JP2022129004A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイナス極性の基準電圧を供給する回路構成を要することなく検出用画像の間隔又は幅を安定して検出することが可能な画像形成装置を提供すること。【解決手段】画像形成装置は、画像形成処理部と、光検出部と、ハイパスフィルタと、二値化回路と、直流生成回路と、検出処理部とを備える。前記ハイパスフィルタは、前記光検出部から出力される検出信号の直流成分を除去する。前記二値化回路は、入力信号を第1閾値及び当該第1閾値よりも低くグランド電位以上の第2閾値で二値化する。前記直流生成回路は、前記ハイパスフィルタから出力される前記検出信号に前記第1閾値及び前記第2閾値の間の予め設定された重畳直流電圧を重畳して前記二値化回路に前記入力信号として入力する。前記検出処理部は、前記二値化回路から出力される検出信号に基づいて前記検出用画像各々の間隔又は幅を検出する。【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
複数の色に対応する複数の画像形成部を備えるタンデム方式の画像形成装置では、各色の検出用画像を被転写部材に形成し、その検出用画像の間隔を検出することによって、所謂色ずれの有無などが検出されることがある。検出用画像の間隔の検出には、検出用画像に光を照射したときの反射光又は透過光の光量に応じたアナログ信号を検出信号として出力する光電変換素子を備える光検出部が用いられる。特に、光検出部から出力される検出信号は、ハイパスフィルタを通して直流成分が除去された後、基準電圧に基づいて二値化され、パルス信号として制御部の入力ポートに入力されることがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、二値化されたパルス信号のエッジ部分を安定させるためには、ヒステリシスを有する上下二つの基準電圧に基づいて検出信号が二値化されることが考えられる。しかしながら、二値化の対象となる検出信号がグランド電位を跨いで上下するアナログ交番信号であれば、マイナス極性の基準電圧を供給する回路構成が必要になる。
本発明の目的は、マイナス極性の基準電圧を供給する回路構成を要することなく検出用画像の間隔又は幅を安定して検出することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、画像形成処理部と、光検出部と、ハイパスフィルタと、二値化回路と、直流生成回路と、検出処理部とを備える。前記画像形成処理部は、複数の画像形成部により各色に対応する検出用画像を特定方向に移動する被転写部材に予め設定された間隔で順に形成させる。前記光検出部は、前記被転写部材に光を照射したときの反射光又は透過光である検出光の光量に応じたアナログ信号を検出信号として出力する。前記ハイパスフィルタは、前記光検出部から出力される検出信号の直流成分を除去する。前記二値化回路は、入力信号を第1閾値及び当該第1閾値よりも低くグランド電位以上の第2閾値で二値化する。前記直流生成回路は、前記ハイパスフィルタから出力される前記検出信号に前記第1閾値及び前記第2閾値の間の予め設定された重畳直流電圧を重畳して前記二値化回路に前記入力信号として入力する。前記検出処理部は、前記二値化回路から出力される検出信号に基づいて前記検出用画像各々の間隔又は幅を検出する。
本発明によれば、マイナス極性の基準電圧を供給する回路構成を要することなく検出用画像の間隔又は幅を安定して検出することが可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1に示すように、画像形成装置10は、複数の色に対応する複数の画像形成部1~4及びトナーコンテナー11~14を備える。また、画像形成装置10は、中間転写ベルト5、光走査装置6、二次転写ローラー7、定着装置8、光検出部9、給紙カセット21、搬送経路22、排紙トレイ23、制御部100、及び検出回路200などを備える。なお、中間転写ベルト5は、本発明に係る被転写部材の一例であり、他の実施形態として、紙のようなシートが被転写部材であってもよい。
画像形成装置10は、給紙カセット21から搬送経路22に沿って供給されるシートに、画像データに基づくカラー又はモノクロの画像を形成する画像形成動作を実行し、画像が形成されたシートを排紙トレイ23に排出するプリンターである。また、本発明に係る画像形成装置は、プリンターに限らず、ファクシミリー、コピー機、又は複合機であってもよい。
画像形成部1~4は、中間転写ベルト5が移動する特定方向に沿って並設された所謂タンデム方式の画像形成部を構成する。具体的に、画像形成部1、2、3、4は、Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンダ)、K(ブラック)の各色に対応するトナー像を形成する。画像形成部1~4は、感光体ドラム31、帯電部32、現像部33、及び一次転写ローラー34などを備える電子写真方式の画像形成部である。
前記画像形成動作において、画像形成部1~4では、帯電部32により帯電された感光体ドラム31に光走査装置6によって静電潜像が形成される。その後、前記静電潜像が現像部33によりトナーで現像され、トナー像として感光体ドラム31に形成される。そして、画像形成部1~4で感光体ドラム31各々に形成されたトナー像は、一次転写ローラー34各々によって、不図示の駆動モーターからの駆動力により特定方向に移動する中間転写ベルト5の表面に順次転写される。これにより、中間転写ベルト5には、カラー又はモノクロのトナー像が形成される。その後、中間転写ベルト5のトナー像は、二次転写ローラー7でシートに転写され、定着装置8で溶融されてシートに定着される。
光検出部9は、中間転写ベルト5に光を照射する光照射部と、当該光照射部から中間転写ベルト5に光を照射したときの反射光である検出光の光量に応じたアナログ信号を検出信号として出力する光電変換素子とを含む。なお、他の実施形態として、光検出部9は、トナー像が形成されるシート等の被転写部材に光を照射する光照射部と、当該光照射部から前記被転写部材に光を照射したときの透過光である検出光の光量に応じたアナログ信号を検出信号として出力する光電変換素子とを含むものであってもよい。
検出回路200は、光検出部9から出力される検出信号を予め定められた基準電圧に基づいて二値化し、二値化後のパルス信号を検出信号として制御部100に入力する。これにより、制御部100は、光検出部9から出力されるアナログ信号ではなく、検出回路200を介して入力されるパルス信号を光検出部9の検出信号として取得することが可能である。
制御部100は、MPUのようなプロセッサー、RAM、及びROMなどを備え、画像形成装置10を統括的に制御する。例えば、制御部100は、画像形成部1~4等の構成要素を制御することにより、画像形成装置10に前記画像形成動作を実行させる。
また、制御部100は、画像形成部1~4によって中間転写ベルト5に重ねて形成される各色のトナー像の位置がずれる所謂色ずれの有無を検出する色ずれ検出処理を実行する。例えば、前記色ずれ検出処理は、画像形成装置10の電源投入時、予め設定された特定期間の経過時、又はユーザーによる色ずれ補正開始操作時などの予め設定されたタイミングで実行される。
具体的に、制御部100は、図2に示されるように、画像形成処理部101及び検出処理部102を含む。制御部100は、前記プロセッサーにより、前記ROM等に記憶されている画像形成プログラムに基づく各種の処理を実行することによって、画像形成処理部101及び検出処理部102などの各種の処理部として機能する。なお、前記各種の処理部の一部又は全部が、ASIC又はDSPなどの特定の処理を実行可能な電気回路であってもよい。
画像形成処理部101は、画像形成装置10に前記画像形成動作を実行させるための処理を実行する。また、画像形成処理部101は、画像形成部1~4により各色に対応する検出用画像(所謂パッチ画像)を中間転写ベルト5に予め設定された間隔で順に形成させることが可能である。各色に対応する前記検出用画像各々は、例えば各色の単色の矩形状の塗りつぶし画像であり、当該検出用画像各々に対応する検出用画像データは制御部100の前記ROMなどに予め記憶されている。
そして、画像形成処理部101は、前記検出用画像データに基づく前記検出用画像を、画像形成部1~4及び前記光走査装置6を制御することにより、K、M、C、Yのそれぞれに対応する前記検出用画像を予め設定された特定間隔で中間転写ベルト5に形成する。ここで、中間転写ベルト5に形成された前記検出用画像の間隔が前記特定間隔と一致しなければ、当該画像形成部1~4によるトナー像が重ねて形成されるカラー画像が形成される際に、当該トナー像の間で位置ずれが生じ、所謂色ずれが生じることになる。
検出処理部102は、光検出部9から検出回路200を介して入力される二値化後の検出信号に基づいて、前記検出用画像各々の間隔を検出する処理を実行する。これにより、制御部100は、例えば前記色ずれ検出処理において、検出処理部102によって検出される前記検出用画像各々の間隔に基づいて色ずれの有無及び色ずれの程度を検出することが可能である。
なお、制御部100の画像形成処理部101は、前記検出用画像各々の間隔が、予め設定された間隔と一致していない場合に、色ずれが発生していると判断すると、当該色ずれを補正するための色ずれ補正処理を実行する。例えば、前記色ずれ補正処理では、前記検出用画像各々の間隔に基づいて、画像形成部1~4の感光体ドラム31への静電潜像の形成開始タイミング、又は感光体ドラム31を駆動する駆動モーターの駆動条件など、画像形成装置10で実行される前記画像形成動作における画像形成条件が変更される。なお、前記画像形成条件は、ここで例示したものに限らず、前記画像形成動作について変更可能な条件であればよい。また、制御部100は、前記検出用画像各々の幅に基づいて、画像形成装置10で実行される前記画像形成動作における画像形成条件を変更してもよい。
ところで、検出回路200で二値化されたパルス信号のエッジ部分を安定させるためには、ヒステリシスを有する上下二つの基準電圧に基づいて検出信号が二値化されることが考えられる。しかしながら、二値化の対象となる検出信号がグランド電位を跨いで上下するアナログ交番信号であれば、マイナス極性の基準電圧を供給する回路構成が必要になる。これに対し、画像形成装置10では、マイナス極性の基準電圧を供給する回路構成を要することなく検出用画像の間隔又は幅を安定して検出することが可能である。
図2及び図3に示されるように、検出回路200は、ハイパスフィルタ201、直流生成回路202、及び二値化回路203を備える。また、検出回路200には、光検出部9の検知用の0.5[V]の直流電圧を供給する電源V1、及び検出回路200の駆動電源として3.3[V]の直流電圧を供給する電源V2なども設けられている。なお、検出回路200のグランド電位は0[V]とする。検出回路200の回路構成は、同様の機能を達成するものであれば、他の回路構成であってもよい。
以下では、説明の便宜上、図3に示されるように、光検出部9から出力される検出信号を検出信号IN1、ハイパスフィルタ201から出力される検出信号を検出信号IN2、二値化回路203に入力される検出信号を検出信号IN3、二値化回路203の基準電圧を基準電圧Vref、検出回路200から制御部100に出力される検出信号を検出信号OUTと称することがある。
ハイパスフィルタ201は、光検出部9から入力される検出信号IN1の直流成分をカットし、上下に交番するアナログ交番信号を検出信号IN2として出力する。具体的に、ハイパスフィルタ201は、コンデンサC1及び第1抵抗素子R1を含む。このように、検出回路200では、ハイパスフィルタ201が設けられているため、例えばトナーの種類又はトナーの劣化具合の違いなどに起因して光検出部9の検出信号IN1の振幅が変化した場合の前記検出用画像各々の間隔又は幅の検出精度の低下が抑制される。
コンデンサC1は、一端が光検出部9の検出信号IN1の入力端子に接続され、他端が二値化回路203の後述のコンパレータU1に接続されている。第1抵抗素子R1は、コンデンサC1の他端と検出回路200におけるグランドとの間に接続されている。本実施形態において、コンデンサC1の静電容量は1[μF]であり、第1抵抗素子R1の抵抗値は22[kΩ]である。
直流生成回路202は、ハイパスフィルタ201から出力される検出信号IN2に予め定められた重畳直流電圧を重畳して、二値化回路203に入力信号として検出信号IN3を入力する。例えば、直流生成回路202は、いわゆる直流再生回路などである。前記重畳直流電圧は、後述の二値化回路203における基準電圧Vrefの第1閾値及び第2閾値の間の値であって、本実施形態では、当該第1閾値及び当該第2閾値の中間値である。
具体的に、直流生成回路202は、第1抵抗素子R1及び第2抵抗素子R2を含む。そして、直流生成回路202では、電源V2から供給される3.3[V]の直流電圧が第1抵抗素子R1及び第2抵抗素子R2によって分圧され、分圧された直流電圧が検出信号IN2に重畳される。即ち、第1抵抗素子R1は、ハイパスフィルタ201及び直流生成回路202の両方で用いられる。
本実施形態において、第1抵抗素子R1及び第2抵抗素子R2の抵抗値は共に22[kΩ]である。これにより、直流生成回路202では、電源V2から供給される3.3[V]の直流電圧が1:1の割合で分圧された1.65[V]の直流電圧が前記重畳直流電圧として検出信号IN2に重畳され、検出信号IN3が生成されることになる。
二値化回路203は、入力信号である検出信号IN3を、予め定められた第1閾値及び第2閾値に基づいて二値化し、パルス信号の検出信号OUTとして出力する。前記第2閾値は、当該第1閾値よりも低くグランド電位と同じ又はグランド電位より高い値である。そして、二値化回路203で二値化された検出信号OUTは制御部100に入力される。
具体的に、二値化回路203は、第3抵抗素子R3~第6抵抗素子R6及びコンパレータU1を含む。第3抵抗素子R3及び第4抵抗素子R4は、電源V2から供給される3.3[V]の直流電圧を分圧する分圧抵抗である。第5抵抗素子R5は、第3抵抗素子R3、第4抵抗素子R4、及び第6抵抗素子R6と共に、コンパレータU1の基準電圧Vrefを、コンパレータU1の出力の変化に応じて前記第1閾値及び前記第2閾値に変化するために用いられる。第6抵抗素子R6は、プルアップ抵抗として用いられる。
本実施形態において、第3抵抗素子R3及び第4抵抗素子R4の抵抗値は共に22[kΩ]であり、第5抵抗素子R5の抵抗値は100[kΩ]、第6抵抗素子R6の抵抗値は1[kΩ]である。即ち、検出回路200において、第1抵抗素子R1~第4抵抗素子R4の抵抗値は同じである。そして、二値化回路203では、コンパレータU1からの出力の変化に応じて、コンパレータU1の非反転端子(+)に入力される基準電圧Vrefが、前記第1閾値である1.81[V]と前記第2閾値である1.49[V]とに変化する。
このように、検出回路200では、二値化回路203で用いられる前記第1閾値及び前記第2閾値が共にグランド電位の0[V]以上である。そのため、検出回路200では、コンパレータU1の前記非反転端子にグランド電位未満のマイナス極性の基準電圧Vrefを入力するための回路構成が不要である。また、検出回路200では、抵抗値が同じである第1抵抗素子R1~第4抵抗素子R4を用いた簡単な構成により、直流生成回路202及び二値化回路203において、前記重畳直流電圧と基準電圧Vrefとして用いられる第1閾値及び第2閾値とが近くなる関係を容易に実現することが可能である。
コンパレータU1は、基準電圧Vrefと検出信IN3との比較結果に応じて出力を変化させる。具体的に、コンパレータU1は、反転端子(-)に入力される検出信号IN3が前記非反転端子に入力される前記第1閾値より大きくなった場合に出力がLowとなる。また、コンパレータU1は、前記反転端子に入力される検出信号IN3が前記非反転端子に入力される前記第2閾値より小さくなった場合に出力がHighとなる。そして、検出回路200では、コンパレータU1の出力がLowである場合には0[V]の電圧が検出信号OUTとして制御部100に出力され、コンパレータU1の出力がHighである場合には、電源V2から供給される3.3[V]の電圧が検出信号OUTとして制御部100に出力される。即ち、二値化回路203では、ヒステリシスが設けられた前記第1閾値及び前記第2閾値を用いて検出信号IN3が二値化されることになる。これにより、制御部100に入力される検出信号OUTにおける立ち上がり及び立ち下がりのエッジ部が安定する。
以下、図4を参照しつつ、画像形成部1~4により中間転写ベルト5に、K、M、C、Yの順で検出用画像が形成された場合における検出回路200の入出力信号の一例について説明する。
図4に示されるように、光検出部9から入力される検出信号IN1は、画像形成部1~4によって中間転写ベルト5に形成されたK、M、C、Yに対応する検出用画像各々が光検出部9による検知範囲に位置する場合に0.5Vとなる。一方、前記検出用画像各々が光検出部9による検知範囲から外れている場合、検出信号IN1は0Vとなる。
また、図4に示されるように、二値化回路203に入力される検出信号IN3は、ハイパスフィルタ201で直流成分が除去された検出信号IN2に、直流生成回路202によって前記重畳直流電圧である1.65[V]が重畳された信号である。そして、検出信号IN3は、基準電圧Vrefの近傍で上下に交番するアナログ交番信号としてコンパレータU1の前記反転端子に入力される。
一方、コンパレータU1の前記非反転端子に入力される基準電圧Vrefは、図4に示されるように、コンパレータU1の出力の変化に応じて、前記第1閾値である1.91[V]と前記第2閾値である1.49[V]との間で変化する。具体的に、コンパレータU1の出力がHighである場合には、基準電圧Vrefが前記第1閾値である1.91[V]となり、コンパレータU1の出力がLowである場合には、基準電圧Vrefが前記第2閾値である1.49[V]となる。
そして、コンパレータU1では、図4に示されるように、光検出部9によって前記検出用画像が検出され、検出信号IN3が前記第1閾値より大きくなると、出力がLowとなり、制御部100には、検出信号OUTとして0[V]が入力される。また、コンパレータU1では、図4に示されるように、光検出部9によって前記検出用画像が検出されず、検出信号IN3が前記第2閾値より小さくなると、出力がHighとなり、制御部100には、検出信号OUTとして3.3[V]が入力される。
これにより、制御部100には、検出信号IN3として、K、M、C、Yの各色の前記検出用画像の有無が反映されたパルス信号が入力されることになる。従って、制御部100の検出処理部102は、二値化回路203から出力される検出信号IN3に基づいて、前記検出用画像各々の間隔又は幅などを検出することが可能である。例えば、検出処理部102は、検出信号IN3において順に発生するパルス各々の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのタイミングの間隔に基づいて、K、M、C、Yに対応する前記検出用画像の間隔を検出する。また、検出処理部102は、検出信号IN3において順に発生するパルス各々の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのタイミングの間隔に基づいて、K、M、C、Yに対応する前記検出用画像の幅を検出することも可能である。
以上説明したように、画像形成装置10では、光検出部9から出力される検出信号の直流成分がハイパスフィルタ201で除去され、直流生成回路202によって前記第1閾値及び前記第2閾値の間の予め設定された前記重畳直流電圧が検出信号に重畳される。そして、コンパレータU1では、ヒステリシスを有する前記第1閾値及び前記第2閾値で検出信号が二値化される。これにより、画像形成装置10では、コンパレータU1にマイナス極性の基準電圧Vrefを供給するための回路構成を要することなく前記検出用画像各々の間隔又は幅を安定して検出を行うことが可能となる。
[比較例]
図5には、コンパレータU1にマイナス極性の基準電圧Vrefを供給するための回路構成を設けず、基準電圧Vrefにヒステリシスを設けない場合の検出回路300が比較例として示されている。また、図6及び図7は、検出回路300による検出信号の一例を示す図である。なお、検出回路300は検出回路200に代えて画像形成装置10に搭載され得るものであり、検出回路200と同様の構成には同じ符号を付して説明を省略する。
図5には、コンパレータU1にマイナス極性の基準電圧Vrefを供給するための回路構成を設けず、基準電圧Vrefにヒステリシスを設けない場合の検出回路300が比較例として示されている。また、図6及び図7は、検出回路300による検出信号の一例を示す図である。なお、検出回路300は検出回路200に代えて画像形成装置10に搭載され得るものであり、検出回路200と同様の構成には同じ符号を付して説明を省略する。
図5に示される検出回路300は、検出信号IN1を予め設定された一定の基準電圧Vrefで二値化するものであり、基準電圧Vrefは、電源V3からコンパレータU1に供給される。
このように構成された検出回路300では、図6に示されるように、検出信号IN1の振幅が一定である場合には、前記検出用画像各々の間隔又は幅を安定して検出することが可能である。
しかしながら、画像形成装置10では、画像形成部1~4においてトナーを用いて画像が形成されるため、当該トナーの種類又は劣化具合の違いなどにより、光検出部9により検出される検出信号IN1の振幅が変化しやすい。例えば、図7に示されるように、K、Mの前記検出用画像の検出信号N1の振幅に比べて、C、Yの前記検出用画像の検出信号IN1の振幅が大きくなると、検出信号IN1が基準電圧Vrefより大きくなるまでのタイミング、及び検出信号IN1が基準電圧Vrefより小さくなるまでのタイミングが変化する。なお、図7において、C、Yに対応する検出信号OUTの破線部分は、K、Mに対応する検出信号OUTのエッジ部である。
このように、検出回路300では、コンパレータU1にマイナス極性の基準電圧Vrefを供給するための回路構成を設ける必要はないが、検出信号IN1の振幅の変化に起因して、前記検出用画像各々の間隔又は幅の検出精度が低下する。
これに対し、前記実施形態に係る画像形成装置10では、検出回路200が、前述のハイパスフィルタ201、直流生成回路202、及び二値化回路203を備える。これにより、コンパレータU1にマイナス極性の基準電圧Vrefを供給するための回路構成を要することなく、且つ、検出信号IN1の振幅の変化に起因する前記検出用画像各々の間隔又は幅の検出精度の低下が抑制される。
1~4 画像形成部
5 中間転写ベルト(被転写部材)
6 光走査装置
7 二次転写ローラー
8 定着装置
9 光検出部
100 制御部
101 画像形成処理部
102 検出処理部
200 検出回路
201 ハイパスフィルタ
202 直流生成回路
203 二値化回路
5 中間転写ベルト(被転写部材)
6 光走査装置
7 二次転写ローラー
8 定着装置
9 光検出部
100 制御部
101 画像形成処理部
102 検出処理部
200 検出回路
201 ハイパスフィルタ
202 直流生成回路
203 二値化回路
Claims (6)
- 複数の画像形成部により各色に対応する検出用画像を特定方向に移動する被転写部材に予め設定された間隔で順に形成させる画像形成処理部と、
前記被転写部材に光を照射したときの反射光又は透過光である検出光の光量に応じたアナログ信号を検出信号として出力する光検出部と、
前記光検出部から出力される検出信号の直流成分を除去するハイパスフィルタと、
入力信号を第1閾値及び当該第1閾値よりも低くグランド電位以上の第2閾値で二値化する二値化回路と、
前記ハイパスフィルタから出力される前記検出信号に前記第1閾値及び前記第2閾値の間の予め設定された重畳直流電圧を重畳して前記二値化回路に前記入力信号として入力する直流生成回路と、
前記二値化回路から出力される検出信号に基づいて前記検出用画像各々の間隔又は幅を検出する検出処理部と、
を備える画像形成装置。 - 前記重畳直流電圧は、前記第1閾値及び前記第2閾値の中間値である、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記ハイパスフィルタは、第1抵抗素子とコンデンサとを含み、
前記直流生成回路は、電源から供給される直流電圧を第2抵抗素子と前記ハイパスフィルタに含まれる前記第1抵抗素子とにより分圧した直流電圧を、前記重畳直流電圧として前記検出信号に重畳する、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記二値化回路は、
前記電源から供給される直流電圧を分圧する第3抵抗素子及び第4抵抗素子と、
基準電圧と前記検出信号との比較結果に応じて出力を変化させるコンパレータと、
前記コンパレータの前記基準電圧を当該コンパレータの出力の変化に応じて前記第1閾値及び前記第2閾値に変化させるために用いられる第5抵抗素子と、
を備える、
請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記第1抵抗素子、前記第2抵抗素子、前記第3抵抗素子、及び前記第4抵抗素子の抵抗値が同じである、
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成処理部は、前記検出処理部によって検出される前記検出用画像各々の間隔又は幅に基づいて、前記画像形成装置で実行される画像形成動作における画像形成条件を変更する、
請求項1~5のいずれかに記載の画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP2021027520A JP2022129004A (ja) | 2021-02-24 | 2021-02-24 | 画像形成装置 |
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JP2021027520A JP2022129004A (ja) | 2021-02-24 | 2021-02-24 | 画像形成装置 |
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JP2022129004A true JP2022129004A (ja) | 2022-09-05 |
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ID=83150176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021027520A Pending JP2022129004A (ja) | 2021-02-24 | 2021-02-24 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2022129004A (ja) |
-
2021
- 2021-02-24 JP JP2021027520A patent/JP2022129004A/ja active Pending
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