JP2022118771A - ダイカストマシンおよび鋳造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
注湯は、スリーブ本体およびスリーブ支持体からなるスリーブを直立姿勢に対して傾転させた状態で行われる。注湯後、スリーブを直立姿勢に復帰させ、スリーブ本体を金型に係合させて射出を行うために、速やかにスリーブをラムシリンダへの作動油の供給により上方へ駆動する。ピストンロッドに設けられたカップリング等がスリーブ支持体により支持されているので、スリーブの上昇時に、プランジャおよびピストンロッドがスリーブ支持体により持ち上げられ、プランジャおよびピストンロッドがスリーブと一体的に上昇する。このとき、射出シリンダのロッド側の空間(ロッド室)とヘッド側の空間(ヘッド室)とを繋ぐ所謂ランアラウンド回路を通じて、ロッド室から排出された作動油がヘッド室へと流入する。
ここで、ヘッド室の容積増大に遅滞なく、不足量に相応の量で作動油が補充されないならば、ヘッド室が負圧となる。スリーブの上昇ストロークに応じた作動油の補充必要量、およびスリーブの上昇速度等によっては、ロッド室からヘッド室へと流れる作動油の流動エネルギーが、オイルタンクとヘッド室とのヘッド差により得られる流動エネルギーに対して大きい。そのため、オイルタンクからヘッド室へと作動油を吸い込むことによっては、ヘッド室に作動油を十分に補充することができない場合がある。そのため、スリーブを上昇限まで上昇させて金型にスリーブ本体を係合させた時にヘッド室が負圧であるならば、次の射出動作のために油圧源からヘッド室に圧力が付与されても、負圧が解消されないうちはプランジャが前進しないので、射出動作の開始が遅れてしまう。
射出装置は、金型に対する係合および離脱が可能であって、金型から離脱した状態で溶湯が注入されるスリーブ本体、およびスリーブ本体を支持するスリーブ支持体を含むスリーブと、スリーブを注湯用の位置と基本位置とに変位させる移動機構と、スリーブ本体に対して進退可能であって溶湯をキャビティに向けて押し出すプランジャチップ、およびプランジャチップから金型に対して離れる向きに延出するプランジャロッドを含むプランジャと、プランジャロッドに連結されるピストンロッドを含む射出シリンダと、スリーブ本体が金型に係合する向きにスリーブを軸線に対して平行に駆動可能なスリーブ駆動機構と、を備える。
油圧回路は、射出シリンダのロッド室とヘッド室とを連通させる連通回路と、ヘッド室に作動油をポンプにより圧送可能な強制補充回路と、を備える。
強制補充回路は、スリーブの移動に追従してピストンロッドが移動している時に、ヘッド室に作動油を強制的に補充するように制御される。
〔全体構成〕
図1に示すダイカストマシン100は、フロアFに設置される下側ベース101と、固定プラテン102と、上側ベース103と、可動プラテン104と、固定金型105(下側金型)と、可動金型106(上側金型)と、型締シリンダ107と、射出装置1と、油圧回路2(図3)と、ダイカストマシン100の各装置を制御する制御装置100Cとを備えている。
制御装置100Cは、図示しないコンピュータ装置により実行されるプログラムに基づいて油圧回路2のバルブ等を制御することで射出装置1の動作を制御する。
固定金型105と可動金型106との型締の方向も、鋳込みの向きと同様、鉛直方向に設定されている。なお、射出装置1が竪型であっても、型締の方向が水平方向に設定されていてもよい(例えば、特開平4-274856号公報参照)。
スリーブ12を傾転させた状態で行われる注湯は、型締と並行して行うことができる。
スリーブ12が直立位置A1にある状態で上昇限まで上昇されると、スリーブ本体121が、固定金型105に形成されている図示しないインロー部に係合する。
図1および図2に示すように、射出装置1は、プランジャ11と、スリーブ12と、スリーブ駆動機構13と、移動機構14と、射出シリンダ15とを備えている。
支持部122Bは、プランジャ11およびピストンロッド151を支持部122Bから上方へは離脱可能に支持している。スリーブ12の上下方向の移動にプランジャ11およびピストンロッド151は追従するが、プランジャ11およびピストンロッド151の上方への移動にスリーブ12は追従しない。プランジャ11およびピストンロッド151は、プランジャ11によりキャビティ109に溶湯を射出するとき(射出前進時)、あるいは、射出を終えて原位置(図2(a)に示す状態)に復帰するとき(射出後退時)に、スリーブ12に対して軸線Lの方向に進退可能である。
ピストンロッド151は、射出時に、支持部122Bに設けられた図示しない軸受に対して摺動可能に支持部122Bを貫通している。
なお、スリーブ12が安定して上昇および下降するために必要な任意の数のラムシリンダ130をスリーブ支持体122に設けることができる。
図示しないバルブを通じて油室130Cから作動油が排出されると、スリーブ12は自重により下降し、原位置B1に復帰する。
油圧回路2は、図3に模式的かつ概念的に示すように、油圧ポンプ21およびモータ22を含む油圧源20と、複数のバルブ201V,202V,203V等と、作動油の圧力を検知するための計器類(204等)と、油圧回路に含まれる要素を繋ぐ配管(実線で示す)と、作動油を貯留するオイルタンク(油圧回路記号で示す)とを備えている。
なお、図3には、油圧回路2の一部の要素のみを示している。オイルタンクは、油圧回路2の他の要素に対して上方に設置されている。
また、油圧回路2は、ヘッド室C1の圧力を検知する圧力検知部204を備えていることが好ましい。
本実施形態の圧力検知部204は、ヘッド室C1の圧力を正圧領域において検知可能な正圧センサ204Aと、ヘッド室C1の圧力を負圧領域において検知可能な負圧センサ204Bとを含む。正圧センサ204Aおよび負圧センサ204Bとしては、例えば、セラミック材料等から形成されたダイアフラムを有する静電容量式の圧力センサを用いることができる。かかる圧力センサは、ダイアフラムの変位の大きさおよび向きに基づいて、正圧領域および負圧領域のいずれの圧力値をも電気信号として出力することができる。
ダイカストマシン100を用いる鋳造のサイクルは、図4に示すように、注湯工程S1、マシン側傾転工程S2、スリーブ上昇工程S3、射出充填工程S4、増圧・保圧工程S5、型開工程S6、射出後退工程S7、およびスリーブ給湯側傾転工程S8を含んでいる。
サイクル開始時にはスリーブ12が傾転位置A2にある。スリーブ本体121への注湯(S1)、スリーブ12の直立位置A1への傾転動作(S2)、およびスリーブ12の上昇動作(S3)は、固定金型105および可動金型106の型締と並行して行われる。工程S4~S7を終えると、次のサイクルのため、スリーブ12を注湯用の位置A2まで傾転させる(工程S8)。
図5は、スリーブ上昇工程S3の詳細を示している。図6は、スリーブ12の上昇を開始してから射出動作が開始されるまでの時間軸に対するヘッド室C1の圧力Phおよびプランジャ11のストロークStの変化の一例を示している。
スリーブ上昇指令の発令(ステップs02)後、制御装置100Cは、スリーブ12に対するプランジャ11の相対変位に係る第1制御ループL1と、ヘッド室C1への作動油の補充に係る第2制御ループL2(第4ステップ)とを実施する。
第1制御ループL1においては、第1リミットスイッチ31からの信号によりプランジャ11のスリーブ12に対する相対変位量を監視しながら(ステップs12)、スリーブ12が上昇限B2に至るまで(ステップs11でNo)、スリーブ12を上昇させる。第1制御ループL1が開始されると、第2制御ループL2も開始される(ステップs21へ)。
上昇限B2までスリーブ12が到達したことがストロークセンサ18により検知されたならば(ステップs11でNo)、スリーブ本体121が固定金型105に係合している(第5ステップ)。このとき、ラム駆動回路203の作動を停止させてスリーブ上昇を終了するとともに、ヘッド差によるヘッド室C1への作動油の補充を停止させる(ステップs14)。
制御装置100Cは、金型への係合とほぼ同時に射出開始指令を発することで、射出前進回路202によるヘッド室C1への圧力の付与によりプランジャ11を前進させて溶湯をキャビティ109に向けて射出する(第6ステップ)。
この場合は、スリーブ上昇停止指令を発し、バルブ203Vを閉じてスリーブ12の上昇を停止させるとともに、強制補充回路(射出前進回路202)のバルブ202V、およびヘッド差補充回路401のバルブ401Vを閉じて、ヘッド室C1への作動油の補充を停止させる。さらに、警報を出力するとよい(以上、ステップs13)。
ステップs13によりヘッド室C1への作動油の補充が停止するので、スリーブ本体121から溶湯が溢れ出ることを未然に防止することができる。
第2制御ループL2は、第1制御ループL1と並行して行われ、圧力検知部204からの信号によりヘッド室C1の圧力を監視しながら(例えばステップs22~s25)ヘッド室C1への作動油の強制的な補充を行う。
ヘッド室C1への作動油の強制的な補充を実施しつつ、ヘッド圧の負圧の解消に足りる限度に補充量が制限されることにより、強制補充によるプランジャ11の過大な前進を防ぐことが可能となる。
第1制御ループL1においてスリーブ12を上昇させながら第2制御ループL2においてヘッド室C1に作動油を強制的に補充することにより、ヘッド圧が増加して補充終了圧P2以上になったならば(ステップs25でYes)、射出前進回路202の作動を停止させて強制補充を終了する(ステップs29)。スリーブ12が上昇限B2まで上昇し、射出開始指令が発せられたならば、射出前進回路202によるヘッド室C1への作動油の供給が再開される。
そうすると、スリーブ12の上昇限への到達による金型への係合に伴い(ステップs11でNo)、制御装置100Cから射出開始指令が発せられる時(t1)には、ヘッド圧が正圧であるから、射出開始指令の発令により作動油がヘッド室C1に流入すると直ちにプランジャ11が前進を開始する。
なお、ヘッド差による補充は必須ではないが、ヘッド差による補充と、強制補充とを併用することで、油圧ポンプ21を稼働させるためにモータ22に供給される電力の使用量を抑えることができる。
本実施形態のダイカストマシン100および鋳造方法によれば、射出装置1の構造からスリーブ12の上昇開始後にヘッド圧が負圧になることが避けられないとしても、スリーブ12上昇中のヘッド室C1への強制的な作動油の補充により、射出開始指令の発令時までにはヘッド圧を負圧から正圧へと回復させることができる。そのため、射出開始指令に遅滞なくプランジャ11が前進を開始するから、溶湯の温度を出来る限り低下させないでキャビティ109に溶湯を充填することができる。したがって、湯回りの不良や凝固層の混入を避けて鋳造品質を向上させることができる。また、射出開始指令の発令時にヘッド圧が負圧である場合に生じるタイムラグtdを解消してサイクルタイムを短縮することができるので、生産性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第1リミットスイッチ31によりプランジャ11とスリーブ12との相対変位量を監視することで、ヘッド室C1に強制的に補充される作動油の量を制限可能であるため、溶湯が溢れ出すことを未然に防止しつつ、ヘッド圧の負圧の解消に足りる量の作動油をヘッド室C1に補充することができる。
したがって、本実施形態のように、溶湯の射出に用いられる射出前進回路202をスリーブ上昇時のヘッド室C1への作動油の補充にも使用し、かつ、射出時と同様の油圧源20の設定にて作動させることが好ましい。
射出装置1は、必ずしも傾転可能に構成されていなくともよい。例えば、射出装置1は、基本位置と注湯用の位置とに変位可能である限り、軸線Lに対して平行に変位可能に構成されていたり、軸線Lに対して直交する方向に変位可能に構成されていたりしてもよい。
また、射出装置1は、鉛直方向に対して平行に立設される竪型の射出装置に限らず、水平方向に対して平行に設置される横型の射出装置であってもよい。
2 油圧回路
11 プランジャ
12 スリーブ
13 スリーブ駆動機構
14 移動機構
15 射出シリンダ
16 カップリング
17 被支持部
18 ストロークセンサ
20 油圧源
21 油圧ポンプ
22 モータ
31 第1リミットスイッチ(相対変位量検知部)
32 第2リミットスイッチ
40 油圧源
41 油圧ポンプ
42 モータ
100 ダイカストマシン
100C 制御装置
101 下側ベース
102 固定プラテン
103 上側ベース
104 可動プラテン
105 固定金型
106 可動金型
107 型締シリンダ
108 コラム
109 キャビティ
111 プランジャチップ
112 プランジャロッド
121 スリーブ本体
122 スリーブ支持体
122A 延出部
122B 支持部
122C 凹部
130 ラムシリンダ
130A シリンダ部
130B ラム
130C 油室
141 軸部
142 傾転シリンダ
142A ロッド室
142B ピストンロッド
150 シリンダ部
151 ピストンロッド
151A ヘッド
181 ラック
182 ピニオン
183 ロータリーエンコーダ
201 連通回路
201A 経路
201V 開閉バルブ
202 射出前進回路(強制補充回路)
202V バルブ
203 ラム駆動回路
203V バルブ
204 圧力検知部
204A 正圧センサ
204B 負圧センサ
401 ヘッド差補充回路
401V バルブ
a,b ポート
A1 直立位置(基本位置)
A2 傾転位置(注湯用の位置)
B1 原位置
B2 上昇限
C1 ヘッド室
C2 ロッド室
F フロア
L 軸線
L1 第1制御ループ
L2 第2制御ループ
P1 補充開始圧
P2 補充終了圧
Ph 圧力(ヘッド圧)
R 移動経路
s 変位量
S1 注湯
S2 マシン側傾転工程
S3 スリーブ上昇工程
S4 射出充填工程
S5 増圧・保圧工程
S6 型開工程
S7 射出後退工程
S8 スリーブ給湯側傾転工程
s01~s02 ステップ
s11~s14 ステップ
s21~s30 ステップ
St ストローク
t1 射出開始指令の発令時
t2 射出前進開始時
td タイムラグ
v 移動速度
X 軸
Claims (8)
- 金型のキャビティへと溶湯を射出するプランジャを駆動する射出シリンダを含む射出装置、および前記射出シリンダに接続される油圧回路を備えるダイカストマシンであって、
前記射出装置は、
前記金型に対する係合および離脱が可能であって、前記金型から離脱した状態で前記溶湯が注入されるスリーブ本体、および前記スリーブ本体を支持するスリーブ支持体を含むスリーブと、
前記スリーブを注湯用の位置と基本位置とに変位させる移動機構と、
前記スリーブ本体に対して進退可能であって前記溶湯を前記キャビティに向けて押し出すプランジャチップ、および前記プランジャチップから前記金型に対して離れる向きに延出するプランジャロッドを含む前記プランジャと、
前記プランジャロッドに連結されるピストンロッドを含む前記射出シリンダと、
前記スリーブ本体が前記金型に係合する向きに前記スリーブを軸線に対して平行に駆動可能なスリーブ駆動機構と、を備え、
前記油圧回路は、
前記射出シリンダのロッド室とヘッド室とを連通させる連通回路と、
前記ヘッド室に作動油をポンプにより圧送可能な強制補充回路と、を備え、
前記強制補充回路は、前記スリーブの移動に追従して前記ピストンロッドが移動している時に、前記ヘッド室に前記作動油を強制的に補充するように制御される、
ダイカストマシン。 - 前記射出装置は、
前記プランジャと前記スリーブとの相対変位量を検知可能な相対変位量検知部を備える、
請求項1に記載のダイカストマシン。 - 前記軸線は、鉛直方向に対して平行に設定され、
前記射出装置は、
前記スリーブ駆動機構による前記スリーブの上昇により前記スリーブ本体が前記金型に係合した状態の前記スリーブに対して、前記プランジャを上方へ前進させることで、前記溶湯を前記キャビティに向けて射出する、
請求項1または2に記載のダイカストマシン。 - 前記油圧回路は、
前記ヘッド室の前記作動油が負圧であることを検知可能な圧力検知部を備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載のダイカストマシン。 - 前記油圧回路は、
前記ヘッド室への圧力の付与により前記プランジャを前進させて前記プランジャチップにより前記溶湯を前記キャビティに向けて射出させる射出前進回路を備え、
前記射出前進回路は、
前記スリーブ本体が前記金型に係合するまで前記スリーブが移動する時間において、前記圧力検知部により得られる圧力値が負圧を示しているとき、前記強制補充回路として前記プランジャを前進させる、
請求項4に記載のダイカストマシン。 - スリーブに対して進退可能であって金型のキャビティへと溶湯を射出するプランジャ、および前記プランジャを駆動する射出シリンダを備え、前記スリーブの移動に前記射出シリンダのピストンロッドが追従するように構成されている射出装置を用いる鋳造方法であって、
前記金型から前記スリーブが離脱している注湯用の位置に前記スリーブがある状態で前記スリーブの本体であるスリーブ本体に前記溶湯を注入する第1ステップと、
前記注湯用の位置から基本位置へと前記スリーブを変位させることで前記スリーブ本体を前記金型の近傍に配置する第2ステップと、
前記金型に対して前記スリーブ本体が係合する向きへの前記スリーブの移動を開始する第3ステップと、
前記スリーブの移動に追従して前記ピストンロッドが移動している時に、前記射出シリンダのヘッド室に作動油をポンプにより圧送する第4ステップと、
前記スリーブの移動により前記スリーブ本体が前記金型に係合する第5ステップと、
前記ヘッド室への圧力の付与により前記プランジャを前進させて前記溶湯を前記キャビティに向けて射出する第6ステップと、を含む、鋳造方法。 - 前記第4ステップにおいて、
前記ポンプを用いた前記ヘッド室への前記作動油の補充は、
前記ヘッド室の前記作動油の圧力を検知することで得られるヘッド圧が所定の補充開始圧に対して小さいときに開始され、前記ヘッド圧が所定の補充終了圧に対して大きいときに終了する、
請求項6に記載の鋳造方法。 - 前記第4ステップにおいて、
前記プランジャと前記スリーブとの相対変位量が閾値を超えた場合に、前記ポンプを用いた前記ヘッド室への前記作動油の補充を停止する、
請求項6または7に記載の鋳造方法。
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