JP2022111651A - 投票システム、投票方法、投票装置および投票プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】混雑を防止することができる。【解決手段】予約管理サーバ２０は、予約時間を含む予約情報２を発行する。そして、予約管理サーバ２０は、予約情報２を利用者端末１に通知する。投票装置１０は、予約情報２を利用者端末１から取得する。そして、投票装置１０は、予約情報２を取得した時刻と予約時間とに基づいて、公営競技の投票処理を受け付けるか否かを決定する。【選択図】図１

Description

本発明は、投票システム、投票方法、投票装置および投票プログラムに関する。

競馬、競輪、競艇、オートレース等の公営競技では、利用者は、公営競技場に設置された投票装置を用いて投票する。投票装置は、利用者が記入したマークカードや二次元コードから投票内容を読み取って投票処理を受け付ける。

公営競技の投票装置に関する技術としては、例えば、携帯端末に表示されている識別コードを読み取るコード読取部と、読み取った識別コードに基づき識別情報及び投票情報を取得する投票情報取得部とを有する投票装置が提案されている。また、二次元コードに関する技術としては、携帯装置に表示した画像情報を光学的に読み取りあらかじめ定められた情報と照合して携帯装置を所持する者の認証を行う認証装置を備える認証システムが提案されている。

特開２０１５－０６９５８９号公報 特開２００２－１４９８８７号公報

投票装置を利用したい利用者は、他の利用者が投票装置を利用している場合、順番待ちをすることになる。そのため、同じ時間帯に投票装置を利用したい利用者が多く集まると混雑が発生する。投票装置を利用するために混雑すると、感染症が広がる可能性もある。

１つの側面では、本件は、混雑を防止することを目的とする。

１つの案では、予約管理サーバと投票装置とを有する投票システムが提供される。予約管理サーバは、予約時間を含む予約情報を発行し、予約情報を利用者端末に通知する。投票装置は、予約情報を利用者端末から取得し、予約情報を取得した時刻と予約時間とに基づいて、公営競技の投票処理を受け付けるか否かを決定する。

１態様によれば、混雑を防止することができる。

第１の実施の形態に係る投票システムの一例を示す図である。 第２の実施の形態に係る投票システムの一例を示す図である。 投票装置のハードウェアの一構成例を示す図である。 予約管理サーバのハードウェアの一構成例を示す図である。 利用者端末のハードウェアの一構成例を示す図である。 投票システムに含まれる各装置の機能例を示すブロック図である。 管理情報の一例を示す図である。 予約用ホームページ画面の一例を示す図である。 予約画面の一例を示す図である。 予約情報の一例を示す図である。 購入不可通知画面の一例を示す図である。 コード発行処理の手順の一例を示すフローチャートである。 投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート（その１）である。 投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート（その２）である。

以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
〔第１の実施の形態〕
まず第１の実施の形態について説明する。

図１は、第１の実施の形態に係る投票システムの一例を示す図である。第１の実施の形態の投票システムは、競馬、競輪、競艇、オートレース等の公営競技の利用者が投票装置１０を予約して利用できるサービスを提供する。第１の実施の形態の投票システムは、利用者端末１と投票装置１０と予約管理サーバ２０とを有する。投票装置１０と予約管理サーバ２０とは、ネットワークを介して接続されている。

利用者端末１は、利用者が操作する、携帯可能な電子機器である。利用者端末１は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等である。投票装置１０は、利用者が公営競技の投票をするための装置である。投票装置１０は、取得部１１と処理部１２とを有する。取得部１１は、利用者端末１から情報を取得するための機器である。取得部１１は、例えば、二次元コードを読み取るためのコードリーダである。なお、取得部１１は、ＩＣ（Integrated Circuit）からデータを読み取るリーダ等の、近接した利用者端末１からデータを取得可能な他の機器であってもよい。処理部１２は、投票装置１０を制御し、所要の処理を実行可能である。処理部１２は、例えば、投票装置１０が有するプロセッサまたは演算回路である。

予約管理サーバ２０は、投票装置１０の予約を管理するコンピュータである。予約管理サーバ２０は、記憶部２１と処理部２２とを有する。記憶部２１は、予約管理サーバ２０が実行する処理に用いられるデータを記憶する。記憶部２１は、例えば、予約管理サーバ２０が有するメモリまたはストレージ装置である。記憶部２１は、管理情報２１ａを記憶する。管理情報２１ａには、投票装置１０の予約を管理するための情報が登録される。処理部２２は、予約管理サーバ２０を制御し、所要の処理を実行可能である。処理部２２は、例えば、予約管理サーバ２０が有するプロセッサまたは演算回路である。

第１の実施の形態では、次のようにして、投票装置１０の利用予約と、予約した投票装置１０による投票処理とが行われる。投票装置１０の利用予約では、処理部２２は、予約情報２を発行する。例えば、処理部２２は、利用者端末１からの要求に応じて、予約用ホームページを表示するためのデータを利用者端末１に送信する。そして、利用者端末１は、予約用ホームページを表示して、予約時間および投票内容の入力を受け付ける。

予約時間は、投票装置１０を利用予約する時間の範囲である。例えば、予約時間は、投票処理を受け付ける締切時刻までの時間に基づいて設定される。なお、予約時間は、開始時刻と終了時刻とを指定して設定されてもよい。投票内容は、公営競技の投票の内容である。例えば、投票内容は、場名、レース番号、式別、組番、投票金額等である。なお、利用者端末１は、投票装置１０の装置番号等の、予約時間、投票内容以外の情報を含む入力内容を受け付けてもよい。

利用者端末１は、受け付けた入力内容を予約管理サーバ２０に送信する。処理部２２は、利用者端末１から予約時間および投票内容を取得し、利用者端末１から取得した情報に基づいて、予約情報２を発行する。予約情報２は、予約番号、予約時間および投票内容を含む。予約番号は、予約を識別するための番号である。例えば、処理部２２は、他の予約情報の予約番号として使用されていない予約番号を予約情報２の予約番号に設定する。また、例えば、処理部２２は、利用者端末１から取得した予約時間および投票内容を予約情報２の予約時間および投票内容に設定する。

一例として、予約情報２は、予約番号が「００１」、予約時間が「締切５分前」、投票内容が「内容Ａ」である。つまり、予約情報２を識別するための番号は、「００１」である。また、予約情報２によって投票装置１０を利用予約する時間の範囲は、投票処理を受け付ける「締切５分前」である時間帯（例えば、締切５分前～締切４分１秒前）である。また、予約情報２を用いた投票処理の内容は、「内容Ａ」である。

処理部２２は、予約情報２を利用者端末１に通知する。例えば、処理部２２は、予約情報２を示す二次元コードを送信する。また、処理部２２は、発行した予約情報２を管理情報２１ａに登録する。例えば、処理部２２は、予約情報２の予約番号である「００１」を管理情報２１ａに登録する。

投票装置１０による投票処理では、取得部１１は、予約情報２を利用者端末１から取得する。例えば、利用者が予約情報２を示す二次元コードを表示した利用者端末１を取得部１１にかざすと、取得部１１は、利用者端末１に表示された二次元コードを読み取ることで予約情報２を取得する。次に、処理部１２は、取得部１１が利用者端末１から取得した予約情報２が管理情報２１ａに登録されているか否かを判定する。例えば、処理部１２は、予約情報２に含まれる予約番号（つまり、「００１」）を予約管理サーバ２０に通知して、予約情報２が管理情報２１ａに登録されているか否かの照合を依頼し、照合結果を予約管理サーバ２０から取得する。処理部１２は、予約情報２が管理情報２１ａに登録されていない場合、公営競技の投票処理を受け付けない。

処理部１２は、利用者端末１から取得した予約情報２が管理情報２１ａに登録されている場合、予約情報２を取得した時刻と予約時間とに基づいて、公営競技の投票処理を受け付けるか否かを決定する。例えば、処理部１２は、予約情報２を取得した時刻の締切時刻までの時間と予約時間とに基づいて、投票処理を受け付けるか否かを決定する。

一例として、予約時間が「締切５分前」である予約情報２を取得部１１が取得した場合、処理部１２は、利用者端末１から予約情報２を取得した時刻が、公営競技の投票締切５分前～締切４分１秒前の間であれば、投票処理を受け付けると決定する。また、処理部１２は、利用者端末１から予約情報２を取得した時刻が、公営競技の投票締切５分前～締切４分１秒前の間でなければ、投票処理を受け付けないと決定する。

そして、処理部１２は、投票処理を受け付けると決定した場合、投票装置１０の利用予約において予約管理サーバ２０が利用者端末１から取得した投票内容での投票処理を受け付ける。つまり、処理部１２は、「内容Ａ」での投票処理を受け付ける。

第１の実施の形態によれば、予約管理サーバ２０は、予約時間を含む予約情報２を発行し、予約情報２を利用者端末１に通知する。そして、投票装置１０は、予約情報２を利用者端末１から取得し、予約情報２を取得した時刻と予約時間とに基づいて、公営競技の投票処理を受け付けるか否かを決定する。このように、第１の実施の形態の投票システムは、予約時間以外の投票装置１０の利用を制限することで、利用者がそれぞれの予約時間に投票装置１０を利用しに来るよう促すことができる。よって、第１の実施の形態の投票システムは、混雑を防止することができる。

また、予約管理サーバ２０は、投票処理を受け付ける締切時刻までの時間に基づいて設定される予約時間を含む予約情報２を発行する。そして、投票装置１０は、予約情報２を取得した時刻の締切時刻までの時間と予約時間とに基づいて、投票処理を受け付けるか否かを決定する。ここで、利用者は、公営競技場において投票処理を受け付ける締切時刻に基づいて行動することが多い。よって、第１の実施の形態の投票システムは、利用者が予約時間を設定しやすくすることができる。

また、予約管理サーバ２０は、利用者端末１から投票内容を取得し、投票内容を含む予約情報２を発行する。そして、投票装置１０は、投票処理を受け付けると決定した場合、予約情報２に含まれる投票内容での投票処理を受け付ける。これにより、第１の実施の形態の投票システムは、投票処理にかかる時間を短縮することができる。

また、予約管理サーバ２０は、発行した予約情報２を管理情報２１ａに登録する。そして、投票装置１０は、利用者端末１から取得した予約情報２が管理情報２１ａに登録されている場合、投票処理を受け付けるか否かを決定する。これにより、第１の実施の形態の投票システムは、偽造された予約情報２による投票装置１０の利用を防止することができる。

〔第２の実施の形態〕
次に、第２の実施の形態について説明する。第２の実施の形態は、競馬、競輪、競艇、オートレース等の公営競技の投票装置を利用予約できるサービスを提供するものである。

図２は、第２の実施の形態に係る投票システムの一例を示す図である。第２の実施の形態の投票システムは、投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・と予約管理サーバ２００とホストサーバ３００と利用者端末４００とを含む。投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・と予約管理サーバ２００と利用者端末４００とは、ネットワーク３０に接続されている。ネットワーク３０は、例えば、インターネット等の広域ネットワークである。また、投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・とホストサーバ３００とは、ネットワーク４０に接続されている。ネットワーク４０は、投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・とホストサーバ３００とが通信するための専用回線である。なお、投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・は、ネットワーク３０に接続されず、予約管理サーバ２００と通信するための専用回線に接続されていてもよい。

投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・は、公営競技の利用者が公営競技の投票をするための装置である。投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・は、公営競技場５０に設置されている。公営競技場５０は、例えば、競馬場、競輪場、競艇場、オートレース場等の公営競技の会場である。予約管理サーバ２００は、投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・の予約を管理するコンピュータである。例えば、予約管理サーバ２００は、投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・を予約するための予約用ホームページを表示するためのデータを提供するウェブサーバである。

ホストサーバ３００は、公営競技の運営を管理するサーバコンピュータである。ホストサーバ３００は、投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・から投票内容を収集する。また、ホストサーバ３００は、各レースの投票受付締切時刻を投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・に通知する。利用者端末４００は、利用者が操作する、携帯可能な電子機器である。利用者端末４００は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等である。

上記のような投票システムにおいて、投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・の利用予約と、投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・による投票処理とが行われる。投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・の利用予約では、まず、利用者端末４００は、予約用ホームページを表示するためのデータを予約管理サーバ２００に要求する。利用者端末４００は、予約管理サーバ２００から予約用ホームページを表示するためのデータを受け取ると、予約用ホームページを表示し、予約内容および投票内容の入力を受け付ける。予約内容は、予約時間および予約する投票装置（例えば、投票装置１００－１）の装置番号を含む。予約時間は、レースの投票受付締切時刻までの時間で設定される。また、投票内容は、場名、レース番号、式別、組番、投票金額等である。

利用者端末４００は、入力された予約内容および投票内容を予約管理サーバ２００に送信する。すると、予約管理サーバ２００は、予約内容および投票内容を示す二次元コードを生成し、利用者端末４００に通知する。予約管理サーバ２００が生成する二次元コードは、例えば、ＱＲ（Quick Response）コード（登録商標）である。

投票装置１００－１，１００－２，１００－３，・・・による投票処理では、まず、利用者は、予約管理サーバ２００から通知された二次元コードを表示した利用者端末４００を投票装置１００－１にかざす。投票装置１００－１は、利用者端末４００に表示された二次元コードを読み取ることで、予約内容および投票内容を取得する。そして、投票装置１００－１は、現在時刻が予約時間内である場合、取得した投票内容での投票処理を受け付ける。また、投票装置１００－１は、現在が予約時間外の場合、投票処理を受け付けないことを表示する。

図３は、投票装置のハードウェアの一構成例を示す図である。投票装置１００－１は、プロセッサ１０１によって装置全体が制御されている。プロセッサ１０１には、バス１１３を介してメモリ１０２と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ１０１は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ１０１は、例えばＣＰＵ（Central Processing Unit）、ＭＰＵ（Micro Processing Unit）、またはＤＳＰ（Digital Signal Processor）である。プロセッサ１０１がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）、ＰＬＤ（Programmable Logic Device）等の電子回路で実現してもよい。

メモリ１０２は、投票装置１００－１の主記憶装置として使用される。メモリ１０２には、プロセッサ１０１に実行させるＯＳ（Operating System）のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ１０２には、プロセッサ１０１による処理に利用する各種データが格納される。メモリ１０２としては、例えばＲＡＭ（Random Access Memory）等の揮発性の半導体記憶装置が使用される。

バス１１３に接続されている周辺機器としては、ストレージ装置１０３、ディスプレイ装置１０４、タッチパネル１０５、投票券処理ユニット１０６、マークカード処理ユニット１０７、コード読取ユニット１０８および現金処理ユニット１０９がある。また、バス１１３に接続されている周辺機器としては、機器接続インタフェース１１０およびネットワークインタフェース１１１，１１２がある。

ストレージ装置１０３は、内蔵した記録媒体に対して、電気的または磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ストレージ装置１０３は、コンピュータの補助記憶装置として使用される。ストレージ装置１０３には、ＯＳのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、ストレージ装置１０３としては、例えばＨＤＤ（Hard Disk Drive）やＳＳＤ（Solid State Drive）を使用することができる。

ディスプレイ装置１０４は、プロセッサ１０１からの命令に従って、画像を表示する。ディスプレイ装置１０４としては、有機ＥＬ（Electro Luminescence）を用いた表示装置や液晶表示装置等がある。

タッチパネル１０５は、ディスプレイ装置１０４の画面の前面に配置されており、画面上の押された位置を検知して、その位置を示す信号をプロセッサ１０１に送信する。
投票券処理ユニット１０６は、プロセッサ１０１の指示に従って投票券を印刷し放出する。また、投票券処理ユニット１０６は、的中投票券の内容を読み取り、プロセッサ１０１に出力する。

マークカード処理ユニット１０７は、公営競技の投票に用いられるマークカードにマークされた情報を読み取り、読み取った情報をプロセッサ１０１に送信する。
コード読取ユニット１０８は、ＱＲコード等の二次元コードやバーコードを読み取り、読み取った情報をプロセッサ１０１に送信する。

現金処理ユニット１０９は、プロセッサ１０１の指示に従って硬貨や紙幣の入出金を制御する。現金処理ユニット１０９は、入金された硬貨や紙幣の種別を読み取り、プロセッサ１０１に出力する。また、現金処理ユニット１０９は、プロセッサ１０１に指示された種別の硬貨や紙幣を放出する。

機器接続インタフェース１１０は、可搬型記録媒体３１からデータを読み込みまたは、可搬型記録媒体３１にデータを書き込むことができる。可搬型記録媒体３１は、例えば、ＤＶＤ（Digital Versatile Disc）やＣＤ（Compact Disc）などの記録媒体である。

ネットワークインタフェース１１１は、ネットワーク３０に接続されている。ネットワークインタフェース１１１は、ネットワーク３０を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。ネットワークインタフェース１１２は、ネットワーク４０に接続されている。ネットワークインタフェース１１２は、ネットワーク４０を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。

投票装置１００－１は、以上のようなハードウェア構成によって、第２の実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、第１の実施の形態に示した投票装置１０も、図３に示した投票装置１００－１と同様のハードウェアにより実現することができる。また、投票装置１００－２，１００－３，・・・も投票装置１００－１と同様のハードウェアにより実現することができる。また、プロセッサ１０１は、第１の実施の形態に示した処理部１２の一例である。また、コード読取ユニット１０８は、第１の実施の形態に示した取得部１１の一例である。

投票装置１００－１は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第２の実施の形態の処理機能を実現する。投票装置１００－１に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、投票装置１００－１に実行させるプログラムをストレージ装置１０３に格納しておくことができる。プロセッサ１０１は、ストレージ装置１０３内のプログラムの少なくとも一部をメモリ１０２にロードし、プログラムを実行する。また投票装置１００－１に実行させるプログラムを、可搬型記録媒体３１に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体３１に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ１０１からの制御により、ストレージ装置１０３にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ１０１が、可搬型記録媒体３１から直接プログラムを読み出して実行することもできる。

図４は、予約管理サーバのハードウェアの一構成例を示す図である。予約管理サーバ２００は、プロセッサ２０１によって装置全体が制御されている。プロセッサ２０１には、バス２０９を介してメモリ２０２と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ２０１は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ２０１は、例えばＣＰＵ、ＭＰＵ、またはＤＳＰである。プロセッサ２０１がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ＡＳＩＣ、ＰＬＤ等の電子回路で実現してもよい。

メモリ２０２は、予約管理サーバ２００の主記憶装置として使用される。メモリ２０２には、プロセッサ２０１に実行させるＯＳのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ２０２には、プロセッサ２０１による処理に利用する各種データが格納される。メモリ２０２としては、例えばＲＡＭ等の揮発性の半導体記憶装置が使用される。

バス２０９に接続されている周辺機器としては、ストレージ装置２０３、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）２０４、入力インタフェース２０５、光学ドライブ装置２０６、機器接続インタフェース２０７およびネットワークインタフェース２０８がある。

ストレージ装置２０３は、内蔵した記録媒体に対して、電気的または磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ストレージ装置２０３は、コンピュータの補助記憶装置として使用される。ストレージ装置２０３には、ＯＳのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、ストレージ装置２０３としては、例えばＨＤＤやＳＳＤを使用することができる。

ＧＰＵ２０４には、モニタ４１が接続されている。ＧＰＵ２０４は、プロセッサ２０１からの命令に従って、画像をモニタ４１の画面に表示させる。モニタ４１としては、有機ＥＬを用いた表示装置や液晶表示装置等がある。

入力インタフェース２０５には、キーボード４２とマウス４３とが接続されている。入力インタフェース２０５は、キーボード４２やマウス４３から送られてくる信号をプロセッサ２０１に送信する。なお、マウス４３は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボール等がある。

光学ドライブ装置２０６は、レーザ光等を利用して、光ディスク４４に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク４４は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク４４には、ＤＶＤ、ＤＶＤ－ＲＡＭ、ＣＤ－ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＣＤ－Ｒ（Recordable）／ＲＷ（ReWritable）等がある。

機器接続インタフェース２０７は、予約管理サーバ２００に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース２０７には、メモリ装置４５やメモリリーダライタ４６を接続することができる。メモリ装置４５は、機器接続インタフェース２０７との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ４６は、メモリカード４７へのデータの書き込み、またはメモリカード４７からのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード４７は、カード型の記録媒体である。

ネットワークインタフェース２０８は、ネットワーク３０に接続されている。ネットワークインタフェース２０８は、ネットワーク３０を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。

予約管理サーバ２００は、以上のようなハードウェア構成によって、第２の実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、第１の実施の形態に示した予約管理サーバ２０も、図４に示した予約管理サーバ２００と同様のハードウェアにより実現することができる。また、ホストサーバ３００も予約管理サーバ２００と同様のハードウェアにより実現することができる。また、プロセッサ２０１は、第１の実施の形態に示した処理部２２の一例である。また、メモリ２０２またはストレージ装置２０３は、第１の実施の形態に示した記憶部２１の一例である。

予約管理サーバ２００は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第２の実施の形態の処理機能を実現する。予約管理サーバ２００に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、予約管理サーバ２００に実行させるプログラムをストレージ装置２０３に格納しておくことができる。プロセッサ２０１は、ストレージ装置２０３内のプログラムの少なくとも一部をメモリ２０２にロードし、プログラムを実行する。また予約管理サーバ２００に実行させるプログラムを、光ディスク４４、メモリ装置４５、メモリカード４７等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ２０１からの制御により、ストレージ装置２０３にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ２０１が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。

図５は、利用者端末のハードウェアの一構成例を示す図である。利用者端末４００は、プロセッサ４０１によって装置全体が制御されている。プロセッサ４０１には、バス４０８を介してメモリ４０２と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ４０１は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ４０１は、例えばＣＰＵ、ＭＰＵ、またはＤＳＰである。プロセッサ４０１がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ＡＳＩＣ、ＰＬＤなどの電子回路で実現してもよい。

メモリ４０２は、利用者端末４００の主記憶装置として使用される。メモリ４０２には、プロセッサ４０１に実行させるＯＳのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ４０２には、プロセッサ４０１による処理に利用する各種データが格納される。メモリ４０２としては、例えばＲＡＭなどの揮発性の半導体記憶装置が使用される。

バス４０８に接続されている周辺機器としては、ストレージ装置４０３、ディスプレイ装置４０４、タッチパネル４０５、機器接続インタフェース４０６および無線通信インタフェース４０７がある。

ストレージ装置４０３は、内蔵した記録媒体に対して、電気的または磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ストレージ装置４０３は、利用者端末４００の補助記憶装置として使用される。ストレージ装置４０３には、ＯＳのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、ストレージ装置４０３としては、例えばフラッシュメモリなどを使用することができる。

ディスプレイ装置４０４は、プロセッサ４０１からの命令に従って、画像を表示する。ディスプレイ装置４０４としては、有機ＥＬを用いた表示装置や液晶表示装置などがある。タッチパネル４０５は、ディスプレイ装置４０４の画面の前面に配置されており、画面上の押された位置を検知して、その位置を示す信号をプロセッサ４０１に送信する。

機器接続インタフェース４０６は、利用者端末４００に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース４０６には、メモリカード５１を接続することができる。メモリカード５１は、機器接続インタフェース４０６との通信機能を搭載した、カード型の記録媒体である。

無線通信インタフェース４０７は、無線通信によるネットワークインタフェースである。無線通信インタフェース４０７は、ネットワーク３０に接続されている。無線通信インタフェース４０７は、ネットワーク３０を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。

次に、第２の実施の形態の投票システムに含まれる各装置の機能について詳細に説明する。
図６は、投票システムに含まれる各装置の機能例を示すブロック図である。投票装置１００－１は、コード取得部１２０、判定部１３０および投票処理部１４０を有する。コード取得部１２０、判定部１３０および投票処理部１４０は、メモリ１０２に記憶されたプログラムをプロセッサ１０１が実行することで実現される。なお、投票装置１００－２，１００－３，・・・も投票装置１００－１と同様の機能を有する。

コード取得部１２０は、利用者端末４００に表示された二次元コードをコード読取ユニット１０８に読み取らせる。例えば、コード取得部１２０は、二次元コードが表示された利用者端末４００がコード読取ユニット１０８にかざされたときに、利用者端末４００に表示された二次元コードをコード読取ユニット１０８に読み取らせる。そして、コード取得部１２０は、コード読取ユニット１０８が読み取った二次元コードから予約情報を取得する。ここで、予約情報には、予約番号、装置番号、投票受付締切時刻までの１分単位の時間（予約時間）等の予約内容と投票内容とが含まれる。

判定部１３０は、コード取得部１２０が取得した予約情報に基づいて、投票処理を受け付けるか否かを決定する。具体的には、判定部１３０は、予約情報に含まれる予約番号の照合を予約管理サーバ２００に依頼する。判定部１３０は、予約管理サーバ２００による予約番号の照合結果が適切でないと判定した場合、投票処理を受け付けないことを示す画面をディスプレイ装置１０４に表示させる。

判定部１３０は、予約管理サーバ２００による予約番号の照合結果が適切であると判定した場合、予約時間および装置番号が適切であるか否かを判定する。例えば、判定部１３０は、コード取得部１２０が取得した予約情報に含まれる投票受付締切時刻までの時間と、現在時刻の投票受付締切時刻までの時間を１分単位で切り上げたものとが一致すれば、予約時間が適切であると判定する。また、判定部１３０は、予約情報に含まれる装置番号と、自装置の装置番号とが一致すれば、装置番号が適切であると判定する。判定部１３０は、予約時間および装置番号が適切であると判定した場合、投票処理を受け付けるための画面表示／音声案内に切り替える。また、判定部１３０は、予約時間または装置番号が適切でないと判定した場合、投票処理を受け付けないことを示す画面をディスプレイ装置１０４に表示させる。

投票処理部１４０は、判定部１３０が投票処理を受け付けると決定した場合に、コード取得部１２０が取得した予約情報に含まれる投票内容での投票処理を実行する。具体的には、投票処理部１４０は、現金処理ユニット１０９を制御して、予約情報に含まれる投票金額分の現金を受け付ける。次に、投票処理部１４０は、投票内容の確認画面をディスプレイ装置１０４に表示させる。そして、投票処理部１４０は、投票券処理ユニット１０６を制御して投票券を発券する。

予約管理サーバ２００は、記憶部２１０、コード発行部２２０および照合部２３０を有する。記憶部２１０は、メモリ２０２またはストレージ装置２０３の記憶領域を用いて実現される。コード発行部２２０および照合部２３０は、メモリ２０２に記憶されたプログラムをプロセッサ２０１が実行することで実現される。記憶部２１０は、管理情報２１１を記憶する。管理情報２１１には、予約情報が登録される。

コード発行部２２０は、利用者端末４００から予約内容と投票内容とを取得し、取得した予約内容と投票内容とを含む予約情報を示す二次元コードを利用者端末４００に通知する。具体的には、コード発行部２２０は、利用者端末４００からの要求に応じて、予約内容を入力するための画面および投票内容を入力するための画面を表示するためのデータを、利用者端末４００に送信する。そして、コード発行部２２０は、利用者端末４００から予約内容と投票内容とを取得する。例えば、コード発行部２２０は、場名、レース番号、投票受付締切時刻までの時間（予約時間）および装置番号を予約内容として利用者端末４００から取得する。また、コード発行部２２０は、場名、レース番号、式別、組番、投票金額を示すデータを投票内容として利用者端末４００から取得する。

コード発行部２２０は、利用者端末４００から取得した予約内容と投票内容とを含む予約情報を発行する。コード発行部２２０は、発行した予約情報を管理情報２１１に登録する。そして、コード発行部２２０は、発行した予約情報を示す二次元コードを利用者端末４００に送信する。

照合部２３０は、投票装置１００－１からの要求に応じて予約番号の照合をする。例えば、照合部２３０は、投票装置１００－１から通知された予約番号が管理情報２１１に登録されているか否かを判定する。そして、照合部２３０は、照合結果を投票装置１００－１に送信する。また、照合部２３０は、投票装置１００－１から通知された予約番号が管理情報２１１に登録されていた場合、当該予約番号を管理情報２１１から削除する。

なお、図６に示した各要素間を接続する線は通信経路の一部を示すものであり、図示した通信経路以外の通信経路も設定可能である。次に、記憶部２１０に記憶される管理情報２１１について詳細に説明する。

図７は、管理情報の一例を示す図である。管理情報２１１は、予約番号、場名、レース番号、締切残時間および装置番号の項目を有する。予約番号の項目には、予約情報の予約番号が設定される。場名の項目には、場名が設定される。レース番号の項目には、レース番号が設定される。締切残時間の項目には、投票受付締切時刻までの時間が設定される。装置番号の項目には、投票装置の装置番号が設定される。

例えば、管理情報２１１には、予約番号「９９９９９１」の予約情報のレコードとして、予約番号の項目が「９９９９９１」、場名の項目が「ＡＡＡ」、レース番号の項目が「２」、締切残時間の項目が「５」、装置番号の項目が「２」のレコードが登録されている。予約番号「９９９９９１」の予約情報のレコードは、予約番号「９９９９９１」の予約情報によって、場名「ＡＡＡ」のレース番号「２」の投票受付締切時刻「５」分前に、「２」号機の投票装置を予約していることを示す。

ここで、照合部２３０は、投票装置１００－１から照合を依頼された予約番号のレコードが管理情報２１１に登録されていた場合、当該予約番号が管理情報２１１に登録されていることを投票装置１００－１に通知し、当該レコードを管理情報２１１から削除する。よって、照合部２３０は、すでに照合を依頼された予約番号の照合を投票装置１００－１から依頼された場合、予約番号が管理情報２１１に登録されていないことを通知する。これにより、第２の実施の形態の投票システムは、利用者が１つの予約情報で投票装置１００－１を複数回利用することを防止することができる。

次に、利用者端末４００による投票装置の予約方法について説明する。
図８は、予約用ホームページ画面の一例を示す図である。予約用ホームページ画面６１～６２は、投票装置の予約をするためにアクセスする予約用ホームページの画面の一例である。例えば、利用者端末４００は、予約管理サーバ２００に予約用ホームページへのアクセス要求をすることで、予約管理サーバ２００から予約用ホームページ画面６１～６２を表示するためのデータを取得できる。

予約用ホームページ画面６１は、例えば、公営競技場のトップページの画面である。予約用ホームページ画面６１は、投票装置の予約を開始するためのボタンを含む。利用者端末４００は、投票装置の予約を開始するためのボタンの押下入力を受け付けると、予約用ホームページ画面６２をディスプレイ装置４０４に表示させる。

予約用ホームページ画面６２は、例えば、投票装置の予約について説明するためのページの画面である。予約用ホームページ画面６２は、二次元コードの一例と使用方法とを説明するための図やメッセージを含む。また、予約用ホームページ画面６２は、予約内容の入力を開始するためのボタン（入力開始ボタン）を含む。

次に、予約内容を入力するための画面遷移について説明する。
図９は、予約画面の一例を示す図である。予約画面７１～７６は、予約内容を入力するための画面である。例えば、利用者端末４００は、予約用ホームページ画面６２の入力開始ボタンの押下入力を受け付けると、予約管理サーバ２００に、予約画面７１～７６および投票内容を入力するための画面を表示するためのデータを要求する。そして、利用者端末４００は、予約画面７１～７６および投票内容を入力するための画面を表示するためのデータを予約管理サーバ２００から取得すると、予約画面７１をディスプレイ装置４０４に表示させる。

予約画面７１は、予約する公営競技を選択するための画面である。予約画面７１は、選択可能な公営競技（例えば、競馬）の表示を含む。利用者端末４００は、公営競技の選択を受け付けると、予約画面７２をディスプレイ装置４０４に表示させる。予約画面７２は、場名を選択するための画面である。予約画面７２は、選択可能な場名の表示を含む。また、予約画面７２は、「前日」、「当日」等の選択可能な予約日を示す表示を含む。利用者端末４００は、場名および予約日の選択を受け付けると、予約画面７３をディスプレイ装置４０４に表示させる。

予約画面７３は、レース番号を選択するための画面である。予約画面７３は、選択可能なレース番号の表示を含む。利用者端末４００は、レース番号の選択を受け付けると、予約画面７４をディスプレイ装置４０４に表示させる。予約画面７４は、予約時間を選択するための画面である。予約画面７４は、選択可能な予約時間の表示を含む。なお、予約時間は、「締切１０分前」のように、予約画面７２～７３において選択されたレースの投票受付締切時刻までの時間で表示される。利用者端末４００は、予約時間の選択を受け付けると、予約画面７５をディスプレイ装置４０４に表示させる。

予約画面７５は、装置番号を選択するための画面である。予約画面７５は、「１号機」等の選択可能な装置番号を示す表示を含む。利用者端末４００は、装置番号の選択を受け付けると、投票内容を入力するための画面をディスプレイ装置４０４に表示させる。利用者端末４００は、投票内容を入力するための画面において、場名、レース番号、式別、組番、投票金額の入力を受け付けると、予約画面７６をディスプレイ装置４０４に表示させる。

予約画面７６は、予約内容を利用者に確認させるための画面である。予約画面７６は、予約画面７２～７５において選択した予約内容を示す表示が含まれる。また、予約画面７６は、表示された予約内容で予約を実行するためのボタン（予約実行ボタン）を含む。利用者端末４００は、予約画面７６の予約実行ボタンの押下入力を受け付けると、予約内容と投票内容とを予約管理サーバ２００に通知する。すると、利用者端末４００は、予約画面７７～７８を表示するためのデータを予約管理サーバ２００から取得する。そして、利用者端末４００は、予約画面７７をディスプレイ装置４０４に表示させる。

予約画面７７は、予約結果を利用者に確認させるための画面である。予約画面７７は、予約画面７２～７５において選択した予約内容を示す表示が含まれる。また、予約画面７７は、予約が成功したことを示す表示を含む。また、予約画面７７は、二次元コードを表示するためのボタンを含む。利用者端末４００は、二次元コードを表示するためのボタンの押下入力を受け付けると、予約画面７８をディスプレイ装置４０４に表示させる。予約画面７８は、二次元コードを表示するための画面である。予約画面７８は、予約画面７２～７５で入力された予約内容と、投票内容を入力するための画面で入力された投票内容とを含む予約情報を示す二次元コードの表示を含む。

このようにして、利用者端末４００は、予約内容と投票内容との入力を受け付け、予約情報を示す二次元コードを取得できる。なお、利用者端末４００は、予約画面７４において、投票受付締切時刻までの時間を予約時間として選択させる。ここで、利用者は、公営競技場において、投票受付締切時刻に応じて行動することが多い。投票受付締切時刻は、他のレースの進行状況等によって、変動する可能性がある。そこで、第２の実施の形態の投票システムは、予約時間を投票受付締切時刻の基準に設定させることで、利用者が予約時間を設定しやすくすることができる。

次に、予約情報のデータ構造について説明する。
図１０は、予約情報の一例を示す図である。予約管理サーバ２００のコード発行部２２０は、利用者端末４００から取得した、予約内容と投票内容とに基づいて、予約情報８０を発行する。予約情報８０は、ヘッダ部８１と投票部８２とを有する。なお、予約情報８０は、複数の投票部を有していてもよい。

ヘッダ部８１は、３６桁の数字で表現される、予約内容を表現するためのデータである。ヘッダ部８１の３５桁目から３６桁目の数字は、データの種類を示す。例えば、ヘッダ部８１の３６桁目から３５桁目には、ヘッダ部を示す「０１」が設定されている。ヘッダ部８１の２７桁目から３４桁目の数字は、予約情報８０が作成された日付を示す。例えば、ヘッダ部８１の２７桁目から３４桁目には、２０２０年９月３０日を示す「２０２００９３０」が設定されている。ヘッダ部８１の２１桁目から２６桁目の数字は、予約情報８０が作成された時刻を示す。例えば、ヘッダ部８１の２１桁目から２６桁目には、１１時０分０秒を示す「１１００００」が設定されている。ヘッダ部８１の７桁目から２０桁目の数字は、予約情報８０に含まれる予約内容を示す。

ヘッダ部８１の１５桁目から２０桁目の数字は、予約情報８０の予約番号を示す。例えば、ヘッダ部８１の１５桁目から２０桁目には、予約番号「９９９９９１」が設定されている。ヘッダ部８１の１３桁目から１４桁目の数字は、場名を示す。例えば、ヘッダ部８１の１３桁目から１４桁目には、場名ＡＡＡに対応する番号である「０１」が設定されている。ヘッダ部８１の１１桁目から１２桁目の数字は、レース番号を示す。例えば、ヘッダ部８１の１１桁目から１２桁目には、レース番号「０２」が設定されている。ヘッダ部８１の９桁目から１０桁目の数字は、予約時間（締切残時間）を示す。例えば、ヘッダ部８１の９桁目から１０桁目には、予約時間が投票締切時刻の５分前であることを示す「０５」が設定されている。ヘッダ部８１の７桁目から８桁目の数字は、装置番号を示す。例えば、ヘッダ部８１の７桁目から８桁目には、２号機を示す「０２」が設定されている。ヘッダ部８１の１桁目から６桁目は、予備である。

投票部８２は、２４桁の数字で表現される、投票内容を表現するためのデータである。投票部８２の２３桁目から２４桁目の数字は、データの種類を示す。例えば、投票部８２の２３桁目から２４桁目には、投票部を示す「０２」が設定されている。投票部８２の２１桁目から２２桁目の数字は、通常、ボックス、ながし、フォーメーション等の投票方式を示す。例えば、投票部８２の２１桁目から２２桁目には、通常に対応する番号である「０１」が設定されている。投票部８２の１９桁目から２０桁目の数字は、場名を示す。例えば、投票部８２の１９桁目から２０桁目には、場名ＡＡＡに対応する番号である「０１」が設定されている。投票部８２の１５桁目から１８桁目の数字は、レースの施行月日を示す。例えば、投票部８２の１５桁目から１８桁目には、９月３０日を示す「０９３０」が設定されている。

投票部８２の１３桁目から１４桁目の数字は、レース番号を示す。例えば、投票部８２の１３桁目から１４桁目には、レース番号「０２」が設定されている。投票部８２の１１桁目から１２桁目の数字は、単勝、複勝、連複等の式別を示す。例えば、投票部８２の１１桁目から１２桁目には、３連単に対応する番号である「０６」が設定されている。投票部８２の９桁目から１０桁目の数字と、７桁目から８桁目の数字と、５桁目から６桁目の数字とは、組番を示す。例えば、投票部８２の９桁目から１０桁目には、組番「０１」が設定され、７桁目から８桁目には、組番「０２」が設定され、５桁目から６桁目には、組番「０３」が設定される。投票部８２の１桁目から４桁目の数字は、投票金額を示す。例えば、投票部８２の１桁目から４桁目には、５００円を示す「０００５」が設定されている。

コード発行部２２０は、上記のような予約情報８０を示す二次元コードを利用者端末４００に送信する。そして、投票装置１００－１のコード取得部１２０は、利用者端末４００が表示した二次元コードを読み取ることで予約情報８０を取得する。投票装置１００－１の判定部１３０および投票処理部１４０は、ヘッダ部８１および投票部８２の対応する桁の数字から、予約内容および投票内容を判別できる。

次に、投票装置１００－１が投票処理を受け付けないと決定した場合に表示する画面について説明する。
図１１は、購入不可通知画面の一例を示す図である。購入不可通知画面９１は、判定部１３０が投票処理を受け付けないと決定した場合に、ディスプレイ装置１０４に表示させる画面である。例えば、購入不可通知画面９１は、「購入できません。予約内容を確認してください。」等の、利用者が装置番号や予約時間を間違えている可能性があることを通知するメッセージを含む。また、例えば、購入不可通知画面９１は、「予約時間帯に購入できるのは１回のみとなります。」等の、１回の予約で複数回利用できないことを通知するメッセージを含む。判定部１３０は、このような購入不可通知画面９１をディスプレイ装置１０４に表示させることで投票処理を受け付けないことを利用者に通知できる。

次に、利用者端末４００からの要求に応じた予約管理サーバ２００によるコード発行処理手順について説明する。
図１２は、コード発行処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図１２に示す処理をステップ番号に沿って説明する。

［ステップＳ１１］利用者端末４００は、予約内容を入力するための画面（予約画面７１～７６）および投票内容を入力するための画面を表示するためのデータを、予約管理サーバ２００に要求する。例えば、利用者端末４００は、予約用ホームページ画面６２の入力開始ボタンの押下入力を受け付けると、予約管理サーバ２００に、予約画面７１～７６および投票内容を入力するための画面を表示するためのデータを要求する。

［ステップＳ１２］予約管理サーバ２００のコード発行部２２０は、予約画面７１～７６および投票内容を入力するための画面を表示するためのデータを利用者端末４００に送信する。

［ステップＳ１３］利用者端末４００は、予約内容の入力を受け付ける。例えば、利用者端末４００は、ディスプレイ装置４０４に予約画面７１～７５を表示することで、場名、レース番号、投票受付締切時刻までの時間（予約時間）および装置番号の入力を受け付ける。

［ステップＳ１４］利用者端末４００は、投票内容の入力を受け付ける。例えば、利用者端末４００は、ディスプレイ装置４０４に投票内容を入力するための画面を表示することで、場名、レース番号、式別、組番、投票金額の入力を受け付ける。

［ステップＳ１５］利用者端末４００は、ステップＳ１３で受け付けた予約内容とステップＳ１４で入力された投票内容とを予約管理サーバ２００に通知して、二次元コードを要求する。例えば、利用者端末４００は、予約画面７６の予約実行ボタンの押下入力を受け付けると、予約内容と投票内容とを予約管理サーバ２００に通知して、二次元コードを要求する。

［ステップＳ１６］コード発行部２２０は、ステップＳ１５で利用者端末４００から取得した予約内容と投票内容とを含む予約情報８０を発行する。ここで、コード発行部２２０は、未使用の予約番号を予約情報８０に設定する。予約情報８０のヘッダ部８１は、設定された予約番号を示すデータを含む。また、ヘッダ部８１は、ステップＳ１５で利用者端末４００から取得した、場名、レース番号、投票受付締切時刻までの時間および装置番号を示すデータを含む。また、予約情報８０の投票部８２は、ステップＳ１５で利用者端末４００から取得した、場名、レース番号、式別、組番、投票金額を示すデータを含む。

［ステップＳ１７］コード発行部２２０は、予約情報８０を管理情報２１１に登録する。例えば、コード発行部２２０は、予約番号の項目に予約情報８０の予約番号を設定したレコードを生成する。そして、コード発行部２２０は、生成したレコードの場名、レース番号、締切残時間、装置番号の項目に、予約情報８０のヘッダ部８１に含まれる場名、レース番号、投票受付締切時刻までの時間、装置番号を設定する。

［ステップＳ１８］コード発行部２２０は、予約情報８０を示す二次元コードを利用者端末４００に送信する。例えば、コード発行部２２０は、予約画面７７～７８を表示するためのデータを利用者端末４００に送信する。

［ステップＳ１９］利用者端末４００は、予約情報８０を示す二次元コードを取得する。
このようにして、予約管理サーバ２００は、利用者端末４００から取得した予約内容および投票内容から予約情報８０を発行し、予約情報８０を示す二次元コードを利用者端末４００に通知する。ここで、利用者は公営競技場において投票受付締切時刻に基づいて行動することが多いため、予約管理サーバ２００は、投票受付締切時刻までの時間を予約時間として設定させることで、利用者が予約時間を設定しやすくすることができる。

次に、投票装置１００－１による投票受付処理手順について説明する。
図１３は、投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート（その１）である。以下、図１３に示す処理をステップ番号に沿って説明する。

［ステップＳ２１］利用者端末４００は予約情報８０を示す二次元コードを表示する。例えば、利用者端末４００は、予約情報８０を示す二次元コードを含む、予約画面７８を表示する。

［ステップＳ２２］投票装置１００－１のコード取得部１２０は、利用者端末４００に表示された二次元コードをコード読取ユニット１０８に読み取らせる。例えば、コード取得部１２０は、予約画面７８が表示された利用者端末４００がコード読取ユニット１０８にかざされたときに、利用者端末４００に表示された二次元コードをコード読取ユニット１０８に読み取らせる。そして、コード取得部１２０は、コード読取ユニット１０８が読み取った二次元コードから予約情報８０を取得する。

［ステップＳ２３］投票装置１００－１の判定部１３０は、ステップＳ２２で取得した予約情報８０に含まれる予約番号の照合を予約管理サーバ２００に依頼する。例えば、判定部１３０は、予約情報８０のヘッダ部８１に含まれる予約番号を予約管理サーバ２００に通知して、予約番号の照合を依頼する。

［ステップＳ２４］予約管理サーバ２００の照合部２３０は、ステップＳ２３で投票装置１００－１から通知された予約番号の照合をする。例えば、照合部２３０は、管理情報２１１の予約番号の項目に投票装置１００－１から通知された予約番号が設定されているレコードを探索する。そして、照合部２３０は、照合結果を投票装置１００－１に送信する。例えば、照合部２３０は、管理情報２１１の予約番号の項目に投票装置１００－１から通知された予約番号が設定されているレコードがある場合、予約番号が管理情報２１１に登録されていることを投票装置１００－１に通知する。そして、照合部２３０は、予約番号の項目に投票装置１００－１から通知された予約番号が設定されているレコードを管理情報２１１から削除する。また、照合部２３０は、管理情報２１１の予約番号の項目に投票装置１００－１から通知された予約番号が設定されているレコードがない場合、予約番号が管理情報２１１に登録されていないことを投票装置１００－１に通知する。

［ステップＳ２５］判定部１３０は、ステップＳ２４で予約管理サーバ２００から取得した照合結果が適切であるか否かを判定する。例えば、判定部１３０は、予約管理サーバ２００から予約番号が管理情報２１１に登録されていることを通知された場合、照合結果が適切であると判定する。また、判定部１３０は、予約管理サーバ２００から予約番号が管理情報２１１に登録されていないことを通知された場合、照合結果が適切でないと判定する。判定部１３０は、照合結果が適切であると判定した場合、処理をステップＳ２６に進める。また、判定部１３０は、照合結果が適切でないと判定した場合、処理をステップＳ２７に進める。

［ステップＳ２６］判定部１３０は、予約時間および装置番号が適切であるか否かを判定する。例えば、判定部１３０は、ステップＳ２２で取得した予約情報８０のヘッダ部８１に含まれる投票受付締切時刻までの時間と、現在時刻の投票受付締切時刻までの時間を１分単位で切り上げたものとが一致すれば、予約時間が適切であると判定する。また、判定部１３０は、ヘッダ部８１に含まれる装置番号と、自装置の装置番号とが一致すれば、装置番号が適切であると判定する。判定部１３０は、予約時間および装置番号が適切であると判定した場合、処理をステップＳ２９に進める。また、判定部１３０は、予約時間または装置番号が適切でないと判定した場合、処理をステップＳ２７に進める。

［ステップＳ２７］判定部１３０は、購入不可通知画面９１をディスプレイ装置１０４に表示させる。そして、処理が終了する。
図１４は、投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート（その２）である。以下、図１４に示す処理をステップ番号に沿って説明する。

［ステップＳ２８］判定部１３０は、投票処理を受け付けるための画面表示／音声案内に切り替える。
［ステップＳ２９］投票装置１００－１の投票処理部１４０は、現金処理ユニット１０９を制御して、現金の投入を受け付ける。例えば、投票処理部１４０は、ステップＳ２２で取得した予約情報８０の投票部８２に含まれる投票金額分の現金を現金処理ユニット１０９から受け付ける。

［ステップＳ３０］投票処理部１４０は、投票内容の確認画面をディスプレイ装置１０４に表示させる。例えば、投票処理部１４０は、ステップＳ２２で取得した予約情報８０の投票部８２に含まれる場名、レース番号、式別、組番、投票金額をディスプレイ装置１０４に表示させる。

［ステップＳ３１］投票処理部１４０は、投票内容をホストサーバ３００に送信する。
［ステップＳ３２］ホストサーバ３００は、投票装置１００－１から取得した投票内容が正常であるか否かを判定する。そして、ホストサーバ３００は、判定結果を投票装置１００－１に通知する。

［ステップＳ３３］投票処理部１４０は、投票券処理ユニット１０６を制御して投票券を発券する。
このように、投票装置１００－１は、予約情報８０を利用者端末４００から取得し、現在時刻が予約情報８０に含まれる予約時間内であれば投票処理を受け付ける。第２の実施の形態の投票システムは、予約時間以外の投票装置１００－１の利用を制限することで、利用者がそれぞれの予約時間に投票装置１００－１を利用しに来るよう促すことができる。よって、第２の実施の形態の投票システムは、混雑を防止することができる。また、投票装置１００－１は、投票処理を受け付けると決定した場合、予約情報８０に含まれる投票内容での投票処理を受け付ける。これにより、第２の実施の形態の投票システムは、投票処理にかかる時間を短縮することができる。

また、投票装置１００－１は、予約情報８０の予約番号が管理情報２１１に登録されていないことを予約管理サーバ２００から通知された場合、投票処理を受け付けない。これにより、第２の実施の形態の投票システムは、偽造された予約情報８０による投票装置１００－１の利用を防止することができる。また、予約管理サーバ２００は、投票装置１００－１から照合依頼を受けた予約番号のレコードを管理情報２１１から削除することで、１つの予約情報８０で投票装置１００－１を複数回利用することを防止することができる。

なお、第２の実施の形態では、予約時間が１分間に設定されているが、１分間以外に設定されてもよい。また、第２の実施の形態では、投票装置１００－１は、二次元コードから投票内容を読み取っていたが、投票装置１００－１は、マークカードから投票内容を取得してもよい。

以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の２以上の構成（特徴）を組み合わせたものであってもよい。

１ 利用者端末
２ 予約情報
１０ 投票装置
１１ 取得部
１２ 処理部
２０ 予約管理サーバ
２１ 記憶部
２１ａ 管理情報
２２ 処理部

Claims (7)

1. 予約時間を含む予約情報を発行し、前記予約情報を利用者端末に通知する予約管理サーバと、
   前記予約情報を前記利用者端末から取得し、前記予約情報を取得した時刻と前記予約時間とに基づいて、公営競技の投票処理を受け付けるか否かを決定する投票装置と、
   を有する投票システム。
2. 前記予約管理サーバは、前記投票処理を受け付ける締切時刻までの時間に基づいて設定される前記予約時間を含む前記予約情報を発行し、
   前記投票装置は、前記予約情報を取得した時刻の前記締切時刻までの時間と前記予約時間とに基づいて、前記投票処理を受け付けるか否かを決定する、
   請求項１記載の投票システム。
3. 前記予約管理サーバは、前記利用者端末から投票内容を取得し、前記投票内容を含む前記予約情報を発行し、
   前記投票装置は、前記投票処理を受け付けると決定した場合、前記投票内容での前記投票処理を受け付ける、
   請求項１または２記載の投票システム。
4. 前記予約管理サーバは、発行した前記予約情報を管理情報に登録し、
   前記投票装置は、前記利用者端末から取得した前記予約情報が前記管理情報に登録されている場合、前記投票処理を受け付けるか否かを決定する、
   請求項１ないし３のいずれかに記載の投票システム。
5. 予約管理サーバが、予約時間を含む予約情報を発行し、前記予約情報を利用者端末に通知し、
   投票装置が、前記予約情報を前記利用者端末から取得し、前記予約情報を取得した時刻と前記予約時間とに基づいて、公営競技の投票処理を受け付けるか否かを決定する、
   投票方法。
6. 予約時間を含む予約情報を利用者端末から取得する取得部と、
   前記予約情報を取得した時刻と前記予約時間とに基づいて、公営競技の投票処理を受け付けるか否かを決定する処理部と、
   を有する投票装置。
7. 投票装置に、
   予約時間を含む予約情報を利用者端末から取得し、
   前記予約情報を取得した時刻と前記予約時間とに基づいて、公営競技の投票処理を受け付けるか否かを決定する、
   処理を実行させる投票プログラム。

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