JP2022130685A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】寄生容量を低減、かつ、ゲート電極および導電層(ソースフィールドプレート)の各端部への電界集中を緩和するHEMTを有する半導体装置を提供する。【解決手段】半導体装置1は、ヘテロ接合を含むIII族窒化物半導体積層構造2と、III族窒化物半導体積層構造上に配置されたゲート電極4と、III族窒化物半導体積層構造上の絶縁層29と、ゲート電極を挟むようにゲート電極から離れて配置され、それぞれIII族窒化物半導体積層構造に電気的に接続されたソース電極5およびドレイン電極と、ゲート電極とドレイン電極との間で絶縁層に埋め込まれ、ソース電極に電気的に接続された導電層と、ゲート電極と導電層との間に形成され、ある断面においてゲート電極の両側壁に垂直方向に形成され、その上部が導電層の上部表面よりも上方に形成された絶縁性の領域と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、HEMT(High Electron Mobility Transistor:高電子移動度トランジスタ)を有する半導体装置に関する。
従来、MIS(Metal Insulator Semiconductor)構造を有するHEMTでは、ゲート電極の端部への電界集中を緩和するために、ゲート電極と一体的なゲートフィールドプレートを形成することが知られている。一方、当該電界集中を緩和する他の方策として、ゲート電極の側方に、ソース電極と電気的に接続されたソースフィールドプレートを形成することが提案されている(たとえば、特許文献1~3を参照)。
特開2008-124440号公報 特開2008-131031号公報 特表2007-537593号公報
本発明の一実施形態は、寄生容量を低減でき、かつ、ゲート電極および導電層(ソースフィールドプレート)の各端部への電界集中を緩和できる半導体装置を提供する。
本発明の一実施形態に係る半導体装置は、ヘテロ接合を含むIII族窒化物半導体積層構造と、前記III族窒化物半導体積層構造上に配置されたゲート電極と、前記III族窒化物半導体積層構造上の絶縁層と、前記ゲート電極を挟むように前記ゲート電極から離れて配置され、それぞれ前記III族窒化物半導体積層構造に電気的に接続されたソース電極およびドレイン電極と、前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間で前記絶縁層に埋め込まれ、前記ソース電極に電気的に接続された導電層と、前記ゲート電極と前記導電層との間に形成され、ある断面において前記ゲート電極の両側壁に垂直方向に形成され、その上部が前記導電層の上部表面よりも上方に形成された絶縁性の領域とを含む。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る半導体装置の模式的な平面図である。 図1Bは、本発明の一実施形態に係る半導体装置の模式的な平面図である。 図2は、前記半導体装置の断面図(図1Aおよび図1BのII-II線断面図)である。 図3は、前記半導体装置の要部拡大図(図2の破線IIIの内方領域)である。 図4は、前記半導体装置の製造方法を説明するためのフロー図である。 図5Aは、前記半導体装置の製造工程の一部を示す図である。 図5Bは、図5Aの次の工程を示す図である。 図5Cは、図5Bの次の工程を示す図である。 図5Dは、図5Cの次の工程を示す図である。 図5Eは、図5Dの次の工程を示す図である。 図5Fは、図5Eの次の工程を示す図である。 図5Gは、図5Fの次の工程を示す図である。 図5Hは、図5Gの次の工程を示す図である。 図5Iは、図5Hの次の工程を示す図である。 図5Jは、図5Iの次の工程を示す図である。 図5Kは、図5Jの次の工程を示す図である。 図5Lは、図5Kの次の工程を示す図である。 図5Mは、図5Lの次の工程を示す図である。 図5Nは、図5Mの次の工程を示す図である。 図5Oは、図5Nの次の工程を示す図である。 図6は、シミュレーションのモデル図である。 図7は、前記シミュレーションモデルにおけるLFPと最大電界強度との関係を示すグラフである。 図8は、前記シミュレーションモデルにおけるLSWと最大電界強度との関係を示すグラフである。 図9A~図9Cは、前記シミュレーションモデル(SFPなし)におけるチャネルの広がりを示す図である。 図10A~図10Cは、前記シミュレーションモデル(SFPなし)におけるチャネルの広がりを示す図である。 図11A~図11Cは、前記シミュレーションモデル(SFPあり)におけるチャネルの広がりを示す図である。 図12A~図12Cは、前記シミュレーションモデル(SFPあり)におけるチャネルの広がりを示す図である。 図13は、寄生容量の評価結果を示す図である。 図14は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の模式的な断面図である。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1Aおよび図1Bは、本発明の一実施形態に係る半導体装置1の模式的な平面図である。明瞭化のために、図1Aではソースフィールドプレート8およびフローティングプレート9の領域をハッチングで示し、図1Bではソース電極5の領域をハッチングで示している。図1Aおよび図1Bは、ハッチングが付された領域が異なる点以外は同一である。
半導体装置1は、ベースとなるIII族窒化物半導体積層構造2上に、ドレイン電極3、ゲート電極4、ソース電極5およびプレート膜6を有している。たとえば、図1Aおよび図1Bに示すように、ドレイン電極3(D)、ゲート電極4(G)およびソース電極5(S)は、DGSGDの順に周期的に配置されている。これにより、ドレイン電極3およびソース電極5でゲート電極4を挟むことによって素子構造7が構成されている。プレート膜6は、ゲート-ソース間およびドレイン-ゲート間それぞれ配置されている。本発明の導電層の一例としてのソースフィールドプレート8がドレイン-ゲート間に配置され、本発明の第2導電層の一例としてのフローティングプレート9がゲート-ソース間に配置されている。
III族窒化物半導体積層構造2の表面には、当該素子構造7を含むアクティブ領域10と、アクティブ領域10外のノンアクティブ領域11とを定義できる。ノンアクティブ領域11は、図1Aおよび図1Bに示すようにアクティブ領域10に隣接しているだけでもよいし、アクティブ領域10を取り囲んでいてもよい。
ソース電極5は、ノンアクティブ領域11上の本発明の延長部の一例としてのベース部12と、当該ベース部12に一体的に接続された複数の電極部13とを含む。この実施形態のソース電極5は、複数の電極部13が互いに平行なストライプ状に延びる櫛歯状である。ベース部12は、ノンアクティブ領域11内に、電極部13用の接続端部14を有している。複数の電極部13は、当該接続端部14からアクティブ領域10へ向かって延びている。つまり、複数の電極部13は、アクティブ領域10およびノンアクティブ領域11の間に跨っている。
隣り合う電極部13の間のスペース15は、ドレイン電極3が配置された領域である。この実施形態では、各スペース15に直線状のドレイン電極3が配置されることによって、二つの櫛歯状のソース電極5およびドレイン電極3が、互いに係合している。なお、図示はしていないが、ドレイン電極3は、ソース電極5と同様に、ノンアクティブ領域11上のベース部と、当該ベース部に一体的に接続された複数の電極部(スペース15に配置される部分)とを含んでいてもよい。
ゲート電極4は、ノンアクティブ領域11上のベース部16と、当該ベース部16に一体的に接続された複数の電極部17とを含む。この実施形態のゲート電極4は、複数の電極部17が互いに平行なストライプ状に延びる櫛歯状である。ベース部16は、ノンアクティブ領域11内に、電極部17用の接続端部18を有している。接続端部18は、アクティブ領域10とノンアクティブ領域11との境界(素子分離ライン19)を基準に、ソース電極5の接続端部14よりも外側(相対的にアクティブ領域10から遠い側)に設けられている。複数の電極部17は、当該接続端部18からアクティブ領域10へ向かって延びている。つまり、複数の電極部17は、アクティブ領域10およびノンアクティブ領域11の間に跨っている。また、ゲート電極4のベース部16は、ソース電極5のベース部12よりも外側の引き出し部20を含む。たとえば、引き出し部20は、ゲート電極4に対するコンタクトを形成するための領域である。
ソースフィールドプレート8は、ノンアクティブ領域11上に本発明の延長部の一例としてのベース部21と、当該ベース部21に一体的に接続された複数の電極部54とを含む。この実施形態のソースフィールドプレート8は、ベース部21の両端部から一対の電極部54が延びるアーチ状である。ベース部21は、ノンアクティブ領域11内に、電極部54用の接続端部22を有している。接続端部22は、素子分離ライン19を基準に、ソース電極5の接続端部14とほぼ同じ位置に設けられている。一対の電極部54は、当該接続端部22からアクティブ領域10へ向かって延びている。つまり、一対の電極部54は、アクティブ領域10およびノンアクティブ領域11の間に跨っている。
ソース電極5のベース部12とソースフィールドプレート8のベース部21は、ノンアクティブ領域11内で部分的に重なっている。この重なり部分において、ソース電極5およびソースフィールドプレート8は、ソースコンタクト23を介して接続されている。たとえば、ソースコンタクト23は、図1Aおよび図1Bに示すように、スペース15に対向する位置(電極部13の延長部を避けた位置)に設けられている。
このようにソースコンタクト23をノンアクティブ領域11に設ければ、ソース電極5とソースフィールドプレート8とを電気的に接続するための構造として、ゲート電極4の上方を跨いでソース電極5およびソースフィールドプレート8のそれぞれに電気的に接続される導電構造をアクティブ領域10に設ける必要がない。このような導電構造がアクティブ領域10に設けられると半導体装置1の寄生容量を増加させる要因になり得るが、上記のようにノンアクティブ領域11でソース電極5とソースフィールドプレート8とを接続することによって、寄生容量の増加を抑制することができる。
フローティングプレート9は、ノンアクティブ領域11上にベース部51と、当該ベース部51に一体的に接続された複数の電極部55とを含む。この実施形態のフローティングプレート9は、ベース部51の両端部から一対の電極部55が延びるアーチ状である。ベース部51は、ノンアクティブ領域11内に、電極部55用の接続端部52を有している。接続端部52は、素子分離ライン19を基準に、ソース電極5の接続端部14とほぼ同じ位置に設けられている。一対の電極部55は、当該接続端部52からアクティブ領域10へ向かって延びている。つまり、一対の電極部55は、アクティブ領域10およびノンアクティブ領域11の間に跨っている。
次に、図2および図3を主に参照して、半導体装置1の断面構造を説明する。
図2は、半導体装置1の断面図(図1Aおよび図1BのII-II線断面図)である。図3は、半導体装置1の要部拡大図(図2の破線IIIの内方領域)である。
III族窒化物半導体積層構造2は、図3に示すように、本発明の第1半導体層の一例としての電子走行層24と、電子走行層24上の本発明の第2半導体層の一例としての電子供給層25とを含む。電子走行層24および電子供給層25は、互いにAl組成の異なるIII族窒化物半導体からなっている。たとえば、電子走行層24は、GaN層からなっていてもよく、その厚さは、0.1μm~3μmであってもよい。たとえば、電子供給層25は、AlN層からなっていてもよく、その厚さは、1nm~7nmであってもよい。なお、電子走行層24および電子供給層25は、ヘテロ接合を形成して二次元電子ガスを発生させることができる組成であれば特に限定されず、それぞれ、AlGa1-xN層(0≦x≦1)およびAlGa1-yN層(0≦y≦1)からなっていてもよい。
このように、電子走行層24と電子供給層25とは、互いにAl組成の異なる窒化物半導体からなっており、それらの間には格子不整合が生じている。そして、この格子不整合に起因する分極のために、電子走行層24と電子供給層25との界面に近い位置(たとえば界面から数Å程度の距離の位置)には、その分極に起因する二次元電子ガス26が広がっている。
電子供給層25には、その表面から電子走行層24に至るように、酸化膜27が選択的に形成されている。酸化膜27は、電子供給層25とほぼ等しい膜厚を有している。たとえば、酸化膜27は、熱酸化膜であり、電子走行層24との界面に損傷を与えることなく形成された酸化膜である。電子供給層25がAlN層である場合、酸化膜27は、AlON膜からなっていてもよい。
なお、III族窒化物半導体積層構造2は、シリコン基板等の基板上に、バッファ層を介して積層されていてもよい。
半導体装置1は、III族窒化物半導体積層構造2上に形成された、下地層28および絶縁層29をさらに含む。
下地層28は、ドレイン電極3およびソース電極5の形成領域を含むIII族窒化物半導体積層構造2の表面全体に形成されている。たとえば、下地層28は、SiN膜からなっていてもよく、その厚さは、5nm~200nmであってもよい。
絶縁層29は、下地層28を覆っており、第1層30および当該第1層30上の第2層31を含む。たとえば、第1層30および第2層31は、共にSiO膜からなっていてもよい。また、絶縁層29は、1.5μm~2μmの厚さを有していてもよい。個別には、第1層30が500nm~1000nmの厚さを有し、第2層31が500nm~1000nmの厚さを有していてもよい。
第1層30および下地層28には、III族窒化物半導体積層構造2に達するゲート開口部32が形成されている。ゲート開口部32の底部には、酸化膜27が露出している。ゲート開口部32の底部および側部を覆うようにゲート絶縁膜33が形成されている。ゲート絶縁膜33は、ゲート開口部32内に加えて、第1層30と第2層31との間にも形成されている。たとえば、ゲート絶縁膜33は、構成元素としてSi、AlおよびHfからなる群から選択される少なくとも一種の材料膜からなっていてもよい。より具体的には、ゲート絶縁膜33は、SiN、SiO、SiON、Al、AlN、AlON、HfSiOおよびHfO等からなる群から選択される少なくとも一種の材料膜からなっていてもよい。これらのうち、好ましくは、Al膜が挙げられる。また、ゲート絶縁膜33は、10nm~100nmの厚さを有していてもよい。
ゲート電極4は、ゲート開口部32に埋め込まれている。たとえば、ゲート電極4は、ゲート開口部32の開口端よりも上方に出っ張らないようにゲート開口部32に充填されていてもよい。代わりに、ゲート電極4は、図3に破線で示すように、ゲート開口部32の周縁でゲート絶縁膜33上に形成されたオーバーラップ部34を含んでいてもよい。たとえば、ゲート電極4は、Mo、Ni等の金属電極からなっていてもよいし、ドープトポリシリコン等の半導体電極からなっていてもよい。金属電極はポリシリコンに比べて埋め込み性に劣るので、金属電極を用いた場合に、特にオーバーラップ部34が形成され易い。
ソースフィールドプレート8およびフローティングプレート9は、ゲート開口部32の側部を部分的に形成するように、ゲート電極4の側方に配置されている。具体的には、ソースフィールドプレート8およびフローティングプレート9は、ゲート開口部32の側部の下側で露出するように、下地層28上に、絶縁膜36を介して形成されている。つまり、ゲート開口部32の側部は、下側がソースフィールドプレート8およびフローティングプレート9で形成され、上側が絶縁層29(第1層30)で形成されることによって、導電層/絶縁層の積層界面を有している。
そして、ソースフィールドプレート8およびフローティングプレート9に接するように、ゲート開口部32の側部に絶縁性のサイドウォール35が形成されている。つまり、サイドウォール35は、ゲート開口部32の側部とゲート絶縁膜33との間に配置されている。たとえば、サイドウォール35は、SiO、SiNおよびSiONからなる群から選択される少なくとも一種の材料膜からなっていてもよい。これらのうち、好ましくは、SiO膜が挙げられる。また、サイドウォール35は、10nm~200nmの厚さを有していてもよい。
ソースフィールドプレート8およびフローティングプレート9は、サイドウォール35およびゲート絶縁膜33によって、ゲート電極4から絶縁されている。たとえば、ゲート電極4とソースフィールドプレート8およびフローティングプレート9との距離LGFは、1μm以下であり、好ましくは、50nm~200nmであってよい。距離LGFは、この実施形態ではゲート絶縁膜33およびサイドウォール35の総厚さで定義されるが、サイドウォール35を有しない構成では、距離LGF=ゲート絶縁膜33の厚さであってもよい。また、ソースフィールドプレート8の長さLFPは、たとえば、ゲート電極4とドレイン電極3との距離LGDと間に、LFP<1/3LGDを満たしている。たとえば、半導体装置1の耐圧が200V以下の場合、長さLFPは0.25μm~1.5μmであってよく、距離LGDは1μm~6μmであってよい。また、ソースフィールドプレート8およびフローティングプレート9は、Mo膜からなっていてもよく、その厚さは、10nm~200nmであってもよい。
絶縁層29および下地層28には、III族窒化物半導体積層構造2に達する、ソースコンタクトホール37およびドレインコンタクトホール38が形成されている。ソースコンタクトホール37およびドレインコンタクトホール38は、ゲート開口部32から横方向に離れた位置に形成されている。ソースコンタクトホール37およびドレインコンタクトホール38には、それぞれ、ソース電極5およびドレイン電極3が埋め込まれている。ソース電極5およびドレイン電極3は、それぞれ、ソースコンタクトホール37およびドレインコンタクトホール38内でIII族窒化物半導体積層構造2に電気的に接続されている。
ソースコンタクトホール37およびドレインコンタクトホール38は、下地層28の部分で、絶縁層29の部分よりも相対的に大きなオーミックコンタクト開口39,40を有している(オーミックコンタクト開口39は図1A、図1Bおよび図3参照、オーミックコンタクト開口40は図1Aおよび図1B参照)。ソース電極5およびドレイン電極3は、それぞれ、オーミックコンタクト開口39,40にオーミック電極41,42を有し、絶縁層29内にパッド電極43,44を有している。図1Aおよび図1Bに示すように、オーミック電極41,42は、スペース15の奥行き方向における端部が互いに同じ位置に配置されているが、たとえば、ドレイン側のオーミック電極42の端部が選択的に後退していてもよい。パッド電極43,44は、オーミック電極41,42上に形成され、その頂部が絶縁層29の表面から露出している。たとえば、オーミック電極41,42およびパッド電極43,44は、Ti/Al膜からなっていてもよい。
なお、この実施形態では図3と異なる位置での切断面に現れる構成であるが、絶縁層29には、ソースフィールドプレート8に達するコンタクトホール46が形成されていてもよい。このコンタクトホール46には、図1に示したソースコンタクト23が埋め込まれ、ソースフィールドプレート8に接続されていてもよい。
この半導体装置1では、前述したように、電子走行層24上にAl組成の異なる電子供給層25が形成されてヘテロ接合が形成されている。これにより、電子走行層24と電子供給層25との界面付近の電子走行層24内に二次元電子ガス26が形成され、この二次元電子ガス26をチャネルとして利用したHEMTが形成されている。ゲート電極4は、酸化膜27およびゲート絶縁膜33の積層膜を挟んで電子走行層24に対向しており、ゲート電極4の直下には、電子供給層25は存在しない。したがって、ゲート電極4の直下では、電子供給層25と電子走行層24との格子不整合による分極に起因する二次元電子ガス26が形成されない。よって、ゲート電極4にバイアスを印加していないとき(ゼロバイアス時)には、二次元電子ガス26によるチャネルはゲート電極4の直下で遮断されている。こうして、ノーマリオフ型のHEMTが実現されている。ゲート電極4に適切なオン電圧(たとえば5V)を印加すると、ゲート電極4の直下の電子走行層24内にチャネルが誘起され、ゲート電極4の両側の二次元電子ガス26が接続される。これにより、ソース-ドレイン間が導通する。
使用に際しては、たとえば、ソース電極5とドレイン電極3との間に、ドレイン電極3側が正となる所定の電圧(たとえば200V~400V)が印加される。その状態で、ゲート電極4に対して、ソース電極5を基準電位(0V)として、オフ電圧(0V)またはオン電圧(5V)が印加される。
酸化膜27と電子走行層24との界面は、電子供給層25と電子走行層24との界面に連続していて、ゲート電極4の直下における電子走行層24の界面の状態は、電子供給層25と電子走行層24との界面の状態と同等である。そのため、ゲート電極4の直下の電子走行層24における電子移動度は高い状態に保持されている。こうして、この実施形態は、ノーマリオフ型のHEMT構造を有する窒化物半導体装置を提供する。
次に、図4および図5A~図5Oを参照して、半導体装置1の製造方法を説明する。
図4は、半導体装置1の製造方法を説明するためのフロー図である。図5A~図5Oは、半導体装置1の製造工程を工程順に示す図である。
半導体装置1を製造するには、たとえば、基板(図示せず)上に、バッファ層(図示せず)および電子走行層24が順にエピタキシャル成長させられ、図5Aに示すように、さらに電子走行層24上に電子供給層25がエピタキシャル成長させられる。これにより、III族窒化物半導体積層構造2が形成される(ステップS1)。
次に、図5Bに示すように、電子供給層25上の全面を覆うように、たとえば、CVD法(化学的気相成長法)によって、下地層28が形成される(ステップS2)。
次に、図5Cに示すように、たとえば、ドライエッチングによって、下地層28が選択的に除去される(ステップS3)。これにより、ソースコンタクトホール37のオーミックコンタクト開口39およびドレインコンタクトホール38のオーミックコンタクト開口40が同時に形成される(図5Cおよびそれ以降では、ドレインコンタクトホール38の図示およびその説明を省略)。
次に、図5Dに示すように、オーミックコンタクト開口39内に、オーミック電極41が形成される(ステップS4)。図5Cで示したように、オーミックコンタクト開口39の形成に当たって、後の工程で形成される絶縁層29に比べて薄い膜である下地層28のエッチングだけで済む。そのため、絶縁層29をエッチングして開口を形成する場合に比べて、III族窒化物半導体積層構造2の表面に与えるダメージを低減することができる。その結果、ダメージの少ないIII族窒化物半導体積層構造2の表面にオーミック電極41(ソース電極5)を接続できるので、良好なオーミックコンタクトを得ることができる。
次に、図5Eに示すように、電子供給層25上の全面を覆うように、たとえば、CVD法(化学的気相成長法)によって、絶縁膜36が形成され、さらに、スパッタ法、蒸着法等によって、絶縁膜36上に本発明の導電層の一例としてのプレート膜45が形成される(ステップS5)。
次に、図5Fに示すように、たとえば、ドライエッチングによって、プレート膜45が選択的に除去される(ステップS6)。これにより、ソース電極5の形成領域とドレイン電極3の形成領域の各間に、プレート膜6が形成される。隣り合うプレート膜6の間の距離は、少なくとも、後の工程で形成されるソースコンタクトホール37の開口径よりも大きく、好ましくは、図5Fに示すように、オーミックコンタクト開口39の開口径よりも大きくされる。こうすることにより、ソースコンタクトホール37の形成時に横方向に位置ずれしても、ソース電極5とプレート膜6との接触を防止することができる。つまり、これは、ソース電極5が、ソースコンタクト23以外の部分でプレート膜6に接続されることを防止する。
次に、図5Gに示すように、電子供給層25上の全面を覆うように、たとえば、CVD法(化学的気相成長法)によって、絶縁層29の第1層30が形成される(ステップS7)。これにより、プレート膜6は、第1層30に埋め込まれる。
次に、図5Hに示すように、プレート膜6に対向する領域を含むエッチング領域から第1層30およびプレート膜6をエッチングすることによって、ゲート開口部32が形成される(ステップS8)。これにより、プレート膜6は、ゲート開口部32に対して自己整合的に、ドレイン側のソースフィールドプレート8とソース側のフローティングプレート9とに分離される。したがって、ソースフィールドプレート8およびフローティングプレート9は、この段階では、ゲート開口部32の側部に露出することになる。
次に、図5Iに示すように、電子供給層25上の全面を覆うように、たとえば、CVD法(化学的気相成長法)によって、絶縁膜47が形成される(ステップS9)。絶縁膜47を形成する工程は、絶縁層29に接する下層膜48を形成する工程と、絶縁膜47の最表面を形成する上層膜49を形成する工程とを含むことによって、絶縁膜の積層構造を形成する工程を含んでいてもよい。当該積層構造は、二層構造からなっていてもよいし、三層以上の構造からなっていてもよい。たとえば、下層膜48は、SiO膜からなっていてもよく、上層膜49は、Al膜からなっていてもよい。絶縁層29および下層膜48が共にSiO膜である場合、絶縁層29に対する絶縁膜47(下層膜48)の密着性を高めることができる。そのため、後の工程において、サイドウォール35の膜剥がれを防止することができる。
次に、図5Jに示すように、たとえば、エッチバックによって、絶縁膜47の絶縁層29上の部分が選択的に除去され、ゲート開口部32の側部上にサイドウォール35が形成される(ステップS10)。上層膜49としてAl膜を採用していると、エッチバック後に、エッチングされ難いAl膜の一部がゲート開口部32から上方への突出部50として残ることがある。
次に、図5Kに示すように、たとえば、ドライエッチングによって、ゲート開口部32の底部における下地層28が選択的に除去される(ステップS11)。これにより、ゲート開口部32の底部にIII族窒化物半導体積層構造2の電子供給層25が露出する。下地層28がSiN膜であり、上層膜49がAl膜である場合、下地層28用のエッチャント(たとえば、CFガス等)に対して上層膜49のエッチング選択比を小さくすることができる。したがって、下地層28をエッチングする際に、下層膜48を上層膜49で保護できるので、サイドウォール35(下層膜48)が下地層28と一緒にエッチングされて薄くなることを抑制することができる。そのため、下地層28のエッチング後においても、設計値に近い厚さを有するサイドウォール35を維持することができる。
次に、図5Lに示すように、たとえば、ドライエッチングによって、サイドウォール35の表面部が選択的に除去される。この実施形態では、最表面を形成する上層膜49が選択的に除去されることによって、下層膜48がサイドウォール35として残ることとなる。上層膜49がAl膜である場合、たとえば、BClガスがエッチャントとして使用されてもよい。その後、電子供給層25のゲート開口部32に露出した部分が選択的に酸化されることによって、電子供給層25の一部が酸化膜27となる。
次に、図5Mに示すように、電子供給層25上の全面を覆うように、たとえば、CVD法(化学的気相成長法)によって、ゲート絶縁膜33が形成され、さらにゲート絶縁膜33の内側にゲート電極4が埋め込まれる(ステップS13)。ゲート電極4の形成後、電子供給層25上の全面を覆うように、たとえば、CVD法(化学的気相成長法)によって、第2層31が形成される。
次に、図5Nに示すように、オーミック電極41およびソースフィールドプレート8に対向する領域を含むエッチング領域から第2層31、ゲート絶縁膜33および第1層30が、たとえば、ドライエッチングによって、選択的に除去される。これにより、ソースコンタクトホール37、ドレインコンタクトホール38(図1A、図1Bおよび図2参照)およびコンタクトホール46が同時に形成される(ステップS14)。
次に、図5Oに示すように、電子供給層25上の全面を覆うように、たとえば、スパッタ法、蒸着法等によって、絶縁層29上に電極膜が形成され、この電極膜をパターニングすることによって、ソース電極5(パッド電極43)、ドレイン電極3(パッド電極44)およびソースコンタクト23が形成される(ステップS15)。以上の工程を経て、図1A~図3に示す半導体装置1が得られる。
以上の方法によれば、図5Hに示すように、ソースフィールドプレート8が、ゲート開口部32の形成の際にセルフアライメントプロセスで形成される。これにより、ソースフィールドプレート8がゲート開口部32の側部に露出するので、ソースフィールドプレート8のゲート電極4に近い側の端部位置を、ゲート開口部32の側部に固定することができる。そのため、図3に示すように、ゲート電極4とソースフィールドプレート8との距離LGFを、ゲート絶縁膜33およびサイドウォール35によって簡単に制御することができる。その結果、半導体装置1内の最大電界強度を、意図した値に設計することができる。したがって、ゲート電極4およびソースフィールドプレート8の各端部への電界集中を緩和できる構造を実現することができる。
この効果は、たとえば、図6~図8を参照して証明することができる。図6は、シミュレーションのモデル図である。
このシミュレーションモデルでは、図3の主な構成に関して次の条件を設定した。
・III族窒化物半導体積層構造2:GaN(1.0μm,1×1016cm-3)/AlGaN
・下地層28:SiN,100nm
・絶縁膜36:Al,40nm
・ソースフィールドプレート(SFP)8:長さLFP
・絶縁層29:SiO,300nm
・ゲート絶縁膜33:Al,40nm
・サイドウォール35:SiO,厚さLSW
このような条件下において、ソースフィールドプレート8の長さLFPおよびサイドウォール35の厚さLSWを変化させたときに(LGD=6.0μm、VDS=200V)、電界強度分布がどのように変化するのかをシミュレーションした。結果を、図7および図8に示す。
図7は、シミュレーションモデルにおけるLFPと最大電界強度との関係を示すグラフである。図7では、LFP=0μm(つまり、ソースフィールドプレート8なし)のときを1として、測定値を規格化している。図7によれば、ソースフィールドプレート8の設置によって、最大電界強度を緩和できていることが分かる。そして、この電界緩和効果は、LFP>1μm(=1/6LGD)で飽和することから、長さLFPの増加に伴うドレイン-ソース間容量Cdsの増加を考慮して、長さLFPは、少なくとも距離LGDの1/3未満程度であることが好ましい。
一方、図8は、シミュレーションモデルにおけるLSWと最大電界強度との関係を示すグラフである。図8では、LSW=50nmのときを1として、測定値を規格化している。図8によれば、最大電界強度は、サイドウォール35の厚さLSWに依存しないことが分かる。言い換えれば、図8は、図3に示したゲート電極4とソースフィールドプレート8との距離LGFは、小さくても大きくても、最大電界強度に与える影響が低いことを示している。したがって、ゲート絶縁膜33およびサイドウォール35の厚さを調節して、ソースフィールドプレート8をゲート電極4の比較的近く(たとえば、1μm以下)に配置することによって、ソースフィールドプレート8の端部への電界集中を良好に緩和することができる。
さらに、図6のモデルを用いて、III族窒化物半導体積層構造2におけるチャネルの広がりについても検証した。図9A~図9Cおよび図10A~図10Cは、シミュレーションモデル(SFPなし)におけるチャネルの広がりを示す図である。図11A~図11Cおよび図12A~図12Cは、シミュレーションモデル(SFPあり)におけるチャネルの広がりを示す図である。
図11A~図11Cおよび図12A~図12Cから、半導体装置1のようにMIS構造を用いたノーマリオフ型のGaN-HEMTでは、ソースフィールドプレート8が存在すると、ゲート電圧によって発生するキャリアがソースフィールドプレート8の直下に広がらない結果が得られている。このような場合に、たとえば、ソースフィールドプレート8の直下に酸化膜領域が形成されるなどして二次元電子ガス26のキャリアが存在していないと、ソースフィールドプレート8の直下の酸化膜領域でポテンシャルが高くなることがある。そのため、ゲート電極4に比較的高いバイアスを印加しなければポテンシャルが下がらず、ソース-ドレイン間に電流が流れないおそれがある。この点、この実施形態では、図5Hに示すように、ソースフィールドプレート8が、ゲート開口部32の形成の際にセルフアライメントプロセスで形成される。そのため、ソースフィールドプレート8の直下に酸化膜27が形成されることがない。したがって、ゲート電極4とソースフィールドプレート8との距離LGFを最大限に小さくすることによって、比較的低いゲート電圧でチャネルを形成できるので、デバイスのオン特性を最大限に引き出すことができる。しかも、このような構造を、ゲート絶縁膜33およびサイドウォール35の厚さを調節という簡単な手法で実現することができる。また、この実施形態によれば、サイドウォール35が備えられているため、ゲート電極4とソースフィールドプレート8との距離LGFを、主にサイドウォール35の厚さによって制御することできる。そのため、ゲート絶縁膜33の厚さを、主に、意図したゲートしきい値電圧に合わせて設計することができる。
そして、半導体装置1では、ソース電極5に電気的に接続されたソースフィールドプレート8が、ゲート-ドレイン間に配置されている。これにより、ゲート電極4から一体的に絶縁層29上を横方向に延びるゲートフィールドプレートを設けなくて済むので、ゲート-ドレイン間容量Cgdを低減することができる。その結果、半導体装置1の寄生容量を低減することができるので、窒化物半導体系デバイスの特徴である高速スイッチング動作、高周波動作等を良好に発揮することができる。この効果は、たとえば、図13を参照して証明することができる。
図13は、寄生容量の評価結果を示す図である。図13において、実線が、ソースフィールドプレート(SFP)8を備えている半導体装置1の各寄生容量の変化を示しており、破線が、ソースフィールドプレート8に代えてゲートフィールドプレート(GFP)を備えている半導体装置の各寄生容量の変化を示している。
図13によれば、SFP構造では、ソース電位のソースフィールドプレート8とドレイン電位の二次元電子ガス26とが対向することになるため(図3参照)、低電圧領域でCoss(=Cds+Cgd)が大きくなる傾向があるが、Ciss(=Cgs+Cgd)およびCrss(=Cgd)を含めた寄生容量全体で判断したときには、GFP構造よりも容量を低減できていることが分かる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、さらに他の形態で実施することも可能である。
たとえば、図14に示す半導体装置61は、ノーマリオフ型のHEMTを実現する構造として、酸化膜27に代えて、リセス53を有している。リセス53は、たとえば、ゲート開口部32の底部のみを選択的にエッチングすることによって、電子供給層25を貫通し、電子走行層24の表層部に至るように形成されていてもよい。リセス53によって、ゲート電極4の直下における電子走行層24と電子供給層25とのヘテロ接合の形成が防止される。これにより、ゲートバイアスを印加しないとき(ゼロバイアス時)には当該直下領域に二次元電子ガス26が形成されないので、ノーマリオフ型のHEMTを実現することができる。
また、半導体装置1は、サイドウォール35を備えていなくてもよい。この場合、ゲート絶縁膜33のみの厚さに基づいて、ゲート電極4とソースフィールドプレート8との距離LGFを制御することができる。
また、半導体装置1は、ソース-ゲート間のフローティングプレート9を備えていなくてもよい。つまり、ソース-ゲート間およびゲート-ドレイン間のうち、後者のみに選択的にフィールドプレート(ソースフィールドプレート8)が設けられていてもよい。このような構成は、たとえば、図5Hに示すエッチング時に、エッチング領域を、プレート膜6の端部の内外に跨る領域として設定すればよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
なお、前述の実施形態に加えて、他の実施形態として以下の構成の半導体装置および半導体装置の製造方法を提供できる。
本発明の他の実施形態は、ヘテロ接合を含むIII族窒化物半導体積層構造と、前記III族窒化物半導体積層構造に達するゲート開口部を有する、前記III族窒化物半導体積層構造上の絶縁層と、前記ゲート開口部の底部および側部を覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート開口部内で前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極を挟むように前記ゲート電極から離れて配置され、それぞれ前記III族窒化物半導体積層構造に電気的に接続されたソース電極およびドレイン電極と、前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間で前記絶縁層に埋め込まれ、前記ゲート絶縁膜によって前記ゲート電極から絶縁された導電層であって、前記ソース電極に電気的に接続された導電層とを含む、半導体装置を提供する。
本発明の他の実施形態は、ヘテロ接合を含むIII族窒化物半導体積層構造と、前記III族窒化物半導体積層構造に達するゲート開口部を有する、前記III族窒化物半導体積層構造上の絶縁層と、前記ゲート開口部の底部および側部を覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート開口部内で前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極を挟むように前記ゲート電極から離れて配置され、それぞれ前記III族窒化物半導体積層構造に電気的に接続されたソース電極およびドレイン電極と、前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間で前記ゲート開口部の側部を部分的に形成するように前記絶縁層に埋め込まれ、前記ゲート絶縁膜によって前記ゲート電極から絶縁されたソースフィールドプレートであって、前記ソース電極に電気的に接続されたソースフィールドプレートとを含む、半導体装置を提供する。
これらの半導体装置は、たとえば、ヘテロ接合を含むIII族窒化物半導体積層構造上に導電層を形成する工程と、前記導電層を覆うように絶縁層を形成する工程と、前記導電層の少なくとも一部に対向する領域を含むエッチング領域から前記絶縁層および前記導電層をエッチングすることによって、ゲート開口部を形成すると共に、当該ゲート開口部の側部に前記導電層を露出させる工程と、前記ゲート開口部の底部および側部を覆うようにゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート開口部内の前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極との間に前記導電層を挟むように、前記III族窒化物半導体積層構造上にドレイン電極を形成する工程と、前記ゲート電極を挟んで前記ドレイン電極の向かい側にソース電極を形成する工程とを含む、本発明の他の実施形態の方法によって製造することができる。
この方法によれば、導電層(ソースフィールドプレート)が、ゲート開口部の形成の際にセルフアライメントプロセスで形成される。これにより、導電層(ソースフィールドプレート)のゲート電極に近い側の端部位置を、ゲート開口部の側部に固定することができる。そのため、ゲート電極と導電層(ソースフィールドプレート)との距離を、ゲート絶縁膜の厚さによって簡単に制御することができる。その結果、半導体装置内の最大電界強度を、意図した値に設計することができる。したがって、ゲート電極および導電層(ソースフィールドプレート)の各端部への電界集中を緩和できる構造を実現することができる。
そして、得られた半導体装置では、ソース電極に電気的に接続された導電層(ソースフィールドプレート)が、ゲート-ドレイン間に配置されている。これにより、ゲート電極から一体的に絶縁層上を横方向に延びるゲートフィールドプレートを設けなくて済むので、ゲート-ドレイン間容量Cgdを低減することができる。その結果、半導体装置の寄生容量を低減することができるので、窒化物半導体系デバイスの特徴である高速スイッチング動作、高周波動作等を良好に発揮することができる。
本発明の他の実施形態は、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート開口部の側部との間に配置された絶縁性のサイドウォールをさらに含む。
本発明の他の実施形態は、前記ソースフィールドプレートに接するように前記ゲート開口部の側部に形成された絶縁性のサイドウォールをさらに含み、前記ゲート絶縁膜は、前記サイドウォールを覆うように形成されている。
これらサイドウォールを備える構成は、たとえば、前記ゲート絶縁膜の形成に先立って、前記ゲート開口部の底部および側部、ならびに前記絶縁層の表面を覆うように絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート開口部の底部および前記絶縁層の表面上の前記絶縁膜を選択的にエッチングすることによって、前記ゲート開口部の側部にサイドウォールを形成する工程とをさらに含む、本発明の他の実施形態の方法によって得ることができる。
この構成によれば、ゲート電極と導電層との距離を、主にサイドウォールの厚さによって制御することできる。そのため、ゲート絶縁膜の厚さを、主に、意図したゲートしきい値電圧に合わせて設計することができる。
本発明の他の実施形態は、前記導電層の形成に先立って、前記導電層を前記III族窒化物半導体積層構造から絶縁するための下地層を前記III族窒化物半導体積層構造上に形成する工程を含み、前記サイドウォールを形成する工程は、前記下地層よりも小さいエッチング選択比を有する絶縁材料を少なくとも最表面に有するサイドウォールを形成する工程を含み、前記サイドウォールの形成後、前記ゲート開口部の底部の前記下地層を選択的にエッチングすることによって、前記ゲート開口部の底部を前記III族窒化物半導体積層構造に到達させる工程をさらに含む。
この方法によれば、下地層をエッチングする際に、サイドウォールが下地層と一緒にエッチングされて薄くなることを抑制することができる。そのため、下地層のエッチング後においても、設計値に近い厚さを有するサイドウォールを維持することができる。
本発明の他の実施形態では、前記サイドウォールは、SiO、SiNおよびSiONからなる群から選択される少なくとも一種の材料を含む。
本発明の他の実施形態では、前記ゲート電極と前記導電層との距離LGFが1μm以下である。
この構成によれば、導電層がゲート電極の比較的近くに配置されるので、導電層(ソースフィールドプレート)の各端部への電界集中を良好に緩和することができる。
本発明の他の実施形態では、前記導電層の長さLFPと、前記ゲート電極と前記ドレイン電極との距離LGDとが、LFP<1/3LGDを満たす。
この構成によれば、導電層(ソースフィールドプレート)の面積が比較的小さいので、導電層の設置に起因するドレイン-ソース間容量Cdsの増加を抑制することができる。
本発明の他の実施形態では、前記ゲート絶縁膜は、構成元素としてSi、AlおよびHfからなる群から選択される少なくとも一種の材料を含む。
本発明の他の実施形態では、前記ゲート電極は、金属電極を含む。
本発明の他の実施形態では、前記ゲート電極は、前記ゲート開口部の周縁で前記ゲート絶縁膜上に形成されたオーバーラップ部を含む。
本発明の他の実施形態では、前記III族窒化物半導体積層構造は、前記ソース電極および前記ドレイン電極で前記ゲート電極を挟むことによって構成された素子構造を含むアクティブ領域と、当該アクティブ領域外のノンアクティブ領域とを含み、前記ソース電極および前記導電層は、それぞれ、前記ノンアクティブ領域への延長部を含み、前記ソース電極の延長部と前記導電層の延長部とが互いに接続されている。
この構成によれば、ソース電極と導電層(ソースフィールドプレート)とを電気的に接続するための構造として、ゲート電極の上方を跨いでソース電極および導電層のそれぞれに電気的に接続される導電構造をアクティブ領域に設ける必要がない。このような導電構造がアクティブ領域に設けられると半導体装置の寄生容量を増加させる要因になり得るが、上記のようにノンアクティブ領域でソース電極と導電層とを接続することによって、寄生容量の増加を抑制することができる。
本発明の他の実施形態では、前記III族窒化物半導体積層構造は、前記ヘテロ接合を形成する第1半導体層および当該第1半導体層上の第2半導体層を含み、前記第2半導体層は、前記ゲート開口部の底部に選択的に、当該第2半導体層の酸化によって形成された酸化膜を含む。
この構成によれば、ゲート電極の直下の二次元電子ガスを低減させることができるので、ノーマリオフ型のHEMTを実現することができる。
本発明の他の実施形態では、前記III族窒化物半導体積層構造は、前記ヘテロ接合を形成する第1半導体層および当該第1半導体層上の第2半導体層を含み、前記第2半導体層が、前記ゲート開口部の底部のみ選択的にエッチングされている。
この構成によれば、エッチングによるリセス構造によって、ゲート電極の直下におけるヘテロ接合の形成が防止される。これにより、ゲートバイアスを印加しないとき(ゼロバイアス時)には当該直下領域に二次元電子ガスが形成されないので、ノーマリオフ型のHEMTを実現することができる。
本発明の他の実施形態は、前記導電層と前記III族窒化物半導体積層構造との間に配置され、前記ソース電極および前記ドレイン電極の形成領域まで延びる下地層をさらに含み、前記ソース電極および/または前記ドレイン電極は、前記下地層内のオーミック電極と、前記オーミック電極上に形成された前記絶縁層内のパッド電極とを含む。
本発明の他の実施形態では、前記下地層が5nm~200nmの厚さを有し、前記絶縁層が1.5μm~2μmの厚さを有している。
この構成によれば、比較的薄い下地層をエッチングすることによって、オーミックコンタクト用の開口部を形成できるので、当該開口部を形成する際にIII族窒化物半導体積層構造の表面に与えるダメージが少なくて済む。これにより、ダメージの少ないIII族窒化物半導体積層構造の表面にソース電極およびドレイン電極を接続できるので、良好なオーミックコンタクトを得ることができる。
本発明の他の実施形態では、前記ゲート電極と前記ソース電極との間で前記絶縁層に埋め込まれ、前記ゲート絶縁膜によって前記ゲート電極から絶縁され、かつ、前記ソース電極からも絶縁された第2導電層をさらに含む。
1 半導体装置
2 III族窒化物半導体積層構造
3 ドレイン電極
4 ゲート電極
5 ソース電極
6 プレート膜
7 素子構造
8 ソースフィールドプレート
9 フローティングプレート
10 アクティブ領域
11 ノンアクティブ領域
12 (ソース電極)ベース部
13 (ソース電極)電極部
21 (ソースフィールドプレート)ベース部
23 ソースコンタクト
24 電子走行層
25 電子供給層
26 二次元電子ガス
27 酸化膜
28 下地層
29 絶縁層
30 第1層
31 第2層
32 ゲート開口部
33 ゲート絶縁膜
34 オーバーラップ部
35 サイドウォール
41 オーミック電極
42 オーミック電極
43 パッド電極
44 パッド電極
45 プレート膜
47 絶縁膜
49 上層膜
50 突出部
53 リセス
54 (ソースフィールドプレート)電極部
61 半導体装置

Claims (15)

  1. ヘテロ接合を含むIII族窒化物半導体積層構造と、
    前記III族窒化物半導体積層構造上に配置された制御電極と、
    前記III族窒化物半導体積層構造上の絶縁層と、
    前記制御電極を挟むように前記制御電極から離れて配置され、それぞれ前記III族窒化物半導体積層構造に電気的に接続されたソース電極およびドレイン電極と、
    前記制御電極と前記ドレイン電極との間で前記絶縁層に埋め込まれ、前記ソース電極に電気的に接続された導電層と、
    前記制御電極と同電位であって、前記ドレイン電極と前記制御電極との間に配置され、チャネル形成領域に水平方向に形成されたフィールドプレートとを含み、
    前記絶縁層および前記導電層は、前記フィールドプレートの形状に応じた凹凸を有している、半導体装置。
  2. 前記制御電極と前記ソース電極との間で前記絶縁層に埋め込まれ、前記ソース電極から絶縁された第2導電層を含み、
    前記第2導電層は、前記制御電極から絶縁されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2導電層は、フローティングされている、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記制御電極の下に形成された第1絶縁膜および第2絶縁膜を含み、
    前記第1絶縁膜は、前記第2絶縁膜と異なる材料で形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記III族窒化物半導体積層構造は、アクティブ領域および前記アクティブ領域外のノンアクティブ領域を含み、
    前記導電層は、平面視において、ベース部および前記ベース部の両端部から延びる一対の電極部を有するアーチ状に形成され、
    前記導電層の前記ベース部は、前記ノンアクティブ領域において前記ソース電極の一部と平面視で重なっている、請求項1~4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記ソース電極および前記導電層は、ソースコンタクトを介して互いに電気的に接続されている、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記ソース電極は、前記絶縁層上に形成されており、
    前記ソースコンタクトは、前記絶縁層に埋め込まれて前記ソース電極と前記導電層とを接続している、請求項6に記載の半導体装置。
  8. ヘテロ接合を含むIII族窒化物半導体積層構造と、
    前記III族窒化物半導体積層構造上に配置された制御電極と、
    前記III族窒化物半導体積層構造上の絶縁層と、
    前記制御電極を挟むように前記制御電極から離れて配置され、それぞれ前記III族窒化物半導体積層構造に電気的に接続されたソース電極およびドレイン電極と、
    前記制御電極と前記ドレイン電極との間で前記絶縁層に埋め込まれ、前記ソース電極に電気的に接続された導電層と、
    前記制御電極と前記導電層との間に形成され、ある断面において前記制御電極の両側壁に垂直方向に形成され、その上部が前記導電層の上部表面よりも上方に形成された絶縁性の領域と、
    前記制御電極と前記ソース電極との間で前記絶縁層に埋め込まれ、前記ソース電極から絶縁された第2導電層とを含み、
    前記第2導電層は、前記制御電極から絶縁されており、
    前記III族窒化物半導体積層構造は、アクティブ領域および前記アクティブ領域外のノンアクティブ領域を含み、
    前記第2導電層は、平面視において、ベース部および前記ベース部の両端部から延びる一対の電極部を有するアーチ状に形成されており、
    前記第2導電層の前記一対の電極部は、前記ノンアクティブ領域において前記ベース部に接続されている、半導体装置。
  9. 前記一対の電極部は、前記アクティブ領域および前記ノンアクティブ領域の間に跨っている、請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記III族窒化物半導体積層構造は、アクティブ領域および前記アクティブ領域外のノンアクティブ領域と、これらの分離する素子分離ラインを含み、
    前記導電層は、平面視において、第1ベース部と、前記第1ベース部の両端部から延びる一対の第1電極部と、前記第1ベース部に対して前記第1電極部が接続される部分である第1接続端部とを有し、
    前記第2導電層は、平面視において、第2ベース部と、前記第2ベース部の両端部から延びる一対の第2電極部と、前記第2ベース部に対して前記第2電極部が接続される部分である第2接続端部とを有している、請求項2または3に記載の半導体装置。
  11. 前記絶縁性の領域は、前記制御電極と前記導電層との間に形成された絶縁性のサイドウォールを含む、請求項8または9に記載の半導体装置。
  12. 前記サイドウォールは、SiO、SiNおよびSiONからなる群から選択される少なくとも一種の材料を含む、請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記制御電極と前記導電層との距離LGFが1μm以下である、請求項1~12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記導電層の長さLFPと、前記制御電極と前記ドレイン電極との距離LGDとが、LFP<1/3LGDを満たす、請求項1~13のいずれか一項に記載の半導体装置。
  15. 前記制御電極と前記第2導電層との間に形成された絶縁性の第2サイドウォールを含む、請求項2または3に記載の半導体装置。
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