JP2022129456A - ボアホール観測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的細い径のボアホールに挿入可能なプローブを備えたボアホール観測システムを提供する。【解決手段】ボアホール観測システムは、ボアホール内に挿入されるプローブであって、ボアホール内の孔壁面を撮像する撮像装置及び当該撮像装置の撮影方向を検知する方位センサを内蔵し、撮像装置により撮像された画像データ及び方位センサにより検知された方位データを所定の通信手段を介して当該プローブの外部に出力する当該プローブと、地上に配置され、プローブがボアホール内を昇降するようにプローブと接続するケーブルを引張するウインチと、地上に配置され、プローブから出力された画像データ及び方位データを所定の通信手段を介して受信し、画像データと方位データとを対応付けた合成データを生成するデータ処理ユニットとを備える。データ処理ユニットはウインチ内に搭載される回路基板として構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置を内蔵するプローブをボアホール内に挿入して、ボアホール内の孔壁面を撮影するボアホール観測システムに関する。
ボアホール(ボーリング孔)による地質調査では、ボアホールを掘削し、ボアホール内にプローブと称される観測装置を挿入して、そのプローブに内蔵される撮像装置により、ボアホール内の孔壁面を撮影し、孔壁面の亀裂、破砕、空隙、クラックの有無、及びその走行・傾斜などの地盤状態の観測が行われる。
プローブの撮像装置は、広角レンズや凸面鏡によって映し出された孔壁360度の画像を撮影することができる。プローブは、鉛直方向に掘削されたボアホールの開口部から挿入し、電信ケーブルによりつり下げられ、ウインチによって電信ケーブルの長さを調節することで、プローブを降下又は上昇させ、深さ方向の全長にわたって孔壁面の画像を撮影する。撮影された画像データは、撮像装置と電信ケーブルを介して接続する地上のコンピュータ装置に送られ、保存される(特許文献1、2及び3)。
また、本出願の発明者は、特許文献1及び3において、ボアホールに挿入する透明管の発明について開示し、ボアホール内にその透明管を挿入し、その透明管の中にカメラを内蔵するプローブを挿入して、ボアホール内の孔壁面を撮影する手法を提案した。
特開2012-112175号公報 特開2012-235435号公報 特開2017-015582号公報
地質調査に限らず、グラウト工事においても、グラウト材を注入するためのボアホールの掘削が行われる。グラウト工事では、従来より例えば直径46mmのボアホールを掘削する。実際にグラウト工事が施工されるボアホールを掘削する前に、試験的な掘削では、例えば直径66mmのボアホールが掘削され、撮像装置を内蔵する上記プローブによるボアホール内の観測を行い、その観測結果によりグラウト工事の施工計画を立てている。試験的に掘削されるボアホールの直径が66mmであるのは、ボアホール内に挿入される現在のプローブが直径46mmのボアホールには入らない太さの径を有しているためであって、試験掘削では、プローブが挿入できる大きい径のボアホールを掘削している現状がある。地質調査のために掘削されるボアホールの径は、グラウト工事のボアホールより太く、プローブを細くする必要はない。
しかしながら、近年では、実際にグラウト工事が施工されるボアホールについても、地盤構造の可視化が求められており、グラウト工事で掘削されるボアホールのような比較的細い(例えば直径46mm程度の)ボアホールに挿入可能なプローブを備えたボアホール観測システムが求められている。
そこで、本発明の目的は、比較的細い径のボアホールに挿入可能なプローブを備えたボアホール観測システムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のボアホール観測システムは、ボアホール内に挿入されるプローブであって、ボアホール内の孔壁面を撮像する撮像装置及び当該撮像装置の撮影方向を検知する方位センサを内蔵し、撮像装置により撮像された画像データ及び方位センサにより検知された方位データを所定の通信手段を介して当該プローブの外部に出力する当該プローブと、地上に配置され、プローブがボアホール内を昇降するようにプローブと接続するケーブルを引張するウインチと、地上に配置され、プローブから出力された画像データ及び方位データを所定の通信手段を介して受信し、画像データと方位データとを対応付けた合成データを生成するデータ処理ユニットとを備えることを特徴とする。好ましくは、データ処理ユニットは、ウインチ内に搭載される回路基板として構成され、ウインチとデータ処理ユニットは一体的に構成される。
本発明のボアホール観測システムによれば、撮像装置により撮像した画像データと方位センサにより検知された方位データとを対応付けた合成データを生成するデータ処理ユニットを、プローブの内部ではなく、地上に配置される装置(好ましくはウインチ)に搭載することで、比較的幅広の回路基板で形成されるデータ処理ユニットをプローブに内蔵しない構成とすることができ、プローブをより細くすることが可能となる。これにより、グラウト工事で掘削されるボーリング孔(グラウト孔)など地質調査で掘削されるボーリング孔より細いボアホール内にプローブを挿入して、ボアホール内の観測を行うことができる。
本発明の実施の形態におけるボアホール観測システムの構成例を示す図である。 プローブ11の外観構成を示す模式図である。 プローブ11の内部構成を示す模式図である。 データ処理ユニット13aに送信される方位データ及び画像データのファイルデータ例を示す図である。 方位データと画像データとを合成処理した合成データのファイルデータ例を示す図である。 本実施の形態におけるプローブ11の制御部50を構成する回路基板の例を示す図である。 ウインチ13に搭載されるデータ処理ユニット13aの構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施の形態におけるボアホール観測システムの構成例を示す図である。本実施の形態のボアホール観測システムは、ボアホールに挿入され且つ撮像面を下向きとしてボアホール内の孔壁面を撮影するカメラ30、方位センサ31及び制御部50を搭載するプローブ11と、該プローブ11と連結し且つプローブ11をボアホール内に吊り下げるとともに信号伝送を担うケーブル12と、プローブ11の長さを調節するために地上でケーブル12を巻取りまたは巻出してケーブル12を引張するウインチ13と、ケーブル12の移動速度(昇降速度)又は移動距離(昇降距離)を検知してプローブ11の深さ位置(深度)を検知する深度計14、及びプローブ11、ウインチ13、深度計14を全体制御する制御装置15とを備える。
ウインチ13は、回路基板として構成されるデータ処理ユニット13aを搭載する。データ処理ユニット13aは、深度計13aにより検知される深度を取得するとともに、後述するとおり、プローブ11から送られる画像データと方位データとを対応付けた合成データを生成し、それに基づいて孔壁の周囲画像である展開図データを作成する。ウインチ13のデータ処理ユニット13aにより処理された展開図データは制御装置15に送られ、制御装置15の表示部15aに展開図データが表示され、地上において、リアルタイムでボアホール内の画像を確認することができる。制御装置15は、インストールされた所定の解析プログラムにより、取得した展開図データを解析処理することも可能である。データ処理ユニット13aは、ハードウェア電子デバイスを搭載した回路基板により形成される。
ウインチ13から延びるケーブル12は、三脚支柱に取り付けられた滑車を介して、ボアホール内に垂れ下がり、その先端に、プローブ11が防水コネクタ111、113を介して連結している。ウインチ13は、内蔵電動モータによりケーブル12が巻き付いているドラムを回転させ、ケーブル12の巻取りまたは巻出しを行う。
深度計14は、ウインチ13から巻き出される(又はウインチ13に巻き取られる)ケーブル12の移動によって回転する回転体と、その回転体の回転数をカウントするカウンタ(パルスエンコーダ又はロータリエンコーダなど)と計時装置とを有し、ケーブル12の移動距離(深さ位置)さらには移動速度を測定する。制御装置15は、深度計14により測定されるケーブル12の移動速度の情報を取得し、ケーブル12の移動速度が一定になるように、フィードバック制御など既知の制御方式により、ウインチ13のドラムの回転速度を制御する。ケーブル12の移動速度を定速制御することにより、ボアホール内を均一にムラなく撮影することができる。
図2は、プローブ11の外観構成を示す模式図である。プローブ11は、金属製(例えばステンレス鋼製)の円筒体110であって、その一方の端面(後端面)に、ケーブル12を連結するための防水コネクタ113が取り付けられ、ケーブル12の先端に取り付けられる防水コネクタ111と連結し、プローブ11はケーブル12により吊り下げられる。
円筒体110のもう一方の端面側(先端側)には、撮影用の窓となる、例えばアクリルガラスなどで形成される透明円筒部114が設けられ、透明円筒部114からの撮影が可能に鉛直下向きに配置されたカメラは、降下しながら、撮像面を下向きとして、この透明円筒部114を通して孔壁面の画像を撮影する。
図3は、プローブ11の内部構成を示す模式図であり、図3(a)は、プローブ11の内部構成の概略を示し、図3(a)において、カメラ30は、透明円筒部114から孔壁面を撮影可能な位置(例えば、図示されるように、透明円筒部114の縁近辺)に配置され、円筒体110の中心軸上のカメラ30の周囲には照明部32が配置される。照明部32は、カメラ30のレンズ外周部に取り付けられて、透明円筒部114を通じて斜め前方所定範囲の孔壁面を照らす。カメラ30の前方斜め方向の孔壁面を撮影するために、好ましくは、カメラ30には、魚眼レンズのような広角レンズが取り付けられる。照明部32は、好ましくは、LEDライトであり、全周にわたって均等な光量を照射する。
プローブ11の円筒体110の内部には、カメラ30、方位センサ31、照明部32、制御部50を含む複数の電子部品要素が内蔵される。
図3(b)は、制御部50の機能ブロックを示す。制御部50は、CPUを含む各種ハードウェア電子デバイスを搭載した回路基板として形成される。カメラ30は、アナログ方式またはデジタル方式の小型カメラである。孔壁面の画像解析の為に視野角度120度以上の広角レンズを使用する。照明部32は、孔壁を照らすための照明手段であり、例えばLEDライトで構成される。
方位センサ31は、プローブ11の方位を測定する。画像解析のため、またはスキャン画像生成の為に方位情報が必要となる。その方位情報を方位センサ31によって取得する。カメラ制御部33は、アナログ方式のカメラ30の場合、アナログ信号をデジタルデータに変換するA/D変換部を有する。カメラ30で撮像された画像データがこのカメラ制御部33を経て画像3原色RGBの形式に変換される。
方位センサ制御部34は、カメラ30のフレーム同期信号に従い、方位センサ31に対して、方位情報データを出力させ、方位センサ31からの方位情報データを取得する。
照明制御部35は、照明の明るさを制御する回路部であり、周囲の明るさに応じて照度を自動調整する。
CPU36は、ソフトウェアを実行するハードウェア中央演算ユニットであり、カメラ制御部33、方位センサ制御部34及び照明制御部35を制御する。制御ソフトウェア37は、CPU36のハードウェア環境においてプローブ11の動作全体を制御するために組み込まれるソフトウェアであり、具体的には、以下の主な機能によって実現される。
1)ユーザスイッチの状態を入力し所要動作を起動させ、ランプ類の点灯、消灯または点滅によって本装置の動作状況をユーザに知らせる。
2)通信部39を介してウインチ13のデータ処理ユニット13aとのデータのやり取りを行う。
3)画像データの入力及びウインチ13のデータ処理ユニット13aへの転送を行う。
4)方位データの入力及びウインチ13のデータ処理ユニット13aへの転送を行う。
5)照明制御部35を介して照明部32の明るさを調整する。
6)方位センサ制御部34を介して方位センサ31からの方位データを取得する。
7)カメラ制御部33を介してカメラ30を動作させるための設定を行う。
メモリ38は、制御ソフトウェア37またはデータ格納のためのメモリであり、カメラ30で撮像された画像データも一時的にメモリ38に格納される。メモリ38とは別に、画像データや方位データなど取得データを記録するための別のメモリが設けられてもよい。
プローブ11の電源が入ると、画像入力及び画像出力の処理と共に動作開始ボタン、またはタイマ設定スイッチの状態を受け付けて処理する。タイマが設定された場合、動作開始ボタンが押された時刻から経過時間を計測し、設定された時刻に達するとデータ取込動作モードに入って、カメラ30により撮像される画像データを取り込み、メモリ38に保存する。タイマ設定がない場合、動作開始ボタンが押されると直ちに上記取込動作が実施される。取込動作は動作終了ボタン(回路上、開始ボタンと同一でも構わない)が押されるまで継続する。
通信部39は、ケーブル12上の伝送信号を送受信する通信インターフェースであって、ウインチ13のデータ処理ユニット13aに搭載されるウインチ側通信部と有線通信を行う。ケーブル12に電信ケーブルではない非電信ケーブルが用いられる場合、通信部39により、無線通信による伝送信号の送受信が行われてもよい。。
プローブ11の電源が入ると、カメラ30で撮像された画像信号がカメラ制御部33に入力される。アナログ方式のカメラの場合、A/D変換部を経てアナログ信号がデジタルの画像データに変換される。取り込まれた画像データを、カメラ制御部33にて画像3原色フォーマットに変換し、画像水平ライン同期信号及び画像フレーム同期信号とともに制御CPU36へ送られる。
CPU36は、画像フレーム同期信号に従い、内蔵された方位センサ31に方位データ出力コマンドを出す。その方位センサ31からの方位データを受信すると直ちに取り入れて、その方位データと画像データとをそれぞれその撮像時刻にかかる時間情報とともにCPU用メモリ38に保存する。
CPU36は、方位データ及び画像データをそれぞれ通信部39を介して地上に配置されたウインチ13のデータ処理ユニット13aに送信する。
図4は、データ処理ユニット13aに送信される方位データ及び画像データのファイルデータ例を示す図である。図4(a)に示す方位データは、データID、時間情報及び方位情報を有し、図4(b)に示す画像データは、データID、時間情報及び画像情報を有する。
ウインチ13のデータ処理ユニット13aは、方位データ及び画像データを受信すると、同一の時間情報を有するもの同士を合成処理し、方位データと画像データとを対応付けた合成データを生成する。
図5は、方位データと画像データとを合成処理した合成データのファイルデータ例を示す図である。合成データは、同一の時間情報における方位データと画像データとを対応付ける合成処理により生成される。
従来、方位データと画像データとの合成処理は、プローブ11内に収容される回路基板である制御部50の処理として実行され、特に、この合成処理は、制御部50に搭載される例えばFPGAのようなハードウェア装置により実行されていた。
従来の制御部50を構成する回路基板には、画像データと方位データとを合成処理のためのデジタル回路素子(例えばFPGA (Field Programmable Gate Array))50a(図6参照)が搭載されていた。しかしながら、当該合成処理を実行するデジタル回路素子50a(図6参照)は、その大きさが比較的大きく、プローブ11内の制御部50の基板サイズもそれに応じて幅広となり、それを収容するプローブ11の径も少なくとも42mmほどの比較的太い径となっており、グラウト工事で掘削されるより細い孔のグラウト孔には挿入できず、従来のプローブ11をグラウト工事には利用することができなかった。
これに対して、本実施の形態では、プローブ11内の制御部50から、方位データと画像データと対応付けて合成するデジタル回路素子50aを外し、それをウインチ13に内蔵されるデータ処理ユニット13aに搭載し、方位データと画像データとをプローブ11で合成処理せずに、各データを別々にウインチ13のデータ処理ユニット13aに送信し、ウインチ13のデータ処理ユニット13aにより、方位データと画像データを合成することとした。
これにより、プローブ11に収容される回路基板である制御部50を小さく、特に、プローブ11の径方向の幅を細くすることができ、その結果、プローブ11の径も細くすることが可能となる。
図6は、本実施の形態におけるプローブ11の制御部50を構成する回路基板の例を示す図である。なお、図6(a)は、方位データと画像データとを合成処理するFPGA50aが搭載されている従来の回路基板の例であり、その寸法はおよそ長さ350mm×幅29mmであり、この場合、これを収容するプローブ11の直径は42mm程度となるが、42mm径のプローブ11は、グラウト工事において掘削されるボーリング孔(グラウト孔)の一般的な径サイズ46mmには挿入して孔内撮像に利用することができない。サイズがギリギリであり、プローブ11と孔内にスムーズに挿入できず、また、プローブ11と孔壁との間に必要な隙間を確保することができないため、42mm径のプローブ11は、46mm径のグラウト孔に対しては実際に使用することができなかった。
一方、図6(b)は、方位データと画像データとを合成処理するFPGAを省いた本実施の形態におけるプローブ11の制御部50の回路基板の例であり、その寸法はおよそ長さ250mm×幅22mmであり、この場合、これを収容するプローブ11の直径は34mmまで細くすることができる。従来の構成と比較して、プローブ11をより細くすることができるようになり、グラウト工事のグラウト孔に挿入し、グラウト孔内の孔壁画像の撮像が可能となる。
図6(c)は、42mm径のプローブ11と34mm径のプローブ11の大きさ(太さ)の比較例を示し、34mm径のプローブ11は、その円筒体110が透明円筒部114から外され、制御部50が露出した状態で示される。本実施の形態における34mm径のプローブ11は、42mm径のものと比べて、太さも長さも小型化され、グラウト孔に挿入してリアルタイムで孔壁画像を確認することができる。
図7は、ウインチ13に搭載されるデータ処理ユニット13aの構成例を示す図であり、図7(a)は機能ブロック図、図7(b)は実際の回路基板の例を示す図である。図7(b)に示す回路基板のサイズはおよそ75mm×120mmであり、合成処理を実行するFPGA50aが搭載される。
データ処理ユニット13aは、プローブ11の制御部50及び制御装置15それぞれと各種データの送受信を行うウインチ側通信部131、方位データと画像データとを対応づける合成処理を実行して合成データを生成する合成データ生成部132、及び当該合成データと深度データに基づいて展開図データを作成する展開図作成部133を備える。データ処理ユニット13aには、合成データ生成部132として、ハードウェア装置(FPGA)50aが搭載され、地上のウインチ13側で合成処理を行う。データ処理ユニット13aの展開図作成部133は、画像処理ユニットであって、合成データと深度データとに基づいて展開画像データを作成する。展開図作成部133は、合成データ生成部132と共通に、上記ハードウェア装置(FPGA)50aで実現されてもよいし、別のハードウェア装置として設けられてもよい。展開画像データは、カメラ30で撮像された平面画像を孔壁の周囲360度に連続する円周展開画像である。展開画像データは、ウインチ側通信部131を介して制御装置15に転送され、表示部15aに表示される。
データ処理ユニット13aは、ウインチ13に搭載されることが好ましいが、ウインチ13に搭載されることに限らず、ウインチ13と接続した独立した装置として地上に設けられる構成であってもよい。
本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る各種変形、修正を含む要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
11:プローブ、12:ケーブル、13:ウインチ、13a:データ処理ユニット、14:深度計、15:制御装置、30:カメラ、31:方位センサ、32:照明部、33:カメラ制御部、34:方位センサ制御部、35:照明制御部、36:CPU、37:制御ソフトウェア、38:メモリ、39:通信部、50:制御部、50a:FPGA(Field Programmable Gate Array)、110:円筒体、111:防水コネクタ、113:防水コネクタ、114:透明円筒部、131:ウインチ側通信部、132:合成データ生成部、133:展開図作成部

Claims (2)

  1. ボアホール内に挿入されるプローブであって、ボアホール内の孔壁面を撮像する撮像装置及び当該撮像装置の撮影方向を検知する方位センサを内蔵し、前記撮像装置により撮像された画像データ及び前記方位センサにより検知された方位データを所定の通信手段を介して当該プローブの外部に出力する当該プローブと、
    地上に配置され、前記プローブがボアホール内を昇降するように前記プローブと接続するケーブルを引張するウインチと、
    地上に配置され、前記プローブから出力された前記画像データ及び前記方位データを所定の通信手段を介して受信し、前記画像データと前記方位データとを対応付けた合成データを生成するデータ処理ユニットとを備えることを特徴とするボアホール観測システム。
  2. 前記データ処理ユニットは前記ウインチ内に搭載される回路基板として構成されることを特徴とする請求項1に記載のボアホール観測システム。
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