JP2022118791A - キシリレンジイソシアネートモノマー組成物、および、キシリレンジイソシアネート変性体組成物 - Google Patents

キシリレンジイソシアネートモノマー組成物、および、キシリレンジイソシアネート変性体組成物 Download PDF

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Hiroyuki Sakamoto
孝二 高松
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Abstract

【課題】ゲルの発生を抑制できながら、コーティング原料に優れた濡れ性を付与でき、かつ、硬化膜に優れた耐溶剤性を付与できるキシリレンジイソシアネートモノマー組成物およびキシリレンジイソシアネート変性体組成物を提供すること。【解決手段】キシリレンジイソシアネートモノマー組成物に、キシリレンジイソシアネートと、高沸点炭化水素とを含有させ、高沸点炭化水素の含有割合を、1質量ppm以上1質量%以下に調整する。【選択図】なし

Description

本発明は、キシリレンジイソシアネートモノマー組成物、および、キシリレンジイソシアネート変性体組成物に関する。
従来、各種産業製品に用いられるポリウレタン樹脂の原料として、キシリレンジイソシアネート組成物が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2020-24453号公報
特許文献1に記載されるキシリレンジイソシアネート組成物を変性してポリウレタン塗料に用いる場合がある。しかし、特許文献1に記載されるキシリレンジイソシアネート組成物に変性のための触媒を添加すると、ゲルが発生する場合がある。また、ポリウレタン塗料には被塗物に対する優れた濡れ性が要求され、硬化後のポリウレタン塗膜には優れた耐溶剤性およびが要求される。
そこで、本発明は、ゲルの発生を抑制できながら、コーティング原料に優れた濡れ性を付与でき、かつ、硬化膜に優れた耐溶剤性を付与できるキシリレンジイソシアネートモノマー組成物およびキシリレンジイソシアネート変性体組成物を提供する。
本発明[1]は、キシリレンジイソシアネートと、高沸点炭化水素とを含み、前記高沸点炭化水素の含有割合が、1質量ppm以上1質量%以下である、キシリレンジイソシアネートモノマー組成物を含む。
本発明[2]は、上記[1]に記載のキシリレンジイソシアネートモノマー組成物が変性された、キシリレンジイソシアネート変性体組成物を含む。
本発明[3]は、下記(a)~(e)の官能基を少なくとも1種含有する、上記[2]に記載のキシリレンジイソシアネート変性体組成物を含む。
(a)イソシアヌレート基、
(b)アロファネート基、
(c)ビウレット基、
(d)ウレタン基、
(e)ウレア基。
本発明[4]は、キシリレンジイソシアネートの変性体と、高沸点炭化水素とを含み、前記高沸点炭化水素の含有割合が、1質量ppm以上1質量%以下である、キシリレンジイソシアネート変性体組成物を含む。
本発明[5]は、前記キシリレンジイソシアネートの変性体は、下記(a)~(e)の官能基を少なくとも1種含有する、上記[4]に記載のキシリレンジイソシアネート変性体組成物を含む。
(a)イソシアヌレート基、
(b)アロファネート基、
(c)ビウレット基、
(d)ウレタン基、
(e)ウレア基。
本発明のキシリレンジイソシアネートモノマー組成物は、キシリレンジイソシアネートと、高沸点炭化水素とを含み、高沸点炭化水素の含有割合が上記下限以上である。そのため、キシリレンジイソシアネートモノマー組成物に変性のための触媒を添加しても、ゲルが発生することを抑制でき、かつ、キシリレンジイソシアネートモノマー組成物を含むコーティング原料に優れた濡れ性を付与できる。
また、上記したキシリレンジイソシアネートモノマー組成物において、高沸点炭化水素の含有割合は、上記上限以下である。そのため、キシリレンジイソシアネートモノマー組成物の消泡性に優れ、上記したキシリレンジイソシアネートモノマー組成物から製造される硬化膜に、優れた耐溶剤性を付与できる。
本発明のキシリレンジイソシアネート変性体組成物は、上記したキシリレンジイソシアネートモノマー組成物が変性された変性体か、または、キシリレンジイソシアネートの変性体と高沸点炭化水素とを含み高沸点炭化水素の含有割合が上記範囲内かである。そのため、キシリレンジイソシアネート変性体組成物を含むコーティング原料に優れた濡れ性を付与できながら、キシリレンジイソシアネート変性体組成物から製造される硬化膜に、優れた耐溶剤性を付与できる。
1.キシリレンジイソシアネートモノマー組成物
本発明のキシリレンジイソシアネートモノマー組成物は、主成分としてキシリレンジイソシアネート(モノマー)を95質量%以上含有する、ほぼ単一化合物(つまり、キシリレンジイソシアネート)であるが、副成分として、後述する高沸点炭化水素を含有していることから、キシリレンジイソシアネートモノマー組成物として定義している。
つまり、本発明のキシリレンジイソシアネートモノマー組成物は、必須成分として、キシリレンジイソシアネートと、後述する高沸点炭化水素とを含有している。
以下において、キシリレンジイソシアネートモノマー組成物をXDIモノマー組成物とし、キシリレンジイソシアネートをXDIとする。
XDIとして、例えば、1,2-XDI(o-XDI)、1,3-XDI(m-XDI)、および、1,4-XDI(p-XDI)が挙げられる。
これらXDIは、単独使用または2種類以上併用することができる。
XDIのなかでは、好ましくは、1,3-XDI(m-XDI)が挙げられる。
XDIは、例えば、公知の塩酸塩法により製造できる。具体的には、キシリレンジアミンの塩酸塩と塩化カルボニル(ホスゲン)とを、常圧(0.1MPa)下において反応させることにより、XDIを製造できる。また、XDIは、必要により、例えば、公知の精製方法によって精製される。精製方法として、例えば、精留(蒸留)および抽出が挙げられる。
XDIの含有割合は、XDI組成物の総質量に対して、例えば、95質量%以上、好ましくは、99.00質量%以上、より好ましくは、99.80質量%以上、また、例えば、99.95質量%以下である。XDIの含有割合は、特許第6373536号公報の[0377]段落に記載の方法に準拠して測定できる。
高沸点炭化水素は、例えば、XDIに添加されることにより、XDI組成物に含まれる。なお、高沸点炭化水素は、上記したXDIの製造に用いられる各種原料(例えば、キシリレンジアミン)に混入することで、XDI組成物に含まれてもよい。
高沸点炭化水素の沸点は、常圧下(0.1MPa)において、例えば、300℃以上である。
高沸点炭化水素として、例えば、鉱物油が挙げられ、具体的には、炭素数10以上の脂肪族炭化水素が挙げられる。炭素数10以上の脂肪族炭化水素として、例えば、パラフィン系脂肪族炭化水素、および、ナフテン系脂肪族炭化水素が挙げられる。
高沸点炭化水素は、単独使用または2種類以上併用できる。
高沸点炭化水素のなかでは、好ましくは、パラフィン系脂肪族炭化水素が挙げられる。
高沸点炭化水素の含有割合は、XDI組成物の総質量に対して、1質量ppm以上、好ましくは、3質量ppm以上、より好ましくは、5質量ppm以上、また、1質量%以下、好ましくは、500質量ppm以下、より好ましくは、200質量ppm以下である。高沸点炭化水素の含有割合は、後述する実施例に記載の方法に準拠して測定できる(以下同様)。
高沸点炭化水素の含有割合が上記下限以上であれば、XDIモノマー組成物に触媒を添加したときにゲルが発生することを抑制でき、かつ、XDIモノマー組成物を含むコーティング原料に優れた濡れ性を付与できる。また、高沸点炭化水素の含有割合が上記上限以下であれば、XDIモノマー組成物の消泡性の向上を図ることができ、XDIモノマー組成物から製造される硬化膜に、優れた耐溶剤性を付与できる。
また、XDIモノマー組成物は、その他の成分を含有することができる。
その他の成分として、例えば、XDIの副生成物、および、安定剤が挙げられる。
XDIの副生成物として、例えば、モノクロロメチルベンジルイソシアネート、ジクロロメチルベンジルイソシアネート、ジクロロメタンイミノ-メチルベンジルイソシアネート、キシリレンジクロリド、および、シアノベンジルイソシアネートが挙げられる。
XDIモノマー組成物は、XDIの副生成物のうち、1種のみを含有してもよく、2種以上含有してもよい。
XDIの副生成物の含有割合は、XDI組成物の総質量に対して、例えば、0ppm以上、また、例えば、5000ppm以下、好ましくは、1000ppm以下である。
安定剤として、例えば、酸化防止剤(例えば、2,6-ジ(tert-ブチル)-4-メチルフェノール(BHT))、酸性化合物(例えば、パラトルエンスルホン酸(PTS))、スルホンアミド基を含有する化合物、有機亜リン酸エステルなどが挙げられる。なお、安定剤の含有割合は、特に制限されず、必要および用途に応じて、適宜設定される。
<作用効果>
上記したXDIモノマー組成物は、XDIと、高沸点炭化水素とを含み、高沸点炭化水素の含有割合が上記下限以上である。そのため、後述するように、XDIモノマー組成物に変性のための触媒(とりわけ、イソシアヌレート化触媒)を添加した場合にゲルが発生することを抑制でき、かつ、XDIモノマー組成物を含むコーティング原料に優れた濡れ性を付与できる。
また、上記したXDIモノマー組成物において、高沸点炭化水素の含有割合は、上記上限以下である。そのため、上記したXDIモノマー組成物の消泡性の向上を図ることができるとともに、上記したXDIモノマー組成物から製造される硬化膜に、優れた耐溶剤性を付与できる。
2.キシリレンジイソシアネート変性体組成物
上記したXDI組成物は、好ましくは、公知の方法で変性される。
キシリレンジイソシアネート変性体組成物(以下、XDI変性体組成物とする。)は、例えば、上記したXDIモノマー組成物を変性することにより製造され、下記(a)~(e)の官能基を少なくとも1種含有する。
(a)イソシアヌレート基、
(b)アロファネート基、
(c)ビウレット基、
(d)ウレタン基、
(e)ウレア基。
より具体的には、上記(a)の官能基(イソシアヌレート基)を含有するXDI変性体組成物は、XDIのトリマーを含有しており、例えば、XDIモノマー組成物に公知のイソシアヌレート化触媒を添加して反応させ、XDIをイソシアヌレート化(例えば三量化)することにより、得ることができる。
上記(b)の官能基(アロファネート基)を含有するXDI変性体組成物は、XDIのアロファネート変性体を含有しており、例えば、XDIモノマー組成物と、1価アルコールまたは2価アルコールとを反応させた後、公知のアロファネート化触媒を添加してさらに反応させることにより、得ることができる。
上記(c)の官能基(ビウレット基)を含有するXDI変性体組成物は、XDIのビウレット変性体を含有しており、例えば、XDIモノマー組成物と、水または第二級アミンとを反応させた後、公知のビウレット化触媒を添加してさらに反応させることにより、得ることができる。
上記(d)の官能基(ウレタン基)を含有するXDI変性体組成物は、XDIのポリオール変性体を含有しており、例えば、XDIモノマー組成物と、低分子量ポリオール(例えば、トリメチロールプロパン)との反応により、得ることができる。
上記(e)の官能基(ウレア基)を含有するXDI変性体組成物は、XDIのポリアミン変性体を含有しており、例えば、XDIモノマー組成物と、ポリアミンとの反応により、得ることができる。
また、XDI変性体組成物は、XDIモノマー組成物の変性により調製されるものに限定されない。XDIモノマーを変性したXDIの変性体と、上記した高沸点炭化水素とを混合して、XDI変性体組成物を調製することもできる。
この場合、XDI変性体組成物は、XDIの変性体と、上記した高沸点炭化水素とを含む。
XDIの変性体は、上記(a)~(e)の官能基を少なくとも1種含有する。上記(a)~(e)の官能基を少なくとも1種含有するXDIの変性体は、XDIモノマー組成物をXDIモノマーに変更すること以外は、上記したXDI変性体組成物の調製と同様にして調製することができる。
XDIの変性体の含有割合は、XDI変性体組成物の総質量に対して、例えば、95質量%以上、好ましくは、99.00質量%以上、より好ましくは、99.80質量%以上、また、例えば、99.95質量%以下である。XDIの変性体の含有割合は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)により測定できる。
また、高沸点炭化水素の含有割合は、XDI変性体組成物の総質量に対して、1質量ppm以上、好ましくは、3質量ppm以上、より好ましくは、5質量ppm以上、また、1質量%以下、好ましくは、500質量ppm以下、より好ましくは、200質量ppm以下である。
高沸点炭化水素の含有割合が上記の範囲であると、XDI変性体組成物を含むコーティング原料に優れた濡れ性を付与できながら、XDI変性体組成物から製造される硬化膜に、優れた耐溶剤性を付与できる。
このようなXDI変性体組成物は、単独使用または2種以上併用することができる。
また、XDI変性体組成物は、上記したXDIモノマー組成物と同様に、上記したその他の成分(例えば、XDIの副生成物および安定剤)を含有することができる。
3.樹脂原料
上記したXDI変性体組成物は、例えば、各種産業製品に利用される樹脂の原料として利用され、好ましくは、塗料および接着剤などのコーティング原料として好適に利用される。
コーティング原料は、例えば、二液硬化型樹脂原料であって、硬化剤としてのA剤と、主剤としてのB剤とを含む。
A剤は、例えば、上記したXDI変性体組成物を含む。A剤において、上記したXDI変性体組成物は、必要に応じて公知の有機溶剤で希釈される。有機溶剤として、例えば、エステル類が挙げられる。
B剤は、例えば、ポリオール成分を含む。
ポリオール成分として、例えば、数平均分子量400未満の低分子量ポリオール、および、数平均分子量400以上の高分子量ポリオールが挙げられ、好ましくは、高分子量ポリオールが挙げられる。
高分子量ポリオールは、水酸基を2つ以上有する数平均分子量400以上、好ましくは、500以上、また、例えば、10000以下、好ましくは、5000以下の化合物である。
高分子量ポリオールとして、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリウレタンポリオール、エポキシポリオール、植物油ポリオール、ポリオレフィンポリオール、アクリルポリオール、シリコーンポリオール、フッ素ポリオール、および、ビニルモノマー変性ポリオールが挙げられる。
このようなポリオール成分は、単独使用または2種類以上併用することができる。
ポリオール成分のなかでは、好ましくは、ポリエステルポリオールが挙げられる。
ポリオール成分の水酸基価は、例えば、5mgKOH/g以上、好ましくは、10mgKOH/g以上、また、例えば、300mgKOH/g以下、好ましくは、250mgKOH/g以下である。なお、水酸基価は、JISK1557-1のA法またはB法に準拠するアセチル化法またはフタル化法から測定できる。
なお、コーティング原料は、必要に応じて、公知の添加剤(例えば、着色顔料、染料、紫外線吸収剤、硬化促進剤、光安定剤、つや消し剤、リンの酸素酸またはその誘導体、および、シランカップリング剤)を適宜の割合で含有することができる。
添加剤は、予め、上記A剤および/またはB剤に添加してもよく、A剤およびB剤を混合した後に、その混合液に添加することもできる。
このようなコーティング原料を使用するには、まず、A剤とB剤とを混合して混合液を調製する。
A剤およびB剤の混合において、B剤中の水酸基に対するA剤中のイソシアネート基の当量比([NCO]/[水酸基])は、例えば、0.5以上、好ましくは、0.8以上、例えば、1.5以下、好ましくは、1.2以下である。
コーティング原料が塗料である場合、上記した混合液を塗工液として、被塗物に対して公知の塗装方法(例えば、スプレー塗装、はけ塗り、および、ロールコーター)により塗装して硬化させる。これによって、樹脂を含む硬化膜が、被塗物上に形成される。
被塗物として、例えば、無機物(例えば、コンクリート、自然石、ガラス、および、金属)、および、有機物(例えば、プラスチック、ゴム、接着剤、および、木材)が挙げられる。
また、コーティング原料が接着剤である場合、上記した混合液を接着液として、被着物を接着する所定位置に公知の塗工方法(例えば、ドライラミネート法、および、ウェットラミネート法)により塗工した後、被着物を接着剤に接触させて、接着剤を硬化させる。これによって、接着剤が、硬化して被着物を所定位置に接着する。
被着物として、各種建材および各種積層フィルムが挙げられ、具体的には、包装材料(例えば、プラスチックフィルム、金属箔、および、金属蒸着フィルム)、および、土木材料(例えば、FRP、および、鋼材)が挙げられる。
以下に実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、それらに限定されない。以下の記載において用いられる配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなどの具体的数値は、上記の「発明を実施するための形態」において記載されている、それらに対応する配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなど該当記載の上限値(「以下」、「未満」として定義されている数値)または下限値(「以上」、「超過」として定義されている数値)に代替することができる。なお、「部」および「%」は、特に言及がない限り、質量基準である。
また、以下において記載される各種物性の測定法を下記する。
<<測定方法>>
<高沸点炭化水素の含有割合>
後述する各実施例および各比較例のXDIモノマー組成物またはXDI変性体組成物を、下記の条件でガスクロマトグラフィーにて分析して、高沸点炭化水素を定量した。
装置;7890B GCシステム(アジレントテクノロジー社製)
カラム;DB-1 (ジーエルサイエンス社製)
カラム仕様:膜厚0.25μm,内径0.25mm,長さ30m
オーブン温度;100℃にて1分間ホールドし、220℃まで7℃/minで昇温し、260℃に到達後、3分間ホールド
スプリット比;100:1
スプリット流量:120mL/min
注入口温度;250℃
検出器温度;280℃
キャリアガス;He
キャリアガス流量;1.2ml/min(定流量制御)
圧力:16.596psi
定量法:内部標準法
内部標準物質:各サンプルに10wt%のPMA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を添加
サンプル濃度:10質量%酢酸エチル溶液
注入量;0.2μL
検出方法;FID
リテンションタイム;PMA 2.5分、XDI 11.8分、高沸点炭化水素 13.5~23.6分に複数のピーク
<消泡性試験>
後述するXDIモノマー組成物10gを、20mLの試験管に仕込み、試験管ミキサー(アズワン社製 HM-10H)で出力10/10で30秒間攪拌して泡立てた。次いで、試験管を試験管立てに置き、泡が消える時間を測定し、消泡性を以下の基準で評価した。
〇:60秒未満に泡が消える。
△:60秒以上90秒未満に泡が消える。
×:90秒未満に泡が消えない。
<耐溶剤性試験(ラビング試験)>
ポリエステルポリオール(タケラックU-25(商品名) 三井化学社製 水酸基価:135mgKOH/g、固形分濃度75%)と、後述するXDI変性体組成物とをNCO/OH=1となる比率で混合した。その後、その混合物に、シンナー(酢酸エチル:酢酸ブチル:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート=1:1:1混合品)を、固形分濃度50質量%になるように、23℃、5分間混合した。さらに、10分間超音波処理することにより、脱泡して塗工液を得た。
次いで、塗工液を4milアプリケーターにて、鋼板(SPCC鋼板、PBN-144処理品)に塗工し、80℃のオーブンで30分加熱し、23℃、湿度55%の恒温室で5日間養生し、硬化膜を得た。
次いで、硬化膜を、ラビングテスタ(IMC-0717型 井本製作所社製)にセットし、荷重0.5kgの重りの先にエタノールで湿らせた脱脂綿を設置してラビングした。塗膜が破れ、基材がむき出しになった回数ラビング往復回数で、硬化膜の耐溶剤性を評価した。
〇:300回以上
△:100回以上300回未満
×:100回未満
<濡れ性(ハジキ、シワ)>
上記した耐溶剤性試験と同様にして、塗工液を得た。
次いで、塗工液を4milアプリケーターにて、ポリプロピレン(テストピース社製)に塗工し、80℃のオーブンで30分加熱し、硬化膜を得た。そして、硬化膜の外観を、目視により下記の基準で評価した。
〇:ハジキ、シワがない。
△:ハジキ、シワのない塗膜面積が80%以上
×:ハジキ、シワのない塗膜面積が80%未満
<<XDIモノマーの調製>>
撹拌機および還流器を備えたSUS製オートクレーブを反応器として用いた。この反応器内に、不活性溶媒としてオルトジクロロベンゼン3700質量部と、m-キシリレンジアミン(XDA)350質量部とを仕込んだ。
次に、反応器内に、塩化水素ガス(HCl)を0.1Nm3/hの速度で反応器内に装入するとともに、窒素ガスを0.4Nm3/hの速度で反応器内に装入し、90℃、0.1MPaGで、塩化水素とXDAとを2時間反応させた(HCl/XDAモル比3倍)。
次に、反応器内を150℃に昇温後、塩化カルボニルを2300質量部(塩化カルボニル/mXDAモル比9倍)を装入し、150℃で、XDAの塩酸塩と塩化カルボニルとを2時間反応させて反応マスを得た。
次いで、反応終了後、反応器内を脱圧し、常圧に戻してから、窒素を80ml/minの速度で1時間バブリングして、余剰の塩化カルボニルを除去して、脱塩化カルボニルマスを得た。
次いで、撹拌機付き四つ口フラスコ、クライゼン型連結管、温度計、リービッヒ冷却管、ナスフラスコ(留出液溜め)および真空ポンプを備えた単蒸留装置に、脱塩化カルボニルマスを装入し、25torr、50℃で単蒸留した。留出するように釜温度を徐々に上げ、釜温度が125℃に到達した時点で蒸留を終了し、脱溶媒マスを得た。
次いで、撹拌機付き四つ口フラスコ、クライゼン型連結管、温度計、リービッヒ冷却管、ナスフラスコ(留出液溜め)および真空ポンプを備えた単蒸留装置に、脱溶媒マスを装入し、10torr、150℃で留出がなくなるまで単蒸留して、脱タールマスを得た。
次いで、撹拌機、温度計、精留塔(スルザーラボパッキン 4エレメント充填)、自動還流装置、冷却管およびナス型フラスコを備える四つ口フラスコに、脱タールマスを仕込み、真空度10torr、温度180℃にて、全還流状態で安定化させた。そして、還流比10で蒸留して、仕込み量の10%を初留として除去した。次いで、還流比を1にし、仕込み量に対して30質量%残るように蒸留して、留出液(XDIモノマー)を得た。
留出液におけるXDIモノマー純度は、99.8%(GC、面積百分率)で、高沸点炭化水素は検出されなかった(検出限界;0.1ppm)。
<実施例1~4、比較例2および3>
調製例1で得られた留出液に、流動パラフィン(高沸点炭化水素、富士フィルム和光純薬社製 試薬1級)を、流動パラフィンの含有割合が表1の値となるように、混合した。これによって、XDIモノマー組成物を得た。また、XDIモノマー組成物について、上記した消泡性試験を実施した。その結果を表1に示す。
<比較例1>
調製例1で得られた留出液(XDIモノマー)について、上記した消泡性試験を実施した。その結果を表1に示す。
<参考例1>
XDAをヘキサメチレンジアミンに代えたこと以外は上記したXDIモノマーの調製と同様にして、留出液を得た。そして、得られた留出液(HDIモノマー)には、流動パラフィンを混合しなかった。HDIモノマーについて、上記した消泡性試験を実施した。その結果を表1に示す。
<<XDIイソシアヌレート組成物の調製>>
温度計、撹拌装置、冷却管および窒素導入管を備える反応器に、窒素雰囲気下で、各実施例および各比較例で得られたXDIモノマー組成物100質量部と、オクタデシル3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオナート(ヒンダードフェノール系酸化防止剤、商品名:イルガノックス1076、チバ・ジャパン社製)0.021質量部(0.02phr)とを仕込み、60℃~65℃において混合した。
次いで、その混合物に、1,3-ブチレングリコール2質量部を、70℃~75℃において添加して混合し、3時間ウレタン化反応させた。
次いで、得られたウレタン反応液に、テトラブチルアンモニウムのハイドロオキサイド(イソシアヌレート化触媒、TBAOH(37質量%メタノール溶液))のプロピレングリコールメチルエーテルアセテート溶液(固形分濃度3.7質量%)を添加した。添加量は、ウレタン反応液100質量部に対して、TBAOH(37質量%メタノール溶液)が0.11質量部(有効成分として0.04質量部)となるように、調整した。
なお、イソシアヌレート化触媒溶液を添加した時のゲルの発生を目視で、以下の基準で評価した。その結果を表1に示す。
〇:目視にてゲルが確認できない。
△:目視にてごくわずかに微小のゲルが生成。
×:目視でゲルが生成。
次いで、ウレタン反応液を混合しながら、70℃~75℃において、イソシアネートのイソシアヌレート転化率が20%に到達した時点で、o-トルエンスルホンアミドを0.01質量部添加して反応を停止させた。
次いで、得られたイソシアヌレート反応液を200メッシュのプロピレン製濾布で濾過し、薄膜蒸留して、XDIイソシアヌレート(ポリイソシアネート)を含有する分離液と、未反応のイソシアネートを含有する回収液とを、それぞれ分離した。
そして、得られた分離液には、酢酸エチルを添加して固形分濃度を75質量%に調整した。以上によって、XDIイソシアヌレート組成物(XDI変性体組成物)を得た。
そして、XDIイソシアヌレート組成物について、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表1に示す。
<<HDIイソシアヌレートの調製>>
XDIモノマー組成物を参考例1のHDIモノマーに変更したこと以外は、実施例1と同様にして、HDIイソシアヌレートを得た。また、HDIイソシアヌレートについても、上記したゲルの発生の評価、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表1に示す。
Figure 2022118791000001
<実施例5~8および比較例4~6>
各実施例および各比較例のXDIモノマー組成物を、調製例1の留出液(XDIモノマー)に変更したこと以外は、上記したXDIイソシアヌレート組成物の調製と同様にして、XDIイソシアヌレートを調製した。
次いで、XDIイソシアヌレートに、流動パラフィン(高沸点炭化水素、富士フィルム和光純薬社製 試薬1級)を、流動パラフィンの含有割合が表2の値となるように、室温(25℃)で1時間混合した。これによって、XDIイソシアヌレート組成物(XDI変性体組成物)を得た。そして、XDIイソシアヌレート組成物について、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表2に示す。
<参考例2>
調製例1で得られた留出液(XDIモノマー)を、参考例1で得られたHDIモノマーに変更したこと以外は、実施例5と同様にして、HDIイソシアヌレートを調製した。そして、HDIイソシアヌレートについて、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表2に示す。
Figure 2022118791000002
<実施例9~12および比較例7~9>
温度計、撹拌装置、冷却管および窒素導入管を備える反応器に、窒素雰囲気下で、調製例1で得られた留出液(XDIモノマー)100質量部と、トリメチルリン酸30質量部と、水とを、XDI/水=モル比20となるように装入し、160℃に昇温して5時間反応させた。
次いで、得られた反応液を薄膜蒸留装置(真空度50Pa、温度150℃)に通液して未反応のXDIを除去して、XDIビウレットを調製した。
次いで、XDIビウレットに、流動パラフィン(高沸点炭化水素、富士フィルム和光純薬社製 試薬1級)を、流動パラフィンの含有割合が表3の値となるように、室温(25℃)で1時間混合した。これによって、XDIビウレット組成物(XDI変性体組成物)を得た。そして、XDIビウレット組成物について、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表3に示す。
<参考例3>
調製例1で得られた留出液(XDIモノマー)を、参考例1で得られたHDIモノマーに変更したこと以外は、実施例9と同様にして、HDIビウレットを調製した。そして、HDIビウレットについて、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表3に示す。
Figure 2022118791000003
<実施例13~16および比較例10~12>
温度計、撹拌装置、冷却管および窒素導入管を備える反応器に、窒素雰囲気下で、調製例1で得られた留出液(XDIモノマー)と、トリメチロールプロパンとを、XDI/トリメチロールプロパン=モル比5となるように装入し、85℃に昇温して3時間反応させた。
次いで、得られた反応液を薄膜蒸留装置(真空度50Pa、温度150℃)に通液して未反応のXDIを除去して、XDIアダクト(ウレタン変性XDI)を調製した。
次いで、XDIアダクトに、流動パラフィン(高沸点炭化水素、富士フィルム和光純薬社製 試薬1級)を、流動パラフィンの含有割合が表4の値となるように、室温(25℃)で1時間混合した。これによって、XDIアダクト組成物(XDI変性体組成物)を得た。そして、XDIアダクト組成物について、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表4に示す。
<参考例4>
調製例1で得られた留出液(XDIモノマー)を、参考例1で得られたHDIモノマーに変更したこと以外は、実施例13と同様にして、HDIアダクトを調製した。そして、HDIアダクトについて、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表4に示す。
Figure 2022118791000004
<実施例17~20および比較例13~15>
撹拌機、温度計、冷却器および窒素ガス導入管を備える容量1リットルの四つ口フラスコに、窒素雰囲気下で、調製例1で得られた留出液(XDIモノマー)100質量部と、イソブタノール(IBA)15.8質量部(当量比NCO/OH=5)と、トリス(2-エチルヘキシル)ホスファイト(酸化防止剤)0.06質量部と、ペンタエリスリトールテトラキス[3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート](酸化防止剤)0.06質量部とを仕込み、75℃で3.5時間、ウレタン化反応させた。これにより、ウレタン化物を得た。
次いで、ウレタン化物を含む反応液に、アロファネート化触媒としてのXK-628(商品名、楠本化成社製、カルボン酸ビスマス、ビスマス含有割合31質量%)を0.06質量部添加し、90℃で11時間、アロファネート化反応させ、ウレタン結合のアロファネート結合への変換がほぼ完了したことを確認し(ウレタン基/アロファネート基のIR比率が0.1以下)、オルトトルエンスルホンアミド(反応停止剤)0.10質量部を添加してアロファネート化反応を停止させた。
得られた反応液から、薄膜蒸留装置(真空度:0.05kPa、温度150℃)により、未反応のイソブタノールおよびXDIを留去(除去)し、XDIアロファネートを調製した。
次いで、XDIアロファネートに、流動パラフィン(高沸点炭化水素、富士フィルム和光純薬社製 試薬1級)を、流動パラフィンの含有割合が表5の値となるように、室温(25℃)で1時間混合した。これによって、XDIアロファネート組成物(XDI変性体組成物)を得た。そして、XDIアロファネート組成物について、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表5に示す。
<参考例5>
調製例1で得られた留出液(XDIモノマー)を、参考例1で得られたHDIモノマーに変更したこと以外は、上記した実施例17と同様にして、HDIアロファネートを調製した。そして、HDIアロファネートについて、上記した耐溶剤性試験および上記した濡れ性試験を実施した。その結果を表5に示す。
Figure 2022118791000005

Claims (5)

  1. キシリレンジイソシアネートと、高沸点炭化水素とを含み、
    前記高沸点炭化水素の含有割合が、1質量ppm以上1質量%以下である、キシリレンジイソシアネートモノマー組成物。
  2. 請求項1に記載のキシリレンジイソシアネートモノマー組成物が変性された、キシリレンジイソシアネート変性体組成物。
  3. 下記(a)~(e)の官能基を少なくとも1種含有する、請求項2に記載のキシリレンジイソシアネート変性体組成物。
    (a)イソシアヌレート基、
    (b)アロファネート基、
    (c)ビウレット基、
    (d)ウレタン基、
    (e)ウレア基。
  4. キシリレンジイソシアネートの変性体と、高沸点炭化水素とを含み、
    前記高沸点炭化水素の含有割合が、1質量ppm以上1質量%以下である、キシリレンジイソシアネート変性体組成物。
  5. 前記キシリレンジイソシアネートの変性体は、下記(a)~(e)の官能基を少なくとも1種含有する、請求項4に記載のキシリレンジイソシアネート変性体組成物。
    (a)イソシアヌレート基、
    (b)アロファネート基、
    (c)ビウレット基、
    (d)ウレタン基、
    (e)ウレア基。
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