JP2022127149A - 熱式流量計 - Google Patents
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Abstract
【課題】センサチップを効率よく冷却できる熱式流量計を提供する。【解決手段】被測定用の流体が流れる流路12を備える。流量検出用の検出面17を有し、流路12に検出面17が露出するように流路12の壁13に組み付けられたセンサチップ15を備える。センサチップ15の検出面17とは反対側の裏面18に接着された放熱部材21を備える。放熱部材21は、流路12の壁13を形成する材料より熱伝導率が高い材料によって形成され、流路12の壁13の外側に位置する外部環境22と接している。【選択図】 図1
Description
本発明は、センサチップを冷却する構造を備えた熱式流量計に関する。
従来の熱式流量計は、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているように、被測定用の流体が流れる流路にセンサチップの検出部が露出する構成が採られている。特許文献1に開示されたセンサチップ1(図3参照)は、流路2の壁の一部を構成する筐体3の中に設けられている。このセンサチップ1の検出部4は、流路2の内壁面2aと同一平面上に位置するように配置されている。
特許文献2に開示されているセンサチップ5(図4参照)は、被測定用の流体が導かれるキャビティ6がチップ裏面ではなく内部に設けられており、チップ裏面が筐体7に全面にわたって固定されて圧力変動の影響を受けることがないように構成されている。
ところで、被測定用の流体が流れる流路を形成する筐体は、様々な種類の流体を流すことができるように、耐食性を有する材料で形成することが望ましい。この種の筐体の材料は、製造コストや加工性に優れた樹脂材料を採用することが多い。
また、熱式流量計に用いられるセンサチップにおいて、ヒータの熱を効率的に流体と熱授受させるためには、センサチップの熱を外部に逃がすことが有効である。
また、熱式流量計に用いられるセンサチップにおいて、ヒータの熱を効率的に流体と熱授受させるためには、センサチップの熱を外部に逃がすことが有効である。
特許文献1や特許文献2に示すような熱式流量計では、筐体を樹脂材料によって形成するとセンサ感度を高くすることは難しくなるという問題があった。この理由は、樹脂材料は金属材料と較べると熱伝導率が低く、センサチップの熱が筐体の外に逃げ難くなるからである。
本発明の目的は、センサチップを効率よく冷却できる熱式流量計を提供することである。
この目的を達成するために本発明に係る熱式流量計は、被測定用の流体が流れる流路と、流量検出用の検出面を有し、前記流路に前記検出面が露出するように前記流路の壁に組み付けられたセンサチップと、前記センサチップの前記検出面とは反対側の裏面に接着された放熱部材とを備え、前記放熱部材は、前記流路の壁を形成する材料より熱伝導率が高い材料によって形成され、前記流路の壁の外側に位置する外部環境と接しているものである。
本発明は、前記熱式流量計において、前記流路の壁を形成する材料は樹脂材料であり、前記放熱部材を形成する材料は銅であってもよい。
本発明によれば、センサチップの熱が放熱部材を介して外部環境に放散されるから、センサチップを効率よく冷却できる熱式流量計を提供することができる。
以下、本発明に係る熱式流量計の一実施の形態を図1および図2を参照して詳細に説明する。
図1に示す熱式流量計11は、被測定用の流体(図示せず)が流れる流路12を備えている。流路12は、パイプ状の壁13の中に形成されており、流量計用筐体14の中に収容されている。流路12内を流れる流体は、液体あるいは気体で、流路12内を流れる。流路12の壁13は、耐食性を有する樹脂材料によって形成されている。
図1に示す熱式流量計11は、被測定用の流体(図示せず)が流れる流路12を備えている。流路12は、パイプ状の壁13の中に形成されており、流量計用筐体14の中に収容されている。流路12内を流れる流体は、液体あるいは気体で、流路12内を流れる。流路12の壁13は、耐食性を有する樹脂材料によって形成されている。
流路12の壁13にはセンサチップ15が組み付けられている。センサチップ15は、流路12の壁13に形成された貫通穴16に挿入されて貫通穴16を閉塞している。詳述すると、センサチップ15は、例えばシリコンによって流路12の壁13より薄い板状に形成されており、貫通穴16の流路側開口部に配置されている。センサチップ15を形成する材料は、シリコンに限定されることはなく、例えばガラスやセラミックなどでもよい。
このセンサチップ15の流路12に露出する部分には、検出面17が形成されている。この検出面17は、流路12の内壁面12aと同一平面上に位置付けられている。検出面17には、図示してはいないが、温度センサとヒータとが設けられている。温度センサとヒータは、センサチップ15から壁13の外に延びる配線によって流量算出回路に接続されている。
センサチップ15の検出面17とは反対側の裏面18には放熱部材21が接着されている。放熱部材21は、流路12の壁13を形成する樹脂材料より熱伝導率が高い材料によって板状に形成されている。この実施の形態による放熱部材21は、熱伝導率が高い金属材料によって形成されている。熱伝導率が高い金属材料としては、例えば銅を挙げることができる。ここでいう銅は、純銅および銅合金を含む。
放熱部材21は、センサチップ15の裏面の全域に例えば接着剤(図示せず)によって接着されている。放熱部材21の厚みは、センサチップ15とは反対側の裏面21aが貫通穴16の開口端に達し、壁13の外に露出するような厚みである。このため、放熱部材21の裏面21aは、流路12の壁13の外側に位置する外部環境22と接している。この実施の形態による外部環境22は、流量計用筐体14の内部の空間である。
このように構成された熱式流量計11においては、センサチップ15の熱が伝導により放熱部材21に伝達され、放熱部材21の裏面21aから流量計用筐体14の内部の空間に放散される。放熱部材21は銅によって形成されているから、センサチップが樹脂材料からなる筐体に組み付けられた従来の熱式流量計と較べると、センサチップ15の熱が外部に伝わり易くなる。
したがって、この実施の形態によれば、センサチップを効率よく冷却することが可能な熱式流量計を提供することができる。
したがって、この実施の形態によれば、センサチップを効率よく冷却することが可能な熱式流量計を提供することができる。
この実施の形態のように放熱部材21がセンサチップ15に接着されている場合と、放熱部材21が設けられていない場合とについて、それぞれセンサ感度を測定したところ、図2に示すような結果が得られた。センサ感度の測定は、毎分0.01ml~毎分500mlの流量の範囲で複数の流量についてそれぞれ行った。測定の結果、各々の流量値において感度が向上することが分かった。図2は、流量が毎分200mlの場合の測定結果を示している。
図2から分かるように、放熱部材21が設けられている場合は、放熱部材21が設けられていない場合より感度が高くなる。
図2から分かるように、放熱部材21が設けられている場合は、放熱部材21が設けられていない場合より感度が高くなる。
11…熱式流量計、12…流路、13…壁、15…センサチップ、17…検出面、18…裏面、21…放熱部材、22…外部環境。
Claims (2)
- 被測定用の流体が流れる流路と、
流量検出用の検出面を有し、前記流路に前記検出面が露出するように前記流路の壁に組み付けられたセンサチップと、
前記センサチップの前記検出面とは反対側の裏面に接着された放熱部材とを備え、
前記放熱部材は、前記流路の壁を形成する材料より熱伝導率が高い材料によって形成され、前記流路の壁の外側に位置する外部環境と接していることを特徴とする熱式流量計。 - 請求項1記載の熱式流量計において、
前記流路の壁を形成する材料は樹脂材料であり、
前記放熱部材を形成する材料は銅であることを特徴とする熱式流量計。
Priority Applications (1)
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JP2021025128A Pending JP2022127149A (ja) | 2021-02-19 | 2021-02-19 | 熱式流量計 |
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Country | Link |
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2021
- 2021-02-19 JP JP2021025128A patent/JP2022127149A/ja active Pending
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