JP2022130842A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022130842A
JP2022130842A JP2021029476A JP2021029476A JP2022130842A JP 2022130842 A JP2022130842 A JP 2022130842A JP 2021029476 A JP2021029476 A JP 2021029476A JP 2021029476 A JP2021029476 A JP 2021029476A JP 2022130842 A JP2022130842 A JP 2022130842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
supply tank
pump
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021029476A
Other languages
English (en)
Inventor
雄次 松下
Yuji Matsushita
伸 千葉
Shin Chiba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2021029476A priority Critical patent/JP2022130842A/ja
Publication of JP2022130842A publication Critical patent/JP2022130842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

【課題】本発明は塩を含んだ水で除菌・脱臭効果のある水を生成する生成槽と、除菌・脱臭を行う除菌脱臭部と、を有する空気浄化装置に関するもので、安定した量の水を生成槽から除菌脱臭部へと送水可能であり、低コストな空気浄化装置を提供することを目的とする。【解決手段】電解槽32内の水に浸漬し、単位時間あたりの水の汲み上げ量が非定量である第2ポンプ43と、第2ポンプ43によって汲み上げられた水が流れ込む所定容積の供給槽45と、供給槽45の底面に設けられた開口である落下開口48と、を有し、落下開口48を通過した水は除菌区画26に溜まり、制御部9は、第2ポンプ43を所定の時間A動作させ、所定の時間Aは、第2ポンプ43の輸送により電解槽32内の水を供給槽45へ輸送を開始してから供給槽45の水が溢れ出す時間より長いことを特徴とする空気浄化装置。【選択図】図12

Description

本発明は、生成槽内で塩を含んだ水で除菌・脱臭効果のある水を生成し、生成した除菌・脱臭効果のある水を用いて除菌・脱臭を行う空気浄化装置に関するものである。
従来の空気浄化装置は、水を電気化学的に処理する電極を備えた電解ユニットが配設される生成槽と、生成槽で生成された除菌・脱臭効果のある水を用いて除菌と脱臭を行う除菌脱臭部と、生成槽から除菌脱臭部へと水の送水を行う送水機構と、を備えていた。
特開2002-35096号公報
このような従来例の空気浄化装置は、水を電気化学的に処理する電極を備えた電解ユニットが配設される生成槽と、生成槽で生成された除菌・脱臭効果のある水を用いて除菌と脱臭を行う除菌脱臭部と、をそれぞれ別の場所に設けており、生成槽で生成された除菌・脱臭効果のある水を除菌脱臭部へと送水する際には、水の汲み上げ量が定量である定量性のポンプを備えた送水機構を用いるものであった。このような空気浄化装置においては、水に含まれる除菌・脱臭効果のある成分の総量によって除菌・脱臭性能が決定されるものであり、濃度と水量の管理が非常に重要である。しかしながら定量性のポンプは、電動部品を複数備えた複雑なものが多く、製品のコストが増加するという課題があった。
そして、この目的を達成するために、本発明は、本体ケース内に、除菌・脱臭効果のある水を生成し貯水する生成槽と、除菌・脱臭効果のある水を用いて空気の除菌・脱臭を行う除菌脱臭部と、前記生成槽の除菌・脱臭効果のある水を前記除菌脱臭部へと送水する送水機構と、前記送水機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記送水機構は、前記生成槽内の水に浸漬し、単位時間あたりの水の汲み上げ量が非定量である非定量ポンプと、前記非定量ポンプで汲み上げた水を前記供給槽へと輸送する輸送水路と、前記非定量ポンプによって汲み上げられた水が流れ込む所定容積の供給槽と、前記供給槽の底面に設けられた開口である落下開口と、を有し、前記落下開口を通過した水は前記除菌脱臭部に溜まり、前記制御部は、前記非定量ポンプを所定の時間A動作させ、前記所定の時間Aは、前記非定量ポンプの輸送により前記生成槽内の水を前記供給槽へ輸送を開始してから前記供給槽の水が溢れ出す時間より長いことを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、水の汲み上げ量が非定量である非定量ポンプを用いた送水機構の送水量のばらつきを抑制し、安定した量の除菌・脱臭効果のある水を除菌脱臭部へと送水可能であり、低コストな空気浄化装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1の空気浄化装置の斜視図 同空気浄化装置の扉を開いた状態の斜視図 同空気浄化装置の構造を示す断面図 同空気浄化装置の貯水部の斜視図 同空気浄化装置の内部構造を示す斜視図 同空気浄化装置の貯水部の斜視図 同空気浄化装置の貯水部の平面図 同空気浄化装置の貯水部の平面図 同空気浄化装置の給水手段の斜視図 同空気浄化装置の電解槽の斜視図 同空気浄化装置の電解槽の斜視図 同空気浄化装置の電解槽の断面図 同空気清浄装置の電解槽の断面図 同空気浄化装置の錠剤投入機構の斜視図 同空気浄化装置の錠剤投入機構の錠剤投入ケース内を示す斜視図
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1の空気浄化装置の斜視図である。なお、図1は、空気浄化装置を前面側から見た図である。図2は、扉を開いて貯水部を取り外した空気浄化装置を前面側から見た図である。図3は、実施の形態1の空気浄化装置を側面から見た断面図である。
以下、空気浄化装置の詳細な構成について説明する。図1に示すように、本実施の形態の空気浄化装置においては、略箱形状の本体ケース1を備え、本体ケース1の両側面には略四角形状の吸気口2を有している。本体ケース1の前面には開閉可能な扉3を備え、扉3を開くと後述する本体ケース1内の空気浄化ユニット7の一部を取り出すことが出来る。本体ケース1の天面には、開閉式の吹出口4を備えている。
図2、図3に示すように、本体ケース1内には、仕切り板5と、送風機6と、空気浄化ユニット7と、風路8と、制御部9と、を備えている。
なお、本実施の形態の制御部は請求項の「制御部」に相当する。
送風機6は、空気を送風する、即ち吸気口2から本体ケース内に空気を吸い込み、吸い込んだ空気を吹出口4から吹き出すものである。送風機6は、本体ケース1内の中央に設けられ、モータ部10とモータ部10により回転するファン部11とそれらを囲むケーシング部12とを備えている。
ファン部11は、シロッコファンで、モータ部10から水平方向に延びたモータ軸13に固定され、モータ部10は、ケーシング部12に固定されている。ケーシング部12は、ケーシング部12の本体ケース1における上面側に吐出口14を備え、ケーシング部12の本体ケース1における背面側に吸込口15を有している。
図4は実施の形態1の空気浄化装置の貯水容器を本体ケース内に配置した状態での斜視図である。図5は実施の形態1の空気浄化装置の構成部品の一部を取り除き内部の構造を示す斜視図である。図6は実施の形態1の空気浄化装置の貯水部の斜視図である。
図2、図3、図4、図5、図6に示すように、空気浄化ユニット7は、給水手段からの水を電解槽に貯水し、錠剤投入機構により電解槽内の水に電解促進錠剤を投入し、電気分解して除菌・脱臭効果のある次亜塩素酸を含んだ水を生成し、生成した次亜塩素酸を含んだ水を、送風機により吸気口から本体ケース内に吸い込んだ空気に接触させて吹出口から散布する装置である。
空気浄化ユニット7は、貯水部16と、電解部17と、第1輸送部18と、第2輸送部19と、第3輸送部20と、を備えている。なお、本実施の形態の第2輸送部は請求項の「送水機構」に相当する。
貯水部16は、水を貯水し除菌を行う。貯水部16は、貯水容器21と、給水手段22と、気液接触手段23と、を有する。
図7は実施の形態1の空気浄化装置の貯水部の平面図である。図8は実施の形態1の空気浄化装置の貯水部の構成部品の一部を取り除き内部の構造を示す平面図である。
図4、図6、図7、図8に示すように、貯水容器21は、本体ケース1の下部に配置され、天面を開口した箱形状をしており、水を貯水できる構造となっており、隔壁24と、給水区画25と、除菌区画26と、を有する。なお、本実施の形態の除菌区画は請求項の「除菌脱臭部」に相当する。
図4に示すように、隔壁24は、貯水容器21において、本体ケース1の前面側(風路8外)と本体ケース1の後面側(風路8)とを仕切る板であり、貯水容器21の底面から上方に延び、その上端は貯水容器21の上端より上方に配置されている。また、隔壁24の上端の一部の面は仕切り板5の壁面に面で接しており、これによって本体ケース1の前面側(風路8外)と本体ケース1の後面側(風路8)とは、互いに空気の出入りがないように隔てられている。
給水区画25は、略椀形状であり、給水手段22から供給された水を貯水する区画であり、本体ケース1の下部に配置された状態の貯水容器21において隔壁24よりも本体ケース1の前面側に位置し、給水手段22を保持可能な構造をしており、底部には給水手段22を保持する位置に円柱形状の突起27を有している。
除菌区画26は、略椀形状であり、後述する電解槽で生成された次亜塩素酸を含んだ水を用いて除菌と脱臭を行う区画であり、隔壁24の前面側と背面側にまたがるように設けられており、隔壁24の水面より下方に設けられた開口(図示せず)により連通している。
図9は、実施の形態1の空気浄化装置の給水手段の斜視図である。
図2、図9に示すように、給水手段22は、給水区画25に設置され、給水区画25に着脱可能な構造となっており、給水区画25の水位が一定になるよう自動給水をするものである。給水手段22は、水を貯水する中空形状であるタンク28と、タンク28の上部に取手28aを設け、この取手28aはタンク28と一体となっており、取手28aを持った状態で給水区画25へと着脱を行う。
タンク28は、給水区画25に装着した状態において、底面中央に円形状のタンク開口(図示せず)を備え、このタンク開口は中心軸方向が上下方向に延びた円筒形状で、タンク開口の外周に着脱可能なキャップ29により密閉できる構造となっている。
キャップ29は、中心軸方向が上下方向に延びた円筒形状で、貯水容器21に装着した状態における底面中央には円筒形状で上下方向に開口したキャップ開口29aを有しており、キャップ開口29aには蓋開口を開閉する水栓29bを備えている。
水栓29bは、円柱形状の軸(図示せず)と、キャップ開口29aを塞ぐように軸の一方に備えられた開閉弁(図示せず)と、軸を自身の中心に通すように設けられたコイル状のばね(図示せず)と、軸の他方に備えられたばね止め部分(図示せず)と、を備えている。
給水区画25にタンク28を設置すると、給水区画25の突起27にばね止め部分が当たり、このばね止め部分がばねを縮めながら上方へ移動する。それに伴い、開閉弁も上方に移動し、キャップ29のキャップ開口29aから開閉弁が離れることにより、キャップ29のキャップ開口29aからタンク28内の水が給水区画25へ流れ込むものである。ここで、キャップ開口29aの下端まで給水区画25に水が溜まると、キャップ開口29aの下端からタンク28内に空気が入ることが無くなるので、タンク28内の水が給水区画25に流れ込まない。つまり、給水区画25の水が減ると、キャップ開口29aの下端まで水位が増え、このキャップ開口29aの下端で水位が一定に保たれるため、常に一定の水位を維持することができる。
図6、図7に示すように、気液接触手段23は、除菌区画26における隔壁24の背面側に位置し、除菌区画26に貯水された水と、送風機6によって本体ケース1内に吸込まれた室内空気とを接触させる部材である。気液接触手段23は、フィルター30と、フィルター枠31と、駆動部(図示せず)とを有している。
フィルター30は、保水性を有し、円筒状に構成され、円周部分に空気が流通可能な孔が設けられた構成である。フィルター30は、フィルター30の一端が除菌区画26の水に浸漬するように、フィルター枠31に装着されている。
フィルター枠31は、貯水容器21に設けられた軸受け部(図示せず)に回転支持されている。フィルター30とフィルター枠31とは、駆動部によって回転する構造となっている。
図10は、実施の形態1の空気浄化装置の電解槽の斜視図である。図11は、実施の形態1の空気浄化装置の電解槽の構成部品の一部を取り除き内部の構造を示す斜視図である。図12は、実施の形態1の空気浄化装置の電解槽の側面から見た断面図である。図13は、実施の形態1の空気浄化装置の電解槽の供給槽を拡大した断面図である。
図10、図11、図12、図13に示すように、電解部17は、電解槽内の水を電気分解して次亜塩素酸を含んだ水を生成するものである。
電解部17は、電解槽32と、錠剤投入機構33と、電解ユニット34と、を備えている。
なお、本実施の形態の電解槽は請求項の「生成槽」に相当する。
電解槽32は、貯水容器21の上方に設けられており、天面が開口した略箱形状をしている。
図14は、実施の形態1の空気浄化装置の錠剤投入機構の斜視図である。図15は、実施の形態1の空気浄化装置の錠剤投入機構の錠剤投入ケース内を示す斜視図である。
図14、図15に示すように、錠剤投入機構33は、電解槽32の上方に設置され、錠剤投入ケース35と、錠剤投入ケース35内に設けた錠剤投入部材36と、錠剤投入ケース35の上部に着脱自在に設けられた錠剤投入カバー37とを備えている。錠剤投入ケース35から錠剤投入カバー37を外し、錠剤投入ケース35内に電解促進錠剤38を入れておくと、錠剤投入部材36が回動し、自動的に電解促進錠剤38は錠剤投入ケース35の底面の開口35aより電解槽32へと落下する。なお、例として電解促進錠剤38には塩化ナトリウムを用いることができる。
図10に示すように、電解ユニット34は、電解槽32の水に第1の電極(図示せず)、第2の電極(図示せず)を浸らせ、これら第1の電極と第2の電極とに電圧を印加し、錠剤投入機構33によって投入される後述する電解促進錠剤38が入った電解槽32内の水を電気化学的に処理し、次亜塩素酸を生成するものである。なお、電解促進溶剤の一例は、塩化ナトリウムであり、電解ユニット34によって、塩化ナトリウム水溶液を電気化学的に電気分解することで、活性酸素種(本実施の形態では一例として次亜塩素酸とする)を含む電解水を生成する。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質とのことである。例えば、活性酸素種には、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、あるいは過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素だけでなく、オゾン、次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)等といった所謂広義の活性酸素が含まれる。また、本実施の形態では、活性酸素種(ここでは次亜塩素酸)を含む電解水を生成することを、活性酸素種(ここでは次亜塩素酸)を発生させると表現する場合がある。
図4、図5、図6に示すように、第1輸送部18は、貯水部16から電解部17へと水を輸送するものである。第1輸送部18は、給水区画25の水に浸漬するように設けられた第1ポンプ39と、第1ポンプ39に接続された第1輸送水路40と、を有している。
第1ポンプ39は、汲み上げ式のポンプであり、給水手段22から給水区画25へと給水された水を第1輸送水路40へと移動させ、電解槽32へと輸送するものである。
第1輸送水路40は、両端を開口とした円筒管であり、一端は第1ポンプ39と接続されており、他端は電解槽32の天面の上方に位置している。
本実施の形態における電解槽32への水の輸送と、電解槽32での次亜塩素酸を含んだ水の生成の制御を以下に示す。
最初に、制御部9は、第1ポンプ39を動作させ、第1輸送水路40を介して給水区画25から電解槽32へと水を輸送する。次に、制御部9は、電解槽32の水位が所定の水位に達した時、錠剤投入機構33を動作させ、電解槽32へと電解促進錠剤38を投入させる。次に、制御部9は、電解槽32の水位が更に上昇し、所定の水位より高い水位である第2所定の水位に達した時、第1ポンプ39を停止させ、給水区画25から電解槽32への水の輸送が停止する。次に、制御部9は、電解ユニット34の動作を開始させ、所定の時間が経過した後に停止させる。これにより、一定の濃度の次亜塩素酸を含んだ水が生成され、電解槽32において保持される。
第2輸送部19は、電解槽32で生成された次亜塩素酸を含んだ水を除菌区画26へと輸送するものである。
図6、図7に示すように、第3輸送部20は、給水区画25の水を除菌区画26へ輸送するものである。第3輸送部20は、給水区画25の水に浸漬するように設けられた第3ポンプ41と、第3ポンプ41に接続された第3輸送水路42である。
第3ポンプ41は、汲み上げ式のポンプであり、給水手段22から給水区画25へと給水された水を第3輸送水路42へと移動させ、除菌区画26へと輸送するものである。
第3輸送水路42は、両端を開口とした円筒管であり、一端は第3ポンプ41と接続されており、他端は除菌区画26の隔壁24の前面側の水面の直上に位置している。
本実施の形態における第3輸送部20の動作を以下に示す。第2輸送部19による電解槽32から除菌区画26への次亜塩素酸を含んだ水の輸送が完了した後、制御部9は、第3ポンプ41を動作させ、給水区画25から除菌区画26へと水を輸送する。第2輸送部19から輸送された次亜塩素酸を含んだ水と、第3輸送部20から輸送された水との混合により、除菌区画26の次亜塩素酸の濃度は所定の濃度へと調整される。これらの制御により、除菌区画26には定量の次亜塩素酸を含んだ水が輸送され、水との混合により目的の濃度へと調整される。
これによって、電解槽32から輸送される次亜塩素酸を含んだ水と給水区画25の水を任意の割合で混合することが可能となり、除菌区画26の次亜塩素酸の濃度を所定の濃度へと調整可能となる。
図3に示すように、風路8は、吸気口2と吹出口4とを連通し、この風路8には、吸気口2から順に、気液接触手段23、送風機6、吹出口4を備えている。モータ部10によってファン部11が回転すると、吸気口2から風路8内に入った外部の空気は、順に、気液接触手段23、送風機6、吹出口4を介して、吹き出される。
制御部9は、本体ケース1内に設けられており、電解ユニット34と、第1輸送部18と、第2輸送部19と、第3輸送部と、錠剤投入機構33の動作を制御するものであり、除菌区画26の次亜塩素酸を含んだ水の濃度と水量を調整するものである。
図4、図5、図11、図12、図13に示すように、第2輸送部19は、電解部から水を貯水部へと輸送するものである。
第2輸送部19は、電解槽32の水に浸漬するように設けられた第2ポンプ43と、第2ポンプ43に接続された第2前段輸送水路44と、電解槽32内部に設けられた供給槽45と、供給槽45に接続された第2後段輸送水路46と、を有している。なお、本実施の形態の第2ポンプは請求項の「非定量ポンプ」に相当する。また、供給槽は請求項の「供給槽」に相当する。
第2ポンプ43は、汲み上げ式のポンプであり、単位時間あたりの水の汲み上げ量にばらつきがあり、即ち単位時間あたりの汲み上げ量が非定量である。また、第2ポンプの単位時間当たりの水の汲み上げ量には最大値と最小値が存在する。電解槽32で電気化学的処理をされた水は第2ポンプにより第2前段輸送水路44へと移動し、供給槽45へと輸送される。
第2前段輸送水路44は、両端を開口とした円筒管であり、一端は第2ポンプ43と接続されており、他端は供給槽45の後述する接続口47に接続されている。
供給槽45は、天面が開口となった縦長の略椀形状をしており、電解槽32の内部に設けられており、側面には第2前段輸送水路44と接続するための接続口47と、底面には落下開口48と、を有している。供給槽45の上端は、電解槽32内の水位より高く、電解槽32の上端より低く設けられている。なお、本実施の形態の落下開口は請求項の「落下開口」に相当する。
即ち、供給槽45は、電解槽32内に設けられ、供給槽45の上端部は、電解槽32内の水位より上方に配置され、供給槽45から溢れる水は、電解槽32内に流れ込む構成である。
供給槽45から溢れる水が、電解槽32内に流れ込むことで、生成された次亜塩素酸を含む水を排水することなく利用することができ、更には、電解槽32と供給槽45の間で水の循環が発生するため、電解槽32内の次亜塩素酸の濃度の偏りを防止することができる。
接続口47は、供給槽45の側面の一部を開口とするものであり、第2前段輸送水路44の外径に等しい円形状である。
落下開口48は、供給槽45の底面を貫通するように設けられており、供給槽45の満水時において常に定量の水が通過するように所定の直径の円形状で開口している。供給槽45の満水時における落下開口48の単位時間当たりの水の通過量は、第2ポンプ43の単位時間当たりの水の汲み上げ量の最小値より少ない。供給槽45が満水の状態になるまで、即ち供給槽45の水位が上昇し続けている時、落下開口48の単位時間当たりの水の通過量は非定量である。これは、落下開口48の単位時間当たりの水の通過量が水圧によって変動するためである。水圧は供給槽45の水位によって変動する。非定量ポンプである第2ポンプ43を用いた水の輸送による供給槽45の水位の上昇速度にはばらつきがあり、供給槽45が満水になるまでの落下開口48の水の通過量の総量は第2ポンプ43の毎動作で変動する。
第2後段輸送水路46は、両端を開口とした円筒管であり、一端は落下開口48と接続されており、他端は除菌区画26の上方に位置している。供給槽45へと輸送された次亜塩素酸を含んだ水は、落下開口48により徐々に第2後段輸送水路46へと移動し、第2後段輸送水路46を介して除菌区画26へと輸送される。
なお、第2輸送部19は、落下開口48を通過した水が除菌区画26に溜まる構成であればよく、その形態を限定するものではない。
例えば、第2輸送部19は、第2後段輸送水路46を備えておらず、落下開口48を除菌区画26の水面の直上に設けた構成であってもよい。
落下開口48を通過した供給槽45内の水は直下にある除菌区画26の水に向かって垂直に滴下する。これより、電解槽32内の次亜塩素酸を含んだ水を除菌区画26へと送水可能である。
制御部9の制御による第2ポンプ43の動作は、目的量の次亜塩素酸を含んだ水を電解槽32から除菌区画26へ輸送するために必要な所定の時間A行われるものであり、
所定の時間Aは、第2ポンプ43の単位時間当たりの水の汲み上げ量の最小値による送水が継続した場合において、供給槽45の上端より水が溢れる時間以上である。
即ち、本体ケース1内に、除菌・脱臭効果のある水を生成し貯水する電解槽32と、除菌・脱臭効果のある水を用いて空気の除菌・脱臭を行う除菌区画26と、電解槽32の除菌・脱臭効果のある水を除菌区画26へと送水する第2輸送部19と、第2輸送部19の動作を制御する制御部9と、を備え、第2輸送部19は、電解槽32内の水に浸漬し、単位時間あたりの水の汲み上げ量が非定量である第2ポンプ43と、第2ポンプ43によって汲み上げられた水が流れ込む所定容積の供給槽45と、供給槽45の底面に設けられた開口である落下開口48と、を有し、落下開口48を通過した水は除菌区画26に溜まり、制御部9は、第2ポンプ43を所定の時間A動作させ、所定の時間Aは、第2ポンプ43の輸送により電解槽32内の水を供給槽45へ輸送を開始してから供給槽45の水が溢れ出す時間より長い構成である。
本実施の形態における請求項の「送水機構」に相当する第2輸送部19の動作を以下に示す。
制御部9は、非定量ポンプである第2ポンプ43を動作させ、第2前段輸送水路44を介して電解槽32から供給槽45への次亜塩素酸を含んだ水の輸送が開始する。供給槽45内に輸送された水は落下開口48より第2後段輸送水路46へと進入する。なお、落下開口48の単位時間当たりの水の通過量は、第2ポンプ43の単位時間当たりの水の汲み上げ量の最小値より少ないため、第2ポンプ43の動作により、供給槽45の水位は上昇し続ける。所定の時間A経過後に第2ポンプ43は停止する。所定の時間Aは、供給槽45の上端より水が溢れ出す時間以上である。第2ポンプ43が停止した後、落下開口48からは供給槽45の容積分の水が第2後段輸送水路46へと供給される。
即ち、供給槽45が満水状態になってから第2ポンプ43が停止するまでの第2輸送部19による電解槽32から除菌区画26への水の輸送量は、
(供給槽45が満水状態になってからの第2ポンプ43の動作時間)×(供給槽45の満水時における落下開口48の単位時間当たりの水の通過量)+(供給槽45の容積)
で決定されるものであり、定量の水の輸送が可能となる。これによって、非定量ポンプである第2ポンプ43の汲み上げ量のばらつきを抑制しながら除菌・脱臭効果のある水を除菌区画26へと送水可能である。これより、水の汲み上げ量が非定量である非定量ポンプを用いた送水機構の送水量のばらつきを抑制し、安定した量の除菌・脱臭効果のある水を除菌脱臭部へと送水可能であり、低コストな空気浄化装置を得ることができる。
また、第2ポンプ43の輸送により供給槽45の水が溢れ出してから第2ポンプ43が停止するまでの時間は、第2ポンプ43の動作を開始してから供給槽45の水が溢れ出すまでの時間より長い構成であることが望ましい。
前述の通り、第2輸送部19による電解槽32から除菌区画26への水の輸送量は、第2ポンプ43の動作を開始してから供給槽45の水が溢れ出すまで非定量であり、第2ポンプ43の輸送により供給槽45の水が溢れ出してから第2ポンプ43が停止するまで定量である。
第2ポンプ43の輸送により供給槽45の水が溢れ出してから第2ポンプ43が停止するまでの時間が、第2ポンプ43の動作を開始してから供給槽45の水が溢れ出すまでの時間より長くなればなるほど、第2輸送部19による電解槽32から除菌区画26への水の輸送量の総量のばらつきはより小さくなる。これより、水の汲み上げ量が非定量である非定量ポンプを用いた送水機構の送水量のばらつきを更に抑制し、安定した量の除菌・脱臭効果のある水を除菌脱臭部へと送水可能であり、低コストな空気浄化装置を得ることができる。
図13に示すように、電解槽32は、本体ケース1の設置時に、落下開口48が鉛直方向を基準として最下点になるように底面が落下開口48に向けて傾斜している構成が望ましい。
供給槽45が満水状態になってからの第2輸送部19による電解槽32から除菌区画26への水の輸送量を定量にするためには、第2ポンプ43が停止した後、落下開口48から供給槽45の容積分の全ての水が第2後段輸送水路46へと供給される必要がある。電解槽32の底面が平坦である構成において、本体ケース1の設置された床面が傾斜していた場合、供給槽45の水の一部は落下開口48から第2後段輸送水路46へと進入できず、供給槽45内に残る。本体ケース1の設置時に、落下開口48が鉛直方向を基準として最下点になるように電解槽32の底面を落下開口48に向けて傾斜している構成においては、供給槽45の容積分の全ての水が第2後段輸送水路46へと進入するため、供給槽45内に水は残ることはない。これによって、供給槽45が満水状態になってから定量の水の輸送が可能となる。これより、水の汲み上げ量が非定量である非定量ポンプを用いた送水機構の送水量のばらつきを抑制し、安定した量の除菌・脱臭効果のある水を除菌脱臭部へと送水可能であり、低コストな空気浄化装置を得ることができる。なお、本体ケース1の設置される床面は、本発明の空気浄化装置が使用される環境における床面である。
本発明にかかる空気浄化装置は、家庭用や事務所用などに使用される空気浄化装置等として有用である。
1 本体ケース
2 吸気口
3 扉
4 吹出口
5 仕切り板
6 送風機
7 空気浄化ユニット
8 風路
9 制御部
10 モータ部
11 ファン部
12 ケーシング部
13 モータ軸
14 吐出口
15 吸込口
16 貯水部
17 電解部
18 第1輸送部
19 第2輸送部
20 第3輸送部
21 貯水容器
22 給水手段
23 気液接触手段
24 隔壁
25 給水区画
26 除菌区画
27 突起
28 タンク
28a 取手
29 キャップ
29a キャップ開口
29b 水栓
30 フィルター
31 フィルター枠
32 電解槽
33 錠剤投入機構
34 電解ユニット
35 錠剤投入ケース
35a 開口
36 錠剤投入部材
37 錠剤投入カバー
38 電解促進錠剤
39 第1ポンプ
40 第1輸送水路
41 第3ポンプ
42 第3輸送水路
43 第2ポンプ
44 第2前段輸送水路
45 供給槽
46 第2後段輸送水路
47 接続口
48 落下開口
A 所定の時間

Claims (4)

  1. 本体ケース内に、
    除菌・脱臭効果のある水を生成し貯水する生成槽と、
    除菌・脱臭効果のある水を用いて空気の除菌・脱臭を行う除菌脱臭部と、
    前記生成槽の除菌・脱臭効果のある水を前記除菌脱臭部へと送水する送水機構と、
    前記送水機構の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記送水機構は、
    前記生成槽内の水に浸漬し、単位時間あたりの水の汲み上げ量が非定量である非定量ポンプと、
    前記非定量ポンプによって汲み上げられた水が流れ込む所定容積の供給槽と、
    前記供給槽の底面に設けられた開口である落下開口と、を有し、
    前記落下開口を通過した水は前記除菌脱臭部に溜まり、
    前記制御部は、前記非定量ポンプを所定の時間A動作させ、
    前記所定の時間Aは、前記非定量ポンプの輸送により前記生成槽内の水を前記供給槽へ輸送を開始してから前記供給槽の水が溢れ出す時間より長いことを特徴とする空気浄化装置。
  2. 前記所定の時間Aにおいて、
    前記非定量ポンプの輸送により前記供給槽の水が溢れ出してから前記非定量ポンプが停止するまでの時間は、
    前記非定量ポンプの動作を開始してから前記供給槽の水が溢れ出すまでの時間より長いことを特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
  3. 前記供給槽は、前記生成槽内に設けられ、
    前記供給槽の上端部は、前記生成槽内の水位より上方に配置され、
    前記供給槽から溢れる水は、前記生成槽内に流れ込むことを特徴とする請求項1または2に記載の空気浄化装置。
  4. 前記供給槽は、
    前記本体ケースの設置時に、前記落下開口が鉛直方向を基準として最下点になるように底面が前記落下開口に向けて傾斜していることを特徴とする請求項1から3のいずれかにに記載の空気浄化装置。
JP2021029476A 2021-02-26 2021-02-26 空気浄化装置 Pending JP2022130842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021029476A JP2022130842A (ja) 2021-02-26 2021-02-26 空気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021029476A JP2022130842A (ja) 2021-02-26 2021-02-26 空気浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022130842A true JP2022130842A (ja) 2022-09-07

Family

ID=83153603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021029476A Pending JP2022130842A (ja) 2021-02-26 2021-02-26 空気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022130842A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4928869B2 (ja) 空気除菌装置
EP1832817A2 (en) Air filtering apparatus
JP2008110011A (ja) 空気除菌装置
CN101219230B (zh) 空气除菌装置
JP2008045856A (ja) 空気除菌装置
JP2010029244A (ja) 空気除菌装置
JP2019170597A (ja) 空間殺菌装置
JP7113373B2 (ja) 電解水散布装置
JP6413088B2 (ja) 空気浄化装置
JP5340856B2 (ja) 空気除菌装置
JP2022130842A (ja) 空気浄化装置
JP5340850B2 (ja) 空気除菌装置
JP6078788B2 (ja) 空気浄化装置
JP4878836B2 (ja) 床置き式空気除菌装置
KR20130031635A (ko) 기화식 가습기
JP7213417B2 (ja) 電解水散布装置
JP2009106706A (ja) 空気除菌装置
CN117083091A (zh) 电解水喷洒装置
JP2014039779A (ja) 空気浄化装置
WO2022209124A1 (ja) 空気浄化装置
WO2022190613A1 (ja) 空気浄化装置
JP6617273B2 (ja) 空気浄化装置
WO2022209123A1 (ja) 空気浄化装置
JP6111417B2 (ja) 空気の除菌脱臭装置
JP2023050351A (ja) 空気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20221021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231107