JP2022112732A - 暖房装置 - Google Patents

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卓也 岡田
Takuya Okada
勇人 溝内
Yuto Mizouchi
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Abstract

【課題】使用者がより快適に感じやすく、エネルギの無駄使いを生じ難い暖房装置を提供する。【解決手段】本発明の暖房装置は、加熱部3、5と、検知部7と、報知部11と、制御部9とを備えている。制御部9は、時間を計測する計時部21dを有し、少なくとも加熱部3、5、検知部7及び報知部11を制御し、換気報知を報知部11に実行させる。制御部9は、所定の基準値と、所定の基準時間とを少なくとも記憶する記憶部21b、21cを有している。制御部9は、換気報知を報知部11に実行させた後、基準時間経過後に、検知部7が検知する室内温度と、記憶部21b、21cに記憶された基準値とに基づいて室内の換気停止を使用者に促す換気停止報知を報知部11に実行させる。【選択図】図3

Description

本発明は暖房装置に関する。
特許文献1に従来の暖房装置が開示されている。この暖房装置は、加熱部と検知部と報知部と制御部とを備えている。加熱部は、室内から燃焼用空気を吸入し、室内に燃焼排気を排気する。暖房装置がガスファンヒータであれば、バーナ及び送風ファンが加熱部に相当する。送風ファンは給気口から室内の燃焼用空気を吸入する。バーナは、その燃焼用空気により、ガス供給管から供給される燃料ガスを燃焼させる。また、送風ファンは、バーナによって加熱された燃焼排気を加熱された空気とともに吹出口から室内に吹き出す。
検知部は室内温度を検知する。報知部は室内の換気を使用者に促す換気報知を行う。制御部は、計時部を有し、少なくとも加熱部、検知部及び報知部を制御する。計時部は時間を計測する。制御部は、換気報知を報知部に実行させる。より詳細には、制御部は、加熱部の作動開始後、検知部により検知される室内温度が低下しない状態が所定時間継続すれば、換気報知を報知部に実行させる。
この暖房装置では、加熱部が室内から燃焼用空気を吸入し、室内に燃焼排気を排気することから、室内を暖房できる。この間、検知部によって室内温度を検知し、制御部によってその室内温度が低下しない状態が所定時間継続するか否かを判断し、報知部が換気報知を行うため、室内のドアや窓の開閉を検知するセンサを別途設けることなく、使用者に換気を促すことができる。
特開2019-7717号公報
しかし、上記暖房装置では、報知部によって換気報知された使用者がドアや窓を開放することにより、その室内の換気が既に十分に行われたとしても、ドアや窓の閉鎖が過剰に遅れたり、閉鎖を忘れたりする場合がある。この場合、換気後、室内が過剰に低い温度まで下がってしまうため、使用者が自発的にドアや窓を閉鎖して換気を停止したとしても、室内が過剰に低下した温度から中々暖まり難く、使用者は不快に感じ易い。また、この場合、エネルギの無駄使いを生じてしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、使用者がより快適に感じやすく、エネルギの無駄使いを生じ難い暖房装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の暖房装置は、室内から燃焼用空気を吸入し、前記室内に燃焼排気を排気する加熱部と、
室内温度を検知する検知部と、
前記室内の換気を使用者に促す換気報知を行う報知部と、
時間を計測する計時部を有し、少なくとも前記加熱部、前記検知部及び前記報知部を制御し、前記換気報知を前記報知部に実行させる制御部とを備えた暖房装置であって、
前記制御部は、所定の基準値と、所定の基準時間とを少なくとも記憶する記憶部を有し、
前記制御部は、前記換気報知を前記報知部に実行させた後、前記基準時間経過後に、前記検知部が検知する前記室内温度と、前記記憶部に記憶された前記基準値とに基づいて前記室内の換気停止を使用者に促す換気停止報知を前記報知部に実行させることを特徴とする。
本発明の暖房装置では、加熱部が室内から燃焼用空気を吸入し、室内に燃焼排気を排気することから、室内を暖房できる。この間、制御部が換気報知を報知部に実行させる。このため、室内のドアや窓の開閉を検知するセンサを別途設けることなく、使用者に換気を促すことができる。
また、この暖房装置は、制御部が記憶部を有し、記憶部が所定の基準値と所定の基準時間とを少なくとも記憶する。そして、制御部は、換気報知を報知部に実行させた後、基準時間経過後に、検知部が検知する室内温度と、記憶部に記憶された基準値とに基づいて室内の換気停止を使用者に促す換気停止報知を報知部に実行させる。このため、室内のドアや窓の開閉を検知するセンサを別途設けることなく、使用者に換気の停止も促すことができる。
このため、この暖房装置によれば、室内が過剰に低い温度まで下がってしまうことを防止できるため、使用者は、暖房装置に促された適切な時間で換気を停止することにより、室内が迅速に暖まり易い。
したがって、この暖房装置は、使用者がより快適に感じやすく、エネルギの無駄使いを生じ難い。
基準値は、所定の基準室内温度又は所定の基準室内温度勾配であり得る。
基準値が所定の基準室内温度であれば、制御部は、基準時間経過後の室内温度である判定室内温度と、基準室内温度とを比較し、判定室内温度が基準室内温度未満の場合、換気停止報知を報知部に実行させ得る。この場合、換気停止報知の可否が室内温度によって判断される。
基準室内温度は、暖房装置で予め固定的に設定しておいてもよく、使用者が自己の使用する室内の広さ、自己が使用する地域等に応じて設定できるものであってもよい。また、暖房装置が種々の条件を機械学習したAIを備え、AIによって決定してもよい。
基準室内温度は、換気報知実行時の室内温度に基づいて算出されることが好ましい。この場合、当日の運転状況に応じて基準室内温度を設定するため、外気温の違い等の外部要因の影響を抑制でき、より正確に換気停止報知を実行できる。本発明において、換気報知実行時は、換気報知が実行された瞬間に限られず、換気報知が実行された瞬間近傍の換気報知の実行前から換気報知の実行後までが含まれる。
基準値が所定の基準室内温度勾配であれば、制御部は、換気報知を報知部に実行させた後、基準時間よりも短い所定の特定時間経過後の室内温度と、基準時間経過後の室内温度とに基づいて判定室内温度勾配を算出する。そして、制御部は、判定室内温度勾配と、基準室内温度勾配とを比較し、判定室内温度勾配が基準室内温度勾配未満の場合、換気停止報知を報知部に実行させ得る。この場合、換気停止報知の可否が室内温度勾配によって判断される。
基準室内温度勾配は、暖房装置で予め固定的に設定しておいてもよく、使用者が自己の使用する室内の広さ、自己が使用する地域等に応じて設定できるものであってもよい。また、暖房装置が種々の条件を機械学習したAIを備え、AIによって決定してもよい。
記憶部は、換気報知実行前における室内温度の室温経時データを記憶し得る。そして、基準室内温度勾配は、室温経時データに基づいて算出されることが好ましい。この場合も、当日の運転状況に応じて基準室内温度勾配を設定するため、外気温の違い等の外部要因の影響を抑制でき、より正確に換気停止報知を実行できる。
基準時間は、暖房装置で予め固定的に設定しておいてもよく、使用者が自己の使用する室内の広さ、自己が使用する地域等に応じて設定できるものであってもよい。また、暖房装置が種々の条件を機械学習したAIを備え、AIによって所定関係式を決定してもよいが、室温経時データに基づいて算出されることが好ましい。この場合、暖房する室内が余熱されているか否かを考慮して換気停止報知を実行させることができるため、換気停止報知をより正確に実行させることができる。
本発明の暖房装置は、使用者がより快適に感じやすく、エネルギの無駄使いを生じ難い。
図1は、実施例1~3の暖房装置の模式断面図である。 図2は、実施例1~3の暖房装置における制御部等のブロック構成図である。 図3は、実施例1の制御部が処理するフローチャートである。 図4は、実施例2の制御部が処理するフローチャートである。 図5は、実施例2の制御部が処理するフローチャートである。 図6は、実施例2の暖房装置が置かれた室内における時間と室内温度との関係を示すグラフである。 図7は、実施例3の制御部が処理するフローチャートである。 図8は、実施例3の制御部が処理するフローチャートである。 図9は、実施例3の暖房装置が置かれた室内における時間と室内温度との関係を示すグラフである。
以下、本発明を具体化した実施例1~3について、図面を参照しつつ説明する。実施例1~3の暖房装置はガスファンヒータである。
(実施例1)
実施例1のガスファンヒータは、図1に示すように、ハウジング1とバーナ3と送風ファン5と温度センサ7とコントローラ9と報知装置11とを備えている。ハウジング1の背面には給気口1aが形成されており、給気口1aにはフィルタ13が取り付けられている。温度センサ7はフィルタ13の下端に配置されている。温度センサ7が検知部に相当する。また、ハウジング1の前面には吹出口1bが形成されており、吹出口1bにはルーバ15が取り付けられている。
ハウジング1内には隔壁によって仕切られた燃焼室17が形成されており、燃焼室17内にはバーナ3が設けられている。バーナ3には、図示しないガス配管によって燃焼ガスが供給されるようになっている。ガス配管には、図2に示すように、開閉弁3aが設けられている。
また、図1に示すように、ハウジング1内には隔壁によって仕切られた送風室19が形成されており、送風室19内には送風ファン5が設けられている。送風ファン5は、図2に示すように、モータ5aによって回転駆動されるようになっている。バーナ3及び送風ファン5が加熱部に相当する。
図1に示すように、ハウジング1内には、燃焼用空気流路1c、燃焼排気流路1d及び加熱空気流路1eが形成されているとともに、混合流路1f及び吐出流路1gが形成されている。燃焼用空気流路1cは、燃焼室17の下方に設けられており、送風ファン5によってフィルタ13を介して取り入れた燃焼用空気をバーナ3に供給するようになっている。燃焼排気流路1dは、燃焼室17の上方に設けられており、燃焼室17内でバーナ3によって燃焼ガスと燃焼用空気とが燃焼されてなる燃焼排気と、送風ファン5によって取り入れた空気とを混合して下流に案内している。加熱空気流路1eは、燃焼排気流路1dの上方に設けられており、送風ファン5によって取り入れた空気を燃焼排気流路1dの外側で下流に案内している。混合流路1fは、燃焼排気流路1dと加熱空気流路1eとを合流させ、燃焼排気を含む加熱された空気を送風ファン5に吸入させている。吐出流路1gはその加熱された空気を吹出口1bから吹き出させている。
コントローラ9及び報知装置11はハウジング1内に設けられている。コントローラ9は、図2に示すように、マイコン(マイクロコンピュータ)21と、マイコン21の入力側に接続されたI/Oインターフェース23と、マイコン21の出力側に接続されたI/Oインターフェース25とを備えている。マイコン21は、CPU21a、ROM21b、RAM21c及びタイマ21dを有している。ROM21bには、CPU21aがバーナ3及び送風ファン5を制御するためのプログラムが格納されている。また、ROM21bには、CPU21aが図3に示すフローチャートを実行するためのプログラムも格納されている。コントローラ9が制御部に相当し、マイコン21のタイマ21dが計時部に相当し、マイコン21のROM21b及びRAM21cが記憶部に相当する。
図1では図示はしないが、ハウジング1の上面には、図2に示す操作パネル27及び送受信装置29が設けられている。操作パネル27及び温度センサ7はI/Oインターフェース23に接続され、開閉弁3a、モータ5a、報知装置11及び送受信装置29はI/Oインターフェース25に接続されている。報知装置11は、音声及び表示によって換気報知と換気停止報知とを行えるようになっており、報知部に相当する。送受信装置29はインターネット、Wi-Fi又はBluetoothによってスマートフォンと通信できるようになっている。使用者が所持するスマートフォンが端末装置に相当する。
このガスファンヒータでは、使用者が操作パネル27のメインスイッチをONすると、開閉弁3aが開かれてバーナ3に着火が行われるとともに、モータ5aが送風ファン5を回転駆動し、ガスファンヒータが暖房運転を開始する。このため、送風ファン5は、室内から給気口1aにフィルタ13を介して燃焼用空気を吸入し、燃焼排気を含む加熱された空気を吹出口1bから室内に吹き出す。このため、室内が暖房される。
この間、マイコン21のCPU21aは以下の処理を行う。まず、操作パネル27のメインスイッチがONされると、図3に示すステップS11で初期設定を行う。これにより、タイマ21d等がリセットされる。また、CPU21aは、温度センサ7の出力信号から現在の室内温度である現在室温Tnを算出する。また、CPU21aは、現在室温Tnが操作パネル27で設定された目標温度に近づくに従って熱量が小さくなるように、バーナ3及び送風ファン5を制御する。
ステップS12では、タイマ21dがカウントを始めてから1時間が経過したか否かを判断し、YESであればステップS13に進み、NOであればステップS12を繰り返す。ステップS13では、バーナ3による燃焼ガスの燃焼及び送風ファン5の作動開始後、1時間を継続していると判断して換気報知を報知装置11に実行させる。報知装置11は、音声及び表示によって換気報知を行う。また、送受信装置29は、使用者が所持しているスマートフォンに換気報知を送信する。スマートフォンは使用者に換気報知を告げる。
このため、使用者は、室内のドアや窓を開け、室内の換気を行う。このため、このガスファンヒータは、室内のドアや窓の開閉を検知するセンサを別途設けることなく、使用者に換気を促すことができる。また、送受信装置29がスマートフォンに換気報知を送信するため、使用者が室内から外出していても、ガスファンヒータの換気報知を知ることができ、利便性が増している。なお、コントローラ9は、ステップS13の後、バーナ3による燃焼ガスの燃焼及び送風ファン5の駆動を継続している。
換気報知の実行後、ステップS14において、CPU21aは、現在室温Tnを算出し、現在室温Tnを第1室温T1としてRAM21cに記憶させる。また、ステップS15において、CPU21aはRAM21cに記憶させた第1室温T1からa°C減算して基準室内温度Tjを算出する。aは、使用者が自己の使用する室内の広さ、自己が使用する地域等に応じて任意に設定可能である。具体的には、a=2を採用することが可能である。
ステップS16では、換気報知からb分間が経過したか否かを判断し、YESであればステップS17に進み、NOであればステップS16を繰り返す。bは、使用者が自己の使用する室内の広さ、自己が使用する地域等に応じて任意に設定可能である。具体的には、b=5を採用することが可能である。なお、bが本発明における基準時間に相当する。
ステップS17では、現在室温Tnが基準室内温度Tj以上であるか否かを判断する。すなわち、ステップS17における現在室温Tnが本発明における判定室内温度に相当する。ステップS17でNOであれば、現在室温Tnが基準室内温度Tjより低いため、ドアや窓の閉鎖が過剰に遅れているか、閉鎖を忘れていると判断し、ステップS18で換気停止報知を報知装置11に実行させる。報知装置11は、音声によって換気停止報知を行う。また、送受信装置29は、使用者が所持しているスマートフォンに換気停止報知を送信する。スマートフォンは使用者に換気停止報知を告げる。
このため、使用者は、室内のドアや窓を閉じ、室内の換気を終了することができる。このため、室内のドアや窓の開閉を検知するセンサを別途設けることなく、使用者に換気停止を促すことができる。また、送受信装置29がスマートフォンに換気停止報知を送信するため、使用者が室内から外出していても、ガスファンヒータの換気停止報知を知ることができ、利便性が増している。
このため、このガスファンヒータによれば、室内が過剰に低い温度まで下がってしまうことを防止できるため、使用者は、ガスファンヒータに促された適切な時間で換気を停止することにより、室内が迅速に暖まり易い。特に、コントローラ9は、ステップS13の後、バーナ3による燃焼ガスの燃焼及び送風ファン5の駆動を継続しているため、換気停止報知後、操作パネル27を何ら操作する必要なく、迅速に室内を再度暖房することができる。
したがって、このガスファンヒータは、使用者がより快適に感じやすく、エネルギの無駄使いを生じ難い。また、このガスファンヒータでは、換気報知実行時における室内温度である第1室温T1に基づいて基準室内温度Tjを算出しており、運転当日の外気温やガスファンヒータが設置されている環境などの外部要因の影響を抑制して換気停止報知を実行させることができるため、換気停止報知をより正確に実行させることができる。さらに、このガスファンヒータでは、コントローラ9が処理するプログラムが比較的簡易であり、製造コストの低廉化を実現可能である。
ステップS17でYESであれば、現在室温Tnは基準室内温度Tj以上であり、使用者が自発的にドアや窓の閉鎖を早期に行ったと判断し、ステップS11に戻る。その後、使用者が操作パネル27のメインスイッチをOFFするまで、同様の処理を実行する。
(実施例2)
実施例2のガスファンヒータは、CPU21aが図4及び図5に示すフローチャートを実行する。マイコン21のCPU21aは以下の処理を行う。
まず、操作パネル27のメインスイッチがONされると、図4に示すように、ステップS21で、実施例1と同様に初期設定を行うとともに、現在室温Tnを算出し、現在室温Tnが操作パネル27で設定された目標温度に近づくに従って熱量が小さくなるように、バーナ3及び送風ファン5を制御する。そしてステップS22では、現在室温Tnの室温経時データを記憶する。
ステップS23では、タイマ21dがカウントを始めてから1時間が経過したか否かを判断し、YESであればステップS24に進み、NOであればステップS22に戻る。ステップS24では、バーナ3による燃焼ガスの燃焼及び送風ファン5の作動開始後、1時間を経過していると判断して換気報知を報知装置11に実行させる。このため、使用者は、室内のドアや窓を開け、室内の換気を行う。
換気報知の実行後、ステップS25では、換気報知からc分間が経過したか否かを判断し、YESであれば、ステップS26に進み、NOであればステップS25を繰り返す。cは、後述する基準時間であるbよりも短い時間であり、使用者が自己の使用する室内の広さ、自己が使用する地域等に応じて任意に設定可能である。具体的には、c=3を採用することが可能である。すなわち、cが本発明における特定時間に相当する。
ステップS26では、CPU21aは、現在室温Tnを算出し、現在室温Tnを第2室温T2としてRAM21cに記憶させる。すなわち、第2室温T2が、本発明における特定時間経過後の室内温度に相当する。また、ステップS27において、ステップS22で記憶した室温経時データを読み出す。
ステップS28では、図6に示すように、読み出した室温経時データにおいて、第2室温T2に相当する過去室温T2’と、過去室温T2’の際の時間t2’とを確認する。そして、その時間からd分間が経過した際の過去室温T2’’を確認し、過去室温T2’ ’をRAM21cに記憶させる。dは、換気報知の実行後、後述するステップS30からS33において換気停止報知を実行するか否かを判断するまでの時間(すなわち、基準時間であるb)から、ステップS25における時間(すなわち、特定時間であるc)を減算した値であり、具体的には、d=2を採用することが可能である。
ステップS29では、CPU21aが基準室内温度勾配Gjを算出する。また、図5に示すように、ステップS30では、換気報知後b分間が経過するまで待つ。bは実施例1と同様、本発明における基準時間に相当する。基準室内温度勾配Gjの関係式は下記のとおりである。
関係式:Gj=(T2’ ’-T2’)/d×e
この関係式において、(T2’ ’-T2’)は過去室温T2’ ’と過去室温T2’との室温差であり、(T2’ ’-T2’)/dは暖房運転開始時において過去室温T2’から過去室温T2’ ’まで上昇する際の室内温度勾配を示す。eは、暖房運転開始時の室内温度勾配と、換気後の室内温度勾配とを調整するため、実験によって求めた値である。具体的には、e=2を採用可能である。すなわち、暖房運転開始時は室内を構成する壁を温める熱量が必要である一方、換気後はその熱量が不要であり、換気後の室内温度勾配は暖房運転開始時よりも大きくなるためである。
ステップS31では、換気報知後、b分後の現在室温Tnを第3室温T3としてRAM21cに記憶させる。ステップS32では、下記の関係式により、現在室内温度勾配Gnを算出する。
関係式:Gn=(T3-T2)/(b-c)
ステップS33では、現在室内温度勾配Gnが基準室内温度勾配Gj以上であるか否かを判断する。すなわち、現在室内温度勾配Gnが本発明における判定室内温度勾配に相当する。ステップS33でNOであれば、現在室内温度勾配Gnが基準室内温度勾配Gjより低いため、ドアや窓の閉鎖が過剰に遅れているか、閉鎖を忘れていると判断し、ステップS34で換気停止報知を報知装置11に実行させる。
ステップS33でYESであれば、現在室内温度勾配Gnが基準室内温度勾配Gj以上であり、使用者が自発的にドアや窓の閉鎖を早期に行ったと判断し、ステップS21に戻る。他の構成は実施例1と同様である。
実施例2のガスファンヒータは、暖房運転を実行している当日の室温経時データに基づいて基準室内温度勾配Gjを算出しており、暖房する室内がどの程度暖房され易いか否かを考慮して換気停止報知を実行させることができるため、換気停止報知をより正確に実行させることができる。他の作用効果は実施例1と同様である。
(実施例3)
実施例3のガスファンヒータは、CPU21aが図7及び図8に示すフローチャートを実行する。マイコン21のCPU21aは以下の処理を行う。
まず、操作パネル27のメインスイッチがONされると、実施例2と同様に、図7に示すように、ステップS41で初期設定を行う。ステップS42では、現在室温Tnの室温経時データを記憶する。
ステップS43では、タイマ21dがカウントを始めてから1時間が経過したか否かを判断し、YESであればステップS44に進み、NOであればステップS42に戻る。ステップS44では、換気報知を報知装置11に実行させる。このため、使用者は、室内のドアや窓を開け、室内の換気を行う。
ステップS45では、CPU21aは、現在室温Tnを算出し、現在室温Tnを第1室温T1としてRAM21cに記憶させる。また、ステップS46において、CPU21aはRAM21cに記憶させた第1室温T1からa°C減算して基準室内温度Tjを算出する。
ステップS47では、換気報知からc分間が経過したか否かを判断し、YESであれば、ステップS48に進み、NOであればステップS47を繰り返す。ステップS48では、現在室温Tnを第2室温T2としてRAM21cに記憶させる。図8に示すステップS49では、ステップS42で記憶した室温経時データを読み出す。
ステップS50では、図9に示すように、読み出した室温経時データにおいて、第2室温T2に相当する過去室温T2’と、過去室温T2’の際の時間t2’を決定する。
ステップS51では、室温経時データにおいて、記憶した室温が過去室温T2’から基準室内温度Tjまで到達するのに要する時間tc(すなわち、過去室温T2’の際の時間t2’と、基準室内温度Tjの際の時間t2’’’との差)を算出する。次いで、ステップS52では、CPU21aは以下の関係式から基準時間tpを算出する。
関係式:tp=tc/f+c(分)
この関係式において、fは、暖房運転開始時に過去室温T2’から基準室内温度Tjまで到達するのに要する時間tcと、換気後に第2温度T2から基準室内温度Tjまで到達するのに要する時間との違いを調整するため、実験によって求めた値である。具体的には、f=2を採用可能である。すなわち、暖房運転開始時は室内を構成する壁を温める熱量が必要である一方、換気後はその熱量が不要であり、換気後において第2室温T2から基準室内温度Tjまで到達するのに要する時間が暖房運転開始時よりは短くなるためである。
ステップS53では、換気報知から基準時間tpが経過したか否かを判断し、YESであれば、ステップS54に進み、NOであればステップS53を繰り返す。
ステップS54では、現在室温Tnが基準室内温度Tj以上であるか否かを判断する。ステップS54でNOであれば、現在室温Tnが基準室内温度Tjより低いため、ドアや窓の閉鎖が過剰に遅れているか、閉鎖を忘れていると判断し、ステップS55で換気停止報知を報知装置11に実行させる。
ステップS54でYESであれば、現在室温Tnは基準室内温度Tj以上であり、使用者が自発的にドアや窓の閉鎖を早期に行ったと判断し、ステップS41に戻る。他の構成は実施例1と同様である。
実施例3のガスファンヒータは、暖房運転を実行している当日の室温経時データに基づいて基準時間tpを算出しており、暖房する室内が余熱されているか否かを考慮して換気停止報知を実行させることができるため、換気停止報知をより正確に実行させることができる。他の作用効果は実施例1と同様である。
以上において、本発明を実施例1~3に即して説明したが、本発明は上記実施例1~3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1~3はガスファンヒータであるが、本発明は石油ファンヒータ、ガスストーブ、石油ストーブ等であってもよい。報知装置11は警告音及び表示によって換気報知と換気停止報知とを行うものであってもよい。
実施例1~3では、換気報知後に室内のドアや窓の開放を意味する換気停止報知を行ったが、メインスイッチをONして暖房を開始しても所定の室温にならなかったり、所定の室内温度勾配で室温が上昇しない場合には、室内のドアや窓の開放を知らせる報知を行わせることも可能である。
実施例1~3では、換気報知の有無を運転後1時間で判断しているが、他の条件で判断するようにしてもよい。また、実施例1、3において、基準室内温度Tjを算出するため、現在室温Tnに所定割合を乗算したり、現在室温Tnを含む定関係式で算出したりしてもよく、予め定められた固定値を基準室内温度としてもよい。実施例2においても、基準室内温度勾配Gjを予め定められた固定値としてもよい。さらに、実施例2において、換気停止報知のための換気報知後の経過時間(すなわち、基準時間であるb)を、実施例3と同様に、室温経時データから算出した基準時間tpとしてもよい。
実施例1、3では、基準室内温度Tjを算出するため、第1室温T1を換気報知の実行後に記憶していたが、換気報知の実行時近傍の室内温度であれば、換気報知の実行後に限らず、換気報知の実行前の室内温度を第1室温T1として採用してもよい。
本発明は暖房装置に利用可能である。
3、5…加熱部(3…バーナ、5…送風ファン)
7…検知部(温度センサ)
11…報知部(報知装置)
21d…計時部(タイマ)
21b、21c…記憶部(21b…ROM、21c…RAM)
9…制御部(コントローラ)
Tj、Gj…基準値(Tj…基準室内温度、Gj…基準室内温度勾配)
b、tp…基準時間
c…特定時間
Tn…室内温度(判定室内温度)
Gn…判定室内温度勾配

Claims (6)

  1. 室内から燃焼用空気を吸入し、前記室内に燃焼排気を排気する加熱部と、
    室内温度を検知する検知部と、
    前記室内の換気を使用者に促す換気報知を行う報知部と、
    時間を計測する計時部を有し、少なくとも前記加熱部、前記検知部及び前記報知部を制御し、前記換気報知を前記報知部に実行させる制御部とを備えた暖房装置であって、
    前記制御部は、所定の基準値と、所定の基準時間とを少なくとも記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記換気報知を前記報知部に実行させた後、前記基準時間経過後に、前記検知部が検知する前記室内温度と、前記記憶部に記憶された前記基準値とに基づいて前記室内の換気停止を使用者に促す換気停止報知を前記報知部に実行させることを特徴とする暖房装置。
  2. 前記基準値は、所定の基準室内温度であり、
    前記制御部は、前記基準時間経過後の前記室内温度である判定室内温度と、前記基準室内温度とを比較し、前記判定室内温度が前記基準室内温度未満の場合、前記換気停止報知を前記報知部に実行させる請求項1記載の暖房装置。
  3. 前記基準室内温度は、前記換気報知実行時の前記室内温度に基づいて算出される請求項2記載の暖房装置。
  4. 前記基準値は、所定の基準室内温度勾配であり、
    前記制御部は、前記換気報知を前記報知部に実行させた後、前記基準時間よりも短い所定の特定時間経過後の前記室内温度と、前記基準時間経過後の前記室内温度とに基づいて判定室内温度勾配を算出するとともに、前記判定室内温度勾配と、前記基準室内温度勾配とを比較し、前記判定室内温度勾配が前記基準室内温度勾配未満の場合、前記換気停止報知を前記報知部に実行させる請求項1記載の暖房装置。
  5. 前記記憶部は、前記換気報知実行前における前記室内温度の室温経時データを記憶し、
    前記基準室内温度勾配は、前記室温経時データに基づいて算出される請求項4記載の暖房装置。
  6. 前記記憶部は、前記換気報知実行前における前記室内温度の室温経時データを記憶し、
    前記基準時間は、前記室温経時データに基づいて算出される請求項1乃至5のいずれか1項記載の暖房装置。
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