JP2022123602A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池の交換を容易にできる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置は、器具本体20を備える。器具本体20に電池配置部61を設ける。電池配置部61の一部に開放領域67を設ける。電池18を電池配置部61に開放領域67を通じて着脱可能に配置する。開放領域67に着脱可能に配置される規制部材68により電池18を電池配置部61に規制する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、電池を備えた照明装置に関する。
従来、例えば停電対応のために電池を備えた照明装置が知られている。電池を照明装置の器具本体に配置するには、電池を囲んで保持するように複雑な形状に成形された板金部材で保持し、この板金部材によって器具本体に電池を配置している。
電池を交換する際には、板金部材を取り外さなければならず、電池の交換に手間がかかっている。
本発明が解決しようとする課題は、電池の交換を容易にできる照明装置を提供することにある。
実施形態の照明装置は、器具本体を備える。器具本体に電池配置部を設ける。電池配置部の一部に開放領域を設ける。電池を電池配置部に開放領域を通じて着脱可能に配置する。開放領域に着脱可能に配置される規制部材により電池を電池配置部に規制する。
実施形態の照明装置によれば、電池の交換を容易にすることが期待できる。
以下、一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、照明装置10は、避難経路を表示する誘導灯に対応した位置に設置され、避難誘導時に点滅して積極的な避難誘導を行う点滅装置である。照明装置10は、壁面または天井面のいずれにも設置可能とする兼用形で、壁面または天井面である被設置面に設けられている埋込開口に埋め込み設置される埋込形点滅装置である。
図1ないし図5に示すように、照明装置10は、筐体11と、この筐体11の前面側に配置される点滅部12と、筐体11内に配置される内蔵部品とを備えている。内蔵部品には、信号端子台14a,14b、電源端子台15、電源部16、動作確認スイッチ部17および電池18などが含まれている。
そして、筐体11は、四角形箱状であって、前面側の一方の対向する辺がこの一方の対向する辺に交差する他方の辺よりも長い、つまり長辺と短辺を有する長方形箱状に形成されている。筐体11は、器具本体20と、この器具本体20の前面側に着脱可能に取り付けられる化粧枠21とを備えている。
器具本体20は、前面側が開口された長方形箱状に設けられている。器具本体20は、前面側の開口部22と、壁面または天井面に設けられた埋込口に埋め込まれる背面側の埋込部23と、この埋込部23の前面側周囲に設けられ壁面または天井面に係合する四角形枠状の係合枠部24とを備えている。埋込部23には、開口部22に対向する背面部25、背面部25の短手方向(第1方向)の両側に設けられた側面部26、および背面部25の長手方向(第1方向に交差する第2方向)の両側に設けられた側面部である端面部27を有している。背面部25には、背面部25の長手方向の両端近傍で短手方向の中央域に2つの取付孔28が設けられ、背面部25の中央域でかつ背面部25の長手方向に並んで2つの配線孔29,30が設けられている。取付孔28には器具本体20を設置する際に壁面または天井面側から突出する埋込ボルトが挿通され、この埋込ボルトにナットを螺合することにより、器具本体20が壁面または天井面に固定される。一方の配線孔29には電源線が挿通され、他方の配線孔30には信号線が挿通され、電源系と信号系とを分けて配線することが可能となっている。また、係合枠部24の長手方向の両側には、化粧枠21をねじ止めするための取付金具31が取り付けられている。
化粧枠21は、前面部32と、器具本体20の係合枠部24の周囲に嵌合する嵌合部33とを備えている。化粧枠21は、化粧ねじなどの複数のねじ34で器具本体20に着脱可能に取り付けられている。ねじ34は、器具本体20の取付金具31に螺着される。化粧枠21の前面部32には、点滅部12が配置される点滅用窓35、動作確認スイッチ部17が配置される動作確認用窓36、およびねじ34が挿通する複数の取付孔が設けられている。点滅用窓35と動作確認用窓36は、前面部32の中央域には設けられず、点滅用窓35は前面部32の短手方向の一側に寄った位置に、動作確認用窓36は前面部32の短手方向の他側に寄った位置にそれぞれ設けられている。
また、点滅部12は、点滅光源40(図4参照)を備えている。点滅部12には、点滅光源40を配置する放熱板41と、点滅光源40の光を制光するレンズ42と、このレンズ42を保持するレンズ押え43とが設けられている。
点滅光源40は、例えば、基板にLEDや有機ELなどの半導体発光素子を実装した発光モジュールが用いられる。点滅光源40は、基板の背面側が放熱板41に接触した状態で取り付けられている。
放熱板41は、点滅光源40を取り付ける点滅光源取付部44と、この点滅光源取付部44の対向する辺からそれぞれ折曲された取付部45,46とを有し、断面略コ字形に形成されている。一方の取付部45は器具本体20の背面部25に固定され、他方の取付部46は器具本体20の短手方向の一側の側面部26に固定されている。この放熱板41と器具本体20との間には、電源部16が配置される空間部47が形成されている。すなわち、放熱板41は、器具本体20に配置される電源部16上を跨ぐようにして器具本体20に取り付けられる。
レンズ42は、前面側に突出する凸レンズ状に形成されており、点滅光源40から出射される光を所定の配光に制御する。
レンズ押え43は、レンズ42を保持し、放熱板41に取り付けられている。レンズ押え43は、レンズ42を点滅光源40に対して光学的に位置決めする。
そして、点滅部12は、器具本体20の短手方向の一側に寄った位置に配置され、器具本体20の前面側に化粧枠21が取り付けられることで化粧枠21の点滅用窓35に配置される。レンズ42は、点滅用窓35から化粧枠21の前方に突出される。
また、信号端子台14aと信号端子台14bとは、電線接続数が異なるが同様に構成されている。信号端子台14a,14bは、動作確認スイッチ部17とともに、端子台取付金具50に一体に取り付けられている。端子台取付金具50は、両端に取付脚51を有する断面略コ字形に形成されており、取付脚51を介して器具本体20の短手方向の他側の側面部26に取り付けられている。
信号端子台14a,14bは、一端面に設けられた外部接続部である外部電線挿入孔52と、この外部電線挿入孔52に対して反対側の他端面に設けられた内部接続部である内部電線挿入孔と、これら一端面および他端面に交差する面に設けられ外部電線挿入孔52または内部電線挿入孔に挿入接続された電線の接続保持を解除するためのリリース部53を有している。信号端子台14a,14bは、外部電線挿入孔52が器具本体20の開口部22に対向され、リリース部53が器具本体20の短手方向の中央域に対向するように配置されている。信号端子台14a,14bの内部電線挿入孔に複数の内部配線の一端がそれぞれ挿入接続され、他端が電源部16の所定の信号端子部にそれぞれ接続されている。一方の信号端子台14aの外部電線挿入孔52には、施設の自動火災報知機に連動する信号装置からの信号線が挿入接続されるとともに、信号装置からの信号を他の点滅装置や誘導灯へ送るための送り用の信号線が挿入接続される。他方の信号端子台14bの外部電線挿入孔52には、電源部16から直上階の点滅装置や誘導灯に誘導停止信号を出力するための信号線、直下階の点滅装置や誘導灯からの誘導停止信号を入力するための信号線、および煙感知器からの感知信号を入力するための信号線が挿入接続される。
また、電源端子台15は、背面部25に対して、配線孔29の近傍位置で、かつ点滅部12および電源部16と信号端子台14a,14bおよび動作確認スイッチ部17との間の位置に取り付けられている。器具本体20の開口部22に対向する電源端子台15の前面側は、電源線を接続したり外したりするための操作面である。電源端子台15の操作面には、外部電源からの電源線を挿入接続する電線挿入孔55が設けられているとともに、電線挿入孔55に挿入接続された電源線の接続保持を解除するためのリリースボタンが配置されている。電源端子台15は、内部配線によって電源部16に接続されている。
また、電源部16は、器具本体20の短手方向の一側で背面部25に取り付けられている。電源部16は、点滅部12の点滅光源40、信号端子台14a,14bおよび電源端子台15とそれぞれ内部配線で接続されているとともに、電池18が着脱可能に接続されている。
電源部16は、外部電源から供給される電力または電池18から供給される電力により動作する。電源部16は、常時モードと、非常時に点滅部12を点滅動作させる非常時モードを有している。常時モードは、非火災時に、信号装置からの信号の状態に応じて該モードに切り換わり、点滅部12を消灯し、外部電源により電池18を充電する。また、非常時モードは、火災時に、信号装置からの信号の状態の変化に応じて該モードに切り換わり、電池18の電力により点滅部12を点滅させ、直上階の点滅装置や誘導灯に誘導停止信号を出力する。また、非常時モード時に、直下階からの誘導停止信号や煙感知器からの感知信号を入力すると、点滅部12を消灯する。また、電源部16は、動作確認スイッチ部17からの点検信号により電池18、点滅部12の点滅光源40の点検を実施する点検回路を備えている。
また、動作確認スイッチ部17は、端子台取付金具50に取り付けられ、器具本体20の短手方向の他側に配置されている。動作確認スイッチ部17は、器具本体20の前面側に化粧枠21が取り付けられることで動作確認用窓36に対向配置される。動作確認スイッチ部17は、動作確認時に操作される動作確認スイッチ、この動作確認スイッチの操作に応じて点灯、点滅、消灯する複数のモニタランプなどを備えている。そして、動作確認スイッチ部17は、外部から操作されている間、電源部16が電池18の電力により点滅部12を点滅させ、電池18および点滅部12が正常に動作するか否かを確認可能とする。
また、電池18は、充放電可能な二次電池が用いられている。電池18は、細長い直方体形状に形成され、長手方向の一端側から電源部16に接続される配線60が引き出されている。配線60は、先端にコネクタが設けられ、電源部16に対して着脱可能にコネクタ接続される。
また、電池18は、器具本体20に設けられた電池配置部61に着脱可能に配置される。電池配置部61は、器具本体20の短手方向の他側で、信号端子台14a,14bの配置域の側部に形成されている。電池配置部61は、器具本体20、保持部材(第1保持部材)62および保持部材(第2保持部材)63によって囲まれた空間に形成されている。
保持部材62は、板金によって一体に折曲形成されている。保持部材62は、器具本体20の短手方向の他側の側面部26に固定される固定板部64と、この固定板部64から器具本体20の開口部22に沿って配置される保持板部65と、この保持板部65の一端側から固定板部64に対向する位置に折曲される端板部66とを備えている。
保持部材63は、例えば、ねじやロッドによって構成され、器具本体20の背面部25から保持部材62の端板部66に対向する領域に突出されている。保持部材63がねじである場合には、器具本体20の背面部25に設けられた取付孔に背面側からねじが螺合され、ねじの先端側が背面部25の前方へ突出される。
そして、器具本体20の背面部25および側面部26と、保持部材62の固定板部64、保持板部65および端板部66と、保持部材63との間に電池18を配置する電池配置部61が形成されている。側面部26と保持板部65と端板部66と保持部材63との間で、側面部26および固定板部64に対して反対側の領域に、電池配置部61の開放領域67が形成されており、この開放領域67を通じて電池18を着脱可能とする。
開放領域67には、電池18が電池配置部61に配置されるように規制する規制部材68が着脱可能に配置される。規制部材68は、手動操作で回動可能な螺合部品であり、棒状の飾りナットである。なお、螺合部品としては、ねじやボルトでもよい。
開放領域67に対応して、器具本体20の背面部25に背面側から前面側に固定ねじ69が挿通され、背面部25の前面側に突出した固定ねじ69に固定ナット70が螺合されて固定されている。固定ねじ69の先端は、固定ナット70から前方に突出され、規制部材68が螺合可能となっている。
器具本体20の背面部25には、規制部材68が着脱可能に取り付けられる第1取付部71が設けられている。第1取付部71には、固定ねじ69が挿通する背面部25に設けられた取付孔などが含まれる。
さらに、器具本体20の背面部25には、第2取付部72が設けられている。第2取付部72は、図6に示すように、異なる種類(形状)の電池18を保持する取付部材73が着脱可能に取り付けられる。第2取付部72は、固定ねじ74が挿通する背面部25に設けられた取付孔(図3参照)などが含まれる。固定ねじ74は固定ナット75によって背面部25に固定され、この固定ねじ74に螺合する蝶ナット76によって電池18を保持した取付部材73が器具本体20に取り付けられる。
なお、電池配置部61には、例えば図6に示すような異なる種類の電池18を配置可能に構成し、そして、規制部材68は、電池配置部61に配置される異なる種類の電池18に対応して電池配置部61の開放領域67の異なる位置に配置可能としてもよい。この場合、第1取付部71は、電池配置部61の開放領域67の異なる複数の位置に対応して、器具本体20の背面部25の複数箇所に設けることにより、規制部材68の位置を変更可能とすればよい。
そして、器具本体20の短手方向の中央域よりも一側域の位置に点滅部12および電源部16が配置され、器具本体20の短手方向の中央域よりも他側域の位置に信号端子台14a,14b、動作確認スイッチ部17および電池18が配置されている。これら点滅部12および電源部16と、信号端子台14a,14b、動作確認スイッチ部17および電池18との間で、器具本体20の短手方向の中央域に、施工時に取り付けや配線の作業を行える配線スペースsが形成されている。器具本体20の背面部25には、配線スペースsに対応して、取付孔28、配線孔29,30が設けられているとともに、電源端子台15が配置されている。さらに、配線スペースsには、電池配置部61の開放領域67が連通されている。
次に、照明装置10を施工するには、器具本体20から化粧枠21を外した状態で、被設置面の埋込開口に導かれている電源線を配線孔29から器具本体20内に引き込みし、信号線を配線孔30から器具本体20内に引き込む。
器具本体20の埋込部23を被設置面の埋込開口に挿入し、器具本体20の取付孔28に挿通された埋込ボルトにナットを螺合し、器具本体20の係合枠部24を被設置面に当接させた状態に埋め込み固定する。
電源線を電源端子台15の電線挿入孔55に挿入接続し、信号線を信号端子台14a,14bの対応する外部電線挿入孔52に挿入接続する。なお、電池18が電源部16から外されている場合には、電池18を電源部16に接続する。
化粧枠21を器具本体20の前面側に被せ、複数のねじ34で化粧枠21を器具本体20に取り付け、施工完了となる。
照明装置10を壁面に設置する場合、点滅部12、端子台14a,14b,15、電源部16、動作確認スイッチ部17などが下部側に、電池18が上部側に配置されるように、器具本体20の長手方向を上下方向とする。この場合、電池18は、自重により保持部材63上に載り、この状態で、保持部材62の端板部66と保持部材63との間で上下方向が規制され、器具本体20の背面部25と保持部材62の保持板部65との間、および器具本体20の側面部26または保持部材62の固定板部64と規制部材68との間で水平方向の位置が規制されるため、電池配置部61から外れることはない。
照明装置10を天井面に設置する場合、器具本体20の開口部22が下方に向く。この場合、電池18は、自重により保持部材62の保持板部65上に載り、この状態で、器具本体20の背面部25と保持部材62の保持板部65との間で上下方向が規制され、器具本体20の側面部26または保持部材62の固定板部64と規制部材68との間、および保持部材62の端板部66と保持部材63との間で水平方向の位置が規制されるため、電池配置部61から外れることはない。
そして、照明装置10は、非火災時、施設の自動火災報知機に連動する信号装置からの信号の状態に応じて、電源部16の動作モードが常時モードで動作する。常時モードでは、点滅部12を消灯し、外部電源により電池18を充電する。
一方、照明装置10は、火災時、施設の自動火災報知機に連動する信号装置からの信号の状態の変化に応じて、電源部16の動作モードが非常時モードに切り換わる。非常時モードでは、電池18の電力により点滅部12を点滅させ、避難誘導を行う。また、非常時モード時に、直下階の点滅装置や誘導灯からの点滅停止信号や煙感知器からの感知信号が入力されると、点滅部12を消灯し、避難誘導を停止する。
また、照明装置10の前面側から動作確認スイッチ部17の動作確認スイッチを操作することにより、その動作確認スイッチが操作されている間、電源部16が電池18の電力により点滅部12を点滅させるため、電池18および点滅部12が正しく動作するか否かを確認できる。
また、電池18の交換時期、または動作確認の結果に応じて、電池18の交換作業を行う。電池18を交換する場合には、化粧枠21を外し、器具本体20の前面側を開放する。規制部材68を手動操作で回動させて固定ねじ69から外し、電池配置部61の開放領域67を開放する。電池18の配線60を電源部16から外し、電池18を器具本体20の背面部25に沿って電池配置部61から配線スペースsに移動させ、つまり電池18を電池配置部61から開放領域67を通じて配線スペースsに移動させ、開口部22を通じて器具本体20から取り外す。
交換する新しい電池18を開口部22から器具本体20の配線スペースsに挿入し、電池18を器具本体20の背面部25に沿って電池配置部61に移動させ、つまり電池18を配線スペースsから開放領域67を通じて電池配置部61に移動させる。規制部材68を固定ねじ69に合わせ、規制部材68を手動操作で回動させて固定ねじ69に螺合して取り付け、電池配置部61の開放領域67に配置する。電池18の配線60を電源部16に接続する。化粧枠21を器具本体20の前面側に取り付けることにより、電池18の交換作業が完了する。
このように構成された照明装置10では、電池配置部61の開放領域67に対して規制部材68が着脱可能に配置されているため、電池18の交換時には、規制部材68を外すだけで済み、手間がかからず、電池18を容易に交換することができ、また、規制部材68を開放領域67に配置することで、電池18を電池配置部61に確実に規制できる。
また、規制部材68は、手動操作で回動可能な螺合部品であるため、容易に着脱できるとともに、配置状態では電池18を電池配置部61に確実に規制できる。
また、器具本体20の開口部22に配置され、器具本体20との間に電池配置部61を形成する保持部材62を備えるため、器具本体20の開口部22が下方に向けて設置された場合でも、電池18が器具本体20の開口部22から脱落するのを防止できる。
また、電池配置部61には、異なる種類の電池18を配置可能に構成し、そして、規制部材68は、電池配置部61に配置される異なる種類の電池18に対応して電池配置部61の開放領域67の異なる位置に配置可能とすることにより、部品を共用しながら、異なる種類の電池18の配置に対応できる。
また、器具本体20は、規制部材68が着脱可能に取り付けられる第1取付部71と、異なる種類の電池18を保持する取付部材73が着脱可能に取り付けられる第2取付部72とを有するため、異なる種類の電池18の配置に対応でき、部品の共通化を図ることができる。
また、器具本体20の短手方向の中央域よりも一側域の位置に点滅部12および電源部16を配置し、器具本体20の短手方向の中央域よりも他側域の位置に信号端子台14a,14b、動作確認スイッチ部17および電池18を配置するため、これら点滅部12および電源部16と、信号端子台14a,14b、動作確認スイッチ部17および電池18との間で、器具本体20の短手方向の中央域に配線スペースsを形成することができる。
配線スペースsに対応して、器具本体20に取付孔28、配線孔29,30を設けるとともに、電源端子台15を配置するため、施工時に取り付けや配線の作業を容易に行える。
さらに、電池配置部61の開放領域67を配線スペースsに連通することにより、配線スペースsを利用して電池18を容易に交換することができる。
なお、電池配置部61の開放領域67は、器具本体20の中央域に対向する器具本体20の短手方向に向けた領域に設ける構成に限らず、器具本体20の長手方向に向けた領域に設けてもよい。この場合、電池配置部61の開放領域67に対向する位置にある信号端子台14a,14bや動作確認スイッチ部17などは器具本体20の別の場所に設ければよい。
また、保持部材62は保持板部65の両端に端板部66を設けて電池配置部61を形成してもよく、この場合、保持部材63を省略できる。
また、照明装置10は、埋込形に限らず、壁面または天井面に直付け形でもよい。
また、照明装置10は、点滅装置に限らず、電池18を備える誘導灯や非常灯などにも適用できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 照明装置
18 電池
20 器具本体
61 電池配置部
62 保持部材
67 開放領域
68 規制部材
71 第1取付部
72 第2取付部
73 取付部材
18 電池
20 器具本体
61 電池配置部
62 保持部材
67 開放領域
68 規制部材
71 第1取付部
72 第2取付部
73 取付部材
Claims (5)
- 器具本体と;
前記器具本体に設けられた電池配置部と;
前記電池配置部の一部に設けられた開放領域と;
前記電池配置部に前記開放領域を通じて着脱可能に配置される電池と;
前記開放領域に着脱可能に配置され、前記電池を前記電池配置部に規制する規制部材と;
を備えることを特徴とする照明装置。 - 前記規制部材は、手動操作で回動可能な螺合部品である
ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。 - 前記器具本体の開口側に配置され、前記器具本体との間に前記電池配置部を形成する保持部材を備える
ことを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 - 前記電池配置部は、異なる種類の前記電池を配置可能とし、
前記規制部材は、前記電池配置部に配置される異なる種類の前記電池に対応して前記開放領域の異なる位置に配置可能とする
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の照明装置。 - 前記器具本体は、前記規制部材が着脱可能に取り付けられる第1取付部と、前記電池を保持する取付部材が着脱可能に取り付ける第2取付部とを有する
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の照明装置。
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