JP2022112316A - 蒸着装置 - Google Patents

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Toshibumi Takahashi
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Abstract

【課題】本発明は、従来に比べて高品質の薄膜を製膜できる蒸着装置を提供する。【解決手段】製膜室と、気化装置と、気化装置と製膜室を接続する供給流路を有し、製膜室内で材料ガスを含む製膜ガスを基材に対して吹き付けるものであり、気化装置は、薄膜形成材料を材料ガスに気化させるものであり、気化装置は、気化室と、材料供給部と、気化室と材料供給部を接続する接続経路を有し、材料供給部は、固体状の薄膜形成材料を接続経路に供給可能であり、接続経路は、実質的に鉛直方向に延びる鉛直管部と、鉛直管部の下端部から下り傾斜して延びる傾斜管部と、傾斜管部の下端部から気化室側に向かって折れ曲がった屈曲部を有する構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、キャリアガスを用いて薄膜形成材料を蒸着する蒸着装置に関する。
従来から、基材上に有機EL素子が積層され、有機EL素子で発生した光を基材側から取り出すボトムエミッション型の有機EL装置が知られている。
ボトムエミッション型の有機EL装置300の代表的な層構成は、図7のようなものであり、透明基板301上に透明電極層302、発光機能層303、及び裏面電極層304から構成される有機EL素子が積層されたものである。
この発光機能層303は、多層の有機化合物層が積層されて構成されており、例えば、図7のように透明電極層302側から裏面電極層304側に向けて順に正孔注入層310、正孔輸送層311、有機発光層312、電子輸送層313、及び電子注入層314が積層されたものがある。
ここで、有機EL装置300は、透明電極層302がスパッタ法又はCVD法で形成され、残りの発光機能層303の各層310~314と裏面電極層304が真空蒸着法を用いて形成されることが多い。すなわち、有機EL装置300の高性能化には、真空蒸着法を行う真空蒸着装置の高機能化が重要である。
有機EL装置300の製造に使用される真空蒸着装置の一例としては、例えば、特許文献1に記載の蒸着装置がある。
特許文献1の蒸着装置は、蒸発室で薄膜形成材料を加熱し、気化又は昇華させて蒸気を生成し、キャリアガスで蒸気を製膜室まで流送し、製膜室内においてキャリアガスと蒸気の混合ガスを基材に対して吹き付ける構造となっている。
特開2020-33581号公報
ところで、特許文献1の蒸着装置は、図8のように、蒸発室320と、材料粒子を蒸発室320に供給する材料吐出部321が下部材料移送管323によって接続されており、下部材料移送管323の中途に下部材料移送管323よりも高温のキャリアガスを供給するガス供給系322がガス移送管324を介して接続されている。そして、材料吐出部321から供給された材料粒子は、下部材料移送管323内を鉛直下向きに自然落下し、合流部325でガス移送管324から水平方向に流送されたキャリアガスに晒されて加熱されながら蒸発室320に至る。
しかしながら、特許文献1の蒸着装置は、下部材料移送管323が鉛直方向下向きに延びており、材料粒子の一部が直接蒸発室320に自然落下するので、ガス移送管324から流送されるキャリアガスによって十分に温められる前に蒸発室320に落下する場合がある。そのため、材料粒子の種類によっては、材料粒子が蒸発室320で急激に昇温し、薄膜の品質の低下が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、従来に比べて高品質の薄膜を製膜できる蒸着装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、製膜室と、気化装置と、前記気化装置と前記製膜室を接続する供給流路を有し、前記製膜室内で材料ガスを含む製膜ガスを基材に対して吹き付ける蒸着装置であって、前記気化装置は、薄膜形成材料を前記材料ガスに気化させるものであり、前記気化装置は、気化室と、材料供給部と、前記気化室と前記材料供給部を接続する接続経路を有し、前記材料供給部は、固体状の薄膜形成材料を前記接続経路に供給可能であり、前記接続経路は、実質的に鉛直方向に延びる鉛直管部と、前記鉛直管部の下端部から下り傾斜して延びる傾斜管部と、前記傾斜管部の下端部から前記気化室側に向かって折れ曲がった屈曲部を有する、蒸着装置である。
ここでいう「気化」とは、液体が気体に変わる現象(蒸発、沸騰)だけではなく、固体が液体を経ずに直接に気体に変わる現象(昇華)も含む。以下、同様とする。
ここでいう「実質的に鉛直方向」とは、水平面に対して垂直方向だけではなく、水平面に対する鉛直方向に対してわずかに傾いている場合も含む。例えば、「実質的に鉛直方向」には、鉛直方向に加えて鉛直方向に対して3度傾いたものも含む。すなわち、「実質的に鉛直方向」には、水平面に対して87度以上93度以下となる方向も含む。
本様相によれば、薄膜形成材料が鉛直管部から下り傾斜した傾斜管部を経由して気化室に至るため、あらかじめ薄膜形成材料を温めることができ、気化室での急激に温められることによる薄膜の品質低下が生じにくい。
好ましい様相は、前記材料供給部は、前記薄膜形成材料をキャリアガスとともに前記接続経路に供給可能であることである。
本様相によれば、キャリアガスによって、より薄膜形成材料をスムーズに接続経路に導くことができる。
ところで、材料粒子は、一般的に軽量であるため、図8のように、ガス移送管324からのキャリアガスと合流すると、材料粒子が下部材料移送管323の内壁側に流され、内壁に接触してしまう。
ここで、下部材料移送管323は、熱伝導率が高いため、高温に維持される蒸発室320から伝熱し、蒸発室320側から一定の範囲が高温となってしまう。そのため、材料粒子が有機材料等の熱劣化が生じる材料の場合、材料粒子が伝熱により高温となった下部材料移送管323の内壁に接触すると、材料粒子の劣化が生じるおそれがある。
好ましい様相は、前記鉛直管部を囲繞して加熱する加熱部材を有し、前記加熱部材は、前記薄膜形成材料の流れ方向において、前記接続経路における前記鉛直管部よりも下流側を加熱しないことである。
本様相によれば、傾斜管部の鉛直管部よりも下流側を加熱しないので、傾斜管部が過剰に高温になりにくく、鉛直管部から落下した薄膜形成材料が傾斜管部の内壁に接触することによる劣化をより抑制できる。
好ましい様相は、ガス供給管部を介して前記傾斜管部に第2キャリアガスを供給可能なガス供給部を備えることである。
本様相によれば、ガス供給部から傾斜管部に第2キャリアガスを供給可能であるため、傾斜管部での薄膜形成材料が留まり続けることを防止できる。
より好ましい様相は、前記ガス供給管部の内部空間と前記傾斜管部の内部空間は、直線状に連続していることである。
本様相によれば、傾斜管部を通過する薄膜形成材料及び第1キャリアガスは、ガス供給部から供給される第2キャリアガスの流送方向と同方向に流れるので、薄膜形成材料がより傾斜管部の底部側に接触しにくい。そのため、薄膜形成材料の劣化を抑制できる。
より好ましい様相は、前記材料供給部は、前記薄膜形成材料をキャリアガスとともに前記接続経路に供給可能であり、前記第2キャリアガスは、前記鉛直管部を流れる前記キャリアガスよりも高温であることである。
本様相によれば、材料供給部からの傾斜管部とガス供給管部との合流部分までの薄膜形成材料の供給をより低温で行うことができ、薄膜形成材料がより劣化しにくい。
より好ましい様相は、前記ガス供給管部と前記傾斜管部の合流部の温度は、前記薄膜形成材料の沸点未満であることである。
ここでいう「沸点」とは、固体又は液体から気体に変化する温度をいい、液体から気体に変化する温度だけではなく、固体から気体に変化する温度も含む。すなわち、昇華点も含む。
本様相によれば、薄膜形成材料が性状を維持したままキャリアガスと合流できるため、薄膜形成材料の傾斜管部への溶着を防止できる。
好ましい様相は、前記屈曲部と前記気化室を接続する第2鉛直管部を有し、前記鉛直管部と前記第2鉛直管部は、中心軸が水平方向にずれていることである。
本様相によれば、鉛直管部と第2鉛直管部が水平方向にオフセットしているため、傾斜管部を傾斜させやすい。
好ましい様相は、前記傾斜管部は、前記鉛直管部に対する傾斜角度が30度以上70度以下であることである。
本様相によれば、材料供給部から供給された薄膜形成材料をスムーズに下流側に流すことができ、傾斜管部の内壁に接触し続けることを防止できる。
好ましい様相は、前記屈曲部と前記気化室を接続する第2鉛直管部を有し、前記傾斜管部は、前記第2鉛直管部に対する傾斜角度が30度以上70度以下であることである。
本様相によれば、大きな乱れなく、傾斜管部内の薄膜形成材料とキャリアガスの流送方向が屈曲部で第2鉛直管部の方向に従うので、薄膜形成材料が第2鉛直管部の内壁に接触することを抑制できる。
本発明の蒸着装置によれば、従来に比べて高品質の薄膜を製膜できる
本発明の第1実施形態の蒸着装置を模式的に示した構成図である。 図1の気化装置の要部を模式的に示した断面図である。 図1の蒸着装置において製膜時の状態を示す説明図であり、供給流路を太線で表した構成図である。 図1の気化装置の要部を模式的に示した断面斜視図であり、薄膜形成材料とキャリアガスの流れを矢印で示している。 本発明の第2実施形態の蒸着装置を模式的に示した構成図である。 本発明の第3実施形態の気化装置の要部を模式的に示した断面図である。 有機EL装置の代表的な層構成を示す断面図であり、理解を容易にするためにハッチングを省略している。 従来のガスキャリア蒸着装置の蒸発室周囲の構成図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の第1実施形態の蒸着装置1は、上述したような図7に示される有機EL装置300の発光機能層303の各層310~314及び裏面電極層304の形成に好適に使用される真空蒸着装置である。
蒸着装置1は、図1のように、主に製膜部2と、気化部3を有している。
蒸着装置1は、気化部3において薄膜形成材料を気化又は昇華させて薄膜形成材料の蒸気(以下、材料ガスともいう)を生成し、製膜部2において材料ガスを含む製膜ガスを基材180に吹き付けることで基材180上に薄膜を形成する真空蒸着装置である。
製膜ガスは、少なくとも材料ガスを含有する蒸気含有ガスであり、具体的には、材料ガスにキャリアガスが混ざった混合ガスである。
製膜部2は、図1のように、製膜室10内に基材保持部11と蒸着ヘッド12が配されている。
製膜部2は、蒸着ヘッド12を介して、基材保持部11に保持された基材180に向かって製膜ガスを吹き付けることで基材180上に所望の薄膜の製膜が可能となっている。
製膜部2は、製膜室10に排気流路16を介して排気系17が接続されており、排気流路16の中途には排気弁18が設けられている。すなわち、製膜部2は、排気系17によって製膜室10内を排気し、製膜室10内を実質的に真空状態とすることが可能となっている。
基材保持部11は、基材180を保持可能な部位であり、図示しないゲートを介して基材180を製膜室10に搬入及び搬出可能となっている。
蒸着ヘッド12は、ガス放出口を有し、ガス放出口が基材保持部11に保持された基材180と対面し、ガス放出口から製膜ガスを基材180に吹き付ける部位である。
蒸着ヘッド12は、図3のように、供給流路20を介して気化部3の気化装置45と接続されている。
供給流路20は、蒸着ヘッド12側から順に、第1供給経路30と、第2供給経路31と、第3供給経路32によって構成されている。
第1供給経路30の中途には、開閉弁35が設けられており、第3供給経路32には、開閉弁36が設けられている。
供給流路20の開閉弁35,36の間には、図1のように、排気流路40を介して排気系41が接続されており、排気流路40の中途には、排気弁27が接続されている。
具体的には、排気流路40は、第1供給経路30に接続されており、第1供給経路30を経て蒸着ヘッド12内のガスを排気することが可能となっている。
気化部3は、材料ガスを含む蒸気含有ガスを発生させ、発生した蒸気含有ガスを製膜ガスとして製膜部2の蒸着ヘッド12に供給するものである。
気化部3は、図1のように、気化装置45と、ガス供給部46を備えている。
気化装置45は、図1,図2のように、主に気化室51と、材料供給部52と、ガス供給部53,54と、接続経路55~57と、気化側加熱部材58,59を備えている。
気化室51は、図2のように、鉛直方向に延びた鉛直直管を含み、薄膜形成材料を気化又は昇華させて材料ガスを生成する部位である。
気化室51は、薄膜形成材料を瞬間的に気化又は昇華させるフラッシュ蒸発を行うことも可能となっている。
気化室51は、内部空間60を有し、上部に第1接続経路55が接続されており、下部側に第3供給経路32が接続されている。
内部空間60は、薄膜形成材料を気化させる気化空間である。
材料供給部52は、第1接続経路55を介して気化室51に固体状の薄膜形成材料及びキャリアガス(第1キャリアガス)を定量的に供給する材料供給機構であり、薄膜形成材料を一時的に保管する保管容器でもある。
材料供給部52は、材料側ガス供給部54から供給されたキャリアガスによって薄膜形成材料を気化室51側に送り出す部位である。
気化側ガス供給部53は、気化室51にキャリアガス(第2キャリアガス)を供給し、薄膜形成材料の気化量を調節する部位である。
気化側ガス供給部53は、材料側ガス供給部54で供給されるキャリアガスよりも高温のキャリアガスを供給可能となっている。
気化側ガス供給部53は、キャリアガスの供給源の下流側に熱交換器やマスフローコントローラーを備え、所定の温度で所定の流量のキャリアガスを気化室51に供給可能となっている。
材料側ガス供給部54は、材料供給部52にキャリアガスを供給し、薄膜形成材料の供給量を調節する部位である。
材料側ガス供給部54は、キャリアガスの供給源の下流側に熱交換器やマスフローコントローラーを備え、所定の温度で所定の流量のキャリアガスを材料供給部52に供給可能となっている。
第1接続経路55は、材料供給部52と気化室51を接続する接続配管である。
第1接続経路55は、材料供給部52側から気化室51側に向かって、第1鉛直管部70と、第1傾斜管部71と、第2鉛直管部72を備えている。
第1鉛直管部70は、材料供給部52から鉛直方向の下向きに延びた鉛直直管であり、周囲に配管側加熱部材73が囲繞しており、中途に開閉弁75が設けられている。
配管側加熱部材73は、材料供給部52から供給される薄膜形成材料及びキャリアガスを加熱する部材である。
配管側加熱部材73には、例えば、マントルヒーターが使用でき、第1鉛直管部70を加熱及び保温が可能となっている。
開閉弁75は、第1鉛直管部70の内部空間を開閉し、第1鉛直管部70を材料供給部52側の空間と気化室51側の空間に仕切る仕切り弁である。
開閉弁75は、特に限定されるものではないが、例えば、ボールバルブを使用できる。
ボールバルブを使用することで、第1鉛直管部70を通る薄膜形成材料が第1鉛直管部70内で詰まることなく、全量を下流側に供給可能となる。
第1傾斜管部71は、第1鉛直管部70の下端部から折れ曲がり、斜め下方向に傾斜した傾斜直管である。
図2に示される第1傾斜管部71の第1鉛直管部70に対する傾斜角度θ1(第1鉛直管部70の中心軸L1に対する中心軸L2の傾斜角度θ1)は、30度以上70度以下であることが好ましく、45度以上60度以下であることがより好ましい。
すなわち、薄膜形成材料の材料供給部52からの落下方向と気化室51側への供給方向がなす角度は、30度以上70度以下であることが好ましく、45度以上60度以下であることがより好ましい。
この範囲であれば、材料供給部52から供給された薄膜形成材料をスムーズに下流側に流すことができ、第1傾斜管部71の内壁に接触し続けることを防止できる。
第1傾斜管部71の第2鉛直管部72に対する傾斜角度θ2(第2鉛直管部72の中心軸L3に対する中心軸L2の傾斜角度θ2)は、30度以上70度以下であることが好ましく、45度以上60度以下であることがより好ましい。
この範囲であれば、材料供給部52から供給された薄膜形成材料をスムーズに下流側に流すことができ、薄膜形成材料の第2鉛直管部72の内壁への接触を抑制できる。
第2鉛直管部72は、第1傾斜管部71の下端部から折れ曲がった屈曲部76を介して鉛直方向下向きに延びた鉛直直管である。すなわち、第2鉛直管部72の上端部は、第1傾斜管部71の下端部とともに、第1接続経路55の流れ方向を転換する屈曲部76を構成している。
図2に示される第2鉛直管部72の中心軸L3は、第1鉛直管部70の中心軸L1や気化室51の中心軸と平行であって、第1鉛直管部70の中心軸L1と同軸とせずに水平方向にずれている。すなわち、第2鉛直管部72の中心軸L3は、第1鉛直管部70の中心軸L1と異軸となっている。
第2接続経路56は、第1接続経路55と気化側ガス供給部53を接続する接続配管であり、ガス供給管部77を備えている。
ガス供給管部77は、気化側ガス供給部53から鉛直方向に対して斜め下方向に傾斜した傾斜直管である。具体的には、ガス供給管部77は、第1傾斜管部71と一つの傾斜配管で構成されており、内部空間が第1傾斜管部71の内部空間と直線状に連続している。
ガス供給管部77は、図2のように、第1接続経路55の中途に接続されて合流部78を構成している。
合流部78は、第1接続経路55の第1鉛直管部70及び第1傾斜管部71及びガス供給管部77の三つの管部が合流した部位であり、材料供給部52から供給された薄膜形成材料及びキャリアガス(第1キャリアガス)と気化側ガス供給部53から供給されたキャリアガス(第2キャリアガス)が合流する部位である。
ガス供給管部77は、中途に開閉弁79が設けられている。
開閉弁79は、ガス供給管部77の内部空間を開閉し、ガス供給管部77を気化側ガス供給部53側の空間と気化室51側の空間に仕切る仕切り弁である。
第3接続経路57は、図1のように、材料側ガス供給部54と材料供給部52を接続する接続配管である。
第3接続経路57は、中途に開閉弁80が設けられている。
開閉弁80は、第3接続経路57の内部空間を開閉し、第3接続経路57を材料側ガス供給部54側の空間と材料供給部52側の空間に仕切る仕切り弁である。
気化側加熱部材58,59は、図2のように、気化室51の周囲を囲繞し、気化室51を包み込んで加熱する部材である。気化側加熱部材58,59には、例えば、マントルヒーターが使用でき、気化室51を加熱及び保温が可能となっている。
気化側加熱部材58,59には、低温側加熱部材58、高温側加熱部材59がある。
高温側加熱部材59は、低温側加熱部材58に比べて、出力が高く、気化室51を高温となるように加熱可能となっている。すなわち、気化室51には、図2のように、鉛直方向において、低温側加熱部材58によって加熱される低温加熱領域95と、高温側加熱部材59によって加熱される高温加熱領域96が形成されている。
ガス供給部46は、図1のように、供給流路20の開閉弁35,36の間に第4接続経路90を介して接続され、蒸着ヘッド12から放出される製膜ガスの総流量を調節し、製膜速度を調整する部位である。
ガス供給部46は、キャリアガスの供給源の下流側に熱交換器やマスフローコントローラーを備え、第4接続経路90を介して、所定の温度で所定の流量のキャリアガスを供給流路20に供給可能となっている。
第4接続経路90は、ガス供給部46と供給流路20を接続する接続配管であり、中途に開閉弁91が設けられている。
開閉弁91は、第4接続経路90の内部空間を開閉し、第4接続経路90をガス供給部46側の空間と供給流路20側の空間に仕切る仕切り弁である。
材料供給部52で供給される薄膜形成材料は、加熱することで材料ガスが発生する固形材料である。本実施形態で使用する薄膜形成材料は、主に、有機EL装置300の発光機能層303の各層310~314や裏面電極層304などの有機EL材料であり、常温で粒子状の固体材料である。
ガス供給部46,53,54で供給されるキャリアガスは、所定の温度に加熱された加熱キャリアガスである。
キャリアガスの温度は、薄膜形成材料の沸点や供給場所等によって適宜変更されるものであり、例えば、摂氏100度以上摂氏700度以下であることが好ましい。
キャリアガスは、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスであることが好ましく、窒素ガスであることがより好ましい。
排気系17,41は、排気流路16,40の内部空間からガスを排気するものであり、例えば、ドライポンプ、TMP(ターボ分子ポンプ)やCP(クライオポンプ)等の真空排気ポンプが使用できる。
続いて、蒸着装置1を使用した薄膜の製造方法の一例について説明する。
まず、開閉弁80を開状態にし、材料側ガス供給部54から材料供給部52にキャリアガスを供給し、材料側ガス供給部54から供給されるキャリアガスによって薄膜形成材料を分散しながら、図4のように、材料分散ガスAとして第1接続経路55に送り出す。
このとき、材料供給部52内の薄膜形成材料は、材料側ガス供給部54から供給されたキャリアガスによって、所定の温度、所定の供給速度で第1接続経路55に供給される。
続いて、図4のように、材料供給部52から供給された材料分散ガスAを第1接続経路55の第1鉛直管部70を通過させ、合流部78で気化側ガス供給部53から供給されたキャリアガスBと合流して、混合ガスCとして第1傾斜管部71、屈曲部76、第2鉛直管部72を通過させて、気化室51に供給する。
このとき、材料供給部52から供給される薄膜形成材料とキャリアガスで構成される材料分散ガスAは、加熱されながら、第1鉛直管部70を通過して合流部78に至る。また、材料分散ガスAは、合流部78において気化側ガス供給部53から供給される第1鉛直管部70よりも高温のキャリアガスBに晒され、昇温しながら第1傾斜管部71を通過し屈曲部76を経て第2鉛直管部72を通過し、混合ガスCとして気化室51の内部空間60に至る。
続いて、気化室51に供給された混合ガスCを低温加熱領域95、高温加熱領域96の順に通過させ、薄膜形成材料を材料ガスに気化させて材料ガスを含む蒸気含有ガスを生成する。
このとき、混合ガスC内の薄膜形成材料は、低温加熱領域95、高温加熱領域96の順に徐々に昇温して気化し、材料ガスとなり、無反応のキャリアガスと合わさって蒸気含有ガスとなる。
続いて、気化室51で蒸気含有ガスが生成されると、図3のように、蒸気含有ガスを供給流路20に通過させ、製膜ガスとして製膜室10内で蒸着ヘッド12より基材180上に吐出される。基材180上に吐出された製膜ガスは、基材180上で冷却され、析出することで薄膜が着膜する。
このとき、図3のように、必要に応じて第4接続経路90の開閉弁91を開状態とし、ガス供給部46から供給流路20に所定の温度のキャリアガスを所定の流量で供給することもできる。こうすることで、気化装置45のプロセス条件によらず、蒸着ヘッド12から吐出されるキャリアガスの流量及び温度を一定とすることができる。この場合、製膜ガスは、気化室51で生成された蒸気含有ガスとガス供給部46から供給されたキャリアガスの混合ガスとなる。
ここで、沸点が近い複数の薄膜形成材料で共蒸着を実施する場合には、事前に使用する薄膜形成材料同士の重量比率を調整し、混合した状態で材料供給部52から気化室51に供給することが好ましい。こうすることで、薄膜形成材料の混合比率を常に一定とでき、品質安定性の高い薄膜を製膜できる。
本実施形態の蒸着装置1によれば、薄膜形成材料が第1鉛直管部70から下り傾斜した傾斜管部71を経由して気化室51に至るため、あらかじめ薄膜形成材料を温めることができ、気化室51での急激に温められることによる薄膜の品質低下が生じにくい。
本実施形態の蒸着装置1によれば、合流部78より下流側の薄膜形成材料の流れが気化側ガス供給部53から供給されるキャリアガスの流送方向と同軸となり、キャリアガスとの合流時に薄膜形成材料が第1接続経路55の内壁に接触することを抑制できる。そのため、薄膜形成材料が粒子状態で局所的に高温になることで劣化して薄膜の品質が低下したり、薄膜形成材料がガスとならずに壁面で固着することで蒸着装置1の稼働安定性が損なわれたりすることを防止できる。
本実施形態の蒸着装置1によれば、第1接続経路55は合流部78から気化室51までの下流側の部分に配管側加熱部材73が設けられていない。そのため、高温に維持される気化室51側からの伝熱により、合流部78が過剰に高温になりにくく、薄膜形成材料が劣化しにくい。
本実施形態の蒸着装置1によれば、第1鉛直管部70の中心軸L1と第2鉛直管部72の中心軸L3が水平方向にずれて異軸となっているので、薄膜形成材料が直接気化室51内に落下せず、薄膜形成材料が高温のキャリアガスで徐々に昇温された状態で気化室51内に供給される。そのため、薄膜形成材料が急激に昇温せず、薄膜形成材料が劣化しにくい。
続いて、本発明の第2実施形態の蒸着装置200について説明する。なお、第1実施形態の蒸着装置1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の第2実施形態の蒸着装置200は、図5のように、製膜部2と、複数の気化部3(3a,3b)と、混合装置201で構成されている。
以下の説明においては、特に断りのない限り、気化部3a,3bを区別するために、気化部3aに属する構成に「a」を付し、気化部3bに属する構成に「b」を付する。
混合装置201は、各気化部3a,3bで種類の異なる薄膜形成材料から生成した材料ガスを混合する装置である。すなわち、混合装置201は、第1気化部3aの気化装置45aで第1薄膜形成材料を蒸発させて発生した材料ガスと、第2気化部3bの気化装置45bで第2薄膜形成材料を蒸発させて発生した材料ガス(第2材料ガス)を混合する装置である。
混合装置201は、図5のように、製膜部2と気化部3a,3bを繋ぐ供給流路20a,20bの中途に設けられている。具体的には、混合装置201は、開閉弁35の上流側であって、開閉弁36a,91a,36b,91bの下流側に位置している。
供給流路20aは、供給経路30,202,203a,32aで構成されており、供給流路20bは、供給経路30,202,203b,32bで構成されている。すなわち、供給経路30,202は、供給流路20a,20bで共通の共通経路である。
続いて、蒸着装置200における各気化部3a,3bで生成した材料ガスの流れについて説明する。
気化部3aの気化室51で生成された第1材料ガスは、供給経路32aを通過し、供給経路203aにてガス供給部46aから供給されるキャリアガスと合流して混合装置201に至る。
同様に気化部3bの気化室51で生成された第2材料ガスは、供給経路32bを通過し、供給経路203bにてガス供給部46bから供給されるキャリアガスと合流し、混合装置201に至る。
そして、第1材料ガスと第2材料ガスは、混合装置201で混合され、製膜ガスとして供給経路202,30を通過して蒸着ヘッド12に至り、製膜室10内で基材保持部11に保持された基材180に吹き付けられる。
第2実施形態の蒸着装置200によれば、複数の気化部3a,3bを有し、各気化部3a,3bで生成した材料ガスを混合装置201で混合し、製膜ガスとして基材180に吹き付ける。そのため、沸点が異なる複数の薄膜形成材料(例えば、有機材料と金属材料)で共蒸着する場合でも、それぞれ異なる気化部3a,3bで材料ガスとすることで、薄膜形成材料が劣化しにくい。
続いて、本発明の第3実施形態の蒸着装置230について説明する。
本発明の第3実施形態の蒸着装置230は、製膜部2と、気化部3を有しており、気化部3の気化装置の構成が第1実施形態の気化装置45の構成と異なる。
具体的には、第1実施形態の気化装置45は気化室51が鉛直姿勢であるのに対して、図6のように、第3実施形態の気化室251は水平姿勢となっている。すなわち、第3実施形態の気化装置245は、気化室251が水平方向成分をもって延びている。
気化側ガス供給部53から供給されるキャリアガスの流速は、材料供給部52で薄膜形成材料が送り出されるキャリアガスの流速よりも速いことが好ましい。
また、気化側ガス供給部53から供給されるキャリアガスの流量は、材料供給部52で薄膜形成材料が送り出されるキャリアガスの流量よりも多いことが好ましい。
こうすることで、薄膜形成材料をスムーズに下流側に送り出すことができる。
第3実施形態では、気化側ガス供給部53から供給されるキャリアガスは、常温となっており、材料供給部52で薄膜形成材料が送り出されるキャリアガスも常温となっている。すなわち、材料供給部52から供給される薄膜形成材料は、合流部78において気化側ガス供給部53から供給されるキャリアガスと常温で合流し、気化室251側に送り出される。
第3実施形態の蒸着装置230によれば、合流部78において常温で薄膜形成材料とキャリアガスが合流するため、中途半端な温度域で合流することによる薄膜形成材料の第1傾斜管部71への溶着を防止できる。
上記した実施形態では、製膜部2は一つの製膜室10で構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。製膜部2は複数の製膜室10で構成されていてもよい。複数の製膜室10を設け、一つの気化部3から各製膜室10に製膜ガスを供給することで、各製膜室10で同時に基材180の製膜を進めることができ、生産性を向上できる。
上記した実施形態では、ガス供給管部77の周囲に加熱部材を設けていない場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ガス供給管部77の周囲に加熱部材を設けてもよい。
上記した実施形態では、ガス供給管部77を第1傾斜管部71に接続していたが、本発明はこれに限定されるものではない。ガス供給管部77を第1接続経路55の第1鉛直管部70などの屈曲部76よりも上流側の部位に接続してもよい。
上記した第3実施形態では、材料供給部52から供給される薄膜形成材料と、気化側ガス供給部53から供給されるキャリアガスは、合流部78において常温で合流していたが、本発明はこれに限定されるものはない。合流部78において薄膜形成材料が薄膜形成材料の沸点未満の温度で合流してもよい。こうすることで、薄膜形成材料が性状を維持したままキャリアガスと合流できるため、第3実施形態と同様、薄膜形成材料の第1傾斜管部71への溶着を防止できる。
上記した実施形態では、材料供給部52から第1接続経路55に対して薄膜形成材料とともにキャリアガスを供給していたが、本発明はこれに限定されるものではない。材料供給部52から第1接続経路55に対して薄膜形成材料のみを供給してもよい。
上記した実施形態は、本発明の技術的範囲に含まれる限り、各実施形態間で各構成部材を自由に置換や付加できる。
1,200,230 蒸着装置
10 製膜室
20,20a,20b 供給流路
45,45a,45b,245 気化装置
51,251 気化室
52 材料供給部
53 気化側ガス供給部(ガス供給部)
55 第1接続経路
70 第1鉛直管部(鉛直管部)
71 第1傾斜管部
72 第2鉛直管部
73 配管側加熱部材(加熱部材)
76 屈曲部
77 ガス供給管部

Claims (10)

  1. 製膜室と、気化装置と、前記気化装置と前記製膜室を接続する供給流路を有し、前記製膜室内で材料ガスを含む製膜ガスを基材に対して吹き付ける蒸着装置であって、
    前記気化装置は、薄膜形成材料を前記材料ガスに気化させるものであり、
    前記気化装置は、気化室と、材料供給部と、前記気化室と前記材料供給部を接続する接続経路を有し、
    前記材料供給部は、固体状の薄膜形成材料を前記接続経路に供給可能であり、
    前記接続経路は、実質的に鉛直方向に延びる鉛直管部と、前記鉛直管部の下端部から下り傾斜して延びる傾斜管部と、前記傾斜管部の下端部から前記気化室側に向かって折れ曲がった屈曲部を有する、蒸着装置。
  2. 前記材料供給部は、前記薄膜形成材料をキャリアガスとともに前記接続経路に供給可能である、請求項1に記載の蒸着装置。
  3. 前記鉛直管部を囲繞して加熱する加熱部材を有し、
    前記加熱部材は、前記薄膜形成材料の流れ方向において、前記接続経路における前記鉛直管部よりも下流側を加熱しない、請求項1又は2に記載の蒸着装置。
  4. ガス供給管部を介して前記傾斜管部に第2キャリアガスを供給可能なガス供給部を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の蒸着装置。
  5. 前記ガス供給管部の内部空間と前記傾斜管部の内部空間は、直線状に連続している、請求項4に記載の蒸着装置。
  6. 前記材料供給部は、前記薄膜形成材料をキャリアガスとともに前記接続経路に供給可能であり、
    前記第2キャリアガスは、前記鉛直管部を流れる前記キャリアガスよりも高温である、請求項4又は5に記載の蒸着装置。
  7. 前記ガス供給管部と前記傾斜管部の合流部の温度は、前記薄膜形成材料の沸点未満である、請求項4~6のいずれか1項に記載の蒸着装置。
  8. 前記屈曲部と前記気化室を接続する第2鉛直管部を有し、
    前記鉛直管部と前記第2鉛直管部は、中心軸が水平方向にずれている、請求項1~7のいずれか1項に記載の蒸着装置。
  9. 前記傾斜管部は、前記鉛直管部に対する傾斜角度が30度以上70度以下である、請求項1~8のいずれか1項に記載の蒸着装置。
  10. 前記屈曲部と前記気化室を接続する第2鉛直管部を有し、
    前記傾斜管部は、前記第2鉛直管部に対する傾斜角度が30度以上70度以下である、請求項1~9のいずれか1項に記載の蒸着装置。
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