JP2022125545A - 音響変換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】音圧レベルが高く、かつ指向性の高い音響変換器1を提供すること。【解決手段】音響変換器1は、複数の切欠60が形成された振動板6と、振動板6上に配置されて振動板6を駆動する複数の振動体の一例である圧電駆動部7と、を備え、複数の圧電駆動部7のうち少なくとも1つの圧電駆動部7が配置される振動板6における配置部61は、複数の切欠60のうちの少なくとも2つの隣接する切欠60の間に形成され、両持ち支持される。【選択図】図1
Description
本発明は、音響変換器に関する。
特許文献1には、ギャップによって分割されたアクチュエータを備えた音響変換器が記載されている。
本発明は、音圧レベルが高く、かつ指向性の高い音響変換器を提供することを目的とする。
本発明に係る音響変換器は、複数の切欠が形成された振動板と、振動板上に配置されて振動板を駆動する複数の振動体と、を備え、複数の振動体のうち少なくとも1つの振動体が配置される振動板における配置部は、複数の切欠のうちの少なくとも2つの隣接する切欠の間に形成され、両持ち支持される。
本発明によれば、音圧レベルが高く、かつ指向性の高い音響変換器を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる音響変換器を説明する図である。
音響変換器1は、複数の切欠60が形成された正方形状の振動板6と、振動板6上に配置されて振動板6を駆動する複数の圧電駆動部7を備える。圧電駆動部7は振動体の一例である。
振動板6は、シリコンで形成され、、振動板6の中心部8を除く部分に、複数の圧電駆動部7のそれぞれが配置される配置部61を複数備える。複数の切欠60は、振動板6の中心部8を除く部分にスリット状に形成されている。個々の切欠60の形状は、スリット状のように直線状に断続的に連続的に形成されていたものに限られず、例えば複数のドット状の切欠を直線状に断続的に配置したものであってもよい。
圧電駆動部7へ面方向に沿って電圧を印可すると、圧電駆動部7が備える圧電膜が面内方向で収縮し、振動板6とのユニモルフとして、圧電駆動部7は面方向へ変形する。圧電駆動部7への印加電圧を時間的に変化させた場合、振動板6の表面は振動して周辺空気に圧力波を発生させ、これが音として人間に感知される。
入力する電圧波形は、再生したい音の波形を、電圧変換されたものであり、この電圧波形を圧電駆動部7へ入力することにより音が再生される。
振動板6上に配置された複数の圧電駆動部7には、同じ電圧波形が印加され、複数の圧電駆動部7は独立して配置部61を駆動する。
振動板の中心部8には、圧電駆動部7および配置部61が配置されていないが、圧電駆動部7により駆動される配置部61の振動が伝搬して、振動板の中心部8が振動することにより、周辺空気に圧力波を発生させる。
複数の配置部61のそれぞれは、複数の切欠60のうちの少なくとも2つの互いに隣接する切欠60の間に形成され、振動板の中心部8と振動板の周縁部9で両持ち支持されている。
すなわち、図1(b)に示すように、振動板6の面に平行な第1の方向Cにおける配置部61の両端には、それぞれ切欠60が形成されており、第1の方向Cと交差する振動板6の面に平行な第2の方向Dにおける配置部61の両端には、それぞれ切欠60が形成されていない。
換言すると、複数の配置部61のそれぞれは、振動板の中心部8と振動板の周縁部9で両持ち支持され、複数の切欠60のうちの少なくとも2つの隣接する切欠60のそれぞれは、配置部61における両持ち支持されている両端部を結ぶ線Dに対して、両側に配置される。また、複数の配置部61のそれぞれは、互いに切欠60により区分されている。
図2は、図1のA-A’断面図である。図3は、図1のB-B’断面図である。
圧電駆動部7は、圧電材7Mを上部電極7Uと下部電極7Lで挟んだ構造をしている。振動板6は、BOX層12を介して、支持層13に接合されて支持されている。切欠60には、振動板6および支持層13がすべて存在していない。図2に示すように、配置部61は、振動板の中心部8と振動板の周縁部9で両持ち支持されている。
図4は、比較例を説明する図である。図4に示す比較例では、振動板6のほぼ全域に渡って圧電駆動部7が配置されている。
ある周波数における振動板6から発せられる音の音圧レベルを高めるためには、その周波数において、空気と接する振動板6表面の振動速度を高める必要があることが分かっている。
図4に示す比較例の場合、振動板6表面の振動速度を高めるには、印加電圧を大きくするか、振動板6を薄くし曲げ弾性を下げ変位量を大きくすることが考えられる。印加電圧を大きくする場合には、アンプを入れる必要があるが、その回路分、筐体の大きさが大きくなってしまった。また、振動板6を薄くする場合は、強度低下を招き、生産時、使用時ともに故障のしやすさの原因となってしまった。すなわち、図4に示す比較例では、実用上、音圧レベルを高めるのが困難であった。
図5は、第2の比較例を説明する図である。図5に示す第2の比較例では、振動板6に切欠60が形成され、振動板6上に複数の圧電駆動部7が配置されている。
図5に示す第2の比較例では、振動板6の強度を低下させることなく、振動板6の曲げ弾性を下げることができるため、振動板6の表面速度ベクトルの大きさが大きくなり、印加電圧当たりに発生する音圧レベルが向上する。
また、図4に示した比較例に比べて、圧電駆動部7の面積が小さくなるため、同印加電圧、同周波数で比較した場合、少ない消費電力で圧電駆動部7を駆動させることができる。
しかしながら、図5に示す第2の比較例では、切欠60が振動板6の中心部に形成され、複数の圧電駆動部7のそれぞれが配置される振動板6における配置部は、振動板6の周縁部のみにより片持ち支持されていた。
この場合、圧電駆動部7が配置される配置部は、変形時に振動板6の面方向以外の成分を持つ時間が多く存在してしまうことになり、発生した音圧の指向性が低下し、観測点での印加する電圧あたりの音圧レベルが小さくなっていた。
これに対して、図1~3に示した本実施形態にかかる音響変換器1では、少なくとも1つの配置部61が、隣接する2つの切欠60の間に形成されるため、図5に示した第2の比較例と同様に、配置部61の曲げ弾性が下がり、圧電駆動部7を駆動する駆動電力あたりの音圧レベルが向上する。
さらに、本実施形態にかかる音響変換器1では、圧電駆動部7が配置される配置部61が、両持ち支持されているため、図5に示した第2の比較例のように片持ち支持される場合に比べて、振動板6の面の方向以外の方向に変形している時間が短くなり、発生した音圧の指向性が高くなる。これにより、音の方向が分散しないので、振動板6の面の法線方向の音圧レベルが高くなる。
なお、図1~3に示した本実施形態にかかる音響変換器1では、複数の切欠60が互いに線対称に配置されて同じ形状に形成されていたが、複数の切欠60は互いに非対称に配置されてもよく、異なる形状で形成されても良い。
図6は、本実施形態に係る音圧の指向性を説明する図である。図6(a)は、図5に示した第2の比較例の音圧の指向性を示し、図6(b)は、本実施形態の音圧の指向性を示す。
図6(a)および図6(b)において、θは、振動板6の面の法線方向に対する傾斜角度を示し、Φは、振動板6の面の法線方向を回転軸とした場合の回転角度を示す。
図6(a)に示す第2の比較例の音圧は、傾斜角度θが0度の成分が最大とならない場合があり、傾斜角度θが0度以外の成分に比率が大きく、音圧の指向性が高いとは言えない。
一方、図6(b)に示す本実施形態の音圧は、傾斜角度θが0度の成分が最大となっており、傾斜角度θが0度以外の成分に比率が小さく、音圧の指向性が高いと言える。
図7は、本実施形態に係る消費電力あたりの音圧レベルを説明する図である。グラフ
aは、図5に示した第2の比較例の消費電力あたりの音圧レベルを示し、グラフbは、本実施形態の消費電力あたりの音圧レベルを示す。
aは、図5に示した第2の比較例の消費電力あたりの音圧レベルを示し、グラフbは、本実施形態の消費電力あたりの音圧レベルを示す。
図7に示すように、全ての周波数において、本実施形態が、第2の比較例よりも、消費電力あたりの音圧レベルが高い。具体的には、本実施形態は、第2の比較例に対して、約55%の消費電力で同じ音圧レベルを得ることができる。
図8は、本実施形態に係る切欠の長さと幅を説明する図である。本実施形態におけるスリット状に形成された切欠60の長手方向の長さをL、短手方向の幅をWとする。
図9は、本実施形態に係る切欠の長さと音圧レベルの関係を説明する図である。具体的には、切欠60の幅Wが一定の場合における切欠60の長さLと音圧レベルの関係を示す。図9に示すように、切欠60の長手方向の長さLを小さくすると、音圧レベルが向上することがわかる。
図10は、本実施形態に係る切欠の幅と音圧レベルの関係を説明する図である。具体的には、切欠60の長さLが一定の場合における切欠60の幅Wと音圧レベルの関係を示す。図10に示すように、切欠60の幅Wに対する音圧レベルの関係は極小値を持ち、切欠60の幅Wを大きくすることにより音圧レベルを大きくすることができる。
図11は、本実施形態に係る切欠の数と音圧レベルの関係を説明する図である。具体的には、切欠60の長さLおよび幅Wが一定の場合における振動板6の1辺あたりの切欠60の数と音圧レベルの関係を示す。図11に示すように、切欠60の数に対する音圧レベルの関係は約4本で極大値となり、切欠60の数を大きくすることにより音圧レベルが低下する。
図12は、本実施形態の変形例を説明する図である。図12に示す変形例では、図1~3に示した実施形態に対して、振動板6の四隅に圧電駆動部7が配置されていない点が異なる。これにより、振動板6の四隅に配置された圧電駆動部7の剛性に起因して、振動板6の曲げ弾性が向上して音圧レベルが低下することを低減できる。
図13は、本実施形態の第2の変形例を説明する図である。図13に示す第2の変形例では、図12に示した変形例に対して、振動板6の四隅に切欠60が形成されている点が異なる。
振動板6の四隅に形成される切欠60は、図13(a)に示すように圧電駆動部7が配置される配置部61に隣接する正方形状の切欠60であってもよく、図13(b)に示すように配置部61に隣接する切欠60と連通するL字形状の切欠60であってもよい。
これにより、振動板6の四隅の剛性に起因して、振動板6の曲げ弾性が向上して音圧レベルが低下することを低減できる。
図14は、本実施形態の第3の変形例を説明する図である。図14に示す第3の変形例では、図1~3に示した実施形態に対して、複数の切欠60のそれぞれの長手方向の向きが異なる。具体的には、図1~3に示した実施形態では、複数の切欠60のそれぞれの長手方向の向きと振動板6の辺のなす角度は90度だったが、図14に示す第3の変形例では、複数の切欠60のそれぞれの長手方向の向きと振動板6の辺のなす角度θは90度以外になっている。第3の変形例では、切欠60の長さを大きくしつつ、振動板の中心部8の面積を低下させないため、音圧レベルが下がらない。
図15は、第3の変形例に係る切欠の角度と音圧レベルの関係を説明する図である。具体的には、切欠60の長さLおよび幅Wが一定の場合における切欠60の長手方向の向きと振動板6の辺のなす振動板6の内側を向く角度θと音圧レベルの関係を示す。図15に示すように、角度θを小さくすると音圧レベルが低下し、角度θが90度以上であれば、音圧レベルへの影響は小さい。
図16は、本実施形態の第4の変形例を説明する図である。図16に示す第3の変形例では、図1~3に示した実施形態に対して、複数の切欠60のそれぞれの形状が異なる。具体的には、図1~3に示した実施形態では、複数の切欠60のそれぞれは直線形状のスリット状に形成されていたが、図16に示す第4の変形例では、複数の切欠60のそれぞれは曲線形状のスリット状に形成されている。
第4の変形例では、同じ長さの直線形状のスリット状の切欠60を設ける場合に比べて、振動板6の中心部8の切欠60が無い面積を大きくできるため、振動板6全体として音圧レベルおよび指向性が向上する。
図17は、本実施形態の第5の変形例を説明する図である。図17に示す第5の変形例では、図13に示した第2の変形例に対して、振動板6が折返し形状に形成された折返し形状部を備え、複数の配置部61が折返し形状部に形成されている点が異なる。
図17(a)では、振動板6の四隅に形成される正方形状の切欠60の間に、振動板6が折返し形状に形成された折返し形状部を備え、複数の配置部61が折返し形状部に形成されている。
折返し形状部は、配置部61A、連結部62a、配置部61B、連結部62b、配置部61C、配置部61D、連結部62cおよび配置部61Eを含む。
配置部61Aは、一端が振動板の周縁部9に接続され、他端が連結部62aに接続される。配置部61Bは、一端が連結部62aに接続され、他端が連結部62bに接続される。配置部61Cは、一端が振動板の周縁部9に接続され、他端が連結部62bに接続される。配置部61Dは、一端が連結部62bに接続され、他端が連結部62cに接続される。配置部61Eは、一端が連結部62cに接続され、他端が振動板の周縁部9に接続される。
連結部62aは、配置部61Aと配置部61Bを互いに折り返し形状となるように連結する。連結部62bは、配置部61Bと配置部61Cを互いに折り返し形状となるように連結するとともに、配置部61Cと配置部61Dを互いに折り返し形状となるように連結する。連結部62cは、配置部61Dと配置部61Eを互いに折り返し形状となるように連結する。
また、複数の配置部61は折返し形状部に線対称に形成されている。すなわち、配置部61Cの長手方向に平行な方向に対して、配置部61Bと配置部61Dが線対称に形成されるとともに、配置部61Aと配置部61Eが線対称に形成される。
図17(b)では、振動板6の四隅に形成されるL字形状の切欠60の間に、振動板6が折返し形状に形成された折返し形状部を備え、複数の配置部61が折返し形状部に形成されている。
第5の変形例によれば、低音域20~1000Hzにおける音圧レベルが向上することが期待される。
●まとめ●
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る音響変換器1は、複数の切欠60が形成された振動板6と、振動板6上に配置されて振動板6を駆動する複数の振動体の一例である圧電駆動部7と、を備え、複数の圧電駆動部7のうち少なくとも1つの圧電駆動部7が配置される振動板6における配置部61は、複数の切欠60のうちの少なくとも2つの隣接する切欠60の間に形成され、両持ち支持される。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る音響変換器1は、複数の切欠60が形成された振動板6と、振動板6上に配置されて振動板6を駆動する複数の振動体の一例である圧電駆動部7と、を備え、複数の圧電駆動部7のうち少なくとも1つの圧電駆動部7が配置される振動板6における配置部61は、複数の切欠60のうちの少なくとも2つの隣接する切欠60の間に形成され、両持ち支持される。
これにより、音圧レベルが高く、かつ指向性の高い音響変換器1を提供することができる。具体的には、少なくとも1つの配置部61は、隣接する2つの切欠60の間に形成されるため、曲げ弾性が下がり、圧電駆動部7を駆動する駆動電力あたりの音圧レベルが向上する。
また、配置部61は、両持ち支持されているため、片持ち支持される場合に比べて、振動板6の面の方向以外の方向に変形している時間が短くなり、発生した音圧の指向性が高くなる。これにより、音の方向が分散しないので、振動板6の面の法線方向の音圧レベルが高くなる。
複数の圧電駆動部7のうちそれぞれの圧電駆動部7が配置される振動板6上の配置部61の全ては、複数の切欠60のうちの少なくとも2つの隣接する切欠60の間に形成され、両持ち支持される。
これにより、複数の配置部61の全てにおいて、音圧レベルが高く、かつ指向性の高い音響変換器1を提供することができる。
振動板6の面に平行な第1の方向Cにおける配置部61の両端には、それぞれ切欠60が形成されており、第1の方向Cと交差する振動板6の面に平行な第2の方向Dにおける配置部61の両端には、それぞれ切欠60が形成されていない。
これにより、少なくとも2つの隣接する切欠60の間に配置され、両持ち支持される配置部61を形成することができる。
複数の切欠60は、振動板6の中心部8を除く領域に形成されている。これにより、切欠60を振動板6の中心部8に設けた場合に比べて、振動板6全体として音圧レベルおよび指向性が向上する。
複数の切欠60は、曲線形状のスリット60Cを含む。これにより、同じ長さの直線形状のスリットを設ける場合に比べて、振動板6の中心部8のスリットが無い面積を大きくできるため、振動板6全体として音圧レベルおよび指向性が向上する。
振動板6は、折返し形状に形成された折返し形状部を備え、複数の配置部61は、折返し形状部に形成される。さらに、複数の配置部61は、折返し形状部に線対称に形成される。これにより、低音域20~1000Hzにおける音圧レベルが向上する。
本発明の一実施形態に係る音響変換器1は、複数の切欠60が形成された振動板6と、振動板6上に配置されて振動板6を駆動する複数の圧電駆動部7と、を備え、複数の圧電駆動部7のうち少なくとも1つの圧電駆動部7が配置される振動板6における配置部61は、両持ち支持され、複数の切欠60のうちの少なくとも2つの隣接する切欠60のそれぞれは、配置部61における両持ち支持されている両端部を結ぶ線Dに対して、両側に配置される。これにより、音圧レベルが高く、かつ指向性の高い音響変換器1を提供することができる。
1 音響変換器
6 振動板
7 圧電駆動部(振動体の一例)
7U 上部電極
7M 圧電材
7L 下部電極
8 振動板の中心部
9 振動板の周縁部
12 BOX層
13 支持層
60 切欠
61 配置部
6 振動板
7 圧電駆動部(振動体の一例)
7U 上部電極
7M 圧電材
7L 下部電極
8 振動板の中心部
9 振動板の周縁部
12 BOX層
13 支持層
60 切欠
61 配置部
Claims (8)
- 複数の切欠が形成された振動板と、
前記振動板上に配置されて前記振動板を駆動する複数の振動体と、を備え、
前記複数の振動体のうち少なくとも1つの振動体が配置される前記振動板における配置部は、前記複数の切欠のうちの2つの隣接する切欠の間に形成され、両持ち支持される音響変換器。 - 前記複数の振動体のうちそれぞれの振動体が配置される前記振動板上の配置部の全ては、前記複数の切欠のうちの2つの隣接する切欠の間に形成され、両持ち支持される請求項1記載の音響変換器。
- 前記振動板の面に平行な第1の方向における前記配置部の両端には、それぞれ前記切欠が形成されており、
前記第1の方向と交差する前記振動板の面に平行な第2の方向における前記配置部の両端には、それぞれ前記切欠が形成されていない請求項1または2記載の音響変換器。 - 前記複数の切欠は、前記振動板の中心部を除く領域に形成されている請求項1~3の何れか記載の音響変換器。
- 前記複数の切欠は、曲線形状のスリットを含む請求項4記載の音響変換器。
- 前記振動板は、折返し形状に形成された折返し形状部を備え、
複数の前記配置部は、前記折返し形状部に形成される請求項1~5の何れか記載の音響変換器。 - 前記複数の配置部は、前記折返し形状部に線対称に形成される請求項6記載の音響変換器。
- 複数の切欠が形成された振動板と、
前記振動板上に配置されて前記振動板を駆動する複数の振動体と、を備え、
前記複数の振動体のうち少なくとも1つの振動体が配置される前記振動板における配置部は、両持ち支持され、
前記複数の切欠のうちの2つの隣接する切欠のそれぞれは、前記配置部における両持ち支持されている両端部を結ぶ線に対して、両側に配置される音響変換器。
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