JP2022123338A - 教育用の音叉実験器 - Google Patents
教育用の音叉実験器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022123338A JP2022123338A JP2021020584A JP2021020584A JP2022123338A JP 2022123338 A JP2022123338 A JP 2022123338A JP 2021020584 A JP2021020584 A JP 2021020584A JP 2021020584 A JP2021020584 A JP 2021020584A JP 2022123338 A JP2022123338 A JP 2022123338A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tuning fork
- resonance
- shaped
- opening
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 16
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 16
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 3
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
Abstract
【課題】理科実験などで用いられる音叉実験器は、共鳴により大きな音を発生させるための木製共鳴箱を備える。この材質を変更してコストダウンを図る。【解決手段】特定の周波数の音を発生するU字状の金属の音叉と、音叉の柄の部分に取り付けられる共鳴部とを備える音叉実験器において、音叉の柄の部分にはねじ部が形成され、前記共鳴部を金属で構成するとともに、その上面に音叉の柄を差し込むための開口が設けられ、柄の前記ねじ部を前記開口に貫入させることにより音叉を共鳴部に固定する。【選択図】図2
Description
特許法第30条第2項適用申請有り 令和2年2月15日開催 奈良県スプリング研修会支部会(主催:株式会社内田洋行、開催場所:大阪府大阪市中央区和泉町2丁目2番2号 株式会社内田洋行大阪支店) 令和2年4月1日発行 株式会社内田洋行 ウチダ理科実験機器セレクト品カタログ
本発明は、理科の学習において音の性質を実験を通じて学ぶための教育用の音叉実験器に関する。
理科の学習において実験を通じて音の性質を学ぶことがある。その実験では音叉が用いられ、音の伝わり方や他の物体との共鳴などについて学ぶ。音叉は、一本の細長い鋼をU字状に曲げたものと、その中央に同じく棒状の鋼からなる柄を一体に接合したものである。学習用途の他にも、音叉は楽器の調律等に於いて標準音源として使用される。音叉はU字状部を叩くことにより特定の周波数で振動するが、この状態では音が小さく耳で聞き取ることは困難であるため、音叉の棒状部の部分を楽器の共鳴胴や共鳴板に接触させ音を大きくさせて標準音源とするのが一般的である。理科実験などでは共鳴箱付音叉が用いられる。共鳴箱は、共鳴により大きな音を発生するために音叉の下(柄)に取り付ける箱で、この箱は1つの面が空いており、そこから音が出るようになっている。
共鳴箱の上面には音叉取付部が取り付けられており、そこに設けられる比較的深い取付穴に音叉の柄を差し込むことで、音叉が共鳴箱に取り付けられる。取付状態において音叉の下端が共鳴箱の上面に接している。これにより音叉の振動が共鳴箱に伝達され、聴者に共鳴音が届く。
従来の音叉の共鳴箱は木製であった。しかし、木製の共鳴箱にはコストが大きいという問題があった。加えて、その製造業者が減少しつつあり入手が困難であるという問題もあった。
共鳴箱の材質を金属等に変更しようとする場合、音叉の取り付け方法を新規に開発しなければならない。従来は共鳴箱と音叉取付部いずれも木製であり両者を接合し、音叉取付部を取り付けた後にそれに音叉の柄を差し込むことにより共鳴箱付き音叉が完成した。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、金属製の共鳴部を備え、入手性が容易になり、かつコストが低く、しかも、組み立てが容易な教育用の音叉実験器を提供することを目的とする。
この発明は、U字状部を含む振動部と、前記振動部の振動に共鳴する共鳴部とを備える音叉実験器において、
前記U字状部の下方を棒状に形成し、
前記共鳴部を金属で構成するとともに上面に開口を設け、
前記棒状の部分を前記共鳴部の前記開口に挿入して固定したことを特徴とするものである。
前記U字状部の下方を棒状に形成し、
前記共鳴部を金属で構成するとともに上面に開口を設け、
前記棒状の部分を前記共鳴部の前記開口に挿入して固定したことを特徴とするものである。
前記棒状の部分に雄ねじ部を形成するとともに、前記開口に雌ねじ部を形成し、
前記棒状の部分を受け入れる貫通孔を有する固定部と、前記雄ねじ部に係合する雌ねじ部を有する緊締部材とを備え、
前記緊締部材を前記雄ねじ部に係合させつつ前記U字状部まで移動させ、
前記棒状の部分を前記固定部の前記貫通孔に通し、
前記雄ねじ部を前記開口の前記雌ねじ部に係合させ、
前記U字状部を前記共鳴部に対して所定の方向に向け、
前記緊締部材を前記固定部に向けて移動させることにより前記U字状部を固定するようにしてもよい。(前記開口に雌ねじ部を形成することは、前記共鳴部の内側にナットなどを固定することも含む)。
前記棒状の部分を受け入れる貫通孔を有する固定部と、前記雄ねじ部に係合する雌ねじ部を有する緊締部材とを備え、
前記緊締部材を前記雄ねじ部に係合させつつ前記U字状部まで移動させ、
前記棒状の部分を前記固定部の前記貫通孔に通し、
前記雄ねじ部を前記開口の前記雌ねじ部に係合させ、
前記U字状部を前記共鳴部に対して所定の方向に向け、
前記緊締部材を前記固定部に向けて移動させることにより前記U字状部を固定するようにしてもよい。(前記開口に雌ねじ部を形成することは、前記共鳴部の内側にナットなどを固定することも含む)。
発明の実施の形態について、図面を参照して説明を加える。
図1は、発明の実施の形態に係る教育用の音叉実験器の斜視図である。
図2(a)は、図1の音叉実験器を共鳴部2の長手方向に沿い振動部1の中心を通る線で切断した状態を示す断面図である。
図3(b)は、図2の切断線に直角に切断した状態を示す断面図である。
図2(b)及び図3(a)と図4乃至図7は、音叉実験器の六面図である。なお、図4乃至図7においては符号の表示を省略している。
図2(a)は、図1の音叉実験器を共鳴部2の長手方向に沿い振動部1の中心を通る線で切断した状態を示す断面図である。
図3(b)は、図2の切断線に直角に切断した状態を示す断面図である。
図2(b)及び図3(a)と図4乃至図7は、音叉実験器の六面図である。なお、図4乃至図7においては符号の表示を省略している。
この教育用の音叉実験器は、U字状部11を備える振動部1と、振動部1の下部に設けられその振動を共鳴させ音を大きくさせる共鳴部2と、振動部1と共鳴部2の間に設けられる円筒状の固定部3と、U字状部11と固定部3の間に設けられ、振動部1を任意の方向(例えば図示するようなU字が正面(背面)を向く方向)に固定するナット(緊締部材)4とを備える。共鳴部2は概ね角パイプ状をしており、その一端アは開放されているが、他端イは閉じられている。
音を発する振動部1は、U字状部11と、U字状部11と雄ねじ部13の接合部12と、雄ねじ部(棒状の部分、柄の部分に相当する)13とからなる。これらは一体に生成されるか、または別個の部品を互いに接合して組み立てられる。U字状部11は一本の細長い鋼をU字状に曲げて作成される。接合部12には雄ねじ部13の上端が嵌入されている。雄ねじ部13はU字状部11の下部中央に下方に向けて取り付けられる。雄ねじ部13は接合部12の下部からU字状部11とは反対側に延びる棒状の部材であって、その表面には雄ねじが設けてある。振動部1を共鳴部2に取り付けるためのナット(緊締部材)4を雄ねじ部13の下端から入れて回しU字状部11の近くまで移動させる。図の例では、ナット(緊締部材)4を雄ねじ部13の上端付近、U字状部11の直近に位置させている。この状態で、雄ねじ部13は固定部3の中央に設けられた貫通孔31を通る。その先端は固定部3から出ている。雄ねじ部13は、固定部3の貫通孔31を通り抜けた状態で共鳴部2の上面開口(雌ねじ部)23に係合する。図の例では、雄ねじ部13の先端は共鳴部2の内面に突出している。ナット(緊締部材)4により固定部3を締め付ける。固定部3は、ナット4の下端と共鳴部2の上面で挟持される。これにより振動部1が固定される。この構成により、振動部1の取り付けを容易に行うことができる。
共鳴部2は、角パイプ状の部分である金属製本体21と、閉鎖端イに取り付けられる金属製端面22とからなる。上面の中央には、雄ねじ部13を受け入れる上面開口23が設けられる。下面には4つのゴム足24が設けられる。金属製本体21は例えばアルミ角パイプから作成される。金属製端面22は金属製本体21と同種の金属板であり、例えばアルミ板である。固定部3は例えば木製の部材であり円筒などの回転体形状をしている。その中心には、雄ねじ部13の直径よりも大きい貫通孔31が設けられている。
発明の実施の形態に係る教育用の音叉実験器は、共鳴部が金属製(アルミ製)であるため、木製より薄く硬い。共鳴部は固い素材のほうがより共鳴する時間が長い。また金属製で精度も出せることから、より共鳴する音叉実験器を実現できた。振動部1と共鳴部2の取り付けにナット(緊締部材)4を用い、振動部1を共鳴部2に固定したので金属同士の振動部1と共鳴部2が連結され、共鳴部を木製とした場合と比べ、より音叉の振動を共鳴部に伝えることができるようになった。
さらに、木製の時と比べコストが低くなり、入手性が改善した。しかも、組み立てが容易になった。
ナット(緊締部材)4により固定部3を締め付けるようにしたので、振動部1を任意の向きで固定することができようになった。
振動部1を共鳴部2に固定する際、多くの場合、共鳴部2の長辺に対して振動部1が正面になるように(U字側が向くように)取り付ける必要がある。ナット(緊締部材)4を備えない場合、振動部1が所望の向きで固定されるとは限らない(後述)。これに対し、発明の実施の形態によれば、振動部1を上面開口23に差し込み所望の位置(U字が正面を向く位置)まで回し入れ、その後、ナット(緊締部材)4を回して固定することにより、所望の向きで固定することができる。
振動部1の固定方法として、振動部1に固定されたひっかけを作っておき、ナットで共鳴部2の内側から固定する方法がある。この方法では、共鳴部2の内部が小さく、ナットを手で取り付けることができない。専用の工具が必要となるといった問題がある。発明の実施の形態によればそのような問題は生じない。
また、共鳴部2の内側にナットを固定しておく、もしくは開口23に雌ねじをきっておくこともできるが、この場合、雄ねじ部13を、振動部1が強固に固定されるまで締め付けることになるが、これでは振動部1を任意の向きで固定することができない(締まった状態で振動部1が正面を向くとは限らない)。発明の実施の形態によればそのような問題は生じない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
1 振動部(音叉)
11 U字状部(腕)
12 U字状部と雄ねじ部の接合部
13 雄ねじ部(棒状の部分)
2 共鳴部
21 金属製本体
22 金属製端面
23 上面開口(雌ねじ部)
24 ゴム足
3 固定部
31 貫通孔
4 ナット(緊締部材)
ア 開放端
イ 閉鎖端
11 U字状部(腕)
12 U字状部と雄ねじ部の接合部
13 雄ねじ部(棒状の部分)
2 共鳴部
21 金属製本体
22 金属製端面
23 上面開口(雌ねじ部)
24 ゴム足
3 固定部
31 貫通孔
4 ナット(緊締部材)
ア 開放端
イ 閉鎖端
Claims (2)
- U字状部を含む振動部と、前記振動部の振動に共鳴する共鳴部とを備える音叉実験器において、
前記U字状部の下方を棒状に形成し、
前記共鳴部を金属で構成するとともに上面に開口を設け、
前記棒状の部分を前記共鳴部の前記開口に挿入して固定したことを特徴とする教育用の音叉実験器。 - 前記棒状の部分に雄ねじ部を形成するとともに、前記開口に雌ねじ部を形成し、
前記棒状の部分を受け入れる貫通孔を有する固定部と、前記雄ねじ部に係合する雌ねじ部を有する緊締部材とを備え、
前記緊締部材を前記雄ねじ部に係合させつつ前記U字状部まで移動させ、
前記棒状の部分を前記固定部の前記貫通孔に通し、
前記雄ねじ部を前記開口の前記雌ねじ部に係合させ、
前記U字状部を前記共鳴部に対して所定の方向に向け、
前記緊締部材を前記固定部に向けて移動させることにより前記U字状部を固定することを特徴とする請求項1記載の教育用の音叉実験器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021020584A JP2022123338A (ja) | 2021-02-12 | 2021-02-12 | 教育用の音叉実験器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021020584A JP2022123338A (ja) | 2021-02-12 | 2021-02-12 | 教育用の音叉実験器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022123338A true JP2022123338A (ja) | 2022-08-24 |
Family
ID=82940154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021020584A Pending JP2022123338A (ja) | 2021-02-12 | 2021-02-12 | 教育用の音叉実験器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022123338A (ja) |
-
2021
- 2021-02-12 JP JP2021020584A patent/JP2022123338A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4835138B2 (ja) | スピーカ装置 | |
WO2013089239A1 (ja) | 楽器の響板を振動させるためのアクチュエータ及びその取り付け方法 | |
US10304435B2 (en) | Musical instrument and acoustic transducer device | |
US7995786B2 (en) | Auxiliary fastening device for assisting transducer being fastened and isolating vibration induced during operation of transducer | |
EP3460465A1 (en) | Jig for ultrasonic fatigue testing machine | |
JP2020183974A (ja) | 着脱式三味線 | |
JP2022123338A (ja) | 教育用の音叉実験器 | |
US20160140940A1 (en) | Percussion, wind and rattling instrument and musical-instrument arrangement | |
JP2004502976A (ja) | 小型金管楽器用安定化装置 | |
US11138957B2 (en) | Endpin main body fixing member and fixing tool, and musical instrument equipped with fixing tool | |
US20110247477A1 (en) | Drumstick | |
US20220130353A1 (en) | Detachable, portable resonance box for providing acoustic stereo sound from stringed instruments | |
US20230298545A1 (en) | String instrument | |
US6362406B1 (en) | Shaken idiophone | |
JP5488270B2 (ja) | パイプのt字型連結装置 | |
US20090288544A1 (en) | Universal ligature suitable for many instruments | |
US9111511B2 (en) | Guitar back plate | |
JP2005348294A (ja) | 発音構造、発音構造を有する部屋構築用パネル、部屋及びキャビネット | |
JP7063449B2 (ja) | 発音体 | |
ATE428057T1 (de) | Vorrichtung zur vibrationsentkoppelten befestigung einer einrichtung an einer wand | |
JP5169133B2 (ja) | スピーカシステム | |
US10467997B2 (en) | Collapsible music station | |
US9257103B2 (en) | Guitar back plate | |
CN216905287U (zh) | 声学装置 | |
JP7237335B2 (ja) | 管楽器のリガチャー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20210303 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240130 |