JP2022121201A - 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 動画の記録時間の表示を、ユーザーが邪魔に感じることなく所望のタイミングで行える。【解決手段】 撮像手段と、動画像の記録時間を取得する取得手段と、第1の段階の操作と、第1の段階よりも深い第2の段階の操作が可能な撮影に関する操作手段と、を備える撮像装置において、動画像の記録中に前記第1の段階の操作が行われたことに応じて前記記録時間を表示し、前記第2の段階の操作が行われたことに応じて動画像の記録を停止するように制御する制御手段とを有する。【選択図】 図4
Description
本発明は、動画像の記録を行う撮像装置について、二段階の操作が可能な操作部材の操作を行った際の表示制御に関するものである。
結婚式などの撮影現場では、撮影した動画像を用いて、撮影終了後、結婚式が終了するまでにエンディングビデオやDVDの作成を行う場合がある。特に結婚式などでは各シーンの撮影し直しは行うことができないため、予め各シーンごとに記録すべき時間が大まかに計画され、決められていることが多い。そのため、記録中にシーンや特定の被写体の記録時間、記録済みの動画との合計の記録時間をユーザーが把握したいという要望がある。特許文献1には、動画の記録中に、記録された属性情報から複数のシーンにおいて該当の属性情報が付与された動画の合計時間をライブビュー画像に重畳して表示することが開示されている。これによりユーザーは動画の記録中に、複数のシーンにおいて記録した合計時間を把握することができる。
しかし特許文献1では、動画記録中は常に合計時間がライブビュー画像に重畳して表示されてしまうため、ユーザーが邪魔に感じる場合があった。
そこで本発明は、動画の記録時間の表示を、ユーザーが邪魔に感じることなく所望のタイミングで行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、
撮像手段と、
動画像の記録時間を取得する取得手段と、
第1の段階の操作と、第1の段階よりも深い第2の段階の操作が可能な撮影に関する操作手段と、を備える撮像装置において、
動画像の記録中に前記第1の段階の操作が行われたことに応じて前記記録時間を表示し、
前記第2の段階の操作が行われたことに応じて動画像の記録を停止するように制御する制御手段と
を有する。
撮像手段と、
動画像の記録時間を取得する取得手段と、
第1の段階の操作と、第1の段階よりも深い第2の段階の操作が可能な撮影に関する操作手段と、を備える撮像装置において、
動画像の記録中に前記第1の段階の操作が行われたことに応じて前記記録時間を表示し、
前記第2の段階の操作が行われたことに応じて動画像の記録を停止するように制御する制御手段と
を有する。
本発明によれば、動画の記録時間の表示を、ユーザーが邪魔に感じることなく所望のタイミングで行える。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1(a)、(b)に本発明を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。図1において、表示部28は画像や各種情報を表示する、カメラ背面に設けられた表示部である。タッチパネル70aはタッチ操作可能な操作部材であり、表示部28の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。ファインダー外表示部43は、カメラ上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値を表示する。
シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。静止画撮影モードでは、静止画の撮影準備指示、撮影指示に用いられ、動画撮影モードでは、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー40は外部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続するコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル71は操作部70に含まれる回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は操作部70に含まれる回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行える。十字キー74は操作部70に含まれ、4方向に押し込み可能な押しボタンを有する操作部材で、十字キー74の押下した方向に応じた操作が可能である。SETボタン75は操作部70に含まれ、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。AF-ONボタン77は、操作部70に含まれ、押下することによりAF動作を開始する。AF動作は主にシャッターボタン61の押下によりAF動作が開始されるが、AF-ONボタンを押下してもAF動作開始の指示を出すことができる。シャッターボタン61の押下によってAF動作を行わないように設定することができるデジタルカメラ100では、AF開始指示と撮影指示とを切り離すことができる。AEロックボタン78を押下したあとにシャッターボタン61を押下すれば、AF位置を固定した撮影、または、AFができない状況下でも撮影を行うことができる。AF-ONボタン77は操作部70に含まれ、撮影待機状態(撮影モードにおいて撮像部22を用いて撮像を開始し、撮影準備等が行われていない、撮影モードで待機している状態)で押下することにより、露出状態を固定することができる。つまり、ユーザー所望の露出値で固定して撮影を行うことができる。再生ボタン79は操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。メニューボタン81は、操作部70に含まれ、押下することにより各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。マルチコントローラー65は、8方向に操作可能な方向キーと押し込み可能な押しボタンを有する操作部材であり、マルチコントローラー65を倒した方向に応じた操作が可能である。ユーザーは、表示部28に表示されたメニュー画面において、十字キー74やSETボタン75、マルチコントローラー65を用いて直感的に各種設定を行うことができる。
操作部70は、ユーザーからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、押しボタン、回転ダイヤル、タッチセンサーなどが含まれ、少なくとも以下の操作部が含まれる。シャッターボタン61、タッチパネル70a、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、動画ボタン76、AF-ONボタン77、AEロックボタン78、再生ボタン79。メニューボタン81、マルチコントローラー65。
通信端子10はデジタルカメラ100が後述するレンズユニット150(着脱可能)と通信を行う為の通信端子である。接眼部16は、接眼ファインダー(覗き込み型のファインダー)の接眼部であり、ユーザーは、接眼部16を介してファインダー内表示部のEVF(Electric View Finder)29に表示された映像を視認することができる。接眼検知部57は接眼部16に撮影者が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーである。蓋202は記録媒体200を格納したスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。グリップ部90を右手の小指、薬指、中指で握ってデジタルカメラを保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71が配置されている。また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73が配置されている。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6はレンズユニット150がデジタルカメラ100と通信を行う為の通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6と前述の通信端子10を介してシステム制御部50と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。その後AF駆動回路3を介して、レンズ103を変位させることで焦点を合わせる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、または、後述するメモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。画像処理部24により得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
メモリ制御部15は、A/D変換器23、画像処理部24、メモリ32間のデータ送受を制御する。A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24およびメモリ制御部15を介して、あるいは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28、EVF29に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはメモリ制御部15を介して表示部28、EVF29により表示される。表示部28、EVF29は、LCDや有機EL等の表示器上に、メモリ制御部15からの信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によってA/D変換されメモリ32に蓄積されたデータを、表示部28またはEVF29に逐次転送して表示することで、ライブビュー表示(LV表示)を行える。以下、ライブビューで表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
OSD部25は、メニュー表示やアイコンなどのOSDデータを生成する。生成されたOSDデータは、メモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。
圧縮部26は、メモリ32に格納された、時間的に連続した画像データをMpegなどの形式で圧縮し動画データを生成する。生成された動画データはメモリ制御部15を介してメモリ32に格納され、その後、同じくメモリ32に格納されている音声と多重化され、動画ファイルとして、記録媒体200に書き込まれる。
ファインダー内液晶表示部41には、ファインダー内表示部駆動回路42を介して、現在オートフォーカスが行われている測距点を示す枠(AF枠)や、カメラの設定状態を表すアイコンなどが表示される。
ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサー及び/または少なくとも1つの回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、例えばRAMが用いられ、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード、がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押しでONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、後述する表示処理等の動作を行う。静止画撮影モードでは、第1シャッタースイッチ62のオン(シャッターボタン61の半押し)により、ユーザー設定に基づいてAFやAE,AWBなどの撮影準備指示を行う。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押しでONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。また動画撮影動作中に、第2のシャッタースイッチ信号SW2が発生した際は、一連の撮影処理を停止する。
グリップ部90はユーザーが把持しやすい形状で、かつ、しっかりと把持できる素材となっている。すなわち、グリップ部90はデジタルカメラ100の筐体の他の部分の素材とは異なった素材で形成されており、ラバー素材で握りやすく、かつ、すべりにくい凹凸があるもので作られている。シャッターボタン61はグリップ部90をしっかりと把持しつつ操作ができる、右手の人差し指で押下しやすい無理のない位置に配置される必要がある。シャッターボタン61は、ユーザーがグリップ部90を右手でレンズユニット150を左手で把持している状態で、右手の人差し指で操作を行うことができる位置に配置されている。図1ではEVF29の右側(グリップ部側)、かつ、デジタルカメラ100の上面に配置されている。
また、2段階の指示が可能な操作部材であればシャッターボタン61に限らない。押下可能な押しボタンに限らず、後述する押圧力を検知可能なタッチ操作部材が図1のシャッターボタン61の位置に配置しても本実施形態は実施可能である。すなわち、シャッターボタン61の位置に配置の、押圧力を検知可能なタッチ操作部材への第1の押圧力を検知したことにより、第1シャッタースイッチ62と同様の信号を発するように制御可能である。また、第1押圧力より強い第2の押圧力を検知したことにより第2のシャッタースイッチ64と同様の信号を発するように制御可能である。このタッチ操作部材に対する押圧の違いによって異なる機能が発動するようにしてもよい。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタン81が押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
操作部70は、ユーザーからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、押しボタン、回転ダイヤル、タッチセンサなどが含まれ、少なくとも以下の操作部が含まれる。シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、動画ボタン76、AF-ONボタン77、AEロックボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像や動画データを記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(設定商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像やその他の各種情報を受信することができる。
接眼検知部57はファインダーの接眼部16に対する目(物体)161の接近(接眼)および離脱(離眼)を検知する(接近検知)、接眼検知センサーである。システム制御部50は、接眼検知部57で検知された状態に応じて、表示部28とEVF29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。より具体的には、少なくともデジタルカメラ100が撮影待機状態、かつ、撮像部22で撮像されたライブビュー画像の表示先の切替設定が自動切替設定である場合において、非接眼中は表示先を表示部28として表示をオンとし、EVF29は非表示とする。また、接眼中は表示先をEVF29として表示をオンとし、表示部28は非表示とする。接眼検知部57は、例えば赤外線近接センサーを用いることができ、EVF29を内蔵するファインダーの接眼部16への何らかの物体の接近を検知することができる。物体が接近した場合は、接眼検知部57の投光部(不図示)から投光した赤外線が反射して赤外線近接センサーの受光部(不図示)に受光される。受光された赤外線の量によって、物体が接眼部16からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。このように、接眼検知部57は、接眼部16への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。非接眼状態(非接近状態)から、接眼部16に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼されたと検出するものとする。接眼状態(接近状態)から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていてもよい。また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。なお、赤外線近接センサーは一例であって、接眼検知部57には、接眼とみなせる目や物体の接近を検知できるものであれば他のセンサーを採用してもよい。
なお操作部70の一つとして、表示部28に対する接触を検知可能なタッチパネル70aを有する。タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示画面上の表示座標とを対応付ける。これにより、恰もユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。システム制御部50はタッチパネル70aへの以下の操作。あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)。
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)。
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)。
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)。
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知され、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのようなタッチ操作が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。
更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。
タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式ものがあるが、いずれの方式でもよい。
圧力センサー55は、表示部28の操作面に対する押圧力を検知する。圧力センサー55は、表示部28に対するタッチ操作によって押圧された場合の押圧力の強度を連続的に検知することができる。圧力センサー55としては、表示部28の操作面に対する押圧力によって歪む部分に、歪みゲージセンサを設置し、この歪みゲージセンサからの出力値によって表示部28の操作面に対する押圧力を検知する構成とすることができる。あるいは、表示部28と平行に備えられた静電容量センサにより、表示部28の操作面に対する押圧力によって操作面が歪んだことによる、操作面上の指と静電容量センサとの距離を静電容量値から算出する。そして、この距離に基づいて圧力を算出、あるいは距離を圧力と同等に扱うものとしても良い。また、圧力センサー55は、表示部28の操作面に対する押圧力を検知可能なものであれば、他の方式のものでも良い。さらに、圧力センサー55は、タッチパネル70aと一体に構成されるものであっても良い。
図3は、デジタルカメラ100において動画記録中に、ユーザーがシャッターボタン61に対する操作を行った際に表示部28に動画像の記録時間に関する情報表示を行うように制御する。
図3は、デジタルカメラ100を起動(電源をオン)し、撮影待機状態で動画記録モードである場合に開始される制御処理フローチャートである。この制御処理は、システム制御部50が、不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開し、システム制御部50が実行することにより実現する。この記録時間は、動画ファイルに付属する管理情報に記載されているフレーム数やタイムコードから取得してもよいし、動画ファイルのフレーム数を解析することで取得してもよい。
S301では、システム制御部50は、表示部28にLV画像と動画記録に関する情報表示を行う。このときの表示例を図4(a)に示す。また、デジタルカメラ100に装着されている記録媒体200から、保存されている動画ファイルの情報を取得する。本ステップでは、記録媒体200に保存されている動画ファイルの記録時間や、被写体の設定(後述)がされている場合は記録媒体200に保存の動画ファイルから該当被写体が記録されている記録時間を取得する。
S302では、システム制御部50は、動画記録の開始指示があったか否かを判断する。開始指示があった場合はS303へ進み、ない場合はS317へ進む。動画記録の開始指示は、シャッターボタン61への全押し(第2シャッタースイッチ64のオン)もしくは動画ボタン76の押下、動画の記録開始を指示するためのタッチボタンへのタッチを指す。これら動画記録の開始指示は遠隔制御を行うことができる装置に備わるものでもよい。
S303では、システム制御部50は、動画記録を開始する。すなわち、圧縮部26を制御してメモリ32に格納された画像データを圧縮し動画データを生成し、記録媒体200に動画ファイルを作成し、現在の設定内容において撮像部22で撮影した動画を記録する。生成された動画データはメモリ制御部15を介してメモリ32に格納され、その後、同じくメモリ32に格納されている音声と多重化され、動画ファイルとして、記録媒体200に書き込まれる。また、システム制御部50は、動画記録を開始した現在の動画についての記録時間をメモリ32に保持しておく。
S304では、システム制御部50は、不揮発性メモリ56を参照し、被写体の設定がされているか否かを判定する。設定がされている場合はS305へ進み、されていない場合はS306へ進む。被写体の設定とは、ユーザーが特定の被写体の顔をデジタルカメラ100に設定することをいう。ユーザーが特定の被写体を設定すると、動画像を撮影した際に動画像のファイルに設定した被写体を示すタグを自動的に付与したり、LV画像に被写体の名前を表示したりすることができる。また、動画像の中に設定した被写体が写っている動画の記録時間や静止画の記録枚数を表示したりすることができる。
S305では、システム制御部50は、現在記録する動画(S303において動画記録が開始された動画記録)のLV画像内において設定された被写体を検出し、該当被写体をどれだけの時間(何フレーム)記録したかを算出し、取得する。
S306では、システム制御部50は、現在記録する動画(S303において動画記録が開始された動画)の記録時間を取得する。S305、S306のいずれにおいても、タイムコード設定(図6を用いて後述)の設定内容にかかわらず記録開始時点からの時間をカウントアップして、メモリ32に保持する。
S307では、システム制御部50は、第1シャッタースイッチ62がオンになったか否かを判定する。オンになった場合はS308へ進み、そうでない場合はS311へ進む。
S308では、システム制御部50は、S304と同様に、被写体の設定があるか否かを判定する。設定がある場合はS309へ進み、ない場合はS310へ進む。
S309では、システム制御部50は、S305においてメモリ32に保持した現在の動画記録における被写体の記録時間と被写体の合計記録時間とを表示部28に表示する。被写体の合計記録時間とは、現在の動画記録における被写体の記録時間と記録済みの動画像内から算出した被写体の記録時間とを加算した合計の時間である。このときの表示例を図7に示す。本ステップで表示する記録時間と合計記録時間の算出方法と表示形態については、図8を用いて後述する。
S310では、システム制御部50は、S306においてメモリ32に保持した現在の動画記録の記録時間と合計記録時間(現在の動画記録の記録時間と記録済みの動画の記録時間とを加算した合計の時間)とを、表示部28に表示する。このときの表示例を図4(d)に示す。本ステップで表示する記録時間と合計記録時間の算出方法と表示形態については、図5、図6を用いて後述する。
S311では、システム制御部50は、第2シャッタースイッチ64がオンになったか否かを判定する。オンになった場合はS312へ進み、そうでない場合はS315へ進む。
S312では、動画記録を停止する。動画記録が停止すると、記録媒体200に作成された動画ファイルのクローズ処理(属性情報の付与など)を行う。
S313では、システム制御部50は、所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間経過した場合はS314へ進み、そうでない場合はS313へ戻る。本ステップでの所定時間は例えば2秒程度の時間とする。
S314では、システム制御部50は、S309もしくはS310で表示した時間情報(記録時間と合計記録時間)を非表示にする。第2シャッタースイッチ64がオンになり、動画記録停止したあと所定時間経過するまでは、記録時間の表示を継続することで、ユーザーは記録時間をより確実に視認可能である。これにより、このあとにどの程度の時間の動画記録を行うべきなのかを予測しやすい。
S315では、S311においてNoと判定されたことから、システム制御部50は、第1シャッタースイッチ62のオンが継続しているか否かを判定する。継続している場合はS311へ戻り、そうでない場合はS316へ進む。すなわち、第1シャッタースイッチのオンが継続する間は記録時間の表示を継続する。これにより、ユーザーが納得するまで記録時間を視認することができる。
S316では、S314と同様に、システム制御部50は、時間情報を非表示にし、S307へ戻る。
S317では、S302においてNoと判定されたことより、S307と同様に、システム制御部50は、第1シャッタースイッチがオンになったか否かを判定する。オンになった場合はS318へ進み、そうでない場合はS323へ進む。
S318では、システム制御部50は、AFやAE,AWB等の撮影準備処理を行う。
S319では、システム制御部50は、S301において記録媒体200から取得した、記録済みの動画記録時間(記録媒体200より取得)を表示部28に表示する。第1シャッタースイッチ62のオンにより、記録済みの動画記録時間を表示するため、ユーザーは以降に撮影する動画記録をどの程度の時間記録すればよいかがわかる。S309、S310と異なり、S319では動画記録が行われていないため記録済みの動画記録時間のみを表示する。
S320では、S311と同様に、システム制御部50は、第2シャッタースイッチがオンになったか否かを判定する。オンになった場合はS303へ戻り、そうでない場合はS321へ進む。
S321では、S315と同様に、システム制御部50は、第1シャッタースイッチのオンが継続しているか否かを判定する。継続している場合はS320へ戻り、そう得ない場合はS322へ進む。
S322では、システム制御部50は、S319において表示した記録時間を非表示にする。
S323では、システム制御部50は、撮影待機状態が終了したか否かを判定する。例えば、デジタルカメラ100の電源オフや、再生ボタン79やメニューボタン81の押下が行われたことによって撮影待機状態が終了した場合は、図3の制御フローチャートを終了し、そうでない場合は、S301へ戻る。
本実施形態では、第1シャッタースイッチ62のオンが継続する間は時間情報をLV画像に重畳して表示部28に表示し、第2シャッタースイッチ64のオンで動画記録停止がされたあと所定時間経過までは時間情報を表示するように制御するが、これに限らない。第2シャッタースイッチ64がオンになった時点で時間情報を非表示にするようにしてもよい。すなわち、S313をスキップしてS312からS314へ進むようにしてもよい。また、図3の制御処理は表示部28に表示するようにしたが、EVF29に表示するようにしてもよい。
また、シャッターボタン61以外の操作部材(例えば動画ボタン76やタッチパネル70aに表示のタッチボタン)への操作による動画記録の停止指示があった場合においても、停止指示に応じて動画記録を停止し、時間情報の表示を表示部28に行う。表示を行ったあと、所定時間が経過したことに応じて記録時間を非表示にする。2段階の操作を行うことができるシャッターボタン61と異なり、動画ボタン76やタッチパネル70aに表示のタッチボタンでは1段階の操作しか行えないため、記録時間の過不足の判断を行ったあとに動画停止を指示することはできない。しかし、次の動画記録を開始する際にどの程度の動画記録を行わなければならないかをユーザーが予測することができるため、これにより、動画の記録し直しが難しい場面においては過不足なく、必要な時間分の動画記録を行うことができる。
次に、図4~図6を用いて、ユーザーによる被写体設定がない場合の表示制御処理を説明する。
図4(a)~(e)を用いて、図3のフローチャートを実行する際に、表示部28に表示する例を示す。なお、図4(a)~(e)は、タイムコードの設定(図6で後述)がFreeRun設定(図6(a)にて後述)のときの表示する例である。
シーケンス400は、動画記録に関するデジタルカメラ100の内部状態を示す。状態401は記録待機状態(RecPause)を示す。状態401の場合、図4(b)に示すような表示を表示部28に行う。LV410と共に表示アイテム411と時間412を表示する。表示アイテム411は動画記録に関する現在の状態を示し、時間412はタイムコード(時:分:秒:フレーム)を示す。図4(b)では、表示アイテム411は記録待機状態を示すSTBYと表示され、時間412は00:00:00:00という表示がされている。時間412は図6を用いて後述するタイムコード表示設定に応じて記録待機状態においてもカウントアップするか否かが決まる。図4(a)~(e)ではFreeRun設定であるため、記録待機状態においても記録状態においても常にタイムコードはカウントアップされる。すなわち、図4(b)の時間412は、ユーザーがタイムコードをリセットしたあと動画記録モードに遷移した直後の時点(図4(a)のO時点)のタイムコードを示す。
図4(a)のA時点においてユーザーによる動画の記録開始指示があった(図3のS302においてYes)とすると、記録開始指示に応じて状態402である動画記録状態(Rec)へと遷移する。動画記録状態では、図4(c)のような表示を行う。LV420と共に表示アイテム421と時間422を表示部28に表示し、表示アイテム421は記録状態を示すRECと表示し、時間422は00:01:23:00と表示する。時間422から、タイムコードリセット後に状態401が開始したO時点から1分23秒経過した後に動画記録が開始されたことがわかる。
図4(a)のB時点において第1シャッタースイッチ62がオンになると、状態403(REC)へと遷移する。状態403では動画記録に関するデジタルカメラ100の内部状態は状態404と変化せず、動画記録が継続して行われる(表示アイテム431)。このとき表示部28に、図4(d)のような表示がされる。表示アイテム431は動画記録が継続して行われていることを示すRECという表示が継続して行われ、時間432は図4(a)のO時点から5分13秒24フレームが経過したことを示す。このときLV430に重畳して、ダイアログボックス433が表示される。ダイアログボックス433内に、時間434と時間435を表示する。時間434は図3のS306においてメモリ32に保持した、現在の動画記録の記録時間を示す。図4ではタイムコード設定がFreeRun設定であるため、時間432からO時点から動画記録指示があるまでに経過した時間を引いた時間が、時間434となる。具体的には、00:05:13:24(時間432)から00:01:23:00(時間422)を引いた時間である、00:03:50:24(時間434)となる。すなわち、時間432と時間434は必ずしも一致しない。時間435は現在の動画記録の開始指示が行われる前に取得済みの、記録媒体200に記録済みの各動画ファイルの記録時間と現在記録中の動画ファイルの合計記録時間示す。このように制御することで、シャッターボタン61の半押し(第1シャッタースイッチ62をオンに)するまではユーザーは時間情報(記録時間と合計記録時間)を邪魔に感じることなくLV画像を十分に視認しながら動画記録を行うことができる。ユーザー所望のタイミングでシャッターボタン61の半押し(第1シャッタースイッチ62オン)を行うことでユーザーが時間情報を確認でき、動画記録を停止する前に動画記録を停止するかこのまま動画記録を継続するかを判断することができる。
また図3の制御フローチャートで前述したように、状態403の間はダイアログボックス433の表示を継続する。これにより、ユーザーは現在の動画記録の記録時間と、現在の動画記録とこれまでに記録した動画記録の合計記録時間を視認することができる。結婚式などの場面によっては動画を記録し直すことができない場合があり、そのような場合にはユーザーが記録した動画記録が十分であるか否かを記録停止前に知りたいと考えることがある。シャッターボタン61の半押し(第1シャッタースイッチのオン)により記録時間の情報を確認し、最終的にユーザーが必要とする記録時間に到達していなければ、シャッターボタン61の半押しを終了すれば動画記録を継続することができる。ユーザーが必要とする既読時間に到達していれば、シャッターボタン61を全押しすることで動画記録を終了することができる。時間情報表示と動画記録の停止を別々の操作部材で行うことなくシャッターボタン61の押下の具合(段階)によって行うことができるため、ユーザーは1つの操作部材で記録時間の確認と、動画記録の停止を行うことができる。また、シャッターボタン61はユーザーがデジタルカメラ100を両手で把持した場合に右手の人差し指で操作しやすい位置に配置されていることから、記録時間の情報表示際にも動画記録を停止する際にも構図がズレる可能性が低減できる。
図4(a)のC時点において第2シャッタースイッチ64がオンになると、状態404(RecPause)となり、状態401と同様に記録待機状態へと遷移する。このとき表示部28には図4(e)のような表示を行う。図4(e)は、ユーザーが動画記録を停止した直後の表示である。LV440と共に、記録待機状態を示す表示アイテム441(STBY)と時間442(00:05:14:00)の表示を行う。時間442から、図4(a)のO時点から00:05:14:00が経過した時点で動画記録停止が行われたことがわかる。図4(e)は動画記録停止直後であり所定時間が経過していないため、ダイアログボックス433がLV440に重畳して表示される。所定時間が経過すると、ダイアログボックス443は非表示となる。
ここで、現在記録中の記録時間(図4(d)の時間434)と合計記録時間(図4(d)の時間435)の算出方法について図5を用いて説明する。
表500は、記録媒体200に記録されている動画とメモリ32に保持する記録中の動画の時間情報である。シーン1~4までの時間501は、前述のとおり動画記録の開始指示(図3のS303)が行われる前に記録済みの動画を示し、記録中であるシーン5の時間502は、図3のS306においてメモリ32に保持されている現在記録中の動画である。表500から、第1シャッタースイッチ62がオンの間に表示される現在記録中の記録時間(図4(d)の時間434)は、時間502に示す00:03:50:24(時間502)となる。このとき合計記録時間(図4(d)の時間435)は、時間503に示す01:30:13:22となる。第1シャッタースイッチ62のオンが継続される間は記録時間と合計記録時間は表示を継続するため、第2シャッタースイッチ64がオンになるまでは時間502と時間503はカウントアップされ、表示される時間は変化する。
図4(a)~(e)で上述した実施形態では、第1シャッタースイッチ62がオンである(状態403)場合に、現在記録中の記録時間(時間434)と合計記録時間(時間435)の両方を表示したが、これに限らない。例えばデジタルカメラ100のタイムコード設定によって片方のみの表示としてもよい。
図6(a)~(c)を用いて、タイムコード設定に応じた記録時間の表示について説明する。
図6(a)のパターン610は、デジタルカメラ100のタイムコード設定がFreeRun設定の場合の、デジタルカメラ100の内部状態とタイムコードの動作を示した図である。FreeRun設定では、タイムコードは記録待機状態、記録状態にかかわらず常にカウントアップされる。ユーザーが初めてデジタルカメラ100の電源をオンしたあと、もしくは、ユーザーによるタイムコードのリセットが行われたあとに動画記録モードに遷移した時点を00:00:00:00とする。カウントアップする期間を矢印611で示し、このときのタイムコードが時間612のようになる。FreeRun設定にすることでユーザーは、動画記録モード起動後においてどれだけの時間が経過したかを認識することができる。そのため、第1シャッタースイッチ62がオンでない記録状態に表示されるタイムコード(例えば図4(c)の時間422)からは、現在記録中の記録時間、合計記録時間のどちらも把握することができない。よって、タイムコードがFreeRun設定の際は、図3のS310で表示する時間情報は、現在記録中の記録時間(時間434)と合計記録時間(時間435)の両方を表示する。
図6(b)のパターン620は、デジタルカメラ100のタイムコード設定がRecRun設定の際のデジタルカメラ100の内部状態とタイムコードの動作を示した図である。RecRun設定では、タイムコードのリセット後に初めて動画記録を開始する時点を00:00:00:00とし、記録状態の間のみカウントアップし、記録待機状態ではカウントアップしない。カウントアップする期間を矢印621a、矢印621bに示す。タイムコードリセット後はじめの記録開始時のタイムコードは00:00:00:00(時間622)で、00:00:25:00経過後に記録停止指示が行われたことから、はじめの動画記録停止時のタイムコードは00:00:25:00となる(時間623)。そのあと記録待機状態がどの程度の時間経過したかに関わらず、次の記録開始指示があると、タイムコードは00:00:25:01(時間624)から開始となり、表示部28には図4(c)の時間422のように時間624を表示する。表示部28に表示するタイムコードが00:01:05:00(時間625)の時点で記録停止指示が行われると、タイムコードのカウントアップは停止する。このとき第1シャッタースイッチ62のオンに応じて表示される時間情報は、記録時間00:00:40:00、合計記録時間00:01:05:00となる。そのため、図3のS310で前述した合計記録時間は、第1シャッタースイッチのオンに応じて表示しなくても、ユーザーは記録状態でのタイムコード表示(図4(c)の時間422)を参照すれば合計記録時間を把握することができる。よって、タイムコード設定がRecRun設定の際は、図3のS310で表示する時間は、現在記録中の動画ファイルの記録時間(時間434)を表示するのみで事足りる。
図6(c)のパターン630は、デジタルカメラ100のタイムコード設定がReset設定の際のデジタルカメラ100の内部状態とタイムコードの動作を示した図である。Reset設定では矢印631a,矢印621bに示すようにタイムコードはデジタルカメラ100の状態が記録状態の時のみカウントアップされる。また、時間632と時間634に示すように、その動画記録が何シーン目であっても記録開始時点でのタイムコードは00:00:00:00となる。つまり、記録停止時のタイムコードは各シーンの記録時間に相当する。つまり、動画の記録開始に応じてその都度タイムコードはリセットされる。そのため、現在記録中の記録時間(時間434)は、記録中に表示部28に表示されるタイムコード(図4(c)の時間422)を参照すれば把握できる。よって、タイムコード設定がReset設定の場合は、図3のS310で表示する時間情報は、合計記録時間(時間435)のみの表示で事足りる。
図6(a)~(c)において前述したように、ユーザーによる被写体の設定がされていない場合は、タイムコード設定に応じて、第1シャッタースイッチがオンになった際に表示する時間情報を、記録時間と合計記録時間のいずれかのみにすることができる。表示する時間情報を少なくすることにより、LV画像に重畳して表示する面積が小さくなり、より広い範囲のLV画像を視認することができる。ただし、これは一例であり、タイムコード設定がどのような設定であっても、記録時間と合計記録時間の両方を表示するようにしてもなんら問題はない。
図4~図6を用いて前述した合計記録時間は、デジタルカメラ100に装着されている記録媒体200に記録(保存)されている動画像全ての記録時間を表示するようにしたが、必ずしもこれに限らない。例えば、現在記録している動画の記録開始指示があった日付と同じ日付のもののみを合計記録時間として表示することもできる。また、日付に限らず記録開始指示があった日時から7日以内、1カ月以内、同じ月、同じ年の動画ファイルの記録時間から合計記録時間を算出し、表示することも可能である。これら合計記録時間として算出する時間の幅は、ユーザーが任意に設定することができる。また、日時のみならず、動画ファイルに付与されたマークやタグやGPSによる位置情報などの識別情報から、合計記録時間として時間を算出できる。ユーザーによる被写体の設定(後述)がなくても、記録済みの動画からシステム制御部50が特定の被写体が多く撮影されている動画ファイルを自動で抽出して合計記録時間として算出することも可能である。また、同様に、システム制御部50が同じ風景・条件で撮影された動画ファイルを自動で抽出して合計記録時間として算出するようにすることも可能である。
なお、本実施形態では、表示部28に現在記録中の動画ファイルの記録時間(時間434)と合計記録時間(時間435)を表示するような構成にしたが、表示部28に表示するのに限らない。デジタルカメラ100に対してHDMI(登録商標)やSDI等の外部機器に映像出力する構成を加え、外部出力においても同様の表示を行ってもよい。また、表示部28と外部出力のどちらかのみに表示を行うことも可能である。
続いて、ユーザーによる被写体設定が行われていた場合(図3のS304、S308においてYes)に、表示部28に表示する被写体の記録時間について図7、図8を用いて説明する。ユーザーによって任意の被写体が設定されていた場合、図4~図6で前述したような単なる記録時間と合計記録時間ではなく、設定された被写体の記録時間とその合計記録時間を表示したほうが、撮影しているユーザーにとって都合が良い。
ユーザーによって被写体が設定されている状態で動画記録を開始し、第1シャッタースイッチがオンになった場合に表示部28に表示する例を図7に示す。被写体設定がされていた場合、図3のS309では表示部28に図7のような表示を行う。現在記録中の動画に設定された被写体が記録された記録時間(時間706)と、記録済みの動画と現在記録中の動画の中から被写体が記録された時間を算出した被写体の合計記録時間(時間707)を、LV700に重畳して表示する。
被写体の記録時間と被写体の合計記録時間の算出方法について図8を用いて説明する。
表800は、記録媒体200に記録されている(記録媒体内の)動画ファイルの情報を示し、コンテンツ名、記録時間、記録媒体200とメモリ32から取得した被写体の記録時間で構成されている。シーン1からシーン4までの設定された被写体が撮影されている時間801は記録媒体200から取得し、記録中のシーン5において設定された被写体が撮影されている被写体の記録時間は、図3のS305においてメモリ32に保持される。表800より、被写体の記録時間は時間802が示す00:04:13:24であり、被写体の合計記録時間は、シーン1~5の被写体の記録時間の合計である01:13:22:08(時間803)である。動画記録中に第1シャッタースイッチがオンになったことに応じて、表示部28に表示するLV800に重畳して、時間802と時間803を、被写体の記録時間と被写体の合計記録時間として表示する。
例えば結婚式などにおいて新郎新婦をユーザーが任意の被写体として設定すると、動画記録中に第1シャッタースイッチをオンにしている間は、新郎新婦が記録された記録時間を表示する。これにより、ユーザーは新郎新婦が十分に写っている動画を記録できているのか、まだ十分ではないのか、を動画記録停止前に視認することができる。これにより、結婚式などの撮り直しを行えないような状況下において、撮影機会を失うことなくユーザー所望の時間だけ動画記録を行うことができる。また図4~図6において前述したように、記録時間の情報の表示と動画記録停止をシャッターボタン61という1つの操作部材で行うことができるため、手番を少なくでき、ユーザーが煩わしく感じることを低減できる。
なお、ユーザーによる被写体の設定がされている場合は、タイムコード設定がどのような設定であれ、被写体の記録時間と被写体の合計記録時間の両方を表示するように制御する。タイムコード設定がいずれの設定であっても、ユーザーが撮影したい被写体がどの程度の時間記録できているかは、ユーザー自身が把握することは難しい。そのため、図7の時間706、時間707のように両方の時間を時間情報として表示する。
また、ユーザーによる特定の被写体の設定が意図的に行われていなくても、LV画像に人が写っていることを認識できた場合には、動画内から人が写っている時間のみを取得し、記録時間と合計記録時間としてもよい。
上述したように本実施形態では、動画記録中にシャッターボタン61の半押し(第1シャッタースイッチ62のオン)により、現在記録中の動画の記録時間と、これまで記録した動画の合計記録時間をLV画像に重畳して表示する。シャッターボタン61の半押しを継続している間は記録時間と合計記録時間の表示を継続する。シャッターボタン61の半押しを中断すれば動画記録を継続し、シャッターボタン61の全押し(第2シャッタースイッチ64のオン)を行えば動画記録を停止する。このような制御により、ユーザーは、シャッターボタン61の半押し(第1シャッタースイッチ62をオンに)するまではユーザーは時間情報(記録時間と合計記録時間)を邪魔に感じることなくLV画像を十分に視認しながら動画記録を行うことができる。また動画記録の停止前に、現在記録中の動画記録がユーザー所望の時間だけ記録できているか、これまで撮影した動画の記録時間がユーザー所望の合計記録時間まで到達しているか、を把握することができる。所望の時間だけ記録できていれば(到達していれば)、時間情報を表示した操作部材と同じ操作部材への操作を行うことで動画記録を停止することができる。時間情報を表示するための操作部材と動画記録停止指示を行う操作部材が同じ操作部材であるため、ユーザーは2つの指示を行うために異なる操作部材を操作する必要がない。これにより、構図がズレたり、誤操作を行う可能性が低減できる。
また、表示した時間情報から、所望の時間まで到達していなければ、時間情報を表示した操作部材への操作を終了すれば、動画記録を停止することなく記録を継続できる。動画記録の停止による動画ファイルのクローズ処理はある一定の時間を要し、動画停止直後の動画記録を再開することは難しい場合が多い。そのため、動画記録停止に応じて時間情報を表示する制御にした場合、動画記録停止時にユーザーが所望の記録時間に到達していないことに気づいたとしても、すぐに動画記録を再開できるとは限らず、撮影機会の損失につながる場合がある。そのため、動画記録を停止する前にユーザーが時間情報を確認し、動画記録を停止するか否かを判断できるようにする。これにより、撮影機会の損失を低減することができる。
なお、本実施形態では、現在記録中の動画ファイルの記録時間(時間434)と合計記録時間(時間435)の両方、もしくは一方を表示部28に表示するような構成にしたが、表示部28に限らずEVF29に表示するようにしてもよい。また、デジタルカメラ100に有線/無線により接続するHDMIやSDI等の外部機器に映像出力する構成を加え、外部出力においても同様の表示制御を行ってもよい。また、表示部28と外部出力のどちらかのみに表示を行ってもよい。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、撮像装置本体に限らず、有線または無線通信を介して撮像装置(ネットワークカメラを含む)と通信し、撮像装置を遠隔で制御する制御装置にも本発明を適用可能である。撮像装置を遠隔で制御する装置としては、例えば、スマートフォンやタブレットPC、デスクトップPCなどの装置がある。制御装置側で行われた操作や制御装置側で行われた処理に基づいて、制御装置側から撮像装置に各種動作や設定を行わせるコマンドを通知することにより、撮像装置を遠隔から制御可能である。また、撮像装置で撮影したライブビュー画像を有線または無線通信を介して受信して制御装置側で表示できるようにしてもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず2段階の操作が可能な操作部材を有する撮像手段を有する機器であれば適用可能である。すなわち、本発明は携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、スマートフォン、タブレット、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
Claims (16)
- 撮像手段と、
動画像の記録時間を取得する取得手段と、
第1の段階の操作と、第1の段階よりも深い第2の段階の操作が可能な撮影に関する操作手段と、を備える撮像装置において、
動画像の記録中に前記第1の段階の操作が行われたことに応じて前記記録時間を表示し、
前記第2の段階の操作が行われたことに応じて動画像の記録を停止するように制御する制御手段と
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、記録中の動画像の第1の記録時間と、記録済みの動画像の記録時間と前記第1の記録時間を加算した第2の記録時間を取得し、
前記動画像の記録中に前記第1の段階の操作が行われたことに応じて、前記第1の記録時間と前記第2の記録時間の少なくとも一方を表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、前記第1の段階の操作が行われている間は前記記録時間の表示を継続するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記第2の段階の操作が行われたあと、所定時間の経過に応じて前記記録時間を非表示にするように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記第1の段階の操作が行われていない場合は、前記記録時間を表示しないように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段を通して撮像したライブビュー画像を表示する表示手段と更に有し、
前記制御手段は、前記表示手段に前記ライブビュー画像が表示されている状態で前記第1の段階の操作が行われたことに応じて、前記ライブビュー画像に重畳して前記記録時間を表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、動画像の記録が行われていない待機状態において、前記第1の段階の操作が行われたことに応じて前記第2の記録時間を表示し、そのあと前記第2の段階の操作が行われたことに応じて動画像の記録を開始するように制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記第2の段階の操作が行われたことに応じて、前記第2の記録時間を非表示にするように制御することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- タイムコードのカウント方法に関するタイムコード設定手段と更に有し、
前記制御手段は、前記動画像の記録中に前記第1の段階の操作が行われたことに応じて表示する前記第1の記録時間と前記第2の記録時間のうち、いずれか一方のみの時間を表示するか両方の時間を表示するかを前記タイムコード設定手段の設定内容にしたがって切り替えるように制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、前記動画像に写る被写体の記録時間を取得し、
前記動画像の記録中に前記第1の段階の操作が行われたことに応じて前記記録時間の代わりに前記被写体の記録時間を表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。 - ユーザーによる特定の被写体の設定が可能な被写体設定手段を更に有し、
前記制御手段は、前記被写体設定手段に前記特定の被写体の設定がされている場合は、
前記被写体の記録時間として、前記記録中の動画像内において前記特定の被写体が記録された第3の記録時間と、記録済みの動画像内から前記特定の被写体が記録された時間と前記第3の記録時間を加算した第4の記録時間を取得し、
前記動画像の記録中に前記第1の段階の操作が行われたことに応じて、前記第3の記録時間と前記第4の記録時間の少なくとも一方を表示するように制御することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 - 前記記録済みの動画像の記録時間は、前記撮像装置に装着の記録媒体内に記録済みの全ての動画像に関する記録時間、前記撮像装置に装着の記録媒体内に記録済みの全ての動画像のうち前記記録中の動画像の記録が開始された日付と同じ日付、同じ月、同じ年、7日以内、1カ月以内のいずれかに記憶した動画像の記録時間、前記撮像装置に装着の記録媒体内に記録済みの全ての動画像のうち特定の識別情報が付与された動画像に関する記録時間のいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記操作手段は、動画像の撮影を指示するシャッターボタンであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 撮像手段と、
動画像の記録時間を取得する取得ステップと、
第1の段階の操作と、第1の段階よりも深い第2の段階の操作が可能な撮影に関する操作手段と、を備える撮像装置において、
動画像の記録中に前記第1の段階の操作が行われたことに応じて前記記録時間を表示し、
前記第2の段階の操作が行われたことに応じて動画像の記録を停止するように制御する制御ステップと
を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2021018420A JP2022121201A (ja) | 2021-02-08 | 2021-02-08 | 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2021-02-08 JP JP2021018420A patent/JP2022121201A/ja active Pending
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