JP2022121200A - 画像形成装置、システム及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】個人情報を示す情報を符号化して印刷することが可能な画像形成装置等を提供すること。【解決手段】制御部と画像形成部とを備え、前記制御部は、個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を取得し、前記個人情報を印刷することを示す前記情報を取得した場合、当該個人情報を文字で前記画像形成部により印刷し、前記個人情報を印刷しないことを示す情報を取得した場合、当該個人情報を符号化して前記画像形成部により印刷することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本開示は、画像形成装置等に関する。
従来より、はがき、封筒、荷物といった配送物に記載する宛名を、アプリを用いて入力する方法が提案されている。ユーザは、アプリを介して宛先を入力し、専用のプリンタを用いて、宛名が記載されたラベルを印刷することが可能である。また、様々な情報を付与したラベルを印刷する技術も提案されている。
例えば、ラベルに宛名を印刷するときに、宛先情報とともに発送者情報の2次元コードを印刷するか否かを選択可能な装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-116022号公報
しかし、特許文献1に記載された技術は、印刷される配送先の住所や、ユーザの住所の印刷の方法を選択することについては考慮されていない。そのため、ラベルを見た第三者によって容易に住所を知られることとなり、プライバシーの保護やセキュリティの保護といった面において脆弱であるといった問題がある。
上述した課題に鑑み、本開示は、個人情報を示す情報を符号化して印刷することが可能な画像形成装置等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本開示の画像形成装置は、制御部と画像形成部とを備え、前記制御部は、個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を取得し、前記個人情報を印刷することを示す前記情報を取得した場合、当該個人情報を文字で前記画像形成部により印刷し、前記個人情報を印刷しないことを示す情報を取得した場合、当該個人情報を符号化して前記画像形成部により印刷することを特徴とする。
本開示のシステムは、端末装置とサーバ装置と画像形成装置とを含むシステムであって、前記端末装置は、個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を前記サーバ装置に送信する送信部を備え、前記サーバ装置は、前記端末装置から送信された個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を識別する受付番号を発行する発行部を備え、前記画像形成装置は、前記受付番号に対応する個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を前記サーバ装置から取得する取得部と、前記個人情報を印刷することを示す前記情報を取得した場合、当該個人情報を文字で印刷し、前記個人情報を印刷しないことを示す情報を取得した場合、当該個人情報を符号化して印刷する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本開示の制御方法は、画像形成装置の制御方法であって、個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を取得するステップと、前記個人情報を印刷することを示す前記情報を取得した場合、当該個人情報を文字で印刷し、前記個人情報を印刷しないことを示す情報を取得した場合、当該個人情報を符号化して印刷するステップと、を含むことを特徴とする。
本開示の制御方法は、端末装置とサーバ装置と画像形成装置とを含むシステムにおける制御方法であって、前記端末装置が、個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を前記サーバ装置に送信するステップと、前記サーバ装置が、前記端末装置から送信された個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を識別する受付番号を発行するステップと、前記画像形成装置が、前記受付番号に対応する個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を前記サーバ装置から取得するステップと、前記個人情報を印刷することを示す前記情報を取得した場合、当該個人情報を文字で印刷し、前記個人情報を印刷しないことを示す情報を取得した場合、当該個人情報を符号化して印刷するステップと、を含むことを特徴とする。
本開示によれば、個人情報を示す情報を符号化して印刷することが可能となる。
第1実施形態におけるシステムの全体構成を説明するための図である。 第1実施形態における端末装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるサーバ装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における個人情報のデータ構造の例を説明するための図である。 第1実施形態における画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における端末装置のメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態におけるサーバ装置のメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態における画像形成装置のメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態における動作例を示す図である。 第1実施形態における動作例を示す図である。 第2実施形態における画像形成装置のメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第2実施形態における動作例を示す図である。 第3実施形態における動作例を示す図である。 第4実施形態における動作例を示す図である。 第5実施形態における動作例を示す図である。 第6実施形態における動作例を示す図である。 第7実施形態における動作例を示す図である。
以下、図面を参照して、本開示を実施するための一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した発明の技術的範囲が、以下の記載に限定されるものではない。
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
図1を参照して、本実施形態におけるシステム1の全体構成を説明する。図1に示すように、システム1は、端末装置10と、サーバ装置20と、画像形成装置30とを備えて構成される。また、端末装置10と、サーバ装置20と、画像形成装置30とは、ネットワークNWを介して接続される。本実施形態では、ネットワークNWは、インターネット等の外部ネットワークであるとして説明するが、各装置が相互にデータを交換可能であれば、インターネット以外のネットワーク(例えば、LAN(Local Area Network))であってもよい。
端末装置10は、ユーザが使用する装置である。一般的な端末装置に、例えば、アプリケーションをインストールすることにより、本実施形態の端末装置10として実現する。端末装置10は、スマートフォン、スマートウォッチ、タブレット、PC(Personal Computer)といった情報処理装置である。
サーバ装置20は、所定のサービスを提供する情報処理装置である。サーバ装置20は、例えば、PCやサーバといったコンピュータである。なお、サーバ装置20は、任意の情報処理装置上で実現される仮想サーバであってもよい。
画像形成装置30は、所定の画像を記録用紙等の記録媒体に形成(印刷)することが可能な装置である。例えば、画像形成装置30は、コピー機能、印刷機能、スキャナ機能、メール送信機能等を有するデジタル複合機(MFP;Multi-Function Printer/Peripheral)である。
[1.2 機能構成]
[1.2.1 端末装置]
図2を参照して、端末装置10の機能構成について説明する。図2に示すように、端末装置10は、制御部100と、表示部130と、操作部140と、記憶部150と、通信部160とを備えて構成される。
制御部100は、端末装置10の全体を制御する。制御部100は、記憶部150に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、1又は複数の演算装置(例えば、CPU(Central Processing Unit))により構成されている。
表示部130は、各種情報を表示する。表示部130は、例えば、LCD(Liquid crystal display)、有機EL(electro-luminescence)パネル、マイクロLED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等の表示装置により構成される。
操作部140は、端末装置10を使用するユーザの操作を受け付ける。操作部140は、タッチセンサ等の入力装置によって構成される。タッチセンサにおいて入力を検出する方式は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった、一般的な検出方式であればよい。なお、端末装置10には、表示部130と、操作部140とが一体に形成されたタッチパネルが搭載されてもよい。
記憶部150は、端末装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部150は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置により構成される。
記憶部150は、宛名印刷アプリ152を記憶する。宛名印刷アプリ152は、配送物の宛名となる配送先のユーザの個人情報(住所、氏名、電話番号等)や、当該配送物の送り主である配送元のユーザの個人情報(住所、氏名、電話番号等)を記載したラベルを、画像形成装置30から出力するための機能を提供する。
宛名印刷アプリ152が提供する機能は、制御部100によって宛名印刷アプリ152が実行されることにより実現される。宛名印刷アプリ152に基づいて制御部100が実行する処理については、後述する。
通信部160は、サーバ装置20等の外部の装置と通信を行う。通信部160は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)や、LTE(Long Term Evolution)/LTE-A(LTE-Advanced)/LAA(License-Assisted Access using LTE)/5G回線に接続可能な通信モジュールにより構成される。
[1.2.2 サーバ装置]
図3を参照して、サーバ装置20の機能構成について説明する。図3に示すように、サーバ装置20は、制御部200と、記憶部250と、通信部260とを備えて構成される。
制御部200は、サーバ装置20の全体を制御する。制御部200は、記憶部250に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、1又は複数の演算装置(例えば、CPU)により構成されている。
記憶部250は、サーバ装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部250は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置により構成される。
記憶部250は、記憶領域として、個人情報記憶領域252を確保する。個人情報記憶領域252は、住所に関する情報(個人情報)を記憶する。本実施形態では、個人情報として、配送物を送るユーザ(送付元)の個人情報と、配送物を受け取るユーザ(送付先)の個人情報とがあることとして説明する。また、本実施形態では、個人情報には、住所の他に、氏名及び電話番号の情報が含まれることとして説明する。
個人情報記憶領域252には、例えば、図4に示すように、送付元のユーザの個人情報として、送付元のユーザの住所(例えば、「〒000-0000 奈良県大和郡山市・・・」)と、送付元のユーザの氏名(例えば、「○○ 太郎」)と、送付元のユーザの電話番号(例えば、「01-2345-6789」)とが記憶される。また、個人情報記憶領域252には、送付元のユーザの個人情報を文字により印刷するか否かを示す送付元印刷有無(例えば、「印刷する」)が記憶される。
同様にして、個人情報記憶領域252には、図4に示すように、送付先のユーザの個人情報として、送付先のユーザの住所(例えば、「〒111-1111 愛知県名古屋市北区金田町・・・」)と、送付先のユーザの氏名(例えば、「△△ 二郎」)と、送付先のユーザの電話番号とが記憶される。また、送付先のユーザの個人情報を文字により印刷するか否かを示す送付先の印刷有無(例えば、「印刷しない」)が記憶される。
さらに、個人情報記憶領域252には、上述した情報を識別することが可能な受付番号(例えば、「0001」)が記憶される。受付番号は、図4に示すような数字によって構成される情報であってもよいし、アルファベット等の文字や記号を含んで構成される情報であってもよい。
なお、個人情報のうち、氏名や電話番号は記憶されなくてもよい。
印刷有無については、「印刷する」は、個人情報を文字により印刷することを示す情報であり、「印刷しない」は、個人情報を文字により印刷しないことを示す情報である。なお、印刷有無は、個人情報を文字により印刷するか否かを識別できる情報であればよい。例えば、個人情報記憶領域252には、印刷有無として、図4に示すように「印刷する」及び「印刷しない」の何れかが識別可能な情報が記憶されてもよいし、フラグや真偽値が記憶されてもよい。
通信部260は、LANやWAN(Wide Area Network)を介して端末装置10等の外部の装置と通信を行う。通信部260は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC等の通信装置や通信モジュールにより構成される。
[1.2.3 画像形成装置]
図5を参照して、画像形成装置30の機能構成について説明する。図5に示すように、画像形成装置30は、制御部300と、画像入力部310と、画像形成部320と、表示部330と、操作部340と、記憶部350と、通信部360とを備えて構成される。
制御部300は、画像形成装置30の全体を制御する。制御部300は、記憶部350に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、1又は複数の演算装置(例えば、CPU)により構成されている。
制御部300は、記憶部350に記憶されたプログラムを実行することにより、画像処理部302として機能する。
画像処理部302は、各種画像に関する処理を行う。例えば、画像処理部302は、画像入力部310によって読み取られた画像に対して、鮮鋭化処理や、階調変換処理を実行する。
画像入力部310は、画像形成装置30に画像データを入力する。例えば、画像入力部310は、画像を読み取って画像データを生成することが可能なスキャナ装置等により構成される。スキャナ装置は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等のイメージセンサによって画像を電気信号に変換し、電気信号を量子化及び符号化することでデジタルデータを生成する。なお、画像入力部310は、USB(Universal Serial Bus)メモリや、SDカード等の記憶媒体に記憶された画像データを読み出すためのインターフェイス(端子)により構成されてもよい。また、他の装置と接続を行う通信部360により、当該他の装置から画像データを入力してもよい。
画像形成部320は、記録用紙等の記録媒体に対して画像を形成(印刷)する。画像形成部320は、例えば、電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成される。
表示部330は、各種情報を表示する。表示部330は、例えば、LCD、有機ELパネル、マイクロLEDディスプレイ等の表示装置により構成される。
操作部340は、画像形成装置30を使用するユーザの操作を受け付ける。操作部340は、タッチセンサ等の入力装置によって構成される。タッチセンサにおいて入力を検出する方式は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった、一般的な検出方式であればよい。なお、画像形成装置30には、表示部330と、操作部340とが一体に形成されたタッチパネルが搭載されてもよい。
記憶部350は、画像形成装置30の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部350は、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD等の記憶装置により構成される。
通信部360は、端末装置10及びサーバ装置20等の外部の装置と通信を行う。通信部360は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC等の通信装置や通信モジュールにより構成される。
[1.3 処理の流れ]
[1.3.1 端末装置]
はじめに、図6を参照して、本実施形態における端末装置10のメイン処理の流れを説明する。端末装置10のメイン処理は、制御部100が、宛名印刷アプリ152を読み出すことにより実行される。
制御部100は、送付元のユーザの個人情報及び送付先のユーザの個人情報を取得する(ステップS102)。例えば、制御部100は、表示部130に、個人情報を入力するための入力フォームを表示し、ユーザから入力された内容に基づき、個人情報を取得する。
つづいて、制御部100は、印刷有無の情報を取得する(ステップS104)。例えば、制御部100は、表示部130に、個人情報を文字により印刷するか否かを入力するための入力フォームを表示し、ユーザから入力された内容に基づき、印刷有無を取得する。
つづいて、制御部100は、通信部160を介して、ステップS102において取得した個人情報と、ステップS104において取得した印刷有無とを、サーバ装置20に送信する(ステップS106)。
つづいて、制御部100は、通信部160を介して、サーバ装置20から受付番号を受信する(ステップS108)。なお、サーバ装置20から受信する受付番号は、受付番号そのものであってもよいし、受付番号を符号化した情報(例えば、受付番号を1次元コードや2次元コードに符号化した画像)であってもよい。
つづいて、制御部100は、ステップS108において受信した受付番号を表示部130に表示する(ステップS110)。
[1.3.2 サーバ装置]
つづいて、図7を参照して、本実施形態におけるサーバ装置20のメイン処理の流れを説明する。図7に示したメイン処理は、制御部200が、記憶部250に記憶されたプログラムを読み出すことにより実行される。
制御部200は、通信部260を介して、端末装置10から送付元及び送付先のユーザの個人情報及び印刷有無を受信したか否かを判定する(ステップS132)。
送付元及び送付先のユーザの個人情報及び印刷有無を受信した場合、制御部200は、受付番号を発行する(ステップS132;Yes→ステップS134)。受付番号は、所定の方法により、送付元のユーザの個人情報及び送付先のユーザの個人情報を一意に識別な情報(例えば、通し番号や、ランダムな文字列)を生成すればよい。
制御部200は、ステップS132において受信した個人情報及び印刷有無を、個人情報記憶領域252に記憶する(ステップS136)。このとき、制御部200は、個人情報記憶領域252に既に記憶されている受付番号とは異なる受付番号を発行する。
つづいて、制御部200は、通信部260を介して、端末装置10に対して、ステップS134において発行した受付番号を送信する(ステップS138)。なお、先述したように、制御部200は、端末装置10に対して、受付番号そのものを送信してもよいし、受付番号を符号化した情報を送信してもよい。
一方、ステップS132において個人情報を受信しなかった場合、制御部200は、画像形成装置30から受付番号を受信したか否かを判定する(ステップS132;No→ステップS140)。
受付番号を受信した場合、制御部200は、個人情報記憶領域252から当該受付番号とともに記憶された個人情報及び印刷有無とを読み出し、当該読み出した情報を、通信部260を介して、画像形成装置30に送信する(ステップS142)。
なお、ステップS140において、受付番号を受信しなかった場合、制御部200は、ステップS132に戻る(ステップS140;No→ステップS132)。このようにして、制御部200は、端末装置10からの個人情報及び印刷情報の受信と、画像形成装置30からの受付番号の受信とを待ち受ける。
[1.3.3 画像形成装置]
つづいて、図8を参照して、本実施形態における画像形成装置のメイン処理の流れを説明する。図8に示したメイン処理は、制御部300が、記憶部350に記憶されたプログラムを読み出すことにより実行される。なお、図8における処理において、個人情報を印刷するとは、画像形成装置30が、画像形成部320を介して、ラベル等の記録用紙に、個人情報を示す画像を形成することを示す。
制御部300は、受付番号を取得したか否かを判定する(ステップS172)。制御部300は、例えば以下の方法により、受付番号を取得する。
(1)操作部340を介してユーザにより入力された受付番号を取得する方法。
(2)端末装置10の表示部130に表示された表示内容を読み取る装置と接続し、当該装置によって読み取られた表示内容に基づき受付番号を取得する方法。
(3)端末装置10と近距離無線通信を行い、端末装置10がステップS108において受信した受付番号を受信する方法。
なお、コピー機能等を使用するための操作が操作部340を介して入力された場合や、所定の時間操作が入力されなかった場合等、受付番号を取得しなかった場合は、制御部300は、所定の処理を実行する(ステップS172;No)。
受付番号を取得した場合、制御部300は、通信部360を介して、サーバ装置20に受付番号を送信する(ステップS172;Yes→ステップS174)。また、制御部300は、通信部360を介して、サーバ装置20から個人情報及び印刷有無を受信する(ステップS176)。
つづいて、制御部300は、送付元印刷有無が「印刷しない」であるか否かを判定する(ステップS178)。つまり、制御部300は、送信元の個人情報を文字により印刷しないか否かを判定する。
送付元印刷有無が「印刷しない」である場合、制御部300は、送付元のユーザの個人情報を符号化して印刷する(ステップS178;Yes→ステップS180)。制御部300は、例えば以下の方法により、個人情報を符号化する。
(1)個人情報そのものを所定の符号化手法により符号化する
制御部300は、個人情報を2次元コードや、1次元コード、カラーコード等の符号化手法により符号化する。なお、制御部300は、符号化した個人情報を読み取る専用リーダ(読み取り用端末装置)が読み取ることができる符号化手法により符号化する。
(2)個人情報を暗号化した情報を所定の符号化手法により符号化する
制御部300は、個人情報を暗号化し、当該暗号化した情報を2次元コードや、1次元コード、カラーコード等の符号化手法により符号化する。なお、制御部300は、読み取り用端末装置が復号可能な手法により暗号化する。
(3)個人情報を取得するために必要な情報を符号化する
制御部300は、個人情報を記憶した装置(例えば、サーバ装置20)のアドレスや、当該装置から個人情報を取得するために必要な情報(例えば、パスワードやパスフレーズ)を符号化する。この場合、読み取り用端末装置は、符号化された情報を復号し、当該復号した情報を用いることにより、個人情報を取得すればよい。
なお、ステップS178において、送付元印刷有無が「印刷しない」ではない場合、すなわち、送付元印刷有無が「印刷する」である場合、制御部300は、文字で、送付元のユーザの個人情報を印刷する(ステップS178;No→ステップS182)。
つづいて、制御部300は、送付先印刷有無が「印刷しない」であるか否かを判定する(ステップS184)。つまり、制御部300は、送信先の個人情報を文字により印刷しないか否かを判定する。
送付先印刷有無が「印刷しない」である場合、制御部300は、送付先のユーザの個人情報を符号化して印刷する(ステップS184;Yes→ステップS186)。ステップS186における処理は、ステップS180と同様の処理である。
なお、ステップS184において、送付先印刷有無が「印刷しない」ではない場合、すなわち、送付先印刷有無が「印刷する」である場合、制御部300は、文字で、送付先のユーザの個人情報を印刷する(ステップS184;No→ステップS188)。
[1.4 動作例]
つづいて、本実施形態における動作例を説明する。はじめに、図9を参照して、宛名印刷アプリ152が実行された場合に表示部130に表示される表示画面及び印刷される個人情報について説明する。
図9(a)は、宛名印刷アプリ152が実行されることにより表示部130に表示される表示画面W100の例であり、具体的には、個人情報を入力するための画面である。表示画面W100には、送付元の個人情報(自分の住所)の入力フォームを表示させるためのボタンB100や、送付先のユーザの個人情報(宛先)の入力フォームを表示させるためのボタンB102が含まれる。なお、図9(a)に示すように、複数の送付先のユーザの個人情報が入力可能であってもよい。
また、ユーザは、送付元の個人情報入力と送付先のユーザの個人情報の入力とが完了した場合は、登録ボタンB104を選択することで、個人情報を確定させることができる。
図9(b)は、表示画面W100において登録ボタンB104が選択された場合に表示される表示画面W110の例である。表示画面W110には、例えば、ラベルに個人情報を表示する(文字により印刷する)か、ラベルに個人情報を表示しない(符号化して印刷する)かを選択する画面である。すなわち、表示画面W110は、印刷有無を選択するための画面である。
例えば、表示画面W110には、送付元のユーザの個人情報(自分の住所)を文字としてラベルに表示するか否かを選択するためのボタンを含む領域E110と、送付先のユーザの個人情報(宛先)を文字としてラベルに表示するか否かを選択するためのボタンを含む領域E112とが含まれる。ユーザは、領域E110及び領域E112に含まれるボタンを選択することで印刷有無を選択し、OKボタンB110を選択することで、選択した印刷有無を確定させることができる。
図9(c)及び図9(d)は、画像形成装置30によって印刷されるラベルの例であり、特に送付先のユーザの個人情報が印刷された例である。図9(c)は、ラベルに、送付先のユーザの個人情報が文字により印刷された場合におけるラベルの例である。図9(c)に示すように、ラベルには、住所、氏名、電話番号が文字によって印刷される。
一方、図9(d)は、ラベルに、送付先のユーザの個人情報が符号化して印刷された場合におけるラベルの例である。図9(d)に示すように、ラベルには、符号化された画像(例えば、2次元コード)のみが印刷される。したがって、第三者はラベルを見ただけでは、直ちに個人情報を知ることはできない。
図10は、送付元のユーザの個人情報及び送付先のユーザの個人情報が印刷されたラベルの例を示した図である。図10(a)は送付先のユーザの個人情報のみを符号化したラベルを、図10(b)は送付元のユーザの個人情報のみを符号化したラベルを、図10(c)は送付元のユーザの個人情報及び送付先のユーザの個人情報を符号化したラベルをそれぞれ示している。このように、画像形成装置30は、ユーザの印刷有無の選択に基づき、送付元のユーザの個人情報及び送付先のユーザの個人情報の何れか一方又は両方を符号化して印刷することができる。
本実施形態によれば、ユーザは、自分の住所や宛先を第三者に見られたくない場合、自分の住所又は宛先の何れか一方又は両方を2次元コード等により符号化させて印刷することができる。住所が符号化されて印刷されることにより、第三者に住所が知られてしまう可能性が低くなるため、本実施形態の画像形成装置は、プライバシーの保護やセキュリティの保護を実現することができる。
また、符号化された個人情報は、専用リーダ等の装置により読み取り可能にすることができる。これにより、符号化された住所が印刷されたラベルが配送物に貼付されていても、当該配送物を配送する者(配送業者)は、専用リーダをラベルに印刷された符号を読み取ることで、配送先の住所を知ることができる。このように、本実施形態の画像形成装置は、住所を符号化してラベルに印刷しても、配送物の配達に支障を与えることがない。
[2.第2実施形態]
つづいて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、画像形成装置が符号化した個人情報を印刷するとき、当該個人情報に含まれる住所の一部を文字により印刷する実施形態である。本実施形態は、第1実施形態の図8を図11に置き換えたものである。なお、同一の処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
図11を参照して、本実施形態における画像形成装置30のメイン処理の流れを説明する。本実施形態では、ステップS178において、送付元印刷有無が「印刷しない」であると判定した場合、制御部300は、画像形成部320を介して、送付元の住所の一部を印刷する(ステップS202)。ここで、制御部300は、画像形成部320を介して印刷する住所の一部を、例えば、以下の何れかの方法に基づき決定する。
(1)制御部300が住所に含まれる文字列に基づき自動的に判定する方法
制御部300は、住所に含まれる文字を解析して、住所のうち、文字により印刷する範囲を判定する。例えば、制御部300は、住所のうち、最も小さい区画単位に対応する部分のみを画像形成部320を介して印刷する。
より具体的には、制御部300は、住所に部屋番号が含まれる場合は、当該部屋番号のみを文字により印刷し、それ以外の情報(建物名、都道府県名、市区町村名、字名・番地等)は印刷しない。ここで、「字名」とは、市区町村名の後につく地域名称であって、番地よりも前の部分をいう。例えば、住所が「東京都千代田区千代田1丁目」であれば、字名は、「千代田1丁目」である。
なお、制御部300は、住所に字名・番地までしか含まれない場合、すなわち、住所に建物名や部屋番号が含まれない場合は、字名・番地のみを文字により印刷し、それ以外の情報(都道府県名、市区町村名等)は印刷しない。
また、制御部300は、住所に含まれる建物名に、「A館」や「B館」、「1号棟」や「2号棟」といったような、建物の順番を示す文字が含まれる場合、部屋番号とともに建物名を文字により印刷してもよい。すなわち、制御部300は、部屋番号だけでは建物の特定が困難な住所に対しては、建物名まで文字により印刷する。このようにすることで、例えば、市町村単位にまで仕分けられた配送物を配送する場合において、配送業者は、専用リーダを用いることなく、配送先を特定することができる。
なお、制御部300は、住所と当該住所において文字により印刷される部分とを対応付けて学習させた学習済みモデルを用いて、機械学習による方法により文字により印刷する部分を判定してもよい。
(2)ユーザによって指定された範囲まで印刷する方法
制御部300は、住所のうち、ユーザによって指定された範囲を印刷する。例えば、ユーザによって「部屋番号」が指定された場合は、制御部300は部屋番号のみを文字により印刷する。ユーザによって「建物名」が指定された場合は、制御部300は、建物名と部屋番号とを文字により印刷する。また、ユーザによって「字名・番地」が指定された場合は、制御部300は、字名・番地と建物名と部屋番号とを文字により印刷する。このようにして、住所のうち、ユーザが指定した区画単位の部分及び当該区画単位よりも小さい単位の部分を文字により印刷する。
なお、制御部300は、住所のうち、大きい区画単位に対応する部分のみを、画像形成部320を介して文字により印刷してもよい。例えば、制御部300は、画像形成部320を介して、都道府県名だけ文字により印刷したり、都道府県名及び市区町村名だけ文字により印刷したりしてもよい。
また、制御部300は、画像形成部320を介して、市区町村名のみを文字により印刷したり、字名・番地のみを文字により印刷したりしてもよい。すなわち、住所のうち、中間的な区画単位に対応する部分を文字により印刷してもよい。
つづいて、図12を参照して、本実施形態における動作例を説明する。図12(a)は、本実施形態における印刷有無を選択するための表示画面W200の例である。表示画面W200には、ユーザによって文字により印刷する住所の範囲を指定するための領域E200と、ユーザによって指定された範囲までを文字により印刷した場合における印刷例(プレビュー)を示す領域E202が含まれる。ユーザは、領域E202を確認しながら、文字により印刷する住所の範囲を指定することができる。
図12(b)、図12(c)、図12(d)は、それぞれ、部屋番号のみを文字により印刷した場合の印刷例、部屋番号と建物名のみを文字により印刷した場合の印刷例、部屋番号と建物名と字名・番地のみを文字により印刷した場合の印刷例を示した図である。このように、住所の一部が文字により印刷されることで、例えば、配送業者が配送先に配送物を届ける場合において、符号化された住所を専用リーダで読み取ることなく、部屋番号や建物名といった、配送先を特定するために必要な情報を確認することができる。
なお、先述したように、住所のうち、大きい区画単位に対応する部分だけが文字により印刷されてもよい。この場合では、例えば、配送物の仕分けをする者は、専用リーダを用いることなく、配送物を特定の区画単位毎に仕分けることが可能となる。
一方で、文字により印刷される住所が所定の部分に限られるため、ユーザは、プライバシーを担保することができる。
本実施形態によれば、プライバシーの保護を実現でき、その一方で、配送物の仕分けや配送に対する利便性を確保することができる。
[3.第3実施形態]
つづいて、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、配送物に関する付加情報を印刷する実施形態である。
本実施形態における付加情報とは、送付物に関する情報であって、例えば、送付物の種類や、送付物を配送する際における注意事項を示す情報である。付加情報は、具体的には、「要冷蔵」「要冷凍」「折れ禁止」「割れ物注意」「積み上げ禁止」といった情報であり、主に、配送業者によって参照される情報である。
本実施形態では、宛名印刷アプリ152は、配送物に関する付加情報をユーザに選択させる機能を提供する。ユーザが選択可能な付加情報は、宛名印刷アプリ152によって予め提供される。当該宛名印刷アプリ152を読み込んだ制御部100は、ユーザによって選択された付加情報を、図6に示した端末装置10のメイン処理のステップS106において、サーバ装置20に送信する。
サーバ装置20の制御部200は、図7に示したサーバ装置20のメイン処理のステップS136において、個人情報及び印刷有無とともに、付加情報を個人情報記憶領域252に記憶する。また、制御部200は、ステップS142において、個人情報及び印刷有無とともに、付加情報を画像形成装置30に送信する。
画像形成装置30の制御部300は、図8に示した画像形成装置のメイン処置のステップS186又はステップS188において、送付先のユーザの個人情報とともに付加情報を印刷する。
図13を参照して本実施形態の動作例を説明する。図13(a)は、付加情報をユーザに選択させるための表示画面W300の例である。表示画面W300は、例えば、個人情報を入力するための画面(図9(a))において、ユーザによって個人情報を確定させる操作がされた場合に表示される。表示画面W300には、ユーザによって選択可能な付加情報を表示した領域E300を含む。ユーザは領域E300に表示された付加情報から、個人情報とともに印刷させる付加情報を選択する。
図13(b)は、文字による送付先のユーザの個人情報とともに付加情報を示すマークM310が印刷された場合における印刷例を示す。図13(c)は、符号化された送付先のユーザの個人情報とともに付加情報を示すマークM320が印刷された場合における印刷例を示す。
図13(b)及び図13(c)に示すように、ユーザによって選択された付加情報は、付加情報を示すマーク(画像)によって印刷される。このように個人情報の印刷方法に関わらず、付加情報に関する情報がラベルに印刷されるため、配送物を配送する業者は、配送物に関する情報を容易に確認することができる。
本実施形態によれば、ユーザは、個人情報の印刷方法に関係なく、画像形成装置に対して、配送物に関する情報を印刷させることが可能となる。
[4.第4実施形態]
つづいて、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第3実施形態において説明した付加情報について、端末装置ではなく、画像形成装置において選択することが可能な実施形態である。
本実施形態では、宛名印刷アプリ152は、第1実施形態において説明したように、ユーザに対して、個人情報の入力と印刷有無の選択とをさせるための機能を備える。
一方、画像形成装置30は、ユーザに対して付加情報を選択させるための機能を備える。例えば、画像形成装置30の制御部300は、サーバ装置20から個人情報及び印刷有無を受信した後(図8に示す画像形成装置30のメイン処理におけるステップS176の後)、表示部330に、付加情報を選択させる画面を表示する。また、制御部300は、図8に示した画像形成装置のメイン処置のステップS186又はステップS188において、送付先のユーザの個人情報とともに付加情報を印刷する。
図14を参照して本実施形態の動作例を説明する。図14(a)は、画像形成装置30の表示部330に表示される、付加情報を選択するための表示画面W400の例を示す図である。表示画面W400は、前述のように、画像形成装置30がサーバ装置20から個人情報及び印刷有無を受信した後に表示される。表示画面W400には、ユーザによって選択可能な付加情報を表示した領域E400を含む。ユーザは領域E400に表示された付加情報から、個人情報とともに印刷させる付加情報を選択する。
図14(b)は、文字による送付先のユーザの個人情報とともに付加情報を示すマークM410が印刷された場合における印刷例を示す。図14(c)は、符号化された送付先のユーザの個人情報とともに付加情報を示すマークM420が印刷された場合における印刷例を示す。
本実施形態においても、第3実施形態と同様に、配送物を配送する業者は、配送物に関する情報を容易に確認することができる。
また、本実施形態によれば、ユーザは、画像形成装置に対して個人情報を含むラベルを印刷させるときに、配送物の情報等を追加で入力し、当該入力した情報をラベルに印刷させることができる。
[5.第5実施形態]
つづいて、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、第3実施形態や第4実施形態と同様に、個人情報とともに所定の画像をラベルに印刷する実施形態であるが、ラベルに印刷される画像がユーザによって自由に選択された画像(識別アイコン、マーク)である点が異なる。つまり、第3実施形態や第4実施形態における識別情報は、配送物によって決まる情報であるが、本実施形態による識別アイコンは、配送物に関わらず、ユーザの選択によって決められる。
本実施形態では、宛名印刷アプリ152は、送付先のユーザの個人情報とともに印刷する識別アイコンをユーザに選択させる機能を提供する。識別アイコンは、宛名印刷アプリ152によって提供される画像であってもよいし、ユーザによって記憶部150に記憶された画像であってもよい。
また、当該宛名印刷アプリ152を読み込んだ制御部100は、ユーザによって選択された識別アイコンを、図6に示した端末装置10のメイン処理のステップS106において、サーバ装置20に送信する。制御部100が送信する識別アイコンは、識別アイコンの画像自体であってもよいし、宛名印刷アプリ152によって提供された識別アイコンを識別するための情報であってもよい。
サーバ装置20の制御部200は、図7に示したサーバ装置20のメイン処理のステップS136において、個人情報及び印刷有無とともに、ユーザに選択された識別アイコンを個人情報記憶領域252に記憶する。また、制御部200は、ステップS142において、個人情報及び印刷有無とともに、ユーザに選択された識別アイコンを画像形成装置30に送信する。
画像形成装置30の制御部300は、図8に示した画像形成装置のメイン処置のステップS186又はステップS188において、送付先のユーザの個人情報とともに識別アイコンを印刷する。これにより、ユーザによって選択された識別アイコンは、ラベルに印刷される。
図15を参照して本実施形態の動作例を説明する。図15(a)は、送付先のユーザの個人情報とともに印刷する識別アイコンをユーザに選択させるための表示画面W500の例である。表示画面W500は、例えば、個人情報を入力するための画面(図9(a))において、ユーザによって個人情報を確定させる操作がされた場合に表示される。図15(a)に示すように、表示画面W500には、識別アイコンが表示され、ユーザによって、1又は複数の識別アイコンが選択される。
図15(b)は、文字による送付先のユーザの個人情報とともに識別アイコンM510が印刷された場合における印刷例を示す。図15(c)は、符号化された送付先のユーザの個人情報とともに識別アイコンM520が印刷された場合における印刷例を示す。
例えば、図15(c)に示すように、符号化された送付先のユーザの個人情報が印刷されていた場合、配送物を受け取ったユーザは、送付先の住所を容易に確認できないため、配送物が自身に宛てられたものであるか否かを容易に知ることはできない。さらに、送付元の個人情報が符号化されて印刷された場合、配送物を受け取ったユーザは、送付元の住所を容易に確認できないため、配送物を送付したユーザを容易に知ることができない。
ここで、配送物を受け取るユーザと、配送物を送るユーザとの間で予め使用する識別アイコンを取り決めておく。そして、配送物を送付するユーザは、予め決めておいた識別アイコンをラベルに印刷させる。これにより、配送物を受け取るユーザは、ラベルに予め決めておいた識別アイコンが印刷されていることを確認することができる。事前に取り決めた識別アイコンがラベルに印刷されていることにより、配送物を受け取ったユーザは、配送物が自身に宛てられたものであり、また、当該配送物の送付元のユーザが、事前に使用する識別アイコンを取り決めたユーザであることを知ることができる。
本実施形態によれば、画像形成装置は、符号化された個人情報を印刷した場合であっても、配送物を送付するユーザによって選択された識別アイコンを印刷することができる。これにより、配送物を受け取ったユーザには、印刷された識別アイコンに基づき、配送物を送付したユーザを知ったり、その配送物が自身に宛てられたものであるか否かの確認をしたりすることができる。
[6.第6実施形態]
つづいて、第6実施形態について説明する。第6実施形態は、印刷される文字の書体(フォント)をユーザによって選択することを可能にする実施形態である。
印刷される文字の書体は、宛名印刷アプリ152において選択可能であってもよいし、画像形成装置30において選択可能であってもよい。
宛名印刷アプリ152において書体を選択する場合は、制御部100は、宛名印刷アプリ152において指定された書体の情報を個人情報や印刷有無とともにサーバ装置20に送信する。サーバ装置20の制御部200は、受信した書体の情報を個人情報や印刷有無とともに記憶し、当該記憶した情報に対応付けた受付番号を画像形成装置30から受信した場合、当該受付番号に対応づけた個人情報、印刷有無、書体の情報を画像形成装置30に送信する。画像形成装置30の制御部300は、個人情報を、受信した書体の情報により特定される書体で印刷する。
画像形成装置30において書体を指定する場合は、制御部300は、サーバ装置20から個人情報及び印刷有無を受信した後(図8に示す画像形成装置30のメイン処理におけるステップS176の後)、表示部330に、書体を選択させる画面を表示する。そして、制御部300は、個人情報を、選択された書体により特定される書体で印刷する。
図16を参照して本実施形態における動作例を説明する。図16(a)は、宛名印刷アプリ152の機能により表示される、書体を選択させるための表示画面W600の例である。ユーザは、表示画面W600から、送付元の住所の印刷に用いる書体や、送付先の住所の印刷に用いる書体を選択する。
書体としては、例えば、図16(a)に示すように、印刷文字(例えば、ゴシック体や明朝体)と、手書き風文字(手書き風の書体)との中から選択可能とする。印刷文字とは、例えば、画像形成装置30に予め記憶されている書体である。なお、図16(a)に示した書体とは異なる書体が選択可能であってもよい。また、書体の他に、文字の太さ、文字の大きさ、文字の色等が選択可能であってもよい。
図16(b)は、個人情報が印刷文字によって印刷された場合の印刷例、図16(b)は、個人情報が手書き文字によって印刷された場合の印刷例を示す。ユーザは、目的や好みに応じて、書体を切り替えることができる。
なお、画像形成装置30は、既存の手書き文字の書体を記憶部350に記憶してもよいが、ユーザの筆跡に基づく書体を記憶部350に記憶(登録)してもよい。また、画像形成装置30にユーザの筆跡に基づく書体が記憶される場合、宛名印刷アプリ152は、住所の印刷に用いる書体を、既存の手書き文字の書体とユーザの筆跡に基づく書体とから選択可能にする機能を備えていてもよい。
ユーザの筆跡に基づく書体の登録(記憶)及び印刷は、例えば、以下の手順により実現する。
(1)宛名印刷アプリ152は、ユーザに既定の文字を手書きで入力させる機能と、手書きされた文字から書体を生成する機能とを提供する。
(2)制御部100は、宛名印刷アプリ152を読み出して実行することで、ユーザに既定の文字を手書きさせる。
(3)制御部100は、手書きされた文字に基づく書体(フォント)を生成する。
(4)個人情報及び印刷有無とともに、(3)において生成した書体をサーバ装置20に送信する。
(5)サーバ装置20は、個人情報及び印刷有無とともに書体を記憶し、受付番号を発行する。
(6)サーバ装置20は、端末装置10から受付番号を受信したら、受付番号に対応する個人情報、印刷有無、書体を画像形成装置30に送信する。
(7)画像形成装置30は、サーバ装置20から受信した個人情報を文字で印刷する場合、個人情報を当該個人情報とともに受信した書体により印刷する。
上述した手順が実行されることにより、画像形成装置30は、ユーザによって手書きされた文字に基づく書体を用いて、個人情報を印刷することが可能となる。
本実施形態によれば、ユーザは、画像形成装置に対して、所望の書体により、個人情報を印刷させることが可能となる 。
[7.第7実施形態]
つづいて、第7実施形態について説明する。第7実施形態は、決済処理が完了した後に、画像形成装置30が個人情報を印刷する実施形態である。
本実施形態では、宛名印刷アプリ152は、ユーザに対して決済方法を選択させる機能を提供する。宛名印刷アプリ152を読み出した制御部100は、ユーザによって選択された決済方法をサーバ装置20に送信する。サーバ装置20の制御部200は、ユーザによって選択された決済方法を、ユーザによって入力された個人情報及び印刷有無とともに、受付番号と対応付けて、個人情報記憶領域252に記憶する。
なお、宛名印刷アプリ152は、ユーザによって選択された決済方法によって支払うことが可能な金額(残高)を取得して表示部130に表示してもよい。また、配送物の大きさや重量、配送物の種類をユーザに入力させ、配送物の送付に必要な費用の料金を表示部130に表示してもよい。
また、端末装置10は、受付番号を取得したら、当該受付番号とともに、配送物の配送に係る具体的な料金の情報をサーバ装置20に送信する。サーバ装置20の制御部200は、ユーザによって選択された決済方法により、確定した料金を支払う処理を実行する。料金の支払いが完了したら、制御部200は、画像形成装置30に対して、個人情報及び印刷有無を送信する。画像形成装置30は、サーバ装置20から受信した個人情報及び印刷有無に基づきラベルを印刷する。
このように、端末装置10、サーバ装置20、画像形成装置30が、上述した処理を実行することにより、ユーザに対する決済の手間を低減させることができる。
図17を参照して、本実施形態の動作例を説明する。なお、本実施形態の動作例においては、配送物の配送を依頼するユーザが宛名印刷アプリ152を用いて個人情報及び印刷有無を入力し、コンビニエンスストア等の店員が料金を確定させた上で画像形成装置30を用いてラベルを印刷することとして説明する。
図17(a)及び図17(b)は、表示部130に表示される表示画面の例である。図17(a)は、ユーザが選択可能な決済方法が表示された表示画面W700である。表示画面W700は、例えば、個人情報の入力及び印刷有無の入力が完了したあとに表示される。配送物の配送を依頼するユーザは、表示画面W700に表示された決済方法の中から1の決済方法を選択する。
図17(b)は、決済方法の選択がされた後に表示される表示画面W710の例であり、受付番号が表示された画面である。受付番号は、例えば、図17(b)に示すように、1次元コードに符号化された上で表示される。ユーザは、表示部130に表示された1次元コードを表示させた状態で、店員に端末装置10を提示する。店員は、画像形成装置30に受付番号を取得させ、さらに、配送物の料金を確定させ、画像形成装置30に入力する。これにより、画像形成装置30からサーバ装置20に、受付番号及び料金が送信される。なお、受付番号や料金をサーバ装置20に送信する装置は、画像形成装置30でなくてもよく、例えば、店員が使用する端末装置であってもよい。
図17(c)は、サーバ装置20によって決済処理が完了された後に、画像形成装置30によって印刷されるラベルの例である。ラベルに印刷される個人情報は、ユーザによってアプリを介して入力された印刷有無に基づいて符号化されて印刷されたり、文字により印刷されたりする。店員は、画像形成装置30によって印刷されたラベルをユーザに手渡す。ユーザは、手渡されたラベルを送付物に貼付することで、送付物の送付元及び送付先を配送業者等に示すことができる。
本実施形態によれば、ユーザは、決済処理を完了させた後に、個人情報が印刷されたラベルを取得することができる。したがって、ユーザは、送付物を送付するとき、現金等による支払いの手間を簡略化することができる。
[8.変形例]
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。例えば、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせることにより、画像形成装置は、ラベルに、住所の一部に対応する文字と、付加情報とをラベルに印刷することができる。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD (Blu-ray(登録商標) Disk) 等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
1 システム
10 端末装置
100 制御部
130 表示部
140 操作部
150 記憶部
152 宛名印刷アプリ
160 通信部
20 サーバ装置
200 制御部
250 記憶部
252 個人情報記憶領域
260 通信部
30 画像形成装置
300 制御部
302 画像処理部
310 画像入力部
320 画像形成部
330 表示部
340 操作部
350 記憶部
360 通信部

Claims (8)

  1. 制御部と画像形成部とを備え、
    前記制御部は、
    個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を取得し、
    前記個人情報を印刷することを示す前記情報を取得した場合、当該個人情報を文字で前記画像形成部により印刷し、前記個人情報を印刷しないことを示す情報を取得した場合、当該個人情報を符号化して前記画像形成部により印刷する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、配送物の送付元の個人情報及び当該送付元の個人情報を印刷するか否かを示す情報と、配送物の送付先の個人情報及び当該送付先の個人情報を印刷するか否かを示す情報とを取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記個人情報を印刷しない場合、当該個人情報を符号化して前記画像形成部により印刷するとともに、当該個人情報の一部を文字で前記画像形成部により印刷することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記個人情報とともに印刷する画像に関する情報を取得し、
    前記画像を前記画像形成部により印刷する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 端末装置とサーバ装置と画像形成装置とを含むシステムであって、
    前記端末装置は、
    個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を前記サーバ装置に送信する送信部
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記端末装置から送信された個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を識別する受付番号を発行する発行部
    を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記受付番号に対応する個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を前記サーバ装置から取得する取得部と、
    前記個人情報を印刷することを示す前記情報を取得した場合、当該個人情報を文字で印刷し、前記個人情報を印刷しないことを示す情報を取得した場合、当該個人情報を符号化して印刷する画像形成部と、
    を備えることを特徴とするシステム。
  6. 前記端末装置は、決済方法を選択可能であり、
    前記サーバ装置は、前記決済方法に基づく決済処理が完了した後に、前記個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を取得可能にすることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 画像形成装置の制御方法であって、
    個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を取得するステップと、
    前記個人情報を印刷することを示す前記情報を取得した場合、当該個人情報を文字で印刷し、前記個人情報を印刷しないことを示す情報を取得した場合、当該個人情報を符号化して印刷するステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  8. 端末装置とサーバ装置と画像形成装置とを含むシステムにおける制御方法であって、
    前記端末装置が、個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記サーバ装置が、前記端末装置から送信された個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を識別する受付番号を発行するステップと、
    前記画像形成装置が、前記受付番号に対応する個人情報及び当該個人情報を印刷するか否かを示す情報を前記サーバ装置から取得するステップと、
    前記個人情報を印刷することを示す前記情報を取得した場合、当該個人情報を文字で印刷し、前記個人情報を印刷しないことを示す情報を取得した場合、当該個人情報を符号化して印刷するステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
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