JP2022121362A - ワイヤハーネス及びプロテクタ - Google Patents

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Kohei Hashimoto
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Abstract

【課題】ボルトからの端子の抜け出しを抑制できるワイヤハーネス及びプロテクタを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス10は、第1端子21、及び第1電線22を有する第1電線部材20と、第1電線部材20を収容するプロテクタ40とを備える。プロテクタ40は、プロテクタ本体50と、ボルト70と、規制部80とを有している。プロテクタ本体50は、長さ方向に延びる底壁51、底壁51の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁52、及び2つの側壁52によって形成されて底壁51に対向する開口53を有している。ボルト70は、プロテクタ本体50から突出するとともに第1端子21の貫通孔21aに挿入されている。規制部80は、第1電線部材20のうち長さ方向において貫通孔21aよりも第1端子21の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、ボルト70の突出方向における第1電線部材20の移動を規制する。【選択図】図2

Description

本開示は、ワイヤハーネス及びプロテクタに関する。
従来、互いに電気的に接続される複数の電線部材と、これら電線部材を収容するプロテクタとを備えるワイヤハーネスが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のワイヤハーネスは、第1電線部材、第2電線部材、及び第3電線部材を備えている。第1電線部材は、L字状をなす第1端子を有している。第2電線部材及び第3電線部材は、第2端子及び第3端子をそれぞれ有している。
プロテクタは、第1電線部材の長さ方向に延びる底壁と、底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁と、底壁に対向する開口とを有している。開口は、2つの側壁によって形成されている。
プロテクタの内部には、頭部が底壁に埋め込まれた2つのボルトが設けられている。2つのボルトの先端は、底壁とは反対側を指向している。プロテクタには、開口を覆うカバーが着脱可能に設けられている。
第1端子は、2つのボルトが挿入される2つの貫通孔を有している。第2端子は、一方のボルトが挿入される貫通孔を有している。第3端子は、他方のボルトが挿入される貫通孔を有している。一方のボルトは、第1端子の貫通孔の一方と、第2端子の貫通孔とに挿入されている。他方のボルトは、第1端子の貫通孔の他方と、第3端子の貫通孔とに挿入されている。ボルトの各々には、ナットが取り付けられている。これらにより、第1端子には、第2端子と第3端子との双方が電気的に接続されている。
特開2016-19434号公報
ところで、こうしたワイヤハーネスの組立に際しては、プロテクタの内部に1つの電線部材の端子が収容され、ボルトが端子の貫通孔に挿入されている状態において、同プロテクタの内部に他の電線部材の端子を収容し、同端子の貫通孔にボルトを挿入する。そして、ボルトにナットを取り付けることで電線部材同士を電気的に接続する。このとき、上記1つの電線部材のみがプロテクタの内部に収容された仮組状態においては、当該電線部材の端子がボルトから抜け出るおそれがある。こうした課題は、ワイヤハーネスの組立時だけではなく、仮組状態にてワイヤハーネスを運搬する場合にも同様にして生じるものである。
本開示の目的は、ボルトからの端子の抜け出しを抑制できるワイヤハーネス及びプロテクタを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材と、前記電線部材を収容するプロテクタと、を備え、前記プロテクタは、前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有する。
本開示のプロテクタは、貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材を収容するプロテクタであって、前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有する。
本開示によれば、ボルトからの端子の抜け出しを抑制できる。
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す断面図である。 図3は、一実施形態のプロテクタを示す斜視図である。 図4は、一実施形態のプロテクタを示す斜視図である。 図5は、一実施形態のワイヤハーネスを示す断面図である。 図6は、一実施形態のワイヤハーネスを示す斜視図である。 図7は、一実施形態のワイヤハーネスを示す斜視図である。 図8は、一実施形態の仮組状態のワイヤハーネスを示す斜視図である。 図9は、変更例のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図10は、変更例のワイヤハーネスを示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のワイヤハーネスは、貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材と、前記電線部材を収容するプロテクタと、を備え、前記プロテクタは、前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有する。
同構成によれば、プロテクタの内部において、上記突出方向における電線部材の移動が規制される。したがって、ボルトからの端子の抜け出しを抑制できる。
[2]前記規制部は、前記電線部材に接触することで前記長さ方向における前記電線部材の移動を規制することが好ましい。
同構成によれば、上記長さ方向における電線部材の移動が規制されるため、電線部材の当該移動に伴って端子に負荷が作用することを抑制できる。
[3]前記規制部は、前記開口を開閉する規制部本体と、前記2つの側壁の一方と前記規制部本体とを連結するヒンジと、を有することが好ましい。
同構成によれば、ヒンジを介して規制部本体を回転させることによってプロテクタ本体の開口を開閉することができる。したがって、簡易な構成によって規制部を具体化することができる。
[4]前記規制部本体は、前記2つの側壁の他方に係合する係合部を有していることが好ましい。
同構成によれば、規制部本体を2つの側壁の他方に係合させることで、規制部本体がプロテクタ本体の開口を閉塞した状態が維持されやすくなる。したがって、ボルトの突出方向における電線部材の移動を効果的に規制できる。
[5]前記ヒンジを第1ヒンジとするとき、前記規制部本体は、前記第1ヒンジに連結されるとともに前記電線部材を前記底壁とは反対側から覆う第1部分と、前記第1部分の外面に重ね合わされるとともに、前記電線部材のうち前記第1部分により覆われる部分よりも前記長さ方向において前記端子に近い部分を覆う第2部分と、前記第1部分の前記長さ方向における前記端子とは反対側の一端縁に設けられ、前記第1部分と前記第2部分とを連結する第2ヒンジと、を有し、前記第2部分は、前記第2ヒンジを介して、前記第1部分の外面に重ね合わされる位置と、前記第1部分に対して展開されて前記長さ方向における前記端子とは反対側に延びる位置と、に回転可能に設けられていることが好ましい。
例えば、第1ヒンジが設けられる側壁の外周側において、プロテクタ本体から突出する部位などが存在する場合、上記側壁の外周側に規制部本体を回転させることで、規制部本体が上記部位に干渉するおそれがある。
この点、上記構成によれば、第1部分よりも上記長さ方向に長い第2部分が、第2ヒンジを介して第1部分に連結されるとともに、第1部分の外面に重ね合わされている。そして、第2部分は、第2ヒンジを介して、第1部分の外面に重ね合わされる位置と、第1部分に対して展開された位置とに回転可能に設けられている。このため、規制部本体を側壁の外周側に回転させる際には、第2部分を第1部分に対して展開させた状態で、規制部本体を側壁の外周側に回転させることができる。このとき、第2部分は、第1部分から上記長さ方向における端子とは反対側に延びた状態となる。すなわち、第2部分は、上記部位から離れる方向に延びた状態となる。このため、上述した不都合を回避しやすくなる。
[6]前記規制部と前記プロテクタ本体とは、一体形成されていることが好ましい。
同構成によれば、プロテクタの部品点数、ひいては、ワイヤハーネスにおける部品点数の増加を抑制できる。
[7]前記電線部材は、前記電線の外周を覆うコルゲートチューブを有し、前記規制部は、前記コルゲートチューブに接触することで、前記プロテクタ本体に対する前記コルゲートチューブの移動を規制することが好ましい。
同構成によれば、プロテクタ本体に対する電線部材の移動がコルゲートチューブを介して規制される。したがって、ボルトからの端子の抜け出しを抑制できる。
[8]前記コルゲートチューブは、環状の凸部と、前記凸部よりも外径の小さい環状の凹部とが前記長さ方向において交互に設けられた蛇腹構造を有しており、前記規制部は、前記凹部に係合する係合凸部を有していることが好ましい。
同構成によれば、コルゲートチューブの凹部に規制部の係合凸部が係合することで、プロテクタ本体に対するコルゲートチューブの移動を効果的に規制することができる。
[9]前記プロテクタは、前記プロテクタ本体に着脱可能に設けられ、前記規制部と前記端子とを一括して覆うカバーを有することが好ましい。
同構成によれば、カバーによって規制部及び端子が一括して覆われるため、端子の接続箇所を保護することができるとともに、プロテクタ本体から規制部が外れることを抑制できる。
[10]前記端子を第1端子とし、前記電線を第1電線とし、前記電線部材を第1電線部材とするとき、貫通孔を有する第2端子、及び前記第2端子に接続された第2電線を有し、前記第1電線部材に電気的に接続される第2電線部材を備え、前記ボルトは、前記第1端子の貫通孔及び前記第2端子の貫通孔に挿入されており、前記ボルトには、前記第1端子と前記第2端子とを締結するナットが取り付けられていることが好ましい。
同構成によれば、第1端子の貫通孔にボルトが挿入されており、且つ第1端子と第2端子とがボルト及びナットによって締結されていない仮組状態において、ボルトからの第1端子の抜け出しを抑制できる。
[11]本開示のプロテクタは、貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材を収容するプロテクタであって、前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有する。
同構成によれば、プロテクタの内部において、上記突出方向における電線部材の移動が規制される。したがって、ボルトからの端子の抜け出しを抑制できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネス及びプロテクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本明細書における「直交」は厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。
(ワイヤハーネス10の構成)
ワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に搭載された電気機器同士を電気的に接続するものである。
図1及び図2に示すように、ワイヤハーネス10は、第1電線部材20と、第2電線部材30と、第1電線部材20及び第2電線部材30を収容するプロテクタ40とを備えている。第1電線部材20と第2電線部材30とは、プロテクタ40の内部において電気的に接続されている。第1電線部材20と第2電線部材30とは、例えば、プロテクタ40から第1電線部材20の長さ方向において互いに逆向きに引き出されている。
以降において、第1電線部材20の長さ方向を単に長さ方向と称する。
(第1電線部材20の構成)
図2に示すように、第1電線部材20は、第1端子21と、第1端子21に接続された第1電線22と、第1電線22の外周を覆うコルゲートチューブ25とを有している。コルゲートチューブ25は、プロテクタ40から引き出されている。
(第1端子21の構成)
第1端子21は、円形状の貫通孔21aを有している。第1端子21の材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料を用いることができる。
(第1電線22の構成)
第1電線22は、導体からなる芯線23と、芯線23の外周を被覆する絶縁被覆24とを有している。芯線23の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。絶縁被覆24の材料としては、例えば、架橋ポリエチレンや架橋ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を主成分とする合成樹脂を用いることができる。
芯線23は、第1電線22の端部において絶縁被覆24から露出している。絶縁被覆24から露出した芯線23は、第1端子21に電気的に接続されている。
(コルゲートチューブ25の構成)
コルゲートチューブ25は、環状の凸部26と、凸部26よりも外径の小さい環状の凹部27とが長さ方向において交互に設けられた蛇腹構造を有している。コルゲートチューブ25は、可撓性を有している。
コルゲートチューブ25の材料としては、例えば、導電性を有する樹脂材料や導電性を有しない樹脂材料を用いることができる。樹脂材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
プロテクタ40から引き出されたコルゲートチューブ25の端部と、第1電線22とは、例えば、テープなどの固定部材28により固定されている。固定部材28は、コルゲートチューブ25の端部と第1電線22とに全周にわたって巻き付けられている。これにより、コルゲートチューブ25と第1電線22との相対移動が規制されている。
(第2電線部材30の構成)
第2電線部材30は、第2端子31と、第2端子31に接続された第2電線32とを有している。
第2端子31及び第2電線32は、第1端子21及び第1電線22とそれぞれ同一の構成を有している。このため、第2電線部材30の構成については、第1電線部材20の構成を示す符号「2*」に「10」を加算した符号「3*」を付すことで、重複した説明を省略する。
(プロテクタ40の構成)
図1に示すように、プロテクタ40は、プロテクタ本体50と、プロテクタ本体50から突出するボルト70と、プロテクタ本体50と一体に設けられた規制部80と、プロテクタ本体50に着脱可能に設けられたカバー90とを備えている。
(プロテクタ本体50の構成)
図3及び図4に示すように、プロテクタ本体50は、長さ方向に延びる底壁51と、底壁51の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁52と、底壁51に対向する開口53とを有している。開口53は、2つの側壁52によって形成されている。プロテクタ本体50の材料としては、例えば、合成樹脂などの絶縁材料を用いることができる。
以下の説明では、2つの側壁52の一方を側壁52Aとし、2つの側壁52の他方を側壁52Bとして区別する場合がある。
プロテクタ本体50は、長さ方向の一方に位置する第1端50Aと、長さ方向の他方に位置する第2端50Bとを有している。第1端50Aからは、第1電線部材20が引き出される。第2端50Bからは第2電線部材30が引き出される。
2つの側壁52のうち第1端50Aを構成する部分は、側壁52におけるその他の部分よりも突出した突端52aを有している。
第1端50Aの内面には、コルゲートチューブ25の凹部27に係合する複数の係合凸部54が設けられている。複数の係合凸部54は、長さ方向において互いに間隔をおいて設けられている。係合凸部54の各々は、例えば、凹部27の外周面に沿う円弧状をなしている。
複数の係合凸部54は、底壁51から側壁52の突端52aまで延びる係合凸部54Aを含んでいる。複数の係合凸部54は、例えば、2つの係合凸部54Aを含んでいる。係合凸部54Aは、例えば、U字状をなしている。2つの係合凸部54Aの間には、例えば、2つの係合凸部54が設けられている。
図3及び図5に示すように、側壁52Bのうち第1端50Aを構成する部分には、開口53からのコルゲートチューブ25の抜け止めを行う抜け止め突起55が設けられている。抜け止め突起55は、2つの係合凸部54Aの間に設けられている。抜け止め突起55は、側壁52Bから側壁52Aに向かって突出している。プロテクタ本体50の内部に収容されたコルゲートチューブ25が抜け止め突起55に接触することで、開口53からのコルゲートチューブ25の抜け止めが行われる。
図3及び図4に示すように、プロテクタ本体50における第1端50Aと第2端50Bとの間の部分には、コルゲートチューブ25の端面が接触する位置決め突起56が設けられている。位置決め突起56は、底壁51から突出するとともに2つの側壁52に連結されている。
プロテクタ本体50は、プロテクタ本体50に対して規制部80を固定する複数の第1係合枠部57を有している。プロテクタ本体50は、例えば、3つの第1係合枠部57を有している。
1つの第1係合枠部57は、側壁52Bのうち後述する規制部80の第1ヒンジ82に対向する部分に設けられている。また、残り2つの第1係合枠部57は、2つの側壁52のうち位置決め突起56を挟んで互いに対向する部分に設けられている。
プロテクタ本体50は、プロテクタ本体50に対してカバー90を固定する複数の第2係合枠部58を有している。プロテクタ本体50は、例えば、4つの第2係合枠部58を有している。
2つの第2係合枠部58は、2つの側壁52Bのうち第1端50Aを構成する部分に設けられている。また、残り2つの第2係合枠部58は、2つの側壁52のうち第2端50Bを構成する部分に設けられている。
図2に示すように、プロテクタ本体50における位置決め突起56と第2端50Bとの間の部分には、底壁51から突出するとともにボルト70を固定する固定部60が設けられている。固定部60は、底壁51と一体に設けられている。固定部60は、底壁51に直交する方向においてプロテクタ本体50を貫通する貫通孔61を有している。
貫通孔61の内部には、貫通孔61の軸線方向に延びるとともに互いに対向する2つの係合片62が設けられている。2つの係合片62は、一端が底壁51に連結された片持ち状をなしている。2つの係合片62は、互いに遠ざかる方向に弾性変形可能に設けられている。
(ボルト70の構成)
ボルト70は、第1端子21の貫通孔21aと、第2端子31の貫通孔31aとに挿入されている。ボルト70は、固定部60の貫通孔61の内部に収容される頭部71と、頭部71から開口53に向かって突出する雄ねじ部72と、雄ねじ部72から延びる先端73とを有している。ボルト70の突出方向は、底壁51と直交している。ボルト70は、上記突出方向において側壁52よりも底壁51から離れた位置まで突出している。
頭部71は、例えば、四角柱状をなしている。頭部71における底壁51とは反対側の部分は、上記突出方向において固定部60の内壁に係合している。
先端73は、底壁51とは反対側を指向している。先端73は、プロテクタ本体50から露出している。
雄ねじ部72には、ナット100が取り付けられている。ボルト70及びナット100によって、第1端子21と第2端子31とが締結されている。
ボルト70は、底壁51から開口53に向かう方向において固定部60の貫通孔61に挿入されている。ボルト70を貫通孔61に挿入する際、頭部71が係合片62に接触しながら移動することで、2つの係合片62は互いに離れる方向に弾性変形する。頭部71が上記突出方向において固定部60の内壁に接触するまで移動すると、2つの係合片62が弾性復帰して頭部71に係合する。これにより、ボルト70が固定部60に対して固定される。
(規制部80の構成)
図1に示すように、規制部80は、プロテクタ本体50の開口53の一部を覆っている。規制部80は、第1電線部材20のうち長さ方向において第1端子21の貫通孔21aよりも第1端子21の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、ボルト70の突出方向における第1電線部材20の移動を規制している。規制部80は、第1電線部材20のうち第1電線22とコルゲートチューブ25とを覆っている。規制部80は、コルゲートチューブ25に接触することで、プロテクタ本体50に対するコルゲートチューブ25の移動を規制している。
規制部80の材料としては、例えば、合成樹脂などの絶縁材料を用いることができる。規制部80は、プロテクタ本体50と一体形成されている。より詳しくは、規制部80とプロテクタ本体50とは、単一の樹脂材料により一体形成されている。
図3及び図4に示すように、規制部80は、開口53を開閉する規制部本体81と、側壁52Aと規制部本体81とを連結する第1ヒンジ82とを有している。
規制部本体81は、第1電線部材20を底壁51とは反対側から覆う第1部分83と、第1部分83の外面に重ね合わされる第2部分88と、第1部分83と第2部分88とを連結する第2ヒンジ87とを有している。
第1部分83は、互いに対向する2つの腕部84と、2つの腕部84の端部同士を連結する連結部85とを有している。第1部分83は、門形をなしている。2つの腕部84の一方は、第1ヒンジ82を介して側壁52Aに連結されている。2つの腕部84の他方は、第1係合枠部57に係合する第1係合爪81aを有している。第1係合爪81aは、係合部の一例である。
第1ヒンジ82は、側壁52Aのうち第1端50Aと位置決め突起56との間の部分に設けられている。第1ヒンジ82は、長さ方向に延びている。第1ヒンジ82は、腕部84及び側壁52Aよりも薄肉状に形成されている。
第1部分83の内面には、コルゲートチューブ25の凹部27に係合する係合凸部86が設けられている。係合凸部86は、連結部85と2つの腕部84とにわたって設けられている。係合凸部86は、例えば、凹部27の外周面に沿う円弧状をなしている。
第2ヒンジ87は、連結部85の長さ方向における第1端子21と反対側の一端縁に設けられている。第2ヒンジ87は、長さ方向に直交するプロテクタ本体50の幅方向に延びている。第2ヒンジ87は、連結部85及び第2部分88よりも薄肉状に形成されている。
図1に示すように、第2部分88は、長さ方向において第1部分83よりも長い長尺状をなしている。規制部80が開口53を閉塞した状態において、第2部分88は、長さ方向において第1部分83よりも第1端子21に近い位置まで延びている。すなわち、第2部分88は、第1電線部材20のうち第1部分83により覆われる部分よりも長さ方向において第1端子21に近い部分を覆っている。より詳しくは、第2部分88は、コルゲートチューブ25の端部を覆っている。
図6に示すように、第2部分88における第2ヒンジ87とは反対側の端部は、コルゲートチューブ25の外周に沿った円弧状をなしている。当該端部には、第1係合枠部57に係合する2つの第1係合爪81aが設けられている。
第2部分88の内面には、コルゲートチューブ25の凹部27に係合する複数の係合凸部89が設けられている。複数の係合凸部89は、長さ方向において互いに間隔をおいて設けられている。係合凸部89の各々は、例えば、凹部27の外周面に沿う円弧状をなしている。
第2部分88は、第2ヒンジ87を中心に回転可能に設けられている。より詳しくは、第2部分88は、第2ヒンジ87を介して、第1部分83の外面に重ね合わされる重合位置と、第1部分83に対して展開されて長さ方向における第1端子21とは反対側に延びる展開位置とに回転可能に設けられている。
(カバー90の構成)
図1に示すように、カバー90は、プロテクタ本体50の開口53の全体を覆っている。したがって、カバー90は、規制部80、第1端子21、及び第2端子31を一括して覆っている。カバー90の材料としては、例えば、合成樹脂などの絶縁材料を用いることができる。
図1及び図5に示すように、カバー90は、長さ方向に延びるとともに底壁51に対向する頂壁91と、頂壁91の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁92とを有している。
カバー90は、第2係合枠部58に係合する4つの第2係合爪90aを有している。第2係合爪90aは、側壁92に設けられている。
カバー90がプロテクタ本体50に取り付けられた状態において、頂壁91と規制部80との間には隙間が設けられている。
(ワイヤハーネス10の組付態様)
図2及び図6に示すように、ワイヤハーネス10の組付に際しては、まず、開口53を通じてプロテクタ本体50の内部に第1電線部材20を収容する。このとき、第1端子21の貫通孔21aにボルト70が挿入されるように第1端子21を配置する。また、コルゲートチューブ25の端面を位置決め突起56に接触させつつ凹部27に複数の係合凸部54を係合させる。これにより、コルゲートチューブ25が長さ方向においてプロテクタ本体50に対して位置決めされるため、プロテクタ本体50からのコルゲートチューブ25の引き出し長さが自ずと決まる。
次に、展開位置にある規制部80を第1ヒンジ82を中心に回転させるとともに、第1部分83の第1係合爪81aを側壁52Bの第1係合枠部57に係合させる。このとき、第1部分83の係合凸部86をコルゲートチューブ25の凹部27に係合させる。
図2及び図7に示すように、次に、規制部80が重合位置となるまで第2部分88を第2ヒンジ87を中心に回転させるとともに、第2部分88の第1係合爪81aを2つの側壁52の第1係合枠部57に係合させる。このとき、第2部分88の係合凸部89をコルゲートチューブ25の凹部27に係合させる。
以上のことから、コルゲートチューブ25の凹部27には、第1部分83の係合凸部86と、第2部分88の係合凸部89とが係合している。これにより、コルゲートチューブ25の長さ方向における移動が規制される。なお、第1電線22とコルゲートチューブ25とは固定部材28によって固定されているため、規制部80によって第1電線部材20全体の移動が規制される。
次に、プロテクタ本体50の内部に第2電線部材30を収容する。このとき、貫通孔31aにボルト70が挿入されるように第2端子31を配置する。これにより、第1端子21と第2端子31とがボルト70の突出方向において重ね合わされる。
次に、ボルト70の雄ねじ部72にナット100を取り付けることで、第1端子21と第2端子31とを締結する。これにより、第1端子21と第2端子31とが電気的に接続される。なお、ボルト70は規制部80によって覆われていないため、ボルト70へのナット100の取り付け作業を容易に行うことができる。
最後に、プロテクタ本体50の第2係合枠部58にカバー90の第2係合爪90aを係合させることで、プロテクタ本体50にカバー90を取り付ける。
このようにして、ワイヤハーネス10が組み付けられる。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)ワイヤハーネス10は、第1端子21及び第1電線22を有する第1電線部材20と、第1電線部材20を収容するプロテクタ40とを備える。プロテクタ40は、プロテクタ本体50と、ボルト70と、規制部80とを有している。プロテクタ本体50は、長さ方向に延びる底壁51、底壁51の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁52、及び2つの側壁52によって形成されて底壁51に対向する開口53を有している。ボルト70は、底壁51とは反対側を指向する先端73を有し、プロテクタ本体50から突出するとともに第1端子21の貫通孔21aに挿入されている。規制部80は、第1電線部材20のうち長さ方向において貫通孔21aよりも第1端子21の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、ボルト70の突出方向における第1電線部材20の移動を規制する。
こうした構成によれば、プロテクタ40の内部において、上記突出方向における第1電線部材20の移動が規制される。したがって、ボルト70からの第1端子21の抜け出しを抑制できる。
また、上記構成によれば、図8に示すように、第1端子21の貫通孔21aのみにボルト70が挿入された仮組状態において、ボルト70からの第1端子21の抜け出しを抑制できる。このため、仮組状態におけるワイヤハーネス10を容易に運搬することができる。
(2)規制部80は、第1電線部材20に接触することで長さ方向における第1電線部材20の移動を規制する。
こうした構成によれば、長さ方向における第1電線部材20の移動が規制されるため、第1電線部材20の当該移動に伴って第1端子21に負荷が作用することを抑制できる。
(3)規制部80は、プロテクタ本体50の開口53を開閉する規制部本体81と、側壁52Aと規制部本体81とを連結する第1ヒンジ82とを有する。
こうした構成によれば、第1ヒンジ82を介して規制部本体81を回転させることによってプロテクタ本体50の開口53を開閉することができる。したがって、簡易な構成によって規制部80を具体化することができる。
(4)規制部本体81は、側壁52Bに係合する第1係合爪81aを有している。
こうした構成によれば、規制部本体81を側壁52Bに係合させることで、規制部本体81がプロテクタ本体50の開口53を閉塞した状態が維持されやすくなる。したがって、ボルト70の突出方向における第1電線部材20の移動を効果的に規制できる。
(5)規制部本体81は、第1電線部材20を底壁51とは反対側から覆う第1部分83と、第1部分83の外面に重ね合わされるとともに、第1電線部材20のうち第1部分83により覆われる部分よりも長さ方向において第1端子21に近い部分を覆う第2部分88と、第1部分83と第2部分88とを連結する第2ヒンジ87とを有している。第2部分88は、第2ヒンジ87を介して、第1部分83の外面に重ね合わされる位置と、第1部分83に対して展開されて長さ方向における第1端子21とは反対側に延びる位置とに回転可能に設けられている。
例えば、側壁52Aの外周側において、プロテクタ本体50から突出する部位などが存在する場合、側壁52Aの外周側に規制部本体81を回転させることで、規制部本体81が上記部位に干渉するおそれがある。
この点、上記構成によれば、第1部分83よりも上記長さ方向に長い第2部分88が、第2ヒンジ87を介して第1部分83に連結されるとともに、第1部分83の外面に重ね合わされている。そして、第2部分88は、第2ヒンジ87を介して、第1部分83の外面に重ね合わされる位置と、第1部分83に対して展開された位置とに回転可能に設けられている。このため、規制部本体81を側壁52Aの外周側に回転させる際には、第2部分88を第1部分83に対して展開させた状態で、規制部本体81を側壁52Aの外周側に回転させることができる。このとき、第2部分88は、第1部分83から上記長さ方向における第1端子21とは反対側に延びた状態となる。すなわち、第2部分88は、上記部位から離れる方向に延びた状態となる。このため、上述した不都合を回避しやすくなる。
(6)規制部80とプロテクタ本体50とは、一体形成されている。
こうした構成によれば、プロテクタ40の部品点数、ひいては、ワイヤハーネス10における部品点数の増加を抑制できる。
(7)第1電線部材20は、第1電線22の外周を覆うコルゲートチューブ25を有する。規制部80は、コルゲートチューブ25に接触することで、プロテクタ本体50に対するコルゲートチューブ25の移動を規制する。
こうした構成によれば、プロテクタ本体50に対する第1電線部材20の移動がコルゲートチューブ25を介して規制される。したがって、ボルト70からの第1端子21の抜け出しを抑制できる。
(8)コルゲートチューブ25は、環状の凸部26と、凸部26よりも外径の小さい環状の凹部27とが長さ方向において交互に設けられた蛇腹構造を有している。規制部80は、凹部27に係合する係合凸部86,89を有している。
こうした構成によれば、コルゲートチューブ25の凹部27に規制部80の係合凸部86,89が係合することで、プロテクタ本体50に対するコルゲートチューブ25の移動を効果的に規制することができる。
(9)プロテクタ40は、プロテクタ本体50に着脱可能に設けられ、規制部80と第1端子21とを一括して覆うカバー90を有する。
こうした構成によれば、カバー90によって規制部80及び第1端子21が一括して覆われるため、第1端子21と第2端子31との接続箇所を保護することができるとともに、プロテクタ本体50から規制部80が外れることを抑制できる。
(10)ワイヤハーネス10は、第2端子31及び第2電線32を有し、第1電線部材20に電気的に接続される第2電線部材30を備える。ボルト70は、第1端子21の貫通孔21a及び第2端子31の貫通孔31aに挿入されている。ボルト70には、第1端子21と第2端子31とを締結するナット100が取り付けられている。
こうした構成によれば、第1端子21の貫通孔21aにボルト70が挿入されており、且つ第1端子21と第2端子31とがボルト70及びナット100によって締結されていない仮組状態において、ボルト70からの第1端子21の抜け出しを抑制できる。
(11)プロテクタ40は、プロテクタ本体50と、ボルト70と、規制部80とを有している。プロテクタ本体50は、長さ方向に延びる底壁51、底壁51の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁52、及び2つの側壁52によって形成されて底壁51に対向する開口53を有している。ボルト70は、底壁51とは反対側を指向する先端73を有し、プロテクタ本体50から突出するとともに第1端子21の貫通孔21aに挿入されている。規制部80は、第1電線部材20のうち長さ方向において貫通孔21aよりも第1端子21の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、ボルト70の突出方向における第1電線部材20の移動を規制する。
こうした構成によれば、プロテクタ40の内部において、上記突出方向における第1電線部材20の移動が規制される。したがって、ボルト70からの第1端子21の抜け出しを抑制できる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ワイヤハーネス10から第2電線部材30を省略することができる。
・プロテクタ40からカバー90を省略することができる。
・規制部80は、係合凸部86,89に代えて、第1電線部材20を底壁51に向けて押圧する凸部を有するものであってもよい。この場合、凸部の押圧力に起因して第1電線部材20に作用する摩擦力によって、第1電線部材20の長さ方向における移動が規制される。
・規制部80から係合凸部86及び係合凸部89のうち少なくとも一方を省略することができる。規制部80から係合凸部89が省略される場合には、第2部分88がコルゲートチューブ25を底壁51に向けて押圧するように構成されていてもよい。
・第1電線部材20からコルゲートチューブ25を省略することができる。この場合、規制部80は、第1電線22に直接接触するものであってもよい。
・規制部80は、プロテクタ本体50とは別体に設けられるものであってもよい。規制部80は、例えば、側壁52A及び規制部本体81とは別体の第1ヒンジを有するものであってもよい。
・規制部本体81から第2部分88を省略することができる。すなわち、規制部本体81は、第1部分83のみから構成されるものであってもよい。
・規制部80から第2ヒンジ87を省略することができる。この場合、規制部本体81は、第1部分83と第2部分88とが一体に設けられたものであってもよい。
・規制部80から第1ヒンジ82を省略することができる。この場合、規制部本体81は、プロテクタ本体50に対して着脱可能に設けられるものであってもよい。
・規制部80は、プロテクタ本体50に取り付けられるとともに第1電線部材20を挟み込むクランプ部材や、プロテクタ本体50の外周に巻き付けられるとともに第1電線部材20を底壁51とは反対側から覆うバンド部材などであってもよい。
・規制部80は、第1電線部材20に接触していなくてもよい。この場合であっても、第1電線部材20がボルト70の突出方向に移動した際に規制部80に接触するため、第1電線部材20の上記突出方向における移動が規制される。
・規制部80は、第1端子21のうち長さ方向において貫通孔21aよりも第1端子21の先端側とは反対側の部分を覆うものであってもよい。規制部80は、例えば、第1端子21と芯線23との接続部分を覆うものであってもよい。
・ボルト70は、底壁51に対して傾斜して突出するものであってもよい。
・ボルト70は、プロテクタ本体50に対してインサート成形されていてもよい。
・図9及び図10に示すように、プロテクタ140は、カバー90に代えて、カバー190を備えるものであってもよい。カバー190は、長さ方向において分割されるとともに互いに隣接する第1カバー290と第2カバー390とを有している。第1カバー290は、規制部80の一部を覆っている。第2カバー390は、規制部80の上記一部に隣接する部分、第1端子21、及び第2端子31を一括して覆っている。第1カバー290と第2カバー390とは、第2部分88の円弧状をなす部分において長さ方向に分割されている。第1カバー290は、例えば、各側壁292に2つずつ設けられた都合4つの第2係合爪290aを有している。第2カバー390は、例えば、各側壁392に1つずつ設けられた都合2つの第2係合爪390aを有している。プロテクタ本体150は、例えば、4つの第2係合爪290a及び2つの第2係合爪390aにそれぞれ係合する都合6つの第2係合枠部58を有している。第1カバー290のうち長さ方向において第2カバー390に対向する端部には、第2部分88に向かって延びる対向壁293が設けられている。対向壁293は、第2部分88の外周に沿った円弧状をなしている。対向壁293は、第2部分88に接触している。なお、本変更例において、上記実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すとともに、対応する構成については、上記実施形態の構成を示す符号に「100」または「200」または「300」を加算した符号を付すことにより、重複した説明を省略している。
10 ワイヤハーネス
20 第1電線部材
21 第1端子
21a 貫通孔
22 第1電線
23 芯線
24 絶縁被覆
25 コルゲートチューブ
26 凸部
27 凹部
28 固定部材
30 第2電線部材
31 第2端子
31a 貫通孔
32 第2電線
33 芯線
34 絶縁被覆
40 プロテクタ
50 プロテクタ本体
50A 第1端
50B 第2端
51 底壁
52 側壁
52a 突端
52A 側壁
52B 側壁
53 開口
54 係合凸部
54A 係合凸部
55 抜け止め突起
56 位置決め突起
57 第1係合枠部
58 第2係合枠部
60 固定部
61 貫通孔
62 係合片
70 ボルト
71 頭部
72 雄ねじ部
73 先端
80 規制部
81 規制部本体
81a 第1係合爪
82 第1ヒンジ
83 第1部分
84 腕部
85 連結部
86 係合凸部
87 第2ヒンジ
88 第2部分
89 係合凸部
90 カバー
90a 第2係合爪
91 頂壁
92 側壁
100 ナット
110 ワイヤハーネス
140 プロテクタ
150 プロテクタ本体
190 カバー
290 第1カバー
290a 第2係合爪
291 頂壁
292 側壁
293 対向壁
390 第2カバー
390a 第2係合爪
391 頂壁
392 側壁

Claims (11)

  1. 貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材と、
    前記電線部材を収容するプロテクタと、を備え、
    前記プロテクタは、
    前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、
    前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、
    前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有する、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記規制部は、前記電線部材に接触することで前記長さ方向における前記電線部材の移動を規制する、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記規制部は、
    前記開口を開閉する規制部本体と、
    前記2つの側壁の一方と前記規制部本体とを連結するヒンジと、を有する、
    請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記規制部本体は、前記2つの側壁の他方に係合する係合部を有している、
    請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記ヒンジを第1ヒンジとするとき、
    前記規制部本体は、
    前記第1ヒンジに連結されるとともに前記電線部材を前記底壁とは反対側から覆う第1部分と、
    前記第1部分の外面に重ね合わされるとともに、前記電線部材のうち前記第1部分により覆われる部分よりも前記長さ方向において前記端子に近い部分を覆う第2部分と、
    前記第1部分の前記長さ方向における前記端子とは反対側の一端縁に設けられ、前記第1部分と前記第2部分とを連結する第2ヒンジと、を有し、
    前記第2部分は、前記第2ヒンジを介して、前記第1部分の外面に重ね合わされる位置と、前記第1部分に対して展開されて前記長さ方向における前記端子とは反対側に延びる位置と、に回転可能に設けられている、
    請求項3または請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記規制部と前記プロテクタ本体とは、一体形成されている、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記電線部材は、前記電線の外周を覆うコルゲートチューブを有し、
    前記規制部は、前記コルゲートチューブに接触することで、前記プロテクタ本体に対する前記コルゲートチューブの移動を規制する、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記コルゲートチューブは、環状の凸部と、前記凸部よりも外径の小さい環状の凹部とが前記長さ方向において交互に設けられた蛇腹構造を有しており、
    前記規制部は、前記凹部に係合する係合凸部を有している、
    請求項7に記載のワイヤハーネス。
  9. 前記プロテクタは、
    前記プロテクタ本体に着脱可能に設けられ、前記規制部と前記端子とを一括して覆うカバーを有する、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  10. 前記端子を第1端子とし、前記電線を第1電線とし、前記電線部材を第1電線部材とするとき、
    貫通孔を有する第2端子、及び前記第2端子に接続された第2電線を有し、前記第1電線部材に電気的に接続される第2電線部材を備え、
    前記ボルトは、前記第1端子の貫通孔及び前記第2端子の貫通孔に挿入されており、
    前記ボルトには、前記第1端子と前記第2端子とを締結するナットが取り付けられている、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  11. 貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材を収容するプロテクタであって、
    前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、
    前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、
    前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有する、
    プロテクタ。
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