JP2022128838A - 電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流の回り込みを防止できる、電力供給装置を提供する。【解決手段】電源10の電力を負荷20に供給する電力供給装置であって、電源10と負荷20との間に接続される遮断器と、信号発生器及び接続回路202を有し、信号線40を介して負荷20に接続される電装品200とを備え、接続回路202は、信号発生器により発生された信号を、信号線40を介して負荷20に出力し、遮断器の下流側から動作電圧をとる。【選択図】 図3

Description

本発明は、電力供給装置、電源制御装置、及び電装品に関するものである。
電源と負荷との間に接続された半導体スイッチを備えた車両用電源供給装置が知られている。この車両電源制御装置は、半導体スイッチに並列に接続され、半導体スイッチを迂回して電源から負荷へ電源を供給するバイパス回路と、バイパス回路に設けられたPTC素子と、半導体スイッチの開閉および異常な電流を検出する機能を有する制御部とを備えている。半導体スイッチと負荷との間は、制御部を介して信号線で接続されている。そして、電源と負荷間の電線において、異常電流が発生した場合には、PTC素子に異常電流が流れることによって瞬間的に発熱し、PTC自体の電気抵抗が大きくなり、瞬時に電流を遮断し、電線の保護を図る(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-36646号
上記の技術では、異常電流が発生した場合に、PTC素子によりパイパス回路に流れる電流は遮断されるが、電源から半導体スイッチ及び制御部を介して負荷までの電流経路が遮断されず、信号線から負荷に電流が流れる回り込みが生じるおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、電流の回り込みを防止できる、電力供給装置、電源制御装置、及び電装品を提供することである。
[1]本発明に係る電力供給装置は、電源と負荷との間に接続される遮断器と、信号発生器及び接続回路を有し、信号線を介して負荷に接続されている電装品とを備え、接続回路は、信号発生器により発生された信号を、信号線を介して負荷に出力し、遮断器の下流側から動作電圧をとる。
[2]上記発明において、電装品は遮断器を含む。
[3]上記発明において、電源に接続される電力供給線を備え、遮断器は、所定以上の電流が流れた場合に溶断するヒューズであり、複数の電力供給線のうち一の電力供給線は、遮断器を介して負荷に接続され、複数の電力供給線のうち他の電力供給線は電装品に接続される。
[4]本発明に係る電源制御装置は、負荷に電力を供給する電源を制御する電源制御装置であって、電源と負荷との間に接続される半導体スイッチと、信号発生器と、信号発生器と負荷との間を接続する信号線に接続される接続回路とを備え、接続回路は、信号発生器により発生された信号を、信号線を介して負荷に出力し、半導体スイッチの下流側から動作電圧をとる。
[5]本発明に係る電装品は、信号を発生する信号発生器と、信号発生器と負荷との間を、信号線で電気的に接続する接続回路と備え、接続回路は、信号発生器により発生された信号を、信号線を介して負荷に出力し、電源と負荷との間に接続された遮断器の下流側から動作電圧をとる。
本発明によれば、遮断器が遮断されると、信号線に接続される接続回路が停止するため、信号線から負荷に流れる電流が遮断され、回り込みを防止できる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電力供給システムを示すブロック図である。 図2は、変形例に係る電力供給システムを示すブロック図である。 図3は、本発明の他の実施の形態に係る電力供給システムを示すブロック図である。 図4は、変形例に係る電力供給システムを示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は本実施形態における電力供給システムを示すブロック図である。本実施形態における電力供給システムは、バッテリなどの電源から出力される電力を、負荷に供給するシステムである。電力供給システムは、例えば電気自動車等の車両に搭載されており、車両に設けられたバッテリの電力を、ランプ、パワーウィンド、ナビゲーションシステム、又は、エアーコンデョナ等の負荷に供給する。この電力供給システムは、図1に示すように、電源10、負荷20、電力供給線30、信号線40、ヒューズ50、及び電源制御装置100を備えている。
電源10は、例えば、車両に搭載される直流電源である、このような電源10としては、鉛電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の2次電池(バッテリ)や、電気二重層キャパシタ等を用いることができる。
電源10は、電力供給線30を介して負荷20に対して電力を供給している。負荷20は、負荷回路21、ダイオード22、及びバッファ回路23を有している。負荷回路21は、等価的に電気抵抗成分と電気容量成分とを含んで構成されている。ダイオード22は、信号線40を通るノイズをカットするために設けられている。バッファ回路23は、CPU101で発生する信号だけを負荷回路21に伝達するための回路であって、ボルテージフォロア等の回路で構成されている。
電源10と負荷20との間は、電力供給線30で接続されている。電力供給線30は、電源10の電力を負荷20に供給するための配線である。電力供給線30の形状(主に配線系)は、電源10から負荷20に流れる電流の許容値に応じて設計されている。信号線40は、CPU101で発生する信号を負荷20に流すための配線である。信号線40は、CPU101と負荷20との間に接続されている。なお、電力供給線30及び信号線40は束になりハーネスとして構成されていてもよい。
ヒューズ50は、所定の定格以上の電流が流れた場合に溶断され、電源10から電源制御装置100及び負荷20への電力供給を遮断する。ヒューズ50は、電源10と電源制御装置100との間で、電力供給線30に接続されている。
電源制御装置100は、電源10と負荷20との間の電気的な導通と遮断とを切り替えるスイッチング機能(ドライブ機能)を有している。電源制御装置100は、電源10と負荷20との間に接続されている。電源制御装置100は、CPU101、半導体スイッチ102、及び接続回路103を備えている。
CPU101は、負荷20に信号を発信する信号発生回路を有しており、負荷20を制御する演算処理装置である。CPU101は電力供給線30に接続されている。CPU101は、電源10から動作電圧をとるために、電源レギュレータを有してもよい。電源レギュレータは、電圧変換回路で構成されており、電源10からの出力電圧を、CPU101を動作させるための弱電電圧に変換する。CPU101は、信号線40と接続回路103を介して負荷20に接続されている。また、CPU101はアースに接地されている。なお、CPU101と電力供給線30との間には、フィルタ等の他の回路が接続されてもよい。
半導体スイッチ102は、電力供給線30に接続されており、電源10と負荷20との間の電気的な導通と遮断を切り替え、いわゆる半導体ヒューズである。半導体スイッチ102には、たとえば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体素子を用いることができる。本実施形態では、PNPトランジスタを用いているが、NPNトランジスタでもよい。
半導体スイッチ102は、エミッタ端子と、コレクタ端子と、ベース端子とを有している。半導体スイッチ102のエミッタ端子は、電力供給線30及びヒューズ50を介して電源10に接続されている。半導体スイッチ102のコレクタ端子は、接続回路103及び負荷20に接続されている。半導体スイッチ102は、CPU101から出力されるスイッチング信号によりオン、オフを切り替える。電源制御装置100は、半導体スイッチ102のエミッタ-コレクタ間の電流をセンサ(図示しない)により検出する。センサの電流検出値はCPU101に出力される。CPU101には、電力供給線30を流れる電流の上限値が電流閾値として設定されている。電流閾値は、例えば電力供給線30の許容電流より低い値に設定されている。そして、CPU101は、センサの電流検出値が電流閾値以上になった場合には、半導体スイッチ102をオンからオフに切り替えるためのスイッチング信号を半導体スイッチ102に出力する。半導体スイッチ102は、オンからオフに切り替わる。これにより、本実施形態に係る電源制御装置100は、過電流が半導体スイッチ102、負荷20又は電力供給線30に流れることを防止できる。
半導体スイッチ102は、IPD(Intelligent Power Device)等のICにより構成されてもよい。以下、半導体スイッチ102をIPDで構成した場合の例を説明する。半導体スイッチ102は、トランジスタ、駆動回路、制御回路、電流検出回路等を含んだモジュールで構成されている。半導体スイッチ102は、自己診断機能と、負荷20、電力供給線30、及び信号線40を保護する保護機能とを有している。
半導体スイッチ102は、例えば以下の要領で自己診断を行う。半導体スイッチ102は、エミッタ-コレクタ間の電流を検出する機能を有している。半導体スイッチ102は、スイッチをオンにするためのスイッチング信号を受信し、スイッチをターンオンした後に、エミッタ-コレクタ間の電流特性を検出する。例えば、半導体スイッチ102のオープン故障が発生している場合には、エミッタ-コレクタ間の検出電流がゼロ又はゼロに近い値で推移するため、エミッタ-コレクタ間の電流特性からオープン故障を特定できる。すなわち、半導体スイッチ102は、エミッタ-コレクタ間の検出電流から、半導体スイッチ102がスイッチング信号で示される指令どおりに動作しているか否かを判定する。そして、半導体スイッチ102が指令どおりに動作していない場合には、異常が生じていると判定する。これにより自己診断機能が実行される。なお、半導体スイッチ102は、温度センサを有する場合には、温度センサの検出値を用いて、半導体スイッチ102の過熱による異常を診断してもよい。
半導体スイッチ102は、例えば以下の要領で保護機能を実行する。半導体スイッチ102は、エミッタ-コレクタ間の電流を検出し、予め設定された電流閾値と検出された電流を比較する。電流閾値は、半導体スイッチ102、電力供給線30、及び負荷20に許容される電流の上限値を示している。そして、検出された電流が電流閾値以上である場合には、半導体スイッチ102は、エミッタ-コレクタ間をオフにして、半導体スイッチ102等に異常電流が流れないようにする。一方、検出された電流が電流閾値より低い場合には、半導体スイッチ102は、エミッタ-コレクタ間をオン状態で維持する。これにより、半導体スイッチ102は、保護機能を実行する。
接続回路103は、信号線40に接続されており、CPU101で発生された信号を、信号線40を介して負荷20に出力する。また、接続回路103は、CPU101で発生された信号を負荷20に出力するか否かを切り替えるスイッチング機能も有している。つまり、接続回路103は、CPU101と負荷20とをつなげるための中継回路である。図1に示すように、接続回路103は、PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETを対にして接続し、ゲートドライブで駆動するよう構成されている。PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETはゲート同士で接続され、PチャネルMOSFETのドレイン端子は接続点Pで電力供給線30に接続され、PチャネルMOSFETのソース端子とNチャネルMOSFETのドレイン端子が互いに接続され、NチャネルMOSFETのソース端子はアースに接地されている。接続点Pは、半導体スイッチ102の下流側に位置し、半導体スイッチ102の低電位側の端子に接続されている電力供給線30上に位置する。PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETは、信号線40でCPU101に接続されており、PチャネルMOSFETのソース端子とNチャネルMOSFETのドレイン端子との接続点は、信号線40を介して負荷20に接続されている。
接続回路103は、PチャネルMOSFETのドレイン端子の電位をPチャネルMOSFETのソース端子より高くした状態で、ゲート電圧が加わると、PチャネルMOSFETがオンになり、CPU101からの信号が接続回路103を介して負荷20に出力される。このとき、接続回路103を動作させるためには、半導体スイッチ102がオンになっている必要がある。一方、半導体スイッチ102がオフになっているときには、接続回路103のPチャネルMOSFETには、ドレイン電圧が加わっていない状態となる。この状態では、CPU101からゲート信号が接続回路103に入力したとしても、PチャネルMOSFETはオンにならず、接続回路103は動作しない。このように、接続回路103は、半導体スイッチ102の下流側から動作電圧をとっており、半導体スイッチ102のターンオフと連動して、接続回路103のスイッチング動作が停止するように構成されている。なお、接続回路103に含まれる回路素子は、MOSFETに限らず、ゲート抵抗又はプルアップ抵抗等を有していてもよい。また接続回路103の回路構成は、PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETとを対に接続した構成にかぎらず、少なくとも半導体スイッチ102の下流側から動作電圧をとる回路であれば、他の回路構成でもよい。
次に、接続回路103の動作について説明する。図2は、変形例に係る電力供給システムを示すブロック図である。変形例に係る電力供給システムにおいて、接続回路103のPチャネルMOSFETのドレイン端子は、半導体スイッチ102の上流側に位置する電力供給線30とCPU101との間を接続する配線に接続されている。つまり、接続回路103は、半導体スイッチ102の上流側から動作電圧をとっている。
変形例に係る電力供給システムにおいて、例えば異常電流が負荷20に流れ、半導体スイッチ102が、負荷20を保護するために、オフになったとする。半導体スイッチ102から負荷20に流れる電流は遮断されるため、負荷20を保護できる。変形例に係る電源制御装置100では、接続回路103は、半導体スイッチ102の上流側から動作電圧をとっている。そのため、異常電流を検出し半導体スイッチ102がオフになったとしても、電源10の電圧が接続回路103に供給される。そして、CPU101が信号線40を介して負荷20に接続されているため、電源10から出力された電流が、接続回路103から負荷20に流れる、いわゆる回り込みが発生する。そして電流の回り込みにより電力が供給された場合に、負荷20には使用範囲外の電圧が供給されるおそれがあり、誤動作等を引き起こす可能性がある。
一方、本実施形態に係る電力供給システムでは、半導体スイッチ102から接続回路103に電源を供給する回路構成とするため、例えば、異常電流の検出時に、半導体スイッチ102がオフになると、接続回路103は停止する。そのため、電流が接続回路103から信号線40を介して負荷20に流れ込む、電流の回り込みを防止できる。すなわち、半導体スイッチ102がオフになると、電源制御装置100の内部と負荷20が接続回路103で隔てて電気的に分離される。そのため、電源制御装置100の接続先となる負荷20の仕様に関わらず、回り込みを防止できる。
以上のように、本実施形態では、電源10と負荷20との間に接続される半導体スイッチ102と、信号を発生するCPU101と、CPU101と負荷20との間を接続する信号線40に接続される接続回路103を備えている。接続回路103は、CPU101で発生された信号を、信号線40を介して負荷20に出力し、半導体スイッチ102の下流側から動作電圧ととる。これにより、半導体スイッチ102が電力供給を遮断した場合に、接続回路103も停止するため、電流が接続回路103から信号線40を介して負荷20に流れ込む電流の回り込みを防止できる。そして、接続回路103の前後を電気的に分離できるため、電源制御装置100の接続先の回路仕様や制御仕様に依存せずに、電流の回り込みを防止できる。
なお、本実施形態において、半導体スイッチ102は、必ずしも電源制御装置100内に設ける必要はなく、電源制御装置100の外部に設けられてもよい。また、電源制御装置100の代わりに、半導体スイッチ102と、信号発生器及び接続回路103を有する電装品を用いてもよい。電装品について、以下説明する。電装品に含まれる信号発生器はCPU101に相当し、少なくとも信号を発生する機能を有していればよい。そして、半導体スイッチ102と、電装品に含まれる信号発生器及び接続回路103との接続形態は、図1と同様である。そして、信号発生器及び接続回路103を有する電装品は信号線40を介して負荷20に接続されており、接続回路103は、信号発生器により発生された信号を、信号線40を介して負荷20に出力する。さらに、接続回路103は、半導体スイッチ102の下流側から動作電圧をとる。半導体スイッチ102がオフになると、接続回路103は停止する。電装品と負荷20との間は、信号線40により接続されているが、接続回路103が停止することで、電装品と負荷20との間が接続回路103で隔てて電気的に分離される。これにより、電流の回り込みを防止できる。
なお、CPU101で発生する信号は、必ずしも負荷20を制御するための信号である必要はなく、例えば、負荷20の先に接続された別の負荷を制御するための信号であってもよい。またCPU101は電源10以外の電源から動作電圧を得てもよい。また、半導体スイッチ102は、CPU101に限らず、他の制御装置により制御されてもよい。
本実施形態におけるCPU101が本発明の「信号発生器」の一例に相当し、本実施形態における半導体スイッチ102が本発明の「遮断器」又は「半導体スイッチ」の一例に相当し、本実施形態における接続回路103が本発明の「接続回路」の一例に相当し、本実施形態における電源制御装置100が本発明の「電源制御装置」又は「電装品」の一例に相当する。
<第2実施形態>
本発明の他の実施形態を説明する。本実施形態では第1実施形態に対して、半導体スイッチ102の代わりに、ヒューズ51を設ける点が異なる。なお、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略して、上述の実施形態においてした説明を援用する。
図3は、本発明の他の実施の形態に係る電力供給システムを示すブロック図である。ヒューズ51は、所定の定格以上の電流が流れた場合に溶断され、電源10から負荷20への電力供給を遮断する。ヒューズ51は、電源10と負荷20との間を接続する電力供給線31に接続されている。ヒューズ52は、所定の定格以上の電流が流れた場合に溶断され、電源10から電装品200への電力供給を遮断する。ヒューズ52は、電源10と電装品200との間を接続する電力供給線32に接続されている。電源10の正極に接続された電力供給線はヒューズ51の上流側で分岐しており、分岐された複数の電力供給線のうち一方の電力供給線31はヒューズ51を介して負荷20に接続されており、他方の電力供給線32はヒューズ52を介して電装品200に接続されている。
電装品200は、負荷20に接続され信号の授受を行う車載電装品である。電装品200は、CPU201と接続回路202を備えている。
CPU201は、負荷20に信号を発信する信号発生回路を有しており、負荷20を制御する演算処理装置である。CPU201は電力供給線32を介してヒューズ52に接続されている。CPU201の構成は、第1実施形態におけるCPU101の構成と同様である。
接続回路202は、信号線40に接続されており、CPU201で発生された信号を、信号線40を介して負荷20に出力する。接続回路202の構成は、接続回路103の構成と同様である。接続回路202のPチャネルMOSFETのドレイン端子は接続点Pで電力供給線31に接続されている。
接続回路202は、PチャネルMOSFETのドレイン端子の電位をPチャネルMOSFETのソース端子より高くした状態で、ゲート電圧が加わると、PチャネルMOSFETがオンになり、CPU201からの信号が接続回路202を介して負荷20に出力される。このとき、接続回路202を動作させるためには、ヒューズ51が溶断しておらず、電源10から接続回路202に電源を供給する必要がある。一方、ヒューズ51が溶断しているときには、接続回路103のPチャネルMOSFETには、ドレイン電圧が加わっていない状態となる。この状態では、CPU201からゲート信号が接続回路202に入力したとしても、PチャネルMOSFETはオンにならず、接続回路202は動作しない。このように、接続回路202は、ヒューズ51の下流側から動作電圧をとっており、ヒューズ51の溶断と連動して、接続回路103のスイッチング動作が停止するように構成されている。なお、接続回路202に含まれる回路素子は、MOSFETに限らず、ゲート抵抗又はプルアップ抵抗等を有していてもよい。また接続回路202の回路構成は、PチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETとを対に接続した構成にかぎらず、少なくともヒューズ51の下流側から動作電圧をとる回路であれば、他の回路構成でもよい。
次に、接続回路202の動作について説明する。図4は、変形例に係る電力供給システムを示すブロック図である。変形例に係る電力供給システムにおいて、接続回路202のPチャネルMOSFETのドレイン端子は、電力供給線32に接続されている。つまり、接続回路202は、電源10から負荷20へ電源を供給するラインとは別のラインから動作電圧をとっている。
変形例に係る電力供給システムにおいて、異常電流が電力供給線31に流れ、ヒューズ51に定格以上の電流が流れ、ヒューズ51が溶断したとする。ヒューズ51から負荷20に流れる電流は遮断されるため、負荷20を保護できる。変形例に係る電装品200では、接続回路202は、ヒューズ51の下流側とは別のところから動作電圧をとっている。そのため、異常電流が流れヒューズ51が溶断したとしても、電源10の電圧が接続回路202に供給される。そして、CPU201が信号線40を介して負荷20に接続されているため、電源10から出力された電流が、接続回路202から負荷20に流れる、電流の回り込みが発生する。
一方、本実施形態に係る電力供給システムでは、ヒューズ51から接続回路202に電源を供給する回路構成とするため、異常電流が流れヒューズ51が溶断すると、接続回路202は停止する。そのため、電流が接続回路202から信号線40を介して負荷20に流れ込む、電流の回り込みを防止できる。すなわち、ヒューズ51が溶断すると、電装品200の内部と負荷20が接続回路202で隔てて電気的に分離される。そのため、電装品200の接続先となる負荷20の仕様に関わらず、回り込みを防止できる。
以上のように、本実施形態では、電源10と負荷20との間に接続されるヒューズ51と、CPU201と接続回路202を有し、信号線40を介して負荷に接続されている電装品200とを備えている。接続回路202は、CPU201により発生された信号を、信号線40を介して負荷20に出力し、ヒューズ51の下流側から動作電圧をとる。これにより、ヒューズ51が溶断した場合に、接続回路202も停止するため、電流が接続回路202から信号線40を介して負荷20に流れ込む電流の回り込みを防止できる。そして、接続回路202の前後を電気的に分離できるため、電装品200の接続先の回路仕様や制御仕様に依存せずに、電流の回り込みを防止できる。
なお、本実施形態において、電源10の正極に接続された電力供給線は、2つの電力供給線に分岐されているが、分岐の数は2つ限らず、3つ以上でもよい。そして、複数の電力供給線のうち、一の電力供給線31がヒューズ51を介して負荷20に接続されており、他の電力供給線32が電装品200に接続されている。
なお、本実施形態において、ヒューズ51及び/又はヒューズ52は、電装品200に含まれていてもよい。
なお、CPU201で発生する信号は、必ずしも負荷20を制御するための信号である必要はなく、例えば、負荷20の先に接続された別の負荷を制御するための信号であってもよい。またCPU201は電源10以外の電源から動作電圧を得てもよい。
本実施形態におけるCPU201が本発明の「信号発生器」の一例に相当し、本実施形態におけるヒューズ51が本発明の「遮断器」の一例に相当し、本実施形態における接続回路202が本発明の「接続回路」の一例に相当し、本実施形態における電装品200が本発明の「電装品」の一例に相当する。本実施形態におけるヒューズ51及び電装品200を含む装置が、本発明の「電力供給装置」に相当する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
10…電源
20…負荷
21…負荷回路
22…ダイオード
23…バッファ回路
30、31、32…電力供給線
40…信号線
50、51、52…ヒューズ
100…電源制御装置
101…CPU
102…半導体スイッチ
103…接続回路
200…電装品
201…CPU
202…接続回路

Claims (5)

  1. 電源の電力を負荷に供給する電力供給装置であって、
    前記電源と前記負荷との間に接続される遮断器と、
    信号発生器及び接続回路を有し、信号線を介して前記負荷に接続される電装品とを備え、
    前記接続回路は、
    前記信号発生器により発生された信号を、前記信号線を介して前記負荷に出力し、
    前記遮断器の下流側から動作電圧をとる電力供給装置。
  2. 請求項1記載の電力供給装置であって、
    前記電装品は前記遮断器を含む電力供給装置。
  3. 請求項1記載の電力供給装置であって、
    前記電源に接続される電力供給線を備え、
    前記遮断器は、所定以上の電流が流れた場合に溶断するヒューズであり、
    複数の前記電力供給線のうち一の電力供給線は、前記遮断器を介して前記負荷に接続され、
    前記複数の電力供給線のうち他の電力供給線は、前記電装品に接続される電力供給装置。
  4. 負荷に電力を供給する電源を制御する電源制御装置であって、
    前記電源と前記負荷との間に接続される半導体スイッチと、
    信号発生器と、
    前記信号発生器と前記負荷との間を接続する信号線に接続される接続回路とを備え、
    前記接続回路は、
    前記信号発生器により発生された信号を、前記信号線を介して前記負荷に出力し、
    前記半導体スイッチの下流側から動作電圧をとる電源制御装置。
  5. 電源に接続された負荷に対して、信号を出力する電装品であって、
    前記信号を発生する信号発生器と、
    前記信号発生器と前記負荷との間を、信号線で電気的に接続する接続回路と備え、
    前記接続回路は、
    前記信号発生器により発生された信号を、前記信号線を介して前記負荷に出力し、
    前記電源と前記負荷との間に接続された遮断器の下流側から動作電圧をとる電装品。
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