JP2022110926A - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想空間体験を含むデジタルコンテンツによるユーザの酔いを抑止すること。【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、車両に搭載される情報処理装置であって、取得部と、推定部と、誘導処理部とを備える。取得部は、仮想空間体験を含むデジタルコンテンツのユーザに関する内外の状況を取得する。推定部は、取得部によって取得された状況に基づいて、ユーザの酔い状況を推定する。誘導処理部は、推定部によって推定されたユーザの酔い状況に応じて、車両が酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する。【選択図】図4

Description

開示の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび地図記憶装置に関する。
従来、HMD(Head Mounted Display)等を用いてユーザに対し、VR(Virtual Reality)やMR(Mixed Reality)といった、仮想空間体験を含むデジタルコンテンツを提供する技術が知られている。
また、かかる技術において、たとえば車両等の移動体に搭載され、かかる移動体をモーション・プラットフォームとして利用可能なVRシステムも提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2017-102401号公報
しかしながら、従来技術は、仮想空間体験を含むデジタルコンテンツによるユーザの酔いを抑止するうえで、さらなる改善の余地がある。
たとえば、VRコンテンツの提供を受けるユーザには、乗り物酔いに似た「VR酔い」が起こりうることが知られている。VR酔いは、映像とユーザの体の動きとのズレといった原因により生じうる動揺病の一つである。特に、車両に搭載されるVRシステムの場合、ユーザの体の動きに車両の動きが加わるため、映像とのズレがより複雑化し、VR酔いが発生しやすい傾向にある。さらに、通常の乗り物酔い症状も加わるため、より複雑化した酔い症状が発生しやすくなる。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、仮想空間体験を含むデジタルコンテンツによるユーザの酔いを抑止することができる情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび地図記憶装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る情報処理装置は、車両に搭載される情報処理装置であって、取得部と、推定部と、誘導処理部とを備える。前記取得部は、仮想空間体験を含むデジタルコンテンツのユーザに関する内外の状況を取得する。前記推定部は、前記取得部によって取得された状況に基づいて、前記ユーザの酔い状況を推定する。前記誘導処理部は、前記推定部によって推定された前記ユーザの酔い状況に応じて、前記車両が酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する。
実施形態の一態様によれば、仮想空間体験を含むデジタルコンテンツによるユーザの酔いを抑止することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 図2は、VR酔いの説明図である。 図3は、実施形態に係る情報処理方法の概要説明図である。 図4は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 図5は、誘導処理部の構成例を示すブロック図である。 図6は、誘導処理の実行トリガとなる閾値の一例を示す図である。 図7は、操作指示処理における指示内容を示す図である。 図8は、操作指示処理における出力例を示す図である。 図9は、走行性能変更処理によって変更されるパラメータの一例を示す図である。 図10は、走行経路変更処理の説明図(その1)である。 図11は、走行経路変更処理の説明図(その2)である。 図12は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図13は、操作指示処理の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、走行性能変更処理の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、走行経路変更処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび地図記憶装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、実施形態に係る情報処理システム1が、車両に搭載される車載システムである場合を例に挙げて説明する。また、以下では、実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザに対し、仮想空間体験を含むデジタルコンテンツとしてVRコンテンツを提供するVRシステムであるものとする。
まず、実施形態に係る情報処理方法の概要について、図1~図3を用いて説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システム1の概略構成を示す図である。また、図2は、VR酔いの説明図である。また、図3は、実施形態に係る情報処理方法の概要説明図である。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、HMD3と、情報処理装置10とを含む。
HMD3は、ユーザUに対し、情報処理装置10から提供されるVRコンテンツを提示し、ユーザにVR体験を享受させるための情報処理端末である。HMD3は、ユーザUの頭部に装着されて利用されるウェアラブルコンピュータ(wearable computer)であり、図1の例ではゴーグル型である。なお、HMD3は眼鏡型であってもよいし、帽子型であってもよい。
HMD3は、表示部3aと、スピーカ3bと、センサ部3cとを備える。表示部3aは、ユーザUの眼前に配置されるように設けられ、情報処理装置10から提供されるVRコンテンツに含まれる映像を表示する。
なお、図1の例では、表示部3aは、ユーザUの左右それぞれの眼前に1つずつ設けられている例を示しているが、1つだけであってもよい。また、表示部3aは、視界を完全に覆う非透過型であってもよいし、ビデオ透過型や光学透過型であってもよい。本実施形態では、非透過型であるものとする。
スピーカ3bは、たとえば図1に示すようにヘッドフォン型に設けられ、ユーザUの耳に装着される。スピーカ3bは、情報処理装置10から提供されるVRコンテンツに含まれる音声を出力する。
センサ部3cは、ユーザUの内外の状況の変化を検知するデバイスであって、たとえばカメラやモーションセンサ等を含む。
情報処理装置10は、たとえばコンピュータであり、車両に搭載される車載装置であって、有線または無線でHMD3と接続され、HMD3に対し、VRコンテンツを提供する。また、情報処理装置10は、センサ部3cによって検知された状況の変化を随時取得し、かかる状況の変化をVRコンテンツに反映させる。
たとえば、情報処理装置10は、センサ部3cによって検知されたユーザUの頭部や視線の変化に応じて、VRコンテンツの仮想空間における視界の向きを変化させることが可能である。
ところで、このようなHMD3を用いたVRコンテンツの提供にあたっては、ユーザUに、乗り物酔いに似た「VR酔い」が起こりうることが知られている。
図2に示すように、VR酔いは、映像とユーザUの体の動きとのズレといった原因等により生じうる。また、車両に搭載されるVRシステムの場合、ユーザの体の動きにさらに周囲環境の変化等による車両の動きが加わるため、映像とのズレがより複雑化し、VR酔いが発生しやすい傾向にある。
そこで、実施形態に係る情報処理方法は、車両に搭載される情報処理装置10を用いた情報処理方法であって、ユーザUに関する内外の状況を取得し、取得した状況に基づいてユーザUのVR酔い状況を推定し、推定したVR酔い状況に応じて、車両がVR酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行することとした。
具体的には、図3に示すように、実施形態に係る情報処理方法では、情報処理装置10が随時、ユーザUに関する内外の状況を取得し、ユーザUのVR酔い状況を推定する(ステップS1)。情報処理装置10は、たとえばユーザUの身体的状況の変化を検知することによってVR酔い状況を推定する。
また、情報処理装置10は、たとえば提供中のVRコンテンツの種別や映像の状況、音声の状況といった、VRコンテンツの使用状況に基づいてVR酔い状況を推定する。
また、情報処理装置10は、たとえば道路状況や車両Vの状況、操作状況といった、車両Vの走行状況に基づいてVR酔い状況を推定する。また、情報処理装置10は、たとえばユーザごとの酔いやすさ等を示す各種のパラメータ等を含むユーザ情報に基づいてVR酔い状況を推定する。
なお、情報処理装置10は、かかるVR酔い状況の推定処理においては、たとえば機械学習のアルゴリズムを用いて生成された推定モデルを用いることができる。かかる推定モデルは、実際のVR酔い状況の推定結果に基づいて適宜強化学習される。強化学習の結果、たとえばVR酔い状況を推定するための判定閾値等が適宜更新される。
そして、情報処理装置10は、ステップS1での推定結果に応じて、車両VがVR酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する(ステップS2)。
かかる誘導処理は、たとえば車両Vの運転者へ運転操作方法を指示する「操作指示処理」である。また、誘導処理は、たとえば車両Vの走行性能に関するセッティングを変更する「走行性能変更処理」である。また、誘導処理は、たとえば車両Vの走行経路を変更する「走行経路変更処理」である。これら誘導処理の具体的な内容については、図6~図11を用いて後述する。
かかる誘導処理を実行することにより、VRコンテンツによるユーザUのVR酔いを抑止することが可能となる。
このように、実施形態に係る情報処理方法は、車両Vに搭載される情報処理装置10を用いた情報処理方法であって、ユーザUに関する内外の状況を取得し、取得した状況に基づいてユーザUのVR酔い状況を推定し、推定したVR酔い状況に応じて、車両VがVR酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する。
したがって、実施形態に係る情報処理方法によれば、VRコンテンツによるユーザUのVR酔いを抑止することができる。以下、実施形態に係る情報処理方法を適用した情報処理システム1の構成例について、より具体的に説明する。
図4は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。また、図5は、誘導処理部13dの構成例を示すブロック図である。なお、図4および図5では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図4および図5に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、図4および図5を用いた説明では、既に説明済みの構成要素については、説明を簡略するか、省略する場合がある。
図4に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、HMD3と、情報処理装置10とを含む。
HMD3については図1を用いて説明済みのため、ここでの説明は省略する。情報処理装置10は、記憶部12と、制御部13とを備える。また、情報処理装置10は、CAN(Controller Area Network)等のネットワークを介し、あるいは直接に、各種センサ7、出力装置20および車両制御装置30が接続される。
各種センサ7は、車両Vの内外の状況をセンシングするセンサ群であって、たとえばカメラ7aや、バイタルセンサ7b、加速度センサ7c、舵角センサ7d等を含む。
カメラ7aは、車両Vに搭載されるフロントカメラ、リアカメラ、サイドカメラ、室内カメラ等であって、車両Vの内外を撮影する。室内カメラは、たとえばユーザUの状態を撮影する。
バイタルセンサ7bは、ユーザUの身体的状況を検知するセンサであって、たとえばユーザUに装着され、ユーザUの心拍や脳波、血中酸素濃度、発汗等のバイタルデータを測定する。
加速度センサ7cは、車両Vに加わる加速度や車速を測定する。舵角センサ7dは、車両Vの舵角を測定する。なお、各種センサ7には無論、図4に示す各センサ7a~7d以外のセンサが含まれてよい。
出力装置20は、車室内に対し情報を出力するデバイスであって、後述するディスプレイ21やスピーカ22等を含む。出力装置20は、たとえばカーナビゲーション装置によって実現される。車両制御装置30は、車両Vを制御する装置であって、たとえばエンジンや、トランスミッション、ブレーキ、サスペンション等の走行系装置の制御を行うECU(Electronic Control Unit)等である。
記憶部12は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図4の例では、VRコンテンツDB(Data Base)12aと、ユーザ情報12bと、推定モデル12cと、誘導処理情報12dとを記憶する。
VRコンテンツDB12aは、HMD3へ提供されるVRコンテンツ群が格納されたデータベースである。ユーザ情報12bは、HMD3を利用するユーザに関する情報であって、上述したユーザごとの酔いやすさ等を示す各種のパラメータ等を含む。ユーザ情報12bは、ユーザUの過去のVR酔い状況の推定結果に基づいて適宜更新される。
推定モデル12cは、上述した機械学習のアルゴリズムを用いて生成された推定モデルである。推定モデル12cはたとえば、後述する取得部13bによって取得されたユーザUの内外の各種の状況を示すデータが入力されることによって、ユーザUのVR酔い状況を示す値(たとえば、VR酔いの度合いを示すレベル値)を算出し、出力する。
誘導処理情報12dは、ユーザUのVR酔いの度合いに応じて実行される誘導処理に関する情報であり、たとえば誘導処理が実行されるべきVR酔いの度合いの閾値等を含む。
制御部13は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、記憶部12に記憶されている図示略の各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部13は、提供部13aと、取得部13bと、推定部13cと、誘導処理部13dとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
提供部13aは、VRコンテンツDB12aに格納されたVRコンテンツをHMD3に対し提供する。また、提供部13aは、HMD3のセンサ部3cによって検知された状況の変化を随時取得し、かかる状況の変化をVRコンテンツに反映させる。
取得部13bは、各種センサ7からのセンシングデータを随時取得する。また、取得部13bは、提供部13aから、提供中であるVRコンテンツの種別や映像の状況、音声の状況といったVRコンテンツの使用状況を随時取得する。また、取得部13bは、取得した各種のデータを推定部13cへ出力する。
推定部13cは、取得部13bによって取得された各種のデータに基づき、推定モデル12cを用いてユーザUのVR酔い状況を推定する。また、推定部13cは、推定した推定結果を誘導処理部13dへ出力する。
誘導処理部13dは、推定部13cの推定結果に応じて、車両VがVR酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する。なお、取得部13b、推定部13cおよび誘導処理部13dは、提供部13aによってVRコンテンツがHMD3に対し提供されている場合に、割り当てられた各処理を実行するようにしてもよい。
したがって、かかる場合、提供部13aは、VRコンテンツをHMD3に対し提供する場合に取得部13b、推定部13cおよび誘導処理部13dをオン制御する。また、提供部13aは、VRコンテンツをHMD3に対し提供しない場合には取得部13b、推定部13cおよび誘導処理部13dをオフ制御する。かかるオン/オフの切り替えに際してはヒステリシス制御や緩慢制御が行われることが好ましい。
なお、ユーザの要望により本装置を通常の乗り物酔い低減のために使用することができるように、VRコンテンツ非利用時にもオンできるスイッチを設けることが望ましい。この場合、VRコンテンツ非利用時における酔い推定・適応制御の強化学習も行うことが望ましい。
図5に示すように、誘導処理部13dは、操作指示部13daと、走行性能変更部13dbと、走行経路変更部13dcとを有する。誘導処理部13dは、誘導処理を実行する。
既に述べたが、誘導処理は、たとえば車両Vの運転者へ運転操作方法を指示する「操作指示処理」である。また、誘導処理は、たとえば車両Vの走行性能に関するセッティングを変更する「走行性能変更処理」である。また、誘導処理は、たとえば車両Vの走行経路を変更する「走行経路変更処理」である。
操作指示部13daは、「操作指示処理」を実行する。また、走行性能変更部13dbは、「走行性能変更処理」を実行する。また、走行経路変更部13dcは、「走行経路変更処理」を実行する。
なお、これらの誘導処理は、たとえば推定部13cによって推定されたユーザUのVR酔いの度合いを示すレベル値が所定の閾値を超える場合に実行される。図6は、誘導処理の実行トリガとなる閾値の一例を示す図である。図6に示すように、かかる閾値は、たとえばコンテンツの種別に応じて設定される。
図6に示すように、まず各コンテンツの酔いやすさが、たとえば推定部13cの実行する酔いやすさ算出処理により、計算式や、テーブルデータ等を用いて算出される。酔いやすさは、アクション系やホラー系といったジャンルを含むコンテンツの種別等により算出および推定が可能である。コンテンツメーカ等により、コンテンツ自体に酔いやすさを示す指標がたとえばメタデータとして付加されていてもよい。また、実際のコンテンツ再生時のユーザUの酔い状況を示すデータをサーバ装置が収集して解析し、各コンテンツの酔いやすさをデータベース化しておいてもよい。
そして、推定部13cは、算出した酔いやすさを示す値に基づいて、各制御実行時の閾値を算出する。なお、かかる算出は、図6のグラフに対応する計算式でも可能であるが、現実的には予め閾値と酔いやすさとの関係をマッピングしたテーブルデータを利用することが好ましい。
なお、かかるテーブルデータ(閾値グラフと言い換えても可)は、図6に示すように、たとえば車両Vの移動(トリップ)に関して影響が少ない順に、走行性能変更、操作指示、走行経路変更の順に3種類用意される。
そして、VR酔い状況が各閾値に到達すれば、各閾値に対応する走行性能変更処理、操作指示処理あるいは走行経路変更処理を、誘導処理部13dが実行する。たとえば、図6に示すように、コンテンツAの酔いやすさをaとし、その酔いやすさでの閾値はya1,ya2,ya3であるものとする。
ここで、あるユーザUである「mさん」のVR酔い度Ymが増加してゆき、閾値ya1に到達した場合、推定部13cは、誘導処理部13dに走行性能変更処理を実行させる。言い換えれば、誘導処理部13dは、車両Vの走行性能を言わば酔いにくいモードへ移行させる。また、さらにVR酔い度Ymが増加し、閾値ya2に到達すれば、推定部13cは、誘導処理部13dに操作指示処理を実行させる。言い換えれば、誘導処理部13dは、車両Vの操作指示を酔いにくいモードへ移行させる。また、さらにVR酔い度Ymが増加し、閾値ya3に到達すれば、推定部13cは、誘導処理部13dに走行経路変更処理を実行させる。言い換えれば、誘導処理部13dは、車両Vの走行経路を酔いにくいモードへ移行(すなわち、走行経路を変更)させる。
また、VR酔い度が低下した場合は、モードを元に戻す制御方法もある。かかる制御では、戻す場合の閾値はヒステリシスを持つ(すなわち、閾値ya1,ya2,ya3よりもVR酔い度の低い値)閾値となる。また、VR酔い度が低下した場合に、モードを元に戻さない制御方法を採用してもよい。
なお、各閾値は、コンテンツの再生が終了すれば解除され、コンテンツが変われば改めて設定される。あるいは、車両Vのトリップ終了後に解除されてもよい。
操作指示部13daが実行する操作指示処理について説明する。図7は、操作指示処理における指示内容を示す図である。また、図8は、操作指示処理における出力例を示す図である。
図7に示すように、操作指示部13daは、取得部13bによって取得された各種のデータおよび推定部13cによる推定結果に基づき、たとえば加速に関する指示(たとえば、「いつもの半分程の加速度でゆっくり加速してください」等)、減速に関する指示(たとえば、「いつもの倍の減速距離でゆっくり減速してください」等)、または、旋回時の速度に関する指示(たとえば、「いつもの半分の速度でゆっくり旋回してください」等)を生成し、ディスプレイ21やスピーカ22等へ出力する。ディスプレイ21は、カーナビゲーション装置のディスプレイの他、インストゥルメントパネルやヘッドアップディスプレイ等であってもよい。
また、操作指示部13daは、ディスプレイ21に対し、ユーザUが提供を受けているVRコンテンツの映像を表示してもよい。図8の例では、カーナビゲーション画面の一部にVRコンテンツの映像を重複させて表示している例を示している。これにより、ユーザUが提供を受けているVRコンテンツの内容を運転者に対して把握させ、たとえば酔いやすいコンテンツであると推測される場合には、運転者に緩やかな加速や減速を行うことを意識させることができる。
なお、VRコンテンツの映像自体ではなく、酔いやすさが分かるようにデフォルメした画像、たとえば、VRコンテンツの映像に各種フィルタを施して印象画像化した映像や、酔いやすさやコンテンツの特性(動き・変化が速い等)を表示色・文字・キャラクタ等で表現した画像等を表示してもよい。
また、VRコンテンツの映像をディスプレイ21へ表示するだけでなく、VRコンテンツの音声をスピーカ22から出力してもよい。
次に、走行性能変更部13dbが実行する走行性能変更処理について説明する。図9は、走行性能変更処理によって変更されるパラメータの一例を示す図である。
図9に示すように、走行性能変更部13dbは、たとえば走行系の制御感度や、車両機構系の特性に関するパラメータのセッティングを変更する。走行系の制御感度に関するパラメータについては、たとえば操作速度係数等を変更する。つまり、たとえば発進時の加速度が穏やかになるように、同じアクセル操作を行ってもエンジンが急速に高トルク・高回転となることがないように、燃料噴射制御、モータ制御等を調整するなど行う。また、車両機構系の特性に関するパラメータについては、たとえばサスペンション硬度や、ダンパ制動特性等を変更する。
そして、走行性能変更部13dbは、変更したパラメータを車両制御装置30へ出力し、車両制御装置30に対し、変更したパラメータに応じた車両制御を行わせる。
なお、運転者には走行性能を変更した旨を、その理由(○○程度の酔いが発生)とともに表示(報知)することが望ましい。
次に、走行経路変更部13dcが実行する走行経路変更処理について説明する。図10は、走行経路変更処理の説明図(その1)である。また、図11は、走行経路変更処理の説明図(その2)である。
図10に示すように、走行経路変更部13dcは、たとえば酔いパラメータ付き地図DB12daに含まれる地図データに基づいて走行経路を変更する。酔いパラメータ付き地図DB12daは、たとえば誘導処理情報12dに含まれる。酔いパラメータ付き地図DB12daは、たとえば酔いやすさを重み付けする酔い係数が道路区間ごとに設定された地図データのデータベースである。
なお、酔いパラメータ付き地図DB12daは、不揮発性メモリ、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置(記憶媒体)によって地図記憶装置として実現および提供することが可能である。なお、提供される構成としては、たとえば情報処理装置10に内蔵される構成であってもよいし、情報処理装置10と無線接続されたサーバ装置から提供される構成であってもよい。また、酔いパラメータ付き地図DB12daは、情報処理装置10においてリアルタイムに取得されたデータ、あるいは、各情報処理装置10から収集されたデータに基づいて、情報処理装置10またはサーバ装置において適宜学習され、強化されることが好ましい。
図10には、区間P1~P2、区間P2~P3、区間P3~P4にかけて次第にカーブが多くなり、これに応じて次第に酔い係数が大きくなるように設定された地図データを模式的に示している。
なお、各経路の酔いやすさの指標は、「対象経路の各区間距離×当該区間の酔い係数」の累積等の方法で算出できる。また、急激な酔いを避ける意味から、ひどく酔いやすい区間を避けるのが好ましいと考えられることから、酔いやすさの上限を設ける、たとえば酔い係数が閾値より大きな区間、あるいは「区間距離×当該区間の酔い係数」が閾値を超える区間を含む経路は除外する、迂回する経路を選択する処理も好ましい。
そして、図11に示すように、たとえば地点PにおいてユーザUのVR酔いのレベル値が前述の閾値を超えた場合に、走行経路変更部13dcは、酔いパラメータ付き地図DB12daに基づいて目的地Gへ向かう他の走行経路を算出し、酔いにくい走行経路へ変更する。図11には、変更前はカーブが多かった走行経路に対し、遠回りにはなるが直線が多く酔いにくいとして算出された走行経路へ変更された例を示している。
なお、走行経路変更部13dcは、酔いパラメータ付きでない地図データに基づいて、カーブや起伏、交差点の数等から酔いやすさを推定するようにしてもよい。また、走行経路変更部13dcは、目的地Gが設定された時点で複数の走行経路について酔いやすさを算出し、最も酔いにくい走行経路を推奨するようにしてもよい。
次に、実施形態に係る情報処理装置10が実行する処理手順について、図12~図15を用いて説明する。図12は、実施形態に係る情報処理装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、かかる処理はVRコンテンツ利用中に繰り返し実行されるが、VRコンテンツ非利用中も酔い抑制機能を動作させる選択がなされている場合は、車両使用(走行中)に繰り返し実行される。
また、図13は、操作指示処理の処理手順を示すフローチャートである。また、図14は、走行性能変更処理の処理手順を示すフローチャートである。また、図15は、走行経路変更処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図12に示す処理手順は、提供部13aがHMD3へVRコンテンツを提供している間、随時繰り返される。
図12に示すように、まず取得部13bが、ユーザUに関する内外の状況を取得する(ステップS101)。そして、推定部13cが、取得された状況に基づいてユーザUのVR酔い状況を推定する(ステップS102)。また、取得部13bは、VRコンテンツの種別を取得する(ステップS103)。
そして、誘導処理部13dは、ユーザUのVR酔いの度合いが所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、閾値を超える場合(ステップS104,Yes)、誘導処理部13dは、VR酔い状況およびVRコンテンツの種別に応じて誘導処理内容を決定する(ステップS105)。
そして、誘導処理部13dは、決定した内容に基づき、ステップS106の操作指示処理、ステップS107の走行性能変更処理、ステップS108の走行経路変更処理を実行し、処理を終了する。なお、ステップS106~S108は、択一的に選択されて実行されてもよいし、3つの処理のうち少なくとも2つの処理がパラレルに実行されてもよい。
また、ステップS104で閾値を超えない場合は(ステップS104,No)、処理を終了する。
また、図13に示すように、操作指示処理では、操作指示部13daが、取得部13bによって取得された各種のデータおよび推定部13cによる推定結果に基づき、たとえば加速、減速または旋回時の速度に関する操作指示を生成する(ステップS201)。
そして、操作指示部13daは、生成した操作指示に応じて出力先を決定する(ステップS202)。そして、操作指示部13daは、決定した出力先に対し操作指示を出力して(ステップS203)、処理を終了する。
なお、これまでは、操作指示処理は、車両Vの運転者に対する操作指示を行うこととして説明してきたが、車両Vが自動運転車両である場合、自動運転制御を行う車両制御装置30に対し、操作指示を行うこととしてもよい。かかる場合、操作指示部13daは、車両制御装置30に対する操作指示信号を生成し、出力先として車両制御装置30を選択して、車両制御装置30に対し操作指示信号を出力することとなる。なお、この際、自動運転制御への操作指示内容を運転者等の搭乗者に表示(報知)し、搭乗者に認知させる。
また、図14に示すように、走行性能変更処理では、走行性能変更部13dbが、たとえば走行系の制御感度を変更する(ステップS301)。また、走行性能変更部13dbは、たとえば車両機構系の特性を変更する(ステップS302)。そして、処理を終了する。なお、この際、走行性能変更内容を運転者等の搭乗者に表示(報知)し、搭乗者に認知させる。
また、図15に示すように、走行経路変更処理では、走行経路変更部13dcが、酔いパラメータ付き地図データを取得する(ステップS401)。そして、走行経路変更部13dcは、取得した地図データに基づき、現在地から目的地までの走行経路を再計算する(ステップS402)。そして、走行経路変更部13dcは、再計算の結果に基づき、走行経路を酔いにくい走行経路へ変更し(ステップS403)、処理を終了する。なお、この際、経路変更内容を運転者等の搭乗者に表示(報知)し、搭乗者に認知させる。
また、スイッチ操作等による運転者の経路変更不可指示を可能として(スイッチ操作判定処理と、経路維持処理を付加)、不都合な経路変更を防止できるようにしておくことが好ましい。
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、車両Vに搭載される情報処理装置であって、取得部13bと、推定部13cと、誘導処理部13dとを備える。取得部13bは、VRコンテンツ(「仮想空間体験を含むデジタルコンテンツ」の一例に相当)のユーザUに関する内外の状況を取得する。推定部13cは、取得部13bによって取得された状況に基づいて、ユーザUの酔い状況を推定する。誘導処理部13dは、推定部13cによって推定されたユーザUの酔い状況に応じて、車両Vが酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する。
したがって、実施形態に係る情報処理装置10によれば、VRコンテンツによるユーザUのVR酔いを抑止することができる。
また、誘導処理部13dは、誘導処理として、車両Vの運転操作を指示する操作指示処理を実行する。
したがって、情報処理装置10によれば、車両Vの運転操作に基づいて、車両Vが酔いを抑制する走行状態となるように誘導することができる。
また、車両Vは、自動運転車両であって、誘導処理部13dは、車両Vを自動運転制御する車両制御装置30に対し、運転操作を指示する操作指示処理を実行する。
したがって、情報処理装置10によれば、車両Vが自動運転車両である場合にも、車両Vの運転操作に基づいて、車両Vが酔いを抑制する走行状態となるように誘導することができる。
また、誘導処理部13dは、誘導処理として、車両Vの走行性能に関するセッティングを変更する走行性能変更処理を実行する。
したがって、情報処理装置10によれば、車両Vの走行性能に関するセッティングを変更することによって、車両Vが酔いを抑制する走行状態となるように誘導することができる。
また、誘導処理部13dは、走行性能変更処理において、走行系の制御感度に関するパラメータおよび/または車両機構系の特性に関するパラメータを変更する。
したがって、情報処理装置10によれば、操作速度係数や、サスペンション硬度、ダンパ制動特性等に関するパラメータを変更することによって、車両Vが酔いを抑制する走行状態となるように誘導することができる。
また、誘導処理部13dは、誘導処理として、車両Vの走行経路を変更する走行経路変更処理を実行する。
したがって、情報処理装置10によれば、車両Vの走行経路を変更することによって、車両Vが酔いを抑制する走行状態となるように誘導することができる。
また、誘導処理部13dは、走行経路変更処理において、酔いやすさに関するパラメータが道路区間ごとに設定された地図データに基づいて走行経路を算出する。
したがって、情報処理装置10によれば、走行経路を、より酔いにくい走行経路へ変更することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、HMD3と情報処理装置10とが分離した構成である場合を例に挙げたが、これに限られるものではなく、HMD3と情報処理装置10とが一体である構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、情報処理装置10と、出力装置20および車両制御装置30とが分離した構成である場合を例に挙げたが、これに限られるものではなく、情報処理装置10と出力装置20、情報処理装置10と車両制御装置30、または、情報処理装置10と出力装置20および車両制御装置30とが一体である構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、ユーザUに対し、情報処理装置10から提供されるVRコンテンツを提示する提示デバイスとしてHMD3を例に挙げたが、提示デバイスはこれに限られるものではなく、たとえば骨伝導スピーカを含むものであってもよいし、ボディソニックのように振動を提示する振動提示デバイスを含むものであってもよい。
また、提示デバイスは、ウェアラブルコンピュータに限らず、たとえば車両Vのフロントウィンドウやサイドウィンドウ等をディスプレイで構成し、かかるディスプレイに対し映像出力を行ってもよい。また、音声出力は、車載スピーカに対し行ってもよい。車載スピーカは通常、前後左右を含む多方向に複数個を適宜配置可能であるので、3D再生には好適である。
また、上述した実施形態では、情報処理装置10がVRコンテンツを提供する例を挙げたが、仮想空間体験を含むデジタルコンテンツであればよく、AR(Augmented Reality)コンテンツやMRコンテンツであってもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 情報処理システム
3 HMD
3a 表示部
3b スピーカ
3c センサ部
7 各種センサ
10 情報処理装置
12 記憶部
12a VRコンテンツDB
12b ユーザ情報
12c 推定モデル
12d 誘導処理情報
12da 酔いパラメータ付き地図DB
13 制御部
13a 提供部
13b 取得部
13c 推定部
13d 誘導処理部
13da 操作指示部
13db 走行性能変更部
13dc 走行経路変更部
20 出力装置
21 ディスプレイ
22 スピーカ
30 車両制御装置
実施形態の一態様に係る情報処理装置は、車両に搭載される情報処理装置であって、制御部を有する。前記制御部は、少なくとも仮想空間体験を含むデジタルコンテンツのユーザに関する内外の状況を取得する。また、前記制御部は、取得された状況に基づいて、前記デジタルコンテンツによる前記ユーザの酔い状況を推定する。また、前記制御部は、推定された前記ユーザの酔い状況および前記デジタルコンテンツの種別に応じて、前記車両が酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する。
実施形態の一態様に係る情報処理装置は、車両に搭載される情報処理装置であって、制御部を有する。前記制御部は、少なくとも仮想空間体験を含むデジタルコンテンツのユーザに関する内外の状況を取得する。また、前記制御部は、取得された状況に基づいて、前記デジタルコンテンツによる前記ユーザの酔い状況を推定する。また、前記制御部は、推定された前記ユーザの酔い状況および前記デジタルコンテンツの種別に応じて、前記車両が酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する。また、前記制御部は、前記ユーザの酔い状況および前記デジタルコンテンツの種別に応じて段階的に、前記車両の走行性能に関するセッティングを変更する走行性能変更処理、前記車両の運転操作を指示する操作指示処理、前記車両の走行経路を変更する走行経路変更処理の順に前記誘導処理を実行する。

Claims (10)

  1. 車両に搭載される情報処理装置であって、
    仮想空間体験を含むデジタルコンテンツのユーザに関する内外の状況を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された状況に基づいて、前記ユーザの酔い状況を推定する推定部と、
    前記推定部によって推定された前記ユーザの酔い状況に応じて、前記車両が酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する誘導処理部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記誘導処理部は、
    前記誘導処理として、前記車両の運転操作を指示する操作指示処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記車両は、自動運転車両であって、
    前記誘導処理部は、
    前記車両を自動運転制御する車両制御装置に対し、前記運転操作を指示する前記操作指示処理を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記誘導処理部は、
    前記誘導処理として、前記車両の走行性能に関するセッティングを変更する走行性能変更処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記誘導処理部は、
    前記走行性能変更処理において、走行系の制御感度に関するパラメータおよび/または車両機構系の特性に関するパラメータを変更する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記誘導処理部は、
    前記誘導処理として、前記車両の走行経路を変更する走行経路変更処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記誘導処理部は、
    前記走行経路変更処理において、酔いやすさに関するパラメータが道路区間ごとに設定された地図データに基づいて前記走行経路を算出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 車両に搭載される情報処理装置を用いた情報処理方法であって、
    仮想空間体験を含むデジタルコンテンツのユーザに関する内外の状況を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された状況に基づいて、前記ユーザの酔い状況を推定する推定工程と、
    前記推定工程において推定された前記ユーザの酔い状況に応じて、前記車両が酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する誘導処理工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 車両に搭載されるコンピュータに、
    仮想空間体験を含むデジタルコンテンツのユーザに関する内外の状況を取得する取得手順と、
    前記取得手順において取得された状況に基づいて、前記ユーザの酔い状況を推定する推定手順と、
    前記推定手順において推定された前記ユーザの酔い状況に応じて、前記車両が酔いを抑制する走行状態となるように誘導する誘導処理を実行する誘導処理手順と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 酔いやすさに関するパラメータが道路区間ごとに設定された地図データを記憶する
    ことを特徴とする地図記憶装置。
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