコンピューター(自宅PC)で作業を行う。そこで、在宅モードでは、自宅PCから画像形成装置1への要求ジョブの実行優先度が高くなるよう設定されてもよい。自宅PCから画像形成装置1に要求可能なジョブとしては、自宅PCで作成した印刷データを画像形成装置1に送信して画像形成装置1に保存するジョブなどがある。たとえば、当該ジョブでは、要求ユーザーが指定した日になると、要求ユーザーの印刷データに基づく印刷が優先的に実行される。これにより、在宅勤務者の利便性が向上する。
ここで、操作パネル15は、在宅モードの内容の設定をユーザーから受け付ける。すなわち、在宅モードの内容は任意に設定可能である。以下に、在宅モードの設定内容の一例を挙げる。
たとえば、在宅勤務者が多い場合(出勤者が少ない場合)には、操作パネル15に対する操作が減る。このため、在宅モードでは、通常モードよりも、操作パネル15の画面を暗くしてもよい(表示パネルのバックライトへの電力供給を制限してもよい)。また、スリープ状態への移行条件の変更(スリープ閾値時間を短くするなど)を行い、スリープ状態に入り易くしてもよい。この設定により、消費電力を低減できる。
また、在宅勤務者が多い(出勤者が少ない)ということは、画像形成装置1の状態を確認可能なユーザーが減るということである。このため、たとえば、画像形成装置1がファックスデータを受信して印刷を行っても、印刷物が放置される恐れがある。そこで、在宅モードでは、ファックスデータに基づく印刷が禁止されてもよい。なお、ファックスデータの受信は可能である。
さらに、在宅モードでスリープ状態になった場合、通常モードでスリープ状態になった場合よりも消費電力が低減されてもよい。たとえば、在宅モードでスリープ状態になった場合、後述する省電力モードと同じ電力制御が行われてもよい。
また、画像形成装置1の動作モードには、省電力モードがある。省電力モードは、通常モードよりも消費電力を低減するモードである。なお、画像形成装置1が省電力モードのときには、画像形成装置1がスリープ状態に入ったときよりも消費電力が低減される。
たとえば、省電力モードでは、操作パネル15の表示パネルに加え、タッチパネルに対する電力供給が停止される。また、読取部13および印刷部14などの被電力供給部に対する電力供給も停止される。具体的には、センサーおよびモーターのような各種デバイスへの電力供給が停止される。このため、省電力モードのときには、画像形成装置1の電源がシャットダウンされたように見える。なお、省電力モードのときに電力供給を制限する被電力供給部をユーザーが任意に設定できてもよい。
たとえば、省電力モードのとき、操作パネル15の所定ハードウェアボタンに対する所定操作(電源ボタンに対する長押し操作など)のみが有効となる。制御部11は、演算処理などは行わず、CPUの一部の端子(割り込みポート)に入力された信号だけを取り込む。そして、所定操作が行われた旨の信号を受信すると、制御部11は、電源部17に指示し、画像形成装置1を通常モードに復帰させる。また、たとえば、省電力モードから通常モードに復帰して以降、画像形成装置1が使用されないまま所定時間が経過すると、画像形成装置1は省電力モードに戻る。省電力モードから通常モードに復帰して以降、ジョブが完了すると、直ちに省電力モードに戻ってもよい。
なお、画像形成装置1の使用状況に応じて画像形成装置1の動作モードが設定される場合もある。詳細は後述する。
<画像形成装置の使用状況>
制御部11は、ジョブを実行するごとに、実行ジョブに対応する機能を示す情報を記憶する。たとえば、実行ジョブがコピージョブである場合には、実行ジョブに対応する機能はコピー機能である。また、制御部11は、ジョブを実行するごとに、実行ジョブの実行日および実行ジョブの要求ユーザーをそれぞれ示す情報を記憶する。
制御部11は、ジョブを実行するごとに、実行ジョブに対応する機能を示す情報を記憶する。たとえば、実行ジョブがコピージョブである場合には、実行ジョブに対応する機能はコピー機能である。また、制御部11は、ジョブを実行するごとに、実行ジョブの実行日および実行ジョブの要求ユーザーをそれぞれ示す情報を記憶する。
ここで、たとえば、画像形成装置1の各ユーザーは、複数のグループのいずれかに属する。たとえば、複数の社員が在籍する会社では、複数の部署(部および課など)が存在する。そして、各社員は、いずれかの部署に属する。この例では、部署がグループに相当する。
記憶部12は、画像形成装置1の使用状況を示す使用状況情報をユーザーごとに記憶する。記憶部12は、ユーザーごとの使用状況情報を対応するユーザーが属するグループと対応付けて記憶する。ユーザーごとの使用状況情報は、少なくとも、対応するユーザーによる画像形成装置1の使用回数に関する情報を含む。制御部11は、ジョブを実行するごとに、実行ジョブの要求ユーザーに対応する使用状況情報を更新する。
具体的には、制御部11は、ジョブを実行するごとに、実行ジョブに対応する機能を示す情報を実行ジョブの実行日と対応付けて、実行ジョブの要求ユーザーの使用状況情報に含める。これにより、各ユーザーの使用状況情報に基づき、或る期間(たとえば、30日)における各ユーザーの画像形成装置1の使用回数を求めることができる。また、各ユーザーの使用状況情報に基づき、各ユーザーの画像形成装置1の使用回数を機能ごとに求めることもできる。さらに、或る期間における画像形成装置1の使用回数をグループ単位で求めることもできる。
<動作モードの設定>
予め定められたモード設定時点になったとき、制御部11は、画像形成装置1の対象日の動作モードを設定する。対象日は、モード設定時点の次の日であってもよいし、モード設定時点の当日であってもよい。たとえば、モード設定時点が対象日の前日の定時以降であってもよいし、モード設定時点が対象日の当日の始業前であってもよい。
予め定められたモード設定時点になったとき、制御部11は、画像形成装置1の対象日の動作モードを設定する。対象日は、モード設定時点の次の日であってもよいし、モード設定時点の当日であってもよい。たとえば、モード設定時点が対象日の前日の定時以降であってもよいし、モード設定時点が対象日の当日の始業前であってもよい。
モード設定時点になったとき、制御部11は、モード設定処理を行う。以下に、図3および図4に示すフローチャートを参照し、モード設定処理の流れを説明する。図3および図4に示すフローのスタートは、モード設定時点になったと制御部11が判断したときである。
ステップS1において、制御部11は、通信部16を用いて、出勤率および在宅勤務率の保存先であるサーバー2と通信する。そして、制御部11は、対象日の出勤率である対象出勤率を認識する。また、制御部11は、対象日の在宅勤務率である対象在宅率を認識する。
ここで、場合によっては、対象日が休暇日となっているユーザーが存在する。したがって、たとえば、対象出勤率が50%であっても、対象在宅率が50%にならない場合がある。対象出勤率が50%である場合、対象日が休暇日となっているユーザーが多いほど、対象在宅率が50%よりも低くなる。
ステップS2において、制御部11は、対象出勤率が出勤率閾値以上であるか否かを判断する。たとえば、出勤率閾値は、ユーザーによって設定される。出勤率閾値の設定は、操作パネル15がユーザーから受け付ける。たとえば、出勤率閾値の下限値は、50%以上の値である。出勤率閾値がメーカーによって設定されてもよい。
ステップS2において、対象出勤率が出勤率閾値以上であると制御部11が判断した場合には、ステップS3に移行する。たとえば、出勤率閾値は50%である。すなわち、全社員の半分が出勤の場合、ステップS3に移行する。
ステップS3に移行した場合、制御部11は、画像形成装置1の動作モードを通常モードに設定する。すなわち、ステップS3に移行した場合、制御部11は、対象日に、画像形成装置1を通常モードで動作させる。
ステップS2において、対象出勤率が出勤率閾値未満であると制御部11が判断した場合には、ステップS4に移行する。すなわち、出勤者が比較的少ない場合、ステップS4に移行する。
ステップS4に移行した場合、制御部11は、対象在宅率が在宅率閾値以上であるか否かを判断する。たとえば、在宅率閾値は、ユーザーによって設定される。在宅率閾値の設定は、操作パネル15がユーザーから受け付ける。たとえば、在宅率閾値の下限値は、50%以上の値である。在宅率閾値がメーカーによって予め設定されてもよい。
ステップS4において、対象在宅率が在宅率閾値以上であると制御部11が判断した場合には、ステップS5に移行する。たとえば、在宅率閾値は90%である。すなわち、在宅勤務者が非常に多い場合、ステップS5に移行する。なお、在宅勤務者が多いということは、出勤者が少ないということであり、画像形成装置1に対する直接操作が可能な人数が少ないということである。
ステップS5に移行した場合、制御部11は、画像形成装置1の動作モードを在宅モードに設定する。すなわち、ステップS5に移行した場合、制御部11は、対象日に、画像形成装置1を在宅モードで動作させる。
ステップS4において、対象在宅率が在宅率閾値未満であると制御部11が判断した場合には、ステップS6に移行する。すなわち、対象出勤率が出勤率閾値以未満で、かつ、対象在宅率が在宅率閾値未満であるとき、ステップS6に移行する。
ステップS6に移行した場合、制御部11は、各ユーザーの使用状況情報に基づき、画像形成装置1の使用状況をグループごとに確認する。具体的には、制御部11は、複数のグループのそれぞれについて、直近の所定期間における画像形成装置1の単位期間あたりの使用回数(以下、当該使用回数を第1使用回数と称する)を求める。
特に限定されないが、所定期間は30日(約1か月)である。また、単位期間は1日である。この場合、制御部11は、複数のグループのそれぞれについて、所属する全ユーザーの直近の所定期間の画像形成装置1の使用回数を合計し、当該合計回数を30で除した値を第1使用回数として求める。
各グループの第1使用回数を求めた後、制御部11は、第1使用回数が第1閾値以上となるグループが存在するか否かを判断する。言い換えると、制御部11は、直近の所定期間において高頻度で画像形成装置1を使用したグループが存在するか否かを判断する。そして、制御部11は、第1使用回数が第1閾値以上となるグループを対象グループとして認識する。第1閾値は、1以上の値である。
なお、直近の所定期間における出勤率が低いグループであっても、在宅勤務率が高く、自宅PCからのジョブ要求が多ければ、第1使用回数の値が大きくなる。このため、直近の所定期間における出勤率が低いグループが対象グループとして認識される場合もある。
ここで、第1使用回数が第1閾値以上となるグループが複数出現する場合がある。この場合、たとえば、制御部11は、第1使用回数が第1閾値以上となる複数のグループのうち、第1使用回数が最も多いグループを対象グループとして認識する。あるいは、各グループに予め優先順位が設定されてもよい。そして、第1使用回数が第1閾値以上となる複数のグループのうち、優先順位が最も高いグループが対象グループとして認識されてもよい。また、第1使用回数が第1閾値以上となる複数のグループのうち、特定ユーザーが属するグループが対象グループとして認識されてもよい。また、第1使用回数が第1閾値以上となる複数のグループのうち、休暇取得者を除く所属人数が最も多いグループが対象グループとして認識されてもよい。
ステップS7において、制御部11は、対象グループが存在するか否かを判断する。対象グループが存在すると制御部11が判断した場合、ステップS8に移行する。ステップS8に移行すると、制御部11は、対象グループに属するユーザーの使用状況情報に基づき、画像形成装置1の対象日の動作モードを設定する。複数のユーザーが対象グループに属する場合、制御部11は、対象グループに属する複数のユーザーのそれぞれの使用状況情報に基づき、画像形成装置1の対象日の動作モードを設定する。
ここで、ステップS8の処理について説明する。たとえば、制御部11は、対象グループに属するユーザーの使用状況情報に基づき、直近の所定期間において最も使用頻度が高い高頻度機能(対象グループでの使用回数が最も多い機能)を認識する。そして、制御部11は、いずれの機能が高頻度機能であるかに基づき、画像形成装置1の対象日の動作モードを設定する。
たとえば、画像形成装置1でのコピーでは、画像形成装置1の通信機能は使用しない。したがって、コピー機能が高頻度機能である場合の動作モードは、通常モードよりも通信部16に対する電力供給が制限されるモードであってもよい。
また、画像形成装置1の管理者が不在のとき、トナー切れが発生すると、そのまま放置され、画像形成装置1が長時間使用できないという不都合が生じ得る。そこで、コピー機能が高頻度機能である場合の動作モードは、通常モードよりもトナー使用量が制限されるモード(トナー切れが発生し難いモード)であってもよい。
また、画像形成装置1がプリンターとして使用される場合には、操作パネル15ではなくユーザー端末100で印刷設定が行われる。そこで、プリンター機能が高頻度機能である場合の動作モードは、通常モードよりも操作パネル15に対する電力供給を制限するモードであってもよい。たとえば、通常モードのスリープ状態では、操作パネル15のタッチパネルに対する電力供給は制限されないが、プリンター機能が高頻度機能である場合の動作モードでは、操作パネル15のタッチパネルに対する電力供給が制限されもよい。
また、ファックス送信では、操作パネル15を用いて、アドレス帳から送信先を選択する作業が行われる。そこで、ファックス機能が高頻度機能である場合の動作モードでは、操作パネル15に表示される初期画面(スリープ状態からの復帰後に最初に表示される画面)がアドレス帳画面となるよう設定されてもよい。
なお、変形例として、複数のグループにそれぞれ対応する複数の最適モードが予め設定されてもよい。最適モードは、対応するグループに適した動作モードである。たとえば、操作パネル15は、最適モードの内容設定をユーザーから受け付ける。すなわち、最適モードの内容はユーザーが任意に設定可能である。
たとえば、或るグループについて最適モードが設定されており、当該グループが対象グループになったとする。この場合、制御部11は、画像形成装置1の対象日の動作モードを対象グループに対応する最適モードに設定する。
ステップS7において、対象グループが存在しないと制御部11が判断した場合には、ステップS9(図4参照)に移行する。ステップS9に移行した場合、制御部11は、各ユーザーの使用状況情報を確認する。そして、制御部11は、複数のユーザーのそれぞれについて、直近の所定期間における画像形成装置1の単位期間あたりの使用回数(以下、当該使用回数を第2使用回数と称する)を求める。たとえば、所定期間は30日であり、単位期間は1日である。また、制御部11は、対象日に出勤するユーザーを認識する。
各ユーザーの第2使用回数を求めた後、制御部11は、第2使用回数が第2閾値以上となるユーザーが存在するか否かを判断する。言い換えると、制御部11は、直近の所定期間において高頻度で画像形成装置1を使用したユーザーが存在するか否かを判断する。そして、制御部11は、対象日に出勤し、かつ、第2使用回数が第2閾値以上となるユーザーを対象ユーザーとして認識する。第2閾値は、第1閾値よりも小さい値である。
ここで、第2使用回数が第2閾値以上となるユーザーが複数出現する場合がある。この場合、たとえば、制御部11は、第2使用回数が第2閾値以上となる複数のユーザーのうち、第2使用回数が最も多いユーザーを対象ユーザーとして認識する。あるいは、各ユーザーに予め優先順位が設定されてもよい。そして、第2使用回数が第2閾値以上となる複数のユーザーのうち、優先順位が最も高いユーザーが対象ユーザーとして認識されてもよい。
ステップS10において、制御部11は、対象ユーザーが存在するか否かを判断する。対象ユーザーが存在すると制御部11が判断した場合、ステップS11に移行する。ステップS11に移行すると、制御部11は、対象ユーザーの使用状況情報に基づき、画像形成装置1の対象日の動作モードを設定する。
ここで、ステップS11の処理について説明する。たとえば、制御部11は、対象ユーザーの使用状況情報に基づき、直近の所定期間において最も使用頻度が高い高頻度機能(対象ユーザーが最も多く使用した機能)を認識する。そして、制御部11は、いずれの機能が高頻度機能であるかに基づき、画像形成装置1の対象日の動作モードを設定する。なお、ステップS11の処理は、ステップS8の処理と同様である。すなわち、制御部11は、直近の所定期間において対象ユーザーが最も多く使用した高頻度機能に基づき動作モードを設定する。
図5に示す例では、ユーザーA、BおよびCが同一グループに属する。ユーザーAは、直近の所定期間において、コピー、プリンターおよびファックスの各機能をそれぞれ、15回、10回および5回使用しており、合計の使用回数は30回である。したがって、ユーザーAの第2使用回数は1回(=30÷30)である。ユーザーBは、直近の所定期間において、コピー、プリンターおよびファックスの各機能をそれぞれ、10回、20回および30回使用しており、合計の使用回数は60回である。したがって、ユーザーBの第2使用回数は2回(=60÷30)である。ユーザーCは、直近の所定期間において、コピー、プリンターおよびファックスの各機能をそれぞれ1回ずつ使用しており、合計の使用回数は3回である。したがって、ユーザーCの第2使用回数は0.1回(3÷30)である。
また、図5に示す例では、ユーザーA、BおよびCが属するグループの直近の所定期間における画像形成装置1の使用回数は93回(=30+60+3)である。したがって、ユーザーA、BおよびCが属するグループの第1使用回数は3.1回(=93÷30)となる。
図4に戻り、ステップS10において、対象ユーザーが存在しないと制御部11が判断した場合には、ステップS12に移行する。言い換えると、画像形成装置1を高頻度で使用する出勤者が居ない場合、ステップS12に移行する。
ステップS12において、制御部11は、画像形成装置1のメンテナンス履歴を確認する。その後、ステップS13に移行する。メンテナンス履歴は、メンテナンス処理の実行日および内容を示す情報であり、記憶部12に記憶される。なお、他の画像形成装置300も同様に、メンテナンス処理の実行日および内容を示すメンテナンス履歴を記憶する。メンテナンス履歴は、サーバー2にも保存される。
ステップS13においてと、制御部11は、画像形成装置1のメンテナンス履歴に基づき、行うべきメンテナンス処理が存在するか否かを判断する。たとえば、画質低下を抑制するため、色ずれ補正などのキャリブレーションがメンテナンス処理として行われる。メンテナンス処理は、他にも種々ある。
ここで、他の画像形成装置300(画像形成装置1と同一機種の装置)で或るメンテナンス処理が行われた場合には、品質維持のため、当該メンテナンス処理が画像形成装置1でも同時期に行われることが好ましい。
そこで、ステップS13に移行した場合、制御部11は、サーバー2と通信し、他の画像形成装置300のメンテナンス履歴を確認する。そして、制御部11は、自機のメンテナンス履歴と他の画像形成装置300のメンテナンス履歴とを比較する。その結果、他の画像形成装置300で実行済みのメンテナンス処理のうち、自機では未だ行っていないメンテナンス処理が存在するとき、制御部11は、当該メンテナンス処理を今回行うべきメンテナンス処理と認識する。
画像形成装置1および300のそれぞれのメンテナンス履歴の一例を図6に示す。ここでは、対象日を11月5日とする。図6に示す例では、画像形成装置300において、対象日よりも前の時点(9月18日)でメンテナンス処理Aが行われている。メンテナンス処理Aについては、画像形成装置1でも同日に既に行われている。一方で、メンテナンス処理Bについては、対象日よりも前の時点(10月10日)で画像形成装置300において行われているが、画像形成装置1では未だ行われていない。この例では、メンテナンス処理Bが今回行うべきメンテナンス処理として認識される。
なお、メンテナンス処理として、定期的(たとえば、数か月に1回)に行うべき処理が存在する場合がある。この場合、対象日から数日以内に行うべきメンテナンス処理(定期的に行うべきメンテナンス処理)が存在すれば、当該メンテナンス処理が今回行うべきメンテナンス処理として認識されてもよい。
ステップS13において、制御部11は、行うべきメンテナンス処理が存在するか否かを判断する。行うべきメンテナンス処理が存在すると制御部11が判断した場合には、ステップS14に移行する。ステップS14に移行すると、制御部11は、行うべきメンテナンス処理を対象日に優先的に行う。たとえば、行うべきメンテナンス処理が存在するとき、制御部11は、コピーなどのジョブの要求を受け付けていても、当該ジョブの実行に先立ち、行うべきメンテナンス処理を行う。
メンテナンス処理を行った後、ステップS15に移行する。ステップS15において、制御部11は、省電力モードに移行する。コピーなどのジョブの要求を受け付けていた場合、制御部11は、受付済みのジョブの完了後、省電力モードに移行する。
図4に戻り、ステップ13において、行うべきメンテナンス処理が存在しないと制御部11が判断した場合には、メンテナンス処理が行われず、ステップS15に移行する。すなわち、モード設定時点において、行うべきメンテナンス処理が存在しない場合には、画像形成装置1は直ちに、省電力モードに移行する。
本実施形態の構成では、上記のように、画像形成装置1の対象日の動作モードが対象出勤率と対象在宅率とに基づき設定される。このため、出勤者が多い日(対象出勤率が高い日)には、その日の画像形成装置1の動作モードを出勤者が多い環境に適したモードに設定できる。一方で、在宅勤務者が多い日(対象在宅率が高い日)には、その日の画像形成装置1の動作モードを在宅勤務者が多い環境に適したモードに設定できる。これにより、画像形成装置1を効率的に動作させることができる。
なお、本実施形態では、モード設定時点になったとき、自動的に、画像形成装置1の対象日の動作モードを設定する処理が開始される。すなわち、操作パネル15に対し、出勤率と在宅勤務率とを入力する操作、および、動作モードを切り替える操作、などをユーザーが行わなくても、自動的に、画像形成装置1の対象日の動作モードが対象日の各ユーザーの勤務状態に応じた動作モードとなる。これにより、ユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、上記のように、対象出勤率が出勤率閾値以上のとき、制御部11は、画像形成装置1の対象日の動作モードを予め定められた通常モードに設定する。対象在宅率が在宅率閾値以上のとき、制御部11は、画像形成装置1の対象日の動作モードを在宅モードに設定する。
ここで、操作パネル15は、在宅モードの内容の設定をユーザーから受け付ける。すなわち、在宅モードの内容をユーザーが任意に設定(変更)できる。この構成では、画像形成装置1の仕様、用途、使用頻度および利用者数などに応じて、在宅モードの内容を設定することにより、画像形成装置1をより効率的に動作させることができる。
また、操作パネル15は、出勤率閾値および在宅率閾値の設定をユーザーから受け付ける。すなわち、出勤率閾値および在宅率閾値をユーザーが任意に設定(変更)できる。この構成では、画像形成装置1の仕様、用途、使用頻度および利用者数などに応じて、出勤率閾値および在宅率閾値を設定することにより、画像形成装置1をより効率的に動作させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、対象出勤率が出勤率閾値未満で、かつ、対象在宅率が在宅率閾値未満のとき、対象グループに属するユーザーの使用状況情報に基づき、画像形成装置1の対象日の動作モードが設定される。この構成では、対象出勤率が出勤率閾値未満で、かつ、対象在宅率が在宅率閾値未満のとき、画像形成装置1の対象日の動作モードは、対象日に画像形成装置1を最も多く使用すると予測されるグループの使用状況に応じた動作モードになる。これにより、画像形成装置1を効率的に動作させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、対象グループが存在しないとき、対象ユーザーの使用状況情報に基づき、対象日の動作モードが設定される。この構成では、対象グループが存在しないとき、画像形成装置1の対象日の動作モードは、対象日に画像形成装置1を最も多く使用すると予測されるユーザーの使用状況に応じた動作モードになる。これにより、画像形成装置1を効率的に動作させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、対象ユーザーが存在しないとき、メンテナンス処理が優先的に行われる。すなわち、画像形成装置1の利用が少ないと予測される日にメンテナンス処理が行われる。これにより、画像形成装置1を利用したいにもかかわらずメンテナンス処理が行われているために利用できない、という不都合が生じることを抑制できる。
また、上記タイミングで行われたメンテナンス処理の完了後、画像形成装置1は省電力モードに移行する。すなわち、画像形成装置1の利用が少ないと予測される日には、優先的に省電力モードに移行する。これにより、消費電力を効率的に低減できる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像形成装置
2 サーバー
10 モード管理システム
11 制御部
12 記憶部
15 操作パネル
16 通信部
2 サーバー
10 モード管理システム
11 制御部
12 記憶部
15 操作パネル
16 通信部
Claims (8)
- 設定された動作モードで動作する画像処理装置であって、
出勤率および在宅勤務率の保存先と通信可能に接続される通信部と、
対象日の前記出勤率である対象出勤率および前記対象日の前記在宅勤務率である対象在宅率を認識し、前記対象出勤率と前記対象在宅率とに基づき、前記画像処理装置の前記対象日の前記動作モードを設定する制御部と、を備える、画像処理装置。 - 操作パネルを備え、
前記動作モードには、少なくとも、在宅モードがあり、
前記操作パネルは、前記在宅モードの内容の設定をユーザーから受け付け、
前記対象出勤率が出勤率閾値以上のとき、前記制御部は、前記対象日の前記動作モードを予め定められた通常モードに設定し、
前記対象在宅率が在宅率閾値以上のとき、前記制御部は、前記対象日の前記動作モードを前記在宅モードに設定する、請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記操作パネルは、前記出勤率閾値および前記在宅率閾値の設定をユーザーから受け付ける、請求項2に記載の画像処理装置。
- 記憶部を備え、
前記画像処理装置の各ユーザーは、複数のグループのいずれかに属し、
前記記憶部は、前記画像処理装置の使用状況を示すユーザーごとの使用状況情報を対応するユーザーが属する前記グループと対応付けて記憶し、
前記使用状況情報は、対応するユーザーによる前記画像処理装置の使用回数に関する情報を含み、
前記対象出勤率が前記出勤率閾値未満で、かつ、前記対象在宅率が前記在宅率閾値未満のとき、前記制御部は、
複数の前記グループのそれぞれについて、直近の所定期間における前記画像処理装置の単位期間あたりの使用回数である第1使用回数を求め、
前記第1使用回数が第1閾値以上となる前記グループを対象グループとして認識し、
前記対象グループに属するユーザーの前記使用状況情報に基づき、前記対象日の前記動作モードを設定する、請求項2または3に記載の画像処理装置。 - 前記対象グループが存在しないとき、前記制御部は、
前記対象日に出勤し、かつ、直近の前記所定期間における前記画像処理装置の単位期間あたりの使用回数である第2使用回数が第2閾値以上となるユーザーを対象ユーザーとして認識し、
前記対象ユーザーの前記使用状況情報に基づき、前記対象日の前記動作モードを設定する、請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記対象ユーザーが存在しないとき、前記制御部は、
行うべきメンテナンス処理を認識し、
行うべき前記メンテナンス処理を前記対象日に優先的に行う、請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記動作モードには、前記通常モードよりも消費電力を低減する省電力モードがあり、
前記メンテナンス処理を行った後、前記制御部は、前記省電力モードに移行する、請求項6に記載の画像処理装置。 - 請求項1~7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
前記画像処理装置と通信可能に接続されるサーバーと、を備え、
前記サーバーは、前記出勤率および前記在宅勤務率を保存し、
前記制御部は、前記通信部を用いて、前記サーバーと通信し、前記対象出勤率および前記対象在宅率を認識する、モード管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021029553A JP2022130905A (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 画像処理装置およびモード管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021029553A JP2022130905A (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 画像処理装置およびモード管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022130905A true JP2022130905A (ja) | 2022-09-07 |
Family
ID=83153155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021029553A Pending JP2022130905A (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 画像処理装置およびモード管理システム |
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JP (1) | JP2022130905A (ja) |
-
2021
- 2021-02-26 JP JP2021029553A patent/JP2022130905A/ja active Pending
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