JP2022124966A - 高さ分布計測装置および高さ分布計測方法 - Google Patents

高さ分布計測装置および高さ分布計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 広がる光を用いて鏡面または鏡面に近い表面を有する計測対象物の高さ分布を精度よく算出することができる高さ分布計測装置および高さ分布計測方法を提供することである。【解決手段】 高さ分布計測装置100は、光照射部110と、撮像部120と、拡散面130aを有する拡散部材130と、を有する。計測対象物M1は、正反射の反射率が90%以上である表面M1aを有する。光照射部110は、ライン状に広がる光を発する。拡散部材130の拡散面130aは、光照射部110により発せられてから撮像部120に入射するまでの光を拡散させる位置に配置されている。【選択図】図1

Description

本明細書の技術分野は、高さ分布計測装置および高さ分布計測方法に関する。
製品や部品の形状を測定するために光学測定装置が開発されてきている。それらの光学測定装置の多くは、計測対象物に光を照射し、その反射光を計測する。計測対象物には、鏡面または鏡面に近い表面を有するものがある。このように正反射の反射率が高い材料は、光をほぼ正反射する。このため拡散反射光がほとんど生じない。光源から広がる光が発せられた場合に、計測対象物の複数の点からの反射光を一度に受光することは困難である。
光学測定装置には、材料からの拡散反射光を用いるものがある。例えば、特許文献1には、鏡面を含む被測定面にこすり痕をつけることにより、その部分の正反射を抑制している。このため、こすり痕の箇所で拡散反射が生じる。これにより、計測対象物を光学測定することができる旨が開示されている。
特開2016-173242号公報
しかし、計測対象物が製品であるような場合には、計測対象物にこすり痕をつけることは避けるべきである。計測対象物が製品でない場合であっても、計測対象物にこすり痕をつけることが好ましくない場合が多い。
このため、鏡面または鏡面に近い表面を有する計測対象物に対して、光源から広がる光が発せられた場合に、その反射光により計測対象物の複数の点を一度に光学測定することは困難である。
本明細書の技術が解決しようとする課題は、広がる光を用いて鏡面または鏡面に近い表面を有する計測対象物の高さ分布を精度よく算出することができる高さ分布計測装置および高さ分布計測方法を提供することである。
第1の態様における高さ分布計測装置は、計測対象物に照射するための光を発する光照射部と、計測対象物からの反射光を撮像する撮像部と、光を拡散させる拡散面を有する拡散部材と、を有する。計測対象物は、正反射の反射率が90%以上である表面を有する。光照射部は、広がる光を発する。拡散部材の拡散面は、光照射部により発せられてから撮像部に入射するまでの光を拡散させる位置に配置されている。
この高さ分布計測装置は、広がる光を発する光照射部を有する。そして、この高さ分布計測装置は、鏡面または鏡面に近い表面を有する計測対象物の高さ分布を精度よく算出することができる。
本明細書では、広がる光を用いて鏡面または鏡面に近い表面を有する計測対象物の高さ分布を精度よく算出することができる高さ分布計測装置および高さ分布計測方法が提供されている。
第1の実施形態の高さ分布計測装置100の概略構成図である。 光照射部110が照射する光と計測対象物M1の点M1oを説明するための図である。 図1の矢印A1の向きから視た図である。 拡散部材130の代わりに鏡MR1を配置した場合を説明する図(その1)である。 拡散部材130の代わりに鏡MR1を配置した場合を説明する図(その2)である。 拡散部材130を配置しない場合を説明する図(その1)である。 拡散部材130を配置しない場合を説明する図(その2)である。 第1の実施形態の高さ分布計測装置100の撮像部120が受光する光切断線L1を例示する図である。 第1の実施形態の変形例における高さ分布計測装置の概略構成図である。 第2の実施形態の高さ分布計測装置200の概略構成図である。 第3の実施形態の高さ分布計測装置300の概略構成図である。 第4の実施形態の高さ分布計測装置400の概略構成図である。 第5の実施形態の高さ分布計測装置500の概略構成図である。
以下、具体的な実施形態について、高さ分布計測装置および高さ分布計測方法を例に挙げて説明する。しかし、本明細書の技術はこれらの実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
1.計測対象物
第1の実施形態において高さ分布の計測対象である計測対象物は、鏡面または鏡面に近い面を有する。計測対象物は、正反射の反射率が90%以上の表面を有する。
2.高さ分布計測装置
2-1.構造
図1は、第1の実施形態の高さ分布計測装置100の概略構成図である。図1に示すように、高さ分布計測装置100は、計測対象物M1の高さ分布を計測する。高さ分布計測装置100は、計測対象物M1の表面M1aの凹凸の分布を測定することができる。
高さ分布計測装置100は、光照射部110と、撮像部120と、拡散部材130と、制御部140と、を有する。
光照射部110は、計測対象物M1に照射するための光を発する。光照射部110は、広がる光を発する光源である。光照射部110は、光の中心の進行方向に対して所定の角度で広がる。光照射部110が発する光は、例えば、ライン状に広がる。光は、円錐状に広がってもよい。光照射部110が照射する光は白色光であってもよいが、単色光のほうが望ましい。また、光は可視光であってもよいし、赤外線であってもよい。光照射部110は、ライン状のレーザー光を照射するとよい。
撮像部120は、計測対象物M1の表面M1aで反射した反射光を撮像する。撮像部120は、例えば、カメラである。撮像部120は、計測対象物M1の表面M1aで反射し、拡散部材130により拡散された光を受光する受光部である。撮像部120は、画像を取得する。ここで、画像は、静止画および動画を含む。撮像部120は、受光した光を電気信号に変換するとともに制御部140に送信する。
拡散部材130は、光を拡散させる拡散面130aを有する。拡散部材130の拡散面130aは、反射型の拡散面である。拡散部材130は、計測対象物M1の表面M1aで反射された光を拡散し、拡散させたうちの一部の光を撮像部120に入射させるための部材である。拡散部材130の拡散面130aは、例えば、エンボス加工または化学処理により形成される。もちろん、その他の処理を施された拡散面であってもよい。
制御部140は、光照射部110および撮像部120を制御する。また、撮像部120が受光した光を電気信号として受信する。そして、その画像情報を処理する。制御部140はまた、その他の制御を実行してもよい。
2-2.配置
図1に示すように、拡散部材130の拡散面130aは、計測対象物M1の表面M1aにより反射された光が進行する位置に配置されている。このため、拡散部材130の拡散面130aは、光照射部110および撮像部120が位置する側に面している。また、光照射部110が光を発する方向は、計測対象物M1の点M1oを向いている。
図2は、光照射部110が照射する光と計測対象物M1の点M1oを説明するための図である。図2に示すように、光照射部110はライン状に広がる光を計測対象物M1に照射する。ここで、点M1oは、計測対象物M1の表面M1a上の点であって光照射部110が発する光の中心が照射される中心点である。
光照射部110は、計測対象物M1の表面M1aに垂直な線に対して角度βをなす方向に配置されている。つまり、計測対象物M1の表面M1a上に位置するとともに光照射部110からの光の中心が照射される点M1oを含むとともに、点M1oにおける計測対象物M1の表面M1aに垂直な線と、点M1oと光照射部110の照射面の中心とを結ぶ線と、がなす角の角度は角度βである。
拡散部材130は、計測対象物M1の表面M1aに垂直な線に対して角度αをなす方向に配置されている。つまり、計測対象物M1の表面M1a上に位置するとともに光照射部110からの光の中心が照射される点M1oを含むとともに、点M1oにおける計測対象物M1の表面M1aに垂直な線と、点M1oと拡散部材130の拡散面130aの中心とを結ぶ線と、がなす角の角度は角度αである。
ここで、角度αと角度βとはほぼ等しい。計測対象物M1の表面M1aはほぼ鏡面であるため、計測対象物M1の表面M1aは光をほぼ正反射する。
角度αと角度βとは次式を満たす。
α-3° ≦ β ≦ α+3°
3.光の進路
光の進路について、拡散部材がある場合、鏡がある場合、何もない場合について比較する。
3-1.拡散部材
図1に示すように、光照射部110から発せられた光は、矢印J1の向きに計測対象物M1の表面M1aに向かう。光は計測対象物M1の表面M1aで反射されて矢印J2の向きに進行する。矢印J2の向きに拡散部材130の拡散面130aに入射した光は拡散される。拡散されたうちの一部の光は矢印J3の向きに進行し、撮像部120に入射する。拡散されたうちの残部の光は例えば矢印J4の向きに進行し、撮像部120に入射しない。このように、拡散部材130の拡散面130aは、撮像部120に向かう光と、撮像部120に向かわない光と、を生じさせる。
図3は、図1の矢印A1の向きから視た図である。なお、図3では光照射部110が省略されている。図3に示すように、光照射部110からの光は広がっている。光は図3の矢印J1の向きに進行し、計測対象物M1の表面M1aで反射される。計測対象物M1の表面M1aで反射された光は矢印J2の向きに進行する。図3に示すように、矢印J2の向きは、撮像部120に収束する向きではない。矢印J2の向きに進行する光は拡散部材130の拡散面130aで拡散される。拡散される一部の光は矢印J3の向きに進行する。拡散される残部の光は例えば矢印J4の向きに進行する。
3-2.鏡
図4は、拡散部材130の代わりに鏡MR1を配置した場合を説明する図(その1)である。図4に示すように、光照射部110から発せられた光は、計測対象物M1の表面M1a上の点M1oで反射された光のみ矢印K1の向きに進行し、撮像部120に入射する。その他の光は、例えば矢印K2の向きに進行し、撮像部120に入射しない。つまり、撮像部120は、点M1oからの反射光のみ観測することができる。この場合には、高さ分布計測装置100は、点M1o以外の位置の高さを計測することができない。なお、図4はで、鏡MR1に反射された後の光を破線の矢印で示している。
図5は、拡散部材130の代わりに鏡MR1を配置した場合を説明する図(その2)である。図5は、図4を別の方向から視た図である。
3-3.何もない場合
図6は、拡散部材130を配置しない場合を説明する図(その1)である。図6に示すように、光照射部110から発せられた光は、計測対象物M1の表面M1a上の点M1oで反射された光のみ矢印K1の向きに進行し、撮像部120に入射する。その他の光は、例えば矢印K3の向きに進行し、撮像部120に入射しない。つまり、撮像部120は、点M1oからの反射光のみ観測することができる。この場合には、高さ分布計測装置100は、点M1o以外の位置の高さを計測することができない。
図7は、拡散部材130を配置しない場合を説明する図(その2)である。図7は、図6を別の方向から視た図である。
4.光切断線
図8は、第1の実施形態の高さ分布計測装置100の撮像部120が受光する光切断線L1を例示する図である。高さ分布計測装置100の撮像部120は、光切断法により光切断線L1を受光する。図8の横軸は、計測対象物M1の横方向の広がりを示している。図8の縦軸は、計測対象物M1の高さを示している。図8に示すように、光切断線L1は、例えば、凸部L1aと凹部L1bとを有する。凸部L1aと凹部L1bとは、計測対象物M1の表面M1aの凹凸に対応する線である。線LC1は、基準面C1に対応する線である。
なお、図8に点M1oに相当する箇所を示す。拡散部材130の代わりに鏡を配置した場合(図5)や拡散部材130が配置されていない場合(図7)には、撮像部120は計測対象物M1の点M1o以外の表面M1aで反射された光を受光しない。
縦軸の値と横軸の値とを較正することにより、高さ分布計測装置100は、計測対象物M1の高さ分布を高い精度で計測することができる。
5.高さ分布計測方法
基準面C1の上に計測対象物M1を表面M1aが上になるように載置する。次に、光照射部110が計測対象物M1の表面M1aに向けて照射する。このときに、撮像部120は、光を受光できるようになっている。光照射部110から発せられた光は、計測対象物M1の表面M1aで反射され、拡散部材130の拡散面130aに向かって進行する。拡散部材130の拡散面130aに入射した光は拡散面130aにより拡散される。拡散される光のうちの一部が撮像部120に入射するとともに、拡散される光のうちの残部が撮像部120に入射しない。これにより、撮像部120は光切断線を得る。
このように、光照射部110から広がる光を発し、光照射部110からの光を計測対象物M1に照射し、計測対象物M1からの反射光を撮像する。計測対象物M1の正反射の反射率は、90%以上である。また、光照射部110により発せられてから撮像部120に入射するまでの光を拡散面130aにより拡散させる。制御部140は、撮像部120により得られた光切断線に基づいて計測対象物M1の高さ分布を精度よく算出する。
6.第1の実施形態の効果
第1の実施形態の高さ分布計測装置100は、図3に示すように、計測対象物M1の表面M1aで撮像部120から遠ざかる向きに反射された光の一部を撮像部120に向かう向きに進行させる。つまり、計測対象物M1の表面M1aで反射された光の一部を撮像部120に集束させるのである。このため、高さ分布計測装置100は、高い正反射の反射率を備える計測対象物M1の高さ分布を精度よく測定することができる。
7.変形例
7-1.インライン
計測対象物M1を搬送系により搬送してもよい。搬送系は、例えば、回転可能なロール、ベルトコンベア等である。この場合には、高さ分布計測装置100は、計測対象物M1の高さ分布をインラインでモニタリングすることができる。
7-2.光照射部
光照射部110は、ライン状に広がる光源でなくともよい。ただし、ライン状に広がる光は、計測対象物M1の横方向を一度に照射することができる。このため、高さ分布計測装置100は、高さ分布を一度に測定することができる。
7-3.透過型の拡散面
拡散部材130の拡散面130aは、反射型の拡散面である。拡散部材130の拡散面130aは、透過型の拡散面であってもよい。この場合には、図9に示すように、撮像部120は、拡散面130aの背面側に配置されている。図9は、第1の実施形態の変形例における高さ分布計測装置の概略構成図である。
7-4.反射率
計測対象物M1の正反射の反射率は、95%以上であってもよい。また、計測対象物M1の正反射の反射率は、97%以上であってもよい。
7-5.基準面
高さ分布計測装置100は、計測対象物M1を載置する基準面C1に対応する線LC1について必ずしも観測する必要はない。
7-6.組み合わせ
上記の変形例を自由に組み合わせてよい。
(第2の実施形態)
1.高さ分布計測装置
図10は、第2の実施形態の高さ分布計測装置200の概略構成図である。図10に示すように、高さ分布計測装置200は、光照射部110と、撮像部120と、撮像部220と、拡散部材130と、制御部140と、を有する。
撮像部120は、第1の画像を取得する第1の撮像部である。撮像部220は、第2の画像を取得する第2の撮像部である。撮像部120、220は、計測対象物M1からの反射光を撮像する。このように、高さ分布計測装置200は、2台の撮像部を有する。このため、高さ分布計測装置200は、2種類の画像を取得することができる。
2.情報の選択
制御部140は、計測対象物M1の高さ分布を算出するにあたって、第1の画像と第2の画像との少なくとも一方を用いることができる。制御部140は、第1の画像と第2の画像とのうちから、コントラストの強いほうの画像を選択することができる。そして選択した画像の情報に基づいて、高さ分布を算出することができる。
3.変形例
3-1.選択方法
制御部140は、第1の画像に基づいた第1の高さ分布を算出するとともに、第2の画像に基づいた第2の高さ分布を算出することができる。制御部140は、コントラストの強いほうの画像に基づいて算出された高さ分布を選択することができる。
3-2.平均値
制御部140は、第1の画像に基づいた第1の高さ分布を算出するとともに、第2の画像に基づいた第2の高さ分布を算出することができる。制御部140は、第1の高さ分布と第2の高さ分布とで平均値を算出してもよい。
3-3.重み付け
制御部140は、第1の画像に基づいた第1の高さ分布を算出するとともに、第2の画像に基づいた第2の高さ分布を算出することができる。制御部140は、第1の画像の光の強度の最大値MX1と第2の画像の光の強度の最大値MX2とを抽出する。制御部140は、最大値MX1、MX2により重み付けを行い、高さ分布を算出してもよい。
(第3の実施形態)
1.高さ分布計測装置
図11は、第3の実施形態の高さ分布計測装置300の概略構成図である。図11に示すように、高さ分布計測装置300は、光照射部110と、撮像部120と、拡散部材130と、制御部140と、を有する。
第3の実施形態の高さ分布計測装置300における光照射部110および撮像部120の配置は、第1の実施形態の高さ分布計測装置100と逆になっている。また、光照射部110が光を発する方向は、拡散部材130の拡散面130aを向いている。拡散部材130は、拡散面130aにより拡散させた光を計測対象物M1に照射する。
2.光の進路
光照射部110は、拡散部材130に向かって矢印T1の向きに進行する。拡散部材130により拡散された光のうちの一部の光は計測対象物M1の表面M1aに向かって矢印T2の向きに進行する。拡散部材130により拡散された光のうちの残部の光は、例えば矢印T4のように計測対象物M1の表面M1a以外の方向に向かって進行する。
拡散部材130の拡散面130aから計測対象物M1の表面M1aに向かって照射される光は、計測対象物M1の表面M1aで反射される。反射された光は撮像部120に向かって矢印T3の向きに進行する。そして、光は撮像部120に入射する。
3.第3の実施形態の効果
この場合であっても、高さ分布計測装置300は、計測対象物M1の高さ分布を精度よく算出することができる。
(第4の実施形態)
1.高さ分布計測装置
図12は、第4の実施形態の高さ分布計測装置400の概略構成図である。図12に示すように、高さ分布計測装置400は、光照射部110と、撮像部120と、拡散部材130と、制御部140と、を有する。
高さ分布計測装置400は、プレスロールM2の高さ分布を測定する。プレスロールM2は計測対象物である。高さ分布計測装置400の光照射部110は、プレスロールM2の表面M2aに光を照射する。プレスロールM2の表面M2aは鏡面であるため、光はプレスロールM2の表面M2aで反射される。反射された光は拡散部材130の拡散面130aにより拡散される。拡散されたうちの一部の光は、撮像部120に入射する。
2.第4の実施形態の効果
第4の実施形態の高さ分布計測装置400は、回転するプレスロールM2の表面M2aの高さ分布を測定することができる。プレスに用いられるプレスロールM2は、プレス処理の繰り返しにより表面M2aが変形しやすい。高さ分布計測装置400は、プレスロールM2の表面M2aをモニタリングすることができる。
3.変形例
3-1.その他のロール
第4の実施形態の技術は、プレスロールM2以外のその他のロールに対して適用可能である。つまり、計測対象物はロールである。
(第5の実施形態)
1.高さ分布計測装置
図13は、第5の実施形態の高さ分布計測装置500の概略構成図である。図13に示すように、高さ分布計測装置500は、光照射部110と、撮像部120と、拡散部材130と、制御部140と、角度変更部550と、を有する。
2.角度変更部
角度変更部550は、拡散部材130を矢印U1の向きに回転させる。角度変更部550は、計測対象物M1に対する拡散部材130の拡散面130aの角度を変更する。つまり、角度変更部550は、計測対象物M1の表面M1aで反射されて拡散部材130の拡散面130aに向かう光と、拡散部材130の拡散面130aと、の角度を変更することができる。
また、角度変更部550は、光照射部110または撮像部120に対する拡散部材130の拡散面130aの角度を変更することができる。
3.第5の実施形態の効果
拡散面130aの角度を調整することができるため、撮像部120に入射する光の強度を最適化することが容易である。
(実施形態の組み合わせ)
第1の実施形態から第5の実施形態までを変形例を含めて組み合わせてよい場合がある。
拡散部材130の拡散面130aは、光照射部110により発せられてから撮像部120に入射するまでの光を拡散させる位置に配置されている。このため、光照射部110から発せられた光は、撮像部120に入射するまでの間に、計測対象物M1の表面M1aで反射され、拡散部材130の拡散面130aで拡散される。ここで、計測対象物M1の表面M1aで反射する順番と、拡散部材130の拡散面130aで拡散される順番とは、問わない。
(付記)
第1の態様における高さ分布計測装置は、計測対象物に照射するための光を発する光照射部と、計測対象物からの反射光を撮像する撮像部と、光を拡散させる拡散面を有する拡散部材と、を有する。計測対象物は、正反射の反射率が90%以上である表面を有する。光照射部は、広がる光を発する。拡散部材の拡散面は、光照射部により発せられてから撮像部に入射するまでの光を拡散させる位置に配置されている。
第2の態様における高さ分布計測装置においては、拡散部材は、計測対象物により反射された光を拡散させる。
第3の態様における高さ分布計測装置においては、拡散部材は、拡散面により拡散させた光を計測対象物に照射する。
第4の態様における高さ分布計測装置においては、計測対象物は、ロールである。
第5の態様における高さ分布計測装置は、角度変更部を有する。角度変更部は、計測対象物に対する拡散部材の拡散面の角度を変更する。
第6の態様における高さ分布計測装置は、計測対象物からの反射光を撮像する第2の撮像部を有する。
第7の態様における高さ分布計測装置においては、計測対象物の表面上に位置するとともに光照射部からの光の中心が照射される中心点を含むとともに中心点における計測対象物の表面に垂直な線と、中心点と光照射部の照射面の中心とを結ぶ線と、がなす角の角度βと、中心点を含むとともに中心点における計測対象物の表面に垂直な線と、中心点と拡散部材の拡散面の中心とを結ぶ線と、がなす角の角度αとは、次式 α-3° ≦ β ≦ α+3° を満たす。
第8の態様における高さ分布計測方法においては、光照射部から広がる光を発し、光照射部からの光を計測対象物に照射し、計測対象物からの反射光を撮像する。計測対象物の正反射の反射率は、90%以上である。光照射部により発せられてから撮像部に入射するまでの光を拡散面により拡散させる。
100…高さ分布計測装置
110…光照射部
120…撮像部
130…拡散部材
130a…拡散面
140…制御部

Claims (8)

  1. 計測対象物に照射するための光を発する光照射部と、
    前記計測対象物からの反射光を撮像する撮像部と、
    光を拡散させる拡散面を有する拡散部材と、
    を有し、
    前記計測対象物は、
    正反射の反射率が90%以上である表面を有し、
    前記光照射部は、
    広がる光を発し、
    前記拡散部材の前記拡散面は、
    前記光照射部により発せられてから前記撮像部に入射するまでの光を拡散させる位置に配置されていること
    を含む高さ分布計測装置。
  2. 請求項1に記載の高さ分布計測装置において、
    前記拡散部材は、
    前記計測対象物により反射された光を拡散させること
    を含む高さ分布計測装置。
  3. 請求項1に記載の高さ分布計測装置において、
    前記拡散部材は、
    前記拡散面により拡散させた光を前記計測対象物に照射すること
    を含む高さ分布計測装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の高さ分布計測装置において、
    前記計測対象物は、
    ロールであること
    を含む高さ分布計測装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の高さ分布計測装置において、
    角度変更部を有し、
    前記角度変更部は、
    前記計測対象物に対する前記拡散部材の前記拡散面の角度を変更すること
    を含む高さ分布計測装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の高さ分布計測装置において、
    前記計測対象物からの反射光を撮像する第2の撮像部を有すること
    を含む高さ分布計測装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の高さ分布計測装置において、
    前記計測対象物の表面上に位置するとともに前記光照射部からの光の中心が照射される中心点を含むとともに前記中心点における前記計測対象物の前記表面に垂直な線と、前記中心点と前記光照射部の照射面の中心とを結ぶ線と、がなす角の角度βと、
    前記中心点を含むとともに前記中心点における前記計測対象物の前記表面に垂直な線と、前記中心点と前記拡散部材の前記拡散面の中心とを結ぶ線と、がなす角の角度αとは、
    次式
    α-3° ≦ β ≦ α+3°
    を満たすこと
    を含む高さ分布計測装置。
  8. 光照射部から広がる光を発し、
    前記光照射部からの光を計測対象物に照射し、
    前記計測対象物からの反射光を撮像し、
    前記計測対象物の正反射の反射率は、
    90%以上であり、
    前記光照射部により発せられてから前記撮像部に入射するまでの光を拡散面により拡散させること
    を含む高さ分布計測方法。
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