JP2022116912A - ダンパ装置および冷蔵庫 - Google Patents

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悟 横江
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Abstract

【課題】バッフルと駆動機構を適正に接続することのできるダンパ装置および冷蔵庫を提供することにある。【解決手段】ダンパ装置1は、第1軸受部11および第2軸受部12を介してフレーム2に回転可能に支持されたバッフル4と、バッフル4を駆動する駆動機構とを有している。第1軸受部11は、フレーム2に設けられた突部24と、バッフル4に設けられ筒状部441とを備えている。回転中心軸線Lに沿う方向からみたとき、突部24の外周形状は、第1軸方向Zaの両端に円弧部を備え、かつ、第2軸方向Yaの寸法が第1軸方向Zaの寸法より短い。筒状部411は、突部24を囲む円の一部を切り欠いた略C字形状を備え、筒状部411の周方向の両端部を結ぶ直線距離は、突部24の第2軸方向Yaの寸法より長く、突部24の第1軸方向Zaの寸法より短い。【選択図】図3

Description

本発明は、ダンパ装置および冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫の冷気通路等に配置されるバッフル装置は、枠部に開口部が設けられたフレームと、フレームに回転可能に支持されたバッフルと、バッフルを駆動する駆動機構とを備えている。バッフルは、回転中心軸線上の2つの軸受部によって回転可能にフレームに支持される。かかるバッフル装置において、軸受部を構成するにあたって、バッフルから回転中心軸線に沿うように突出した円柱状の突部を設けた場合、フレームに円形の軸穴を設けることになる(特許文献1参照)。
中国実用新案登録公報第206803586号公報
ダンパ装置を組み立てる際、バッフルを全閉姿勢あるいは全開姿勢のいずれかの姿勢とする一方、駆動機構では、かかる姿勢に対応した状態として、バッフルと駆動機構とを接続する。しかしながら、特許文献1に記載の構造では、バッフルの円柱状の突部をフレームの円形の軸穴に嵌めることになるため、バッフルを所定の姿勢とすることができない。従って、バッフルの姿勢に対応した適正な状態で駆動機構を接続することが容易でないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、バッフルと駆動機構を適正に接続することのできるダンパ装置および冷蔵庫を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るバッフル装置は、開口部が設けられたフレームと、第1軸受部および第2軸受部を介して前記フレームに回転可能に支持され、前記開口部を開閉するためのバッフルと、前記バッフルを駆動する駆動機構と、を有し、前記第1軸受部は、前記フレームおよび前記バッフルのうちの一方の部材に設けられた突部と、前記フレームおよび前記バッフルのうちの他方の部材に設けられ、前記突部が内側に嵌る筒状部と、を備え、前記第1軸受部と前記第2軸受部とを結ぶ回転中心軸線に沿う方向からみたとき、前記突部の外周形状は、前記回転中心軸線を通る第1軸方向の両端に円弧部を備え、かつ、前記回転中心軸線を通って前記第1軸方向に対して直交する方向である第2軸方向の寸法が前記第1軸方向の寸法より短く、前記筒状部は、前記突部を囲む円の一部を切り欠いた略C字形状を備え、前記筒状部の周方向の両端部を結ぶ直線距離は、前記突部の前記第2軸方向の寸法より長く、前記突部の前記第1軸方向の寸法より短いことを特徴とする。
本発明において、第1軸受部は、フレームおよびバッフルのうちの一方の部材に設けられた長円形状の突部と、フレームおよびバッフルのうちの他方の部材に設けられた略C字形状の筒状部からなる。このため、回転中心軸線に直交する方向のうち、第1軸方向に略C字形状の筒状部の開放部を向かせれば、筒状部の内側に突部を第1軸方向から入れることができるので、バッフルの組み付けが容易である。また、バッフルを組み付けた際のバッフルの角度位置は、第1軸方向によって一義的に定まる。従って、バッフルを組み付け
た後、例えば、バッフルの姿勢を全閉姿勢とした状態でバッフルと駆動機構とを適正に接続することができ、その際、第2軸方向に略C字形状の筒状部の開放部が向いているので、筒状部の開放部から突部が抜け出ることがない。
本発明において、前記突部は、前記第2軸方向の両側の面を前記第1軸方向に沿って直線的に切り欠いた形状を有する態様を採用することができる。
本発明において、前記バッフルを全閉姿勢から90°回転させた全開姿勢としたとき、前記略C字形状の開放方向が前記突部の前記第1軸方向と一致する態様を採用することができる。かかる態様によれば、バッフルにおいて開口部を塞ぐ面をフレームと非接触状態のまま、バッフルをフレームに第1軸受部を介して連結させることができる。
本発明において、前記フレームは、前記駆動機構と前記バッフルとの間に設けられた隔壁板と、前記隔壁板に対して直交し、前記開口部が設けられた枠部と、を備え、前記第1軸受部は、前記隔壁板と前記バッフルとの間に設けられている態様を採用することができる。
本発明において、前記駆動機構は、モータと、前記モータの回転が伝達される出力部材と、を備え、前記出力部材と前記バッフルは、前記第1軸受部を貫通する軸穴を介して係合している態様を採用することができる。かかる態様によれば、バッフルをフレームに所定の姿勢で連結したまま、バッフルと出力部材とを連結することができる。
本発明において、前記他方の部材は、前記一方の部材に円形の端面を向ける円柱部を備え、前記筒状部は、前記端面の外周縁に沿うように形成されている態様を採用することができる。
本発明において、前記一方の部材は、前記フレームであり、前記他方の部材は、前記バッフルである態様を採用することができる。
本発明において、前記一方の部材は、前記バッフルであり、前記他方の部材は、前記フレームである態様を採用してもよい。
本発明に係るダンパ装置は冷蔵庫に用いることができ、冷蔵庫は、冷却機と、前記冷却機で発生した冷気が供給される貯蔵室と、を有し、前記ダンパ装置は、前記貯蔵室における冷気取り入れ口に配置される。
本発明において、第1軸受部は、フレームおよびバッフルのうちの一方の部材に設けられた長円形状の突部と、フレームおよびバッフルのうちの他方の部材に設けられた略C字形状の筒状部からなる。このため、回転中心軸線に直交する方向のうち、第1軸方向に略C字形状の筒状部の開放部を向かせれば、筒状部の内側に突部を第1軸方向から入れることができるので、バッフルの組み付けが容易である。また、バッフルを組み付けた際のバッフルの角度位置は、略C字形状の筒状部の開放方向で一義的に定まる。従って、バッフルを組み付けた後、例えば、バッフルの姿勢を全閉姿勢とした状態でバッフルと駆動機構とを適正に接続することができ、その際、第2軸方向に略C字形状の筒状部の開放部が向いているので、筒状部の開放部から突部が抜け出ることがない。
本発明を適用したダンパ装置をケース部材の側からみた斜視図。 図1に示すダンパ装置をフレームの側からみた斜視図。 図1に示すダンパ装置からバッフル等を外した状態を示す分解斜視図。 図1に示すケース部材の内部等を示す分解斜視図。 図3に示す隔壁板に設けた突部を拡大して示す説明図。 図3に示すバッフルに設けた筒状部を拡大して示す説明図。 図3に示す突部を筒状部の内側に嵌めた様子を示す説明図。 図6に示す状態からバッフルと出力部材とを連結させた状態の説明図。 図1に示すダンパ装置を備えた冷蔵庫の説明図。
図面を参照して、本発明を適用した冷蔵庫用のダンパ装置について説明する。以下の説明では、バッフル4の回転中心軸線をLとし、回転中心軸線Lに沿う方向をX方向とし、開口部210が向いている方向をZ方向とし、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向として説明する。また、X方向の一方側をX1とし、X方向の他方側をX2とし、Y方向の一方側をY1とし、Y方向の他方側をY2とし、Z方向の一方側をZ1とし、Z方向の他方側をZ2として説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したダンパ装置1をケース部材3の側からみた斜視図である。図2は、図1に示すダンパ装置1をフレーム2の側からみた斜視図である。図3は、図1に示すダンパ装置1からバッフル4等を外した状態を示す分解斜視図である。
図1、図2、および図3に示すダンパ装置1は、隔壁板20に対して直交する枠部21に開口部210が設けられたフレーム2と、フレーム2に回転可能に支持されたバッフル4と、隔壁板20に枠部21とは反対側から被さるようにフレーム2と結合されたケース部材3とを有している。フレーム2およびケース部材3は樹脂製である。
ケース部材3は、隔壁板20に対して枠部21とは反対側で対向する底板部31と、底板部31から隔壁板20の側に突出した角筒状の筒部32とを有している。筒部32は、Z方向で対向する側板部321、322と、Y方向で対向する側板部323、324とを有している。底板部31および筒部32は、X方向からみたとき、Y方向に長辺が延在し、Z方向に短辺が延在する四角形である。隔壁板20とケース部材3とは隔壁板20のフック部203によって結合されている。
フレーム2は、枠部21の外縁からZ方向の他方側Z2に突出した角筒状の胴部22を有している。隔壁板20は、胴部22においてX方向の一方側X1に位置する部分として構成されている。胴部22は、隔壁板20にX方向の他方側X2で対向する側板25を有している。また、フレーム2は、枠部21において開口部210の縁からバッフル4が位置する側に向けて突出した角筒状のシール板部23を備えている。
バッフル4は、隔壁板20と側板25との間で回転可能にフレーム2の支持されている。より具体的には、バッフル4のY方向の他方側Y2の端部と隔壁板20との間には第1軸受部11が構成され、バッフル4のY方向の他方側Y2の端部と側板25との間には第2軸受部12が構成されている。従って、バッフル4は、第1軸受部11と第2軸受部12とを結ぶ軸線を回転中心軸線Lとして回転可能にフレーム2に支持されている。
第1軸受部11は、図5、図6、図7、および図8を参照して後述するように、隔壁板20からバッフル4に向けて突出した突部24と、突部24が嵌るようにバッフル4に形成された筒状部441とを備えている。筒状部441は、バッフル4の円柱部440の端部から隔壁板20に向けて突出するように構成されている。第2軸受部12は、フレーム2の側板25に形成された軸穴250と、バッフル4の円柱部450から突出して軸穴2
50に嵌る軸部451とによって構成されている。
バッフル4は、図4等を参照して後述する駆動機構6によって駆動された際、シール板部23に当接することにより、開口部210を閉状態とし、シール板部23から離間することにより、開口部210を開状態とする。バッフル4は、開口部210よりサイズが大きな樹脂製の開閉板40と、開閉板40の開口部210側の面に貼り付けられた発泡ポリウレタン等からなるシート状の弾性部材49とを有しており、弾性部材49がシール板部23に当接する。第1軸受部11の円柱部440、第2軸受部12の円柱部450、筒状部441、および軸部451は開閉板40に形成されている。
ダンパ装置1は、例えば、冷気通路を構成するダクト等の内側に配置される。冷気は、開口部210に対してバッフル4が配置されている側とは反対から開口部210を通って流れる。また、冷気は、開口部210に対してバッフル4が配置されている側から開口部210を通って流れることもある。
(駆動機構6の構成)
図4は、図1に示すケース部材3の内部等を示す分解斜視図である。図4に示すように、ケース部材3において、底板部31は、隔壁板20との間に、駆動機構6が配置される空間30を構成している。ケース部材3において、2つ側板部321、322の内面には、位置決め用の円筒部331、332と、位置決め用の軸部351a、352aが形成された柱状部とが形成されており、側板部323の内面には、軸受用の円筒部34が形成されている。側板部324の内面には2つの係合板部361、362が形成されている。円筒部331、332、軸部351a、352a、および係合板部361、362は底板部31と繋がっている。また、ケース部材3において、筒部32の外面には係合用の突起325が形成されている。
駆動機構6は、モータ部と歯車伝達機構とが一体化されたギヤードモータ60と、ギヤードモータ60の回転が伝達される出力部材69とを備えている。図示を省略するが、ギヤードモータ60には、コネクタハウジング670の内側に先端を隔壁板20とは反対側に向けて、ステータコイルが接続されたコネクタ端子が保持されている。ギヤードモータ60をケース部材3の内側に配置した際、ケース部材3の係合板部361、362がギヤードモータ60を保持する。その結果、ギヤードモータ60は、ケース部材3の底板部31に保持される。その際、ギヤードモータ60の端板601に形成された穴601a、601bをケース部材3の軸部351a、352aに嵌める。
ギヤードモータ60では、端板601から突出した最終歯車657に歯車66が固定されており、歯車66に出力部材69が接続されている。出力部材69は、ケース部材3の軸受用の円筒部34に嵌る第1軸部691と、歯車66と噛み合う扇形歯車690と、扇形歯車690に対して第1軸部691とは反対側に突出した第2軸部692とを備えており、第2軸部692は、円柱状の丸棒部693と、丸棒部693の先端側で相対向する平面部694、695を備えた先端部696とを備えている。かかる出力部材69は、第1軸部691がケース部材3の円筒部34に嵌ることによって、底板部31によって回転可能に支持される。
従って、ケース部材3に駆動機構6の全てを組み付けることができる。また、ケース部材3に駆動機構6の全てを組み付け終えた後、ケース部材3を隔壁板20に被せると、ケース部材3の突起325と隔壁板20のフック部203が係合し、ケース部材3と隔壁板20とが結合される。その際、隔壁板20は、ケース部材3の円筒部331、332、および軸部351a、352aによって位置決めされる。また、出力部材69の第2軸部692の先端部696は、隔壁板20の軸穴204を貫通する。従って、フレーム2にバッ
フル4を取り付けておけば、出力部材69の第2軸部692の先端部696にバッフル4を連結させることができるので、出力部材69とバッフル4とを接続することができる。
なお、隔壁板20には、バッフル4が全閉姿勢となったときに出力部材69の扇形歯車690の周方向の一方の端部が当接する第1ストッパと、バッフル4が全閉位置から90°回転した全開姿勢となったときに出力部材69の扇形歯車690の周方向の他方の端部が当接する第2ストッパとが形成されている。
このように本形態のダンパ装置1では、フレーム2の隔壁板20に枠部21とは反対側から被さるようにフレーム2と結合されたケース部材3にギヤードモータ60が保持されている。このため、フレーム2については、ギヤードモータ60を保持する必要がないので、フレーム2の構造を簡素化することができる。また、ギヤードモータ60を用いたため、ケース部材3においても、歯車伝達機構の複数の歯車を個別に回転可能な構造とする必要がない。従って、ケース部材3についても構造を簡素化することができる。また、本形態においては、出力部材69がケース部材3に回転可能に支持されている。また、歯車伝達機構を全てケース部材3の側に設けてあるので、歯車伝達機構の歯車と出力部材69の扇形歯車690との噛み合いを精度よく行うことができる等の利点がある。
(コネクタ挿入口310の構成)
図1に示すように、ケース部材3の底板部31には、コネクタ端子68を隔壁板20とは反対側に向けて露出させるコネクタ挿入口310が設けられている。本形態において、コネクタ挿入口310は、底板部31の端部を切り欠いた構造になっている。
コネクタ挿入口310には、複数本のモータ用リード線85の一方の端部851が接続された第1コネクタ16が挿入され、複数本のモータ用リード線85は各々、コネクタ端子68に電気的に接続されている。また、複数本のモータ用リード線85の他方の端部852は第2コネクタ17に接続されている。従って、第2コネクタ17を上位の制御装置に接続すれば、第2コネクタ17、モータ用リード線85およびコネクタ端子68を介して駆動信号をモータ部61に供給することができる。モータ用リード線85は、導線が絶縁層によって被覆された構造を有する。
このように本形態のダンパ装置1において、ケース部材3の底板部31には、モータ部61に給電するためのコネクタ端子68をフレーム2の隔壁板20とは反対側に向けて露出させるコネクタ挿入口310が設けられている。このため、コネクタ挿入口310がケース部材3の側面において底板部31から隔壁板20に向けて遠く離れた位置で開口している態様より、コネクタ挿入口310への第1コネクタ16の挿入が容易である。
(ヒータ9等の構成)
図4に示すように、フレーム2の枠部21においてバッフル4が位置する側の面には、開口部210を囲むようにヒータ9が取り付けられている。ヒータ9は、2枚のシート96、97の間に形成されたシート状である。ヒータ9は、シート96、97の穴961、971と枠部21の突起215とによって位置決めされた状態で枠部21に固定されている。従って、バッフル4と枠部21とが氷結によって吸着することが防止することができる。ヒータ9の両端の各々には給電部91、92が形成されており、給電部91、92は、ヒータ9の側からZ方向の他方側Z2に突出した端子部910、920を備えている。図2に示すように、給電部91、92には複数のヒータ用リード線80が接続されている。ヒータ用リード線80は、導線が絶縁層によって被覆された構造を有する。
本形態において、複数の複数のヒータ用リード線80は、第1リード線81と第2リード線82とからなる。第1リード線81および第2リード線82は各々、一方の端部81
1、821が給電部91、92に接続され、他方の端部812、822は、図1に示す第2コネクタ17に接続されている。従って、第2コネクタ17を上位の制御装置に接続すれば、第2コネクタ17およびヒータ用リード線80を介してヒータ9に給電することができる。
本形態において、第1リード線81および第2リード線は各々、回転中心軸線LからY方向の一方側Y1に離間した位置で、隔壁板20の枠部21側の面に沿って延在する第1延在部816、826と、ケース部材3またはフレーム2の外面に沿って延在する第2延在部817、827と、ケース部材3から離間して延在する第3延在部818、828とを含んでいる。ここで、第1延在部816、826および第2延在部817、827は、ケース部材3またはフレーム2に設けられたガイド溝7内で延在している。従って、第1リード線81および第2リード線82の第3在部818、828が引っ張られても、かかる力に対して、第1溝71および第2溝72による保持力が抗するので、第1リード線81および第2リード線82のヒータ9との接続部分に大きな力が加わらない。それ故、第1リード線81および第2リード線82がヒータ9から離脱することを抑制することができる。本形態において、ガイド溝7は、第1リード線81が延在する第1溝71と、第2リード線82が延在する第2溝72を含んでいる。
第1溝71において、第1部分711の内側では第1リード線81の第1延在部816が延在し、第2部分712の内側では第1リード線81の第2延在部817が延在している。第2溝72において、第1部分721の内側では第2リード線82の第1延在部826が延在し、第2部分722の内側では第2リード線82の第2延在部827が延在している。ここで、第1溝71の第2部分712と第2溝72の第2部分722とは、側板部321の底板部31側の端部付近で繋がっており、第1リード線81と第2リード線82において、第2延在部817、827と第3延在部818、828との間で延在する第4延在部815、825、および第3延在部818、828は、2本が纏まって延在している。
ケース部材3およびフレーム2には、第1リード線81および第2リード線72の第4延在部815、825と係合する係合部76が構成されている。また、ケース部材3およびフレーム2には、第1リード線81および第2リード線72の第4延在部815、825を両側から挟んで保持する挟持部77が構成されている。従って、第1リード線81および第2リード線82の第3在部818、828が引っ張られても、かかる力に対して、係合部76および挟持部77による保持力が抗するので、第1リード線81および第2リード線82のヒータ9との接続部分に大きな力が加わらない。それ故、第1リード線81および第2リード線82がヒータ9から離脱することを抑制することができる。また、係合部76および挟持部77は、第1リード線81および第2リード線82を2本纏めて保持している。このため、第1リード線81および第2リード線82の引き回しを効率よく行うことができるとともに、係合部76および挟持部77の保持力が大きい。
(第1軸受部11の詳細構成)
図5は、図3に示す隔壁板20に設けた突部24を拡大して示す説明図である。図6は、図3に示すバッフル4に設けた筒状部441を拡大して示す説明図である。図7は、図3に示す突部24を筒状部441の内側に嵌めた様子を示す説明図である。図8は、図7に示す状態からバッフル4と出力部材69とを連結させた状態の説明図である。なお、図5および図6では、バッフル4が全閉姿勢である状態を示してある。
図5に示すように、第1軸受部11を構成するにあたって、隔壁板20のバッフル4の側の面20bでは、出力部材69の第2軸部692が貫通する軸穴240を囲むように円環状の突部24がバッフル4の側に突出している。回転中心軸線Lに沿う方向からみたと
き、突部24の外周形状は、回転中心軸線Lを通る第1軸方向Zaの両端に円弧部246、247を備え、かつ、回転中心軸線Lを通って第1軸方向Zaに対して直交する方向である第2軸方向Yaの寸法は、第1軸方向Zaの寸法より短い。本形態において、突部24の外周形状は、真円または楕円の第2軸方向の両側を第1軸方向に沿って直線的に切り欠いた形状になっており、円弧部246、247の両端部は、直線部248、249で繋がっている。
なお、出力部材69の第2軸部692は、丸棒部693が軸穴240によって回転可能に支持され、先端部696は、バッフル4の側に突出している。
図6に示すように、バッフル4は、隔壁板20に向けて円形の端面445を向ける円柱部440が設けられており、円柱部440では、端面445の外周縁に沿うように形成された筒状部441が隔壁板20に向けて突出している。回転中心軸線Lに沿う方向からみたとき、筒状部441は、突部24を囲む円の一部を切り欠いた略C字形状を備えており、筒状部411の周方向の両側の端部441a、441bの間は開放部441cになっている。ここで、筒状部441の端部441a、441bを結ぶ直線距離は、突部24の第2軸方向Yaの寸法より長く、突部24の第1軸方向Zaの寸法より短い。
なお、円柱部440の端面445には、出力部材69の第2軸部692の先端部696が嵌る連結穴446が開口しており、連結穴446は、第2軸部692の先端部696と同一の形状で開口している。
このように構成したダンパ装置1において、第1軸受部11を介してバッフル4をフレーム2に取り付けるには、まず、図7に示すように、バッフル4を全閉姿勢から90°回転した全開姿勢とする。この状態では、筒状部411の開放部441cは第1軸方向Zaに向いているので、筒状部441の開放部441cから筒状部441の内側に突部24を第1軸方向Zaから嵌めることができる。
次に、バッフル4を90°回転させて全閉姿勢にすると、図8に示すように、筒状部411の開放部441cは第2軸方向Yaに向くので、筒状部441の開放部441cから突部24が抜けることがない。また、出力部材69をバッフル4の全閉姿勢に対応する角度位置にして、隔壁板20と、駆動機構6を保持したケース部材3とを結合させれば、バッフル4の連結穴446に出力部材69の第2軸部692の先端部696が嵌ることができ、その結果、全閉姿勢のバッフル4に対して、出力部材69が全閉姿勢に対応する角度位置にある駆動機構6を適正に接続することができる。
このように本形態では、第1軸受部11は、フレーム2に設けられた突部24とバッフル4に設けられた略C字形状の筒状部441とからなる。このため、回転中心軸線Lに直交する方向のうち、第1軸方向Zaに略C字形状の筒状部411の開放部411aを向かせれば、筒状部411の内側に突部24を第1軸方向Zaから入れることができるので、バッフル4の組み付けが容易である。また、バッフル4を組み付けた際のバッフル4の角度位置は、第1軸方向Zaによって一義的に定まる。従って、バッフル4を組み付けた後、例えば、バッフル4の姿勢を全閉姿勢とした状態でバッフル4と駆動機構6とを適正に接続することができ、その際、第2軸方向Yaに略C字形状の筒状部411の開放部411cが向いているので、筒状部411の開放部411cから突部24が抜け出ることがない。
また、筒状部411は略C字形状であり、突部24の両端に円弧部246、247が設けられているので、筒状部411は突部24の周りでスムーズに回転する。
また、バッフル4を全開姿勢としたとき、筒状部441の開放方向が突部24の第1軸方向Zaと一致するため、バッフル4において開口部210を塞ぐ面をフレーム2と非接触状態のまま、バッフル4をフレーム2に第1軸受部11を介して連結させることができる。それ故、フレーム2に対するバッフル4の組み付けが容易である。
また、第1軸受部11を貫通する軸穴240を介して出力部材69とバッフル4とを係合させるため、バッフル4をフレーム2に所定の姿勢で連結したまま、バッフル4と出力部材69とを容易に連結することができる。
(変形例)
上記実施形態では、フレーム2に突部24を設け、バッフル4に筒状部441を設けたが、バッフル4に突部を設け、フレーム2に筒状部を設ける場合に本発明を適用してもよい。
上記実施形態では、回転中心軸線L方向からみたときの突部24の外周形状として直線部248、249を設けた形状としたが、突部24の外周形状を、第1軸方向Zaに長軸が延在し、第2軸方向Yaに短軸が延在する楕円形にしてもよい。
(冷蔵庫の構成)
図9は、図1に示すダンパ装置1を備えた冷蔵庫100の説明図である。図9に示す冷蔵庫100において、冷蔵庫本体110は、複数の貯蔵室111と、複数の貯蔵室111へ冷気を供給する冷気ダクト112とを備えており、冷気ダクト112と貯蔵室111とを連通する冷気取り入れ口113には、本発明を適用したダンパ装置1が設けられている。また、冷蔵庫本体110は、冷気を生成する冷却機114と、冷気ダクト112内に配置されるファン115と、制御装置120とを備えている。制御装置120は、貯蔵室111に設けられたセンサ(不図示)の信号に基づき、ダンパ装置1の開閉動作を制御して、貯蔵室111への冷気の供給タイミングや供給量を調節する。
(他の実施の形態)
上記実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。例えば、隔壁板20がフレーム2と別体の場合に本発明を適用してもよい。また、上述した実施の形態におけるダンパ装置1は、冷蔵庫用であるが、必ずしも、冷蔵庫に用いられるダンパ装置に限定されるものではない。
1…ダンパ装置、2…フレーム、3…ケース部材、4…バッフル、6…駆動機構、7…ガイド溝、9…ヒータ、11…第1軸受部、12…第2軸受部、20…隔壁板、21…枠部、22…胴部、23…シール板部、24…突部、25…側板、40…開閉板、49…弾性部材、60…ギヤードモータ、69…出力部材、80…ヒータ用リード線、85…モータ用リード線、100…冷蔵庫、110…冷蔵庫本体、111…貯蔵室、112…冷気ダクト、113…冷気取り入れ口、114…冷却機、115…ファン、120…制御装置、240…軸穴、246、247…円弧部、248、249…直線部、440…円柱部、441a、441b…端部、441c…開放部、445…端面、446…連結穴、690…扇形歯車、691…第1軸部、692…第2軸部、693…丸棒部、698…先端部、L…回転中心軸線、Za…第1軸方向、Ya…第2軸方向

Claims (9)

  1. 開口部が設けられたフレームと、
    第1軸受部および第2軸受部を介して前記フレームに回転可能に支持され、前記開口部を開閉するためのバッフルと、
    前記バッフルを駆動する駆動機構と、
    を有し、
    前記第1軸受部は、前記フレームおよび前記バッフルのうちの一方の部材に設けられた突部と、前記フレームおよび前記バッフルのうちの他方の部材に設けられ、前記突部が内側に嵌る筒状部と、を備え、
    前記第1軸受部と前記第2軸受部とを結ぶ回転中心軸線に沿う方向からみたとき、前記突部の外周形状は、前記回転中心軸線を通る第1軸方向の両端に円弧部を備え、かつ、前記回転中心軸線を通って前記第1軸方向に対して直交する方向である第2軸方向の寸法が前記第1軸方向の寸法より短く、前記筒状部は、前記突部を囲む円の一部を切り欠いた略C字形状を備え、
    前記筒状部の周方向の両端部を結ぶ直線距離は、前記突部の前記第2軸方向の寸法より長く、前記突部の前記第1軸方向の寸法より短いことを特徴とするダンパ装置。
  2. 請求項1に記載のダンパ装置において、
    前記突部は、前記第2軸方向の両側の面を前記第1軸方向に沿って直線的に切り欠いた形状を有することを特徴とするダンパ装置。
  3. 請求項1または2に記載のダンパ装置において、
    前記バッフルを全閉姿勢から90°回転させた全開姿勢としたとき、前記略C字形状の開放方向が前記突部の前記第1軸方向と一致することを特徴とするダンパ装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載のダンパ装置において、
    前記フレームは、前記駆動機構と前記バッフルとの間に設けられた隔壁板と、前記隔壁板に対して直交し、前記開口部が設けられた枠部と、を備え、
    前記第1軸受部は、前記隔壁板と前記バッフルとの間に設けられていることを特徴とするダンパ装置。
  5. 請求項4に記載のダンパ装置において、
    前記駆動機構は、モータと、前記モータの回転が伝達される出力部材と、を備え、
    前記出力部材と前記バッフルは、前記第1軸受部を貫通する軸穴を介して係合していることを特徴とするダンパ装置。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載のダンパ装置において、
    前記他方の部材は、前記一方の部材に円形の端面を向ける円柱部を備え、
    前記筒状部は、前記端面の外周縁に沿うように形成されていることを特徴とするダンパ装置。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に規定するダンパ装置において、
    前記一方の部材は、前記フレームであり、
    前記他方の部材は、前記バッフルであることを特徴とするダンパ装置。
  8. 請求項1から6までの何れか一項に規定するダンパ装置において、
    前記一方の部材は、前記バッフルであり、
    前記他方の部材は、前記フレームであることを特徴とするダンパ装置。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に規定するダンパ装置を備えた冷蔵庫であって、
    冷却機と、
    前記冷却機で発生した冷気が供給される貯蔵室と、
    を有し、
    前記ダンパ装置は、前記貯蔵室における冷気取り入れ口に配置されることを特徴とする冷蔵庫。
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