JP2022124547A - 給水電磁弁 - Google Patents

給水電磁弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2022124547A
JP2022124547A JP2021022254A JP2021022254A JP2022124547A JP 2022124547 A JP2022124547 A JP 2022124547A JP 2021022254 A JP2021022254 A JP 2021022254A JP 2021022254 A JP2021022254 A JP 2021022254A JP 2022124547 A JP2022124547 A JP 2022124547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
water supply
water
cylindrical portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021022254A
Other languages
English (en)
Inventor
勇治 足達
Yuji Adachi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2021022254A priority Critical patent/JP2022124547A/ja
Publication of JP2022124547A publication Critical patent/JP2022124547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

【課題】微小な異物が混入しても止水不良の発生を抑制する電磁給水弁を提供する。【解決手段】本開示における給水電磁弁は、パイロット式の給水電磁弁であって、入水口と出水口との間にそれぞれ設けられた弁室および背圧室と、弁室と背圧室と出水口とを区切るダイヤフラム弁と、電磁力により駆動され、パイロットオリフィスを開閉する弁体と、を備え、ダイヤフラム弁には、弁室と出水口とを連通させるパイロットオリフィスと、弁室と背圧室とを連通させるサイドオリフィスと、が設けられ、弁体は、閉状態において、パイロットオリフィスから離間した位置でダイヤフラム弁と当接する。【選択図】図1

Description

本開示は、パイロット式の給水電磁弁に関する。
特許文献1は、洗濯機に搭載された給水電磁弁を開示する。この給水電磁弁は、電磁的に駆動される弁体の下面でパイロットオリフィスを開閉することにより水圧を変化させ、ダイヤフラム弁を開閉させる。これにより、開状態において、入水路からの水を出水路へと導き、洗濯機の槽内に給水する。
特開2001-347191号公報
本開示は、背圧室内に微小な異物が混入している場合であっても、止水不良の発生を抑制できる給水電磁弁を提供する。
本開示における給水電磁弁は、パイロット式の給水電磁弁であって、入水口と出水口との間にそれぞれ設けられた弁室および背圧室と、弁室と背圧室と出水口とを区切るダイヤフラム弁と、電磁力により駆動され、パイロットオリフィスを開閉する弁体と、を備え、ダイヤフラム弁には、弁室と出水口とを連通させるパイロットオリフィスと、弁室と背圧室とを連通させるサイドオリフィスと、が設けられ、弁体は、閉状態において、パイロットオリフィスから離間した位置でダイヤフラム弁と当接する。
本開示における給水電磁弁は、背圧室内に微小な異物が混入している場合であっても、止水不良の発生を抑制できる。
実施の形態1における給水電磁弁の縦断面図 実施の形態1における通水時、止水時の要部拡大断面図 実施の形態2における通水時、止水時の要部拡大断面図 実施の形態3における通水時、止水時の要部拡大断面図 実施の形態4における通水時、止水時の要部拡大断面図
(本開示の基礎となった知見等)
従来の給水電磁弁においては、背圧室の内部に混入した微小な異物が弁体の下面とパイロットオリフィスとの間に挟まって間隙を生じさせ、弁体がパイロットオリフィスを塞げなくなるという課題があった。この場合、背圧室の圧力は、パイロットオリフィスを通じて大気圧と同等となるので、ダイヤフラム弁の上下に押圧差が生じず、ダイヤフラム弁を弁座に押圧することができない。そのため、ダイヤフラム弁と弁座との間に間隙が生じ、給水電磁弁の下流側に水漏れが生じる止水不良が発生するという課題があった。
(実施の形態1)
以下、図1~図2を用いて、実施の形態1を説明する。
(1-1-1.給水電磁弁の構成)
従来、一般家庭で用いられる洗濯機は、給水を自動で行うために、給水電磁弁を備えている。給水電磁弁は、水道栓に給水ホースで接続されており、電磁力により開閉されて洗濯機の給水動作を行う。以下、給水電磁弁の構成について説明する。
図1に示すように、給水弁ボディ1は、水を導入する入水口2、入水路3と、および弁室4と、弁室4の内壁として配置された弁座5と、水を排出する出水路6および出水口7と、を備えている。
入水口2は、水道栓から水を導入する給水ホース(図示せず)と接続されている。入水口2の外周部には、給水ホースと入水口2とを固定するネジ8が配置されている。入水口2の内部には、異物を捕捉するフィルタ9と、流量制御部品10が設けられている。
弁室4は、略リング状の空間として構成されており、入水路3と連通して形成されている。弁座5は、弁室4の内壁として円筒状に形成されており、弁座5の内部空間は、出水路6として構成されている。
出水口7の上部には、第1のダイヤフラム弁11が載置されている。第1のダイヤフラム弁11は、略円盤状に形成されており、EPDMなどの弾性材料で形成された弾性部材20と、弾性部材20の上部に設けられた第1の硬質樹脂板19と、により構成されている。第1の硬質樹脂板19と弾性部材20とは、嵌合等の方法で一体化されている。弾性部材20は、第1のダイヤフラム弁11が弁座5に押し付けられた状態で、弁座5の開口を水密にシールする。
第1の硬質樹脂板19の中央部には、パイロットオリフィス21が設けられている。パイロットオリフィス21は、第1のダイヤフラム弁11の上下を貫通する孔として形成され、背圧室25(後述)と出水口7とを連通させる。第1の硬質樹脂板19の周辺部には、サイドオリフィス22が設けられている。サイドオリフィス22は、第1のダイヤフラム弁11の上下を貫通する孔として形成され、弁室4と背圧室25とを連通させる。
コイル18は、給水弁ボディ1の上部に設けられている。コイル18は、銅巻線16が巻き付けられたボビン15と、銅巻線16の端部に設けられた接続端子17と、により構成された磁気回路を備えている。コイル18の外側に露出する面は、磁気回路を覆う側面板金(図示せず)および下面板金28により構成されている。コイル18の内側に露出する面は、一端が開口するように形成された円筒板金26により構成されている。円筒板金26は、下面板金28と一続きとなるように形成されている。円筒板金26は、ボビン15の内部に挿入するように配置されている。
下面板金28は、ネジ29によって給水弁ボディ1に締結されている。これにより、コイル18は、給水弁ボディ1に対して固定されるとともに、下方に配置されたプランジャーガイド12および第1のダイヤフラム弁11を押圧する。第1のダイヤフラム弁11の弾性部材20は、押圧された状態で、弁室4と背圧室25との間の間隙を水密にシールする。
プランジャーガイド12は、第1のダイヤフラム弁11の上に載置されている。プランジャーガイド12は、上端が閉塞されたプランジャー円筒部44と、プランジャー円筒部44の下端に設けられたフランジ部45と、により構成されている。フランジ部45は、外周部を下方に延出させた略円盤状に形成されている。フランジ部45の内部は、プラン
ジャー円筒部44の内部と連通する空洞となっている。これにより、プランジャーガイド12と第1のダイヤフラム弁11との間は、背圧室25として構成されている。
プランジャー円筒部44は、円筒板金26の内部に挿入するように配置されている。プランジャー円筒部44の内部には、バネ状のコイルスプリング14と、コイルスプリング14の下部に位置するプランジャー23と、が設けられている。プランジャー23は、円筒形金属部43と、円筒形金属部43の下底部に設けられた第1の弁体62と、により構成されている。円筒形金属部43は、プランジャー円筒部44の内壁面と遊嵌する寸法に形成されている。第1の弁体62は、EPDMなどの弾性材料により形成されており、第1のダイヤフラム弁11と当接することにより、背圧室25と第1のダイヤフラム弁11との間の間隙をシールする。第1の弁体62の厚みは、背圧室25の内部に混入した微小な異物60(図2参照)に対して十分大きいものとなっている。
(1-1-2.弁体およびパイロットオリフィス周囲の構成)
図2に示すように、第1の弁体62の下部には第1の弁体円筒部65が形成されている。第1の弁体円筒部65は、下方に開口する円筒状に形成されている。第1の弁体円筒部65の開口は、微小な異物60に対して十分大きいものとする。
第1の弁体円筒部65の先端部は、閉状態において、パイロットオリフィス21から離間した位置で第1のダイヤフラム弁11の第1の硬質樹脂板の表面と当接し、第1の閉空間部61を構成するように構成されている。これにより、第1の弁体円筒部65は、閉状態において、背圧室25と出水路6とを遮断する。
(1-2-1.動作、作用)
電磁給水弁が水道に取り付けられた状態において、入水口2、入水路3、および弁室4は、入水口2から導入された水により満たされている。
コイル18が非通電の場合、コイルスプリング14は、プランジャー23を下方向へ付勢し、プランジャー23に取り付けられた第1の弁体62を下方に押し付ける。第1の弁体62に形成された第1の弁体円筒部65の先端部は、第1の硬質樹脂板19の表面との間の間隙を水密にシールし、第1の閉空間部61を形成する。パイロットオリフィス21は、第1の閉空間部61の内部に位置する。これにより、第1の弁体62は、弁体がパイロットオリフィス21を直接閉止する構成と同様の作用を奏する。
背圧室25の内部は、サイドオリフィス22から流入した水で満たされている。パイロットオリフィス21が第1の閉空間部61の内部に位置する状態においては、背圧室25は、サイドオリフィス22を通じて連通する弁室4と同圧である。一方、出水路6は、出水口7を通じて開放されているため、大気圧である。これにより、第1のダイヤフラム弁11の上下で押力差が生じ、第1のダイヤフラム弁11が下向きに押圧される。第1のダイヤフラム弁11は、弁座5の開口を覆い、弁座5との間の間隙を水密にシールする。
コイル18に通電した場合、発生した電磁力は、プランジャー23を上方に移動させ、第1の弁体62を第1の硬質樹脂板19から離れさせる。これにより、第1の閉空間部61は解消され、パイロットオリフィス21は開放される。パイロットオリフィス21が開放されることにより、背圧室25の内圧は、パイロットオリフィス21を通じて連通する出水路の圧力に近づいていく。背圧室25の内圧は、第1のダイヤフラム弁11を上向きに押圧する弁室4の水圧よりも小さくなり、第1のダイヤフラム弁11を弁座5に押し付けられなくなる。これら一連の動作により、第1のダイヤフラム弁11は、フランジ部45側に向かって上昇し、弁座5を開放する。弁室4を満たす水は、弁座5から流出し、出水路6および出水口7を通過して洗濯機の槽等へ供給される。
(1-2-2.弁体およびパイロットオリフィス周囲の動作)
以上のように構成された給水電磁弁について、以下、図2に基づいて、その動作、作用を説明する。
図2に示すように、非通電時おいて、第1の弁体62の第1の弁体円筒部65は、第1のダイヤフラム弁11の第1の硬質樹脂板19の表面に当接し、第1の閉空間部61を形成する。これにより、パイロットオリフィス21の近傍を浮遊する異物60は、第1の閉空間部61内に収容される。
このように、本実施の形態における第1の弁体62は、第1の弁体62と第1のダイヤフラム弁11との間の間隙をシールするとともに、異物60がパイロットオリフィス21の閉止を阻害して止水不良を発生させることを抑制できる。
また、第1の弁体円筒部65は、第1の硬質樹脂板19と当接する部分の厚みが、異物60より十分大きいように形成されている。従って、第1の弁体円筒部65の下方近傍に異物60があっても、第1の弁体円筒部65と第1の硬質樹脂板19との間のシールは異物に阻害されない。
(1-3.効果等)
以上のように、本実施の形態における給水電磁弁は、パイロット式の給水電磁弁であって、入水口2と出水口7との間にそれぞれ設けられた弁室4および背圧室25と、弁室4と背圧室25と出水口7とを区切る第1のダイヤフラム弁11と、電磁力により駆動され、パイロットオリフィス21を開閉する第1の弁体62と、を備え、第1のダイヤフラム弁11には、弁室4と出水口7とを連通させるパイロットオリフィス21と、弁室4と背圧室25とを連通させるサイドオリフィス22と、が設けられ、第1の弁体62は、閉状態において、パイロットオリフィス21から離間した位置で第1のダイヤフラム弁11と当接する。
これにより、第1の弁体62は、パイロットオリフィス21から離間した位置において第1のダイヤフラム弁11との間をシールし、パイロットオリフィス21を第1の閉空間部61の内部に封止する。
そのため、背圧室25の内部に異物60が混入した場合でも、異物60によってパイロットオリフィス21の閉止が阻害されることを抑制し、止水不良の発生を抑制することができる。
本実施の形態のように、第1の弁体62は、第1のダイヤフラム弁11と当接する側の面に第1の弁体円筒部65が形成されてもよい。
これにより、第1の弁体円筒部65と第1のダイヤフラム弁11との間に異物60が存在する場合でも、第1の弁体円筒部65の一部は、第1のダイヤフラム弁11と当接して間隙をシールする。
そのため、異物60によってパイロットオリフィス21の閉止が阻害されることを抑制し、止水不良の発生を抑制することができる。
(実施の形態2)
以下、図3を用いて、実施の形態2を説明する。
本実施の形態は、実施の形態1から、弁体と、ダイヤフラム弁の硬質樹脂板が変更になったものであり、それ以外の構成は実施の形態1と同じであり、同一符号を付し、説明を省略する。
(2-1.構成)
図3に示すように、第2の弁体24の下面は、平面に形成されている。一方、第2のダイヤフラム弁52の第2の硬質樹脂板67の上面には、パイロットオリフィス21の周囲を囲うように、第2の硬質樹脂板円筒部68が立設されている。第2の硬質樹脂板円筒部68は、上方に開口する略円筒状に形成されており、パイロットオリフィス21の上端より高い位置に開口が位置する。これにより、第2の弁体24が閉じた状態で、第2の硬質樹脂板円筒部68の上面は、第2の弁体24の下面と当接する。そして、第2の閉空間部57を形成する。
(2-2.動作、作用)
以上のように構成された給水電磁弁について、以下、その動作、作用を説明する。
コイル18が非通電の場合、コイルスプリング14は、プランジャー23を下方向へ付勢し、プランジャー23に取り付けられた第2の弁体24を下方に押し付ける。第2の弁体24の下面である平面は、第2の硬質樹脂板円筒部68の上面と当接し、第2の弁体24と第2の硬質樹脂板円筒部68との間の間隙をシールして第2の閉空間部57を形成する。パイロットオリフィス21は、第2の閉空間部57の内部に位置する。これにより、パイロットオリフィス21の近傍を浮遊する異物60は、第2の閉空間部57内に収容される。
このように、本実施の形態における第2の弁体24は、第2の弁体24と第2の硬質樹脂板円筒部68との間の間隙をシールするとともに、異物60がパイロットオリフィス21の閉止を阻害して止水不良を発生させることを抑制できる。
また、第2の硬質樹脂板円筒部68は、第1の弁体62と当接する部分の厚みが、異物60より十分大きいように形成されている。従って、第2の硬質樹脂板円筒部68の上方近傍に異物60があっても、第2の弁体24と第2の硬質樹脂板円筒部68との間のシールは異物に阻害されない。
(2-3.効果等)
以上のとおり、本実施の形態における第2のダイヤフラム弁52は、パイロットオリフィス21を囲う凸状の第2の硬質樹脂板円筒部68が形成されており、第1の弁体62の下面は、閉状態において、第2の硬質樹脂板円筒部68の上面と当接する。
これにより、第2の弁体24と第2の硬質樹脂板円筒部68との間に異物60が存在する場合でも、第2の弁体24の一部は、第2の硬質樹脂板円筒部68と当接して間隙をシールする。
そのため、異物60によってパイロットオリフィス21の閉止が阻害されることを抑制し、止水不良の発生を抑制することができる。
(実施の形態3)
以下、図4を用いて、実施の形態3を説明する。
本実施の形態は、実施の形態1から、弁体と、ダイヤフラム弁の硬質樹脂板が変更になったものであり、それ以外の構成は実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
(3-1.構成)
図4に示すように、第3の弁体63の下部には、第3の弁体円筒部75が形成されている。第3の弁体円筒部75は、円筒状に形成されている。
一方、第2のダイヤフラム弁52の第2の硬質樹脂板67の上面には、パイロットオリフィス21の周囲を囲うように、第2の硬質樹脂板円筒部68が立設されている。第2の硬質樹脂板円筒部68は、略円筒状に形成されており、第3の弁体円筒部75の径と略同じ径となるように形成されている。これにより、第1の弁体62が閉じた状態で、第2の硬質樹脂板円筒部68の上面は、第3の弁体円筒部75の下面と当接する。そして、第3の閉空間部58を形成する。
(3-2.動作、作用)
以上のように構成された給水電磁弁について、以下、その動作、作用を説明する。
コイル18が非通電の場合、コイルスプリング14は、プランジャー23を下方向へ付勢し、プランジャー23に取り付けられた第1の弁体62を下方に押し付ける。第3の弁体円筒部75の下面は、第2の硬質樹脂板円筒部68の上面と当接し、第3の弁体円筒部75と第2の硬質樹脂板円筒部68との間の間隙をシールして第3の閉空間部58を形成する。パイロットオリフィス21は、第3の閉空間部58の内部に位置する。これにより、パイロットオリフィス21の近傍を浮遊する異物60は、第3の閉空間部58内に収容される。
このように、本実施の形態における第3の弁体63は、第3の弁体63と第2の硬質樹脂板円筒部68との間の間隙をシールするとともに、異物60がパイロットオリフィス21の閉止を阻害して止水不良を発生させることを抑制できる。
また、第3の弁体円筒部75および第2の硬質樹脂板円筒部68の厚みは、異物60より十分大きいように形成されている。従って、第2の硬質樹脂板円筒部68の上方近傍に異物60があっても、第3の弁体円筒部75と第2の硬質樹脂板円筒部68との間のシールは異物に阻害されない。
(3-3.効果等)
以上のとおり、本実施の形態においては、第2のダイヤフラム弁52の第2の硬質樹脂板67には、パイロットオリフィス21を囲う凸状の第2の硬質樹脂板円筒部68が形成されており、第3の弁体63には、第2の硬質樹脂板67側の面に凹形状である第3の弁体円筒部75が形成されており、第3の弁体円筒部75は、閉状態において、第2の硬質樹脂板円筒部68と当接する。
これにより、第3の弁体円筒部75は、第2の硬質樹脂板円筒部68との間の間隙をシールし、パイロットオリフィス21を第3の閉空間部58の内部に封止する。
そのため、背圧室25の内部に異物60が混入した場合でも、異物60によってパイロットオリフィス21の閉止が阻害されることを抑制し、止水不良の発生を抑制することができる。
(実施の形態4)
以下、図5を用いて、実施の形態4を説明する。
本実施の形態は、実施の形態1から、弁体と、ダイヤフラム弁の硬質樹脂板が変更にな
ったものであり、それ以外の構成は実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
(4-1.構成)
図5に示すように、第4の弁体64の下部には、第4の弁体円筒部71が形成されている。第4の弁体円筒部71は、円筒状に形成されている。第4の弁体円筒部71の外周部には、下方になるに従って内側に傾斜する弁体傾斜部74が形成されている。
一方、第4のダイヤフラム弁54の第4の硬質樹脂板70の上面には、パイロットオリフィス21の周囲を囲うように、第4の硬質樹脂板円筒部72が立設されている。第4の硬質樹脂板円筒部72は、円筒状に形成されている。第4の硬質樹脂板円筒部72の内周側には、下方になるに従って内側に傾斜する硬質樹脂板傾斜部73が形成されている。硬質樹脂板傾斜部73は、弁体傾斜部74と平行となるように形成されている。これにより、第4の弁体64が閉じた状態で、第1の弁体62および第4の硬質樹脂板70は、弁体傾斜部74が硬質樹脂板傾斜部73と当接する嵌合構造を形成する。
(4-2.動作、作用)
以上のように構成された給水電磁弁について、以下、その動作、作用を説明する。
コイル18が非通電の場合、コイルスプリング14は、プランジャー23を下方向へ付勢し、プランジャー23に取り付けられた第4の弁体64を下方に押し付ける。弁体傾斜部74は、硬質樹脂板傾斜部73と当接し、第3の弁体円筒部75と第4の硬質樹脂板円筒部72との間の間隙をシールして第4の閉空間部59を形成する。パイロットオリフィス21は、第4の閉空間部59の内部に位置する。これにより、パイロットオリフィス21の近傍を浮遊する異物60は、第4の閉空間部59内に収容される。
このように、本実施の形態における第4の弁体64は、第4の弁体64と第4の硬質樹脂板円筒部72との間の間隙をシールするとともに、異物60がパイロットオリフィス21の閉止を阻害して止水不良を発生させることを抑制できる。
また、本実施の形態における第4の弁体64および第4の硬質樹脂板70は、弁体傾斜部74と硬質樹脂板傾斜部73とで当接しているため、従来の電磁給水弁と比較して接触面積が大きい。
(4-3.効果等)
以上のとおり、本実施の形態においては、第4のダイヤフラム弁54の第4の硬質樹脂板70は、パイロットオリフィス21を囲う凸状の第4の硬質樹脂板円筒部72が形成されており、第4の弁体64には、第2の硬質樹脂板67側の面に凹形状である第4の弁体円筒部71が形成されている。第4の弁体円筒部71および第4の硬質樹脂板円筒部72は、第4の弁体64の閉状態において、一対の嵌合構造を構成する。
これにより、第4の弁体円筒部71は、弁体傾斜部74と硬質樹脂板傾斜部73とを当接させることで、第4の硬質樹脂板円筒部72の間の間隙をシールする。
そのため、第4の弁体64と第4の硬質樹脂板70との間の接触面積が大きくなり、より確実にシールすることが可能となる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1~4を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1~4で説明した各
構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1~4では、電磁給水弁の一例として洗濯機に設けられた電磁給水弁を説明した。電磁給水弁は、水路を開閉する弁であればよい。したがって、電磁給水弁は、洗濯機に設けられる電磁給水弁に限定されず、食器洗い機に設けられる電磁給水弁であってもよい。
実施の形態1では、凹形状の一例として、円筒形状の第1の弁体円筒部65を説明した。凹形状は、円筒形状に限定されず、角筒形状又は錐筒形状であってもよい。
実施の形態2~3では、略筒状の一例として、円筒形状の第2の硬質樹脂板円筒部68および第4の硬質樹脂板円筒部72を説明した。略筒状は、円筒形状に限定されず、角筒形状又は錐筒形状であってもよい。
実施の形態4では、一対の嵌合構造の一例として、第4の弁体円筒部71が第4の硬質樹脂板円筒部72に挿入される嵌合構造を説明した。一対の嵌合構造は、略筒構造が弁体に挿入される構造であってもよい。
本開示は、電磁給水弁に適用可能である。具体的には、洗濯機、食器洗い機等に設けられる電磁給水弁に、本開示は適用可能である。
1 給水弁ボディ
2 入水口
3 入水路
4 弁室
5 弁座
6 出水路
7 出水口
8 ネジ
9 フィルタ
10 流量制御部品
11 第1のダイヤフラム弁
12 プランジャーガイド
14 コイルスプリング
15 ボビン
16 銅巻線
17 接続端子
18 コイル
19 第1の硬質樹脂板
20 弾性部材
21 パイロットオリフィス
22 サイドオリフィス
23 プランジャー
24 第2の弁体
25 背圧室
26 円筒板金
28 下面板金
29 ネジ
43 円筒形金属部
44 プランジャー円筒部
45 フランジ部
52 第2のダイヤフラム弁
54 第4のダイヤフラム弁
57 第2の閉空間部
58 第3の閉空間部
59 第4の閉空間部
60 異物
61 第1の閉空間部
62 第1の弁体
63 第3の弁体
64 第4の弁体
65 第1の弁体円筒部
67 第2の硬質樹脂板
68 第2の硬質樹脂板円筒部
70 第4の硬質樹脂板
71 第4の弁体円筒部
72 第4の硬質樹脂板円筒部
73 硬質樹脂板傾斜部
74 弁体傾斜部
75 第3の弁体円筒部

Claims (4)

  1. パイロット式の給水電磁弁であって、
    入水口と出水口との間にそれぞれ設けられた弁室および背圧室と、
    前記弁室と前記背圧室と前記出水口とを区切るダイヤフラム弁と、
    電磁力により開閉駆動される弁体と、
    を備え、
    前記ダイヤフラム弁には、
    前記弁室と前記出水口とを連通させるパイロットオリフィスと、
    前記弁室と前記背圧室とを連通させるサイドオリフィスと、
    が設けられ、
    前記弁体は、閉状態において、前記パイロットオリフィスから離間した位置で前記ダイヤフラム弁と当接する給水電磁弁。
  2. 前記弁体は、前記ダイヤフラム弁と当接する側の面に凹形状が形成されている請求項1に記載の給水電磁弁。
  3. 前記ダイヤフラム弁は、前記パイロットオリフィスを囲う凸状の略筒構造が形成されており、
    前記弁体は、閉状態において、前記略筒構造と当接する請求項1又は2に記載の給水電磁弁。
  4. 前記弁体および前記略筒構造は、前記弁体の閉状態において、一対の嵌合構造を構成する請求項3に記載の給水電磁弁。
JP2021022254A 2021-02-16 2021-02-16 給水電磁弁 Pending JP2022124547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021022254A JP2022124547A (ja) 2021-02-16 2021-02-16 給水電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021022254A JP2022124547A (ja) 2021-02-16 2021-02-16 給水電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022124547A true JP2022124547A (ja) 2022-08-26

Family

ID=82941802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021022254A Pending JP2022124547A (ja) 2021-02-16 2021-02-16 給水電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022124547A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2291101A (en) Electromagnetic valve
US3447773A (en) Electromagnetic fluid valve having fluid-tight housing for electromagnetic parts
JP7240853B2 (ja) ダイアフラム弁
KR930009120B1 (ko) 유량제어밸브
US4987920A (en) Diaphragm actuated valve assembly
US4714089A (en) Electromagnetic proportional control valve
JP6587100B2 (ja) ソレノイドバルブ
JP2022124547A (ja) 給水電磁弁
JP2000018419A (ja) 電磁比例制御弁及び電磁比例制御弁装置
JPH11294619A (ja) 常開形パイロット式電磁弁
JP2001235051A (ja) 電磁式給水弁
JP6484810B2 (ja) 給水電磁弁
KR101082761B1 (ko) 차압식 솔레노이드밸브
KR20180017868A (ko) 피팅 일체형 솔레노이드 밸브
KR200416106Y1 (ko) 동축 유동형 솔레노이드 밸브
KR20070025196A (ko) 유로차단밸브
KR200342623Y1 (ko) 솔레노이드 밸브용 전자석
US3249120A (en) Fluid-operated mixing valve
KR102499958B1 (ko) 프레임 일체식 솔레노이드 밸브
KR19990023972A (ko) 전자밸브
KR102255167B1 (ko) 난방 온수 제어용 솔레노이드 밸브 조립체의 이물질 필터 설치구조
KR20030080887A (ko) 일체형 상시 개폐형 솔레노이드 밸브
JP7114297B2 (ja) 電磁弁
JP2002250464A (ja) 交流電磁式給水弁
JP2023043260A (ja) 比例弁

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20221021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240524